第二次河北町観光振興計画 [PDF: 1.1MB]

第二次河北町観光振興計画
雛とべに花の里かほく
平成27年3月
河北町
目
次
第1章
1 計画策定の目的………………………………………………………………1
2 計画の位置づけ………………………………………………………………1
3 計画の役割と策定方法………………………………………………………2
4 計画期間………………………………………………………………………3
第2章 河北町観光を取り巻く現状と課題
1 河北町の観光の現状…………………………………………………………3
2 観光関係団体へのアンケート調査から……………………………………6
3 課題……………………………………………………………………………6
第3章 計画の基本的方向と目標
1 基本的方向……………………………………………………………………7
2 数値目標………………………………………………………………………8
■二次河北町観光振興計画の体系…………………………………………………9
第4章 振興戦略
1 観光資源の保全・活用戦略…………………………………………………10
2 観光ルート・交通戦略………………………………………………………10
3 観光基盤整備戦略……………………………………………………………11
4 景観・環境戦略………………………………………………………………12
5 おもてなし戦略………………………………………………………………13
6 新たな観光資源の活用・発掘戦略…………………………………………13
7 情報発信と収集・宣伝戦略…………………………………………………14
第5章 観光振興の推進に向けた関係者の役割
1 主体ごとの役割………………………………………………………………15
■計画策定の経緯……………………………………………………………………16
■河北町観光振興計画策定懇談会・策定部会等名簿……………………………17
参考資料
1 観光回遊ルートの整備例……………………………………………………18
第1章
1 計画策定の目的
河北町では平成21年3月に、『観光振興について観光に携わる皆さんと共に考え、自然、
文化、歴史等、本町固有の地域特性を生かしたまちづくりを一層推進し、「河北町創造・発
展計画」に掲げる「雛」と「べに花」にこだわった観光振興を図るとともに、観光産業が町民所
得の向上につながる、本町の重要な基幹産業となることを目的として』初めて「河北町観光
振興計画(以下「当初計画」とします。)」を策定しました。
それからこれまでの間、「河北町創造・発展計画」から「第7次河北町総合計画」へと町総
合開発計画が見直され、また、体験型滞在施設ひなの宿のオープン、NPO法人かほく冷た
い肉そば研究会の発足、6次産業の推進や、農商工連携による特産品開発など、町の観光
振興をめぐる内外の情勢にも変化が見受けられます。
こうした状況を踏まえ、当初計画に掲げた目標等を検証しながら、継続的に「雛」と「べに
花」にこだわった観光振興と、観光産業が町民所得の向上につながる、本町の重要な基幹
産業となることを目的として「第二次河北町観光振興計画(以下「二次計画」とします。)」を
策定します。
2 計画の位置づけ
河北町の観光振興計画に関わる上位・関連計画としては、「観光立国推進基本計画※1」
(国土交通省、平成24年3月)、「東北観光基本計画※2」(国土交通省東北運輸局、平成25
年3月)、「新・やまがた観光振興プラン(仮称)※3」(山形県、平成26年度中に策定予定)、
「第7次河北町総合計画※4」(河北町、平成23年3月)があります。
当初計画と同様に、二次計画においてもその内容については、「第7次河北町総合計画」
に基づく部門計画のひとつとして位置づけ、より具体的に、より広範に今後展開していく観光
関連の取組みを明らかにするものとします。
(解説)
※1 観光立国推進基本計画(平成24年度-平成28年度)
平成19年1月1日施行の観光立国推進基本法に基づき策定されたものです。観光立
国の実現に関し、政府が総合的かつ計画的に講ずべき施策として、①国内外から選好
される魅力ある観光地域づくり(観光地域のブランド化・複数地域間の広域連携等)②オ
ールジャパンによる訪日プロモーションの実施③国際会議等のMICE分野の国際競争
力強化④休暇改革の推進、を掲げています。
MICE(=Meeting, Incentive, Convention, Exhibition/Event)
※2 東北観光基本計画(平成25年度-平成29年度)
観光立県基本推進基本計画の中で、各地域の観光振興についての基本的な方針や
目標等を定めた広域的な計画を策定することが推奨されていることを受けたものです。
①震災からの観光復興②新たな魅力の発掘など、これまでの延長でない取組み③情報
発信の強化④世界に開かれた観光交流の展開⑤「連携の推進」を基本方針とし、東北6
県の観光関係統計数値が震災前の実績値を上回ることを目標にしています。
※3 新・やまがた観光振興プラン(平成27年度-)
山形県では、観光立県の実現に向けた取組みを総合的に推進することにより、本県経
1
済の持続的な発展及び魅力ある活力に満ちた地域社会の実現を図ることを目的とした、
おもてなし山形県観光条例(平成26年4月1日施行)を制定しました。基本施策として、
①山形県の良さを認識・再確認し、郷土愛を育む②山形県の魅力を発信する③「おもて
なしの心」をもって温かくお迎えする④県民総参加による住んでよし訪れてよしの地域づ
くり⑤近隣の県等との広域的な連携及び海外誘客等による交流拡大の施策、を盛り込ん
でいます。
※4 第7次河北町総合計画(平成23年度-平成32年度)
基本構想に盛り込まれている、交流が生み出す活力のあるまちづくり を進めるための
施策のひとつとして、「特色ある観光の活性化」を掲げています。その中で、基本的施策
としては「既存観光資源の整備充実」「新たな観光・物産資源の開発」「観光ルートの設
定」の3つを示しています。
3 計画の役割と策定方法
⑴ 計画の役割
① 河北町らしい観光振興の指針の明確化
少子高齢化傾向の進展は全国的で深刻な問題であり、加えて河北町において定住人
口が逓減しています。町の持続可能な活性化の手段のひとつとして、観光振興を図るとい
うことは、町外からより多くの来訪者を迎え入れるということであり、こうした来訪者の消費行
動によって、町民所得の向上が期待できます。また、来訪者と地域住民の交流機会が拡
大することで、地域住民が「地元愛」を再確認できたり、来訪者から熱烈な「河北町ファン」
が生まれたりする二次的な効果も期待できます。こうした町の活性化をキーワードとして、
「河北ブランド」のクローズアップという河北町らしい観光振興の在り方を示します。
② 行政、観光関係団体、町民等の役割の設定
ひとくちに観光振興策と言ってもその内容は多岐に渡っていて、企画から実践までを一
部の個人・団体によって完結させられるものもあれば、多数の関係者で構成された実行委
員会等を組織しないと運営できないようなものもあります。また、谷地ひなまつりや谷地どん
がまつりのような歴史のある催しがある一方、かほくほくほく祭りや全国奴まつりなどのよう
に近年になって立ち上げられた催しもあります。既存の施設等を含めた、様々な観光資源
を有効に活用しその振興を図るには、行政だけでは十分な取り組みは不可能です。関係
する者同士の役割を設定することで、より効率的・効果的な連携を図ります。
③ 「雛」と「べに花」にこだわった観光振興
かねてから河北町は、「雛」と「べに花」にこだわった施策に取り組んできました。これらの
ものはとても貴重な観光資源であり、先人たちが遺してくれた財産であることに敬意を表し
ながら、そのさらなる活用を図ります。
⑵ 策定方法
二次計画の策定方法としては、観光事業に精通している関係者で構成する策定懇談会や
策定部会の設置の点では、当初計画の方法を踏襲することを原則としましたが、それぞれの
構成員については情勢の変化に伴い見直しを図りました。また、町外の観光関係団体へのア
ンケート調査を実施し、その結果を盛り込んだところです。さらに、新たな試みとして、計画案
を広く町民に示して意見を公募する、パブリックコメントを実施しました。
2
4 計画期間
⑴ 計画期間
二次計画における計画期間は、平成26年度を初年度として、「河北町第7次河北町総合計
画」の計画期間の次年度にあたる平成33年度までの8年間とします。(二次計画以降の計画
は、原則として町の総合計画が策定された次年度に策定します。)
第2章 河北町観光を取り巻く現状と課題
1 河北町の観光の現状
⑴ 河北町の特性
① 位置
河北町は、山形県のほぼ中央、山形盆地の一角にあり、東西8km、南北11km に及んで
います。万年雪を抱く月山や、雄大な朝日岳、さらには、樹氷で有名な蔵王を遠くに望み
ながら、山形県の母なる川、最上川と清流寒河江川に囲まれた、風光明媚な環境の中に
あります。
② 交通
山形新幹線が停車するJRさくらんぼ東根駅が車で約15分の距離にあります。また、高
速交通網の整備により、東北中央自動車道の活用で、山形市には車で約30分、仙台市と
は約90分の通勤圏となっています。東北中央自動車道東根インターチェンジからは約7
分、山形自動車道寒河江インターチェンジからは約15分のところにあります。さらに、空か
らの表玄関となる山形空港は車で約10分のところにあり、東京便・大阪便・名古屋便が就
航しています。このように、鉄路、道路、空路の各方面において、交通の便に恵まれた立
地条件となっています。
③ 歴史
この地方の開発は、平安時代初期に始まります。1390年頃、中条秀長が入部し6代に
わたり谷地郷の開発に尽力し、後に、白鳥十郎長久が谷地城を築いて谷地本町を形成。
昭和29年には谷地町、西里村、溝延村、北谷地村の1町3村の合併により「河北町」が生
まれました。早くから水田が開発され、米と紅花を中心に地域の振興を図り、最上川の舟
運によって上方文化と直結しながら、優れた文化遺産を引き継いできた町です。
紅花栽培に最適と言われる寒暖の差が激しい盆地特有の内陸性気候を背景に、室町
時代の昔から紅花が盛んに栽培されてきました。また、江戸時代から明治初期にかけては、
紅花の集積地としても栄えました。収穫・集積された紅花は、最上川の舟運により酒田に
下り、そこでいったん北前船に積みかえられ日本海を渡って敦賀に上陸。さらに、琵琶湖・
淀川を経由して京都・大阪に送られました。当時は全国の生産量の半分を占めたといわれ
ていて、最上紅花の名声は全国にとどろきました。このようにして紅花を上方に運んだ船は、
返り荷として生活必需品をはじめ、多くの上方文化をもたらしました。
⑵ 観光入込状況
① 全体的な傾向
山形県観光者数調査によると、平成25年度の河北町の観光者数は、約82万39百人で
した。平成19年度は約107万52百人ですので、約23.4%減少しています。
3
平成20年度以降、交流館遊蔵(ゆっくら)のオープン(平成20年4月)や体験型滞在施
設ひなの宿のオープン(平成22年12月)、農業体験交流施設整備(平成21年度-平成2
4年度)、NPO法人かほく冷たい肉そば研究会による全国B-1グランプリ出展(平成23年
~)といったプラス要因があるにも関わらず、平成19年度と25年度を比較すると、児童動
物園、どんがホール、岩木観音以外の施設や催しにおいては観光客数が減少しています。
平成23年の東日本大震災や、旅行形態が団体旅行から個人旅行へとシフトしていること
などの影響を受けていると考えられます。
主な施設の入館者数
単位:百人
出典:山形県観光者数調査
人
単位:百人
出典:山形県観光者数調査
4
出典:山形県観光者数調査
② 県内客・県外客の比率
商工観光課の統計資料によると、平成25年度の県内客・県外客の比率は、県内客が8
6%で、県外客が14%となっています。平成19年度の比率は、県内客が87%で、県外客
が13%となっていることから、比較的、県外客が占める割合が増えています。
県内・県外観光客比(平成19年) 単位:百人
県内・県外観光客比(平成25年) 単位:百人
県外
1,437
県外
1,143
県内
7,096
県内
9,315
② 月別の状況
1 平成25年度の観光客入込数を月別に見ると、「谷地ひなまつり」がある4月と、「谷地どん
がまつり」がある9月は多く、その他の月は比較的、客足が鈍くなる傾向がわかります。
月別観光客数(H25)
百人
2,500
1,910
2,000
1,500
1,425
1,000
753
523
491
5月
6月
500
402
484
460
552
408
390
441
2月
3月
0
4月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
5
④ 宿泊施設
町内の公共宿泊施設としては、平成22年12月にオープンした体験型滞在施設「ひな
の宿」があり、平成25年度の利用者数は9,091人となり年々増加しています。その他にも、
民間宿泊施設があります。
⑤ 路線バスの利用状況
町営の路線バスについては、住民の福祉向上のために、平成11年9月より運行を開始
していて、現在はジャンボタクシー型車両2台で町内6路線、観光客を意識した東根線1路
線を運行しており、平成25年度の全利用者数は、約2万4千人(平成19年度と比較して約
5千人の減)となっています。
2 観光関係団体へのアンケート調査から
観光関係団体に、次の各項目についてアンケート調査を実施しました。
⑴ 河北町のイメージについて
上位 3 項目は、「肉そば」、「どんがまつり」、「紅花」の順でした。
⑵ 河北町で行ってみたい所について
上位 3 項目は、「紅花資料館」、「ひなの湯」、「どんがホール」の順でした。
⑶ 河北町の観光で満足できる点について
上位 3 項目は、「肉そば」、「紅花資料館」、「食事」の順でした。
⑷ 河北町の観光で満足できない点について
上位 2 項目は、「車がないと不便」、「観光地情報がわからない」の順でした。
⑸ 観光振興に必要なことについて
上位 2 項目は、「広域連携・広域観光ルートの設定」、「既存の地元名物を掘り起こす」の
順でした。
⑹ まとめ
やまがた雛のみちで、県内全域でひなまつりを開催している関係で、特に谷地のひなま
つりの印象が薄くなった。反面、全国B-1グランプリへの出展を契機に、河北の冷たい肉
そばの知名度が上がりました。
河北町のイメージの中で、ひなまつり及び紅花資料館が、上位に来なかったことについ
ては、アンケート件数の少なさも影響していますが、従来の運営方法では、インパクトが少
ないという結果を真摯に受け止めて、今後の運営に生かしてゆきたい。
さらに観光ルートとしては、より広域化が望まれているようです。
3 課題
⑴ 河北ブランドの維持
河北町では「雛」や「べに花」といった特色ある観光資源に加えて、近年は郷土食である
冷たい肉そばがB級グルメとして注目を集めています。また、6次産業化により新ブランドとし
てのかほくイタリア野菜や、農商工連携から秘伝豆関連の特産品などが生み出されました。
一方、「雛」や「べに花」については、他の地域でも観光の目玉のひとつとして取り上げて
いるところが出てきていて、冷たい肉そばについても、町外での出店例が増えています。こ
れら河北ブランドといえる観光資源の独自性を失わない取組みが求められます。
⑵ 観光宣伝戦略の高度化
観光宣伝の媒体としては、紙(新聞や雑誌)やテレビ、ラジオなどの旧来のものに加えて、
6
近年はインターネットを活用した宣伝も増えてきています。特に、ウェブブログ、フェイスブック、
ツイッター、ラインなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスと呼ばれる方法を利用した情
報の拡散などを活用する動きも加速しています。情報過多といわれる時代にあって、有効な宣
伝方法を軽快な切り口で展開することが求められます。
⑶ 観光客を受け入れる体制整備と情報発信
当初計画で策定した町歩きコースについては、策定することが目的となってしまい、その成
果を情報提供というかたちで発信しているとは言い難い面があります。また、体験型滞在施設
の整備や、観光農業体験推進協議会の発足などにより、従来の紅染め体験に加え、新たな体
験型の素材も発掘されたことにより、遠方からの観光客の受け入れという点では、新たなモデ
ルづくりが必要になります。
⑷ 関係機関との連携の強化
規模の大小に関わらず、貴重な観光資源を活用していくには、行政及び観光協会に加え、
関係する機関が目的や目標を共有化して取り組む必要があります。
⑸ 広域的取組みの活用
観光客は旅先において「観る」「体験する」「食べる」「休む」「泊まる」ことなどを求めます。河
北町だけでこれらの要求をすべて満たすことが困難な場合に有効なのが他の地域との連携で
す。平成26年度の山形ディスティネーションキャンペーンなどを契機に、従来の広域観光圏
の取組みを加速させるとともに、一方で広域観光圏に埋没しない工夫が求められています。
⑹ 外国人観光客(インバウンド)への対応
日本を訪れる外国人観光客やビジネスマンの数は、平成25年において初めて年間1,000
万人を超え、10年間で倍増しています。また、平成32年には東京でオリンピックが開催され、
必然的に来日する外国人が増えると見込まれます。こうした背景を踏まえて、外国人観光客へ
の対応策を具体的に進める必要があります。
⑺ 町民の理解・参加
私たちが旅をするとき、現地で会った人たちの印象が旅の善し悪しを決定づけると言っても
過言ではありません。そういった意味では、観光振興を図るうえにおいて、直接的に観光に携
わる人はもちろんのこと、その他の町民の皆様の理解と協力が欠かせません。
第3章 計画の基本的方向と目標
1 基本的方向
河北町は「雛」と「べに花」という観光資源に恵まれていて、「歴史の薫るまち」として売り出
してきました。今後とも、これらの貴重な資源を前面に押し出すことを観光振興の基本的な方
向とします。一方で、時代の要請に応じて、旧来の手法に必要以上に固執しない、柔軟な発
想をもった施策を検討します。さらに、冷たい肉そばやイタリア野菜の次に核となり得る、新し
い観光資源の発掘にも取り組みます。
7
2 数値目標
河北町の観光を取り巻く現況と課題を踏まえて、理想として描く交流人口の目標を以下の
ように設定します。
(単位:百人)
施設、イベント名
①
紅花資料館
②
25年度
27年度
29年度
31年度
33年度
203
210
220
230
240
ひなの湯
3,881
3,900
3,920
3,920
3,930
③
ひなの宿
91
92
93
94
95
④
児童動物園
424
450
470
490
510
⑤
谷地八幡宮
1,291
1,320
1,350
1,380
1,410
⑥
道の駅
515
520
530
540
550
⑦
岩木観音
63
64
65
66
67
⑧
谷地ひなまつり
950
960
970
980
990
⑨
谷地どんがまつり
830
840
850
860
870
⑩
どんがホール
1,402
1,420
1,430
1,430
1,440
⑪
遊蔵
82
83
84
85
86
⑫
体験農業
15
18
24
32
44
⑬
食事来町者
2,344
2,400
2,470
2,550
2,650
⑭
いもこ列車
25
25
30
30
⑮
産直施設
68
69
2,300
2,500
2,800
12,159
12,371
14,801
15,187
15,712
計
平成25年度
交流人口 122万人 →
平成33年度
交流人口 157万人
(約12.9%の増加を目標とします。)
8
9
第4章 振興戦略
1 観光資源の保全・活用戦略
⑴ 現状と取組みの基本的方向
河北町の観光は、べに花温泉「ひなの湯」と、全国唯一の紅花資料館、町の二大まつりであ
る「谷地ひなまつり」と「谷地どんがまつり」に支えられてきました。また、特産であるさくらんぼの
観光果樹園、NPO法人かほく冷たい肉そば研究会による町の活性化事業、さらに、イタリア
野菜プロジェクトなどの新たな食に関する観光資源にも恵まれています。
こうした観光資源を今後も保全・活用し、河北ブランドをいっそう高め、将来にわたって安定
的・持続的な集客力を持つ地域としていきます。
⑵ 基本戦略
① 祭りイベントの保全と発信
河北町の代表的な観光資源である「谷地ひなまつり」、「谷地どんがまつり」などの伝統文
化を保全し、さらに「べに花まつり」の充実と、新しいイベントを発掘しながら河北町の魅力を
発信していきます。
② 「雛」と「べに花」の保全
東北の一地方に、紅花交易によって遠く離れた京都から雛人形や紅染衣装などが持ち帰
られた、というストーリーは、観光客を魅了するに足りる資源です。しかし、その古さゆえに劣
化は避けられず、慎重な取り扱いが求められます。専門的な知識を持つ人材の育成・登用
や、計画的な展示品の収集などによってこれらの保全に努めます。
③ 食文化の継承と発信
観光客の旅の楽しみのひとつとして、食の楽しみがあります。一定の集客が見込めるさくら
んぼや冷たい肉そばに限らず、ひなまつりの時期に食される伝統的な雛料理、紅花料理、
地元産の季節の農産物を使った田舎料理等、そして新たにイタリア野菜を観光資源として
加え、活用するために、これらの食文化を次の世代に継承できるような取組みを図ります。
④ 河北ブランドの維持
関係者の創意工夫により、さくらんぼの観光果樹園や、肉そば店については一定の集客
が見込まれる観光産業として成立しています。しかし、さくらんぼ観光果樹園については、園
主の高齢化や後継者不足、高温障害による品質や収量の低下など、冷たい肉そばについ
ては、町外での出店例の増加など、今後の展望を図るうえで不安要素が皆無なわけではあ
りません。関係機関との連携を密にし、早期に対策を講じます。
⑤ 温泉の活用と魅力の再点検
山形県内にはすべての市町村に温泉があり、それだけ競争相手が多い分野ではあります
が、その中にあって河北町の温泉を活用してもらうだけの条件整備について、ソフト・ハード
両面において継続的に取り組みます。
2 観光ルート・交通戦略
⑴ 現状と取組みの基本的方向
首都圏や関西圏、東海圏からの河北町への交通アクセスとしては、JRさくらんぼ東根駅や
山形空港が大きな役割を果たしています。また、車による交通アクセスとしては、東北中央自
動車道の東根インターチェンジが約7分、山形自動車道寒河江インターチェンジが約15分の
距離にあります。さらに、町内に目を向けると、川辺や町なかの散策道やせせらぎ等も整備さ
10
れています。
一方で、公共交通機関を利用して河北町へ訪れる観光客のための二次交通手段として、
河北町路線バスや東根市市民バスが運行されていますが、こうした地域内の二次交通の現状
については、飛行機や電車の発着時刻に合わせた運行や増便等により、さらにきめ細かなサ
ービスの提供が望まれます。
⑵ 基本戦略
① 公共交通機関の利便性向上
飛行機を活用した観光客をより多く迎え入れる意味では、平成26年度からの東京便の増
便や名古屋便の復活は朗報と言えます。これら定期便の利用率の維持・向上とともに、新規
路線の開拓をさらに働きかけます。また、鉄道についてもより利便性が高まるよう働きかけま
す。
② 二次交通手段の整備
山形空港やJRさくらんぼ東根駅と河北町を結ぶ路線バスについては、観光客のニーズも
視野に入れた運行体制の定期的な見直しを図ります。
③ 円滑な道路通行条件の整備
観光施設への円滑なアクセスを可能とするために、道路や駐車場の整備、案内看板の設
置や更新等に取り組みます。
④ 魅力ある観光ルートの整備と情報発信
観光客が河北町の観光資源を満喫できるような観光ルートを設定し、これを積極的に情
報発信します。観光ルートの設定においては、観光客の多様なニーズに対応して、他の地
域との広域的な連携を含めた、「線」から「面」を意識した設定を心がけます。
3 観光基盤整備戦略
⑴ 現状と取組みの基本的方向
河北町における環境基盤の整備については、近年では「河北町アクションプラン」を活用し
た、まつりの改革、案内板の設置など、さらに「まちづくり交付金」を活用した、賑わい空間の創
出を図ってきました。
しかし、観光客のニーズは決して不変的なものとは限らないため、今後も時機を逃さない基
盤整備の推進に努めます。
⑵ 基本戦略
① 既存施設のネットワーク化
東の玄関口に位置する道の駅、観光拠点である紅花資料館、町の中心部にある児童動
物園やどんがホール、遊蔵(ゆっくら)、さらにべに花温泉「ひなの湯」、体験型滞在施設「ひ
なの宿」といった既存施設のネットワーク化により、それぞれの施設の有効活用を図ります。
② 歓迎空間の整備
町外において常時活用されている河北町の看板は、山形空港2階の出発ロビーとJRさく
らんぼ東根駅西口の1階に設置されていますが、既存の看板を維持していくだけではなく、
より効果的な空間整備を視野に入れた看板の掲示内容・設置場所等を検討します。
③ 町なかと周辺地域を活かしたまちづくり
河北町にはヒトやモノが集まり、賑わいを創出してきた歴史がありますが、現在の中心街は
空き店舗が目立ち、来訪者に寂しい印象を与えてしまっています。近年、整備を図ってきた
11
町なか環境について、地域住民の理解と協力を得ながらその維持を図ります。
④ 案内板の整備・充実等
観光対象への行き先を示す誘導サインや、観光対象の魅力を紹介する解説サイン等の
案内板の整備・充実に取り組みます。また、このような案内板のデザインや表記の統一化と
外国語併記を推進します。さらに、遊歩道や休憩施設、トイレ、駐車場等の設置場所に関す
る情報を一元化して、これらの施設の有効活用を図ります。
⑤ わかりやすい観光案内所の運営
山形空港やJRさくらんぼ東根駅、道の駅河北「ぶらっとぴあ」、どんがホール、紅花資料
館内には、それぞれ観光案内所としての機能があり、観光の出発点となる重要な役割を担う
ところであることから、より利用しやすい運営を心がけます。
⑥ 他の宿泊施設との連携
平成22年12月にオープンした、体験型滞在施設「ひなの宿」の利用者の増加を図ること
と同時に、ひなの宿に泊まりきれない大口のツアー客などへの対応策として、町内民間宿泊
施設や近隣の宿泊施設との連携を図ります。
4 景観・環境戦略
⑴ 現状と取組みの基本的方向
紅花畑や田園風景は河北町の観光の魅力のひとつです。特に紅花については、農業者と
委託契約を交わして修景地づくりに努めています。紅花修景地面積の確保には、安定した紅
花の成長が欠かせません。今後も、自然環境との共生を図りながら、紅花資料館の周辺を中
心に、良好な景観の維持に努めます。
⑵ 基本戦略
① 幹線道路の景観形成
紅花資料館への進入路となる「べに花ロマン街道」沿いの紅花修景地づくりについては、
紅花特有の連作障害や農業者の高齢化により、維持していくことが難しい状況になってきて
いますが、畑地の土壌改良や排水設備の充実などをとおして、観光客の目にとまる環境の
演出を図ります。また、観光客の動線上の幹線となる国道287号や国道347号の沿道での
紅花植栽を促進します。
② 町なかのクリーンアップ
せせらぎや散策道については、地域住民の理解と協力により、定期的な清掃活動が展開
されています。特に、歩く観光を志向される観光客に好印象を持ってもらう意味でも、継続的
な協力を呼びかけます。
③ 交通公共機関の利用促進
アクセス道路での渋滞や駐車場での混雑を避けるには、JR、飛行機、路線バスといった
公共交通機関の活用が最適ですので、これらの利便性を高める工夫を凝らし、その利用率
を高めます。さらに、これらの取り組みは、一般車両から排出される二酸化炭素の量を減らし、
環境の保全を果たすことにもつながります。
④ 電気自動車の充電設備の活用
環境に優しい電気自動車の充電設備を道の駅に設置したことを受けて、このことをユーザ
ーに情報発信するとともに、充電完了までの時間を活用した新たな観光メニューの提供を検
討します。
12
5 おもてなし戦略
⑴ 現状と取組みの基本的方向
河北町商工会などでは、おもてなしの充実を図るため、会員を中心にして接遇・サービス向
上研修に取り組んでいます。こうした研修の受講機会を観光案内の機能を持つ施設の職員に
も拡充し、より好感度の高い案内所づくりをめざします。また、より多くの一般町民にも広くおも
てなしの精神が行き渡るような意識の高揚を促します。
⑵ 基本戦略
① おもてなし観光案内体制の充実
各観光情報拠点の連携により、多様なニーズをもつ観光客への案内をより充実させてい
きます。
② 「地元愛」による情報発信
多額の費用を投じた広告よりも、町民個々の「口コミ力」のほうが、相手の顔が見える分だ
け宣伝効果が高い場合があります。町の観光を支える地域資源やその成り立ち、歴史・文化
について、町民が誇りと愛着をもち、自信を持って観光客に紹介できるような地域学習の推
進や、義務教育の中で町の観光に興味を持つような取り組みなどを推進することにより、多く
の町民が「プチ観光ガイド」となることを目指します。
③ 観光ガイドの増員とスキルアップ
河北町では「紅花ガイド会」の会員が、予約に応じて観光ガイドを務めています。特定の
人に負担が集中しないように会員の増加を図るとともに、多様化する観光客のニーズに臨機
応変に対応できる人材の育成に取り組みます。また、観光施設の整備状況や展示品の更新
内容などを、早期に情報伝達する仕組みを構築します。さらに、観光ガイドは、観光客と接
する時間が比較的長いため、おもてなしの心を含めた接客技術の向上のための研修等の受
講機会の拡充を図ります。
④ 顧客満足度チェックとクレーム情報の共有化
観光客を対象とした顧客満足度調査を定期的に実施し、観光振興の効果を点検するとと
もに、問題点に対する的確な対応策を講じます。また、観光協会を中心に、観光客から寄せ
られたクレームや評価を把握し、合わせて関係機関等への情報提供により、その共有化を
図ります。特にクレームについては、新たな観光資源の開発につながる貴重なヒントである、
との視点で対応します。
6 新たな観光資源の活用・発掘戦略
⑴ 現状と取組みの基本的方向
近年、町の活性化を目的として、NPO法人かほく冷たい肉そば研究会が全国B-1グランプ
リを中心に県内外のいろんなイベントに出展しています。このことは既存の肉そば店とともに、
元祖冷たい肉そば発祥の地として全国に発信することにより、新たな町の観光資源としての意
味合いがあります。また、体験型滞在施設「ひなの宿」のオープンに合わせた観光農業体験メ
ニューの提供や、んまいもの便(旬のふるさとパック)とタイアップしているふるさと納税を推進
することにより町のPRなど、多様化する観光客のニーズに合わせた新たな観光資源も生まれ
ています。
これらの新たな観光資源の充実・活用と、さらに新たな観光資源の発掘に取り組みます。
⑵ 基本戦略
13
① 冷たい肉そばによる町の知名度向上
山形県初の全国B-1グランプリ出展団体である、NPO法人かほく冷たい肉そば研究会の
活動は町の活性化や町の宣伝に大きく貢献しています。さらに、町の知名度向上のため、グ
ランプリ上位入賞を期待します。
② 観光体験農業メニューの充実
平成24年度に町観光体験農業推進協議会が発足し、体験型滞在施設「ひなの宿」を拠
点として、観光体験農業の実践希望者を迎え入れています。現在の体験実践者は町内、ま
たは近隣地域の方が多いため、宿泊を伴う必要がある地域の皆様を意識した仕掛けを検討
し、合わせて提供するメニューの充実を図ります。
③ 多様な歴史・文化資源の観光資源化
河北町には、蔵のある街並みや名所・旧跡等、町なかや周辺地域にも様々な歴史・文化
資源が存在しているため、関係機関との協働のもと、これらの発掘と評価に努め、観光資源
としての活用を図ります。また、多様な観光客のニーズに応えるため、ウォーキングコースや
ドライブコースの設定とその見直しを図り、これらの有効な情報発信に努めます。
④ 「健康」を軸とした観光メニューの検討
紅花修景地に代表される心を癒す自然景観、地元で採れた新鮮・安全・安心な食材を用
いた食事、そして温泉を組み合わせた「健康志向型」の観光メニューの開発・提供を検討し
ます。
⑤ 産地直売の充実
農産物等の生産者の顔が見える産地直売は、食の安心・安全志向の高まりとともに、集客
力のある有力な観光資源となる可能性を秘めています。関係機関と連携しながら産地直売
に取り組む団体等の実態把握と情報発信に努めます。そうした中、JAさがえ西村山で平成2
9年度オープン予定の新たな産地直売所は、加工所やレストランの併設を検討しており、イ
タリア野菜の販売、料理の提供も視野に入れるほか、スリッパ等町の特産品の販売も含めて、
観光施設のひとつに位置づけます。
⑥ 特産品開発等による河北ブランドの維持・拡充
河北町の花「紅花」を活用した新たな特産品開発に取組みます。また、雛のまちとしての
新たな目玉である等身大雛人形「平成の親王雛」のPRや、インターネット等を活用した地元
産農産物等の販売(旬のふるさとパック)のさらなる内容充実を図ります。さらに、大幅にリニ
ューアルした紅花資料館も河北ブランドのひとつであり、入館者数の増加を図ります。
⑦ 児童動物園の活用
ふれあい体験の実施や、うまいもの横丁とのコラボイベントである夜の動物園など、県内唯
一で知名度が高い動物園を観光資源として活用を図ります。
⑧ いもこ列車の活用
平成26年5月にリニューアルしたことから、観光資源としての活用を図ります。
⑨ 最上川の水辺空間の活用
かわまちづくり事業により整備された水辺空間を観光資源として位置づけ、回遊ルートなど
を提案します。
7 情報発信と収集・宣伝戦略
⑴ 現状と取組みの基本的方向
14
報道関係者や旅行商品造成業者等に対する観光情報の発信については、観光協会を中
心として、行政や商工会などの関係機関が取り組んでいます。働きかけの時期や方法等には
検討の余地があり、十分な成果を上げているとは言い難い面があります。また、謙遜の心は日
本人の美徳とされる部分ではありますが、観光振興を図るという点では、こうした遠慮は他の地
域に競い負ける要因であることを強く意識する必要があります。
⑵ 基本戦略
① 効果的なキャンペーンの展開
4月の「谷地ひなまつり」や9月の「谷地どんがまつり」については、町の二大まつりに相応
しい、集客力の高い催しであることから、キャンペーン活動の継続が必要です。業者が旅行
商品を造成する時期を的確に把握し、同時に、直接訪問型のキャンペーンの場を活用して、
業者や観光客の要望等に関する情報収集を図り、観光振興の参考とします。
② 情報提供の手段の見直し
広告宣伝費を投じなくても、魅力的な観光資源については、取材と報道によって十分な
宣伝効果が生まれます。報道関係者や視聴者・読者等に関心を持たれるような情報の提供
を心がけながら、提供の手段としては、メールなどの電子媒体を活用するとともに、より強く印
象付けられる直接訪問の回数を増やすよう努めます。
③ いきいき関東河北会や県人会等への情報発信
首都圏在住の河北町出身者で組織された「いきいき関東河北会」の会員の方を対象に、
町の観光大使的な役割を期待して、河北町の観光PR、物産販売、イベント等の情報を発信
し誘客を図っていきます。さらに、東海山形県人会、関西山形県人会への観光情報の提供
を積極的に図ります。
③ 公式マスコットキャラクターの活用
本来はキャンペーンやイベント等の脇役であるはずの当地キャラクターですが、近年は全
国規模で人気投票が実施されるなど、注目を集める存在となっています。河北町も公式マス
コットキャラクター「べにのすけ」で、町の宣伝効果を高めます。
⑤ ポスター等製作の基本姿勢
数年ごとに芸術・美術系の学生にデザインを依頼するなどして、前例にとらわれない、イン
パクトのあるポスターの製作を図ります。また、国内外の観光客の立場に立って、こちらが伝
えたい情報と、観光客が知りたいと思われる情報を合致させたパンフレットづくりを目指しま
す。
第5章 観光振興の推進に向けた関係者の役割
1 主体ごとの役割
⑴ 観光協会の役割
観光協会は観光振興の中心となる立場であり、町内外の観光に関わる諸情報の収集と発
信に努め、交流人口の拡大につなげることが必要です。
⑵ その他の観光振興関係団体の役割
観光振興の主体となるのは観光協会ですが、商工会をはじめとする関係団体においても、
それぞれの立場から、当事者意識を高く保って事業等に取組む姿勢が必要です。
15
⑶ 町民の役割
観光客に心地良い旅を満喫してもらうには、町民の皆様のおもてなしの心が欠かせません。
また、人に優しいまちづくりのためのおもてなしや、地域での清掃活動などを通じてまちの環
境を守る取組みも必要です。
⑷ 事業所の役割
事業所における活動に際しては、環境に配慮する必要があります。また、「谷地ひなまつり」
「谷地どんがまつり」の中核を担う社員を、祭り期間の活動に参加させることについて、事業所
の理解が必要です。
⑸ 教育機関の役割
紅花資料館の見学や児童動物園での触れ合い体験など、次代を担う子どもたちに町の観
光資源を知る機会や地元に愛着が持てるようなことを提供することで、大人になってからも地
元に対して愛着を持つ人づくりを心がけることが必要です。
⑹ 行政の役割
観光協会を中心とした関係団体との連携を密にしながら、二次計画に定めた数値目標の達
成状況の確認作業を進めるほか、観光資源の保全、観光ルートの形成、観光基盤の整備、宣
伝・広告、他の自治体との広域的な連携等に関する事業に取り組むことが必要です。
計画策定の経緯
期 日
会 議 名
内 容 等
① 平成26年 4月 1日
委嘱(第1回会議上で交付)
河北町観光振興計画策定部会委員
② 平成26年 4月22日
アンケート調査開始
観光関係団体
③ 平成26年 6月11日
策定幹事会(1回)
計画案の説明
④ 平成26年 6月30日
課長会議
計画策定日程説明
計画案の説明
河北町観光振興計画策定部会
計画策定日程説明
(第1回)
計画素案(事前配布)
河北町観光振興計画策定懇談
計画策定日程説明
会(第1回)
計画素案(事前配布)
⑦ 平成26年 8月11日
課長会議
計画案の説明
⑧ 平成26年 8月20日
町議会総務産業常任委員会
計画案の説明
パブリックコメント
計画案の提示と意見募集
⑩ 平成26年11月10日
課長会議
計画案の説明
⑪ 平成26年11月13日
策定幹事会(2回)
計画案の説明
⑤ 平成26年 7月 9日
⑥ 平成26年 7月15日
⑨ 平成26年10月 1日
~10月15日
⑫ 平成26年11月17日
⑬ 平成26年11月18日
⑭ 平成26年11月27日
河北町観光振興計画策定部会
(第2回)
町議会総務産業常任委員会
河北町観光振興計画策定懇談
会(第2回)
計画案の説明
計画案の説明
計画最終案の説明
16
河北町観光振興計画策定懇談会・策定部会等名簿
河北町観光振興計画策定懇談会
番号
氏
名
職
名
1
林 保彦
(一社)河北町観光協会長
2
兼子 昭平
河北町商工会観光サービス部会長
3
阿部 俊
べに花ガイド会
4
小野 祥子
べに花会
5
今田 みち子 農家レストラン「季節の味彩楽舎」
6
石山 国明
(一社)河北町観光協会副会長
7
佐藤 明子
(一社)河北町観光協会副会長
8
角川 廣美
最上のほとり代表
備考
河北町観光振興計画策定部会
番号
1
2
氏
名
職
名
古澤 準一
河北町商工会事務局長
山田 剛
(株)べに花の里振興公社支配人、河
北町観光農業体験推進協議会事務局
備考
長
3
岸
良一
NPO法人元気netかほく理事長
4
細矢 誓子
NPO法人かほく冷たい肉そば研究会
理事長
5
斎藤 祐市
べに花会会長、NPO法人河北まちづ
くりネットワークひまわり理事長
6
矢作 勲
河北町役場商工観光課長
観光関係団体
JRさくらんぼ東根駅、JR寒河江駅、寒河江市役所さくらんぼ観光課、村
山市役所商工文化観光課、天童市役所商工観光課、東根市役所商工
観光課、村山総合支庁商工労働観光部、山形空港事務所、山形空港
ビル(株)、山新観光(株)航空部、山交観光(株)寒河江案内所、(株)
農協観光山形支店、天童温泉協同組合、天童温泉お駒会、東根温泉
協同組合、東根温泉女将会
17
≪参考資料≫
1.観光回遊ルートの整備例
<町中心部モデルコース>
○雛の道ルート
ど
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○芸術の道ルート
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○歴史と地酒めぐりルート
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○銘木めぐりルート
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18
○かわまち回遊ルート
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<広域観光モデルコース>
●新鮮果物狩りと農家の田舎料理堪能コース
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●紅花資料館見学と、そば懐石を堪能・最後は足湯でほっこり
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●紅花資料館見学とご当地グルメ満喫コース
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19
●東北の巨刹・慈恩寺参拝&農家の田舎料理を味わう
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●美しい山形とおいしいご当地グルメ堪能コース
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●バラ公園散策と農家の田舎料理堪能コース
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●地域の歴史と文化に触れるコース
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20
べにのすけ
第二次河北町観光振興計画
策定年月
策 定 者
平成27年3月
河
北
町
〒999-3511 山形県西村山郡河北町谷地戊81
TEL 0237-73-2111
FAX 0237-72-7333
ホームページ http://www.town.kahoku.yamagata.jp/