会員の広告等に関する規則 (目 的) 第1条 こ の 規則 は 、 定款第 52条 第 1 項 に基 づ き 、会員 が 行 う商 品 先物 取 引 業務( 定 款 第3 条 第1 項 第 5 号に 定 める 業 務 をいう 。 以 下こ の 規則 に お いて同 じ 。 )の 内 容に 関 す る広告 等 に 関し 、 そ の表示の方法及び遵守すべき事項等を定めることにより、広告等の適正化を図り、もって顧客 ( 定 款 第3 条 第1 項 第 6号に 定 め るも の をい う 。 以下こ の 規 則に お いて 同 じ 。)の 保 護 に資 す る こ とを 目的 とす る。 (定 義) 第2条 こ の 規則 に お いて広 告 等 とは 、 会員 が 行 う商品 先 物 取引 業 務の 内 容 に関し 、 次 の各 号 に定 め る方 法そ の他 の方法 により 多数 の者 に対 して同 様の内 容に よる 情報 を提供 する行 為を いう 。 (1) 新聞、 雑誌 等の 刊行物 への 掲載 (2) テレビ 、ラ ジオ 等によ る放 送 (3) ポスタ ー、 看板 、懸垂 幕等 の掲 出 (4) 宣伝用 物品 の頒 布 (5) 映画、 電光 ニュ ース、 スラ イド 又は ビデオ 等の映 像 (6) インタ ーネ ット 、電子 メー ル等 を利 用して 電磁的 方法 によ り提 供する もの (7) ビラ、 パン フレ ット、 ダイ レク ト・ メール 、情報 誌等 の印 刷物 の発行 ( 基本 原則 ) 第3条 会 員 は 、 広 告 等 を 行 う と き は 、 商 品 先 物 取 引 法 ( 昭 和 25年 法 律 第 239号 。 以 下 「 法 」 と い う 。 ) その 他 関係 法 令 を遵守 す る ほか 、 顧客 保 護 の精神 に 則 り、 取 引の 信 義 則を遵 守 し 、品 位 の 保 持を 図る とと もに、 的確な 情報 提供 及び 分かり やすい 表示 を行 うよ う努め なけれ ばな らな い。 ( 表示 義務 ) 第4条 会 員 は、 広 告 等の表 示 内 容に つ いて 、 法 その他 関 係 法令 に よっ て 義 務付け ら れ た表 示 事項 を 表 示 する と とも に 、 第2条 第 1 号、 第 3号 、 第 6号及 び 第 7号 に よる 広 告 等を行 う と きは 、 次 の 各号 に定 める 事項を 表示し なけ れば なら ない。 (1) 会員の顧客相談窓口の電話番号及び本会相談センターの電話番号又は本会ウェブサイトの URL (2) 会員の企業情報は、会員の本店、支店その他の営業所若しくは事務所又はホームページ及 び 本会 のホ ーム ページ で開示 され てい る旨 ( 禁止 行為 ) 第5条 会 員 は、 法 そ の他関 係 法 令及 び 受託 契 約 準則に 違 反 する 表 示の あ る ものの ほ か 、次 の 各号 の 一に 該当 し又 は該当 するお それ のあ る広 告等を 行って はな らな い。 (1) 商業道 徳若 しく は取引 の信 義則 に違 反する もの、 又は 会員 とし ての品 位を損 なう もの (2) 広告の 内容 が誇 大なも の、 又は 会員 の業務 内容を 正し く表 示し ていな いもの (3) 商品先物取引の商品特性又は金融商品等と商品先物取引との商品性の違いについて顧客の 誤 解を 招く おそ れのあ るもの (4) 利益を 生じ るこ とが確 実で ある と誤 解させ るべき 断定 的又 は刺 激的な 表示の ある もの (5) 恣意的 又は 過度 に主観 的な 表示 のあ るもの (6) 自社の 判断 、評 価等が 入る 場合 にお いて、 その根 拠を 明示 しな いもの (7) 脱法行 為を 示唆 する表 示の ある もの (8) 主務大臣の許可を受けていることにより行政官庁その他の公的機関が当該会員を推薦し、 又 は当 該広 告の 内容に ついて 保証 して いる かのよ うな誤 解を 与え るお それの あるも の (9) 本会の会員であることにより本会が当該会員を推薦し、又は当該広告の内容について保証 し てい るか のよ うな誤 解を与 える おそ れの あるも の (10) 手数 料に ついて 、顧客 の誤 解を 招く おそれ のある もの (11) その 他公 正な競 争を妨 げ又 は顧 客の 保護に 欠ける おそ れの ある もの 2 会 員は 、 前項 の 規 定に該 当 す る広 告 等を 、 直 接的で あ る か間 接 的で あ る かを問 わ ず 第三 者 に行 わ せて はな らな い。 ( 会員 の社 内審 査等) 第6条 会 員 は、 広 告 等を行 う と きは 、 広告 等 の 審査及 び 管 理を 行 う責 任 者 (以下 「 広 告管 理 責任 者 」 と いう 。 )を 任 命 し、広 告 等 にお い て第 3 条 、第4 条 又 は第 5 条に 違 反 する表 示 の 有無 に つ い て広 告管 理責 任者に 審査さ せ、 適正 な広 告等を 行うよ う管 理さ せな ければ ならな い。 2 会 員が 任 命す る 広 告管理 責 任 者は 、 社内 の 管 理部門 を 総 括す る 責任 者 又 はこれ に 準 ずる 者 とす る。 3 会 員は 、 広告 等 の 管理上 必 要 と認 め ると き は 、広告 管 理 責任 者 の業 務 を 補佐す る 副 広告 管 理責 任 者を 任命 する ことが できる 。 ( 社内 管理 体制 の整備 ) 第7条 会 員 は、 広 告 等の適 正 化 を図 る ため 、 広 告等に 係 る 社内 審 査体 制 、 社内審 査 基 準及 び 保管 体 制に 関す る社 内規則 を制定 し、 これ を役 職員に 周知し 、そ の遵 守を 徹底さ せるも のと する 。 ( 違反 に対 する 調査) 第8条 本 会 は、 会 員 、その 役 員 及び 使 用人 が 行 った広 告 等 が第 3 条、 第 4 条又は 第 5 条の 規 定に 違 反 し 又は 違 反す る お それが あ る と認 め ると き は 、当該 会 員 に資 料 等の 提 出 を求め 、 事 情を 聴 取 す る等 調査 する ことが できる 。 2 会 員は 、前 項に規 定する 資料 提出 の請 求又は 事情の 聴取 に応 じな ければ ならな い。 3 本 会は 、 第1 項 の 調査の 結 果 、会 員 、そ の 役 員及び 使 用 人が 行 った 広 告 等が第 3 条 、第 4 条又 は 第 5 条の 規 定に 違 反 し又は 違 反 する お それ が あ ると認 め た とき は 、当 該 会 員に対 し そ の広 告 等 を 停止 する よう 求める ことが でき る。 ( 広告 等に 関す る指針 ) 第9条 本規則に定める事項のほか、会員が行う広告等に関し必要な事項は、本会が別に定める 「 会員 の広 告等 に関す る指針 」に よる もの とする 。 ( 会員 の役 員及 び使用 人の行 う広 告等 ) 第 10条 会 員 は、 そ の 所属す る 役 員及 び 使用 人 が 行う広 告 等 につ い ても 、 本 規則の 定 め ると こ ろに よ り管 理し なけ ればな らない 。 ( 商品 先物 取引 仲介業 者の行 う広 告等 ) 第 11条 会 員 は、 自 ら を所属 商 品 先物 取 引業 者 と する商 品 先 物取 引 仲介 業 者 の行う 広 告 等に つ いて も 、本 規則 の定 めると ころに より 管理 しな ければ ならな い。 附 則 この 規則 は、 平成 19年9月 30日 から 施行 する。 附 則 この 改正 は、 平成 20年6月 2日 から 施行 する。 ( 注) 改正 事項 は次の とおり であ る。 第4 条第 2号を 改正。 附 則 こ の改 正は 、平 成 23年 1月1 日か ら施 行す る。 ( 注) 改正 事項 は、次 のとお りで ある 。 1 . 第1 条 、第 2条 柱書 き、 第 3条 、 第4 条第 2号 、第 5 条第 3 号、 第 10号及 び第 11号 、 第 6条 第 2項 、第 8条 第1項 及び第 3項 、第 10条 を改正 。 2 .第 11条 を新 設。 附 則 こ の改 正は 、平 成 23年 7月1 日か ら施 行す る。 ( 注) 改正 事項 は、次 のとお りで ある 。 第4 条第 2号を 改正。 附 こ の改 正は 、平 成 25年 6月1 日か ら施 行す る。 ( 注) 改正 事項 は、次 のとお りで ある 。 第4 条第 1号を 改正。 則 会員の広告等に関する指針 本 指 針 は、 会 員の 広 告 等に関 す る 規則 ( 以下 「 規 則」と い う 。) 第 9条 の 規 定に基 づ き 、会 員 が 広 告等 を実 施す るに当 たって 留意 すべ き事 項を取 りまと めた もの であ る。 会 員 は 、本 指 針を 踏 ま え、そ れ ぞ れの 規 模、 特 性 及び業 務 内 容に 応 じた 実 効 ある対 策 を 自主 的 に 講 じ 、 広告 等 に関 す る 商品先 物 取 引法 ( 以下 「 法 」とい う 。 )、 商 品先 物 取 引法施 行 令 (以 下 「政 令 」 と いう 。 )、 商 品 先物取 引 法 施行 規 則( 以 下 「省令 」 と いう 。 )そ の 他 関係法 令 並 びに 規 則を 遵 守し 、広 告等 を適正 に実施 しな けれ ばな らない 。 1 .広 告等 の規 制対象 に関す る留 意事 項 (1) 広告等の規制の対象は規則第2条で規定しているが、次に掲げるものについても規制の対 象 とな るの で、 これら に関し ても 適正 に管 理する 必要が ある 。 ① 商 品先 物取 引に関 する資 料提 供に 係る 広告等 ② イ ンタ ーネ ットを 利用し たい わゆ るバ ナー広 告 なお、バナー広告の特性を勘案し、表示すべき事項を冒頭の画面に表示できない場合には、 当該画面をクリックした後の画面に表示することで対応することができるものとする。ただ し、その場合において何度もクリックしなければ義務付けられた表示事項が見られないのは 不 適切 であ り、 分かり やすい 表示 を行 うよ う留意 する必 要が ある 。 ③ 第 三者 が作 成した ものを 会員 が広 告等 に利用 する場 合 第三者が作成したものを会員が広告等に利用する場合においても規制を遵守する必要があ る ので 、こ の点 に留意 する必 要が ある 。 (2) 表示の内容が、次に掲げる内容に限られる場合においては、広告等の規制の対象として取 り 扱 わ な く て も よ い 。 た だし 、 こ れ ら に つ い て も 虚 偽広 告 、 誇 大 広 告 等 規 則 に 違反 す る 表 示 を し ない よう 適正 に管理 する必 要が ある 。 ① 会社名、本店、支店その他の営業所又は事務所の住所、電話番号、代表者の氏名等、名刺 程 度の 内容 にと どまる もの( いわ ゆる 名刺 広告) ② 営 業所 、営 業時間 、取扱 商品 、業 種等 商品先 物取引 業者 の概 要に とどま るもの ③ 商品先物取引業の内容ではなく、社名に『商品先物取引のパートナー』『商品先物取引の ご用命は○○へ』等のキャッチコピーを付ける程度の単なる企業イメージの醸成を図る内容 に とど まる もの (いわ ゆるイ メー ジ広 告) ④ 経済セミナー、投資セミナー、○○氏の講演等、セミナーや講演等の開催案内にとどまる も の( いわ ゆる セミナ ー広告 ) ⑤ いわゆるマクロ経済レポート、特定の産業、上場商品の生産、流通に関する実績や評価に 関する分析レポート、一般的な財貨やサービスに関する将来の価格動向に関するレポート等、 客 観的 な情 報に とどま る資料 等 ⑥ 上場商品の現物価格、先物価格、海外市況等の商品市況データ、出来高、取組高等の市場 動 向の デー タ等 にとど まる資 料等 ⑦ そ の他 ・ 法 令又 は法 令に基 づく行 政官 庁の 処分 等に基 づき作 成さ れた 書類 ・ 法 令、 受託 契約準 則等に おい て交 付が 義務付 けられ てい る書 面等 ・ 従 業員 等の 求人広 告、会 社説 明会 の通 知、支 店等の 移転 に関 する 連絡等 ・ 報 道機 関に 限定し た資料 、パ ンフ レッ ト等 ・ 特 定の 顧客 からの 質問に 対す る回 答書 又は資 料請求 に対 する 送付 書面等 ・ 注 文内 容、 取引内 容の確 認の ため に特 定の顧 客に提 示又 は交 付す る資料 等 ・ 新 聞、 雑誌 等報道 機関そ の他 の記 事等 の現物 又はそ のコ ピー 等 2 .広 告等 の表 示事項 につい て (1) 法令に より 表示 が義務 付け られ てい る事項 ① 商 品先 物取 引業者 の商号 又は 名称 (法 第 213条の2 第1 項第 1号 ) ② 商 品先 物取 引業者 である 旨( 法第 213条 の2 第1項 第2 号) ③ 取 引証 拠金 等の額 又は計 算方 法( 政令 第 29条 第2号 ) ④ 取引の額が、顧客が預託すべき取引証拠金等の額を上回る可能性がある場合にあっては、 次 に掲 げる 事項 (政令 第 29条 第3 号) イ 取 引の 額が 取引証 拠金等 の額 を上 回る 可能性 がある 旨 ロ 取 引の 額の 取引証 拠金等 の額 に対 する 比率 ⑤ 商品市場における相場その他の商品の価格又は商品指数に係る変動により損失が生ずるお それがあり、かつ、損失が取引証拠金等の額を上回るおそれがある場合には、その旨及びそ の 理由 (政 令第 29条第 4号) なお、商品市場における相場等に係る変動により損失が生ずるおそれがある場合(損失が 取引証拠金等の額を上回るおそれがある場合を除く。)には、その旨及びその理由(省令第 100条 の6第 1号 ) ⑥ 対 価の 額の 合計額 又は計 算方 法( 省令 第 100条の5 ) ⑦ 店頭商品デリバティブ取引について、表示する商品の売付けの価格と買付けの価格とに差 が ある 場合 には 、その 旨(省 令第 100条 の6 第2 号) ⑧ 重 要 な 事 項 に つ い て 顧 客 の 不 利 益 と な る 事 実 が あ る 場 合 に は 、 そ の 内 容 ( 省 令 第 100条 の 6 第3 号) ⑨ 商品先物取引協会に加入している場合には、その旨及び当該商品先物取引協会の名称(省 令 第 100条の 6第 4号 ) (2) ① 規則に より 表示 が義務 付け られ てい る事項 会員の顧客相談窓口の電話番号及び本会相談センターの電話番号又は本会ウェブサイトの URL( 規則第 4条 第1 号) ② 会員の企業情報は、会員の本店、支店その他の営業所若しくは事務所又はホームページ及 び 本会 のホ ーム ページ で開示 され てい る旨 (規則 第4条 第2 号) ③ 自 社の 判断 、評価 が入る 表示 には その 根拠( 規則第 5条 第6 号関 連) 3 .表 示事 項の 表示に 係る留 意点 (1) ① 取引証 拠金 等の 額の表 示に つい て 政 令 第 29条 第 2 号 の 規 定 に 基 づ き 表 示 す べ き 事 項 は 、 商 品 取 引 契 約 に 関 し て 顧 客 が 会 員 に 預 託す べき 取引 証拠金 等の額 か又 はそ の計 算方法 のいず れか であ る。 ② 取引証拠金等の表示の仕方としては、できるだけ多くの情報を表示するよう努めることは いうまでもないが、少なくとも取引証拠金等の額の最も高い商品の額及び最も低い商品の額 又はこれらの計算方法を表示することにより、顧客が預託すべき取引証拠金等の額の程度が 分かるよう表示することが望ましい。なお、スペースの制約がある場合でも最も高い額又は そ の計 算方 法だ けは必 ず表示 する こと が必 要であ る。 また、相場の状況によって必要となる追加の取引証拠金等の額については、その金額を特 定できないため表示はできないが、追加の取引証拠金等が必要となることがある旨を表示し て おく 必要 があ る。 (2) 商品先 物取 引の レバレ ッジ 性に 係る 表示に ついて ① 政 令 第 29条 第 3 号 の 規 定 に 基 づ き 表 示 す べ き 事 項 は 、 商 品 取 引 契 約 に 基 づ く 取 引 の 額 が 取 引証拠金等の額を上回る可能性がある場合にあっては、取引の額が取引証拠金等の額を上回 る可能性がある旨と、実際の取引の額が取引証拠金等の額に比べてどの程度大きな額かを表 し た比 率で ある 。 ② 比率については、本条が商品先物取引のレバレッジ性の高さを顧客に認識させるための表 示であること及び追加の取引証拠金等はその額を確定できないことを勘案し、取引開始当初 に 預託 する 取引 証拠金 等の額 に対 する 比率 を表示 するこ とで 対応 する 必要が ある。 (3) 商品先 物取 引の リスク 性に 係る 表示 につい て ① 政 令 第 29条 第 4 号 の 規 定 に 基 づ き 表 示 す べ き 事 項 は 、 商 品 市 場 に お け る 相 場 そ の 他 の商 品 の価格又は商品指数に係る変動により損失が生ずるおそれがあり、かつ、損失が取引証拠金 等 の額 を上 回る おそれ がある 場合 には 、そ の旨及 びその 理由 であ る。 な お 、 い わ ゆ る 損 失 限 定 取 引 に お い て 省 令 第 100条 の 6 第 1 号 の 規 定 に 基 づ き 表 示 す べ き 事項は、商品市場における相場等に係る変動により損失が生ずるおそれがある場合には、そ の 旨及 びそ の理 由であ る。 ② この表示において、上記のリスクの表示とリターンの表示を同時に行うことができる。た だしその場合には、リスクとリターンを並列に取り扱うこととし、リターンを強調したり、 リ ター ンの 表示 でリス クを見 落と すこ との ないよ う十分 留意 しな けれ ばなら ない。 ③ 本 表 示 事 項 に つ い て は 、 省 令 第 100条 の 4 第 2 項 に お い て 表 示 に 当 た っ て の 文 字 や 数 字 の 大きさについての規定があり、本表示事項以外の事項の文字や数字のうちの最も大きいもの と著しく異ならない大きさで表示することが義務付けられているため、会員はこの点に留意 し て、 一定 の大 きさの 文字や 数字 を用 いて 明瞭か つ正確 に表 示す るこ とが求 められ る。 この際、商品先物取引におけるリスクに関する文字又は数字が、商品先物取引のメリット (ハイリターン等)に関する文字又は数字と同じか又はそれ以上の大きさとなるよう留意す る 必要 があ る。 (4) ① 対価の 額の 表示 につい て 政 令 第 29条 及 び 省 令 第 100条 の 5 の 規 定 に 基 づ き 表 示 す べ き 事 項 は 、 商 品 取 引 契 約 に 関 し て顧客が会員に対して、取引における損金以外に支払うべき対価(手数料、報酬、費用等) の合計額又はその計算方法のいずれかであり、これらを表示できない場合にはその旨及び理 由 を表 示す るこ ととし ている 。 ② 顧客から徴収する対価が手数料以外にない会員は、手数料の額を表示することになる。そ の場合の表示の仕方としては、できるだけ多くの情報を表示するよう努めることはいうまで もないが、少なくとも手数料の額の最も高い商品の額及び最も低い商品の額を表示すること により、顧客が支払うべき手数料の額の程度が分かるよう表示することが望ましい。また、 取引量等によって手数料の額が異なるような手数料体系を設定している場合においても、最 も高い額及び最も低い額を表示することが望ましい。なお、スペースの制約がある場合でも 最 も高 い額 だけ は必ず 表示す るこ とが 必要 である 。 以 上の 点に 留意 して適 正に管 理し なけ れば ならな い。 ③ 他方、手数料のほかに顧客が会員に支払うべき対価がある場合は、それらの名称及び額を 手数料とは別に表示し、手数料の額にそれらの額を合算した額を表示するか又はその計算方 法 を表 示す る必 要があ る。 (5) 顧客の 判断 に影 響を及 ぼす 重要 事実 につい て ① 省 令 第 100条 の 6 第 2 号 及 び 第 126条 の 14第 2 号 の 規 定 に 基 づ き 表 示 す べ き 事 項 は 、 店 頭 商 品デリバティブ取引について、表示する商品の売付けの価格と買付けの価格とに差がある場 合 (ビ ッド とオ ファー の差、 いわ ゆる スプ レッド )には 、そ の旨 であ る。 ② 省 令 第 100条 の 6 第 3 号 及 び 第 126条 の 14第 3 号 に 規 定 さ れ て い る 重 要 な 事 項 に つ い て 顧 客 の不利益となる事実とは、例えば、典型的な契約と比較して顧客に有利な条件が定められて いる契約において、そうした条件設定を可能とするため、顧客の不利益となりうるような契 約 条件 が内 在し ている ような 場合 にお ける 当該条 件など が該 当す る。 (6) テレビ 、ラ ジオ 等によ る表 示に つい て ① 一般放送、有線テレビ放送、有線ラジオ放送及び電気通信役務利用放送により広告等を行 う場合又は放送広告と同じ内容のものをインターネットで表示する場合は、できるだけ多く の情報を表示するよう努めることは言うまでもないが、その媒体の特性から、表示すべき事 項のすべてを表示することが実際上困難であることを勘案し、明瞭かつ正確に表示すること、 著しく事実に相違するような表示又は著しく人を誤認させるような表示をしないことを前提 に、「商品先物取引は損失が生ずることとなるおそれがある旨(損失額が預託した取引証拠 金等の額を上回るおそれがある場合には当該おそれがある旨を含む)」及び「契約締結前交 付書面の内容を十分読むべき旨」並びに「商品先物取引業者の商号又は名称」及び「商品先 物 取引 業者 であ る旨」 を表示 する こと で対 応する ことが でき るこ とと する。 ② 看板、立看板、広告板、広告塔等の工作物等の屋内外の広告物については、その媒体の特 性から、表示すべき事項のすべてを表示することが実際上困難であることを勘案し、①と同 様 の表 示で 対応 するこ ととす る。 4 .広 告等 の表 示に係 る禁止 事項 (1) 法に基 づく 誇大 広告の 禁止 事項 (省 令第 100条の 7) ① 商 品取 引契 約の解 除に関 する 事項 ② 商 品取 引契 約に係 る損失 の全 部若 しく は一部 の負担 又は 利益 の保 証に関 する事 項 ③ 商 品取 引契 約に係 る損害 賠償 額の 予定 (違約 金を含 む。 )に 関す る事項 ④ 商 品取 引契 約に係 る商品 市場 又は 外国 商品市 場に関 する 事項 ⑤ 商 品先 物取 引業者 の資力 又は 信用 に関 する事 項 ⑥ 商 品先 物取 引業者 の商品 先物 取引 業の 実績に 関する 事項 ⑦ 手 数料 等の 額又は その計 算方 法、 その 支払の 方法及 び時 期並 びに その支 払先に 関す る事 項 (2) 規則に 基づ く禁 止事項 ① 商 業道 徳若 しくは 取引の 信義 則に 違反 するも の、又 は会 員と して の品位 を損な うも の ② 広 告の 内容 が誇大 なもの 、又 は会 員の 業務内 容を正 しく 表示 して いない もの ③ 商品先物取引の商品特性又は金融商品等と商品先物取引との商品性の違いについて顧客の 誤 解を 招く おそ れのあ るもの ④ 利 益を 生じ ること が確実 であ ると 誤解 させる べき断 定的 又は 刺激 的な表 示のあ るも の ⑤ 恣 意的 又は 過度に 主観的 な表 示の ある もの ⑥ 自 社の 判断 、評価 等が入 る場 合に おい て、そ の根拠 を明 示し ない もの ⑦ 脱 法行 為を 示唆す る表示 のあ るも の ⑧ 主務大臣の許可を受けていることにより行政官庁その他の公的機関が当該会員を推薦し、 又 は当 該広 告の 内容に ついて 保証 して いる かのよ うな誤 解を 与え るお それの あるも の ⑨ 本会の会員であることにより本会が当該会員を推薦し、又は当該広告の内容について保証 し てい るか のよ うな誤 解を与 える おそ れの あるも の ⑩ 手 数料 につ いて、 顧客の 誤解 を招 くお それの あるも の ⑪ そ の他 公正 な競争 を妨げ 又は 顧客 の保 護に欠 けるお それ のあ るも の (3) 上 記 (1)及 び (2)の 規 定 に 該 当 す る 広 告 等 は 、 直 接 的 で あ る か 間 接 的 で あ る か を 問 わ ず 第 三 者 に行 わせ ては ならな い。 5 .広 告等 に関 する社 内管理 体制 (1) 広告管 理責 任者 の任命 等 ① 広告管理責任者に対する任命手続きや広告管理責任者と取締役会等との連携等を定め、広 告 等に 対す る責 任体制 を明確 にす る必 要が ある。 ② 広告管理責任者の職務内容を定め、実効ある広告等の審査、管理ができるよう整備する必 要 があ る。 ③ 広告管理責任者の補佐として副広告管理責任者を任命する場合には、その資格要件を定め るとともに、広告管理責任者が委任する権限の範囲を明確にする等管理体制を整備する必要 が ある 。 (2) 審査基 準の 制定 及び審 査体 制等 ① 広 告等 に関 する社 内審査 基準 、審 査手 続き等 に関す る規 定等 を整 備する 必要が ある 。 ② 広告等の製作、審査、実施及び記録の作成、保存等の手順の定め、それらの記録を作成し 保 存す る体 制を 整備す る必要 があ る。 (3) 実施広 告等 に関 する問 い合 わせ 、苦 情等へ の対応 広告等に係る対外的な問い合わせ、苦情等の対応窓口を設置し、適切に対応できるよう体制 を 整備 する 必要 がある 。 平 成 19年9 月 10日制定 平 成 19年9 月 30日施行 平 成 20年6 月2 日改正 平 成 23年1 月1 日改正 平 成 23年7 月1 日改正 平 成 25年6 月1 日改正 【 注】 ビ ラ 又 は パ ン フ レ ッ ト を 配布 す る 方 法 に よ り 多 数 の 者に 対 し て 同 様 の 方 法 で 行 う情 報 の 提 供 に つ い て は 、 2 . (1)⑨ の 加 入 商 品 先 物 取 引 協 会 の 記 載及 び 3 . (3)③ の 文 字 や 数字 の 大 き さ に つ い て 、 平 成 23年 1 月 1 日 改 正 の 日 か ら 起 算 し て 3 か 月 を経 過 す る 日 ま で の 間 は 本指針 を 適 用 し な く て よい 。
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