役場庁舎非常用発電設備実施設計委託仕様書１目的既設の役場庁舎において、自然災害や重大事故等による停電時に電源を確保する非常用発電機の新設を計画するための発注仕様・設計図書等を作成するものである。 2 委託業務名役場庁舎非常用発電設備実施設計委託３業務期間契約締結日の翌日より５０日間とする。４建物概要建物：①：森町本庁舎棟、②：議事棟、③：庁舎新棟、④：事務所棟所在用地：茅部郡森町字御幸町１４４−１途：庁舎（事務所）竣工年度：昭和４２年 7 月（③庁舎新棟は平成 18 年、④事務所棟は平成 15 年）主要構造：①：RC 造、②：RC・S の混構造、③：S 造、④：木造棟数：階数：①：地上 2 階建、②：地下 1 階地上 2 階建、③：地上 2 階建、④：平屋建床面４棟積：① 本庁舎：1，414.25m2、② 議事棟：1，207.19m2 ③ 庁舎新棟：973m2、④事務所棟：113m2 ５設計業務について１）特記仕様設計業務における特記事項は次の通りとする。１．本業の実施にあたって、既設設備と調和する合理的・経済的な施設として設計計画を行わなければならない。２．設計計画は、電気設備設計要領等を尊守すること。３．設計計画は、正確、丁寧、安全かつ経済的でなければならない。４．設計計画に使用した参考資料、文献及び公式等はその出典等を明記しなければならない。５．本仕様書に記載されていない事項は、「公共建築設計業務委託共通仕様書」による。２）管理技術者の資格要件建築士法による一級建築士又は設備設計一級建築士３）業務内容 ① 非常用発電機新設計画 ⅰ 機器仕様の決定想定条件：非常用発電機（自動始動・切替式）、ディーゼル式・屋外キュービクル式低騒音型形、長時間対応（10 時間）、寒冷地仕様（−15°∼＋40°）、関係省庁の認定品、塗装(重耐塩仕様)、出力は、停電時役場庁舎の日常業務機能が保持できる出力（＝想定 57.6KW 以上） ※H25 年度デマンドコントロ−ラーを設置し年間使用電力データ計測済因みに H25 最大デマンド 52ｋW（最大電力量 627ｋＷh） ⅱ 実施設計図書の作成 ⅲ 災害時の対応のため、本業務で設置する発電機の出力値を基に、キュービクル及び各分電盤ののブレーカーを ON・OFF 切替による電力供給のための想定プラン(停電時・災害時等)を作成する。 ⅳ 概略工事工程表の作成 ② 準備（検討）作業 ⅰ 現地調査着手後速やかに現地調査を行い、現場条件、工事の施工性について実態を把握し設計に反映させる。 ⅱ 非常用発電機の必要出力について、下記条件にて想定し決定すること。・年間のデマンドコントロ−ラーからの年間使用電力データを参考に想定出力を算出。・既設のキュービクル及び分電盤から想定出力を算出。 ③ 関係法令等の調査及び、関係機関との打合せ ⅰ 法令上の諸条件の調査（電気事業法、消防法、建築基準法、北海道公害防止条例等）。 ⅱ 設計・施工に伴う必要となる、諸手続き、届出書の確認業務。 ④ 工事積算業務 ⅰ 建築・電気設備の工事費算定内訳書の作成 ※ ６平成 2６年度北海道営繕工事積算要領、同積算単価表を参考に行う ⅱ 積算数量算出表の作成 ⅲ 単価資料の作成（複合単価（代価表・別途明細書含む）等） ⅳ 見積徴収 ⅴ 見積検討資料の作成（見積り比較採用単価表）成果品及び提出部数１）完成図書一式（ファイル綴じ）：１部委託業務工程表、打合せ議事録、実施設計図書一式、機器仕様決定に伴う検討書・計算書その他関係資料、工事費内訳書一式（数量算出表、単価作成資料、見積書、見積検討資料(見積り比較採用単価表)等を含む、（別途：別冊 1 部を用意する））、仕様書、カタログ等一式、概略工事工程表、その他本業務関係書類等２）実施設計図の製本：３部（A1 版 2 つ折り製本：1 部、A3 版 2 つ折り製本：2 部） ※Ａ1 版は縮尺が合えば、Ａ３版でも可とする。３）上記各データ（CD-R 等）：1 部 ※上記完成図書一式（文章、CAD データ、積算内訳書他）で、電子データで提出可能なものは、別途 CD-ROM 等で提出すること。７その他特記事項 ① 業務着手及び、完了に当たって、業務着手届、管理技術者選定通知書及び経歴書、業務工程表、下請選定通知書、協議議事録、業務完成届等の必要書類を提出すること。 ② 資料の貸与等について本業務の実施にあたり下記の資料を貸与する。・各棟電気設備竣工図（完成図）・庁舎デマンドコントローラーによる消費電力量データ貸与する図書・資料等は業務完了時に返却すること。 ③ 業務について疑問が生じた場合は、業務担当員と協議を行い、業務を円滑に進めること。 ④ 本委託業務に係る旅費等の経費は全て委託契約の中に含まれます。