通期事業報告書 (PDF:826KB)

郵 便 は が き
1 1 1 8 7 9 0
料金受取人払
浅草局
承 認
株 主 メ モ
決
1277
算
期
定 時 株 主 総 会
毎年6月中
配当金受領株主確定日
利益配当金
中間配当金
1 単 元 の 株 式 数
100株
名 義 書 換 代 理 人
〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目4番3号
ユーエフジェイ信託銀行株式会社
同 事 務 取 扱 所
〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号
ユーエフジェイ信託銀行株式会社 証券代行部
0120 - 24 - 4479
同
ユーエフジェイ信託銀行株式会社 全国各支店
東京都 台東区 駒形二丁目4番5号
差出有効期間
平成 15 年 6 月
21日まで
駒形CAビル
(切手不要)
広 報 チーム アンケート係 行
毎年3月末日
取
次
所
公 告 掲 載 新 聞 名
日本経済新聞
証
7552
券
コ
ー
ド
毎年3月末日
毎年9月末日
フ リ ガ ナ
ご 住 所
〒
都道
府県
市郡区
電話番号 市外局番 (
フ リ ガ ナ
)
年 齢 性 別
お 名 前
歳 男 女
ご 職 業
キリトリ線
〒111- 0043 東京都台東区駒形二丁目4番5号 駒形CAビル
Tel:03(3847)
0521 Fax:03(3847)
0456
URL ht tp : // www. happinet. co. jp
第34期事業報告書
自2001年 4月1日∼ 至 2002年3月31日
INTERVIEW
Financial
Highlights
売上高(百万円)
単体
経常利益(百万円)
単体
連結
132,669
120,000
C O N T E N T S
目次 / 財務ハイライト
・・・・・・・・・・P
126,670
140,888
5,596
株式会社ハピネット
代表取締役
社長兼最高執行責任者
5,000
5,055
124,648 109,967
100,823
4,000
90,000
103,534
94,698
苗手 一彦
101,810
89,867
1
3,000
2,087
2,000
2,252
社長インタビュー ・・・・・・・・・・・・・P 2
30,000
922
0
Business Now 1
・P
7
・P
8
文京学院大学教授
0
30期
新生(株)ハピネット・ジェイピー発足
31期
32期
1997年度 1998年度
33期
1999年度
34期
30期
2000年度 2001年度
31期
1997年度 1998年度
32期
1999年度
33期
小川 智由 氏
34期
2000年度 2001年度
Business Now 2
ハピネット東日本ロジスティクスセンター稼働
株主資本当期純利益率(%)
Business Now 3
ビデオゲームについて ・・・・・・・・・・P 9
単体
トップメッセージ
・・・・・・・・・・・・P10
35
連結財務諸表
・・・・・・・・・・・・・・・P13
314.81
283.00
30
31.3
25
200
20
150
・・・・・・・・・・・・・・・P15
貸借対照表、損益計算書、利益処分計算書
5
会社の概要 / 株主アンケート
0
・・・・・・P18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・P19
149.11
126.50
100
9.4
12.4
6.9
8.8
89.86
61.13
4.7 4.5
50
60.12
3.2
39.08
0
30期
31期
1997年度 1998年度
32期
1999年度
33期
34期
2000年度 2001年度
玩具という縦軸の世界というよりも、エンタテインメントという横軸の
世界の中に玩具が含まれ、ビデオゲームや映像が含まれるという
時代に変わってきました。また当社グループの事業領域もかな
り変わり、玩具だけにとどまらずビデオゲーム事業、映像事業、
アミューズメント事業と、エンタテインメントの横軸の世界に 広がり
時代に対応できるもの、将来性を踏まえたものということで、
138.53
15.9
10
株式の状況 / 役員 ・・・・・・・・・・・・・P17
株主メモ
1
15
ここにきてネットワーク社会によるボーダレス化が進み、ひとつの
が出始めましたので、最高経営責任者である河合の思想のもと、
182.99
30期
31期
1997年度 1998年度
32期
1999年度
33期
34期
2000年度 2001年度
To Our Shareholders
個別財務諸表
という位置づけでスタートした際につくったものです。しかし
つつあります。こうした流 れの中で、従来のビジョンでは不具合
貸借対照表、損益計算書、
剰余金計算書、キャッシュ・フロー計算書
単体
250
32.9
営業の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・P11
1952年千葉県生まれ。
明治大学大学院商学研究科博士課程
修了、ペンシルバニア州立大学、ミシ
ガン州立大学客員研究員として留学。
専攻分野:マーケティング戦略、ロジ
スティクス、小 売 業 経 営 、エル ダーマ
ーケティング
連結
300
40
Top Message
1株当たり当期純利益(円)
連結
ことですが、その経緯からお聞かせいただけますか?
これは 10年前、ハピネットが玩具業界におけるバンダイの販社
1,360
6
小川 このたび新しいグループビジョンを策定なさったという
企業」という言葉に集約されるビジョンを掲げてきましたが、
1,518
1,000
Topics
・・・・・・・・・・・P
2,090
2,041
時代の変化と事業領域の拡大に対応した、
新グループビジョンを策定
苗手 ハピネットグループでは今まで、「 夢マーケティング実 践
2,513
60,000
Interview
第34期1年間の歩み
PROFILE
連結
6,000
150,000
『私たちはハピネス・ネットワーキングを展開し、
エンタテインメント・スタイルの創造により
人々に感動を提供し、夢のある明日をつくります。』
を策定しました。
2
INTERVIEW
小川 今、いろいろな
苗手 34期から第3次中期経営計画がスタートしてい
になります。我々は玩具・ビデオゲームチャネルだけ
いうことも戦略のひとつに位置づけ
企業が業種の枠を超え
ますが、第1次・第2次中期経営計画の中で、当社は玩
ではなく、レコード店さん、家電量販店さん、コンビ
ています。2 年前に(株)ビームエン
て、
「もの」中心の発想
具業界における販社機能の確立を目指してきました。
ニエンスストアさんなど、エンタテインメント領域のほ
タテインメントという映像の販売会社
から「価値」を提供す
そのためのディストリビューション機能のインフラを整
とんどのチャネルでお取引させていただき、それに対
を子会社化しまして、ここでアニメ
るという方向へ向かっ
備しようと、情報システムと物流システムにかなりの
応する情報と物流のシステムの構築がほぼ完了してい
な ど の 自 社 制 作 も し て お り ま す。 最
ていると思いますが 、
投資をしてきまして、34期でそれがほぼできあがりま
ます。ですからこれからは、チャネルを生かした最適
近では、ハリウッドからメグ・ライア
御社も今回の新ビジョ
した。
なディストリビューションを提供する、ということが戦
ン主演の「ニューヨークの恋人」とい
ンを策定することで変
小川 そのひとつが 東日本ロジスティクスセンターで
略のひとつになると思います。
う映画のライセンスを、他の配給会
革していこうというお
すね。
小川 私も流通を専門のひとつとしていますが、今ま
社さんと共同で取得しました。今後
考えなのですね。
苗手 そうです。昨年10月に本格稼働し、情報と融合
での流通というのはメーカーが大量生産したものをい
もコンテンツを自社開発するなり、
苗手 新しいビジョン
した物流システムの中核として動き始めました。そし
かに市場の末端まで分散するか、という役割でした。
コラボレーションで作っていくなり
の中で「エンタテイン
て次に玩具商材のフルライン化です。100%子会社の
しかし消費者のライフスタイルが変わり、あるいは価値
しながら、我々が流通を担っていく
メント・スタイルの創
(株)ハピネット・ジェイピーに(株)トヨクニと松井栄
観が多様化している今、メーカーが大量に作ったもの
という方向です。
造」、そして「感動を提
玩具(株)の2つの玩具卸売問屋と、当社の玩具卸売事
を量的に分散するだけではなく、小売業や消費者が必
小川
供し、夢のある明日を
業部門を分割・統合し、新生(株)ハピネット・ジェイ
要としている品揃えを提供する、という機能が求めら
つくり、さらにグループ以外でもネットワーク、あるい
つくる」という表現を
ピーをこの春スタートさせました。従来はバンダイが
れてくると考えています。
はコラボレーションを組んでいかれるということは、
しています。私たちは
中心でしたが、これで、ほとんどの玩具メーカーさん
苗手 確かに、当社がスタートしたメーカーの販社と
将来が非常に楽 しみですね。
このビジョンを通し
との取引が可能になりました。ビデオゲームについて
いう位置づけでは、いかにそのメーカーのものを売る
て、夢のある明日をつ
も、統合した 2社がもともと任天堂さんの流通を担っ
かを求められました。しかし取扱い商材がフルライン
くる“付加価値”を提
ていまして、また 2月に発売になったマイクロソフトさ
化した今は、マーケティングを取り込んで、エンドユー
供し、社会的価値を生み出していく。そしてそこにハ
んの「Xbox」は当社が輸入総代理店を任されておりま
ザーが 受け入れてくれるマーチャンダイジング機能も
ピネットの存在価値を発揮していきたいという願いが
すので、ビデオゲーム商材についてもフルライン化を
求められるようになってきています。
小川
あり、まさに今、先生がおっしゃったような方向性を
果たし、玩具業界における販社機能が明確化してきた
小川 これからの流通業におけるマーチャンダイジン
ンターは、今後の御社の経営戦略においてどのような
目指しています。
わけです。
グ機能としては、まさに必要とされるものを着実に先
強みになっていくのでしょうか?
小川 インフラを作り上げて、フルラインのエンタテ
取 りされていて、私としても高く評 価 しております。
苗手 これからの時代は、メーカーさんから販売店さ
インメントを供給するグループ体制をお作りになった
今後は、流 通 業 界 の 中 で 新 しい役 割 を 担 っていくの
んまで、いかに効率的に、最適なディストリビューシ
ということに、新しい時代の経営スタイルへの切り替
ですね。
ョンを実現させていくかが大きなカギになると思いま
えが非常に早くできておられると感じますね。
苗手 その機能を果たしたいとの願いから、情報と
す。また、ディストリビューションの中で物流が担う
小川 新しいグループビジョンのもとで、具体的には
苗手 そこで今後の戦略としては、ディストリビューシ
物流のインフラ整備をしてきました。
役割というのは、非常に大きいと一般的にもいわれて
どのような戦略をお考えですか?
ョンを核として、どういう展開をしていくのかが課題
そしてもうひとつ、自社コンテンツを持っていくと
います。
To Our Shareholders
インフラ整備、商材のフルライン化を基礎に
最適ディストリビューションの提供
3
「ニューヨークの恋人」
監督:ジェームズ・マンゴールド
キャスト:メグ・ライアン/ヒュー・ジャックマン
125年の時を越えて、NYで出会った二人の運
命の恋を描くラブ・ストーリー。
2002年6月全国ロードショー。
グループとしてネットワークを
付加価値の高い情報・物流システムを武器に
先ほどお話に出ました東日本ロジスティクスセ
4
INTERVIEW
TOPICS
小川 私も今までいろいろな企業を分析してきまし
かなり大きいですね。
て、特にアメリカでは物流が戦略的に進んでいる企
苗手 その他にも実はいろいろと引き合いがありま
業というのは収益率が高く、競争力も高いという事
して、インフラ整備に力を注いできた当社のこれま
例が数多くあります。そういう意味でも、この物流
での取り組みが、具体的な成果として確実に表れは
センターはこれから御社の戦略上の武器として生き
じめたと実感しております。また、東日本ロジステ
てくるのではないかと思います。
ィクスセンターが稼働したことは、当社グループが
苗手 そうですね、競争力をどう高めていくかとい
目指す「エンタテインメント分野におけるサプライチ
うことはずいぶん考えました。当センターは、レベ
ェーンマネジメント構築に貢献する」ための基盤が
ルの高いサービスをローコストで提供するというビ
いよいよ整ったという意味でも、たいへん大きな意
ジョンのもとに、誤納品率 10万分の1、処理能力 1日
義があります。
35万ピースのハイスピードを実現するなど、最新鋭
小川 グループを形成されて、新しいビジョンをつ
の設備を導入しています。また受発注から在庫管理、
くられて、さらに東日本ロジスティクスセンターを
配送、コスト管理まで、すべてをコンピュータで一
核としたインフラ整備も完了してと、御社にはこれか
元管理する仕組みを作り上げ、しかもそれらをお客
らの発展に向けた大きな可能性を感じました。今日は
様に対してすべてオープンにしています。情報シス
いろいろとお話を伺わせていただいて、マーケティン
テムと融合した物流システムとして、高付加価値を
グを専門とする私自身、非常に刺激を受けました。
提供するというのが大きな売りになっているのです。
苗手 本日は、ありがとうございました。
小川 最新のテクノロジーを駆使し、非常にシステ
戦略的パートナーシップや
新物流センター稼働により、
業界の流通革新へ貢献する体制を整備。
2001
4 /11
2001
5 /10
第3次中期経営計画を策定
10 /1
ハピネット東日本ロジスティクス
センター稼働開始
情報システムに融合した物流システ
ムの要となる新物流センター「ハピ
ネット東日本ロジスティクスセンタ
ー」が、10月15日より本格稼働。
主に首都圏エリアへ向けての配送セ
ンターとして、365日・24時間対応
のサービス提供が始まりました。
(文中敬称略)
マティックな仕組みになっているわけですね。
本ロジスティクスセンターに代表される物流と情報
のシステムを構築してきたことで、すでにイー・シ
玩具卸売部門を子会社に分割
玩具業界における流通再編等の変化に備
え、玩具卸売部門(トイ&ライフ事業部)
を分割し、100%子会社である株式会社ハ
ピネット・ジェイピーに承継しました。
ョッピング・トイズ、プレイステーション・ドット
2002
ンメント分野の有力な eビジネスにも参画させていた
2 /22
だいております。また、今年 4月にセブン−イレブンさ
小川 セブン−イレブンさんは 9000店舗ですから、
5
To Our Shareholders
いております。
(株)
トヨクニを子会社化
静岡県沼津市を拠点に玩具・スポーツ
用品の卸売業等を営む株式会社トヨク
ニの株式を取得。10月1日より、当社
の 100%子会社になりました。
2002
3/1
(株)ハピネット・ジェイピーと(株)
トヨクニを合併
コム、セブンドリーム・ドットコムと、エンタテイ
ましたが、その物流でも当社がご協力させていただ
当社がスタートした当初と比べ、経営環境・
事業環境が大幅に変わったことを受け、新た
なブランドイメージの発信をするために新し
いロゴマークを制定しました。
2001
2001
10 /15
苗手 玩具業界では最も先進的だと思います。東日
んがプライベートブランド商品として玩具を発売し
新 ロゴ マークの 制 定
21世紀の社会や経営環境の変化の中で、常
に革新し、成長発展を続けるための経営計
画として、第 3次中期経営計画「STAGE 03
(ステージオースリー)
」を策定しました。
玩具卸売事業を営む当社 100%子会社である株式会社ハピネット・ジェ
イピーと、株式会社トヨクニを合併しました。
マイクロソフト
(株)
「Xbox」発売
松井栄玩具
(株)
から営業譲受
マイクロソフト株式会社の「Xbox」に関す
る流通すべての商品を当社が調達。一括
管理によりタイムリーに商品を市場に提供。
大阪府大阪市を拠点に玩具卸売業を営む松井栄玩具株式会社の営業を、
3月1日付で株式会社ハピネット・ジェイピーが譲り受けました。
6
BUSINESS
NOW 1
BUSINE SS
NOW 2
新生(株)ハピネッ
ト・ジェイピーが発足、
ハピネット
・ジェイピーが発足、
業界販社に向けてさらなる一歩を
踏み出しました。
「ハピネット東日本ロジスティクスセンター」本格稼働。
玩具の特性に対応した最適流通システムを実現。
2001年10月15日、「ハピネット東日本ロジスティクスセンター」がいよ
いよ本格稼働し、情報システムと融合した 24時間受注・365日出荷体制
がスタートしました。
当センターは、変化にフレキシブルに対応できるオペレーションシス
■ 玩具 の 特性 ■
(1)ライフサイクルが短い
(2)季節変動が激しい
(3)製造リードタイムが長い
ハピネットグループでは、中間流通業の真の価値は最適流通システムを構築す
テムが大きな特長です。ハピネットグループが取扱う商材の中でも、特
(4)定番商品が少ない
ることにあるとの信念に基づき、10年近くにわたって、業界販社機構の構築を目
に玩具はライフサイクルが短いうえに、季節変動が激しい、製造リードタ
(5)商品の形状が多種多様
外観
指した販売・情報・物流システムのインフラ整備に力を注いできました。そして
イムが長い、定番商品が少ない、商品の形状が多種多様であるといった
これら流通の基盤となるインフラがほぼ整備された今、当期からスタートした第
特性があります。そのためピース単位での細かな出荷や、値札付けなど
3次中期経営計画「STAGE 03」で、取扱い商材の拡大、サプライチェーンマネジ
の物流加工が必要であるなど、手間のかかる物流が要求されます。
ピース単位での出荷や加工等 、
このような玩具をはじめとするさまざまな商材の物流に対応すべく、
メント構築による業界流通の効率化・合理化などをグループ事業の方針として掲
高速自動ピースソーター、荷札・P D ラベル自動発行システム、無線 L A N
げています。
▼
きめ細かな物流作業が必要。 その一環として、100%子会社の株式会社ハピネット・ジェイピーがハピネット
システム、値札自動発行・検品システム、P O S 検品システム、デジタル
▼
の玩具卸売部門(トイ&ライフ事業部)を承継、2001年10月に子会社となった株
ピッキングシステム、出荷方面別カートンソーターなど、最新鋭の設備
■ 当セ ンター の 特長 ■
高速自動ピースソーター
式会社トヨクニと合併、さらに松井栄玩具株式会社の営業を譲り受けて、2002年
機器を導入。玩具・ビデオゲームなど形状や大きさの異なる商品を、1時
3月1日新生株式会社ハピネット・ジェイピーとして新たなスタートを切りました。
間に 5万 2千ピースのハイスピードで仕分け処理し、誤納品率 10万分の 1
こうした子会社化・営業譲受により、ハピネットグループでは、玩具・ビデオ
という高品質・高サービス・ハイスピードの物流サービスをローコストで
提供するシステムとなっています。
ゲーム商材のフルライン化を実現。マーチャンダイジング機能がより強化され、
「ハピネット東日本ロジスティクスセンター」の開設により、ハイレベ
各社の営業ノウハウを集結したことにより売場へのサービ
スレベルの向上も図られています。さらに、玩具卸売事業
を株式会社ハピネット・ジェイピーに一元化することで、
(株)ヒラナカ
(株)ヒラナカ販売
出荷方面別カートンソーター
(株)ハピネット
意思決定の迅速化と経営の効率化を図るとともに、取扱い
T&L事業部
(株)ハピネット・ジェイピー
(1)24時間受注・365日出荷
(2)ペ ー パ ーレスによる入荷
(3)Non人海戦術による出荷指示
(4)高速自動ソーターによる店別仕分け
(5)値札自動発行による物流加工
ルな物流システムネットワークが実現し、当社グループが流通を担う玩
(6)出荷精度99.999%の全数バーコード検品
具、ビデオゲーム、映像、玩具ベンダー・アミューズメント、育児用品
(7)波動に柔軟に対応する進捗管理
等の分野におけるサプライチェーンマネジメント構築に貢献することが
(8)出荷後の荷物追跡システム
可能になりました。今後もハイレベルな物流システムを全国的に展開す
商材の拡大による市場競争力の優位性を確保するなど、業
2001.10
界における販社機能がいちだんと強化されました。
(株)
トヨクニ
(株)ハピネット・ジェイピー
ることで、さらなるサービスの向上と事業拡大を目指します。
松井栄玩具(株)
2002.3
新生(株)ハピネット・ジェイピー
7
8
T O P
BUSINESS
NOW 3
M e s sag e
玩具部門・ビデオゲーム部門が堅調に推移。
34期における業績は、玩具部門・ビデオゲーム部門、および映像関連事業において
増収となり、連結売上高は1,408億 8千 8百万円(前期比11.2%増)となりました。しか
しながら増収・減益となり、経常利益は15億 1千 8百万円(前期比 27.4%減)にとどま
りました。
玩具部門につきましては、株式会社バンダイ「百獣戦隊ガオレンジャー」等のヒッ
ハピネットグループが 業界ではじめて、
ビデオゲーム商材のフルライン化を実現。
トに恵まれ、キャラクター玩具・アクション玩具が好調に推移しました。ビデオゲー
ム部門は、ハードにおいては「プレイステーション2」が順調に伸びましたが、ソフト
においてはビッグタイトルに人気が集中し、中・低位のソフトは厳しい環境となりま
した。また映像関連事業では、D V D 市場の急速な拡大により売上は堅調に推移しま
したが、自社制作ソフトのシェアダウンに伴い利益率が低下する結果となりました。
◆ビデオゲーム・ハード フルプラットフォーム化の達成
ハピネットグループでは、従来より株式会社ソニー・コンピュータエンタテイン
■ ハピネットグル ープ
ビデオゲーム売上の推移
(億円)
メントの「プレイステーション」「プレイステーション2」、および株式会社バンダイ
700
の「ワンダースワンカラー」を取扱ってきました。これに加えて、株式会社トヨク
600
ニの子会社化(現在は株式会社ハピネット・ジェイピーと合併)、および松井栄玩具
株式会社の営業を株式会社ハピネット・ジェイピーが譲り受けたことにより、従来
34期より第3次中期経営計画「STAGE 03」がスタート。
672
34期は第 3次中期経営計画「STAGE 03」
(3カ年計画)をスタートさせ、
578
(1)戦略パートナーシップにより流通業界に貢献
(2)サプライチェーンマネジメント構築による流通の合理化
508
500
(3)ビジネスプラットフォームを核とした事業ドメインの拡大
400
より両社と取引があった任天堂株式会社の「ゲームボーイアドバンス」「ゲームキュ
ーブ」を取扱うことになりました。さらに 2002年 2月22日に発売されたマイクロソ
300
フト株式会社の「Xbox」については、ハピネットグループは日本国内唯一の輸入総
200
代理店に位置づけられ、物流面と販売面で大きな役割を担っています。
100
これらにより、ビデオゲームのハードおよびソフトのトータル販売が、業界では
じめて、ハピネットグループによって実現されたことになります。今後はフルライ
を基本方針とした営業施策に取組みました。
34期、玩具事業では、当社 100%子会社である株式会社ハピネット・ジェイピーへ事
業を分割・継承し、同社による松井栄玩具株式会社の営業譲受、および当社 100%子
会社の株式会社トヨクニの吸収合併を実施しました。またビデオゲーム事業では、マ
イクロソフト株式会社の「Xbox」の国内流通を担うこととなりました。これらによっ
て当社グループでは、玩具・ビデオゲームの取扱い商品のフルライン化を果たしました。
0
2000.3
2001.3
2002.3
また「ハピネット東日本ロジスティクスセンター」が本格稼働を開始し、エンタテインメ
ン化によって強化されたマーチャンダイジング機能を生かし、さらなる業務拡大と
ント分野におけるサプライチェーンマネジメントの構築に貢献する基盤が整いました。
業界販社の実現を目指します。
フルライン化を基盤に、35期は増収増益を目指します。
「STAGE 03」が2年目を迎える35期は、玩具事業では分割・合併による取扱い商
材のフルライン化を基盤に、エリアマーケティングの展開により販売力の強化と売上
拡大を目指します。ビデオゲーム事業では「Xbox」の売上が通期を通して見込める他、
ハードの総合化による拡大を計画しております。同時にハードの普及率上昇に伴って、
収益性の高いソフトの販売強化と企画に注力して低収益構造の改善を目指します。映
© BANDAI 2000
© Sony Computer Entertainment Inc.
9
株式会社ハピネット
代表取締役
会長兼最高経営責任者
株式会社ハピネット
代表取締役
社長兼最高執行責任者
河合 洋
苗手 一彦
像関連事業につきましては、主力大手販売先への売上拡大と新規取引先の継続的開拓
を行うとともに、店頭情報フィードバック等のサービス提供により取引条件の改善を
図ります。さらに業務効率の向上とコストの低減にも取組み、連結売上高 1,560億円
(前期比 10.7%増)
、連結経常利益 20億円(前期比 31.7%増)を目指してまいります。
10
営業の概要
ナルファンタジー X 」「鬼武者2」等ビッグタイトルへの集中傾向が強まり、
の中核となります「ハピネット東日本ロジスティクスセンター」が稼
中・低位ソフトが苦戦を強いられました。この結果、売上高は 672億 5千 4百万
円(前期比16.3%増)となりました。
働を開始いたしました。
れました。
◆ 当期の経済状況
メント分野におけるサプライチェーンマネジメントの構築への貢献」
● 玩具ベンダー・アミューズメント部 門
このような環境の中、当社グループは玩具事業におきましては、
当期における日本経済は、依然高水準で推移する失業率に加え、
2001年10月、販売力の強化、サービスの向上を図るとともに、取扱
個人消費の低迷、設備投資の減少等が企業業績を圧迫し、依然厳し
い商品の拡大により市場優位性を確保することを目的として会社分
い状況が続いております。
割を実施し、当社の 100%子会社であります、株式会社ハピネッ
当社グループの関連業界におきましても例外ではなく、小売店の
ト・ジェイピーに玩具事業を承継いたしました。これにより、主力
業績不振、中堅玩具卸の任意整理等、厳しい市場環境となりました。
仕入先でありますバンダイグループはもとより、他の主力メーカー
玩具市場につきましては、株式会社バンダイ「百獣戦隊ガオレン
との一層の連携強化が可能となり、玩具取扱い商材のフルライン化
ジャー」「激闘!クラッシュギア TURBO」、株式会社タカラ「爆転シ
見えるものの、当社グループの主力商品であります、景品、玩具自販機等の
玩具・ビデオゲーム等事業
中核事業であります当事業では、主力部門であります玩具部門におきま
して、キャラクター玩具、アクション玩具が好調でありました。また、ビ
デオゲーム事業におきましては、「プレイステーション2」が引き続き好調
で、この 2部門が当事業におきましては業績に寄与する結果となりました。
なお、部門別売上高は以下のとおりであります。
への基盤が整ったものと考えております。
ュートベイブレード」等がヒットし、堅調に推移いたしました。
アミューズメント施設等の市況は、業務用ビデオゲームを中心に回復の兆しが
主要部門の概況は以下のとおりであります。
ビデオゲーム事業につきましては、2002年 2月発売のマイクロソ
ビデオゲーム市場は、ハードにつきましては「プレイステーショ
フト株式会社「Xbox」の国内流通を担うことになりました。発売当
ン 2」が順調な伸びを続けておりますが、2001年 9月には任天堂株式
初、一部商品に不具合が発生し、当期における計画は下回る結果と
会社が「ゲームキューブ」を、2002 年 2月にはマイクロソフト株式会
なりました。また、2002年 3月に株式会社ハピネット・ジェイピー
社が「Xbox」を投入し、販売競争が激化しております。
が、玩具卸売業の松井栄玩具株式会社の営業を譲り受け、同日に
ター雑貨の「アフロ犬」「ウサコレフレンズ」等が好調でありましたが、通期業
主力であります株式会社バンダイ戦隊シリーズ「百獣戦隊ガオレンジャー」、
万円(前期比 4.2%減)となりました。
「激闘!クラッシュギア TURBO」及び、株式会社タカラ「爆転シュートベイブ
レード」が好調でありました。株式会社バンダイ「も∼っと!おジャ魔女どれ
み」は シリーズ3年目を迎え、前年実績には届きませんでしたが、堅調に推移
しました。この結果、売上高は409億円(前期比15.0%増)となりました。
2001年10月に当社の 100%子会社となりました株式会社トヨクニを
吸収合併いたしました。両社は従来より任天堂株式会社との取引が
少子化という構造的要因に加え、大手小売店の販売業績の伸び悩みによって、
ト7∼エデンの戦士たち∼」「ファイナルファンタジーX」「鬼武者2」
あり、これにより当社グループは任天堂株式会社との取引が可能と
売上高は 29億8百万円(前期比 20.4%減)となりました。
等のビッグタイトルに人気が集中した他、中・低位のソフトには厳
なりました。以上によってビデオゲーム事業では、家庭用ビデオゲ
しい市場環境となっております。
ームのすべてを取扱う基盤ができました。
● 育児用品部門
比7.4%増)となりました。
● ビデオゲーム部門
以 上 の 結 果 、 当 期 の 売 上 高 は 、 1 , 4 0 8 億 8 千 8 百 万 円( 前 期 比
映像関連事業につきましては、DVD市場の拡大により、売上高は
た、「ワンダースワンカラー」は下期堅調に推移いたしましたが、上期の不調
を埋めるには至らず 販売計画を下回りました。「 X b o x 」は発売日が 2002 年
益は、7億 3千 5百万円(前期比 32.0%減)となりました。
利益率の低下を余儀なくされました。
2月22日であったため、今期業績に大きく貢献することはできませんでした。
また、2001年 10月に今後の当社グループの目指す「エンタテイン
第30期
第31期
第32期
第33期
第34期
(1997 年度 )
(1998 年度 )
(1999 年度 )
( 2000 年度 )
( 2001 年度 )
単体
は至りませんでした。この結果、売上高は 224億 9千1百万円(前期
「プレイステーション 2」は価格引下げが奏効し、好調に推移いたしました。ま
ソフトにつきましては、「ドラゴンクエスト 7 ∼エデンの戦士たち∼」「ファイ
■ 販 売 の 状 況( 連 結 )
◆販売の状況
(連結)
連結
DVDハードの普及に伴い販売は好調でありましたが、総じて高利
益率の自社制作ソフトのシェアが低下し、利益に大きく貢献するに
堅調に推移いたしましたが、自社制作ソフトのシェアの低下により、
て従来の主力媒体でありましたビデオカセットとの逆転現象が見ら
単体
映像関連事業
11.2%増)、経常利益 15億 1千 8百万円(前期比27.4%減)、当期純利
映像事業につきましては、DVD再生機の低価格化、録画再生機
◆営業成績等の
状況の推移
上期におきましては、バンダイの「遊戯王」「デジタルモンスター」等のキャラ
クターカードゲームや、「モーニング娘。」のトレーディングカード、キャラク
績に貢献するまでには至りませんでした。この結果、売上高は17億 6千 5百
ソフトにつきましては、DVDの再生機能を持つゲーム機の登場に
りDVD市場が急速に拡大しており、媒体としての優位性も相まっ
● その他
● 玩具部門
より映像ソフトにユーザーが流れる傾向が見られ、「ドラゴンクエス
能を持つハードの発売および再生機能を持つゲーム機の普及等によ
販売は総じて低調に推移いたしました。この結果、売上高は 55億 6千 8百万円
(前期比18.8%減)となりました。
連結
単体
連結
単体
連結
単体
■ 品目別売上構成比
期 別
その他
1.3%
連結
区 分
売
上
高
(
経 常 利 益
百
万
円
)
124,648
132,669
103,534
109,967
94,698
100,823
101,810
126,670
89,867
140,888
5,055
5,596
2,513
2,252
2,041
2,087
922
2,090
1,360
1,518
百 万 円 )
2,389
2,657
1,601
1,304
1,125
1,232
469
1,080
722
735
1株 当 たり当 期 純 利 益( 円 )
283.00
314.81
182.99
149.11
126.50
138.53
39.08
89.86
60.12
61.13
( 百 万 円 )
当 期 純 利 益(
映像関連
16.0%
玩具ベンダー・アミューズメント
3.9%
玩
玩 具
29.0%
ビデオゲーム
47.7%
育児用品
2.1%
品
目
名
育
具
児
用
(単位:百万円未満切捨)
34期
33期
自 2001年4月 1日
至 2002年3月31日
自 2000年4月 1日
至 2001年3月31日
金 額
金 額
40,900
35,569
対前期比
(%)
115%
品
2,908
3,655
80%
ビ デ オ ゲ ー ム
67,254
57,804
116%
玩具ベンダー・アミューズメント
映
そ
像
関
の
合 計
連
他
5,568
6,854
81%
22,491
20,943
107%
1,765
1,843
96%
140,888
126,670
111%
(注)1.数量につきましては、取扱い品目が多岐にわたり表示が困難なため記載を省略しております。
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
11
12
連結財務諸表
1 .連結貸借対照表
期 別 当 連 結 会 計 年 度
科 目
(
資
産
の
部
)
(単位:百万円未満切捨)
(単位:百万円未満切捨)
期 別
前連結会計年度
( 2 0 0 2 年 3 月31日現 在 )
( 2 0 01 年 3 月31日現 在 )
金 額
金 額
科 目
(
流 動 資 産
の
部
)
金 額
金 額
流 動 負 債
支払手形及び買掛金
30,612
18,224
受取手形及び売掛金
25,827
21,086
未 払 金
2,570
1,053
8,227
5,783
未 払 法 人 税 等
724
330
卸 資 産
繰 延 税 金 資 産
511
347
未 払 消 費 税 等
117
94
未 収 入 金
1,042
835
賞 与 引 当 金
383
311
そ
他
1,282
828
そ
他
1,732
262
貸 倒 引 当 金
△202
△134
流 動 負 債 合 計
36,141
20,277
流 動 資 産 合 計
47,445
32,758
有 形 固 定 資 産
2,991
1,929
建物及び構築物
811
717
機械装置及び運搬具
754
7
工 具 器 具 備 品
161
141
土 地
1,263
790
建 設 仮 勘 定
ー
273
無 形 固 定 資 産
1,014
855
投 資 その 他 の 資 産
2,246
1,596
投 資 有 価 証 券
1,301
1,040
資 本 金
の
の
固 定 負 債
繰 延 税 金 負 債
56
30
退 職 給 付 引 当 金
403
303
預
保 証 金
527
278
連 結 調 整 勘 定
37
56
り
固 定 負 債 合 計
負
債
合
計
1,025
668
37,166
20,945
( 少 数 株 主 持 分)
少 数 株 主 持 分
(
資
本
の
部
資本準備金
2,775
2,775
連結剰余金
10,812
10,380
会 員 権
90
90
その他有価証券評価差額金
94
196
繰 延 税 金 資 産
290
18
自 己 株 式
△0
△0
貸 倒 引 当 金
△182
△100
固 定 資 産 合 計
産
合
計
6,252
4,381
53,698
3 7,140
資
本
合
計
負債・少数株主持分及び資本合計
14 0,888
126,670
127,104
113,835
益
13,784
12,835
販売費及び一般管理費
12,537
10,966
営 業 利 益
1,246
1,868
総
利
前連結会計年度
自 2001年4月 1日
至 2002年3月31日
自 2000年4月 1日
至 2001年3月31日
16,432
53,698
16,103
37,140
) (
金 額
売 上 高
上
科 目
当連結会計年度
(
金 額
売 上 原 価
売
期 別
)
金 額
1 0,3 80
連結剰余金期首残高
9,601
連 結 剰 余 金 減 少 高
配 当 金
303
293
役 員 賞 与
ー
(うち監査役賞与)
(ー)
7
303
(0)
301
営業外収益
396
271
営業外費用
125
48
当 期 純 利 益
735
1,080
1,518
2,090
連結剰余金期末残高
10,812
1 0,3 80
49
209
経 常 利 益
( 特 別 損 益 の 部 )
特 別 利 益
特 別 損 失
193
277
税金等調整前当期純利益
1,374
2,023
法人税、住民税及び事業税
944
865
法 人 税 等 調 整 額
△ 323
41
少 数 株 主 利 益
18
35
当
期
純
利
益
735
1,080
4 .連結キャッシュ・フロー 計算書
〈要約〉
(単位:百万円未満切捨)
期 別
科 目
(
当連結会計年度
前連結会計年度
自 2001年4月 1日
至 2002年3月31日
自 2000年4月 1日
至 2001年3月31日
金 額
金 額
( )
(
)
営 業 活 動 によるキャッシュ・フロー
9,396
投 資 活 動 によるキャッシュ・フロー
△ 1,028
△ 770
財 務 活 動 に よ る キャッシュ・フロー
△ 1,674
△1,849
現金及び預金同等物に係る換算差額
25
384
137
金 額
)
2,751
37
227
自 2000年4月 1日
至 2001年3月31日
) (
2,751
)
482
他
前連結会計年度
自 2001年4月 1日
至 2002年3月31日
(単位:百万円未満切捨)
90
差 入 保 証 金
の
当連結会計年度
3 .連結剰余金計算書
98
長 期 前 払 費 用
そ
(単位:百万円未満切捨)
(
( 経 常 損 益 の 部 )
4,012
な
期 別
科 目
10,756
固 定 資 産
13
債
前連結会計年度
( 2 0 01 年 3 月31日現 在 )
現 金 及 び 預 金
た
資
負
当連結会計年度
( 2 0 0 2 年 3 月31日現 在 )
2 .連結損益計算書
)
△ 284
ー
ー
現金及び現金同等物の増加額(△減少額)
6,693
△2,904
現金及び現金同等物の期首残高
4,012
6,917
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増加額
50
ー
現金及び現金同等物の期末残高
10,756
4,012
(注)
当連結会計年度末日は金融機関の休日であったため、現金及び現金同等物の期末残高は、
休日でなかった場合に比べ約 25億円減少しております。
14
個別財務諸表
1 .貸借対照表
期 別 資
産
の
部
)
流 動 資 産
現 金 及 び 預 金
受 取 手 形
売 掛 金
自 己 株 式
商 品
貯 蔵 品
前 渡 金
前 払 費 用
繰 延 税 金 資 産
関係会社短期貸付金
未 収 入 金
未収還付法人税等
そ の 他
貸 倒 引 当 金
流 動 資 産 合 計
固 定 資 産
有 形 固 定 資 産
建 物
構 築 物
機 械 装 置
車 輌 運 搬 具
工 具 器 具 備 品
土 地
建 設 仮 勘 定
無 形 固 定 資 産
ソ フ ト ウ ェ ア
電 話 加 入 権
そ の 他
投 資 その 他 の 資 産
投 資 有 価 証 券
関 係 会 社 株 式
出 資 金
破産更生債権等
長 期 前 払 費 用
差 入 保 証 金
会 員 権
繰 延 税 金 資 産
そ
の
他
貸 倒 引 当 金
固 定 資 産 合 計
15
34 期
資 産 合 計
金 額
期 別
33 期
(2002年 3月31日 現在) (2001年 3月31日 現在)
科 目
(
(単位:百万円未満切捨)
(単位:百万円未満切捨)
金 額
負
債
の
部
)
金 額
科 目
金 額
3,038
3,248
14,500
0
4,631
49
8
72
227
1,280
836
141
57
△293
27,799
2,077
658
9
718
35
139
516
ー
825
800
21
3
6,644
400
5,589
10
152
23
415
90
101
21
△161
9,547
1,872
689
9
ー
7
119
773
273
804
781
19
3
1,951
648
922
30
66
23
237
90
ー
20
△87
4,629
39,309
32,428
支 払 手 形
281
761
買 掛 金
19,288
14,774
未 払 金
1,501
34 期
(
901
売 上 高
売 上 原 価
売 上 総 利 益
) (
自 2000年4月 1日
至 2001年3月31日
89,867
101,810
1株につき 12円50銭
1株につき 12円50銭
148
未 払 費 用
12
34
営業外収益
574
805
前 受 金
1,492
ー
営業外費用
41
31
預 り 金
93
153
賞 与 引 当 金
129
234
1,360
922
特 別 利 益
1
187
特 別 損 失
187
377
1,174
732
ー
30
税引前当期純利益
94
233
法人税、住民税及び事業税
811
187
保 証 金
280
135
法 人 税 等 調 整 額
△360
75
固 定 負 債 合 計
374
398
当 期 純 利 益
722
469
負 債 合 計
23,911
17,343
前 期 繰 越 利 益
295
295
中 間 配 当 額
150
150
資 本 金
2,751
2,751
2,775
ー
15
資本準備金
2,775
中間配当に伴う利益準備金積立額
利益準備金
176
161
当 期 未 処 分 利 益
867
600
任 意 積 立 金
8,740
8,600
当 期 未 処 分 利 益
867
600
9,607
9,200
退 職 給 付 引 当 金
預
(
資
り
本
の
部 )
600
利益処分額
15
8,267
繰 延 税 金 負 債
867
)
150
826
固 定 負 債
金 額
ー
5,436
36
金 額
150
営 業 利 益
16,944
株主総会承認日
2001年 6月22日
配 当 金
販売費及び一般管理費
22
(
利益準備金
ー
23,537
33 期
)
8,415
47
他
株主総会承認日
2 0 0 2 年 6 月 21日
93,394
ー
の
当期未処分利益
34 期
(
6,263
716
そ
期 別
科 目
(単位:百万円未満切捨)
83,604
未 払 消 費 税 等
流 動 負 債 合 計
)
金 額
未 払 法 人 税 等
経 常 利 益
3 .利益処分計算書
33 期
自 2001年4月 1日
至 2002年3月31日
金 額
流 動 負 債
8,177
210
11,432
ー
4,277
37
ー
85
337
3,900
1,045
ー
385
△127
29,761
(単位:百万円未満切捨)
期 別
33 期
34 期
(2002年 3月31日 現在) (2001年 3月31日 現在)
科 目
(
2 .損益計算書
任意積立金
別途積立金
次期繰越利益
420
140
297
295
その他の剰余金
その他の剰余金合計
87
197
△0
ー
資 本 合 計
15,397
15,085
負 債 資 本 合 計
39,309
32,428
その他有価証券評価差額金
自 己 株 式
16
株式の状況
役員
(2002年 3月31日現在)
会社の概要
アンケートにご協力ください
以 下 の 質 問 の 該 当 の 番 号に○ をつけてください。
Q1. 当社のどのような部分に魅力を感じておられますか。
(複数回答可)
● 取締役および監査役 (2002年6月21日現在)
● 株式の状況
● 会社概要
◆ 会社が発行する株式の総数 ・・・・・・・32,000,000株
代表取締役
* 河合 洋
商 号
株式会社ハピネット
◆ 発行済株式の総数 ・・・・・・・・・・・・12,025,000株
代表取締役
* 苗手 一彦
設 立
1969年
(昭和44年)6月7日
◆ 株主数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7,778名
取 締 役
* 作田 隆
資 本 金
2,751, 250,000円
従業員数
174名(2002年3月31日現在)
本 社
〒111- 0 0 4 3
東京都台東区駒形二丁目4番5号 駒形CAビル
◆ 株価の推移
(2002年5月現在)
取 締 役
* 石川 徹郎
2,000
取 締 役
* 浅津 英男
1,600
取 締 役
入交昭一郎
1,200
取 締 役
碓井 慎一
業 種
ビデオゲーム、アミューズメント関連商材卸売業
常勤監査役
金子 弘
取扱商品
ビデオゲーム関連用品、
監 査 役
高石 義一
監 査 役
磯 英治
(円)
800
7
2001
9
11
1
3
2002
5(月)
● 大株主(上位10名)
当社への出資状況 当社の大株主への出資状況
株 主 名
持株数 持株比率 持株数 持株比率
(千株) (%) (千株) (%)
株式会社バンダイ
2,610
21.70
53
0.11
694
5.77
ー
ー
河合 洋
商 圏
* は執行役員兼務の取締役であります。
● 執行役員 (2002年6月21日現在)
会長兼最高経営責任者
河合 洋
苗手 一彦
● 支 店
大阪支店(大阪市)
4.64
ー
ー
424
3.53
ー
ー
副社長兼最高情報責任者
作田 隆
ハピネット東日本ロジスティクスセンター(市川市)
資産管理サービス信託銀行株式会社(年金信託口)
341
2.83
ー
ー
包括信託受託者三井アセット信託銀行(委託者株式会社三井住友銀行)
338
2.81
9
0.00
マルチメディア事業部長兼新規事業開発室リーダー
石川 徹郎
船橋センター(船橋市)
ハピネット社員持株会
280
2.33
ー
ー
最高財務責任者兼経営戦略室リーダー
浅津 英男
三菱信託銀行株式会社(信託口)
261
2.17
ー
ー
株式会社サンリバー
191
1.59
ー
ー
財 務 経 理 部 リーダー
久保田 修
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
173
1.44
ー
ー
デジタルエンタテインメント事業部長
隈元 剛
流通システム開発室リーダー
岩渕 修治
個人その他
47.01%
94名 38,786百株
60
外国法人等
40
42名 5,702百株 4.74%
7,563名 56,532百株
(株)
ビームエンタテインメント*
44名 18,002百株
20
自己名義株式
1名 8百株 0.00%
17
0
14.97%
(株)ハーティロビン
(東京都 / 玩具・遊戯用具の製造・販売 / 持株比率:100%)
金融機関
32.25%
証券会社
ご協力ありがとうございました。
(東京都 / 玩具・ビデオゲーム関連用品の販売 / 持株比率:100%)
(千葉県 / 物流業務全般の受託 / 持株比率:100%)
80
Q4. 事業報告書へのご要望や、取り上げてほしいテーマがありました
らお聞かせください。
(株)ハピネット・ジェイピー
(東京都 / 映像ソフトの企画・制作・販売 / 持株比率:90.9%)
その他の法人
a. いいと思う b. まあまあいいと思う c. よく分からない
具体的にお聞かせください。
● 主要子会社
(株)ハピネット・ロジスティクスサービス
合計7,778名
12,025千株
Q3. 新グループビジョンについて、どのような感想をお持ちになりま
したか。
● 物流センター
558
井平 康彦
100
a. 業績推移 b. 営業戦略 c. 人材力
d. 事業の発展性 e. 情報発信力
具体的にお聞かせください。
全 国
有限会社オリエント
● 持株比率
Q2. 当社に不満があるとすればどのような部分でしょうか。
(複数回答可)
アミューズメント関連用品等
社長兼最高執行責任者
(注)株式会社三井住友銀行は、当社の株式 338千株を退職給付信託の信託財産に拠出した
ため、現在は当社の株式を所有しておりませんが、議決権の指図権を留保しております。
a. 業績推移 b. 営業戦略 c. 人材力
d. 事業の発展性 e. 情報発信力
f. その他
*(株)ビームエンタテインメントは2002年 7月1日をもって
(株)ハピネット・ピクチャーズに社名を変更する予定です。
キリトリ線
前 回 の アンケートの 結 果
第34期中間事業報告書のアンケートにご回答いただき、誠にありがとうご
ざいました。
今 回 ご 回 答 を い た だ い た 世 代 構 成 は 、 5 0 代 2 3 . 3 % 、 7 0 代と 6 0 代が
20.0%、40代16.7%、ついで30代、20代の順でした。今回は50代の方
のご回答が多く、また、男性76.7%、女性23.3%でした。
ア ン ケ ー ト の 結 果 、 多 い 順 に 、 当 社 の 魅 力 は「 事 業 の 発 展 性 」
「 営 業 戦 略 」、
また不満に思うことは「業績の推移」と「情報発信力」でした。
今 後 と も 株 主 の 皆 様 方 へ は 当 社 の 、 よ り 開 か れた企業情報をご提供するよ
う努める所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
34名 1,218百株 1.01%
18