Newsletter of Gender Equality Office, City of Tsukuba . 「みとめ合い March Issue(No.4),2014 たがいに花まる咲くえがお」～平成25年度“愛ことば”最優秀作品～平成25年度第４号男女共同参画室だより平成26年3月31日発行編集・発行つくば市男女共同参画室男・女セミナー後期講座⑥開催報告仕事とくらしの幸せバランス＠つくば実践編今年度最後の男・女（ひとひと）セミナーでは、昨年１２月７日に開催した「つくば男・女のつどい2013」のフォローアップセミナーとして企画しました。ワーク･ライフ･バランス（仕事と生活の調和、以下ＷＬＢ）の実践をテーマに、参加者同士が語り合い、思いや気づきを共有しました。今号では、このセミナーの模様をお伝えします。講師の八坂貴宏氏。参加者の笑顔を引き出し、気づきと語り合いの場をつくっていただきました。 「自分軸」を見つける、そこから実践が始まる。セミナー概要 ◇日時３/１(土)１０:００～１２:００ ◇場所つくば市役所防災会議室  ジャズのＢＧＭが流れる和やかな雰囲気の中、ざっくばらんに語り合うことができました。ワーク① 価値観発見 ◇講師八坂貴宏氏（office.YASAKA代表） ◇参加者１６人セミナーの導入は、八坂氏ご自身のワークとライフについての経験談。時折ジョークも織り交ぜながら、自分の家族の、社会の「笑顔」のために働くという、「志事（しごと）」にたどり着くまでのいきさつをお話をされました。グループワークは、ワールドカフェと呼ばれる方法で進められました。各グループの机に置かれた模造紙を囲み、それぞれに図や言葉を書きながら、お互いの考えを語り、聴き合います。ＷＬＢを考える上で大切にしたい価値観、自分と仕事、家族との関係性を見つめ直す作業を通じ、各々の「自分軸」を発見できたのではないでしょうか。１．５８のキーワードから「いいな」と思う言葉を５つ選択。２．さらに最も大切にしたい言葉を１つ選択。 →それが「自分軸」となります。ワークで参加者が選んだキーワード＝自分軸あなたなら、どんな言葉を選びますか？ワーク②と、参加者のみなさんが得た気づきは次のページで！ワーク② 自分と仕事、家庭の関係を描いてみる参加者が描いたＷＬＢのイメージより自分と仕事、家庭の関係性は、人によって、その時の状況によって様々です。「自分軸」に立ち返って見直し、実践へとつなげていくことが大切と学びました。参加者から寄せられた気づき、感想より ■WLBを向上するためには、単に仕事と自分、家庭を両立させるのではなく、すべてをひとつのまとまりとして捉えることが大切かなと感じました。そのためには、家族や仕事仲間、ご近所のコミュニティなどを、大きな意味で家庭として捉え、思いやりや信頼関係を築くことが必要だと思いました。（３０代男性） ■完璧を求めてしまい、キャパシティオーバーしてしまうことがあるので、適当に(良い意味で)することも大切と感じました。（２０代女性） ■今の自分にできることを、自分らしくやる。（３０代女性） ■｢自分軸｣を考えることができ、充実した時間をいただきました。具体的に、明日から実践していきたいと思います。（４０代女性） ■自分の大切に考える所と、参加者の考えを共有できて、大変参考になった。同じ世代の子供を持つ方の考えが聞けて参考になりました。（３０代男性）" ■今日すぐに、メールを一日何度もチェックする無駄な時間をなくします！！ (実は心のどこかでストレスになってました）（３０代女性） ■｢未来と自分は変えられる」。本当にそうだと思いました。（４０代女性）平成２５年度男女共同参画室主催講座男・女（ひとひと）セミナー／気軽におしゃべりサロン開催報告年間を通じ様々なテーマで啓発講座を開催しています。１月から３月に開催した講座の様子をご紹介します。後期講座③～④ 再チャレンジ応援講座再就職活動応援講座「履歴書・職務経歴書の書き方」セミナー概要 ◇日時１/３０(木)１０:００～１２:００ ◇場所つくば市役所会議室２０３ ◇講師土田明裕氏（キャリアカウンセラー） ◇参加者２７人書類作成のノウハウはもとより、最近の雇用情勢、求人票の見方、キャリアの棚卸しによって、過去に得てきた経験や能力を発掘整理するなど、きめ細かいアドバイスをいただきました。  ご自身の手帳の「未来年表」を示す土田先生。再就職にあたって、ライフデザインを考える事の大切さもお話しされました。＜参加者の感想から＞・具体的にどうしたらよいか道すじが見えてきたように思います。・自分を知るという意味で、就職ばかりではなく、人生の歩き方も示していただいたと思います。「“主婦力”で羽ばたく！」～プチ起業・再就職応援講座～セミナー概要 ◇日時２/３(月)１０:００～１２:００ ◇場所つくば市役所会議室２０３ ◇講師門奈理佐氏（株式会社リーゾ代表取締役） ◇参加者３５人仕事を通じて、研究現場における「主婦力」の価値に気づいたという門奈先生が、その能力と可能性について解説されました。セミナーの後半では、ご自身のプチ起業体験も語っていただきました。＜参加者の感想から＞・主婦歴が長い私も働けるかなと少し自信がつきました。・起業するにあたっての種をみつけられたように思います。・子供がいるからこそできること、能力があること、良い点として具体的に気づくことができてよかった。 NHK「おはよう日本」の首都圏版で紹介されました！３月３１日放映の【“主婦力”で再就職を！】の中で、セミナーの模様と門奈先生のインタビューが紹介されました。  講義後の質疑応答では、起業準備中の子どもの保育や、家族の反応についてなど仕事と家庭の両立について話題となりました。後期講座⑤「多様性が生み出す新たな可能性～スポーツから考える男女共同参画～」セミナー概要 ◇日時２/９(日)１３:００～１５:００ ◇場所イーアスホール ◇講師山口香氏（柔道家、筑波大学大学院准教授） ◇参加者５０人男女共同参画都市宣言10周年記念の特別講演会。筑波大学大学院准教授で柔道家の山口香氏をお招きして講演会を開催しました。スポーツにおける女性参画の進展状況や、スポーツが社会に果たす役割やその意義について、武道としての柔道の理念やご自身の体験を踏まえて、歯切れよい語り口でお話されました。＜参加者の感想から＞・柔道の歴史について知識が深まりました。・特別な人だけでなく、様々な人が社会を共に作っていくという理念を説得力を持って話され、よかったです。・子育てに生かせるメッセージと、元気な声にはげまされました。気軽におしゃべりサロン「スウェーデン・フランスに学ぶ」セミナー概要 ◇日時３/２４(月)１０:００～１２:００ ◇場所つくば市役所職員研修室 ◇講師前島朋子氏（ハーモニーフライトいばらき研修員、助産師） ◇参加者１６人茨城県では男女共同参画推進および、地域づくりの核となる女性人材育成のため、「ハーモニーフライトいばらき」を毎年実施しています。今年の研修に参加された前島朋子氏をお招きし、スウェーデンとフランスでの海外研修についてご報告いただきました。前島氏は助産師としての視点から、両国の子育て支援制度をメインに紹介、プレスクールや認定保育ママ制度について、詳しい報告がありました。  サロンの前半はスライドを使っての報告、後半は研修についての質疑応答と、参加者も交えての意見交換を行いました。家庭や暮らしの中での男女共同参画について、意見やアドバイスなど、ざっくばらんに話し合いました。＜参加者の感想から＞・多様性や個人の尊厳が尊重されていると感じた。・フランスの子育て支援に興味があったので、聞けて嬉しかった。・様々な世代やバックグラウンドの方々の意見を伺い、新鮮でした MINA・NO・MIX！［まちの男女共同参画ニュース］「筑波山にあやかりミナノミクス」（今年度「愛ことば」応募作品）にあやかって！？、地域の男女共同参画推進において活躍する、企業や団体のニュースをピックアップしてお伝えします。 11 28 筑波大学附属病院、茨城県「ハーモニー功労賞」受賞茨城県では男女共同参画の推進に功績のあった個人・団体・事業所に「ハーモニー功労賞」を贈り表彰しています。今年度は事業所の部で筑波大学附属病院が受賞されました。筑波大学附属病院では「女性医師看護師キャリアアップ支援システム」により，子育て中の女性医師・看護師が働き続け，キャリアアップできる研修プログラムを実践し，短時間常勤制度の導入など子育て支援の環境整備を進めています。これらの取り組みが、男女共同参画を推進する事業所として評価されました。 12 19 9 モーハウスと子連れスタイル、「いばらきイメージアップ大賞」奨励賞いばらきイメージアップ大賞は，いばらきのイメージアップや地域の元気につながる幅広い活動を応援するために、茨城県が設けている賞です。奨励賞は大賞に次ぐ賞で、３件のうち１件に、モーハウスとＮＰＯ法人子連れスタイル推進協会の活動が選ばれました。「女性の活躍」と「子育て支援」の視点から、肌の露出がない授乳服の開発販売を通じて、産後女性の新しいライフスタイルの提案・実践を行っていることが評価されました。今後の女性の活動領域を広げる取り組み、「子連れスタイル」の発信が、茨城県のイメージアップにも貢献すると期待されています。 表彰式は２月に都内で開かれ、代表の光畑氏が３月１１日に市長を表敬訪問し、報告しました。 2 4 茨城県「子育て応援企業表彰」、市内の２事業所が受賞茨城県では、仕事と育児が両立できる職場環境づくりに顕著な成果があった企業を、毎年表彰しています。今年度は優秀賞に７ヶ所の企業が選ばれ、つくば市内の２事業所が受賞しました。 [受賞企業とその取り組み（県の資料より）] ■（株）エフ･ディー･シーつくば事業所有給の育児時間取得制度、妊娠中から子どもが中学校就学前までを対象とした時差出勤制度、法定を越える子どもの看護休暇制度を設けている。また、経済的支援として家族手当の支給を行っている。 ■星田建設工業（株）小学校就学前までを対象とした育児短時間勤務制度、所定外労働の免除、子どもの学校行事や病気の際に利用できる休暇制度を設けている。また、妊婦等の休憩室の設置や季節ごとの子ども参加行事を実施している。  茨城県主催の「子育て応援企業フォーラム」にて表彰式が行われ、受賞企業の取り組みの事例発表もありました。平成２６年度男・女（ひとひと）セミナーこれからの予定セミナーの詳細は、決まり次第、広報つくば、つくば市ＨＰ等でお知らせしていきます。いずれも保育有りワーク・ライフ・バランス講座Ⅰ「しなやかな心をつくる、ハーブセラピー」 ■日時５/２５(日)１４:００～１６:００ ■場所つくば市役所会議室２０１ ■講師沼田聡氏家族の暮らし方講座「みんなでスッキリ！我が家のおかたづけ宣言」 ■日時６/２１(土)１０:００～１２:００ ■場所つくば市役所会議室２０１ ■講師藤田美貴子氏、渡邊浩美氏 ■編集・発行■ 講座のお申し込み・お問い合わせもこちらです♪ つくば市市民部男女共同参画室〒305-8555 つくば市苅間2530番地2 TEL029-883-1111 FAX029-868-7586