界面活性剤 - 日本乳化剤

界面活性剤
日本乳化剤株式会社
界面活性剤
界面活性剤は、液体、固体、気体の二つの相が接するとき、その界面に吸着して分子が一
定方向に配列し、きわめて低濃度で界面のエネルギーを著しく低下させる有機化合物です。
界面活性剤は原料や合成方法の多様性から各種の型があり、製品の種類も極めて多いの
ですが、分子構造を見ますと必ず親水基と親油基の二成分から成り立っており、親水基の
種類により非イオン系、陰イオン系、陽イオン系、両性イオン系に大別されます。
そして親水基と親油基のバランスを変化させることにより、界面活性剤は種々の物質に
対して乳化、可溶化、湿潤、浸透、分散、吸着、洗浄、発泡、消泡等の作用を示します。
これらの作用により繊維、農薬、金属、機械、染料・顔料、塗料、インキ、高分子、紙・
パルプ、食品、医薬、化粧品、印刷、肥料、写真、窯業、鉱業など多方面の分野に利用され
ています。
当社は、昭和28年創業以来、合成と応用両面の研究を重ね、数百種類の製品を各方面に
供給して参りました。
化学工業界の技術革新には素晴らしいものがありますが、当社も更に研究を重ね新製品
の開発、新規需要の開拓に努め市場のニーズに応えるべく努力しております。
目 次
D
D D D
D D
D D D D D D
D
D
まえがき
目次
非イオン界面活性剤
Ⅰ.アルキルエーテル型−1 ………………………………………………………………1∼4
Ⅱ.アルキルエーテル型−2 ………………………………………………………………5∼6
Ⅲ.アルキルエーテル型−3 ………………………………………………………………7∼8
Ⅳ.多環フェニルエーテル型 ……………………………………………………………9∼12
Ⅴ.ソルビタン誘導体……………………………………………………………………13∼14
Ⅵ.その他非イオン界面活性剤…………………………………………………………15∼16
陰イオン界面活性剤
Ⅰ.スルホン酸塩型………………………………………………………………………17∼18
Ⅱ.硫酸エステル塩型−1 ………………………………………………………………19∼20
Ⅲ.硫酸エステル塩型−2 ………………………………………………………………21∼22
Ⅳ.その他陰イオン界面活性剤…………………………………………………………21∼22
陽イオン・両性界面活性剤………………………………………………………………23∼24
反応性界面活性剤…………………………………………………………………………25∼26
アルキルフェノール型界面活性剤(代替製品相関表)………………………………27∼28
配合型界面活性剤(工業用洗浄剤)…………………………………………………………29
消泡剤……………………………………………………………………………………………30
用途別界面活性剤
Ⅰ.農薬、防疫薬剤用界面活性剤……………………………………………………………31
Ⅱ.金属工業用界面活性剤……………………………………………………………………32
Ⅲ.香料、化粧品工業用界面活性剤…………………………………………………………32
Ⅳ.ゴム、プラスチック工業用界面活性剤…………………………………………………33
Ⅴ.染料、顔料、塗料用工業用界面活性剤…………………………………………………34
Ⅵ.紙、パルプ工業用界面活性剤……………………………………………………………34
Ⅶ.繊維工業用界面活性剤……………………………………………………………………35
Ⅷ.その他工業用界面活性剤…………………………………………………………………35
凡例………………………………………………………………………………………………36
製品溶解性一覧表
Ⅰ.各種溶剤類……………………………………………………………………………37∼39
Ⅱ.各種モノマー類……………………………………………………………………………40
関連法規……………………………………………………………………………………41∼42
界面活性剤の安全性データ………………………………………………………………43∼44
界面活性剤の基本性質
Ⅰ.HLB …………………………………………………………………………………45∼46
Ⅱ.被乳化油に対する所要HLB ……………………………………………………………47
Ⅲ.各種非イオン界面活性剤のHLBの違いによる界面特性の変化……………………48
Ⅳ.ポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤の曇点………………………………49
Ⅴ.臨界ミセル濃度……………………………………………………………………………50
Ⅵ.界面活性剤の特性に影響する因子………………………………………………………51
貯蔵及び取り扱いの注意………………………………………………………………………52
非イオン界面活性剤
Ⅰ.アルキルエーテル型− 1
R―O―
( CH2CH2O ―
)
nH
耐酸性、耐アルカリ性及び耐塩性に優れ、単独又は他種活性剤との併用により乳化、分散、湿潤、洗浄、浸透等多くの
用途に使用できます。アルキルフェノール型界面活性剤の代替製品として低HLBから高HLBまで幅広く品揃いしています。
商 品 名
ニューコール 2302
Newcol
ニューコール 2303
Newcol
ニューコール 2305
Newcol
ニューコール 2307
※
Newcol
ニューコール 2308
Newcol
ニューコール 2308−HE
Newcol
ニューコール 2310
Newcol
ニューコール 2312
※
Newcol
ニューコール 2314
※
Newcol
ニューコール 2318
※
Newcol
ニューコール 2320
Newcol
ニューコール 2327(20)
Newcol
ニューコール 2330
※
Newcol
ニューコール 2344
※
Newcol
ニューコール 2360
Newcol
ニューコール 2399−S
Newcol
ニューコール 2399−S(25)
Newcol
組 成
外観
(20℃)
HLB
液状
曇点(℃)
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
起泡力(mm)
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
直後
5分後
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
有効成分
(%)
6.3
42
−
−
>99
26.6
4
45.8
0.0144
15
11
液状
8.3
54
−
−
>99
26.4
11
39.7
0.0093
14
11
半固状
10.9
87
−
−
>99
27.0
8
38.5
0.0011
69
50
半固状
12.6
−
46
−
>99
27.2
4
40.4
0.0017
193
169
固状
13.2
−
60
−
>99
28.0
5
44.9
0.0016
200
174
固状
13.5
−
71
−
>99
28.6
6
46.8
0.0018
200
183
固状
14.0
−
81
−
>99
29.4
6
49.8
0.0028
210
188
固状
14.5
−
90
59.6
>99
31.5
6
54.9
0.0038
208
177
固状
15.1
−
−
64.7
>99
32.8
9
57.8
0.0056
207
168
固状
16.0
−
−
69.5
>99
34.9
28
65.0
0.0092
195
150
固状
16.4
−
−
76
>99
32.2
>300
72.0
0.0096
182
80
液状
17.2
−
−
77
20
38.5
>300
77.8
0.0195
177
55
固状
17.5
−
−
70.2
>99
39.3
>300
77.9
0.0263
175
50
固状
18.2
−
−
66.8
>99
45
>300
85.6
0.0665
173
45
固状
18.6
−
−
63
>99
36.8
>300
83.5
0.1069
171
40
固状
19.2
−
−
58
>99
46.3
>300
91.8
>0.1
164
35
液状
19.2
−
−
58
25
ポリオキシエチレン
アルキルエーテル
R−O−(CH2CH2O)n−H
R―OH:C12C13合成アルコール
HLB:グリフィン式より算出
曇点測定:(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液
(Ⅱ)1%水溶液
(Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
※は受注生産品目です。
−1−
用途
抑泡、離型剤
荷姿
危険物分類
16C/N
180D/M
16C/N
180D/M
4類3石
洗浄、乳化、湿潤、分散剤
4類4石
17C/N
200D/M
乳化、湿潤、分散、発泡、
固結防止、乳化重合剤
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
−2−
非危険物
非イオン界面活性剤
Ⅰ.アルキルエーテル型− 1
Newcol NT系活性剤は直鎖型第2級アルコールを原料とした生分解性に優れた環境にやさしい非イオン界面活性剤です。
従来の高級アルコール系製品と比較すると、良好な浸透力、動的物性、洗浄力、乳化力を有し、低温流動性を示めす製品
で、幅広い用途に使用いただけます。
外観
(20℃)
HLB
ニューコール NT−3
Newcol
液状
ニューコール NT−5
Newcol
ニューコール NT−7
Newcol
商 品 名
組 成
曇点(℃)
流動点 表面張力 浸透力
(℃) (mN/m) (秒)
起泡力(mm)
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
直後
5分後
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
有効成分
(%)
7.9
44
−
−
>99
-56
27.9
6
42.6
0.0079
11
液状
10.5
62
−
−
>99
-24
27.8
7
39.4
0.0022
液状
12.1
−
33
−
>99
-3
28.3
4
40.3
0.0029
用途
荷姿
危険物分類
5
16C/N
180D/M
4類3石
20
17
17C/N
180D/M
218
168
4類4石
ニューコール NT−9
Newcol
ニューコール NT−12
Newcol
ニューコール NT−15
Newcol
ポリオキシエチレン
アルキルエーテル
R―O―
( CH2CH2O ―
)n H
R―OH:sec−アルコール
液状
13.3
−
56
−
>99
8
28.7
5
45.6
0.0046
228
194
半固状
14.5
−
83
−
>99
17
31.4
10
54.6
0.0079
234
193
固状
15.3
−
−
68
>99
−
32.9
62
66.1
0.0125
223
192
湿潤・浸透、乳化、
洗浄、可溶化剤、
乳化重合剤
18C/N
200D/M
ニューコール NT−20
Newcol
固状
16.3
−
−
73
>99
−
35.7
>300
71.6
0.0244
215
177
ニューコール NT−30
Newcol
固状
17.4
−
−
72
>99
−
38.3
>300
80.4
0.0496
205
150
ニューコール NT−40
Newcol
固状
18
−
−
70
>99
−
38.9
>300
84.1
0.077
203
130
ニューコール NT−50
Newcol
固状
18.3
−
−
66
>99
−
40.2
>300
86.9
0.1289
200
120
HLB:グリフィン式より算出
曇点測定:(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液
(Ⅱ)1%水溶液
(Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
流動点:JIS K-2269準拠
−3−
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
−4−
非危険物
非イオン界面活性剤
Ⅱ.アルキルエーテル型− 2
商 品 名
ニューコール 1004
Newcol
ニューコール 1006
Newcol
ニューコール 1008
Newcol
ニューコール 1020
Newcol
ニューコール 1203
Newcol
ニューコール 1204
Newcol
ニューコール 1210
Newcol
ニューコール 1305
Newcol
ニューコール 1310
Newcol
ニューコール 1525
Newcol
ニューコール 1533
Newcol
ニューコール 1545
Newcol
ニューコール 1500−S
Newcol
ニューコール 1606
Newcol
ニューコール 1607
Newcol
ニューコール 1807
Newcol
ニューコール 1820
Newcol
ニューコール 1860
Newcol
ニューコール 2502−A
Newcol
ニューコール 3504−C
Newcol
ニューコール 3520−C
Newcol
組 成
外観
(20℃)
HLB
液状
11.5
62
−
−
>99
33.2
液状
13.4
−
56
−
>99
33.4
ポリオキシエチレン
2−エチルヘキシルエーテル
C8H17 ―O―
( CH2CH2O ―
)n H
ポリオキシエチレン
オレイルエーテル
C18H35 ―O―
( CH2CH2O )
―n H
ポリオキシエチレン
トリデシルエーテル
C13H27 ―O―
( CH2CH2O )
―n H
ポリオキシエチレン
ヒマシ油エーテル
Castor oil―O―
)n H
( CH2CH2O ―
※
※
有効成分
(%)
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
>300
74.9
0.0856
85
14
>300
79.1
>0.1
139
19
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
起泡力(mm)
直後
5分後
液状
14.6
−
76
−
>99
37.2
>300
85.3
>0.1
150
5
固状
17.4
−
−
71
>99
45.2
>300
92.7
>0.1
148
28
液状
6.6
59
−
−
>99
−
−
−
−
−
−
液状
7.9
66
−
−
>99
28.7
122
86.9
0.0108
18
16
固状
12.4
−
70
−
>99
30.8
52
60.8
0.0009
185
160
液状
10.5
66
−
−
>99
26.7
7
36.8
0.0019
23
18
固状
13.7
−
58
−
>99
27.8
3
40.4
0.0035
215
200
液状
10.5
55
−
−
>99
39.6
>300
79.0
0.0096
98
84
半固状
11.2
−
62
−
>99
39.9
>300
78.4
0.0096
118
96
固状
13.8
−
−
51
>99
40.1
>300
80.2
0.0115
121
100
固状
16.6
−
−
50
>99
40.2
>300
79.8
0.0079
144
124
固状
10.4
78
−
−
>99
30.5
56
60.7
0.0038
28
28
用途
湿潤、洗浄、染色助剤
乳化安定剤(ラテックス)
乳化(鉱物油)、可溶化、
染色助剤
乳化(シリコン)、 湿潤、
洗浄、染色助剤
乳化(動、植物油)、分散、
可溶化、湿潤剤
荷姿
危険物分類
17C/N
195D/M
4類3石
17C/N
180D/M
4類4石
17C/N
200D/M
非危険物
16C/N
180D/M
4類4石
17C/N
200D/M
16C/N
180D/M
非危険物
4類3石
非危険物
17C/N
200D/M
指定可燃物
非危険物
※
※
曇点(℃)
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
ポリオキシエチレン
セチルエーテル
C16H33 ―O―
( CH2CH2O )
―n H
ポリオキシエチレン
ステアリルエーテル
C18H37 ―O―
( CH2CH2O ―
)n H
ポリオキシエチレン
アルキルエーテル
R―O―
( CH2CH2O ―
)n H
R―OH:天然アルコール
固状
11.2
固状
10.7
固状
15.3
固状
液状
固状
16C/N
180D/M
乳化、
(パラフィン)、
染色助剤
16C/N
180D/M
乳化、
(パラフィン)、
分散安定剤(ラテックス)
17C/N
200D/M
16C/N
170D/M
−
−
>99
30.3
45
60.3
0.0009
21
20
−
−
>99
34.0
>300
84.2
0.0097
39
34
−
−
71
>99
37.8
>300
76.2
0.0093
170
150
18.1
−
−
75
>99
50.1
>300
85.6
0.0311
157
28
6.3
52
−
−
>99
24.2
15
28.1
0.0015
45
36
抑泡、離型剤
66
−
−
>99
26.0
3
34.9
0.0157
189
168
洗浄剤
−
−
75
>99
42.1
>300
80.7
>0.1
180
17
乳化重合、分散安定剤
液状
17.0
HLB:グリフィン式より算出
曇点測定:(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液
(Ⅱ)1%水溶液
(Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
81
乳化、染色助剤
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
※は受注生産品目です。
−5−
−6−
17C/N
200D/M
非危険物
非危険物
4類3石
4類3石
非危険物
非イオン界面活性剤
Ⅲ.アルキルエーテル型− 3
R―O―
( AO ―
)
AO:EO、PO
nH
ニューコール 2300−Y系活性剤はPRTR法非該当製品で、良好な表面張力低可能、浸透力、泡切れ性を有するため、各
種洗浄剤基材として使用いただけます。
外観
(20℃)
HLB
ニューコール 2303−Y
Newcol
液状
ニューコール 2304−YM
Newcol
曇点(℃)
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
起泡力(mm)
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
直後
5分後
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
有効成分
(%)
9.1
(63)
38
−
>99
27.4
8
41.4
0.0011
113
47
液状
9.2
(65)
44
−
>99
28.8
5
43.8
0.0022
118
47
ニューコール 2304−Y
Newcol
液状
9.3
(66)
50
−
>99
29.1
8
45.3
0.0015
135
80
ニューコール 2306−Y
Newcol
液状
13.7
−
72
−
>99
30.7
26
55.9
0.0028
176
80
商 品 名
ニューコール 2308−Y
Newcol
ニューコール 2314−Y ※
Newcol
組 成
用途
荷姿
危険物分類
4類3石
17C/N
200D/M
ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル
R―O―
( AO )
―n H
R―OH:C12C13合成アルコール
ニューコール 2306−HY※
Newcol
液状
14.2
−
−
−
>99
32.9
>300
63.3
0.0053
180
85
固状
19
−
−
60
>99
39.7
>300
78.1
0.0175
174
100
液状
12.1
−
32
−
>99
31.8
8
54.9
0.0019
80
5
低起泡性洗浄剤、分散、
乳化、精錬、乳化重合剤
非危険物
4類4石
ニューコール 2308−LY
Newcol
液状
12.3
−
38
−
>99
32.3
12
57.3
0.0031
95
5
ニューコール 2300−FC
Newcol
液状
−
11
−
−
>99
−
−
−
−
−
−
15C/N
170D/M
ニューコール 2300−FE
Newcol
液状
−
19
−
−
>99
−
−
−
−
−
−
16C/N
180D/M
151
17C/N
200D/M
4類3石
4類4石
ニューコール 1308−FA(90) ポリオキシアルキレントリデシルエーテル
Newcol
C13H27―O―
( AO )
―n H
液状
13.2
(注)HLBは出発原料を同一とするEO系製品の曇点相当品のHLBを記載しました。
曇点測定:(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液
(Ⅱ)1%水溶液
(Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
曇点/( )は参考値
−
50
−
90
28.4
4
43.6
0.0046
177
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
※は受注生産品目です。
−7−
−8−
非イオン界面活性剤
表面張力は高めですが、低起泡性で乳化、分散力、可溶化力、耐薬品性に優れ、水温、硬度等各種の条件に対する許容
性が広く、各種用途分野で幅広くご使用いただけます。特に乳化重合用、染料・顔料分散用として好適にご使用いただけ
ます。低HLBから高HLBまで幅広く品揃いしており、NPエトキシレート代替品として使用いただけます。
Ⅳ.多環フェニルエーテル型−1
∮―O―
( CH2CH2O ―
)
nH
商 品 名
組 成
ニューコール 703
※
Newcol
ニューコール 704
Newcol
ニューコール 706
※
Newcol
ニューコール 707
Newcol
ニューコール 708
※
Newcol
ニューコール 709
※
Newcol
ニューコール 710
Newcol
ニューコール 711
※
Newcol
ニューコール 712
※
Newcol
ポリオキシエチレン
ニューコール 714
多環フェニルエーテル
Newcol
ニューコール 714(80)
∮―O―
)
( CH2CH2O ―
nH
Newcol
(∮:多環フェニル基)
ニューコール 719
※
Newcol
ニューコール 723
Newcol
ニューコール 723(60)
Newcol
ニューコール 729
※
Newcol
ニューコール 733
※
Newcol
ニューコール 740
※
Newcol
ニューコール 740(60)
Newcol
ニューコール 747
※
Newcol
ニューコール 780(60)
Newcol
外観
(20℃)
HLB
曇点(℃)
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
有効成分
(%)
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
液状
8.0
45
−
−
>99
−
−
−
−
−
−
液状
9.2
55
−
−
>99
37.0
>300
66.0
0.0029
19
18
液状
10.9
66
−
−
>99
39.2
>300
66.0
0.0017
22
20
液状
12.3
−
42
−
>99
38.3
>300
64.1
0.0011
81
49
液状
12.6
−
53
−
>99
38.8
>300
64.0
0.0018
92
65
液状
13.3
−
72
−
>99
40.1
>300
69.2
0.0018
161
60
半固状
13.6
−
77
−
>99
41.3
>300
70.4
0.0015
186
65
固状
14.1
−
85
−
>99
42.1
>300
70.9
0.0021
192
70
固状
14.5
−
90
57
>99
42.6
>300
72.7
0.0022
193
59
固状
15.0
−
97
60
>99
43.1
>300
75.4
0.0019
195
71
液状
15.0
−
97
60
80
固状
16.0
−
−
65
>99
43.9
>300
78.3
0.0038
192
75
固状
16.6
−
−
67
>99
45.7
>300
82.3
0.0045
197
48
液状
16.6
−
−
67
60
固状
17.2
−
−
65
>99
46.4
>300
83.6
0.0060
184
35
固状
17.5
−
−
64
>99
47.7
>300
84.5
0.0077
178
20
固状
17.9
−
−
63
>99
48.5
>300
85.8
0.0156
170
34
起泡力(mm)
直後
5分後
液状
17.9
−
−
63
60
固状
18.2
−
−
61
>99
49.1
>300
89.3
0.0201
170
20
液状
18.9
−
−
58
60
49.5
>300
90.2
0.0770
168
20
HLB:グリフィン式より算出
曇点測定 :(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液
(Ⅱ)1%水溶液 (Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
用途
危険物分類
指定可燃物
乳化、可溶化、
湿潤、洗浄剤
17C/N
200D/M
18ACN
200D/M
17C/N
200D/M
20C/B
200D/M
乳化重合剤、乳化、
分散、安定剤
17C/N
200D/M
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
※は受注生産品目です。
−9−
荷姿
−10−
非危険物
非イオン界面活性剤
Ⅳ.多環フェニルエーテル型−1
ニューコール 2600系活性剤はEPAポジティブリストの記載製品であり、農薬用界面活性剤用途に好適です。
商 品 名
ニューコール 610
Newcol
ニューコール 610(80)
Newcol
ニューコール 2604
Newcol
ニューコール 2607
Newcol
ニューコール 2609
Newcol
ニューコール 2614
Newcol
組 成
HLB
半固状
13.8
−
78
−
>99
液状
13.8
−
78
−
80
半固状
9.0
57
−
−
>99
37.5
>300
75.8
0.0019
19
18
固状
11.2
−
26
−
>99
38.4
>300
67.3
0.0009
30
29
(Ⅰ)
曇点(℃)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
有効成分
(%)
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
36.7
ポリオキシエチレン
多環フェニルエーテル
∮―O―
)
( CH2CH2O ―
nH
(∮:多環フェニル基)
>300
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
外観
(20℃)
69.8
0.0013
起泡力(mm)
直後
5分後
189
33
固状
12.6
−
59
32
>99
40.0
>300
67.9
0.0010
127
45
固状
14.7
−
(97)
60
>99
41.7
>300
75.8
0.0019
167
134
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
用途
荷姿
危険物分類
乳化、可溶化、湿潤、
分散、洗浄剤
17C/N
200D/M
ACN16
200D/M
乳化、可溶化、分散剤
17C/N
200D/M
非危険物
荷姿
危険物分類
指定可燃物
非危険物
Ⅳ.多環フェニルエーテル型−2
∮―O―
( AO ―
)
nH
商 品 名
ニューコール 707−F
Newcol
ニューコール 710−F
Newcol
ニューコール 714−F
Newcol
ニューコール 2608−F
Newcol
ニューコール 2600−FB
Newcol
ニューコール 2616−F
Newcol
ニューコール 3612−FA
Newcol
組 成
AO:EO,PO
外観
(20℃)
HLB
曇点(℃)
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
有効成分
(%)
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
液状
12.5
−
50
−
>99
37.5
>300
66.8
0.0015
150
33
液状
13.3
−
73
−
>99
39.6
>300
71.0
0.0017
174
56
固状
14.1
−
86
−
>99
42.8
>300
76.8
0.0024
184
59
半固状
12.5
−
56
−
>99
41.6
>300
68.9
0.0010
136
19
液状
13.1
69
−
>99
41.1
>300
71.3
0.0010
145
38
指定可燃物
固状
13.9
−
83
−
>99
43.4
>300
78.3
0.0024
142
118
非危険物
半固状
13.2
−
69
−
>99
32.2
>300
65.0
0.0022
78
6
4類4石
起泡力(mm)
直後
5分後
用途
指定可燃物
ポリオキシアルキレン
多環フェニルエーテル
∮―O―
( AO )
―
nH
(∮:多環フェニル基)
(注)HLBは出発原料を同一とするEO系製品の曇点相当品のHLBを記載しました。
HLB:グリフィン式より算出
曇点測定 :(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液 (Ⅱ)1%水溶液 (Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
−11−
非危険物
乳化、可溶化、分散剤
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
−12−
17C/N
200D/M
非危険物
非イオン界面活性剤
Ⅴ.ソルビタン誘導体
エステル型
O
H2C
CH―CH2OCOR
CH―OH
HO―HC
C
H
OH
エステル型はソルビトールと脂肪酸から合成される毒性の低い界面活性剤です。
複合型はエステル型にアルキレンオキサイドを付加した製品です。
乳化・分散性・可溶化性に優れており、広範囲の油脂、ワックス、鉱油などの乳化剤となる他、種々の用途に幅広く使
用いただけます。
特にニューコール 80は金属工業用防錆剤として優れた性能を有します。
エステル型
商 品 名
ニューコール 20
Newcol
組 成
外観
(20℃)
HLB
有効成分
(%)
固状
8.1
>99
ソルビタンラウレート
荷姿
危険物分類
非危険物
ニューコール 60
Newcol
ソルビタンステアレート
ニューコール 80
Newcol
ソルビタンオレエート
固状
6.4
>99
17C/N
200D/M
液状
6.4
>99
指定可燃物
ニューコール 3−80
Newcol
用途
ソルビタントリオレエート
液状
3.4
>99
【ニューコール 20/60】
●帯電防止剤 ●乳化剤 ●可溶化剤
【ニューコール 80/3−80】
●防錆剤 ●抑泡剤 ●極圧剤 ●分散剤 ●乳化剤 ●可溶化剤
【ニューコール 25/20−MF/65/85/80−FL/3−85】●乳化剤 ●可溶化剤 ●分散剤
【ニューコール 95−FJ】
●エマルジョン凍結安定剤
−13−
複合型
O
H2C
―l O―HC
H―
( OCH2CH2 )
CHCH2OCOR
CH―O―
( CH2CH2O)
―
n H
C
HO―
( CH2CH2O)
―
mH
複合型
商 品 名
ニューコール 25
Newcol
組 成
曇点(℃)
有効成分
外観
HLB
(20℃)
(Ⅰ) (Ⅱ) (Ⅲ) (%)
液状
ニューコール 20−MF
Newcol
※
ニューコール 65
Newcol
※
ニューコール 82
Newcol
※
ニューコール 85
Newcol
16.3
−
91
−
荷姿
>99
ポリオキシエチレンソルビタン
ラウレート
ポリオキシエチレンソルビタン
ステアレート
ポリオキシエチレンソルビタン
オレエート
危険物分類
指定可燃物
液状
18.3
−
固状
15.0
−
液状
12.0
−
液状
15.1
−
−
67
>99
52
>99
39
−
>99
−
45
>99
非危険物
17C/N
200D/M
指定可燃物
ニューコール 80−FL
Newcol
ニューコール 3−85
Newcol
ポリオキシエチレンソルビタン
トリオレエート
液状
16.7
−
59
>99
液状
11.4
39
−
>99
曇点測定 :(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液
(Ⅱ)1%水溶液
(Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
※は受注生産品目です。
−14−
非イオン界面活性剤
Ⅵ.その他非イオン界面活性剤
商 品 名
ニューコール B13
Newcol
ニューコール BN−F6
Newcol
ニューコール CMP−1C
Newcol
ニューコール CMP−6 ※
Newcol
ニューコール CMP−8 ※
Newcol
ニューコール CMP−11
Newcol
ニューコール 170
Newcol
ニューコール LA−407
Newcol
ニューコール OD−410 ※
Newcol
ニューコール OD−420
Newcol
ニューコール TA−420
Newcol
組 成
外観
(20℃)
HLB
液状
16.0
ポリオキシエチレンアリールエーテル
R―O―
( CH2CH2O ―
)n H
(R:アリール基)
ポリオキシアルキレンアリールエーテル
R―O―
( AO )
―n H
(R:アリール基)
液状
ポリオキシエチレンクミルフェ
ニルエーテル
曇点(℃)
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
−
−
53
有効成分
(%)
>99
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
44.4
>300
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
92.8
>0.1
起泡力(mm)
直後
5分後
120
7
−
−
−
>99
−
−
−
−
−
−
液状
3.4
<5
−
−
>99
−
−
−
−
−
−
液状
11.1
−
15
−
>99
−
−
−
−
−
−
液状
12.5
−
53
−
>99
40.6
>300
67.3
0.0396
181
12
液状
13.9
−
78
−
>99
39.7
>300
73.5
0.0643
185
9
液状
7.7
−
−
>99
30.2
35
86.3
0.0052
13
12
液状
12.6
−
99
65
>99
33.9
20
57.8
0.0070
207
163
固状
12.5
−
80
−
>99
30.6
19
54.4
0.0018
162
139
O(CH2CH2O)
―
nH
CH3
ポリオキシエチレンオレエート
C17H33―COO―
( CH2CH2O ―
)n H
ポリオキシエチレンアルキル
アミンエーテル
(CH2CH2O)
―
mH
N
固状
15.3
−
−
75
>99
36.8
>300
70.6
0.0038
178
140
(CH2CH2O)
―
nH
液状
15.5
−
−
84
>99
40.2
>300
73.4
0.0051
179
40
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
−
−
危険物分類
17C/N
200D/M
指定可燃物
17C/N
200D/M
4類4石
18C/N
200D/M
指定可燃物
分散剤
乳化、分散剤
C
荷姿
分散、懸垂、拡散剤
CH3
R
用途
乳化、分散剤
乳化、分散、防錆、
染色助剤
17C/N
195D/M
17C/N
180D/M
16C/N
180D/M
17C/N
200D/M
17C/N
200D/M
指定可燃物
荷姿
危険物分類
4類4石
4類4石
非危険物
指定可燃物
DMH誘導体
2−ブチル−2−エチル−1,3−β−ヒドロキシプロパンのEO,PO付加体で、一般の非イオン界面活性剤に比べて低分子
量、コンパクト構造を有していますので、良好な動的物性を示し、スプレー洗浄、高速塗装、顔料分散などの高速流動、
高速処理下で界面活性能を発揮します。
商 品 名
DMH−20
DMH−40
組 成
外観
(20℃)
HLB*
ポリオキシエチレン
アルキルエーテル
CH2O(CH2CH2O)
―
mH
液状
7.2
CH3CH2
C
CH2CH2CH2CH3
曇点(℃)
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
58
−
−
有効成分
(%)
>99
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
−
−
起泡力(mm)
直後
5分後
−
用途
−
4類3石
抑泡性レベリング剤
液状
7.9
−
66
−
>99
40.9
>300
90.2
>0.1
39
7
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
※は受注生産品目です。
−15−
200D/M
4類4石
―
CH2O(CH2CH2O)
nH
HLB*:デイビス法より算出
曇点測定 :(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液
(Ⅱ)1%水溶液
(Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
17C/N
−16−
陰イオン界面活性剤
組 成
商 品 名
ニューコール 210
Newcol
ニューコール 211−MB
Newcol
ニューコール 263−H
Newcol
ニューコール 240
Newcol
ニューコール 290−A
Newcol
ニューコール 290−KS
Newcol
ニューコール 291−M
Newcol
ニューコール 291−PG
Newcol
ニューコール 292−PG
Newcol
ニューコール 293
Newcol
外観
有効成分
pH
(20℃) (%) (1%)
水溶性
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
接触角
(°)
臨界ミセル
(%)
起泡力(mm)
直後
液状
50
6−8
溶解
液状
48
5−7
溶解
液状
70
6−7
不溶
−
−
−
−
−
−
液状
30
6 − 8(5%)
溶解
35.4
>300
74.0
>0.1
55
20
液状
75
5−7
分散
ジアルキルサクシネートスルホン酸Na塩
液状
75
4−7
分散
ROCO ― CH2
|
ROCO ― CH ― SO3Na
液状
70
5−7
溶解
ドデシルベンゼンスルホン酸塩
C12H25
SO3X
X−NH4,Na,Ca
29.4
19
51.2
0.1177
233
用途
5分後
205
分散、懸垂、拡散剤
乳化、分散剤
アルキレンジスルホン酸塩
NaO3 S―O―
( AO )
―n SO3 Na
危険物分類
16C/N
180D/M
4類1石
17ACN
4類3石
18C/N
4類1石
17C/N
200D/M
非危険物
4類3石
33.3
28.9
モノアルキルサクシネートスルホン酸ジNa塩
ROCO ― CH ― SO3Na
|
NaOCO ― CH2
荷姿
9
5
61.9
55.2
>0.1
0.0688
240
251
160
230
液状
70
4.5 − 6.5
溶解
液状
40
4.5 − 6.5
溶解
29.5
5
50.2
0.0754
240
220
液状
40
5−7
溶解
40.6
>300
100.9
>0.1
165
140
17C/N
200D/M
湿潤、浸透、分散、展着、
探傷、乳化重合剤
18C/N
200D/M
CH2
SO3Na
粉末
>90
7−10(2%)
溶解
69
>300
104.6
>0.1
5
0
乳化、分散、乳化重合剤
分散、懸垂、拡散剤
n
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
−17−
非危険物
18C/N
17C/N
200D/M
ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物Na塩
ディスロール SH
Disrol
4類2石
−18−
20P/B
非危険物
陰イオン界面活性剤
1
Ⅱ.硫酸エステル塩型−1
ニューコール 700系硫酸エステル塩は、低起泡性で乳化、分散力、可溶化力、耐薬品性に優れており、水温、硬度等各
種の条件に対する許容性が広く、各種用途分野で幅広くご使用いただけます。特に乳化重合用乳化剤、染料・顔料分散剤
として好適にご使用いただけます。又近年問題とされています環境ホルモン問題やPRTR法等に対応する製品で、NPエトキ
シレート系陰イオン界面活性剤の代替製品として有用であります。
組 成
商 品 名
ニューコール 707−SF
Newcol
外観
有効成分
pH
(20℃) (%) (10%)
液状
30
6−8
水溶性
5分後
79.6
0.0042
160
80
溶解
41.5
>300
78.2
0.0063
175
120
6−9
溶解
40.5
>300
86.4
0.0081
155
20
6−9
溶解
40.6
>300
87.2
0.0074
167
21
5−8
溶解
ニューコール 707−SN
Newcol
液状
30
6−9
ニューコール 714−SF
Newcol
液状
30
液状
30
―n SO3 X
∮―O―
( CH2CH2O )
(∮:多環フェニル基,X:Na,NH4)
直後
>300
>98
ニューコール 723−SF
Newcol
臨界ミセル
(wt%)
40.3
固状
ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル
硫酸エステル塩
起泡力(mm)
接触角
(°)
乳化重合、乳化、分散、
湿潤、洗浄剤
液状
30
6−9
溶解
42.0
>300
89.1
0.0126
150
30
液状
30
6−9
溶解
50.5
>300
89.3
0.0392
118
17
液状
30
6−9
溶解
45.2
>300
90.6
>0.1
179
149
ニューコール 2607−SF
Newcol
液状
25
6−9
溶解
46.1
>300
79.7
0.0025
160
130
ニューコール 2614−SF
Newcol
液状
25
6−9
溶解
47.1
>300
85.9
0.0040
157
24
液状
60
8 − 10(5%)
溶解
45.9
>300
95.4
>0.1
127
7
ニューコール 740−SF
Newcol
ニューコール 780−SF
Newcol
ニューコール B4−SN
Newcol
ニューコール B13−SN
Newcol
※
ポリオキシエチレンアリールエーテル硫酸エステル塩
R―O―
( CH2CH2O )
―n SO3 Na
(R:アリール基)
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
用途
危険物分類
17C/N
200D/M
非危険物
15C/N
200D/M
分散、懸垂剤
液状
70
8 − 10(5%)
溶解
47.5
>300
94.6
>0.1
112
非危険物
17C/N
200D/M
7
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
※は受注生産品目です。
−19−
荷姿
溶解
ニューコール 707−SFC ※
Newcol
ニューコール 714−SN
Newcol
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
−20−
陰イオン界面活性剤
Ⅲ.硫酸エステル塩型−2
組 成
商 品 名
外観
有効成分
pH
(20℃) (%) (10%)
水溶性
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
起泡力(mm)
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
直後
5分後
ニューコール 1020−SN
Newcol
液状
40
7−8
溶解
42.4
>300
94.8
>0.1
141
16
ニューコール 2308−SF
Newcol
液状
24
7−8
溶解
40.4
>300
77.9
0.0131
206
185
ニューコール 2320−SN
Newcol
用途
荷姿
17C/N
200D/M
液状
24
7−8
溶解
45.9
>300
87.2
0.0652
190
160
液状
24
7−8
溶解
52.1
>300
90
0.1993
189
82
液状
30
7−9
溶解
27.6
5
52.3
0.0084
210
183
17C/N
200D/M
ニューコール 1330−SF
Newcol
液状
28
7−9
溶解
38.8
>300
88.2
>0.1
180
57
17C/N
200D/M
ニューコール 1703−SFD
Newcol
液状
30
7−8
溶解
27.4
26
72.2
0.1011
204
187
15C/N
180D/M
液状
>99
6−8
溶解
42.7
>300
84.4
0.1123
155
40
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
直後
5分後
−
−
−
−
ニューコール 2360−SN
Newcol
ニューコール 1305−SN
Newcol
ニューコール 1525−SFC
Newcol
危険物分類
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸エステル塩
( CH2CH2O ―
)
R―O―
n SO3 X
X=Na, NH4
ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル硫酸エステル塩
Caster oil― O―
(CH2CH2O ―
)
n SO3NH4
乳化重合、乳化、分散、
発泡、湿潤、浸透、洗浄剤
発泡、可溶化調整剤
非危険物
17C/N
200D/M
4類4石
荷姿
危険物分類
Ⅳ.その他の陰イオン
商 品 名
組 成
ニューコール 1000−FCP
Newcol
アントックス EHD−400
Antox
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸
エステル
アントックス EHD−PNA
Antox
ディスロール H14−N
Disrol
ディスロール AQ−3
Disrol
ポリアクリル酸Na塩
外観
有効成分
pH
(20℃) (%) (1%)
水溶性
液状
>99
2−3
分散
液状
>99
2−3
分散
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
−
30.7
液状
>99
6−9
溶解
液状
40
5−8
溶解
−
9
63.9
>0.1
起泡力(mm)
234
215
用途
17C/N
200D/M
防曇、帯電防止剤、
エマルジョン濡れ剤、
分散剤
15C/N
180D/M
4類3石
15C/N
200D/M
48.2
>300
104.0
>0.1
0
0
顔料分散剤
20C/N
220D/M
農薬分散剤
17C/N
200D/M
非危険物
(メタ)アクリル系共重合物
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
液状
30
3−5
溶解
54.9
>300
101.6
>0.1
43
30
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
−21−
−22−
陽イオン 両性イオン界面活性剤
含窒素イオン性活性剤です。繊維、帯電防止剤、殺菌剤等の用途に使用されます。
組 成
商 品 名
外観
有効成分
pH
(20℃) (%) (1%)
水溶性
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
起泡力(mm)
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
直後
5分後
用途
荷姿
危険物分類
17C/N
200D/M
4類2石
18C/N
非危険物
17C/N
200D/M
4類4石
17C/N
非危険物
※
アルキルベタイン
テクスノール R2
Texnol
C12H25
CH2CO O
+
N CH2CH2OH
液状
60
5−7
溶解
27.6
6
41
0.0029
240
214
帯電防止剤
液状
50
5−7
溶解
30.2
65
64.3
0.0629
170
70
殺菌剤、帯電防止剤
液状
>99
10.5 − 12.5
溶解
31.8
15
53.7
0.0050
200
160
防錆、農薬添加剤
液状
15
5−7
溶解
48.2
>300
102.2
>0.1
100
70
帯電防止剤、カチオン化剤
CH2CH2OH
アルキルベンジルアンモニウム塩
テクスノール R5(50)
Texnol
C12H25
CH3
+
N CH2
Cl
-
CH3
アルキルアンモニウムハイドライド
テクスノール L7
Texnol
C12H25
(CH2CH2O)
rH
+
N (CH2CH2O)mH OH
(CH2CH2O)nH
テクスノール RS−811
Texnol
(メタ)アクリル系共重合物
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
※は受注生産品目です。
−23−
−24−
反応性界面活性剤
構造中に反応性基を持つ界面活性剤です。被膜の耐水性、耐薬品性、エマルジョンの低起泡化等の諸物性改善策として
使用できます。
商 品 名
外観
有効成分
pH
(20℃) (%) (1%)
組 成
水溶性
表面張力 浸透力
(mN/m) (秒)
起泡力(mm)
接触角
(°)
臨界ミセル
(wt%)
直後
5分後
用途
荷姿
危険物分類
ビス
(ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル)
メタクリレート硫酸エステル塩
アントックス MS−60
Antox
O CH3
R
R’
R
R’
アントックス MS・2N−D
Antox
O(C2H4O)
m
C
C
O(C2H4O)
n
SO3X
CH2
2−ソジウムスルホエチルメタクリレート
CH2=C(CH3)―COOCH2CH2SO3 Na
アルコキシポリエチレングリコールメタクリレート
CH2=C(CH3)―CO(CH2CH2O)n OR
アントックス LMA−27
Antox
※
アントックス EMH−20
Antox
※
アントックス LMH−20
Antox
※
アントックス SMH−20
Antox
※
90
7−9
溶解
37.3
>300
72.1
0.0020
95
10
17C/N
200D/M
4類2石
粉末
>99
−
溶解
−
−
−
−
−
−
50D/C
非危険物
液状
>98
5−7
溶解
30.2
6
48.6
0.0020
66
3
固状
>98
5−7
溶解
32.2
25
62.3
0.0066
130
5
固状
>98
5−7
溶解
36.6
>300
71.2
0.0130
182
9
CH2
アントックス LMA−10
Antox
※
アントックス LMA−20
Antox
※
液状
乳化重合剤、
イオン性コモノマー、
帯電防止剤、改質剤、
親水性付与剤
指定可燃物
非危険物
非危険物
17C/N
200D/M
アルコキシポリエチレングリコールマレイン酸
エステル
CHCO(CH2CH2O)n OR
=
CHCOOH
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力: フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角: パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力: ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
固状
>99
−
溶解
39.2
>300
92.2
>0.1
11
0
非危険物
固状
>99
−
溶解
34.9
>300
77.9
0.0016
164
148
非危険物
固状
>99
−
溶解
38.6
>300
73.8
0.0010
85
65
非危険物
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
※は受注生産品目です。
−25−
−26−
アルキルフェノール型界面活性剤
アルキルフェノール型界面活性剤
C9H19
O(CH2CH2O)nH
ニューコール 560系界面活性剤はノニルフェノールを原料とした製品群で、乳化、分散、可溶化、乳化重合、洗浄、湿
潤剤等各用途に使用されていますが、先の環境省が実施しましたアルキルフェノールの有害性試験において、水生生物に
対して毒性を有すると判断されたものです。
従いまして、本製品群の水環境に排出する用途での使用は避け、代替製品ニューコール 700系、ニューコール 2300系、
その他製品群での使用を推奨します。
商 品 名
ニューコール 562
Newcol
曇点(℃) 有効成分 表面 浸透力 接触角 臨界 起泡力(mm)
外観
張力
ミセル
HLB
(20℃)
(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ) (%) (mN/m)(秒)(°)(wt%) 直後 5分後
液状
8.9
54
−
−
>99
−
−
−
−
−
荷姿
危険物分類
−
4類4石
ニューコール 560
Newcol
液状 10.9
68.4
−
−
>99
29.4 (10) 40.7 0.0012 (20)(15)
ニューコール 564
Newcol
液状 12.3
−
20
−
>99
29.8 (7) 44.6 0.0018 (58)(50)
ニューコール 565
Newcol
液状 13.3
−
63
−
>99
31.1
2
50.6 0.0040
205
170
ニューコール 566
Newcol
液状 14.1
−
83
−
>99
33.6
6
59.1 0.0047
210
190
ニューコール 568
Newcol
固状 15.2
−
97
−
>99
35.5 >300 63.8 0.0080
187
167
ニューコール 504
Newcol
固状 16.0
−
−
70.7
>99
38.3 >300 73.2 0.0129
208
170
ニューコール 506
Newcol
固状 17.2
−
−
71.4
>99
44.1 >300
0.0342
200
160
ニューコール 509
Newcol
固状 18.0
−
−
67.4
>99
44.7 >300 86.8 0.0669
188
160
ニューコール 516
Newcol
固状 18.8
−
−
60.2
>99
49.3 >300 91.5 >0.1
177
152
17C/N
200D/M
77
(注)カッコ内の値は製品が水に完全に溶解しないため、白濁した状態で試験を実施しました。
HLB:グリフィン式より算出
曇点測定 :(Ⅰ)10%(ジエチレングリコールモノブチルエーテル25(w/w)%)水溶液
(Ⅱ)1%水溶液
(Ⅲ)1%(5%Na2SO4)水溶液
表面張力:ウィルヘルミー法、25℃、0.1%水溶液
浸透力:フエルト自然沈降法、25℃、0.1%水溶液
接触角:パラフィン板、着滴後30秒、25℃、0.1%水溶液
起泡力:ロスマイルス法、25℃、1%水溶液
各基本物性値はサンプルの代表値を記載しています。
−27−
指定可燃物
18C/N
200D/M
非危険物
17C/N
200D/M
Ⅰ.アルキルフェノール型界面活性剤と代替製品のHLB相関表
アルキルフェノール系
ニューコール 560系
HLB
品 名
N−561−H
3
6
N−562
8
9
10 N−560−H
N−560
12
13
15
8.9
10.0
10.9
品 名
N−703
N−704
8.9
9.2
N−706
10.9
12.3
品 名
品 名
HLB
N−2302
N−2303
6.3
8.3
N−2303−Y
8.9
N−NT−5
N−2305
N−NT−7
10.5
10.9
12.1
N−2304−YM
10.9
N−2304−Y
N−2306−HY
12.5
12.5
N−2306−Y
N−2308−LY
13.4
13.3
N−2308−Y
14.0
N−2314−Y
16.0
N−707
N−564−HL
N−564−H
N−565
N−566−FH
12.6
12.9
13.3
13.3
N−708
12.6
N−2307
12.6
N−709
13.3
N−710
N−711
13.6
14.1
N−2308
N−NT−9
N−2308−HE
N−2310
N−NT−12
N−2312
13.2
13.3
13.5
14.0
14.5
14.5
N−2314
N−2318
N−NT−20
N−2320
N−2327
N−NT−30
N−2330
15.1
16.0
16.3
16.4
17.2
17.4
17.5
N−NT−40
N−2344
N−2360
N−2380
18.0
18.2
18.6
18.9
N−2399−S
19.2
14.1
N−566−H
14.4
N−712
14.5
N−568
N−504
15.2
16.0
N−714
N−719
15.0
16.0
17.2
N−723
N−729
16.6
17.2
N−733
N−740
17.5
17.9
17
N−509
N−510
N−512
N−516
N−520
N−526
18.0
18.2
18.5
18.8
19.0
19.3
N−747
18.2
N−780
18.9
ニューコール2300Y系
HLB
12.3
12.5
N−506
19
ニューコール NT系
HLB
16
18
ニューコール2300系
ニューコール700系
N−564
N−565−FH
N−566
14
HLB
3.3
代替製品
Ⅱ.アルキルフェノール型界面活性剤と代替製品の曇点相関図
49頁に表示されています製品の曇点曲線をご参照下さい。
−28−
配合型界面活性剤
Minemal系 配合型界面活性剤<各種洗浄剤用途>
組 成
商 品 名
外観
pH
(20℃) (1%)
使用
濃度
(%)
特徴・用途
5−10
無機ビルダー主体のアルカ
リ洗浄剤。
アルミ部材の洗浄。
車両のピストン、アルミホ
イル等の頑固な汚れ。
5−10
溶剤、活性剤、有機ビルダ
ーをバランス良く配合。
金属、樹脂、繊維等の汚れ、
切削油、加工油、油脂類の
洗浄。
1−5
洗浄力の高いノニオン活性
剤とグリコールエーテルの
配合型。低起泡性
塗料の剥離洗浄。鉄、銅、
アルミ等の一般金属洗浄。
中性タイプ
※
ミネマル CL−9
Minemal
アニオン活性剤
有機酸無機ビルダー
ミネマル CL−5
Minemal
グリコール系溶剤
ノニオン活性剤
アニオン活性剤
有機酸
液状
液状
11.0−12.0
9.5−10.5
※
グリコール系溶剤
ノニオン活性剤
ミネマル CL−7
Minemal
グリコール系溶剤
ノニオン活性剤
アルカノールアミン
ミネマル GBD
Minemal
液状
液状
6.0−7.0
11.5−12.5
5−20
洗浄力の高いノニオン活性
剤とアルカノールアミンを
配合したグリコールエーテ
ル主体の洗浄剤。ゴルフボ
ール、一般金属洗浄。
1−5
グリコール系溶剤にリン酸
エステル系アニオンと特殊
アミン系活性剤を配合した
洗浄剤。樹脂、レンズ他。
電材関係。
1−5
洗浄力の高いノニオン活性
剤とグリコールエーテルの
配合型。塗料の剥離洗浄。
鉄、銅、アルミ等の一般金
属洗浄。
中性タイプ
※
グリコール系溶剤
アニオン活性剤
アミン系活性剤
ミネマル 322
Minemal
液状
11.0−12.0
※
グリコール系溶剤
ノニオン活性剤
ミネマル 367
Minemal
液状
5.0−7.0
※
ミネマル 371−RM
Minemal
グリコール系溶剤
ノニオン活性剤
アニオン活性剤
液状
6.0−9.0
※は受注生産品目です。
−29−
1−5
自己乳化型
グライム配合
低起泡性
塗料の剥離洗浄、鉄、ステ
ンレス等の金属洗浄。
中性∼弱アルカリタイプ
危険物分類
非危険物
ア
ル
カ
リ
系
非危険物
準
水
系
4類3石
溶
剤
系
消泡剤
単一組成型及び配合型
商 品 名
組 成
ニューコール 2309−FZ
Newcol
外観
pH
比重
水溶性
(20℃) (5%) (0.5%aq)(20/20℃)
※
ポリオキシアルキレン
ニューコール 60−FH
ソルビタンエステル
Newcol
BFG−500
PPG−700
ポリオキシアルキレン
プロピルエーテル
ポリプロピレングリコール
※
特殊パラフィン・
テクスノール PF−5
エステル配合型
Texnol
危険物分類
液状
5−7
乳化分散
1.006
・塗料ブース
・金属他洗浄剤
・製紙関連
・醗酵 ・排水
液状
5−7
不溶
0.980
・コンクリート関連
・エマルジョン塗料
・金属他洗浄剤
指定可燃物
液状
5−7
乳化分散
0.990
・金属他洗浄
・醗酵
指定可燃物
1.000
・塗料ブース
・金属他洗浄剤
・製紙関連
・醗酵 ・排水
4類4石
1.010
・金属他洗浄剤
・製紙関連
・エマルジョン塗料
・排水
指定可燃物
0.878
・製紙関連
・塗料ブース
・金属他洗浄剤
・排水
4類3石
ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル
EHD−F90
特徴・用途
液状
液状
液状
8.5−10.5
8.5−10.5
5−7
※は受注生産品目です。
−30−
不溶
不溶
乳化分散
4類4石
用途別界面活性剤
Ⅰ.農薬、防疫薬剤用界面活性剤
用 途
乳剤
水和剤
粒剤
フロアブル剤
展着剤
商 品 名
イオン性
パラコール系
陰/非
各種農薬原体の製剤用に配合する乳化剤
サニマル系
陰/非
防疫薬剤、木材薬剤用に配合する乳化剤
ミネマル 350系
陰/非
マシン油用に配合する乳化剤
ニューコール 1000系
非
パラコール系、サニマル系、ミネマル系の
ニューコール 2300系
非
非イオンベースです。各種のアルキル基が
ニューコール 1200系
非
あり各アルキル基ごとに幅広いHLBの製品
ニューコール 1500系
非
があります。
ニューコール 700系
非
ニューコール 2600系
非
ニューコール 80系
非
ニューコール 2300系
非
水和性の付与 懸垂性の向上剤(粉末品)
ニューコール 290系
陰
製造時の湿潤及び製剤の濡れ性向上剤
ニューコール 2300系
非
崩壊助剤
パラコール系
陰/非
ディスロール AQ-3
陰
ニューコール 2300系
非
ディスロール SH
陰
ニューコール 290系
陰
安定剤
サニマル NX
添加剤
テクスノール L7
陽
ニューコール 220L系
陰
ニューコール 400系
非
固結防止剤
農薬原体中間体
備
考 溶剤
摘 要
水ベース製剤の分散懸垂剤
表面張力の低下、葉面親和性向上剤
エポキシ系安定剤
展着性の付与、効力増強剤
肥料、粉体農薬製剤の固化防止剤
農薬原体の反応原料となる各種アミン化合物(ピペラジン、モルホリン、アミ
ノアルコール等)
を製造しております。
(当社アミンのカタログをご参照下さい。
)
農薬製剤の溶剤として各種グリコールエーテル(メチル、プロピル、ブチル、
ヘキシル、フェニル等)を製造しております。当社グリコールエーテルのカタ
ログをご参照下さい。
−31−
用途別界面活性剤
Ⅱ.金属工業用界面活性剤
用 途
商 品 名
ミネマル系
乳剤
防錆
備
溶剤
考
陰/非
摘 要
エマルジョン洗浄用乳化剤
ニューコール NT系
非
金属との親和性が無くすすぎ性が良好。
ニューコール 2300系
非
耐硬水性があり安定性に優れています。
ニューコール 220L系
陰
一般的なベース陰イオン活性剤
ニューコール 270系
陰
耐酸、耐アルカリ活性剤
ニューコール 290系
陰
湿潤浸透剤、表面張力低下剤
ニューコール 80系
非
防錆力を持った極圧添加剤、油溶性防錆剤
ニューコール 400系
非
防錆剤
ミネマル 300系
金属加工
イオン性
陰/非
水溶性切削油用乳化剤
ニューコール 80系
非
極圧添加剤
ニューコール 1500系
非
潤滑油添加剤
ニューコール 400系
非
添加剤
ニューコール 290系
陰
探傷剤
アミノアルコール類
※
潤滑油添加剤、防錆剤
表面洗浄剤の溶剤、加工油の添加物溶剤として各種グリコールエーテル(メチ
ル、プロピル、ブチル、ヘキシル、フェニル等)を製造しております。当社グ
リコールエーテルのカタログをご参照下さい。
※当社アミンのカタログをご参照下さい。
Ⅲ.香料、化粧品工業用界面活性剤
用 途
乳化剤
商 品 名
イオン性
摘 要
ニューコール 80系
非
ニューコール 85系
非
ニューコール 2300系
非
毒性、刺激性が少なく電解質に対して安定
ニューコール 1200系
非
です。
ニューコール 1600系
非
ニューコール 1800系
非
−32−
用途別界面活性剤
Ⅳ.ゴム、プラスチック工業用界面活性剤
用 途
乳化重合一般
アクリル系
乳化重合
塩化ビニリデン系乳化重合
合成ゴム系乳化重合
酢ビ系
乳化重合
ハイソリッドエマルジョン
低泡性
エマルジョン
商 品 名
ニューコール 210
ニューコール 220−L系
ニューコール 291−M
ニューコール 2300系SF
ニューコール 2300系SN
ニューコール 700系SF
ニューコール 700系SN
ニューコール 2300系
ニューコール NT系
ニューコール 700系
ニューコール 1020
ニューコール 2300系
ニューコール 1620
ニューコール 1820
ニューコール 220−L系
ニューコール 861−SE
ニューコール 2300系SF
ニューコール 2300系SN
ニューコール 700系SF
ニューコール 700系SN
ニューコール 2300系
ニューコール 700系
ニューコール 800系
ニューコール 293
ニューコール 700系SF
ニューコール 700系SN
ニューコール 700系
耐水性
エマルジョン
アントックス MS−60
ウレタンフォーム
改質剤
バンノックス FM系
塗布型
帯電防止剤
テクスノール CP−81
イオン性
陰
陰
陰
陰
陰
陰
陰
非
非
非
非
非
非
非
陰
陰
陰
陰
陰
陰
非
非
非
陰
陰
陰
非
摘 要
モノマー乳化力に優れ、低表面張力のエ
マルジョンが得られます。
濡れ性のよいエマルジョンが得られます。
非イオンと併用で使用されます。
多品種取り揃えておりますので最適の
HLBのものを選定できます。
安定なエマルジョンが得られます。
安定なエマルジョンが得られます。
非イオンと併用で使用されます。
多品種取り揃えておりますので最適のHLB
のものを選定できます。
粘着剤組成に適合します。
低気泡性で安定なエマルジョンが得られま
す。
陰
反応性活性剤で塗膜の向上が期待できます。
エマルジョン
硬質ウレタンフォーム水発泡(フロン不使
用)時に生じる収縮性を改善します。
陽
成形品やフィルム上に高分子被膜を形成し
て湿度に左右されない性能を示します。
−33−
用途別界面活性剤
Ⅴ.染料、顔料、塗料工業用界面活性剤
用 途
分散剤
濡れ剤
備
溶剤
考
商 品 名
イオン性
摘 要
ニューコール 2300系
非
ニューコール 700系
非
ニューコール 2300系
非
非イオン性ですので他の配合物のイオン性
ニューコール 80系
非
を問いません。多品種取り揃えております
ニューコール 85系
非
ので最適のHLBのものを選定できます。
ニューコール B系
非
ニューコール 400系
非
ニューコール 290系
陰
ディスロール SH
陰
ディスロール H14−N
陰
ニューコール 290系
陰
表面張力低下能に優れるため濡れ性を向上
アントックス EHD−200
陰
させます。
優れた分散性により分散質を系中に保持し
ます。
染料、塗料溶剤、造膜助剤として、各種グリコールエーテル(メチル、プロピ
ル、ブチル、ヘキシル、フェニル等)を製造しております。(当社グリコール
エーテルのカタログをご参照下さい。
)
Ⅵ.紙、パルプ工業用界面活性剤
用 途
商 品 名
イオン性
非
脱墨剤
トナクリン 200系
陰/非
各種あり
摘 要
脱墨が困難とされていたトナーインクの脱
墨を主目的に開発した配合型の界面活性剤
です。各種の回収古紙に対し、目的別に適
正な活性剤を選択する事ができます。
パラフィン
ニューコール 1600系
非
乳化剤
ニューコール 1800系
非
ニューコール 220−L系
陰
洗浄剤のベースアニオンとなります。
ニューコール 2300系
非
多品種取り揃えておりますので最適のHLB
ニューコール NT系
非
のものを選定できます。
フェルト
洗浄剤
−34−
安定なエマルジョンが得られます。
用途別界面活性剤
Ⅶ.繊維工業用界面活性剤
用 途
商 品 名
精錬、
洗浄剤
染色助剤
柔軟剤
イオン性
摘 要
単独又は、アニオンとの配合で使用されま
ニューコール 2300系
非
ニューコール 220−L系
陰
ニューコール 2300系
非
ニューコール 400系
非
ニューコール 1000系
非
ニューコール 220−L系
陰
ニューコール 290系
陰
ニューコール 500系
非
柔軟剤主剤の油性物質の乳化剤として使用
ニューコール 170
非
されます。
す。耐アルカリ性に優れております。
精錬洗浄剤 ベースアニオン
直接、酸性、分散染料の湿潤浸透剤均染剤
分散剤。
均染剤
湿潤浸透剤
Ⅷ.その他工業用界面活性剤
その他工業
土木、建築
用 途
イオン性
摘 要
コンクリート空気
ニューコール 2300系
非
連行剤
ニューコール 1703−SFD
陰
ディスロール SH
陰
分散力の優れた活性剤です。
ニューコール 2300系
非
乳剤の貯蔵安定性向上に陽
ニューコール 400系
非
イオン活性剤と併用
ニューコール 291−M
陰
高浸透性
セメントスラリー
粘度低下剤
アスファルト乳剤
環境、保全
商 品 名
飛散防止剤
−35−
発泡性空気連行剤
凡 例
荷姿
表示数値は内容量を示します。
例
表示の意味
内容量 17kgの石油缶詰めです。
17C/N
商品によってはその性質により、内面コート缶、アトロン缶と
なります。
20C/B
内容量 20kgのケミボックス詰めです。
20P/B
内容量 20kgのクラフト袋詰めです。
20D/C
内容量 20kgの段ボールケース入りです。
200D/M
危険物分類
内容量 200kgドラム缶詰めです。
商品によってはその性質により、
ステンレスドラムとなります。
消防法による危険物の分類を表します。
例
表示の意味
4類1石
危険物第 4 類第 1 石油類
4類2石
危険物第 4 類第 2 石油類
4類3石
危険物第 4 類第 3 石油類
4類4石
危険物第 4 類第 4 石油類
非危険物
危険物に該当しません。
1気圧において温度20℃で液状を示すもので引火点が250℃以上
指定可燃物
のもの、あるいは1気圧において温度20℃で固体であり、20℃
を超え40℃以下の間において液状となるもの等が該当します。
−36−
製品溶解性一覧表
Ⅰ.各種溶剤に対する溶解性
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
ニューコール 2302
ニューコール 2303
ニューコール 2305
ニューコール 2308
ニューコール 2308−HE
ニューコール 2310
ニューコール 2320
ニューコール 2327
ニューコール 2360
ニューコール 2399−S
ニューコール NT−3
ニューコール NT−5
ニューコール NT−7
ニューコール NT−9
ニューコール NT−12
ニューコール NT−15
ニューコール NT−20
ニューコール NT−30
ニューコール 1004
ニューコール 1006
ニューコール 1008
ニューコール 1020
ニューコール 1203
ニューコール 1204
ニューコール 1210
ニューコール 1305
ニューコール 1310
ニューコール 1515
ニューコール 1525
ニューコール 1533
ニューコール 1545
ニューコール 1500−S
ニューコール 1606
ニューコール 1607
ニューコール 1610
ニューコール 1620
ニューコール 1807
ニューコール 1820
ニューコール 1860
ニューコール 2502−A
ニューコール 3520−C
ニューコール 2303−Y
ニューコール 2304−YM
ニューコール 2304−Y
ニューコール 2306−Y
ニューコール 2308−Y
ニューコール 2314−Y
ニューコール 2306−HY
ニューコール 2308−LY
ニューコール 2300−FC
水
D
D
SD
S
S
S
S
S
S
S
D
SD
S
S
S
S
S
S
D
S
S
S
ID
ID
S
SD
S
SD
S
S
S
S
SD
SD
S
S
SD
S
S
D
S
S
S
S
S
S
S
S
S
D
メタノール
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
SD
SD
SD
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
−37−
キシレン
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
スピンドル油
S
S
S
S
S
S
SD
SD
SD
I
S
S
I
I
I
I
I
I
S
SD
SD
I
S
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S
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I
I
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S
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I
I
I
I
S
S
S
SD
SD
SD
SD
I
SD
SD
S
流動パラフィン
S
SD
SD
SD
SD
SD
SD
SD
SD
SD
S
SD
SD
SD
SD
SD
SD
SD
SD
SD
SD
I
S
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I
SD
D
S
I
SD
SD
SD
SD
I
ID
I
I
S
SD
SD
SD
SD
SD
SD
I
SD
SD
S
5
10
15
20
25
30
35
40
45
ニューコール 2300−FE
ニューコール 1902−Y
ニューコール 1308−FA(90)
ニューコール 610
ニューコール 704
ニューコール 707
ニューコール 710
ニューコール 714
ニューコール 723
ニューコール 2604
ニューコール 2607
ニューコール 2609
ニューコール 2614
ニューコール 707−F
ニューコール 710−F
ニューコール 714−F
ニューコール 2608−F
ニューコール 2600−FB
ニューコール 2616−F
ニューコール 2618−F
ニューコール 3612−FA
ニューコール 20
ニューコール 60
ニューコール 80
ニューコール 3−80
ニューコール 25
ニューコール 20−MF
ニューコール 65
ニューコール 82
ニューコール 85
ニューコール 80−FL
ニューコール 3−85
ニューコール LA−407
ニューコール OD−410
ニューコール OD−420
ニューコール TA−420
ニューコール B13
ニューコール BNF5−M
ニューコール CMP−1C
ニューコール CMP−6
ニューコール CMP−8
ニューコール CMP−11
ニューコール 170
アントックス EPX
水
D
S
S
S
ID
S
S
S
S
D
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
D
I
ID
I
S
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S
S
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I
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S
S
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メタノール
S
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SD
S
S
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S
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S
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S
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S
S
S
S
−38−
キシレン
S
S
ID
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
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S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
スピンドル油
S
SD
SD
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
I
S
S
S
S
I
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I
SD
I
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SD
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S
I
I
I
I
S
I
流動パラフィン
S
SD
SD
I
I
I
I
I
I
D
D
D
D
D
D
D
D
D
D
D
D
S
D
S
S
D
S
D
SD
D
S
D
SD
SD
SD
SD
I
SD
D
D
D
D
S
I
5
10
15
20
25
30
35
ニューコール 561−H
ニューコール 562
ニューコール 560−H
ニューコール 560
ニューコール 563
ニューコール 564
ニューコール 564−H
ニューコール 565
ニューコール 566
ニューコール 568
ニューコール 506
ニューコール 509
ニューコール 512
ニューコール 516
ニューコール 520
ニューコール 210
ニューコール 291−M
ニューコール 291−PG
ニューコール 293
ニューコール 1020−SN
ニューコール 2308−SF
ニューコール 2320−SN
ニューコール 2360−SN
ニューコール 1305−SN
ニューコール 1525−SFC
ニューコール 707−SF
ニューコール 707−SFC
ニューコール 714−SF
ニューコール 740−SF
ニューコール B4−SN
ニューコール 1000−FCP
アントックス EHD−400
アントックス EHD−PNA
ディスロール SH
ディスロール H14−N
ディスロール AQ−3
テクスノール R5(50)
テクスノール L7
水
I
ID
D
D
D
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
SD
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
ID
D
D
S
S
D
S
S
メタノール
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
ID
S
S
S
S
SD
SD
S
S
S
S
S
S
S
S
ID
I
D
S
S
40
−39−
キシレン
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
I
I
I
I
I
ID
S
I
S
I
I
I
S
S
S
I
I
I
I
SD
スピンドル油
S
S
S
SD
SD
D
D
ID
I
I
I
I
I
I
I
D
SD
SD
I
I
ID
I
I
ID
SD
I
I
I
I
I
S
S
S
I
I
I
I
SD
流動パラフィン
S
SD
SD
D
D
ID
ID
ID
I
I
I
I
I
I
I
I
D
SD
SD
D
D
D
D
ID
D
D
D
D
D
ID
SD
S
S
I
I
ID
I
SD
Ⅱ.各種モノマーに対する溶解性
5
10
15
アントックス MS−60
アントックス LMA−10
アントックス LMA−27
アントックス SMH−20
アントックス EMH−20
ニューコール 210
ニューコール 707−SFC
ニューコール 707
ニューコール 714
ニューコール 723
ニューコール 740
ニューコール 780
ニューコール 2310
ニューコール 2320
ニューコール 2327
ニューコール 2399−S
MMA
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
I
I
S
S
S
D
n−BA
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
I
I
S
S
S
I
濃度・・・・・5%
温度・・・・・25℃
溶 解 性 表 示:S ・・・・・・溶解
SD ・・・・・曇った状態で溶解
D・・・・・・分散
ID ・・・・・不溶、僅かに分散
I ・・・・・・不溶
モノマー表示:MMA・・・・メタクリル酸メチル
EA ・・・・・アクリル酸エチル
n−BA ・・・アクリル酸ブチル
2−EHA・・・アクリル酸2−エチルヘキシル
VAc・・・・・酢酸ビニル
−40−
2−EHA
I
S
S
I
S
S
I
S
D
I
I
I
S
D
D
I
St
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
VAc
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
D
D
S
S
S
S
関連法規
表 非イオン界面活性剤
品名
化審法
CAS
TSCA
PRTR法
ニューコール 2300系
○
○
○
該当
ニューコール 1000系
○
○
○
非該当
ニューコール 1200系
○
○
○
該当(★)
ニューコール 1300系
○
○
○
該当
ニューコール 1500系
○
○
○
非該当
ニューコール 1600系
○
○
○
該当(★)
ニューコール 1800系
○
○
○
非該当
ニューコール NT系
○
○
○
該当
ニューコール 2300−Y系
○
○
○
非該当
ニューコール 700系
○
○
×
非該当
ニューコール 2600系
○
○
×
非該当
ニューコール B系
○
○
○
非該当
ニューコール CMP系
○
○
○
非該当
ニューコール 400系
○
○
△
非該当
ソルビタンエステル系
○
○
△
非該当
ソルビタン複合系
○
△
△
非該当
化審法
CAS
TSCA
PRTR法
テクスノール R2
○
○
○
非該当
テクスノール R5(50)
○
○
○
非該当
テクスノール CP−81
○
○
○
非該当
テクスノール RS−811
○
○
○
非該当
表 陽イオン界面活性
品名
−41−
表 陰イオン界面活性剤
品名
化審法
CAS
ニューコール 700系SF
○
○
ニューコール 700系SN
○
○
×
非該当
ニューコール 1000系SN
○
○
×
非該当
ニューコール 1300系SF
○
○
○
該当(★)
ニューコール 1300系SN
○
○
○
該当(★)
ニューコール 2300系SF
○
○
○
該当(★)
ニューコール 2300系SN
○
○
○
該当(★)
ニューコール 220−L系
○
○
○
該当
ニューコール 263−H
○
○
○
該当
ニューコール 240
○
○
○
非該当
ニューコール 291−M
○
○
○
非該当
ニューコール 293
○
○
×
非該当
(注)
化審法
CAS
TSCA
PRTR法
TSCA
PRTR法
○(※)
非該当
化学物質の審査及び製造の規制に関する法律
Chemical Abstracts Service Registry Number
米国有害物規制法
化学物質管理促進法
表示記号の意味
○……収載 △……一部の製品で未収載 ×……未収載 ※……SNUR(重要新規利用規制)に該当する
★……一部該当品を含有する
詳細については各製品の製品安全データシート
(MSDS)
をご参照下さい。
−42−
界面活性剤の安全性データ
非イオン界面活性剤及び代表的なアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤の経口毒性、発ガン性、
眼刺激性、魚毒性についての資料を掲載しましたのでご参照下さい。
非イオン界面活性剤
項目
経口毒性
発がん性
眼刺激性
参考
エイムス
(mg/kg) (陽or陰)
ラットLD50
品 名
ウサギ、ドレイズ法、
ドレイズ変法
4EO
8,600
(陰)
100%
7EO
4,150
(陰)
100%
洗浄後
マイルド刺激
環境危険(魚毒性)
ラットLC50(mg/r)
96hr 和金 TLm
10以下
96hr コイ TLm
3.29
40EO 96hr 和金 TLm
60∼70
中程度の刺激
ポリオキシエチレンラウリルエーテル
9.5EO 2,000∼4,000
23EO
20%
わずか
8,600
(C13) 6EO
96hr ボウフラ 29
(C16) 10EO
3,490
15EO(陰) 60%
未洗浄
実質無刺激
(C18) 10EO
2,910
60%
未洗浄
実質無刺激
(オレイル) 10EO
3,580
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
(ラウリン酸)
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
(ステアリン酸)
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
(オレイン酸)
ソルビタン脂肪酸エステル
(パルミチン酸)
ソルビタン脂肪酸エステル
(ステアリン酸)
ショ糖脂肪酸エステル
(パルミチン酸)
グリセリン脂肪酸エステル
(ラウリン酸)
ポリオキシエチレンソルビタンエステル
(ラウリン酸)
ポリオキシエチレンソルビタンエステル
(パルミチン酸)
ポリオキシエチレンソルビタンエステル
(オレイン酸)
10
20EO 96hr 和金 無毒限界40∼50
4EO 25,000以上 12EOナシ
22EO 96hr 和金 TLm
8EO 10,000以上
12EO
無刺激
9EO 25,000以上
1%
無刺激
10,000以上
無刺激
15,900以上 ナシ(陰) 30%
無刺激
20,000以上
無刺激
ナシ
250
48hr ヒメダカ 9,000
96hr 和金 無毒限界100以上
25p/kg
20EO 25,000以上
20EO 38,400以上
10%
無刺激
20EO 38,000以上 ナシ(陰) 100%
無刺激
96hr 和金 TLm
無刺激
96hr ヒメダカ 10,000以上
30,200
PPG400
2,410(PPG425)
(陰)
刺激なし
100%
PEG400
ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル
15EO 96hr 和金 TLm
ナシ(陰)
40EO 70,000以上
9,650
ラウリン酸ジエタノールアミド(1:1型)
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
(プルロニックF−68)
(陰)
10,400
1%
無刺激
25EO 96hr 和金 TLm 100∼1,000
1%
無刺激
96hr 和金 無毒限界20∼30
L−44、62、64
無刺激
96hr ミジンコ 1.12g/dm3
10%
眼球回復不能
ポリオキシエチレンアルキルアミン
(C12)
2EO
ヤシアルキル
750
(陰)
ポリオキシエチレンアルキルアミン
(C18)
2EO
牛脂アルキル
1,850
(陰) 牛脂アルキ10%1滴
ポリオキシエチレンアルキルアミン
(C18) 15EO
1,000
重度の結膜炎
大豆15EO:10%スコア17.9
−43−
13EO 96hr 和金 TLm
10以下
項目
経口毒性
発がん性
眼刺激性
参考
ラットLD50
エイムス
(mg/kg) (陽or陰)
品 名
4EO
7EO
4,290
環境危険(魚毒性)
ウサギ、ドレイズ法、
ラットLC50(mg/r)
ドレイズ変法
5%
角膜 軽度
25%
角膜 強い
5%
角膜 軽度
25%
角膜 強い
24hr ブルーギル 1.5
(陰)
8EO
96hr ニジマス 4.7
3,670
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
9EO
2,600
ナシ
5%
30秒後
洗顔 スコア2
15EO
4,000
(陰)
20%
僅かの刺激
20EO
>16,000
30EO:25%
無刺激
9.5EO 96hr マス 8.5
24hr 和金
無毒限界10∼20
イオン性界面活性剤・他
項目
品 名
経口毒性
発がん性
眼刺激性
参考
エイムス
(mg/kg) (陽or陰)
ラットLD50
96hr 和金 50∼100
刺激アリ
1日で回復
ナシ(陰) 5%
脂肪酸石鹸 オレイル(K塩)
LAS塩(Na)
ラットLC50(mg/r)
ドレイズ変法
脂肪酸石鹸 オレイル(Na塩)
3,200
環境危険(魚毒性)
ウサギ、ドレイズ法、
20%
24hr
変ナシ
96hr 和金 10∼50
30%
24hr
変アリ
48hr ミジンコ 5.9
1,260∼2,500 ナシ(陰)
ラウリル硫酸塩(Na)
1,000∼2,730 ナシ(陰) 5%
AOS(Na)
2,700∼4,000 ナシ(陰) 0.05、0.1%
(C15∼C18混合)
ポリオキシエチレン(3)ラウリル硫酸塩(Na)
1,995
ポリオキシエチレン(3)アルキル硫酸塩(Na) C12∼15
1,288
ジオクチルスルホサクシネート
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸
(C13) 8EO
5%
アルキルトリメチルアンモニウムクロライド
(C12)
250∼300
(陰)
アルキルトリメチルアンモニウムクロライド
(C16)
250∼300
(陰)
ラウリルジメチルアミンオキシド水溶液
1,000
ナシ(陰)
アルキルベタイン
(ラウリル)
2,500
(陰)
ヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン
5,000
36,000以上
オレイルアルコール
25,000以上
30秒後 洗顔 スコア3
4.5
96hr
7.5以上
24hr
73
96hr 和金 TLm
トリエタ
96hr
塩
C1212EO(陰)
450
96hr
24hr ミジンコ 16
(陰)
アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド(C14)
ラウリルアルコール
LASより良
ナシ(陰) LASと同等
マウス4,800
6,600
30秒後 洗顔 スコア3.5
1hr
瞳孔不可
7日回復せず
10%
48hr
スコア59.6
10%
1hr
角膜混濁7日回復
ナシ(陰) 10%
5%でLASの20%と同等
5%でLASの20%と同等
100%
24hr
スコア1
LD50:一定時間(通常24hr又は72hr)後に被検生物の半数が死亡する体重1kg当たりの投与量(mg/kg)
LC50:一定時間(24hr∼96hr)後に被検生物の半数を死亡させる物質濃度(mg/r)
TLm(半数許容濃度):一定時間後に被検生物の半数が生存できる物質濃度(mg/r)
出典:界面活性剤の警告表示に関するガイドライン(1995)日本界面活性剤工業会
−44−
C12:
50∼100
和金 1000
96hr 和金 TLm
10∼30
48hr ミジンコ 0.025∼0.05
24hr 和金 TLm
10以下
界面活性剤の基本性質
Ⅰ.HLB
HLBを簡単に説明しますと、親水性と親油性の比を 0 ∼20の間の数値で表わしたもので、
数値の小さい方が親油性、大きい方が親水性となります。
一例を説明致しますと、アルキルエーテル型又はアルキルアリルエーテル型非イオンでその
分子中にポリオキシエチレン基が80wt.%(=E)、アルキル又はアルキルアリル基が20wt.%を
占める活性剤のHLBは
80
(=E)
HLB=
=16
5
として算出されます。
又、多価アルコールの脂肪酸エステル型では酸価、鹸化価等を加味して計算する場合があり
ますが、当社のHLB表示は多価アルコール基のwt.%(=P)を上述Eに加へ
E+P
HLB=
5
として算出しております。
水 溶 性
HLB
0
不
溶
〔wt.%〕
分
散
溶
解
乳 化
W/O O/W
これらHLBは何れもポリオキシエチレン系及びエステル型には適用出来ますが、ポリオキ
シプロピレン系或は窒素や硫黄を含む非イオン活性剤及び陰イオン、陽イオン等イオン性の活
性剤には適用出来ません。これはポリオキシエチレン系以外の親水基(含むイオン性親水基)
は
その重量以上に親水性が強いか
(イオン性)
、あるいは弱く
(ポリオキシプロピレン基)上式を適
用するには係数を必要とします。
未知のHLBを測定するには(上記係数を測定するときも)HLB未知の活性剤で、ある種の油
を乳化させ(必要あればHLB既知の活性剤を加える)、別にHLB既知の活性剤(各HLBの物を使
用)
で同じ油を乳化させ、乳化状態が同一となったときのHLBを未知活性剤のHLBとします。
しかし、一般にはポリオキシエチレン型、エステル型及びこれらの複合型非イオン活性剤以
外については、HLBを表示する事はあまりありません。
可 溶 化
W/O O/W
湿
浸
展
分
懸
洗
抑
消
発
防
潤
透
着
散
垂
浄
泡
泡
泡
散
固
結
防
止
乳安
化
定
重
合剤
HLB
0
親
5
10
5
油
親
10
基
水
15
15
基
20
20
−45−
−46−
界面活性剤の基本性質
Ⅱ.被乳化油に対する所要HLB
油を乳化する際に、最も安定なエマルジョンを得るために必要なHLBをその油の所要HLBと
いいます。以下の表に、色々な鉱物油類や銅植物油類、アルコール類のO/W型乳化及びW/
O型乳化を得るための所要HLBを掲載しました。界面活性剤選定の際の指標にして下さい。
O/W型乳化(水中油型)
被乳化物
鉱油(軽質)
10
鉱油(重質)
10.5
鉱油(シール)
10.5
石油
10.5
ワセリン
固形パラフィン
鉱
物 パラフィン
油
類 マシン油
11∼13
9
10∼13
12∼14
アスファルト
12∼14
流動パラフィン
ケロシン
塩化パラフィン
シリコーン
牛脂
7∼9
オレイン酸
16∼18
ステアリン酸
17
脂肪酸エステル
11∼13
ビーワックス
10∼16
木ろう
12∼14
カンデリラワックス
14.5
カルナバろう
14.5
無水ラノリン
14∼16
ジメチルフタレート
15
オレイルアルコール
16∼18
13
12∼14
12.5
W/O型乳化(水中油型)
12∼14
被乳化物
10.5
14∼16
キシレン
14∼16
ο−フェニルフェノール
7∼9
セチルアルコール
13
ベンゼン
ο−ジクロルベンゼン
動
植
物
油
・
脂
肪
酸
・
エ
ス
テ
ル
・
ア
ル
コ
ー
ル
類
10∼13
スピンドル油
ナフサ
合
成
油
・
有
機
溶
剤
等
所要HLB
植物油
鉱
物
油
類
・
エ
ス
テ
ル
・
ア
ル
コ
ー
ル
類
等
13
15.5
クレオソート油
12∼14
四塩化炭素
16∼18
トリクレン
16∼18
二硫化炭素
16∼18
出典:新版・界面活性剤ハンドブック(昭和62年10月)
−47−
所要HLB
パラフィン
4
鉱油(軽質)
(重質)
4
石油
4
流動パラフィン
6∼9
ケロシン
6∼9
ビーワックス
5
無水ラノリン
8
オレイルアルコール
6∼7
オレイン酸
7∼11
Ⅲ.各種非イオン界面活性剤のHLBの違いによる界面特性の変化
起泡力 ロスマイルス法、1%水溶液、25℃
直後の泡高さ
5分後の泡高さ
250
250
200
200
150
150
(cm)
100
(cm)
100
50
50
0
5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
HLB
ニューコール 2300 系
0
5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
HLB
ニューコール 700 系は、
アルコール系界面活性剤に比べて泡立ちが低く、泡切れも良好な低起泡性界面活性剤です。
ニューコール 2300Y 系
ニューコール 2300Y 系も、
ニューコール 2300 系に比べ泡切れが良好な界面活性剤です。
ニューコール NT 系
ニューコール 2300 系も、HLB16 以上になると泡切れが良好です。
ニューコール 700 系
ニューコール 560 系
浸透力 キャンバスディスク法、0.1%水溶液、25℃
接触角 パラフィルム、0.1%水溶液、25℃
100
200
180
90
160
80
140
120
(sec)100
80
70
(℃)
60
60
50
40
20
0
40
30
5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
5
7
9
11
13
15
17
19
HLB
HLB
ニューコール 2300 系
ニューコール 2300 系は低 HLB から高 HLB
ニューコール 2300Y 系 まで非常に良好な浸透性を示します。
ニューコール 2300 系
ニューコール NT 系
ニューコール NT 系
特に、
ニューコール 2300 系と ニューコール
ニューコール 700 系
NT 系は濡れ特性が良好です。
ニューコール 700 系以外は、HLB13 付近
ニューコール 2300Y 系 までは優れた濡れ性を示します。
ニューコール NT 系も浸透性が良好です。
ニューコール 560 系
ニューコール 560 系
−48−
界面活性剤の基本性質
Ⅳ.ポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤の曇点
ポリエチレングリコール型非イオン活性剤は、分子内にエーテル結合が有りそのエーテル結
合の酸素原子に水分子がゆるく結合して親水性を発揮し、
水に溶けていると考えられています。
この水溶液を加熱して徐々に温度を上げて行くと、結合していた水分子がだんだんはずれてい
き、親水性が次第に減少して急に液全体が白濁してきます。この白濁した時の温度のことを曇
点といいます。
曇点はポリエチレングリコール型非イオン活性剤の性質を判断するのに大変重要な数値であ
り、常温付近の曇点を有するものが最も浸透性が優れていると言われています。エチレンオキ
サイドの付加モル数が多いと曇点は100℃以上になります、この様な場合は塩を添加すると水
和阻害により曇点は下がります。逆にグリコールエーテルなどの溶剤を添加すると可溶化効果
により曇点は上がります。
【弊社ポリエチレングリコール型非イオン活性剤のエチレン付加モル数と曇点の関係】
アルコール系 (ニューコール 2300系)
ノニルフェノール系 (ニューコール 560系)
多環フェノール系 (ニューコール 700系)
◆曇点が20℃以下の製品の曇点曲線
10%(BDG25w/w%)水溶液
90
曇点(℃)
80
【測定条件】
70
試料10g/溶媒90g
60
溶媒:ジエチレングリコールモノブチルエーテル
25(w/w)%水溶液
50
40
0
1
2
3
4
5
E0付加モル数
6
7
◆曇点が20℃∼90℃の製品の曇点曲線
1%水溶液曇点
曇点(℃)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
【測定条件】
試料1g/溶媒99g
溶媒:水
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14
15 16
E0付加モル数
◆曇点が80℃以上の製品の曇点曲線
1%(5%Na2SO4)水溶液曇点
曇点(℃)
90
80
【測定条件】
70
試料1g/溶媒99g
60
溶媒:5%Na2SO4水溶液
50
0
10
20 30
40 50
60 70 80 90 100
E0付加モル数
−49−
Ⅴ.臨界ミセル濃度
界面活性剤は極めて濃度が薄い場合はイオン分散の溶解状態を示しますが、濃度が増して
飽和状態になると、界面活性剤分子が急激に会合して分子集合体(ミセル)を形成し、濃度を
増して行きます。ミセルを形成する範囲はごく狭く(グラフ中の−−)この濃度のことを臨界
ミセル濃度(Critical Micelle Concentration、略c.m.c)といいます。
c.m.cは界面活性剤の種類や組成で大きく異なり、又、温度、添加物などの外的条件によっ
ても大きく変化します。c.m.cを境に特性が大きく変化しますので、使用目的によっては注意
が必要です。
(P1∼24に記載されています各製品をご参照下さい)
尚、一般に非イオン活性剤は、陰イオン活性剤や陽イオン活性剤に比較してc.m.c値が低く
低濃度における界面活性に優れています。
【界面活性剤水溶液の濃度と諸性能】
洗浄力
可溶化能
界
面
活
性
剤
水
溶
液
の
性
質
表面張力
界面張力
c.m.c
界面活性剤水溶液の濃度
界面活性剤の水溶液では、c.m.cを境としていろいろな特性が大きく変化します。
−50−
界面活性剤の基本性質
Ⅵ.界面活性剤の特性に影響する因子
界面活性剤の特性は色々な因子に影響され、大きく分けて界面活性剤の構造によるもの、外
的因子によるものに大別されます。界面活性剤の構造からくる因子の中では、アルキル基の鎖
の長さが最も特性に影響します。その次に、官能基の種類や鎖の種類が特性全般に影響を及ぼ
します。水溶液での界面活性は界面活性剤の構造全般に影響されます。
外的因子では、PH,電解質、他の界面活性剤等が色々な特性にかなり影響します。温度も
色々な特性に影響します。
濃度が及ぼす水溶液での界面特性は、C.M.C以下では相当影響しますが、C.M.C以上では影
響は少なくなります。
特性
界
面
活
性
剤
の
構
造
ミセル
CMC
可溶化
溶解度
水
油
水
油
水
油
水
油
水
油
鎖長
◎
○
○
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
分枝度
○
鎖の種類
○
○
種類
○
○
数
○
○
位置
○
○
対イオン
○
△
官能基
○
△
○
○
△
◎
○
○
△
◎
○
HLB
○
○
温度
○
○
C.M.C↓
◎
◎
C.M.C↑
△
△
○
○
水分
●
○
●
◎
PH
◎
電解質
濃度
外
的
因
子
界面活性
○
○
△
○
○
○
○
○
◎
○
○
◎
○
△
○
○
●
●
○
◎
◎
◎
◎
◎
○
○
○
○
溶剤
△
○
○
○
○
◎
◎
他の界面活性剤
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
高分子物質
時間
○
◎
○
◎
△
△
△
○
出典:新版・界面活性剤ハンドブック(昭和62年10月)
水:水溶液 油:油溶液
◎:相当影響する ○:影響する △:やや影響する ●:ほとんど影響しない
−51−
貯蔵及び取り扱いの注意
貯蔵上の注意
直射日光を避け、冷暗所に貯蔵して下さい。封を切った容器は必ず密閉して保管して下
さい。消防法の危険物に該当する商品があります。したがって、火気に対しては充分注意
を払い、法令に従って保管、貯蔵することが必要です。
取扱上の注意
取り扱うときには、皮膚への接触を避け蒸気やミストを吸い込んだりしないように、適
切な保護具を着用して下さい。取り扱いは、局所排気装置を設置して換気をはかった場所
で行って下さい。
高温物、火炎、スパークを避け、強酸化剤との接触も避けて下さい。静電気対策を行い、
作業衣及び安全靴は導電性のものを使用して下さい。もし引火した場合消火には、粉末消
火器、泡末消火器、炭酸ガス消火器が有効です。
もし引火した場合、消火には粉末消火器、泡末消火器、炭酸ガス消火器が有効です。
取扱い場所の近くに、安全シャワー、手洗い、洗眼設備を設け、その位置を明確に表示
して、作業後の洗顔や手洗いを励行して下さい。また、飲み込んだりしてはいけません。
容器は直射日光を避け、冷暗所に貯蔵し、密閉して、空気との接触を避けて下さい。ま
た容器は丁寧に扱い、転倒させたり、落下させたり、衝撃を与えたり、引きずったりしな
いでください。使用済みの空の容器は特定の場所を定めて集積して下さい。
万一の場合は、次の応急措置を行って医師の手当を受けて下さい。
①皮膚に付いた場合 :汚染した衣服を脱がせ、触れた部分を大量の水で洗い流す。皮膚
に炎症を起こした場合には医師の手当を受ける必要があります。
②眼に入った場合 :直ちに流水で15分以上洗眼し、医師の手当を受けて下さい。
③蒸気を吸入した場合:患者を直ちに空気の新鮮な場所に移し、安静、保温に努め、速や
かに医師の手当を受ける必要があります。呼吸困難な場合には酸
素吸入を行って下さい。
④誤飲した場合 :大量の水、又は食塩水を飲ませて胃の内容物を吐き出させ、直ち
に医師の手当を受けて下さい。患者に意識がない場合には、気管
に逆流するおそれがあるので、口から物を与えたり、吐かせたり
しないで下さい。
記載された製品は工業用用途としてのみご使用できます。
それ以外の用途に御使用になる場合には、あらかじめ当社に
ご相談下さい。
ここに記載された事項は、細心の注意を払って行った実験に
基づくものでありますが、実際の現場結果を保証するものでは
ありません。
また、御使用の際には必ず製品安全データシート(MSDS)
をよくお読みの上、お取扱い下さい。
−52−
日本乳化剤株式会社
本
社
〒103-0024
東京都中央区日本橋小舟町4番1号(伊場仙ビル)
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鹿 島 工 場
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茨城県神栖市東深芝16番地4
電話(0299)93-8611(代表)
FAX(0299)93-8612
2016年(第7版)