FCP品質監査に関する勉強会 - FCP フード・コミュニケーション・プロジェクト

FCP品質監査に関する勉強会
第3回 勉強会 議事次第
日時:平成 25 年 11 月 20 日(水)14:00~17:30
場所: 中央合同庁舎4号館 12 階
第 1219-1221 会議室
1.開会挨拶
2.勉強会の進め方及び本日の討議内容について(事務局)
3.ファシリテーター挨拶
4.グループディスカッション
第1部
ディスカッション
テーマ:共通工場監査項目 56 項目~91 項目
発表(30分)
<休憩>
第2部
ディスカッション
テーマ:共通工場監査項目 92 項目~116 項目
発表
5.本日のまとめ(ファシリテーター)
6.事務局連絡
(事務局)
7.閉会挨拶
配布資料
資料1-1
参加者名簿
資料1-2
座席表
資料2
【品質監査に関する勉強会】資料
資料3
第3回「品質監査に関する勉強会」事前アンケート集計
資料4
FCP 共通工場監査項目
平成25年度 「品質監査に関する勉強会」 第3回 参加者名簿
№
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
企業名
株式会社アートコーヒー
愛知県経済農業協同組合連合会
味の素株式会社
アズビル株式会社
イオン株式会社
イカリ消毒株式会社
株式会社イクスピアリ
伊藤ハム株式会社
株式会社イトーヨーカ堂
AQロジスティクス株式会社
エスビー食品株式会社
キリン株式会社
株式会社合食
株式会社シジシージャパン
全日空商事株式会社
損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社
太陽化学株式会社
株式会社高島屋
東京海洋大学先端科学技術研究センター
東洋冷蔵株式会社
株式会社虎屋
株式会社日清製粉グループ本社
株式会社日本アクセス
日本ハム株式会社
日本ピュアフード株式会社
№
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
2013.11.20(水)14:00~17:30
企業名
日本マクドナルド株式会社
ネスレ日本株式会社
ハウス食品株式会社
株式会社阪急クオリティーサポート
株式会社BMLフード・サイエンス
ビューローベリタスジャパン株式会社
フードテクノエンジニアリング株式会社
株式会社富士通エフサス
株式会社ベジテック
丸美屋食品工業株式会社
みたけ食品工業株式会社
株式会社みつかん
三菱化学メディエンス株式会社
三菱食品株式会社
株式会社メイカイフーズ
株式会社モスフードサービス
横河ソリューションサービス株式会社
株式会社ローソン
※企業名五十音順
<本日ご欠席>
№
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
企業名
一般社団法人ALFAE
井出農園
大塚食品株式会社
花王株式会社
NPO法人環境リサーチ研究所
キユーピー株式会社
株式会社グローバルテクノ
経風社
航空食品株式会社
株式会社虎玄
株式会社シニアライフクリエイト
株式会社ジョイヤ
株式会社すかいらーく
双日株式会社
株式会社竹中工務店
№
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
企業名
株式会社中央微生物検査所
テーブルマーク株式会社
東京グリーンプロジェクト
財団法人東京顕微鏡院
NPO法人日本GAP協会
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
株式会社パソナ
株式会社ファミリーマート
株式会社フーズ・コミュニケーション
株式会社ぺスカリッチ
丸善食品工業株式会社
三菱商事株式会社
※企業名五十音順
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n n- p
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ww
ww
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資料2
平成25年度 第3回
品質監査に関する勉強会
平成25年11月20日
食 料 産 業 局 企 画 課 食 品 企 業 行 動 室
フード・コミュニケーション・プロジェクト事務局
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1
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「品質監査に関する勉強会」の背景・取組の経緯
【背景】
 フード・コミュニケーション・プロジェクト(FCP)の基本的な考え方に基づき、
食品事業者間の効率的なアセスメントの実施、アセスメント結果の適正なフィード
バックのために、「工場監査項目の標準化・共有化研究会」「品質監査に関する研究
会」を立ち上げ、取引先との情報収集・発信の効率化に向けた検討を行ってきたとこ
ろです。
【取組の概要】
工場監査に関する研究会では、これまで以下の取組を行いました(23ページ以降を御参照下さい)。
 平成21年度、共有可能な項目として「FCP共通工場監査項目(第1.0版)」の作成。
 平成22年度、それぞれの監査項目に対して「実施要求水準」と「監査手法」を設定し、
「FCP共通工場監査項目に関する要求水準及び監査手法」を策定。
 平成23年度、使い勝手の良い監査シートにするため、用途別・目的別の工場監査シートを
作成し、必要に応じたシートを出力するためのWEBページを作成。
品質監査に関する研究会では、これまで以下の取組を行いました(28ページ以降を御参照下さい)
 平成24年度、実際の監査シーンで監査担当者がよく見るポイント「29項目」を抽出し実際
の監査事例をまとめた「監査担当者が注意を払う監査項目29項目」を作成。
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2
協働の着眼点とFCP共通工場監査項目の関係
大項目
中項目
協働の着眼点(各項目)
小項目
FCP共通工場監査項目
(116項目)
具体例
FCP共通工場監査項目
協働の着眼点
(16項目)
大項目【分野】
大項目【分野】(お客様に信頼してもらうために皆様が共有するべき取組の分野)⇒16項目
中項目【課題】
中項目【課題】(皆様(食品事業者)の課題)
小項目【対応】
小項目【対応】(皆様の課題に対して何をすればよいのか(対応))
具体例【FCP共通工場監査項目】⇒ 116項目
具体例
(小項目の具体的な実践方法を紹介したもの)
(大項目の一例)
【FCP共通工場監査項目の特徴】
(協働の着眼点 小項目)
監査項目
〃
〃
○要求水準・・・要求項目のレベル分け
要求水準
〃
〃
監査手法
〃
〃
○監査手法・・・監査の目線合わせ
管理の取組の明確化
3
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(参考)工場監査項目の標準化・共有化研究会の経緯
FCP工場監査項目の作成
<工場監査項目を議論する際の視点>
③
奥行き:実施要求水準
どの水準まで実施するこ
とを求めるか?
②
横軸:
「監査手法」「目の細かさ」
個々の監査項目について、どのような手法
を使い、どの程度細かく確認するか?
H22年度研究会
①
縦軸:「監査項目」
どの項目を監査するのか?
H21年度研究会
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FCP工場監査項目
の普及にむけて
<普及に向けた御意見>
~H22年度試行アンケートより~
○効率化が可能
○評価者の目線合せに有効
○セルフチェックに有効
×監査項目の重複
×項目の順番が不適当
×項目数が多い
等
各社による用途別・
目的別の編集で対応
可能
FCP工場監査項目(第1.0
版)をベースとした各社によ
る用途別・目的別の編集を促
進するため、シーンごとにど
のような切口が必要か、とい
う観点から用途別・目的別の
編集例を作成
H23年度研究会
4
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工場監査項目の標準化・共有化研究会(平成21年度成果)
A社が求める監査項目
B社が求める監査項目
H21年度は各社が求める監
査項目のうち共有化できる
116項目を取りまとめ、F
CP共通工場監査項目 第
1.0版として取りまとめま
した。
FCP共通工場
監査項目
D社が求める監査項目
C社が求める監査項目
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工場監査項目の標準化・共有化研究会(平成22年度成果)
H21年度に共有した項目ごとに実施要求水準と監査手法を取りまとめ、FCP共
通工場監査項目(第1.0版)の付属資料として、「FCP共通工場監査項目に関
する要求水準及び監査手法」を取りまとめました。
(項目ごとに取りまとめた要求水準と監査手法の一例)
40.異物検知時の除去、および再発防止対策の確認
(H21年度に監査項目の抽出実施)
実施要求水準
監査手法
異物の検知・除去対策、及び混入の防止、
低減への取組のルールがある
異物検知、排除の方法、排除品の管理ルールを確認
検知・排除結果に基づく対処ルールを確認
異物の検知・除去対策、及び混入の防止、
低減への取組がルール通り実施されている
異物検知・排除の現場及び記録にてルール通り実施
されていることを確認
設定した基準通りの精度で排除できることを確認
製品を全量、機器で検査していることを確認
異物の検知・除去対策、及び混入の防止、
低減への取組が必要に応じ記録されている
異物検知時の記録を確認
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平成23年度 工場監査項目の標準化・共有化研究会 議論の過程
平成23年度研究会での議論
どの用途別・目的別の編集
例を作成するかを検討
・汎用性がある用
途や目的別監査
シートの選択
・より汎用性に優
れる監査シートを
生成するプログラ
ムを作成すること
をFCP事務局か
ら提案
自社での活用
各用途別・目的別の
編集例の作成
・使い勝手のよい監査シートに
するための用途、目的の抽出
・用途のうち、「加工度」に関
して、各社の基準や価値観が異
なることから不採用に
・各用途、目的に関連した監査
項目、レベルの抽出(研究会3
回開催、のべ83事業者、90名
参加)
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作成した編集
例の検証
・試行アンケートの
実施
・模擬監査の実施
・研究会での討議
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工場監査項目の標準化・共有化研究会(平成23年度成果)
「FCP共通工場監査項目をベースとした用途別・目的別の編集例を作成し、用
途・目的を選択するとそれに適した監査シートを自動生成するプログラムを作成
し、WEBページに掲載しました。
健康危害をもたらす
原因となる食中細菌
などが食品中に混入
する危険度に関する
一連の確認項目が出
力されます。
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品質監査に関する研究会(平成24年度成果)①
本年度は、これから監査に対応していこうと考えている方にも抵抗なく取り組んでい
ただけるよう、「事例で学ぶ工場監査」のイメージで、食品事業者様とともに「FC
P共通工場監査項目 指摘事例集」を作成しました。
「FCP共通工場監査項目 指摘事例集」のイメージ
監査担当者が注意を払う監査項目29項目と実際の監査シーンで見られる指摘事例集
●安全かつ適切な食品の提供をするための体制整備〔協働の着眼点:大項目3〕
チェック
(○/×)
取組状況等
仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規格書、製造標準書、作業手順書等)の整備
〔FCP共通工場監査項目№9〕
事例(1) 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規格書、製造標準書、作業手順書等)を作成していますか
事例(2) 仕様書等は全ての欄を記入していますか(未記入欄はありませんか)
事例(3) 仕様書等を整備していますか(いつでも確認出来る状態ですか)
事例(4) 仕様書等に法令等で要求されている項目が全て入っていますか(微生物の項目など)
事例(5) 仕様書等の基準値は法令等で定める基準を満たしていますか
教育・研修プランの設定と教育の実施
〔FCP共通工場監査項目№14〕
事例(1)
事例(2)
事例(3)
事例(4)
事例(5)
事例(6)
事例(7)
教育・研修の必要性を理解していますか
教育・研修責任者は誰ですか
教育・研修プランはありますか(頻度、教育内容、教育方法、必要対象者、教育者、記録方法など)
外国語しか理解できない従業員がいる場合、教育・研修の外国語対応はできていますか
教育・研修の受講者に漏れはありませんか(受けるべき人が受けていますか)
教育・研修の欠席者へのフォロー体制はありますか
教育・研修プログラム(手順書、計画スケジュールなど)はありますか
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品質監査に関する研究会(平成24年度成果)②
実際の監査シーンで監査担当者がよく見るポイント「29項目」の実際の監査
事例をわかりやすく、実例で紹介
1
「監査担当者が注意を払う監査項目29項目」
FCP共通工場監査項目116項目を基に、実際の監査の場で指摘の多い項目をまとめたものです。
2
「実際の監査シーンで見られる指摘事例集」
①の監査項目に関して、監査担当者が実際にどのような聞き方をしているのかを事例としてまとめたもの
です。
FCP共通工場監査項目(116項目)の中で監査担当者が特に注意を払う項目29項目
を選び、実際の監査の際にイメージしやすいように指摘事例をまとめたものです。
FCP
共通工場
監査項目
116項目
実際の監査で指摘の多い項目を、食品関連企業で監査に関
わる方と取りまとめて、作成しました。
116
項目の
1/4
注意を払う
29項目
項目毎に
指摘事例
をまとめ
ました
事例1
事例2
事例3
~
このプログラムでは、この29項目をチェックします
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アンケートでいただいた御意見
平成25年4月には、平成25年度のFCPの活動展開等の参考にさせていただくために、情報共
有ネットワーク参加企業・団体の皆様にアンケートを行いました。
【アンケートでいただいた品質監査に関する取組で扱いたい事項に関する御意見】
●工場監査項目は使いやすいように常時更新したほうが良い。
●状況や法律の変化に合わせ、常に変化させていく必要がある。
●出来上がりを振り返りブラッシュアップが必要。
●工場監査項目の漏れを追加する中で重複項目を減らす等の見直しも必要。
●既存ツールのオーバーホール、既存のツールの活用を考える。
その他の意見として
●関係する企業で実際に行われている内容紹介
●若い品質管理担当者がベテランの担当者と企業の枠を超えて集う場を設ける
●「共通工場監査項目」は項目はわかりやすいが、今のものは初級者には少し重いため、初級編
~上級編となっていると良い。
●JAS化にする可能性を含めた調査
●国際的な動向との整合性も意識した監査シートの普及活動
工場監査シートのブラッシュアップについて、多くの御意見をいただきました。
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「品質監査に関する勉強会」の目的・取組内容
【本年度の目標】
●「FCP共通工場監査項目Ver1.0」が作成された当時から約4年が経過し、食の信頼を取
り巻く状況や法律の変化もあり、内容の見直しが望まれています。時代に合った「FCP共
通工場監査項目」の改訂を行い、「FCP共通工場監査項目Ver2.0」への改訂を目指します。
【勉強会の取組内容】
●25年度では現行の「工場監査項目Ver1.0」の論点を討議し「Ver2.0」策定のためのポイン
トを整理します。
1.「FCP共通工場監査項目」の今後を考えます。
●アンケート、ヒアリングの結果を踏まえながら、「FCP共通工場監査項目」の今後のあ
り方を検討します。
2.「FCP共通工場監査項目」の使用事例を元にツールの実用可能性を考えます。
●「FCP工場監査項目」を実際に使用している事業者様の声(課題と感じているような点
等)を共有し、実用事例を元に問題点の抽出を実施します。
3.「FCP共通工場監査項目116項目」の重複項目、補足項目を確認します。
●1、2のステップを踏まえて、Ver1.0の項目を詳細に読み合わせて、時勢に合わない点
や補足事項をリストアップします。
4.「FCP工場監査項目 Ver2.0」への改訂に向けての討議をします。
●「FCP工場監査項目 Ver.2.0」への改訂作業において、議論すべき点、盛り込むべき
点、取り組むべき点を討議します。
※前年に引き続き『株式会社鶏卵肉情報センター杉浦氏』にファシリテーターをお願いしています。
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本勉強会の進め方
FCP共通工場監査項目Ver2.0作成に向けての、3回の工程を実施。
○研究会:年間3回(予備として4回目)の開催を予定しています(開催回数は勉強会
での検討状況に応じて変更する場合があります)。各回を2部構成で実施します。
・第1回:1部 「FCP共通工場監査項目116項目」読み合せ作業(1項目~23項目)
事前準備をメールにて依頼しております内容をもとに実施していただ
きます。
2部
「FCP共通工場監査項目Ver1.0」を事前アンケートをもとに検討
・第2回:1部
「FCP共通工場監査項目」の使用事例をもとに実用可能性を検討
2部
「FCP共通工場監査項目116項目」読み合せ作業(24項目~55項目)
・第3回:1部
「FCP共通工場監査項目116項目」読み合せ作業(56項目~91項目)
2部
「FCP共通工場監査項目116項目」読み合せ作業(92項目~116項目)
まとめ「FCP共通工場監査項目Ver2.0」改訂に向けての討議(まとめ)
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13
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第1回勉強会の概要①
第1回勉強会に向
けたアンケート①
H25.7. 8
【FCP共通工場監査項目1~23項目についての確認】
「FCP共通工場監査項目1.0版」1項目~23項目につ
いて1.0版が作成された4年前と比較し、時勢に合わな
くなった項目の確認、重複箇所の確認、追加事項の確
認、削除・修正項目の確認のアンケートを行いました。
第1回勉強会に向
けたアンケート②
H25.7. 8
【FCP共通工場監査項目全体に対する確認】
「FCP共通工場監査項目1.0版」を見直すに当たり、
今後取り組む予定の「FCP共通工場監査項目2.0版」
の作成において「盛り込みたい視点」「目指すべき方
向性」を考えるにあたり、率直な御意見等をあげて頂
きました。
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第1回勉強会の概要②
第1回勉強会
作業Ⅰ
H25.7.18
【FCP共通工場監査項目1~23項目の読み合せ】
FCP共通工場監査項目に対する事前アンケートをもとに、
グループごとに読み合わせをしていただきました。
第1回勉強会
作業Ⅱ
H25.7.18
【FCP共通工場監査項目全体に対するディスカッション】
事前アンケートをとりましたFCP共通工場監査項目全般へ
の要望をもとに、各企業の現状をふまえ意見交換して頂き
ました。自社の事例等を多く出して頂き、グループ内でま
とめて発表していただきました。
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第2回勉強会の概要①
第2回勉強会に向 【FCP共通工場監査項目24~55項目についての確認】
けたアンケート① 「FCP共通工場監査項目1.0版」24項目~55項目に
H25.8. 26
ついて1.0版が作成された4年前と比較し、時勢に合わ
なくなった項目の確認、重複箇所の確認、追加事項の
確認、削除・修正項目の確認のアンケートを行いまし
た。
第2回勉強会に向 【FCP共通工場監査項目全体に対する確認】
けたアンケート② 「FCP共通工場監査項目1.0版」を見直すに当たり、
H25.8.26
今後「FCP共通工場監査項目2.0版」の検討において
「盛り込みたい視点」「目指すべき方向性」について
率直な御意見等をあげて頂きました。
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第2回勉強会の概要②
第2回勉強会
作業Ⅰ
H25.9.3
【FCP共通工場監査項目の活用事例報告】
(株式会社シジシージャパン 岩井 弘光様)
「FCP共通工場監査項目」を御活用いただいている事例を
御紹介いただき、現場での「FCP共通工場監査項目」の有
効性について共有していただきました。
第2回勉強会
作業Ⅱ
H25.9.3
【FCP共通工場監査項目24~55項目の読み合せ】
FCP共通工場監査項目に対する事前アンケートをもとに、
グループごとに読み合わせをしていただきました。
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第2回勉強会までの概要
○「FCP共通工場監査項目」2.0版への改訂に向けての主な課題
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
「共通工場監査項目」が協働の着眼点をベースに作成されていることを共
有する必要
(通常の監査シートとの違い、構成の意図が伝わっていない)
項目の重複感がある
解説書や良い事例の報告を集める仕組があると良い
展示会・商談会シートと共通工場監査項目のリンク、拡張性をもたせる
HACCPの概念を加えることでグローバル基準を見据えたものにすべき
要求水準や監査手法を時勢にあわせた内容に見直す
2.0版作成にあたり、項目作成時の考え方(文言の使用基準等)をガイドラ
インとして作成すべき
監査基準(ルール)とビューポイント(視点)を分けて整理する
工場監査項目を始めて使用する人向けの使用手順書(マニュアル)を作成
フードディフェンスへの対応が必要
GFSI等の国際的な動きへの対応が必要
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本勉強会の進め方
第3回勉強会に向けた事前作業
• 「FCP共通工場監査項目1.0版」56項目~116項目
について1.0版が作成された4年前と比較し、時勢に
合わなくなった項目の確認、重複箇所の確認、追加事
項の確認、削除・修正項目の確認のアンケートを行い
ました。
• 「FCP共通工場監査項目1.0版」を見直すに当たり、
今後取り組む予定の「FCP共通工場監査項目2.0
版」の作成において「盛り込みたい視点」「目指すべ
き方向性」を考えるにあたり、率直な御意見等をあげ
て頂きました。
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第3回勉強会 本日の討議
1.「FCP共通工場監査項目116項目 Ver1.0」の読
み合せ(重複項目、補足事項を抽出)
「FCP共通工場監査項目」の読み合せを各グループご
とに56~91項目まで行なっていただきます。
2.「FCP共通工場監査項目116項目 Ver1.0」の読
み合せ(重複項目、補足事項を抽出)
「FCP共通工場監査項目」の読み合せを各グループご
とに92~116項目まで行なっていただきます。
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20
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本勉強会の進め方とスケジュール(案)
○研究会:年間3回程度の開催を予定しています。
(開催回数は研究会での検討状況に応じて変更する場合があります)
・第1回:平成25年7月18日(木)
14:00~17:45
・第2回:平成25年9月3日(火)
14:00~17:45
・第3回:平成25年11月20日(水)
14:00~17:30
・第4回:平成26年1月23日(木)
14:00~17:30 (予定)
○2014年2月~3月を予定しています。
・研究会の取組、進捗報告、成果報告を発表する予定です。
5月
6月
7月
勉強会
(7月)
第1回
8月
9月
勉強会
(9月)
第2回
10月
11月
勉強会
(11月)
第3回
12月
1月
勉強会
(1月)
第4回
2月
3月
成果報告会
勉強会
参加登録
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FCP共通工場監査項目 第1.0版(56項目~116項目)
(3) 【食品の保管及び管理】
①
食品に応じた条件下で保管及び管理している
食品の保管ルールを直置き禁止、先入れ先出し、アレルゲン物質のコンタミ理由が異なるので区分する
「保管のルール(直置き禁止、先入れ・先出し、アレルゲン物質区分など)」に「温度基準」を追加
(重複、削除、追加、要望等でお気づきの内容を御記入ください)
食品の保管および管理 No.56 と No.60-62が重複している。同一内容の複数小項目へのエントリーとしても中項目が同
一なので、少し工夫できないか検討の価値あり
56
保管のルール(直置き禁止、先入れ・先出し、アレルゲン物質区分など)の設定
56項目のカッコ内に、“適正な温度管理”の文字も入れておいた方が、良い(監査手法の欄には記入されている。)
保管ルールの「アレルゲン」のみ抜出しして、43に統合
保管物への表示(内容物)のルールは不要?(60に含む?)
(3)「食品の保管及び管理」の①と③は同じ項目の中に統一する、その中で64 65 は59 とセットで保管が良い
追加:(3)【食品の保管及び管理】①56 温度のモニタリング
②
出荷前に食品の品質検査及び衛生検査を行っている
57~59品質監査との相違が分かるように衛生検査についての注釈も追加
57
品質検査(※5)及び必要な場合は衛生検査のルールの設定
衛生検査担当者の力量についても確認することが望ましい
57~59番は検査項目として45~48番と統合が可能
「衛生検査」は何を指しますか?
※5 品質検査とは、「製品により本来保持すべき品質を確認するために、目視・官能・理化学分析・微生物分析など、製品に応じて設定す
る検査」
58
品質検査(※5)時の判定責任者の設定
59
品質検査記録、衛生検査記録の保管
項目57-59食品の「衛生検査」とは何か不明
「判定責任者」ではなく「判定基準」「自主基準」等に変更するべき結果に対する評価をどのように行っているかが重要
判定責任者の力量の確認は不要?
③
保管だけでなく保管期間(賞味期限より長く設定されているか)も確認するべき
ロット間の誤混入が起こらないよう食品を取り扱っている
60と61「保管及び保管状態の点検についてのルールの~」の「点検」の意味がわかりにくいため、削除してはいかがでしょう
か。「保管及び保管状態についてのルールの~」
60
保管及び保管状態の点検についてのルールの設定
60.61の監査手法が重複している
監査手法「製品を対象とすること」の意味がわからない
(6)①と92~97と②の「駆除」を「管理・駆除」にしてどうか。(害虫、ネズミについては、駆除だけでなく、調査や予防、改善
の実施もあるため。)
61
保管及び保管状態の点検についてのルールの実施
62
工程・倉庫内における整理整頓の実施(区分管理、先入れ・先出しの実施などを含む)
61と62を(あるいは63も含め)一つにしても良いのではないか。又は、61を「原料はロット毎に保管するルールがありロット毎
に保管されている。」、62を「食品(最終製品)はロット毎に保管するルールがありロット毎に保管されている。」とし63は削除
てはどうか。
63の「製品ロットごとに原材料ロットをトレースできる手順の明確化」の項では、どのようにトレースができると確認をしているか
の確認(検証)の方法や頻度等の記載が無い
63
製品ロットごとに原材料ロットをトレースできる手順の明確化
63~65項はロット識別となっているが、純然に識別管理とし、その中で仕掛り品等のロット管理、また調達品、製品までも含
めての識別方法を決めるような内容としたほうがよい。また、近接項目にて、ロットの有機的な関連性をインターナルとレー
サビリティを表現するとよい
「使用量」のトレースも含んでいる?
64
原材料のロット記録の保管
64,65 原料のロット記録だけでなく原料~製品までのロットの記録が必要
項目64・65項目を別にする必要は無いのでは
65
製品のロット記録の保管
(4)工場での従業員の衛生管理で、入社前の新人教育、検便も必要では?あと、鼻前庭検査(黄色ブドウ球菌)の定期的
な実施も必要では?
(4) 【工場での従業員の衛生管理】
(4)【工場での従業員の衛生管理】健康状態が適切でない従業員が、工場内に立ち入らない対策をとっている追加) 家
族内でノロウィルス及びインフルエンザ等の感染があった場合にも報告すること。
①
健康状態が適切でない従業員が、工場内に立ち入らない対策をとっている
66
健康診断の定期的な実施
67
検便検査の定期的な実施
従業員数が50名を超える場合は健康診断結果を労働基準監督署に提出していること
66~78では従業員の入退場管理について記載されているが、従業員の他に請負業者も場内に入るので、追加するのが
望ましい
「検便検査」にノロウイルス用のものを含むことも検討したらどうか?
検便の項目に「ノロウイルス」は不要?→個人的には要らないと思っています。
68
入室時の個人衛生状況の確認の実施
入室時では無くて出勤時の体調管理が良い
68~80 検証(ルール順守率等)がされているかの監査項目
No.14の教育研修プランの監査手法内に組み込む方法もある。整理が必要。
69番と77番は統合が可能
【重複】№14及び77
69
個人衛生管理に関する教育の実施
69項目、77項目は、14、15項目の教育・研修の内容と一緒にして良いのでは?
69.77 個人衛生管理に関する教育が重複している
ここだけ「教育」が出てくるのは違和感があります。教育はすべて№14に含めては?
項目69・77項目を別にする必要は無いのでは
70
体調不良者への正しい対処の実施
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
(4)【工場での従業員の衛生管理】①70 従事制限の対象となる感染症
資料3
②
従業員の衛生状態が維持されるよう、工場での衛生管理を行っている
中項目4)工場での従業員の衛生管理の小項目として「従業員の衛生状態が維持されるよう、工場での衛生管理を行って
いる」の項目は衛生管理の設備(ハード)の管理についての記載であり、実際のソフト(従業員)への管理は次の小項目{工
場での食品汚染を招きかねない行為を明確に禁止している。}で記載しているので、{・・・衛生設備の管理を行っている。}
などわかりやすくしてはどうでしょうか。もしくは、設備に関する項目として、中項目(4)ではなく中項目(6)に組み入れてはど
うか
監査手法に入室時の手洗い以外のローラーやエアーシャワー等を入れたらどうか
71
入室時の手洗い設備の整備
71の要求水準2と73の要求水準2が重複している
71-2、73-2 手洗い方法の掲示が重複している
72
③
トイレの手洗い設備の整備
トイレの清掃ルールが定義され、ルール通りに清掃されていること
工場での食品汚染を招きかねない行為を明確に禁止している
73
作業者の衛生的な入室手順の遵守
74
作業場内での飲食・喫煙の禁止
【追記/重複】「入室手順」→「入退室手順」(№39と合わせるか、№78とも重複なので調整する)
73はもう少し具体的に「従業員からの食品汚染を防止するために作業者の衛生的な入室手従が順守されている。」として
はどうか。
作業場内での‘飲食の禁止‘とありますが、他の項目は割合に高いレベルの内容が多いが、急に基本的、低いレベルの項目
になっている様に思えます。このまま①項目として入れる必要があるのでしょうか。
「74作業場内での飲食・喫煙の禁止」と合わせ、「食堂等飲食場所の指定と管理を実施」を追加
75
個人所持品の持ち込みの禁止
76
指定外の工具・文具の持ち込み制限の実施
77
食品衛生に関する従業員教育の実施
項目の場所がNo.38の前後のほうが判りやすい。
「食品衛生に関する従業員教育は・・・」№14及び№15とダブっていないか?
ここだけ「教育」が出てくるのは違和感があります。教育はすべて№14に含めては?
78
作業服・靴の運用ルールの設定
「作業服・靴の運用・・・」は№73の入室ルールの中に含めた方が良いのではないか?
【追記/重複】「※」かカッコ書きで、「装飾品、爪などを含む」旨(また№39と重複)上記を踏まえ、39、73、78を調整する
④
79
工場への訪問者は、従業員と同等の個人衛生規定を守らなければ入場できないよう取り決めている
加工場内入場者への対応ルールの設定
79,80は「訪問者は、従業員と同等の個人衛生規定を守らなければ入場できないよう取り決めている」の項目としているが
FSSC22000にてフードディフェンスが明記されてきたので、文言を変えたらどうか。フードディフェンスは外部と内部の両方
に規定されているので、フードディフェンスという項目としたらどうか。監査手法の項目に ○セキュリティ管理ルールを確認・
「フードディフェンスに沿ったルールがあること」・「従業員に対してのルールがあること」・「従業員への周知などルールへの対
応状況を確認すること」となっているのは不自然。本項目を作成したときにはフードディフェンスの正確な定義がなかったの
でこのような形となったが、GSFIなどで定義されたので改めて項目出しをしたどうか。
外部からの訪問者の入場記録。工事業者を含む
79,80は訪問者であることがわかるように79は「訪問者の加工場内への入室のルールが設定されている。」、80は「工場
内に自由に出入りできないよう施錠などのセキュリテティ管理がされている。」としてはどうか。
80
侵入防止のためのセキュリティー管理(施錠など)の実施
侵入発生時の対応ルールが明確に定められており、全従業員が把握していること
守衛さんの設置を監査手法に入れてしまうと、つらい工場がたくさんありますが。
(5) 【施設及び設備の設置】
追加:(5)【施設及び設備の設置】① 敷地へのアクセス管理 ② R構造設計 ④87 照度の定期的なモニタリング及び
是正 ⑤89 清掃・洗浄の有効性のモニタリング
施設の施錠に関する内容の追記
①
81
施設の立地(土壌、水質及び空気)が重大な汚染にさらされていないことを確認している
工場・施設周辺に悪臭・煙・塵埃の発生源がないことの確認
「工場・施設周辺」というのはあくまでも敷地内のことですか?もしくは敷地外も含みますか?
82の使用する水の検査管理では、氷や蒸気なども加えると良い
No.33/34と同じなので、どちらかに整理できる。
82
使用する水の定期的な水質検査の実施
「貯水槽を使用する場合、定期的な洗浄を行っていること」の追記
使用する水の定期水質検査は、項目34の食品製造使用水の定期検査と同じ内容と思われますので、水質検査の項目と
して集約した方がいい
33,34と重複している
②
施設の内部構造、及び窓やドア等の付属品を、耐久性に優れ、メンテナンスがしやすく、必要な場合には消毒可能なものにしている
83,83の清掃・洗浄の項目では、清掃・洗浄を実施する人が教育された適切な人かの視点があると良い
(5)【施設及び設備の設置】の②について項目に設備の選定・設置を加えるべき。清掃方法の設定、清掃の実施だけで
は、中項目を満たせない
83
施設の清掃・洗浄方法の設定
清掃・洗浄マニュアルの中には「出来上がり基準」を入れる必要があると思います。
29と重複している
項目83・89項目を別にする必要は無いのでは
84
③
施設の清掃・洗浄方法の実施
工場内に換気設備を設置している
「空調システム・・・」は№41又は№88とダブらないか?
陽圧化(もしくは差圧なし)されていることの確認は不要?
85
空調システムを結露とカビの発生を抑えられるよう整備
No.41と同じなので、どちらかで整理できる。
「工場内に換気設備を設置している」という項目のもとで定義されているが、内容が換気設備の内容と一致しない。「工場内
を清浄な環境に保つ設備を設置している」などに変更したらどうか。
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
④
衛生的な作業に十分な照明設備を設置している
確認手法に特に製造導線の近接照明(検品用照明)について対策されている を追加
86
照明器具についての破損対策の実施
86項目は、38~42項目の異物混入防止のカテゴリーに移動した方がよいのではないか?
86 照明器具の破損時の対処法について記載が必要
87
⑤
88
89
作業に十分な照度を有する照明の設置
確認手法に 特に検品作業などに対しある程度強化された照度を確保している を追加
食品製造に使用する設備は、衛生的な取り扱いに適したものを選定し、配置している
衛生的(消毒作業が容易など)かつ異物混入(塗装など)の原因とならない機器の設置
機械の洗浄マニュアルの設定
「衛生的・・・」は№42及び№48で概ね補完されていないか?
88-91 洗浄に「消毒」を追加した方がいい
No.31/32(衛生)と集約するかどうか整理が必要。
清掃・洗浄マニュアルの中には「出来上がり基準」を入れる必要があると思います。
⑥
施設、設備及び器具のメンテナンスのための用具を設置している
90
装置に適した洗浄機器の設置
91
メンテナンスのための洗剤・薬剤・用具の保管設備の設置
【重複/追加】一緒に出来ないか(また№42と重複)
90項目を、『洗浄機器・用具の設置及び保管設備の設置』という内容で、91項目と一緒にして、洗剤、薬剤の保管の内容
を、98~100項目の内容と一緒にしたら良いのでは?
薬剤類の管理状況の項目が、項目91の洗浄などのメンテ用と項目98~100の防虫・防鼠用とに分かれていますが、これ
らも薬剤管理と言うことで集約した方がいいのではないか。
91番は98番と統合が可能
機械・設備のメンテナンスについては№42に記載があり、この項目が離れているとチェックしにくいのでは?
(6) 【施設及び設備の管理】
①
有害小動物(鼠及び昆虫等)の駆除及び侵入防止を行っている
92項目~97項目 小動物に関しての項目として多く項目数を取り過ぎている様にも思る。まとめられないか。
内部発生害虫のモニタリングに基づいた清掃洗浄の実施
同様に92項目~97項目 24項目と内容が重複している様に思える。どうなのか。
92
有害小動物の外部からの進入防止策の実施
項目92~97の有害小動物の駆除については、項目24の防虫・防鼠対策の実施と共通するところであり、原料保管庫も含
めての工場の防虫・防鼠の対応状況の項目として集約した方がいい
92~100ペストコントロール関連部分は、内容を絞ったほうがよい。また、24項を寄せてきて、調達物資の受入れ時かペス
ト確認を加える。また保管時確認については調達品に限定せず、調達品から仕掛り品・製品まで含めてのペスト対応関連
項文として、61・62項に続けて取りまとめがよい。
(6)①と92~97と②の「駆除」を「管理・駆除」にしてはいかがでしょうか。(害虫、ネズミについては、駆除だけでなく、調査や
予防、改善の実施もあるため。
No.93/94:2つの項目を一連の作業として項目集約して、監査方法で分類する方が良い。
93
有害小動物の駆除についてのルール(効能、残留性、作業手順など)の設定
94
有害小動物の駆除作業(専門業者への委託も含む)の定期的な実施
95
有害小動物の駆除の実施記録の保管
有害小動物の駆除についてですが、殺虫剤は場内に置かない、駆除は専門業者に 依頼するので、不要では?
「駆除」というと薬剤を使用するイメージが先行してしまうのでは?薬剤を使用しない「防除」のやり方はたくさんあります。
No.101の一連の作業として項目集約して、監査方法で分類する方が良い。
96と103は、廃棄物に関することなので、1つにまとめてはどうか
96
廃棄物保管庫内の清掃の実施
96番は101番と統合が可能
なぜ有害小動物の管理に、「廃棄物保管庫」だけが施設の管理として盛り込まれているのでしょう?
廃棄物保管庫内の清掃は(6)③「食品の汚染が起こらないように・・・」に入れたほうが分かりやすい
97
モニタリング結果に基づいたペストコントロールの実施
97でぺストコントロールを実施することとしていますが、その結果を検証する旨追加したほうが良い
No.92の一連の作業として項目集約して、監査方法で分類する方が良い。
②
有害小動物の駆除及びクリーニング用等の薬剤について、適切な保管及び使用用途の管理を行っている
98の薬剤管理では定位置管理のほか、どういう薬剤か掲示することを求めるとよい
MSDSの確認は不要?
98
薬剤類は施錠可能な場所に保管するなどの、定位置管理の実施
98~100は、ペストコントロール用薬剤管理の項目であるが、危害性物質・資材等の保管管理についての項を42項の後に
大項目として設定すべき
98薬剤類は施錠可能な場所に保管するなどの、定位置管理の実 99薬剤類の管理責任者の設定 100薬剤類の使用
記録の保管:この3項目は、ほとんどの企業が“外部委託”している分野であり、外して、変わりに「適切な外部委託の管理お
よび手順の確認」などにしても良いのではないか?
99
100
③
薬剤類の管理責任者の設定
「有資格者」とはどのような資格を指しますか?
薬剤類の使用記録の保管
食品の汚染が起こらないように排水及び廃棄物の処理を行っている
101
排水設備ならびに廃棄物保管庫の衛生的な清掃の作業手順の設定
102
排水設備の定期的な清掃の実施
103
廃棄物は密閉管理を行い、原材料・半製品・製品とは別区画での保管
104
排水処理の検査記録の保管
105
マニフェスト(廃棄物処理業者の記録)の保管
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
№96とかぶっている?
排水処理に関する法令変更時の対応者・対応方法が明確に定められていること。
【協働の着眼点・大項目10】 『お客様とのコミュニケーションのための体制整備』
(3) 【情報の収集、管理及びお客様対応体制の整備】
②
お客様対応担当とその関係者が連携して対応する体制を整備している
106項目~113項目 項目数として多く占めていますが、もう少し、まとめられませんでしょうか。
106
お客様対応窓口と関連部署との連携体制の整備
業種によっては「お客様相談窓口」が必ずしも必要でない企業もある
回収クレーム対応も含む?
④
107
お客様から収集した個人情報の保護措置をとっている
お客様から収集した個人情報の保護措置の実施
(4) 【情報提供体制の整備】
①
108
お客様に情報提供する責任者を明確にしている
お客様に情報提供する責任者の設定
【協働の着眼点・大項目11】 『お客様からの情報収集、管理及び対応』
(2) 【収集した情報の管理】
①
109
お客様から収集した情報を集約して管理している
お客様から収集した情報の集約管理
【意見】「お客様から収集した情報の集約管理」止まっている。得られた情報の使用について追記.
(3) 【適時、適切なお客様対応】
①
110
②
お客様からの問い合わせに対して、正確な情報を提供できるように対応している
お客様からの問い合わせに対する正確な情報提供の実施
お客様からのクレームに適切に対応している
111
お客様からのクレームへの対応についてのマニュアルの整備
112
お客様からのクレームへの対応記録の保管
113
責任者によるクレーム終了確認の実施
【協働の着眼点・大項目14】 『緊急時を想定した自社体制の整備』
111~113 クレームに対しての原因と是正、効果検証に関する管理確認記述がなく増やすべきでは (工場内でのトラブ
ル、不適合品については現行でよいが、社外からのクレーム等に対する管理の記述がない)
【協働の着眼点大項目14】緊急時を想定した自社体制の整備の項目で、管轄保健所等との連絡体制の整備を入れるとよ
いと思われる
(1) 【緊急時対応体制の整備】
①
114
緊急時における社内の各担当の責任及び役割をあらかじめ定めている
事件・事故などの緊急時の対応ルールの設定
大項目14(1)【緊急時対応体制の整備】① 製品回収について食品防御、微生物的脅威及び生物テロ
緊急事態を想定した対応訓練の実施
115
緊急時の社内連絡体制の整備
【緊急時対応体制の整備】にて、何をもって緊急時の対応をスタートさせるのか、規程が必要。例えば基本ルールとして同
日付・同一クレームの発生
【協働の着眼点・大項目15】 『緊急時の自社と取引先との協力体制の整備』
(2) 【協力して取り組むための緊急時対応体制の整備】
②
116
緊急時対応中における情報交換が適時、的確にできるための連絡体制を整備している
緊急時の取引先との連絡体制の整備
重複項目:No.57~59 ⇒ No.45~47・No.73~75 ⇒ No.38など・No.77 ⇒ No.14、15・No.83、84 ⇒ No.31、32・
No 92~95 ⇒ No 24
項目数が多すぎる印象を受けます。多くの項目がMSの構築に係る確認事項となっていますので、それらの項目を推奨項目
監査項目に関しては、シンプルに監査項目が設定されているので時代風化が少ないですが、要求基準や監査
としてはどうか。その一方で、清掃・洗浄や手洗い、CCPの管理等を優先とするなど項目に優先順位をつけ、中小企業でも
手法が時代変化(要求事項の変化)が大きいので、VER2.0に必要な変更内容だと考えられます。
セルフチェックとして活用できるようにしてはどうでしょうか。
各種ルールや記録の保管場所が該当従業員全員が把握し、常に参照可能な状態であること
手法やチェック項目などは「参考資料」とされている「要求水準および監査手法」を見ると具体的に書かれてい ルールを設定したらそのルールの妥当性や有効性を知るための検証作業が重要だと考えます。 「実施」あるいは「確認」に
ますが、「○○すること」、「△△を確認」で規定通りに行かなかった場合の是正措置あるいは規定外のものの おいて、従業員の健康チェックのように頻度を明示している項目と、頻度の設定の必要性にも言及が明らかでない項目があ
取扱いまで含まれているのかが不明な個所があります。 是正措置の設定と確認に言及する必要がある
る
識別管理については、調達品~仕掛り品~製品に限定しない。引き当てる資材やドキュメント(同梱販促物、表示ラベル、
指示書等の帳票、マニュアル等文書類)まで必要に応じ含めるべきである。正しくロット管理された状態であっても、誤った
資材やドキュメントが使用・適用された場合は、結果としてすべて誤った状態として工場より出荷されてしまうことになるから
である。識別管理については、もっと厚く盛り込むべき
FCP共通工場監査項目全体が監査をしたことがある人が見ればわかるような表現が多く、各項目とも中小がセルフチェック
でするという視点で、主語を明確にしたり、末尾も「○○を設定」とか「○○を実施」で終わっているものを、「○○を設定して
出荷判定や、工程間仕掛り品移動においての次工程渡しのルール等についての項目がない(リリース手順と権
いる」とか「○○を実施している」としてはどうか。例えば、56の「保管ルールの設定」も「食品(最終製品)に応じた条件下て
限設定)。また、57項の検査とリリースとの関連性もどこかに盛り込む必要
保管ルールを設定している」とすれば、調達物資の項目にある保管管理の設定とは重複していないことがわかるのではない
か。
日々のモニタリング活動によって工場の当該モニタリング項目における実力が評価され、それによって是正改
善追加対策の必要性が明確になる手法の導入が望まれる。
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
FCP共通工場監査項目 第1.0版(EXCEL用)
2010年2月22日
FCP事務局
【協働の着眼点・大項目1】 『お客様を基点とする企業姿勢の明確化』
(1)【経営姿勢の社内外への明示】
①
1
経営者が、お客様を基点とする基本的考え方に基づいて、安全かつ適切な食品を提供する責任を認識しており、その姿勢を社内外に
示している
経営者または工場長などがお客様を基点とする考えを持ってお
り、その姿勢についての社内外への明示
【協働の着眼点・大項目2】 『【コンプライアンスの徹底』
(1)【基本方針の保持】
①
2
法令遵守に真摯に取り組む方針を示している
法令遵守の取組みの社内外への明示
(2)【遵守事項の明確化及び遵守の確認体制の整備】
①
3
②
4
③
5
遵守しなければならない法令及び基準を明確にしている
遵守義務のある法令及び基準の明確化
明確化した遵守しなければならない法令及び基準について随時、適切に更新している
遵守義務のある法令及び基準の更新
責任者を明確にして、遵守事項の管理及び遵守の確認を行っている
遵守事項の管理及び遵守の確認を行う責任者の設置
(3)【従業員教育】
③
6
従業員のコンプライアンスに対する意識を高める活動を行っている
従業員のコンプライアンスに対する意識向上活動の実施
【協働の着眼点・大項目3】 『安全かつ適切な食品の提供をするための体制整備』
(1)【方針及び業務ルールの策定及び更新】
①
7
8
②
企業理念または方針の中に、安全かつ適切な食品の提供に取り組む姿勢を盛り込んでいる
安全かつ適切な食品の提供に取り組む姿勢を盛り込んだ企業理念
や会社方針等の策定
策定した企業理念や会社方針等の周知の実施
安全かつ適切な食品の提供のための業務ルールを定めている
仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規格書、製造標準書、作業
手順書等)の整備
10 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規格書、製造標準書、作業
手順書等)の必要に応じた更新
11 開封原料・仕掛品・製品リパックなどの工程戻しの業務ルールの
設定
9
③
食品の安全性及び適切性に関する新しい情報を常に収集している
12 関連法規等の改正に伴う業務ルールの見直しの実施
13 情報収集のための担当者の設置
(2)【方針の周知及び業務ルールの教育体制の整備】
②
安全かつ適切な食品の提供のための業務ルールを従業員に教育する体制を整備している
14 教育・研修プラン(※1)の設定と教育の実施
※1 研修プラン: 一般的な業務ルール、新人教育、階層別教育、衛生に関する教育、製造に関する教育などのプラン
15 教育・研修の実施記録の保管
(3)【業務の適切な実施を確認する体制の整備】
①
業務ルールに基づいて業務が行われているかについて、日常的に確認を行っている
16 日常的に確認すべき項目の明確化
17 責任者(現場責任者など)による業務実施記録の確認
18 業務ルールからの逸脱時の対応方法の明確化、及び逸脱が発生し
た場合には記録の保管
②
業務ルールに基づいて業務が行われているかについて、自社内の別担当または第三者機関が監査を行っている
19 確認すべき監査項目の明確化
20 内部監査の実施
(4)【方針及び体制の社外への公開】
①
安全かつ適切な食品を提供するための方針及び社内体制を、社外に公開している
21 安全かつ適切な食品を提供するための方針の社内外への明示(※2)
※2 明示の方法は、各会社による(ホームページ・パンフレットなど)
(5)【危害要因の分析及び管理方法の選定】
②
オペレーションを工程図にし、現場の実態と合っているか確認し随時更新している
22 工程図があり、現場の実態と合っていることの確認
③
調達物資の調達から食品の製造、販売までの過程の危害要因を洗い出し、分析し、管理方法を定めている
23 原材料の受け入れから製品の出荷までの重要な問題が発生しそう
な点の洗い出しと、管理方法の設定
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
【協働の着眼点・大項目4】 『調達における取組』
(3)【調達物資の保管及び管理】
①
調達物資に応じた条件下で保管及び管理している
24 防虫・防鼠対策の実施
25 調達物資(原材料など)の必要に応じた保管条件(※3)の設定
26 調達物資(原材料など)の必要に応じた保管条件(※3)の遵守
※3 保管条件とは、「温度管理」「湿度管理」「アレルギー物質を含む特定原材料との交差汚染の防御措置」「その他製品特性によって定めた項目」など。
27 不良品、返品との区分管理の実施
②
調達物資の適切な保管及び管理を行うために、適切な施設または設備を備え、管理している
28 温度計の校正の実施
29 保管施設の清掃の実施
③
調達した原材料の使用期限を、設定及び管理している
30 先入れ、先出しなどの仕組みの設定
【協働の着眼点・大項目5】 『製造における取組』
(1)【製造工程の管理】 ①
食品製造用の設備及び器具の食品接触面を清潔に保っている
31 製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・洗浄の作業手順の設
定
32 製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・洗浄の定期的な実施
②
食品製造で使用する水は飲用適であり、安全な方法で処理及び維持管理している
33 食品製造で使用する水の供給方法の把握(上水、井水、地下水、
貯水タンク、直結など)
34 食品製造で使用する水の定期的な水質検査の実施
③
食品に応じた加熱、冷却、乾燥及び包装を適切な条件下で行えるよう管理している
35 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理基準(※4)の設定
※4 管理基準とは「科学的根拠を持った安全を担保できる基準」を言う。
36 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理記録の保管
37 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件逸脱時の対応記録の保管
④
異物混入の防止、異物の検出及び異物の除去に取り組んでいる
38 備品類の混入防止対策の実施
39 工場入室時の毛髪・埃除去作業(粘着ローラー、エアシャワーな
ど)の実施
40 異物検知時の除去、および再発防止対策の確認
41 製造工程中におけるカビの付着・結露水・ホコリ等による汚染防
止対策の実施
42 製造工程中の機器・設備の破損やねじ等の脱落がないことの確認
⑤
微生物及びアレルギー誘起物質の交差汚染を防ぐ対策をとっている
43 アレルギー物質の把握
44 交差汚染が起きにくいような、原材料・製品・包材の動線の確保
⑥
製造工程中の食品の品質及び衛生検査を行っている
45 原材料の品質検査(※5)及び必要な場合は衛生検査の実施
46 最終製品の品質検査(※5)及び必要な場合は衛生検査の実施
※5 品質検査とは、「製品により本来保持すべき品質を確認するために、目視・官能・理化学分析・微生物分析など、製品に応じて設定する検査」
47 品質検査記録、衛生検査記録の保管
48 施設・設備の衛生検査の実施
(2)【適切な表示の実施】
①
適切に設定された、賞味期限または消費期限を食品に表示している
49 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消費期限表示の実施
②
原材料の情報及び製造した食品の情報のリンクを適切に行っている
50 原材料及び製品に関しての表示のための情報入手の実施
51 製品等のロットごとのサンプルの保管
③
包装への印字を適切に行うよう、製造した食品及び印刷機の管理を行っている
52 ラベル表示が正しく行われるための作業手順の設定
53 印刷機を使用している場合、印刷機の点検の実施
④
印字された表示が適切であることを確認している
54 ラベル表示が正しく行われているかの確認作業の実施
55 ラベルのサンプルの保管を実施
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
(3)【食品の保管及び管理】
①
食品に応じた条件下で保管及び管理している
56 保管のルール(直置き禁止、先入れ・先出し、アレルゲン物質区
分など)の設定
②
出荷前に食品の品質検査及び衛生検査を行っている
57 品質検査(※5)及び必要な場合は衛生検査のルールの設定
※5 品質検査とは、「製品により本来保持すべき品質を確認するために、目視・官能・理化学分析・微生物分析など、製品に応じて設定する検査」
58 品質検査(※5)時の判定責任者の設定
59 品質検査記録、衛生検査記録の保管
③
ロット間の誤混入が起こらないよう食品を取り扱っている
60 保管及び保管状態の点検についてのルールの設定
61 保管及び保管状態の点検についてのルールの実施
62 工程・倉庫内における整理整頓の実施(区分管理、先入れ・先出
しの実施などを含む)
63 製品ロットごとに原材料ロットをトレースできる手順の明確化
64 原材料のロット記録の保管
65 製品のロット記録の保管
(4)【工場での従業員の衛生管理】
①
66
67
68
69
70
②
健康状態が適切でない従業員が、工場内に立ち入らない対策をとっている
健康診断の定期的な実施
検便検査の定期的な実施
入室時の個人衛生状況の確認の実施
個人衛生管理に関する教育の実施
体調不良者への正しい対処の実施
従業員の衛生状態が維持されるよう、工場での衛生管理を行っている
71 入室時の手洗い設備の整備
72 トイレの手洗い設備の整備
③
73
74
75
76
77
78
④
工場での食品汚染を招きかねない行為を明確に禁止している
作業者の衛生的な入室手順の遵守
作業場内での飲食・喫煙の禁止
個人所持品の持ち込みの禁止
指定外の工具・文具の持ち込み制限の実施
食品衛生に関する従業員教育の実施
作業服・靴の運用ルールの設定
工場への訪問者は、従業員と同等の個人衛生規定を守らなければ入場できないよう取り決めている
79 加工場内入場者への対応ルールの設定
80 侵入防止のためのセキュリティー管理(施錠など)の実施
(5)【施設及び設備の設置】
①
施設の立地(土壌、水質及び空気)が重大な汚染にさらされていないことを確認している
81 工場・施設周辺に悪臭・煙・塵埃の発生源がないことの確認
82 使用する水の定期的な水質検査の実施
②
施設の内部構造、及び窓やドア等の付属品を、耐久性に優れ、メンテナンスがしやすく、必要な場合には消毒可能なものにしている
83 施設の清掃・洗浄方法の設定
84 施設の清掃・洗浄方法の実施
③
工場内に換気設備を設置している
85 空調システムを結露とカビの発生を抑えられるよう整備
④
衛生的な作業に十分な照明設備を設置している
86 照明器具についての破損対策の実施
87 作業に十分な照度を有する照明の設置
⑤
食品製造に使用する設備は、衛生的な取り扱いに適したものを選定し、配置している
88 衛生的(消毒作業が容易など)かつ異物混入(塗装など)の原因
とならない機器の設置
89 機械の洗浄マニュアルの設定
⑥
施設、設備及び器具のメンテナンスのための用具を設置している
90 装置に適した洗浄機器の設置
91 メンテナンスのための洗剤・薬剤・用具の保管設備の設置
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
(6)【施設及び設備の管理】
①
有害小動物(鼠及び昆虫等)の駆除及び侵入防止を行っている
92 有害小動物の外部からの進入防止策の実施
93 有害小動物の駆除についてのルール(効能、残留性、作業手順な
ど)の設定
94 有害小動物の駆除作業(専門業者への委託も含む)の定期的な実
施
95 有害小動物の駆除の実施記録の保管
96 廃棄物保管庫内の清掃の実施
97 モニタリング結果に基づいたペストコントロールの実施
②
有害小動物の駆除及びクリーニング用等の薬剤について、適切な保管及び使用用途の管理を行っている
98 薬剤類は施錠可能な場所に保管するなどの、定位置管理の実施
99 薬剤類の管理責任者の設定
100 薬剤類の使用記録の保管
③
食品の汚染が起こらないように排水及び廃棄物の処理を行っている
101 排水設備ならびに廃棄物保管庫の衛生的な清掃の作業手順の設定
102 排水設備の定期的な清掃の実施
103 廃棄物は密閉管理を行い、原材料・半製品・製品とは別区画での
保管
104 排水処理の検査記録の保管
105 マニフェスト(廃棄物処理業者の記録)の保管
【協働の着眼点・大項目10】 『お客様とのコミュニケーションのための体制整備』
(3)【情報の収集、管理及びお客様対応体制の整備】
②
お客様対応担当とその関係者が連携して対応する体制を整備している
106 お客様対応窓口と関連部署との連携体制の整備
④
お客様から収集した個人情報の保護措置をとっている
107 お客様から収集した個人情報の保護措置の実施
(4)【情報提供体制の整備】
①
お客様に情報提供する責任者を明確にしている
108 お客様に情報提供する責任者の設定
【協働の着眼点・大項目11】 『お客様からの情報収集、管理及び対応』
(2)【収集した情報の管理】
①
お客様から収集した情報を集約して管理している
109 お客様から収集した情報の集約管理
(3)【適時、適切なお客様対応】
①
お客様からの問い合わせに対して、正確な情報を提供できるように対応している
110 お客様からの問い合わせに対する正確な情報提供の実施
②
お客様からのクレームに適切に対応している
111 お客様からのクレームへの対応についてのマニュアルの整備
112 お客様からのクレームへの対応記録の保管
113 責任者によるクレーム終了確認の実施
【協働の着眼点・大項目14】 『緊急時を想定した自社体制の整備』
(1)【緊急時対応体制の整備】
①
緊急時における社内の各担当の責任及び役割をあらかじめ定めている
114 事件・事故などの緊急時の対応ルールの設定
115 緊急時の社内連絡体制の整備
【協働の着眼点・大項目15】 『緊急時の自社と取引先との協力体制の整備』
(2)【協力して取り組むための緊急時対応体制の整備】
②
緊急時対応中における情報交換が適時、的確にできるための連絡体制を整備している
116 緊急時の取引先との連絡体制の整備
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
FCP共通工場監査項目・要求水準と監査手法 小項目
経営者が、
お客様を基
点とする基
本的考え方
に基づい
て、安全か
つ適切な食
品を提供す
る責任を認
識しており、
その姿勢を
社内外に示
している
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
1 経営者または工 1 経営層にお客様を基点とする考え方があ ○ 経営層への確認
場長などがお客
る
・ 経営層がコミットメントしていること
様を基点とする
○
経営理念、方針の確認
考えを持ってお
り、その姿勢に
ついての社内外 2 お客様を基点とする考え方が文書化され ○ 文書を確認
への明示
ている
レベル
3 お客様を基点とする考え方が社内外に明 ○ 明示されているものを確認(社内掲示、HP、会
社案内等)
示されている
2 法令遵守の取組 1 法令遵守の取組が文書化されている
みの社内外への
明示
法令遵守に
真摯に取り
組む方針を
示している
備考
○ 法令遵守の取組が文書化されていることを確
認
2 法令遵守の取組が従業員に明示されてい ○ 従業員に明示されているものを確認(社内掲示
る
等)
3 法令遵守の取組を社内外に明示されてい ○ 明示されているものを確認(HP、会社案内等)
る
遵守しなけ
ればならな
い法令及び
基準を明確
にしている
明確化した
遵守しなけ
ればならな
い法令及び
基準につい
て随時、適
切に更新し
ている
責任者を明
確にして、遵
守事項の管
理及び遵守
の確認を
行っている
従業員のコ
ンプライアン
スに対する
意識を高め
る活動を
行っている
企業理念ま
たは方針の
中に、安全
かつ適切な
食品の提供
に取り組む
姿勢を盛り
込んでいる
安全かつ適
切な食品の
提供のため
の業務ルー
ルを定めて
いる
3 遵守義務のある 1 遵守義務のある法令及び基準が明確化さ ○ 関連法令集が整備されていることを確認
法令及び基準の
れている
○ 基準書を確認
明確化
4 遵守義務のある 1 遵守義務のある法令及び基準が更新され ○ 関連法令集が更新されていることを確認
法令及び基準の
ている
○ 基準書が更新されていることを確認
更新
○ 添加物や表示の改訂があった場合の猶予期
間中対象品目がある場合は対応を確認
5 遵守事項の管理 1 遵守事項の管理及び遵守の確認を行う責 ○ 組織図、職務分掌を確認
及び遵守の確認
任者が設置されている
○ 責任者を確認
を行う責任者の
設置
6 従業員のコンプ 1 従業員のコンプライアンスに対する意識向 ○ 実施状況を確認
ライアンスに対
上活動が実施されている
・ 朝礼、日報、講習などが実施されていること
する意識向上活
動の実施
2 従業員のコンプライアンスに対する意識向 ○ 実施記録を確認
上活動が記録されている
7 安全かつ適切な 1 安全かつ適切な食品の提供に取り組む姿 ○ 企業理念、会社方針が文書化されていることを
食品の提供に取
確認
勢を盛り込んだ企業理念や会社方針等が
り組む姿勢を盛
文書化されている
り込んだ企業理
念や会社方針等
の策定
8 策定した企業理 1 安全かつ適切な食品の提供に取り組む姿 ○ 掲示物等を確認
念や会社方針等
勢を盛り込んだ企業理念や会社方針等が
の周知の実施
社内に公開されている
2 安全かつ適切な食品の提供に取り組む姿 ○ 経営者、従業員に企業理念や会社方針を確認
勢を盛り込んだ企業理念や会社方針等が
社内に周知されている
9 仕様書等(製品 1 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規
仕様書、原材料・ 格書、製造標準書、作業手順書等)が整
資材規格書、製
備されている
造標準書、作業
手順書等)の整
備
○ 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規格書、
製造標準書、作業手順書等)が整備されてい
ることを確認
10 仕様書等(製品 1 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規
仕様書、原材料・ 格書、製造標準書、作業手順書等)の必
資材規格書、製
要に応じた更新のルールがある
造標準書、作業
手順書等)の必
要に応じた更新 2 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規
格書、製造標準書、作業手順書等)の必
要に応じた更新がされている
○ 更新ルールを確認
○ 更新記録を確認
*書式だけでも確認
小項目
食品の安全
性及び適切
性に関する
新しい情報
を常に収集
している
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
11 開封原料・仕掛 1 開封原料・仕掛品・製品リパックなどの工 ○ 工程戻しの業務ルールを確認
品・製品リパック
程戻しの業務ルールが設定されている
などの工程戻し
の業務ルールの
2 開封原料・仕掛品・製品リパックなどが工 ○ 工程戻し実施記録を確認
設定
程戻しの業務ルール通り実施されている
レベル
12 関連法規等の改 1 関連法規等の改正に伴う業務ルールの見 ○ 省庁のHP、官報等を常に収集する窓口がある
正に伴う業務
直しのための仕組みがある
ことを確認(担当者、担当部署)
ルールの見直し
・ 行政や業界団体からの通知文の窓口が決
の実施
まっていること
○ 関連法規等の更新を確認
2 関連法規等の改正に伴う業務ルールが見 ○ 社内資料が法令変更内容に対応していること
を確認
直しされている
13 情報収集のため 1 情報収集のための担当者の設置
の担当者の設置
安全かつ適
切な食品の
提供のため
の業務ルー
ルを従業員
に教育する
体制を整備
している
14 教育・研修プラン 1 安全かつ適切な食品の提供のための業 ○ 教育研修プランを確認
(※1)の設定と
務ルールを従業員に教育する体制が整備
・ 教育プランの対象者の年度計画があること
教育の実施
されている
・ 未受講者へのフォローがあること
※1 研修プラ
○ 教育研修プログラムの確認
ン: 一般的な業
務ルール、新人
教育、階層別教
育、衛生に関す
る教育、製造に
関する教育など
のプラン
15 教育・研修の実
施記録の保管
1 教育・研修の実施記録がある
16 日常的に確認す 1 重要な管理項目が把握されている
べき項目の明確
化
業務ルール
に基づいて
業務が行わ
れているか
について、
日常的に確
認を行って
いる
業務ルール
に基づいて
業務が行わ
れているか
について、
自社内の別
担当または
第三者機関
が監査を
行っている
安全かつ適
切な食品を
提供するた
めの方針及
び社内体制
を、社外に
公開してい
る
オペレーショ
ンを工程図
にし、現場の
実態と合っ
ているか確
認し随時更
新している
○ 担当者が設置されていることを確認
○ 担当者の職務内容を確認
○ 教育・研修の実施記録を確認
○ 把握している重要な管理項目を確認
17 責任者(現場責 1 責任者により業務実施記録が確認されて ○ 責任者の確認記録を確認
任者など)による
いる
業務実施記録の
確認
18 業務ルールから 1 業務ルールからの逸脱時の対応方法が ○ 対応方法を確認
明確化されている
の逸脱時の対応
方法の明確化、
及び逸脱が発生
した場合には記 2 逸脱が発生した場合は記録が保管されて ○ 逸脱発生時の記録を確認
いる
録の保管
19 確認すべき監査 1 確認すべき監査項目が文書化されている ○ 確認すべき監査項目を確認
項目の明確化
20 内部監査の実施 1 内部監査または、それに該当する活動が ○ 内部監査記録を確認
実施されている
21 安全かつ適切な 1 社内コミュニケーションのために、安全か ○ 安全かつ適切な食品を提供するための方針が
文書化されていることを確認
つ適切な食品を提供するための方針が文
食品を提供する
書化されている
ための方針の社
内外への明示
(※2)
2 安全かつ適切な食品を提供するための方 ○ 従業員に明示されているものを確認(社内掲示
※2 明示の方
針が従業員に明示されている
等)
法は、各会社に
よる(ホームペー
ジ・パンフレット 3 安全かつ適切な食品を提供するための方 ○ 社外に明示されているものを確認(HP、会社
など)
針が社外に公開されている
案内等)
22 工程図があり、 1 工程図がある
現場の実態と
合っていることの
確認
2 工程図と現場の整合性がとれている
○ 工程図を確認
○ 工程図と現場の整合性を確認
備考
小項目
調達物資の
調達から食
品の製造、
販売までの
過程の危害
要因を洗い
出し、分析
し、管理方
法を定めて
いる
FCP工場監査項目
24 防虫・防鼠対策
の実施
25 調達物資(原材
料など)の必要
に応じた保管条
件の設定
調達物資に
応じた条件
下で保管及
び管理して
いる
レベル
23 原材料の受け入 1
れから製品の出
荷までの重要な
問題が発生しそ
うな点の洗い出
しと、管理方法
2
の設定
26 調達物資(原材
料など)の必要
に応じた保管条
件の遵守
要求水準
監査手法
原材料の受け入れから製品の出荷までの ○ 原材料の受け入れから製品の出荷までの危害
危害分析のルールがある
分析についてのルールを確認
・ 手順書、基準書があること
危害分析のルール通り、管理方法が設定 ○ 管理手法を確認
されている
1 防虫・防鼠のルールがある
○ 防虫・防鼠についてのルールを確認
・ 施設管理基準があること
・ モニタリングの基準があること
・ 定期駆除のルールがあること
2 防虫・防鼠がルール通り実施されている
○ 定期駆除が実施されていることを確認
○ 現場に虫・鼠、又はそれらの痕跡がないことを
確認
3 防虫・防鼠の結果が記録されている
○ 防虫・防鼠の実施記録を確認
○ モニタリング結果の記録を確認
○ 保管条件を確認
・ 保管場所が定められていること
・ 必要に応じて保管温度、湿度が定められて
いること
1 調達物質の保管条件が設定されている
1 調達物質の保管条件が遵守されている
・ 保管期限が定められていること
・ 原料仕様書が揃っていること
○ 保管状態を確認
・ 原材料の入出庫管理がされていること
・ 必要に応じて保管庫の温度湿度管理がされ
ていること
・ アレルギー物質のコンタミネーション等ないよ
う保管されていること
・ トレーサビリティが確保できること
2 保管環境が記録されている
○ 保管条件の記録を確認
・ 必要に応じて保管庫の温度・湿度が記録され
ていること
27 不良品、返品と 1 不良品、返品との区分管理のルールがあ ○ 不良品、返品の区分管理のルールを確認
る
の区分管理の実
・ 不良品、返品が明示されていること
施
2 不良品、返品との区分管理がルール通り ○ 不良品、返品との区分管理がルール通り実施
実施されている
されていることを確認
・ 実際に区分管理されていること(保管場所の
返品表示)
28 温度計の校正の 1 温度計の校正のルールがある
実施
調達物資の
2 温度計の校正記録がある
適切な保管
及び管理を 29 保管施設の清掃 1 保管施設の清掃のルールがある
行うために、
の実施
適切な施設
または設備
を備え、管
理している
○ 必要に応じて温度計の校正ルールを確認
・ 頻度が設定されていること
・ 妥当な精度が設定されていること
○ 温度計の校正記録を確認
○ 清掃のルールを確認
・ 清掃手順書があること
・ 清掃計画書があること
2 保管施設の清掃がルール通り実施されて ○ 保管施設現場を確認
いる
○ 清掃道具を確認
調達した原
材料の使用
期限を、設
定及び管理
している
3 保管施設の清掃記録がある
30 先入れ、先出し 1 先入れ、先出しのルールがある
などの仕組みの
設定
2 先入れ、先出しがルール通り実施されて
いる
○ 保管施設の清掃記録を確認
○ 先入れ、先出しのルールを確認
○ 先入れ、先出しがルール通り実施されているこ
とを確認
○ 使用期限以内の原材料であることを確認
○ 原材料の入出庫記録を確認
3 先入れ、先出しの実施記録がある
31 製造機器・器具・ 1 製造機器・器具・備品の食品接触面の清 ○ 製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・洗
浄の作業手順を確認
備品の食品接触
掃・洗浄の作業手順がある
面の清掃・洗浄
・ 清掃・洗浄手順書があること
の作業手順の設
・ 頻度、実施者が決まっていること
定
備考
小項目
食品製造用
の設備及び
器具の食品
接触面を清
潔に保って
いる
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
32 製造機器・器具・ 1 製造機器・器具・備品の食品接触面の清 ○ 製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・洗
備品の食品接触
掃・洗浄が作業手順通り実施されている
浄が作業手順通り実施されていることを確認
面の清掃・洗浄
○
洗浄漏れがないことを確認
の作業手順の定
期的な実施
○ 清掃・洗浄結果がモニタリングされていることを
2 清掃・洗浄結果がモニタリングされてお
り、必要に応じて効果が検証されている
確認
レベル
備考
・ 必要に応じて拭き取り検査が行われているこ
と
・ 必要に応じてATP検査が行われていること
3 製造機器・器具・備品の食品接触面の清 ○ 製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・洗
掃・洗浄の作業記録がある
浄の作業記録を確認
33 食品製造で使用 1 食品製造で使用する水の供給方法を把握 ○ 食品製造で使用する水の供給方法を把握して
する水の供給方
している
いることを確認
法の把握(上水、
○ 食品製造で使用する水の供給方法を確認
井水、地下水、
○ 管理体制が整っていることを確認
貯水タンク、直結
など)
・ 定期的な水質検査が行われていること
・ 「飲用適」の水が食品製造に使用されている
こと
食品製造で
使用する水
は飲用適で
あり、安全な
方法で処理
及び維持管
34 食品製造で使用 1 食品製造で使用する水の定期的な水質
理している
する水の定期的
な水質検査の実
施
検査を実施している
・ 毒物などの混入ができないような設備になっ
ていること
○ 貯水槽の清掃やメンテナンスの方法、記録の
確認
○ 食品製造で使用する水の定期的な水質検査
方法を確認
・ 自治体が要求する飲用適の基準で検査して
いること
・ 井水等の場合は、残留塩素や官能(濁度・臭
気など)を確認していること
2 食品製造で使用する水の定期的な水質
検査記録がある
○ 食品製造で使用する水の定期的な水質検査
記録を確認
35 加熱、冷却、乾 1 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理基準が ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理基準を確認
燥及び包装の管
ある
理基準の設定
・ 管理点について、妥当な管理項目が設定さ
れていること
・ 適正な管理基準が設定されていること
36 加熱、冷却、乾 1 加熱、冷却、乾燥及び包装が管理基準通 ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装が管理基準通り実
り実施されている
施されていることを確認
燥及び包装の管
理記録の保管
・ 各管理結果が管理基準と適合していること
食品に応じ
た加熱、冷
却、乾燥及
び包装を適
切な条件下
で行えるよう
管理してい
る
・使用水から作る氷や、外部か
ら購入する氷も対象
2 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理記録が ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理記録を確認
保管されている
・ 記録に漏れがないこと
・ 管理者による確認がされていること
・ 賞味期間以上記録が保管されていること
37 加熱、冷却、乾 1 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件逸脱時 ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件及び管理基
燥及び包装の条
の対応ルールがある
準逸脱時の対応ルールを確認
件逸脱時の対応
・
対応ルールが妥当であること、明確であるこ
記録の保管
と
2 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件逸脱時 ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件及び管理基
の対応記録が保管されている
準逸脱時の対応記録を確認
・ 逸脱時の対応記録がルールに基づいて記載
されていること
・使用水から作る氷や、外部か
ら購入する氷も対象
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
38 備品類の混入防 1 備品類、及び備品類に由来する異物の混 ○ 備品類及び備品類に由来する異物の混入防
止対策の実施
入防止対策のルールがある
止対策のルールを確認
レベル
・ ガラスや木製品等異物になり得る材質の使
用を制限していること
・ 異物となり得るものの持ち込みが禁止、周知
されていること
・ 私物の持込は原則禁止されていること
・ 備品類は員数管理がされていること
○ 備品類の混入防止対策状況を確認
2 備品類の混入防止対策がルール通り実
施されている
○ 備品類の混入防止対策がルール通り実施され
ていることを確認
・ 備品の割れや欠け等がないこと
・ 備品類の整理整頓がされていること
・ 禁止物の持ち込みがないこと
3 備品類の混入防止対策が必要に応じ記
録されている
○ 私物等持込の場合の出入数の記録を確認
○ 現場における備品類の点検記録を確認
39 工場入室時の毛 1 工場入室時の毛髪・埃除去のルールがあ ○ 工場入室時の毛髪・埃除去のルールを確認
髪・埃除去作業
る
・ 妥当な除去作業手順があること
(粘着ローラー、
エアシャワーな
2 工場入室時の毛髪・埃除去のルールが掲 ○ 工場入室時の毛髪・埃除去のルールが掲示さ
ど)の実施
示されている
れていることを確認
3 工場入室時の毛髪・埃除去がルール通り ○ 製造現場で毛髪・埃除去がルール通り実施さ
実施されている
れていることを確認
○ ルールに基づくローラーやエアシャワー、吸塵
器等が設置されていることを確認
40 異物検知時の除 1 異物の検知・除去対策、及び混入の防
去、および再発
止、低減への取り組みのルールがある
防止対策の確認
○ ルール通り実施されていることを確認
○ 異物検知、排除の方法、排除品の管理ルール
を確認
・ 必要に応じ、異物検知や選別等の工程があ
ること
・ 検知や選別の精度が妥当な頻度、方法で管
理されていること
・ 機器のメンテナンスが行われていること
・ 使用機器(金属探知機など)、仕様・精度が
わかっていること
異物混入の
防止、異物
の検出及び
異物の除去
に取り組ん
でいる
○ 検知・排除結果に基づく対処ルールを確認
○ 異物検知・排除の現場及び記録にてルール通
2 異物の検知・除去対策、及び混入の防
止、低減への取り組みがルール通り実施
り実施されていることを確認
されている
・ 異常な異物が検知された場合等には、その
原因の追求、対処がなされること
・ 必要な部署等に結果がフィードバックされる
こと
・ 機器の作動確認を行っていること(テストピー
スによるテスト)
○ 設定した基準どおりの精度で排除できることを
確認
○ 製品を全量、機器で検査していることを確認
○ 異物検知の記録を確認
3 異物の検知・除去対策、及び混入の防
止、低減への取り組みが必要に応じ記録
・ 異常時対処(選別)記録があること
されている
・ 改善記録があること
41 製造工程中にお 1 製造工程中におけるカビの付着・結露水・ ○ 製造工程中の汚染防止対策を確認
けるカビの付着・
ホコリ等による汚染防止対策が実施され
・ 落下物等による汚染防止策が実施されてい
結露水・ホコリ等
ている
ること
による汚染防止
・ 現場に応じた対策が施されていること
対策の実施
2 必要に応じて製造工程中におけるカビの ○ 対処・改善記録、及びルールの更新履歴を確
付着・結露水・ホコリ等による汚染防止対
認
策が記録されている
備考
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
42 製造工程中の機 1 機器・設備や器具等の点検、メンテナンス ○ 機器・設備や器具等の点検、メンテナンスに関
器・設備の破損
に関するルールがある
するルールを確認
やねじ等の脱落
・ 破損や脱落防止の点検法・頻度が明確であ
がないことの確
ること
認
・ その頻度が決まっていること
・ 異常があった場合の対処ルールが明確であ
ること
レベル
・ 未然防止のためのメンテナンスが計画化され
ていること
2 機器・設備や器具等の点検、メンテナンス ○ 機器・設備や器具等の点検、メンテナンスが
ルール通り実施されている事を確認
がルール通り行われている
・ 破損・欠落に対して適正な対応がなされてい
ること
・ 点検・メンテナンスが計画通り行われている
こと
3 機器・設備や器具等の点検、メンテナンス ○ 実施された保守点検等の記録を確認
が記録されている
43 アレルギー物質
の把握
1 原材料に含まれるアレルギー物質が正確 ○ 原材料規格書等により情報の収集・把握方法・
に把握されている
状況を確認
・ 仕入れ先から原材料規格書等を入手してい
ること
2 ライン毎に使用されるアレルギー物質が
整理されている
○ ライン毎のアレルギー物質の整理状況を確認
・ 工場内アレルギー物質一覧表が作成されて
いること
・ アレルギー物質を区分した保管場所があるこ
と
44 交差汚染が起き 1 交差汚染が起きにくいような、原材料・製
にくいような、原
品・包材の動線のルールがある
材料・製品・包材
の動線の確認
微生物及び
アレルギー
誘起物質の
交差汚染を
防ぐ対策を
とっている
○ 交差汚染が起きにくいような、原材料・製品・包
材の動線のルールを確認
・ 原料・従業員・資材・空気の動きが明らかにさ
れ、交差汚染が発生しないように動線が設定
されていること
・ またその動線は、適宜見直しがされているこ
と
・ エリアは区分管理を行っていること(交差汚
染のないエリア分け)
・ 原料・半製品・製品の保管場所が区別されて
いること
・ 器具について使い分けがされていること
・ アレルゲン原料を考慮した工程、管理、生産
スケジュール等のルールがあること
・ コンタミネーションの防止を考慮した洗浄
ルールがあること
・ コンタミネーションの防止を意識した空調と
なっていること
2 交差汚染が起きにくいような、原材料・製
品・包材の動線がルール通り実施されて
いる
○ 交差汚染が起きにくいような、製造現場になっ
ていることを確認
45 原材料の品質検 1 品質確認の必要な原材料については、必 ○ 原材料の品質検査ルールの確認。必要な場合
査及び必要な場
要な受入れ検品・品質検査が行われてい
は衛生検査ルールを確認
合は衛生検査の
る
・ 原材料毎の品質検査基準が設定されている
実施
(項目・頻度)こと
・ 製品に影響の大きい原材料、品質のバラツ
キの大きな原材料等については、ロット毎あ
るいは定期的に品質検査が行われているこ
と
・ 原材料の受入れ時の検品・検査項目が明確
であること
・ 原材料の検品・検査基準が明確であること
・ 受入時の検品・検査手順が明確であること
○ 異常時の対応ルールを確認
2 原材料の品質確認の記録及び結果対応
の記録がある
○ 原材料の品質確認及び結果対応記録を確認
・ 品質検査結果に基づいて適切に対応されて
いること
・ 検査結果が保管されていること
備考
小項目
製造工程中
の食品の品
質及び衛生
検査を行っ
ている
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
46 最終商品の品質 1 最終商品の品質検査のルールがある。必 ○ 最終商品の品質検査ルールを確認及び必要
検査及び必要な
要な場合は衛生検査のルールがある
な場合は衛生検査ルールを確認
場合は衛生検査
・ 製品ロットごとに品質検査をしていること
の実施
・ 最終製品の適正な品質検査基準があり、検
査頻度、検査方法が規定されていること
レベル
・ 検査手順書があること
・ ロットが規定されていること
2 最終商品の品質検査記録がある。必要な ○ 最終商品の品質検査記録を確認。必要な場合
場合は衛生検査記録がある
は衛生検査記録を確認
47 品質検査記録及 1 品質検査記録及び衛生検査記録が保管
されている
び衛生検査記録
の保管
48 施設・設備の衛
生検査の実施
1 施設・設備の衛生検査のルールがある
・ 検査結果記録があること
・ 必要な検査体制が整っていること
○ 品質検査記録及び衛生検査記録が保管され
ていることを確認
○ 施設・設備の衛生検査のルールを確認
・ 定期的、臨時的な検査に関する項目及び頻
度が決められていること
・ 施設・設備に関する衛生要求基準があること
・ 検査計画に対する対応(異常値が出た場合)
が定められていること
2 施設・設備の衛生検査の記録がある
○ 施設・設備の衛生検査の記録を確認
・ 定期検査の記録があること
・ 結果に応じて、検査項目、頻度が適宜見直し
されていること
49 科学的根拠に基 1 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消 ○ 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消費期
づいた賞味期限
費期限表示の実施のルールがある
限表示の実施のルールを確認
表示・消費期限
・ 科学的根拠に基づき期限を設定する手順に
表示の実施
なっていること
適切に設定
された、賞味
期限または
消費期限を
食品に表示
している
・ 原材料変更が発生した時に再確認する手順
になっていること
2 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消 ○ 科学的根拠に基づいて期限が設定されている
費期限表示の実施がルール通り実施され
ことを確認
ている
3 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消 ○ 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消費期
費期限表示の実施記録がある
限表示の実施記録を確認
・ 科学的データを所持していること
50 原材料及び製品 1 原材料及び製品に関しての表示のための ○ 原材料及び製品に関しての表示のための情報
に関しての表示
情報入手のルールがある
入手のルールを確認
のための情報入
手の実施
2 原材料及び製品に関しての表示のための ○ 原材料及び製品に関しての表示のための情報
情報入手がルール通り実施されている
入手していることを確認
・ サプライヤーから情報(規格書等)を入手して
いること
・ 印字された情報と原材料情報が一致してい
ること
・ 最新の原材料情報を入手していること
原材料の情
報及び製造
した食品の
情報のリン
クを適切に
行っている
3 原材料及び製品に関しての表示のための ○ 原材料及び製品に関しての表示のための情報
情報入手の実施記録がある
入手の実施記録を確認
51 製品等のロットご 1 製品等のロットごとのサンプルの保管
とのサンプルの
ルールがある
保管
○ 製品等のロットごとのサンプルの保管ルールを
確認
・ 製品毎にサンプル保管の頻度・量・場所・期
間が決められていること
・ ロットが規定されていること
・ サンプル量、保存期間が定められていること
2 製品等のロットごとのサンプルの保管が
ルール通り実施されている
○ 製品等のロットごとのサンプルの保管が実施さ
れていることを確認
・ ロット毎の保存サンプルが保管されているこ
と
・ 保管場所の環境、期間が適正であること
備考
小項目
包装への印
字を適切に
行うよう、製
造した食品
及び印刷機
の管理を
行っている
FCP工場監査項目
要求水準
52 ラベル表示が正 1 ラベル表示が正しく行われるための作業
しく行われるため
手順がある
の作業手順の設
定
2 ラベル表示が正しく行われるために作業
手順通り実施されている
監査手法
○ ラベル表示が正しく行われるための作業手順
を確認
3 ラベル表示が正しく行われるための作業
記録がある
○ ラベル表示が正しく行われるための作業記録
を確認
レベル
○ 印字されたラベルが正しいことを確認
・ ダブルチェックが行われていること
・ 印字サンプルが掲示されていること
・ ラベルが製造記録と共に保存されていること
53 印刷機を使用し 1 印刷機を使用している場合、印刷機の点 ○ 印刷機を使用している場合、印刷機の点検の
検のルールがある
手順を確認
ている場合、印
刷機の点検の実
施
2 印刷機を使用している場合、印刷機の点 ○ 印刷機を使用している場合、印刷機の点検が
検がルール通り実施されている
ルール通り実施されていることを確認
3 印刷機を使用している場合、印刷機の点 ○ 印刷機を使用している場合、印刷機の点検記
検記録がある
録を確認
54 ラベル表示が正 1 ラベル表示が正しく行われているかの確
しく行われている
認作業のルールがある
かの確認作業の
実施
・ 印字の現物が保管されていること
○ ラベル表示が正しく行われているかの確認作
業のルールを確認
・ 担当者が決められていること
・ 頻度が決められいること
・ ルールがあること
・ 印字指示(内容)とラベル内容のチェックがで
きていること
・ 整合性の確認が取れていること
2 ラベル表示が正しく行われているかの確
認作業がルール通り実施されている
○ 手順に従って、ラベル表示が正しく印字されて
いることを確認
・ 関係者が正しい印字の内容や意味を理解し
ていること
印字された
表示が適切
であることを
確認してい
る
・ 印字(ラベル・包材)が正しい内容であること
55 ラベルのサンプ
ル保管を実施
3 ラベル表示が正しく行われているかの確
認作業の記録がある
○ ラベル表示が正しく行われているかの確認作
業の記録を確認
1 ラベルのサンプル保管ルールがある
○ ラベルのサンプル保管ルールを確認
2 ラベルのサンプル保管がルール通り実施 ○ ラベルのサンプル保管品を確認
されている
・ ラベルが保管されていること
・ 印字の貼付記録があり、印字と包材を保管し
ていること
・ 保管ラベル、包材に欠番がないこと
・ 製造記録と一致していること
・ 上職者の検証がなされていること
食品に応じ
た条件下で
保管及び管
理している
○ ラベルのサンプル保管記録を確認
3 ラベルのサンプル保管記録がある
56 保管のルール
1 保管のルール(直置き禁止、先入れ・先出 ○ 保管のルール(直置き禁止、先入れ・先出し、
(直置き禁止、先
し、アレルゲン物質区分など)がある
アレルゲン物質区分など)を確認
入れ・先出し、ア
・ 製品に応じた保管方法が設定されていること
レルゲン物質区
・ 直置き禁止のルールがあること
分など)の設定
・ 先入れ先出しが行われていること
・ 温度帯が決められていること
・ 積み段数が決められていること
・ アレルゲン物質区分があること
2 保管がルール(直置き禁止、先入れ・先出 ○ 保管がルール通り実施されていることを確認
し、アレルゲン物質区分など)通り実施さ
れている
備考
小項目
出荷前に食
品の品質検
査及び衛生
検査を行っ
ている
FCP工場監査項目
要求水準
57 品質検査及び必 1 品質検査及び必要な場合は衛生検査の
要な場合は衛生
ルールがある
検査のルールの
設定
監査手法
○ 品質検査及び必要な場合は衛生検査のルー
ルを確認
2 品質検査及び必要な場合は衛生検査の
記録がある
○ 品質検査及び必要な場合は衛生検査の記録
があることを確認
レベル
58 品質検査時の判 1 品質検査時の判定責任者設定のルール
がある
定責任者の設定
59 品質検査記録、 1 品質検査記録、衛生検査記録の保管の
衛生検査記録の
ルールがある
保管
・ 項目が決められいること
・ 方法が決められていること
・ 判定基準が決められていること
・ 頻度が決められていること
・ 検査結果について判定責任者の確認がされ
ていること
・ 記録(結果)が保管されていること
○ 品質検査時の判定責任者が設定されているこ
とを確認
・ 合否判定者の権限が明確であること
・ 代行者が設定されていること
○ 品質検査記録、衛生検査記録の保管のルー
ルを確認
2 品質検査記録、衛生検査記録が保管され ○ 品質検査記録、衛生検査記録が保管されてい
ている
ることを確認
60 保管及び保管状 1 保管及び保管状態の点検についての
ルールがある
態の点検につい
てのルールの設
定
61 保管及び保管状 1 保管及び保管状態の点検についての
態の点検につい
ルールがある
てのルールの実
施
2 保管及び保管状態の点検がルール通り
実施されている
・ 記録内容が検証されていること
・ 合否(規格合格)判定されていること
○ 保管及び保管状態の点検についてのルールを
確認
・ 製品毎・ロット毎に分けていること
・ 製品を対象とすること
・ 不適合品は別保管していること
○ 保管及び保管状態の点検についてのルールを
確認
○ 保管庫がルール通り点検されていることを現
場で確認
・ ロット毎に分けていること
・ 不適合品を分けていること
62 工程・倉庫内に 1 工程・倉庫内における整理整頓のルール ○ 工程・倉庫内における整理整頓のルール(区
おける整理整頓
分管理、先入れ・先出しの実施などを含む)を
(区分管理、先入れ・先出しの実施などを
の実施(区分管
含む)がある
確認
理、先入れ・先出
しの実施などを 2 工程・倉庫内における整理整頓がルール ○ 工程・倉庫内がルール通り整理整頓が実施さ
通り実施されている
れていることを確認
含む)
ロット間の誤
混入が起こ
らないよう食
品を取り
扱っている
・ 最終商品に使用する原材料が整理整頓され
ていること
・ 原料・仕掛品・包装資材がロット(区分)管理
されていること
63 製品ロットごとに 1 製品ロットごとに原材料ロットをトレースで ○ 製品ロットごとに原材料ロットをトレースできる
きる手順がある
手順を確認
原材料ロットをト
レースできる手
・ 最終製品ロット毎に原材料がトレース(確認)
順の明確化
できること
・ 原料、半製品、製品にロットが規定されてい
ること
64 原材料のロット
記録の保管
1 原材料のロット記録の保管のルールがあ ○ 原材料のロット記録の保管のルールを確認
る
2 原材料のロット記録がルール通り保管さ
れている
65 製品のロット記
録の保管
○ 原材料のロット記録がルール通り保管されてい
ることを確認
1 製品のロット記録の保管のルールがある ○ 製品のロット記録の保管のルールを確認
2 製品のロット記録がルール通り保管され
ている
○ 製品のロット記録がルール通り保管されている
ことを確認
・ ルール通りに記載されたロット記録が、保管
されていること
備考
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
66 健康診断の定期 1 健康診断の定期的な実施ルールがある
的な実施
レベル
2 健康診断の定期的な実施記録がある
3 結果に対して是正対応している
67 検便検査の定期 1 検便の実施ルールがある
的な実施
健康状態が
適切でない
従業員が、
工場内に立
ち入らない
対策をとって
いる
監査手法
○ 健康診断の定期的な実施ルールを確認
・ 全員年1回実施されていること
・ 新規採用時に実施されていること
備考
○ 健康診断の実施記録を確認
○ 中途採用者の記録を確認
・個人の記録まで管理する必要
はない
○ 産業医によるフォローがあることを確認
○ 検便の実施ルールを確認
・ 全員年1回以上実施がされていること
・ 新規採用時に実施されていること
・ 検査項目が設定されていること
・取扱品目につき、検査頻度の
設定が必要
2 検便の実施記録がある
○ 検便の実施記録の確認
・ 受診率を確認
・ 未受診者へのフォローがあること
3 陽性者の取扱ルールがある
○ 取扱ルールを確認
4 陽性者の業務記録がある
○ 処置経過と完治記録を確認
○ 業務記録を確認し、適正な業務が行われてい
ることを確認
・取扱品目により項目を設定
(サルモネラ菌、赤痢、腸管出
血性大腸菌(O-157)、チフス
等)
68 入室時の個人衛 1 入室時に個人衛生状況を確認するルール ○ 入室時に個人衛生状況を確認するルールを確
生状況の確認の
がある
認
実施
・ 下痢症状がないこと
・ 手指に傷がないこと
・ 発熱がないこと
○ 個人衛生不適者に対するルールを確認
2 ルール通り実施されている
○ ルール通り実施されていることを確認
○ 個人衛生状況確認記録を確認
○ 不適者の処置記録を確認
69 個人衛生管理に 1 個人衛生管理に関する教育の計画がある ○ 教育の計画(対象、時期、雇用時、階層別)が
関する教育の実
あることを確認
施
・ 対象が明示されていること
・ 新規採用時に実施されていること
・ 定期的に実施されていること
2 個人衛生管理に関する教育のマニュアル ○ 教育のマニュアルを確認
がある
3 個人衛生管理に関する教育の記録がある ○ 教育記録を確認
70 体調不良者への 1 体調不良者への対処ルールがある
正しい対処の実
施
2 ルール通り適切に遵守されている
71 入室時の手洗い 1 入室時の必要な場所に衛生的な手洗い
設備の整備
設備がある
2 手洗い方法が掲示されている
従業員の衛
生状態が維
持されるよ
72 トイレの手洗い
う、工場での
設備の整備
衛生管理を
行っている
1 トイレ用の衛生的な手洗い設備がある
2 手洗い方法が掲示されている
・法律が変われば見直しは必
要
○ 体調不良者への対処ルールを確認
・ 判断責任者が設置されていること
・ 配置換えルールがあること
・ 休みを取らせるルールがあること
○ 実施記録を確認
○ 対処記録を確認
○ 必要な場所に必要な数があることを確認
○ 衛生的に保たれていることを確認
○ 洗浄剤、乾燥設備、殺菌剤があることを確認
○ 蛇口のタイプ(手で廻さない)であることを確認
○ 手洗い方法が掲示されていることを確認
○ 備品のチェック記録を確認
○ 現場でのマニュアルを確認
○ 必要な場所に設備があることを確認
○ 作業場等を汚染しない場所にあることを確認
○ 使える状態にある(水が出る)ことを確認
○ 衛生的に保たれていることを確認
○ 洗浄剤、乾燥設備、殺菌剤があることを確認
○ 備品のチェック記録を確認
○ 交差汚染を防止するための靴が整備されてい
ることを確認
○ 手洗い方法が掲示されていることを確認
・従業員数、又は入室回数から
妥当な施設であること
・お湯は従業員に対する配慮で
あるので、必須ではない
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
73 作業者の衛生的 1 入室ルールがある
な入室手順の遵
守
レベル
2 手洗い方法が掲示されている
監査手法
○ 入室ルールを確認
○ 手洗い方法を確認
○ 管理者によるチェックがされていることを確認
○ 手洗い方法が掲示されていることを確認
74 作業場内での飲 1 作業場内の飲食・喫煙禁止のルールがあ ○ 作業場内の飲食・喫煙禁止のルールを確認
食・喫煙の禁止
る
2 作業場内の飲食・喫煙禁止のルール通り ○ 管理者による定期的確認の記録を確認
実施されている
75 個人所持品の持 1 個人所持品持ち込みのルールがある
ち込みの禁止
備考
○ 個人所持品持ち込みのルールを確認
・ 持ち込み可能品リストがあること
・ 定期的な身体チェックが実施されていること
・持ち込み禁止リストなど当たり
前すぎて掲示しない場合は、
「不要物持ち込み禁止」の明示
があればよい
・水分補給の必要な工程があ
る場合の例外はルールがあれ
ば可とする
・持ち込み可能品以外は持ち
込み禁止
2 個人所持品持ち込みルールが掲示されて ○ 個人所持品持ち込みルールが掲示されている
いる
ことを確認
3 個人所持品持ち込みルール通り実施され ○ 管理者による定期的な管理記録を確認
ている
工場での食
品汚染を招
きかねない
行為を明確
に禁止して
いる
76 指定外の工具・ 1 工具・文具の持ち込みのルールがある
文具の持ち込み
制限の実施
○ 会社規定品以外持ち込み禁止のルールを確
認
2 工具・文具の持ち込みがルール通り実施 ○ 持ち込み、持ち出し員数チェック表を確認
されている
77 食品衛生に関す 1 個人衛生管理に関する教育の計画(誰
る従業員教育の
が、対象、時期、頻度)がある
実施
○ 教育計画を確認
・ 雇用時の教育計画があること
・ 階層別の教育計画があること
・ 教育の評価・分析があること
2 個人衛生管理に関する教育のマニュアル ○ 教育マニュアルを確認
がある
3 個人衛生管理に関する教育の実施と成果 ○ 実施と効果(理解度)の記録を確認
の記録がある
78 作業服・靴の運 1 指定の作業服・靴がある
用ルールの設定
○ 指定の作業服・靴を確認
2 作業服・靴の運用ルールがある
○ 作業服・靴の運用ルールを確認
・ 服装基準が明示されていること
・ 交換ルールがあること
・ 洗濯ルールがあること
3 作業服・靴の運用がルール通り実施され
ている
○ 全身姿見(鏡)が設置されていることを確認
○ ロッカーが設置されていることを確認
○ 更衣室の位置、環境を確認
○ チェック記録を確認
○ 加工場内入場者(訪問者、業者)のルールを確
認
79 加工場内入場者 1 加工場内入場者への対応ルールがある
への対応ルール
の設定
2 入退場記録がある
・ 訪問者・業者の入室が制限されていること
・ 作業者と同等の衛生措置がされていること
・ チェックシートがあること
・ 来客用服があること
・ 来客時に社員が同行すること
○ 入退場記録を確認
・法律が変われば見直しは必
要
小項目
工場への訪
問者は、従
業員と同等
の個人衛生
規定を守ら
なければ入
場できない
よう取り決め
ている
FCP工場監査項目
要求水準
80 侵入防止のため 1 工場内に自由に入場できない仕組みに
のセキュリティー
なっている
管理(施錠など)
の実施
レベル
監査手法
○ 仕組みを確認
・ 外周フェンスがあること
・ 門の施錠がされていること
・ 守衛がいること
・ 入場制限の管理基準があること
・ 入場者・車両の入場ルールがあること
・ 入場確認がされていること
2 セキュリティー管理のルールがある
○ セキュリティ管理ルールを確認
・ フードディフェンスに沿ったルールがあること
・ 従業員に対してのルールがあること
・ 従業員への周知などルールへの対応状況を
確認すること
3 モニタリングしている
○ 監視カメラが有効に配置されていることを確認
備考
・ 有効な場所としてのルールがあること
・ 録画を再生するルールがあること
4 モニタリング記録(媒体)の保管期限が明 ○ 保管期限通り、保管されていることを確認
確になっている
81 工場・施設周辺 1 工場周辺の環境調査の実施(悪臭・煙・塵 ○ 排水性がよいことを確認
に悪臭・煙・塵埃
埃の発生源がない)
○ 虫の発生がないように管理していることを確認
の発生源がない
ことの確認
○ 整理・整頓・清掃がされていることを確認
○ 汚染の可能性のある施設が周辺にないことを
確認
施設の立地
82 使用する水の定 1 使用する水の管理ルールがある
(土壌、水質
期的な水質検査
及び空気)
の実施
が重大な汚
染にさらされ
ていないこと
を確認して
いる
2 定期的な自主検査の実施
83 施設の清掃・洗
浄方法の設定
施設の内部
構造、及び
窓やドア等
の付属品
を、耐久性
に優れ、メン
テナンスがし
やすく、必要
な場合には
消毒可能な 84 施設の清掃・洗
ものにしてい
浄方法の実施
る
85 空調システムを
結露とカビの発
生を抑えられる
よう整備
工場内に換
気設備を設
置している
○ 使用水の内容(水道水・井水・貯水の有無)を
把握していることを確認
○ 貯水槽の清掃(年1回以上)が実施されている
ことを確認
○ 水道法に適合していることを確認
○ 自主検査(残留塩素等)の記録を確認
○ 貯水槽の場合は残留塩素・濁り・臭い・味を
日々検査していることを確認
3 定期的な第三者機関による検査の実施 ○ 第三者機関による検査報告書を確認
1 施設の清掃、洗浄方法が設定されている ○ 清掃計画を確認
○ 清掃頻度(毎日・定期・不定期)を確認
○ 清掃、洗浄マニュアルが整備されていることを
確認
○ 清掃用具、機器、洗剤の保管場所が設定され
ていることを確認
2 施設の清掃・洗浄方法の見直しがされて
いる
○ 施設の清掃・洗浄方法の見直しがされているこ
とを確認
○ 施設の汚れがないことを確認
1 施設の清掃・洗浄が実施されている
清掃用具、機器、洗剤の整理整頓がされ ○ 清掃用具、機器、洗剤の整理整頓がされてい
ている
ることを確認
2 清掃・洗浄の記録がある
1 温度・湿度を維持できる換気、空調設備
がある
○ 清掃・洗浄の実施記録を確認
○ 結露がないことを確認
○ 温度管理、湿度管理が適切であることを確認
2 空調設備は適切な頻度で清掃が実施され ○ 設備が汚染源になっていないことを確認
ている
○ 空調設備の清掃記録を確認
3 空調設備のメンテナンスが実施されてい
る
○ 空調設備のメンテナンス方法を確認
○ 空調設備のメンテナンス実施記録を確認
4 定期的に清浄度を要求される作業室の落 ○ 落下菌の測定記録を確認
下菌の測定が実施されている
86 照明器具につい 1 エリア毎の照明器具について適切な管理 ○ 管理基準があることを確認
ての破損対策の
基準がある
実施
衛生的な作
業に十分な
照明設備を
・使用する氷、蒸気も同様
2 照明器具についての破損対策が実施され ○ 落下防止カバーがあることを確認
ている
○ 飛散防止カバーがあることを確認
・清掃・洗浄方法の見直しは、
結果と照らし合わせ見直しが必
要
小項目
照明設備を
設置してい
る
FCP工場監査項目
要求水準
87 作業に十分な照 1 作業別に照度が設定されている
度を有する照明
の設置
レベル
監査手法
○ 作業別(一般作業・検品作業等)に照度が設定
されていることを確認
備考
2 適切な照度が確保されている
○ 設定通りに照度が確保されていることを確認
○ 照度の測定記録を確認
1 衛生的かつ異物混入の原因とならない機 ○ 機器は腐食・破損等が発生しにくい材質、構造
器が設置されている
であることを確認
88 衛生的(消毒作
業が容易など)
かつ異物混入
(塗装など)の原
因とならない機 2 機器は清掃しやすい配置になっている
器の設置
食品製造に
使用する設
備は、衛生
的な取り扱
いに適したも
のを選定し、
配置してい
る
89 機械の洗浄マ
ニュアルの設定
○ 清掃しやすい配置になっていることを確認
3 機器は適切に整備されている
○ 機器にサビ・破損・塗装ハガレ・ネジ不足がな
いことを確認
4 機器の点検記録がある
○ 機器の点検記録があることを確認
○ 作業前・作業後の点検記録を確認
○ 機械特性に応じた洗浄の種類、器具が設定さ
れていることを確認
1 機械の洗浄マニュアルがある
○ 洗浄手順・方法(洗浄のしやすさ等)を確認
90 装置に適した洗
浄機器の設置
2 機械の洗浄マニュアルが有効であること
が確認されている
○ 洗浄、殺菌の有効性についての検査記録を確
認
1 装置に適した洗浄機器がある
○ 目的に見合った洗浄能力があることを確認
○ 排気・排水・安全性が考慮された機器であるこ
とを確認
・洗浄に起因する不適合事例
があった場合は、見直しが必要
○ 用途が区別されていることを確認
○ 異物混入となる備品(抜けやすいブラシ等)の
使用がないことを確認
施設、設備
2 洗浄機器の交換ルールがある
及び器具の
メンテナンス 91 メンテナンスのた 1 洗剤・薬剤・用具の管理基準がある
めの洗剤・薬剤・
のための用
用具の保管設備
具を設置し
ている
の設置
2 専用の保管設備が設置されている
92 有害小動物の外 1 有害小動物侵入防止のための対策が実
部からの侵入防
施されている
止策の実施
○ 導入日時、交換時期の記録を確認
○ 洗剤・薬剤・用具の管理基準があることを確認
○ 保管場所を確認
○ 保管設備が施錠できることを確認
○ 使用記録を確認
○ 使用期限管理を確認
○ 書類(MSDS)を確認
○ リスクにあった保管方法となっていることを確
認(施錠の実施)
○ 侵入防止のために実施されている対策を確認
・ 人、物の出入り口で有害小動物の侵入が防
止されていること
・エアシャワー・パスボックス・
高速シャッター等
・ 有害小動物の侵入する隙間がないこと
・ 窓は閉じていること。やむを得ず開放する場
合は網戸などの有害小動物侵入防止ネット
が整備されていること
2 施設が基準に適合している
3 有効に管理されている
93 有害小動物の駆 1 有害小動物の駆除についてのルールが
除についての
ある
ルール(効能、残
留性、作業手順
など)の設定
有害小動物
(鼠及び昆
虫等)の駆
除及び侵入
防止を行っ
94 有害小動物の駆 1 有害小動物の駆除作業がルール通り実
除作業(専門業
施されている
者への委託も含
む)の定期的な
実施
・ 窓や換気扇など給排気口に虫除けフィルター
があること
・ネットの目開きは、侵入防止
に十分であること
・ 排水溝出口には侵入防止策をしていること
・ 有害小動物を誘引する原因を特定し、対策を
とっていること
・光の漏れ、紫外線の有無など
○ 施設が基準に適合していることを確認
・ 施設が正常に使用され、保たれていること
・ 有害小動物の発生がないこと
○ 施設整備の点検記録を確認
○ 有害小動物の駆除についてのルールを確認
・ 駆除の範囲や使用薬剤等が定められている
こと
・ 薬剤使用中の生産は不可であること
○ 実施頻度を確認
○ 駆除の実施記録を確認
・ 定期的にもしくは、必要に応じ実施されてい
ること
・ ルール通りに実施されていること
小項目
防止を行っ
ている
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
95 有害小動物の駆 1 有害小動物の駆除作業の実施記録の保 ○ 駆除の実施記録が保管されていることを確認
除の実施記録の
管がされている
保管
レベル
96 廃棄物保管庫内 1 廃棄物保管庫内の清掃方法のルールが
の清掃の実施
ある
2 清掃方法のルール通り実施されている
○ 廃棄物保管庫内の清掃方法のルールを確認
・ 清掃方法の手順書があること
・ 専用の掃除道具が設置されていること
・ 廃棄物が分別されていること
○ 廃棄物保管庫が清掃されていることを確認
○ 廃棄物保管庫に有害小動物の発生がないこと
を確認
○ 清掃実施記録を確認
97 モニタリング結果 1 モニタリングについてのルールがある
○ モニタリングについてのルールを確認
に基づいたペス
*モニタリングとは、有害小動物の生息状
・ モニタリングに関する社外契約書・社内手順
トコントロールの
況を継続的に調査すること
書があること
実施
・ モニタリングが定期的に実施されていること
・ 作業室ごとに飛翔昆虫のモニタリングが実施
されていること
・ 担当者が明確になっていること
・ 異常時の基準があること
・ 結果に基づく対応が定められていること
2 モニタリングがルール通り実施されている ○ モニタリング記録を確認
3 モニタリング結果に基づき改善活動がさ
れている
98 薬剤類は施錠可 1 薬剤保管についてのルールがある
能な場所に保管
するなどの、定
位置管理の実施
2 薬剤専用保管スペースがある
○ モニタリング結果評価を確認
・ 異常な結果が放置されていないこと
・ 改善の進捗が管理されていること
○ 薬剤保管についてのルールを確認
・ 薬剤保管についてのルールがあること
・ 薬剤リストがあること
・ 取扱者名簿があること
・ 薬剤紛失時の対応が文書化されていること
・ 薬剤廃棄の手続きがあること
○ 薬剤専用保管スペースがあることを確認
・ 施錠管理されていること
・ 入出庫管理表があること
・ 鍵の管理者が明確になっていること
有害小動物
の駆除及び
○ 薬剤リストを確認
3 薬剤保管ルール通り実施されている
クリーニング
○ 入出庫管理表を確認
用等の薬剤
○ 取扱者名簿を確認
について、
適切な保管
○ 入出庫管理記録と実数を確認
及び使用用
途の管理を 99 薬剤類の管理責 1 管理責任者、取扱者などの管理体制が構 ○ 管理体制組織図を確認
行っている
任者の設定
築されている
○ 使用責任者、保管責任者が任命されているこ
とを確認
・ 薬剤は有資格者の監督のもと使用されてい
ること
2 管理体制が実際に機能している
3 薬剤使用者への教育がされている
100 薬剤類の使用記 1 薬剤類の使用記録が保管されている
録の保管
○ 管理責任者が出納記録や使用記録を確認して
いることを確認
○ 薬剤使用者への教育記録を確認
○ 薬剤類の使用記録を確認
○ 外部事業者による場合も薬剤の使用記録を確
認
101 排水設備ならび 1 排水設備ならびに廃棄物保管庫の清掃の ○ 排水設備が円滑に排水していることを確認
に廃棄物保管庫
ルールがある
・ 排水路に水たまりがないこと
の衛生的な清掃
○
排水設備ならびに廃棄物保管庫の清掃ルール
の作業手順の設
を確認
定
・ 清掃方法が設定されていること
・ 実施頻度が設定されていること
・ 清掃責任者が明確になっていること
○ 専門業者に委託している場合は契約内容を確
認
備考
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
102 排水設備の定期 1 排水設備の清掃がルール通り実施されて ○ 排水設備が清掃されていることを確認
的な清掃の実施
いる
・ カビの発生がないこと
・ トラップ内に残渣のないこと
レベル
2 排水設備の清掃記録がある
103 廃棄物は密閉管 1 廃棄物の保管のルールがある
理を行い、原材
料・半製品・製品
とは別区画での
食品の汚染
保管
が起こらな
いように排
水及び廃棄
物の処理を
行っている
○ 排水設備の清掃記録を確認
○ 廃棄物の保管ルールを確認
・ 種類に応じた保管方法が設定されていること
・ 必要に応じて、廃棄物貯蔵庫の温度管理が
されていること
・ 種類に応じた回収頻度が設定されていること
・ 種類に応じた移動動線が設定されていること
(交差汚染の防止)
2 保管ルール通り実施されている
104 排水処理の検査 1 排水処理の検査記録の保管のルールが
記録の保管
ある
○ 廃棄物保管場所(生ゴミ用冷蔵庫など)を確認
○ 排水処理の検査記録の保管ルールを確認
・ 法的要求事項に合致していること
・ 自治体の指導を受けていること(照会してい
ること)
2 排水処理の検査記録がルール通り保管さ ○ 排水処理の検査記録を確認
れている
105 マニフェスト(廃 1 産業廃棄物管理票(マニフェスト)の保管
のルールがある
棄物処理業者の
記録)の保管
2 産業廃棄物管理票(マニフェスト)がルー
ル通り保管されている
○ 産業廃棄物管理票(マニフェスト)の保管の
ルールを確認
・ 法的要求事項に合致していること
○ 保管されている産業廃棄物管理票(マニフェス
ト)を確認
○ 廃棄物処理業者との契約書を確認
106 お客様対応窓口 1 お客様対応窓口と関連部署との連携に関 ○ お客様対応窓口と関連部署との連携に関する
と関連部署との
するルールがある
ルールを確認
お客様対応
連携体制の整備
担当とその
・ 連絡体制があること
関係者が連
・ 管理フローがあること
携して対応
する体制を
・ 責任者が明確になっていること
整備してい
る
2 連携に関するルール通り運用されている ○ 正しく運用されていることを確認
107 お客様から収集 1 お客様から収集した個人情報の保護措置 ○ 個人情報の保護措置ルールを確認
した個人情報の
のルールがある
・ 個人情報保護の体制があること
保護措置の実施
・ 個人情報保護を関係者が認識していること
お客様から
収集した個
人情報の保
護措置を
とっている
2 個人情報の保護措置がルール通り実施さ ○ 正しく運用されていることを確認
れている
3 ルールの適切な見直しが実施されている ○ ルールの適切な見直しが実施されていることを
確認
お客様に情 108 お客様に情報提
1 お客様に情報提供する責任者が設定され ○ 責任者が設定されていることを確認
報提供する
供する責任者の
ている
責任者を明
設定
確にしてい
る
109 お客様から収集 1 お客様から収集した情報の集約管理の
ルールがある
した情報の集約
管理
お客様から
収集した情
報を集約し
て管理して
いる
お客様から
の問い合わ
せに対する
正確な情報
提供の実施
○ 情報の集約管理のルールを確認
・ ルールがあること
2 情報の集約管理がルール通り実施されて ○ 集約管理のルール通り実施されていることを
いる
確認
・ 集約管理しているファイル又は記録があるこ
と
○ 集約管理している記録を確認
3 集約管理の記録が行われている
110 お客様からの問 1 お客様からの問い合わせに対する情報提 ○ お客様からの問い合わせに対する情報提供の
供の実施のルールがある
実施のルールを確認
い合わせに対す
る正確な情報提
・ 担当部署(担当者)が明確になっていること
供の実施
2 情報提供がルール通り実施されている
○ 情報提供がルール通り実施されていることを
確認
・ 情報が一元管理されていること
3 情報提供の実施記録が行われている
○ 情報提供記録があることを確認
備考
小項目
お客様から
のクレーム
に適切に対
応している
FCP工場監査項目
要求水準
111 お客様からのク 1 クレーム対応についてのマニュアルがあ
レームへの対応
る
についてのマ
ニュアルの整備
レベル
監査手法
○ クレーム対応についてのマニュアルがあること
を確認
・ 危害レベルの設定があること
・ 対応窓口が明確になっていること
112 お客様からのク 1 クレームへの対応記録が保管されている ○ 対応記録が保管されていることを確認
レームへの対応
・ 危害レベル設定があり、レベル毎に記録が整
記録の保管
理されていること
・ クレームの原因と対策・検証がされているこ
・と
同様クレームの発生がないこと
113 責任者によるク 1 責任者によるクレーム終了確認のルール ○ 責任者によるクレーム終了確認のルールを確
レーム終了確認
がある
認
の実施
・ 最終責任者が明文化されていること
・ 対策内容が、検証されていること
2 責任者によるクレーム終了確認がルール ○ クレーム記録の責任者の確認印又はサイン、
通り実施されている
日付を確認
114 事件・事故など 1 事件・事故などの緊急時の対応ルールが ○ 事件・事故などの緊急時の対応ルールを確認
の緊急時の対応
設定されている
ルールの設定
・ 緊急時対応マニュアルがあること
・ 対応窓口が明確になっていること
・ 外部(マスコミ等)対応窓口が明確になってい
ること
・ 近隣住民、従業員への配慮が明確にされて
いること
・ 危害レベルごとの対応方法があること
・ 条例、法律での営業者の義務事項を含んで
いること
緊急時にお
ける社内の
各担当の責
2 緊急時の対応ルールがルール通り実施さ ○ 必要に応じて訓練が行われ、ルールが見直し
任及び役割
されていることを確認
れている
をあらかじめ
定めている 115 緊急時の社内連 1 緊急時の社内連絡体制が整備されている ○ 緊急時の組織図若しくは緊急連絡網を確認
絡体制の整備
・ 連絡先名・電話番号・FAX番号・メールアドレ
ス等が明記されていること
・ 公的機関への連絡先の記載のあること
・ 最新の組織図になっていること
・ 夜間や休日、年末年始も対応できるように
なっていること
2 事務所や工場内に見やすく掲示している
○ 見やすく掲示していることを確認
・ 従業員は連絡体制を知っていること
・ 緊急連絡先を携帯していること
116 緊急時の取引先 1 緊急時の取引先との連絡体制が整備され ○ 緊急時の取引先との窓口担当者が明確であ
緊急時対応
との連絡体制の
ている
り、連絡方法の取り決めがあることを確認
中における
整備
・ 緊急時の関連する行政機関や地元住民への
情報交換が
適時、的確
連絡先、連絡方法が明確になっていること
にできるた
めの連絡体
制を整備し
ている
・ 適宜、訓練がなされていること
備考
資料4
FCP共通工場監査項目
第1.0版
平成22年 2月22日作成
FCP事務局
目次
1.FCP共通工場監査項目概要
(1)前書き
(2)特徴
(3)補足
P.2
2.FCP共通工場監査項目
P.5
別紙:
協働の着眼点[業種別]製造版
樹形図
「FCP共通工場監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
● 前書き
「FCP共通工場監査項目
第1.0版」は、平成 21 年度フード・コミュニケーション・
プロジェクト(FCP)におけるアセスメント研究会:工場監査項目の標準化・共有化分科
会における成果物として策定しました。近年の食品業界における事件・事故の増加とそれに
伴う消費者不安の高まりを背景に、自社や取引先の工場監査を実施する機会は増大する傾向
にあります。また、各々の企業が実施している監査項目については、その目的や基本的な考
え方は共通することが多いものの、その手法、項目等が監査を行う者や場面によって多種多
様であり、監査を受ける側、監査を実施する側の双方にとって負担が大きくなっている傾向
があります。こういった状況を受けて、当分科会ではFCPに賛同する事業者のうち、監査
の効率化に関心のある事業者が集まって研究会を実施し、この成果物を協働で策定しました。
監査に関わる事業者同士が、この成果物を活用することによって、相互理解を深めつつ、監
査の効率化に役立てていただければ幸いです。また、この成果物は「協働の着眼点」に準じ
て整理しております。事業者間の共通認識のベース(土台)にたって、持続的かつ発展的な
関係を構築しつつ、消費者の信頼確保に向けての活動に役立てて頂けることを願っておりま
す。
なお、多忙な中で貴重な時間を割き研究会の膨大なディスカッションに積極的な参加を頂
いた事業者の皆様には厚く感謝を申し上げます。
FCP
事務局
● 特徴
1. FCP「協働の着眼点(第 1 版)」に準じた記述としております。
→「各監査項目の目的」については「協働の着眼点」を参考にして下さい。
2. 各項目の表現はすべて“体言止め”の表現としております。
→そのままチェックシート(○×つけ等)としてご利用頂けます。
3. 抽象的と思われる表現については、基本的に以下の解釈で整理しております。
→言葉の解釈はあくまでFCP共通工場監査項目限定である旨をご了承下さい。
「業務ルール」:業務を遂行するに当たって、円滑に実施できるように定めたルール。
(大項目 3「安全かつ適切な食品を提供するための体制整備」内のみに使用しております。)
(FCP 共通監査項目 11 番、12 番、14 番※1、18 番)
「
(個別の)ルール」
:個別の業務を遂行するに当たって、円滑に実施できるように定めたマニュアル、作
業手順及び基準等。
(FCP 共通監査項目 56 番、60 番、61 番、78 番、79 番、93 番、114 番)
「FCP共通工場監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
2
「マニュアル」:作業の目的及び、作業方法等が記載された書類等。
(FCP 共通工場監査項目 89 番、111 番)
「作業手順」
:作業の目的を達成するにあたって、個別の作業を具体的に定めたもの。
(作業現場での掲示
や、文書化した作業手順書等)
(FCP 共通工場監査項目 9 番、10 番、31 番、52 番、73 番、101 番)
「整備」:
(書類等が)整っている状態であること。
(FCP 共通工場監査項目 9 番、71 番、72 番、85 番、106 番、111 番、115 番、116 番)
「管理」
:(書類等が)整っている状態であるのみならず、更新をしていること。コントロールをしている
こと。
(FCP 共通工場監査項目 23 番、27 番、80 番、98 番、109 番)
「設定」:業務を遂行するにあたって、ルール、マニュアル、作業手順等を定めること。
(FCP共通工場監査項目 23 番、25 番等)
※実施状況を“現場確認”することが現実的に難しい場合にも使用(「設定」状況のみの確認)
(FCP共通工場監査項目 78 番、114 番)
4. ※印や、注釈にて用語の定義、解釈を記載しております。
→各監査項目について、より一層の理解を深めるための参考となります。
※=「用語の定義」
:FCP共通工場監査項目の全項目に共通する用語の定義
注=「用語の説明」
:該当項目のみに関しての用語の説明
● 補足:工場監査の目的
工場監査というと、「合格点が取れたか?」「前年より点数が上がったか?」「多大な
チェック項目をなんとか今年はクリアできた!」などと一喜一憂してしまうもの。です
が、本来の工場監査の目的を見失ってしまっては、せっかくの投入した手間や時間、資
金も、何の効果も得られなくなってしまうかもしれません。
人にそれぞれ特徴があるように、食品事業者は多様な商品を製造しており、またその
製造方法もさまざまです。似たような商品を製造する場合であっても、自動化の進んだ
製造ラインや、むしろ人の手をかけた製法もあります。離乳食・病院食のようなリスク
に弱い方たちのための商品もあり、それぞれの現場によって必ず違いがあるものです。
ましてや、商品のライフサイクルはますます短くなってきています。マーケットの変化
に応じて、製品やそれを作る工場とその抱えるリスクは、常に変化するものであるとい
う事を肝に銘じておかなければなりません。
さらに、工場を管理する人(工場長、現場のライン長等)や、製造ラインで働く人(パ
ートやアルバイトも含む現場従事者)も、未来永劫同じ人がその業務に従事しているわ
けではありません。どれだけ立派な施設があっても人次第でリスクは大きく変化します。
このように多種多様で変化するリスクを、商品を消費者に届けるまでに適切に低減す
るためには、それぞれの事業者が自らの商品とその製造現場の情報に基づいて、自律的
「FCP共通工場監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
3
にマネジメントをする必要があります。事前に想定されるリスクを把握し、そのための
対策をあらかじめ講じることが必要になってきます。
「賞味期限・消費期限が短い製品(チルド品等)を安定的に製造・供給するためには」
「温度変化に弱い製品(冷凍食品)を安定的に製造・供給するためには」
「工場を管理する人の管理方法はどうなっているのだろうか」
「現場では、パートやアルバイトにいたるまでPDCAが浸透しているだろうか」
定められたことが定められた通りできているか、その管理方法で十分にリスクを低減で
きているか、そういったことを現場で確認するのが工場監査の目的であります。
つきつめれば、工場監査の最終目標はお客様(消費者)の信頼確保かもしれません。
最近は、
「お客様基点」
「コンプライアンス基点」の姿勢が問われるようになってきてい
ますが、その基本はまず製造現場での取り組みを正直に提示することです。
このように考えると、工場監査とは単に監査結果の点数ではなく、取引を通じた事業
者間の持続性・信頼性の確保につながるものでなければならないと気づかされるのでは
ないでしょうか。製造業者のみならず、卸売業、小売業も含めたサプライチェーンが「消
費者の信頼確保」に向けて、共通の目線・認識をもって日々の事業活動に臨んでいただ
けることを、心から願っております。
:工場監査項目の標準化・共有化 分科会 ファシリテーター 杉浦嘉彦
「FCP共通工場監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
4
FCP共通工場監査項目 第1.0版
平成22年 2月22日
FCP事務局
【協働の着眼点・大項目1】 『お客様を基点とする企業姿勢の明確化』
(1) 【経営姿勢の社内外への明示】
経営者が、お客様を基点とする基本的考え方に基づいて、安全かつ適切な食品を提供する責任を認識しており、その姿勢を社内外に示している
①
経営者または工場長などがお客様を基点とする考えを持っており、その姿
勢についての社内外への明示
1
【協働の着眼点・大項目2】 『【コンプライアンスの徹底』
(1) 【基本方針の保持】
① 法令遵守に真摯に取り組む方針を示している
2
法令遵守の取組みの社内外への明示
(2) 【遵守事項の明確化及び遵守の確認体制の整備】
①
遵守しなければならない法令及び基準を明確にしている
3
遵守義務のある法令及び基準の明確化
②
明確化した遵守しなければならない法令及び基準について随時、適切に更新している
4
遵守義務のある法令及び基準の更新
③
責任者を明確にして、遵守事項の管理及び遵守の確認を行っている
5
遵守事項の管理及び遵守の確認を行う責任者の設置
(3) 【従業員教育】
③ 従業員のコンプライアンスに対する意識を高める活動を行っている
6
従業員のコンプライアンスに対する意識向上活動の実施
【協働の着眼点・大項目3】 『安全かつ適切な食品の提供をするための体制整備』
(1) 【方針及び業務ルールの策定及び更新】
①
企業理念または方針の中に、安全かつ適切な食品の提供に取り組む姿勢を盛り込んでいる
安全かつ適切な食品の提供に取り組む姿勢を盛り込んだ企業理念や会社方
針等の策定
7
8
策定した企業理念や会社方針等の周知の実施
②
安全かつ適切な食品の提供のための業務ルールを定めている
9
仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規格書、製造標準書、作業手順書
等)の整備
10
仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規格書、製造標準書、作業手順書
等)の必要に応じた更新
11
③
開封原料・仕掛品・製品リパックなどの工程戻しの業務ルールの設定
食品の安全性及び適切性に関する新しい情報を常に収集している
12
関連法規等の改正に伴う業務ルールの見直しの実施
13
情報収集のための担当者の設置
(2) 【方針の周知及び業務ルールの教育体制の整備】
②
安全かつ適切な食品の提供のための業務ルールを従業員に教育する体制を整備している
14
教育・研修プラン(※1)の設定と教育の実施
※1 研修プラン: 一般的な業務ルール、新人教育、階層別教育、衛生に関する教育、製造に関する教育などのプラン
15
教育・研修の実施記録の保管
(3) 【業務の適切な実施を確認する体制の整備】
①
業務ルールに基づいて業務が行われているかについて、日常的に確認を行っている
16
日常的に確認すべき項目の明確化
17
責任者(現場責任者など)による業務実施記録の確認
18
業務ルールからの逸脱時の対応方法の明確化、及び逸脱が発生した場合に
は記録の保管
②
業務ルールに基づいて業務が行われているかについて、自社内の別担当または第三者機関が監査を行っている
19
確認すべき監査項目の明確化
20
内部監査の実施
(4) 【方針及び体制の社外への公開】
①
安全かつ適切な食品を提供するための方針及び社内体制を、社外に公開している
21
安全かつ適切な食品を提供するための方針の社内外への明示(※2)
※2 明示の方法は、各会社による(ホームページ・パンフレットなど)
(5) 【危害要因の分析及び管理方法の選定】
②
オペレーションを工程図にし、現場の実態と合っているか確認し随時更新している
22
③
工程図があり、現場の実態と合っていることの確認
調達物資の調達から食品の製造、販売までの過程の危害要因を洗い出し、分析し、管理方法を定めている
23
原材料の受け入れから製品の出荷までの重要な問題が発生しそうな点の洗
い出しと、管理方法の設定
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
【協働の着眼点・大項目4】 『調達における取組』
(3) 【調達物資の保管及び管理】
①
調達物資に応じた条件下で保管及び管理している
24
防虫・防鼠対策の実施
25
調達物資(原材料など)の必要に応じた保管条件(※3)の設定
26
調達物資(原材料など)の必要に応じた保管条件(※3)の遵守
※3 保管条件とは、「温度管理」「湿度管理」「アレルギー物質を含む特定原材料との交差汚染の防御措置」「その他製品特性によって定めた項目」など。
27
②
不良品、返品との区分管理の実施
調達物資の適切な保管及び管理を行うために、適切な施設または設備を備え、管理している
28
29
③
温度計の校正の実施
保管施設の清掃の実施
調達した原材料の使用期限を、設定及び管理している
30
先入れ、先出しなどの仕組みの設定
【協働の着眼点・大項目5】 『製造における取組』
(1) 【製造工程の管理】 ①
食品製造用の設備及び器具の食品接触面を清潔に保っている
31
32
②
製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・洗浄の作業手順の設定
製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・洗浄の定期的な実施
食品製造で使用する水は飲用適であり、安全な方法で処理及び維持管理している
33
34
③
食品製造で使用する水の供給方法の把握(上水、井水、地下水、貯水タン
ク、直結など)
食品製造で使用する水の定期的な水質検査の実施
食品に応じた加熱、冷却、乾燥及び包装を適切な条件下で行えるよう管理している
35
加熱、冷却、乾燥及び包装の管理基準(※4)の設定
※4 管理基準とは「科学的根拠を持った安全を担保できる基準」を言う。
36
37
④
加熱、冷却、乾燥及び包装の管理記録の保管
加熱、冷却、乾燥及び包装の条件逸脱時の対応記録の保管
異物混入の防止、異物の検出及び異物の除去に取り組んでいる
38
備品類の混入防止対策の実施
39
工場入室時の毛髪・埃除去作業(粘着ローラー、エアシャワーなど)の実
施
40
異物検知時の除去、および再発防止対策の確認
41
製造工程中におけるカビの付着・結露水・ホコリ等による汚染防止対策の
実施
42
⑤
製造工程中の機器・設備の破損やねじ等の脱落がないことの確認
微生物及びアレルギー誘起物質の交差汚染を防ぐ対策をとっている
43
44
⑥
アレルギー物質の把握
交差汚染が起きにくいような、原材料・製品・包材の動線の確保
製造工程中の食品の品質及び衛生検査を行っている
45
46
原材料の品質検査(※5)及び必要な場合は衛生検査の実施
最終製品の品質検査(※5)及び必要な場合は衛生検査の実施
※5 品質検査とは、「製品により本来保持すべき品質を確認するために、目視・官能・理化学分析・微生物分析など、製品に応じて設定する検査」
47
品質検査記録、衛生検査記録の保管
48
施設・設備の衛生検査の実施
(2) 【適切な表示の実施】
①
適切に設定された、賞味期限または消費期限を食品に表示している
49
②
科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消費期限表示の実施
原材料の情報及び製造した食品の情報のリンクを適切に行っている
50
51
③
原材料及び製品に関しての表示のための情報入手の実施
製品等のロットごとのサンプルの保管
包装への印字を適切に行うよう、製造した食品及び印刷機の管理を行っている
52
53
④
ラベル表示が正しく行われるための作業手順の設定
印刷機を使用している場合、印刷機の点検の実施
印字された表示が適切であることを確認している
54
ラベル表示が正しく行われているかの確認作業の実施
55
ラベルのサンプルの保管を実施
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
(3) 【食品の保管及び管理】
①
食品に応じた条件下で保管及び管理している
56
②
保管のルール(直置き禁止、先入れ・先出し、アレルゲン物質区分など)
の設定
出荷前に食品の品質検査及び衛生検査を行っている
57
品質検査(※5)及び必要な場合は衛生検査のルールの設定
※5 品質検査とは、「製品により本来保持すべき品質を確認するために、目視・官能・理化学分析・微生物分析など、製品に応じて設定する検査」
58
59
③
品質検査(※5)時の判定責任者の設定
品質検査記録、衛生検査記録の保管
ロット間の誤混入が起こらないよう食品を取り扱っている
60
保管及び保管状態の点検についてのルールの設定
61
保管及び保管状態の点検についてのルールの実施
62
工程・倉庫内における整理整頓の実施(区分管理、先入れ・先出しの実施
などを含む)
63
製品ロットごとに原材料ロットをトレースできる手順の明確化
64
原材料のロット記録の保管
65
製品のロット記録の保管
(4) 【工場での従業員の衛生管理】
①
健康状態が適切でない従業員が、工場内に立ち入らない対策をとっている
66
健康診断の定期的な実施
67
検便検査の定期的な実施
68
入室時の個人衛生状況の確認の実施
69
個人衛生管理に関する教育の実施
70
②
体調不良者への正しい対処の実施
従業員の衛生状態が維持されるよう、工場での衛生管理を行っている
71
72
③
入室時の手洗い設備の整備
トイレの手洗い設備の整備
工場での食品汚染を招きかねない行為を明確に禁止している
73
作業者の衛生的な入室手順の遵守
74
作業場内での飲食・喫煙の禁止
75
個人所持品の持ち込みの禁止
76
指定外の工具・文具の持ち込み制限の実施
77
食品衛生に関する従業員教育の実施
78
④
作業服・靴の運用ルールの設定
工場への訪問者は、従業員と同等の個人衛生規定を守らなければ入場できないよう取り決めている
79
加工場内入場者への対応ルールの設定
80
侵入防止のためのセキュリティー管理(施錠など)の実施
(5) 【施設及び設備の設置】
①
施設の立地(土壌、水質及び空気)が重大な汚染にさらされていないことを確認している
81
82
②
工場・施設周辺に悪臭・煙・塵埃の発生源がないことの確認
使用する水の定期的な水質検査の実施
施設の内部構造、及び窓やドア等の付属品を、耐久性に優れ、メンテナンスがしやすく、必要な場合には消毒可能なものにしている
83
84
③
施設の清掃・洗浄方法の設定
施設の清掃・洗浄方法の実施
工場内に換気設備を設置している
85
④
空調システムを結露とカビの発生を抑えられるよう整備
衛生的な作業に十分な照明設備を設置している
86
87
⑤
照明器具についての破損対策の実施
作業に十分な照度を有する照明の設置
食品製造に使用する設備は、衛生的な取り扱いに適したものを選定し、配置している
88
89
⑥
衛生的(消毒作業が容易など)かつ異物混入(塗装など)の原因とならな
い機器の設置
機械の洗浄マニュアルの設定
施設、設備及び器具のメンテナンスのための用具を設置している
90
装置に適した洗浄機器の設置
91
メンテナンスのための洗剤・薬剤・用具の保管設備の設置
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
(6) 【施設及び設備の管理】
①
有害小動物(鼠及び昆虫等)の駆除及び侵入防止を行っている
92
有害小動物の外部からの進入防止策の実施
93
有害小動物の駆除についてのルール(効能、残留性、作業手順など)の設
定
94
有害小動物の駆除作業(専門業者への委託も含む)の定期的な実施
95
有害小動物の駆除の実施記録の保管
96
廃棄物保管庫内の清掃の実施
97
②
モニタリング結果に基づいたペストコントロールの実施
有害小動物の駆除及びクリーニング用等の薬剤について、適切な保管及び使用用途の管理を行っている
98
薬剤類は施錠可能な場所に保管するなどの、定位置管理の実施
99
薬剤類の管理責任者の設定
100 薬剤類の使用記録の保管
③
食品の汚染が起こらないように排水及び廃棄物の処理を行っている
101 排水設備ならびに廃棄物保管庫の衛生的な清掃の作業手順の設定
102 排水設備の定期的な清掃の実施
103 廃棄物は密閉管理を行い、原材料・半製品・製品とは別区画での保管
104 排水処理の検査記録の保管
105 マニフェスト(廃棄物処理業者の記録)の保管
【協働の着眼点・大項目10】 『お客様とのコミュニケーションのための体制整備』
(3) 【情報の収集、管理及びお客様対応体制の整備】
②
お客様対応担当とその関係者が連携して対応する体制を整備している
106 お客様対応窓口と関連部署との連携体制の整備
④
お客様から収集した個人情報の保護措置をとっている
107 お客様から収集した個人情報の保護措置の実施
(4) 【情報提供体制の整備】
①
お客様に情報提供する責任者を明確にしている
108 お客様に情報提供する責任者の設定
【協働の着眼点・大項目11】 『お客様からの情報収集、管理及び対応』
(2) 【収集した情報の管理】
①
お客様から収集した情報を集約して管理している
109 お客様から収集した情報の集約管理
(3) 【適時、適切なお客様対応】
①
お客様からの問い合わせに対して、正確な情報を提供できるように対応している
110 お客様からの問い合わせに対する正確な情報提供の実施
②
お客様からのクレームに適切に対応している
111 お客様からのクレームへの対応についてのマニュアルの整備
112 お客様からのクレームへの対応記録の保管
113 責任者によるクレーム終了確認の実施
【協働の着眼点・大項目14】 『緊急時を想定した自社体制の整備』
(1) 【緊急時対応体制の整備】
①
緊急時における社内の各担当の責任及び役割をあらかじめ定めている
114 事件・事故などの緊急時の対応ルールの設定
115 緊急時の社内連絡体制の整備
【協働の着眼点・大項目15】 『緊急時の自社と取引先との協力体制の整備』
(2) 【協力して取り組むための緊急時対応体制の整備】
②
緊急時対応中における情報交換が適時、的確にできるための連絡体制を整備している
116 緊急時の取引先との連絡体制の整備
「FCP共通監査項目 第1.0版」の著作権は、農林水産省に帰属します。
別紙
協働の着眼点 〔業種別〕 【製造版】
P1/4
無印 = 製造・卸売・小売 共通
協働の着眼点(第1版)
◆ = 製造・小売 共通
▲ = 製造・卸売 共通
● = 製造のみ
平成21年3月
注:(※数字)の用語については、(参考)用語集に定義を示しています
食への
信頼向
上のため
の製造
業者の
着眼点
1.【お客様(※1)
を基点とする企業
姿勢の明確化】
お客様に安全かつ適
切な食品(※2~4)
を提供(※6)するた
め、お客様を基点と
して考える企業姿勢
を明確にしている
(1)【経営姿勢の社内外への明示】
①経営者が、お客様を基点とする基本的考え方に基づいて、安全かつ適切な食品
を提供する責任を認識しており、その姿勢を社内外に示している
(2)【基本方針(※12)の保持】
①お客様を基点とする基本的考え方により、安全かつ適切な食品を提供するととも
に、お客様に食品事業者の取組を伝えることを、基本方針として示している
(3)【社内の情報共有及び連携体
制の整備】
①自社内の調達から販売に至るまでの全てのプロセスにおいて、情報共有及び連
携体制を整備している
①法令遵守に真摯に取り組む方針を示している
(1)【基本方針の保持】
②社会的要請に真摯に対応する方針を示している
2.【コンプライア
ンス(※9)の徹
底】
お客様の信頼を獲得
するため、社内にコ
ンプライアンスを徹
底している
①遵守しなければならない法令(※10)及び基準(※11)を明確にしている
(2)【遵守事項の明確化及び遵守
の確認体制の整備】
②明確化した遵守しなければならない法令及び基準について随時、適切に更新し
ている
③責任者を明確にして、遵守事項の管理及び遵守の確認を行っている
(3)【従業員教育】
①従業員のコンプライアンスに対する意識を高める活動を行っている
①企業理念または方針の中に、安全かつ適切な食品の提供に取り組む姿勢を盛り
込んでいる
(1)【方針及び業務ルール(※13)
の策定及び更新】
②安全かつ適切な食品の提供のための業務ルールを定めている
③食品の安全性及び適切性に関する新しい情報を常に収集している
④継続的に業務ルールの見直し及び改善を行っている
社内に関するコミュニケーション
(2)【方針の周知(※14)及び業務
ルールの教育(※18)体制の整備】
3.【安全かつ適
切な食品の提供を
するための体制
(※16)整備】
安全かつ適切な食品
を提供し、また危害
(※21)の発生を防
止するための体制を
整備している
(3)【業務の適切な実施を確認す
る体制の整備】
(4)【方針及び体制の社外への公
開(※15)】
①安全かつ適切な食品の提供のための方針を従業員に周知徹底している
②安全かつ適切な食品の提供のための業務ルールを従業員に教育する体制を整
備している
①業務ルールに基づいて業務が行われているかについて、日常的に確認を行って
いる
②業務ルールに基づいて業務が行われているかについて、自社内の別担当または
第三者機関が監査を行っている
①安全かつ適切な食品を提供するための方針及び社内体制を、社外に公開してい
る
①原材料から食品を消費するまでの安全に関わる危害要因を明確にしている
(5)【危害要因(※22)の分析
(※23)及び管理(※24)方法の選
定】
②オペレーションを工程図にし、現場の実態と合っているか確認し随時更新している
●
③調達物資の調達から食品の製造、販売までの過程の危害要因を洗い出し、分析
し、管理方法を定めている
④危害要因の洗い出し、分析内容及び管理方法の妥当性の検証を行い、見直しを
行っている
⑤危害要因の管理方法を業務ルールに反映している
「協働の着眼点」の著作権は、農林水産省に帰属します。
P2/4
4.【調達における
取組】
(1)【調達先の評価及び選定】
安全かつ適切な食品、
原材料や包装資材
(以下、「調達物資
(※25)」という)
を使用して食品を製
造(※26)するため
の、調達における取
組を行っている
(2)【調達物資の安全性及び適切
性の確認】
①調達する食品及び調達物資の調達先を、評価及び選定している
①調達物資に関する要求事項または受入基準を定めている
②調達物資の受入時に検査を行っている
①調達物資に応じた条件下で保管及び管理している◆
(3)【調達物資の保管(※32)及び
管理(※33)】◆
②調達物資の適切な保管及び管理を行うために、適切な施設または設備を備え、
管理している◆
③調達した原材料の使用期限を、設定及び管理している◆
①食品製造用の設備及び器具の食品接触面を清潔に保っている◆
②食品製造で使用する水は飲用適(※29)であり、安全な方法で処理及び維持管
理している●
③食品に応じた加熱、冷却、乾燥及び包装を適切な条件下で行えるよう管理してい
る◆
(1)【製造工程の管理】◆
④異物混入の防止、異物の検出及び異物の除去に取り組んでいる◆
⑤微生物及びアレルギー誘起物質(※30)の交差汚染(※31)を防ぐ対策をとってい
る◆
社内に関するコミュニケーション
⑥製造工程中の食品の品質及び衛生検査を行っている●
①適切に設定された、賞味期限または消費期限を食品に表示している◆
②原材料の情報及び製造した食品の情報のリンクを適切に行っている◆
(2)【適切な表示の実施】◆
③包装への印字を適切に行うよう、製造した食品及び印刷機の管理を行っている◆
④印字された表示が適切であることを確認している◆
5.【製造における
取組】●
安全かつ適切であり、
表示が適切で、また
品質(※5)が維持さ
れた食品を販売する
ための、製造におけ
る取組を行っている
①食品に応じた条件下で保管及び管理している▲
(3)【食品の保管及び管理】●
②出荷前に食品の品質検査及び衛生検査を行っている●
③ロット間の誤混入が起こらないよう食品を取り扱っている●
①健康状態が適切でない従業員が、工場内に立ち入らない対策をとっている◆
(4)【工場での従業員の衛生
(※19)管理】
②従業員の衛生状態が維持されるよう、工場での衛生管理を行っている
③工場での食品汚染を招きかねない行為を明確に禁止している●
④工場への訪問者は、従業員と同等の個人衛生規定を守らなければ入場できない
よう取り決めている●
①施設の立地(土壌、水質及び空気)が重大な汚染にさらされていないことを確認し
ている●
②施設の内部構造、及び窓やドア等の付属品を、耐久性に優れ、メンテナンスがし
やすく、必要な場合には消毒可能なものにしている●
③工場内に換気設備を設置している●
(5)【施設及び設備の設置】
④衛生的な作業に十分な照明設備を設置している●
⑤食品製造に使用する設備は、衛生的な取り扱いに適したものを選定し、配置して
いる●
⑥施設、設備及び器具のメンテナンスのための用具を設置している●
①有害小動物(鼠及び昆虫等)の駆除及び侵入防止を行っている◆
②有害小動物の駆除及びクリーニング用等の薬剤について、適切な保管及び使用
用途の管理を行っている◆
6.【販売(※7)に
おける取組】
販売先が、安全かつ
適切な食品の品質を
維持して販売するた
めの、販売における
取組を行っている
(6)【施設及び設備の管理】
③食品の汚染が起こらないように排水及び廃棄物の処理を行っている●
④施設及び設備の、メンテナンス及びサニテーション(※28)を行い、その効果の検
証を行っている●
(1)【販売先の評価及び選定】▲
①食品の販売先の適切な評価を行い、取引先を選定している▲
(2)【輸送及び保管時の食品の管
理条件の設定】▲
①食品に応じた輸送及び保管時の管理条件を、取引先と取り決めている▲
「協働の着眼点」の著作権は、農林水産省に帰属します。
P3/4
7.【持続性のある
関係(※34)のた
めの体制整備】
取引先に関するコミュニケーション
安全かつ適切な食品
を安定的に提供して
いくため、公正な取引
及び円滑な情報共有
に基づいた、取引先
(※36)との持続性の
ある関係のための体
制を整備している
(1)【業務ルールの策定】
①取引先との取引条件の設定や契約等に関して公正な取引をするための業務ルー
ルを定めている
①公正な取引のための業務ルールを社内に周知徹底している
(2)【業務ルールの周知及び教育
体制の整備】
(3)【公正な取引の確認体制の整
備】
(4)【業務ルールの社外への公
開】
②公正な取引のための業務ルールを必要な従業員に教育する体制を整備している
①公正な取引の実施を確認する責任者を明確にしている
②公正な取引のための業務ルールの改善を行っている
①取引先との公正な取引に関する業務ルールを社外へ公開している
①取引先との意見交換ができるよう担当窓口を設置している
8.【取引先との公
正な取引(※35)】
取引先と、持続性が
あり、かつ緊張感の
ある関係を構築する
ため、公正な取引を
行っている
9.【取引先との情
報共有、協働の取
組】
取引先と、持続性が
あり、かつ緊張感の
ある関係を構築する
ため、取引先との情
報共有及び協働した
取組を行っている
(5)【情報共有の仕組み(※17)の
整備】
②取引先の意見について社内に伝達するルート及び共有方法を定めている
③取引先とより効果的な情報共有を行うための場を設けている
①取引先と適正な契約を結んでいる
(1)【公正な取引の実施】
②取引に際し、契約の内容を文書で双方が取り交わしている
③取引に関する解決すべき問題点や改善点を相互で議論し、意思疎通を図り、問
題解決をしている
①お客様に提供する食品に関する情報を取引先と共有している
(1)【商品(※8)等についての情報
共有】
②食品のトレースに必要な情報を取引先とお互いに整理し、必要な場合に共有でき
るようにしている
③食品の一貫したロット管理を取引先と行っている
④取引先への情報伝達のスピードと正確性を向上させるための取組を進めている
①取引先と協働して、商品開発及びサービス提供を行っている
(2)【取引先との協働の取組】
②取引先と協働した業務の改善及び効率化に取り組んでいる
(1)【方針及び業務ルールの策定】
◆
①企業理念または方針の中に、お客様とのコミュニケーションを重視する姿勢を盛
り込んでいる◆
②お客様とのコミュニケーションを重視する業務ルールを定めている◆
①お客様とのコミュニケーションに関して、従業員に教育する体制を整備している◆
お客様に関するコミュニケーション
10.【お客様との
コミュニケーション
のための体制整
備】
お客様とのコミュニ
ケーションを重視し、
適切に対応するため
の体制を整備してい
る
(2)【方針の社内周知及び業務
ルールの教育体制の整備】◆
②お客様とのコミュニケーションに関して、新しい情報を収集し、工夫している◆
③お客様とのコミュニケーションに関して責任者を明確にしている◆
①お客様からの問い合わせ及び情報提供を受けるための体制として、窓口を設置
している
(3)【情報の収集、管理及びお客
様対応体制の整備】
②お客様対応担当とその関係者が連携して対応する体制を整備している
③お客様の意見を経営に活かす体制を整備している
④お客様から収集した個人情報の保護措置をとっている
①お客様に情報提供する責任者を明確にしている
(4)【情報提供体制の整備】
②お客様に提供する情報の正確性及びわかりやすさを確認する体制を整備してい
る
①お客様から情報を受け取る手段を整備し、お客様に選択肢として提供している ●
11.【お客様から
の情報の収集
(※38)、管理及び
対応】
クレームを含むお客
様からの情報を収集
及び管理し、適時、適
切な対応を行ってい
る
(1)【情報収集】
②お客様に働きかけることにより、お客様からの意見を積極的に収集している
③お客様以外から幅広く情報及び要望を収集している●
①お客様から収集した情報を集約して管理している
(2)【収集した情報の管理】
②お客様から収集した情報を分類及び分析している
③お客様から収集した情報を関係者において共有し、必要な情報を関連先まで伝
達している
①お客様からの問い合わせに対して、正確な情報を提供できるように対応している
(3)【適時、適切なお客様対応】
②お客様からのクレームに適切に対応している
③お客様からの意見を商品及びサービスの改善につなげている
「協働の着眼点」の著作権は、農林水産省に帰属します。
P4/4
12.【お客様への
情報提供(※39)】
お客様に関するコミュニケーション
お客様に提供する食
品に関する情報を、
適切な情報量かつお
客様が理解しやすく
正確な内容で、お客
様が入手しやすい手
段を用いて提供して
いる
(1)【効果的な手段による情報提
供】◆
①商品パッケージ及び販促資材により情報を提供している●
②商品パッケージ及び販促資材以外に適切な仕組みを用いて効果的に情報を提
供している●
①法令に基づく商品情報の提供をしている◆
(2)【正確でわかりやすい情報提
供】◆
②お客様のニーズに対応した商品情報を、わかりやすく提供している◆
③食品の長所だけでなく、短所についても、必要に応じてお客様に情報を提供して
いる◆
④安全かつ適切な食品を提供するための取組に関する情報を提供している◆
13.【食育(※40)
の推進】
お客様の食に密接に
かかわる企業として、
食育活動を推進して
いる
(1)【重要性の認識及び事業活動
への取り入れ】
①従業員が食育に関する知識を深める場を設けている
②食育を取り入れた商品開発及びサービス提供をしている
①食に関するテーマについて、幅広い情報を提供している◆
(2)【食に関する幅広い情報等の
提供】
②お客様とともに、食について考える場を設けている◆
③他業種などとの協働による食育推進活動をしている◆
①緊急時における社内の各担当の責任及び役割をあらかじめ定めている
②緊急時において関連する情報を、迅速に収集する体制を整備している
(1)【緊急時対応体制の整備】
③緊急時において関連する情報を、関係者に迅速に伝達する体制を整備している
14.【緊急時
(※41)を想定した
自社体制の整備】
緊急時に関するコミュニケーション
緊急時(事件及び事
故発生時)に、迅速、
円滑かつ適切に対応
するための自社内の
体制を整備し、また体
制の見直しを行って
いる
④原因究明が迅速にできるよう、あらかじめ記録を管理している
(2)【判断基準、緊急時対応ルー
ル及び手順の設定】
①緊急時に迅速に対応するため、事件性のある食品汚染も想定して、判断基準、
対応ルール及び手順をあらかじめ定めている
(3)【事件及び事故の事態収束後
の緊急時対応体制及び取組の見
直し】
①緊急時対応の経験に基づいて、自社における体制及び取組の見直しを行うことと
している
15.【緊急時の自
社と取引先との協
力体制の整備】
(1)【協力に向けた認識の共有】
①緊急時に対応をスムーズに行えるよう、取引先との協力について認識を共有して
いる
緊急時(事件及び事
故発生時)に、取引先
と協力してスムーズ
に対応するための体
制を整備し、また体制
の見直しを行っている
(2)【協力して取り組むための緊急
時対応体制の整備】
16.【緊急時のお
客様とのコミュニ
ケーション体制の
整備】
緊急時(事件及び事
故発生時)に、お客様
とのコミュニケーショ
ンを適時、適切に行う
体制を整備している
(3)【事件及び事故の事態収束後
の協力体制及び取組の見直し】
①事件及び事故に迅速に対応するため、取引先と協働の取組ができる体制を整備
している
②緊急時対応中における情報交換が適時、的確にできるための連絡体制を整備し
ている
①緊急時対応の経験に基づいて、取引先との協力体制及び取組の見直しを行うこ
ととしている
①緊急時の情報の公開についての基準を定めている
(1)【情報提供体制の整備】
②緊急時の情報提供の具体的方法について定めている
(2)【お客様対応及び情報活用体
制の整備】
①緊急時にお客様からの問い合わせ窓口を設置することとしている
②緊急時にお客様からの情報も具体的対応や原因究明に活用することとしている
「協働の着眼点」の著作権は、農林水産省に帰属します。
FCP共通工場監査項目に関する
要求水準及び監査手法
~FCP共通工場監査項目(第1.0版) 付属資料~
平成23年 3月31日
FCP事務局
目次
1.FCP共通工場監査項目に関する要求水準及び監査手法の概要
(1)前書き
(2)特徴
P.2
2.FCP共通工場監査項目に関する要求水準及び監査手法
P.3
1
● 前書き
「FCP共通工場監査項目に関する要求水準及び監査手法」は、平成 22 年度フード・コミュニケーション・
プロジェクト(FCP)における工場監査項目の標準化・共有化研究会の成果物としてとりまとめました。
FCPでは平成 21 年度に工場監査の効率化に関心のある事業者が集まって「FCP共通工場監査項目(第1.
0版)」をとりまとめました。平成 22 年度には、この「FCP共通工場監査項目(第1.0版)」を活用するた
めに、各項目に関する要求水準及び監査手法の共有化を図ることにより、監査の当事者間の相互理解を深め、
より一層の監査の効率化に役立てることを目的として研究会の活動を展開しました。
監査の当事者間の相互理解を深めるという趣旨から、本文書中の要求水準及び監査手法については、その全
てを実際の監査の場で一律に必須項目として求めるような利用を想定しておりません。当事者間のそれぞれの
監査に応じて、持続的かつ発展的な関係を構築しつつ、消費者の信頼確保に向けた活動にお役立てください。
なお、多忙な中で貴重な時間を割き研究会の膨大なディスカッションに積極的に参加を頂いた事業者の皆様
には深く感謝を申し上げます。
FCP事務局
● 特徴
1. 「FCP共通工場監査項目(第 1.0版)」の付属資料としてまとめています。
監査における要求水準と監査手法について、その意図を「協働の着眼点」※に遡ることができます。
※ 食に携わる関係者が、それぞれの立場で、また連携して消費者の信頼を高めていくために着目すべき、食品事業者の行動の
ポイントのこと。
URL: http://www.food-communication-project.jp/aim/index.html
2. 項目ごとに要求水準を段階的に整理しています。
ベーシックな要求水準をレベル1として設定し、より高度な要求水準をレベル2,3,…として設定しています。
・レベル1…ルールがある
・レベル2…ルール通り実施されている
・レベル3…記録がある
これにより、製造品目や用途(セルフチェック用、教育ツール用等)によって、監査を実施するレベルを任意に設定したり、要求
水準や監査手法の一部を使用したりすることが可能です。
3. 要求水準に対して、監査手法を具体的に整理しています。
監査者の目線が揃うとともに、必要な取組が明確になります。
例えば「防虫・防鼠のルールがある」という要求水準に対しては、具体的な監査手法を以下のように明確化してあります。
○防虫・防鼠のルールを確認
・施設管理基準があること
・モニタリングの基準があること
・定期駆除のルールがあること
「FCP共通工場監査項目・要求水準と監査手法」の著作権は、農林水産省に帰属します。
2
FCP共通工場監査項目・要求水準と監査手法 平成23年3月31日 FCP事務局
小項目
経営者が、
お客様を基
点とする基
本的考え方
に基づい
て、安全か
つ適切な食
品を提供す
る責任を認
識しており、
その姿勢を
社内外に示
している
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
1 経営者または工 1 経営層にお客様を基点とする考え方があ ○ 経営層への確認
場長などがお客
る
・ 経営層がコミットメントしていること
様を基点とする
○
経営理念、方針の確認
考えを持ってお
り、その姿勢に
ついての社内外 2 お客様を基点とする考え方が文書化され ○ 文書を確認
への明示
ている
レベル
備考
3 お客様を基点とする考え方が社内外に明 ○ 明示されているものを確認(社内掲示、HP、会
示されている
社案内等)
2 法令遵守の取組 1 法令遵守の取組が文書化されている
みの社内外への
明示
法令遵守に
真摯に取り
組む方針を
示している
2 法令遵守の取組が従業員に明示されて
いる
○ 法令遵守の取組が文書化されていることを確
認
○ 従業員に明示されているものを確認(社内掲
示等)
3 法令遵守の取組を社内外に明示されてい ○ 明示されているものを確認(HP、会社案内等)
る
遵守しなけ
ればならな
い法令及び
基準を明確
にしている
明確化した
遵守しなけ
ればならな
い法令及び
基準につい
て随時、適
切に更新し
ている
責任者を明
確にして、遵
守事項の管
理及び遵守
の確認を
行っている
従業員のコ
ンプライアン
スに対する
意識を高め
る活動を
行っている
企業理念ま
たは方針の
中に、安全
かつ適切な
食品の提供
に取り組む
姿勢を盛り
込んでいる
安全かつ適
切な食品の
提供のため
の業務ルー
ルを定めて
いる
3 遵守義務のある 1 遵守義務のある法令及び基準が明確化
法令及び基準の
されている
明確化
○ 関連法令集が整備されていることを確認
○ 基準書を確認
4 遵守義務のある 1 遵守義務のある法令及び基準が更新さ
法令及び基準の
れている
更新
○ 関連法令集が更新されていることを確認
○ 基準書が更新されていることを確認
○ 添加物や表示の改訂があった場合の猶予期
間中対象品目がある場合は対応を確認
5 遵守事項の管理 1 遵守事項の管理及び遵守の確認を行う
及び遵守の確認
責任者が設置されている
を行う責任者の
設置
○ 組織図、職務分掌を確認
○ 責任者を確認
6 従業員のコンプ 1 従業員のコンプライアンスに対する意識
ライアンスに対
向上活動が実施されている
する意識向上活
動の実施
2 従業員のコンプライアンスに対する意識
向上活動が記録されている
○ 実施状況を確認
・ 朝礼、日報、講習などが実施されていること
○ 実施記録を確認
7 安全かつ適切な 1 安全かつ適切な食品の提供に取り組む ○ 企業理念、会社方針が文書化されていること
食品の提供に取
姿勢を盛り込んだ企業理念や会社方針等
を確認
り組む姿勢を盛
が文書化されている
り込んだ企業理
念や会社方針等
の策定
8 策定した企業理 1 安全かつ適切な食品の提供に取り組む ○ 掲示物等を確認
念や会社方針等
姿勢を盛り込んだ企業理念や会社方針等
の周知の実施
が社内に公開されている
2 安全かつ適切な食品の提供に取り組む ○ 経営者、従業員に企業理念や会社方針を確
姿勢を盛り込んだ企業理念や会社方針等
認
が社内に周知されている
9 仕様書等(製品
仕様書、原材
料・資材規格
書、製造標準
書、作業手順書
等)の整備
1 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規
格書、製造標準書、作業手順書等)が整
備されている
○ 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規格書、
製造標準書、作業手順書等)が整備されてい
ることを確認
10 仕様書等(製品
仕様書、原材
料・資材規格
書、製造標準
書、作業手順書
等)の必要に応
じた更新
1 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規
格書、製造標準書、作業手順書等)の必
要に応じた更新のルールがある
○ 更新ルールを確認
2 仕様書等(製品仕様書、原材料・資材規
格書、製造標準書、作業手順書等)の必
要に応じた更新がされている
○ 更新記録を確認
*書式だけでも確認
3
の業務ルー
ルを定めて
いる
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
11 開封原料・仕掛 1 開封原料・仕掛品・製品リパックなどの工 ○ 工程戻しの業務ルールを確認
品・製品リパック
程戻しの業務ルールが設定されている
などの工程戻し
の業務ルールの
2 開封原料・仕掛品・製品リパックなどが工 ○ 工程戻し実施記録を確認
設定
程戻しの業務ルール通り実施されている
レベル
12 関連法規等の改 1 関連法規等の改正に伴う業務ルールの
正に伴う業務
見直しのための仕組みがある
ルールの見直し
の実施
食品の安全
性及び適切
性に関する
新しい情報
を常に収集
している
安全かつ適
切な食品の
提供のため
の業務ルー
ルを従業員
に教育する
体制を整備
している
業務ルール
に基づいて
業務が行わ
れているか
について、
自社内の別
担当または
第三者機関
が監査を
行っている
安全かつ適
切な食品を
提供するた
めの方針及
び社内体制
を、社外に
公開してい
る
オペレーショ
ンを工程図
にし、現場の
実態と合っ
ているか確
認し随時更
新している
○ 省庁のHP、官報等を常に収集する窓口があ
ることを確認(担当者、担当部署)
・ 行政や業界団体からの通知文の窓口が決
まっていること
○ 関連法規等の更新を確認
2 関連法規等の改正に伴う業務ルールが
見直しされている
○ 社内資料が法令変更内容に対応していること
を確認
13 情報収集のため 1 情報収集のための担当者の設置
の担当者の設置
○ 担当者が設置されていることを確認
○ 担当者の職務内容を確認
14 教育・研修プラン 1 安全かつ適切な食品の提供のための業
(※1)の設定と
務ルールを従業員に教育する体制が整
教育の実施
備されている
※1 研修プラ
ン: 一般的な業
務ルール、新人
教育、階層別教
育、衛生に関す
る教育、製造に
関する教育など
のプラン
○ 教育研修プランを確認
・ 教育プランの対象者の年度計画があること
・ 未受講者へのフォローがあること
○ 教育研修プログラムの確認
15 教育・研修の実
施記録の保管
○ 教育・研修の実施記録を確認
1 教育・研修の実施記録がある
16 日常的に確認す 1 重要な管理項目が把握されている
べき項目の明確
化
業務ルール
に基づいて
業務が行わ
れているか
について、
日常的に確
認を行って
いる
備考
○ 把握している重要な管理項目を確認
17 責任者(現場責 1 責任者により業務実施記録が確認されて ○ 責任者の確認記録を確認
任者など)による
いる
業務実施記録の
確認
18 業務ルールから 1 業務ルールからの逸脱時の対応方法が ○ 対応方法を確認
の逸脱時の対応
明確化されている
方法の明確化、
及び逸脱が発生
した場合には記 2 逸脱が発生した場合は記録が保管されて ○ 逸脱発生時の記録を確認
いる
録の保管
19 確認すべき監査 1 確認すべき監査項目が文書化されている ○ 確認すべき監査項目を確認
項目の明確化
20 内部監査の実施 1 内部監査または、それに該当する活動が ○ 内部監査記録を確認
実施されている
21 安全かつ適切な 1 社内コミュニケーションのために、安全か ○ 安全かつ適切な食品を提供するための方針が
食品を提供する
つ適切な食品を提供するための方針が文
文書化されていることを確認
ための方針の社
書化されている
内外への明示
(※2)
2 安全かつ適切な食品を提供するための方 ○ 従業員に明示されているものを確認(社内掲
※2 明示の方
針が従業員に明示されている
示等)
法は、各会社に
よる(ホームペー
ジ・パンフレット 3 安全かつ適切な食品を提供するための方 ○ 社外に明示されているものを確認(HP、会社
など)
針が社外に公開されている
案内等)
22 工程図があり、 1 工程図がある
現場の実態と
合っていることの
確認
2 工程図と現場の整合性がとれている
○ 工程図を確認
○ 工程図と現場の整合性を確認
4
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
23 原材料の受け入 1 原材料の受け入れから製品の出荷まで ○ 原材料の受け入れから製品の出荷までの危
調達物資の
れから製品の出
の危害分析のルールがある
害分析についてのルールを確認
調達から食
荷までの重要な
・ 手順書、基準書があること
品の製造、
問題が発生しそ
販売までの
うな点の洗い出
過程の危害
しと、管理方法 2 危害分析のルール通り、管理方法が設定 ○ 管理手法を確認
要因を洗い
の設定
されている
出し、分析
小項目
レベル
備考
し、管理方
法を定めて
いる
24 防虫・防鼠対策
の実施
25 調達物資(原材
料など)の必要
に応じた保管条
件の設定
調達物資に
応じた条件
下で保管及
び管理して
いる
26 調達物資(原材
料など)の必要
に応じた保管条
件の遵守
1 防虫・防鼠のルールがある
○ 防虫・防鼠についてのルールを確認
・ 施設管理基準があること
・ モニタリングの基準があること
・ 定期駆除のルールがあること
2 防虫・防鼠がルール通り実施されている
○ 定期駆除が実施されていることを確認
○ 現場に虫・鼠、又はそれらの痕跡がないことを
確認
3 防虫・防鼠の結果が記録されている
○ 防虫・防鼠の実施記録を確認
○ モニタリング結果の記録を確認
○ 保管条件を確認
・ 保管場所が定められていること
・ 必要に応じて保管温度、湿度が定められて
いること
1 調達物質の保管条件が設定されている
1 調達物質の保管条件が遵守されている
・ 保管期限が定められていること
・ 原料仕様書が揃っていること
○ 保管状態を確認
・ 原材料の入出庫管理がされていること
・ 必要に応じて保管庫の温度湿度管理がされ
ていること
・ アレルギー物質のコンタミネーション等ないよ
う保管されていること
・ トレーサビリティが確保できること
2 保管環境が記録されている
○ 保管条件の記録を確認
・ 必要に応じて保管庫の温度・湿度が記録さ
れていること
27 不良品、返品と 1 不良品、返品との区分管理のルールがあ ○ 不良品、返品の区分管理のルールを確認
の区分管理の実
る
・ 不良品、返品が明示されていること
施
2 不良品、返品との区分管理がルール通り ○ 不良品、返品との区分管理がルール通り実施
実施されている
されていることを確認
・ 実際に区分管理されていること(保管場所の
返品表示)
28 温度計の校正の 1 温度計の校正のルールがある
実施
○ 必要に応じて温度計の校正ルールを確認
・ 頻度が設定されていること
・ 妥当な精度が設定されていること
調達物資の
2 温度計の校正記録がある
適切な保管
及び管理を 29 保管施設の清掃 1 保管施設の清掃のルールがある
行うために、
の実施
適切な施設
または設備
を備え、管
理している
○ 温度計の校正記録を確認
○ 清掃のルールを確認
・ 清掃手順書があること
・ 清掃計画書があること
3 保管施設の清掃記録がある
30 先入れ、先出し 1 先入れ、先出しのルールがある
などの仕組みの
設定
調達した原
2 先入れ、先出しがルール通り実施されて
材料の使用
いる
期限を、設
○ 保管施設の清掃記録を確認
○ 先入れ、先出しのルールを確認
定及び管理
している
○ 使用期限以内の原材料であることを確認
2 保管施設の清掃がルール通り実施されて ○ 保管施設現場を確認
いる
○ 清掃道具を確認
○ 先入れ、先出しがルール通り実施されているこ
とを確認
○ 原材料の入出庫記録を確認
3 先入れ、先出しの実施記録がある
31 製造機器・器具・ 1 製造機器・器具・備品の食品接触面の清 ○ 製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・
備品の食品接触
掃・洗浄の作業手順がある
洗浄の作業手順を確認
面の清掃・洗浄
・ 清掃・洗浄手順書があること
の作業手順の設
・ 頻度、実施者が決まっていること
定
5
食品製造用
の設備及び
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
32 製造機器・器具・ 1 製造機器・器具・備品の食品接触面の清 ○ 製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・
備品の食品接触
掃・洗浄が作業手順通り実施されている
洗浄が作業手順通り実施されていることを確
面の清掃・洗浄
認
食品製造用
○
洗浄漏れがないことを確認
の作業手順の定
の設備及び
期的な実施
器具の食品
接触面を清
○ 清掃・洗浄結果がモニタリングされていること
2 清掃・洗浄結果がモニタリングされてお
潔に保って
り、必要に応じて効果が検証されている
を確認
小項目
レベル
備考
いる
・ 必要に応じて拭き取り検査が行われているこ
と
・ 必要に応じてATP検査が行われていること
3 製造機器・器具・備品の食品接触面の清 ○ 製造機器・器具・備品の食品接触面の清掃・
掃・洗浄の作業記録がある
洗浄の作業記録を確認
33 食品製造で使用 1 食品製造で使用する水の供給方法を把
する水の供給方
握している
法の把握(上
水、井水、地下
水、貯水タンク、
直結など)
○ 食品製造で使用する水の供給方法を把握して
いることを確認
食品製造で
使用する水
は飲用適で
あり、安全な
方法で処理
及び維持管
34 食品製造で使用 1 食品製造で使用する水の定期的な水質
理している
・ 毒物などの混入ができないような設備になっ
ていること
する水の定期的
な水質検査の実
施
検査を実施している
・使用水から作る氷や、外部か
ら購入する氷も対象
○ 食品製造で使用する水の供給方法を確認
○ 管理体制が整っていることを確認
・ 定期的な水質検査が行われていること
・ 「飲用適」の水が食品製造に使用されている
こと
○ 貯水槽の清掃やメンテナンスの方法、記録の
確認
○ 食品製造で使用する水の定期的な水質検査
方法を確認
・使用水から作る氷や、外部か
ら購入する氷も対象
・ 自治体が要求する飲用適の基準で検査して
いること
・ 井水等の場合は、残留塩素や官能(濁度・臭
気など)を確認していること
2 食品製造で使用する水の定期的な水質
検査記録がある
○ 食品製造で使用する水の定期的な水質検査
記録を確認
35 加熱、冷却、乾 1 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理基準が ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理基準を確認
燥及び包装の管
ある
理基準の設定
・ 管理点について、妥当な管理項目が設定さ
れていること
・ 適正な管理基準が設定されていること
36 加熱、冷却、乾 1 加熱、冷却、乾燥及び包装が管理基準通 ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装が管理基準通り実
燥及び包装の管
り実施されている
施されていることを確認
理記録の保管
・ 各管理結果が管理基準と適合していること
食品に応じ
た加熱、冷
却、乾燥及
び包装を適
切な条件下
で行えるよう
管理してい
る
2 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理記録が ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装の管理記録を確認
保管されている
・ 記録に漏れがないこと
・ 管理者による確認がされていること
・ 賞味期間以上記録が保管されていること
37 加熱、冷却、乾 1 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件逸脱時 ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件及び管理基
燥及び包装の条
の対応ルールがある
準逸脱時の対応ルールを確認
件逸脱時の対応
・ 対応ルールが妥当であること、明確であるこ
記録の保管
と
2 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件逸脱時 ○ 加熱、冷却、乾燥及び包装の条件及び管理基
の対応記録が保管されている
準逸脱時の対応記録を確認
・ 逸脱時の対応記録がルールに基づいて記載
されていること
6
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
38 備品類の混入防 1 備品類、及び備品類に由来する異物の混 ○ 備品類及び備品類に由来する異物の混入防
止対策の実施
入防止対策のルールがある
止対策のルールを確認
レベル
備考
・ ガラスや木製品等異物になり得る材質の使
用を制限していること
・ 異物となり得るものの持ち込みが禁止、周知
されていること
・ 私物の持込は原則禁止されていること
・ 備品類は員数管理がされていること
○ 備品類の混入防止対策状況を確認
2 備品類の混入防止対策がルール通り実
施されている
○ 備品類の混入防止対策がルール通り実施さ
れていることを確認
・ 備品の割れや欠け等がないこと
・ 備品類の整理整頓がされていること
・ 禁止物の持ち込みがないこと
3 備品類の混入防止対策が必要に応じ記
録されている
○ 私物等持込の場合の出入数の記録を確認
○ 現場における備品類の点検記録を確認
39 工場入室時の毛 1 工場入室時の毛髪・埃除去のルールがあ ○ 工場入室時の毛髪・埃除去のルールを確認
髪・埃除去作業
る
・ 妥当な除去作業手順があること
(粘着ローラー、
エアシャワーな
2 工場入室時の毛髪・埃除去のルールが掲 ○ 工場入室時の毛髪・埃除去のルールが掲示さ
ど)の実施
示されている
れていることを確認
3 工場入室時の毛髪・埃除去がルール通り ○ 製造現場で毛髪・埃除去がルール通り実施さ
実施されている
れていることを確認
○ ルールに基づくローラーやエアシャワー、吸塵
器等が設置されていることを確認
40 異物検知時の除 1 異物の検知・除去対策、及び混入の防
去、および再発
止、低減への取り組みのルールがある
防止対策の確認
○ ルール通り実施されていることを確認
○ 異物検知、排除の方法、排除品の管理ルール
を確認
・ 必要に応じ、異物検知や選別等の工程があ
ること
・ 検知や選別の精度が妥当な頻度、方法で管
理されていること
・ 機器のメンテナンスが行われていること
・ 使用機器(金属探知機など)、仕様・精度が
わかっていること
異物混入の
防止、異物
の検出及び
異物の除去
に取り組ん
でいる
○ 検知・排除結果に基づく対処ルールを確認
○ 異物検知・排除の現場及び記録にてルール通
2 異物の検知・除去対策、及び混入の防
止、低減への取り組みがルール通り実施
り実施されていることを確認
されている
・ 異常な異物が検知された場合等には、その
原因の追求、対処がなされること
・ 必要な部署等に結果がフィードバックされる
こと
・ 機器の作動確認を行っていること(テストピー
スによるテスト)
○ 設定した基準どおりの精度で排除できることを
確認
○ 製品を全量、機器で検査していることを確認
○ 異物検知の記録を確認
3 異物の検知・除去対策、及び混入の防
止、低減への取り組みが必要に応じ記録
・ 異常時対処(選別)記録があること
されている
・ 改善記録があること
41 製造工程中にお 1 製造工程中におけるカビの付着・結露水・ ○ 製造工程中の汚染防止対策を確認
けるカビの付着・
ホコリ等による汚染防止対策が実施され
・ 落下物等による汚染防止策が実施されてい
結露水・ホコリ等
ている
ること
による汚染防止
・ 現場に応じた対策が施されていること
対策の実施
2 必要に応じて製造工程中におけるカビの ○ 対処・改善記録、及びルールの更新履歴を確
付着・結露水・ホコリ等による汚染防止対
認
策が記録されている
7
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
42 製造工程中の機 1 機器・設備や器具等の点検、メンテナンス ○ 機器・設備や器具等の点検、メンテナンスに関
器・設備の破損
に関するルールがある
するルールを確認
やねじ等の脱落
・ 破損や脱落防止の点検法・頻度が明確であ
がないことの確
ること
認
・ その頻度が決まっていること
・ 異常があった場合の対処ルールが明確であ
ること
レベル
備考
・ 未然防止のためのメンテナンスが計画化さ
れていること
2 機器・設備や器具等の点検、メンテナンス ○ 機器・設備や器具等の点検、メンテナンスが
がルール通り行われている
ルール通り実施されている事を確認
・ 破損・欠落に対して適正な対応がなされてい
ること
・ 点検・メンテナンスが計画通り行われている
こと
3 機器・設備や器具等の点検、メンテナンス ○ 実施された保守点検等の記録を確認
が記録されている
43 アレルギー物質 1 原材料に含まれるアレルギー物質が正確 ○ 原材料規格書等により情報の収集・把握方
の把握
に把握されている
法・状況を確認
・ 仕入れ先から原材料規格書等を入手してい
ること
2 ライン毎に使用されるアレルギー物質が
整理されている
○ ライン毎のアレルギー物質の整理状況を確認
・ 工場内アレルギー物質一覧表が作成されて
いること
・ アレルギー物質を区分した保管場所がある
こと
微生物及び
アレルギー
誘起物質の
交差汚染を
防ぐ対策を
とっている
44 交差汚染が起き 1 交差汚染が起きにくいような、原材料・製 ○ 交差汚染が起きにくいような、原材料・製品・包
にくいような、原
品・包材の動線のルールがある
材の動線のルールを確認
材料・製品・包材
・ 原料・従業員・資材・空気の動きが明らかに
の動線の確認
され、交差汚染が発生しないように動線が設
定されていること
・ またその動線は、適宜見直しがされているこ
と
・ エリアは区分管理を行っていること(交差汚
染のないエリア分け)
・ 原料・半製品・製品の保管場所が区別されて
いること
・ 器具について使い分けがされていること
・ アレルゲン原料を考慮した工程、管理、生産
スケジュール等のルールがあること
・ コンタミネーションの防止を考慮した洗浄
ルールがあること
・ コンタミネーションの防止を意識した空調と
なっていること
2 交差汚染が起きにくいような、原材料・製 ○ 交差汚染が起きにくいような、製造現場になっ
品・包材の動線がルール通り実施されて
ていることを確認
いる
45 原材料の品質検 1 品質確認の必要な原材料については、必 ○ 原材料の品質検査ルールの確認。必要な場
査及び必要な場
要な受入れ検品・品質検査が行われてい
合は衛生検査ルールを確認
合は衛生検査の
る
・ 原材料毎の品質検査基準が設定されている
実施
(項目・頻度)こと
・ 製品に影響の大きい原材料、品質のバラツ
キの大きな原材料等については、ロット毎あ
るいは定期的に品質検査が行われているこ
と
・ 原材料の受入れ時の検品・検査項目が明確
であること
・ 原材料の検品・検査基準が明確であること
・ 受入時の検品・検査手順が明確であること
○ 異常時の対応ルールを確認
2 原材料の品質確認の記録及び結果対応 ○ 原材料の品質確認及び結果対応記録を確認
の記録がある
・ 品質検査結果に基づいて適切に対応されて
いること
・ 検査結果が保管されていること
8
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
46 最終商品の品質 1 最終商品の品質検査のルールがある。必 ○ 最終商品の品質検査ルールを確認及び必要
検査及び必要な
要な場合は衛生検査のルールがある
な場合は衛生検査ルールを確認
場合は衛生検査
・ 製品ロットごとに品質検査をしていること
の実施
製造工程中
・ 最終製品の適正な品質検査基準があり、検
の食品の品
査頻度、検査方法が規定されていること
質及び衛生
小項目
レベル
検査を行っ
ている
備考
・ 検査手順書があること
・ ロットが規定されていること
2 最終商品の品質検査記録がある。必要な ○ 最終商品の品質検査記録を確認。必要な場合
場合は衛生検査記録がある
は衛生検査記録を確認
・ 検査結果記録があること
・ 必要な検査体制が整っていること
47 品質検査記録及 1 品質検査記録及び衛生検査記録が保管 ○ 品質検査記録及び衛生検査記録が保管され
び衛生検査記録
されている
ていることを確認
の保管
48 施設・設備の衛
生検査の実施
1 施設・設備の衛生検査のルールがある
○ 施設・設備の衛生検査のルールを確認
・ 定期的、臨時的な検査に関する項目及び頻
度が決められていること
・ 施設・設備に関する衛生要求基準があること
・ 検査計画に対する対応(異常値が出た場合)
が定められていること
2 施設・設備の衛生検査の記録がある
○ 施設・設備の衛生検査の記録を確認
・ 定期検査の記録があること
・ 結果に応じて、検査項目、頻度が適宜見直し
されていること
49 科学的根拠に基 1 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消 ○ 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消費期
づいた賞味期限
費期限表示の実施のルールがある
限表示の実施のルールを確認
表示・消費期限
・ 科学的根拠に基づき期限を設定する手順に
表示の実施
なっていること
適切に設定
された、賞味
期限または
消費期限を
食品に表示
している
・ 原材料変更が発生した時に再確認する手順
になっていること
2 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消 ○ 科学的根拠に基づいて期限が設定されている
費期限表示の実施がルール通り実施され
ことを確認
ている
3 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消 ○ 科学的根拠に基づいた賞味期限表示・消費期
費期限表示の実施記録がある
限表示の実施記録を確認
・ 科学的データを所持していること
50 原材料及び製品 1 原材料及び製品に関しての表示のための ○ 原材料及び製品に関しての表示のための情
に関しての表示
情報入手のルールがある
報入手のルールを確認
のための情報入
手の実施
2 原材料及び製品に関しての表示のための ○ 原材料及び製品に関しての表示のための情
情報入手がルール通り実施されている
報入手していることを確認
・ サプライヤーから情報(規格書等)を入手し
ていること
・ 印字された情報と原材料情報が一致してい
ること
・ 最新の原材料情報を入手していること
原材料の情
報及び製造
した食品の
情報のリン
クを適切に
行っている
3 原材料及び製品に関しての表示のための ○ 原材料及び製品に関しての表示のための情
情報入手の実施記録がある
報入手の実施記録を確認
51 製品等のロットご 1 製品等のロットごとのサンプルの保管
とのサンプルの
ルールがある
保管
○ 製品等のロットごとのサンプルの保管ルール
を確認
・ 製品毎にサンプル保管の頻度・量・場所・期
間が決められていること
・ ロットが規定されていること
・ サンプル量、保存期間が定められていること
2 製品等のロットごとのサンプルの保管が
ルール通り実施されている
○ 製品等のロットごとのサンプルの保管が実施さ
れていることを確認
・ ロット毎の保存サンプルが保管されているこ
と
・ 保管場所の環境、期間が適正であること
9
小項目
包装への印
字を適切に
行うよう、製
造した食品
及び印刷機
の管理を
行っている
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
52 ラベル表示が正 1 ラベル表示が正しく行われるための作業 ○ ラベル表示が正しく行われるための作業手順
しく行われるため 手順がある
を確認
の作業手順の設
定
2 ラベル表示が正しく行われるために作業 ○ 印字されたラベルが正しいことを確認
手順通り実施されている
・ ダブルチェックが行われていること
・ 印字サンプルが掲示されていること
レベル
備考
3 ラベル表示が正しく行われるための作業 ○ ラベル表示が正しく行われるための作業記録
記録がある
を確認
・ ラベルが製造記録と共に保存されていること
53 印刷機を使用し 1 印刷機を使用している場合、印刷機の点 ○ 印刷機を使用している場合、印刷機の点検の
ている場合、印
検のルールがある
手順を確認
刷機の点検の実
施
2 印刷機を使用している場合、印刷機の点 ○ 印刷機を使用している場合、印刷機の点検が
検がルール通り実施されている
ルール通り実施されていることを確認
3 印刷機を使用している場合、印刷機の点 ○ 印刷機を使用している場合、印刷機の点検記
検記録がある
録を確認
54 ラベル表示が正 1 ラベル表示が正しく行われているかの確
しく行われている
認作業のルールがある
かの確認作業の
実施
・ 印字の現物が保管されていること
○ ラベル表示が正しく行われているかの確認作
業のルールを確認
・ 担当者が決められていること
・ 頻度が決められいること
・ ルールがあること
・ 印字指示(内容)とラベル内容のチェックがで
きていること
・ 整合性の確認が取れていること
2 ラベル表示が正しく行われているかの確
認作業がルール通り実施されている
○ 手順に従って、ラベル表示が正しく印字されて
いることを確認
・ 関係者が正しい印字の内容や意味を理解し
ていること
印字された
表示が適切
であることを
確認してい
る
・ 印字(ラベル・包材)が正しい内容であること
55 ラベルのサンプ
ル保管を実施
3 ラベル表示が正しく行われているかの確
認作業の記録がある
○ ラベル表示が正しく行われているかの確認作
業の記録を確認
1 ラベルのサンプル保管ルールがある
○ ラベルのサンプル保管ルールを確認
2 ラベルのサンプル保管がルール通り実施 ○ ラベルのサンプル保管品を確認
されている
・ ラベルが保管されていること
・ 印字の貼付記録があり、印字と包材を保管し
ていること
・ 保管ラベル、包材に欠番がないこと
・ 製造記録と一致していること
・ 上職者の検証がなされていること
食品に応じ
た条件下で
保管及び管
理している
○ ラベルのサンプル保管記録を確認
3 ラベルのサンプル保管記録がある
56 保管のルール
1 保管のルール(直置き禁止、先入れ・先出 ○ 保管のルール(直置き禁止、先入れ・先出し、
(直置き禁止、先
し、アレルゲン物質区分など)がある
アレルゲン物質区分など)を確認
入れ・先出し、ア
・ 製品に応じた保管方法が設定されていること
レルゲン物質区
・ 直置き禁止のルールがあること
分など)の設定
・ 先入れ先出しが行われていること
・ 温度帯が決められていること
・ 積み段数が決められていること
・ アレルゲン物質区分があること
2 保管がルール(直置き禁止、先入れ・先出 ○ 保管がルール通り実施されていることを確認
し、アレルゲン物質区分など)通り実施さ
れている
10
小項目
出荷前に食
品の品質検
査及び衛生
検査を行っ
ている
FCP工場監査項目
要求水準
57 品質検査及び必 1 品質検査及び必要な場合は衛生検査の
要な場合は衛生
ルールがある
検査のルールの
設定
監査手法
○ 品質検査及び必要な場合は衛生検査のルー
ルを確認
2 品質検査及び必要な場合は衛生検査の
記録がある
○ 品質検査及び必要な場合は衛生検査の記録
があることを確認
レベル
備考
・ 項目が決められいること
・ 方法が決められていること
・ 判定基準が決められていること
・ 頻度が決められていること
・ 検査結果について判定責任者の確認がされ
ていること
・ 記録(結果)が保管されていること
58 品質検査時の判 1 品質検査時の判定責任者設定のルール ○ 品質検査時の判定責任者が設定されているこ
定責任者の設定
がある
とを確認
59 品質検査記録、 1 品質検査記録、衛生検査記録の保管の
衛生検査記録の
ルールがある
保管
・ 合否判定者の権限が明確であること
・ 代行者が設定されていること
○ 品質検査記録、衛生検査記録の保管のルー
ルを確認
2 品質検査記録、衛生検査記録が保管され ○ 品質検査記録、衛生検査記録が保管されてい
ている
ることを確認
60 保管及び保管状 1 保管及び保管状態の点検についての
態の点検につい
ルールがある
てのルールの設
定
61 保管及び保管状 1 保管及び保管状態の点検についての
態の点検につい
ルールがある
てのルールの実
施
2 保管及び保管状態の点検がルール通り
実施されている
・ 記録内容が検証されていること
・ 合否(規格合格)判定されていること
○ 保管及び保管状態の点検についてのルール
を確認
・ 製品毎・ロット毎に分けていること
・ 製品を対象とすること
・ 不適合品は別保管していること
○ 保管及び保管状態の点検についてのルール
を確認
○ 保管庫がルール通り点検されていることを現
場で確認
・ ロット毎に分けていること
・ 不適合品を分けていること
62 工程・倉庫内に 1 工程・倉庫内における整理整頓のルール ○ 工程・倉庫内における整理整頓のルール(区
おける整理整頓
(区分管理、先入れ・先出しの実施などを
分管理、先入れ・先出しの実施などを含む)を
の実施(区分管
含む)がある
確認
理、先入れ・先
出しの実施など 2 工程・倉庫内における整理整頓がルール ○ 工程・倉庫内がルール通り整理整頓が実施さ
通り実施されている
れていることを確認
を含む)
ロット間の誤
混入が起こ
らないよう食
品を取り
扱っている
・ 最終商品に使用する原材料が整理整頓され
ていること
・ 原料・仕掛品・包装資材がロット(区分)管理
されていること
63 製品ロットごとに 1 製品ロットごとに原材料ロットをトレースで ○ 製品ロットごとに原材料ロットをトレースできる
原材料ロットをト
きる手順がある
手順を確認
レースできる手
・ 最終製品ロット毎に原材料がトレース(確認)
順の明確化
できること
・ 原料、半製品、製品にロットが規定されてい
ること
64 原材料のロット
記録の保管
1 原材料のロット記録の保管のルールがあ ○ 原材料のロット記録の保管のルールを確認
る
2 原材料のロット記録がルール通り保管さ
れている
65 製品のロット記
録の保管
○ 原材料のロット記録がルール通り保管されて
いることを確認
1 製品のロット記録の保管のルールがある ○ 製品のロット記録の保管のルールを確認
2 製品のロット記録がルール通り保管され
ている
○ 製品のロット記録がルール通り保管されている
ことを確認
・ ルール通りに記載されたロット記録が、保管
されていること
11
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
66 健康診断の定期 1 健康診断の定期的な実施ルールがある
的な実施
レベル
2 健康診断の定期的な実施記録がある
3 結果に対して是正対応している
67 検便検査の定期 1 検便の実施ルールがある
的な実施
健康状態が
適切でない
従業員が、
工場内に立
ち入らない
対策をとって
いる
監査手法
○ 健康診断の定期的な実施ルールを確認
・ 全員年1回実施されていること
・ 新規採用時に実施されていること
○ 健康診断の実施記録を確認
○ 中途採用者の記録を確認
○ 産業医によるフォローがあることを確認
○ 検便の実施ルールを確認
・ 全員年1回以上実施がされていること
・ 新規採用時に実施されていること
・ 検査項目が設定されていること
2 検便の実施記録がある
○ 検便の実施記録の確認
・ 受診率を確認
・ 未受診者へのフォローがあること
3 陽性者の取扱ルールがある
○ 取扱ルールを確認
4 陽性者の業務記録がある
○ 処置経過と完治記録を確認
○ 業務記録を確認し、適正な業務が行われてい
ることを確認
68 入室時の個人衛 1 入室時に個人衛生状況を確認するルー
生状況の確認の
ルがある
実施
2 ルール通り実施されている
69 個人衛生管理に 1 個人衛生管理に関する教育の計画があ
関する教育の実
る
施
備考
・個人の記録まで管理する必
要はない
・取扱品目につき、検査頻度の
設定が必要
・取扱品目により項目を設定
(サルモネラ菌、赤痢、腸管出
血性大腸菌(O-157)、チフス
等)
○ 入室時に個人衛生状況を確認するルールを確
認
・ 下痢症状がないこと
・ 手指に傷がないこと
・ 発熱がないこと
○ 個人衛生不適者に対するルールを確認
○ ルール通り実施されていることを確認
○ 個人衛生状況確認記録を確認
○ 不適者の処置記録を確認
○ 教育の計画(対象、時期、雇用時、階層別)が
あることを確認
・ 対象が明示されていること
・ 新規採用時に実施されていること
・ 定期的に実施されていること
2 個人衛生管理に関する教育のマニュアル ○ 教育のマニュアルを確認
がある
3 個人衛生管理に関する教育の記録があ
る
70 体調不良者への 1 体調不良者への対処ルールがある
正しい対処の実
施
2 ルール通り適切に遵守されている
71 入室時の手洗い 1 入室時の必要な場所に衛生的な手洗い
設備の整備
設備がある
2 手洗い方法が掲示されている
従業員の衛
生状態が維
持されるよ
72 トイレの手洗い
う、工場での
設備の整備
衛生管理を
行っている
1 トイレ用の衛生的な手洗い設備がある
2 手洗い方法が掲示されている
○ 教育記録を確認
・法律が変われば見直しは必
要
○ 体調不良者への対処ルールを確認
・ 判断責任者が設置されていること
・ 配置換えルールがあること
・ 休みを取らせるルールがあること
○ 実施記録を確認
○ 対処記録を確認
○ 必要な場所に必要な数があることを確認
○ 衛生的に保たれていることを確認
○ 洗浄剤、乾燥設備、殺菌剤があることを確認
○ 蛇口のタイプ(手で廻さない)であることを確認
・従業員数、又は入室回数から
妥当な施設であること
・お湯は従業員に対する配慮
であるので、必須ではない
○ 手洗い方法が掲示されていることを確認
○ 備品のチェック記録を確認
○ 現場でのマニュアルを確認
○ 必要な場所に設備があることを確認
○ 作業場等を汚染しない場所にあることを確認
○ 使える状態にある(水が出る)ことを確認
○ 衛生的に保たれていることを確認
○ 洗浄剤、乾燥設備、殺菌剤があることを確認
○ 備品のチェック記録を確認
○ 交差汚染を防止するための靴が整備されてい
ることを確認
○ 手洗い方法が掲示されていることを確認
12
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
73 作業者の衛生的 1 入室ルールがある
な入室手順の遵
守
レベル
2 手洗い方法が掲示されている
監査手法
○ 入室ルールを確認
○ 手洗い方法を確認
○ 管理者によるチェックがされていることを確認
○ 手洗い方法が掲示されていることを確認
74 作業場内での飲 1 作業場内の飲食・喫煙禁止のルールがあ ○ 作業場内の飲食・喫煙禁止のルールを確認
食・喫煙の禁止
る
2 作業場内の飲食・喫煙禁止のルール通り ○ 管理者による定期的確認の記録を確認
実施されている
75 個人所持品の持 1 個人所持品持ち込みのルールがある
ち込みの禁止
備考
○ 個人所持品持ち込みのルールを確認
・ 持ち込み可能品リストがあること
・ 定期的な身体チェックが実施されていること
・持ち込み禁止リストなど当た
り前すぎて掲示しない場合は、
「不要物持ち込み禁止」の明示
があればよい
・水分補給の必要な工程があ
る場合の例外はルールがあれ
ば可とする
・持ち込み可能品以外は持ち
込み禁止
2 個人所持品持ち込みルールが掲示されて ○ 個人所持品持ち込みルールが掲示されている
いる
ことを確認
3 個人所持品持ち込みルール通り実施され ○ 管理者による定期的な管理記録を確認
ている
工場での食
品汚染を招
きかねない
行為を明確
に禁止して
いる
76 指定外の工具・ 1 工具・文具の持ち込みのルールがある
文具の持ち込み
制限の実施
○ 会社規定品以外持ち込み禁止のルールを確
認
2 工具・文具の持ち込みがルール通り実施 ○ 持ち込み、持ち出し員数チェック表を確認
されている
77 食品衛生に関す 1 個人衛生管理に関する教育の計画(誰
る従業員教育の
が、対象、時期、頻度)がある
実施
○ 教育計画を確認
・ 雇用時の教育計画があること
・ 階層別の教育計画があること
・ 教育の評価・分析があること
2 個人衛生管理に関する教育のマニュアル ○ 教育マニュアルを確認
がある
3 個人衛生管理に関する教育の実施と成
果の記録がある
78 作業服・靴の運 1 指定の作業服・靴がある
用ルールの設定
2 作業服・靴の運用ルールがある
○ 実施と効果(理解度)の記録を確認
・法律が変われば見直しは必
要
○ 指定の作業服・靴を確認
○ 作業服・靴の運用ルールを確認
・ 服装基準が明示されていること
・ 交換ルールがあること
・ 洗濯ルールがあること
3 作業服・靴の運用がルール通り実施され ○ 全身姿見(鏡)が設置されていることを確認
ている
○ ロッカーが設置されていることを確認
○ 更衣室の位置、環境を確認
○ チェック記録を確認
79 加工場内入場者 1 加工場内入場者への対応ルールがある ○ 加工場内入場者(訪問者、業者)のルールを
への対応ルール
確認
の設定
・ 訪問者・業者の入室が制限されていること
・ 作業者と同等の衛生措置がされていること
・ チェックシートがあること
・ 来客用服があること
・ 来客時に社員が同行すること
2 入退場記録がある
○ 入退場記録を確認
工場への訪
問者は、従
業員と同等
の個人衛生
規定を守ら
なければ入
場できない
よう取り決め
ている
13
FCP工場監査項目
要求水準
80 侵入防止のため 1 工場内に自由に入場できない仕組みに
のセキュリティー
なっている
管理(施錠など)
の実施
工場への訪
小項目
レベル
問者は、従
業員と同等
の個人衛生
規定を守ら
なければ入
場できない
よう取り決め
ている
監査手法
○ 仕組みを確認
・ 外周フェンスがあること
・ 門の施錠がされていること
・ 守衛がいること
・ 入場制限の管理基準があること
・ 入場者・車両の入場ルールがあること
・ 入場確認がされていること
2 セキュリティー管理のルールがある
○ セキュリティ管理ルールを確認
・ フードディフェンスに沿ったルールがあること
・ 従業員に対してのルールがあること
・ 従業員への周知などルールへの対応状況を
確認すること
3 モニタリングしている
○ 監視カメラが有効に配置されていることを確認
備考
・ 有効な場所としてのルールがあること
・ 録画を再生するルールがあること
4 モニタリング記録(媒体)の保管期限が明 ○ 保管期限通り、保管されていることを確認
確になっている
81 工場・施設周辺 1 工場周辺の環境調査の実施(悪臭・煙・塵 ○ 排水性がよいことを確認
に悪臭・煙・塵埃
埃の発生源がない)
○ 虫の発生がないように管理していることを確認
の発生源がない
ことの確認
○ 整理・整頓・清掃がされていることを確認
○ 汚染の可能性のある施設が周辺にないことを
確認
施設の立地 82 使用する水の定
1 使用する水の管理ルールがある
(土壌、水質
期的な水質検査
及び空気)
の実施
が重大な汚
染にさらされ
ていないこと
を確認して
いる
2 定期的な自主検査の実施
83 施設の清掃・洗
浄方法の設定
施設の内部
構造、及び
窓やドア等
の付属品
を、耐久性
に優れ、メン
テナンスがし
やすく、必要
な場合には
消毒可能な 84 施設の清掃・洗
ものにしてい
浄方法の実施
る
85 空調システムを
結露とカビの発
生を抑えられる
よう整備
工場内に換
気設備を設
置している
○ 使用水の内容(水道水・井水・貯水の有無)を
把握していることを確認
・使用する氷、蒸気も同様
○ 貯水槽の清掃(年1回以上)が実施されている
ことを確認
○ 水道法に適合していることを確認
○ 自主検査(残留塩素等)の記録を確認
○ 貯水槽の場合は残留塩素・濁り・臭い・味を
日々検査していることを確認
3 定期的な第三者機関による検査の実施 ○ 第三者機関による検査報告書を確認
1 施設の清掃、洗浄方法が設定されている ○ 清掃計画を確認
○ 清掃頻度(毎日・定期・不定期)を確認
○ 清掃、洗浄マニュアルが整備されていることを
確認
○ 清掃用具、機器、洗剤の保管場所が設定され
ていることを確認
2 施設の清掃・洗浄方法の見直しがされて ○ 施設の清掃・洗浄方法の見直しがされている
いる
ことを確認
・清掃・洗浄方法の見直しは、
結果と照らし合わせ見直しが
必要
○ 施設の汚れがないことを確認
1 施設の清掃・洗浄が実施されている
清掃用具、機器、洗剤の整理整頓がされ ○ 清掃用具、機器、洗剤の整理整頓がされてい
ている
ることを確認
2 清掃・洗浄の記録がある
1 温度・湿度を維持できる換気、空調設備
がある
○ 清掃・洗浄の実施記録を確認
○ 結露がないことを確認
○ 温度管理、湿度管理が適切であることを確認
2 空調設備は適切な頻度で清掃が実施さ
れている
○ 設備が汚染源になっていないことを確認
○ 空調設備の清掃記録を確認
3 空調設備のメンテナンスが実施されてい
る
○ 空調設備のメンテナンス方法を確認
○ 空調設備のメンテナンス実施記録を確認
4 定期的に清浄度を要求される作業室の落 ○ 落下菌の測定記録を確認
下菌の測定が実施されている
86 照明器具につい 1 エリア毎の照明器具について適切な管理 ○ 管理基準があることを確認
ての破損対策の
基準がある
実施
衛生的な作
業に十分な
照明設備を
設置してい
る
2 照明器具についての破損対策が実施され ○ 落下防止カバーがあることを確認
ている
○ 飛散防止カバーがあることを確認
14
衛生的な作
業に十分な
小項目
照明設備を
設置してい
る
FCP工場監査項目
要求水準
87 作業に十分な照 1 作業別に照度が設定されている
度を有する照明
の設置
レベル
監査手法
○ 作業別(一般作業・検品作業等)に照度が設定
されていることを確認
備考
2 適切な照度が確保されている
○ 設定通りに照度が確保されていることを確認
○ 照度の測定記録を確認
1 衛生的かつ異物混入の原因とならない機 ○ 機器は腐食・破損等が発生しにくい材質、構造
器が設置されている
であることを確認
88 衛生的(消毒作
業が容易など)
かつ異物混入
(塗装など)の原
因とならない機 2 機器は清掃しやすい配置になっている
器の設置
食品製造に
使用する設
備は、衛生
的な取り扱
いに適したも
のを選定し、
配置してい
る
89 機械の洗浄マ
ニュアルの設定
○ 清掃しやすい配置になっていることを確認
3 機器は適切に整備されている
○ 機器にサビ・破損・塗装ハガレ・ネジ不足がな
いことを確認
4 機器の点検記録がある
○ 機器の点検記録があることを確認
○ 作業前・作業後の点検記録を確認
○ 機械特性に応じた洗浄の種類、器具が設定さ
れていることを確認
1 機械の洗浄マニュアルがある
○ 洗浄手順・方法(洗浄のしやすさ等)を確認
90 装置に適した洗
浄機器の設置
2 機械の洗浄マニュアルが有効であること
が確認されている
○ 洗浄、殺菌の有効性についての検査記録を確
認
1 装置に適した洗浄機器がある
○ 目的に見合った洗浄能力があることを確認
○ 排気・排水・安全性が考慮された機器であるこ
とを確認
・洗浄に起因する不適合事例
があった場合は、見直しが必
要
○ 用途が区別されていることを確認
○ 異物混入となる備品(抜けやすいブラシ等)の
使用がないことを確認
施設、設備
2 洗浄機器の交換ルールがある
及び器具の
91
メンテナンスのた
1 洗剤・薬剤・用具の管理基準がある
メンテナンス
めの洗剤・薬剤・
のための用
用具の保管設備
具を設置し
ている
の設置
2 専用の保管設備が設置されている
○ 導入日時、交換時期の記録を確認
○ 洗剤・薬剤・用具の管理基準があることを確認
○ 保管場所を確認
○ 保管設備が施錠できることを確認
○ 使用記録を確認
○ 使用期限管理を確認
○ 書類(MSDS)を確認
○ リスクにあった保管方法となっていることを確
認(施錠の実施)
92 有害小動物の外 1 有害小動物侵入防止のための対策が実 ○ 侵入防止のために実施されている対策を確認
部からの侵入防
施されている
止策の実施
・ 人、物の出入り口で有害小動物の侵入が防
止されていること
・エアシャワー・パスボックス・
高速シャッター等
・ 有害小動物の侵入する隙間がないこと
・ 窓は閉じていること。やむを得ず開放する場
合は網戸などの有害小動物侵入防止ネット
が整備されていること
2 施設が基準に適合している
3 有効に管理されている
93 有害小動物の駆 1 有害小動物の駆除についてのルールが
除についての
ある
ルール(効能、残
留性、作業手順
など)の設定
94 有害小動物の駆 1 有害小動物の駆除作業がルール通り実
除作業(専門業
施されている
者への委託も含
有害小動物
む)の定期的な
(鼠及び昆
実施
虫等)の駆
除及び侵入
防止を行っ
ている
・ 窓や換気扇など給排気口に虫除けフィル
ターがあること
・ネットの目開きは、侵入防止
に十分であること
・ 排水溝出口には侵入防止策をしていること
・ 有害小動物を誘引する原因を特定し、対策
をとっていること
・光の漏れ、紫外線の有無など
○ 施設が基準に適合していることを確認
・ 施設が正常に使用され、保たれていること
・ 有害小動物の発生がないこと
○ 施設整備の点検記録を確認
○ 有害小動物の駆除についてのルールを確認
・ 駆除の範囲や使用薬剤等が定められている
こと
・ 薬剤使用中の生産は不可であること
○ 実施頻度を確認
○ 駆除の実施記録を確認
・ 定期的にもしくは、必要に応じ実施されてい
ること
・ ルール通りに実施されていること
15
有害小動物
(鼠及び昆
虫等)の駆
除及び侵入
小項目
防止を行っ
ている
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
95 有害小動物の駆 1 有害小動物の駆除作業の実施記録の保 ○ 駆除の実施記録が保管されていることを確認
除の実施記録の
管がされている
保管
レベル
備考
96 廃棄物保管庫内 1 廃棄物保管庫内の清掃方法のルールが ○ 廃棄物保管庫内の清掃方法のルールを確認
の清掃の実施
ある
・ 清掃方法の手順書があること
・ 専用の掃除道具が設置されていること
・ 廃棄物が分別されていること
2 清掃方法のルール通り実施されている
97 モニタリング結果 1 モニタリングについてのルールがある
に基づいたペス
*モニタリングとは、有害小動物の生息
トコントロールの
状況を継続的に調査すること
実施
○ 廃棄物保管庫が清掃されていることを確認
○ 廃棄物保管庫に有害小動物の発生がないこと
を確認
○ 清掃実施記録を確認
○ モニタリングについてのルールを確認
・ モニタリングに関する社外契約書・社内手順
書があること
・ モニタリングが定期的に実施されていること
・ 作業室ごとに飛翔昆虫のモニタリングが実施
されていること
・ 担当者が明確になっていること
・ 異常時の基準があること
・ 結果に基づく対応が定められていること
2 モニタリングがルール通り実施されている ○ モニタリング記録を確認
3 モニタリング結果に基づき改善活動がさ
れている
98 薬剤類は施錠可 1 薬剤保管についてのルールがある
能な場所に保管
するなどの、定
位置管理の実施
2 薬剤専用保管スペースがある
○ モニタリング結果評価を確認
・ 異常な結果が放置されていないこと
・ 改善の進捗が管理されていること
○ 薬剤保管についてのルールを確認
・ 薬剤保管についてのルールがあること
・ 薬剤リストがあること
・ 取扱者名簿があること
・ 薬剤紛失時の対応が文書化されていること
・ 薬剤廃棄の手続きがあること
○ 薬剤専用保管スペースがあることを確認
・ 施錠管理されていること
・ 入出庫管理表があること
・ 鍵の管理者が明確になっていること
有害小動物
○ 薬剤リストを確認
3 薬剤保管ルール通り実施されている
の駆除及び
クリーニング
○ 入出庫管理表を確認
用等の薬剤
○ 取扱者名簿を確認
について、
適切な保管
○ 入出庫管理記録と実数を確認
及び使用用
途の管理を 99 薬剤類の管理責 1 管理責任者、取扱者などの管理体制が構 ○ 管理体制組織図を確認
行っている
任者の設定
築されている
○ 使用責任者、保管責任者が任命されているこ
とを確認
・ 薬剤は有資格者の監督のもと使用されてい
ること
2 管理体制が実際に機能している
○ 管理責任者が出納記録や使用記録を確認し
ていることを確認
3 薬剤使用者への教育がされている
100 薬剤類の使用記 1 薬剤類の使用記録が保管されている
録の保管
○ 薬剤使用者への教育記録を確認
○ 薬剤類の使用記録を確認
○ 外部事業者による場合も薬剤の使用記録を確
認
101 排水設備ならび 1 排水設備ならびに廃棄物保管庫の清掃
に廃棄物保管庫
のルールがある
の衛生的な清掃
の作業手順の設
定
○ 排水設備が円滑に排水していることを確認
・ 排水路に水たまりがないこと
○ 排水設備ならびに廃棄物保管庫の清掃ルー
ルを確認
・ 清掃方法が設定されていること
・ 実施頻度が設定されていること
・ 清掃責任者が明確になっていること
○ 専門業者に委託している場合は契約内容を確
認
16
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
監査手法
102 排水設備の定期 1 排水設備の清掃がルール通り実施されて ○ 排水設備が清掃されていることを確認
的な清掃の実施
いる
・ カビの発生がないこと
・ トラップ内に残渣のないこと
レベル
2 排水設備の清掃記録がある
103 廃棄物は密閉管 1 廃棄物の保管のルールがある
理を行い、原材
料・半製品・製品
とは別区画での
食品の汚染
保管
が起こらな
いように排
水及び廃棄
物の処理を
行っている
備考
○ 排水設備の清掃記録を確認
○ 廃棄物の保管ルールを確認
・ 種類に応じた保管方法が設定されていること
・ 必要に応じて、廃棄物貯蔵庫の温度管理が
されていること
・ 種類に応じた回収頻度が設定されていること
・ 種類に応じた移動動線が設定されていること
(交差汚染の防止)
2 保管ルール通り実施されている
○ 廃棄物保管場所(生ゴミ用冷蔵庫など)を確認
104 排水処理の検査 1 排水処理の検査記録の保管のルールが ○ 排水処理の検査記録の保管ルールを確認
記録の保管
ある
・ 法的要求事項に合致していること
・ 自治体の指導を受けていること(照会してい
ること)
2 排水処理の検査記録がルール通り保管さ ○ 排水処理の検査記録を確認
れている
105 マニフェスト(廃 1 産業廃棄物管理票(マニフェスト)の保管 ○ 産業廃棄物管理票(マニフェスト)の保管の
棄物処理業者の
のルールがある
ルールを確認
記録)の保管
・ 法的要求事項に合致していること
2 産業廃棄物管理票(マニフェスト)がルー ○ 保管されている産業廃棄物管理票(マニフェス
ル通り保管されている
ト)を確認
○ 廃棄物処理業者との契約書を確認
106 お客様対応窓口 1 お客様対応窓口と関連部署との連携に関 ○ お客様対応窓口と関連部署との連携に関する
と関連部署との
するルールがある
ルールを確認
お客様対応
連携体制の整備
担当とその
・ 連絡体制があること
関係者が連
・ 管理フローがあること
携して対応
する体制を
・ 責任者が明確になっていること
整備してい
る
2 連携に関するルール通り運用されている ○ 正しく運用されていることを確認
107 お客様から収集 1 お客様から収集した個人情報の保護措置 ○ 個人情報の保護措置ルールを確認
した個人情報の
のルールがある
・ 個人情報保護の体制があること
保護措置の実施
・ 個人情報保護を関係者が認識していること
お客様から
収集した個
人情報の保
護措置を
とっている
2 個人情報の保護措置がルール通り実施さ ○ 正しく運用されていることを確認
れている
3 ルールの適切な見直しが実施されている ○ ルールの適切な見直しが実施されていること
を確認
お客様に情 108 お客様に情報提 1 お客様に情報提供する責任者が設定され ○ 責任者が設定されていることを確認
報提供する
供する責任者の
ている
責任者を明
設定
確にしてい
る
109 お客様から収集 1 お客様から収集した情報の集約管理の
した情報の集約
ルールがある
管理
お客様から
収集した情
報を集約し
て管理して
いる
お客様から
の問い合わ
せに対する
正確な情報
提供の実施
○ 情報の集約管理のルールを確認
・ ルールがあること
2 情報の集約管理がルール通り実施されて ○ 集約管理のルール通り実施されていることを
いる
確認
・ 集約管理しているファイル又は記録があるこ
と
○ 集約管理している記録を確認
3 集約管理の記録が行われている
110 お客様からの問 1 お客様からの問い合わせに対する情報提 ○ お客様からの問い合わせに対する情報提供
い合わせに対す
供の実施のルールがある
の実施のルールを確認
る正確な情報提
・ 担当部署(担当者)が明確になっていること
供の実施
2 情報提供がルール通り実施されている
○ 情報提供がルール通り実施されていることを
確認
・ 情報が一元管理されていること
3 情報提供の実施記録が行われている
○ 情報提供記録があることを確認
17
小項目
FCP工場監査項目
要求水準
111 お客様からのク 1 クレーム対応についてのマニュアルがあ
レームへの対応
る
についてのマ
ニュアルの整備
レベル
監査手法
○ クレーム対応についてのマニュアルがあること
を確認
備考
・ 危害レベルの設定があること
・ 対応窓口が明確になっていること
112 お客様からのク 1 クレームへの対応記録が保管されている ○ 対応記録が保管されていることを確認
レームへの対応
・ 危害レベル設定があり、レベル毎に記録が
記録の保管
整理されていること
お客様から
のクレーム
・ クレームの原因と対策・検証がされているこ
に適切に対
と
・ 同様クレームの発生がないこと
応している
113 責任者によるク 1 責任者によるクレーム終了確認のルール ○ 責任者によるクレーム終了確認のルールを確
レーム終了確認
がある
認
の実施
・ 最終責任者が明文化されていること
・ 対策内容が、検証されていること
2 責任者によるクレーム終了確認がルール ○ クレーム記録の責任者の確認印又はサイン、
通り実施されている
日付を確認
114 事件・事故など 1 事件・事故などの緊急時の対応ルールが ○ 事件・事故などの緊急時の対応ルールを確認
の緊急時の対応
設定されている
ルールの設定
・ 緊急時対応マニュアルがあること
・ 対応窓口が明確になっていること
・ 外部(マスコミ等)対応窓口が明確になってい
ること
・ 近隣住民、従業員への配慮が明確にされて
いること
・ 危害レベルごとの対応方法があること
・ 条例、法律での営業者の義務事項を含んで
いること
緊急時にお
ける社内の
各担当の責
2 緊急時の対応ルールがルール通り実施さ ○ 必要に応じて訓練が行われ、ルールが見直し
任及び役割
れている
されていることを確認
をあらかじめ
定めている 115 緊急時の社内連 1 緊急時の社内連絡体制が整備されている ○ 緊急時の組織図若しくは緊急連絡網を確認
絡体制の整備
・ 連絡先名・電話番号・FAX番号・メールアドレ
ス等が明記されていること
・ 公的機関への連絡先の記載のあること
・ 最新の組織図になっていること
・ 夜間や休日、年末年始も対応できるように
なっていること
2 事務所や工場内に見やすく掲示している ○ 見やすく掲示していることを確認
・ 従業員は連絡体制を知っていること
・ 緊急連絡先を携帯していること
116 緊急時の取引先 1 緊急時の取引先との連絡体制が整備さ ○ 緊急時の取引先との窓口担当者が明確であ
緊急時対応
との連絡体制の
れている
り、連絡方法の取り決めがあることを確認
中における
整備
・ 緊急時の関連する行政機関や地元住民へ
情報交換が
適時、的確
の連絡先、連絡方法が明確になっていること
にできるた
めの連絡体
制を整備し
ている
・ 適宜、訓練がなされていること
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