Untitled

08
目 次
トピックス
国際旅客便に搭載する航空貨物の保安体制(新 KS/RA 制度)について
ー総合企画部ー ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 02
活動報告
総合企画部 活動報告
佐々木会長記者会見(電子情報産業の世界生産見通し)
新年賀詞交歓会
ー総合企画部ー
̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 04
EC センター活動報告
ー EC センターー
̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 06
ディスプレイデバイス部会主催イベント報告
ーコンシューマ・プロダクツ部ー
̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 11
自動車社会のさらなる発展に向けた IT・エレクトロニクスの役割
ーインダストリ・システム部ー ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 13
半導体国際会議 GAMS/JSTC 開催報告
ー電子デバイス部ー ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 16
関西支部活動トピックス(10∼12月)
ー関西支部ー ̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 18
トピックス
国際旅客便に搭載する航空貨物の
保安体制(新 KS/RA 制度)について
総合企画部
2001 年 9 月 11 日 の 米 国 同 時 多 発 テ ロ の 発
勧 告 実 施 法 ( 9.11 法 ) が 成 立 し、 米 国 発 着
生を契機に、 国際物流におけるテロ対策へ
の全旅客便搭載貨物に対する空港での 100 %
の要請が高まる中、 物流の効率化を確保し
スクリーニング(爆発物検査) 実施が義務
つつ、 セキュリティの強化に資するため、
付けられ、 更なるセキュリティ対策の強化
我 が 国 で は 2005 年 10 月 に 国 土 交 通 省 航 空
が 求 め ら れ る 中 、 我 が 国 で は 2012 年 10 月
局 に て KS/RA 制 度( ※ )が 制 定 さ れ ま し た 。
に 新 KS/RA 制 度 が 制 定 さ れ ま し た 。
そ の 後、 2007 年 8 月 に 米 国 で 9.11 委 員 会
※ KS/RA 制度とは…
国際民間航空機関(ICAO)の国際標準等に基づき、セキュリティレベルを維持しつつ、物流の円滑化を図るため、
荷主から航空機搭載まで一貫して航空貨物を保護する制度。
KS … Known Shipper(特定荷主)
RA … Regulated Agent(特定航空貨物利用運送事業者)
資料元:国土交通省
02
トピックス
国際旅客便に搭載する航空貨物の保安体制(新 KS/RA 制度)について
2012 年 10 月 の 新 KS/RA 制 度 の 制 定 以
降 、 KS と RA 間 に お け る 「 合 意 書 」 締 結
( 2012 年 11 月 末 ま で )、KS の RA か ら の「 特
定 荷 主 確 定 書 」受 理( 2013 年 5 月 末 ま で )と 、
荷 主 企 業 が KS に な る た め の 工 程 が 段 階 的
に 進 め ら れ て き ま し た が 、 新 KS/RA 制 度
発物検査を受けて出荷する選択肢もありま
で は 、国 が ガ イ ド ラ イ ン と し て 示 す 内 容( 航
米国向けのみならず、 全世界向けの旅客便
空貨物を取り扱う授業員への保安管理な
航空貨物がスクリーニングの対象となるの
ど ) を 遵 守 す る こ と が 難 し い た め 、 KS を
で、 動向の見極めが重要となります。
すが、 ①コストアップ、 ②リードタイムの
増長、 ③開披検査における梱包不良発生の
リスク、 といった懸念があります。
現行、 空港では貨物の滞留など大きな問
題 は 発 生 し て い ま せ ん が 、 2014 年 4 月 か ら
JEITA 「 グ ロ ー バ ル 物 流 競 争 力 強 化 検 討
選 択 す る 荷 主 企 業 が 大 幅 に 減 少 し て い ま す。
ち な み に 、 旧 KS/RA 制 度 で は KS が の
会」 では、 我が国物流への影響の度合いを
べ数万社と言われていましたが、 新制度で
精査するとともに、 コストアップ、 リード
は現況、 数百社と言われています。
タイムの増長が起きぬよう、 他の業界団体
新 KS/RA 制 度 に て 、 KS を 選 択 せ ず 、 非
と連携しながら、 国に適切な対応を求める
特 定 荷 主 と し て 航 空 会 社 ま た は RA に て 爆
活動を実施しています。
KS/RA 制度に係るこれまでの経緯・今後の動き
2001.9.11
米国同時多発テロの発生
2005.10
国土交通省航空局にて、KS/RA 制度を制定
2007.8
米国にて、9.11委員会勧告実施法(9.11法)が成立
内容:米国発着の全旅客便搭載貨物に対する空港での100%スクリーニング(爆発物検査)
実施を義務付け
2012.10
国土交通省航空局にて日本として物流の円滑化を図るため、川下(航会会社)だけでなく川
上(荷主)までサプライチェーン全体で支えていくことが最善の保安対策と考え、新たな
KS/RA 制度を制定
2012.11.30
新 KS/RA 制度において、特定荷主(KS)が国土交通省航空局に認定された特定航空貨物利
用運送事業者(RA)との「合意書」を締結する期限
2012.12.1
新 KS/RA 制度による米国向け旅客便搭載貨物への100%スクリーニング完全施行を開始
2013.5.31
新 KS/RA 制度において、2012.11.30までに特定航空貨物利用運送事業者(RA)と合意書
を締結した特定荷主(KS)が RA から「特定荷主確定書」を受理する期限
2013.7
国土交通省航空局から RA に対して制度内容の変更を示唆(「従業員に対する身体検査・所
持品検査」について)
2014.4.1
全世界向け旅客便搭載貨物への100%スクリーニング義務付け開始
03
総合企画部 活動報告
活動報告
佐々木会長記者会見(電子情報産業の世界生産見通し)
新年賀詞交歓会
総合企画部
佐々木会長記者会見(電子情報産業の世界生産見通し)
佐々木会長
JEITA は 12 月
24 日 に 佐 々 木 会
水、 2012 年 の 尖 閣 問 題 な ど の 影 響 も あ り 減
少傾向にありましたが、 増加に転じます。
長の記者会見を開
2013 年: ア ベ ノ ミ ク ス 効 果 に よ る 過 度 な 円
催 し、『 電 子 情 報
高 の 是 正、 国 内 景 気 の 持 ち 直 し な
産業の世界生産見
ど に よ り、 2011 年、 2012 年 の 減 少
通し』調査結果
か ら 増 加 に 転 じ、 37.7 兆 円、 前 年
を発表しました。
比 5% 増の見込み
2014 年: 38.8 兆 円、 3% 増 と 2 年 連 続 増 加 の
企業活動のグロー
バル化の進展にともない、広く業界動向を把
見通し
握するため、当年の世界生産見込み、翌年の
見通しなどについて ALL JEITA の体制で、
2007 年から調査を実施しております。
会見には 32 社 39 名の報道関係者が出席し、
当産業の先行きへの関心の高さがうかがえま
した。
電子情報産業の世界生産見通し
2013 年: 先 進 国 が 緩 や か な 回 復 傾 向 に あ る
な か、 新 興 国 経 済 減 速 の 影 響 を 受
けるものの、 248 兆円、 前年比 20%
増の見込み(為替変動の影響を含む)
2014 年: 世 界 経 済 の 比 較 的 高 い 成 長 が 見 込
ま れ る な か、 261 兆 円、 5% 増 と 世
界経済の伸びを上回る見通し
記者会見の様子
【刊行物のご案内】
■ 電 子 情 報 産 業 の 世 界 生 産 見 通 し 2013
http://www.jeita.or.jp/cgi-bin/public/detail.cgi?id=518&cateid=1
■ 注 目 分 野 に 関 す る 動 向 調 査 ( M2M /
IoT , M2M / IoT 利 活 用 分 野 , カ ー エ レ
日系企業の世界生産見通し
クトロニクス/カーインフラ)
リ ー マ ン シ ョ ッ ク 後、 2010 年 か ら の 超 円
http://www.jeita.or.jp/cgi-bin/public/detail.cgi?id=519&cateid=1
高、 2011 年 の 東 日 本 大 震 災 や タ イ の 大 洪
04
活動報告
総合企画部 活動報告
佐々木会長記者会見(電子情報産業の世界生産見通し)
新年賀詞交歓会
新年賀詞交歓会
1 月 8 日に東京プリンスホテルで恒例の新年
賀詞交歓会が盛大に開催されました。会員各
社のトップのみならず、産官学から関係者が
多数出席しました。
主催者を代表して佐々木会長から「 2013 年
は、厳しい事業環境下で七転八倒してきた当
業界にも、明るい兆しが見え始めた。 IT ・エ
レクトロニクス産業は約 9 兆円の輸出を行っ
ている日本の基幹産業である。国際競争が激
しさを増す中で、われわれは新たなイノベー
佐々木会長
ションや付加価値を生み出し、従前にも増し
て、国際社会でリーダーシップを取っていか
ねばならない。そのために、当産業は、今後、
著しい成長が見込まれる医療、エネルギー、
社会インフラ、自動車、農業分野などと、あ
らゆる分野、技術と融合し、世界に先駆けた
スマート社会の実現に向け大いに貢献できる
ものと確信している。当業界が一致団結し、
真 の 日 本 経 済 再 生 と 世 界 最 先 端 IT 立 国 を 目
指して力強い一歩を踏み出すとともに、わが
国最先端の技術を結集したベストプラクティ
茂木経済産業大臣
スをデファクト化して海外へ積極的に展開し
ていくことで、未来志向のスマート社会実現
に貢献できるよう、当協会は決意も新たに、
本 年 も 事 業 を 推 進 し て い き た い。」 と 年 頭 の
ご挨拶がありました。
また、来賓としてご出席いただいた茂木経
済産業大臣からは、「 IT ・エレクトロニクス産
業は約 100 万人の雇用を支えるわが国の基幹
産業であり、経済の好循環を支えるキーとな
る。経済政策を確実に実行することで好循環
を生み出し、景気回復を実感してもらえる年
にしたい。」と力強いお言葉をいただきました。
大勢の出席者でにぎわう会場
05
活動報告
EC センター活動報告
EC センター
1.2013年度 ECALGA セミナー開催報告
2013 年 11 月 26 日 ( 火 ) に 「 2013 年 度
ECALGA セミナー」 を開催しました。
EC セ ン タ ー で は、 IT ・ エ レ ク ト ロ ニ ク ス
た ASP 連 携 標 準 、 Web-EDI 認 定 な ど の 活
業界における企業間の全業務プロセスを電
動を行っています。
めに、 企業間における全てのデータ交換を
1イ ン タ フ ェ ー ス で 実 現 す る こ と を 目 指 し
子 的 に グ ロ ー バ ル 且 つ シ ー ム レ ス に 繋 ぎ、
こ れ ら EIAJ-EDI 標 準 か ら ECALGA 標
相 互 の 経 営 効 率 向 上 を 目 指 し た 業 界 標 準・
準 ま で を 支 え る IT イ ン フ ラ 検 討 の 変 遷 と
ECALGA ( Electronic Commerce ALliance for Global business Activity )の啓蒙・
現在の活動状況を紹介しました。 また、 今
普 及 活 動 を 行 っ て お り、 こ の 一 環 と し て 例
の紹介も行いました。
後 の IT イ ン フ ラ の 方 向 性 と 想 定 活 用 事 例
年、 ECALGA セミナーを開催しています。
③ ECM 分 野 の EDI 普 及 に 向 け て
今 回 は 、 ECALGA 標 準 が EIAJ-EDI を 包
BtoB 方 式 に よ り 実 施 し た 技 術 情 報 交 換
( ECALS コ ン テ ン ツ ) の 実 証 実 験 結 果 を
受 け て 、 ECM 委 員 会 で は 技 術 情 報 交 換 の
ECALGA 標 準 の 見 直 し を 行 い 、 ECALGA
標 準 Ver-2012A-Rev02 を リ リ ー ス し、 導 入
含している視点から整理した変遷と特徴に
つ い て の 紹 介 、 BtoB 方 式 に よ り 実 施 し た
技術情報交換の実証実験結果を受けて改訂
した標準書や導入ガイド、 これらを支える
IT イ ン フ ラ や 各 種 ツ ー ル 類 の 紹 介 の 他 、
ア ジ ア を 中 心 と し た ECALGA 海 外 取 引 標
ガ イ ド も リ ニ ュ ー ア ル し ま し た。 ま た、 こ
準の活用事例の発表を行いました。
い ま し た。 こ れ ら に つ い て 詳 細 に 説 明 を 行
れらを支援するツール類の機能アップも行
いました。
【 日 時 】 2013 年 11 月 26 日 ( 火 )
また、キヤノン(株)様、 KOA (株)様が
13:30 ∼ 17:00
技術情報交換の活用事例を発表されました。
【 会 場 】 JEITA 409 ∼ 412 会 議 室
最後に ECM 委員会の今後の活動計画、技術
【 受 講 者 数 】 100 名
情報交換の普及拡大に向けた諸施策について
【 概 要 】
紹介を行いました。
① EIAJ-EDI を 継 承 し た ECALGA 標 準
1989 年に業界標準として EIAJ-EDI 標準を
初めて策定した後、2003 年にはインターネッ
トと XML 技術を取り入れた ECALGA 標準の
④ ア ジ ア を 中 心 と し た ECALGA 海 外 取 引
初版を発行し、改訂を積み重ねてきました。
業 と の 情 報 交 換 の 利 便 性 向 上 を 目 的 に 2011
標準の活用事例
海外進出している日系企業と現地取引企
ECALGA 標 準 が EIAJ-EDI を 包 含 し て い
年 ECALGA 海 外 取 引 標 準 が 制 定 さ れ ま し
る 視 点 か ら 整 理 す る と と も に 、ECALGA 標
た。 こ れ に よ り 、 特 に 中 国 ・ ア ジ ア な ど
準 の 変 遷 と 特 徴 を 改 め て ま と め 、 ECALGA
標準を総括的に紹介しました。
EDI 標 準 が 制 定 さ れ て い な い 国 ・ 地 域 で
は 、 効 率 的 か つ 短 期 間 で の EDI 化 が 推 進 可
能 と な り 、 ECALGA 海 外 取 引 標 準 が 展 開
② ECALGA を 支 え る IT イ ン フ ラ
されています。 その活用事例や導入時の課
情 報 技 術 委 員 会 で は 、 ECALGA 標 準 を
題と解決策について、 既に導入実績のある
支 え る IT イ ン フ ラ の 健 全 性 を 担 保 す る た
( 株 )日 立 製 作 所 様 よ り 紹 介 を 頂 き ま し た 。
06
活動報告
EC センター活動報告
今 回 の セ ミ ナ ー は、 ユ ー ザ に 対 し て、
も大きな評価を得ることができ、 海外取引
ECALGA 標 準 が EIAJ-EDI を 包 含 し て い る
標準の活用事例は、 大いに参考にしたい旨
点をアピールすることを一つの主眼とした。
の意見が多数寄せられました。
アンケート回答によると、 このアピールは
この他、 貴重なご意見、 ご要望を多数い
成果をあげたと思われます。
ただきました。 これらを関連する委員会に
ま た 、 IT イ ン フ ラ の 方 向 性 、 技 術 情 報 交
て 検 証 し て 、 今 後 の EC セ ン タ ー 活 動 へ 反
換の今後の諸施策などの将来展開について
映してまいります。
熱心に聴講する参加者
2.ECALGA 標準(ECM)Ver2012A-Rev02 リリース
ECALGA 標 準 書 の Ⅳ 業 務 モ デ ル 編
( ECM )、 Ⅴ ビ ジ ネ ス 辞 書 編 ( ECM ) の
Ver2012A ‐ Rev01 の 発 行 後 に 実 施 し た
BtoB に よ る 技 術 情 報 交 換 の 実 証 実 験 で 抽
出 さ れ た 課 題 を 解 決 す る 為 に 、 同 ECALGA 標 準 を 改 訂 し 、 版 を 「 Rev02 」 と 改 め
することで、 ビジネスドキュメント本体明
細部を参照することなく技術情報区分を扱
うことができるようにします。 当内容をビ
ジネスドキュメントヘッダー定義の欄外に
注釈として追記しました。
て発行しました。
③訂正コードの使い方を追記
改訂の概略を以下に記します。
ビジネスドキュメントの項目の一つに訂
正 コ ー ド ( 項 目 No.00009 ) が あ り ま す 。
①日付・時刻の表記
この訂正コードの使い方を追記しました。
日付と時刻の表記に誤解を与えるケー
④漢字属性の桁数の見直し
ス が あ っ た 為 に、 該 当 項 目 の 定 義 を 具 体
的 な 表 記 ( 日 付 : yyyymmdd 、 時 刻 :
漢 字 属 性 ( K ( n )) で は 、 入 力 で き る 全
hhmmss ) に 修 正 し ま し た 。
角 文 字 の 文 字 数 は 最 大 で n/2 文 字 と な り ま
す。 ビジネスドキュメントで定義した漢字
② ビ ジ ネ ス ア ク シ ョ ン ID に 設 定 す る 値
属性の項目で文字数が不足すると思われる
ECM で は ビ ジ ネ ス ド キ ュ メ ン ト ヘ ッ ダ・
ビ ジ ネ ス ア ク シ ョ ン ID ( 項 目 No.18007 )
に 技 術 情 報 区 分 ( 項 目 No.20002 ) を 指 定
項目があった為に、 漢字属性を持つ項目を
ベースに桁数の見直しを行いました。
07
活動報告
EC センター活動報告
3.ECALS 辞書 Ver15.1一般公開
ECALS 辞 書 Ver15.1 を 2013 年 11 月 22 日
に EC セ ン タ ー の ホ ー ム ペ ー ジ に て 、 一 般
②プロパティを新設したクラス
・ シ ャ ン ト 抵 抗 器 ( XJB037 )
・ノ ー マ ル モ ー ド チ ョ ー ク コ イ ル
公開しました。
( XJA757 )
今回、 クラスの新設は、 半導体の新たな
製 品 で あ る IPD ( Intelligent power de-
・ハ イ ブ リ ッ ド チ ョ ー ク コ イ ル( XJA817 )
vice ) の 1 ク ラ ス の み で す 。
ま た 、 Ver14.1 で ク ラ ス を 新 設 し た が 、
・ メ モ リ ( XJA643 )
・ モ ー タ ド ラ イ バ IC ( XJA670 )
プロパティを設定していなかった蛍光表示
・ IPD ( XJB066 )
管の下層クラスについてプロパティを新設
・ セ グ メ ン ト 型 蛍 光 表 示 管 ( XJB061 )
した。 他にもシャント抵抗器、 チョークコ
・アルファーニューメリック型蛍光表示
管 ( XJB062 )
イル等でプロパティの充実を図りました。
・ド ッ ト キ ャ ラ ク タ 型 蛍 光 表 示 管
修正項目は多数あるが、 その殆どは英語
( XJB063 )
定義の見直しです。
・フルドットマトリックス型蛍光表示管
誌 面 の 都 合 上 、こ こ で は「 新 設 ク ラ ス 」
「プ
( XJB064 )
ロ パ テ ィ を 新 設 し た ク ラ ス 」「 改 訂 規 模 」
「 Ver14.1 と の 比 較 」 の み を 掲 載 し ま す 。
・ハ イ ブ リ ッ ド 型 蛍 光 表 示 管( XJB065 )
① ク ラ ス の 新 設 は 以 下 の「 IPD( XJB066 )」
のみ。 ※ ( ) 内は階層を表す。
|- ( 1 ) 専 用 IC ( XJA661 )
|- ( 2 ) IPD ( XJB066 ) 【 新 設 】
③ ECALS 辞書 Ver15.1 の改訂規模
クラス
プロパティ
プロパティバリュー
一般
電子
部品
共通
0
0
0
0
0
0
0
0
0
新設
廃止
変更
新設
廃止
変更
新設
廃止
変更
半導体
0
0
13
10
3
139
14
0
10
液晶
1
0
103
14
2
1024
4
0
165
水晶
0
0
3
37
0
4
86
0
0
合計
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
119
61
5
1167
104
0
175
④ ECALS 辞書 Ver14.1 との比較
Ver 14.1
クラス
プロパティ
プロパティバリュー
Ver 15.1
671
4145
3606
増減
672
4201
3710
08
1
56
104
活動報告
EC センター活動報告
4.IBIS Quality Framework 展示会報告(CEATEC / EDS Fair)
JEITA/EC セ ン タ ー EDA 標 準 WG で
・ SPICE・IBIS 合致したデータ(Golden
は、 伝 送 線 路 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン に 使 用 さ
IBIS ・ Golden results ・ Golden
Input)を活用することにより、精度
れ る IBIS モ デ ル の 品 質 向 上 の た め 「 IBIS
Quality Framework 」サ イ ト を 立 ち 上 げ 、
HP に て 一 般 公 開 し て い ま す 。
こ の 度、 JEITA / EC セ ン タ ー EDA 標
準 WG では、DDR2 (Double Data Rate 2)
の IBIS モデル、 SPICE モデルにてシングル
エンド高速(800Mbps)の解析を行いました。
解 析 の 結 果 、 IBIS シ ミ ュ レ ー シ ョ ン で
も SPICE シ ミ ュ レ ー シ ョ ン と 同 等 の 解 析
の高いシミュレーションが可能。
・ こ れ ら デ ー タ は EC セ ン タ ー HP よ
りダウンロードでき、誰もが利用可能。
■ IBIS Quality Framework の 紹 介 映 像
(約4分)
・ ブース内にて、ビギナーの方にも分か
りやすい紹介映像をリピート再生した。
■配布資料
結果を得たことから、 シングルエンド高速
・ IBIS Quality Framework カ タ ロ グ
で の IBIS モ デ ル の 有 効 性 を 確 認 し 、 各 社
・ SI シ ミ ュ レ ー シ ョ ン ・ モ デ ル 解 説
の シ ン グ ル エ ン ド 高 速 「 Golden Input 」
書抜粋版
デ ー タ を 「 IBIS Quality Framework 」 に
・ IBIS Quality Framework 詳 細 資 料
掲載しました。
・ インターコネクト・モデルの検証資料
こ れ の 普 及・ 啓 蒙 活 動 の 一 環 と し て
CEATEC JAPAN 2013 お よ び EDS Fair
2013 に て ブ ー ス 展 示 を 行 い ま し た 。
【展示概要】
■ CEATEC JAPAN 2013
日時:2013年10月1日(火)∼10月5日(土)
場所:幕張メッセ(2 小間)
■ EDS Fair 2013
日時:2013年11月20日
(水)
∼11月22日
(金)
IBIS Quality Framework ブース全景
場所:パシフィコ横浜(2 小間)
【展示内容】
■ パ ネ ル 展 示( 3 点 )
1. 伝 送 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン の 現 状
・SPICE は入手困難で解析時間も長い。
・ IBIS は 入 手 が 容 易 で 解 析 時 間 も 短
い が、実 測 と 合 わ な い ケ ー ス も あ る。
2 . IBIS モ デ ル を 取 り 巻 く 現 状
・ IBIS シミュレーションと実測が合わ
ない場合、原因究明は容易ではない。
3 . IBIS Quality Framework 概 要
熱心に説明を行う EDA 標準 WG メンバー
09
活動報告
EC センター活動報告
5.IBIS Summit in Japan 開催報告
2013 年 11 月 22 日 ( 金 )、 パ シ フ ィ コ 横 浜
ア ネ ッ ク ス ホ ー ル に お い て、 IBIS Summit
in Japan を 開 催 し ま し た。 昨 年 同 様、 今 回
も EDS Fair の 会 期 中 に パ シ フ ィ コ 横 浜 で
開 催 し、多 数 の 設 計 開 発 者 が 参 加 し ま し た。
今回はシミュレーションビギナーから上
級者まで、 広いターゲットを狙いテーマ設
定を行いました。 プレゼン内容は以下の通
り で す。 1 つ の テ ー マ を 発 表 す る ご と に
ディスカッションを行い、 有意義な意見交
換ができました。
熱心に聴講する参加者
参 加 者 : 120 名
プ レ ゼ ン 内 容 ① IBIS 6.0 の 概 要
② ビギナーにとって、今 IBIS
モデルに求められる事
③ IBIS5.x と SPICE モ デ ル
との比較検証
④ オーバークロックソリュー
ションを伴うバッファモデ
ルについて
⑤ SSO ア ナ ラ イ ズ の た め の
講演する IBIS Open Forum 議長の
Michael Mirmak 氏(Intel)
IBIS モ デ ル
⑥ IBIS-AMI の 構 造 と 動 作
参 加 者 か ら 多 数 の ア ン ケ ート 回 答 を 頂 き
「 IBIS 」: I/O Buffer Information Speci-
ま し た。 ア ン ケ ー ト に よ る と IBIS5.x と
fication
「 IBIS AMI 」: IBIS Algorithmic Modeling Interface
「 SPICE 」: S i m u l a t i o n P ro g ra m w i t h
Integrated Circuit Emphasis
「 SSO 」: Simultaneous Switching Output
SPICE モ デ ル と の 比 較 検 証 の プ レ ゼ ン
テーションが大いに参考になったとの声が
多くみられました。
ま た 、 IBIS-AMI の 実 用 に 目 途 が た っ た
旨の報告があり、 この実用に期待感が高ま
り ま し た 。そ の 他 、貴 重 な 意 見 も 多 く 頂 き 、
こ れ ら を 今 後 の 活 動 に 役 立 て て ま い り ます。
10
活動報告
ディスプレイデバイス部会主催
イベント報告
コンシューマ・プロダクツ部
1. JEITA ディスプレイデバイスフォーラム2013
毎 年 CEATEC 期 間 中 に JEITA デ ィ ス プ レ イ デ バ イ ス フ ォ ー ラ ム を 開 催 し 、 最 新 動 向 の 報 告 を
行 っ て い ま す 。 2013 年 は 、 10 月 2 日 ( 火 ) に 幕 張 メ ッ セ 国 際 会 議 場 301 会 議 室 に て 、 ∼ ス マ ー ト
社 会 に お け る 高 精 “ 彩 ” デ ィ ス プ レ イ の 期 待 ∼ を テ ー マ に 、 有 識 者 の 方 々 か ら 4K お よ び 8K 対
応 デ ィ ス プ レ イ 機 器 の 技 術 や 評 価 に 関 す る ご 講 演 を い た だ き ま し た。 当 日 は、 悪 天 候 に も か か
わ ら ず 約 220 名 が 参 加 さ れ ま し た 。
今矢部会長
会場風景
アンケートでは、
「 内 容 に 興 味 が 持 て た 」( 96% )、
「 説 明 が 解 り や す か っ た 」( 85% )、
「プレゼン
資 料 が 良 か っ た 」( 84% )、「 次 回 も 聴 講 し た い 」( 89% ) な ど 好 評 を い た だ き ま し た 。
プログラム
○主 催 者 挨 拶「 JEITA デ ィ ス プ レ イ デ バ イ ス フ ォ ー ラ ム 2013 開 催 に あ た り」
デ ィ ス プ レ イ デ バ イ ス 部 会 部 会 長 今 矢 明 彦 氏 ( シ ャ ー プ 株 式 会 社 )
○特 別 講 演「薄 型 テ レ ビ の 人 間 中 心 設 計」
成 蹊 大 学 窪 田 悟 教 授
○最 新 動 向「 8K 超 高 精 細 映 像 に よ る 次 世 代 の テ レ ビ 放 送 ∼ ス ー パ ー ハ イ ビ ジ ョ ン ∼」
日 本 放 送 協 会 栗 田 泰 市 郎 氏
○最 新 動 向「未 来 の デ ィ ス プ レ イ 機 器 に 対 す る ニ ー ズ 調 査 結 果」
JEITA TT プ ロ ジ ェ ク ト 植 平 茂 行 氏
○最 新 動 向「 4K TV を 支 え る デ ィ ス プ レ イ デ バ イ ス 技 術」
ソニー株式会社 岩城 一郎 氏
○特 別 講 演「究 極 の テ レ ビ 、 究 極 の 画 質」
津田塾大学 デジタル・メディア評論家 麻倉 怜士 氏
11
活動報告
ディスプレイデバイス部会主催イベント報告
2. 高精細・高解像・3D 表示の人間工学シンポジウム
慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 SDM 研 究 科 に ご 協 力 い た だ き 、 12 月 18 日 ( 水 ) に シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催
し ま し た 。 会 場 の 慶 応 大 学 日 吉 校 舎 協 生 館 3 階 シ ス テ ム デ ザ イ ン ・ マ ネ ジ メ ン ト 研 究 科 CDF 教
室 は 、 180 イ ン チ ・ 4K の 立 体 視 映 像 を 中 心 と し た 先 端 的 な デ ィ ス プ レ イ 設 備 を 有 す る 世 界 最 先
端 の CDF ( Concurrent Design Facility ) を 備 え た 施 設 で す 。 約 90 名 の 来 場 者 に は 3D メ ガ ネ
着 用 で 4K3D 映 像 を 体 感 し な が ら 講 演 を お 聴 き い た だ き ま し た 。
3D メガネ着用中
会場風景
プログラム
○はじめに:人間工学専門委員会 久武 雄三 委員長 (株式会社ジャパンディスプレイ)
○ セ ッ シ ョ ン 1 : 3D 映 像 の 人 間 工 学 ( 座 長 : 法 政 大 学 小 池 教 授 )
* 3D 視 聴 に よ る 眼 精 疲 労 防 止 ガ イ ド ラ イ ン の 標 準 化 : 産 業 総 合 研 究 所 氏 家 弘 裕 氏
* 3D コ ン テ ン ツ の 視 差 量 の 分 析 : 成 蹊 大 学 窪 田 悟 教 授
○ セ ッ シ ョ ン2: 高 精 細 ・ 高 解 像 の 人 間 工 学 (座 長 : シ ャ ー プ 株 式 会 社 冨 沢 一 成 氏)
* モ バ イ ル デ ィ ス プ レ イ に 求 め ら れ る 精 細 度 : JDI 久 武 雄 三 氏
*解像度と実物感:日本放送協会 正岡 顕一郎 氏
*高精細映像の奥行き感の要因 日本放送協会 對馬 淑亮 氏
○ セ ッ シ ョ ン 3 : 4K3D 映 像 を 中 心 と し た CDF シ ス テ ム ( 座 長 : JDI 久 武 雄 三 氏 )
*超高精細映像伝送のための新規光インターコネクトの提案:慶応大学 当麻 哲哉 准教授
* 4K3D コ ン テ ン ツ 制 作 に つ い て : 株 式 会 社 NHK メ デ ィ ア テ ク ノ ロ ジ ー 内 藤 一 輝 氏
* 新規フォトニクスポリマーがもたらす液晶ディスプレイの革新:慶応大学 多加谷 明広 教授
な お、 当 部 会 で は、 人 間 工 学 専 門 委 員 会 主 催 で 毎 年3月 に 「 フ ラ ッ ト パ ネ ル デ ィ ス プ レ イ の 人
間 工 学 シ ン ポ ジ ウ ム 」 を 開 催 し て い ま す 。 2014 年 は 3 月 7 日 ( 金 ) に 成 蹊 大 学 で 開 催 予 定 で す 。
詳 細 は JEITA ホ ー ム ペ ー ジ に 掲 載 い た し ま す 。
12
活動報告
自動車社会のさらなる発展に向けた
IT・エレクトロニクスの役割
インダストリ・システム部
■自動運転の実現に向けて
2013 年 の CEATEC JAPAN で は 、 ITS 世 界 会 議 、 東 京 モ ー タ ー シ ョ ー と の 3 イ ベ ン ト 連 携 シ ン
ポ ジ ウ ム を 「 高 度 運 転 支 援 技 術 ( 自 動 運 転 )」 を テ ー マ に 、 ITS 事 業 委 員 会 が 企 画 し 、 下 記 の プ
ロ グ ラ ム を 実 施 し 、 600 名 を 超 え る 聴 講 者 に 、 自 動 運 転 の 実 現 に 向 け た そ れ ぞ れ の 立 場 か ら の 講
演や課題解決を討論しました。
CEATEC JAPAN 2013/ITS 世界会議 / 東京モーターショー2013 3イベント連携シンポジウム
タ イ ト ル :「 高 度 運 転 支 援 シ ス テ ム の 将 来 を 支 え る IT & エ レ ク ト ロ ニ ク ス 技 術 」
日 時 : 2013 年 10 月 2 日( 水 ) 14 : 00 ∼ 17 : 40
場 所 : 幕 張 メ ッ セ 国 際 会 議 場2階 コ ン ベ ン シ ョ ン ホ ー ル A
タイトル
モビリティサービスの
新しいパラダイム
登壇者
経済産業省 製造産業局 自動車課長 前田 泰宏 氏
日産自動車
(株)副社長 山下 光彦 氏
“考えるクルマ”と
交通社会の未来
次代のクルマ技術を担う 「昆虫力」
∼昆虫の感覚・脳・行動のしくみ∼
ジャーナリスト 木村 太郎 氏
Mr. Anthony Levandowski,
s Autonomous Car)
Product Manager (of Google’
東京大学 生命知能システム分野・教授 神崎 亮平 氏
【パネリスト】
日産自動車(株)執行役員 中畔 邦雄 氏
パネルディスカッション
「より安全で安心な自動車社会を
実現するために」
東京大学 生命知能システム分野・教授 神崎 亮平 氏
日本電気(株)情報・メディアプロセッシング研究所 所長 山田 昭雄 氏
経済産業省 製造産業局 自動車課 電池・次世代技術・ITS 推進室長 吉田 健一郎 氏
【モデレータ】
日経 BP 社 日経 Automotive Technology 編集長 鶴原 吉郎 氏
は じ め に 登 壇 い た だ い た、 経 済 産 業 省・ 前 田 自 動 車 課 長 は、 自 動 車 の 発 展、 自 動 車 社 会 の さ
ら な る 利 便 性 を 向 上 さ せ る に は 、 自 動 車 と IT ・ エ レ ク ト ロ ニ ク ス 技 術 と の 融 合 が 必 要 不 可 欠 で
あ り、 セ ン シ ン グ や デ ー タ 処 理 な ど、 最 先 端 技 術 の さ ら な る 向 上 を、 と、 産 業 界 に 対 す る 期 待
を込めての熱弁でした。
続 い て 、 日 産 自 動 車( 株 ) 山 下 副 社 長 と 、 ジ ャ ー ナ リ ス ト ・ 木 村 太 郎 氏 に 加 え 、 テ レ ビ 会 議 で
ア メ リ カ ・ Google か ら ア ン ソ ニ ー ・ レ バ ン ド ス キ ー 氏 が 参 加 し 、 3 者 対 談 形 式 で の 講 演 。
木村太郎氏が MC を務め、 日産自動車の自動運転技術開発状況や今後注目される IT ・エレクトロ
ニクス技術、日産自動車が考える自動車社会の将来像やビジョンについてなどが話し合われました。
ま た 、 Google 社 ・ ア ン ソ ニ ー 氏 か ら は 、 ア メ リ カ で は 自 動 運 転 に 関 す る 公 道 実 験 が 進 め ら れ
て い る こ と か ら 、 ア メ リ カ で の 公 道 実 験 の 状 況 や Google 社 で 進 め ら れ て い る 開 発 状 況 や 今 後 の
展開などが話されました。
13
活動報告
自動車社会のさらなる発展に向けた IT・エレクトロニクスの役割
最 後 に 、 木 村 太 郎 氏 は 、「 自 動 運 転 が 現 実 の も の と な り 、 社 会 で 受 け 入 れ ら れ る た め に は 、 技
術 的 な 側 面 だ け で な く、 法 整 備 や 規 制 緩 和 が 必 要 で、 官 民 が 一 体 と な っ て 実 現 に 向 け て 歩 ん で
ほしい」 とコメントしました。
自 動 運 転 の み な ら ず、 安 全 運 転 支 援 に も 多 く の セ ン サ が 利 用 さ れ て お り、 今 後 の 自 動 車 の 発
展において、 センシング技術の発展は欠かせないものとなります。
東 京 大 学・ 神 崎 教 授 は、 昆 虫 の 触 覚 や 脳 と 行 動 の し く み を セ ン サ 技 術 に 応 用 す る 研 究 を さ れ
て お り、 本 講 演 で は、 昆 虫 の 持 つ セ ン サ (触 覚、 聴 覚 な ど) の し く み、 脳 へ の 伝 達 の し く み、
機器への応用の可能性などについて話されました。
事 例 と し て 、カ イ コ ガ の 脳 を 挙 げ 、カ イ コ ガ の 行 動 を シ ミ ュ レ ー シ ョ ン す る た め に は 、ス ー パ ー
コ ン ピ ュ ー タ を 利 用 し な け れ ば な ら な い ほ ど、 膨 大 な デ ー タ と 高 い 処 理 能 力 が 必 要 で あ る こ と
が示されました。
パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン は、 経 済 産 業 省、 日 産 自 動 車、 神 崎 教 授 に 加 え、 ク ラ ウ ド 活 用 の 観
点 か ら 、 日 本 電 気 も 登 壇 し 、「 よ り 安 全 で 安 心 な 自 動 車 社 会 を 実 現 す る た め に 」 を テ ー マ に 議 論
されました。
内 容 は、 自 動 運 転 の 実 用 化 に 向 け た 法 律 上 の 問 題 点 や そ の 解 決 策、 実 証 実 験 を 行 う に あ た っ
ての問題点、自動運転に対する責任問題の所在、センサの活用にどういった要素が必要か、デー
タ活用におけるデータ処理技術など、 様々な観点から議論を深めていきました。
会 場 か ら は、 事 前 に 質 問 を い た だ き、 自 動 運 転 実 現 に 必 要 な 技 術 や 今 後、 ど う い っ た 技 術 が
必 要 か 、 2020 年 東 京 オ リ ン ピ ッ ク で 日 本 が 発 信 す べ き も の は ?
といった質問に各登壇者が答
えました。
会場は多くの立ち見が出る盛況ぶり。将来の自動車社会に対
する関心の高さがうかがえた。
パネルディスカッションでは、法整備からデータ活用まで、
さまざまな観点で議論された。
このシンポジウムでの自動運転に関する技術発展への期待や法整備等の課題解決に向けた議
論は、 多くの聴講者に刺激を与え、 今後の技術開発に活かされるものになったことでしょう。
14
活動報告
自動車社会のさらなる発展に向けた IT・エレクトロニクスの役割
■シンポジウムでの討論を具体化していくために
こ の シ ン ポ ジ ウ ム で の 議 論 さ れ た 内 容 を 踏 ま え 、 ITS 事 業 委 員 会 で は 、 2020 年 東 京 オ リ ン ピ ッ
ク・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 開 催 決 定 に 伴 い、 開 催 時 に、 日 本 の 自 動 車 社 会 が ど う い っ た も の を 国 際 社
会に発信していくのかを考えるセミナーを開催します。
登 壇 者 そ れ ぞ れ が 考 え る 交 通 社 会 の 未 来 と、2020 年 に 日 本 が 何 を 見 せ て い く の か を 討 論 し ま す。
テ ー マ : 2020 年 に 向 け た IT に よ る 人 間 と 車 の 融 合
∼東京オリンピック・パラリンピックに向けた交通社会を考える∼
日 時 : 2014 年 2 月 24 日( 月 ) 13 : 00 ∼ 16 : 25
場 所:全電通ホール (最寄駅:各線御茶ノ水駅/新御茶ノ水駅/小川町駅)
東 京 都 千 代 田 区 神 田 駿 河 台 3-6
聴 講 料 : 会 員 5,000 円 非 会 員 10,000 円 学 生 無 料
申 込 方 法 : JEITA ホ ー ム ペ ー ジ よ り 、 セ ミ ナ ー 案 内 か ら お 申 し 込 み く だ さ い 。
時間
内容
13:00 ∼13:10
開会の挨拶
13:10 ∼13:40
テーマ:ビッグデータによって次世代交通システムはどう変わるか
登壇者:日本電気(株)ビッグデータ戦略室 技術主幹 妹尾 義樹 氏
13:40 ∼14:10
テーマ:“考えるクルマ”と交通社会の未来
登壇者:日産自動車(株)企画・先行技術開発本部 技術企画部
エキスパートリーダー 二見 徹 氏
14:10 ∼14:15
休憩
14:15 ∼14:45
テーマ:近未来交通の姿とハード・ソフト・人
登壇者:東京大学
先端科学技術研究センター 工学系研究科航空宇宙工学専攻(兼任)教授
西成 活裕 氏
14:45 ∼15:15
テーマ:人間中心の交通社会へ ― 今後の ITS への期待 ―
登壇者:芝浦工業大学 工学部 共通学群(心身医学・ヒューマンファクター)
教授 医学博士 春日 伸予 氏
15:15 ∼15:25
休憩
15:25 ∼16:20
16:20 ∼16:25
パネルディスカッション
「次世代の自動車社会について考える
∼ 2020年東京オリンピックに向けた国際化と交通社会の課題 ∼」
パネラー:上記登壇者
モデレータ:日経 BP 社 電子・機械局編集委員 日経 BP 未来研究所上席研究員 鶴原 吉郎 氏
閉会の挨拶
ITS 事 業 委 員 会 は 、 ITS 分 野 の ビ ジ ネ ス 拡 大 と 普 及 促 進 の た め 、 自 動 車 業 界 の み な ら ず 、 さ ま
ざ ま な 業 界 と 連 携 し 、新 た な 技 術・サ ー ビ ス の 発 展 に 資 す る 活 動 を 、今 後 も 展 開 し て ま い り ま す 。
〈 ITS 事 業 委 員 会 参 加 企 業 、 随 時 募 集 中 ! 〉
ITS 事 業 委 員 会 で は 、 上 記 活 動 に 参 加 い た だ け る 会 員 を 募 集 し て い ま す 。 参 加 方 法 、 会 費 等 の
詳細は、 下記までお問い合わせください。
【 ITS 事 業 委 員 会 に 関 す る お 問 い 合 わ せ 先 】
インダストリ・システム部 産業・公共システムグループ 担当:近藤 寛
TEL : 03-5218-1057
E-mail : hiroshi.kondo @ jeita.or.jp
15
活動報告
半導体国際会議
GAMS/JSTC 開催報告
電子デバイス部
平 成 25 年 9 月 23 日 ( 月 ) ∼ 9 月 27 日 ( 金 ):
り ま す 。 WTO ( World Trade Organiza-
韓国・済州島
等 の 国 際 的 課 題 に 関 し、 半 導 体 業 界 と し て
tion ) の ITA ( 情 報 技 術 協 定 ) 拡 大 協 議 と
WCO ( World Customs Organization )
の HS2017 改 訂 へ の MCO の 提 案 に 関 し て 、
共通に対処するための国際協議・調整のス
産業界としてどのように進めていくかが話
キ ー ム が 確 立 し て い ま す 。 2 月 の JSTC 会
し合われました。
半 導 体 分 野 で は 通 商、 環 境、 知 的 財 産 権
合 、 5 月 の WSC/JSTC 会 合 、 9 月 な い し は
10 月 の GAMS/JSTC 会 合( * 1 ∼ 3 )が あ り、
模倣品対策:半導体製品について、 模倣品
日 本、 米 国、 欧 州、 韓 国 、 チ ャ イ ニ ー ズ タ
が大きな問題となっています。 ステークホ
イ ペ イ お よ び 中 国 の 世 界6極 が 定 期 的 に 一
ルダーの問題意識向上のため、 日本からポ
堂に会し種々の問題解決にあたるように運
ス タ ー 作 製 の 提 案 し、6極 で 統 一 し た ポ ス
営 さ れ て い ま す 。 JSTC 会 合 、 WSC/JSTC
ターを作成し、 掲示を行っていくことにな
会 合 で の 議 論 を 通 し て、 業 界 と し て の 共 通
り ま し た 。 模 倣 品 撲 滅 の た め の WSC が 反
課 題 と し て 認 識 し、 政 府 に 要 望 す べ き も の
模 倣 活 動 を 強 化 す る こ と を GAMS は 支 持
に つ い て は、声 明 と い う 形 と な り、 GAMS/
しました。
JSTC 会 合 で 6 極 の 政 府 に 検 討 し て い た だ
く こ と に な り ま す。 検 討 の 結 果 の フ ィ ー ド
IP Committee : 実 用 新 案 に つ い て は 産 業
バ ッ ク を 受 け、 さ ら に 必 要 な 場 合 は 民 間 で
界において、 制度の協調のための白書が準
検 討 を 重 ね る と い う 形 に な り ま す。 こ れ は
備 さ れ ま し た 。 各 極 の WSC 代 表 団 の 承 認
半導体業界特有なもので他に類をみないユ
を経て、 来年の世界半導体会議共同声明、
ニークかつ有効な仕組みとなっています。
GAMS 議 長 声 明 に つ な げ て い き ま す 。 昨 年 9 月 に は 韓 国 ・ 済 州 島 に て GAMS/
JSTC 会 合 が 開 催 さ れ ま し た の で 、 そ こ で
ESH Committee : 資 源 保 護 、 化 学 物 質 、
PFC( perfluorocarbon: 地 球 温 暖 化 ガ ス
の 一 種 ) の3つ の ワ ー キ ン グ グ ル ー プ か ら
の活動をご紹介いたします。
なり、 様々な環境問題について話し合いま
9 月 の 会 議 に お い て は JEITA だ よ り 秋 号
で も 報 告 さ れ て お り ま す ESH-Committee
の 他 、 民 間 だ け の 会 議 と し て JSTC が 、 ま
した。
た、 政 府、 民 間 の 合 同 セ ッ シ ョ ン の 会 議
原則、 マーケットレポート、 景気刺激策、
と 政 府 間 だ け の 会 議 と し て GAMS が 開 催
輸 出 及 び 輸 入 規 制 、 貿 易 円 滑 化 、 WSC2.0
さ れ ま し た 。 ま た 、 JSTC の 配 下 に は 3 つ
について議論されました。
そ の 他 、特 許 の 質 、貿 易 と イ ノ ベ ー シ ョ ン
の Committee と 多 数 の タ ス ク フ ォ ー ス に
つぎに主な政府間で話し合われた項目に
よって構成されております。 まず、 主な民
間 だ け の タ ス ク フ ォ ー ス 、 JSTC 会 議 に つ
ついて紹介させていただきます。
いて紹介させていただきます。
マ ル チ コ ン ポ ー ネ ン ト IC ( MCOs ) の 定
MCO ( マ ル チ コ ン ポ ー ネ ン ト IC )( * 4 ):
新 型 半 導 体 で あ る MCO を 、 産 業 界 に お い
義 、 MCP 協 定 の 実 施 、 暗 号 標 準 と 規 制 、
貿易とイノベーション政策、 世界規模の税
て継続して無税化を進めるべく活動してお
関 と 貿 易 円 滑 化 、 情 報 技 術 協 定 ( ITA )、 環
16
活動報告
半導体国際会議 GAMS/JSTC 開催報告
境上の安全と健康、 重要不可欠な物質、 模
このように広範な半導体産業にかかわる
倣品取締りへの取組み、 特許の質、 実用新
事項について検討をしております。
案 権 、営 業 秘 密 、非 実 施 事 業 体 ( NPEs )、
景気刺激策、 他。
今後も業界における様々な問題に取り
組んでいきます。 ご支援のほどよろしくお
願い申し上げます。
(*3)
(*1)
JSTC(Joint Steering Committee)
GAMS(Government/Authorities Meeting on
Semiconductors)
企業委員会による実務レベル会合
政府レベル協議で WSC 要望を審議決定する。
(*2)
WSC(World Semiconductor Council)
(*4)
半導体企業トップレベル会合
MCO
マルチコンポーネント IC
JSTC 提案を審議・承認し且つ必要に応じて各国政府レベル
技術の発展に伴い、モノシリック IC と共に能動素子、受動
に業界要望を揚げる
素子、その他の部品が同一パッケージ内に同梱された新型半
導体のこと。
08
Activity Report
17
活動報告
関西支部活動トピックス(10∼12月)
関西支部
第83回(本年度第2回)機器・部品メーカー懇談会
部品運営委員会(委員長:ホシデン(株)・古橋健
ています。③「ス
士 社長)では11月22日(金)に大阪市の「太閤園」
マートフォン市場
で第83回「機器・部品メーカー懇談会」を開催しました。
動向と当社取組み
最初に古橋委員長より挨拶がありました。「1∼6月
について」シャー
の電子部品グローバル出荷は対前年比9.2%増、直近の
プ(株):世界市
7∼9月は22%増とリーマンショック後最高の伸びとな
場 で は 2013 年 に
り、東京オリンピックの招致決定も併せて、明るさが
スマートフォン、タブレットがフィーチャーフォン、
増しています。40年以上の歴史を持つこの懇談会に、
ノート PC をそれぞれ上回ります。将来的にはスマー
今回は初めて自動車、住宅メーカーとしてダイハツ工
トフォンをハブにすべてがネットにつながって行くと
業様ならびにパナホーム様のご参加をいただき、心よ
考えられ、通信技術があらゆる分野のキーテクノロジー
り感謝申し上げます。こうした新しい分野も含め、今
となります。その他、省電力化やセンサーの進化を踏
後ともこの会を盛り上げて行きたいので、一層のご支
まえた商品動向についても説明がありました。④「エ
援ご協力をお願いします。」
コ & スマートハウス関連の動向と今後の展開」パナ
続いて、機器メーカー4社より各製品の市況等につき
ホーム(株):国内住宅産業は約20兆円の規模を持つ
報告しました。①「次世代放送方式とテレビ受信機に
内需の柱です。プレーヤーの9割は地場の工務店です
ついて」シャープ(株):4K /8K 放送の実現に向け、
が、0.3%の大手メーカーが棟数の1/4を建てています。
産学官連携の「次世代放送推進フォーラム」による取
大手の牽引でスマート化が進みつつあり、エネルギー
組みが、オリンピック等のイベントを一里塚にこれか
技術を総動員する ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住
ら進められて行きます。家庭で視聴する場合、画面が
宅)や ICT の活用による情報化、さらには、地域や自
60型4K 以上のサイズ・解像度になれば極めて臨場感
然とのつながりを重視した街づくりの取組みが注目を
の高い視聴体験が得られることが知られており、市場
集めています。最後に部品側を代表して(株)村田製
へのインパクトに期待がかかります。②「ダイハツ工
作所より⑤「スマート社会のインフラとなる通信技術」
業のインドネシア市場での取組み」ダイハツ工業(株)
:
と題し、電子部品業界の景況概要および通信分野の部
自動車の世界需要は先進国から新興国にシフトし続け
品需要予測について報告があり、また、センサと無線
ており、新興国中6位を占めるインドネシア市場も右肩
通信の技術により自動車、ヘルスケア、環境・エネル
上がりの成長が続いています。低燃費・低価格車の普
ギー等の新たな市場を拓いて行く取組みが紹介されま
及に向けた「LCGC(ローコストグリーンカー)政策」
した。
の導入により、さらなる需要拡大が見込まれます。市
各報告後には活発な質疑が交わされ、終了後の懇親
場の9割以上を日系メーカーが占めていますが、最近
会も含めて、関西部品各社トップと機器各社事業責任
は欧米メーカーの参入も相次ぎ、競争は激しさを増し
者の交流が進められました。
機器運営委員会講演「スマートライフのパートナーへ」
機器運営委員会(委員長:パナソニック(株)・宮
る同社の位置づけについて説明がありました。日本市
部義幸 常務取締役)では10月30日(水)に(株)エヌ・
場は、海外に比べデータ通信料の比率が高く、ドコモ
ティ・ティ・ドコモの永田清人 常務執行役員関西支社
では約6割を占めます。また、スマートフォンの契約
長をお招きし、掲題の講演を行いました。最初に、同
が13年度末には約5割に達する見込みで、こうしたモ
社の概要、移動体通信市場の現状、グローバルにおけ
バイル市場の変化に伴い、収益源は端末・回線からサー
18
活動報告
関西支部活動トピックス(10∼12月)
ビス等の上位レイヤーに移って行きます。ドコモの「d
や次世代移動通信
マーケット」は現在400億円/年の規模ですが、デジ
5G 等、将来に向
タルコンテンツ、e コマース、生活・サービス(学習、
けた取組みについ
健康、旅行等)のラインナップ拡大を進め、14年度は
1.5倍にすべく取り組んでいる所です。日本初のスマー
トフォン向け放送局 NOTTV は昨年4月にサービスを開
始し9月1日に150万契約を突破しました。今後はエリ
ても詳しくご説明
アの拡大に努め、データ放送・通信連携サービスも充
疑が交わされました。
いただきました。
通信事業者幹部に
よるご講演は支部として初めての取組みで、活発な質
実を図って行きます。その他、
「ドコモスマートホーム」
大阪大学における「JEITA 関西講座」
関西 IT・ものづくり技術委員会/産学連携分科会で
で講義が進められています。全講義終了後は、講義内
は、前期の神戸大学に引き続き、後期は大阪大学大学
容について理解を深めるため、学生がグループ毎に各
院にて「JEITA 関西講座」を開講しています。講師は
企業を訪問し、講師へのインタビューを行います。
会員各社より派遣いただいており、下記スケジュール
月 日
テーマ
担当会社
10 30 バイオセンサの開発と商品化
11 6 社会を支える防犯カメラの実際
20 電子部品の栄枯盛衰(デバイス事業を通してみた20年)
27 舶用衛星通信の技術動向について
12 4 知価社会における新規ビジネス
11 家庭用燃料電池の開発
18 DVD 用光ピックアップの開発(機能の向上とコストダウンの両立)
1 8 CIGS イメージセンサ開発プロジェクト事業化に向けて
15 半導体発光デバイスの開発
パナソニック(株)
TOA(株)
(株)村田製作所
古野電気(株)
ニチコン(株)
パナソニック(株)
三菱電機(株)
ローム(株)
シャープ(株)
茨木市における「ものづくり教室」
部品運営委員会(委員長:ホシデン(株)・古橋健
た。ハンダ付けに
士 社長)では平成20年度より大阪・京都の各市教育委
興味を持ち、完成
員会と連携し、ものづくりに興味を持ってもらうため
後さらに練習を繰
小学生に電子工作を体験してもらう「ものづくり教室」
り返す子も多く見
を実施しています。本年度は11月9日(土)に茨木市
られました。
教育センターで行い、同市の小学3∼6年生29名が、委
アンケートの結
員会から派遣された指導員(8社10名)と茨木市の先
果は「大変おもしろかった」27名「まあまあおもしろ
生(6名)の指導で「ウソ発見器」を製作しました。
「工作は苦手だけど楽しくできてよかっ
かった」2名で、
大半の子がハンダ付けは初めてで、最初はこわごわの
た」、「もっと難しくて複雑なのもやってみたい」等の
様子も見えましたが、工作が進むに連れて次第に慣れ、
感想もあり、大きな成果をあげることができました。
時間内に全員が完成させて楽しく遊ぶことができまし
19