アルナーチャル・プラデーシュ州における 野生食用・薬用植物利用の特徴

ヒマラヤ学誌 No.12, 101-116, 2011
ヒマラヤ学誌 No.12 2011
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における
野生食用・薬用植物利用の特徴
小坂康之 1)、Bhaskar Saikia2)、Tasong Mingki2)、Hui Tag2)、
Tomo Riba3)、安藤和雄 4)、奥宮清人 1)
1)総合地球環境学研究所、2)ラジブ・ガンディー大学植物学科、
3)ラジブ・ガンディー大学地理学科、4)京都大学東南アジア研究所
アルナーチャル・プラデーシュ州のアディ族、アパタニ族、ニシ族、メンバ族の野生食用・薬用植
物利用に関する文献を総合すると、95 科 234 属 375 種の利用が確認された。そのうち、食用植物は
249 種、薬用植物は 220 種、食用と薬用の両方を目的とした種は 79 種であり、野生植物の食用とし
ての摂取が同時に住民の健康維持に寄与している可能性が推察された。薬用植物の薬効または適用す
る病名は 79 つが挙げられた。薬用植物の中では、胃痛に用いる種が最も多く 46 種、ついで傷薬・血
液凝固を目的とする種が 40 種、赤痢・血便が 39 種、皮膚病・発疹・膿瘍が 34 種であった。アディ
族とニシ族では下痢や赤痢・血便に用いる薬用植物の種数が多かったが、アパタニ族とメンバ族では
少なかったことから、標高 2000 m 前後の冷涼な高地では下痢や赤痢・血便の症状が少ないことが推
察された。実際、アルナーチャルの高地で行われた医学検診では、下痢症を訴える受診者は非常に少
なかった。一方、同検診では体の痛みや頭痛、不眠の多いことが認められたが、本稿で分析の対象と
した先行研究の結果では、低地住民であるアディ族とニシ族の方が高地住民よりもこれらの疾病に効
くとされる薬用植物を多く認識していた。今後、医学と植物学の研究者の共同調査より、身近な野生
食用・薬用植物の摂取とその効用を分析することは、アルナーチャルの住民の健康維持をはかる上で
重要だと考えられた。
はじめに
調査地と方法
インド北東部のアルナーチャル・プラデーシュ
まずアルナーチャルの植生と食用・薬用植物に
州(以下、アルナーチャル)は、ヒマラヤ山脈の
関する文献を収集し概観した。次に、野生の食用・
東端に位置する。アルナーチャルの標高 2000 m
薬用植物利用が詳細に報告されているアディ族、
前後に広がる森林は、西日本からヒマラヤ中部ま
アパタニ族、ニシ族、メンバ族の文献 4~13)を選択
で続く照葉樹林帯に含まれ、豊かな植物資源の存
し、利用の特徴を比較した。その際、文献に記載
在が指摘されてきた 1,2)。
さ れ た 学 名 を、Biodiversity International の
アルナーチャルの住民にとって、野生の食用・
Taxonomic Nomenclature Checker(http://pgrdoc.
薬用植物は欠かせない植物資源である。森林や農
bioversity.cgiar.org/taxcheck/grin/)、Calalogue of life:
耕地に生育するさまざまな山菜や果実は、日常的
2010 Annual Checklist(http://www.catalogueoflife.
に食料として利用される 3)。またアルナーチャル
org/annual-checklist/2010/search/all)、eFloras.org
の農山村では西洋医学の医療施設へのアクセスが
(http://www.efloras.org/)で確認し、誤記やシノニ
困難な場合が多く、現在でも在来医療が広く行わ
ムを訂正した。そして筆者の現地調査で得られた
れ、利用される薬用植物は約 500 種にのぼる 4)。
情報を加え、アルナーチャルの野生食用・薬用植
そこで本稿は、アルナーチャルで行われてきた
物利用の特徴をまとめた。また、2009 年と 2010
有用植物の研究のうち、野生の食用・薬用植物利
年にアルナーチャルのウエスト・カメン県で行わ
用に焦点を当てて文献を概観し、アルナーチャル
れた医学調査の結果(奥宮、未発表)を参照し、
の特徴を指摘するとともに、今後の研究課題を挙
薬用植物利用と住民の疾病との関係を考察した。
げることを目的とする。
― 101 ―
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食用・薬用植物利用の特徴(小坂康之ほか)
本稿で焦点を当てた上記の 4 つの民族に関する
先行研究では、アディ族はウエスト・シアン県、
アパタニ族はローワー・スバンシリ県、ニシ族は
クルン・クメ県、メンバ族はアッパー・シアン県
の村落が対象とされた(図 1)
。これら 4 つの民
族はチベット・ビルマ語族に属する言語を話す。
アディ族、アパタニ族、ニシ族はドニ・ポロと呼
ばれる太陽と月の神を信仰するのに対し、メンバ
族はチベット仏教を信仰する 14)。それぞれの民族
の居住する標高は異なり、アディ族とニシ族の村
落は標高約 300 m から 1800 m 近くまで分布する
が、アパタニ族とメンバ族の村落は標高 2000 m
図 1 アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食
用・薬用植物に関する先行研究 4~13)の調査地の位置。
前後に位置する(図 2)。
アルナーチャルの植生は、標高によって大きく
4 つに区分される。標高 900 m 以下が熱帯植生、
900 m から 1800 m までが亜熱帯植生、1800 m か
ら 3500 m までが温帯植生、3500 m 以上が亜高山
と高山植生である 15)
(図 2)。そして焼畑や伐採、
放牧などの人為の影響により、さまざまな代償植
生が形成されている 16)。
調査結果
文献調査 4~13) の結果を総合すると、アディ族、
アパタニ族、ニシ族、メンバ族によって利用され
る野生食用・薬用植物は、
95 科 234 属 375 種であっ
た(付表)。付表では、食用植物の用途を 5 通り(表
1)に、薬用植物の薬効または適用する病名を 79
通り(表 2)に区分して記載した。合計 375 種の
図 2 アルナーチャル・プラデーシュ州の植生、主要な
野生食用・薬用植物、民族の居住地の垂直分布。
野生食用・薬用植物のうち、食用植物は 249 種、
薬用植物は 220 種、食用と薬用の両方を目的とし
た種は 79 種であった(表 3)
。
筆者の現地調査での観察結果と合わせると、食
表 1 アルナーチャル・プラデーシュ州の 4 つの民族によって利用される野生食用植物の用途。
␎
㣗⏝ࡢ⏝㏵㸦ⱥྡ㸧
㣗⏝ࡢ⏝㏵㸦࿴ྡ㸧
Fd
Food, Fruit, Spice, etc.
㔝⳯ࠊᯝᐇࠊ㤶㎞ᩱ
Fds
Substitute for staple food
Fdf
Fdi
Fdl
࢔ࢹ࢕᪘
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
࣓ࣥࣂ᪘
඲య
65
72
138
54
238
୺㣗ࡢ௦⏝
1
0
0
2
3
feminine
ᩆⲨ㣗
1
0
0
1
2
Ingredient of making
࢔ࣃࢱࢽ᪘࡟ࡼࡿሷస
Salt by Apatani tribe
ࡾࡢᮦᩱ
0
10
0
0
10
㓇ࡢⓎ㓝ࡢಁ㐍๣
5
1
3
1
6
Subsidiary food during
Ingredient of fermentation
of liquor
࡞࡝
― 102 ―
ヒマラヤ学誌 No.12 2011
表 2 アルナーチャル・プラデーシュ州の 4 つの民族によって利用される野生薬用植物の薬効または適用する病名。
␎
⑓Ẽ㸦ⱥྡ㸧
⑓Ẽ㸦࿴ྡ㸧
࢔ࢹ࢕᪘ ࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
࣓ࣥࣂ᪘
඲య
Al
Allergy
࢔ࣞࣝࢠ࣮
0
0
1
0
1
Ant
Anthelmintic
㥑⹸⸆
6
5
0
2
13
Ap
Aphrodisiac
፽⸆
1
0
1
0
2
Ar
Abortifacient
ለ⫾⸆
3
0
2
0
5
As
Asthma
ႍᜥ
2
1
1
0
3
Ast
Astringent
཰ᩡ๣
1
0
0
0
1
Bdl
Bone dislocation
⬺⮻
0
0
1
0
1
Bdp
Body pain & swell
యࡢ③ࡳࠊ⭘ࢀ
10
9
16
0
24
Bi
Burn injury
ⅆയ
2
0
4
0
6
Bnf
Bone fracture
㦵ᢡ
4
1
2
1
7
Br
Bronchial trouble
Ẽ⟶ᨭ⅖
0
0
1
0
1
Bs
Burning sensation
ⅎ⇕ឤ
0
2
2
0
2
Ccg
Chest congestion
⬚㒊㨚⾑
2
0
0
0
2
Cg
Cough
တ
5
9
16
1
28
Ch
Cholera
ࢥࣞࣛ
0
0
0
1
1
Cj
Conjunctivitis
⤖⭷⅖
1
5
3
0
5
Cl
Cold
㢼㑧
2
6
7
1
12
Cp
Chicken pox
Ỉ⑁⒔
6
0
0
0
6
Cs
Constipation, Purgative
౽⛎
10
6
7
0
18
Cx
Chest pain
⬚③
0
1
1
0
1
Dbt
Diabetes
⢾ᒀ⑓
2
0
1
0
2
Deb
Debility
⾶ᙅ
2
0
1
1
4
Dir
Diarrhea
ୗ⑩
18
2
5
1
23
Dl
Difficulty in delivery
㞴⏘
0
1
0
0
1
Dp
Preparation for delivery
Ᏻ⏘ࠊዷ፬ࡢ③ࡳ⦆࿴
1
2
0
0
2
Dr
Dandruff
ࣇࢣ⑕
1
0
0
0
1
Dy
Dysentery
㉥⑩ࠊ⾑౽
18
8
21
3
39
Ea
Earache
⪥③
1
2
2
0
4
Er
Painful red eye
⤖⭷⅖࡜ࡣูࡢ┠③
2
3
5
0
6
Fl
flatulence
⭾‶
3
0
0
0
3
Fv
febrifuge, fever
ゎ⇕๣
6
5
14
2
20
Gc
Germicide
ẅ⳦⸆
0
2
0
0
2
Gl
Gallstone
⫹▼
1
0
0
0
1
Gr
Gonorrhea
᾿⑓
1
0
0
0
1
Gt
Goiter
⏥≧⭢⭘
0
1
0
0
1
Gu
Gout
③㢼
1
0
0
0
1
Ha
Headache
㢌③
7
6
13
1
17
Hypertension
㧗⾑ᅽ
4
0
2
1
5
Hd
Heart disease
ᚰ⮚⑌ᝈ
2
0
0
0
2
Hp
Hyperacidity
⫶㓟㐣ከ⑕
0
0
1
0
1
Health recovery after
⏘ᚋࡢయㄪᅇ᚟
0
0
5
0
5
Hb
Hr
High blood pressure,
delivery
Ib
Insect bite
⹸่ࡉࢀ
0
1
4
0
5
Id
Indigestion
ᾘ໬୙Ⰻ
13
4
3
1
15
Ip
Impotency
ᙉ⢭๣
1
0
0
0
1
Ir
Relieving intoxication
㓉࠸ࡊࡲࡋ
1
0
0
0
1
Jn
Jaundice
㯤⑇
3
0
2
1
4
La
Loss of appetite
㣗ḧ୙᣺
1
5
6
0
12
Ld
Liver disorder
⫢㞀ᐖ
5
3
1
0
7
Li
Increasing lactation
Ἢஙಁ㐍
1
0
0
0
1
Md
Madness
⢭⚄㘒஘
1
1
1
0
1
― 103 ―
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食用・薬用植物利用の特徴(小坂康之ほか)
␎
⑓Ẽ㸦ⱥྡ㸧
⑓Ẽ㸦࿴ྡ㸧
࢔ࢹ࢕᪘ ࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
࣓ࣥࣂ᪘
඲య
Me
Menstrual disorder
᭶⤒୙㡰
0
0
2
0
2
Ml
Malaria
࣐ࣛࣜ࢔
3
3
8
2
12
Mt
Mental stress
⢭⚄ⓗࢫࢺࣞࢫ
1
0
0
0
1
Nb
Nose bleeding
㰯⾑
0
0
0
1
1
Nk
Nose blockade
㰯࡙ࡲࡾ
1
0
1
0
1
Ns
Nervine stimulation
⚄⤒่⃭
0
0
0
1
1
Nt
Nerve tonic in child birth ฟ⏘᫬ࡢẼ௜ࡅ⸆
0
0
0
1
1
Pl
Pile
⑝⑌
1
0
0
0
1
Pp
Pimple
࡟ࡁࡧ
0
0
1
1
2
Pr
Perspiration
Ⓨờಁ㐍
1
0
0
0
1
Rh
Rheumatic pain
࣐ࣜ࢘ࢳ
4
0
1
0
5
Rm
Religious medicine
ᝏ㟋ᡶ࠸ࠊ἞⒵♳㢪
3
0
0
3
6
Rw
Ringworm
ⓑⓄࠊࢱ࣒ࢩ
1
0
0
0
1
Sa
Stomachache, gastric
⫶③
20
14
26
6
46
Sb
Snake bite, scorpion sting ࣊ࣅࡸࢧࢯࣜࡢẘᾘࡋ
2
2
4
1
6
13
13
21
1
34
Sd
Skin disease, Itch,
Eruption, Abscess
⓶⭵⑓ࠊⓎ⑈ࠊ⮋⒆
Sl
Sleeplessness, Insomnia
୙╀
5
1
0
0
5
Sn
Sinusitis
๪㰯⭍⅖
3
1
1
0
4
Sp
Sprain
᤬᣸
1
0
2
0
3
Ta
Toothache, swell gum
ṑ③ࠊṑ⫗⅖
8
3
6
4
13
Tc
Tuberculosis
⤖᰾
0
0
1
0
1
Te
Extraction of teeth
ᢤṑ
0
0
1
0
1
Th
Throat problem
ࡢ࡝୙ㄪ
1
1
0
0
2
Tn
Tonic
ᙉኊ๣
4
0
1
0
4
Tt
Tetanus
◚യ㢼
1
0
0
0
1
Ul
Ulcer
₽⒆
0
0
0
1
1
trouble
ᒀឤぬࠊ᤼ᒀ㞀ᐖ
2
0
0
0
2
Vomitting
჎ྤ
4
0
2
0
4
14
11
18
10
40
Ur
V
W
Urine sensation, Urinary
Wound healing, Blood
clotting
യ⸆࣭⾑ᾮจᅛ
表 3 アルナーチャル・プラデーシュ州の 4 つの民族によって利用される野生食用・薬用植物の種数。
Ẹ᪘ྡ
࢔ࢹ࢕᪘
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
࣓ࣥࣂ᪘
඲య
128
116
222
77
375
㣗⏝ࡢ᳜≀
71
78
140
57
249
⸆⏝ࡢ᳜≀
90
61
119
34
220
㣗⏝࠿ࡘ⸆⏝ࡢ᳜≀
33
23
37
14
79
㣗⏝ࡲࡓࡣ⸆⏝ࡢ᳜≀
用植物の中では、オオバコエンドロ(Eryngium
foetidum )、ドクダミ(Houttuynia cordata )、サンショ
ウ の 仲 間(Zanthoxylum spp.)、 ク サ ギ の 仲 間
(Clerodendrum colebrookianum )、 ク ワ レ シ ダ
(Diplazium esculentum )が野菜として、キイチゴ
の仲間(Rubus spp.)が果実として頻繁に利用さ
れていた(付表)
。4 つの民族のうちアパタニ族
だけが植物から塩の代替物を作り、その材料とし
て 10 種類の植物が利用されていた(表 1)。
薬用植物の中では胃痛に用いる種が最も多く
46 種、ついで傷薬・血液凝固を目的とする種が
40 種、赤痢・血便が 39 種、皮膚病・発疹・膿瘍
― 104 ―
ヒマラヤ学誌 No.12 2011
が 34 種 で あ っ た( 表 2)。 ツ ボ ク サ(Centella
含まれるため、重宝された 9)。
asiatica ) は 胃 痛 に、 キ バ ナ オ ラ ン ダ セ ン ニ チ
アディ族とニシ族では下痢や赤痢・血便に用い
(Acmella paniculata )は歯痛や歯肉炎、カッコウ
る薬用植物の種数が多かったが、アパタニ族とメ
アザミ(Ageratum conyzoides )とツルギクの仲間
ンバ族では少なかった(表 2)。このことから、
(Mikania micrantha )は傷薬・血液凝固、オウレン
標高 2000 m 前後の冷涼な高地では、温暖な低地
の仲間(Coptis teeta )は胃痛と発熱に、4 つの民
よりも、下痢や赤痢・血便の症状が少ないことが
族で共通して用いられていた(付表)
。
推察された(図 2)。実際に、アルナーチャルの
民族ごとにみると、ニシ族によって利用される
標高 1600 m から 3000 m に居住するモンパ族と牧
植物の種数が最も多かった(表 3)。アディ族で
畜民の合計 280 人を対象とした医学検診の際に、
は薬用として利用される植物の種数が食用植物よ
下痢症を訴えたのはわずか 3 人であった(奥宮、
りも多かったが、他の 3 つの民族では食用とする
未発表)。一方、同検診により、モンパ族と牧畜
植物の種数の方が多かった(表 3)。薬用植物の
民に体の痛み(それぞれ 67.6%と 81.7%)、頭痛
うち、アディ族では胃痛に用いる薬用植物が 20
(53.4%と 33.7%)と不眠(40.5%と 34.1%)の多
種で最も多く、次いで下痢(18 種)と赤痢・血
いことが認められた(奥宮、未発表)が、本稿で
便(18 種)、アパタニ族では、胃痛(14 種)、皮
分析の対象とした先行研究の結果では、低地住民
膚病・発疹・膿瘍(13 種)、傷薬・血液凝固(11 種)
、
であるアディ族とニシ族の方がこれらの疾病に効
ニシ族では胃痛(26 種)、赤痢・血便(21 種)と
くとされる薬用植物を多く認識していた(表 2)。
皮膚病・発疹・膿瘍(21 種)、メンバ族では傷薬・
本稿で分析の対象とした文献は、民族植物学や
血液凝固(10 種)、胃痛(6 種)、歯痛・歯肉炎(4
植物分類学の研究者が行った住民への聞き取り調
種)、の順であった(表 2)
。
査に基づいており、医学の専門家による診断がな
されていないため、薬効や病名が正確でない可能
考察
性がある。そのような欠点は、植物学と医学の研
アルナーチャルの 4 つの民族によって利用され
究者が共同調査を行うことで、ある程度克服され
る 375 種の野生食用・薬用植物の多くは、人里に
ると考えられる。アルナーチャルの農山村では、
生育する身近な植物である。そしてオオバコエン
西洋医学の医師による診断と薬の処方は困難な場
ドロやドクダミなどのように、日常的に食用とさ
合が多く、現在でも薬用植物が日常的に利用され
れる野生植物が同時に薬用としても利用されるこ
ている。そのため、身近な薬用植物に関する正確
とから、野生植物の日常的な摂取が住民の健康維
な知見を地域に還元することは、住民の健康維持
持に寄与していると推察された。
に寄与すると考えられる。
重要な薬用植物の中には、トリカブトの仲間
アルナーチャルの野生食用・薬用植物に関する
(Aconitum spp.)やオウレンの仲間のように、高
従来の文献は、住民が利用する植物の種名と利用
地のみに生育する種がある(図 2)。低地住民が
法の目録が大半である。しかしたとえば、これら
これらの薬用植物を利用する場合、高地住民と
の植物の生育環境や個体密度、住民による採集量
物々交換または売買によって入手するか
や摂取頻度などは、植物資源を持続的に利用する
、何日
17)
間もかけて遠くの山に根を採集に行く 18)。
ために欠かせない情報である。また上記のトリカ
アルナーチャルの食用植物利用において、アパ
ブトやオウレンの仲間の事例のように、薬用植物
タニ族による植物の灰を用いた塩作りは独特であ
の垂直分布を介した低地と高地の住民の関係も興
る(表 1)。アルナーチャルのような内陸部では
味深い。さらに本稿で述べた薬用植物利用の事例
かつて、遠い海岸地方から運ばれた塩は大変貴重
とチベット医学やインドの伝統医学との関連性を
で、お金の代わりになった。チベット産の岩塩も
分析することも、ヒマラヤ・チベット高地におけ
ヒマラヤ山脈を越えて運ばれてきたが、やはり高
る住民の健康と植物資源との関わりを考察する上
価だった 19)。しかしチベットの岩塩にはヨウ素が
で重要だと考えられた。
含まれていないため、甲状腺腫が多発した 17)。そ
の点、アパタニ族の作る塩の代替物にはヨウ素が
― 105 ―
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食用・薬用植物利用の特徴(小坂康之ほか)
まとめ
Indian Journal of Traditional Knowledge 9:
アルナーチャルのアディ族、アパタニ族、ニシ
496-501.
族、メンバ族を対象とした先行研究を総合すると、
5) Sundriyal, R. C., Upreti, T. C. and Varuni, R.
375 種の野生食用・薬用植物の利用が確認された。
2002. Bamboo and cane resource utilization and
そのうち約 2 割が食用と薬用の両方の目的で利用
conservation in the Apatani plateau, Arunachal
されており、野生植物の食用としての摂取が同時
に住民の健康維持に寄与している可能性が推察さ
Pradesh, India: implications for management.
Journal of Bamboo and Rattan 1: 205-246.
れた。薬用植物では、胃痛、傷薬・血液凝固、赤
6) Sharma, T. P. and Borthakur, S. K. 2008.
痢・血便、皮膚病・発疹・膿瘍に用いる種が多かっ
Ethnobotanical observations on bamboos among
Adi tribes in Arunachal Pradesh. Indian Journal
た。アディ族とニシ族では下痢や赤痢・血便に用
いる薬用植物の種数が多かったが、アパタニ族と
of Traditional Knowledge 7: 594-597.
メンバ族では少なかったことから、標高 2000 m
7) Tag, H., Murtem, G., Das, A. K. and Singh, R. K.
前後の冷涼な高地では下痢や赤痢・血便の症状が
2008. Diversity and distribution of ethnomedicinal
少ないことが推察された。実際、アルナーチャル
の高地で行われた医学検診では、下痢症を訴える
plants used by the Adi tribe in East Siang District
of Arunachal Pradesh, India. Pleione 2: 123-136.
受診者は非常に少なかった。今後、医学と植物学
8) Srivastava, R. C. and Adi community. 2009.
の研究者の共同研究により、身近な野生食用・薬
用植物の摂取とその効用を分析することは、アル
Traditional knowledge of Adi tribe of Arunachal
Pradesh on plants. Indian Journal of Traditional
ナーチャルの住民の健康維持をはかる上で重要だ
Knowledge 8: 146-153.
と考えられた。
9) Gangwar, A. K. and Ramakrichnan, P. S. 1990.
謝辞
Ethnobotanical notes on some tribes of Arunachal
Pradesh, northeastern India. Economic Botany 44:
この調査は、総合地球環境学研究所プロジェク
94-105.
ト「人の生老病死と高所環境―『高地文明』にお
10)Rethy, P., Singh, B., Kagyung, R. and Gajurel, P.
ける医学生理・生態・文化的適応」(代表・奥宮
R. 2010. Ethnobotanical studies of Dehang –
清人准教授)
において行われた。またアルナーチャ
ル・ プ ラ デ ー シ ュ 州 で は Mr. Tsering Wange, Mr.
Debang Biosphere Reserve of Arunachal Pradesh
with special reference to Memba tribe. Indian
Passang Tsering、Mr. C. K. Rai、Mr. Hage Komo を
Journal of Traditional Knowledge 9: 61-67.
はじめとする皆様のご厚意により調査が可能と
11)Srivastava, R. C. and Nyishi community. 2010.
なった。ここに記してお礼申し上げます。
Traditional knowledge of Nyishi (Daffla) tribe of
Arunachal Pradesh. Indian Journal of Traditional
参考文献
Knowledge 9: 26-37.
1) 中尾佐助.1966.『栽培植物と農耕の起源』.
12)Srivastava, R. C., Singh, R. K., Apatani
岩波文庫.
c o m m u n i t y a n d M u k h e r j e e , T. K . 2 0 1 0 .
2) 佐々木高明.2007.『照葉樹林文化とは何か』.
Indigenous biodiversity of Apatani plateau:
中央公論新社.
Learning on biocultural knowledge of Apatani
3) Hedge, S. N. (ed.) 2003. Arunachal Pradesh State
Biodiversity Strategy and Action Plan. State
tribe of Arunachal Pradesh for sustainable
livelihoods. Indian Journal of Traditional
Knowledge 9: 432-442.
Forest Research Institute, Department of
13)Srivastava, R. C., Tanyang, B, Nyishi community,
Environment & Forests, Itanagar.
4) Kagyung, R., Gajurel, P. R., Rethy, P. and Singh,
Singh, R. K. and Mukherjee, T. K. 2010. Notes on
B. 2010. Ethnomedicinal plants used for gastrointestinal diseases by Adi tribes of Dehang-
a new herb traditionally used by Nyishi tribe of
Arunachal Pradesh. Indian Journal of Traditional
Debang Biosphere Reserve in Arunachal Pradesh.
Knowledge 8: 649.
― 106 ―
ヒマラヤ学誌 No.12 2011
14)Singh, K. S. (ed.) 1995. People of India:
Arunachal Pradesh Volume 14. Seagull Books,
17)Elwin, V. 1957. A Philosophy for NEFA.
Directorate of Research, Government of
Calcutta.
Arunachal Pradesh, Itanagar.
15)Behera, M. D. and Kushwaha, S. P. S. 2007. An
18)竹田晋也.2007.「アルナーチャル・プラデー
analysis of altitudinal behavior of tree species in
Subansiri district, Eastern Himalaya. Biodiversity
シュの生業景観」『ヒマラヤ学誌』8: 77-88.
19)Choudhury, S. D. (ed.) 1981. Arunachal Pradesh
District Gazetteers – Subansiri District.
and Conservation 16: 1851-1865.
16)小坂康之・安藤和雄.2008.「インド北東部
における植生研究の動向と今後の課題」『ヒ
Government of Arunachal Pradesh, Itanagar,
India.
マラヤ学誌』9: 42-47.
Summary
Characteristics of Wild Edible and Medicinal Plant use in Arunachal
Pradesh, India
Yasuyuki Kosaka1), Bhaskar Saikia2), Tasong Mingki2), Hui Tag2), Tomo Riba3),
Kazuo Ando4), Kiyohito Okumiya1)
1)Research Institute for Humanity and Nature
2)Department of Botany, Rajiv Gandhi University
3)Department of Geography, Rajiv Gandhi University
4)Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
According to the preceding studies on the wild edible and medicinal plants used by Adi, Apatani, Nyishi and
Memba communities in Arunachal Pradesh, a total of 375 species belonging to 234 genera and 95 families were
listed. Among them, edible plants were 249 species, medicinal plants were 220 species, and the plants both for
edible and medicinal use were 79 species. The result suggested that daily consumption of wild edible plants would
contribute to maintain a good health. The medicinal plants were applied to a variety of 79 types of symptom. The
number of the medicinal plants for stomachache was highest, followed by the ones for wound, for dysentery and for
skin disease. The number of the medicinal plants for diarrhea and dysentery was smaller in Apatani and Memba
than Adi and Nyishi community, which implied that these diseases would be less common in the cool highland. The
medical survey conducted in the highland of Arunachal Pradesh also showed the small number of the patients of
diarrhea and dysentery. It is important to analyze the consumption of wild edible and medicinal plants and its effect
for considering the good health of local residents.
― 107 ―
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食用・薬用植物利用の特徴(小坂康之ほか)
付表 アルナーチャル・プラデーシュ州の 4 つの民族によって利用される野生食用・薬用植物一覧。
✀ྡ
⛉ྡ
࿴ྡ
࢔ࢹ࢕᪘
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
࣓ࣥࣂ᪘
✀Ꮚ᳜≀
Andrographis paniculata
Acanthaceae
(࢟ࢶࢿࣀ࣐ࢦ⛉)
Justicia adhatoda
Peristrophe roxburghiana
Phlogacanthus curviflorus
Phlogacanthus thyrsiformis
Phlogacanthus tubiflorus
Strobilanthes sp.
Acorus calamus
Amaranthus hybridus
Amaranthus viridis
Cyathula prostrata
Mangifera sylvatica
Pegia nitida
Acanthaceae
࢟ࢶࢿࣀ࣐ࢦᒓ
Acanthaceae
ࣁࢢࣟࢯ࢘ᒓ
Acanthaceae
(࢟ࢶࢿࣀ࣐ࢦ⛉)
Acanthaceae
(࢟ࢶࢿࣀ࣐ࢦ⛉)
Acanthaceae
(࢟ࢶࢿࣀ࣐ࢦ⛉)
Acanthaceae
࢖ࢭࣁࢼࣅᒓ
Fd, Fdi
Acoraceae
ࢩࣙ࢘ࣈ
Dl, W
Amaranthaceae
࣍ࢼ࢞࢔࢜ࢤ࢖ࢺ࢘
Amaranthaceae
࣍ࢼ࢞࢖ࢾࣅࣘ
Amaranthaceae
(ࣄࣘ⛉)
Anacardiaceae
࣐ࣥࢦ࣮ᒓ
Anacardiaceae
(࢘ࣝࢩ⛉)
Rhus chinensis
Anacardiaceae
࢘ࣝࢩᒓ
Tapirira hirsuta
Miliusa globosa
Anacardiaceae
(࢘ࣝࢩ⛉)
Annonaceae
(ࣂࣥࣞ࢖ࢩ⛉)
Ant, Cs
Ant, Dy
Cg, Cl, Br
Ant, Ch,
Dir, Ml
Fd
Fd, Fdi
Cs, Sa
Pp
Fd, Cg
Nt
Fd
Fd
Fd
Fdi
Fd
Sa
Fd, Bdp,
Dy
Fd
Ha
Fd, Cs, La, Fd, Cs, La,
Centella asiatica
Apiaceae
ࢶ࣎ࢡࢧ
Eryngium foetidum
Apiaceae
࢜࢜ࣂࢥ࢚ࣥࢻࣟ
Hydrocotyle javanica
Hydrocotyle podantha
Hydrocotyle sibthorpioides
Oenanthe javanica
Apiaceae
ࢳࢻ࣓ࢢࢧᒓ
Hr, Sa
Apiaceae
ࢳࢻ࣓ࢢࢧᒓ
Hr, Sa
Apiaceae
ࢳࢻ࣓ࢢࢧᒓ
Apiaceae
ࢭࣜ
Alstonia scholaris
Apocynaceae
(࢟ࣙ࢘ࢳࢡࢺ࢘⛉)
Colocasia affinis
Araceae
ࢧࢺ࢖ࣔᒓ
Colocasia esculenta
Pothos chinensis
Pothos scandens
Rhaphidophora peepla
Araceae
ࢧࢺ࢖ࣔ
Araceae
࣏ࢺࢫᒓ
Araceae
࣏ࢺࢫᒓ
Bnf, W
Araceae
࣏ࢺࢫᒓ
Rm
Brassaiopsis glomerulata
Araliaceae
(࢘ࢥࢠ⛉)
Schefflera pauciflora
Schefflera venulosa
Calamus erectus
Calamus floribundus
Calamus rotang
Metroxylon sagu
Wallichia disticha
Aristolochia saccata
Araliaceae
ࣇ࢝ࣀ࢟ᒓ
Acmella oleracea
Sa
Sa
Sa
Fd, Ha,
Fd, Ha,
Fd, Ha,
Md
Md
Md
Sa
Fd
Hr, Sa
Fd, Fdi
Fd
Ha, Hb,
Hr, Sa, Sd
Cg, Fv, Sd,
Tc
Fd
Bdl
Cs
Bnf
Fd, Cg,
Dir, Sa, Sd,
Ta, W
Araliaceae
ࣇ࢝ࣀ࢟ᒓ
Arecaceae
ࢺ࢘ᒓ
Arecaceae
ࢺ࢘ᒓ
Arecaceae
ࢺ࢘ᒓ
Arecaceae
ࢧࢦࣖࢩ
Arecaceae
(ࣖࢩ⛉)
Aristolochiaceae
࣐࢘ࣀࢫࢬࢡࢧᒓ
Asteraceae
(࢟ࢡ⛉)
Acmella paniculata
Asteraceae
࢟ࣂࢼ࢜ࣛࣥࢲࢭࣥࢽ
Ageratum conyzoides
Asteraceae
࢝ࢵࢥ࢘࢔ࢨ࣑
ࢳ
― 108 ―
Fd
Bdp
Id
Fd
Fd
Fd, Id, Sa
Fd
Fd, Ant
Fd, Fv
Fd
Fds
Fd
Fd, Ar, Cs,
Ta
Ta
Ant, Cs, Ta Ant, Cg, Ta Fd, Ta
Bdp, Cj,
Bdp, Cj,
Dir, Dy, W Dy, W
Bdp, Cj,
Dy, W
W
ヒマラヤ学誌 No.12 2011
✀ྡ
⛉ྡ
࿴ྡ
࢔ࢹ࢕᪘
As, Bdp,
Artemisia indica
Asteraceae
ࣚࣔࢠᒓ
Er, Ha,
Nk, Sd
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
As, Bdp,
Bdp, Er,
Er, Ha, Sd, Ha, Nk,
Sd, W
Artemisia nilagirica
Artemisia parviflora
Asteraceae
ࣚࣔࢠᒓ
Asteraceae
ࣚࣔࢠᒓ
Bidens pilosa
Asteraceae
ࢥࢭࣥࢲࣥࢢࢧ
Bidens tripartita
Blumea fistulosa
Asteraceae
ࢭࣥࢲࣥࢢࢧᒓ
Asteraceae
ࢶࣝࣁࢢ࣐ᒓ
Chromolaena odorata
Asteraceae
ࣄ࣐࣡ࣜࣄࣚࢻࣜ
Cirsium interpositum
Cirsium sp.
Conyza bonariensis
Crassocephalum crepidioides
Cyanthillium cinereum
Dichrocephala bicolor
Dichrocephala latifolia
Eclipta prostrata
Emilia sonchifolia
Galinsoga parviflora
Gamochaeta purpurea
Gerbera piloselloides
Asteraceae
࢔ࢨ࣑ᒓ
Asteraceae
࢔ࢨ࣑ᒓ
Asteraceae
࢔ࢨ࣑ᒓ
Sn
Sn
Asteraceae
࣋ࢽࣂࢼ࣎ࣟࢠࢡ
Fd, W
Fd, W
Asteraceae
࣒ࣛࢧ࣒࢟࢝ࢩࣚࣔࢠ
Fdi
Asteraceae
ࣈࢡࣜࣙ࢘ࢧ࢖ᒓ
Fd
Asteraceae
ࣈࢡࣜࣙ࢘ࢧ࢖ᒓ
Fd
Asteraceae
ࢱ࢝ࢧࣈࣟ࢘
Dy, Sa, W
Asteraceae
࢘ࢫ࣋ࢽࢽ࢞ࢼ
Fd
Asteraceae
ࢥࢦ࣓ࢠࢡ
Fd
Asteraceae
࢘ࢫ࣋ࢽࢳࢳࢥࢢࢧᒓ
Asteraceae
࣮࢞࣋ࣛᒓ
Gynura crepidioides
Asteraceae
ࢠࢾࣛᒓ
Gynura cusimbua
Gynura nepalensis
Asteraceae
ࢠࢾࣛᒓ
Asteraceae
ࢠࢾࣛᒓ
Nb, W
Bdp
As, Ea, Hb,
Jn, Sl, Sn
Fd
Fd, Dir
Cg, Ha, Sd,
W
Fd
Fdi
Fd
Rh
Cs, Dp,
Ha, Sl
Ant
Fd, Fdi
Dir, Dy, Sa, Cj, Er, Gc, Cj, Er, Sb,
Mikania micrantha
Asteraceae
ࢶࣝࢠࢡᒓ
Sonchus asper
Sonchus brachyotus
Sonchus oleraceus
Sonchus wightianus
Youngia japonica
Impatiens latifolia
Impatiens racemosa
Impatiens scabrida
Impatiens sp.
Impatiens tripetala
Begonia griffithiana
Begonia josephii
Begonia magnifolia
Asteraceae
ࣀࢤࢩᒓ
Fdi
Asteraceae
ࣀࢤࢩᒓ
Fd, Sa
Asteraceae
ࣀࢤࢩᒓ
Fd, Sa
Asteraceae
ࣀࢤࢩᒓ
Asteraceae
࢜ࢽࢱࣅࣛࢥ
Balsamiaceae
ࢶࣜࣇࢿࢯ࢘ᒓ
Balsamiaceae
ࢶࣜࣇࢿࢯ࢘ᒓ
Fd
Balsamiaceae
ࢶࣜࣇࢿࢯ࢘ᒓ
Fd
Balsamiaceae
ࢶࣜࣇࢿࢯ࢘ᒓ
Fd
Balsamiaceae
ࢶࣜࣇࢿࢯ࢘ᒓ
Begoniaceae
ࢩࣗ࢘࢝࢖ࢻ࢘ᒓ
Fd
Begoniaceae
ࢩࣗ࢘࢝࢖ࢻ࢘ᒓ
Dy
Begoniaceae
ࢩࣗ࢘࢝࢖ࢻ࢘ᒓ
Begonia obversa
Begoniaceae
ࢩࣗ࢘࢝࢖ࢻ࢘ᒓ
Begonia palmata
Begoniaceae
ࢩࣗ࢘࢝࢖ࢻ࢘ᒓ
Begonia roxburghii
Begoniaceae
ࢩࣗ࢘࢝࢖ࢻ࢘ᒓ
Id, Ml, Sd
Id, Ml, Sd
Berberis napaulensis
Berberis wallichiana
Corylus avellana
Stereospermum colais
Cordia dichotoma
Berberidaceae
࣓ࢠᒓ
Fd, Cj, Sd
Fd
Berberidaceae
࣓ࢠᒓ
Fd, Bdp, W Bdp, W
Betulaceae
ࣁࢩࣂ࣑ᒓ
Dy
Bignoniaceae
(ࣀ࢘ࢮࣥ࢝ࢬࣛ⛉)
Sp
Boraginaceae
࢝࢟ࣂࢳࢩࣕࣀ࢟ᒓ
Fd
― 109 ―
࣓ࣥࣂ᪘
Fd, As,
W
Sb, Sd, W
Sd, W
W
Fdi
Fd
Fd
Fd
Fv, Ha
La
Fd
Bdp
Fd
Fd, Cl, Fv,
Ml, Sd
Fd, Cg, Cl
Fl, Id, Sa, Fd, Cl, Fv, Fd, Cl, Fv,
Ta
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食用・薬用植物利用の特徴(小坂康之ほか)
✀ྡ
⛉ྡ
Brassica napus
Cardamine hirsuta
Canarium strictum
Lobelia zeylanica
Cannabis sativa
Roydsia suaveolens
Stixis suaveolens
Drymaria cordata
Drymaria diandra
Silene heterophylla
Brassicaceae
࢔ࣈࣛࢼᒓ
࿴ྡ
Brassicaceae
ࢱࢿࢶࢣࣂࢼᒓ
Burseraceae
࢝ࣥࣛࣥᒓ
Campanulaceae
࣑ࢰ࢝ࢡࢩᒓ
Canabinaceae
࢔ࢧ
Capparaceae
(ࣇ࢘ࢳࣙ࢘ࢯ࢘⛉)
Capparaceae
(ࣇ࢘ࢳࣙ࢘ࢯ࢘⛉)
Fd
Caryophyllaceae
࣒࢜ࢼࢢࢧ
Sa
Caryophyllaceae
ࣖࣥࣂࣝࣁࢥ࣋
Rw, Sa, Sd
Caryophyllaceae
࣐ࣥࢸ࣐ᒓ
Fd
࢔ࢹ࢕᪘
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
Fd
Cx, Ib
Cx, Ib
Ns
Fd
Sd, Sn
Fd
Fd, Fdl,
Fd
Chenopodiaceae
ࢩࣟࢨ
Dysphania ambrosioides
Garcinia kydia
Chenopodiaceae
ࢣ࢔ࣜࢱࢯ࢘
Clusiaceae
ࣇࢡࢠᒓ
Garcinia pedunculata
Clusiaceae
ࣇࢡࢠᒓ
Termilalia bellirica
Termilalia chebula
Termilalia citrina
Pollia hasskarlii
Streptolirion volubile
Ipomoea uniflora
Costus speciosus
Combretaceae
ࣔࣔࢱ࣐ࢼᒓ
Combretaceae
ࣔࣔࢱ࣐ࢼᒓ
Combretaceae
ࣔࣔࢱ࣐ࢼᒓ
Cg, Sa
Commelinaceae
ࣖࣈ࣑ࣙ࢘࢞ᒓ
Er
Commelinaceae
࢔࢜࢖࢝ࢬࣛ
Fd
Convolvulaceae
ࢧࢶ࣐࢖ࣔᒓ
Dy
Costaceae
ࣇࢡࢪࣥࢯ࢘
Cucurbitaceae
࢔࣐ࢳࣕࢷࣝᒓ
Hodgsonia heteroclita
Cucurbitaceae
(࢘ࣜ⛉)
Indofevillea khasiana
Cucurbitaceae
(࢘ࣜ⛉)
Momordica dioica
Cucurbitaceae
ࢶࣝࣞ࢖ࢩᒓ
Fd
Cp, Cs, Id
Fd
Fd
Dir, Dy, Fl,
Fd, Cg, Dy Fd, Sa
Id
Cs, La
Cg, Sa
Cg, Sa
Bi, Ib, Sb
Sa
Fd, Jn
Ant, Cg,
Sa, Th
Fd
Dy, Fv, Ha,
Ml
Fd
Fd, Fv, Ha, Fd, Fv, Ha,
Solena heterophylla
Cucurbitaceae
(࢘ࣜ⛉)
Solena umbellata
Trichosanthes cordata
Trichosanthes tricuspidata
Cyathea andersonii
Cyathea gigantea
Carex cruciata
Carex filicina
Cucurbitaceae
(࢘ࣜ⛉)
Cucurbitaceae
࢝ࣛࢫ࢘ࣜᒓ
Cucurbitaceae
࢝ࣛࢫ࢘ࣜᒓ
Cyatheaceae
࣊ࢦᒓ
Cyatheaceae
࣊ࢦᒓ
Fd
Cyperaceae
ࢫࢤᒓ
Fd, W
Cyperaceae
ࢫࢤᒓ
Fd
Ml, Sd
Ml, Sd
Fd
Fd, Dir, Dy
Fd
Dy, Sa
Fds
Fd
Dr, Dy, Id,
Dillenia indica
Dilleniaceae
ࣅ࣡ࣔࢻ࢟ᒓ
Dioscorea belophylla
Dioscoreaceae
࣐ࣖࣀ࢖ࣔᒓ
Dioscorea bulbifera
Dioscorea esculenta
Dioscorea glabra
Dioscorea hamiltonii
Dioscorea pubera
Elaeagnus infundibularis
Elaeagnus latifolia
Elaeagnus pyriformis
Balakata baccata
Baliospermum calycinum
Baliospermum montanum
Dioscoreaceae
ࢽ࢞࢝ࢩࣗ࢘
Dioscoreaceae
ࢺࢤ࢖ࣔ
Dioscoreaceae
࣐ࣖࣀ࢖ࣔᒓ
Dioscoreaceae
࣐ࣖࣀ࢖ࣔᒓ
Dioscoreaceae
࣐ࣖࣀ࢖ࣔᒓ
Elaeagnaceae
ࢢ࣑ᒓ
Fd
Elaeagnaceae
ࢢ࣑ᒓ
Fd
Elaeagnaceae
ࢢ࣑ᒓ
Euphorbiaceae
(ࢺ࢘ࢲ࢖ࢢࢧ⛉)
Fd
Euphorbiaceae
(ࢺ࢘ࢲ࢖ࢢࢧ⛉)
Fd
Euphorbiaceae
(ࢺ࢘ࢲ࢖ࢢࢧ⛉)
― 110 ―
Rm
Fd
Chenopodium album
Gynostemma pentaphyllum
࣓ࣥࣂ᪘
Fd
Ip, Pl, Sa
Fd, Sa
Fd, Sa
Fd, Dy, Fv,
Ha, Ml
Bs, Dy
Fd, Bs, Dy Fd, Fdf
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd, Cs
Fd
Fd
ヒマラヤ学誌 No.12 2011
✀ྡ
⛉ྡ
࿴ྡ
࢔ࢹ࢕᪘
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
Croton laevigatus
Euphorbiaceae
ࣁࢬᒓ
Glochidion multiloculare
Euphorbiaceae
࢝ࣥࢥࣀ࢟ᒓ
Macaranga denticulata
Mallotus paniculatus
Phyllanthus emblica
Ricinus communis
Abrus precatorius
Atylosia goensis
Bauhinia variegata
Bauhinia wallichii
Entada gigas
Entada rheedii
Mastersia assamica
Mucuna pruriens
Pueraria peduncularis
Pueraria stricta
Castanopsis indica
Castanopsis tribuloides
Casearia vareca
Euphorbiaceae
࢜࢜ࣂࢠᒓ
Euphorbiaceae
࢔࣓࢝࢞ࢩ࣡ᒓ
Euphorbiaceae
࢔࣐ࣥࣟࢡ
Euphorbiaceae
ࣄ࣐
Fabaceae
ࢺ࢘࢔ࢬ࢟ᒓ
Fabaceae
(࣐࣓⛉)
Fabaceae
ࣁ࣐࢝࢝ࢬࣛᒓ
Fabaceae
ࣁ࣐࢝࢝ࢬࣛᒓ
Fabaceae
ࣔࢲ࣐ᒓ
Fabaceae
ࣔࢲ࣐ᒓ
Fabaceae
(࣐࣓⛉)
Fabaceae
ࢺࣅ࢝ࢬࣛᒓ
Fabaceae
ࢡࢬᒓ
Fd
Fabaceae
ࢡࢬᒓ
Fd
Fagaceae
ࢩ࢖ᒓ
Fagaceae
ࢩ࢖ᒓ
Flacourtiaceae
(࢖࢖ࢠࣜ⛉)
Fd, Ar, Id,
Ccg
W
W
Cl, Ea, Fv
Fd
Bdp, Bnf
Ar
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd, Rm
Bnf
W
Fd
Cg, Id, Gt
Ant, Ea
Cp, Gr, Sd,
(࢖࢖ࢠࣜ⛉)
Boea multiflora
Rhynchotechum calycinum
Aesculus assamica
Hydrangea aspera ssp. robusta
Molineria capitulata
Molineria prainiana
Ajuga macrosperma
Anisomeles indica
Elsholtzia blanda
Hyptis suaveolens
Plectranthus japonicus
Cinnamomum zeylanicum
Litsea citrata
Gesneriaceae
(࢖࣡ࢱࣂࢥ⛉)
Gesneriaceae
࣐ࣖࣅ࣡ࢯ࢘ᒓ
Fd
Hippocastanaceae
ࢺࢳࣀ࢟ᒓ
Cs
Hydrangeaceae
࢔ࢪࢧ࢖ᒓ
Fd
Hypoxidaceae
࢟ࣥࣂ࢖ࢨࢧ⛉
Bdp, W
Hypoxidaceae
࢟ࣥࣂ࢖ࢨࢧ⛉
Dp
Lamiaceae
࢟ࣛࣥࢯ࢘ᒓ
Lamiaceae
(ࢩࢯ⛉)
Fd
ࢼࢠࢼࢱࢥ࢘ࢪࣗᒓ
Lamiaceae
(ࢩࢯ⛉)
Lauraceae
ࢽࢵࢣ࢖ᒓ
Fd, V
Lauraceae
ࣁ࣐ࣅ࣡ᒓ
Fd
Lauraceae
ࣁ࣐ࣅ࣡ᒓ
Deb
Cg, Cl, Sd
W
Fd, Ant,
Bnf, Cg,
Cl, Dy, Fv,
Ha, Sa, Sl
ࣁ࣐ࣅ࣡ᒓ
Allium hookeri
Lauraceae
ࣁ࣐ࣅ࣡ᒓ
Leeaceae
(࣮ࣜ࢔⛉)
Leeaceae
(࣮ࣜ࢔⛉)
Liliaceae
ࢿࢠᒓ
Fd
Fd
Fd, Cg, Cl, Fd, Ant,
Dy, Fv, Ha, Dy, Fv, Ha,
Sa, Sl
Liliaceae
(ࣘࣜ⛉)
Chlorophytum arundinaceum
Lagerstroemia macrocarpa
Magnolia champaca
Liliaceae
(ࣘࣜ⛉)
Lythraceae
ࢧࣝࢫ࣋ࣜᒓ
Magnoliacae
ࣔࢡࣞࣥᒓ
Fd
Fd, Bnf, Sd
Ib, Sb
Bdp
Cg, Cl, Sd,
W
Bdp, Dir,
Dy, Fv, Ml,
Sa, Tn
― 111 ―
Sa
Fd
Ant, Ap,
Campylandra aurantiaca
Fd, W
Fd
ࢽ࢜࢖ࢽ࢞ࢡࢧ
ࣁ࣐ࣅ࣡ᒓ
Fd
Bdp
Lamiaceae
Lauraceae
Te
W
Lamiaceae
Lauraceae
Bnf
Er
Flacourtiaceae
Litsea doshia
Litsea foliosa
Litsea salicifolia
Leea compactiflora
Leea indica
Fd
Ar, Bdp
Gynocardia odorata
Litsea cubeba
࣓ࣥࣂ᪘
Fd, Id
Fd
Dy
La, Ld
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食用・薬用植物利用の特徴(小坂康之ほか)
✀ྡ
⛉ྡ
࿴ྡ
࢔ࢹ࢕᪘
Magnolia hodgsonii
Magnolia lanuginosa
Magnolia oblonga
Sida acuta
Urena lobata
Phrynium pubinerve
Magnoliacae
ࣔࢡࣞࣥᒓ
Magnoliacae
ࣔࢡࣞࣥᒓ
Magnoliacae
ࣔࢡࣞࣥᒓ
Malvaceae
࣍ࢯࣂ࢟ࣥࢦࢪ࢝
Malvaceae
࢜࢜ࣂ࣎ࣥࢸࣥ࢝
Maranthaceae
(ࢡࢬ࢘ࢥࣥ⛉)
Melastoma malabathricum
Melastomataceae
ࣀ࣎ࢱࣥᒓ
Melastoma sp.
Osbeckia chinensis
Osbeckia nepalensis
Osbeckia nutans
Osbeckia stellata
Oxyspora paniculata
Sonerila maculata
Azadirachta indica
Melia azedarach
Limacia oblonga
Melastomataceae
ࣀ࣎ࢱࣥᒓ
Melastomataceae
ࣄ࣓ࣀ࣎ࢱࣥᒓ
Melastomataceae
ࣄ࣓ࣀ࣎ࢱࣥᒓ
Fd
Melastomataceae
ࣄ࣓ࣀ࣎ࢱࣥᒓ
Fd
Melastomataceae
ࣄ࣓ࣀ࣎ࢱࣥᒓ
Melastomataceae
(ࣀ࣎ࢱࣥ⛉)
Melastomataceae
(ࣀ࣎ࢱࣥ⛉)
Meliaceae
࢖ࣥࢻࢭࣥࢲࣥ
Meliaceae
ࢱ࢖࣡ࣥࢭࣥࢲࣥ
Menispermaceae
(ࢶࢷࣛࣇࢪ⛉)
Parabaena sagittata
Menispermaceae
(ࢶࢷࣛࣇࢪ⛉)
Stephania glandulifera
Menispermaceae
ࣁࢫࣀࣁ࢝ࢬࣛᒓ
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
࣓ࣥࣂ᪘
Fd
Fd
La, Ld
Fd
Dy, Hp
Cp, Mt
Fd, Dy, Ta,
W
Fd
Fd
Dy, Sd, Ta,
W
Fd, W
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd, Sd
Bs, Sd
Fd
Bs, Sd
Fd
Cp, Sd, Th,
W
Bdp, Deb,
Dy, Fv, Hr,
Hd, Ld,
Ml, Sa
Ml, Sa, Sd,
Bdp, Cg,
Tinospora cordifolia
Menispermaceae
(ࢶࢷࣛࣇࢪ⛉)
Deb, Dir,
Ap, Bdp,
Dy, Fv, Hd,
Dy, Fv, Sa
Ld, Ur
Artocarpus heterophyllus
Ficus auriculata
Ficus cordata
Ficus cunia
Ficus elastica
Ficus hirta
Ficus hispida
Ficus racemosa
Ficus religiosa
Ficus squamosa
Morus australis
Morus laevigata
Morus macroura
Ensete glaucum
Musa acuminata
Musa balbisiana
Musa paradisiaca
Musa velutina
Myrica esculenta
Maesa indica
Maesa macrophylla
Maesa montana
Psidium guajava
Coelogyne pundulata
Otochilus porrecta
Oxalis corniculata
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Fd
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Fd
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Fd
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Fd
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Fd
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Fd
Moraceae
࢖ࣥࢻ࣎ࢲ࢖ࢪࣗ
Moraceae
࢖ࢳࢪࢡᒓ
Moraceae
࣐ࣖࢢ࣡
Moraceae
ࢡ࣡ᒓ
Moraceaea
ࢡ࣡ᒓ
Musaceae
࢚ࣥࢭ࣮ࢸᒓ
Musaceae
ࣂࢩࣙ࢘ᒓ
Musaceae
ࣂࢩࣙ࢘ᒓ
Musaceae
ࣂࢩࣙ࢘ᒓ
Musaceae
ࣂࢩࣙ࢘ᒓ
Dy
Myricaceae
࣐ࣖࣔࣔᒓ
Fd, Sd
Myrsinaceae
࢖ࢬࢭࣥࣜࣙ࢘ᒓ
Fd
Myrsinaceae
࢖ࢬࢭࣥࣜࣙ࢘ᒓ
Myrsinaceae
࢖ࢬࢭࣥࣜࣙ࢘ᒓ
Myrtaceae
䜾䜰䝞
Orchidaceae
(ࣛࣥ⛉)
Orchidaceae
(ࣛࣥ⛉)
Oxalidaceae
࢝ࢱࣂ࣑ᒓ
― 112 ―
Fd
Fd
Fd
Ul
Pp
Fd
Ant, W
Ant, W
Fd
Fd
Fd
Fd, Dir, Sd Fd, Sd
Fd, Sd
Dy
Fd
Fv, Ml
Bdp
Cs, Dir, Dy
Fd, Dy
Fd, Dy
Bi
Bi
Ir
Fd, Ha, La Fd, Er, W
Fd
ヒマラヤ学誌 No.12 2011
✀ྡ
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࢔ࢹ࢕᪘
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
࣓ࣥࣂ᪘
Oxalis debilis
Oxalidaceae
࢝ࢱࣂ࣑ᒓ
Oxalis griffithii
Oxalidaceae
࢝ࢱࣂ࣑ᒓ
Pinus roxburghii
Pinus wallichiana
Piper brachystachyum
Piper griffithii
Piper longum
Piper mullesua
Piper nepalense
Piper pedicellosum
Piper sylvaticum
Piper thomsonii
Piper trioicum
Plantago erosa
Plantago major
Bambusa tulda
Cephallostachium capitatum
Chimonobambusa sp.
Coix lacryma-jobi
Cynodon dactylon
Dendrocalamus hamiltonii
Dendrocalamus strictus
Erianthus rufipilus
Phyllostachys bambusoides
Pinaceae
࣐ࢶᒓ
Fd
Pinaceae
ࣄ࣐ࣛࣖࢦࣚ࢘
Sd
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Cg
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Fd
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Rm
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Fd
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Piperaceae
ࢥࢩࣙ࢘ᒓ
Plantaginaceae
࢜࢜ࣂࢥᒓ
Plantaginaceae
࢜࢜ࣂࢥᒓ
Poaceae
࣍࢘ࣛ࢖ࢳࢡᒓ
Poaceae
(࢖ࢿ⛉)
Fd
Poaceae
࢝ࣥࢳࢡᒓ
Fd
Poaceae
ࢪࣗࢬࢲ࣐
Poaceae
ࢠࣙ࢘ࢠࢩࣂ
Poaceae
(࢖ࢿ⛉)
Fd
Poaceae
(࢖ࢿ⛉)
Ar, Ast, Tn
Poaceae
(࢖ࢿ⛉)
Fd
Poaceae
࣐ࢲࢣ
Schizostachyum capitatum
Poaceae
(࢖ࢿ⛉)
Persicaria chinensis
Polygonum chinense
Polygonum hydropiper
Polygonum molle
Polygonum nepalense
Polygonum perfoliatum
Polygonum runcinatum
Polygonum virginianum
Rumex nepalensis
Portulaca oleracea
Aconitum ferox
Aconitum heterophyllum
Polygonaceae
(ࢱࢹ⛉)
Polygonaceae
࣑ࢳࣖࢼࢠᒓ
Polygonaceae
࣑ࢳࣖࢼࢠᒓ
Polygonaceae
࣑ࢳࣖࢼࢠᒓ
Polygonaceae
࣑ࢳࣖࢼࢠᒓ
Polygonaceae
࣑ࢳࣖࢼࢠᒓ
Fd
Polygonaceae
࣑ࢳࣖࢼࢠᒓ
Fd
Polygonaceae
࣑ࢳࣖࢼࢠᒓ
Fd
Polygonaceae
ࢫ࢖ࣂᒓ
Portulacaceae
ࢫ࣋ࣜࣄࣘ
Fd, Sa
Rananculaceae
ࢺࣜ࢝ࣈࢺᒓ
Rh, Sb
Rananculaceae
ࢺࣜ࢝ࣈࢺᒓ
Fd, La
Ccg, Cg,
Dbt, La,
Ld
Fd
Sp
Fd
Fd
Cg
Fd, Cs, Id
Rananculaceae
࢜࢘ࣞࣥᒓ
Fd, Dy
W
Fd
Ha, Me
Fd, Dy
Fd
Fd
Ant
Ant, Dir,
Dy, Sa
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd, Sd
Fd
Sb, W
Ha, Ml, Sa,
Tn
Cg, Cl,
Fv, Ha, Sa, Fv, Ha, Sa, Deb, Dy,
Tn
Tn
Fv, Ha, Ml,
Sa,
Berchemia floribunda
Agrimonia pilosa
Duchesnea indica
Photinia integrifolia
Prunus cerasoides
Rhamnaceae
ࢡ࣐ࣖࢼࢠᒓ
Rosaceae
࣑࢟ࣥࢬࣄ࢟ᒓ
Rosaceae
࣊ࣅ࢖ࢳࢦᒓ
Fd
Rosaceae
࢝ࢼ࣓ࣔࢳᒓ
Fd
Rosaceae
ࢧࢡࣛᒓ
Fd
Prunus persica
Rosaceae
ࢧࢡࣛᒓ
Prunus rufa
Pyrus pashia
Rosaceae
ࢧࢡࣛᒓ
Fd
Rosaceae
ࢼࢩᒓ
Fd
― 113 ―
Bdp
Fd, Cs, Id
Tt
Dir, Dy, Fv,
Coptis teeta
Sd
Fd
Fd
Dy, Er, Ib,
W
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食用・薬用植物利用の特徴(小坂康之ほか)
✀ྡ
Rubus alceifolius
Rubus assamensis
Rubus ellipticus
Rubus insignis
Rubus niveus
Rubus paniculatus
Rubus rosifolius
Rubus rugosus
Carlemannia griffithii
Hedyotis scandens
Ixora acuminata
Mitracarpus hirtus
Morinda citrifolia
Mussaenda frondosa
Mussaenda roxburghii
Mycetia longifolia
Ophiorrhiza fasciculata
Ophiorrhiza sp.
⛉ྡ
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࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
Rosaceae
࢟࢖ࢳࢦᒓ
Rosaceae
࢟࢖ࢳࢦᒓ
Rosaceae
࢟࢖ࢳࢦᒓ
Rosaceae
࢟࢖ࢳࢦᒓ
Rosaceae
࢟࢖ࢳࢦᒓ
Rosaceae
࢟࢖ࢳࢦᒓ
Fd
Rosaceae
࢟࢖ࢳࢦᒓ
Fd
Fd
Rosaceae
࢟࢖ࢳࢦᒓ
Rubiaceae
(࢔࢝ࢿ⛉)
Rubiaceae
ࣇࢱࣂ࣒ࢢࣛᒓ
Rubiaceae
ࢧࣥࢱࣥ࢝ᒓ
Fv, Ha
Rubiaceae
(࢔࢝ࢿ⛉)
Fd
Rubiaceae
࢚࣐ࣖࣖ࢔࢜࢟ᒓ
Bdp, Cg
Rubiaceae
ࢥࣥࣟࣥ࢝ᒓ
Rubiaceae
ࢥࣥࣟࣥ࢝ᒓ
Fd
Rubiaceae
(࢔࢝ࢿ⛉)
Fd
Rubiaceae
ࢧࢶ࣐࢖ࢼࣔࣜᒓ
Rubiaceae
ࢧࢶ࣐࢖ࢼࣔࣜᒓ
࣓ࣥࣂ᪘
Fd, Cg
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Fd
Cg
Gl, Sa
Cj, Ta
Fdl, W
Fd
Fd
Fd, Cp,
Dir, Dy, Fv,
Fd, Al, Dir,
Paederia foetida
Rubiaceae
࣊ࢡࢯ࢝ࢬࣛ
Psychotria denticulata
Rubia manjith
Spiradiclis bifida
Citrus aurantium
Citrus medica
Murraya exotica
Skimmia anquetilia
Toddalia asiatica
Zanthoxylum acanthopodium
Rubiaceae
࣎ࢳࣙ࢘ࢪᒓ
Rubiaceae
࢔࢝ࢿᒓ
Cg, Cl, Ha Cg, Cl, Ha Cg, Cl, Ha
Rubiaceae
(࢔࢝ࢿ⛉)
Fd
Rutaceae
࣑࢝ࣥᒓ
Rutaceae
࣑࢝ࣥᒓ
Fd
Rutaceae
ࢤࢵ࢟ࢶᒓ
Fd
Rutaceae
(࣑࢝ࣥ⛉)
Sa
Rutaceae
ࢧࣝ࢝ࢣ࣑࢝ࣥᒓ
Fd
Rutaceae
ࢧࣥࢩࣙ࢘ᒓ
Fd, Dy, Sa
Zanthoxylum armatum
Rutaceae
ࢧࣥࢩࣙ࢘ᒓ
Zanthoxylum hamiltonianum
Zanthoxylum oxyphyllum
Zanthoxylum rhetsa
Saurauia armata
Saurauia punduana
Saurauia roxburghii
Rutaceae
ࢧࣥࢩࣙ࢘ᒓ
Rutaceae
ࢧࣥࢩࣙ࢘ᒓ
Rutaceae
ࢧࣥࢩࣙ࢘ᒓ
Fd
Saurauiaceae
ࢱ࢝ࢧࢦࢩࣛࢱ࣐ᒓ
Fd, W
Saurauiaceae
ࢱ࢝ࢧࢦࢩࣛࢱ࣐ᒓ
Saurauiaceae
ࢱ࢝ࢧࢦࢩࣛࢱ࣐ᒓ
Hb, Id, Sa,
Fd, Dir, Sa
Sa, Sd
Fd
Sl, W
W
Fd
Fd, Fl
Fd
Fd
Cg, Cl, Fv,
La, Ta
Fd
Fd, Sa
Fd, Cl, Cs
Fd
Fd, W
Fd
Fd, Fdl
Fd, Fdl
Fd, Fdl
Dir, Dy, Id, Fd, Dy, Hd, Fd, Dy, Jn,
Houttuynia cordata
Saururaceae
ࢻࢡࢲ࣑
Scoparia dulcis
Stauranthera grandifolia
Torenia asiatica
Torenia diffusa
Physalis angulata
Physalis minima
Solanum aculeatissimum
Solanum myriacanthum
Scrophulariaceae
ࢩ࣐࢝ࢼࣅ࢟ࢯ࢘
Scrophulariaceae
(ࢦ࣐ࣀࣁࢢࢧ⛉)
Bdp, Rh
Scrophulariaceae
ࢶࣝ࢘ࣜࢡࢧᒓ
Cs, La, Sa
Scrophulariaceae
ࢶࣝ࢘ࣜࢡࢧᒓ
Fd, Fv, Ha
Solanaceae
ࢭࣥࢼࣜ࣍࢜ࢬ࢟
Solanaceae
࣍࢜ࢬ࢟ᒓ
Solanaceae
ࢼࢫᒓ
Solanaceae
ࢼࢫᒓ
Solanum nigrum
Solanaceae
࢖ࢾ࣍࢜ࢬ࢟
Solanum sp.
Solanum spirale
Solanaceae
ࢼࢫᒓ
Solanaceae
ࢼࢫᒓ
― 114 ―
Fd
Jn, Sl, Sn
Jn, La, Sl
Dbt, Jn
La, Sl
Fd, Sa
Dbt, Jn
Sa
Fd, Sa
Ta
Ta
Fd, Id, Ld
Fd, Cs, Id,
Ld
Ml, Ta
Fd, Cs, Ld Fd
Fd, Sa
Fd, Sa
ヒマラヤ学誌 No.12 2011
✀ྡ
⛉ྡ
࿴ྡ
࢔ࢹ࢕᪘
࢔ࣃࢱࢽ᪘
Solanum torvum
Solanaceae
ࢼࢫᒓ
Fd, Dir, Ta Cg
Solanum viarum
Solanaceae
ࢼࢫᒓ
Fd, Dir, Ta
Solanum violaceum
Solanaceae
ࢼࢫᒓ
Stemona tuberosa
Stemonaceae
(ࣅࣕࢡࣈ⛉)
Abroma augustum
Pterospermum acerifolium
Sterculia hamiltonii
Sterculia villosa
Sterculiaceae
(࢔࢜ࢠࣜ⛉)
Sterculiaceae
(࢔࢜ࢠࣜ⛉)
Sterculiaceae
(࢔࢜ࢠࣜ⛉)
Sterculiaceae
(࢔࢜ࢠࣜ⛉)
Fd, Hb, Id,
Sa, Sd, Ta
Ant
ࢽࢩ᪘
Fd, Ant,
Sa, Sd, Ta
Bnf, Dir,
Rh, Sa
Dy, V
Dy, La, V
Bdp
Fd
Fd
Dir, Dy, Sa,
Dir, Dy, Sa,
Sd, W
W
(ࢱࢩࣟ࢖ࣔ⛉)
Thunbergia coccinea
Boehmeria glomerulifera
Boehmeria macrophylla
Debregeasia longifolia
Thunbergiaceae
(ࢶࣥ࣋ࣝࢠ࢔⛉)
Dy, Sa
Urticaceae
࣒࢝ࣛࢩᒓ
Fd
Urticaceae
࣒࢝ࣛࢩᒓ
Urticaceae
ࣖࢼࢠ࢖ࢳࢦᒓ
Dendrocnide sinuata
Urticaceae
(࢖ࣛࢡࢧ⛉)
Dy, Ur
Elatostema dissectum
Elatostema sessile
Elatostema sp.
Girardinia zeylanica
Pilea bracteosa
Urticaceae
࢘࣡ࣂ࣑ࢯ࢘ᒓ
Fd
࢘࣡ࣂ࣑ࢯ࢘ᒓ
࢘࣡ࣂ࣑ࢯ࢘ᒓ
Urticaceae
(࢖ࣛࢡࢧ⛉)
Urticaceae
࣑ࢬᒓ
Fd
Fd
Fd
Urticaceae
࢜࢜ࣂࣄ࣓࣐࢜ᒓ
Urticaceae
࢖ࣛࢡࢧᒓ
Urticaceae
(࢖ࣛࢡࢧ⛉)
Bi, Sd, W
Verbenaceae
࣒ࣛࢧ࢟ࢩ࢟ࣈᒓ
Sb, Sd, Ta
Verbenaceae
࣒ࣛࢧ࢟ࢩ࢟ࣈᒓ
Clerodendrum colebrookianum
Verbenaceae
ࢡࢧࢠᒓ
Clerodendrum japonicum
Clerodendrum kaempferi
Clerodendrum serratum
Vitex negundo
Viola betonicifolia
Cissus quadrangularis
Vitis repens
Alpinia malaccensis
Amomum aromaticum
Verbenaceae
ࣄࢠࣜ
Verbenaceae
ࢡࢧࢠᒓ
Verbenaceae
ࢡࢧࢠᒓ
Verbenaceae
ࣁ࣐ࢦ࢘ᒓ
Violaceae
ࢫ࣑ࣞᒓ
Vitaceae
(ࣈࢻ࢘⛉)
Vitaceae
ࣈࢻ࢘ᒓ
Zingiberaceae
ࣁࢼ࣑ࣙ࢘࢞ᒓ
Zingiberaceae
(ࢩࣙ࢘࢞⛉)
Zingiberaceae
࢘ࢥࣥᒓ
Zingiberaceae
(ࢩࣙ࢘࢞⛉)
Zingiberaceae
(ࢩࣙ࢘࢞⛉)
Zingiberaceae
(ࢩࣙ࢘࢞⛉)
Zingiberaceae
(ࢩࣙ࢘࢞⛉)
Zingiberaceae
(ࢩࣙ࢘࢞⛉)
Zingiberaceae
(ࢩࣙ࢘࢞⛉)
― 115 ―
Fd
Fd
Fd, Bi, Cp,
Pouzolzia hirta
Urtica hirta
Villebrunea frutescens
Callicarpa arborea
Callicarpa macrophylla
Curcuma caesia
Elettaria cardamomum
Globba multiflora
Hedychium dekianum
Hedychium gardnerianum
Hedychium gracile
Rhynchanthus longiflorus
Ml, Sd, W
Fd
࢜࢜ࣂࣄ࣓࣐࢜ᒓ
(ࢩࣙ࢘࢞⛉)
Bdp, Fv,
V
Fd
Urticaceae
Zingiberaceae
Fd
V
Pouzolzia bennettiana
Amomum subulatum
W
Bdp
Taccaceae
Urticaceae
Fd, Ta
Fd, Ant, Sa
Tacca integrifolia
Urticaceae
࣓ࣥࣂ᪘
Cs, Id,
Fd, Li
Fd
Fd
Sb, Sd, Ta
Fd
Fd, Fv, Hb,
Fd, Cg,
Id, Ld
Dir, Hb, Sa
Fd, Hb
Fd
Fd
Id
Fd
Fd
Ea, Me
Fd
Fd, V
Fd
Fd
Fd
Fd, Cs, Pr,
Sd, Tn, W
Dir, Sa
As, Cg
Fd
Bdp, W
W
Fd
Rm
Fd
インド、アルナーチャル・プラデーシュ州における野生食用・薬用植物利用の特徴(小坂康之ほか)
✀ྡ
⛉ྡ
࿴ྡ
࢔ࢹ࢕᪘
࢔ࣃࢱࢽ᪘
ࢽࢩ᪘
࣓ࣥࣂ᪘
ࢩࢲ᳜≀
Blechnum orientale
Dryopteris sparsa
Dicranopteris linearis
Odontosoria chinensis
Blechnaceae
(ࢩࢩ࢞ࢩࣛ⛉)
Dryopteridaceae
(࢜ࢩࢲ⛉)
Gleicheniaceae
ࢥࢩࢲ
Lindsaeaceae
(࣍ࣥࢢ࢘ࢩࢲ⛉)
Angiopteris evecta
Marattiaceae
(ࣜࣗ࢘ࣅࣥࢱ࢖⛉)
Coniogramme falcata
Coniogramme fraxinea
Pteridium aquilinum
Selaginella biformis
Selaginella wallichii
Cyclosorus parasiticus
Pteridaceae
(࢖ࣀࣔࢺࢯ࢘⛉)
Fd
Pteridaceae
(࢖ࣀࣔࢺࢯ࢘⛉)
Bi
Pteridaceae
࣡ࣛࣅ
Selaginellaceae
(࢖࣡ࣄࣂ⛉)
W
Fd
Fdi
Fdf, Dir,
Fd, Dir, Dy Fds
Dy
Fd
Fd
Selaginellaceae
(࢖࣡ࣄࣂ⛉)
Fd
Thelypteridaceae
(ࣄ࣓ࢩࢲ⛉)
Gu, Rh
Metathelypteris gracilescens
Thelypteridaceae
(ࣄ࣓ࢩࢲ⛉)
Pronephrium lakhimpurense
Pronephrium nudatum
Pseudocyclosorus tylodes
Thelypteris glanduligera
Trigonospora ciliata
Athyrium lanceum
Diplazium esculentum
Thelypteridaceae
(ࣄ࣓ࢩࢲ⛉)
Thelypteridaceae
(ࣄ࣓ࢩࢲ⛉)
Thelypteridaceae
(ࣄ࣓ࢩࢲ⛉)
Fdl
Thelypteridaceae
(ࣄ࣓ࢩࢲ⛉)
Fdl, Bdp
Thelypteridaceae
(ࣄ࣓ࢩࢲ⛉)
Woodsiaceae
(࢖࣡ࢹࣥࢲ⛉)
Woodsiaceae
ࢡ࣡ࣞࢩࢲ
― 116 ―
Fd
Bdp, Sp
Fdl, Bdp,
Fdl, Bdp,
Sd, W
Sd, W
Rm
Fd
Fdl
Fd
Fd
Fd, Cs
Fd
Fd