1 経営方針 エース保険のミッション 「あなたが選ぶ、エース保険」 エース保 険は、お客 様、代 理 店、社員から選ばれる保 険 会 社になることを目指しています。 顧客はエース保険を選ぶ。 85年の歴史を通じて培った日本市場への深い理解、安定した財務基盤、エース・グループの先 進的なノウハウをもとに、顧客のニーズと満足を重視した世界水準の商品とサービスの提供する からである。 代理店はエース保険を選ぶ。 代理店の繁栄と成功を重視し、顧客のニーズを反映した革新的で魅力的なサービスを提供する からである。 社員はエース保険を選ぶ。 能力主義のもとそれぞれの貢献に対して、公正な報酬体系とキャリアプランを提供しているからである。 エース保険の経営方針 ∼5つの戦略∼ エース保険は「5つの戦略」のもと、顧客ニーズと満足を重視した世界水準の商品とサービスの 提供、イコール・パートナーである代理店との関係強化、収益性の向上を追求しています。 ● ディストリビューションの飛躍的な拡大 ● 営業業務の改善 ● スキルレベルの向上 ● 商品力の強化 ● 経費の管理 8 エース保険の強み エース保険は、85年の歴史を通じて培ってきた日本市場への深い理解と、エース・グループが世界 で急成長する中で蓄積してきた先進的なノウハウをもとに、 「選ばれる保険会社」を目指し、競争力 ある収益性の高い事業を長期的な視点で追求しています。 日本法人として米国格付機関スタンダード&プアーズ社より受けている、 保険財務力および発行体格付けともに「A−」 (2005年7月現在)とい う評価に象徴される安定した財務基盤をベースに、お客様のニーズと満 足を重視した世界水準の商品とサービスを提供しています。 最新の格付情報についてはスタンダード&プア−ズのウェブサイトwww.standardandpoors.co.jp、 またはスタンダード&プア−ズ(電話:03-4550-8000)までお問い合わせください。 また、損 害サービスの質の高さが、国 際 基 準で評 価をいただきました。 2000年6月、本店および全支店の損害調査・保険金支払い業務全般に ついて、品質管理・品質保証の国際規格であるISO9001:1994年版認証 を生損保業界初で取得しています。また2003年3月にはISO9001:2000年版 に切り換えも完了し、 さらなるサービス水準の向上に努めています。 認証取得範囲:損害サービス部門 エース・グループ経営方針(ミッションステートメント) 世界50ヵ国以上に拠点を置くエース・グループは、3つのValue(価値)を重視し、積極的に事業を 展開しています。 ● Superior Client Value リスクの引受とそのマネージメントに関して、多大な資金と独創性をもって、顧客に最高の価値を 提供する。 ● Superior Shareholder Value 資本とリスクのマネージメントに関して専門性、効率性、収益性を追求し、株主に最高の価値を 提供する。 ● Superior Employee Value 業績に対して報い、かつ倫理性の高い職場を提供する事によって社員に最高の価値を提供する。 9 2 会社の運営 金融市場のさらなる自由化、損害保険会社としての自己責任の明確化に基づく適切な企業経営の ためには、保険業法・商法・独禁法などの各種法令等遵守、保険会社経営を取り巻く各種リスクへの 適切な対応・管理体制がますます重要になっています。当社はこのような認識のもと、以下の様な対 策を進めています。 コンプライアンス (法令等遵守)体制 当社は、全ての業務分野においてコンプライアンスを徹底し、自己責任原則を踏まえた健全かつ適 切な業務運営を行い、保険契約者及び社会の期待と信頼に応えるべく努めています。具体的には、 社長を委員長とするコンプライアンス委員会、 コンプライアンスの統括部署であるコンプライアンス 統括部を設置し、 また本社、営業部支店および地区損害サービス部にコンプライアンス推進担当者 を任命し、 コンプライアンス・マニュアルおよびコンプライアンス・プログラムに基づき全社的なコン プライアンスの推進に取組んでおります。 ● コンプライアンス委員会 コンプライアンスに係る方針、政策、組織体制、推進計画等の承認と決済を行います。 ● コンプライアンス統括部 コンプライアンスに関する一切の実務を統括し、推進計画等の立案、実施、進捗管理、情報 の収集と伝達を行うとともに、 コンプライアンス委員会事務局を努めます。 ● コンプライアンス推進担当者 コンプライアンス委員会によって任命され、担当業務分野におけるコンプライアンスの推進の 実務を担当します。 ● コンプライアンス・マニュアル 推進体制、行動規範、遵守すべき各種法令等が記載されており、全社員に配布されいつでも 参照できるようにしています。 ● コンプライアンス・プログラム コンプライアンスを推進するための各種プログラムが取締役会の承認のもと年度毎に策定され、 進捗状況はコンプライアンス統括部により定期的にコンプライアンス委員会に報告されます。 なお、上記の対応状況は検査部門による検査を受け、検査結果は取締役会に報告されることになっ ており牽制機能を持たせています。 10 リスク管理体制 当社では各所管部署が責任をもって自部署に関連するリスク管理を行っていることに加え、 リスク管 理委会を設置し、当社を取り巻く各種リスクを総合的・統合的に評価・管理する体制を整えています。 所管部署だけにその責任を委ねることなくこれらの部署に対する牽制機能をリスク管理委員会に 持たせています。経営陣は同委員会から定期的な報告を受け、全社的に整合性の取れたリスク管 理を行っていきます。なお、各種リスクに対する当社の取組は次のとおりです。 ● 保険引受リスク 経済情勢の変動、保険事故発生比率の上昇、地震・台風等の巨大災害発生等、保険会社が保 有する多種多様な保険引受上のリスクは、 リスクの正確な認識と厳格な管理体制が要求されます。 当社ではこれらのリスクを管理するための手続き、管理方法についての規定の整備を図り、厳格 な引受基準の設定、健全な保険引受ポートフォリオの設定、優良保険者との再保険取引による リスクの分散を行い、加えて、正味保有リスクの定量化と自己資本・異常危険準備金等を勘案し た保険引受許容額との対比管理を実践する等、各種専門技術の活用により、経営の健全化を図っ ています。 ● 資産運用リスク(信用リスク・市場関連リスク・流動性リスク) 資産運用に関連する主なリスクには、信用リスク、市場関連リスク、流動性リスクがあります。 こうした資産運用リスクについては、社内諸規定に従って一元的に管理する体制をとり、 リスク 管理と運用効率の向上を図っています。投資については、資産の健全性維持を最優先し、安定 的に運用収益を確保することを基本方針としています。また、通常の管理を行う財務部門とは 別に、投資委員会を設置し、投資運用状況、実績などを検証し、経営層への報告を行っています。 資産の流動性の状況についても、投資委員会にて、適時に検証されています。 ● 事務リスク 検査部による部支店の臨店検査を定期的に実施し、検査結果を経営陣、関連部門に通知す ると共に、不正確な事務処理、不公正な事務処理の是正に取組んでいます。 ● システムリスク 高度にIT化されたビジネス環境の中で、社内外のリスク要因に対応するため、セキュリティー・ ポリシーやプライバシー・ポリシーを策定し各種の対策を施しています。一例として、 コンピュー タ・ウィルス(サイバーテロ)に対するファイア−・ウォールの設定、 ウィルス検知・駆除ソフトウェ アの導入、顧客データ(個人情報)保護のための不正アクセス防止措置などが挙げられます。 更にまた、基幹処理に係わるシステムの災害対策として、 「データセンター運用の災害対策計画」 を策定し、バックアップ・センターの発動演習を実施しています。 社外・社内の監査検査体制 当社は、保険業法第129条および第305条の定めにより金融庁検査局ならびに財務省財務局の 検査を受けることになっています。このほか社外の監査として商法特例法・証券取引法に基づく中 央青山監査法人の会計監査を受けています。 また、その他の監査・検査体制としては、監査役会が行う商法上の監査と、検査部による社内検査 とがあります。 11 さらに当社は、以下の方針を定め、保険会社として適正な業務運営が図れる様に努めています。 勧誘方針 当社は保険商品の販売にあたって、 「金融商品の販売等に関する法律」に基づき、当社の勧誘 方針を次のとおり定めています。 ≪勧誘方針≫ 保険業法、金融商品の販売等に関する法律、消費者契約法およびその他各種法令等を 遵守し、適正な保険販売に努めます。 ●販売にあたっては、お客様にご理解いただけるよう説明方法を創意工夫し、適正な保険の販売・ 勧誘活動を行います。 お客様の保険に関する知識、保険の加入目的、財産状況を総合的に勘案し、お客様の意 向と実情に沿った商品選択・販売に努めます。 ●お客様の意向と実情に沿った適切な商品設計・説明、販売・勧誘活動を行います。 ●販売・勧誘活動にあたっては、お客様の立場に立って、時間帯や勧誘場所について十分に配慮 してまいります。 ●ご契約に際しお客様よりいただいた情報については、適正な管理・保持に努めます。 お客様と直接対面しない保険販売(例えば通信販売等) を行う場合においては、説明方法 等に創意工夫を凝らし、お客様にご理解いただけるよう常に努力いたします。 ●お客様に保険商品の理解が得られるように、販売資材に工夫を凝らし、より詳細により密度の 濃いものとし、努力してまいります。 お客様のさまざまなご意見等の収集に努め、お客様満足度を高めるよう努めます。 ●保険契約について、万が一保険事故が発生した場合におきましては、保険金のお支払いについ ては迅速かつ的確に処理するよう常に努力をしてまいります。 ●お客様の様々なご意見等の収集に努め、 その後の販売に活かしてまいります。 12 個人情報保護 2005年4月1日より「個人情報保護法」が本格施行されました。高度な情報化が進む現代社会において高い社会性・公共性が求め られる保険会社としては、保険契約者や取引先の情報を守秘することは以前にも増して重要な責務になって来ています。当社では、 「プライバシー・ポリシー」を策定し情報管理責任者を筆頭にした内部管理体制や、各種内部ルールに基づく安 この重要性に鑑み、 全管理措置等の充実に努めています。また、当社の代理店との関係におきましても、 「損害保険代理店委託契約書」において守秘 義務につき会社及び代理店が共に守るべきこととして同委託契約終了後も双方に義務を課しています。 ≪プライバシー・ポリシー≫ 個人情報に関する取扱いについて エース損害保険株式会社は、個人情報保護の重要性を深く認識し、個人情報保護法その他の関連法令、金 融分野における個人情報保護に関するガイドラインなどを遵守して、個人情報の適正な取扱いを実践いたし ます。また、安全管理に係る措置や以下の方針については、継続的に見直し、必要に応じて改善していきます。 1. 個人情報収集およびその利用の目的 弊社は、業務上必要な範囲内で、適法かつ公正な手段により個人情報を取得いたします。これらの情報は、 次の目的のために利用させていただきます。 (1)適正な保険契約の引受およびそれに関連する業務 (2)適正な保険金のお支払いおよびそれに関連する業務 (3)保険契約に付帯されるサービス提供のほか、満期・継続のご案内、弊社、その関連会社または提携先 の保険その他の各種商品・サービスのご紹介 (4)統計資料の作成 2. 収集する個人情報の種類 最も一般的なものは、以下のとおりです。 (1)契約情報:住所・氏名・生年月日・性別・電話番号、その他保険商品の引受または提供に必要となる情 報(自動車の車名・型式・登録番号、火災保険における建物の明細、職業など。) (2)事故情報:保険事故の内容に関する情報 (3)その他:保険料のお支払方法に関連する「預金口座番号」や「クレジットカード」情報など 3. 個人情報の収集方法 主に保険契約申込書、保険金請求書や十分な安全保護措置を講じたWeb画面などに記載・入力された 情報を業務上必要な範囲内で収集します。また、キャンペーンやアンケート等により情報を収集させていた だく場合があります。 4. 個人情報の第三者への提供 を除いて、 ご本人の情報を外部に提供することはあり 法令により認められる場合(例えば、次のような場合) ません。 ご本人の同意に基づいて、再保険(再々保険以降の出再を含 (1)ご本人が同意されている場合。例えば、 む。以下「再保険」という。)のため、保険契約に関する情報を再保険を取り扱う会社に提出する場合 (2)法令により必要と判断される場合 (3)ご本人または公共の利益のために必要であると考えられる場合 (4)法令により認められる方法で、 ご本人にとって有益と思われる保険その他の各種商品・サービスのご案 内のために弊社の提携会社と情報を共同利用する場合 メール発送業者、 (5)上記1. の利用目的の達成のために必要な範囲において、業務委託先(保険代理店、 情報処理業者、集金代行業者、損害調査会社、自動車技術アジャスター、損害保険鑑定人等)に提 供する場合(業務委託先に対しては、お客様の情報の厳正な管理を求め、弊社の利用目的以外の使 用を行わせないようにします。) 13 5. 契約等情報交換制度 弊社は、健全な保険契約の締結および保険金支払いの為に、他の損害保険会社等の間で個人データを 共同利用します。また、自賠責保険に関する適正な支払のために損害保険料率算出機構との間で、個人デー タを共同利用します。詳しくは、以下のホームページをご覧ください。 (社)日本損害保険協会のホームページ(http://www.sonpo.or.jp) 損害保険料率算出機構のホームページ(http://www.nliro.or.jp) 6. 国土交通省との共同利用 弊社は、原動機付自転車および軽二輪自動車の自賠責の無保険車発生防止を目的として、国土交通省が 自賠責保険契約期間が満了していると思われる上記車種のご契約者に対し契約の締結確認のはがきを 出状するため、上記車種の自賠責保険契約に関する個人情報を国土交通省へ提供し、同省を管理責任 者として同省との間で共同利用します。 共同利用する個人情報の項目は以下のとおりです。 ○契約者の氏名、住所 ○証明書番号、保険期間 ○自動車の種別 ○車台番号、標識番号または車両番号 国土交通省のホームページ(http://www.jibai.jp) 7. 個人情報の安全管理 個人データの漏えい・滅失・き損の防止その他個人情報の安全管理のため必要な措置を講じこれを遵守 ご本人の情報を正確、最新なものにするよう努めます。 すると共に、本措置の継続的改善に努めます。また、 ご契約内容・事故に関するご照会 8. ご契約内容・事故に関するご照会については、取扱代理店、保険証券に記載された営業店または最寄りの 営業店、事故相談窓口にお問い合わせください。ご照会者がご本人であることをご確認させていただいたう えで、対応いたします。 9. 個人情報保護法に基づく保有個人データの開示等のご請求 個人情報保護法に基づく保有個人データに関する事項の開示、訂正、利用停止等に関するご請求につい ては、下記までお問い合わせいただきますようお願いします。ご請求がご本人であることを確認させていただ くとともに、弊社所定の書式に必要事項をご記入いただいた上で手続きを行い、後日、原則として書面で回 答いたします。 【お問い合わせ窓口】 当社は、個人情報の取り扱いに関する苦情・相談に対し適切・迅速に対応いたします。 また、個人情報の取り扱いや保有個人データに関するご照会・ご相談等は、下記までお問い合わせください。 エース損害保険株式会社 所在地 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 (03)5740-0600 受付時間9:00∼17:00(月∼金) 電話番号: 14 個人情報保護法に基づく個人データの開示等のご請求について 個人情報保護法に基づく保有個人データに関する事項の開示、訂正、利用停止等に関する当社へのご請求は、 当社指定の所定書式に、必要事項を記載・捺印の上で、必要な資料(下記3. 4. をご参照ください) を添付して 下記の担当まで郵送にてご提出ください。後日、書面にて回答させて頂きます。 1. 保有個人データの開示等の請求ができるのは、 ご本人またはご本人から委任を受けた代理人のみです。 2. 開示等の請求・回答は郵送手続きに限らせて頂きます。 3. 提出書類 〈個人情報開示請求の場合〉 ○所定書式 4. の説明をご覧ください) ○本人確認資料(詳しくは、 〈個人情報訂正・利用停止等請求の場合〉 ○所定書式 ○訂正・利用停止等請求の根拠となる資料 4. の説明をご覧ください) ○本人確認資料(詳しくは、 4. 本人確認資料 〈ご本人からの請求〉 ○運転免許証、パスポート、健康保険証などの公的書類のコピー: 1通 外国人である場合は、外国人登録証明書の写しまたは外国人登録原票記載事項証明書 〈代理人からの請求〉 ○委任状 1通 ○本人の印鑑証明書 1通 5. 郵送先 〒135-0033 東京都江東区深川1丁目11番12号(住友生命清澄パークビル) エース損害保険株式会社 個人情報係 宛 開示等の請求で提出頂きました個人情報は、開示等の手続きに必要な範囲で利用させて頂きます。 15 3 会社の概要 エース損害保険株式会社 エース保険は、斬新な発想とエース・グループのグローバルなネットワークをもとに、 「選ばれる保険会社」を目指し、顧客のニーズと 満足を重視した世界水準の商品とサービスを提供しています。 シグナ傷害火災 1999年7月、エース・リミテッドによるシグナ・コーポレーションの損害保険事業部門買収により、日本では同年10月、 保険株式会社から「エース損害保険株式会社」に社名変更しました。日本での実績は、前身会社を含め外資系損保会社としては 最長の85年におよびます。 その経験を通じて培った市場への深い理解と、エース・グループの先進的なノウハウを活かし日本に根ざした事業を展開しています。 確かな財務基盤にささえられた高い支払い余力と、生損保業界初のISO9001認証取得(認証範囲:損害サービス部門)に裏づけさ れた質の高いサービスで、顧客・代理店から信頼される保険会社としての地位を確立しています。エース保険は今後も引き続き、競争 力のある収益性の高い事業を長期的な視点で追及していきます。 正 式 社 名 :エース損害保険株式会社 ACE Insurance (略称:エース保険) 本 社 所 地 :東京都目黒区下目黒1-8-1アルコタワー 在 立 :1996年(日本法人化) 設 代 表 取 締 役 会 長 :得平 文雄 代 表 取 締 役 社 長 兼 C E O :今井 隆志 資 本 総 資 金 :69億円(2005年3月現在) 産 額 :約523億円(2005年3月現在) 元受正味保険料(含む積立て保険料):約528億円(2005年3月現在) 正 味 収 入 保 険 料 :約247億円(2005年3月現在) 保 険 財 務 力 格 付 :スタンダード&プアーズ社 A-( 2005年7月現在) オ フ ィ シ ャ ル ウ ェ ブ サ イ ト :http://www.ace-insurance.co.jp エース・グループおよびエース・リミテッド エース・グループは、世界50ヵ国以上で子会社を通じて事業を展開する、保険・再保険分野で世界有数のグローバル・プレーヤーです。 本社を英国領バミューダに構え、エース・リミテッドを中心に世界で約9,000名の従業員を擁します。 1985年の設立以来、戦略的な企業買収と経営の多角化により急成長を遂げ、1999年7月には米シグナ・コーポレーションの損害 保険事業部門を買収し、元受けから再保険までを扱う総合的な損害保険グループとして発展しています。ニューヨーク市場に上場し、 米国の株価指数の一つであるスタンダード&プアーズ500インデックス(SP500)の構成銘柄として選ばれています。こうした躍進と 健全な経営力を背景に、今後も積極的に新規事業を展開し、社長兼CEO エバン・グリーンバーグ主導のもと、更なる飛躍を目指します。 正 式 本 社 社 所 名 :エース・リミテッド ACE Limited 在 地 :英国領バミューダ ACE Global Headquarters, 17 Woodbourne Avenue, Hamilton HM08, Bermuda 設 立 :1985年8月29日 会 長 :ブライアン・デュペロー Brian Duperreault 社 長 上 場 総 兼 C 株 式 資 E O :エバン・グリーンバーグ Evan G. Greenberg 市 場 :ニューヨーク株式市場(NYSE : ACE) 額 :約563億ドル(2004年12月現在) 産 収 入 保 険 料 ( G W P ):約161億ドル(2004年12月現在) 正 味 収 入 保 険 料( N W P ):約115億ドル(2004年12月現在) 保 険 財 務 力 格 付 :スタンダード&プアーズ社 ACE Group A+(2005年7月現在) オ フ ィ シ ャ ル ウ ェ ブ サ イ ト :http://www.acelimited.com 16 エース損害保険株式会社組織図 株 主 総 会 2005年3月現在 火災新種保険事業部 代表取締役会長 取 締 役 会 企 業 営 業 第 一 部 企 業 営 業 第 二 部 再 代表取締役社長兼 CEO 保 険 部 P & C U / W グ ル ープ 営 取締役兼 CFO 担当取締役 執行役員 自動車保険事業部 業 推 進 部 自動車保険企画部 自動車保険業務部 不動産保険事業部 監 査 役 会 保 険 計 理 人 不動産保険本店営業部 営 業 推 進 部 傷 害 保 険 事 業 部 企 画 業 務 部 旅 行 保 険 事 業 部 旅行保険本店営業部 営 業 推 進 企 画 部 ダ イ レ クト 事 業 部 旅 行 業 営 業 部 市 場 開 発 部 新 規 企 画 事 業 部 A & H U / W グ ル ープ 北 海 道 支 店 営 業 企 画 本 部 営 業 企 画 部 業 務 サ ービ ス 統 括 部 損 害 サービス 本 部 コンプライアンス統括部 代理店制度業務部 東 店 青 森 サービスオフィス 北 関 東 支 店 北 支 新 潟 サービスオフィス 中央統括支店 前 橋 サービスオフィス 東 立 川 サービスオフィス 宇都宮サービスオフィス 京 支 店 神 奈 川 支 店 静 岡 支 店 法 務 ・ 渉 外 室 経 営 企 画 室 情 報システム 本 部 名 古 屋 支 店 情報システム第二部 経 営 数 理 部 財 務 部 人 事 部 三 重 サービスオフィス 岐 阜 サービスオフィス 大 阪 支 店 情報システム第一部 システム 運 用 部 浜 松 サービスオフィス 富 士 サービスオフィス 京 都 サービスオフィス 徳 島 サービスオフィス 広 島 支 店 岡 山 サービスオフィス 福 岡 支 店 北九州サービスオフィス 熊 本 支 店 沖 縄 支 店 損 害 サ ービスセンター 東 日 本 損 害 サ ービ ス 部 ラ−ニング・アンド・ディベロプメント 検 査 部 商 品 開 発 部 総 務 部 リスク マ ネジメント 室 関 東 損 害 サ ービス 部 神 奈 川 損 害 サ ービス 部 静 岡 損 害 サ ービス 部 中 部 損 害 サ ービス 部 関西・四国損害サービス部 中 国 損 害 サ ービス 部 九州・沖縄損害サービス部 17 会社の沿革 組織編 1792年 米国最初の株式組織の保険会社「Insurance of 主な出来事編 1790 North America(INA)」フィラデルフィアに誕生。 1792年 保険証券第1号はアメリカからロンドンに向かう 船「アメリカ号」 1800 1807年 INAが米国で初めて保険代理店を設置 。米国 の保険代理店制度の基礎となる。 1871年 シカゴ大火で保険金全額443万ドルを支払う。 1872年 ボストン大火で保険金99万ドル支払う。 1920年 前身会社AFIAが横浜で営業開始。日本で最初 1900 の外資系損保会社となる。 1950 1927年 業界先駆けて航空保険を開発。 1953年 エベレスト初登頂に成功したヒラリーとテンジン の保険の引受ける。 1967年 INAコーポレーション(持株会社)設立。 1955年 世界初の原子力潜水艦「ノーチラス号」の保険 を引受ける。 1980 1980年 レーク・プラシッド冬季オリンピックの総合保険を 引受ける。 1982年 米国最初の損保会社INAコーポレーションと米 国最大手生保会社コネチカット・グループが合併。 世界最大級の金融コングロマリット、 シグナ・コー 1982年 ニューヨーク自由の女 神の修 復 工 事において 防災サービスの提供と保険を引受ける。 ポレーション誕生。 1985年 「シグナ保険会社」として日本で事業免許取得。 1985年 英国領バミューダにおいてDu Pon、GE、IBM、 Shell Oilなど米国超優良大手企業34社の自家 保険専門会社としてエース・リミテッド誕生。 1986年 日本において、INAならびにAFIAグループ会社を 統合し「シグナ保険会社」として本格営業開始。 1990 1990年 日本において営業開始から70周年を迎える。 1993年 エース・リミテッド、 ニューヨーク証券取引所に上場。 1992年 シグナ・コーポレーションが創立200周年を迎える。 1996年 日本法人「シグナ傷害火災保険株式会社株式 会社」設立。 1995年 日本の損保業界に先駆けて業界初4WD自動車 1996年 エース・リミテッド、バミューダの一流再保険会社 であるTempest Re.を取得。 1998年 エース・リミテッド、エースUSAを設立。 7月 エース・リミテッドはシグナ・コーポレーション 1999年 保険の割引制度導入。 1998年 エース・リミテッド、英国ロンドンのロイズにおい てマーケットシェア約10%の規模になる。単体で の全世界の損害保険事業部門を取得。世界50ヶ 国にオペレーションをもつ損害保険のグローバル・ 最大の保険引受グループとなる。 プレーヤーとなる。日本法人もエース・グループの 傘下に。 1999年 2000年 10月 「エース損害保険株式会社」に社名変更。 本社を東京都千代田区から東京都目黒区に移転。 7月 損害調査子会社「エース損害サービス株式 会社」設立。 2000 2000年 日本の保険業界で最初にISO9001(認証範囲: 損害調査部門) を取得。 2001年 日本法人としてS&P社より保険財務力A-、アウ トルック:安定的の格付け取得。 2003年 エース保険 事業部制を導入。 2002年 エース・リミテッドがS&P Index 500に選ばれる。 2004年 エバン・グリーンバーグがエース・リミテッドの社 長兼CEOに着任。 18 株主の状況 1.基本事項 定時総会開催時期 決算期日 公告掲載新聞 毎年4月1日から4ヶ月以内 毎年3月31日 官報 2.株式の分布状況・大株主 住所 所有株式数 発行済株式総数に対する 所有株式数の割合 バミューダ、ハミルトン、 17 ウッドボーン アベニュー、 エース ビルディング 138千株 100% 株主名 エース・INA・ オーバーシーズ・ インシュアランス・ カンパニー・リミテッド 3.資本金の推移 当社は、平成8年1月に資本金30億円(授権資本金100億円)にて設立されました。 その後、平成11年12月22日付けで16億5千万円、平成14年3月31日付けで10億円、更に平成15年 3月29日付けで5億円、平成16年3月27日付けで7.5億円の増資を行い、増資後69億円の資本金と なっております。 (単位:億円) 年月日 増資額 増資後資本金 摘要 平成 8年 1月26日 ─ 30 設立 平成11年 12月22日 16.5 46.5 第3者割当による新株発行 平成14年 3月31日 10 56.5 同上 平成15年 3月29日 5 61.5 同上 平成16年 3月27日 7.5 69 同上 4.第10回定時株主総会 第10回定時株主総会は、平成17年7月26日(火)当社本店会議室において行なわれました。 報告事項ならびに決議事項は以下のとおりです。 報告事項:平成16年度(平成16年4月1日から平成17年3月31日まで) 営業報告書、貸借対照表、損益計算書の内容につき報告 本件は、上記計算書類の内容を報告いたしました。 決議事項:第1号議案 平成16年度損金処理案承認の件 上記は、原案どおり承認可決されました。 19 役員の状況 2004年3月現在 役 名 / 氏 名 代表取締役会長 得平 文雄 略 歴 昭和28年 関西大学 経 済 学 部 卒 業 昭和28年 AIU保険 会 社 入 社 昭和38年∼52年 同社取締 役 常 務 副 社 長 昭和53年 AIA保険 会 社 代 表 取 締 役 社 長 昭和61年 AIU保険 会 社 代 表 取 締 役 社 長 昭和62年 AIG N. Y .パートナー 平成 5年 AIU代表 取 締 役 会 長 平成12年 3月 当社代表 取 締 役 会 長 代表取締役社長 兼 CEO 昭和55年 東京大学 工 学 部 卒 業 昭和55年 三菱総合 研 究 所 入 社 (最高経営責任者) 昭和63年 アメリカン・エキスプレス・インターナショナルI n c ( . 日本 )カード・マーケティング、 今井 隆志 平成 9年 アメリカン・エキスプレス 日本・アジア・豪 州 地 区 保 険・クレジット業 務 統 括 保険サービス、法 人カード・マーケティング担 当ディレクター 平成10年 アメリカン・エキスプレス・ファイナンシャル・アドバイザーズ証 券 会 社 マーケティング担 当バイス・プレジデント 平成12年 当社取締 役 兼 A & H 本 部 長 平成14年10月 当社代表 取 締 役 社 長 兼 C E O( 最 高 経 営 責 任 者 ) 取締役兼CFO 昭和59年 ニューヨーク市立大学経済学部卒業 (最高財務責任者) 昭和59年 ピートマーウィックミッチェル会計事務所 ニューヨーク事務所 平成元年 ソロモンブラザーズ証券会社東京支店 金利・複合デリバティブ商品管理部門 平成 2年 パリバキャピタルマーケッツ東京支店 財務会計管理部長 野本 慎治 平成 8年 KPMGピートマーウィックLLCニューヨーク事務所 金融サービスグループ シニア・コンサルタント 取 締 役 松山 文之 取 締 役 得平 幸政 平成10年 メリルリンチ日本証券株式会社 個人金融部門経営企画部部長 平成15年 ハドソン・ジャパン債権回収株式会社 シニア ヴァイスプレジデント 平成16年 当社取締役兼CFO就任 昭和40年 青山学院 大 学 経 済 学 部 卒 業 昭和42年 AIU保険 会 社 入 社 平成 7年 同社アシスタントバイスプレジデント、システム統 轄 本 部 副 本 部 長 平成 7年 同社アシスタントバイスプレジデント、人 事 部 担 当 平成 8年 同社アシスタントバイスプレジデント、法 人 会・納 税 協 会マーケットセンター担 当 平成 9年 ジェイアイ傷 害 火 災 保 険 株 式 会 社 常 務 取 締 役 平成11年 当社取締 役 昭和55年 学習院大学経済学部卒業 昭和55年 AIU保険会社入社 昭和62年 AIU New York 本社(AIG)駐在 平成元年 AIU保険会社財務部ファンドマネージャー 平成 5年∼ 9年 同社渋谷支店長、国際営業部長、企業営業第1部長 20 平成10年 AIG リスクコンサルティング株式会社出向リスクマネジメント担当 ディレクター 平成12年 当社法人営業本部 本部長 平成14年 当社企業保険事業部長 平成15年3月 当社執行役員兼企業保険事業部長兼火災新種保険事業部長 平成16年 当社取締役就任 役 名 / 氏 名 取 締 役 ニール・シー・ スミス 略 歴 1984年 シグナ(南アフリカ共和国)リージョナル・グループ・ベネフィット・マネージャー 1987年 シグナ(米国)フィールド・サービス担当ディレクター 1990年 シグナ(豪州)リージョナル・ディレクター 1993年 シグナ アジアパシフィック地域(日本、韓国、豪州、ニュージーランド、東南アジア) 1998年 シグナ・インシュアランス・カンパニー(カナダ)プレジデント&CEO A&H担当ヴァイス・プレジデント シグナ・ライフインシュアランス・カンパニー(カナダ)プレジデント&CEO 取 締 役 デヴィッド・エー・ エリス 1999年 エース・ヨーロッパ 英国および欧州地域 A&H担当シニア・ヴァイス・プレジデント 2004年 当社取締役就任、エース・ファー・イースト リージョナル・プレジデント 1984年 AGC(Insurance) Limited アンダーライター&リインシュランスオフィサー 1988年 C. E. Heath Reinsurance Broking Pty Limited リインシュランス・ブローカー 1994年 American Home Assurance Company(AIG) プロパティ&エナジーマネジャー 取 締 役 アンディー・エー・ ホーレンバーグ 執行役員 島田 清貴 2003年 当社取締役、ACE Far East リージョナル・バイスプレジデント 1989年 AVCO Financial Services Canadaマーケティング・ディレクター 1995年 AVCO Financial Services Canada アシスタント・バイス・プレジデント マーケティング担当 1997年 London & Insurance Ins. アフィニティビジネス・ディレクター 1999年 London & Insurance Ins. ヴァイス・プレジデント セールス&マーケティング担当 2000年 ACE INA Insurance ヴァイス・プレジデント 2003年 当社取締役、ACE Far East リージョナル・バイスプレジデント 昭和51年 立命館大学産業社会学部卒業 昭和51年 ロンシャン㈱入社 昭和52年 ホ−ム保険入社 平成 元年∼ 3年 シグナ保険会社、横浜支店平塚営業所長、神戸支店長 常勤監査役 北原 祺夫 平成 7年 シグナ傷害火災保険株式会社大阪支店 支店長 平成11年 当社名古屋支店 支店長 平成15年3月 当社執行役員兼名古屋支店長兼不動産保険中部地区担当部長 平成16年 当社執行役員 昭和42年 上智大学経済学部経済科卒業 昭和42年 AFIA入社 昭和61年 シグナ保険会社 人事部長 平成10年 シグナ傷害火災保険株式会社 チャネル・マーケティング部次長 平成11年 エース損害保険株式会社 チャネル・マーケティング部次長 平成11年 リバティ保険会社 総務・人事部長 平成15年 エース損害保険株式会社 人事部次長 平成16年 当社監査役就任 21 役 名 / 氏 名 略 歴 監 査 役 平成昭和46年 3年 東京大学法学部卒業 神戸商科大学商経学部経済学科卒業 平成昭和46年 5年 司法試験二次試験合格 AFIA入社 日高 章 最高裁判所司法研修所 シグナ保険会社 火災・海上保険部長 平成昭和61年 5年 (47期) (東京弁護士会)中川・山内法律事務所 平成平成 7年 2年 弁護士登録 同社企業保険業務部長 平成平成 8年 4年 東京弁護士会常議員 同社新種保険部長 平成平成 9年 6年 日本弁護士連合会代議員 東京弁護士会紛議調停委員 同社代理店部長 平成10年 平成 8年 中川・山内・ 日高法律事務所と改称 シグナ傷害火災保険株式会社 立川支店長 平成11年 平成10年 上西・日高法律事務所 エース損害保険株式会社 オペレーション・マネジメント部長 平成14年 平成13年 56期最高裁判所司法修習生弁護修習指導担当 当社コンプライアンス・オフィサー 平成16年 平成16年 当社監査役就任 当社 常勤監査役 監 査 役 佐藤 孝幸 平成 4年 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業 平成 4年 スイス・ユニオン銀行(現UBS) 東京支店 平成 5年 ソシエテ・ジェネラル銀行 東京支店 平成 8年 デロイト・トゥシュ・トーマツ・インターナショナル会計事務所(サン・フランシスコ事務所) 平成 9年 米国公認会計士登録 平成11年 最高裁判所司法研修所 平成12年 弁護士登録 平成14年 佐藤経営法律事務所 平成16年 当社監査役就任 従業員の状況 1.従業員の状況 平成17年3月31日現在 男 平 均 平 均 平 均 従 女 子 総 平 均 齢 47.1歳 39.3歳 45.1歳 勤 続 年 数 19.3年 8.3年 16.5年 給 与 月 額 647,000円 392,000円 583,000円 数 329名 107名 436名 業 年 子 員 (注)1.従業員には、使用人兼務取締役、休職者を含んでおりません。 2.平均給与月額には平成17年3月の税込定例給与であり、賞与・時間外手当を含んでおりません。 3.平均年齢および平均勤続年数は少数第2位を切捨てて少数第1位までを表示しております。 2.社員研修制度 損害保険事業を通じて広く社会に貢献するという当社の企業理念を理解し、その達成のために、 スピード、柔軟性、機敏性を基盤とする当社の企業文化を担うプロフェッショナルな人材の育成と 社員の能力開発に努め、組織の活性化を図ることを目的として進めております。 そのため、 ラーニング・アンド・ディベロップメントが中心となって実施している新入社員研修、 リーダーシッ プ強化研修等の全体的な共通知識・能力の育成・向上を目的とする「階層別集合研修」、各専門部が 実施する専門知識・能力の育成・強化を目的とする「業務研修」、随時行われる「テーマ別研修」、 さら には自己啓発をも含めた「各種通学・通信研修」、 「社外講座への派遣」等を組合せて実施しております。 3.福利厚生 法律で定められている社会保険等の福利厚生制度の他、以下の諸制度を実施しております。 ■ 慶弔金・災害見舞金支給制度 ■ 財形貯蓄制度 ■ 社員割引制度 ■ 契約保養施設の利用 ■ 持株会制度(ESPP) 22 4 TOPICS 新商品およびサービスの開発状況 2004年8月 安全運転者のための自動車保険「安全運転優遇保険」 をリニューアル 最新のデータと統計分析に基づき、 リスク細分型の家庭用自動車保険「安全運転優遇保険」をリニュー アルし、 これまで以上に幅広い年齢層の安全運転者へ競争力のある保険料を提供できるようになり ました。また顧客ニーズと代理店の要望を積極的に取り入れ、保険料体系と告知事項を簡素化した ことにより、顧客と代理店の双方にわかりやすく、手続きも簡便な商品となりました。 駐日外国人向けの個人総合保険 (IPI)」発売 2004年9月 「International Personal Insurance 日本に駐在する外国人の動産および賠償責任を全世界で包括的にカバー する個人総合保険です。家財、貴金属、 その他貴重品など個人の生活用動 産に対して、火災、洪水や盗難に限定せずにあらゆるリスクを全世界担保で 補償します。地震による財物損壊なども、全国一律の保険料率で被害の度 合いにより最大60%まで補償を提供します。さらに、保険のご相談から契約、 保険金請求まで全てのサービスを英語で対応。日本に駐在する外国人ビジ ネスパーソンのニーズにきめ細やかに対応したサービスを提供しています。 2004年9月 建設業者専用賠償責任保険「建設エース」 を発売 工事中ならびに工事完成(引渡し)後に、工事の遂行・結果に起因する事故 で第三者に発生した、身体障害や財物損壊などを補償する建設業者向けの 賠償責任保険です。業界トップクラスの幅広い補償範囲で、建設業者をとり まく賠償リスクをひとつにパッケージしました。また、 リスク判断により最大50 %保険料を割引する制度を設け、合理的な保険料を提供しています。さらに、 工事ごとの通知、保険期間終了後の保険料精算といった煩雑な手続きを不 要とし、 スムーズなリスクマネジメントを支援しています。 23 2005年3月 個人情報漏えいに備える 「プライバシーガード」を発売 個人情報の漏えいに備えるための賠償責任保険(専門業務事業者賠償責 任保険・個人情報漏えい危険担保特約付帯)です。個人情報保護法が 2005年4月1日に施行されるにあたり、個人情報を取り扱う事業者のリスクと 責任が増大しています。 「プライバシーガード」では、万一の事故が発生した 場合、被害者に対する賠償金の支払いや、見舞金など被害者対応費用、 さ らに個人情報の漏洩の影響を最小限にするための弁護士への相談費用や 謝罪広告掲載費用なども保険金としてお支払いいたします。 2005年3月 エース保険のイメージキャラクターに巨人軍 上原浩治投手の起用を発表 読売ジャイアンツで活躍中の上原浩治投手とイメージキャラクター 契約を締結することで合意しました。エース保険の「顔」として 2005年4月1日から、ホームページや各種商品パンフレット、ポスター などに登場しています。豊かな才能と地道な努力から築いた抜群 の信頼性と安定性を誇る日本のエース・ピッチャーである上原選手 の野球に取り組む姿勢と実績が、エース保険の日本市場に根ざし た85年の事業展開および飛躍にむけ長期的に取り組む企業姿勢 と一致することから、上原選手のイメージキャラクター起用が決定 しました。 活動状況 2004年7月 賃貸住宅業者向けセミナー開催 賃貸住宅業者を巡る法的環境の変化とその対応策をテーマに、2004年 7月8日( 木 )に賃貸住宅業者向けのセミナーを開催しました。講師として お招きした大下慶太郎氏(長島・大野・常松法律事務所弁護士)から「根 拠 法のない共 済の法 的 問 題 点と今 後の動 向」について、また亀 井 英 樹 氏(ことぶき法律事務所弁護士)より「原状回復に関わるトラブル解決法」 について講 演いただきました。エース保険では今後もこのようなセミナー による情報提供を通じ、賃貸住宅業界に貢献していきます。 2004年12月 支店・営業部移転 営業業務の強化を目的に、東京支店、旅行保険本店営業部、不動産保険本店営業部が目黒オ フィスから大手町の新オフィスに移転しました。併せて、関東損害サービス部、コンプライアンス 統括部、代理店制度業務部も木場オフィスから大手町オフィスに移転しました。 また、情報システム本部、業務サービス統括部、損害サービス本部、総務部、営業企画本部代理 店システム課が木場オフィスから清澄の新オフィスに移転し、テレマーケティング・センターの拡大、 入館管理システムの強化、データセンター耐震性の向上などセキュリティ強化を実現しました。 24 2004年12月 中央統括支店の創設 エース保険は、経営方針「5つの戦略」のひとつ「営業業務の改善」を実現し、代理店の異なる ニーズに合ったサービスを的確に提供するために、営業体制を再構築しています。その目標達成 のための第一歩として中央統括支店を設立しました。窓口の営業時間を夜7時まで2時間延長 したほか、専任担当者がこれまでより均質で即応性の高いサービスを提供しています。今後もエー ス保険は代理店サービスのさらなる向上に注力します。 2005年2月 エース・ リミテッド、2004年度決算 エース・リミテッドは2004年度の決算において、資産運用収益および純資産が過去最高水準に達し ました。2004年度通期の純利益は前年同期比で20%減少の11億ドルにとどまりましたが、正味引 受保険料は前年同期に比べ13%増の115億ドルとなりました。世界各地で自然災害が発生し、 また ランオフ事業* に準備金を引き当て、2004年通期のコンバインド・レシオは96.6%となりました。 エースは強固な財務基盤のもと、2005年も引き続き世界各地で増収と資産の拡大を目指します。 エース・リミテッドのより詳しい決算情報はhttp://www.acelimited.comをご覧ください。 *ランオフ事業とは、新契約の引き受けを停止しているが、経過中の残存契約の処理を継続している事業、主にアスベスト および環境(A&E)関連事業を指します。 2004年7月・2004年11月・2005年3月 旅行業界を対象に 「危機管理セミナー」を開催 旅行業界の関係者を対象に、 「危機管理セミナー」 (主催:エース保険、後援: (有) ジャタ、 トラベル懇話会、協力: (株) トラベルジャーナル) を開催しました。 それぞれ「インバウンドツーリズム(外国人による訪日旅行)戦略」 「個人情 報保護法―旅行業界特有の問題とその対処について―」をテーマに、旅行 会社のリスク・マネジメントについてご提案をしました。この3回のセミナーに は旅行会社のリスク管理のご担当者のみならず、日々お客様に接する営業 職を含む数多くの方にご参加いただきました。エース保険は、旅行会社のリ スク・マネジメントに不可欠な時流を捉えたテーマでセミナーを実施するととも に、旅行業界のニーズを捉えた旅行保険を提供していきます。 ◎役員人事 エース保険は2005年5月30日の臨時株主総会を経て代表取締役会長の得平文雄が5月31日付け で退任することを正式決定しました。 25
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