RFID︓無線通信を介した情報認識技術の進化

第 49 回センサ&アクチュエータ技術シンポジウム
RFID︓無線通信を介した情報認識技術の進化
~フレキシブル、ポータブル、そしてセンシブル~
RFID(Radio Frequency Identification)とは、特定周波数の電磁波を発信・受信するリーダライタとデータ保存の媒体
である RF タグの間の無線交信によって RF タグの有するデータを認識し、以って RF タグを搭載する個体を識別するシステムのこと
である。この RF タグは IC タグ等とも呼ばれ、RFID 技術は物流や店舗の商品管理に導入される一方、センサ技術への応用も強
く期待されている。
そこで本シンポジウムでは、RF タグ作製に対する新たなデバイス作製技術(プリンテッド・エレクトロニクス)の適用や RFID 技
術の金属材料対策や化学・バイオセンサへの応用などについて当該分野の第一人者の講師から最新の技術動向を紹介していた
だき、材料・センサ・システムなどの各階層から RFID 技術の新たな展開の方向性を考えてみたい。
(企画担当:中村 健、田原茂彦)
日 時: 2016 年 9 月 2 日[金] 10:00~16:45
場 所: TKP 御茶ノ水会議室 502 号室(東京都千代田区神田駿河台 2-3 池坊東京会館 5F)
【交通案内】 JR中央線・総武線 御茶ノ水駅お茶ノ水橋口より 徒歩 5 分
東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅 1 番出口より 徒歩 6 分
主 催: 一般社団法人次世代センサ協議会
協 賛: 一般社団法人電気学会、公益社団法人計測自動制御学会、一般社団法人日本電気計測器工業会、センシング技術応用研究会、
一般財団法人マイクロマシンセンター、一般社団法人日本計量機器工業連合会、特定非営利活動法人安全工学会、
MEMSパークコンソーシアム、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム、フジサンケイ ビジネスアイ(依頼中)
■参加費:
(テキスト代、消費税込)
■注意事項:
■事務局:
プログラム
10:00~11:00
次世代センサ協議会会員 16,000 円 / 次世代センサ協議会研究会員 20,000 円
協賛団体会員 20,000 円 / 一般 26,000 円 / 学生 3,500 円
会議室内でのお食事はご遠慮くださいますようお願いいたします。
一般社団法人次世代センサ協議会 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町 1-24-3-4F CNT 内
Tel.03-5294-2333 Fax.03-5294-0909
E-mail [email protected]
「RFID 技術の最新動向:金属対応 IC タグ他」
弊社製品を中心に RFID の技術動向をご紹介します。薄い書類ファイル・図書に貼付、積層しても読み取り良好なラベル製品、金属の間に
挟まっても複数読み取り良好な新型金属対応タグ等ご紹介します。
大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部 第 2 技術本部ソリューション開発センター
「RFID 技術のガスセンサ応用:分布型水素漏洩検知技術の確立に向けた取組」
11:00~12:00
第 2 グループ 緒方哲治氏
水素の存在でインピーダンス特性が変化する感応物質をアンテナ部に固定化したセンサ機能一体型タグデバイスを開発した。本講演では、そ
の特性を紹介するとともに様々な空間的水素漏えい検知技術について概説する。
横浜国立大学大学院工学研究院 機能の創生部門 固体の機能 岡崎慎司氏
12:00~13:30
昼 休 み
「RFID 技術のバイオセンサ応用:核酸、タンパク質の検出」
13:30~14:30
検体採取の場で結果を得る POCT(Point-of-Care Testing)は迅速簡便な検査である。本報告では、センサ、信号処理回路、ワイヤ
レス通信回路を集積した RF-ID センサチップを開発しこれを用いた POCT システムの基本特性を評価した結果について述べる。
株式会社日立製作所 研究開発グループシステムイノベーションセンタ 知能情報研究部 矢澤義昭氏
「有機薄膜トランジスタ回路の作製と個体識別信号の伝送」
14:30~15:30
高性能の印刷できる有機半導体トランジスタを用いたセンサ機能を有する RFID タグについて紹介する。溶液から単結晶薄膜化するプロセス
により、従来より格段に高速の印刷可能な集積回路へのブレークスルーが得られた。
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 竹谷純一氏
15:30~15:45
休
憩
「プリンテッドエレクトロニクスと RFID 関連技術」
15:45~16:45
印刷 RFID タグを実現するためには、インク化された材料を用いて、アンテナ、整流素子、低電圧駆動・高速動作の電界効果トランジスタなどを作
製する必要がある。本講演では、これらの素子を作製するための技術や材料の開発状況等について説明する。
国立研究開発法人産業技術総合研究所 フレキシブルエレクトロニクス研究センター 印刷デバイスチーム
研究チーム長 吉田 学氏
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