事 業 計 画 書

2014 年度
事
業 計
画 書
公益財団法人 NHK交響楽団
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はじめに
2013年夏、N響はヨーロッパ3か国を巡る公演の中で、ザルツブルク音
楽祭に日本の常設のオーケストラとして初めて出演した。武満徹「ノヴェンバ
ー・ステップス」と細川俊夫「ソプラノとオーケストラのための『嘆き』」は観
客に静謐な感動を与え、ベルリオーズの「幻想」とアンコール曲のビゼー「ア
ルルの女から『ファランドール』」は満場の喝采を呼び起こし、公演を成功裏に
終えた。N響は「アジアを代表するオーケストラ」として招聘された期待に応
え、一流の音楽家が多数来場した会場において、十分な評価を得ることができ
た。
今後は、この実績に裏打ちされた自信をもって世界へ踏み出していきたいと
考えている。とりわけ、近隣のアジア地域へN響の存在感を示していくことが
重要であると考えている。
一方、国内では定期公演で世界初演やオペラの全曲演奏など意欲的な選曲に
取り組み、注目を集めたほか、関西や九州への地方公演、夏休みの青少年向け
コンサートなど、幅広い活動を展開した。しかし、定期公演の入場者数や定期
会員数は、近年漸減傾向にある。全職員一丸となって、収入の低落傾向に歯止
めをかけ、増収対策に取り組んでいく。
また、新たな企画による公演を開発したり、室内楽公演を活用するなどして、
これまでN響になじみのない観客層を開拓する取り組みを進め、将来にわたる
N響ファン層の拡大を図っていく。
2014年4月からの消費税率の引き上げに対しては、定期公演・特別公演
の料金体系の見直しを行う予定である。
N響は、2015年9月シーズンからパーヴォ・ヤルヴィ氏を首席指揮者に
迎える。その翌年の2016年は創立90周年に当たる。こうした重要な節目
を迎えるにあたり、財政基盤をより強固なものにするため諸準備を進めていき
たい。
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1. 演奏計画
2013年度は、
「優れた指揮者の起用」と「魅力あるプログラム」、そして、
ほかのオーケストラでは実現の難しいN響ならではの選曲も要所にちりばめな
がら、例年と同じく54回の定期公演、
「第九」、
「ほっとコンサート」、
「ミュー
ジック・トゥモロー」など8回の特別公演、9回の地方公演、37回の契約公
演、そのほか放送演奏などを行った。5月には中国を代表する作曲家タン・ド
ゥンの新作で「女書」と題するハープ協奏曲の世界初演が大きな話題となった
ほか、8月には8年ぶりとなるヨーロッパ演奏旅行を実施、指揮は名誉音楽監
督のシャルル・デュトワでヨーロッパ各地の4か所の音楽祭に出演したが、な
かでも日本の常設のオーケストラとしては初めての出演となるザルツブルク音
楽祭では、細川俊夫による新作「嘆きの歌」の世界初演などで大きな喝采を受
けた。9月の名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットによる「ブラームス・
プログラム」は目覚しい集客となり、11月に登場した若手では世界の注目株
であるトゥガン・ソヒエフは、噂に違わぬ好演を見せた。またネルロ・サンテ
ィ指揮の歌劇「シモン・ボッカネグラ」
(ヴェルディ)や12月のデュトワによ
るストラヴィンスキーの「カルタ遊び」、などはN響定期ならではの内容で、大
きく注目を浴びた。
2014年度は、これまでの方針を基本としつつ、優れた指揮者と期待され
る若手の指揮者の起用で演奏の質のさらなる向上に努めるとともに、2013
年のヨーロッパ演奏旅行を足がかりに、次期首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ
の存在を活かしたCDによる海外展開と次のヨーロッパ演奏旅行の計画の着手
や、長年訪れていない台湾、韓国や東南アジアへの演奏旅行も視野に入れたい。
また2016年のN響90周年のスペシャル企画の開発にも取り組みたい。そ
のほか、演奏旅行や録音物だけでなく、国内では各地域へのサービスの一環と
して、NHKグループとの連携で、「スーパーハイビジョン」いわゆる4K、
8KテレビによるN響コンサートの上映会を試行し、N響ブランドの声価を高
めるとともに、ファンの拡大をはかりたい。また、世界の著名なオーケストラ
では一部で実施されているコンサートのネット配信の可能性も探ることとする。
懸案である新しいコンサートマスターについては、候補者がほぼ絞られたこ
とから、2014年度早期から、まずはゲスト・コンサートマスターとして共
演し、トライアルを続けることとしたい。
(1)定期公演
これまでと同様に、NHKホールにおいてAとC公演を、サントリーホール
においてB公演を開催し、4月から翌年2月まで(7月、8月を除く)27回、
計54公演を実施する。
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(4月~6月シーズン)
4月は巨匠ネーメ・ヤルヴィによるリヒャルト・シュトラウスと北欧の作曲
家の作品。5月には若手有望株のガエタノ・デスピノーザの指揮でワーグナー・
プログラム、そして広上淳一がシューベルトとマーラーに挑む。6月は桂冠指
揮者のウラディーミル・アシュケナージがロシア音楽を中心に名曲を指揮する。
(9月~11月シーズン)
9月には昨年と同じく名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットが登場し、
モーツァルトとチャイコフスキーのそれぞれ最後の3つの交響曲を披露、10
月にはロジャー・ノリントンが交響曲第7番をもって、2011年に始まった
ベートーヴェン・シリーズを完結させる。
11月には、レナード・スラットキンとネルロ・サンティが登場、サンティ
は得意のイタリアにまつわる名曲を披露する。
(12月~2月シーズン)
12月からは、シャルル・デュトワ(12月)、ジャナンドレア・ノセダ(1
月)、パーヴォ・ヤルヴィ(2月)といった豪華な指揮者陣が相次いで指揮台に
立ち、特にデュトワによる歌劇「ペレアスとメリザンド」
(ドビュッシー)全曲
はN響ならではの企画として特筆に価するであろうし、翌月のノセダが同じ表
題のフォーレの組曲を指揮することは意義深い聴き比べとなる。また2月のパ
ーヴォ・ヤルヴィは、エルガー、マーラー、モーツァルト、R.シュトラウス、
シベリウス、ショスタコーヴィチといった傾向の異なる作品をまとめ上げるこ
とで、その縦横無尽のレパートリーを披露して、首席指揮者就任への期待を高
めていく。
(2)特別公演
定期公演以外の主催公演として下記の特別公演を実施する。
① Music Tomorrow 2014
オーケストラにとって、優れた現代作品を取り上げて広く聴衆に知らし
め、新たな文化創造に寄与することは重要な使命のひとつである。今回
は第62回尾高賞受賞作品を中心に、気鋭の日本人作曲家への委嘱作品
で構成する。(6月27日)
② N響「夏」2014
毎年夏に開催する N 響の名曲コンサート。指揮にレオ・フセイン、ピア
ノの舘野泉を招いて、モーツァルトやラヴェルの名曲で綴る。
(7月18
日)
③ N響ほっとコンサート
夏休みの期間中に実施する青少年、ファミリー向けのコンサート。今回
は、サンド・アート(砂を用いた視覚的表現)を駆使しての音楽とヴィ
3
ジュアルとの相乗効果を目指す。開演前にはロビーに楽器体験コーナー
を設けてこどもたちとの交流を図る。
(8月3日)
④ 松山公演(愛媛県松山市)
松山市の企業からの協賛を得て開催する。(7月20日)
⑤ 「第九」公演
年末恒例のベートーヴェンの交響曲第9番である。指揮は、フランス出
身の気鋭で現在は南西ドイツ放送管弦楽団の首席指揮者を務めるフラン
ソワ・グザビエ・ロト。
(12月22日、23日、26日、27日)
(3) 地方公演
NHKとの共催で全国各地にN響の演奏を届ける事業。2014年度は橿原、
京都、神戸、大津、大阪、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、熊本、以上の10都市
で実施する。NHK音楽祭(10月2日)には指揮にブルックナーの演奏で評
価の高いマルティン・ジークハルトを迎えてブルックナーの交響曲第4番ほか
を演奏する。
(4)契約公演
オーチャードホール定期公演、横浜定期公演、足利定期公演、いわき定期公
演、名古屋定期公演など、全国の主催者の要望によって実施する。2014 年度は
37 カ所を予定している。
(5)放送演奏
2日間実施される各定期公演の初日はFMで生放送されるほか、定期公演、
特別公演に関しては原則としてテレビでの放送のほか、オンデマンドでの公開
が行われる。また、大河ドラマやスペシャル・ドラマ、NHKスペシャルとい
った大型番組のテーマ音楽や「名曲アルバム」の録音、放送記念日式典への出
演などを行う。
2. 公演収入の確保
定期公演による収入は、定期会員数の減少傾向の中で、2013年度は前年
度の実績額を上回るものの、目標額には達しない見通しである。定期公演収入
をどのように維持・拡大していくかは、最も差し迫った重要な課題である。定
期会員数の増加につながるさまざまな施策を講じていくと共に、年間会員を対
象とした室内楽を開催するなど、定期会員向けのサービスも強化していきたい。
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一回券については、公演によってチケットの売れ行きにかなりの差が出てお
り、ホームページや宣伝媒体を活用して、個々の公演の魅力を、わかりやすく、
よりタイムリーに伝える工夫を行っていく。
定期公演は、NHKホール(A・Cプログラム)とサントリーホール(Bプ
ログラム)で行っているが、ホールの大きさなど、それぞれのホールが持つ特
性を活かしたプログラムづくりとチケット販売戦略を検討していく。
また、2014年度は4月から消費税率引き上げに合わせた定期公演・特別
公演の料金体系の見直しを行うこととしており、これによる会員券やチケット
の売れ行きへの影響を注視していく。
3. N響ガイドの機能強化
2013年12月から導入した新しいチケット販売システムは順調に稼動
している。新システムの導入により、懸案だったN響ガイド自らによるインタ
ーネット販売が、一回券について、2014年7月を目処に開始できる予定で
ある。この機能を活用して一回券の売り上げの増加を図っていく。
N 響ガイドには、定期会員や顧客から様々な意見や要望が寄せられている。
こうした意見・要望やチケットの販売動向の分析をもとに会員・顧客のニーズ
をくみ取り、定期公演のプログラムづくりに役立てると共に、新しいチケット
の組み合わせ販売などの検討を進めていく。
4. 社会貢献活動
2012年度に設置した社会貢献プロジェクトを中心に、2014年度も病
院コンサートと学校コンサートを2つの柱として全国各地で計画的に実施して
いく。東日本大震災被災地の復興支援を目的とした演奏活動も引き続き取り組
んでいく。また、N 響の練習所のある東京・港区の人達との交流を深めるため
の地元での地域活動についても港区や町内会の組織等と連携して行っていく。
N響の定期公演や特別公演に海外の留学生を招待する活動は、希望者も多く
好評である。2014年度も更に充実・拡大を図っていきたい。
学術的貢献として、N響の創設以来の膨大な「演奏記録」を統一的に整理し
直して、研究者などがホームページ上で見られるようにする作業を2013年
度から進めており、2014年度中に公開する予定である。
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5. 人材育成事業
日本のオーケストラの若手音楽家の育成に資することを目標にして2003
年にスタートした「N響アカデミー」は、楽員によるレッスンの受講やリハー
サル見学のほか、楽員の指導のもと演奏会に出演などのプログラムで実施して
おり、2014年度も継続していく。
6. 特別支援・賛助会員の維持と新規開拓
特別支援・賛助会員の会費は、財政面でN響を支える柱のひとつである。景
気低迷が続いてきたことから、賛助会員を退会する企業・法人の数が入会する
数を上回る厳しい状況となっているが、企業の景気マインドにも明るさも出て
いることから賛助会員の維持・拡大に努力していく。会員企業や入会を検討す
る企業には直接出向いて、寄せられた寄付がN響の音楽活動や社会貢献活動に
どのように役立っているのかを丁寧に説明し、要望も伺うことで、より安定的
な支援のネットワークづくりを進めていく。
また、企業・法人が中心になっている特別支援・賛助会員制度とは別に、個
人を対象に、より幅広く寄付を受け入れることができる制度の導入を検討する。
7. 多角的な広報活動
2012年に大幅なリニューアルをしたホームページについては、コンテン
ツを不断に見直すなどの工夫を行い、アクセス数の増加を図っていく。このホ
ームページを中心に、国内、及び海外に向けて訴求力のあるPRを展開し、日
本を代表するオーケストラとしての「N響ブランド」の更なる浸透を図るとと
もに、ネット世代のより若い音楽ファン層の獲得を目指していく。
新聞・雑誌広告やチラシなど、従来から活用している宣伝媒体については、
それが定期会員券や一回券の販売増(収入増)にどの程度結びついているのか
という経費効果を見極めながら、より重点的に展開していく。
8. 適正な業務運営の推進
社会・経済の変化に対応し、N響の組織・財政を将来にわたり健全に保持し
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ていくため、事務局職員の事業遂行や予算執行に対する意識改革を進め、健全
な財政基盤の確保に努めていく。
事務局基幹システムの開発については段階的に開発を進めており、2012
年度に賛助会員システム、2013年度にチケット販売システムの稼動を開始
した。2014年度は、公演情報管理を含めた経理システムの開発を進めると
同時に、NHK グループの事務系システム統合にも取り組んでいく。
また、チケット販売システムの活用に応じて個人情報管理の重要性が増して
いると同時に、ソーシャルネットワークの普及などによる情報流出のリスクも
高まっている。こうした中で、職員の規程やルールに対する意識をより徹底し、
リスクを最小限にするよう図っていく。
このほか、大規模災害や新型インフルエンザなど、想定されるさまざまな災
害等に迅速な対応ができるよう、日常の連絡体制や発災後の対策、職員の啓発
など、必要な準備を行っていく。
9.練習環境の整備
1962年竣工のN響練習所(兼事務所)は、建物や設備の老朽化、狭隘
化が著しく、空調の能力不足や楽器置場・衛生設備不足などの練習環境の悪
化をきたしている。土地・建物を所有しているNHKと調整を図り、抜本的
な改善を図っていくとともに、この程公表されたNHK新放送センター建設
計画(2026年運用開始予定)に合わせて、事務所機能を併設した音楽専
用ホールの建設が実現するよう、関係各方面へ働きかけを行っていく。
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【資料】演奏活動の詳細内容
1.定期公演
▽ 4 月12 日
指 揮
曲 目
▽ 4 月18 日
指 揮
曲 目
▽ 4 月23 日
指 揮
曲 目
4 月13 日 NHKホール
第1778 回
定期公演
マレク・ヤノフスキ
ブルックナー: 交響曲 第5 番 変ロ長調 (ノヴァーク版)
4 月19 日 NHKホール
第1779 回
定期公演
ネーメ・ヤルヴィ
グリーグ: 「ペール・ギュント」組曲 第1 番 作品46
スヴェンセン: 交響曲 第2 番 変ロ長調 作品
シベリウス: 交響曲 第2 番 ニ長調 作品43
4 月24 日 サントリーホール
第1780 回
定期公演
ネーメ・ヤルヴィ
R.シュトラウス : 祝典前奏曲 作品61
R.シュトラウス : 紀元2600 年祝典曲 作品84
R.シュトラウス : バレエ音楽 「ヨセフの伝説」 作品63
A プログラム
C プログラム
B プログラム
▽ 5 月10 日
指 揮
ソリスト
曲 目
5 月11 日 NHKホール
第1781 回
定期公演 A プログラム
ガエタノ・デスピノーザ
バリトン: マティアス・ゲルネ
フランク: 交響曲 ニ短調
ワーグナー: 歌劇 「さまよえるオランダ人」 から オランダ人のモノローグ「期限は過ぎた」
ワーグナー: 楽劇 「トリスタンとイゾルデ」 から 「前奏曲」
ワーグナー: 楽劇 「ワルキューレ」 から 「ウォータンの別れと魔の炎の音楽」
ワーグナー: 楽劇 「神々のたそがれ」 から 「ジークフリートの葬送行進曲」
▽ 5 月16 日
指 揮
5 月17 日 NHKホール
ヘスス・ロペス・コボス
ソリスト
曲 目
▽ 5 月28 日
指 揮
ソリスト
曲 目
第1782 回
定期公演
C プログラム
チェロ: ヨハネス・モーザー、メゾ・ソプラノ: 林美智子
クリストバル・アルフテル: 第1 旋法によるティエントと皇帝の戦い(1986)
ラロ: チェロ協奏曲 ニ短調
ファリャ: バレエ音楽 「三角帽子」
5 月29 日 サントリーホール
第1783 回
広上淳一
ソプラノ: ローザ・フェオラ
シューベルト: 交響曲 第5 番 変ロ長調 D.485
マーラー: 交響曲 第4 番 ト長調
8
定期公演
B プログラム
▽ 6 月7 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 6 月13 日
指 揮
ソリスト
曲 目
6 月8 日 NHKホール
第1784 回
定期公演 A プログラム
ウラディーミル・アシュケナージ
ヴァイオリン: パトリツィア・コパチンスカヤ
グラズノフ: 交響詩 「ステンカ・ラージン」 作品13
プロコフィエフ: ヴァイオリン協奏曲 第2 番 ト短調 作品63
チャイコフスキー: バレエ音楽 「くるみ割り人形」 作品71 から 第2 幕
6 月14 日 NHKホール
第1785 回
定期公演 C プログラム
ウラディーミル・アシュケナージ
ピアノ: ベフゾド・アブドゥライモフ
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第3 番 ニ短調 作品30
R.シュトラウス: アルプス交響曲 作品64
▽ 6 月18 日
指 揮
ソリスト
曲 目
6 月19 日 サントリーホール
第1786 回
ウラディーミル・アシュケナージ
ピアノ : 中野翔太
シベリウス: 組曲 「恋人」 作品14
グリーグ: ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
エルガー: 交響曲 第1 番 変イ長調 作品55
定期公演
B プログラム
▽ 9 月10 日
指 揮
曲 目
9 月11 日 サントリーホール
第1787 回
定期公演
ヘルベルト・ブロムシュテット
モーツァルト: 交響曲 第39 番 変ホ長調 K.543
チャイコフスキー: 交響曲 第4 番 ヘ短調 作品36
B プログラム
▽ 9 月19 日
指 揮
曲 目
9 月20 日 NHKホール
第1788 回
定期公演
ヘルベルト・ブロムシュテット
モーツァルト: 交響曲 第40 番 ト短調 K.550
チャイコフスキー: 交響曲 第5 番 ホ短調 作品64
C プログラム
▽ 9 月27 日
指 揮
曲 目
9 月28 日 NHKホール
第1789 回
定期公演
ヘルベルト・ブロムシュテット
モーツァルト: 交響曲 第41 番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
チャイコフスキー: 交響曲 第6 番 ロ短調 作品74 「悲愴」
A プログラム
▽ 10 月18 日 10 月19 日 NHKホール
第1790 回
指 揮
ロジャー・ノリントン
ソリスト
ピアノ : フランチェスコ・ピエモンテージ
9
定期公演
A プログラム
曲
目
ベートーヴェン : 序曲 「レオノーレ」 第1 番 作品138
ベートーヴェン : ピアノ協奏曲 第1 番 ハ長調 作品15
ベートーヴェン : 交響曲 第7番 イ長調 作品92
▽ 10 月24 日 10 月25 日 NHKホール
第1791 回
定期公演
指 揮
ロジャー・ノリントン
曲 目
シューベルト : 交響曲 第7 番 ロ短調 D.759 「未完成」
シューベルト : 交響曲 第8番 ハ長調 D.944 「ザ・グレート」
▽ 10 月29 日 10 月30 日 サントリーホール
第1792 回
定期公演
指 揮
下野竜也
ソリスト
ピアノ : ヤン・リシエツキ
曲 目
ショパン : ピアノ協奏曲 第1 番 作品11
ドヴォルザーク : 交響曲 第6 番 ニ長調 作品60
C プログラム
B プログラム
▽ 11 月15 日
指 揮
ソリスト
曲 目
11 月16 日 NHKホール
第1793 回
定期公演 A プログラム
レナード・スラットキン
ヴァイオリン : セルゲイ・ハチャトゥリアン
ベートーヴェン : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ラヴェル : スペイン狂詩曲
ラヴェル : 亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル : 「ダフニスとクロエ」 組曲 第2 番
▽ 11 月21 日 11 月22 日 NHKホール
第1794 回
定期公演 C プログラム
指 揮
ネルロ・サンティ
曲 目
ロッシーニ : 歌劇 「どろぼうかささぎ」 序曲
ベルリオーズ : 序曲 「ローマの謝肉祭」 作品9
チャイコフスキー : イタリア奇想曲 作品45
レスピーギ : 交響詩 「ローマの松」
▽ 11 月26 日 11 月27 日 サントリーホール
第1795 回
定期公演 B プログラム
指 揮
ネルロ・サンティ
曲 目
ロッシーニ : 歌劇 「アルジェのイタリア女」 序曲
メンデルスゾーン : 交響曲 第4 番 イ長調 作品90 「イタリア」
ベートーヴェン : 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
ワーグナー : 歌劇 「リエンチ」 序曲
▽ 12 月5 日
指 揮
ソリスト
曲
目
12 月7 日 NHKホール
第1796 回
定期公演
シャルル・デュトワ
出演 : 未定
合唱 : 東京音楽大学
ドビュッシー : 歌劇 「ペレアスとメリザンド」 (演奏会形式)
10
A プログラム
▽ 12 月12 日
指 揮
ソリスト
曲 目
12 月13 日 NHKホール
第1797 回
定期公演 C プログラム
シャルル・デュトワ
ヴァイオリン: アラベラ・美歩・シュタインバッハー
武満徹 : 弦楽のためのレクイエム(1957)
ベルク : ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出のために」
ドヴォルザーク : 交響曲 第9 番 ホ短調 作品95 「新世界から」
▽ 12 月17 日 12 月18 日 サントリーホール
第1798 回
定期公演 B プログラム
指 揮
シャルル・デュトワ
ソリスト
ピアノ : ユジャ・ワン
曲
目
▽ 1 月10 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 1 月16 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 1 月21 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 2 月7 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 2 月13 日
指 揮
ソリスト
ドビュッシー(ラヴェル) : 「ピアノのために」から「サラバンド」
ドビュッシー(ラヴェル):舞曲
ファリャ : 交響的印象 「スペインの庭の夜」
ラヴェル : ピアノ協奏曲 ト長調
ストラヴィンスキー : バレエ組曲 「火の鳥」 (1919 年版)
1 月11 日 NHKホール
第1799 回
定期公演 A プログラム
ジャナンドレア・ノセダ
ピアノ : アレクサンダー・ガヴリリュク
フォーレ : 組曲 「ペレアスとメリザンド」 作品80
プロコフィエフ : ピアノ協奏曲 第3 番 ハ長調 作品26
ベートーヴェン : 交響曲 第5 番 ハ短調 作品67「運命」
1 月17 日 NHKホール
第1800 回
定期公演 C プログラム
ジャナンドレア・ノセダ
ヴァイオリン : ジェームズ・エーネス
リムスキー・コルサコフ : 交響組曲 「見えない町キーテジの物語」
プロコフィエフ : ヴァイオリン協奏曲 第2 番 ト短調 作品63
ムソルグスキー(ラヴェル) : 組曲 「展覧会の絵」
1 月22 日 サントリーホール
第1801 回
定期公演 B プログラム
ジャナンドレア・ノセダ
ピアノ : アレクサンダー・ロマノフスキー
リスト : 交響詩 「レ・プレリュード」
ラフマニノフ : パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
カセルラ : 交響曲 第3 番 作品63
2 月8 日
NHKホール
第1802 回
パーヴォ・ヤルヴィ
チェロ : アリサ・ワイラースタイン
エルガー : チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
マーラー : 交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」
2 月14 日 NHKホール
第1803 回
パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン : 庄司紗矢香
11
定期公演
A プログラム
定期公演
C プログラム
曲
目
▽ 2 月18 日
指 揮
ソリスト
曲 目
シベリウス : ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
ショスタコーヴィチ : 交響曲 第5 番 ニ短調 作品47
2 月19 日 サントリーホール
第1804 回
定期公演
パーヴォ・ヤルヴィ
ピアノ : ピョートル・アンデルジェフスキ
モーツァルト : ピアノ協奏曲 第25 番 ハ長調 K.503
R.シュトラウス : 交響詩 「英雄の生涯」
B プログラム
2.特別公演
① N響 Music Tomorrow 2014
▽ 6 月27 日
東京オペラシティ
Music Tomorrow 2014
指 揮
高関健
ソリスト
トランペット : イエルーン・ベルワルツ
曲 目
権代敦彦 : ※新作 [N響委嘱作品/世界初演]
細川俊夫 : トランペット協奏曲 「霧の中で」 [ 第62 回「尾高賞」受賞作品]
猿谷紀郎 : 交響詩「浄闇の祈り 2673」[ 第62 回「尾高賞」受賞作品]
② N響「夏」2014
▽ 7 月18 日
NHKホール
N響 「夏」 2014
指 揮
レオ・フセイン
ソリスト
ピアノ : 舘野泉
曲 目
モーツァルト : 歌劇 「コジ・ファン・トゥッテ」 序曲
モーツァルト : 交響曲 第41 番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
ラヴェル : 左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調、
亡き王女のためのパヴァーヌ
ラ・ヴァルス
③ 松山公演
▽ 7 月20 日
指 揮
ソリスト
曲 目
愛媛県県民文化会館
レオ・フセイン
ピアノ : 舘野泉
モーツァルト : 歌劇 「コジ・ファン・トゥッテ」 序曲
モーツァルト : 交響曲 第41 番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
ラヴェル : 左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
亡き王女のためのパヴァーヌ
ラ・ヴァルス
12
④ N響ほっとコンサート
▽ 8 月3 日
NHKホール
N 響ほっとコンサート
指 揮
山下 一史
出 演
サンドアート : 飯面雅子
曲 目
ムソルグスキー(ラヴェル編曲) : 組曲 「展覧会の絵」 から
ドビュッシー : 交響詩 「海」 から
サン・サーンス : 組曲 「動物の謝肉祭」 から 「白鳥」
プロコフィエフ : 「ピーターと狼」
スメタナ : 交響詩 「モルダウ」
ほか
⑤ 「N響の第9」
▽ 12 月22 日 NHKホール
ベートーヴェン「第9」演奏会
12 月23 日 NHKホール
12 月26 日 NHKホール
12 月27 日 サントリーホール
指 揮
フランソワ・クザビエ・ロト
ソリスト
ソプラノ : 安藤赴美子
アルト : 山下牧子
テノール : 福井 敬
バリトン : 甲斐 栄次郎
合唱 : 国立音楽大学
曲 目
ベートーヴェン : 交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」
3.地方公演:
▽ 8 月24 日
指 揮
ソリスト
曲 目
橿原文化会館
パスカル・ロフェ
チェロ : 堤 剛
ドヴォルザーク : チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
チャイコフスキー : 交響曲 第4 番 ヘ短調 作品36
▽ 8 月25 日
指 揮
ソリスト
曲 目
京都コンサートホール
パスカル・ロフェ
チェロ : 堤 剛
ドヴォルザーク : チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
チャイコフスキー : 交響曲 第4 番 ヘ短調 作品36
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▽ 8 月27 日
指 揮
ソリスト
曲
目
▽ 8 月28 日
指 揮
ソリスト
曲
目
▽ 11 月10 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 2 月28 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 3 月1 日
指 揮
ソリスト
曲
目
▽ 3 月3 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 3 月4 日
指 揮
ソリスト
曲 目
▽ 3 月5 日
指 揮
ソリスト
曲 目
神戸文化ホール
パスカル・ロフェ
チェロ : 堤 剛
ドヴォルザーク : チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
チャイコフスキー : 交響曲 第4 番 ヘ短調 作品36
びわ湖ホール
パスカル・ロフェ
チェロ : 堤 剛
ドヴォルザーク : チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
チャイコフスキー : 交響曲 第4 番 ヘ短調 作品36
NHK大阪ホール
レナード・スラットキン
ピアノ:オルガ・ケルン
ウェーバー : 歌劇 「オベロン」 序曲
ラフマニノフ : ピアノ協奏曲 第 2 番 ハ短調 作品 18
ブラームス : 交響曲 第 4 番 ホ短調 作品 98
佐賀市文化会館
下野竜也
ヴァイオリン : 神尾真由子
メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ドヴォルザーク : 交響曲 第8 番 ト長調 作品88 ほか
Iichiko 総合文化センター
下野竜也
ヴァイオリン : 神尾真由子
メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ドヴォルザーク : 交響曲 第8 番 ト長調 作品88 ほか
宮崎県立芸術劇場
下野竜也
ヴァイオリン : 神尾真由子
メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ドヴォルザーク : 交響曲 第8 番 ト長調 作品88 ほか
鹿児島宝山ホール
下野竜也
ヴァイオリン : 神尾真由子
メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ドヴォルザーク : 交響曲 第8 番 ト長調 作品88 ほか
熊本県立劇場
下野竜也
ヴァイオリン : 神尾真由子
メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ドヴォルザーク : 交響曲 第8 番 ト長調 作品88 ほか
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4.放送演奏:
NHKの放送番組のために、「大河ドラマ」のテーマ音楽、「名曲アルバム」
の音楽等を録音するとともに、放送記念日における記念演奏、「NHK音楽祭」
などのNHK関連イベントなどに出演していく。
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