ヴィオラ・ダ・ガンバ夏期講習会

日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会主催 第 38回
ヴ ィ オ ラ ・ダ ・ガ ン バ 夏 期 講 習 会
講師上村かおり
講師演奏会
講師
今年のテーマは「イン・ノミネの楽しみ」です。イン・ノミネとは
1つの声部が定旋律を受け持ち、他の声部がそれを飾って弾く曲で
す。音の絡み合い、響き合いをじっくり味わって弾きたいですが、
それがなかなか難しいのです。その絶妙な「さじ加減」ならぬ「指
加減」「弓加減」を講師の先生方が丁寧に、じっくりと教えてくだ
さいます。またこの絶妙な指加減・弓加減が完璧に効果を発揮する
ためには仲間同士のコミュニケーションが欠かせません。コンソー
トメンバーの息と心が1つにまとまったとき、初めて美しい音楽が
生まれます。今年はどのグループも1曲は「イン・ノミネ」に取り
組みます。そのような至福の時をあなたも体験してみませんか?
エマニュエル・ジラール
初心者コース講師
染川みかほ
7月 27 日(金)19:00∼
「フランス音楽におけるガンバ」
ルクレール:前奏曲とソナタ
vn.1:寺神戸亮 vn.2:荒木優子 BC:上尾直毅、上村かおり
サント・コロンブ:デュエット
エマニュエル ジラール、上村かおり
マレ:2 台のヴィオールのための組曲(第 1 巻より)
染川みかほ、上村かおり
クープラン:四重奏ソナタ
賛助:寺神戸 亮
ラ・スルタン
荒木優子
© MIURA
vn.1:寺神戸亮、vn.2:荒木優子、VdG:E. ジラール、上村かおり
講師レクチャー 7月28日(土)13:00
イン・ノミネをどう弾きましょうか?
モデルコンソートグループに演奏しても
らいながら、イン・ノミネを弾く喜びを分か
ち合いつつ、どんな音を響かせたらその
役割を果たせるのかを探していきます。
<講習会参加者に「奨学生」を 2 名まで募集!>
ガンバを勉強中の若い方々(24 歳以下)を支援いたします。
選考手続きののち、\30,000 割引き (通常学生割引\10,000)
講師演奏会、レクチャー等で、進行の手伝いをお願いします。
問合せ:北田 [email protected] 申込期限 5 月 25 日
協力:上尾 直毅(チェンバロ)
2012年7月26日(木)午後1時受付 ∼7月29日(日)正午解散
鹿教湯(かけゆ)温泉 鹿乃屋(全館借切) http://www.sikanoya.co.jp/ (美術館兼用の音楽ホールのある天然温泉。和室のみ)
長野県上田市鹿教湯温泉 1462 Tel: 0268-44-2141
定 員
40 名
申込先
〒252-0303 相模原市南区相模大野 5-21-10 大塚 弘子 宛
(問合せ先) Fax:042-765-6919 / e-mail: event@vdgsj.org
申込期間 5 月 15 日 ∼ 6 月 5 日
受付確認 参加者には 6 月下旬、参加要項とコンソート譜を郵送します。
参加費用 事前振込み / 振込先は参加要項に記載
参加費用
(含:宿泊費、食費、コンソートレッスン、講師演奏会、講師レクチャー)
ガンバ協会会員:46,000 円 学生:36,000 円
非会員:50,000 円 学生:40,000 円
個人レッスン受講費別途 6,000 円(1枠 50 分) チェンバロ通奏低音希望 +2,000 円
アンサンブル・レッスン(グループレッスン)(1 枠 50 分 15,000 円)
<スケジュール>
朝食
昼食
7/26(木)
7/27(金)
7/29(日)
受付
チェンバロ合わせ
個人レッスン
個人レッスン
Welcome
13:00
コンソート顔合わせ
初心者レッスン
コンソート練習
party
個人レッスン
個人レッスン
コンソート・レッスン
コンソート・レッスン
初心者レッスン
初心者レッスン
アンサンブル
7/28(土)
夕食
個人発表会
リハーサル
レッスン
個人発表会
アンサンブル
自由時間
講師演奏会
レッスン
コンソートレッスン
講 師
レクチャー
初心者レッスン
コンソート&アンサンブル
発表会
コン
ソート
リハー
サル
オーク
ション
打ち上げ
解 散
個人レッスン
一枠 50 分の個人レッスン。一人の講師につき先着7名まで。受講曲は自由、通奏
低音は原則チェンバロのみで、上尾直毅氏にお願いできるのは先着8名まで。初日
午後、15 分のチェンバロ合わせ予定。ジラール氏は、バロック・チェロのレッスンも
可。
コンソート レッスン
参加者はコンソート・グループ(4∼6声)に分かれ、二人の講師に受講後、最終日
に発表。受講曲とグループ分けは事前に知らせます。
上村かおり(うえむら
かおり)
講師/ヴィオラ・ダ・ガンバ
上野学園、ブリュッセル王立音楽院を首席で卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを大橋俊成、ヴィーラン
ト・クイケンの各氏に師事。これまでに、ベルギー、フランスを拠点とし、リチェルカール・コンソー
ト、ル・ポエム・アルモニク、レザール・フロリッサン、レ・タラン・リリック、またオランダのバッハ協
会、ドイツのカントウス・ケルンなどと共演、録音も数多くヨーロッパの第一線で活躍している。
近年は第一トレブル奏者としてヨーロッパ各地、アメリカからも招聘されるなど、活動の幅を広
げている。ヴィーラント・クイケン、クリストフ・ルセをはじめ、様々な音楽家から特に共演を望まれ
るアンサンブル奏者としての評価も高い。東京で率いるロイヤルコンソートのイギリス音楽を中心
とした演奏会にも定評がある。ブリュッセル在住。
染川みかほ(そめかわ
みかほ)
初心者コース講師/ヴィオラ・ダ・ガンバ
ヴィオラ・ダ・ガンバを東海大学教養学部芸術学科にて志水哲雄、プリュッセル王立音楽院にて
ヴィーラント・クイケン、フェリップ・ピエルロの各氏に師事。同音楽院古楽器科修士課程のディプ
ロマを得て終了。
アメリカの古楽アンサンブル「Arcanum」「Tamiami Consort」メンバー。
FIU(フロリダ・インターナショナル・ユニバーシティ)音楽学部ヴィオラ・ダ・ガンバクラス講師。アメ
リカ・フロリダ州在住。
寺神戸 亮(てらかど
りょう)
賛助演奏、アンサンブル・レッスン/バロック・ヴァイオリン、指揮
1961 年ボリヴィア生まれ。桐朋学園大学在学中 1983 年に日本音楽コンクール第 3 位入賞、
1984 年同大学を首席で卒業、<東京フィルハーモニー交響楽団>にコンサートマスターとして入団
(当時、最年少)。しかし 1986 年、在学中より興味のあったオリジナル楽器によるバロック演奏に
専心するためデン・ハーグ王立音楽院に留学、シギスヴァルト・クイケンのもと研鑽を積んだ。
<レザール・フロリサン>、<クイケン・アンサンブル>、<シャペル・ロワイヤル>、<コレギウム・ヴォ
カーレ・ゲント>、<ラ・プティット・バンド><バッハ・コレギウム・ジャパン>など、国内外でコンサート
マスターやソリストとして公演。2006 年からはスパッラを用いた演奏活動も精力的に行っている。
指揮者としては、『第 1 回北とぴあ国際音楽祭 '95』においてパーセル《ダイドーとエネアス》でデ
ビュー。以後、フランス・バロックとモーツァルトを中心に公演、海外でも活動の幅を拡げている。
CD 録音では、1995 年以来、レコード・アカデミー賞、芸術祭優秀作品賞等次々に受賞を重ね、
2008 年にはレコード・アカデミー賞(器楽部門)をスパッラでも受賞している。
現在、デン・ハーグ王立音楽院、ブリュッセル王立音楽院、東京芸術大学、福岡古楽音楽祭等
にて後進の指導、オーケストラ指導なども行っている。
2007 度より桐朋学園大学の特任教授。ブリュッセル在住。
アンサンブル レッスン
寺神戸亮氏にガンバ以外の楽器を含んだアンサンブルのレッスン。あらかじめグ
ループを組んでの参加となり、受講料1グループ 15000 円。
楽器のメンテナンス
平山照秋氏による実費修理、フレットや駒の調整、弓の毛替え他 ご相談ください
初心者コース
正しい楽器の構え方、弓の持ち方から音の出し方など、基礎からていねいに教え
ます。講習会中に合奏の一声部が弾けるようになります!貸出し楽器あり。
Emmanuel GIRARD(エマニュエル・ジラール)
講師/ヴィオラ・ダ・ガンバ/バロック・チェロ
ソルボンヌ大学で美術史、フランス国立東洋言語大学で日本語、日本文学を学び、パリ国立高
等音楽院チェロ科を一等賞を得て卒業。同音楽院古楽器科でも学ぶ。
現在、ラモローゾ・ギド パレストラッチ(L Amoroso-Guido Balestracci)、レ・タロンリリック、ラ・シ
ャンブルフィルハーモニック等の主要メンバー(通奏低音、アシスタントソロ等)として活躍。これま
でにザルツブルグ音楽祭、アスフェルド・ガンバ音楽祭、カーネギーホールでのコンサートはじ
め、多くの音楽祭、コンサートに出演し、日本では渡邊順生氏とのデュオ共演を重ねている。
桐朋学園大学バロックチェロ科の特任教授として、マスタークラスや室内楽のレッスンで、後進
の指導を行っている。
上尾直毅(うえお
なおき)
チェンバロ
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業後、アムステルダム・スウェーリンク音楽院で
チェンバロを故 G.レオンハルト、A.アウテンボッシュの両氏に師事しソリストディプロマを得て卒
業。その後デン・ハーグ王立音楽院にてフォルテピアノを S.ホーホランド氏に師事し室内楽及びソ
リストディプロマを得て卒業する。近年はチェンバロ、フォルテピアノの他、クラヴィコードの演奏
にも力を注いでいる。鍵盤楽器の他、18 世紀の宮廷バグパイプ「ミュゼット」を独自に研究、その
他古楽バグパイプ、バロックギターの演奏も行うなどレパートリーは中世、ルネサンスからバロッ
ク、そして古典派、ロマン派音楽に至るまで広範囲にわたっており、音楽史的観点と自らの感性
を融合させた独自の世界を展開させている。 桐朋学園大学音楽学部非常勤講師
ホームページは、 http://homepage.mac.com/muzette/
荒木優子(あらきゆうこ)
賛助演奏/バロック・ヴァイオリン
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。卒業演奏会に出演。同大学
研究科修了。在学中に桐朋学園オーケストラと共演し、1998年には文化庁より派遣され、トルコ・
イスラエルでのコンサートに出演。ヴァイオリンを辰巳明子氏に、バロック・ヴァイオリンを若松夏
美氏に師事。
第45回全日本学生コンクール奨励賞受賞、第10回川崎音楽賞コンクール第3位、および第7回
日本モーツァルトコンクール入賞。
「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・リベラ・クラシカ」「アンサンブル・ヴィンサント」「ト
ロヴァトーリ・レヴァンティ」など、日本の代表的な古楽オーケストラやアンサンブルの主要なメン
バーとして活躍し、数多くのコンサート及びCD録音に参加している。
平山 照秋(ひらやま
てるあき)
古楽器製作、楽器メンテナンス
1949 年神戸生まれ。ギターを植木義法氏に、リュートの手ほどきを M・シェーファー、岡本一郎
両氏に受ける。1967 年にギター、1973 年ヴァージナル、1974 年ヴィオラ・ダ・ガンバ、1975 年リュ
ート、1978 年チェンバロの製作を始め現在に至る。楽器製作のほか、1990 年には、天草市コレジ
ヨ館のヴァージナル、レベック、フィーデルなどの楽器を復元製作。2010 年には同館の日本人が
400 年以上前に作った竹のパイプオルガンの復元製作。2009 年には、大阪音楽博物館所蔵のフ
ォルテ・ピアノの修復。2010 年には、マリー・アントワネットが 使っていたハープの大修理なども
行った。 日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会員、薩南塩釜流居合道7段
HP:http://www.eonet.ne.jp/~kogakkihirayama/index.html ブログ:http://kogakki.blog.fc2.com/
問合せ ・ 申込用紙フォーマット請求先
e-mail:
event@vdgsj.org
紙面に載せきれない内容もありますので、どんな小さなことでもお尋ねください。
長野県上田市鹿教湯温泉 1462 Tel: 0268-44-2141
早朝∼24 時まで温泉使用可
交通手段
○ 電車 JR 上田駅または松本駅から バス約 50 分(1,200 円前後)
タクシー約 40 分(7,000∼8,000 円)
○ 車
上信越自動車道:東部湯の丸ICから約 40 分
長野自動車道:松本ICから約 40 分