=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+ ツアーご参加のお客様へ +=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= このたびは、Ksour Voyagesのモロッコ旅行にお申し込み頂きましてありがとうございました。 残念ながらモロッコは、日本社会と違って、同じ事を何度言っても理解してもらえなかったり、当たり前の事が出来て いなかったり、なぜそんなに簡単な事が分からないのかと驚くような事もたくさんです。 私たちは、そうした違いや小さな衝突が有る事は必ずしもネガティブなものでなく、日本での自分達の生活や常識を見 直したり、あるいは逆にその素晴らしさに誇りを持てるきっかけであると考えています。 もちろんお客様をお預かりする立場として、ツアー中出来る限りそのような事の無いように日々努力させていただいて はおりますが、旅の時間はお客様のご協力もいただいて初めて良い思い出として残るもの。 リラックスしてお楽しみいただくべきご旅行中大変恐縮ですが、より楽しい思い出として旅の時間が思い出に残るよう、 「共に作る最高の旅の思い出」に向けて、皆様にもお力添えいただければ幸いです。 【 緊急時連絡先リスト】 ■モロッコ国内からかける場合 日本語対応:0661 49 57 98/0661 31 99 35 Mr.Mohamed(英・仏・西・独):0668 14 31 56 ■モロッコ国外からかける場合 日本語対応:国際電話認識番号に続き→212 661 49 57 98/212 661 31 99 35 Mr.Mohamed(英・仏・西・独):212 668 14 31 56 ※携帯電話の番号は緊急時24時間対応ですが、日本からのお電話は、日本時間、17時∼翌朝3時頃を目安に ご利用下さいませ。(時差は通常日本ー9時間、サマータイム時はー8時間です。) 主催会社:Ksour Voyages クスール・ヴォヤージュ 営業時間:9:00∼12:00 / 15:00∼18:00 ※季節により多少変動いたします。 11 Place de 3 Mars Ouarzazate TEL:0524 88 28 40 FAX:0524 88 48 99 =+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+= ⭐★ シートベルトの着用をお願いいたします!!★⭐ モロッコでは、現在観光用車両においては、車内のお客様全員にシートベルトの着用義務がございます。 ドライバーからももちろんお声がけしておりますが、フォトストップの後等に忘れてしまう事があったり、途中で 気が付いてもお客様が熟睡中であったりするとお声がけしにくい状態がございます。 シートベルトをつけていない場合、ドライバーが300DHの罰金を受ける事になります。 モロッコでは検問がそこら中にございますため、お客様におかれましても、常にシートベルトの着用にご協力い ただきますようお願いいたします。 万一シートベルトの不具合等ございましたら、日本人スタッフ宛にお知らせくださいませ。 ▶ 弊社のプログラムデザインについて 弊社のツアープログラムは、基本的に添乗員や日本語ガイドの助けがなくとも、手配内容について自力で把握し管理す る事の出来る、ごく一般的な体力の有るお客様からのご予約である事を想定して作られている「現地ツアー」です。 日本人のお客様に可能な限り安全・快適に過ごして頂けるよう配慮しておりますが、準拠している法律は日本の旅行業 法ではなくモロッコの旅行業法となります事をあらかじめご了承下さいませ。 弊社では全てのプログラムにおいて、「参加しないとペナルティーが発生する」という事はございません。 また、ドライバーはただの運転手ではなく、皆様の旅のパートナーとしてご旅行に同行させて頂くスタッフです。 体調や状況を見ながら、「私はこれは参加したくないかな」「体力的にムリそう」と思われる事があれば、遠慮なくド ライバーにご相談下さいませ。 モロッコ人は「こんな風にしたい!」という要望を受けた時、それが実現できる要望であれば、可能な限り叶えてあげ たいと願う人の多い、ホスピタリティーに溢れた人々です。 ▶ ご予約内容の確認書、ホームページと内容が違う?と思ったら。 昼食、夕食が込みのはずなのだけれども付いて無いと言われた。日の入りと日の出の両方でラクダの散歩を頼んだはず なのに付いてないと言われた等。手配内容と違うのでは?と思われる事がありましたら、 大変お手数ですが、その場で 1 /7 すぐに日本人スタッフ(営業時間外も対応しております)に確認のお電話をくださいませ。お電話をお持ちでない場合 は、ドライバーにご依頼ください。お電話一本で訂正させていただけるケースがほとんどです。 ドライバーと離れてしまった後のご連絡になりますと、モロッコから海外に送金できない事から、返金等の対応をさせ ていただく事ができません。間違っているかどうか分からないけど…と思われる場合にも、ご遠慮なく確認のお電話を 下さいませ。 ▶ ご出発の前に 最近では大分少なくなりましたが、まだまだ存在するのがロストバゲッジ。 モロッコの場合、ひとたび荷物が届いていないとなると、翌日に回収できないというケースも少なくありません。また、 ツアー途中の街の空港で引き取るように手続きしても、そこまで届かない事も少なくありません。 このため最低限、到着した当日分のお着替え1泊分と充電器等、どうしてもその先の旅を続けるにあたってとりあえず 必要になる道具については機内持ち込み荷物にまとめていただきますと安心です。 またモロッコでは、在住者でも年に1度か2度はおそらく食べ物由来と思われる下痢や発熱に見舞われます。 特に結婚式直後の新婚旅行のお客様には、お疲れからか体調を崩される方が少なくありません。 体調を崩された場合にはお早めにご相談いただきますとともに、ご出発前にかかりつけの病院等にご相談いただき、ご 自身に必要だと思われるお薬等をあらかじめいくらかお持ちいただきますと良いでしょう。(特に薬品にアレルギーの ある方はご注意くださいませ)また、山道も多いため、車酔いする方は、酔い止めがあると安心です。 ▶ ドライバーやホテル、レストランスタッフの態度が気になります… モロッコ人の挨拶といえば両側の頬にするキス。(唇はつけません)会えば必ず握手をして、男性同士でも手をつない だり、肩を組んで写真を撮ったり…と、比較的密着度の高い生活ではありますが、これはちょっと私は気になる、これ はイヤ、というような事がございましたら、お気軽に日本人スタッフまでご連絡下さいませ。 そんな事を連絡したら、残りの道中親切にしてもらえないのではないかというご心配は無用です。 ▶ キャンプ出発時のご用意 冬期は特に日が短く、車を降りたらすぐにキャンプ地に向かっていただく事となります。 またいずれのシーズンでも、時間の節約のため、できれば前日にキャンプ地にお持ちいただくものを別の鞄に入れてい ただく等してご用意いただけると出発がスムーズです。基本的には最低限洗面用具とご自身で「これは取り替えたい」 と思われるお着替え+お水のボトル1本、これにフェイスタオルかハンドタオルがあれば便利という所でしょう。 また、冬期はマラケシュに向かう帰路の峠道が雨や雪の後凍結する場合もあり、できるだけ早く峠越えを行う必要があ る事から、天候状況により、キャンプ地での朝食ではなく、Cafe du Sudでの朝食に切り替えさせていただく場合がご ざいます。ラクダ引きさんの指示にご協力いただくようお願いいたします。 また、キャンプは砂丘ど真中。日の出日の入り見学時も、ラクダという動物の背にゆられ、大自然の中に向かいます。 砂まみれになったり、汚れても良い服装・装備でご参加くださいませ。 ▶ 強制的なお土産店訪問およびご購入の強制はございません ドライバーは、お客様の同意を得ずにお客様を土産店にご案内し、また購入を強制する事はございません。 大人数グループになりますと、一部のお客様のご希望を通してお土産店にご案内してしまう事、またご本人様のご希望 でお土産屋さんに立ち寄る事、トイレ休憩スポットがお土産屋さん併設のカフェである事がございますが、いずれの場 合も購入は義務ではございませんのでどうぞご心配なく。買わない事で店員が怒る等したら、すぐにドライバーにご相 談頂くと共に、お困りの場合には、その場ですぐに日本人スタッフ宛にお電話下さいませ。 また、ご購入頂いた商品は、金額のいかんに関わらず、購入に同意があってなされたものと見なし、購入を巡るトラブ ルについては一切対応させて頂けませんので、あらかじめご了承下さいませ。 ▶ ツアーで利用するホテルについて ホテルの選択にあたりましては、30年を超える業界でのコネとキャリアを活かし、日常の業務連絡での雰囲気はもちろ ん、実際に何度か宿泊しながら、考えうる限り安心してお客様をお預けできる努力ができるスタッフがいると思えるホ テルを選ばせていただいてはおりますが、残念ながら弊社は旅行会社であり、それぞれのホテルのオーナーである訳で はございませんので、そのサービス内容について弊社が直接管理できる立場にある訳ではございません。 2 /7 大変申し訳ございませんが、サービス面でのクレームがございました場合も、モロッコではホテルの宿泊代金は、眠る ための施設として利用したという「ハードとしての利用の有無」に重きが置かれますため、何か納得行かない対応等が ございました場合でも、よほどの事でない限り、サービスの落ち度を理由とした減額や返金等はさせていただく事がで きません。 何かトラブルがございました場合には、その場で弊社宛にご連絡くださいませ。 お客様のご要望やトラブル内容について改善するよう私どもからもホテル側に伝えさせていただきますが、アップグレー ドの高級ホテルであるからといって、お客様を神様として扱うような日本式のサービスや回答が必ず出る訳ではござい ません事を、あらかじめご承知おきくださいませ。 基本的には、発生にしている問題に対してのご要望は、喧嘩腰で挑むのではなく、そのまま普通に要望としてご依頼い ただければ解決する事がほとんどです。 ▶ ご宿泊先でのトラブル(お湯が出ない、タオルが足りない、ベッドがツインでない等) タオルや石けんが足りない、ツインのはずがダブルのお部屋になっている等、ホテルでのトラブルは、まずフロント (キャンプ地では現場スタッフ)にご相談下さい。あらかじめ用意しておくのは苦手ながら、なにかあった時にはすぐ に対応してもらえるフレキシブルさのある国民性ですし、その事を嫌がる事はありません。 またお湯については稀にお湯と水の蛇口が逆になってしまっている事があります。砂漠の国で水を流しっぱなしにする のは非常に抵抗がありますが、特に冬場は場合によっては3分ほど水を流さないとお湯にならない事がございます。 もしもそれでも解決できない場合には、フロントにご相談下さいませ。 また全国的に、お湯の温度の設定は、モロッコに最も多いフランス人のお客様の「高温の湯は肌を傷める」という考え 方に準拠してぬるめになっている事が多くなっています。 水回りのトラブルについてフロントの対応でも治らない場合、すぐに対応できない大きな故障等が発生している場合も ございます。状況に応じ、可能な限りお客様のご希望に叶うよう対応させていただきたいと思いますので、トラブルの 報告は可能な限り早めのタイミングでお願いいたします。21時以降等の場合、ホテル変更等の対応は難しくなります。 特にお湯にこだわられるお客様は、お部屋入室の直後、まず最初にご確認頂きますようお願いいたします。 ▶ ガイド・自称ガイドとのトラブル 周遊ツアーご利用のお客様に時々見られるトラブルですが、特にフェズにおいて、お客様自己手配の公認ガイド、又は 自称ガイドが、 主に自分の売りつけた商品の値段が高い事をお客様に知られないようにするために、 自分だけが信頼 に値する唯一の友達であるというような雰囲気を造り、お客様に対して弊社ドライバーの案内を信頼すべきでないと信 じ込ませるというトラブルが発生しています。 (他社様のツアーでも同様のトラブルが発生しているという報告を受けております。) ですが、ドライバーはお客様と数日間を共にするパートナー。 疑念を持たれる事でお客様との空気が悪くなる事は、何よりその数日全ての空気、ひいては旅の思い出の全ての空気を 悪くする事ですから、ドライバーにとっても楽しい事ではありません。何より自分自身が楽しくお客様との時間を過ご すためにも、ドライバーが意図的にお客様を不安にさせる事はありません。 実は弊社日本人スタッフも、初めてのモロッコ旅行では、一番最初に親しくなった某ホテル内のお土産屋さんに「ホテ ルのヤツらはみんなグルで俺の事を悪く言うが、アイツらの方が悪いヤツらだから信じるな!」と言われたのを、陽気 でいい人そうだからと信じてしまい、ホテルスタッフの注意に耳を貸さず、結局その土産屋からは10数万円もボラれ てから忠告に気がついたという失敗を経験しているくらいですので、本来信頼すべき相手こそを、言葉巧みな悪者の何 気ない一言で全く信じられなくなってしまう 旅の不思議 についても、よく理解できます。 そんな「旅人マジック」で何かご旅行中に不安を覚えられる事があれば、いつでもお気軽にご相談下さいませ。 またこの他にも、ドライバーの態度で気になる事がございましたら、いつでもご遠慮なく弊社スタッフ宛にお知らせ頂 いてかまいません。心から納得している事。これは弊社が考える楽しい旅の、一番最初の条件です! ▶ クレジットカードのご利用について モロッコでは基本的にVISA、Masterカードがメインとなり、その他のカードはほぼ使えません。また、日本でも地方 では何かと現金のみであるのと同様、モロッコでもカードが利用できないお店の方がまだまだ多い状態です。 弊社でお支払いにご利用頂けるのはVISAとMaster、JCBのみとなり、銀行手数料5%については、別途ご請求させて 頂く形となります事をあらかじめご了承下さいませ。 3 /7 また、稀に航空券の支払い等が高額になるためか、弊社でのツアー代金のお支払い段階で、クレジットカードの月額利 用量オーバーで、カードがご利用頂けない事が判明するケースがございます。また、カードご利用にあたっては4桁の暗 証番号(PINコード)の入力が必要となりますので、限度額、カードの利用法等はあらかじめご確認下さいませ。 上限設定解除のために国際電話をかける必要が発生し、弊社の固定電話をご利用頂きます場合には、1分20DHの電 話代金をご請求させて頂きます。 また通信状況が悪く、5つ星ホテルでさえ「今日はどうもカードが使えない」という状況が割と頻繁に発生する事もあ るのが実情となっておりますため、レストラン等のご利用の場合特に、いくらかの現金をお持ち頂けますと安心です。 また、ご予約時にお客様のカード番号をお伺いしておりますが、弊社からお客様に無断で引き落としを行う事は一切ご ざいません。また、モロッコからの引き落としは「MAD」と表示され、ドルやユーロではありません。 ▶ ATMご利用時の注意点 モロッコでは、ATMにカードが吸い込まれてしまってそのまま出てこないというトラブルが比較的多く発生していま す。カードは、機械の操作終了後にすぐに取り出しませんと、盗難対策のためか、機械に引き込まれてしまいます。 銀行が開いている時間にはすぐに返却してもらえますが、夜間や週末の業務終了後は、営業再開まで作業をしてもらう 事ができません。 ATM利用時は、できるだけ平日の営業時間中、またATMは、銀行の建物に埋め込まれているタイプのものを利用しましょ う。空港やホテル等の設置型のATMの場合、銀行員が巡回してくるのが毎日ではない事が多く、回収に時間がかかりま す。ただし、吸い込まれた場合も、盗難ではございませんので、ひとまず焦って不正使用を心配しなくても大丈夫です が、回収まで待つ事ができない場合には、日本に連絡して、現行のカードの停止と、再発行の手配をしておくと良いで しょう。 ▶ 国際ローミング携帯のご利用について 特にリヤドを自己手配なさるお客様は、ツアー終了後にリヤドスタッフと連絡を取るにあたって電話が必要となるでしょ う。初めて訪ねる時には迎えに来てもらわないと、場所が分からない事がほとんどです。 モロッコでは電話代が生活レベルに比べて高いため、よほど生活に余裕のある人でない限りあまり気軽に「タダで電話 を使っていいですよ」とは実際言いづらい状況になっています。 ですので、誰かに電話を借りた場合には、長さに応じて10DH、20DH程度のお礼を渡すのが良いでしょう。 いずれにしても、万一の際の連絡手段としてお電話をお持ち頂くのはご旅行中の大きな安心材料かと思いますので、ご 検討頂くと良い事の一つです。 国際ローミングでお客様の携帯からモロッコ国内の電話にかける場合には1分115円、弊社からお客様の携帯電話宛に 電話をかける場合には、この他1回200円の着信料がかかります。(2016年7月現在のソフトバンクiPhone例) このためご用事の際は、できるだけお客様のご負担金額を下げるため、基本的にはお客様から弊社宛へのお電話をお願 いいたします。料金についての詳細は、携帯電話各社の「海外ローミング料金案内」ページをご確認下さいませ。 ▶ ミスミートの防止のために 弊社でのこの10年のミスミート率は5年に1回程度と稀なものです。基本的にお客様には弊社車両をすぐに見つけて 頂く事ができておりますが、このところ、Ksour Voyagesを語る自称ガイドや車両が出て来ました。 空港以外の場所から出発のお客様で、弊社車両であるかどうか確認できない場合には、ドライバーが所持している代表 者様の名前が記載された書類をご確認下さいませ。(ご参加のお客様全員の名前は記載されておりません) 基本的には、集合場所にてドライバーから「お客様のお名前」でお声がけさせていただいておりますが、疑わしい場合 には、ドライバーに日本人スタッフに電話するようご依頼下さいませ。 渡辺、もしくは和田が確認のためにお電話で対応させていただきます。 ▶ サマータイムにご注意! モロッコでは数年前からサマータイムが導入されました。(3月∼10月) 例年、時間が変更となるタイミングで、スマホの時刻が1日違いでサマータイムになっていたり、国が勝手にサマータ イム終了を延期したりと何かしらのトラブルが発生しています。空港や鉄道駅の時計の一部や市内の時計も、面倒なの か、時刻が直っていたり、いなかったりという困った状況に…。 弊社ではお客様の遅刻時、同乗のお客様が他にいらっしゃる場合には30分、お客様のみのご予約の場合で1時間は遅 刻の場合にもお待ちしておりますが、それを過ぎた場合、無連絡不参加でキャンセル料が100%発生いたします。 3月、10月にご旅行のお客様は特に、正確な時刻の確認にご注意くださいませ。 4/7 ▶ トラブル対策 特に差し迫った危険があるわけではないのが現在のモロッコ。 そんな中で、自分の身の安全を守るのは、まず周囲や他者への思いやりの気持ちが自分にある事を示す事になります。 まず、モロッコはイスラムの国です。 最近の欧米人は、暑いんだからそれでいいでしょと言わんばかりに、ビキニのトップにホットパンツや、スケスケの服 に見せ下着…といった服装で街を歩く事もありますが、こういった事は、必ずしも皆に心地よい印象ではありません。 皆がそうしているからそれでもいいと思うのではなく、肌の露出はできるだけ控えた服装を心がけましょう。 「人の気持ちを思いやった行動ができる日本人」は、モロッコでも「これでお祈りさえしていたら完璧なムスリム(イ スラム教徒)だ!」と、かなり尊敬の眼差しで見つめられています。 こうした配慮をするだけでも、自分が性の対象として見られる事から、少しでも自分を守る事ができるでしょう。 また、モロッコはとにかく挨拶を大事にする国民性。 観光中、ややイラッとする感じで声をかけられる事も少なくありませんが、まる無視して歩くと、むしろ不快な言葉を かけられる事がありますので「コニチワ∼!」「ハーイ!ニホンジン!」なんて声をかけられた場合、目を合わせて挨 拶しなくて良いですから「こんにちわー。」とお返事を返しつつ、そのまま歩いて行きましょう。 また、物乞いや、「タバコもらってもいいですか?」というようなお願いも、「オマエにやるモンなんかねーよ!」と いう態度で接するのはNGです。何よりも、「自分に対する気持ちがきちんとあること」を大事にしますので、無理な場 合も日本語で良いので丁寧に断り、できるだけ相手をバカにしたような態度にならないように気をつけましょう。 ▶ 盗難・一般犯罪対策 モロッコでは、欧州で発生するような首絞め強盗や睡眠薬強盗のような、身体に危険が及ぶような形での犯罪の発生は まだ稀です。ただし、置き引きやひったくり、スリ、詐欺等の軽犯罪は、日本に比べて多いでしょう。 残念ながらひったくりやホールドアップに遭遇してしまったような場合は、持っているお金をそのまま渡してしまいま えば、命まで狙われる事はありません。 相手はあまり執拗ではない事が多いので、常に200DHくらいの現金を、お財布とは別に持ち、必要以上に抵抗せず、 「今はこれしかない」と渡してしまうのが賢明です。 このためには、あまり大金を持ち歩かない事、そしてまた、金額の大きなお金が入ったお財布と、買い物でよく使う程 度の4∼500DHを入れたお財布を別にしておくと、自分が大金を持ち歩いている事がわからず安心です。 残りのお金は、ホテルの部屋のセーフティーボックスか、無ければ鍵をかけたスーツケースの中にしまっておきましょう。 お部屋に残した荷物は必ず施錠しておき、パスポートやクレジットカードは、コピーを必ず本体と別の所に保存してお きましょう。再発行や停止手続き時に非常に便利です。 ▶ テロ対策 さて、もはや世界のどこで何が起きるか分からない時代。完全な安全は、家の一歩外には存在していないと言えるでしょ う。最も有効な安全対策はといえば、「家を耐震設計にして家から出ない事」としか言えないのかもしれませんが、モ ロッコ旅行中にお客様にご注意いただける事があるとしたら、およそ以下のような事になります。 ・急な人の動きや叫び声等、周囲の様子に気を配る事を忘れない事。 ・反社会的であったり、享楽的であったりする場所(バーやクラブ等)に行かない事 ・アメリカ系施設(マクドナルド、ケンタッキー、スタバ等)にできるだけ長居しない事 ・多くの人が集まる場所に必要以上に長居しない事 ・万一の負傷等に備え、旅行保険に加入しておく事 実際モロッコは農業的にも非常に豊かで、食べる事にも困るような人は少ない事。 また、政治にも大いに関わっている王様への支持率が非常に高い事からも、今の所、国全体を覆うような根深い恨みや 不満等、治安を大きく悪化させる原因は存在していません。 そもそもの不安や不満要因が少ないので、危機や危険を煽ろうとする思想的動きに火がつきにくい状態です。 こうした事からも、通り魔的単発の政治犯の発生があるとしても、国全体として突然大きな不安に覆われるという危険 性までは少ない状態ですが、道中を含め、安全が100%保証される事は、もはや世界のどこにもありません。 最終的なご旅行の判断、ご旅行中の安全管理については、ご自身の価値観に基づき、お客様ご自身にご決断いただけれ ば幸いです。 5 /7 ▶ より良いサービスを受けるコツ モロッコ人は良くも悪くもとても感情に素直な人々です。 良い雰囲気の方にはより気持ち良く過ごしてもらいたいと思って内側からサービスが湧いてきますが、ネガティブなオー ラーを出しておられる方には頑なになってしまい、サービス側の「このかたには是非目一杯楽しんでいただきたい!」 という前向きなモチベーションを引き出す事ができません。 モロッコは、「お客様は神様です」とばかりに高圧的な態度もある程度容認される日本とはまるで違う社会。より良い 快適に向けて一人一人がそれぞれの立場から一人の人間として働きかける事で、「理想的な快適」に近づこうというよ うな考え方であるともいえ、スタッフは「○○の従業員」ではなく、あくまでも自分は自分だと思って接客している人 が多いです。このためクレーム時に「○○の従業員」としての相手に怒っているつもりでも、言われる方は自分が怒られ ているのだと受け取ってしまい、冷静に話を聞く事ができなくなる人も少なくありません。 トラブルも、一歩進んだご要望をお伝え頂く事も、相手とのコミュニケーションの入り口。特に何か問題が起きた時は 相手の失敗につけこもうとするのではなく、相手がしてくれている事にひとまずの感謝を持ち、その上でより良い解決 法をお互いに見つけられないだろうかというお気持ちで話をしていただけると、よりご希望に近いサービスを得る事が できるでしょう!うまく通じないと思われる時は、ご遠慮なくご相談くださいませ! ⭐★⭐★⭐★⭐★⭐★⭐★⭐★⭐★ 旅行保険加入のおすすめ ★⭐★⭐★⭐★⭐★⭐★⭐★⭐★⭐ カードの保険があるから…と、最近では別途保険に加入されない方も増えておりますが、カードの保険をご利用の方は、 病院の領収書だけでいいのか、診断書が必要なのか等、どのような条件の場合に保証されるのかといった条件を事前に 確認される事をおすすめいたします。 ただし、この方法の場合、ご本人様が意識不明、もしくはパニック状態でそういった事務的な事を管理する事ができな い場合、どう対応すれば良いか、ご同行のお友達等は非常に困惑される事になります。これが海外旅行保険の場合、必 要書類が添付されておりますので、怪我や病気の事だけを考えたい時に、最もストレスがありません。 モロッコは車両の台数に比べ、日本の20倍、交通事故が多いと言われております。万一事故に巻き込まれたりした場合、 病院は保険が無いと治療してくれないというケースもございます。私立の病院への入院は、症状等にもよりますが、CT スキャンや、集中看護室の利用等が発生すると、1泊30万円近い金額になる場合がございますので、いざという時の ためにも、旅行保険に入られる事を強くお勧めいたします。 また、体に後遺症が残ったり、最悪死亡となってしまった場合…。モロッコの法律が旅行会社に賠償金として定める金 額の『上限』は、約150万円となっています。(実際の金額はモロッコにおける裁判を経て詳細が決められます) 後遺症が残っても、死んでしまっても、知らない国で弁護士を立て、外国語で行われる長い裁判の果てに、最大でも150 万円しか得られない…。(弁護士への報酬は別)これも旅先で起こり得る事の一つの現実ですので、判断材料の一つと していただきながら、「最悪のケース」が発生してしまった場合の対応策としての旅行保険へのご加入を、ご自身やご 家族のためにもご検討いただきますようお願いいたします。旅行業法法定の保険は、モロッコ国内での治療には対応し ておりますが、国外に出ての治療関係費の補償には対応しておりません。 x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x= チップについて =x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x 欧米ではシステム自体面倒だということで無くなりつつあるとも言われるチップですが、モロッコではイスラムの「持 てる者が持たざるものに施しを行うのは天国に富を貯める事」という考え方が有る事からも、この習慣はサービス業に 従事する人達には特に根深い習慣となっており、消える気配はまだありません。 またモロッコ人同士の間でも、何かとてもお世話になったと感じるような事があれば、20∼50DH程度のお金でお礼を しようとする事があるくらいですので、見ず知らずの相手に対してその場でのお礼の気持ちをお金で表すという事がモ ロッコの文化において失礼に当たる事はありません。日本人はあまりチップを払わない→扱いのプライオリティーを下 げよう、、という空気にならないよう、皆様のご協力をいただければ幸いです。 また、下記の弊社のチップの目安のご案内の中でも、ドライバーのチップの水準を高いとおっしゃるお客様もいらっしゃ います。「ツアー料金の中に含めるべきではないか」ともご指摘を受けますが、大変残念ながら、モロッコ人の国民性 として、努力しなくてももらえるお金を増額しても、本人のやる気というモチベーションを引き出す事がなかなか出来 ないという傾向がございます。 このため、あくまでもチップというのは「自分が頑張って良い仕事をしたららもらえる可能性のあるお金」という形に しておきませんと、「頑張らなくてもお給料いいから、別に頑張らなくてもいいや」という事となってしまいますため、 お客様に直接ご配慮頂くようお願いさせていただいております。 6 /7 交通事故の多いモロッコにおいて、お客様の命と安全をこそお預かりするドライバーという職業の人が受けるチップが、 労働時間も短く、また命に関わる訳ではない仕事をしているガイド等より高くとも、その事に違和感を持つ事なく「こ のようにご配慮頂く価値がある仕事をしている」と私どもは考えております。 もちろん、以上のご説明をもってもご理解、ご納得頂けない場合や、スタッフのサービス内容にご納得頂けなかったお 客様は、ご案内の水準に満たない金額を渡して頂く事でご自身の意思表示をして頂いて全く構いません。 ですが、さすがに3日間約1000kmにも及ぶツアーの最後に、荷物持ちの荷車の人に払うのと同額な20DH、50DH といった金額をトータルのチップとして渡すのでは失礼で、それならばむしろ渡さない事で意思表示していただく方が 良いくらいである事だけはご理解頂ければ幸いです。 ガイド兼ドライバー……………………1日70∼200DH程度 ツアー参加人数 ※上記の金額をツアーに参加している人の人数で割った金額が、お客様一人当たりの1日のチップの目安です。サービスの内容 により、金額はこの幅の中で変動させていただいて構いません。またチップは1日の終わりでなく、ツアー最終日にお渡し頂く のが慣例です。 公認ガイド……………………………… 1日100∼150DH程度 ※弊社手配の公認ガイドはモロッコにおける平均的給料よりもかなり高い給料で働く人々ですので、チップはこの程度で問題あ りません。 ラクダ引き……………………………… お客様一人につき20DH程度 ツアー中のレストラン………………… お客様一人につき5DH程度 ホテルのポーター(4つ星以下)…… 荷物1つにつき5DH程度 ホテルのポーター(5つ星以上)…… 荷物1つにつき10DH程度 荷車のポーター ………… 基本的には20DH。荷物が多いor重たい場合は、荷物1つを10DHとしてカウント。 ホテルの枕銭(4つ星以下) ……… 1泊5∼10DH程度 ホテルの枕銭(5つ星以上) ……… 1泊10∼20DH程度 トイレのお掃除の人…………………… 一人1DH 以上、長くなりましたが、ツアーご出発前にご理解頂きたい項目についてご案内させて頂きました。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 追加で必要なご質問等ございますお客様は、下記のページにて「よく頂く質問」をお読み頂きました上で、案内の無い 項目についてメールでご連絡頂ければ幸いです。 http://www.ksour-voyages.com/jp/faq/index.html それでは、皆様のモロッコでのひとときが、思い出に残るものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。 Ksour Voyages スタッフ一同 --------------------------------------------------------------------- お飲物無料券 voucher contre 1boisson pour 1pax 弊社サービスご利用中、移動中のトイレ休憩時等に止まるカフェにて、ドライバーにこのバウチャーを切り取ってお渡し下さい。 (昼食時には、お飲み物の精算時に出る小銭等でウエイターさんのチップにご対応いただきたいという思いから、対応させていただい ておりません) この書類にお目通し頂いた事への感謝として、コーヒー、ミントティー、お水、清涼飲料水等、スタンダードのノンアルコールのお飲 物を1杯サービスさせて頂きます。※ツアー中にこの書類をお持ちのお客様1名1回のみ。 この書類をご持参頂かず、またお読み頂かなかったお客様へのサービスではございませんため、「書類を持っていないけれども自分も サービスを受けたい」というご要望には対応させて頂けません。ご了承下さいませ。 Cher chauffeur, Merci de servir un boisson aux client selon leur choix contre ce voucher pendant leur circuit ou excursion. ( cafe, thé, l eaux ou bien un limonade ) Vous serez remboursé a l agence contre ce voucher. Date : 7 /7 Circuit de :
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