10 2015 年 10 月 1 日（毎月 1 回発行）月刊 10 月号織本 GEKKAN ORIMOTO 2015 年 10 月 1 日発行印刷 Vol.254 医療法人財団織本病院〒 204-0002 東京都清瀬市旭が丘 1-261 TEL 042-491-2121 URL http://www.orimoto.or.jp/ 発行人高木由利イボクサ第 61 回東北地区肛門疾患懇談会理事長・院長高木由利八百屋さんに様々なきのこが並び始め、いよいよス地方には女性肛門科医がいらっしゃテキな秋の到来です。病院の 4 階ガーデンには待ちらないのはとても残念に思います。しかし、常に真摯いちじくに待った無花果が小さな実を付けました。な態度で診療に臨んでいらっしゃるこの先生方を見て＊＊＊いると、何も女性医師でなくても私だったら診療して秋は院内、院外共に様々なイベントがあります。院ほしいとさえ思いました。内では秋のコンサートや透析者懇話会、療養病棟のハ 11 月にはいよいよ日本大腸肛門病学会が名古屋でロウィン、職員子供会など色々です。院外では研究会開かれます。私は再びスキンタグの外科治療を発と学会が毎週のように全国で開かれます。表してきます。全国的にはこの手術が無意味だという 10 月 3 日（土）は仙台で行われた第 61 回東北地意見が主流です。区肛門疾患懇談会に演題を持って出席しました。東北その中で私は敢えの懇談会は私の大好きな研究会です。何故なら、東北てこのことを語りの先生方は純粋で真面目で自分を誇ることなく、ただ続けたいのです。ひたすら患者さんのために自分はどういう診療をすべきか、手術をすべきかを考え、実践される先生方ばかりだからです。私はスキンタグ（肛門皮垂）の外科治療について、私の手術をビデオに撮って先生方にご覧頂き、私の信念を語らせて頂きました。そして、スキンタグで悩む女性患者さんが多い割には肛門科医が病気ではないからと取り合ってくれない事実を伝えたのです。思った通り、東北の先生方の心にはこの私の小さな哲学がしっかり伝わり、様々な尊いご質問を頂きました。東北 10 2015 年 10 月 1 日（毎月 1 回発行）月号食事療法の教育入院腎不全教育普及指導員坂内繁子「たんぱく尿が出たり、クレアチニンの値が異常値導、またご自宅に帰られてから困るを表している。でも、症状が特にないので様子をみよことが無いように調理実習を体験することができます。う。」と考えておられる方はいらっしゃいませんか？腎臓からのサインをしっかりと受け止め、知識と理腎臓は、全身の各器官が健康な状態で働ける環境を維解を深めることで、これからの生活に希望や勇気を持持する仕事をしています。「背中の脳」と言われていつことができると思います。る腎臓は、障害が起きるとたんぱく尿としてサインを不安、悩み等ございましたら、スタッフにお声かけ出します。クレアチニン濃度は腎機能を知る指標で、ください。1 人でも多くの方々が、この素晴らしい食数値には個人差がありますが異常値が指摘された場合事療法を身に付けて頂けるようにお手伝いさせて頂きは腎機能が悪化していると考えられます。ます。腎臓の病気は必ず進行していきますが、その進行を遅らせるために大変重要な治療法が「食事療法」です。当院では、腎臓に負担をかけず体の環境を整わせる食事療法を習得するための教育入院を実践しています。入院中はカリキュラムに沿って腎臓病を学びます。ゆっくりと時間をかけて理解できるように進みますので、安心して学ぶことができます。低たんぱく食を 1 日 3 回召し上がって頂き、管理栄養士からの栄養指教育⼊院をされた患者さまからのお⼿紙私のかかり付けの主治医の先生から、クレアチニンの値が悪かったため織本病院を紹介して頂きました。　織本病院に入院して、初めて慢性腎不全の怖さ、そして低たんぱくの食事療法を知りました。何も分からない自分に気が付きました。管理栄養士さんに食事指導をして頂き、腎不全の食事療法のことを色々と知ることができました。また、腎不全指導員の坂内さんからは「慢性腎不全保存期の食事療法～少しでも透析療法を先延ばしするために～」を勉強させて頂きましたが、とても解りやすく、理解することができました。私は色々と知ることで、病気と向き合う自分にしたいと思いました。入院中の 3 度の食事は腎不全食とは思えない程、目で見て楽しく、美味しくて、毎回楽しみながら食事をしました。退院しても自分のためにしっかりと食事の管理をして、織本病院で学んだことを思い出して元気でいられるようにしたいと思っています。色々とお世話になり、ありがとうございました。　小野政子て製造してきました︵３価ワク毎年、年末年始頃からインフルエンザの流行が始まります。予防接種の効果が現れるのところで、Ｂ型インフルエン染すると家族全員、職場全体に感染が広がるす。インフルエンザは感染力が強く、１人感チン︶。に２週間程度かかります。そのため、月末頃までに予防接種を受けておく必要がありまザは山形系統と危険性があります。１人でも多くの人が予防、なお、成人は１回の接種で良いですが歳未満の幼小児は２∼４週間の間隔を開けてヴィクトリア系類のうち、どちらか１つを選んでワクチンに２回接種が必要です。勿論、発熱や体調不良接種を受けることがインフルエンザ対策に必入れていました。しかし、近年Ｂ型インフルの時は予防接種を受けることが出来ませんのクチンしか製造できず、Ｂ型に関しては２種イイイイインフルエンザは毎年流行する呼吸器感染症で、重症化すると肺炎、エンザは山形系統とヴィクトリア系統の両方 042-491-2121 （9:00 ∼ 17:00）脳症などに陥り、死亡する危険性もあります。シーズンから可能になりました。これにより、【ご予約・お問合せ】で、早めに予防接種の計画を立てるようにしヒトに感染するインフルエンザウイルス︵季節性インフルエンザ︶はＡ型とＢ型とが流行するインフルエンザのタイプをほぼ網羅 10 月 15 日（木）より接種開始が流行しています。そのため予防接種の効果あり、それぞれ更に細かなタイプに分かれてすることが出来るようになり、予防接種の効円の負担で接種できます。詳しくは当院インフルエンザの感染予防や重症化を防ぐ基います。流行するインフルエンザの種類は毎果がより高まることが期待されます。既に米清瀬市在住の 65 歳以上の方は、2,500 ましょう。年異なります。どの種類が流行するかを予測国では２シーズン前から４価ワクチンが使用に受付窓口にてお申込みください。類に加えてＢ型も山形系統とヴィクトリア系してワクチンが製造されるのですが、予測がされ今まで以上の予防効果が報告されていま直接ご来院で接種希望の方は、ご来院時とです。外れると﹁予防接種は効果がない﹂と言われす。ＷＨＯも４価ワクチンを推奨しているた受付窓口までお問合せください。統の２種類を入れた４価ワクチンの製造が今ることにもなります。おります。お電話にてご予約ください。をより高めるために、法律を改正しＡ型２種統の２種類があります。法律上の問題などか 11 要なことです。さとうじゅんいちら今まではインフルエンザワクチンは３価ワ佐藤潤一め、今後は世界的にも４価ワクチンに移行すると考えられます。象にインフルエンザ予防接種を受付けて 13 内科・糖尿病外来本は、流行が始まる前に予防接種を受けるこザンエルインフがンチクワすまりわ変これまでのインフルエンザワクチンはＡ型から２株、Ｂ型から１株の３種類の株を入れ当院では 15 歳（高校生）以上の方を対月号 10 2015 年 10 月 1 日（毎月 1 回発行） 10 2015 年 10 月 1 日（毎月 1 回発行）月号お詫びと訂正月刊織本 9 月号（Vol.253）に掲載の情報で誤りがございました。下記のとおりに訂正いたします。【訂正箇所】外来診療体制表の皮膚科（池谷田鶴子医師）診療日（誤）月曜日午前 → （正）月曜日午後皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。第170 回腎疾患ゼミナール腎不全の理解を深めましょう ⑧ カルシウム（Ca）について薬局からのワンポイントアドバイス腎臓内科：高木由利糖尿病教室のご案内テーマ『ためになる糖尿病のはなし』講師：内科内科・糖尿病外来担当　佐藤潤一『リンを下げるお薬について』薬剤師：外山加奈 2015 年 10 月 15 日（木）午後 1：00 ∼ 2：00 オリモトホール（織本病院 4F）参加費無料 2015 年 10 月 10 日（土）午後 1：00 ∼ 1：30 第 1 会議室（織本病院 4F）参加費無料予約不要（直接会場へお越しください）