講演資料 - CEIソフトウェア

第6回 Ensightユーザー会
Japan EnSight user Group Meeting
Virtual Realityをより身近に
Virtual Realityディスプレイ zSpace
富士通株式会社
統合戦略推進本部 ソフトウェアビジネス推進統括部
VR/ARソリューション推進部
久光 尚
Copyright 2016 FUJITSU LIMITED
Agenda
VRの活用領域
zSpaceで実現できること
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VR(Virtual Reality)と活用領域
VRは、CGにより仮想空間を作り出す技術。仮想空間に没入することで、リアルな体験が可能であり、その
活用領域は多岐に渡る
エンタメ
教育
ゲーム、映画等の娯楽として、
VRによる非現実感を体感可能
に
医療
標本の実物再現や解剖実験
などの”体感型”の授業がもっと
身近に
産業
研修医の手術練習や人体模
型の代用等が可能に
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製造業での試作品の代用や設
備点検訓練などがVR上で実施
可能に
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今後VRソリューションが期待出来る分野
ヘルスケア・医療
文教(自治体、地域ビジ含む)
博物館・収蔵品(点郡データ)展示
医用画像データ活用(DICOM、CTなど)
EC(B2B)
住宅・住建・不動産
新ブラウザによるe-コマース
インテリアシュミレーション
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その他の活用例
日本ではVRクリエイター育成やデザインレビュー、プラント等での作業研修等で活用されている
VRクリエイター育成
CADデータレビュー
作業研修
デザインレビュー
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VR市場の成長性
2020年に向けて市場規模は全世界5兆円になると予測され、10年後の2025年にはTVを超える市場
規模になるとも予測されている。また、ゲームやエンタメ以外の産業用の用途への注目度も高い
VR市場規模の将来予測
(単位:百億円)
法人向け(デザイン、研修、教育等)
一般消費者向け(ゲーム、エンタメ等)
世界中の投資家は、VRは新た
に生活に欠かせない存在となる
可能性があり、特に仕事の生産
性を向上させるようなVRの市場
が大きくなると予想。法人向け
産業用VRへの投資を加速
720
550
220
330
61
24
36
2016
2020
Source: Digi-Capital, Trend Force, Goldman Sachs, CB Insights, Japan VR Summit
2025
5
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主なデバイスの種類と今後の傾向
現時点ではヘッドマウントディスプレイ型が主流だが、今後はより産業向けに適した多様なデバイスが普
及していく
現在
ヘッドマウント
ディスプレイ(HMD)型
没入型ディスプレイ。エンタメ、
教育、医療等様々な分野応用
可能
将来
デスクトップモニター型
キュービクル型
モニター内の対象物がCG化。
付属のポインター等を用いて操
作可能。主に教育、医療の現
場で導入
3面の壁と床面に3D画像を立体
的に表示。主に製造業の試作
品チェック、医療のリハビリテー
ション等に導入
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Agenda
VRの活用領域
zSpaceで実現できること
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zSpace社の紹介
zSpace社は2015年時点において被投資額が世界7位と、VR市場の注目プレイヤーである
会社概要
社名
本社所在地
代表
基本情報
設立年
従業員数
投資額
zSpace, Inc.(USA)
zSpace株式会社(日本)
米国カリフォルニア州
サニーベール
Paul Kellenberger(CEO)
学歴:McMaster University
職歴:Chancery Software
2007年
101 - 250名
$56.6M(2016年6月現在)
$26.6M (2015年3月時点,世界第7位)
• zSpaceを活用した産業、教育、医療、流通そ
の他各分野へのソリューション提供
事業内容
業界内の
位置付け
• Digi-Capital AR/VR Leaders in 2016 Q1
Source: Digi-Capital、UPLOAD
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zSpaceとは
zSpaceとは、専用メガネとディスプレイをトラッキングさせ、表示されるVRデータをスタイラスで操作する
ことができるデスクトップ型VRデバイスである
赤外線照射
zSpace200
トラッキング
専用メガネ
赤外線照射
スタイラス
CELSIUS
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zSpaceの構成と必要要件
仕様
システム要件
OS : Windows7 (32bit/64bit)
Windows8.1
• CPU: インテルCore i3以上のCPU
Core i7 2.2Ghz以上を推奨
•
24インチ型3次元立体視ディスプレイシステム
スタイラスペン(ジャイロセンサー搭載、空間位置認識)
3D偏光グラス(ヘッドトラッキングによる最適立体表示能)
一体型ソリューション
•
•
•
スタイラスペン使用の直感的な対話型システム
リアル感を実現する高輝度(500cd/m2相当)、高解像度
ディスプレイ
•
•
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メモリ : 4GB以上8GB推奨
GPU(グラフィックボード) :
Quad Buffer搭載
NVIDIA Quadro K2000D、K3100M以上
AMD Radeon or FirePro
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zSpaceの導入実績
理科教育におけるzSpaceの有用性が認められ、アメリカでは販売開始からわずか3年間で既に300学
区に導入済み
2013年にzSpaceを展開以来3年
間で売上地域は50倍に。全米で
zSpace導入学区数の推移
300
導入校数は3,000校にも上る。現
在も教育現場におけるニーズの高
まりから販売台数は順調に伸び続
けている
50倍
6
2013
2015
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STEMとは(米国の事情)
STEMとは、Science, Technology, Engineering and Math
優れた工業製品、ヘルスケア、環境保全、安全保障の分野
での優位性を継続する為に、注力する教育分野がSTEM。
但し、従来の教育では社会での充分なSTEMが受けられない
事から、教育体系の見直しと喚起を促すことで、将来的に
増加が予測されるSTEM系の仕事の適応人材を育成する
小学校から大学までプログラミングやロボット製作など、数々の理系プロ
グラムが導入され、STEM 一貫校も登場
アメリカ政府のSTEM に関する主な目標
2020 年までに初等中等教育の優れたSTEM分野の教師を10万人養成
初年次から高校卒業までの間でSTEM 分野の経験を持つ若者を毎年50パーセント
増加
今後10年間でSTEM分野の大学卒業生を100万人増加
大学卒業生にSTEM の専門知識や応用研究を学ぶ訓練制度を提供
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zSpaceの機能的特徴
zSpaceを利用する上での機能的特徴は、「画面を共有できること」、「ウェアリングデバイスが軽いこと」、
「年齢制限が無いこと」、「セッティングが簡単にできること」である
共 有
軽 量
機能的
特徴
導入
容易
年齢無
制限
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zSpaceがユーザーに提供する価値
zSpaceを活用することで、自由自在な操作、時間/コストの節約、正確性の向上、安心/安全の効果が
ある
▪ 「zSpaceを使用することで時間
▪ 「zSpaceは英語ができる、でき
ないに関係なくすべての生徒に
必要とされ、彼らの学習効果を
高めることができます」 Leah
時間/コストの節約
大学単位付与カリキュラム物理
教師)
Bleisath (Teasley校の科学教
育部長)
自由自在な操作
安心/安全
▪ 「生徒たちは安全を気にせず、
▪ 「zSpaceでは、実際に心臓が動
いている様子を観察でき、さらに
部位ごとに透明化し、内部まで
も観察できます」
もお金も削減でき、今までの42
分間の授業では不可能であった
量のカリキュラムを実施できまし
た」Jordan Pekor (高校生向け
正確な再現
(つくば市立小中一貫校事例集)
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解剖実験を行い、各部位をじっ
くり観察することができます」
Prasanna Bharti (教育誌
(EdTechReview )記者)
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解析ソリューション
重ね売りの実現
プリプロセッサ:解析を実行するために
必要な入力データを作成
ソルバー:プリプロセッサーで作成した
「解析用データ」は、ソルバで解析
ポストプロセッサ:ポストプロセッサーは
ソルバで計算した結果をモニタにわか
りやすく表示
or
EasyVR
zSpace200で3D表示(見えなかったものが見える様になる)
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