Tiger Technology社製 metaSANサポート終了のお知らせと 後継製品 Tiger Seriesへのアップグレードのご案内 SAN共有ソフトウェアmetaSANをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 metaSAN 開発元のTiger Technologyは、現行のmetaSANファミリーのEOL(End of Life)を発表いたしました。ご利用のmetaSANのテクニカル サポートは、2016年12月31日をもって終了いたします。 Tiger Technologyではこれに合わせ、 サブスクリプション期間中のmetaSANユーザー様に対し、後継ソフトウェア製品Tiger Storeへの無償アップ グレードを提供しております。さらに、metaSANライセンスをお持ちのお客様が、Tiger社の新しいSAN共有ソリューションTiger Seriesアプライアン スへご移行いただける場合は、 ライセンス数、有効なサブスクリプションの有無、 ご希望のアプライアンスのモデルおよび構成に応じて、特別価格での提 供が可能です。詳しくは下記までお問い合わせください。 エムアイシー・アソシエーツ株式会社 担当窓口: 技術営業部 鳥越亜紀子 藤井文子 Tel: 03-5614-3757 Email: [email protected] metaSANからTiger Series へのアップグレードにつきましては、アーキテクチャと機能の比較から、 ご移行の計画まで、本書に詳細を記載しております のでご参照ください。なお、 ご不明な点がございましたら、上記連絡先までお問い合わせください。 長らくmetaSANをご利用いただいておりますユーザー様には、後継ソフトウェアのTiger Store、またはTiger Series アプライアンスへのご移行をぜ ひご検討くださいますよう、 お願い申し上げます。 ■ metaSANサブスクリプション (ライセンス維持保証) のご注文受付について ・ metaSANファミリー各製品のテクニカルサポートは、2016年12月31日にて終了いたします。 ・ metaSAN サブスクリプションのご注文は 2016年12月31日まで受付可能ですが、metaSANのサポートが終了することから、2017年1月1日以降 はTiger Store へアップグレードしていただくことで継続してサポートをお受けいただけます。 ・ metaSAN サブスクリプションご契約のお客様は、metaSANライセンスをTiger Storeライセンスに無償でアップグレードいただけます。また、Tiger Storeの共有システム構築には、固定のメタデータコントローラと専用ライセンスが必要となります。アップグレードの際に、 お持ちのmetaSANライセ ンス x1をTiger Storeのメタデータコントローラ用サーバーライセンス x1と交換することが可能です。 ・ metaSAN サブスクリプション更新は、 サポート終了の2016年12月31日までの日割りでのご契約はできません。サブスクリプション期間が2016年 12月31日を過ぎてしまうお客様は、 お持ちのライセンスをTiger Store にアップグレードしていただき、継続してサポートをお受けください。 ■ metaSAN 後継製品 Tiger Seriesのご紹介 Tiger Series Tiger Technologyは、新たに次世代 SAN共有ソリューションTiger Series を開発し、 リッチメディア編集に適した共有ワークフローを実現するアプライ アンス製品4種とソフトウェア製品1種をリリースいたしました。metaSANで アプライアンス ソフトウェア 培った技術と経験を元に設計されたTiger Seriesには、 ストレージ自動管理、 簡単なSAN設定、使いやすく分かりやすいWebベースUIなどの新しい機能 メタデータ コントローラ のみ が盛り込まれており、SAN共有の高いパフォーマンスと安定性、 シンプルな構 成と運用管理を提供いたします。 ■ Tiger Seriesラインナップ Tiger Store ストレージ 一体型 Tiger Serve1 Tiger Box1 Tiger Serve Tiger Box Tiger Store(SAN共有ソフトウェア) 汎用ハードウェアにインストールしてSAN共有を構築する、metaSAN 後継のソフトウェアです。クライアントライセンスは、必要数をシート単 位でご購入いただけます。 Tiger Series製品一覧 ▲ Tiger Serve / Tiger Serve1(SAN共有メタデータコントローラ) Tiger Box / Tiger Box1(一体型SAN共有ストレージ) 汎用ストレージを接続して大容量、高性能のスケーラブルな構成を組む ストレージとメタデータコントローラの機能が組込まれた、一体型 ことができる、 メタデータコントローラ機能のみを持つアプライアンスで アプライアンスです。クライアント接続は1Gb/10Gb Ethernet、 SANとNASの両方でアクセス可能です。HA構成が可能な2Uベースの 背面からダイレクトに接続可能です。同時にSMB/CIFS共有サー す。同時にSMB/CIFSサービスの提供ができるため、共有ボリュームは 8Gb/16Gb Fibre Channel のインターフェースから選択し、筐体 Tigre Serveと、 コストパフォーマンスに優れたコンパクトな1Uシングル ビスを提供し、SANとNASのハイブリッドな共有を実現します。 ントライセンスは無制限でご利用いただけます。 Box1のラインナップがあり、 クライアントライセンスは無制限です。 ノードのTiger Serve1がラインナップにございます。いずれもクライア 4U 16ベイ筐体のTiger Boxと、 1U 4ベイ/8ベイを持つ Tiger Tiger Seriesアップグレードへのメリット 新機能の自動デフラグメンテーション、連番付きシーケンシャルファイルの最適化で、優れた再生性能を発揮。 複雑だったSAN Definitionの定義は無くなり、共有設定が大幅に簡略化。 フローティングライセンスを採用、メタデータコントローラがライセンスを一元管理。クライアントごとのアクティベーションは不要。 マルチブート構成をサポート。 WebベースのUIで、 ネットワーク上のどこからでも設定や管理が可能。 メタデータコントローラ側のマスター設定は非常にシンプル、 クライアントごとの設定は不要。 Avid、Adobe、Apple、Autodeskを含む多くのクライアントアプリケーションに対応。 1Gb/10Gb Ethernet、8Gb/16Gb Fibre Channel からクライアントインターフェースを選択可能。 ■ metaSANとTiger Seriesの機能比較 metaSAN Tiger Store Tiger Serve Tiger Box ファイルレベルの SAN 共有 ○ ○ ○ ○ NTFS の SAN ボリュームのサポート ○ ○ ○ ○ Windows の SAN/LAN クライアントのサポート ○ ○ ○ ○ Mac OS X の SAN/LAN クライアントのサポート ○ ○ ○ ○ Linuxの SAN/LAN クライアントのサポート ○ ○ ○ ○ HFS+ の SAN ボリュームのサポート ○ ー ー ー iSCSI ストレージのサポート ○ ○ ー ー メタデータコントローラの HA 構成 ○ ー ○ 機能 ー 1 SAN Definition projectStore PRO 2 ユーザーのアクセス制御 ○ projectStore PRO 2 SAN to LAN フェールオーバー ○ ○ ○ ○ 帯域制御 ○ ー ー ー 共有ボリュームのドライブレター指定 ○ ○ ○ ○ ファイルセキュリティ(Active Directory 環境) ○ ファイルセキュリティ(Open Directory 環境) ○ ー ー ー クライアントライセンスのフローティング ー ○ ○ ○ 共有ボリュームの自動デフラグ機能 ー ○ ○ ○ 連番付きシーケンシャルファイルの最適化 ー ○ ○ ○ Replication & Tiering モジュール ー ー ○ ○ ストレージプール(仮想ボリューム) ー ー ○ ○ 複数ネットワークパスからの 共有ボリュームのマウント ー ○ ○ ○ ネットワーク負荷分散 ○ ー ー ー ボリュームへのアクセス制御 4 ○ 3 [1] デュアルノード Tiger Serve アプライアンスの場合。 [2] 共有ワークスペース、 ユーザー、 メディアの管理ができるソフトウェア。オプションで追加可能。 [3] 非ドメインユーザーの認証に、 フォールバックアカウントを使用しない場合。 [4] レプリケーションと階層化機能を有効にするTiger Seriesアプライアンス用モジュール。オプションで追加可能。 ■ metaSAN とTiger Series の機能の違いに関する注意事項 高可用性 HFS+ボリュームのサポート metaSANでは、 メタデータマスターのボリュームとしてHFS+とNTFSがサ metaSANでは、 メタデータコントローラのフェールオーバー機能が対応さ ポートされていましたが、Tiger SeriesではNTFSのネイティブファイルシス れていましたが、後継ソフトのTiger Storeは、 使いやすさや稼働時間、信頼 有ストレージのファイルシステムをNTFSにすることで、稼働時間、信頼性、 (High Availability) の搭載が見送られました。高可用性が必要なお客様に テムのみのサポートとなりました。OSを限定しないTiger Seriesは、SAN共 パフォーマンスの点で大幅に改善されました。Tiger Seriesを使って構築し たNTFS共有ボリュームは、Mac、Linuxからでも簡単にセットアップや、構 成、管理をしていただくことができます。 性の向上を目指して設計されたため、基本アーキテクチャへの高可用性 は、HA構成が可能なTiger Serveアプライアンスをご提案させていただく と共に、新たに加わったオプションの Replication & Tiering(レプリケー ションバックアップおよび階層化) モジュールや、projectStore PROライセ ンスによるユーザーやプロジェクトデータのセキュリティ管理により、 システ ムの安全性をご提供いたします。 帯域制御 この機能は、今後のTiger Seriesリリースに向けて検討される予定です。 ネットワーク負荷分散 この機能は、今後のTiger Seriesリリースに向けて検討される予定です。 ■ metaSAN とTiger Seriesのアーキテクチャ比較 metaSANとTiger Series のアーキテクチャは、基本の部分は同じです。 ウントとメタデータのやり取りを、 同一のLAN経由で行います。metaSANと ネットワーク上に存在し、 そのコンピュータが共有ボリュームを管理します。 たは1Gb/10Gb Ethernetが使用でき、metaSANの各ライセンスは接続タ どちらの共有システムも、排他制御を行うメタデータコントローラ (MDC) が Windows、Mac、Linuxの各クライアントは、MDCからアクセス許可をもら うことで、共有ボリュームへ同時にアクセスすることができる仕組みです。 Tiger Storeは、 いずれもクライアント接続に8Gb/16Gb Fibre Channelま イプによってTiger Seriesのクライアントに置き換えることが可能です。 MDCと各クライアントマシンはローカルエリアネットワーク (LAN) で接続さ (ご注意) サブスクリプション期間中のmetaSANライセンスをTiger Store タのやり取りが行われます。LANクライアントの場合は、共有ボリュームのマ センスは、 お持ちのmetaSANライセンス x1と無償で交換していただけます。 れており、 このネットワークを介して、SANクライアントとMDC間のメタデー にアップグレードする場合、MDC用に専用ライセンスが必要です。MDCライ ライセンスの種類 metaSAN Tiger Store Tiger Server / Box MDC metaSAN TSTR - SERVER ー 8Gb/16Gb Fibre Channel metaSAN TSTR - SAN クライアントライセンス 無制限 1Gb/10Gb Ethernet iSCSI metaSAN iSCSI TSTR - SAN ー 10Gb Ethernet metaLAN TSTR - FastLAN クライアントライセンス 無制限 1Gb Ethernet metaLAN TSTR - LAN クライアントライセンス 無制限 metaSANとTiger Storeのアーキテクチャで異なるのは、 サポートする共有 ボリュームのファイルシステムです。metaSANでは、共有ボリュームにNTFS またはHFS+を使用することができましたが、Tiger Seriesでは、NTFSボ ります。MDCには、Windowsを実行しているMac(ビルトインのBoot Campユーティリティを使用) をご利用いただくことも可能です。 リュームのみのサポートとなりました。Tiger SeriesでMDCとして使用でき Windows、Mac、Linuxクライアントには、Tigerクライアントドライバを アプライアンス (HA構成が必要でない場合)、 もしくは、Windowsオペレー マウントできます。Tigerソフトウェアによるプラットフォーム間でのパフォー るのは、Tiger Serveアプライアンス (HA構成が必要な場合)、 Tiger Serve1 ティングシステムとTiger Storeを実行しているコンピュータのいずれかとな MDCからダウンロードし、 インストールしていただくことで共有ボリュームを マンスの大きな劣化はみられません。 ■ Tiger Series 移行のご計画について Tiger Series へのアップグレードにあたり、Tiger Seriesの機能とアーキテクチャの比較を参考に、次の各項についてご検討ください。 メタデータコントローラの選択 必要に応じて、使用するメタデータコントローラを選択します。 ・ Tiger Store ソフトウェアライセンス → 汎用サーバーをメタデータコントローラとして使用する場合 対応OS: Microsoft Windows® 7/Server 2008 R2/Windows® 8/Server 2012/Server 2012 R2/Windows® 10(すべて64-bit) ・ Tiger Serve アプライアンス → 高可用性(HA) と大容量ストレージをスケーラブルに 構成したい場合 ・ Tiger Serve1 アプライアンス → シングルノードMDCで、256TB までのストレージ容量を構成したい場合 ・ Tiger Box/ Tiger Box1 アプライアンス → MDC 一体型のストレージをご希望の場合 共有ストレージの選択 1)これまで metaSANの環境で構築されていたストレージを移行する場合 ・ Fibre Channel ストレージをお持ちのお客様 → Tiger Store によるメタデータコントローラ環境のご用意、もしくは Tiger Series アプライアンスのTiger Serve(HA構成可能)また は Tiger Serve1(シングルノード)をご検討ください。 ・ iSCSI ストレージをお持ちのお客様 → Tiger Store によるメタデータコントローラ環境をご用意ください。 ・ SAS ストレージをお持ちのお客様 → Tiger Store によるメタデータコントローラ環境をご用意ください。クライアント側の接続は、1Gb/10Gb/40Gb などの Ethernet 経由 でのSAN 構成となります。 2) metaSAN環境にてHFS+ファイルシステムをご利用のお客様 Tiger Seriesでは、メタデータコントローラの持つファイルシステムが NTFS に変更となったことから、データをバックアップの上、HFS+から NTFS ファイルシステムに構成を変更していただく必要がございます。データバックアップおよび構成変更につきましては、弊社にてお手伝い させて頂きますので、担当窓口までご相談ください。 クライアントライセンスの選択 1)Tiger Storeによるメタデータコントローラをご検討されたお客様の場合 metaSANサブスクリプション期間中のお客様は、現在お持ちの metaSANライセンスを無償にて Tiger Storeへアップグレードしていただけ ます。Tiger Storeメタデータコントローラ用のサーバーライセンスについては、アップグレード時に metaSAN ライセンス x1と無償で交換 いたします。Tiger Storeクライアント用ライセンスは、残りの metaSANライセンスの種類と数に合わせてアップグレードしていただきます。 metaSANサブスクリプション期間が終了しているお客様は、お持ちの metaSANライセンス数とサブスクリプション終了から経過した期間に 基づき、アップグレード費用をお見積りさせていただきます。詳しくは、弊社担当窓口までお問い合わせください。 2)Tiger Series アプライアンスをご検討されたお客様の場合 Tiger Series アプライアンスには、無制限のクライアントライセンスが付属されています。現在お持ちの metaSANライセンス数、有効なサブ スクリプションの有無、ご希望のアプライアンスモデルおよび構成に応じて、Tiger Seriesアプライアンスの特別価格が提供され、metaSAN ライセンスをアップグレードしていただきます。 TTEOL_01 エムアイシー・アソシエーツ株式会社 〒103-0004 東京都中央区東日本橋 3-12-12 櫻正宗東日本橋ビル Tel:03-5614-3757 Fax:03-5614-3752 [email protected] www.micassoc.co.jp
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