Symantec™ Anomaly Detection for Automotive インストール Symantec Anomaly Detection for Automotive は、zip または tar.gz ファイル形式 で提供されます。 zip 圧縮ファイルには次が含まれます。 lib/ このディレクトリには、アプリケーションと統合するエンジンライブラリ symc_auto_ad.jar が含まれます。 etc/ このディレクトリには、事前設定済みの設定ファイル config.properties が含ま れます。設定ファイルのパラメータは事前に調整されており、変更できませ ん。これは Symantec Anomaly Detection for Automotive が自動で機能し、パ ラメータを調整したりポリシーを手動で策定したりする要求がないからです。 設定ファイルの暗号化はインストール時に行われます。設定ファイルは、/etc/ conf/config.properties に置く必要があります。 doc/ このディレクトリには、API インターフェースについての情報をともなう Javadoc ヘルプファイルが含まれます。 bin/ このディレクトリには、OBD II ポートに接続されたデバイスで Symantec Anomaly Detection for Automotive を実行している場合に使用されるスクリプ トファイルが含まれます。ライブラリとヘッドユニットに存在するアプリケー ションを統合する場合、スクリプトファイルは必要ありません。 logs/ このディレクトリには、検出開始後の警告ログが含まれます。 Symantec Anomaly Detection for Automotive は、Java Runtime Environment (JRE) をインストール済みのデバイスで実行します。JRE をサポートしないデバ イスや ECU については、シマンテック社は車両製造元や陸運業者と協力して、 この製品をこれら各社のファームウェアやハードウェアに統合します。この製品 は ECU にある 1 MB の RAM で動作します。 暗号化のために、OEM/ベンダーはキー管理機能を用意する必要があります。車 両製造元や陸運業者は、事前に設定された場所でアプリケーション用にキーを 準備する必要があります。シマンテック社は車両製造元や陸運業者と協力して、 キー管理機能を統合します。 Symantec Anomaly Detection for Automotive は、次のいずれかの方法でインス トールして使用できます。 ■ Symantec Anomaly Detection for Automotive を、ヘッドユニット/ゲートウェ イに存在するアプリケーションと統合します。 http://help.symantec.com/cs/SADA/SADA/v117014137_v117051278/インストール?locale=JA_JP © 2017 Symantec Corporation インストール ■ OBD II ポートに接続されたテレマティックスのドングルに存在するアプリ ケーションで Symantec Anomaly Detection for Automotive を実行します。 このアプリケーションは、OEM/ベンダー、車両製造元または陸運業者によって 所有、インストール、管理されるものです。 ヘッドユニット/ゲートウェイに存在するアプリケーション との統合 Symantec Anomaly Detection for Automotive には、アプリケーションと統合 する必要があるライブラリがあります。また Symantec Anomaly Detection for Automotive には統合用の SDK も用意されています。 アプリケーションは CAN メッセージを CAN-BUS から読み込み、それらの CAN メッセージを Symantec Anomaly Detection for Automotive エンジンに送り 込む必要があります。Symantec Anomaly Detection for Automotive エンジンは そのメッセージを処理して異常を検出します。 エンジンクラスをアプリケーションに統合する詳細については、Javadoc ヘル プファイルを参照してください。 http://help.symantec.com/cs/SADA/SADA/v117014137_v117051278/インストール?locale=JA_JP © 2017 Symantec Corporation 2 インストール OBD II ポートに接続されたテレマティックスドングルの使 用 Symantec Anomaly Detection for Automotive は、OBD II ポートで車両に接続 されたテレマティックスドングルまたはノートパソコン (またはあらゆるコン ピュータ) で実行できます。 ECOM または Vector OBD II ケーブルを使用して OBD II ポートに接続する 場合は、CAN メッセージを読み込むための適切なアダプタコードがシマン テック社から提供されます。アダプタコードを Symantec Anomaly Detection for Automotive エンジンにプラグインとして加えると、Symantec Anomaly Detection for Automotive を使用して異常を検出できます。./bin ディレクトリに は、アプリケーションを開始するためのスクリプトが含まれます。./bin ディレク トリには、Symantec Anomaly Detection for Automotive をインストールするた めのスクリプトがオペレーティングシステムのサービスとして含まれます。 他の OBD II ケーブルを使用する場合、適切なアダプターコードを記述する必 要があります。アダプタコードには DataAdapter インターフェースを実装する 必要があります。詳しくは Javadoc ヘルプファイルを参照してください。次 に、アダプタクラスを使用して /etc/conf/config.properties ファイルを更新する必 要があります。config.properties ファイルを更新すると、Symantec Anomaly Detection for Automotive で正しいアダプタクラスを使用できます。シマンテッ ク社は、config.properties ファイルが暗号化されるように、このファイルを更新 するメカニズムを提供します。config.properties ファイルをアダプタクラスで更 http://help.symantec.com/cs/SADA/SADA/v117014137_v117051278/インストール?locale=JA_JP © 2017 Symantec Corporation 3 インストール 新すると、/bin ディレクトリにあるスクリプトを使用してアプリケーションを開 始できます。 ハードウェアおよびソフトウェア要件 インストール後の動作 Symantec Anomaly Detection for Automotive の動作の仕組み 警告ログファイルについて http://help.symantec.com/cs/SADA/SADA/v117014137_v117051278/インストール?locale=JA_JP © 2017 Symantec Corporation 4
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