柳島管理センター 汚泥脱水機修理工事 仕 様 書 平成 22 年 9 月 (財

柳島管理センター 汚泥脱水機修理工事
仕
様 書
平成 22 年 9 月
(財)神奈川県下水道公社
目
第1章
次
総括事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第1節
一般事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第2節
工事
第3節
その他の事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第2章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
設計・施工要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
第1節
汚泥脱水機設備概要
第2節
汚泥脱水機修理工
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
建設廃棄物の取扱い及び建設副産物実態調査に係る特記仕様書 ・・・・・・・・・・・・・22
別紙特記仕様書
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
提出書類一覧表
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
第1章
総括事項
第1節 一般事項
1 適 用
本仕様書は、柳島管理センター汚泥脱水機修理工事に適用します。
本工事は、この仕様書及び図面等(以下「関係図書」という)に基づき、工事目的、
工事内容等を熟知した後、監督員の指示に従い誠実に履行してください。
2 工事概要及び対象機器
(1)一般事項
本工事における施工概要は次のとおりとしますが、設計書、仕様書、図面、その
他関連規格等に基づき、入念に施工するとともに、設計書、仕様書に明記していな
いものであっても、軽易なもので工事完成に必要なものは請負者の責任において施
工してください。
(2)概要
柳島管理センター汚泥脱水設備について、各機器の工場整備を含む点検整備及び
消耗部品の交換を行うことにより当該機器の機能保持を図り、汚泥処理設備の安全
なる運用を確保するものです。
(3)対象機器
№2-1~3 遠心脱水機
№2-1~3 ケーキ移送ポンプ
№1-1 ロータリプレス脱水機
№1-1 ケーキ圧送ポンプ
3
工事場所
神奈川県茅ヶ崎市柳島1900番地
4
工 期
本工事の工期は、契約締結日より平成 23 年 3 月 15 日までとします。
5
工 程
工事の細目及び取り合い等については、柳島管理センター(以下「当センター」と
いう)と十分協議を行い、綿密な工程及び施工計画を策定するとともに、工程に変更
が生じたときは当センターの承認を得てください。また、詳細工程表を作成してくだ
さい。
6
法令の遵守
請負者は工事の施工にあたって、関係法令、基準及び規格等を守って工事の円滑な
進捗を図ってください。
7
打ち合せ
本工事における指示、承諾及び協議等伝達事項は、原則として書面(工事打合せ簿)
により行います。
1
8 機器停止作業
(1)現場において既設の設備や機器の停止を伴う作業の着手は、監督員立ち会いのも
とに関連設備及び機器等の操作が完了したことを確認してから行ってください。
(2)現場における設備及び機器の停止期間は、極力短縮するように努めてください。
9 現場管理
(1)請負者は、工事の施工にあたり、安全及び公害防止に関する諸法規、規定を厳守
し、人身及び施設の事故防止、公害の防除、公衆の安全に万全を期してください。
(2)現場代理人は、現場作業着手前に監督員と十分な打ち合せを行い、その趣旨を作
業員に徹底させてください。
(3)現場代理人は、現場に常駐し、施工管理、作業員の指導監督及び関係各所との連
絡を密にし、工事の進捗に支障のないように努めてください。
(4)他の施設の運転に支障のないように現場作業の区域を明確にし、工事に必要のな
い箇所には立入らないでください。
(5)工事用資材、工具類の保管及び整頓に留意してください。万一、破損、紛失等が
あっても請負者の責任によるものとします。
(6)同一現場内で行なわれる工事については、現場管理についての十分な打合せを行
い、工事施工上はもちろんのこと、作業員同士のトラブルを引き起こさないように
注意してください。
(7)開口部の安全処置、転落防止、胴綱の使用等の安全管理に十分留意し、事故を起
こさないように努めてください。
(8)作業員名簿及び有資格者名簿は、監督員からの求めに応じて提示できるようする
とともに、有資格者には常に免許証を携帯させてください。
10
疑義の処理
工事施工上、疑義を生じたときは、監督員と協議し、工事の進捗に支障のないよう
に努めてください。
11
仮設建築物等
仮設事務所、倉庫等を場内に設置する場合は、あらかじめ当センターの承諾を受け
てください。
12
工事用機器等の無償貸与
請負者は、工事施工上必要な公社設備等を使用する場合には、監督員に申し出てく
ださい。
13 周辺の整理
(1)請負者は、本工事によって発生した塵埃、鉄屑及び不用土砂等は随時場外に搬出
し、工事場所及びその周辺は常に整理してください。
(2)請負者は、竣工検査時にはすべての障害物及び仮設物等を除去して、清掃を行っ
てください。
14 撤去品の処理
(1)産業廃棄物を処理する場合は、
「建設廃棄物の取扱い及び建設副産物実態調査に係
2
る特記仕様書」に記載の各事項に従い、適正に処理するとともに、処理状況を確認
できる各書類を整理・保管してください。また、施工計画書に処理業者及び運搬業
者の各許可証と契約書の写しを添付してください。
(2)産業廃棄物は請負者の責任において、契約期間内に処理してください。また、産
業廃棄物管理票(マニフェスト)D・E 票の写しを提出してください。
(3)撤去品のうち、別途指定する品目は場内の指定する場所に、必要な養生を行い収
納してください。
15
工事施工中の検査
工事の施工中に事前に通告をしないで検査を実施する場合があるので、適切に対応
してください。
16
工事完成
本工事の完了は、工事完成検査に合格したときとします。なお、工事完成検査には
請負者または現場代理人及び主任技術者が必ず立ち会ってください。
第2節 工事
1 請負者の義務
(1)請負者は、本工事における引渡し完了まで、施工中の機器、工事用器材、仮設事
務所、倉庫、仮設備などに対するすべての責任を負うものとします。
(2)請負者は、関係図書に示された設備完成後の機能を完全に発揮できるように施工
し、特に明記のない事項であっても工事遂行上当然必要なものについては、総て施
工もしくは付属させてください。
(3)請負者は、入所者に対し教育を行い、教育実施報告書を整理・保管し、監督員ま
たは検査員からの求めに応じて提示してください。ただし、事故が発生した場合等
には、写しを提出してください。
(4)工事の施工にあたっては、当センター及び関係業者間との協調体制をとり、無事
故無災害工事、適切な現場管理施工に努めてください。
(5)請負者は、工事の実施に影響を及ぼす事故、人命に損傷を生じた事故、または第
三者に損傷を与えた事故が発生したときには、応急処置をとるとともに、速やかに
その状況を監督員に報告してください。
2 現場代理人(現場責任者)
(1)請負者は、工事期間中(当該作業実施中)、当センターの承認を得た代理人を現場
に常駐させ、工事管理及び必要事項の処理にあたらせてください。
(2)現場代理人が工事現場を離れる場合には、あらかじめその代行者を選定し、当セ
ンターに届けるとともに承認を得てください。
(3)現場代理人は、現場作業着手前に監督員と十分な打合せを行い、その趣旨を作業
員に徹底させるとともに、特に危険が予測される作業を行なうときは事前に作業員
(下請負業者含む)に対し、当センターの特性、過去の類似作業での事故事例等を
含めながら十分に時間をとり、安全教育を実施してください。なお、安全教育を実
施した日の工事日報に安全教育内容について詳細を記入してください。
3
3
請負者の提出書類ほか
請負者は、
「提出書類一覧表」の書類を定められた期日までに遅滞なく提出してくだ
さい。なお、様式等については公社ホームページをご参照ください。
URL http://www.kanagawa-swf.or.jp
第3節 その他の事項
1 下請負に関する事項
請負者は、工事の一部を他の業者に下請けさせる場合は、建設業法に基づいた手続
きを行うとともに、下請負者編成表を作成し現場に備え付けてください。
2
技術者及び作業員の派遣
請負者は、対象機器の点検整備、機器の取り付け及び調整に必要な技術者(指導員)
を当該機器の設計製作工場から派遣してください。また、特殊技術を要する作業につ
いては、有資格技術者を派遣して施工してください。
3 試運転及び測定
(1)本仕様書で定める事項に従い現地において試運転、測定を実施してください。
(2)現地試運転において他の設備に影響を与える試運転については、監督員の指示の
もとに行ってください。
(3)試運転は、関連する基準、規定等に準じて請負者が実施し、これに必要な技術者
及び試験器材類を用意してください。
(4)試運転は、原則として監督員が立ち会います。
(5)試運転中に異常が認められた場合には、試運転を中止し当センターと協議してく
ださい。
(6)報告書には、試運転項目ごとに使用計器、試運転結果及び判定基準を記載してく
ださい。
4 賠 償
(1)工事中に公社または第三者の施設等に損害を与えた場合は、請負者の責任におい
て賠償するものとします。
(2)工事中における請負者に起因する設計・製作及び施工不良により工事対象設備の
停止期間が延長し公社に損害を及ぼした場合は、公社は賠償を求めることができま
す。
5
排出ガス対策型、低騒音・低振動型建設機械の使用に関すること
本工事において使用する建設機械は、
「排出ガス対策型建設機械指定要領(総施発第
51 号)」及び「低騒音・低振動型建設機械の指定に関する規定(国土交通省告示第 2438
号)」によることとします。
4
第2章
設計・施工要領
第1節 汚泥脱水機設備概要
1 No.2-1~3遠心脱水機
項
目
仕
様
形
式 横型連続遠心脱水機
処
理
量 30m3/h
処
理
汚
泥 混合濃縮汚泥(濃度約3%)
性
能 脱水汚泥含水率76%以下、固形物回収率95%以上
ボ ウ ル 回 転 数 最大2180r/m
遠
心
効
果 最大2000G
主 電 動 機 出 力 90kW
電
源 400V×50Hz
2
3
4
No.2-1~3ケーキ移送ポンプ
項
目
仕
様
形
式 可変容量式ダブルシリンダ形ピストンポンプ
能
力 6m3/h×5.88MPa
搬
送
物 脱水汚泥
駆
動
方
式 油圧駆動式
電
動
機 油圧ポンプ:45kW、ケーキ供給機15kW
電
源 400V×50Hz
No.1-1ロータリプレス脱水機
項
目
仕
形
式 ロータリプレス脱水機
ろ
過
速
度 120kgDS/m2・h以上
ろ
過
面
積 1.5m2×6ch=9.0m2
回
転
数 0.16~1.6r/min
処
理
汚
泥 混合濃縮汚泥(濃度約4%)
性
能 脱水汚泥含水率76%以下
本 体 駆 動 装 置 18.5kW×400V×4P
フ ロ キ ュ レ ー タ 1.5kW×400V×4P×1/20
様
No.1-1ケーキ圧送ポンプ
項
目
仕
様
形
式 可変容量式ダブルシリンダ形ピストンポンプ
能
力 6m3/h×5.88MPa
搬
送
物 脱水汚泥
駆
動
方
式 油圧駆動式
電
動
機 油圧ポンプ:55kW、ケーキ供給機22kW
電
源 400V×50Hz
備
考
備
考
備
考
備
考
第2節 汚泥脱水機修理工
1 点検整備内容
(1)遠心脱水機の点検整備は遠心脱水機点検基準および下記の内容に基づき実施してください。
その他の機器等についても下記の内容のとおりとします。
ア No.2-1遠心脱水機
(ア)整備前後の軸受温度及び振動測定
(イ)現地分解点検整備
A 本体
・上部ケーシング開放、内部清掃、ボウルヘッド、ソリッドノズル、ケーシングライナ摩耗
測定
・ケーキ排出ダンパ部品、主電動機軸受、Vベルト等の交換
B 主軸受潤滑装置
・潤滑油、オイルエレメント等の交換
5
C
差速用油圧ユニット
・作動油、オイルエレメント等の交換
イ No.2-2遠心脱水機
(ア)整備前後の軸受温度及び振動測定
(イ)現地分解点検整備
A 本体
・上部ケーシング開放、内部清掃、ケーシングライナ摩耗測定
・ケーキ排出ダンパ部品、Vベルト等の交換
・本体、電動機、油圧モータの工場搬出、搬入作業
B 主軸受潤滑装置
・潤滑油、オイルエレメント等の交換
C 差速用油圧ユニット
・作動油、オイルエレメント等の交換
(ウ)工場修理
A 本体
・分解、清掃、組立
・各部摩耗状況確認、測定(スクリューコンベヤ、ピローブロック、スプラインブッシング、
ボウルヘッド、フィードノズル、ソリッドノズル)
・スクリューコンベヤ羽先の予備品との交換(摩耗測定結果による)
・スクリューコンベヤフライト摩耗部補修
・消耗部品等の交換
・スクリューコンベヤ、ボウルのバランス試験及び調整
B 電動機
・分解、清掃、組立、塗装
・軸受等交換
・固定子洗浄・乾燥・ワニス処理
・絶縁抵抗・巻線抵抗測定、無負荷試験
C 油圧モータ
・分解、清掃、組立
・各部摩耗状況確認、測定
・消耗部品等の交換、調整
・運転試験
ウ No.2-3遠心脱水機
(ア)整備前後の軸受温度及び振動測定
(イ)現地分解点検整備
A 本体
・上部ケーシング開放、内部清掃、ボウルヘッド、ソリッドノズル、ケーシングライナ摩耗
測定
・ケーキ排出ダンパ部品、主電動機軸受、Vベルト等の交換
B 主軸受潤滑装置
・潤滑油、オイルエレメント等の交換
C 差速用油圧ユニット
・作動油、オイルエレメント等の交換
D 分離液配管
・配管の交換
エ No.2-1ケーキ移送ポンプ
(ア)現地分解点検整備
A ケーキ供給機
・グランドパッキン等の交換
・スクリュー羽根摩耗測定
B ケーキ供給機掻寄機
・軸シール部品等の交換
C ポンプ
6
・各部摩耗状況確認、測定(搬送ピストン、搬送シリンダ、バルブユニット、バルブピース、
バルブシート、ブッシュ、グランド押さえ)
・搬送ピストン、バルブユニット、バルブピース、バルブシートの予備品との交換(摩耗測
定結果による)
・消耗部品等の交換
D 油圧ユニット
・作動油、フィルタエレメントの交換
オ No.2-2ケーキ移送ポンプ
(ア)現地分解点検整備
A ケーキ供給機
・グランドパッキン等の交換
・スクリュー羽根摩耗測定
B ケーキ供給機掻寄機
・軸シール部品等の交換
C ポンプ
・各部摩耗状況確認、測定(搬送ピストン、搬送シリンダ、バルブユニット、バルブピース、
バルブシート、ブッシュ、グランド押さえ)
・搬送ピストン、バルブユニット、バルブピース、バルブシートの予備品との交換(摩耗測
定結果による)
・消耗部品等の交換
D 油圧ユニット
・作動油、フィルタエレメントの交換
カ No.2-3ケーキ移送ポンプ
(ア)現地分解点検整備
A ケーキ供給機
・グランドパッキン等の交換
・スクリュー羽根摩耗測定
B ケーキ供給機掻寄機
・軸シール部品等の交換
C ポンプ
・各部摩耗状況確認、測定(搬送ピストン、搬送シリンダ、バルブピース、バルブシート等)
・搬送ピストン、バルブピース、バルブシート等の予備品との交換(摩耗測定結果による)
・消耗部品等の交換
D 油圧ユニット
・作動油、フィルタエレメント等の交換
E 滑材注入装置
・№2-3-1滑材注入ポンプの交換
・上記ポンプ系統の配管内清掃、安全弁等の交換
(イ)工場修理
A バルブシリンダ(吐出2台、吸込2台)
・分解、清掃、組立
・各部磨耗状況の確認、測定
・消耗部品等交換、調整
・ストローク検査、作動圧検査、漏れ試験
キ No.1-1ロータリプレス脱水機
(ア)整備前後の電流値、圧力等の確認
(イ)現地分解点検整備
A 本体
・各チャンネル取外し
・各チャンネルの工場搬出、搬入作業
B フロキュレータ
・内部清掃
・消耗部品等の交換
7
C
洗浄水配管
・ストレーナをY型から複式に変更交換
・上記ストレーナに接続する配管(短管)の交換
・新規配管及び付随する支持材の塗装を行うものとし、塗装仕様は下表のとおりとします。
工
程
塗
料
標 準 膜 厚 μ m 仕上色 マンセル記号
第 1 層 ( 下 塗 ) 鉛・クロムフリーさび止め塗量
35
第 2 層 ( 下 塗 ) 鉛・クロムフリーさび止め塗量
35
第 3 層 ( 中 塗 ) フタル酸樹脂塗料
30
第 4 層 ( 上 塗 ) フタル酸樹脂塗料
25
2.5PB
5/6
水色
(ウ)工場修理
A 本体
・分解、清掃、組立
・フィルタエレメント、スクレーパ、デフレクタ、外輪スペーサの摩耗量測定
・消耗部品等の交換
ク No.1-1ケーキ圧送ポンプ
(ア)現地分解点検整備
A ポンプ
・各部摩耗状況確認、測定(搬送ピストン、搬送シリンダ、バルブピース、バルブシート等)
・搬送ピストン、バルブピース、バルブシート等の予備品との交換(摩耗測定結果による)
・消耗部品等の交換
B 油圧ユニット
・作動油、フィルタエレメントの交換
(イ)工場修理
A)バルブシリンダ(吐出2台、吸込2台)
・分解、清掃、組立
・各部磨耗状況の確認、測定
・消耗部品等交換、調整
・ストローク検査、作動圧検査、漏れ試験
(2)部品等の交換
機器・部品の交換は、交換部品一覧表のとおりです。
(3)各機器の試運転等
ア 点検整備を行った機器については、単体試運転を行い、異常の有無を確認してください。
イ 試運転は公社監督員立会の下で実施するものとします。
ウ 試運転(実負荷運転)に伴う汚泥の投入は、発注者側で行います。
(4)工事に伴う発生材(不用品)の処分
ア 請負者の責任において処分するものとします。
2 その他
(1)施工時期
・平成22年11月1日~平成23年3月15日の間に施工してください。ただし、同時期に本工事施工
場所(第1汚泥処理棟2階)において、神奈川県流域下水道整備事務所発注の「汚泥処理施設
改築工事」が施工されるため、現地作業については整備事務所監督員、公社監督員ならびに
改築工事施工業者とも充分協議のうえ施工してください。
(2)施工方法
・脱水機の修理は1台ずつ実施するものとし、汚泥脱水処理に支障を来たさないように施工し
てください。
(3)搬入出機器
・機器等を建屋から搬出、搬入するためのクレーン、ホイスト等は設置されていません。
以上
8
遠
作業区分
心
脱
作 業 種 別
水
機
作
点
業
検
基
準
内
容
・内面の摩耗、腐食
ボ
ウ
ル
工
・外面の摩耗、腐食
・セラミックスリーブの割れ、剥離の確認
・亀裂等の有無確認(浸透探傷試験等)
・ボウル取付部確認
場
ボウルヘッド
・内外面の摩耗、腐食耐の確認
・取付ボルトの弛み確認
・亀裂等の有無確認(浸透探傷試験等)
・外観の異常確認
整
・セラミックスリーブの割れ、剥離の確認
スクリュー
コンベア
・超硬チップの摩耗、割れ、剥離の確認
・コンベアの摩耗状況確認
備
・亀裂等の有無確認(浸透探傷試験等)
(
工
・外観の異常確認
スクリューコン
ベア取付軸
・亀裂等の有無確認(浸透探傷試験等)
(トラニオン)
汚泥投入管
(フィードパイ
プ)
・外観の異常確認
・亀裂等の有無確認(浸透探傷試験等)
シールハウジング ・オイルシール部の異常確認
シールボックス ・外観の異常確認
場
差 速 装 置
作
Vプーリー
・外観の異常確認
・消耗部品の確認
・外観の異常確認
・ベルト溝の摩耗確認
ボ ル ト 類 ・外観の異常確認
・ボウルとボウルヘッドを組立て動バランス調整
業
動バランス検査
・ボウルとボウルヘッドを組立てメインベアリング取付部の芯振れ確認
・トラニオンとコンベアを組立て動バランス調整
)
・トラニオンとコンベアを組立てトラニオン先端の芯振れ確認
組 立 検 査 ・各種
運 転 検 査
9
作業区分
作 業 種 別
作
業
内
メインモータ等(解線・結線作業含む)
工
防音パッケージ
上部ケーシング
場
各種カバー類
整
各種配管類
ロータリジョイント
備
(
各部取外し
・取付作業
ディスチャージBOX(分離液・濃縮液側)
Vベルト
ディスチャージバルブ
現
軸受カバー(プランマーブロック)
回転体
地
下部ケーシング
作
業
現 地 整 備 油圧ユニットの点検(オイル、消耗部品類の交換)
)
各 種 清 掃
10
容
遠
作業区分
作 業 種 別
運転確認
-
心
脱
水
機
作
点
検
業
基
内
準
容
・分解前の各種データ採取
・実負荷運転確認
・ボウル外面の異常確認
・ボウルヘッドの外観の異常確認
・コンベアチップの摩耗測定
現
・Vプーリーの異常確認
回
転
体
・スクリューコンベア取付軸(トラニオン)の外観の異常確認
・差速用ギヤユニットの異常確認
地
・回転体各部のボルト類緩み確認
・消耗品の交換
点
潤滑油ユニット ・潤滑油ユニットの点検(オイル、消耗部品類の交換)
検
防音パッケージ
各種カバー(Vベルト、差速装置等)
上部ケーシング
整
各部取外し
・取付作業
汚泥配管
汚泥投入管(フィードパイプ)
シールハウジング
備
Vベルト
清
掃
上記取外し部品の清掃
交
換
各種消耗部品の交換(油脂類、Oリング、オイルシール等)
11
交換部品等一覧表
No.2-1遠心脱水機
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
数 量
単位
材料
(本体)
ケーシングパッキン
1
式
Vベルト
5V-1320
6
本
主電動機ベアリング
6217ZZCM
1
個
主電動機ベアリング
6318CM
1
個
ケーシングライナ
SUS316L
1
式
1
個
(ケーキ排出ダンパ)
ネジコマ
(潤滑油ユニット)
オイルクーラーカバーガスケット
NBT1207-4H-DF用
1
式
サクションストレーナ
SFT-06-60W
1
個
潤滑油
VG68
100
L
オイルエレメント
STW-15-150mesh
2
個
圧力計
BE15-231-0.6MPa
1
個
200
L
1
個
(油圧ユニット)
作動油
VG68
オイルエレメント
カップリング
VT006565
1
個
ラバーカップリングジョイント
VT000690
1
個
12
備
考
No.2-2遠心脱水機
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
数 量
単位
本体工場修理材料
メインベアリング
NU240
2
個
オイルシール
MHSA22025518P
2
個
コンベヤベアリング
NU1036
1
個
オイルシール
MHS20024020P
4
個
コンベヤベアリング
7230BDF
1
式
スラストベアリング
16040M
1
個
Oリング
シールリング
1 台分
130×145×10
ボルト類
1
個
1 台分
ボウルライナ
SUS316L
1
式
ソリッドノズル
セラミック
12
個
ソリッドダム
SUS316L
1
個
プロテクタ
SUS316L
1
個
フィードゾーンライナ
SUS316L
1
個
1
式
セラミックリペア
主電動機工場修理材料
ベアリング
6217ZZCM
1
個
ベアリング
6318CM
1
個
負荷側ブラケット
1
個
反負荷側ブラケット
1
個
油圧モータ工場修理材料
ボールベアリング
170/230×28
1
個
ボールベアリング
140/175×18
1
個
ボールベアリング
65/100×18
1
個
ロータ
1120D
1
式
カム
1
個
シャフトヘッド
1
個
コンプレッションスプリング 32×17×3.2×7 1/2
12
個
コンプレッションスプリング
15
個
ニードルベアリング
50/68×35
1
個
サークリップA
65×2.5
1
個
1
式
Oリング
13
備
考
No.2-2遠心脱水機
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
数 量
単位
トランスファシール
1
式
ケーシングパッキン
1
式
材料
(本体)
Vベルト
5V-1320
6
本
ケーシングライナ
SUS316L
1
式
振動スイッチ
VM-90MEV
1
台
ピックアップセンサー
VP-90VC
1
台
リミットスイッチ
2
個
ネジコマ
1
個
ネジシャフト
1
本
ガイドレール
2
個
ガイド
4
個
チェーン
2
個
(ケーキ排出ダンパ)
スプロケット
RS40
4
個
インナシュート
SUS316L
1
個
インサイドシュート
SUS316L
1
個
圧力計
BE15-231-0.6MPa
2
個
オイルクーラ用カバーガスケット
NBT1207-4H-DF用
1
式
温度計
A4-GTS-PT1/2-2m
3
個
圧力スイッチ
FNS-C106W
1
個
サクションストレーナ
SFT-06-60W
1
個
温度スイッチ
TNS-C1070CWL-Well
1
個
潤滑油
VG68
100
L
オイルエレメント
STW-15-150mesh
2
個
圧力スイッチ
1
個
温度スイッチ
1
個
200
L
オイルエレメント
1
個
近接センサ
2
個
(潤滑油ユニット)
(油圧ユニット)
作動油
VG68
14
備
考
No.2-3遠心脱水機
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
数 量
単位
備
考
(本体)
ケーシングパッキン
1
式
Vベルト
5V-1320
6
本
主電動機ベアリング
6217ZZC3E
1
個
主電動機ベアリング
NU218CEMCM
1
個
ケーシングライナ
SUS316L
1
式
1
個
オイルクーラガスケット NBT1207-4H-DF用
1
式
サクションストレーナ
SFT-06-60W
1
個
潤滑油
VG68
100
L
オイルエレメント
STW-15-150mesh
2
個
200
L
1
個
16
m
1
式
(ケーキ排出ダンパ)
ネジコマ
(潤滑油ユニット)
(油圧ユニット)
作動油
VG68
オイルエレメント
(分離液配管)
配管材
φ300
VU
付属材料
15
管継手、接合材
料、支持材料
No.2-1ケーキ移送ポンプ
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
数 量
単位
材料
(ケーキ供給機)
グランドパッキン
炭化繊維
1
式
1
式
1
個
ブッシュ
1
個
ダストシール
2
個
Uパッキン
1
個
バックアップリング
1
個
分割短管パッキン・Oリング
レベル計電極
US-30F型
(ケーキ掻寄機)
レール
PEEK450FC10t×50×40
2
個
スライドガイド
SUS304
1
式
1
式
ノルトロック・サラネジ・ボルト・ナット
(ポンプ)
吸込グランド押さえ
HBSCI
2
個
吸込ブッシュ
FCD600
2
個
吐出グランド押さえ
HBSCI
2
個
Oリング、パッキン類
スイベルジョイント
1 台分
40A
ピストン位置検出器
1
個
2
個
(油圧ユニット)
作動油
VG46
400
L
フィルタエレメント
ろ紙
1
個
2
個
油タンクマンホールパッキン
16
備
考
No.2-2ケーキ移送ポンプ
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
数 量
単位
材料
(ケーキ供給機)
グランドパッキン
炭化繊維
1
式
1
式
1
個
ブッシュ
1
個
ダストシール
2
個
Uパッキン
1
個
バックアップリング
1
個
分割短管パッキン・Oリング
レベル計電極
US-30F型
(ケーキ掻寄機)
レール
PEEK450FC10t×50×40
2
個
スライドガイド
SUS304
1
式
1
式
ノルトロック・サラネジ・ボルト・ナット
(ポンプ)
吸込グランド押さえ
HBSCI
2
個
吸込ブッシュ
FCD600
2
個
吐出グランド押さえ
HBSCI
2
個
Oリング・パッキン類
スイベルジョイント
1 台分
40A
ピストン位置検出器
1
個
2
個
(油圧ユニット)
作動油
VG46
400
L
フィルタエレメント
ろ紙
1
個
2
個
油タンクマンホールパッキン
17
備
考
No.2-3ケーキ移送ポンプ
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
吸込バルブシリンダ工場修理材料(1台分)
数 量
単位
C6191
1
個
ロッド
S45C
1
個
ロッドカバー
S25C-L
1
個
ロッドブッシュ
CAC406C
1
個
ヘッドカバー
S25C-L
1
個
ボルト・ナット
1
式
パッキン類
1
式
吐出バルブシリンダ工場修理材料(1台分)
※ケーキ移送ポンプ1基につき、吐出バルブシリンダは2台
シリンダスリーブ
C6191
1
個
ロッド
S45C
1
個
ロッドカバー
S25C-L
1
個
ロッドブッシュ
CAC406C
1
個
ヘッドカバー
S25C-L
1
個
ボルト・ナット
1
式
パッキン類
1
式
MW3HP60B 6L/min×5.884MPa
1
台
炭化繊維
1
式
1
式
ブッシュ
1
個
ダストシール
2
個
Uパッキン
1
個
バックアップリング
1
個
機器
(滑材注入装置)
材料
(ケーキ供給機)
グランドパッキン
考
※ケーキ移送ポンプ1基につき、吸込バルブシリンダは2台
シリンダスリーブ
ポンプ
備
分割短管パッキン・Oリング
(ケーキ掻寄機)
レール
PEEK450FC10t×50×40
2
個
スライドガイド
SUS304
1
式
1
式
ノルトロック・サラネジ・ボルト・ナット
18
No.2-3ケーキ移送ポンプ
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
数 量
単位
(ポンプ)
吐出バルブ
S45C-H
2
個
吸込バルブ
S45C-H
2
個
吐出バルブピース押さえ SS400
2
個
吸込バルブピース押さえ SS400
2
個
Oリング、パッキン類
1 台分
ピストン位置検出器
2
個
2
枚
300
L
1
個
2
個
(バルブ室吸込口)
吸込中間板
(油圧ユニット)
作動油
VG46
フィルタエレメント
クローズド回路用
油タンクマンホールパッキン
(滑材注入装置)
安全弁
SUS
1
個
チャッキ弁
Max40MPa
1
個
ボール弁
Max25MPa
1
個
19
備
考
No.1-1ロータリプレス脱水機
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
数 量
単位
備
考
本体工場修理材料
外周シール
ポリエチレン
12
個
Oリング
φ6 NBR
15
m
Oリング
φ6 NBR
12
個
スクレーパ
SUS630
36
個
デフレクタ
ポリエチレン
6
個
ガスケット
φ366/406 T/#1995
12
個
Oリング
G260 NBR
12
個
内部洗浄ノズル含まず
材料
(本体)
(フロキュレータ)
本体パッキン
6t CR
1
個
扉パッキン
490×400×5t CR
2
個
Oリング
G230 NBR
1
個
オイルシール
TCV557812(AP3055G0)
2
個
VリングA
V-55A NBR
1
個
1
枚
1
台
1
m
1
式
点検窓
(洗浄水管)
複式ストレーナ
100A
10K
配管材
100A
SGP
付属材料
20
FCD
料、支持材料、
塗装
No.1-1ケーキ圧送ポンプ
図 番
品 番
名
称
規 格 ・ 材 質 等
吸込バルブシリンダ工場修理材料(1台分)
数 量
単位
備
考
※ケーキ移送ポンプ1基につき、吸込バルブシリンダは2台
シリンダスリーブ
C6191
1
個
ロッド
S45C
1
個
ロッドカバー
S25C-L
1
個
ロッドブッシュ
CAC406C
1
個
ヘッドカバー
S25C-L
1
個
ボルト・ナット
1
式
パッキン類
1
式
吐出バルブシリンダ工場修理材料(1台分)
※ケーキ移送ポンプ1基につき、吐出バルブシリンダは2台
シリンダスリーブ
C6191
1
個
ロッド
S45C
1
個
ロッドカバー
S25C-L
1
個
ロッドブッシュ
CAC406C
1
個
ヘッドカバー
S25C-L
1
個
ボルト・ナット
1
式
パッキン類
1
式
材料
(ポンプ)
吸込バルブ
S45C-H
2
個
吐出バルブ
S45C-H
2
個
吐出バルブピース押さえ SUS304
2
個
吸込バルブピース押さえ SUS304
2
個
Oリング・パッキン類
1 台分
ピストン位置検出器
2
個
300
L
1
個
2
個
(油圧ユニット)
作動油
VG46
フィルタエレメント
クローズド回路用
油タンクマンホールパッキン
21
建設廃棄物の取扱い及び建設副産物実態調査に係る特記仕様書
本特記仕様書は、建設工事から発生する廃棄物についての取扱い及び建設副産物実態調査に関する事項
を定めるものであり、(財)神奈川県下水道公社が発注する工事に適用する。
Ⅰ.総則
1 用語の定義
本特記仕様書において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1)建設工事 土木建築に関する工事をいう。
(2)建設副産物 建設工事に伴い副次的に得られた物品をいう。
(3)建設廃棄物 建設副産物のうち廃棄物処理法上の廃棄物に該当するものをいう。
(4)建設資材 土木建築に関する工事に使用する資材をいう。
(5)建設資材廃棄物 建設資材が廃棄物処理法上の廃棄物となったものをいう。
(6)建築物等 建築物その他の工作物をいう。
(7)解体工事 建築物にあっては、当該建築物のうち構造耐力上主要な部分の全部又は一部を取り壊す
工事をいい、建築物以外の工作物にあっては、当該工作物の全部又は一部を取り壊す工事をいう。
(8)新築工事等 建築物等の新築その他の解体工事以外の建設工事をいう。
(9)分別解体等
ア 解体工事の場合は、建築物等に用いられた建設資材に係る建設資材廃棄物をその種類ごとに分別
しつつ当該工事を計画的に施工する行為をいう。
イ 新築工事等の場合は、当該工事に伴い副次的に生じる建設資材廃棄物をその種類ごとに分別しつ
つ当該工事を施工する行為をいう。
(10)再資源化 分別解体等に伴って生じた建設資材廃棄物の運搬又は処分(再生することを含む)に該当
するもので次に掲げる行為をいう。
ア 資材又は原材料として利用することができる状態にすること
イ 燃焼の用に供することができるもの又はその可能性のあるものについて、熱を得ることに利用す
ることができる状態にすること
(11)対象建設工事 建設リサイクル法に規定する対象建設工事をいう。
(12)建設発生木材等 建設工事(工作物の新築、改築又は除去に係るものに限る。) に伴って副次的に
得られた解体木くず、伐木材、伐根材その他の木材が廃棄物になったものをいう。
(13) 建設リサイクル資材「県土整備部公共工事グリーン調達基準」の別表第7に定める率先利用品目の
資材をいう。
Ⅱ.建設副産物適正処理・再資源化に関する事項
工事の施工等にあたっては、まず建設副産物の発生抑制に努め、発生したものについては再使用、
再生利用を徹底し、そして熱回収が可能なものは熱回収を行うことを基本として取り組むこととし、
このための施工方法及び建設資材の選択等については積極的に提案すること。
1
施工前に取り組む事項
建設副産物の発生抑制、分別解体等、再資源化等の中心的役割を担う者として、建設業法、建
設リサイクル法その他の法令を遵守するとともに、発注者との連絡調整、管理及び施工体制の整
備等を行うこと。
《管理及び施工体制の整備》
(1)工事現場における建設副産物対策の責任者を明確にし、廃棄物処理計画の作成に努めること。
(2)請負代金の額が100万円以上の場合には、次項Ⅲ.に基づき再生資源利用促進計画書及び再生資
源利用計画書を作成し、監督員に提出すること。特に対象建設工事においては、契約前に発注者に提
出した「説明書」を施工計画書に添付すること。
22
(3)再生資源利用促進計画書、再生資源利用計画書及び廃棄物処理計画等の内容については、現場担当
者の教育、協力業者に対する周知徹底と明確な指導を行うこと。
《下請契約》
(4)工事の一部を下請発注し、生じた建設廃棄物を処理委託する場合は個別に直接処理委託の契約をす
ること。
(5)分別解体等及び建設資材廃棄物の再資源化等に要する費用の適正な負担に努めること。
(6)対象建設工事にあっては、発注者に提出した「説明書」の内容を下請負人に告げるとともに、分別
解体等の計画等に沿った施工、特定建設資材廃棄物の再資源化について指導を徹底すること。
(7)対象建設工事の下請契約には、建設業法による事項の他、分別解体等の方法、解体工事に要する費
用、再資源化等をするための施設の名称及び所在地並びに再資源化等に要する費用を記載すること。
(8)解体工事を下請けさせる場合は、建設業法に基づく土木工事業、建築工事業又はとび・土工工事業
に係る許可業者か、建設リサイクル法に基づく解体工事業の登録業者に発注すること。
ただし、解体工事業登録業者は請け負うことができる工事の規模に制限があるので注意すること。
《事前調査等》
(9)対象建設工事においては、建設工事の着手に先立ち対象建築物等及びその周辺の状況、作業場所の
状況、搬出経路の状況、残存物品の有無、付着物の有無等の調査を行うこと。
(10)調査結果に基づき、作業場所及び搬出経路の確保、残存物品の搬出や付着物の除去など適正な工事
を実施するための措置を講ずること。
《再生品の利用》
(11)建設資材廃棄物の再資源化により得られた建設資材については、利用用途に応じた品質等を考慮し
た上で、次の事例を参考とし、可能な限り利用すること。
ア 道路等の舗装の路盤材、建築物の砂利・砂・割り石等の材料は、原則として、「コンクリート
塊等の処理及び建設リサイクル資材に関する事務取扱要領」に基づく県土整備部のコンクリート
塊等処理指定工場から再生砕石等を調達すること。
なお、請け負った工事において再生砕石等を使用する場合は、上記要領に基づき、施工計画書
に当該指定工場の材料試験成績書を添えて、建設リサイクル資材利用( 変更) 計画書を監督員
に提出し承諾を受けること。
また、工事が完了したときは、上記要領に基づき、当該工事に使用した再生砕石等の使用数量
を建設リサイクル資材利用報告書に再生骨材購入指定工場の納入証明を受け、監督員に提出する
こと。
イ 建築工事の内装材等及び道路舗装材には、「工事における環境配慮型公共工事の推進に関する
特記仕様書」を参考に、パーティクルボードや再生加熱アスファルト混合物等の利用に努めるこ
と。
ウ この他、コンクリート型枠材としてのパーティクルボード(ストランドボード)等エンジニア
ードウッドの利用、法面の緑化材、雑草防止材等としての再生木質マルチング材等の利用を積極
的に提案すること。
2
施工に関する事項
分別解体等及び建設資材廃棄物の処理等の過程においては、廃棄物処理法、大気汚染防止法、労働
安全衛生法、神奈川県生活環境の保全等に関する条例等関係法令の遵守を徹底するとともに、アスベ
スト、CCA処理木材、フロン類、非飛散性アスベスト、PCB等の取扱いには十分注意し、有害物
質等の発生抑制及び周辺環境への影響の防止を図ること。
《発生抑制》
(1)端材の発生が抑制される施工方法の採用及び建設資材の選択等について、次の事例を参考にして、
積極的な提案を行うこと。
23
ア
イ
ウ
エ
オ
解体時において再使用が容易に行える施工方法の採用
耐久性の高い建築物等の建築等
使用済コンクリート型枠の再使用
コンクリート塊及びアスファルト・コンクリート塊の現場内破砕による路盤材等への再生利用
建設汚泥の現場内での脱水、固化等による盛土材等への再生利用
《分別解体等》
(2)建設業者にあっては主任技術者(監理技術者)、解体工事業登録業者にあっては技術管理者を設置
するとともに、工事の現場に標識を掲げること。
(3)建設副産物を、次の区分に留意して、種類ごとに分別しつつ工事を施工するよう努めること。
ア 建設廃棄物と建設発生土
イ 一般廃棄物(飲料の空缶や弁当がら、刈草等)と産業廃棄物(伐木材・伐根材等)
ウ 特別管理産業廃棄物(飛散性アスベスト廃棄物等)と再資源化できる産業廃棄物
エ 安定型産業廃棄物(がれき類、廃プラスチック類、ガラスくず及び陶磁器くず、ゴムくず等)と
管理型産業廃棄物(燃え殻、木くず、廃石膏ボード等)
(4)対象建設工事においては、分別解体等の計画等に定める、工事工程の順序、当該工程ごとの作業内
容及び分別解体等の方法により、現場において、コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、
建設発生木材等をその種類ごとに確実に分別しつつ施工すること。
《再資源化等》
(5)コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材等、建設発生土は、再生資源利用
促進計画書に基づき、再資源化施設等に搬入するとともに、再生資源の活用に努めること。(再生資
源利用促進計画書については、Ⅲ.を参照)
(6)コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊は、原則として県土整備部のコンクリート塊等処
理指定工場へ搬入すること。
その際には、「コンクリート塊等の処理及び建設リサイクル資材に関する事務取扱要領」に基づき、
施工計画書及びコンクリート塊等搬入(変更)証明書を提出し、監督員の承諾を受けるなど、所定の
手続きを取ること。
(7)建設発生木材等は、原則として県土整備部の指定事業者の指定施設へ搬入すること。
その際には、「建設発生木材等の再資源化に関する事務取扱要領」に基づき、搬入先その他の建設
発生木材等の再資源化に関して施工計画書及び建設発生木材等搬入(変更)証明書を提出し、監督員
の承諾を受けるなど、所定の手続きを取ること。
(8)その他の建設廃棄物(特定建設資材廃棄物以外の廃棄物、対象建設工事でない工事による建設廃棄
物)についても、可能な限り分別解体等を実施し、再資源化等に努めること。
《適正処理》
(9)廃棄物を処理する場合には、元請業者は、排出事業者として自らの責任において、廃棄物処理法等
関係法令に基づき、可能な限り現場で減量化した後に適正に処理すること。
(10)廃棄物の処理を委託する場合には次の事項に留意すること。
ア 運搬と処分についてそれぞれの許可業者と各々委託契約すること。また、吹き付けアスベスト
除去工事等に伴い発生する飛散性アスベスト廃棄物等の特別管理産業廃棄物はその専門業者に委
託すること。
イ 適正な委託契約を行わない状況で、受託者が不法投棄等を行った時には、委託基準違反として委
託者にも責任が及ぶことになるため、適正な委託費用をもって適切な委託契約を行い、併せて契約
内容を確実に履行するよう関係者を指導監督すること。
ウ 産業廃棄物の処理を委託する場合には、産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付し、最終処
分(再生を含む。)が完了したことを確認すること。
24
3 施工の完了後に行う事項
(1)再生資源利用促進計画書及び再生資源利用計画書を作成した工事にあっては、産業廃棄物管理票(マ
ニフェスト)と照合した上で実施状況を把握し、再生資源利用促進実施書及び再生資源利用実施書を
監督員に提出し、計画書とともに保存すること。
(2)対象建設工事においては、産業廃棄物管理票(マニフェスト)と照合して、特定建設資材廃棄物の
再資源化が完了したことを確認したときは、速やかに「再資源化等報告書」を発注者に提出するとと
もに、再資源化等の実施状況に関する記録を作成し、保存すること。
(3)コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊については、「コンクリート塊等の処理及び建設
リサイクル資材に関する事務取扱要領」に基づき、当該工事で発生したコンクリート塊等の指定工場
への搬入を完了したときは、速やかにコンクリート塊等搬入完了報告書に指定工場の証明を受けて監
督員に報告すること。
(4)建設発生木材等については、「建設発生木材等の再資源化に関する事務取扱要領」に基づき、当該
工事で発生した建設発生木材等の指定施設への搬入を完了したときは、速やかに建設発生木材等搬入
完了報告書に指定施設の証明を受けて監督員に報告すること。
上記(1)から(4)の書類は、完成検査時の確認事項とするので、契約工期内に提出すること。
(参 考)
○建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(平成12年法律第104号)(建設リサイクル法)
○特定建設資材に係る分別解体等及び特定建設資材廃棄物の再資源化等の促進等に関する基本方針(平
成13年1月17日 農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省告示第1号)
○神奈川県における特定建設資材に係る分別解体等及び特定建設資材廃棄物の再資源化等の促進等の実
施に関する指針(平成14年5月28日 神奈川県告示第366号)
○資源の有効な利用の促進に関する法律(平成3年法律第48号)(ラージリサイクル法)
○廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)(廃棄物処理法)
○国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成12年法律第100号)(グリーン購入法)
○建設副産物適正処理推進要綱(平成14年5月30日改正)
25
Ⅲ.建設副産物実態調査に関する事項
現場から発生する建設副産物についての発生量および再生資源利用量の実態把握について定める。
1
元請業者は、建設資材利用量の大小や有無及び建設副産物発生量・搬出量の大小や有無にかかわらず、
当該年度に終了した最終請負額が100万円以上の工事(調査意見書の工事は除く)は、次項の建設副
産物実態調査作業手順にもとづき調査データを提出するものとする。ただし、複数年度にまたがる債務
工事等の工事額は、当該年度の年割り額を記入し、工事内容は当該年度分の資材利用量、建設副産物発
生量・搬出量のみを記入する。なお、この手順により作成されたデータおよび帳票は、「資源有効利用
促進法」で定められた「再生資源利用{促進}計画書(実施書)の作成」を兼ねるものとする。
本調査の対象品目は、表1の通りである。
表1 調査対象品目
対象
備考
調査対象品目
コンクリート
コンクリート及び鉄から成る建設資材
搬入する
建設資材
搬出する
建設副産物
木材
アスファルト混合物
土砂
砕石
塩化ビニル管・継手
石膏ボード
その他の建設資材
コンクリート塊
建設発生木材A(柱、ボードなどの木製 建設発生木材等のうち、解体木くず、新
資材が廃棄物となったもの)
築端材木くず等が該当する。
アスファルト・コンクリート塊
その他のがれき類
建設発生木材のうち、建設工事(工作物
建設発生木材B(立木、除根材などが廃 の新築、改築又は除去に係るものに限
棄物となったもの)
る。
)に伴って副次的に得られる伐木材、
伐根材が該当する。
建設汚泥
現場へ搬出する状態で判断し、発生と搬
混合状態の廃棄物(建設混合廃棄物) 出の間に分別される場合には、分別後の
品目が発生したものとみなす。
金属くず
廃塩化ビニル管・継手
廃プラスチック(廃塩化ビニル管・継手
を除く)
廃石膏ボード
紙くず
アスベスト(飛散性)
その他の分別された廃棄物
第一種~第四種建設発生土及び浚渫土
(建設汚泥を除く)
26
2 建設副産物実態調査の作業手順は、次のとおりとし、元請業者が行うものとする。
(1)国土交通省のホームページ
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/fukusanbutsu/credas/index.htm からCR
EDAS入力システムをダウンロード(無料)し、インストールする。
インストール方法及びシステムの操作方法については、同ページ内「インストール」及び「操作説
明」ページに掲載の情報を参照するか、「ダウンロード」ページに掲載されている『「C REDAS
入力システム」のインストールマニュアル』や『「CREDAS入力システム」操作説明書』を参照
する。
(2)当初契約時点でのデータを入力する。(「再生資源利用{促進}計画書―「建設リサイクルガイドラ
イン」、「建設リサイクル法第11条通知別表」対応版―」の作成)
(3)工事個票印刷により、「再生資源利用{促進}計画書―「建設リサイクルガイドライン」、「建設
リサイクル法第11条通知別表」対応版―」を印刷し、施工計画書に添付する。
(4)工事完成時に実施書(最終データに修正)に書き換える。
(5)提出用ファイル作成により、提出用電子媒体を作成する。
(6)工事個票印刷により、「再生資源利用{促進}実施書―「建設リサイクルガイドライン」、「建設
リサイクル法第18条再資源化報告」、「H20建設副産物実態調査」対応版―」を印刷し、監督員の確認
を受ける。
(7)工事完成時に提出用電子媒体を監督員に提出する。
(8)完成図書に「再生資源利用{促進}実施書―「建設リサイクルガイドライン」、「建設リサイクル
法第18条再資源化報告」、「H20建設副産物実態調査」対応版―」を添付する。
3 データ入力上の留意点
(1)建設発生土の入力値について建設発生土については、埋戻しなどのように、現場内利用がある場合
には、建設副産物発生・搬出(一種発生土~浚渫土)には、「地山m3」で入力し、建設資材利用(土
砂)には、「締めm3」(表2、土量の変化率Cを考慮)で入力する。
表2 土量の変化率C
レキ質土
レキ
レキ質土
0.95
(例)
掘削
埋戻し
処分
0.90
砂質土及び砂
砂
砂質土(普
通土)
0.95
0.90
粘性土
粘性土
高含水比
粘性土
0.90
0.90
岩塊 玉石
1.00
軟岩Ⅰ
軟岩Ⅱ
中硬岩
硬岩Ⅰ
1.15
1.20
1.25
1.40
100m3
20m3 (締めm3)・・・「土砂 建設資材 利用量(A)」欄に入力する。
22m3 (地山m3)・・・「一種発生土~浚渫土 ②利用量」欄に入力する。
20m3/変化率C(仮に0.9とする)=22m3
78m3 (地山m3)・・・「一種発生土~浚渫土 ④現場外搬出量」欄に入力する。
100m3-22m3=78m3
(2)建設資材利用について
ア 建設リサイクル資材を利用する場合は、建設資材利用の欄に以下の方法により入力する。
・表3にまとめる調査対象品目の分類ごとに建設リサイクル資材をそれぞれ入力する。建設リサイ
クル資材の品目名については、神奈川県県土整備部建設リサイクル資材認定資材一覧表(以下、認
定一覧表という)を参照する。
27
表3 調査対象品目と建設リサイクル資材品目名
調査対象品目(建設資材の「分類」)
建設リサイクル資材の品目名
アスファルト混合物
再生加熱アスファルト混合物
砕石
再生骨材等
再生コンクリート二次製品(無筋)※
コンクリート
再生舗装用ブロック
(平板、インターロッキングブロック、レンガブロック等)
コンクリート及び鉄から成る建設資材
再生コンクリート二次製品(有筋)※
木材
再生木質ボード
塩化ビニル管・継手
排水・通気用再生硬質塩化ビニル管
※再生コンクリート二次製品に該当する建設リサイクル資材が無筋コンクリートの場合、調査対象品目のう
ち 「コンクリート」に、再生コンクリート二次製品に該当する建設リサイクル資材が有筋コンクリートの場
合、 調査対象品目のうち「コンクリート及び鉄から成る建設資材」に入力する。
・「規格」は認定一覧表の「寸法・規格等」を入力する。
・「再生資材の供給元施設、工事等の名称」については認定一覧表の「製造工場」を入力し、「再
生資材の供給元場所住所」については、認定一覧表の製造工場の住所を入力する。
・「再生資材利用量」は、利用量と同じ値を入力する。
イ 新材を利用する場合は、調査対象品目の中で箇所を変えて入力する。また、その際の「再生資材
利用量」には0を入力する。
ウ RC-10(再生砂)を利用する場合は、「土砂」の「再生コンクリート砂」欄に入力する。
(3)建設副産物発生・搬出(コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材A・B、
建設汚泥、建設発生土(第―種~第四種建設発生土及び浚渫土))について
ア コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊を県土整備部のコンクリート塊等処理指定工場
に搬出する場合は、「搬出先の種類のコード」を「5 中間処理施設(合材プラント以外の再資源化施
設)」と選択する。
イ 建設発生木材等のうち解体木くず、新築端材木くずを県土整備部の建設発生木材等再資源化指定
事業者の指定施設に搬出する場合は、「建設発生木材A(柱、ボードなどの木製資材が廃棄物にな
ったもの)」欄に入力することとし、「搬出先の種類のコード」を「5 中間処理施設( 合材プラント
以外の再資源化施設)」と選択する。
ウ 建設発生木材等のうち伐木材、除根材を県土整備部の建設発生木材等再資源化指定事業者の指定施
設に搬出する場合は、「建設発生木材B(立木、除根材などが廃棄物となったもの)」欄に入力する
こととし、「搬出先の種類のコード」を「 5 中間処理施設(合材プラント以外の再資源化施設)」と選
択する。
エ 建設汚泥を一部であっても改良土等に処理している施設などに搬出する場合は、「搬出先の種類
のコード」を「 5 中間処理施設(合材プラント以外の再資源化施設)」と選択する。
オ 再利用が決まっている建設発生土を仮置き場に搬出する際は、「搬出先の種類のコード」を「6 ス
トックヤード(再利用先工事が決定)」と選択する。
28
別 紙
1
特
記
仕
様
書
「工事実績情報システム」の登録について
請負者は、工事請負金額500万円以上の工事について、(財)日本建設情報総合センターで
運用している工事実績情報システム(コリンズ・テクリス登録システム)の登録をしてください。
登録時は「登録のための確認のお願い」の内容チェックを監督員に求め、内容確認後は監督員が
氏名、連絡先、電話番号及びメールアドレスの記入し捺印します。登録が完了しましたら(財)
日本建設情報総合センター発行の「登録内容確認書」を監督員に提出してください。
請負金額による登録の種類
請負金額(税込み)
登録の種類
2,500 万円以上
受注登録、竣工登録、(変更登録)
500 万円以上 2,500 万円未満
受注登録
500 万円未満
登録対象外
登録に当たっての問い合わせ先は以下のとおりです。
登録・問い合わせ先
財団法人日本建設情報総合センター
コリンズ・テクリスセンター
Tel 03-3505-0463
Fax 03-3505-2030
http://www.ct.jacic.or.jp/
〒107-0052 東京都港区赤坂 7 丁目 10 番 20 号
アカサカセブンスアヴェニュービル
2
「建設リサイクル法に基づく分別解体等」への対応
請負者は、建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(以下「建設リサイクル法」と
いう。)の趣旨に計り、建設廃棄物の発生抑制に努めるとともに、建設資材の分別解体等及
び排出された建設廃棄物の再資源化に積極的に努めてください。また、再資源化により得ら
れた建設資材を積極的に使用するよう努めてください。
なお、本工事が対象建設工事の場合は、次のとおり対応してください。
(請負者は、工事請負金額500万円以上の土木工事など工作物に関する工事については、
法第12条第1項に基づき、請負者から発注者へ契約前に説明することになっています。)
(1)請負契約の締結の前に「説明書」を提出して、建設リサイクル法第12条に基づき分別
解体等の内容について説明してください。なお、契約後には、下請業者に対して、発注者
に提出した「説明書」に記載した内容を説明してください。
(2)「解体工事に要する費用等」の書面を工事請負契約書に添付してください。
(3)コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊及び建設発生木材については、原則と
して全て再資源化してください。建設発生木材については、工事現場から半径50㎞以内
に再資源化施設がない場合(施設の事情により受け入れできない場合を含む。)に限り縮
減を認めることにします。
29
(4)再資源化等が完了したときには、すみやかに建設リサイクル法第18条に基づき「再資
源化等報告書」を提出するとともに、再資源化等の実施状況に関する記録を作成し、保存
してください。
(5)その他、分別解体等及び再資源化等について、建設リサイクル法の趣旨を十分に踏まえ
て工事の施工にあたってください。
3
「建設業退職金共済組合」への加入
(1)請負者は、建設業退職金共済組合(以下「組合」という。)に加入するとともに、その
建設業退職金共済制度の対象となる労働者について証紙を購入し、当該労働者の共済手帳
に証紙を貼付してください。
(2)請負者は、組合の発注者用掛金収納書(以下「収納書」という。)を工事請負契約締結
後1ヶ月以内に財団法人神奈川県下水道公社理事長(以下「理事長」という。)に提出し
てください。
(3)組合に加入せず、又は証紙の購入若しくは貼付が不十分な請負者は、今後の指名等にお
いて考慮される場合があります。
(4)下請契約を締結する際は、当該契約の受注者に対してこの制度の趣旨を説明し、掛金相
当額を請負代金中に算入することにより、当該契約受注者の組合加入並びに証紙の購入及
び貼付の促進に努めてください。
(5)下請契約における受注者の規模が小さく、管理事務の処理面で万全でない場合は、下請
契約における注文者に組合加入手続及び組合関係事務の処理を委託する方法もあるので、
下請契約における注文者は積極的に受託するようにしてください。
(6)請負者は、工事現場に建設業退職金共済制度適用事業主の工事現場であることを明示す
る標識を掲示してください。
(7)証紙購入状況等を把握するため、工事請負契約金額が500万円以上の場合は、別に定
める「建設業退職金共済関係提出書」、「建設業退職金共済証紙貼付実績報告書」を工事
完成時に理事長に提出してください。
なお、工事請負契約金額が500万円未満の場合においても理事長が証紙購入状況等を
把握する必要があると認めるときは、関係資料の提出を求める場合があります。
4
無石綿化への対応
石綿による健康障害を防止するため、工事の施工にあたっては次のとおり対応してくだ
さい。
(1)使用する全ての資機材は、石綿を原材料としていないものを用いて施工してください。
なお、「石綿を原材料としていない証明書」等の提出を求める場合もあります。
(2)工事に関連する業者に対しても、同様の内容を周知し徹底が図られるようにしてくださ
い。
30
提
提出書類
出
書
類
一
覧
表
提出期日
提出部数
契約後速やかに
2
現場代理人届
〃
2
工事工程表
〃
2
工事契約書
※掛金収納書(様式2号)
工事請負契約締結後
(建設業退職金共済)
1ヶ月以内
施工計画書
建設リサイクル法届出書(副)
※工事カルテ受領書(受注時)
現場着手10日前まで
2
施工計画書作成要領による
契約後速やかに
1
工事請負契約締結後
※承諾図申請書
承諾図申請時
用書)
工場検査申請書
※修理保管証
材料検査の
7日前から
引渡しの日から
7日以内
検査希望日
10日前までに
工場持ち込み
修理時
1
2
2
2
2
2
※工事打合せ簿
その都度
1
作業日報
作業日毎
1
工事報告書
工事完成時までに
(3)
工事写真帳
〃
1
※工事カルテ受領書(竣工時)
工事完成後
10日以内
工事完成届
工事完成後速やかに
2
〃
1
〃
1
[クレダス]
※建設業退職金共済関係提出書
※建設業退職金共済証紙貼付実
績報告書
注:※印の書類は、不要の場合もあります。
31
工事写真作成要領による
1
[コリンズ]
※建設副産物実態調査データ
資格・経歴書含む
但し、様式1・3号は工事完成後
10日以内
※支給材料(貸与品)受領書(借
考
1
[コリンズ]
材料検査(確認)願
備
電子媒体で提出