TOST Winch Manual

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TENttNcE MANUAL
FOR TOST〕
O DRUMマvINc卜lES
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、
L CM V8 454 cID
目
l
TOST式
1.1
1.2
1.3
次
ウインチ操作の方法
性能データ及び運用限界
軸
品
1.4
1.5
準備及び日常点検
索戻 しと発航の準備
グライダー、モーターグライダーの発航
1.6
飛行終了後の手順
2
2.1
2.2
齢 喜群資
日常点検および保守
曳航回数 5∞ 回 ごとの点検
2.5
潤滑
2.6
故障および復1日
ご
回
の
と
鮨
:i畢
督
う
軍場
『
騒
脅
3
3.1
3.2
3.3
操作指示への付帯的事項
新品あるいはオーバーホールニ ューのエ ンジンの慣 らし運転の手順
重要な一般情報
操作指示のまとめ
3.4 1ゝ T社 製ウインチ (―
るいは トレーラー型)共 通の情報
4 -般
的付帯事項
45
安全性、改造および故障
4.6 曳航索の管理、取 り扱 い
馨
、
響
Ц
藤
´
1
l TOST式
ウインチ操作の方法
AERO VISIONヽ INc.
=『
夕 f 1 1 3l き
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yo 160-0022 1apan
Tolく
T E Li81-3-5269-5200
1.1
性能デ ー タ及び運用限界
FAX:81-3-3856-6737
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lp
l.1,l TO〔
∬ 式 2連 ウインチは、 ドラムを選択することによ り、 2機 のグライダーを連続かつR凍 に発
航させることができる。本ウインチは 「
縦置き型」 (ドラムが ウインテ後部に、車軸 と並行 に配
置 してある)
グライダーの重量
TOW式 餌 型ウインチでは、最 雄 議 肇簿飲gま で、TOW式 %型 ウインチでは、最大重量 鉤欽g
まで、それぞれグライダー及びモーターグライダーを発航することができる。
1.1.2 曳航索
♂
最小長さ :600nt
曳航索の最大長さ :1500m
:42111m(も
46ml、 ただ しこの場合は最大長さ 1300mと なる)
の直径
しくは
曳航索
転
下記の終極荷重を越えてはならない :
―
1%∞
N
新品の索 :
¨
ー
レリ
N
1"∞
ズ用
リング
曳航
―
kカ ラビナあるいはクイ ックレリーズ コネクターなど)
そのイ
との結合部品 (シャックノ
16500hT
1.1.3駆動装置
)010/138を参照。 これには承認された全ての駆動装置が記載 してある。
ウインチシー トNo.:α
1.14 ドラム‐S3.5の 図を参照
軸芯部直径 :70Ch
幅 :2351m
´
径 42-索
巻取容量 :1動
(直
R l.1.5
♂
1.2
)あ るいは 13∝懸 (直径 4.舞m索 )
ギロチ ン (曳航索非常切断装置)
TO〔∬ 式スプリング作動型ギ回チンを搭載
基本装備品
曳航索速度計
エ ンジン回転計
1
油圧警告灯
1
水温言
十
t
酬 属
十
1
充電警告灯
1
エンジンアワーカウンタ
ドラム左右選択警告灯
1
2
13
準備及び 日常点検
ここでは、 トラックに積載してあるウインチについて記述する。4,1お よび 41.1(ウ インチの搭
載)な らびに弔 (安定性)を それぞれ参照のこと。
1.3.1 ウインチのセットに当たっては、 トラックのギアを理―に入れ、サイ ドブレーキをかけて、かつ
輪止めを施丸
13.2 ウインチ ドライバー用の安全防護ケージを組み立て、垂直ソケットに差し込み、中央バルクヘ ッ
ドのソケットで固定する。
133 接地電路用クイを地面に打ち込み、ケーブルで トラックの車体と接続する。
13.4 ウインチの全般にわたり、 トラックの走行による損傷、その他の損傷について点検する。
1/」
13.5 日常整備および定期整備ならびに潤滑給油は、「
点検整備i問
滑マニュアノ
に定められた間隔を
厳守 して行うこと。燃料量を点検する。
13.6 操作系統、 ドラムセレクター、ハンドブレーキ、ギ理チンコン トロール、 トランスミッショシレ
バーおよびスロットルをそれぞれ全範囲動かして、操作の自由なことを確認する。
注意 :索を切断してギロチンを点検してはならない。メンテナンスマニュアル2.1.8を
参照。
13″ スターター用バッテリーの充電を確認する。
13.8 削 i余
13.9 全ての曳航索プーリーを点検する。
1,3.10側
面はしごが車体にベル トで固定してある場合は、固定を解いて、パッドのついたフックを、ウ
インチ ドライバーのキャプの右側縁にかけ、 2個 あるプラケットを p18ウ イングナットでシャシ
・
ーの下部に固定する。ウインチ後部に固定式のはしごがある場合は適用 しない。
IF嘱
13.11曳
航用ダブル リングcM属
税 )、グライグ ー の車軸 に巻き込 まな いよ うに、ホ ー スをかぶせて 曲
がりにくくした部分 (いわゆる安全索)、曳航期ヒューズ、中間索、曳航索パラシュー トならび
にクイックコネクターの各部分について、損傷の有無を点検する。
、できる限りの範囲で点検すゐ。
曳航索!よ
13.12ギア選択レバー (座席前方、フロアーパネルの中央部)を ニュー トラルとし、エンジンを始動さ
せ、緩徐な回転で暖機運転を実施する。気温が低い場合は、ラジエータにカバーをかぶせる。
ハンドブレーキは双方とも力ヽすておく。
13.13水温が作動温度に達したならば、プレーキを解除し、座席左右にあるドラム選択レバーをhU刷
ⅡNに
とする。両方のハンドブレーキをかけてから、座席近くの トランスミッションレバーを 「
入れる。
・
ロペラシャフトおよび 2重式直角ドライフの内側の軸が回転をはじめる。数分間、回転を変化
1.3.14プ
させて運転することにより、 トランスミッションオイルが各部分とも充分に配分される。
1.3.15ト
ランスミッションのセレクターレバーを解除の位置 吹USlに 戻す。この状態で索を ドラムか
ら引きだすことができる。 (ドラムは両方とも 「
解除」としてあること)
送リギアーは、回転するドラムと同調したままとなる。
13.16新索を入れる場合は、送りのアームが内側いっぱいに来るまで ドラムを空転させる。新索のエン
ドをドラムの基部の穴に挿入し、ケーブルエンドクランプで固定する。
1.4
索戻しと発航の準備
1.41
左右 ドラムの索を同時に引きだす場合は、適切な速度で (最高 30bぬ )行 い、必ず双方の ドラ
オー トマチツクギアボックスが担饒主畳。安全のため、 トランスミッションレパーをニュー トラ
ル lAU勁とすること。
1,4。
2
索の戻しに緩急がある場合は、 ドラム回転のオーバーランを防ぐため、両方のハン ドブレーキを
わずかにかけておくこと。索戻しの間は、ウインチ ドライバーはウインチから離れてはならない。
1お
2本 の索を同時に索戻 しする場合、索引き車にはt索 の間隔を少な くとも 2メ ー トル離す牽弓│バ
ーを装備するべきである。索戻 しは真直 ぐに行 い、牽弓レヾ―のフ ックは、対応する索を間違えな
いよ うに識別 し、索の交差を防止する。
左」を間違えないようにすること。この場合、明確な呼び方 (例 :北 /南 、あ
右」 「
索の呼称 「
るいは格納庫側/道 路側など)の ほうがよtヽ
.
1.44 その他の推奨事項については、46索 の管理 を参照。
1,45 索を戻したなら1よ ギアを外して、スロットルを少しだけ吹かすことにより、使用する ドラムの
ドッグクラッチ (嵌合クラッチ)を かみ合わせる。これは、エンジンを停止して、 ドラムを手で
回転させても可能である。この手間を費やすことによって、 ドッグクラッチの寿命は延長する。
1.46 ウインチ 漁洒 以降においては、一時に両方の ドラムを選択できないように、インターロック
を設けてある。“
膠猥 15
グライダー、モーターグライダTの発航
1,5.1 ウインチ側と発航点側で作業可能の確認ができたなら:よ ギアーを入れずに ドラムを嵌合させ、
エンジンを始動する:短 時間回転を上げて、プラグを清掃する。ウインチ No.,2か らは、ギア
ーが入っている状態では、エンジン始動ができないようになっている。
「
2
1,■
「
ウインチ張り合わせ」のシグナルが発せられたな らば、エンジンがアイ ドルのまま、 トランス
ミッションレバーを前方に進めて、 にNlの 位置とする。ハン ドブレーキを解除すると、 ドラム
はゆつくりと回転し、索のたるみを張り合わせる。この間は、スロットルには手を触れなもヽ
こと。
li5.3 「
出発」の信号があつたならば (スロットルの調整が合っていれば、 ドラムの回転はここで停ま
る)、スムースかつ急速にスロットルを操作して、機体を離陸させる。曳航中の速度は、風の強
さ、機体の型式、索の空中でのたるみならびに索速度計に応じて、適切に調整する。
、絶対的
曳航中は、回転速度の限界を超過してはならず、回転計の黄色の範囲K4700-5200rpoは
に必要な場合、最長 15秒間のみ使用可である。
1.黎 機体が曳航の頂点近くに達 したなら│よ パ ワーをカットする。すると、索は機体から自然に離説
する。必要であれ│ま ギアーを外して、エ ンジンをアイ ドルとし、 ドラムにブレーキをかけて、
越えてはならない。
自然離脱を助ける。その後、索を巻き取るが、回転数は38001plnを
い
索パラシュー トなしでの発航は認められな 。機体の側で離脱が不能の場合は、機体がウインチ
上空を通過する前に、ギロチンで索を切断する。
1 , i 5 T O W 式 ウインチ
型では最大重量 7 " 聴 まで、T O ∬ 式ウインチ
型では最大重量 8 0 0 k g ま
“
“
での機体を曳航できる。
1.ユ
6 曳航の前には、ウインチ ドライバーは索が交差していないことを確認 し、地上インス トラクター
は、使用しないほうの索が片側に寄せてあり、そのエン ドが国縛されていないことを確認する。
15,7 横風の場合は、常に風下側の索から先に使用すること。
1.5.8最初の機体の曳航が終了したなら│よ その索はウインチのところまで完全に巻き取ること。
嘱
響
1`8両 井の ドラムを同嘲 こ嵌合させての 2機 同時発飾 よ いかなる場合でも認められな ヽ ウインチ
No.簸 号からは、機構的に不可能になつてもヽ
る。
、危険な故障を招く。発航の間、特に気温が高
1.■
10注 意 :ウ インチのエ ンジンのオーバー ヒー ト│よ
エンジン
い際は、
を中速で運転し冷却させる。そのような場合は、ウインチのサイ ドバネルを開
こ
と。
放する
運転が非常に困難であると判断した場合は、TO〔汀 社オプション脱ow by_p観 制 を装着するベ
きである。
11索 切れの場合は、 §2.6.21の
1,■
指示事項に1き
ず従うこと,
1ふ12ハ ンドブレーキのレバーは、非常操作のために、オーバーサイズでレバー比を大きく設計してあ
る。ブレーキをかける場合に無理な力を力可すると、マスターシリンダーを損傷する可能性がある。
1.6
飛行終了後の手順
1.6.1 飛行作業が終了 したならば、索を一度伸ば Lrて、ごく軽い荷重をかけながら (タイヤを弓:きずる
の)巻 き取ること。これは重要である―S2.6.21参照ぐ
くらもヽ
1.6.2ブレーキを頻繁に使用 したために、プレーキドラムが過熱している場合は、プレーキを掛け放し
にしてはならない。これは、ウインチをその後しばらく使用 しない際に特に当てはまることであ
る。この注意事項に従わないと、プレーキ ドラムの変形を招く。
1.“ 接地ケーブルとクイは、トラックの運転席に保管する。
.
1.6.4ウインチをその後しばらく使用しないと見込む場合、両方のドラムの索に、薄めた防錆オイルあ
ならない)
るいはさび止めをスプレーしておく (エンジンの廃漁をかけて│ま
1165 ウインチのログブックに、その日の発航回数及び注意事項を記入する。
1.66 可能であれば、飛行作業終了後に給油しておく。
6
ヽ
.
2
整備要領
2.1
日常点検および保守
2.1.1 水量の点検
2.1.2 エンジン及び トランスミッションのオイル漏れを点検
2.13 全ての主要なボル トの締付けを点検
2.14 滑動部分、部品を動かして点検
2.1.5 必要に応じて、各部の清掃
2.1.6 曳航索および接続部を点検b索 のスリープによる接続部分をカットして、編み接ぎ (スプライス)
でつなぎ直す。 §2.621索切れおよびタルリットスリープ を参照
2.1.7 索のガイ ド、とりわけアジマスプーリーローラー、垂直ローラー及び送 りローラの円滑な動きを
点検。回転が回い、あるtЧま均一に回転しない場合はベアリングを交換すること。さもなく:よ
索が日―ラァに食い込んで、破壊させる
2.18 ギロチンのメンテナンスを行う。ギロチンブレー ドガィ ドの前面にある 2個 のグリースニ ップル
から、グリースガンでグリースを圧入し、ガイ ドの間に入り込んだ異物を押し出すまでこれをお
こなう
2.1.9盤M斗穫ざ由
21.10エ ンジンのオイル点検
`
膠 2.1.11 トランスミッションフルー ドlDEttЮN BIを点検。 §2.5,lbを
参照
21.12バ ッテリーの点検。必要であれば蒸留水の場九
2.1.13ドラム選択警告灯の点検
2.1.14ウインチログブックの記述内容が轟 であること及びエンジンアワーカウンターの時間数を記入
2.1.15注
意 :§25潤 滑個所の図にしたがって、各部を潤滑。
2.1.16注
意 :セーフティインターロックの機能点検. §§1.4.6及
び 1.5.1を
参照
2.1 曳航回数 翻 回ごとの点検
前回の点検から30日以内に実施
ヽ
2.2.1 ギロチンの試しLJ3り
による機能点検。 ドラムに索を巻き取り、ギロチンの固定部に紙を置き、ギ
ロチンのテンションレバーを戻して、刃を下げてゆく。紙がされいに切断され、断裂 しないこと
を確認
2.2.2 全ての講器類を点検
2.23 索 ドラムの半球カラーナットを点検。必要であれ1群帝めつける
2.24 全てのケーブルガイ ド、プーリー類の自由な作動を点検。 §2.1.7に
従って実施する
2.2.5 ブレーキを §2.6.18に
従つて点検、調整する
2.2.6 エンジン、送 リギアーならびに 2重 直角 ドライプのオイルレベルを、2.5潤 滑個所の図にしたが
って点検する
2.2.7 フエルフィルターの点検
2.2.8 冷却水の点検 (ラジエータの水量はおよそ 30峰 である)。冬季は、クーラントの比重を点検する
(不凍液はおよそ 1■)。
2.2.9 ギロチンについての整備指示 :ウインテを数日間あるいはそれ以上使用 しない場合は、加圧 レバ
ーでスプリングのテンションを緩めるようにする。この際、スプリングをゆっくり緩めて、ギロ
チンの刃がリバウンドしないようにすることが重要である。これは、 §2.1.8に述べたギロチン
の日常点検にも適用する。
注意 :潤滑個所の図に従うこと
t
23
曳航回数 mxl回 ごとの点検
最低 1年 に 1回 実施する
§2.1な らびに §2.2に記述している点検及び整備作業に加え、以下を実施すること
2.3.1 プー リースイーベル及びアジマス回―ラー系統のベアリングを取り外し、洗浄する。垂直ローラ
ーならびに垂直プー リーには、メンテナンスフリーの2RSベ アリングを用いている。
これらベアリングにわずかでも摩耗の兆候が現れたなら│よ 直ちに交換する。さもな く│よ ロー
ラーや索が損傷してしまう
23.2 曳航索を全長に渡り点検する。必要に応じて新品と交換すること
2.33 2重 直角 ドライブギアボックスの両端のキャップを外 し、内部のチェーン、スプロケットならび
にトランスミッションを目視点検する。
2.34 必要に応じて、 ドッグクラッチのアーL/ンスクリュウを締付ける (ロックタイ トで固定する)
23.5 曳航索 ドラムのナットを締付ける
2.3,6 ギロチンシステムを分解 し、洗浄する。摩耗した部品(ま
交換する。組み立て後、§2,4.1及び §2.43
の説明に従って、切断試験を行う。必要に応じて調整を界施する。
2.3.7 バ ッテリーを点検し、必要に応じて充電する
2.3.8 Vベ ル トのテンションを調整 し、必要 に応 じて新品に交換する
2.3.9 日―ラー系統を全て分解 し、部品を洗浄する。摩耗 した部品は必要 に応 じて交換する。潤滑及び
組み立てを行う。注意 :潤 滑個所の図に従つて潤滑を行 う。
藝難
ti暫
必要な整備な らび に修 理作業の範 囲が、上記を越 える場 合 は、製 造 者で ある T O S T
D「 MCKLUNG GmbHに
連絡する こと.ウ インチのエ ンジンに関 しての作業が発生 したな らiよ
認定 した作業工場 に問 い合わせる。
注意 :ト ランスミッシ ョンについては、原設計 に対 して、TO∬ 社で相当の改造を加えてい るた
め、問 い合わせは TOS「 D嘔 ⅥてKttNG GttHに
対 してのみ行 うこと。
24
ギ ロチ ン系統
´
2.4.1 初回のギロチ ン試験は、ウイ ンチの 日常点検 において 、ない し出荷前の部品 にあっては、技術 上
の承認 を得るための試験の際 に行われる。
ギロチン試験は、ギロチンに適切な長さに切った 3本 の新索を並べて入れ、切断後いかなるス ト
ランドにも漬れた形跡がない場合にのみ合格とする。このギロチン試験は、大修理の後、ないし
はギロチンの刃を新品に交換した場合に、合格となるまで繰り返して実施する。
上記のギロチン有効性試験は、 §2.41の 年次点検に実施するか、もしくはギ回チン刃の鋭さが
保持され、実際の非常時に有効であることを条件として、以下の点検項目を実施することにより
代替することができる。
ッ
ト部分が自由に動く事を確認し、 §2.43の 潤滑実施と同時に、数
⇒ギロチン刃のスライ ド■
回動かせてみる。
リギロチン刃切れ味試験 :§243に したがって、ブレー ドのスライ ドユニットを引き戻して、紙
片を切断する。この場合、きれいに切断していなくてはならない。紙が詰まる場合には、卜慇 の
プロンズの調整スクリュウを注意して調整し、試験を繰 り返す (ウインチが古くなって、調整ス
クリュウが失われている場合は、ギロチン系統を現行の仕様に更新 しなくてはならない)。
スクリュウを調整後 (スライ ドユニ ットガイ ドの調整)、スライ ドユニ ットが 自由に滑動するこ
とを、再度点検する。スライ ドユニ ットの動きが国い、あるいは紙の切れ味試験に不合格となっ
た場合、あるいは年次定期点検において、ギロチン系統を送リアームの部分から分解する。
トラブルシュー ト:はじめにスプリングを外 して、スライ ドユニ ットの動きをフリーとさせ、Ⅳ露
のプロンズ製スクリュウを調整する。スプリングを外したまま、紙の切れ味試験を行う。ここで
試験に合格 したならば、その後の組み立てを行い、再度試験を実施する。紙片を除去 して、元の
通りに取り付ける。
oギ ロチン系統のスプリング加圧および開放 :(スプリングの開放は、滑空シーズンの終わ りに
実施すればよい)。りに説明した通りに、ギロチン刃のメライドユニットが動くようにする。以
降を参照する。
',
斗
解働 ギロチン系統のスプリング加圧および開放
11ページのイラスト
無 ギロチンを引く力
B=運転台あるいは送リギアーサポー トにあるスプリング加圧レバー。圧力は力Цナていない。
Cギ ロチン刃スライドユニットの加圧ピン
D_―
サポー トー
送リギアーフレームの横断パイプ
トギロチン刃スライドユニットに圧力を力Чする動き
トカロ
圧位置
243.1ギロチンユニットを加圧するには、ウインチ運転台のギ圏チンレバーを引き、スプリング荷重の
かかった安全ア
ルレトAを ス トップまで引き戻す。
2S2図 に示す通りに、ギロチン刃スライドユニットの加圧ピンに、加圧レバーBを 取り付ける。
∼
2.433加 圧レバー Bを 、固定サポー トDを 越えて Eの 方向に力を八.れて弓!き、ス トップに当たるまで
動かす。
2.434運転台のギロチンレバーを定位に戻丸
ッ
トから突起して、前面か
2.435加圧レバーを上下にわずかずつ動かし、安全ピン Aが スライ ド■
こ
なる。
]圧状態と
ら目視できるようにする。 れで力
2.“ ギロチンユニットの開放は、上記の手順の逆を行えばよい。その際、ギロチン刃をリバウンドさ
せず、加圧 レバーを用いて、ゆつくりと圧力を開放する (Eの逆方向に)。
て、刃のリバウンドを防止する。
注意 :開放する前に、長いレバーEを しっかりと保持 L′
2.45 ギロチン刃スライドユニットの動きは、圧力を開放するときにテス トできる。ギロチン位置に刃
をゆっくりと戻す際に、動きに障害があつてはならない。
響緊 2.5 潤滑
2.5.1 毎日の飛行作業前に :
⇒エンジン :エンジンオイルのレベルを点検する。必要であな1舗 充する。
潤滑油容量 :5リ ットル ●ULLの マークまで)
潤滑油グレー ド:SAEⅢ )1'W50
ssioll(自
動変速機)TI解∞
b)H「皿mlic musI」
最初の運転時
まず、オー トマチックトランスミッションフルー ドだ爾 %DE】 響tON Dを およそ 5リ ットル注
(1回におよそ 100ミリリットル
入する。その後試運転を行いつつ、上限量まで補充する
「
ずつ)。作動温度に達したならば、フルー ドの量を点検する。 トランスミッションを 断」位置
-1101の
ラインまで補充する。
でアイ ドル回転とし、デイップスティックの illiま
フルードの量が過少あるいは過多いずれにおいても、 トランスミッションはすぐに故障してしま
う。厳密な点検の実施を推奨する。
_ノ
^︶
ヽ
トランスミッションフルー ド
(疑
lic式
1966年式までの 印
トランスミッションは
義の場合は、TOST社 まで問い合わせ
dramliC式
のみ用いること
ること)T2∞ フルー ―
。より
ド
新式の 助
トランスミッションで、19721"6年 式の (すなわち り稔 年以降)、OR、OK、 ODい ずれかの識別記号を有するもの、ならび
ランスミッション lTOW社 の改造を施したもの)に ついては、
にChc17rolctEAト
湖T86DXROND
トラ ンス ミ ッシ ョン フル ー ドの み 用 い る こ と。
他のフルー ドとの混合あるいは変更は、 トランスミッションの故障を招く。 トランスミッション
フルー ドを入れ過ぎた場合は、フルー ドが発泡 し、 トランスミッションそのものを破壊する (デ
ある)。
ィップスティックによるフルー ド量の上限と下限の差は、わずかに0.4(l US pinoで
c)ギロチンレバー (赤色)、ギロチン系統ボウデ ン索、スロッ トル リンケージ、ギロチン刃調整
スクリュウならびにハン ドブレーキ系統を潤滑する。ギロチン刃ガイ ドは、グリースガンを用い
て、ごみを押し出す。アジマスローラー系統は、後部バネルよリアクセスする。4個 のダス トキ
ャップがある。
,。 。7
轡
252毎
月 1回 あるtЧま曳航 嚢勢回ごと
め越リギアーのオイル量を点検する
b)グリースガンを用いて、ハンドブレーキケープル、プレーキケープルならびにフレキシブルシ
ャフトを潤滑する。
機 常のタイプの 2重 直角 ドライプのオイルの量を点検する。
ヽ
通墨塾盤豊盪垂用いるし §2.53を参照。
‐
を点検する。
dDVIAN式改造ディファレンシヤルのイ ィ
│?量
γν ヽ 、
″
D
2
直角変速機及び DB311-323ディファレンシャ脚 概観
:/
IttK■レン↑υレ
'
幼ギアボックスケーシング
3)フィラープラグ
4)オイルレベルマーク
,デ ィップスティック付きオイル注入寝
通常バ ージョンの 2重 直角 ドライブならびにディフアレンシャル D弱 11-323の潤滑 :ハ イポイ
ドオイル SAE9Clを 使用:オ イルの量 :中央のディファレンシャル内に 5.5リ ッ トル、両側の箱
レヽ
プには、0.5リ ットルをフ
形 トランスミッションケーシングにそれぞれ 3リ ットル.ホ イープ
ィラープラグBよ り夙
フィラープラグ Bが ない場合、フランジボル トDを 外して、排出及び注入を行う。ディファレ
ンシャルハウジング及び両方のクラッチハウジングには、ディファレンシャルハウジングの後側
のフィラーパイプAか ら注入する。
rップスティック Cに よつて行 う。オ
オイルの量を計測するには、ウインチを水平にして、デ′
ー
イルレベルが正しい場合、ディフアレンシャルケーシングおよび 2個 のチェンジオーバ ハウジ
ング内部のオイル量の合計は 125リ ットルの指定量と参る。
ヽ
2.54 NIAN式 ディファレンシャル付き直角変速機の概観
M譴 ヾ式ディファレンシャル (低速回転のエンジン、デ ィニゼルエ ンジンなどに用いる):ハ イ
九 注入口Eか ら注入する。
ポイドオイルSA30ユ ニバーサルを使用。オイルの量 :85リットノ
ー
十
要領で注入する 0×0.5
ディップスティックのマ ク で量を計測.ハ ブに対しては、§2.5.3の
95リ
ルと
る
な
。
ット
ル)。すなわち総量で
リット
2.5.5 製造番号非該 当のため削除
エ ンジンオイル及びオイルフィルターを交換する。エ ンジンオイルSAE 19V40
2.5.6 曳航期 回ごとに、
最大4リ ッ トルを注入する。エアーフィルターは、汚れが激 しい場合 に交換する。
全てのガイ ドロニラニを点検、潤滑 し、必要に応 じてベアリングを交換する。
2.57 曳航 1000回 ごと、あるしヽまオーバーホールの際に、エアフィルターを交換する。2.5.3の手順を
全て実施し、キャブレター吸気回のミクロフィルターを交換する。送リギアーおよび 2重 直角 ド
ヽま補充する。実施した作業をウインチマニュアルに記入する。
ライプのオイルを交換あるし
2.58 '問
滑の指示事項 (推奨する潤滑油類)
→ギロチン刃ガイド
グリースの種類 :耐水あるいは防水グリース
粘度 :NGLO(半 流動性)た とえ│よ S螂 Ⅳ『2/1など
りその他の部分 :上記による
送リギアー
オイル :MLL鋭
粘度 :SAE90
%
05Bも しくは WIZギ アーオイル
故障および復 旧
2.6.1 曳航 索入 口 :ア ジマスアセ ンプ リー の垂直 回― ラー が 円滑 に回転 しな い。 索 による溝 が
できて いる。
原因 :ローラーの破損、歪み。ベアリングの破捜
対策 :索の過度の摩耗を防ぐため、ユニット全体を交換する
2.62 ドラム選択 :ドラムが接続解除できない
原因 :→ドツグクラッチのスクリュウ (DNq2-M12に 類似)の 1本 以上が緩んでいて、 ドライ
ブシャフトフランジの接続解除を妨げているか、あるいは
り問滑の不足のため、 ドライプシヤフトのビンが ドライプシヤフトセンタリングブッシュ
を摩減させている。
対策 :→ドッグクラッチのスクリュウを締付ける。必要に応じて回ックワッシヤーを交換するが、
TOST社
ツ ク ワ ツシ ャ ー の み を 用 い る こ と。 これ は 、TOST社
指 定 の lSclmOITlロ
よ り入 手 で き る。
あるいは同等品により緩み止めを施す。
ズクリュウをアセトンで洗浄後、ロックタイト
ノ
ーペース トを用い
Dベ アリングビンを修理し、ブッシュを交換 して、lVIo"ア ッセンプリ
12
て組み立てる。
ヽ
注意 :ド ラムハブベアリングおよび 2重 直角 ドライプを分解するには、常に事前に断面図を良
く研究すること。
ドラム ドライプが滑る。エ ンジンの回転を上げても索を巻き取 らない
原因 :§1.41の 手順の不履行。町 赫 驚 変速機のフルー ドの量の過誤。恐 らくピス トンシー
ルならびにディスククラッチが損傷している。全ての操作を直ちに中止する。
対策 :製造者の指示にしたがって修理する事が必要。
2.6.4
送 リギアーが不作動、あるいはアームの動きが (少 しても)不 均―
原因 :スクロールギアーとフォロワーの過負荷。恐らく、送 リアームに過大な横方向荷重がかか
ったため。
多分に、マニアックなウインチ操作に原因する。すなわち、プレーキの接Hナすぎ、索の絡み合い、
段引き」、ならびにドラムにおいて、索の位置と送 リアームの位置が異
索戻 しの際のいわゆる 「
こ
なる とによって生ずる横方向の荷重によるもの。これらは、スクロールアセンプリーを直ちに
損傷させてしまう。
スクロール ドライプが、不作動あるいは不均―な作動の場合に顕著となる (まず、V―ベル トの
テンションの不正が原因でないことを確認する).
対策 :スクロールアセンブリーを取 り外して、製造者である TOSr社 に送る。スクロールギア
ーあるいはフォロワーが損傷の場合は交換しなければならない。
選択 した ドラムが回転 しな い、あるいはセレクターレバ ーに過度の遊びが生 じている
´
原因 :過負荷が原因である。例として、 トランスミッションブレーキを不適切にかけた場合、 ド
ライプシャフ ト、 ドリブンシャフ トあるいはテーバーフランジヘの トランスミッションカ滋員傷す
る可能性がある。また、 ドラムにブレーキがかかっていて、 ドライプシャフ トが回転 している状
態で、無理にドラムを選択した場合.
レバーが曲がつている、あるもヽま損傷している、ないしベアリングが損傷している。これにより、
サイ ドシャフ 日簿由方向に遊びを生じ、負荷がかかった場合にクラッチが切れてしまう。同様の
症状は、 ドラムの選択が完全でない場合、曳航中に起こることがある。
連絡する。
対策 :S2.6.2及び §26"を 参照する。製造者│こ
2.6.6
2.67
エンジンの回転が不均―で、高 いノイズを発生 (ベアリングが損傷した場合のノイズと混同
じないようにする),油 圧バルプリフターが固着している。
原因 :摩耗、オイルの過少
対策 :ノウレブリフターを交換する
ヽ
る
索 ドラムが、円周方向あるいは横方向に偏芯 して も
ヽ
ー
しくない
原因 :⇒ホイ ノ
″ プの着座が正
b)ドラムの取り付けが正しくない
のSl.6.1の不履行
対策 :→アクセルチュープのリングナットを締付け、緩み止めを施す
b)ホィールナットを点検 し、均―1尋帝付ける
、取 り付〔
す位置をマークし、組み付け
ドラム歌 り扱 いの標準的調順 :索 ドラムを取り外す場合iま
ルトとドラムにカラーマーキングする)。
の場合に、もとと同じ位置関係となるようにする (ボ
ン
注 :赤及び青は、それぞれ右と左の識別に用いる。
全ての索ドラムは、索を入れない状態で、工場出荷前に静的バランスを取っている。索を入れる
ことにより、わずかな動的バランスの不釣り合いを生ずるが、これはやむを得ないことである。
2.6.8ウォーターボンプからの冷却水の漏れ
原因 :シールリングからの漏れ、あるいは専用ポールレースの損傷による可能性がある。
ウォーターボンプはメンテナンスフリァに設計してあり、当社の経験によれ│よ壊れることはな
い。しかし、このような問題が生ずるのであれ│よ交換が必要となる。
対策 :ウォーターポンプをTOW社 にリンク品として板供する。
269 GMエ ンジンのシリンダーヘッドに水漏れ、水泡が生ずる
73 danに
調定したトルクレンチを用いて、シリンダーヘッドを増し締めする (締
対策 :“ⅣlKH・
付ける前に、エンジンの暖機運転を実施することを忘れないこと)。
締付けの順番に関しては、付属のGMエ ンジンマニュアルを参照。
e26Ю
覆miCト ランスミッション (19鴨年式以降)の 取り外し手1幌
助r山
→コンパ=タ ーをエンジンフライホイールに取り付けている 3本 の SW14ス クリュウ Gぽ ねじ
山)を 外す。
リプロベラシヤフ トを取り外す。
oト ランスミッションハウジングとフレームの間の、両側のエンジンプラケットの締付けを外す。
のアルミニウムベルハウジングをエンジンに取り付けている6本 のポル トを外す。
ッ
トを引きだす。
→トランスミッション■
o保管及び運搬 :金属製の仮枠が、ウインチに付属している。さもなくば、TOW社 より無償で
提供する。仮枠のボル トを用いて、仮枠シー トをアルミユウムベルハウジングとコンバTタ ーに
渡して、リシクの役目をさせる。これにより、運搬中仮枠シートがない場合に避けられない、円
周方向の荷重によるコンバーターのベアリングの損傷を防止する。
d)トランスミッションを,解 しようとしてはならない。TO〔汀 社において トランスミッションに
大幅に改造を加えており、専門的知識が必要なためである。GM社 供給の トランスミッションは、
オリジナルの状態ではウインチ曳航には適さない。そのままの使用は危険である。
伸
ランスミッションの慣らし運転
1l H17dmalicト
26。
alHydmmlicトランスミッションは、平ンジンに取り付けた状態で、正しい量となるように、フ
ルードが注入してある。
ペ
ー
ウインチオーナーの点検事項 :ドラム選択レバー解除 lAUSl(ニ ュ トラル)、プロ ラシャフ
トにブレーキをかけ (ドラムブレーキ)、エンジンをアイドリングで数分間回す。
エンジンをアイドリングの状態で、デイップスティックでオイル (フルー ド?)の 量を点検する。
laddIの
間になくてはならない。この 2つ のマーキングの量
要求事項 :フルー ドの量は、 lfunlと
い である。必要に応じて、§25潤 滑 に従つて、フルードを補充す
の差は、lpt C4リ ットノ
る。
bHydl― tCトランスミッションが、フルー ドなしで単体として出荷される場合、コンバーター
内部にフルー ドが残存する。使用開始の前に、ATF 86 DRRON Dを 4-5リットル注入する必要
がある。 §2.5潤滑 に記載した指示事項に厳密に従つてフルー ドを注入すること。
げ覆適用のため削除
2.6.12 TOSrウ
ィンチに新品の索ドラムを装着する
ラムがハプ面
ドラム装着前に、装着平面及び自動センタリング面を清掃する。これを怠ると、ド
に対して真正に装着しない。
a。
)
ドラムは、単体で│ぶランスをとっていない。通常は、ブレーキドラムハブと合わせてバランス
をとっている。従って、ドラムを後日装着した場合は、テスト運転を行って、ドラムとハプの組
ウヾ
み合わせカ
ランスするかどうか確認する。もt/バ
ランスしない場合は、他の3つの取り付けポ
ジションを試し、メ
Fバランスが最小限となる組み合わせを探ること。
残余のメFバランスは、 ドラムの 解 本のスクリュウのいずれかに、パ ッキングヮッシャーぁるい
は鉄片を挟むことによ り除去に努める。非バランスの程度について│ょ
、 トライアル&エ ラー的に
ドラムの各所に粘上の塊を貼り付けてゆき、バランスが成立したならば、その位置及び重量を、
前述により、パッキングワッシャーあるιヽま鉄片に代替する (§2.6.21参
照)。
2.6.13送リギアープッシュロッドのオイル漏れ
ブロンズ製ブッシュ SW32を 取り外す必要がある。ただ単にシールを交換 しただけでは、解決
策とはな らない。
ブッシュの交換 :TOST社 は、内径がアンダーサイズで、 リーマーによって内径を合わすことの
できるブッシュを供給する。
ッ
プッシュロッドを送り■
トから取り外し、
新品のプッシュを送 リユニットに装着 した状態で、
リーマーによる内径合わせを行う。これのみが、必要な精密公差を得る方式である。
洗浄して組み立てた後、送リギアーを手で回すことができなくてはならない。そうでない場合に
は、ブッシュに再度リーマーを力Xする必要がある。ここの段階において、プッシュロッドガィ ド
にシールを装着できる (特製 4重 リングと特製シールリングの組み合わせ)。ラバープーッをも
とに戻丸
・
2.614送 リギアーの回転 ドライプシャフ トからのオイル漏れ
ポールベアリングとシャフ トのシールリングを交換する。
送リギアーメカニズムを開いた場合は、
径の O―リングを交換すること。
毎回 140111n直
2.615ス クロールとフオロワーの損傷
ここの部分については、長期間の使用後も、摩減あるいは断裂による損傷は現在のところ発生し
ていない。 しかしながら、曳航索の大規模な索がらみ、あるいは送リギアープッシュロッドの曲
がりが、スピンドルとフォロワーの作動をブロックし、あるいは索戻しの時に弓│っ掛かりが生じ
て、過度のショック荷重を与える。
スピンドルとフォロワーは、たとえ片一方が良品に月,えても、常に組み合わせで交換 しなければ
ならない。
2.616 GMエ ンジンのインテークマニフォル ドの増し締め
⇒スクリュウを 2daNで 締付ける。締付けの順番に関しては、付属の GMエ ンジンマニュアルを
参考とすること。
b)最終締付けは、贅雄Nで 実施する。
2.617注 意 :D路 年式よりの安全インターロック
エンジンは、流体変速機を接続とした状態では、スターターモーターの電源を遠断することによ
る。
って、不意に始動できないようになってもヽ
2.618ブ レーキ調整
⇒重要事項
まず最初に偏芯ブレーキアジャスターでブレーキの調整を行う羽o.8119ページ (師鴨6お よび
2個 のロック ‐ がウインチ ドライ ―シー トの下からアクセス
鉗つ2が それぞれの側にある‐
ゞ
15卜
、
可能である)
これらを、ブレーキシューが擦れて音が出るところまで調整する。すぐに当たりがとれるであろ
う。
リドライバーシー トの下部のプレーキケーブルヨークのところで、プレーキケープルを調整する。
oこ れらの調整でも調子が良くない場合は、短いブレーキレバーのヨーク ル露 (ウィンチ運転台
の下部にある)に おいてt油 圧ブレーキを調整する。
にブレーキ液の量を点検し、不足であれば補充する。また、プリーディングも実施する。
動
重要 Ic)に述べた調整は、プレーキ系統のプリーディングを行う前に実施 しておくこと。マスタ
ーシリンダーのビス トンを踏み込まない位置で、プレーキシューからわずかな擦れ音が聞こえる
ように調整する。さもなければ、マスターシリンダー作動時にオーバー トラベルとなって、シリ
ンダーが損傷する。
また、プレーキ液を補充し、プリーディングを行う前に、マスターシリンダーのビス トンをオー
バー トラベルさせると、損傷してしまう。
2.6.19ブレーキハプの分解 (配置図を参照)
攀 0の ナットを緩め、腟 のフランジを06の シャフ トからプーラーを用いて外す。必要であれ〔
よ
プーラーにテンションがかかった状態にしておいて、プーラーをハンマーで軽くたたく事は有効
である。円すいシーティングが分離しない場合は、08の フランジを 1_5o200℃
に暖めてから再度
試みる。
固定デバイスを緩めた後、219の ナットを外し、ロックナットとオイルスクレーパーヮッシャー
を取り外す。
り織み立ては逆の順序である。次を新品と交換する :09の 特製ウェープスプリング 3枚 及び 13
のシープ
児 SAE90の オイルを補充する (潤滑の図を参照)。
い
で締付ける。ディーゼルエンジンの場合は、%の テーパ
特製のナットぃdの は、 トルク ■
ーフランジ06の シャフ トを、 しКdな どの液体接着剤で接着する。
26.2006の ドライブシャフ トの取り外し (図を参照)
この場合、プレーキ ドラムを取り外す必要はない。最初に 36の カバーを外 し、39の アー レンボ
ル ト8本 を外して (%の ナットはロックしてある)ブ レーキハブ全体を取り外す。
組み立てる場合、26の シ=ノИま新品を用いt10の シャフ トナットの トルク値はおよそ ■
熙 m
である。
2.6.21索ドラムの取り付・
け及び取り外じ
TO釘 製鋳造曳航索 ドラム 05は 、20年 にわたる合金、鋳造技術上の経験ならびに曳航索荷重安
全率 4と した強度計算に基づいている。しかしながら、過去に2度 ほど ドラムの変形事例がある。
ステール製の ドラムも注文により製造 して'いる。
夏の気温が高い日に、重量の大きなグライダーを発航し、曳航作業を終えたあとでは、熱を持っ
た索が ドラムに固く巻き付いた状態となる。索が冷えて収縮すると、幾重もの収縮する索により、
ドラムが変形を起こす。これについては、 ドラムの強度計算に含めていない。
簡単な予防策 :ウインチの操作マニュアルには、一日の飛行作業終了後、索を完全に延ばして、
軽く荷重を力可すながら巻き取る (タイヤなどを引きずらせて)事 を指示している。
弊社の ドラムは、全ての面について、専用の旋盤によって、位置替えをすることなしに切削 して
ある。これは難しい技術であるが、要求される標準をIよ
るかに上回る精度を両方の面に与えてい
る。DN規 格によるハプは1常 に弊社の要求精度水準に合致 してιヽ
るとは限らない。
16
できる
曳航作業中あるtЧまドラムの再取 り付け後 に、 ドラムは良品であるにもかかわらず、目視
ー
の
アラインメントの不良が生じたなら1よ ドラムの取り付け位置を、本イ ルナットにより8つ
取り付け方式を試 し、アラインメントを向上させることを推奨する。
が楽になる。
ドラムが中心で日着 した場合は、平12のスクリユウを用いると、取 り外し作業
流体変速機のかみつき
‐ ーンフライホイール
原因 :索 ドラムを選択解除しないで、索戻 しを行うことによる。ノン リタ
ヵ嘩場 している。直ちに停止すること。直ちにトランスミッションを取 り外して、損傷が拡大す
ることを防止する。
2.6.23索切れ
いて、
スリープ (アルミニウム製のみ可)に よる修理は一時的なものとする。正しい修理用具を用
ー
いては、
プにつ
守ること。ニコプレススリープあるいはその他の金属製スリ
指示された手llEを
(エンドセット)の みに使用可である。さもなく(よ 甲―ラーガ
索ガイ ドに巻き込まれない部分
イ ドが損傷する。索の継ぎ目は、スプライスによる場合を正式なものとする。
2,67:メ インブレニキシリンダーおよびホイールシリンダー、調整
ブレーキ系統のプリーデイングを実施する前に、SW40及 び/ま たは SW22偏 芯スクリュウを用
マ
ぃて、プレーキシューが ドラムに強く当たるように調整する。ブレーキ液を注入する前には、
スターシリンダーを操作 してはならない。この注意に従わない場合、マスターシリンダーのポ ト
ペ
ムパルプとメインシールを損傷してしまう。損傷 したマスターシリンダーは、リ アーキットを
ー
入し、プリーデ
用いて、完全にオーパーホールする必要がある。ブレーキ系統にブレ キ液を注
い
ではならない。
ィングを行つた後でなけれIま マスターシリンダーを力いつぱ 踏み込ん
て行う。ホイー
プリーデイングは、プレーキが ドラムに当たるよう完全に調整してから、注意 し
はない
い
い
ルシリンダーが水平に装着されていないため、プリー ドのニップルが ちばん高 位置に
スクを考慮すること.
からである。マスターシリンダーを自前のもので代替する場合、上記のリ
つているプレーキシュ
プレーキ液の注入とプリーディングが完了したなら:ま ドラムに強く当た
レーキ ドラムにシューが軽く
ーを、偏応スクリュウによりわずかに緩めてやる。最初のうち、ブ
当たつて音が出ていても差し支えない。
26.252重 直角 ドライプからの異音
ブに用いてい
To∬ 社製のユニツトの価格より、DB社 あるいは ⅣAN社 から、2重 直角 ドライ
ンホイー
.る ディフアレンシヤルを卸で購入する価格の方が高いため、弊社では、再生品のクラウ
ている。
ル及びピニオンを用いている。全ての改修は、不活性ガス溶接で行つ
はるかに小
パックラッシュ荷重を最小とするため、この公差調整は、他の道路車両のそれよりも
る場合もある。
さtヽ
なしたがつて、慣らし運転が終わるまで、トランスミッションがノイズを発す
(1998年式以降│シヽ
イポイドギアーオイル SAE90D。
正しいギアオイルを用いているか点検する
マークを越えて、4リ ットルのオイルを注入
異音が著しい場合は、デイップステイツクの最上の
する。
ウインチを正常に運転する。損傷はないであろう。
17
3
操作指示への付帯的事項
■1
新品あるいはオーバーホールニ ューのエ ンジンの慣 らし運転 の手順
1 新品あるいはオーバーホールニューのエンジンについては、TO∬ 社において、3時 間のテス ト
■1。
運転を行つている。テス ト運転 3時 間目に、 トランスミッションのシャフ トを完全にロックし、
スリッカ .
トランスミッションを接続させて、3秒 間 10000で 回転させている (1007・
3.1.2 完全に点検する
3.13 出荷前のエンジンには、IIID SAE 15W40(非混合油)も しくは 1餌鴨0を 注入してある。
3.14 エンジンを3時 間運転する
3.1.41無
負荷で再度 20分 間 1000wで 運転する
要領にて 2回 負荷を与える
3.142運転20分、3.1.1の
3.1産〕負
準L岬
度 20分 問 1000Fで 運転する
要領にて等間隔で 3回 負荷を与える
3.1.“運転 20分、3.1.1の
3.M5無 負荷で再度 40分 間 1000mで 運転する
要領で、等間隔に 15001Pmで2秒 以上 2回 負荷を与える
3。
146運 転 30永 3.1.1の
拾油)で ある。
3.15 オイルフィルター及びオイルを交換する。使用オイルは HDSAE15W40 0開
点検項目§策 を実施する
エンジンが新品の場合には、エンジンオイルとフィルターは §3.17の終わりで交換しても良い。
顧客ヘウインチを出荷する時点において、運転時間は5時 間となる
3.1.6 島山獅頭Cト ランスミッションのフルー ド量を点検する
T H 4 0 0 ト ラ ンス ミ ッ シ ョ ン ( 1 9 鳴年 式 以 的
には D E X R O N D フ
ル ー ドを 使用
17 顧客引き渡し後の最初の曳航 100回は、慣らし運転と考えること
3。
ンジンを回す
.1索
3.1″
を巻き取うた後、1"町mで 40秒FElエ
3.172各 発航の間隔は、少なくとも4分 取ること
5001p
3.173最高回転数4・
ノ
から500回まで
3.1.8 101回
18
3.18.1各国の曳航で、索を巻き取つた後、lЮttmで 30秒 間エンジンを回す
3.1.82各発航の間隔は、少なくとも3分 取ること
3.1.83最高回転数 4800rpm
3.1.9 曳航500回日以降■ 22参 照
)
1オ イルフィルター及びエンジンオイルを交換する
3.1.9。
3.1.92スパークプラグを点検bギ ヤップの正常値 (電子点火方式):0,llln
3.1.93ウインチの総点検を実施、ウインチログブックに記入する
、
3.1.94シリンダーヘッドボル トの トルクを点検
麟旨示事項を参照。
3.1.10正常運転に向けての、エンジン慣らし運転中の手入枠 下言
エローゾーンで運転 してはならない。
のイ
曳航 1000回 目までは、絶対の非常時以外は、回転計
最高回転数 4800F
3.1.11曳航 1500回目に達するまでは、慣らし運転が完了 しないと心得ること。 §23参 照.
ヾ
最初の運転 20時 間までは、4つ 星グレー ドガソリンに、鉛添加物あるい│ル ルプ用添加物を加
ー
えたものの使用を推奨する。以降は無鉛 %オ クタンスーバ ガソリンを使用する。
燃料タンク容積 :“ リットル
ら3.1.3
項目3.1.1か
3.1.4か
ら3.1.6
項目
項目3.1″
TOST社
署名
署名
署名
にて実施
同上
実施者名
嬌mber 1999
08欧
08 December 1999
日付
エンジン単体の納入
§3.1.6を§3.1.3から60日 以内に完了のこと。TO∬ 社までその旨通報すること。
§3.1.牛
エンジン付きウインチの完全状態で納入
い
、エ
§3.1,11までの燃料に関する推奨事項の不順守、及び高品質のエンジンオイルを使用 しな 場合は
よ
の 1%程 であれ〔
ンジンの慣らし運転は正しく行えない。慣らし運転申は、オイルの消費量が燃料消費
正常と見倣丸
れ
§3.1.11まで完了したなら1ま TO鋼 社まで、同封の本ページヨピーに記入の上、返送通知さ
§3.1.7‐
たい。
͡
\
本書の配布先
署名入り1部 :TOW社 工場
11完了の時点において、署名入り1部をTO∬ 社まで返送願いたい
§3.1。
ウインチ引き渡しの時点において、購入者の承諾署名入り1部
19
冽啜
"
取 り付けウインチ番号 :636
エンジンNQ:Tα
購入者署名
重要な一般情報
3.2.1
3.2.2
解除」 (ドラムセ
索戻しを行う場合、Hydlamlicト ランスミッション及び ドライプシャフ トを 「
レクターレバーを両方とも lAUSlと しなければならない)と すること。さもなくば、重大な故
障を生ずる (トランスミッションフルー ドが欠乏したのと同様の状態)。これは、 トランスミッ
ションの完全な破壊につながる。
えてある。GM社 の標準的
■ハ田面cト ランスミッションは、ウインチ用として相当な改造力功口
修理は、 トランスミッションをオリジナルの改造前の状態に戻 して しまうため、ウインチ用とし
ては承認しない。
新しい トランスミッションを取り付ける際には、以下に従うことが重要である。
プロペラシヤフ トは、 トランスミッションに対して、軸方向にたとえわずかでも、圧力を及ぼさ
ないようにしなければならない。プロベラシャフトの長さは、スライディングピースと、2重 直
角ドライプがリアージョイントフランジと接合する限界の間において、計測値で少なくとも5の軸方向の余裕がなくてはならない。すなわち、プロベラシヤフ トが可能とする全伸長より短い
ということである。
慣らし運転は、§2.51を参照する。ェンジンヘの取り付け後、トランスミッションフルー ドだ肝
86DDRtt Dを 約 5リ ットル注入する。
置とし、エンジンを始動する。 トランスミッションがウ
トランスミッションレバーを lALTSl位
ォームアップするまで、エンジンを低速回転させる。注意しながら、フルー ドをディプスティッ
クのマニクのラインまで注入する。
エンジンをアイドリングで トランスミッションを 帆USIと し、点検する。 トランスミッション
からエアーを除くため、エンジンの回転を上げて、スイッチオン、オフとする。1回だけ短時間、
た
ドライプシヤフトのプレーキをかけ、回転を上げて、 トランスミッションを 恒Nl(負 荷をあ
える)と する。
注意 :ドラムが回転しないこと。これで使用可能となる。
324
整備部品項 目
Vベ ル ト、エンジン用 :95不躇 ,Part llo.:4026
Vベ ル ト、エンジン用 :9.5x1325,四 no.:4027
3045
t no・
Vベル ト、送リトランスミッション用 :9,5x1212,脚
嚇
エアフィルターカートリッジ、キヤブレター用 :prtЮ.メ
`
38
フュエルフィルターカートリッジ、キヤブレダ 馬 :ptt m.郵
鉾
エンジンオイルフィルターカートリッジ :paFt nO.鴫
3.25 麟
C
―
レー ドA T F 8 6 D E t t t O N D
トラ ンス ミ ッシ ョン : ト ランス ミッシ ョンフリ
20
3.2.6 i國
サーモスタット
晟温度‐
TO∬ 社のウインチに取 り付けたガソリンエンジンからは、サーモスタットを取 り外してある。
当社の見解では、ウインチ曳航時に短時間の熱負荷に対 して、1∝%障 害のない冷却水の流れが
要求されるからである。
したがって、運転温度に到達するまでは、ラジエターを板でカバーすることを推奨する。冬季に
おいては、ラジエターを部分的にカバーすることも可能である。TOST社 が供給する GMエ ンジ
ンは、オリジナルに比べ、ウォニターボンプの能力を 50%増 加 してある。
操作指示のまとめ
"
冷開始動 :
ドラムをいずれか選択する。ハンドブレーキをかける。
イグニッション1」に挿入する。
トランスミッションレバーhUSl位 置、キーを 「
キーを 杯に右に回し始動する。点火後すぐに 「
イグニッション 1」に戻す。ア
一
ペ
クセル ダルを軽く踏み込み、暖機運転を行う。温度が 8Cl℃
に達するまでは、
回転速度を上げてはならない。
温間始動
上記と同じ手順であるが、始動時にアクセルのみ使用すること。
始動の刊頃
イグニッションをオンにする前に、 ドラムインジケータが RECFrrStru。もしく
はLINKtteめを表示する。
点熊 肇
項
正しい ドラムが選択してあるかどう力臨
左」などと呼ばずに、明確な表現たとえば 「
L」
右」「
南」「
ヨ
発航点との連絡では、「
索 を用いること。
張り合わせ
張り合わせ」の信号を確認したならiよ トランスミッションを接続
発航点から 『
する (トランスミッションレバーを電Nlに 入れる)。エンジンを少 しふかしな
がら、ハンドブレーキをゆっくりと解除する。
「
出発」で ドラムの回転が一時停止
出発」の信号までは加速してはならない。「
するが、ここからスロットルをスムースかつ急速にひらく。グライダーの離陸を
確認したなら1ま グライダー毎に異なる曳航速度に調整する。風速、機体それぞ
れの限界曳航速度ならびにその他の規制事項を順守する。
lぉ
曳航索の空申でのたるみを監視する。曳航中のエンジン回転速度制限52001μ
グライダーが離脱するべきポイントに達したならiよ パワーをカットし、パラシ
ュー トがグライダーから離れるのを待ってから、中速で索を巻き取る。パラシュ
ー トを地上数メー トルまで巻き取ったところでパワーをカットして、垂直に自然
落下させる.そ の後、緩速にて巻き取る。
索があと 2い までとなったところで、 トランスミ.ッションの接続を解除し (レ
バーを lAUSlに)、 ドラムにゆっくリブレーキをかけ、 ドラムセレクターレバー
の選択を解除する。エンジンを少なくとも1分間アイ ドリングさせて、冷却する。
気温が高い日には、水温が80℃聡下がるまでエンジンを回したままとする。
索戻し
索を戻す場合は、両方のドラムを接続解除とし、 トランスミッションを接続解除
としなければならない。 トランスミッション及び双方の ドラムを接続したままで
あると、 トランスミッションに相当の損傷を与えてしまう。
21
安全インターロック
ウインチ No.563よ り、安全装置が、両方の ドラムを同時に選択できないように
している。スターターモーターが回転 しない場合は、 トランスミッションが接続
していないかどうかまず確認する。
4 TOST社
3。
製ウイ ンチ (車載あるいは トレーラー型)共 通の情報
ウインチ ドライバー安全ケージ :Bモ デル以降に装備。安全ケージなしでウインチを使用するこ
とは認められない。
接地電路クイ :トラック車載タイプにのみ装備。不使用時は トラック運転席に保管する。曳航を
開始する前に、クイを地面に打ち込み、 トラックの車体に接続する。
排気管 1排気管の末端吉日ふ 輸送のために取り外してある。部品は赤及び青色で識別でき、送 り
ギアープロックに結びつけてある。ウインチ使用前に正しく取り付けること。
ギロチン加圧レバー :ギロチン系統の加圧および解除用の レバーは、右側の送 リギアープロック
に結びつけてある。緑色のハンドルのソケットを、ギロチンの背後の緑色のス ピンドルに装着 し
て、ギロチンを加圧する。
(トラッ
圭=:2組 のキーがウインチ ドライパー席のイグニ ッションスイ ッチに差し込んである
ク車載タイプにおいては、 トラック運転席のハンドブレーキに、ビニール袋に入れてくくり付け
てある).
曳航索 :曳航索は、直径 42nunの もののみ用いること。これ以外の後のものを用いる場合には、
TOSr社 より、適合するVベ ル トプーリーを入手すること (実施済み。直径 4衡 mの 索を使用)。
しい。 トラ
燃料 :ウインチについては、スーパー %オ クタン、もしくは %オ クタンの方が好ま
ックは製造者のマニュアルによる。
エ ン ジ ン潤 滑 :ウ イ ン チ の エ ン ジ ン :シ E ID l]賞
,ウイ ンチ トラ ン ス ミ ッ シ ョ ン :DttRON
DcATF8oのみ使用可.ト ラックは製造者のマニュアルによる。
含
0℃まで 不凍液を最低
ラジエター系統 :ウインチのエンジンの容量 :28リ ットル,お
"%混
トラックは製造者のマニュアルによる。
ウインチのパツテリー :輸送時には電極を外す。
ウインチのエンジン :最初の始動時には、事前に S3.1を読み、慣らし運転を実施する。
ToST社 のウインチ全てにつ いて、出荷時に付属する情報
ヘ
フォークリフト用設備
図 1:ウインチドライバーから見て左側のサイドカウリングパネルを外す。箱形のソケット
(Bhm x 100Hml)にフオークが差し込めるように、フォークリフトを寄せる。フォークを挿
入する場合に何も損傷しないことを確認する。
図 21フ ォニクを一杯まで挿入する。フォークをわずかにフォークリフ ト側に傾けて、持ち上げ
たときに滑らないようにする。
28ペ ージ
1)カウリングを外しての外観
索の入り口
の送 リギアープロック‐
3)索ドラムと送リギアー
の索 ドラム選択ボックス
⊃スタロール ドライブレイシャフ ト
送リアーム
●送リギアー‐
29ペ ージ
1)リアーパネル (グラスフアイバー製)
2Y2重直角ドライブ
30ペ ージ
颯まない)
モーター装備の場合は、フットベダノ
1)計器盤及び操作 レバー (G―
2)送リギアーのサポー トアーム
3)計器盤後面、配線に注意
の合金製 ドラム
31ペ ー ン
1)トラックに乗せたウインテ
2)ウインチドライノ`
一シート
41.1 ウインチをトラックに搭載する場合のアドバイス
当社で製造する全てのウインチには、取り付けポイントBが 標準装備としてある。この取り付
け金具には、16nm直 径の穴が垂直に開けてあり、金具は車体の基本シャシーと面―になってい
る。この穴の寸度は39頁参照。
据え付けは、4本のM14ボ ル トで行い、スプリングワッシヤーとナットで締付ける。
ウインチの水平出し
標準の U断 面チヤンネル材を lAlの寸度に切り出す:高 さ iHlは、チャンネル材の幅及び トラッ
(あるもヽ
はマ
クの型式による。 トラックが満載の状態で、ウインチ側のシャシーが、タイヤから
ッドガー ドから)30-40-の 余裕がとれるように睡 を決める。
°
Ilnlの
チヤンネルを 1椰h皿 に切り出したものが適当である。両端は る の斜
通常は、高さ 1'■
iC」
めに切り落とす。チヤンネル材を トラックのシヤシーに渡したならば、プラケット をチャン
ネル材に溶接し、穴開けを行つて、M12の ポル ト、ナットで固定する。
ウインチのシヤシーは、搭載したときにトラzムの運転台との間にはしごを設置できるよう、短
くしてある。はしごは、の x20-鋼 角チューフ材を国 のように溶接 してつくる。
ここで重要なのは、寸度 1026ならびに 2711+ル2mmを 守ることである。 IGlの補強材は、シヤ
シーを移動及び曳航の方向に補強する。
, _
重心及び安定性
§42及 び §43に したがつて確認を行う。曳航索を除いたウインチ本体の言量は、およそ 1"飲 g
である。曳航索のない状態での重心は、 §42に 定義している。
推奨事項
進行方向との関係では、ウインチの重心は トラックの後輪車軸よりも前方にすることが望ましい
(軸荷重を順守すること). トラックの選定 に当たっては、3ト ン車、好ましくは 5ト ン車とす
ること。
ウインチを トラックのシャシーに溶接 してはならない。ウインチを乗せた トラックを公道で走ら
せるのなら│よ マッドガー ド (泥よけ)が 必要であり、 トラックとウインチの間には、共通の電
源系統があつてはならない。 トラックには法規に定めた灯火が必要となる。
ウインチのシヤシーは、捩れ に対して研l性を有するため、ウインチを トラックにボル トで固定し
たならば、その部分の トラックのシャシーも岡1性が高くなる。 トラックの運転台とウインチの間
隔は、少なくとも 350-空 けること。重心の関係でこれが不可能の場合は、取 り外じ式の乗降
しごを使用 し、ウインチを トラックの運転台に せて搭載する。
言
警
重要な注意 :ウインチは、普通の荷台を有する トラックに乗せてはならない。 卜回の開口部が冷
_酔
却に必要だからである。
34ペ ー ン
鉾重心位置
o索 の荷重の作用点、作用方向
α=索の進入角度 (上下角度)
∈ 聾
Q田 卜曳航用 ヒュー ズ最大破断荷 重 師 kg)
准 1400′
岸
獅
Bl=3104卜 1200m
p ttyざ 1話
1200m励
琳聾1勁
2本
索
43
安定性
(約 2∞飲g)を 軽い車体 (約 1"鉱 g)に 搭
重心位置と安定性の計算例 :T6∬ 式 2連 ウインチ
載した場合。
重量 :
寸度 :
11鶉
聰
Gl=前 軸荷重
Gた 後軸荷薫
峰
21カ
G」総慶靖肇
32`Ю kg
P=曳 航 ヒューズ強度 知 聴
a=ホ イールベース 3需 m
b=曳航索入口から前軸まで
x=重心位置
?
計算式 :
'
ヘ
488m
重 心 CC(S)
Gl
卜e la_x)
l140
、観 150k郵 .78m-lo 21鍬 g
1 1 個2 1 5 0
x=3.7卜lx
0f30
'x=3飾
1.530
'潤 優 h :1.53
lx +lK
・
■2 . 4 7 m
ピッチモーメント
ピッチモーメン ト=G・x
=3290 ・2″
繋 126n詢
安定性モーメントの計算
ピッチモーメントJb
珊
・488
郵 92 nlkT
安定性の証明
安定性モーメント>ビ ッチモーメント
8126mo>4392 111kT
操作パネルの表示
1)索の速度よ耐D
幼エンジン回転計
‐
紳
3燃 樹
左 ドラム選択 (嵌合)叫ミ
4)表示灯‐
―
表示灯
⊃エンジン油F■
索切断
o緊 急左側曳航
範 側 ドラムブレーキ
め左側 ドラム選択 (嵌合)
9)トランスミッションドライブ
lo維 番号
11清側 ドラム選択 (嵌合)
12)右
側 ドラムブレーキ
13)緊急右側曳航索切断
14ソヾッテリーチヤーシ表示灯
1⊃表示灯―
右側 ドラム選択 (嵌合)中
1のエンジン作動温度
1つエンジンアワーメーター
18)イグニッションスタータースイツチ
安全性 、改造 および故障
以下に列記する事項は、安全性を阻害 し、製品保証を無効とする。
1 試験証明の期限切枠 最新の試験証明書を見ること。
45。
25
4.'2 機器の承認を得ない改造
外部要因による損傷
特に、以下について注意を払われたい ;
454
455
エンジン:慣らし運転を指示通りに行わず、記録もせず、並びに、指示事項の推奨する通りに整
備を行わず、記録もしない場合には、操作時の安全性は保持されない。
トランスミッションについて :エ ンジンの項 目を参照
45.6 ウインチのシヤシー :ウインチのシャシーは、す般の動力車両と異なり、 トランスミッションと
エンジンのアラインメントが正確であることが重要である。動力車両の トランスミッションは、
弾性マウントを用いているのに対し、ウインチは同1体構造のユニ ットである。
ウインチの全ての構成部分品は、必要な公差を保持するために、特別に製造、組み立てがなされ
ている。シャシー、エンジン及び トランスミッションの、ごくわずかなアラインメン トの狂いも、
動力源並びにトランスミッションの、急速あるいは漸進的な破壊に直結する。
この種の問題は、危険な事故をもたらすため、シャシー、エンジン並びに トランスミッションに
対して、TOST社 は、いかなる修理あるいは改造 01と しては、溶接、アラインメントの直 しあ
るいは改造)を 容認 しない。
もしも、局部的にせよ、日視ないし寸度計濱1により判別できる歪みが認められたならば、ウイン
チ全体を新品と交換しなくてはならない。全ての可動部品を分解 し、計測を行って、再生可能で
あるか判断する。
45″ 送リギアーなどの■
ッ
トの目視できる、あるいは識別できる散障は、安全な操作を阻害する。
曳航索の管理、取 り扱 い
_(Ftth
ウインチに索を送 り込む場合の注意 :リ ールから索を巻き取る場合は、ウイ ンチを可能なかぎ り
の最低速度で操作する。本の棒を使って、 リールのオーバー ランを防 ぐ:ウ インチの ドラムに巻
き取る際に、鋭 い角にこすらな いようにする。
注意 :リールのスタンドは安定したものを使用し、リールが転落しないようにしておく。新索は
高価な物として取り扱い、ウインチの ドラムに入れる際は、特男1の注意を払うこと。不注意な取
り扱いは、索の早期の不具合へとつながるため、経験が重要である(,
より」を戻す :「より戻し」は、最初に索を伸ばす際にのみ必要である。索を弓│き戻す際
索の 「
には注意 して行い、当社製造の専用のスイーベルを用いること。その場合、索弓│きは速度
t鶏
砺
こ
錢饉霧繁蔵電雅k秀
」
魏富●ど 1北
翻孵驚蓬進
を外して索をドラムに巻き取り、改めてスイーベルを付けて索戻 しを行う。
より」力ヽまとんど見られない (スイーベルがほとんど回転 しない事でわかる)場 合は、2
索の 「
回目のより戻しは不要である。索の製造標準が向上 したことにより、古くからある索の伸び取 り
は、もはや不要である。
26
新索の送り込み及びより戻しとは別に、最初の曳航数回は、索の寿命にとって重要である。 した
がって、新索での最初の曳航は、十分な経験を有するウインチ ドライバーに任せること。索のガ
イ ドローラーは自由に回転 し、溝ができていないことが必要である。初期の曳航の荷重は低く抑
えるため、400daN以 下のグライダーで曳航を始める。最初の数回は、急激な上昇角をとらない
ようにする。
数度にわけて、索への荷重を増加させ、索の伸び取り、慣らし及び段階的に落ち着くようにさせ
る。索パラシュー トなしで曳航することは、絶対に認められない。曳航を適度なタイミングで終
了し、索に張力が残っている間に、グライダー偶1で離脱させるようにする。巻き取りの際にも、
索が張った状態を保持する。曳航に際しては、いかなるより戻 し器具も用いてはならない。さも
なくIよ 索は直ちに破壊 してしまう。
索戻しは、常に定速で行い、路面が不均―な場合は、ナイロンの緩衝素を用いる。索戻 しの際に
索に不必要な荷重をかけないように、7番 の ヒューズを用いても良い。
曳航500回 ごとに、索の反転を行うことは、摩耗の均一化及び寿命延長に役立つ。
紳
索を長期間使用 しないのであれ│ま たとえば冬季体眠などにおいて、薄めたさび上めオイルをス
プレーしておく (エンジンオイルの廃油は絶対に使用 しないこと)
ウインチ ドライバーの読了署名
鰤
η