HA reserved management interface機能

HA reserved management interface機能
新機能:v4.2でHA reserved management interface機能(以下管理ポート)が実装されました。
FortiGateのHA構成時においてこれまで行えなかったスレーブ機への直接Pingやログインが可能となります。
1. 管理用のインターフェイスにIPアドレスをアサインすることで、スレーブ機へのPingが可能
2. HTTP/HTTPS等のプロトコルを利用してスレーブ機へ直接ログインが可能
3. SNMPトラップ/クエリにも対応
*管理ポートをWAN1と同一セグメント(構成A)、または分ける事(構成B)が可能
構成A
構成B
WAN2:10.0.0.10
WAN2:192.168.1.10
マスター機
マスター機
Internet
Internet
WAN1:
10.0.0.1
管理用PC
10.0.0.100
WAN1:
10.0.0.1
スレーブ機
WAN2:10.0.0.11
NETWORK VALUE COMPONENTS Ltd.
スレーブ機
管理用PC
192.168.1.100
1
WAN2:192.168.1.11
Copyright (c)2010 NETWORK VALUE COMPONENTS Ltd. All Right Reserved.
HA reserved management interface機能
設定方法:
1.
CLIより、Reserve Management Port for Cluster Member機能を有効にして、管理Portを指定します。
*管理ポートは、VLAN(.1q)仮想インタフェイスでも利用する事が出来ます。
config system ha
set ha-mgmt-status enable
set ha-mgmt-interface <管理用のインタフェイス>
set ha-mgmt-interface-gateway <管理用インタフェイスのゲートウェイIP>
end
2.
CLIより、上記設定で指定したインタフェイスにIPを設定します。 (Active-Standby両機)
config system interface
edit <インタフェイス名>
set ip <IPアドレス>
set allowaccess <許可プロトコル>
end
3.
管理IPでSNMPを利用する場合はCLIより設定変更を行います。
config system snmp community
edit 1
config hosts
edit 1
set ha-direct enable
set ip <SNMPマネージャIP>
end
end
NETWORK VALUE COMPONENTS Ltd.
2
Copyright (c)2010 NETWORK VALUE COMPONENTS Ltd. All Right Reserved.
HA reserved management interface機能
注意点
【利用出来る機能の制限】
管理ポートはページ1に記載されている機能のみ提供しています。
そのため、NTPサーバとの同期、シグネチャのアップデート、syslogの送信等といったその他機能は、通信用ポートから実施されます。
【ルーティング】
管理ポートは通信処理から独立したルーティングテーブルを参照します。
管理ポートの固定ルートは1つのみ設定できます。 *ページ2、設定方法を参照
NETWORK VALUE COMPONENTS Ltd.
3
Copyright (c)2010 NETWORK VALUE COMPONENTS Ltd. All Right Reserved.