CANcaseXL CANcaseXL log

マニュアル
CANcaseXL
CANcaseXL log
第 3.1 版
日本語
会社情報/著作権情報
ベクター・ジャパン株式会社
〒140-0002 東京都品川区東品川 2-3-12
シーフォートスクエアセンタービル 18F
本ユーザー マニュアルに記載される情報およびデータは、予告なく変更されることがあります。このマニュアルのいかなる部分も、方法や電子的
または機械的手段にかかわらず、発行者からの書面による許可なく、いかなるかたちでも複製することはできません。技術的情報、図面などはす
べて著作権保護法の対象です。
© Copyright 2006, Vector Informatik GmbH
All rights reserved.
Art. 80082-JP
CANcaseXL/log マニュアル
目次
目次
1
はじめに
3
1.1
このユーザー マニュアルについて
1.1.1
このマニュアルの使い方と規則
1.1.2
認証
1.1.3
保証
1.1.4
サポート
1.1.5
登録商標
4
4
5
5
5
5
2
CANcaseXL/CANcaseXL log
7
2.1
はじめに
8
2.2
接続
8
2.3
LED表示
11
2.4
CANcaseXL logの機能
2.4.1
動作モード
2.4.2
その他のLED
2.4.3
圧電ブザー
2.4.4
メモリーカード
2.4.5
電池
2.4.6
CANcaseXL logのフローチャート
11
11
12
12
12
13
14
2.5
仕様
15
3
アクセサリ
17
3.1
Piggyback
3.1.1
Piggybackの交換
18
19
3.2
ケーブル
20
4
インストールマニュアル
21
4.1
注意事項
22
4.2
Windows 2000
4.2.1
初回インストール
4.2.2
アップデート
4.2.3
インストールの確認
24
24
26
29
4.3
Windows XP
4.3.1
初回インストール
4.3.2
アップデート
4.3.3
インストールの確認
30
30
32
35
4.4
ハードウェア構成
36
4.5
動作テスト
38
4.6
トラブルシューティング
4.6.1
インストールの確認
4.6.2
ドライバの再インストール
39
39
39
5
付録A: 連絡先
41
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第 3.1 版
-I-
CANcaseXL/log マニュアル
はじめに
1 はじめに
この章は、次の内容について記載されています。
1.1
4ページ
このユーザー マニュアルについて
このマニュアルの使い方と規則
認証
保証
サポート
登録商標
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-3-
CANcaseXL/log マニュアル
はじめに
1.1
このユーザー マニュアルについて
1.1.1 このマニュアルの使い方と規則
情報をすばやく見つけ このユーザー マニュアルは、以下の方法でお使いいただけます。
るには
¼ 各章の始めに、内容の概要が記載されています。
¼ 開いているページの章とパラグラフがヘッダーに記載されています。
表記規則
以下の 2 つの表では、このユーザー マニュアルで使用されるスタイルと記号の表記規則に
ついて説明します。
スタイル
使用方法
太字
ブロック、表面的な要素、ソフトウェアの Window 名とダイアログ名。警
告やアドバイスの強調。
[OK]
ボタンは角かっこで囲まれる。
[ファイル] - [保存]
メニューおよびメニュー項目を指す。
Windows
法律で保護された正式名称および注記。
Source code
ファイル名およびソース コード。
ハイパーリンク
ハイパーリンクおよび参照先。
<Ctrl>+<S>
ショートカット キー。
記号
使用方法
データを破損する可能性のある危険な操作について警告します。
ヒントや追加情報が記載されています。
例を示しています。
段階を追って説明しています。
ファイルの編集に関する説明を記載しています。
このマークは、特定のファイルを編集しないように警告しています。
-4-
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CANcaseXL/log マニュアル
はじめに
1.1.2 認証
認定品質管理システ
ム
Vector Informatik GmbH は、ISO 9001:2000 認証を取得しています。ISO 標準規格は、
世界的に認められている規格です。
1.1.3 保証
制限事項
ベクター (ベクター・ジャパン株式会社および Vector Informatik GmbH) は、文書やソフト
ウェアの内容を予告なしに変更する権利を有します。ベクターは、このユーザー マニュアル
に記載される内容に間違いがないこと、また、このユーザー マニュアルを使用することに
よって生じる損害に対しては、全く責任を負いません。ベクターは、間違いのご指摘や改良
のご提案に感謝し、今後、お客様により効率的な製品をご提供できるようにいたします。
1.1.4 サポート
サポートが必要な場合 次の電話番号をご利用ください。
電話:
03-5769-6971
Fax:
03-5769-6975
メール: [email protected]
1.1.5 登録商標
商標登録
このユーザー マニュアルで使用されるすべての商標および必要に応じてサードパーティが
登録したすべての商標は、各有効な商標権および登録された特定の所有者の権利の条件
に帰属します。すべての商標、商標名、会社名は、それらの特定の所有者の商標または登
録商標です。明示的に許可されないすべての権利は留保されます。このユーザー マニュア
ルで使用される商標が明示的に掲示されていない場合でも、名前にサードパーティの権利
がないということを示すものではありません。
¼ Windows、Windows XP、Windows 2000 は Microsoft Corporation の商標です。
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第 3.1 版
-5-
CANcaseXL/log マニュアル
CANcaseXL/CANcaseXL log
2 CANcaseXL/CANcaseXL log
この章は、次の内容について記載されています。
2.1
はじめに
8ページ
2.2
接続
8ページ
2.3
LED表示
11ページ
2.4
CANcaseXL logの機能
11ページ
動作モード
その他のLED
圧電ブザー
メモリーカード
電池
CANcaseXL logのフローチャート
2.5
15ページ
仕様
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-7-
CANcaseXL/CANcaseXL log
2.1
CANcaseXL/log マニュアル
はじめに
CANcaseXL
CANcaseXL は、ATMEL の ARM7 コア搭載 32 ビット 64MHz マイクロコントローラ 1 個と
Philips の SJA1000 CAN コントローラ 2 個が内蔵された USB インターフェイスです。
CANcaseXL は、11 ビットまたは 29 ビットの CAN メッセージを処理できます。また、リモー
ト フレームの受信および解析機能に制限はありません。他のベクター製 CAN ハードウェア
と同様に、CANcaseXL もバス上にエラー フレームを生成したり、バスのエラー フレームを
検知することができます。
CANcaseXL log
CANcaseXL logにはCANcaseXLと同じ機能がありますが、さらにCANおよびLINメッセー
ジのデータ ロガーとして使用することもできます。ロギングしたデータは、工業グレードの
SDカードに保存します。詳細については、第2.4.4章「メモリーカード」を参照してください。
バスの種類
各種トランシーバを利用して、CANcaseXL/logを様々なバスに対するインターフェイスとして
利用できます。CANおよびLINトランシーバをプラグイン ボード (CANpiggyまたは
LINpiggy) として用意してあるため、CANcaseXL/logの内部に実装することができます。ト
ランシーバの実装の詳細については、第エラー! 参照元が見つかりません。章「エラー! 参
照元が見つかりません。」を参照してください。購入可能なCANpiggyおよびLINpiggyの一
覧については、第3章を参照してください。
注記: インストール CD に収録される PDF ファイル
(CD: \Drivers\XL_Family_Accessories.pdf) にアクセサリに関する詳しい情報
が記述されています。
2.2
接続
概要
CANcaseXL には以下のコネクタが付属しています:
¼ PC と接続するインターフェイス モードで使用する場合の USB コネクタ
¼ 電源、同期、トリガー用の Binder 丸型コネクタ
¼ 独立した CAN/LIN バスへの接続用 D-SUB9 コネクタ 2 個
さらに、CANcaseXL log には以下が付属しています:
¼ SD カード スロット
USB コネクタ
CANcaseXL/log は、PC の空いている USB ポートに USB ケーブルを使用して接続しま
す。このケーブルは、インターフェイス モード中には CANcaseXL/log への電圧供給も行い
ます。
Binder 丸型コネクタ
USB ポートで必要とされる 500mA の電流を供給できない場合、外部から
CANcaseXL/log に電圧供給を行うことができます。その場合、CANcaseXL/log に付属す
る 3 ピン Binder 丸型コネクタを使用します。ベクターから購入可能な電源は、インストール
CD のアクセサリ マニュアルを参照してください。
-8-
第 3.1 版
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CANcaseXL/log マニュアル
CANcaseXL/CANcaseXL log
Binder 丸型コネクタの Binder コネクタのピン割当について、次の表に示します。
ピン配置
ピン 配置
1
電圧供給 7V~33V (推奨: 12V)
2
同期ライン/外部トリガー入力
3
アース
2
3
1
Binder 丸型コネクタを インターフェイス モードの場合、CANcaseXL/log は、3 ピンBinder丸型コネクタのピン 2 に
使用した時間同期
同期シグナルを出力します。Vector XL製品ファミリのデバイスをSYNCcableXL (第3章を
参照) を使用してこのコネクタに接続できます。
ソフトウェア/ハードウェ XL ファミリのデバイスによって測定中に作成されたタイムスタンプは、ソフトウェアまたは
アの時間同期
ハードウェアで同期することができます。
ソフトウェアの同期はドライバベースで行われ、すべてのアプリケーションで行うことができ
ます。この同期は、[ Vector Hardware Config] – [General information] – [Settings]
– [Software time synchronization] で変更できます。ソフトウェア同期によるタイムスタ
ンプ修正の精度は、デバイスによって異なり、通常 50µs です。
最大 4 個のハードウェアを SYNC ケーブル (下記の記述を参照) で同期することができ、ア
プリケーションによるサポートを必要とします。ハードウェア同期によりタイムスタンプ修正の
精度は、アプリケーションによって異なり、通常 1µs です。
ハードウェア同期の
機能
同期するデバイスは、パーティ ライン (2 本のワイヤを利用、信号: SYNC および GND) に
よって相互接続します。
Sync Line で High→Low エッジが検知されると、ベクター インターフェイスが、ドライバ経由
でアプリケーションに提供するタイムスタンプを生成します。その結果、アプリケーションはさ
まざまなデバイスのタイムスタンプを共通の時間ベースに同期させることができます。
同期エッジは、XL ファミリのデバイスで生成します。
情報: 同期を行うためには、アプリケーションが同期をサポートしている必要があります。詳
細については、アプリケーションに付属するマニュアルを参照してください。XL ファミリの複
数デバイスを PC で動作させる場合や、同期ラインを使用して相互接続する場合は、ドライ
バのソフトウェア時間同期を無効にしてください ([ Vector Hardware Config] – [General
information] – [Settings] – [Software time synchronization] で無効にできます)。
Binder コネクタを使用 ロギング モードの場合、3 ピン Binde 丸型コネクタのピン 2 はトリガー入力として機能しま
した外部トリガー
す。ピン 2 を GND に接続することでトリガーが発生します。トリガー入力は Low アクティブ
ですので、トリガーは立下りエッジにより発生します。
警告: 外部トリガー入力は、5V (TTL) 用に設計されているため、12V には接続しないでくだ
さい。
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-9-
CANcaseXL/CANcaseXL log
CAN/LIN 用 D-SUB9
コネクタ
D-SUB9 ピンの配置
CANcaseXL/log マニュアル
CANcaseXL/log は、D-SUB9 ピン ソケット コネクタを使用して CAN または LIN バスに接
続します。
ピン
LIN
6259/7259 opto/mag
1
CAN Single Wire
5790 opto
N.C.
CAN
251/1050/1054/10011
(opto)
N.C.
2
N.C.
CAN Low
N.C.
3
VB-
Ground (VB-)
VB-
4
Pdis
reserved
R100
5
Shield
Shield
Shield
6
reserved
reserved
reserved
7
LIN
CAN High
CAN
8
reserved
reserved
reserved
9
VB+
N.C. (VB+)
VB+
N.C.
注記: インストール CD に収録される PDF ファイル
(CD: \Drivers\XL_Family_Accessories.pdf) にアクセサリに関する詳しい情報を
記述しています。
注記: インターフェイス モードで SD カードにアクセスすると、CAN/LINpiggy は非アクティブ
になります。
- 10 -
第 3.1 版
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CANcaseXL/log マニュアル
2.3
CANcaseXL/CANcaseXL log
LED表示
LED 表示
CANcaseXL/log は、2 つのチャンネルの両方に 3 個の LED があります。LED は、メッセー
ジの方向と、エラー フレームの発生を示します。
Err 意味
Rx
Tx
(( ))
-
-
メッセージを受信中に点灯。
-
(( ))
-
メッセージを送信中に点灯。
-
-
(( )) エラー イベントがバスで発生中に点灯。
ロガー モードの場合のみ:
LED の点滅は、対応するチャンネルが「バス上にない」ことを示します。
(( )) : LED の点滅を示します。
2.4
CANcaseXL logの機能
2.4.1 動作モード
CANcaseXL log の
動作モード
CANcaseXL log には 2 つの動作モードがあり、それぞれ USB 接続と外部電源供給によっ
て切り替えることができます。
USB 接続
外部電源供給
モード
要
任意
インターフェイス モード/ロ
ガー コンフィギュレーション
モード
否
要
ロガー モード
インターフェイス モード インターフェイス モードでは、CANcaseXL log は PC とバス間の通常の CAN/LIN インター
フェイスとして機能します。メッセージは、CANcaseXL と同様に適切なツールを使用して、
両方のチャンネルを経由して送受信できます。
ロガー モード
ロガー モードでは、CANcaseXL log をスタンドアローン ロガーとして使用でき、CAN/LIN
イベントをロギングすることができます。その場合、CANcaseXL log を PC の USB コネクタ
から取り外してください。電源は、Binder 丸型コネクタコネクタから外部供給します。
注記: ロガー コンフィギュレーション モードでは、XL log Config を使用できます
(インストール CD のマニュアル、\Drivers\CANcaseXL
\Tools\XL_log_Config_UsersGuide.pdf を参照)。
警告: ロギング中は、CANcaseXL log を USB ケーブルで PC に接続しないでください。接
続すると、ロガー モードが終了します。ただし、ロガー モード時の設定は、CANcaseXL log
をインターフェイス モードにして行います。
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CANcaseXL/CANcaseXL log
CANcaseXL/log マニュアル
2.4.2 その他のLED
CANcaseXL log の
その他 LED
CANcaseXL log には、Tx、RX、Err の LED 以外に、Status と Data の LED もあります。
それぞれの意味を以下に示します。
Status
Data
意味
デバイスが動作していない。
OFF
OFF
緑
*
デバイスがインターフェイス モードで、有効な SD カードを使
用している。
赤
*
デバイスがインターフェイス モードで、無効な SD カードを使
用している。
オレンジ
オレンジ
緑
OFF
緑
(( 緑 ))
(( 緑 ))
*
(( 赤 ))
OFF
(( オレンジ ))
*
*
*
デバイスがインターフェイス モードで、SD カードを使用してい
ない。
デバイスがロガー モードで起動中。
デバイスが SD カードを待機中。
デバイスが SD カードにアクセス中。
デバイスでロギングの準備が完了。
デバイスがトリガーを待機中。
デバイスがエラーを通知、ロギングを停止。
警告: SD カードの空き領域が 10%未満。ロギングは続行。
警告: クリティカルなデータ レートだが、メッセージは失われ
(( オレンジ )) ない。ロギングは続行。データ レートが低くなると LED の状
態が変移する。
(( 赤 ))
エラー: データ レートが高すぎるため、メッセージが失われ
た。ロギングは続行されるが、LED の状態は、デバイスをリ
ブートするまで継続。
*
: データ送信によって LED の状態が異なる。
(( )) : LED の点滅を示します。
2.4.3 圧電ブザー
トリガー イベント
シグナル
CANcaseXL log には圧電ブザーを搭載しており、内部トリガー イベントを聴覚的にユー
ザーに知らせます。トリガーは、設定ツールの XL log Config を使用して定義します (インス
トール CD の\Drivers\CANcaseXL\Tools\XL_log_Config_Users Guide.pdf
を参照)。
2.4.4 メモリーカード
SD カードの挿入と
取出
- 12 -
CANcaseXL log には、押すと飛び出るタイプの SD カード フォルダを装備してあります。
SD カードを挿入するときは、カチっと音がするまで押し込みます。SD カードを取り出すとき
には、SD カードをカード フォルダに軽く押し込むとカード フォルダからはずれ、固定されて
いた場所から飛び出します。
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CANcaseXL/log マニュアル
CANcaseXL/CANcaseXL log
警告: SD カードを無理やりカード フォルダから引き出さないでください。無理やり引き出す
と、SD カードが破損する可能性があります。
SD カードのフォーマッ SD カードを使用する前に、設定ツールの XL log Config を使用して SD カードをフォーマッ
ト
トしてください (インストール CD のマニュアル
\Drivers\CANcaseXL\Tools\XL_log_Config_Users Guide.pdf を参照)
メモリー要件
メモリーカード内では、CAN メッセージごとに、最高 18B、LIN メッセージは最高 102B 必要
です。
CardFix Kit
CANcaseXL log の標準製品は、SD カードを外部から挿入したり取り出したりすることがで
きます。盗難防止など、場合によっては挿入した SD カードを取り外せないようにする必要
があります。SD カード スロット付の裏側のプレートが閉じているプレートに置き換えられて
いるため、CardFix Kit は、理想的なプロテクト ソリューションとなります。これで、SD カード
を簡単に取りはずせないようにすることが可能です。CardFix Kit はベクターに商品番号
07132 で注文できます。
警告: CANcaseXL log を開けて改造することはしないでください。詳細については、キット
に同梱される説明書をお読みください。ただし、お客様の CANcaseXL log の変更は、弊社
のサポートで行うことができます。
情報: CANcaseXL log には、2GB の SD カードが付属しています。
2.4.5 電池
寿命
CANcaseXL log は、耐久寿命約 5 年のリチウム電池を内蔵しています。この電池により、
内蔵リアルタイム クロックを正確に動作させることができます。
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第 3.1 版
LED is red
r
Status Data
LED is green,
flashing organge
LED is flashing orange
o
g
LED is orange
o
LED is flashing red
LED is flashing green
g
r
LED is green
g
LED is operating by its
usual way (unaffected).
See chapter 1.6 for further
information.
LED is off
reset
ext. power
event
g
g
trigger
finished
g
USB
conncted?
start up
If the data rate is too high and messages
are lost, the data LED is flashing red.
The LED does not stop blinking until the power is
switched off.
The logging continues uninterrupted.
If the data rate is critical but no messages
are lost, the data LED is flashing orange.
The LED stops flashing if data rate decreases.
The logging continues uninterrupted.
If the SD card space is <10%, the status LED
is flashing orange. The logging stops if no
space is available.
While logging the data rate is watched closely:
yes
valid SD card
CANcaseXL
Interface mode
invalid SD card
r
g
no SD card
OFF
no
message
lost?
sd card
space
<10%?
logging
yes
yes
no
g
yes
free
space?
trigger occured
wait for trigger
ready
g
g
g
o
data rate
error flag
r
data rate
warning flag
o
no
yes
card error
success?
SD card access
wait for card
boot
Logger mode
o
space
warning flag
o
no
error
logger stopped
r
no
SD card
removed?
yes
CANcaseXL/CANcaseXL log
CANcaseXL/log マニュアル
2.4.6 CANcaseXL logのフローチャート
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CANcaseXL/log マニュアル
2.5
CANcaseXL/CANcaseXL log
仕様
CANcaseXL/log
CANcaseXL Log
ケース
堅固なメタル ケース
表示機能
各チャンネルごとに 3 つの LED によるステー
タス表示
チャンネル
独立した 2 チャンネル
トランシーバ
変更可能な CANpiggy または LINpiggy
CAN コントローラ
Phillips SJA 1000 × 2
マイクロコントローラ
ATMEL AT91R40008 32bit 64MHz 動作
最大ボーレート
1 Mbps
タイムスタンプ精度
1µs
エラー フレーム
検出および生成
PC インターフェイス
USB 1.1 および 2.0
外部電源 (通常)
7V~33V
電源供給
USB、外部電源装置 (オプション)
消費電流
(SD カードなし)
CANcaseXL/log 本体は 150mA
CANpiggy 251 の場合、定格 30mA
記憶媒体
SD カード (最大 2GB)
設定
プラグ&プレイ
寸法
約 106mm x 77mm x 33mm
重量
約 210g (CANpiggy は除く)
温度範囲
動作温度: -20℃~70℃
出荷温度および保管温度: -40℃~85℃
周囲の空気の相対湿度
15 %~95 % (結露なし)
ソフトウェア要件
Windows 2000/XP
動作モード
インターフェイス モードおよびロガー モード
記録機能
SD カードにロギング
表示機能
LED 2 個によるステータス表示
追加機能
リアルタイム クロックおよび圧電ブザー
起動時間 (ロガー モード)
電源投入後 1s
電源供給
ロガー モードの場合、外部から電源供給
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第 3.1 版
- 15 -
CANcaseXL/log マニュアル
アクセサリ
3 アクセサリ
この章は、次の内容について記載しています。
3.1
Piggyback
18ページ
Piggybackの交換
3.2
20ページ
ケーブル
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第 3.1 版
- 17 -
CANcaseXL/log マニュアル
アクセサリ
3.1
Piggyback
Piggyback
Piggyback は、各種トランシーバを内蔵しており、XL インターフェイスを特定のバス
(CAN/LIN) へ接続を実装するためのプラグイン PC ボードです。Piggyback は以下の製品
で使用されています:
¼ CANcaseXL
¼ CANcaseXL log
¼ CANboardXL
¼ CANboardXL pxi
¼ CANister
使用可能な
Piggyback
- 18 -
Piggyback
トランシーバ
説明
6259mag
TLE6259
LIN (12V)、磁気絶縁。
7259mag
TLE6259
LIN (24V)、磁気絶縁。
251
82C251
高速 CAN。
251mag
82C251
高速 CAN。磁気絶縁。
251opto
82C251
高速 CAN。光学絶縁。
1040mag
TJA1041A
高速 CAN。磁気絶縁。
1,041A
TJA1041A
高速 CAN。
1041Amag
TJA1041A
高速 CAN。磁気絶縁。
1041Aopto
TJA1041A
高速 CAN。光学絶縁。
1050
TJA1050
高速 CAN。
1050mag
TJA1050
高速 CAN。磁気絶縁。
1050opto
TJA1050
高速 CAN。光学絶縁。
1054
TJA1054
低速 CAN。
1054mag
TJA1054
低速 CAN。磁気絶縁。
1054opto
TJA1054
低速 CAN。光学絶縁。
10011opto
B10011S
商用車分野での CAN。オプトカプラ内蔵。
5790 c
AU5790
シングルワイヤ CAN。
5790opto c
AU5790
シングルワイヤ CAN。オプトカプラ内蔵。
第 3.1 版
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CANcaseXL/log マニュアル
アクセサリ
注記: インストール CD に収録される PDF ファイル
(CD: \Drivers\XL_Family_Accessories.pdf) にアクセサリに関する詳しい情報
を記述しています。
3.1.1 Piggybackの交換
警告: この操作を行う際は、ボードの上下に触れないでください (CANcaseXL/log のメイン
ボードまたは CANpiggy)。
1. 最初に、D-SUB 9 コネクタがある側の、2 個の装飾キャップを外し、CANcaseXL/log
のケースのネジを緩めます。次に、メインボードをケースから丁寧に取り出し
ます。
2. メインボードの中央にある設置位置 1 (チャンネル 1) と、端にある設置位置 2 (チャン
ネル 2) を確認します。
3. 2 個の CANpiggy が、それぞれねじで固定されていますので、ねじを外して設置位置
から CANpiggy を丁寧に取り外します。
4. 交換する CANpiggy を差し込みます。この時、単一および 2 列に並んだコネクタが横
方向にずれていないことを確認してください。
5. 新しい CANpiggy をねじで固定します。
6. CANcaseXL/log のメインボードをケースに戻し、適切に差し込まれていることを確認し
ます。この時、裏側 (バーコードがある側) を上にしてケースをテーブルに置
きます。次に、CANpiggy を上に向け、メイン ボードを上部ガイド レールに
差し込みます。
7. メイン ボードは、力を入れなくても奥から数 mm の所まで滑らせることができます。ケー
スを軽く押して閉じ、ネジで固定します。ネジは、極端にきつく締める必要はありませ
ん。
8. 2 個の黒い装飾キャップを留めます。
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第 3.1 版
- 19 -
CANcaseXL/log マニュアル
アクセサリ
3.2
ケーブル
名前
特性
CANcable 0
CAN 接続ケーブル。両端に D-SUB9 ピン ソケット (メス) 付属。終端抵
抗なし。
CANcable 1
CAN 接続ケーブル。両端に D-SUB 9 ピン ソケット (メス) 付属。120Ω
の並列終端抵抗器×2。
CANcable A
CAN 接続ケーブル。一端に D-SUB9 ピン ソケット (メス) が付属、もう
一端は圧着用に剥き出し。
CANcable Y
一端に D-SUB9 ピン ソケット (メス) 1 個、もう一端に D-SUB9 ピン ソ
ケット (メス) 2 個が付属する CAN 用 Y ケーブル。 オスメス変換器付。
CANterm120
D-SUB9 ピン コネクタ (オス) 1 個および
D-SUB9 ピン ソケット (メス) 1 個が付属する CAN アダプタ。120Ω 終端
抵抗器内蔵。高速 CAN バス用。
SYNCcableXL
SyncBox 経由での CANcardXL、CANcaseXL/log、CANboardXL 等と
時間同期を行うための接続ケーブル。両端に 3 ピン Binder 製丸型ソ
ケット Model 711。
注記: インストール CD に収録される PDF ファイル
(CD: \Drivers\XL_Family_Accessories.pdf) にアクセサリに関する詳しい情報
を記述しています。
- 20 -
第 3.1 版
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4 インストールマニュアル
この章は、次の内容について記載しています。
4.1
注意事項
22ページ
4.2
Windows 2000
24ページ
初回インストール
アップデート
インストールの確認
4.3
Windows XP
30ページ
初回インストール
アップデート
インストールの確認
4.4
ハードウェア構成
36ページ
4.5
動作テスト
38ページ
4.6
トラブルシューティング
39ページ
インストールの確認
ドライバの再インストール
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第 3.1 版
- 21 -
CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.1
注意事項
ハードウェア要件
ソフトウェア
要件(PC)
CPU
Pentium III 以上
メモリー
256 MB 以上
USB
1.1.または 2.0
オペレーティング
システム
Windows 2000 SP4/XP SP2
警告: 複数の異なるベクター製 CAN ハードウェア コンポーネントを PC 上で同時に実行す
る場合、バージョン番号の一番低いドライバを最初にインストールしてください。
注記: 1 つの PC でさまざまな CAN ハードウェア コンポーネントを使用する場合の詳細に
ついては、インストール CD に収録される PDF (\Drivers\Important_Notes.pdf)
を参照してください。
インストール手順につ
いて
ソフトウェアの互換性
インストール手順には、Windows 2000 および Windows XP 用の CANcaseXL/log ドライ
バ バージョン 4.x 以降のインストールと、CANcaseXL/log の機能テストについて記載して
います。この説明は、CD からのインストールを前提としています。
CANcaseXL/log は、下記のアプリケーションの特定のバージョン以降で使用することがで
きます。これらのアプリケーションのバージョンについては、インストール CD のドライバ ディ
レクトリにある readme.txt ファイルを参照してください。
¼ CANalyzer
¼ CANoe
¼ CANape
¼ CANdito
¼ ProCANopen
¼ CANsetter
¼ CANdriver for DIADEM
¼ XL Driver Library を使用したユーザ固有のアプリケーション
注記: リストに記載してあるソフトウェア製品のいずれかのバージョン (full、run、pex、pro、
fun、junior) で CANcaseXL/log を実行するには、ソフトウェア ライセンスが必要です。
複数のライセンスを組み合わせることが可能です。
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第 3.1 版
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CANcaseXL/log マニュアル
電源管理
インストールマニュアル
多くのデスクトップ PC には、特定の期間において、CPU をブロックする電源管理機能が搭
載されています。これにより、時間システムの精度が低くなります。アプリケーションに厳密
なタイミング要件が必要な場合 (周期的メッセージ送信や、反応時間の評価など)、これらの
電源管理を無効にする必要があります。
電源管理の設定は、以下に含まれています:
¼ BIOS 設定
¼ Windows 2000/XP のコントロール パネル (電源オプションなど)
注記: 本書では、電源管理の詳細について記載していません。
注記: Windows XP の場合、デバイス マネージャの起動方法が設定したビューによって異
なります。
カテゴリ ビュー:
[スタート] – [設定] – [コントロール パネル] – [パフォーマンスとメンテナンス] – [システム]
– [ハードウェア] – [デバイス マネージャ]
クラシック ビュー:
[スタート] – [設定] – [コントロール パネル] – [システム] – [ハードウェア] – [デバイス マ
ネージャ]
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.2
Windows 2000
初回およびアップデー
ト インストール
このセクションでは、Windows 2000 でドライバの初回インストールと既存のドライバのアッ
プデートの方法について説明します。インストールに必要なすべてのファイルは、インストー
ル CD に収録されています。
警告: Windows 2000 で問題なく動作させるためには、Service Pack 4 以上が必要です。
警告: 次の手順を行うためには、管理者権限が必要です。
注記: ドライバは Microsoft により署名されていません。ドライバのインストール中に署名に
関するメッセージが表示された場合、[Yes] をクリックしてインストールを再開してください。
4.2.1 初回インストール
ドライバをまだインストールしていない場合は、次のインストール手順に従ってください。
1.
CANcaseXL/log を USB ケーブルを使用して PC に接続します。
2.
Windows 2000 で新しいハードウェアの検出ウィザードが起動します。
画面の指示に従います。
ハードウェア
ウィザード
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第 3.1 版
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
3.
[デバイスに適切なドライバを検索する (推奨)] を選択します。[次へ] ボタンをクリック
します。
4.
インストールの際に、[場所を指定] でドライバの場所を指定します。その後、[次へ] ボ
タンをクリックします。
5.
ドライバのインストールに必要なファイルは、インストール CD の
\Drivers\CANcaseXL\Windows_2k_XP ディレクトリに収録されています。[検索] ボ
タンをクリックして [OK] をクリックします。ハードウェア ウィザードの指示に従います。
インストールに成功したことを確認するメッセージが表示され、ウィザードが終了しま
す。
6.
PC を再起動します。
7.
第4.2.3章「インストールの確認」の記述に従って、インストールが成功したことを確認
します。
ドライバ ソース
インストール完了
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- 25 -
CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.2.2 アップデート
ドライバの古いバージョンがインストールされている場合、ここに記載されるインストール手
順に従ってください。
[コントロール パネル] – [Vector Hardware] でインストール ドライバのバージョン番号を確
認します ([ハードウェア] – [CANcaseXL] を参照)。
1.
CANcaseXL/log を USB ケーブルを使用して PC に接続します。
2.
[デバイス マネージャ] ([スタート] – [設定] – [コントロール パネル] – [システム] –
[ハードウェア] – [デバイス マネージャ] の順に選択) を起動します。
3.
CANcaseXL の[ドライバ]タブを選択します
([CAN-Hardware] – [Vector CANcaseXL]。
4.
[ドライバの更新] を選択します。
デバイス マネージャ
ドライバの詳細
- 26 -
第 3.1 版
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
ドライバの更新
既知のドライバの
リスト
5.
Windows 2000 でデバイス ドライバの更新ウィザードを起動します。画面の指示に従
います。
6.
[このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する] を選択します。
7.
その後、[Vector CANcaseXL] を選択し、[ディスク使用] ボタンをクリックしてインス
トール CD のドライバ ディレクトリ (\Drivers\CANcaseXL\Windows_2k_XP) に
移動します。
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- 27 -
CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
ドライバの選択
アップデートの完了
8.
[次へ] ボタンをクリックして、ハードウェア ウィザードの指示に従います。
9.
インストールに成功したことを確認するメッセージが表示され、ウィザードが終了しま
す。
10. PC を再起動します。
- 28 -
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.2.3 インストールの確認
1.
[デバイス マネージャ] ([スタート] – [設定] – [コントロール パネル] – [システム] –
[ハードウェア] – [デバイス マネージャ] の順に選択) を起動します。
2.
Vector CANcaseXL デバイスが CAN-Hardware のサブグループとして表示される
かどうか確認します。
3.
Vector CANcaseXL という項目をダブルクリックして適切にインストールされているこ
とを確認します。ドライバが正しくインストールされると、[全般] タブの [デバイスの状
態] に「このデバイスは正常に動作しています。」というメッセージが表示されます。
デバイス マネージャ
のプロパティ
4. デバイスの競合が発生した場合、第4.6章「トラブルシューティング」の詳細な手順を参
照してください。
5. アプリケーションのインストール指示の通りに、ハードウェアのインストールが正しく行わ
れているか確認します。アプリケーションによっては、ハードウェアをテストすることがで
きます。この詳細については、第4.5章「動作テスト」を参照してください。
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.3
Windows XP
初回およびアップ
デート インストール
このセクションでは、Windows XP でのドライバの初回インストールの方法と、既存のドライ
バのアップデート方法について説明します。インストールに必要なすべてのファイルは、イン
ストール CD に収録されています。
警告: Windows XP で問題なく動作させるためには、Service Pack 2 以上が必要です。
警告: 次の手順を行うためには、管理者権限が必要です。
4.3.1 初回インストール
1.
CANcaseXL/log を USB ケーブルを使用して PC に接続します。
2.
Windows XP で新しいハードウェアの検出ウィザードが起動します。画面の指示に従
います。
3.
[一覧または 特定の場所からインストールする ] を選択します。[次へ] ボタンをクリッ
クします。
4.
CD からインストールする際に、[参照] をクリックしてドライバの場所を指定します。次
に、[次の場所を検索に含める] を選択します。
\Drivers\CANcaseXL\Windows_2k_XP ディレクトリにドライバ インストールに
必要なファイルがあります。
ハードウェア
ウィザード
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
ドライバの検索
5.
[次へ] ボタンをクリックして、ハードウェア ウィザードの指示に従います。
6.
インストールに成功したことを確認するメッセージが表示され、ウィザードが終了しま
す。
インストール完了
7. PC を再起動します。
8. 第1.1.1章の記述に従って、インストールが成功したことを確認します。
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.3.2 アップデート
ドライバの古いバージョンがインストールされている場合、ここに記載されるインストール手
順に従ってください。
[コントロール パネル] – [Vector Hardware] でインストール ドライバのバージョン番号を確
認します ([ハードウェア] – [CANcaseXL] を参照)。
1.
CANcaseXL/log を USB ケーブルを使用して PC に接続します。
2.
[デバイス マネージャ] ([スタート] – [設定] – [コントロール パネル] – [システム] –
[ハードウェア] – [デバイス マネージャ] の順に選択) を起動します。
デバイス マネージャ
ドライバの詳細
CANcaseXL の [ドライバ] タブを選択します ([CAN-Hardware] – [Vector
CANcaseXL] – [ドライバ])。
[ドライバの更新] を選択します。
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
ドライバの更新
ドライバの場所
5.
Windows XP でデバイス ドライバの更新ウィザードを起動します。画面の指示に従い
ます。
6.
[一覧または 特定の場所からインストールする (詳細) ] を選択します。[次へ] ボタン
をクリックします。
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
7. [次へ] ボタンをクリックして、ハードウェア ウィザードの指示に従います。
ドライバの選択
アップデートの完了
- 34 -
8.
インストールに成功したことを確認するメッセージが表示され、ウィザードが終了しま
す。
9.
PC を再起動します。
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CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.3.3 インストールの確認
1.
デバイス マネージャを起動します。
2.
Vector CANcaseXL デバイスが CAN-Hardware のサブグループとして表示される
かどうか確認します。
3.
Vector CANcaseXL という項目をダブルクリックして適切にインストールされているこ
とを確認します。ドライバのインストールが適切に行われると、[全般] タブの [デバイス
の状態] に、「このデバイスは正常に動作しています。」というメッセージが表示されま
す。
デバイス マネージャ
のプロパティ
4. デバイスの競合が発生した場合、第4.6章「トラブルシューティング」の詳細な手順を参
照してください。
5. インストール手順の通りに、ハードウェアのインストールが正しく行われているか確認し
ます。アプリケーションによっては、ハードウェアをテストすることができます。この詳細
については、第4.5章「動作テスト」を参照してください。
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- 35 -
CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.4
ハードウェア構成
Vector
Hardware Config
インストールに成功すると、コントロール パネルの Vector Hardware に CANcaseXL/log
ドライバの設定ダイアログが表示されます ([スタート] – [設定] – [コントロール パネル])。
注記: CANcaseXL の log バリアントは、CANcaseXL log として Window に登録されてい
ます。
このツールは 2 つの画面に分かれています。左側の画面でインストールされているベクター
製ハードウェアを選択すると、右側の画面に選択したハードウェアの詳細を表示します。左
側の画面では、次のノードを使用できます。
Hardware
インストールされている各ハードウェアを、[Hardware] セクションに表示します。使用可能
なチャンネルの詳細をツリー ビューに表示します。ハードウェア コンポーネントおよびチャン
ネルのステータス情報も、このダイアログに表示します。
Application
[Application] セクションには、使用可能なすべてのアプリケーションを設定したチャンネル
と共に表示します。アプリケーションをクリックすると、そのチャンネル情報を右側の画面に
表示します。
General information
[General Information] セクションには、ベクター製デバイスに関する一般情報を表示しま
す。
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CANcaseXL/log マニュアル
License
インストールマニュアル
[License] セクションには、現在有効なすべてのライセンス情報を表示します。どのツール
やアプリケーションに対してライセンスが有効であるかを参照することができます。
注記: Vector Hardware コンポーネントの詳細な説明については、オンライン ヘルプ
([Help] – [Contents]) を参照してください。
警告: ロガー コンフィギュレーション モードでは、XL log Config を使用できます
(インストール CD のマニュアル、\Drivers\CANcaseXL
\Tools\XL_log_Config_UsersGuide.pdf を参照)。
XL log Config
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- 37 -
CANcaseXL/log マニュアル
インストールマニュアル
4.5
動作テスト
Windows 2000/XP で ここに記載されるテストは、ドライバとハードウェアの機能の整合性を確認するために行いま
の動作テスト
す。このテストは、Windows 2000 と Windows XP で共通であり、使用しているアプリケー
ションに依存しません。
Loop3.exe
この機能テストには、高速 CANpiggy 2 個または低速 CANpiggy 2 個が必要です。
1.
高速 CANpiggy 2 個を使用する場合、CANcaseXL/log の 2 個の CAN コネクタ
(Channel1 および Channel2) を CANcable 1 で接続する必要があります。低速
CANpiggy 2 個を使用する場合は、CANcable 0 で接続します。
2.
インストール CD のドライバのディレクトリから Loop3.exe プログラムを実行します。こ
のプログラムはハードウェアにアクセスし、CAN メッセージを送信します。
3.
テストするハードウェアの Channel1 と Channel2 (選択されているチャンネル) を選択
します。
4.
使用している CANpiggy に合わせて、適切なボーレート (設定) を設定します (高速ト
ランシーバの場合:最高 1,000,000 ボー、低速トランシーバの場合:最高 125,000
ボー)。
5.
[Start] をクリックします。
6.
システムが正しく設定されている場合、テスト ソフトウェアの下部画面に、使用してい
るハードウェアの統計データを表示します。
7.
この機能テストは、[Stop] で終了します。テストが成功すると、上部画面に OK のメッ
セージを表示します。
Loop3 アプリケーショ
ン
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インストールマニュアル
注記: 機能テストを正常に実行できなかった (テスト ソフトウェアの上部画面にFAILEDエ
ラー メッセージが表示される) 場合は、第4.6章「トラブルシューティング」を参照してくださ
い。
4.6
トラブルシューティング
4.6.1 インストールの確認
次のテスト手順を実施するには、CANcaseXL/log を USB ケーブルを使用して PC に接続
します。
¼
[デバイス マネージャ] ([スタート] – [設定] – [コントロール パネル] – [システム] –
[ハードウェア] – [デバイス マネージャ] の順に選択) を起動します。
¼
CANcaseXL デバイスが CAN-Hardware のサブグループとして表示されるかどうか
確認します。このデバイスが表示されない場合、デバイスドライバがインストールされ
ていないか、正しくインストールされていません。この場合、デバイス マネージャで、黄
色い「?」のアイコンが付いた [その他のデバイス] を開きます。
¼ ここにVector CANcaseXLの項目が表示される場合は。ドライバは正しくインストールさ
れていません。第4.2.2章および第4.3.2章のそれぞれの指示に従って、ドライバのイン
ストールを修正します。
¼
Vector CANcaseXL の項目が表示されない場合、CANcaseXL/log のデバイス ドラ
イバがインストールされていないことを示しています。
4.6.2 ドライバの再インストール
ドライバが正しくインストールされていない場合は、デバイス マネージャの [その他のデバイ
ス] に Vector CANcaseXL という項目が表示されます。
この場合は、次の方法でドライバをアップデートします。
1. デバイス マネージャを起動します。
2. [その他のデバイス] をダブルクリックして開きます。
3. [プロパティ] をクリックして Vector CANcaseXL という項目を選択します。
4. [ドライバ] タブを選択し、[ドライバの更新] をクリックします。
5. 同梱のインストール CD を使用して、画面の指示に従います。
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