スタン: おお、早くもいるな、下級魔 族どもが。 前の教会では余がたたき

スタン:
スタン:
おお、早くもいるな、下級魔
族どもが。
前の教会では余がたたきつぶ
してやったが、子分にも腕を
上げてもらわなくてはいかん
な。よし子分。ひとつあそこ
のヤツをぶっとばしてみろ。
そのぐらいできんでは余の真
の子分とは言えんぞ。
よし、ゆけ!
Stan:
Oh, here are some low class
evil beings like the ones in
the church that I smashed for
you. But slave, you should
improve your skills.
Now slave, destroy the one
there. A true servant of mine
should be able to do this
easily.
Now go!
スタン:
スタン:
おお、余が教会で打ち砕いて
やったような下級魔族どもが
いるな。
だが子分、キサマは腕を上げ
るべきだ。
よし子分、そこのヤツを倒し
てみろ。
余の真の子分ならこんなこと
簡単にできるはずだ。
さあいけ!
オバケ:
オバケ:
ぐふー…。ぐふー…。
Ghost:
Boo… Boo…
オバケ:
オバケ:
ブー…、ブー…
>とにかくあやまる
ルカは
ルカは、ひたすらあやまった!
ひたすらあやまった!
…ぜんぜん効果
ぜんぜん効果がなかった
効果がなかった!
がなかった!
>Apologize profusely.
Ari fully apologized!
That didn't work at all!
all!
>ひたすら詫
ひたすら詫びる
アリは
は全面的に
アリ
全面的に詫びた!
びた!
まったく効果
まったく効果がなかった
効果がなかった!
がなかった!
>気さくに声
さくに声をかける
ルカは
「ハーイ
ルカは、
「ハーイ」
ハーイ」と気さくに
声をかけた!
をかけた!
… オバケは
オバケ は聞 いちゃいなかっ
た!
>Start some friendly banter.
Ari says "Hi!" in a friendly
way!
The ghost isn't listening!
>親しみのある冗談
しみのある冗談から
冗談から始
から始める
アリは
は親しみをこめて「
アリ
しみをこめて「やあ!
やあ!」
と言った!
った!
オバケは
オバケは聞いてなかった!
いてなかった!
>あきらめる
ルカは
ルカは、あきらめた!
あきらめた!
これまでの人生
これまでの人生が
人生 が、 走馬燈の
走馬燈 の
ように脳裏
ように脳裏をかけめぐった
脳裏をかけめぐった!
をかけめぐった!
>Give up.
Ari gave up!
His entire life flashed before
him!
>降参する
降参する
アリは
アリは降参した
降参した!
した!
彼の全人生が
全人生が脳裏をかすめた
脳裏をかすめた!
をかすめた!
女性の
女性の声:
待ちなさーい!
Female Voice:
Voice:
Wait a minute!
女性の
女性の声:
待ちなさい!
ナゾの
ナゾの女性:
女性:
はーーーっ! …ふう。
最近、タチの悪いオバケが増
えてるわね。
キミ、だいじょうぶ?
Mysterious Woman:
Woman:
Haaaaaa! Phew.
Recently there are so many
cruddy ghosts around.
Are you okay?
謎の女性:
女性:
はーーーっ! …ふう。
最近、たくさんの劣悪なゴー
ストがまわりにいるわね。
大丈夫?
>ありがとう!
ありがとう!
ナゾの
ナゾの女性:
女性:
ふー、ありがとうじゃないわ
よ。まったく!
>Thank you!
Mysterious Woman:
Woman:
Phew. Thank you?
What an optimistic attitude!
>ありがとう!
ありがとう!
謎の女性:
女性:
ふー、ありがとう?
なんて楽天的な心構えなの!
>カッコいいなあ
カッコいいなあ
ナゾの
の女性:
ナゾ
女性:
のんきに感心してる場合じゃ
ないわよ。
まったく!
>Wow, you're cool.
Mysterious Woman:
Woman:
Don't just be impressed like
that.
What an optimistic attitude!
>わぁ、
わぁ、すごいや!
すごいや!
謎の女性:
女性:
そんなにただ感心してないで
よ。
なんて楽天的な心構えなの!
>ボクとお
ボクとお茶
とお茶しない?
しない?
>Wanna have a cup of tea with
me?
>ボクと
ボクと一緒にお
一緒にお茶
にお茶しない?
しない?
ナゾの
ナゾの女性:
女性:
…助けるんじゃなかったわ。
まったく!
Mysterious Woman:
Woman:
…I shouldn't save you.
What an optimistic attitude!
謎の女性:
女性:
…助けるべきじゃなかったわ。
なんて楽天的な心構えなの!
ナゾの
ナゾの女性:
女性:
キミ、無防備にこんなところ
を歩いてちゃダメじゃない
の!
だいいち、まともな武器の1
つもなしで…まったくもう!
ちょっと待ってなさい!
…ほら、これでも持ってなさ
い!
これでオバケと戦うのよ!
安物だけど、なにもないより
マシでしょ!
Mysterious Woman:
Woman:
Don't walk around here
so vulnerable like that!
In addition, you don't even
have a weapon…
I can't believe it!
Hold on a sec!
Here take this!
Fight against ghosts with
this!
It's a cheapie but it's
better than nothing!
謎の女性:
女性:
そんなに貧弱なのにこのあた
りを歩かないで!
そのうえ、武器さえ持ってな
いじゃないの。
信じられないわ!
ちょっと待ってて!
これを持ってなさい!
これで、オバケと戦うのよ!
安物だけど、無いよりはマシ
よ!
ルカは
ルカは
「余り物の剣」を手に入れた!
れた!
Ari acquired
"Leftover Sword"!
アリは
アリは「余った剣
った剣」を
入手した
した!
入手
した!
ナゾの
ナゾの女性:
女性:
キミも男の子なら自分の身ぐ
らい自分で守るのよ?
いい、わかった?
Mysterious Woman:
Woman:
You are a boy, you should
not be such a sissy.
Okay? You got it?
謎の女性:
女性:
キミも男の子なら、いくじな
しになっちゃ駄目よ。
いい? わかった?
>ありがとう!
ありがとう!
>あの、
あの、お名前を
名前を…
>美人だなあ
美人だなあ
>Thank you!
you!
>Um…
Um… Can I have your name…
name…
>You are pretty.
>ありがとう!
ありがとう!
>ええと…
ええと…お名前を
名前を…
>キレイだなぁ
キレイだなぁ
ナゾの
ナゾの女性:
女性:
あーっ!もうこんな時間!
はやく行かなきゃ、アイツが
…。じゃ、あたし行くわね!
Mysterious Woman:
Woman:
Oh no! It's already late!
I have to go now or he
will… I gotta go!
謎の女性:
女性:
いけない! 遅れるわ!
すぐ行かないとアイツが…
行かなくちゃ!
>あの、
あの、お名前を
名前を…
>あの、
あの、
スリーサイズを
スリーサイズを…
>さようなら
>Um, can I have your name.
name.
>Um, can I have your
dimensions…
dimensions…
>Goodbye.
>ええと、
ええと、お名前を
名前を
>ええと、
ええと、スリーサイズを
スリーサイズを…
ナゾの
ナゾの女性:
女性:
しっかりするのよ、男の子!
じゃーね!
Mysterious Woman:
Woman:
Pull yourself together, young
boy! See ya!
謎の女性:
女性:
しっかりするのよ、男の子!
じゃーね!
スタン:
スタン:
ええい、出てくるヒマがなか
ったわ。
それにしても、なんだ子分!
独りになったとたんにビビッ
て何もできんで、通りすがり
の旅の女に助けられるとは!
余はもーなんとゆーか、
なさけないぞ!
Stan:
Stan
Damn, I didn't have time to
appear.
By the way, what was it
anyway! You are a pathetic
thing, slave. Two lowly
beings show up and you cower
like a troll. Then you were
saved by some passing woman!
スタン:
スタン:
忌々しい、出てくるヒマがな
かったわ。
しかし、あれは何だ!
哀れみを誘う出来事だったぞ、
子分。
粗末のが二匹現れただけで、
疑餌のように縮こまり、その
上、通りすがりの女に助けら
れるとは!
>さようなら
…しかたない。余が大いなる
温情をもって、
またしばらく手をかしてやる
から、せいぜいそこらの下級
魔族どもをシバいて修行せ
よ!
せめて自分の身くらい、守れ
るようでなくては問題アリだ
ぞ。今の余にはお前の影がと
ても重要だということを忘れ
るな!
Oh well. Be grateful that my
evil hand is merciful to my
servants. I may render aid
from time to time. But you
must still become stronger!
Discipline yourself by giving
these lower evil beings a
thrashing! We will have
issues if you can't protect
yourself. Don't forget that
your shadow is important to me
now!
やれやれ、慈悲深い余の邪悪
な助けを感謝しろよ。
時々助けてやっても良いぞ。
しかし、もっと強くなるのだ。
そこらの下級魔族どもを倒し
て修行しろ!
お前が自分自身を守れないと
いうのは問題だぞ。
今の余にはお前の影が重要だ
ということを忘れるなよ!
へんな人
へんな人:
……んんん?
なんだね、いま私は
きわめて重要な観察をしてい
るのだ。
ジャマしないでくれたまえ。
…ううむ。
やはり、このポイントでは
よい結果は得られそうにない
な…。
…ん? なんだねいったい?
Strange Guy:
Guy:
…Huh?
What?
I am making an extremely
important observation now.
Do not disturb me.
…Hmm. My past calculations
projected that my present
calculations would show …
Nothing!
…Huh? What is it?
奇妙な
奇妙な男:
…む?
何かな?
今私は非常に重要な観察をし
ているのだよ。
邪魔をしないでくれたまえ。
…ふうむ。
私の過去の計算から察するに、
現在の計算からは何も得るこ
とはできないか…
…む、何だね?
>ジャマで
ジャマで通れないんですが
>なにを観察
なにを観察してるんですか
観察してるんですか?
してるんですか?
>……
>Excuse me…
me…
>What are you observing?
>Have you taken root here?
>通してもらえますか?
してもらえますか?
>何を観察しているのですか
観察しているのですか?
しているのですか?
>ここで根
ここで根を張ってるの?
ってるの?
へんな人
へんな人:
…んんん? なんだね?
ほほう、私の正体が知りたい
のかね?
Strange Guy:
Guy:
…Huh? What is it?
Uh-huh. You want to know who
I am?
奇妙な
奇妙な男:
…む? 何だね?
うんうん。 キミは私が誰だ
か知りたいのだね?
>はい!
はい!
>いや、
いや、べつに
>……
>Yes, please.
>Not really.
really.
>I want to know when you'll
move.
>ええ、
ええ、その通
その通り
>そんなことはない
> あなたがいつ移動
あなたがいつ 移動するか
移動 するか知
するか 知 り
たいんです
へんな人
へんな人:
私こそ、知る人ぞ知るオバケ
学者。 グッテン・キスリング
45歳! ちなみに趣味は足
のツメ切りだ。
Strange Guy:
Guy:
I am the famous ghost expert.
Gutten Kisling!!
My hobby is clipping toe
nails.
奇妙な
奇妙な男:
私こそ、有名なオバケ専門家。
グッテン・キスリング!!
趣味は足の爪を切ることだ。
スタン:
スタン:
…ほう。余に堂々と名乗をあ
げるか。
余は、魔王スタン、闇と邪悪
の王者だ。
趣味は世界征服とニセ魔王い
じめだ。
ふっ、格のちがいを思い知っ
たか? ならばそこをどけ!
Stan:
Well, you have guts to speak
your name aloud in my presence
I am Evil King Stan, the lord
of darkness & evil.
How do you do.
My hobbies are world conquest
and the harassment of fake
Evil Kings.
スタン:
スタン:
ほう、余の面前で名乗る勇気
を持っているとはな。
余は魔王スタン、暗闇と邪悪
の支配者だ。
よきにはからえ。
世界征服と偽魔王いじめが余
の趣味だ。
Humph, see the difference.
I am a superior class of being.
Now get out of my way!
ふん、違いが判ったか。
余は優れた身分なのだ。
さあ、余の前から去れ!
キスリング:
キスリング:
…ふっ。青いな。初対面の相
手に向かってベタなジョーク
を言う君にはわからんだろう
が。
この私の抱える重たい問題
意識とは、つまり光と影、正
義と邪悪、そういった二元論
こそを止揚して新たなるパラ
ダイムを構築し、
人の生に真のリアリティをも
たらすことこそが重要であり
そのためにはこの社会の構造
に深く分け入り疎外された者
たちの様相を直視して…
Kisling:
Kisling:
…Ha, you're still green.
A person like you who tells
stale jokes to any passerby
wouldn't understand.
My main concern is…
to construct a new paradigm by
hypothesizing the dichotomy
of the light wave/particle…
relationships to supradimen
sional non-corporeal,
malicious existence exuding
into the observable planes…
And how it permeates
corporeal ideas of positive
and negative morality and its
numerous permutations,
through…
キスリング:
キスリング:
…ふっ、まだ未熟だな。
君のように通りがかりの相手
に陳腐な冗談を言うような人
には理解できんだろうが。
私の主な関心事とは…
光波/粒子の二分法の仮定に
より、新しいパラダイムを構
築し…
驚異的な次元、形のない物、
悪意ある存在が識別可能なと
ころまで滲み出ていることと
の関連性…
そして陰・陽の倫理とそのあ
またの置換によってどのよう
に形あるものの考えに浸透す
るか、という…
>も、もういいです
>…なるほど!
なるほど!
>……
>Th, that's enough.
>…I see!
>See the results of dictionary
abuse.
>も、もう十分
もう十分です
十分です
>…なるほど!
なるほど!
> 辞書を
辞書 を 誤用した
誤用 した結果
した 結果を
結果 を 知 るこ
とだね
スタン:
スタン:
ええい! だれもそんなこと
は聞いとらん!
さっさとそこをどけと言って
おるのだ!
おい、こら!
Stan:
Arrggh!
No scientific babble!
Just get out of my way!
And take your theories with
you!
スタン:
スタン
ええい!
難しい戯言はいい!
さっさとどけ!
そしてキサマの理論も一緒に
持っていけ!
キスリング:
キスリング:
…という理論に基づき、真の
学問を確立するため、私はこ
れから修羅に入る!
後ろ姿の時雨てゆくか
懐に忍ばせたポエム帳のみを
友として
暗くつめたい道をゆく…
おう、スゴイなイカスなシビ
レルなグッテン・キスリング
45歳!
ははは、じゃーねー!
Kisling:
Kisling:
… based on that theory, in
order to establish a feasible
hypotheses to plot empirical
data we must…
The retreating figure in the
drizzling rain, on a dark and
cold road and other
metaphysical metaphors…
bending time and reality!
And there you have it!!
Cool, awesome, right on!
Gutten Kisling, that's me!
Ha ha ha. So long!
キスリング:
キスリング:
…この理論に基づいた一つの
経験的なデータを測定する執
行可能な仮説を行うために私
はやらねばならぬ…
霧雨が降る中去る姿、
暗く冷たい道、および時間と
現実を従わせる形而上学の比
喩のもと!
そしてそれらが私を待ってい
る!
イカスな、スゴイな、いいぞ!
グッテン・キスリング
ははは、さらばだ!
スタン:
スタン:
……
Stan:
……
スタン:
スタン:
……
スタン:
スタン:
Stan:
スタン:
スタン:
んー? ここがマドリルか。
なんともチンケな町だな、は
はは!
しかし、なにやら妙な雰囲気
だ。んー、子分よ、余のため
に情報収集を行うのだ!
Hmmm. So this is Madril?
What a pitiful little town! Ha
ha!
But I do sense a strange mood
in the air. Slave! Stop
loitering about and go and
gather information for me!
ここがマドリルか?
何と哀れでちっぽけな町だ
な! ハハハ!
しかし、奇妙な雰囲気をの空
気を感じるぞ。
子分! ふらふらせずに余のた
めに情報収集を行うのだ!
ヒソヒソ話
ヒソヒソ話をしてる人
をしてる人たち:
たち:
…うーむ、まいったなあ。
…こりゃ、この町も…
避難したほうが…
いやいや、きっと…
Whispering People:
People:
What should we do?
Should we evacuate…
this town, too?
But I'm sure that…
ささやきあう人
ささやきあう人々:
私たちは何をすればいい?
…避難すべきだ…
この町もか?
いやいや、きっと…
>あのー
あのー、すいません
>ねえねえ、
ねえねえ、どうしたの?
どうしたの?
>……
>Um, excuse me.
>Hello, what's going on?
>Did I miss the party?
>ええと、
ええと、すみません
>こんにちは、
こんにちは、どうしたの?
どうしたの?
>パーティに
パーティに会い損ねたかな?
ねたかな?
難しい顔
しい顔のおじさん:
のおじさん:
…なんだい、ぼうず。
どっから来たんだ?テネル?
イナカから出てきたのに気の
毒だが、
いま、この町は大変なんだ!
早く、家へ帰ることだな!
Guy with Frowning Face:
Face:
What boy? Where did you come
from? Tenel? Sorry that you
had to come here from so far
away in the countryside…
but we've got big trouble in
this town. Go on back home!
しかめっつらの男
しかめっつらの男:
何だいぼうず?
どこから来たんだ? テネル?
田舎からこんな遠くまで来て
もらって残念だが、今この町
は大きな問題を抱えているん
だ。 家に帰りな!
難しい顔
しい顔のおじさん:
のおじさん:
いいか、ぼうず。 いま、この
町にゃ「魔王」がいるんだ!
なにが起きるかわからねえ
ぞ!
Guy with Frowning Face:
Face:
Listen, boy. We have an Evil
King in this town!
There is no telling what will
happen!
しかめっつらの男
しかめっつらの男:
よく聞け、ぼうず。
この町には魔王がいるんだ!
何が起こるかわからねえぞ!
スタン:
スタン:
ふん‥‥。
やはり、あの「魔王マップ」
とやら、本当だったというこ
とか…。
Stan:
Humph…
So that “Map o'Evil Kings”
was real after all.
スタン:
スタン:
ふん…
やはり「魔王マップ」とやら
は本当だったようだな。
難しい顔
しい顔のおじさん:
のおじさん:
…なんだあ? その影は?
ああ! ぼうず、サーカスの子
かい?
それ、手品かなんかだな?
Guy with Frowning Face:
Face:
Huh? What's that shadow?
Oh, hey, you that circus boy?
That must be a magic trick,
right?
しかめっつらの男
しかめっつらの男:
ほほう? その影は何だい?
ああ、よぉぼうず、サーカス
の子かい?
そいつは手品かい?
>そうです
スタン:
スタン:
おい子分! 言うにことかい
て、余を手品あつかいとは
なにごとだオラ!
> Yes, it is.
Stan:
Slave! How dare you treat me
like a magic trick every
chance you get!
>そうです
スタン:
スタン:
子分! 余を呼び出しておいて
手品扱いする勇気があるとは
な!
難しい顔
しい顔のおじさん:
のおじさん:
Guy with Frowning Face:
Face:
しかめっつらの男
しかめっつらの男:
…はっはは、そーかい。
影漫才ってとこかい?
なかなか、おもしれーな。
ま、しかし、この町はいま
サーカスどころじゃねえんだ。
Ha ha ha. Is that so?
Something like shadow
ventriloquism? Pretty
interesting.
But unfortunately, we're in
no mood to enjoy a circus
right at this moment here in
our town.
ははは、そーかい?
影腹話術みたいなものかい?
ずいぶんおもしれーな。
だが残念なことにな、この町
じゃ今サーカスを楽しむ気分
じゃねえんだ。
スタン:
スタン:
おいオヤジ! 言うにことか
いて、余を手品あつかいとは
なにごとだオラ!
>No, it's not.
>You're imagining this entire
day.
Stan:
Stan:
Hey, old man! How dare you
treat me like a magic trick
every chance you get!
>ちがうよ
> これがいつものことだと想像
これがいつものことだと 想像
してるね。
してるね。
スタン:
スタン:
おいオヤジ! 余を呼び出して
おいて手品扱いする勇気があ
るとはな!
難しい顔
しい顔のおじさん:
のおじさん:
…はっはは。ま、なんでも
いいや。とにかく、この町は
いま物騒だ。
子供は、出歩くんじゃないぞ。
Guy with Frowning Face:
Face:
Ha ha ha. Oh, whatever.
At any rate, it's much too
dangerous right now.
Children, stay inside!
しかめっつらの男
しかめっつらの男:
ははは。 まあ、何でもいいや。
とにかく、ここは今とても危
険だ。
子供は、家にいるんだな。
ため息
ため息をつくおばあさん:
をつくおばあさん:
ふー、なんということじゃ!
このマドリルにも、ついに「魔
王」が現れるとは!
Sighing Old Lady:
Lady:
(Sigh)What's happening now?
I cannot believe that we have
an Evil King right here in
Madril!
ため息
ため息をつくおばあさん:
をつくおばあさん:
ふー、何が起こっているんじ
ゃ?
マドリルに魔王がいるなんて
信じられん!
スタン:
スタン:
ぬ、見知らぬババア!
その魔王とやら、どこにい
る? さっさと答えぬと喰っ
てしまうぞ!
Stan:
Hey, weird old woman! Where
is that Evil King you're
talking about? Answer me or
I'll gobble you whole!
スタン:
スタン:
おい、気色の悪いババア!
今話していた魔王とやらはど
こにいる?
答えぬと食ってしまうぞ!
ため息
ため息をつくおばあさん:
をつくおばあさん:
…ん?
なんじゃこの妙な影は?
Sighing Old Lady:
Lady:
Huh? What's this
shadow?
ため息
ため息をつくおばあさん:
をつくおばあさん:
ほう?
この奇妙な影は何じゃ?
>いやはは、
いやはは、気にしないで
>これも魔王
これも魔王なんです
魔王なんです
>……
>Ha, ha, don't mind him.
>He is an Evil King, too.
>A handful.
>はは、
はは、気にしないで
>彼も魔王なんです
魔王なんです
>手に負えない人
えない人です
ため息
ため息をつくおばあさん:
をつくおばあさん:
ふー、やれやれ、まったく
最近の若いもんの冗談のセン
スはよくわからんのう…。
魔王のことを知りたいなら
そこの町役場に行ってみい。
みんな集まって話しとるぞい。
Sighing Old Lady:
Lady:
(Sigh)I don't know.
I just don't understand young
people's sense of
humor
anymore… If you want to know
about the Evil King, go to
the Town Hall over there.
Everyone's there talking.
ため息
ため息をつくおばあさん:
をつくおばあさん:
ふー、わしにはわからんのう。
若いもんの冗談のセンスはま
ったくわからんのう…
魔王について知りたければ、
向こうの町役場に行ってみい。
みんなそこで話しとるぞい。
正義を
正義を信じる若者
じる若者:
若者:
Young Man Who Believes in Justice:
Justice:
正義を
正義を信じる若者
じる若者:
若者:
>ちがうよ
>……
strange
いや、大丈夫だよ!
ぼかあ、信じているんだ!
必ず、正義は勝つと!
たとえ、卑劣な魔王が
このマドリルを滅ぼそうと
たくらんでいたとしても!
見たまえ!
正義を体現する「勇者」が、
今まさにこのマドリルにやっ
て来ている!
But everything will be OK!
I do believe that, ultimately,
justice prevails!
No matter if a cowardly Evil
King plans to destroy our
idyllic town of Madril!
Look! Our heroes, those
inspiring
paradigms
of
justice, are arriving in
Madril as we speak!
いや、大丈夫だよ!
ぼかぁ、結局正義が勝つと信
じているんだ。
臆病な魔王がぼくたちののど
かなマドリルを破壊しようと
も問題じゃない!
見たまえ!
正義を活気づける模範である
私たちの勇者が、マドリルに
集まっている!
スタン:
スタン:
…勇者? 勇者だと?
クッ! 勇者がこの町にいる
というのか…。
Stan:
Heroes? Did you say heroes?
Bah! So, heroes are in this
town, eh?
スタン:
スタン:
勇者? 勇者と言ったな?
クッ! 勇者がこの町にいると
いうのか、えっ?
正義を
正義を信じる若者
じる若者:
若者:
ああそうさ!
きっと勇者が、悪を討ち滅ぼ
すのさ!
ヘンな影くん、キミもそう思
うだろ!
Young Man Who Believes in Justice:
Justice:
That's right!
I just know that the heroes
will defeat evil!
Strange shadow, don't you
think so, too?
正義を
正義を信じる若者
じる若者:
若者:
そのとおり!
きっと勇者が悪を討ち滅ぼす
のさ!
奇妙な影クン、君もそう思わ
ないかい?
スタン:
スタン:
…ふざけるなこの下郎!
それ以上、くだらんことをし
ゃべってみろ!
その首ねじ切るぞ! この!
…それにしても、勇者とは…。
ホプキンスめ、まだ生きてい
たのか、くそっ!
Stan:
Enough is enough, you scum!
Don't you dare say another
foolish word, or I'll twist
your neck off, you! Still, did
you say heroes?
Hopkins is still alive?
Blast it all!
スタン:
スタン:
もういい、この人間のクズめ!
これ以上くだらんことを言っ
たら、余がその首をねじ切る
ぞ、キサマ!
しかも、勇者と言ったな?
ホプキンスがまだ生きていた
のか? いまいましい!
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
…なによ、その、遅すぎたっ
てのは!
遠くからはるばる来たのよ!
ふざけんじゃないわよ!
Woman Met Before:
Before:
What do you mean, I was too
late?! Do you know how far I
had to travel to get here?
You'd better let me in or
else!
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
どういう意味よ、私が遅すぎ
たってのは!?
遠くからはるばる来たっての
を知ってるの?
私を入れなさい、さもないと!
ガードマン:
ガードマン:
…いや、私に怒られても…。
ただもう、勇者の募集はしめ
切ったんで…。
中に入ってもムダだと思いま
すがねえ?
Guardsman:
Guardsman:
Hey, don't get mad at me but
we're not accepting any more
hero applicants.
No use going in there.
衛兵:
衛兵:
いや、私に怒られても。
しかし、我々はもう勇者の募
集はしてないんで。
中に入っても無駄ですよ。
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
いいから、通しなさい!
Woman Met Before:
Before:
Never mind, let me in!
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
いいから、私を入れなさい!
ガードマン:
ガードマン:
はっ、はい!
…あ、あの、傘は…。
あー、さしたまま入っていっ
ちゃったよ。
Guardsman:
Guardsman:
Y-yes, ma'am!
But wait, your parasolOh,there she goes inside with
it open.
衛兵:
衛兵:
はっ、はい、お嬢様!
でも待って、あなたの日傘あー、さしたまま中に入っち
ゃったよ。
ガードマン:
ガードマン:
ここは、「勇者協同組合」だ。
ぼうや、勇者にたのみ事をし
たいのかい?
ふだんなら通してあげるんだ
が…。
今は、下水道魔王の討伐準備
のため中はてんやわんやだよ。
Guardsman:
Guardsman:
This is the "Hero's Club."
You want to ask the heroes
something, boy?
Usually, I would just let you in,
but… it's crazy in there right
now with everyone preparing
to go… on a Sewer Evil King
punishment expedition.
衛兵:
衛兵:
ここは「勇者共同組合」だ。
ぼうや、勇者に何か頼みたい
ことがあるのかい?
いつもなら通してあげるんだ
が…今は皆、下水道魔王討伐
の準備に夢中だよ。
スタン:
スタン:
…うぬう。
よくわからんが、この中に
憎き勇者ホプキンスがいるの
だな!
Stan:
Hmm. I don't really understand
why but I sense that I'll find
that dreadful Hero Hopkins
right in here!
スタン:
スタン:
むう、よく判らんがこの中に
恐るべき勇者ホプキンスがい
るのだな!
ガードマン:
ガードマン:
…はあ? なんだいその影?
だいいち、勇者ホプキンスっ
てな、300年前の大勇者の
名前じゃないか。
なにを勘違いしてるのかは知
らないが、その人は、遠い昔
に亡くなってるよ。
Guardsman:
Guardsman:
Huh? What's that shadow?
Besides, Hero Hopkins is the
name of the Great Hero from
300 years ago. I don't know
what you're thinking but that
person's been dead for a long,
long time now.
衛兵:
衛兵:
はぁ? その影は何だい?
しかも、勇者ホプキンスって
のは 300 年前の大勇者の名前
じゃないか。
どう思っているか知らないけ
ど、その人は遠い昔に亡くな
ってるよ。
スタン:
スタン:
なんだと? すると、現在、勇
者はだれなのだ?
Stan:
What?
So who is the hero today?
スタン:
スタン:
何?
すると、今勇者は誰なのだ?
ガードマン:
ガードマン:
…だれなんだって言われても
なあ。 今、このマドリルに来
てる勇者だけでも10人以上
いるからねえ。
Guardsman:
Guardsman:
Well, it's hard to say who…
There are more than a dozen
heroes in Madril alone right
now.
衛兵:
衛兵:
さあ、誰だといわれても困る
んだが…今マドリルに来てい
るだけでも 1 ダースを越える
勇者がいるからねぇ。
スタン:
スタン:
な、な、なんだと?
おろか者め! 勇者というの
は、ただ1人!
そう決まっているはずだぞ!
Stan:
Wh-what did you say? You fool!
There can only be one hero!
That's just the way it is,
isn't it?
スタン:
スタン:
な、何だと?
ふざけるな!
勇者はただ一人!
そう決まっているはずだぞ?
ガードマン:
ガードマン:
…あー、もういいや。めんど
くさい。
ほら、入れてやるから
現実をよーく見て来なよ。
Guardsman:
Guardsman:
Oh, whatever.
I don't really care.
Here, I'll let you in, so you
can check it out yourself.
衛兵:
衛兵:
あー、何でもいいや。
どうでもいいや。
ほら、入れてあげるから、自
分で確かめてみな。
窓口の
窓口の係員:
係員:
…いや、だから特別に整理券
はあげますから。
順番を待ってくださいよ。
Clerk at Window:
Window:
So, like I said, I'll make an
exception and give you a
number. But you still have to
窓口の
窓口の係員:
係員:
いや、さっきも言ったように、
例外として番号札をあげます
から。
wait for your turn.
順番を待って下さいよ。
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
それじゃダメなのよ!
何度言ったらわかってくれる
の?
今すぐ管理局の入り口を通し
て!
Woman met before:
before:
That won't do! How many times
do I have to tell you to get
you to understand?
Let me pass through
the Management Office NOW!
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
それじゃ駄目なのよ!
何度言ったら理解してくれる
の?
今すぐ、管理局へ通しなさい!
窓口の
窓口の係員:
係員:
あのねー。
…じゃ、言わせてもらうけど、
整理券あげるだけでも、あり
がたいと思ってくれなきゃね。
だいたいあんた室内で傘なん
かさしちゃダメでしょ?
勇者ともあろう人が。
Clerk at Window:
Window:
Well, let me just say this.
You should just be grateful
that I'm giving you a number
at all. And besides, you
shouldn't have an umbrella
open indoors, you know.
You're a hero, you should know
better.
窓口の
窓口の係員:
係員:
あのね、じゃあ言わせて言わ
せてもらうけど。
そもそも番号札与えたことを
感謝してよね。
それに屋内で傘をさしちゃ駄
目でしょ。
あんたも勇者なら分別わきま
えてなきゃ。
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
そ、それは…。
Woman met before:
before:
Well, it's b-because…
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
で、でもそれは…
窓口の
窓口の係員:
係員:
ま、気にするのはわかるけど
ねー。
ぷっくく…。
有名だもんねー、影がピ…
Clerk at Window:
Window:
Of course, I understand why it
bothers you so much.
Heh, heh, heh … Everyone
knows your shadow is p…
窓口の
窓口の係員:
係員:
もちろん、どうしてアンタが
気にしてるのか知ってるけど
ね。 へへへ…誰でも知ってる
もんね、アンタの影がピ…
窓口の
窓口の係員:
係員:
…おー、いててて。
ひでー目にあったぜ。
Clerk at Window:
Window:
Ow! That hurt!
That wasn't very nice!
窓口の
窓口の係員:
係員:
おぅ、いてー!
いけてねーや!
>あの人
あの人は誰?
窓口の
の係員:
窓口
係員:
…ああ。
たしか、ロザリーって名だっ
たかな。
彼女、腕はいいそうなんだが
なんせ、アレだからなあ。
ははは!
…まあ、本人に聞いてみるん
だな、日傘をさしてる理由を
さ。
ぶん殴られないよう注意しろ
よ、あははは!
>Who is that?
Clerk at Window:
Window:
Oh, her?
I believe her name is Rosalyn.
I hear she's really good, but,
you know, she's got you-know
-what.
Ha ha ha! Well, why don't you
ask her yourself why she uses
a parasol.
Be careful you don't
let her hit you!
Ha ha ha ha!
>あの人
あの人は誰?
窓口の
の係員:
窓口
係員:
あ、彼女かい?
確かロザリンって名だったな。
実のところ有能だと聞いてる
けど、彼女はアレだからなぁ。
ははは!
まあ、自分で尋ねてみるんだ
な。何で日傘を使ってるのか
をな。
殴られないように注意しろ
よ!
はははは!
>大変だったね
大変だったね
>……
窓口の
窓口の係員:
係員:
…ははは、まあ勇者と言って
もいろいろいるんだな、これ
が。 彼女…、たしか、ロザリ
ーって名だったかな。
>I feel sorry for you.
>Whatever.
Clerk at Window:
Window:
Ha ha ha. Well, there are all
sorts of heroes, you know. Oh,
that woman…? I believe her
name is Rosalyn.
>気の毒だね
>どうでもいいけど
窓口の
窓口の係員:
係員:
ははは。 まあ、勇者にもいろ
いろ種類があるんだ。
あの女性…?
確かロザリンって名だったな。
彼女、腕はいいそうなんだが
なんせ、アレだからなあ。は
はは! …まあ、本人に聞いて
みるんだな、日傘をさしてる
理由をさ。
ぶん殴られないよう注意しろ
よ、あははは!
I hear she's really good,but
you know, she's got you-know
-what. Ha ha ha! Well, why
don't you ask her yourself
why she uses a parasol.
Be careful you don't let her
hit you! Ha ha ha ha!
実のところ有能だと聞いてる
けど、彼女はアレだからなぁ。
ははは!
まあ、自分で尋ねてみるんだ
な。何で日傘を使ってるのか
をな。 殴られないように注意
しろよ! はははは!
スタン:
スタン:
…許せん。
下水道魔王とかいうヤツめ
ニセモノのくせに!
なぜ、ヤツだけが勇者にねら
われる?
真の魔王は、この余なのだ
ぞ! くっ、屈辱だ!
Stan:
Stan:
I won't have it.
He's just some phony called
the Sewer Evil King or
something! Why is it that he's
the only one that the heroes
are after when I'm the true
Evil King?! What an insult!
スタン:
スタン:
許せん。
下水道魔王とやらは単なるま
やかしものだぞ!
真の魔王である余ではなく、
なぜヤツだけが勇者に追われ
る!?
何という侮辱だ!
>勇者にねらわれたいの
勇者にねらわれたいの?
にねらわれたいの?
スタン:
:
スタン
ふん!
まあ余なら、ザコ勇者どもな
どまとめて一蹴してやるがな。
>You want heroes to go after you?
Stan:
Stan:
Humph! But of course, I'll
apply my backhand to those
second rate heroes in a flash!
>勇者に
勇者に追われたいの?
われたいの?
スタン:
:
スタン
ふん! もちろんそんな二級勇
者どもなど一瞬のうちに余の
逆手打ちをくらわせてやる!
>まあ、
まあ、そういうこともあるよ
スタン:
:
スタン
…おいこら、なんだその本当
はどうでもいいや、という反
応は! マジメにやれ、この子
分子分子分子分!
>That's the way it goes.
Stan:
:
Stan
Hey, watch it! What's with
your "I could care less"
attitude?! Get back on the
home team, slave!
>しかたがないよ
スタン:
:
スタン
おいこら! 何だその「僕には
ぜんぜん関係無いよ」な態度
は!
こっちに戻れ、この子分!
>……
スタン:
スタン:
こら! ご主人様が怒ってい
るときは「まったくですご主
人様」と言わんか!
気のきかん子分め!
>(Uh, you were in a bottle for
centuries.)
Stan:
Stan:
Watch it! When your master is
upset, you must say, "Exactly
as you say, Master"!
What an ingrate servant!
>(う
>( う ーん 、ツボの
ツボ の中 に何世紀も
何世紀 も
いたからだよ)
いたからだよ)
スタン:
スタン:
こら! ご主人様が混乱してい
るときは「まさにその通りで
す、ご主人様」と言わんか!
何と恩知らずな子分だ!
スタン:
スタン:
…とにかく。
下水道魔王とやらは、この余
が退治する!
そして、真の魔王がだれなの
かクズ勇者どもに教えてやる
のだ!
さあ、探索にかかれ、子分!
Stan:
Stan:
Anyway.
It is moi who will defeat this
so-called Sewer Evil King! I
will show those lamer heroes
who the true Evil King is!
Slave! Go and begin your
search!
スタン:
スタン:
ともかく。
下水道魔王とやらを倒すのは
この余だ!
余が真の魔王であることを、
クズ勇者どもに示してやる!
子分よ!
まずは調査するのだ!
いばってる子供
いばってる子供:
子供:
おうおう、オイラをただのガ
キンチョと思ってると怪我す
Bossy Kid:
Kid:
Hey, hey, you'll be sorry if
you think that I'm just a
いばりちらす子供
いばりちらす子供:
子供:
よーよー、オイラをただのガ
キだと思ってると後悔するぜ
するぜ!
オイラ、こう見えてもマドリ
ルの影の支配者、マダラネコ
団の団員なんだぜ!
little kid! I may not look
like much but I'm a member of
the Spotted-Cat Team, the
ruler of shadows in Madril!
ぜ!
オイラこう見えても実は、マ
ドリルの影の支配者、マダラ
ネコ団の団員なんだぜ!
スタン:
スタン:
…ほほう、影の支配者だと?
聞きずてならんな。 この余が、
その思い上がりを…
Stan:
Stan:
Ruler of shadows, eh?
Those are big words, small fry.
I'll put you in your place.
スタン:
スタン:
影の支配者だと、え?
大ボラだな小僧。余がその思
い上がりをたしなめてやろう。
>ぶっつぶせスタン
ぶっつぶせスタン
>大人げないよ
大人げないよスタン
げないよスタン
>……
>Get him, Stan!
>Grow up, Stan!
>Just ignore him.
>やっつけろスタン
やっつけろスタン!
スタン!
>大人げないよ
大人げないよスタン
げないよスタン!
スタン!
>無視しようよ
無視しようよ
いばってる子供
いばってる子供:
子供:
…おわ?なにそれなにそれ!
いいなー、その影おもしれ
ー!
…あ。ちがうちがう。
…ええと、あやしい術を使う
ヤツめ! さては、ヒゲモグラ
団の手先だな!
あとで、リーダーにご報告
だ!
ヒゲモグラ団め、この町は渡
さないぞ!
Bossy Kid:
Kid:
Whoa! Hey, what's that?
How cool! That shadow looks
bad!
Oops, I mean…
Um, you with your shady
tricks!
You must be a Whisker-Mole
Team spy! I will report to my
leader later!
This town will never be yours,
Whisker-Mole Team!
いばりちらす子供
いばりちらす子供:
子供:
おわっ! 何それ?
スゲーな、その影はイカスや!
おっと、そうじゃなくて…
ええと、あやしい手品を使う
ヤツめ! きっとヒゲモグラ団
のスパイだな!
後でリーダーにご報告だ!
この町は渡さないぞ、ヒゲモ
グラ団!
いばってる子供
いばってる子供:
子供:
おうおう、ヒゲモグラ団の手
先め! ちょっとおもしろい
影が出せるからっていきがっ
てるのはズルいぞ!
オイラ、この町のことはなん
でも知ってるけど、おまえの
ようなヤツには、教えてやら
ないぞ!
Bossy Kid:
Kid:
Hey, hey!
You Whisker-Mole Team spy!
It's not fair for you to act
so big just because you have
a curious shadow!
I know everything about this
town but I won't tell guys
like you anything!
いばりちらす子供
いばりちらす子供:
子供:
よーよー!
ヒゲモグラ団のスパイめ!
奇妙なカゲを持ってるからっ
て偉そうなのはずるいぞ!
オイラ、この町のことは何で
も知っているけど、おまえの
ようなヤツには言わないぞ!
>そんなこと言
そんなこと言わずに教
わずに教えて
>ああ、
ああ、そうかい
>……
>Oh, but do tell me!
>Oh, ok.
>Whatever.
>へぇ、
へぇ、でも教
でも教えてよ!
えてよ!
>へぇ、
へぇ、判ったよ
>どうでもいいよ
いばってる子供
いばってる子供:
子供:
ふん!
町の東側に行く、オイラたち
だけが知ってる裏道があるこ
となんて絶対に教えてやるも
んか!
その秘密の道はトビーが守っ
てるってことはゴーモンされ
たって、教えないぞ!
Bossy Kid:
Kid:
Humph! I will never tell you
that there is a back-way that
goes through to the east side
of town that only we know
about!
I won't tell you even if you
torture me that Toby watches
the secret entrance!
いばりちらす子供
いばりちらす子供:
子供:
ふん!
オイラたちだけが知っている
町の東側への抜け道があるこ
となんて言わないぞ!
たとえ尋問されたって、トビ
ーが秘密の入り口を見張って
いるなんて言わないぞ!
>ありがとう
>もういいよ
>……
>Thank you.
>That's enough.
>That wasn't hard at all
>ありがとう
>もう十分
もう十分だよ
十分だよ
>そんなに難
そんなに難しくなかったね
いばってる子供
いばってる子供:
子供:
…あ。 ででででも、オイラが
デイルっていう名前だってこ
とは死んだって教えないぞ!
Bossy Kid:
Kid:
Oops.
But I'll never tell as long as
I live that my name is Dill!
いばりちらす子供
いばりちらす子供:
子供:
…あ、でも生きている限りは、
オイラの名前がディルだって
ことは教えないぞ!
幼 い 男 の子 :
おにーちゃん、だれでしゅ
か? ぼくのなまえは、「とび
ー」でしゅ。
Young Boy:
Boy:
Hi, what's your name?
My name is Toby.
幼 い 男 の子 :
やあ、あなたのおなまえはな
んですか? ぼくのなまえは
「とびー」でしゅ。
トビー:
トビー:
おにーちゃん、だれでしゅ
か?
みちをとおりたいでしゅか?
えーと、あいことばをいって
くだしゃい?
Toby:
Toby:
Hi, what's your name?
Do you want to pass?
Well, can you say, like, the
password?
トビー:
トビー:
やあ、あなたのおなまえはな
んですか?
ここをとおりたいでしゅか?
えと、あいことばをいえまし
ゅか?
>ヒゲモグラ団
ヒゲモグラ団バンザイ!
バンザイ!
トビー:
:
トビー
おにーちゃん、ひげもぐらの
すぱいでしゅね!
だめでしゅ! だめでしゅ!
>Viva Whisker
Whisker-Mole Team!
Toby:
:
Toby
You must be a Whisker-Mole
spy!
No! No! You can't pass!
>ヒゲモグラ団万歳
ヒゲモグラ団万歳!
団万歳!
トビー:
:
トビー
あなたはひげもぐらだんのす
ぱいでしゅね!
だめ! とおさないでしゅ!
>マダラネコ団最高
マダラネコ団最高!
団最高!
トビー:
:
トビー
うわーお。まだらねこ、いい
でしゅ。
まぎーおねーちゃんはびじん
でしゅ。
じゃ、とおるでしゅ。
>SpottedSpotted-Cat Team is the best!
Toby
Toby:
by:
Yeah, the Spotted Cats?
They're great.
Maggie's so pwetty, you know.
Go on, you can pass.
>マダラネコ団最高
マダラネコ団最高!
団最高!
トビー:
:
トビー
む、まだらねこでしゅね?
まだらねこはすごいでしゅ。
まぎーおねーちゃんはびじん
でしゅ。
じゃ、とおるでしゅ。
>……
トビー:
トビー:
わからないでしゅか?
わすれたでしゅか?
よくかんがえるでしゅ。
>Yeah, if I wanted to.
Toby:
:
Toby
You don't know it?
Did you forget it?
Think hard, OK?
>ええ、
ええ、ボクがそうしたいなら
ボクがそうしたいなら
トビー:
:
トビー
しらないでしゅか?
わすれたでしゅか?
よくかんがえるでしゅよ?
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
…なによ。
なに見てんのよ。
あっち行きなさいよ。
Woman Met Before:
Before:
…What?
What are you staring at?
Go away!
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
…何?
何見てんのよ。
去りなさいよ。
>先日はありがとう
先日はありがとう…
はありがとう…
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
…え? どこかで会った?
街道で?
…ごめん、おぼえてないわ。
>Thank you for the other day…
day…
Woman Met Before:
Before:
Huh? Did we meet before?
On the streets?
Sorry, I don't remember.
>先日はありがとう
先日はありがとう…
はありがとう…
以前会った
った女性
以前会
った女性:
女性:
え? 以前に会った?
通りで?
ごめん、思い出せないわ。
>おねー
おねーさん、
さん、美人だね
美人だね
>You have a great parasol.
>すごい日傘
すごい日傘を
日傘を持ってるね
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
…ナンパはお断りよ。
あたしは今、それどころじゃ
ないの。
Woman Met Before:
Before:
Are you hitting on me?
Sorry, I've got better things
to do.
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
私を冷やかしてるの?
悪いけど、それどころじゃな
いの。
>……
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
…ほら、あっち行って。
あたし、今いそがしいの。
>That's some cutting
headgear.
Woman Met Before:
Before:
…Now, go away.
I'm busy right now.
> そいつはなかなか最新
そいつはなかなか 最新の
最新 の 頭飾
りだね。
りだね。
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
…今すぐ去りなさい。
私は今忙しいの。
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
…なによ、おかしな子ね。
あたしになにか用なの?
Woman Met Before:
Before:
What? What's wrong with you?
What do you want from me?
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
何? どうしたの?
私に何か用なの?
>なぜ傘
なぜ傘をさしてるの?
をさしてるの?
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
え? なぜ日傘をさしてるの
かって?
…そんなこと、あんたなんか
に言われるスジアイはないわ
よっ!
>Why do you carry a parasol?
Woman Met Before:
Before:
What?
Why do I use my parasol?
That's none of your darn
business!
>なぜ日傘
なぜ日傘をさしてるの
日傘をさしてるの?
をさしてるの?
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
何? 何で日傘をさしてるのか
って?
そんなこと、あんたの忌まわ
しい用件のどれでもないわよ
っ!
>その傘
その傘、どこで買
どこで買ったの?
ったの?
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
え? 傘をどこで買ったのか
って?
そんなこと、あんたに関係な
いでしょ、バカにしてっ!
>Where did you get your parasol?
Woman Met Before:
Before:
What? Where did I buy my
umbrella? That's none of your
business! Do you think I'm
stupid or something?
>どこで日傘
どこで日傘を
日傘を買ったの?
ったの?
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
何? どこで日傘を買ったのか
って? あんたのしったことじ
ゃないわよ!
バカにしてるんでしょ?
>……
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
ふん、どうせこの日傘がめず
らしいんでしょ!
あんたなんかに、じろじろ見
られるスジアイはないわよ
っ!
>I've seen headbands, but
yours…
Woman Met Before:
Before:
Humph,
I bet you're just curious
about my parasol.
You have no business
staring at me like that!
> ヘッドバンドは
ヘッドバンドは知 ってるけど、
ってるけど、
あなたのは…
あなたのは…
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
ふん。 どうせ私の日傘が珍し
いんでしょ。
あんたにじろじろ見られるス
ジアイはないわよ!
>ごめんなさい
>そ、そんな…
そんな…
>……
>I'm sorry.
>B-but
>……
>ごめんなさい
>そ、そんな…
んな…
>……
見おぼえのある女性
おぼえのある女性:
女性:
あ。…ごめんね、
とつぜん怒ったりして…。
お姉さんはね、ほんとはこん
なに怒りっぽい性格じゃない
のよ?
そうよ、あたしは勇者大学の
エリート、輝かしい人生をお
くるこころ優しい美少女だっ
た…。
Woman Met Before:
Before:
Oh, I'm sorry.
I just lost my temper…
I usually don't get mad this
easily, you know?
Yes, once I was a gentle
beautiful girl leading a
fabulous life as an elite of
the Hero's University…
以前会った
以前会った女性
った女性:
女性:
あ、ごめんね。
急に怒ったりして…。
あたしはね、本当は簡単に怒
りっぽくならないのよ?
そう、あたしは勇者大学のエ
リートとして素晴らしい人生
を送る心優しい美少女だった
…。
edge
回想するおね
回想するおねー
するおねーさん:
さん:
…そう、あたしの人生は輝い
ていた。
あの、忌まわしい事件が起き
るまでは!
…あれいらい、あたしは
あたしの人生を狂わせたあい
つをさがしてそれはそれは…
…苦難にみちた旅をしてきた
のよ。
少しは怒りっぽくもなるわよ、
ねえ?
Girl in Flashback:
Flashback:
Yes, my life was wonderful
until
that
abominable
incident!
Since then, I've been looking
for that guy who ruined my
life.
It's been a long and difficult
journey.
You can't blame me for losing
my temper from time to time,
I guess.
回想中のおね
回想中のおねー
のおねーさん:
さん:
そう、あたしの人生はあの忌
まわしい事件までは素晴らし
かった!
あの時以来、あたしは、あた
しの人生を破滅させたアイツ
を捜しているの。
それはそれは、長く辛い旅だ
ったわ。
時々怒るぐらいしかたないと
思うわよ。
>はあ
>それとこれとは…
それとこれとは…
>……
>I guess.
>But that has nothing to do
with it.
>Yeah, I can.
>ええ
> でもそれとは全然関係無
でもそれとは 全然関係無いん
全然関係無 いん
じゃ
>ええ、
ええ、そう思
そう思います
決意す
決意するおねー
るおねーさん:
さん:
そうよ、そして…
やっとつきとめたのに!
下水道魔王こそ、あたしのさ
がし求めていた憎むべき敵に
ちがいないのに!
…ああ、とても順番なんて待
ってられない!
そうよ! この町のどこかに、
きっと下水道に降りる裏ルー
トがあるはずだわ!
そうよ、さがすのよロザリ
ー!
こうしちゃいられないわ!
さあ、急がなきゃ!
Determined Girl:
Girl:
Yes, so I finally searched him
out!
This Sewer Evil King must be
the detestable enemy I've
been looking for!
How can I just sit and wait for
my turn? But of course!
There must be a back route to
the sewer somewhere in this
town!
Yes, there must be!
Look for it, Rosalyn!
What am I waiting for?
Let's get going!
決意した
決意したおね
したおねー
おねーさん:
さん:
そう、そしてついにヤツを捜
し出した!
下水道魔王こそ、あたしの捜
している憎むべき敵に違いな
いわ!
どうして順番をじっと待つこ
とができるっていうの?
そうよ! この町のどこかに下
水道への抜け道があるに違い
ないわ!
そう、そうに違いないわ!
見つけるのよロザリン!
一体何があたしを待つのか?
行くわよ!
気の強そうな少女
そうな少女:
少女:
…ちょっと、あんただれ?
勝手に入ってきちゃダメだよ
っ! あたいたち、ここで「血
で血を洗うこーそー」をして
るんだからねっ!
Tough Girl:
irl:
Hey, who are you?
You can't enter without
permission!
We are engaging in a "bloody
battle"!
タフな
タフな少女:
少女:
ちょっと、あんた誰?
許可無く入ってきちゃダメだ
よ!
あたいたち「血なまぐさい戦
い」をしてるんだからねっ!
口の軽いデイル:
デイル:
リ、リーダー、こいつだよお!
イヤがるオイラから、むりや
り裏道の情報を聞き出しやが
ったんだ!
‥‥あ、でもでも影で芸がで
きるんだよ、こいつ。
もー、すっげー笑えるよ!
Blabber Dill:
Dill:
L-leader, it's him!
I didn't want to but he forced
me to reveal the secret
back-way info!
Oh, but he can do a trick with
his shadow.
It's totally hilarious!
おしゃべりディル
おしゃべりディル:
ディル:
リ、リーダー、こいつだよ!
イヤがるオイラから無理矢理
秘密の裏道の情報を聞き出し
たんだ!
あ、でもこいつ、影で手品が
できるんだよ。
すっげー笑えるよ!
スタン:
スタン:
…このガキ、もういちど言っ
てみろ!
この魔王スタンを笑ったヤツ
Stan:
Hold your tongues, sewer
rats!
Mock the Evil King Stan and
スタン:
スタン:
その舌引っ込めてろ、このド
ブネズミどもめ!
魔王スタンを笑った奴は、早
は、みなもがき苦しみながら
死ぬことになるぞ!
you'll meet a speedy end!
マギー:
マギー:
…うわ、ほんとだーっ!
すっごーい! …じゃなくて
ええと、あたいたちをなめて
ると痛いめにあうよっ!
Maggie:
Maggie:
Wow, it's true!
Cool! I mean, um…
Talk down to us again and
I'll teach you a lesson!
マギー:
マギー:
うわっ、ほんとだー!
すごーい! …じゃなくて、え
ーと、あたいたちを見くびる
と痛い目にあうよ!
口の軽いデイル:
デイル:
そうだそうだ!
この方こそ、マダラネコ団の
ボス、マギーさまなんだぜ!
影なんかで怖がらせようった
ってムダさ!
なんせリーダーは、
「生傷マギ
ー」とアダナがつくほど、お
てんばなんだぜ!
Blabber Dill:
Dill:
That's right!
This is the boss of the
Calicos Maggie!
You can't scare us with your
shadow!
Our leader is a tomboy!
We call her Maggie of
the "Cuts & Bruises"!
おしゃべりディル
おしゃべりディル:
ディル:
そうだぞ! この方こそマダラ
ネコ団のボス、マダラのマギ
ーさまなんだぞ
影で怖がらせるなんてできな
いぞ!
うちのリーダーはおてんばだ
からな! 「傷だらけのマギー」
と呼ばれるほどの!
マギー:
マギー:
わかったわ!
さては、あんたヒゲモグラ団
の手先ねっ!
Maggie:
Maggie:
I know!
You are a cat's paw of
Whisker Moles!
マギー:
マギー:
わかったわ!
あんたはヒゲモグラ団の手先
ねっ!
スタン:
スタン:
なんだ、それは?
…まあいい、行くぞ、子分。
余はいそがしい。 子供の遊び
につきあっているヒマはない
のだ。
こんなガキどもが、下水道へ
の裏道など知っているはずは
ないしな。
Stan:
Eh? What's that gibberish?
Whatever. Slave, let's go!
We have important things to do.
I don't have time to play
hopscotch with these children.
These brats wouldn't know
their way around the sewer,
anyway.
スタン:
スタン:
うん? わけがわからんぞ?
まあいい、子分、行くぞ!
余たちは重大な仕事がある。
こんなガキどもと石蹴り遊び
しているヒマはないのだ
こんなガキどもが下水道への
道を知っているはずはないし
な。
マギー:
マギー:
ふふん? 下水道への裏道?
ふふふ、知ってるもーん。
あたいたちだけの裏道だもー
ん。
でも、教えてあーげないっ!
ヒゲモグラ団のスパイなんで
しょっ! イーだっ!
Maggie:
Maggie:
Humph! The back-way to the
sewer? You bet we know about
it. But it's a back-way just
for us.
And I'm not gonna tell you!
You are a sneaky spy from
the Whisker Moles! Bah!
マギー:
マギー:
ふふん! 下水道への裏道?
あたいたち知ってるもーん。
でも、あたいたちだけの裏道
だもーん。
それに、教えてあーげないっ!
あんた、ヒゲモグラ団のスパ
イなんでしょ! イーだっ!
スタン:
スタン:
…おい。いいかげんにしろ!
そのヒゲなんとか団というの
はなんなのだ!
余は魔王だぞ、こら!
Stan:
Enough lip, stripling!
What is this Whiskersomething or other!?
I am the Evil King Stan!
スタン:
スタン:
いいかげんにしろ、青二才!
そのヒゲなんとか団とかいう
のは何なのだ!?
余は魔王スタンだぞ!
マギー:
マギー:
トボけてもムダよっ!
イーだっ!
Maggie:
Maggie:
Don't play the fool!
Bah!
マギー:
マギー:
馬鹿にしないでよねっ!
イーだっ!
キザな
キザな少年:
少年:
…おやおや、仲間割れかい?
NambyNamby-Pamby Boy:
Boy:
Well, well. Having an internal
dispute?
女々しい少年
しい少年:
少年:
おやおや、仲間割れかい?
the
死することになるぞ!
さすがはマダラネコ団、レベ
ルが低いねえ。
That's typical of the Calicos.
Low-class kitties.
マダラの連中らしいねぇ。
低レベルな子猫たちだねぇ。
マギー:
マギー:
…ロバート?
Maggie:
Maggie:
Robert?
マギー:
マギー:
ロバート?
ロバート:
ロバート:
…ふふふ、ふははははは!
やあやあ、マギー、あいかわ
らず貧乏くさいカッコしてる
ねえ。
Robert:
Robert:
Hmmm… Ha ha ha ha ha!
Raggedy Maggie, looking
ragged and maggoty as always,
huh?
ロバート:
ロバート:
ふふふ…ははははは!
やあ貧相マギー、あいかわら
ずぼろぼろで蛆がわいたよう
なカッコをしてるね。
マギー:
マギー:
このビルは、あたいたちのだ
よっ!
ヒゲモグラ団のボンボンは
2階で、ママに甘えてなっ!
Maggie:
Maggie:
This building is our territory!
The goody-goodies of the
Whisker Moles should just
fawn over their mammy upstairs!
マギー:
マギー:
このビルはあたいたちの領地
だよっ!
ヒゲモグラの甘ちゃんたちは、
上層でママに甘えてなっ!
ロバート:
ロバート:
やだやだ、ヤバンなマダラネ
コ団は言葉づかいも汚いねえ。
それに、君はひとつまちがえ
てるよマギー。
このビルの奥の方は、もうわ
がヒゲモグラ団のシハイカに
入ってるんだ。
Robert:
Robert:
Oh, callous Calicos use such
catty words.
Besides, you're wrong about
one thing.
The back of this building is
already under the control of
the Whisker Moles.
ロバート:
ロバート:
おや、無神経なマダラ連中は
意地汚い言葉を使うんだねぇ。
それに、君たちはひとつ誤解
しているよ。
このビルの奥は、ヒゲモグラ
団によってすでに制圧されて
いるんだ。
マギー:
マギー:
なんですって!いつのまに!
ぼっちゃんぶってて
ずいぶんヒキョーなことして
くれるじゃない!
Maggie:
Maggie:
What!? When!
You pretend to be a goodygoody but do such crappy
things!
マギー:
マギー:
何ですって! いつのまに!
善人ぶっててヒキョーなこと
してくれるじゃない!
ロバート:
ロバート:
ふふん。
負け犬はホントに吠えるしか
なくて悲しいねぇ。
こんなボロいビル、どこから
だって入れるさ。
ところで、これを見たまえ。
これはたしか、君んちのネコ
だよねえ?
Robert:
Robert:
Humph. It's sad. The only
thing an underdog can do is
bark. Anybody can enter from
anywhere into such a rotten
building. By the way, I've got
something you might want to
see.
This is your cat,isn't it?
ロバート:
ロバート:
ふふん、悲しいねぇ。
負け犬はただ吠えるしかなく
て。
こんなボロいビル、誰だって
どこからでも入れるさ。
時に、君の捜し物かもしれな
いものを持っているんだけど。
これは確か君の猫だよねぇ?
マギー:
マギー:
…あっ! ジルベルト!
かえせっ、あたいのジルベル
トっ!
汚いぞっ、ネコを人質に取る
なんてっ!
Maggie:
Maggie:
Oh no! Dilbert!
Give my Dilbert back to me!
It's unfair to take a cat as
hostage!
マギー:
マギー:
そんな! ジルバート!
かえせっ、あたいのジルバー
トっ!
猫を人質に取るなんて卑怯だ
ぞっ!
ロバート:
ロバート:
おっと、失礼だなあ。
僕は、迷子のネコを保護した
だけさ。
このビルの奥の部屋まで受け
取りにきてくれれば、返して
Robert:
Robert:
Whoa, you are rude.
I just gave shelter to astray
cat. Come to the back room of
this building and I can give
him back to you.
ロバート:
ロバート:
おやおや、失礼だなぁ。
僕は、迷子の猫を保護しただ
けさ。
返してほしくば、このビルの
奥の部屋まで来ることだね。
あげるよ。
ふふ、奥の部屋まで、たどり
つければね!
ふふふふ、ふはははは!
おい、わがヒゲモグラ団の新
人メンバーよ、マダラネコ団
にあいさつしてあげるんだ!
If you can get to the room,
that is!
Faugh ha ha ha ha ha!
Hey, new member of my Whisker
Moles, come out and say hello
to the Calicos!
もちろん奥の部屋に来ること
ができればだけどね。
うふふ、ははははは!
おい、我がヒゲモグラ団の新
入りよ、こっちに来てマダラ
連中にあいさつしてあげるん
だ!
情けない顔
けない顔の女勇者:
女勇者:
…はいはい。
Pathetic Faced Hero:
Hero:
Yeah yeah…
情けない顔
けない顔の勇者:
勇者:
はいはい…
ロバート:
ロバート:
ふふふふ、ふはははは!
どうだい、まいったかい?
負けをみとめて降参したま
え!
Robert:
Robert:
Faugh ha ha ha ha ha!
Do you give up?
Just submit and give up!
ロバート:
ロバート:
うふふ、ははははは!
降参するかい?
降参して服従したまえ!
目立たない
目立たない少年
たない少年:
少年:
…えーと。
こうさんしたまえー。
Boy of Little Note:
Note:
Yeah!
Give up!
声の小さい少年
さい少年:
少年:
そうだ!
降参しろ!
情けない顔
けない顔の女勇者:
女勇者:
…したまえー。
Pathetic Faced Hero:
Hero:
(Mumble)…up.
情けない顔
けない顔の勇者:
勇者:
(つぶやき声)しろー…
デイル:
デイル:
ヒゲモグラめ、ひきょーだ
ぞ!
…リーダー、どうしやすか?
Dill:
Dill:
Cowards, you Whisker Moles!
Leader, what should we do?
ディル:
ディル:
卑怯者め、ヒゲモグラ団!
リーダー、どうしやすか?
マギー:
マギー:
…くっ、負けないもん!
こっちにも、新入団員がいる
んだからねっ! …ねっ!
Maggie:
Maggie:
Humph! I won't give up!
I have a new member, too!
Right!
マギー:
マギー:
ふん! 負けないよ!
こっちにも新入りがいるもん
ね! そうでしょ!
>…僕のこと?
のこと?
>…どこにいるの?
どこにいるの?
>……
>Me?
>Where?
>Don't even…
>ボク?
ボク?
>どこ?
どこ?
>ボクじゃないよ
ボクじゃないよ…
じゃないよ…
ロバート:
ロバート:
…ふははは! 頼りない新入
団員だねえ!
ふはははははははははは!
ふはははははははははは!
ふはは…、グッ、ゴホンゴホ
ン! …じゃ、奥の部屋で待っ
てるよ! ふははは!
Robert:
Robert:
…Ha ha ha! What a shaky
member!
Ha ha ha ha ha ha ha!
Ha ha ha ha ha ha ha!
Ha ha… ack, ugh, cough,
cough! Well, see you in the
back room! Ha ha ha!
ロバート:
ロバート:
…ははは! 何て頼りない新入
りだ!
はははははははは!
はははははははは!
はは… グッ、うっ、ゲホゲホ!
じゃ、奥の部屋でまた会おう!
ははは!
女勇者の
女勇者の声:
…はー。
下水道に入るためとはいえ
泣けてくるわ…。
Voice of Hero:
Hero:
(Sigh)
Doing this to get into the
sewer, it's so pathetic…
勇者の
勇者の声:
(タメイキ)
下水道に入るためとはいえ、
哀れだわ…
マギー:
マギー:
こんじょーわるのロバートの
ことだからまた、ロクでもな
いワナをはってるわねっ!
Maggie:
Maggie:
Crabby Robert will prepare a
sleazy trap!
I am counting on you, new
マギー:
マギー:
意地の悪いロバートは薄っぺ
らい罠をしかけてるわ!
頼りにしてるわよ、新入り!
まかせたよっ、新メンバー!
member!
スタン:
スタン:
…ああああもう我慢ならん!
ふざけるのも…
Stan:
Stan:
Aghhhh, I can't stand it!
Don't be absurd…
スタン:
スタン:
あああああ、もう我慢ならん!
ばかげているのも…
マギー:
マギー:
…あたいのネコ、取り返して
くれたら下水道への裏道、教
えてあげるのになー。
Maggie:
Maggie:
If you get my cat back, I'll
tell ya' about the back-way
into the sewer.
マギー:
マギー:
あたいの猫取り戻してくれた
ら、下水道への裏道教えてあ
げるのになー。
スタン:
スタン:
……
Stan:
Stan:
……
スタン:
スタン:
……
情けない顔
けない顔の女勇者:
女勇者:
…はー、はー。
なんであたしが、こんなとこ
ろで重たい箱を押さなきゃい
けないの?
ああ…。 なんだか、泣けてき
たわ。 トホホ…。
Pathetic Faced Hero:
Hero:
…Huff…huff…
Why do I have to push heavy
boxes into such a place?
Oh…
I'm shedding tears.
Oh my god…
情けない顔
けない顔の勇者:
勇者:
…ふー…ふー…
何であたしがこんなところで
重たい箱を押さなきゃならな
いのよ?
ああ…泣けてきたわ。
なんてことなの…
デイル:
デイル:
…うおお? こ、これは…
ロバート得意の「押せるけど
引けない箱」だぜっ!
押せるけど引くことはできな
い箱で出口をふさいであるん
だぜっ!
箱を押す順番をよく考えて出
口を通れるようにしないとな
っ!
うむむ、こいつは頭を使うぜ
っ!
Dill:
Dill:
Whoa!?
This is Robert's favorite
"Boxes You Can Push But Can't
Pull"!
The exit is blocked by boxes
you can push but can't pull!
Think hard about the order you
need to push them in to clear
the exit.
Hmmm, you have to think hard!
ディル:
ディル:
うおおっ!? こいつはロバー
トの得意な「押せるけど引け
ない箱」だぜっ!
出口を押せるけど引くことか
ができない箱でふさいである
んだぜっ!
出口を通れるようによく順番
を考えて押さなけりゃなっ!
ううむ、よく考えないとなっ!
マギー:
マギー:
うわー、大変そうだねー。
たのむわよっ、新メンバー!
Maggie:
Maggie:
Wow! It looks hard.
Go for it, new member!
マギー:
マギー:
うわーっ! 大変そうねっ。
がんばってね、新入りっ!
スタン:
スタン:
…くっ、泣けてきたぞ、余は。
なぜ、こんな子供のケンカに
高貴なる余がつきあわねばな
らんのだ?
…おい子分! とにかく、おま
えが悪いのだ! このグズな
子分め子分め子分め!
Stan:
Stan:
I feel so pathetic.
Why does a noble like me have
to be involved in a child's
fight?
Slave! This is all your fault!
You slow, slow, slow, slave!
スタン:
スタン:
余はえらく泣けてきたぞ。
なぜ余のような高貴な者がこ
んなガキのケンカに付き合わ
ねばならんのだ?
子分よ! これもみなおまえの
せいだぞ! このグズでグズで
グズな子分め!
マギー:
マギー:
ロバート!!
Maggie:
Maggie:
Robert!!
マギー:
マギー:
ロバート!!
ロバート:
ロバート:
Robert:
Robert:
ロバート:
ロバート:
…うわ!
ま、まさかこんなに早く、僕
の考えたワナを突破してくる
とは!
Whoa!
I didn't think you would break
my trap this fast!
うわっ!
まさかこんなに早く、僕のワ
ナを突破するなんて!
マギー:
マギー:
ロバート、約束よっ!
ジルベルトを返しなさいっ!
Maggie:
Maggie:
Robert, you promised!
Give Dilbert back to me!
マギー:
マギー:
ロバート、約束よっ!
ジルバートを返しなさいっ!
ロバート:
ロバート:
ふ、ふふん、やーだねー。
僕は、返してやってもいい、
とは言ったけど、必ず返す、
とは約束してないぞ!
Robert:
Robert:
Humph! No way.
I told you I can but
I didn't say I will!
ロバート:
ロバート:
ふふん! やーだよ。
返してやってもいいとはいっ
たけど、必ず返すなんて言っ
てないもんね!
マギー:
マギー:
…ひどい。ひどいひどいひど
いっ!
ロバート、なんでそんなイジ
ワルすんの?
ロバートのバカー!
Maggie:
Maggie:
It's not fair, not fair, not
fair!
Robert, why are you so mean to
me?
Stupid Robert!
マギー:
マギー:
ひどい、ひどい、ひどい、ひ
どいっ!
ロバート、何でそんなにイジ
ワルするの?
ロバートのバカーッ!
女勇者:
女勇者:
……
Hero:
Hero:
……
勇者:
勇者:
……
ロバート:
ロバート:
ふ、ふふん、泣いたってだめ
さ! …え?
Robert:
Robert:
Humph! Crying won't help!
…What?
ロバート:
ロバート:
ふん! 泣いたってだめさ!
…え?
ロバート:
ロバート:
…いたー…
し、し、新入団員
な、な、なにするんだ!
Robert:
Robert:
Ow!!!
Wh-what did you do that for,
new member!
ロバート:
ロバート:
うわっ!!!
な、何するんだよ、新入り!
女勇者:
女勇者:
いいかげんにしなさい!
ケンカするのもいいわよ。
それに大人を巻きこむのも、
まあいいわよ。
だけど、今のいいわけは、最
低よ。 女の子を泣かすなんて、
最低よ。
わかった? わかったの?
返事なさい!
Hero:
Hero:
Just cut it out!
I don't care if you do fight.
At least you have an adult
involved.
But it was the worst excuse.
Making a girl cry is the worst,
too.
Do you understand? Huh?
Answer me!
勇者:
勇者:
いいかげんにしなさい!
ケンカしたっていいわよ。
大人を巻き込むのもまあいい
わよ!
でも、今のは最低ないいわけ
よ。 女の子を泣かせるなんて
最低よ。
わかった? え?
答えなさい!
ロバート:
ロバート:
…だって。
だって、マギーが悪いんじゃ
ないか!
マギーが、マギーが…
くそーっ、マギーのバカヤロ
ー! バカバカバカバカバカ
ヤロー!
Robert:
Robert:
But…
But it's Maggie's fault!
Maggie was…she was…
Damn!
I hate you, Maggie!
I hate hate hate hate hate
you!
ロバート:
ロバート:
だって…
だって、マギーが悪いんじゃ
ないか!
マギーが…マギーが…
くそーっ! マギーなんてキラ
イだー! キライだキライだ
キライだーっ!
目立たない
目立たない少年
たない少年:
少年:
…えーと。
ボ、ボクはどうすればいいの
かな?
…えーと。 て、撤退だー!
Boy of Little Note:
Note:
Ummm…
Wh-what should I do?
Ummm…
Re-retreating!
声の小さい少年
さい少年:
少年:
えーと…
な、何をすればいいのかな?
えーと…
た、退却だー!
マギー
マギー:
あっ!
Maggie:
Maggie:
Oh!
マギー:
マギー:
あっ!
マギー:
マギー:
もー、ロバートったら許せな
いっ! こんど会ったら、ぎっ
たんぎったんにしてやるんだ
からねっ!
Maggie:
Maggie:
Agh, I can't stand Robert!
I'll cut him into pieces the
next time I see him!
マギー:
マギー:
もー、ロバートには我慢でき
ないっ!
今度会ったらコマギレにして
やるんだからっ!
女勇者:
女勇者:
…なるほど、ね。
まったく、男の子って…。
Hero:
Hero:
…I see.
Boys…
勇者:
勇者:
…なるほど。
男の子って…
デイル:
デイル:
うーん、やっぱりロバートの
やつ、うちのリーダーを…。
フクザツな男心ってやつかな
ー。 でも、リーダーは、ぜん
ぜんわかってないし。 こりゃ、
とうぶん、抗争は続くねえ。
次こそ、オイラも大活躍だ
ぜ!
Dill:
Dill:
Hmmm. He did like my leader…
A man's heart gets too
involved.
But Leader doesn't have a clue.
I guess the fight will go on.
I will get into it next time,
too.
ディル:
ディル:
うーん。あいつうちのリーダ
ーが好きだったんだ…
男心はフクザツだな。
でもリーダーは気づいてない
し。
とうぶん抗争は続くなぁ。
次もまた何とかしのいでみせ
るぜ。
ジルベルト:
ジルベルト:
ニャニャニャ。
(ふー、どうでもいいけど
罪もないネコを巻き込まな
いでほしいなー。)
Dilbert:
Dilbert:
Meow meow.
(Sigh, whatever…
But why does an innocent cat
have to be involved?)
ジルバート:
ジルバート:
ニャーオ、ニャーオ
(ふー、どうでもいいけど…
無害な猫が何で巻き込まれ
てるんだろう?)
マギー:
ギー:
あ、新メンバー、待って待っ
て!
助けてくれて、ありがとね
っ!
あたいは、約束を守るよっ!
下水道はね、この建物の裏が
わのマンホールから入れるん
だよっ! 門あけとくから、い
つでも入れるよっ!
Maggie:
Maggie:
Hey, new member! Wait, wait!
Thank you for helping!
I keep my promises!
You can enter the sewer
through the manhole at the
back of this building!
I'll leave the gate open so
you can go in anytime!
マギー:
マギー:
あ、新入り! 待って待って!
助けてくれてありがとねっ!
あたいは約束を守るよ!
このビルの裏側のマンホール
から下水道に入ることができ
るよっ!
いつでも入れるように、門を
あけとくよっ!
女勇者の
女勇者の声:
…ちょっと、ちょっとそこの
キミ、ちょっと待ってよ!
Voice of Hero:
Hero:
Hey, wait!
Wait, you over there!
勇者の
勇者の声:
ねぇ、待って!
ちょっと待ってよ!
女勇者:
女勇者:
キミ、まさか下水道に入るつ
Hero:
Hero:
You aren't going into the
勇者:
勇者:
キミ、下水道に行くつもりじ
もり? あそこには、魔王がいる
のよ!
sewer, are you?
An Evil King is in there!
ゃないわよね?
魔王があそこにいるのよ!
>…ふっ、
ふっ、だから行
だから行くのさ
女勇者:
:
女勇者
もー、なに言ってるの、子供
のくせに!
死んじゃってからじゃ遅いの
よ! やめときなさい!
>That is why I'm going.
Hero:
:
Hero
Gee, what are you talking
about! You are still a kid.
Once you are dead, it's too
late! Don't go!
>だから行
だから行くんです
勇者:
勇者:
もー、何言ってるの!
あなたまだ子供じゃない。
死んじゃってからじゃ遅いの
よ! いっちゃ駄目よ!
>危ないよねえ
女勇者:
女勇者:
もー、わかってるならやめな
さい!
わかった? いいわね?
>Sounds dangerous.
Hero:
:
Hero
Well, if you know, don't go!
Do you understand? Okay?
>危険だよねぇ
危険だよねぇ
勇者:
勇者:
もー、知ってるならやめなさ
い!
わかった? いいわね?
>……
女勇者:
女勇者:
黙ってちゃわからないわよ?
とにかく、下水道に入るのは
やめなさい。
わかった? いいわね?
>Gosh, really?
Hero:
Hero:
Don't be silent like that!
Anyway, don't go into the
sewer.
Do you understand? Okay?
>えっ、
えっ、本当?
本当?
勇者:
:
勇者
黙ってちゃ駄目よ!
とにかく、下水道に入るのは
やめなさい。
わかった? いいわね?
スタンの
スタンの声:
…しっしっ! あっち行け、
勇者女! 余計なおせっかい
はやめて自分の目じりの小ジ
ワでも気にしてろ!
Voice of Stan:
Stan:
Shoo! Go away hero!
Stop being nosy and mind
your premature wrinkles!
スタンの
スタンの声:
しっしっ! あっちいけ勇者!
おせっかいなどやめて、早め
のシワでも気にしてろ!
女勇者:
女勇者:
…だ、だれ?
Hero:
Hero:
…Wh-whose voice was that?
勇者:
勇者:
だ、誰の声?
スタンの
スタンの声:
…あ。い、いかん…。
ごほん。ボクだよ。おねーさ
ん。 失礼なこと言ってごめん
なさいだよ。
Voice of Stan:
Stan:
Oops, darn.
Ahem, it's me.
Sorry to be so rude miss.
スタンの
スタンの声:
おっと、いかん。
エヘン、ボクだよ。
失礼なことしてごめんなさい
だよ。
女勇者:
女勇者:
…なに? 腹話術師なの、キ
ミ?
ま、まあいいわ。ほんとに失
礼だけど。 それより、本気で
入るつもりなの?
Hero:
Hero:
Are you a ventriloquist?
Whatever.
You are really rude though.
Anyway, are you really going
to go?
勇者:
勇者:
キミ、腹話術師なの?
まあいいわ。
本当に失礼だけど。
それより、本当に行くつもり
なの?
スタンの
スタンの声:
…ごほん。そーだよ、おねー
さん。 だからもう、あっちに
行ってボクのことはほっとい
てねえ、だよ。
Voice of Stan:
Stan:
Ahem, that's right miss.
So, go away and leave me be.
スタンの
スタンの声:
エヘン、そうだよおねーさん。
だから、ボクのことはほっと
いてあっちにいってよ、だよ。
女勇者:
女勇者:
そうはいかないわ!
…でも、なにか事情があるの
Hero:
Hero:
I cannot let you!
But I guess you have a reason?
勇者:
勇者:
そうはいかないわ!
でも、何か事情があるのね?
今の声は?
ね? …うん。 …そうね。 あ
たしも、下水道に入らなきゃ
いけないし…。 なら、いっし
ょに行ってあげるわ。
Yes?
Well, I have to enter into the
sewer anyway.
I'll just go down with you.
そうね?
うん、私も下水道に入らなき
ゃならないから。
一緒に行ってあげるわ。
>…お願いします!
いします!
スタンの
の声 :
スタン
おいこら、待て!
子分、余は許さんぞ!
逃げろ! その女から逃げる
のだ!
…ごほん。 ごめんね、やっぱ
りいいや。 ボクはひとりで大
丈夫なの、だよ。
>Yes please!
Voice of Stan:
Stan:
Hey wait!
Slave, I didn't approve of
this! Run! Just run away!
Lose her!
…Ahem.
No thank you.
I am fine by myself.
>お願いします!
いします!
スタンの
の声 :
スタン
おい待て!
子分、余は許可せんぞ!
走れ! ただ逃げろ!
その女から逃げるのだ!
…エヘン。
ごめんね。
ボクはひとりで大丈夫だよ。
女勇者:
女勇者:
…ねえキミ、大丈夫なの?
病気かなにか?
これは、ますます心配だわ。
とにかく、しばらくおねーさ
んがいっしょに行ってあげる
からね。
Hero:
Hero:
Hey, are you okay?
Are you sick or something?
I'm really worried.
It's a good thing I'll be
around to keep an eye on you.
勇者:
勇者:
ねえキミ、大丈夫?
病気か何か?
本当に心配だわ。
とにかく、しばらくあたしが
一緒についていってあげるか
らね。
>いや、
いや、けっこうです
スタンの
の声 :
スタン
…ごほん。そーだそーだ!
おねーさん、ぼくは大丈夫だ
から、とっととどっかへ行っ
てよ!
>No, thank you.
Voice of Stan:
Stan:
…Ahem,
that's right!
Miss, I'm fine.
>いえ、
いえ、結構です
結構です
スタンの
の声 :
スタン
…エヘン、
大丈夫だよ!
おねーさん、ボクは元気だよ。
女勇者:
女勇者:
そうはいかないわ! あたし
は勇者! 弱い者を守る義務
があるのよ! さ、とにかくい
っしょに行きましょう!
Hero:
Hero:
I cannot let you. I am a hero!
I have a duty to protect the
weak!
Come on, let's go together!
勇者:
勇者:
そうはいかないわ! あたしは
勇者! 弱き者を守る使命がある
の!
さ、一緒に行きましょ!
>スタン、
スタン、どうしよう?
どうしよう?
スタンの
スタンの声:
…しーっ、しーっ!
バ、バカもの! だまってお
れ! と、とにかくこの女から
逃げるのだ!…ごほん。 ボク
はひとりで大丈夫なの、だよ。
>Stan, what should
should we do?
Voice of Stan:
Stan:
S, stupid! Shut up!
Just run away from this woman!
…Ahem.
I am fine by myself.
>スタン、
スタン、どうしよう:
どうしよう:
スタンの
の声 :
スタン
お、オロカ者! だまっとれ!
とにかくこの女から逃げるの
だ! …エヘン。 ボクは一人で
大丈夫なのだよ。
女勇者:
女勇者:
…ねえキミ、大丈夫なの?
病気かなにか?
これは、ますます心配だわ。
とにかく、しばらくおねーさ
んがいっしょに行ってあげる
からね。
Hero:
Hero:
Hey, are you okay?
Are you sick or something?
I'm really worried.
It's a good thing I'll be
around to keep an eye on you.
勇者:
勇者:
ねえ、キミ大丈夫?
病気か何か?
本当に心配だわ。
とにかく、しばらくあたしが
一緒についていってあげるか
らね。
女勇者:
女勇者:
わたしの名前は、ロザリー。
Hero:
Hero:
My name is Rosalyn.
勇者:
勇者:
わたしの名前はロザリン。
キミは? …ルカ君かあ。
ルカ君、よろしくね。
Yours? …Oh, Ari.
Nice to meet you Ari.
キミは? …アリ君かあ。
よろしくね、アリ君。
ロザリー:
ロザリー:
ルカ君も色々準備があると思
うから、先に行って待ってる
わね。
Rosalyn:
Rosalyn:
Ari, I think you still have to
prepare, so I'll wait for you.
ロザリン:
ロザリン:
アリ君、準備がいろいろある
と思うから、待ってるわね。
ロザリー:
ロザリー:
準備はいい?
Rosalyn:
Rosalyn:
Are you ready?
ロザリン:
ロザリン:
準備はいい?
>はい
ロザリー:
ロザリー:
それじゃ、行きましょ。
>Yes.
Yes.
Rosalyn:
:
Rosalyn
Okay, let's go.
>はい
ロザリン:
ロザリン:
それじゃ、行きましょ。
>いいえ
ロザリー:
ロザリー:
まだなにかあるの?
じゃ、待ってるからはやくし
てね。
>No.
Rosalyn:
Rosalyn:
You still have something to
do? Hurry up. I'll be waiting
for you.
>いいえ
ロザリン:
ロザリン:
まだることがあるの?
急いでね。
あたしは待ってるから。
>……
ロザリー:
ロザリー:
…男の子ならはっきりしなさ
い! もう、行くわよ!!
>Not sure.
Rosalyn:
:
Rosalyn
Be a man and decide!
Come on, we are leaving!!
>さあ?
さあ?
ロザリン:
:
ロザリン
男なら決心しなさい!
さあ、行くわよ!
ロザリー:
ロザリー:
中では用心してね。
あたしの後からしっかりつい
てきて、あぶなくなったら下
がるのよ。 いいわね?
Rosalyn:
Rosalyn:
Be careful once we're inside.
Follow me closely and step
back if anything happens.
Okay?
ロザリン:
ロザリン:
中に入ったら用心してね。
あたしにしっかりとついてき
て、あぶなくなったら下がる
のよ。 わかった?
スタンの
スタンの声:
…おほん。
うん、わかったよ。
じゃ、行こうか。
Voice of Stan:
Stan:
Ahem.
Uh huh, okay.
Let's go.
スタンの
スタンの声:
えへん。
うんうん、わかったよ。
じゃ、行こうか。
ジェームス:
ジェームス:
…お待ちくだされ、坊っちゃ
ま!
James:
James:
Hold on, Master!
ジェームス:
ジェームス:
お待ちくだされ、ご主人様!
ロザリー
ロザリー:
リー:
…うわ!
な、な、な…
なんなの、この怪物は!
Rosalyn:
Rosalyn:
Whoa!
It's a monster!
Where did-
ロザリン:
ロザリン:
うわっ!
オバケだわ!
一体どこから…
ジェームス:
ジェームス:
坊っちゃま、あんまりでござ
いますぞ!
このジェームス、坊っちゃま
のお呼び出しを今か今かとお
待ちしておりましたのに!
ささ、このジェームスが来た
James:
James:
Master, it is not fair!
James was looking forward to
being called by you, master!
Now, James is here and you are
safe!
ジェームス:
ジェームス:
ご主人様、不公平ですぞ!
ジェームズはご主人様のお呼
び出しを心待ちにしておりま
したのに!
ささ、このジェームズめが来
たからにはもう安全でござい
からにはもう安心でございま
す!
いまこそお見せしましょう。
わが家に伝わる、戦慄の殺人
拳、執事暗黒拳を!
Let me show you the Dark
Butler technique.
An ancient horror technique!
ますぞ!
暗黒執事術、お見せしましょ
う。
いにしえの恐ろしい技を!
ロザリー:
ロザリー:
ね、ねえ、ルカ君…。
こ、この怪物、いったいなん
なの?
Rosalyn:
Rosalyn:
Ari…
Um, hello? Monster?
ロザリン:
ロザリン:
アリ君…
えーと、こんにちは?
オバケさん?
スタンの
スタンの声:
…おほん。
彼は、ボクの執事だよ。
ちょっと、手品が使えるんだ。
Voice of Stan:
Stan:
Ahem.
He's my butler.
He can use a little magic.
スタンの
スタンの声:
おほん。
彼は、ボクの執事なんだ。
少し、手品が使えるんだ。
ジェームス:
ジェームス:
…は? どうされたのですか
な坊っちゃま。
私は、手品師などではありま
せんぞ。私こそ、悪のまお…
James:
James:
Huh?
What's wrong with you master.
I am not a magician.
I am the Evil K…
ジェームス:
ジェームス:
は? どうかなされましたかな、
ご主人様。
私は手品師ではありませんぞ。
私こそ、まお…
スタン:
スタン:
…うわぁぁぁぁぁぁぁ!
さあいこう、ジェームス!
たのんだぞ、ジェームス!
Stan:
Stan:
Whoaaaaaaaaaaaa!
Let's go James!
I'm counting on you, James!
スタン:
スタン:
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!
さあいこうジェームス!
アテにしてるぞ、ジェームス!
ジェームス:
ジェームス:
ははははは、おまかせあれ!
はははははははははは!
…ん? いかん、ナスターシャ
と約束してた!
…坊っちゃま、私は急用がで
きましたので、これで!
いつでも、私は坊っちゃまを
熱く熱く、応援しております
ぞぉーーーーー!
James:
James:
Ha ha ha, you can rely on me!
Ha ha ha ha ha ha!
…Oh.
Darn, I had a date with
Natasha!
Master, I've gotta go now.
See you later!
I'm always on your side,
giving 100%!!!!
ジェームス:
ジェームス:
ははは、おまかせあれ!
はははははは!
…おや。 しまった、ナターシ
ャとデートだった!
ご主人様、私は用事がありま
すので行かなければなりませ
ん。 また後ほど!
私はいついかなる時もご主人
様のおそばにおりますぞ!!
ロザリー:
ロザリー:
…な、なんだったの…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Who was that?
ロザリン:
ロザリン:
あれは誰だったの?
スタンの
スタンの声:
い、いやあ、ホントに。
こまったもんだねぇ。
あは、あはははははは…
Voice of Stan:
Stan:
Uh…year,
who was that?
スタンの
スタンの声:
うん…そうだね。
誰だったんだろ?
ロザリー:
ロザリー:
…ちょっと、ルカ君…。
どうもさっきから、たしかに、
キミの影が…
なんかこう、変なふうに…。
Rosalyn:
Rosalyn:
Hey, Ari.
I think your shadow has been
acting strangely…
ロザリン:
ロザリン:
ねえ、アリ君。
キミの影が、奇妙に動いてい
るように思えるんだけど…
スタンの
スタンの声:
…ご、ごほん。
あー、うー、じつは…
ボク、オバケの呪いで…
Voice of Stan:
Stan:
Grrr…
Uh, mm, actually…
I'm under a ghost's curse…
スタンの
スタンの声:
ググ…
あー、うん、実は…
オバケの呪いにかかってて…
そんで、下水道魔王が、その、
薬草を持ってるって聞いて…
And I heard the Sewer Evil
King. Uh… has the herb…
ロザリー:
ロザリー:
…そう! そうだったのね。
かわいそうに! そうとわか
ればおねーさんが助けてあげ
るわ!
でも…。キミの影…。
どこかで、見たことがあるよ
うな…。
うーん…。
Rosalyn:
Rosalyn:
I knew you were damaged!
I mean poor thing!
Now that I know why, I can help
you!
But I can't shake the
feeling…
that I've seen your shadow
somewhere before. Hmm…
ロザリン:
ロザリン:
すでに傷つけられていたなん
て! かわいそうに!
そうと判ればあたしが助けて
あげるわ!
でも腑に落ちないのよね…
キミの影、以前どこかで会っ
たことがあるような…
うーん…
スタンの
スタンの声:
…は、はやく行こうよ!
急がないと下水道魔王に会え
なくなるよ!
Voice of Stan
Stan:
an:
Let's get going!
We have to hurry up or we won't
find the Sewer Evil King!
スタンの
スタンの声:
急ごうよ!
急がないと、下水道魔王を見
失っちゃうよ!
ロザリー:
ロザリー:
そうね!
急ぎましょうルカ君!
Rosalyn:
Rosalyn:
That's right!
Let's get going Ari!
ロザリン:
ロザリン:
そうね!
急ぎましょうアリ君!
ロザリー:
ロザリー:
…な、なにこれ? ネズミ?
門番のつもりかしら?
それにしてもブサイクなネズ
ミねー。
Rosalyn:
Rosalyn:
Yuck! A rat?
I wonder if he's
gatekeeper?
What an ugly rat!
ロザリン:
ロザリン:
ゲッ! ネズミ?
門番なのかしら?
何て醜いネズミなの!
巨大ネズミ
巨大ネズミ:
ネズミ:
…めちゃめちゃ失礼な女でや
んすね、あんた…。
Huge Rat:
Rat:
You are rude like hell, miss.
You-
巨大な
巨大なネズミ:
ネズミ:
めちゃくちゃ失礼な女でやん
すね、あんた…
ロザリー:
ロザリー:
ネ、ネズミが口をきいた!?
Rosalyn
Rosalyn:
yn:
A t-talking rat!?
ロザリン:
ロザリン:
し、しゃべるネズミ!?
巨大ネズミ
巨大ネズミ:
ネズミ:
ネズミじゃないでやんすよ。
オイラが、下水道魔王でやん
す!
Huge Rat:
Rat:
I'm not a rat.
I am THE Sewer Evil King!
巨大な
巨大なネズミ:
ネズミ:
ネズミじゃないでやんすよ。
オイラが下水道魔王でやん
す!
ロザリー:
ロザリー:
…うっそー。
Rosalyn:
Rosalyn:
No way!
ロザリン:
ロザリン:
違う!
巨大ネズミ
巨大ネズミ:
ネズミ:
失礼な女、なんか固まっちゃ
って動かないでやんすねえ。
Huge Rat:
Rat:
A rude woman. She's obviously
a little slow, too.
巨大な
巨大なネズミ:
ネズミ:
失礼な女。明らかにちょっと
ニブいでやんすね。
ロザリー:
ロザリー:
…そ、そんな!
ぜんぜん、ちがうじゃない!
あたしをこんなにしたアイツ
は封じられてはいたものの…、
強大な力をひめたおそろしい
ヤツだった…。
Rosalyn:
Rosalyn:
No! No way!
It's completely different!
The one who did this to me was
a menacing one with a potent
power.
Although he was sealed in…
ロザリン:
ロザリン:
違う! 違うわ!
ぜんぜん違うじゃない!
あたしをこんなにしたアイツ
は恐ろしく強い力を持ったヤ
ツだったわ。
封じられていたのに…
the
それで下水道魔王が、その…
薬草を持ってるって聞いて…
ああ、いったいどこにいるの
憎むべきアイツは!
こんな弱そうでチンケでダサ
ダサなヤツのためにここまで
来たんじゃないのに!
Oh, where the hell is he, the
darn creep!
I didn't come all the way here
to meet such a puny popcorn
poky one!
ああ、どこにいるのよ、あの
憎むべきヤツは!
こんなに貧弱でみすぼらしい
ポップコーン野郎に会うため
に来たんじゃないわ!
下水道魔王:
下水道魔王:
いやもー、あんた、失礼の国
の失礼クイーンでやんすね。
オイラをだれだと思ってるで
やんすか? 天下の下水道魔
王でやんすよ?
世界征服をねらう大ボスでや
んすよ?
Sewer Evil King:
King:
Gee, are you the queen of rude
from the country of rude?
Who do you think I am?
I am the Sewer Evil King!
I am the big boss shooting for
world conquest.
下水道魔王:
下水道魔王:
おやまー、あんたは失礼な国
の失礼な女王でやんすね?
オイラを誰だと思っているで
やんすか?
下水道魔王でやんすよ?
世界征服を狙う大ボスでやん
すよ。
スタン:
スタン:
…ウオオオオオオオオオオ!
なーにが大ボスだコラ! こ
らネズミ! なんでおまえが
魔王なんだコラ!
Stan:
Stan:
Whoooooooaaaaa!
The big boss, huh! You rat!
How can you be an Evil King,
huh?
スタン:
スタン:
ウオオオオオオオオオ!
大ボスだと、フン!
おいネズミ! 何でお前が魔王
なんだ、オイ?
下水道魔王:
下水道魔王:
なんでって言われてもこまる
でやんすねえ。 オイラ、魔王
だから魔王なんでやんすよ。
まあ、強いていえば…
生まれ持った品格ってやつで
やんすか?
いずれは大魔王の座もゲット
するでやんす! 世界征服は
下水道から! でやんす!
Sewer Evil King:
King:
I cannot answer why.
I am an Evil King'cuz I am an
Evil King.
The only reason could be…
I was born that way.
And soon I will acquire the
title of Great Evil King!
And my world conquest starts
with the sewer!
下水道魔王:
下水道魔王:
なんでって言われてもねぇ。
オイラが魔王だから魔王なん
でやんすよ。
あえて言うなら…
そうなるように生まれたから
でやんすね。
いずれは大魔王の座も頂くで
やんす! 世界征服は下水道か
らでやんす!
スタン:
スタン:
…ふ、ふふふ、ふふふふふふ!
こらネズミ!
余こそ、先の大魔王ゴーマの
生まれかわり、唯一無二の偉
大なる魔王スタンだ。
知らんとは言わせないぞ!
どーだ、ビビッたか!
魔王の名をカタった罪!
このスタン様が裁いてやるぞ
コラ!
Stan:
Stan:
Hahahahaha!
Hey sewer rodent! I am the one
and only Great Evil King Stan
the reincarnation of Great
Evil King Gohma.
Don't tell me you didn't know!
Heed, mouse! I, Stan, will
pass judgement on you for the
crime of pretending to be an
Evil King!
スタン:
スタン:
ハハハハハ!
こらネズミ! 余こそ大魔王ゴ
ーマの生まれ変わりにして、
唯一無二の大魔王スタンだ。
知らんとはいわせんぞ!
気をつけろ、ネズミめ!
余が、魔王の名を騙ったキサ
マの罪を裁いてやるぞ!
ロザリー:
ロザリー:
…え? スタン?
…ええええええええー!?
Rosalyn:
Rosalyn:
What?!? Stan?
…Nooooooooo!?
ロザリン:
ロザリン:
何ですって!? スタン?
…ええええええええええ!?
下水道魔王:
下水道魔王:
…は? スタン?
ぜんぜん知らないでやんすね
え。 だいいち、ねえ…
そんなペラペラの影にイバら
れてもなーんだヘヘンって感
じでやんすよ。
Sewer Evil King:
King:
Huh? Stan?
I've never heard of you.
Besides, you know…
Nobody would be scared by such
a fluffy floppy shadow.
下水道魔王:
下水道魔王:
へ、スタン?
全然聞いたことないでやんす
ねえ。 それにアンタ…
誰もそんなケバいペラペラの
影なんて怖がらないでやんす
よ。
スタン:
スタン:
なんだとコラ?
もうカンベンならん! 殴っ
て蹴って4つ折りにして鼻か
んですててやる!
Stan:
Stan:
What did you say? Uggh, I
can't stand it anymore!
I'll smash you, slam you and
blow my nose on you!
スタン:
スタン:
なんだと?
ウググ、もう許さん!
ブン殴って折り畳んで鼻かん
でくれる!
下水道魔王:
下水道魔王:
もー、うるさくて失礼なヤツ
らでやんすね。
とにかく、こういうときはみ
んなまとめて死んでもらうで
やんす!
Sewer Evil King:
King:
Gee, you're rude, too. And
annoying!
Anyway, in a case like this,
it's best to just kill
everybody all together!
下水道魔王:
下水道魔王:
もー、失礼でいらいらさせる
連中でやんすね。
とにかく、こういうときはみ
んなまとめて殺しちゃうでや
んす!
下水道魔王:
下水道魔王:
…オイラ、負けたでやんす
か? 負けたでやんすか?
マジ? …マジでやんすか
ー!
Sewer Evil King
King:
ing:
I lost…?
Have I really lost?
Is this real?
下水道魔王:
下水道魔王:
オイラが負けた…?
本当に負けたでやんすか?
マジでやんすかー!?
スタン:
スタン:
…ふはは、ざまーみろ、ネズ
ミめ! …おおっ。
余の魔力が、少しもどってきた
ぞ! なるほど、そうか、そう
いうことか。 …ははは!
ははは、子分もまあまあよくや
った!
ま、しょせんはニセ魔王、ちょ
ろいもんだな、うはは!
Stan:
Stan:
Ha ha ha, there you are, rat!
Whoa! Some of my power has
returned!
Ha ha ha!
Ha ha ha, fair work, slave!
But, he was a fake Evil King
anyway.
It was cake, ha ha ha!
スタン:
スタン:
ははは、ほら見たことか、ネ
ズミめ! おおっ!
余の魔力が少し戻ってきた
ぞ! ははは!
ふはは、よくやったぞ子分!
まあ、ヤツはしょせん偽魔王
ということか。
楽勝だな、ふはは!
>楽勝だったね
楽勝だったね!
だったね!
>つらかった…
つらかった…
>……
>It was a piece of cake!
>It wasn't
wasn't that easy.
>(Then why was I doing all the
work?)
>楽勝な
楽勝な仕事だったね
仕事だったね!
だったね!
>あんまり簡単
あんまり簡単じゃなかったよ
簡単じゃなかったよ
>(それなら
>( それなら何
それなら何で ボクが
ボク が全部やっ
全部 やっ
てたの?
てたの?)
スタン:
スタン:
うははははは!
さ、とっとと地上にもどるぞ、
子分!
Stan:
Stan:
Ha ha ha ha ha!
Now, let's go back to the
surface, slave!
スタン:
スタン:
ふはははは!
さ、地上に戻るぞ子分!
ロザリー:
ロザリー:
…待ちなさい!
…とうとう。
とうとう見つけたわ、見つけ
たわよ…。
…そう、あれは。
忘れもしない3年前…。
アスカルゴルタ山の人食いザ
ルを退治しにいったあたしは
…山の奥で、ふしぎなツボを
見つけたわ。
そのツボのフタを、なにげな
く開けたとたん…あたしは、
とつぜん、おそろしい魔王に
Rosalyn:
Rosalyn:
Hold on!
At last.
At last I found you…Found
you…
Yes, it was three years ago.
I'll never forget… I went to
subjugate a man-eating monkey
in Ascargorta and found a
strange
bottle
in
the
mountains…
I casually opened the bottle
and suddenly, my shadow was
haunted by a terrible Evil
ロザリン:
ロザリン:
待ちなさい!
ついに。
ついに見つけたわ…見つけた
わよ…
そう、それは三年前のこと。
忘れもしない…
あたしはアスカルゴルタの人
食い猿を退治しに行き、山で
奇妙なツボを見つけたわ…
ついツボを開けた途端、急に
恐ろしい魔王があたしの影に
のりうつったのよ!
自分の影を乗っ取られてしま
ったの!
こうなれば自ら命を絶つしか
ない、と短剣を喉元に当てた
とき…。
魔王はとつぜんあたしの影の
中で暴れはじめた!
そして、そして…、こう言い
やがったのよ!
「‥‥グオオ、苦しい!
こ、こいつは、ウエストが太
すぎるうえ尻がたれてい
る!」
「やはり、この魔王スタンにふ
さわしいのはこんなヨロイ女
の影ではない!」
…そう声がするなり魔王はあ
たしの影からはなれ、ツボの
中にもどっていった…。
King!
The only thing left for me was
to take my own life.
I placed my knife to my
throat…
Suddenly the Evil King fell
into a rage in my shadow!
And, he… he complained!
"Argh! I can't breathe!
This woman's waist is too big
and her butt is sagging!!"
"This armored woman's shadow
is not suitable for I, the
Evil King Stan!"
he said.
At that, the Evil King left my
shadow and returned to the
bottle…
>…うぷぷぷぷ!
うぷぷぷぷ!
ロザリー:
:
ロザリー
…ちょっと。いま笑わなかっ
た? ルカくーん、キミ、あた
しの剣のサビになりたい?
…まあいいわ。 ほんとに大変
だったのはそれから…。
>Hee hee hee!
Rosalyn:
:
Rosalyn
Hey, did you laugh at me?
Mr. Ari. Do you want to become
a stain on my sword? Whatever.
But my real hardship started
after that…
>うぷぷぷぷ!
うぷぷぷぷ!
ロザリン:
:
ロザリン
ねぇ、あたしをバカにしてる
の、アリ君? あたしの剣のサ
ビになりたい?
まあいいわ。 あたしが本当に
大変だったのはその後…
>大変だったね
大変だったね…
だったね…
ロザリー:
:
ロザリー
…その事件は、ほんの序の口。
ほんとに大変だったのはそれ
から…。
>Wow, that must have been rough.
Rosalyn:
Rosalyn:
The incident was just the
beginning. My real hardship
started after that…
>うわぁ、
うわぁ、それは辛
それは辛かったね
ロザリン:
ロザリン:
その事件は単なる始まり。
あたしが本当に大変だったの
はその後…
>……
ロザリー:
ロザリー:
でも、それで終わりじゃなか
った。 ほんとに大変だったの
はそれから…。
>I see what he was talking about.
Rosalyn:
:
Rosalyn
But it wasn't the end.
My real hardship started
after that…
>彼が何でそう言
でそう言ったか判
ったか判るよ
ロザリン:
:
ロザリン
でも、それで終わりじゃなか
ったわ。 あたしが本当に大変
だったのはその後…
ロザリー:
ロザリー:
…見て。 それいらい、あたし
の影はピンク色になってしま
ったのよ…
ピンクよ、ピンク! それも恥
ずかしい蛍光ピンク!
勇者大学のアイドルであり、
あこがれのお姉さまであり、
スーパーエリートだったあた
しは…それいらい…
だれからも相手にされない
落ちこぼれ勇者になってしま
ったわ。
どこに行っても…
Rosalyn:
Rosalyn:
Look.
Since then, my shadow has
become pink…
Pink, you know, pink!
Not even a tasteful pink but
fluorescent pink!
I used to be the idol of my
Hero's University, admired by
everybody and super elite.
But since then, I have become
a dropout hero and nobody
takes me seriously. Everywhere,
people laugh at Me…
ロザリン:
ロザリン:
見て。 それ以来、あたしの影
はピンク色になったの…
ピンクよ、判る、ピンクなの
よ!
しかも上品なピンクじゃなく
て、蛍光ピンク!
かつては勇者大学のアイドル
であり、あこがれの対象であ
り、スーパーエリートだった。
でもあれ以来、誰からも相手
にされない落ちこぼれ勇者に
なってしまったわ。
どこにいっても、<ピンクの影
あたしに残された最後の手段
は自ら命を絶つことだったわ。
自分の喉元にナイフを当て…
その瞬間、魔王は私の影の中
で急に怒り出した!
そして、アイツは…アイツは
文句をいいやがったのよ!
「グオオ! 苦しい!
この女のウエストは太すぎる
うえに尻がタレている!!」
「こんなヨロイ女の影はこの
魔王スタンにはふさわしく
ない!」
アイツはそう言ったわ。
そして、魔王はあたしの影
から去ってツボの中に戻った
わ…
<影がピンクじゃあ、信用でき
ませんねー、ぎゃははは!>
と笑われて…、すっかり仕事
もなくなってしまったのよ…
"I can't trust you because you
have a pink shadow hee hee
hee!" And I am out of work
now...
の人なんか信頼できませんよ
ねー、ぎゃははは!>とあざ笑
われて…
仕事も失ったのよ…
スタン:
スタン:
…おい女!
おまえ自分が一方的被害者み
たいに言ってるが、
あの後、余の入ったツボを山
から蹴り落としたじゃない
か!
おかげで余は誰も来ない森の
中で1年半も…。
バカな猟師が通りかかってひ
ろうまでどれだけ心細かった
と思ってるんだ!
Stan:
Stan:
You, woman!
You make it sound like you
were the only victim, but you
kicked my bottle off the
mountain!
Thanks to you I had to wait in
a deserted wood until a stupid
hunter picked me up.
You cannot imagine how lonely
I was!
スタン:
スタン:
おい、女!
ただ一人の犠牲者のように思
わせているようだが、余のツ
ボを山から蹴ったではない
か!
おかげで誰も来ない森の中で、
愚かな猟師が拾うまで待たな
ければならんかったのだぞ。
余がどれだけ孤独だったか想
像できんのか!
ロザリー:
ロザリー:
…当然の…むくいよ!
さあ、魔王スタン!
わかってるわね!
あたしの影をもとにもどし、
あたしのナイスバディに対す
る暴言を取り消し、
その上で…おとなしくあたし
の剣にかかりなさい!
Rosalyn:
Rosalyn:
Co-dependent, much?
You deserved it!
Now, Evil King Stan!
You know what I want! Bring my
shadow back to its original
state, take back your rude
statement about my nice body
and then… Die under my sword!
ロザリン:
ロザリン:
あんた共依存症なの?
当然のむくいよ!
さあ、魔王スタン! 何を望ん
でいるかは判るわよね!
あたしの影を元に戻し、あた
しのナイスバディに対する無
礼な言い方を取り消して…
あたしの剣で死になさい!
スタン:
スタン:
ふははは!やれるものならや
ってみるがいい、女勇者よ!
いまの余は、ルカの影!
影を斬ることはできん。
おまえは余に傷ひとつ、つけ
られんのだぞ!
Stan:
Stan:
Ha ha ha ha!
Try if you can, girl hero!
I am the shadow of Ari now!
You cannot slash a shadow.
You cannot even touch me!
スタン:
スタン:
ハハハハ!
やれるものならやるがいい、
女勇者!
余は今はアリの影!
影を斬ることはできん。
余に触れることさえできん!
ロザリー:
ロザリー:
なら、こうすれば?
おまえを斬ることはできない
けれど、おまえがやっと見つ
けた、貴重な宿主を斬ること
はできるのよ?
そしたら、おまえはまた、も
とのツボの中に逆もどりね。
どう?
Rosalyn:
Rosalyn:
Then how about this?
I cannot slash you but
I can kill your precious
perfect host who you've found
at last.
Then you'll have to go back
into the bottle. How about
that?
ロザリン:
ロザリン:
それならこれはどう?
アンタを斬ることは出来ない
けど、アンタがやっと見つけ
た貴重な宿主を殺すことがで
きるのよ。
そしたら、ツボに戻らなけれ
ばならないわよね。
どうなの?
>ロザリーさん
ロザリーさん、
さん、やめて!
やめて!
>スタン、
スタン、助けて!
けて!
>……
>Don't do it Rosalyn!
>Help me Stan!
>Ok, this sucks.
>やめて、
やめて、ロザリン!
ロザリン!
>助けて、
けて、スタン!
スタン!
>判った、
った、受け入れよう
スタン:
スタン:
おいおい、おまえはそれでも
勇者なのか?
罪もない少年を斬るつもり
か? え?
Stan:
Stan:
Hey, I thought you were a hero.
Are you going to kill an
innocent boy?
Huh?
スタン:
スタン:
おい、勇者ではなかったのか。
罪のない少年を殺すつもり
か?
ええ?
ロザリー:
ロザリー:
魔王に取りつかれた不幸な少
年を救うにはもはやこれしか
ないわ!
あたし的にはオッケーなの!
Rosalyn:
Rosalyn:
This is the only way to help
an unfortunate boy haunted
by an Evil King!
It's okay by me!
ロザリン:
ロザリン:
魔王に取りつかれた不幸な少
年を助けるにはこれしかない
の!
あたし的には賛成よ!
>そ、そんな…
そんな…
>いいかげんにしろっ!
いいかげんにしろっ!
>……
>Oh my god.
>Calm down, Rosalyn!
>Would it help to beg?
>神 よ …
>落ち着いて、
いて、ロザリン!
ロザリン!
>それはお
それはお願いした結果
いした結果なの
結果なの?
なの?
ロザリー:
ロザリー:
さあどう?
次に理想的な宿主が見つかる
のは何百年後かしら?
Rosalyn:
Rosalyn:
Come on, what do you think?
Are you willing to wait
another several hundred years
for an ideal host to come
along?
ロザリン:
ロザリン:
さあ、どうするのかしら?
理想的な宿主が現れるまで何
百年間待つのかしら?
スタン:
スタン:
…ぐっ、こ、このアマ…
Stan:
Stan:
Argh, you brat!
スタン:
スタン:
グッ、このガキ!
ロザリー:
ロザリー:
あなたの負けよ、魔王スタ
ン! いますぐ命を取ろうと
はいわない。 とにかくあたし
の影を元にもどしなさい!
Rosalyn
Rosalyn:
salyn:
You lost, Evil King Stan!
I won't take his life just
yet…
If you bring my shadow back!
ロザリン:
ロザリン:
アンタの負けよ、魔王スタン!
すぐに命を取ることはしない
わ…
もし私の影を戻したらね!
>そうしなよ、
そうしなよ、スタン
>負けるなスタン
けるなスタン
>とにかくボク
とにかくボクさえ
ボクさえ助
さえ助かれば…
かれば…
>Do it Stan.
>Don't do it Stan.
>As long as I'm safe…
>そうしなよ、
そうしなよ、スタン
>駄目だよ
駄目だよ、
だよ、スタン
>ボクが
ボクが安全なら
安全なら…
なら…
スタン:
スタン:
…それは無理だ。今はな…。
Stan:
Stan:
Well… I can't, at this moment.
スタン:
スタン:
むう…今はできんのだ。
ロザリー:
ロザリー:
なによ、どういうことなのそ
れは! この子がどうなって
もいいの? …ほら、もう剣の
先がノドに!
Rosalyn:
Rosalyn:
What do you mean by that!
You don't care about this
boy's life? Look! I'm placing
my sword to his throat!
ロザリン:
ロザリン:
そればどういう意味よ!
この少年の命に関心が無い
の? 見なさい! 剣を喉元に当
ててるわよ!
>(ボク
>(ボクは
ボクは死なないぞっ!
なないぞっ!)
>(人生
>(人生が
人生が走馬燈のように
走馬燈のように…
のように…)
>(I won't die!)
>(My entire life passed in
front of me…)
me…)
>(I'm going to cry!!!)
>(ボク
>(ボクは
ボクは死なないぞっ!)
なないぞっ!)
>(いままでの
>( いままでの人生
いままでの人生が
人生が ボクの
ボクの 顔前
に…)
>(泣
>(泣き叫ぼう!!!)
ぼう!!!)
スタン:
スタン:
…まあ、落ちつけ。
今、説明してやる。
だから、子分をおどかすのは
やめろ。
Stan:
Stan:
Calm down.
Stop threatening my slave
and let me explain.
スタン:
スタン:
落ちつけ。
説明してやるから余の子分を
脅かすのはやめろ。
ロザリー:
ロザリー:
…さあ。魔王スタン。
なぜあたしの影を戻せない
の?
Rosalyn:
Rosalyn:
Come on, Evil King Stan.
Why can't you bring my shadow
back?
ロザリン:
ロザリン:
さあ、魔王スタン。
何故あたしの影を戻せない
の?
スタン:
スタン:
Stan:
Stan:
スタン:
スタン:
>(運
>(運を天に任せよう)
せよう)
おまえの影は、余がおまえの
存在に影響を与えたしるし。
いったんつけた印を消すには
今の余では、力が足りないの
だ…。
余が、もともと持っていたは
ずの魔力は余がツボの中にい
る間に失われた。
そして、さっきわかったのだ
が…魔王の名をかたるバカど
もがその魔力を勝手に横領し
て使っているようなのだ。
というわけで、今はおまえの
影を元にもどすことはできん。
ただし…
Your shadow is the sign of my
influence on your being.
But I don't have enough power
to erase the sign I placed.
The power I used to have was
lost while I was in the bottle.
And I found out a moment ago…
Those stupid self-proclaimed
Evil
Kings
have
been
appropriating the power and
using it.
Therefore, I cannot bring
your shadow back now.
However…
おまえの影は余がおまえの存
在に影響を与えたしるし。
しかし、余には自分がつけた
しるしを消すための十分な力
が無いのだ。
余が持っていた力は、余がツ
ボの中にいる間に失われた。
そして今判ったのだが、バカ
な自称魔王どもがその力を着
服し、使っているようなのだ。
というわけで、今余はおまえ
の影を戻すことはできん。
しかし…
ロザリー:
ロザリー:
ただし?
ただし、なんなのよ!
もったいつけてんじゃないわ
よ!
Rosalyn:
Rosalyn:
However?
However what!?
Just spit it out!
ロザリン:
ロザリン:
しかし?
しかし、何なのよ!?
とっとと吐きなさい!
スタン:
スタン:
余がニセ魔王どもを全て退治
し、力を完全に取りもどした
あかつきにはまっさきにおま
えの影を元にもどそう。
約束だ。
つまり、おまえが余に力をか
せばそのぶん余は早く復活で
き、おまえも早く元にもどれ
るわけだ。
Stan:
Stan:
I promise that once I
subjugate all the fake Evil
Kings & completely regain my
power back, I'll bring your
shadow back first. In other
words, if you help me, then I
can revive faster, and you can
return to your original state
faster.
スタン:
スタン:
余が偽魔王どもをすべて倒し、
完全に力を取り戻したならば、
最初におまえの影を戻すと約
束しよう。
言わば、おまえが余を手伝え
ばそれだけ早く復活でき、そ
しておまえもより早く元の状
態に戻れるわけだ。
>ナイスアイデアだね
ナイスアイデアだね!
だね!
>そんなムチャ
そんなムチャな
ムチャな…
>……
>It's a nice idea!
>It's crazy…
>Hmm, good logic.
>そいつは良
そいつは良い考えだ!
えだ!
>狂ってる…
ってる…
>うーん、都合よい
都合よい理論
よい理論だなぁ
理論だなぁ
ロザリー:
ロザリー:
…てことは、なに?
あたしに、あんたが魔王とし
て復活する手伝いをしろって
の?
じょーだんじゃないわよっ!
あたしをだれだと思ってん
の! 勇者よ勇者! なめんじ
ゃないわよ!
だいたい、魔王の約束なんて
のがアテになるもんですか
っ!
Rosalyn:
Rosalyn:
You're saying that I should
help you be revived as the
Evil King?
Don't insult me!
Who do you think I am?
I am a hero! A hero!
Don't
think
you
can
manipulate me!
Besides! Who would trust a
promise from an Evil King!
ロザリン:
ロザリン:
アンタが魔王として復活する
のを手伝えって言ってるの?
バカにしないでよっ!
あたしを誰だと思ってんの?
あたしは勇者よ、勇者!
操れるなんて思わないでよね
っ!
だいいち、誰が魔王の約束な
んて信用するのよっ!
スタン:
スタン:
…あっそう。
なら、余は知らん。
Stan:
Stan:
Okay.
Then I don't care.
スタン:
スタン:
わかった。
余はかまわんぞ。
ロザリー:
ロザリー:
あっ、そういう態度とるわけ?
Rosalyn:
Rosalyn:
Oh? Is that right?
ロザリン:
ロザリン:
あら? 本当?
あんた、この子がどうなって
もいいのね?
You don't care about this boy,
huh?
この子がどうなってもいいの
ね、え?
>もうやめてよー
もうやめてよー!
>もう、
もう、どうでもいいや
>お腹すいたなー
すいたなー…
>Stop it!
>Whatever.
>I'm starving, can we eat?
>もうやめてよー
もうやめてよー!
>どうでもいいやー
どうでもいいやー
>お腹すいたなー
すいたなー、何か食べる?
べる?
スタン:
スタン:
そもそもおまえがツボをほい
ほい開けるからいかんのだろ
うが! このドジ女が!
Stan:
Stan:
It's your fault to begin with
casually opening the bottle!
Imbecile woman!
スタン:
スタン:
そもそも、そいつはは無用心
にツボを開けてしまったおま
えのせいだろうが! バカ女!
ロザリー:
ロザリー:
なによ、あんたこそ。
ちょっと美少女がツボを開け
たからって大よろこびで出て
きたくせに!
Rosalyn:
Rosalyn:
It's your fault. Just because
a pretty girl uncorked your
bottle doesn't mean you need
to joyfully come out!
ロザリン
ロザリン:
アンタのせいよ。
そもそも美少女が栓を抜いた
からって、喜んで出てくる意
味なんてなかったじゃない!!
スタン:
スタン:
だれが美少女だ?
ずうずうしいにもほどがある
ぞコラ! このウエストなし
の尻デカ女!
Stan:
Stan:
Who's the pretty girl?
That is quite enough of your
lip!
You fat butt!
スタン:
スタン:
誰が美少女だ!?
キサマのおしゃべりはもう十
分だ!
この尻デカ女!
ロザリー:
ロザリー:
あたしのどこがウエストなし
女だってのよ!
このスカポンタンの口だけ魔
王!
Rosalyn:
Rosalyn:
What the hell part of me is
fat? You flat-butted, three
-Dimensionally
challenged
Evil King!
ロザリン:
ロザリン:
一体あたしのどこが太ってい
るっていうのよ!
この平面衝突された三次元的
場違い魔王!
スタン:
スタン:
言ってくれたなこのバカ女
バカバカバカバカ女!
Stan:
Stan:
How dare you, airhead.
You, stupid stupid stupid
stupid brat!
スタン:
スタン:
言ったな、このカラッポ頭。
このバカバカバカバカガキ
め!
ロザリー:
ロザリー:
バカって言うやつがバカなの
よ! このバカバカバカバカ
バカ魔王!
Rosalyn:
Rosalyn:
The person who says stupid is
stupid! You, stupid stupid
stupid Evil King!
ロザリン:
ロザリン:
バカって言うヤツがバカなの
よ! このバカバカバカ魔王!
ナレーション:
ナレーション:
…こうして、勇者と魔王のレ
ベルの低い口ゲンカは…
いつまでもいつまでも続くの
でありました。
そして、その日の夜…。
Narration:
And this petty quarrel
between hero and Evil King…
went on and on and on…
And then, late that very
night…
ナレーション:
ナレーション:
こうして、勇者と魔王のちっ
ぽけなケンカは…
いつまでも続くのでした…
そして、その日の夜…
スタン:
スタン:
…で? おい子分!
なぜ、この女が余の部屋にい
るのだ?
Stan:
Stan:
…And?
Hey slave!
Why is this woman in my room?
スタン:
スタン:
…で? おい子分!
何故この女が余の部屋にいる
のだ?
>この女
この女って?
って?
>What do you mean by this woman?
>この女
この女ってどういう意味
ってどういう意味?
意味?
スタン:
スタン:
目が見えんのか子分め!
そこに立ってる鉄くさい女の
ことだ!
Stan:
Stan:
You blind slave!
It's the steel smelling woman
standing there!
スタン:
スタン:
目が見えんのか子分!
そこに立っている鉄臭い女の
ことだ!
>さあ…
さあ…
>本人に
本人に聞いてよ
スタン:
スタン:
…うぐぐ、子分め生意気な!
>I dunno…
dunno…
>Ask her.
Stan:
Stan:
Ugh, that's cheeky of you!
>知らないよ…
らないよ…
>彼女に
彼女に聞いてみたら?
いてみたら?
スタン:
スタン:
グッ、生意気だぞ!
ロザリー:
ロザリー:
ほーっほほほ!
やっとみつけたカタキから、
このあたしが目を離すわけな
いでしょ?
Rosalyn:
Rosalyn:
Ha ha ha ha!
I finally found my foe.
Why would I let you go?
ロザリン:
ロザリン:
ほーっほほほ!
あたしはついにカタキを見つ
けたのよ。
逃がすわけないじゃない?
スタン:
スタン:
ふふん、ということはつまり
余の家来になるということだ
な?
Stan:
Stan:
Hah, it means that
you are becoming my servant?
スタン:
スタン:
ふん、そいつはキサマが余の
家来になっているということ
だぞ?
ロザリー:
ロザリー:
んなわけないでしょこのバカ
魔王!
Rosalyn:
Rosalyn:
Don't be silly, stupid Evil
King!
ロザリン:
ロザリン:
そんなわけないでしょ、バカ
魔王!
>まあまあ…
まあまあ…
>やれやれ…
やれやれ…
>……
>Hold on…
>(Sigh)…
>Oh, geez.
>おさえておさえて…
おさえておさえて…
>(タメイキ
>(タメイキ)
タメイキ)…
>ああ、
ああ、何てことだ…
てことだ…
スタン:
スタン:
ふん、かわいそうに。
この魔王スタンの偉大さがわ
からんとはな。
頭の中も鉄でできてるのか?
ハハハハハハ!
ワッハハハ、見ろ子分。
あれが頭の悪い女の顔だ!
ワハハハ!
Stan:
Stan:
Huh, poor thing.
You don't understand the
greatness of moi, Evil King
Stan. Is your head made of
steel too? Ha ha ha!
Ha ha ha, look, slave.
That is the face of a confused
woman! Ha ha ha!
スタン:
スタン:
ふん、気の毒だな。
この魔王スタンの偉大さが理
解できんとはな。
キサマの頭も鉄で作られてい
るのか? ハハハ!
ハハハ、見ろ子分。
あれが支離滅裂な女の顔だ!
ハハハハ!
ロザリー:
ロザリー:
ふーん、へーえ、偉大ねえ。
そんなにお偉い魔王様だった
ら、きっと弱点なんてないん
でしょうねえ。
Rosalyn:
Rosalyn:
Yeah right. Greatness.
I guess such a great Evil King
wouldn't have any weaknesses,
huh?
ロザリン:
ロザリン:
ふーん、そう。 偉大ねぇ。
そんなに偉大な魔王様なら弱
点なんてないんでしょうねぇ。
どう?
スタン:
スタン:
ないぞ。
…それより、部屋の中で日傘
をさすのはやめたらどうだ。
間抜けすぎるぞ。
Stan:
Stan:
Of course not.
By the way, why don't you
close your parasol indoors.
It looks, well, STUPID!
スタン:
スタン:
当然無いぞ。
それよりも、屋内ではキサマ
の日傘を閉じたらどうだ。
間抜けすぎるぞ!
ロザリー:
ロザリー:
う、うるさいわね!
Rosalyn:
Rosalyn:
S-shut up!
ロザリン:
ロザリン:
だ、黙らっしゃい!
>まあまあ…
まあまあ…
>Hold on…
on…
>おさえておさえて…
おさえておさえて…
>たしかに間抜
たしかに間抜けだね
間抜けだね…
けだね…
>……
>Yeah, it is pretty stupid…
>Nope, doesn't rain indoors
much.
>うん、
うん、確かに間抜
かに間抜けだね
間抜けだね…
けだね…
>うん、
うん、屋内じゃあんまり
屋内じゃあんまり雨
じゃあんまり雨なん
て降らないよね
ロザリー:
ロザリー:
…ふー、はー、落ち着くのよ
ロザリー。 話をもどして…。
いくらあんたでも苦手なもの
ぐらいあるでしょ?
Rosalyn:
Rosalyn:
…(Puff)…Calm down, Rosalyn.
I'll ask you again…
Even an Evil King must have
a blind spot, right?
ロザリン:
ロザリン:
…ふー…落ち着くのよ、ロザ
リン。 もう一度尋ねるのよ…
魔王といっても弱点ぐらいは
あるでしょう、違う?
スタン:
スタン:
わははは、ほんとにバカだな
このバカ女は! そんな誘導
尋問にひっかかる余ではない
わ。 もちろん余に弱点などは
ない! やーい、バカバカバカ
バカバカ女!
Stan:
Stan:
Ha ha ha, you really are a
clod!
I won't be trapped by such a
leading question.
Of course I don't have one!
Nice try, brat!
スタン:
スタン:
ハハハ、本当にウスノロだな!
余がそんな誘導尋問にひっか
かる訳無いだろうが!
もちろん余に弱点は一つもな
い!
良い企みだったな、ガキめ!
ロザリー:
ロザリー:
…ふーん。ま、いいわ。
つかれたからあたし、もう寝
るわ。
あんたたちもお休みなさいな。
Rosalyn:
Rosalyn:
Yeah right. Fine.
I'm tired and I'm taking a
break. Why don't you go to
sleep, too?
ロザリン:
ロザリン:
ふーん、そう。 いいわ。
疲れたからあたしはもう休む
わ。
あんたたちも休んだらどう?
スタン:
スタン:
クッククク、わかってないな
このボケ女は。 余は魔王だか
ら眠る必要などない。
この子分の影がこの世界にあ
る限り余は君臨しつづけるの
だ、わははは!
Stan:
Stan:
Hee hee hee.
You don't understand, fool.
I don't need to sleep.
I am the Evil King!
As long as the shadow of the
slave exists in the world, my
rule continues. Ha ha ha ha!
スタン:
スタン:
クックックッ。 理解していな
いな、この愚者は。
余は眠る必要などない。
余は魔王だ!
子分の影がこの世に存在する
限り、余は君臨しつづけるの
だ。 ハハハハ!
ロザリー:
ロザリー:
ふーん…
Rosalyn:
Rosalyn:
Okay…
Goodnight, Stanley!
ロザリン:
ロザリン:
わかったわ…
おやすみ、スタンリー!
ロザリーの
ロザリーの声:
スタンの間抜け! おたんこ
なす! 土瓶蒸し野郎!
…やっぱり。
ふふ…。
やっとふたりきりになれたわ
ねルカくん…。
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
Stan, the stupid!
Ook! Blockhead!
"I'm Stan! I'm so Evil! I'm
soooo supreme! When I appear
the heaven quake with fear!
(Chuckle)…
At last, we are alone. Ari…
ロザリン
ロザリンの声:
スタンのバカ! ノロマ! 石
頭! 「あたしはスタン! とっ
ても邪悪! とーってもサイコ
ー! 天が震える時に恐怖と共
に現れる!」
ふふふ…、やっとふたりっき
りね、アリ君…
>い、いけませんよロザリー
いけませんよロザリーさん
ロザリーさん
>うん、
うん、そうだね…
そうだね…
>……
>Oh, you shouldn't
shouldn't Rosalyn.
>Yes, we are…
>And it's dark. I follow ya…
ya…
>えっ、
えっ、いけないよロザリン
いけないよロザリン
>うん、
うん、そうだね…
そうだね…
>暗いからボク
いからボクは
ボクは従うよ…
うよ…
ロザリーの
ロザリーの声:
…しっ! 黙って聞いて。
あのバカが、<影がこの世界に
ある限り>って言ったでしょ。
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
Shhh! Be quiet and listen.
I got it because stupid there
said, "As long as the shadow
ロザリン
ロザリンの声:
シーッ! おとなしく聞いて。
あのバカが<影が存在する限
り>って言ってたから、判った
影ができない暗闇じゃ、あい
つはこの世界に出てこれない
んじゃないかって…。
どうやら、正解だったみたい
ね。
じつは、あのバカ魔王にない
しょでだいじな話があるのよ、
ルカ君…。
exists."
I suspected he couldn't come
out in the dark where there
are no shadows.
It seems that I was right.
Listen Ari, I have an
important matter to discuss,
just between us…
のよ。
影の無い暗いところじゃ現れ
ることができないんじゃって
思ったの。
どうやら正しかったようね。
聞いて、アリ君、私たちの間
だけで話しておきたいことが
あるの…
>でもボク
でもボク、
ボク、年下だし
年下だし…
だし…
ロザリーの
ロザリーの声:
…は?
年下がどうかしたの?
だいじな話っていうのは、ね…
>But I'm younger than you…
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
Huh? Why do you care about
being young? Anyway, the
important matter is…
>でもボク
でもボクは
ボクは年下だし
年下だし…
だし…
ロザリン
ロザリンの声:
は?
年下がどうかしたの?
大事な話っていうのはね…
>なんだいハニー
なんだいハニー?
ハニー?
ロザリーの
の声:
ロザリー
ハニー?
熱でもあるの、ルカ君?
それより、だいじな話ってい
うのは、ね…
>Yes, honey bunny?
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
Honey bunny?
Do you have a fever, Ari?
Anyway, the important thing
is…
>判ったよ、
ったよ、ハニバニー?
ハニバニー?
ロザリン
ロザリンの声:
ハニバニー?
アリ君、熱でもあるの?
それより、大事な話っていう
のはね…
>……
ロザリーの
ロザリーの声:
だいじな話っていうのは、ね…
>Finally.
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
The important thing is…
>ようやくだね
ようやくだね
ロザリン
ロザリンの声:
大事な話っていうのはね…
ロザリーの
ロザリーの声:
じつは、王様の娘、つまり王
女様がこのあたりを、お忍び
で巡行されている…というウ
ワサがあるのよ。
王家の持っている力は絶大だ
わ。 なんとか、王女様にお会
いしてスタンのことをお話し
すれば… きっと、スタンをこ
らしめてくださる。
うまくすれば、スタンとあな
たを切り離すこともできるか
も…。
そうすれば、あなたも幸せに
なるし、私の影も自動的に元
通りってわけ。
ね、王女様をさがしてみまし
ょ?
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
There is a rumor that the
King's daughter, I mean the
Princess, is going around
here incognito.
The power of the royal family
is considerable.
If we can meet the Princess
and talk about Stan, then
maybe… She will punish Stan.
If everything works out, she
may separate Stan from you…
Then you can be happy and my
shadow will return to its
original state. Got it? Right,
then.
Why don't we go find the
Princess?
ロザリン
ロザリンの声:
噂なんだけど、王様の娘、つ
まり王女様がこのあたりをお
忍びでいらっしゃるみたいな
の。
王家の力は絶大だわ。
たぶん、王女様にお会いして
スタンのことを話せば、きっ
とスタンを罰してくださる。
うまくすればあなたとスタン
を切り離してくれるかも…
そうすればあなたも幸せにな
るし、あたしの影も元通りに
なるわ。 判った?
なら、王女様を捜しに行きま
しょ?
>はい
ロザリーの
ロザリーの声:
…決まりね!
当然あたしも同行させてもら
うわ。
>Yes.
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
Deal!
Of course, I'll have to come
with you.
>はい
ロザリン
ロザリンの声:
決まりね!
当然、あたしも一緒に行かせ
てもらうわ。
>いいえ
>考えさせて
ロザリーの
ロザリーの声:
>No.
>Let me think.
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
>いいえ
>考えさせて
ロザリン
ロザリンの声:
…ふー。
スタンにだまされてるのね。
かわいそうに…。
いいわ。 キミが、真実に目覚
めるまであたし、キミととも
に旅をするわ。
(Sigh) Poor thing.
Stan brainwashed you…
Fine.
I'll accompany you until you
realize the truth.
ふー、かわいそうに。
スタンに騙されているのね…
いいわ。
キミが真実に気づくまで、わ
たしも一緒にいるわ。
女勇者「
女勇者 「ロザリー」
ロザリー」 が仲間にな
仲間 にな
った!
った!
Hero "Rosalyn" became a
friend!
勇者「
勇者「 ロザリン」
ロザリン 」が 仲間になっ
仲間になっ
た!
ロザリーの
ロザリーの声:
…じゃ、お休みなさい。
明日から、しばらくの間、よ
ろしくね。
…ちゅっ!
Voice of Rosalyn:
Rosalyn:
Well, good night.
I'm looking forward to
accompanying you.
…(Kiss!)
ロザリン
ロザリンの声:
じゃ、おやすみ。
一緒に行くのを楽しみにして
るわ。
…ちゅっ!
ナレーション:
ナレーション:
こうして、勇者ロザリーとと
もに旅をすることになったル
カ。
魔王と勇者。仇敵どうしの2
人はこれから、どんな騒動を
巻き起こすのでしょうか?
不幸な少年の旅は、ますます
前途多難なのでありました…。
Narration:
Narration:
And…
Ari will continue his journey
with the hero, Rosalyn.
Evil King and Hero.
What kind of turmoil will
these two enemies create?
Things are looking even worse
for this unfortunate boy…
ナレーション:
ナレーション:
こうして…
勇者ロザリンと一緒に旅をす
ることになったアリ。
魔王と勇者。
敵同士の二人は、どんな騒動
を巻き起こすのでしょうか?
旅は、この不幸な少年に対し
てますます悪くなっていきま
す…