平成23年度 児童デイサービスさくらんぼ事業報告

児童デイサービス
さくらんぼ
23年度事業報告書
<バタコさん>
<おだいりさまとおひなさま>
≪M・G 君の小麦粉粘土作品≫
(平成 23 年 4 月 1 日
至 24 年 3 月 31 日)
社会福祉法人 たすけあいゆい
目次
1) たすけあいゆい倫理綱領
・・・・・・・・・・・・・・1
2) たすけあいゆいの利用者の権利
3) さくらんぼの基本理念
4) 児童デイサービス
・・・・・・・・・・・2
・・・・・・・・・・・・・・・3
実人数実績報告・・・・・・・・・・3
5) 児童デイサービスⅠ
活動報告・・・・・・・・・・・・4,5
6) 児童デイサービスⅡ
活動報告・・・・・・・・・・・・6~9
7) 児童デイサービスⅡ(従たる事業所)
活動報告・・・・・10、11
10)児童デイサービス全体行事・・・・・・・・・・・・・・12、13
11)その他活動報告
・・・・・・・・・・・・・・・・・・13~16
12)施設概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・16
り ん り こうりょう
1.
ふ く し じぎょう ひと ひと
たすけあいゆい倫理 綱 領
ひと
かんけい
なか
いとな
かんけい
なか
はってん
福祉事業は人と人との関係の中で 営 まれ、よい関係の中でこそ発展します。
かつどう
たすけあいゆい
さ
ー
び
す
かか
すべ
す
た
っ
ふ
たい せつ
にんしき
せきにん
の活動 に関 わる全 てのスタッフ がこのことの大 切 さを認識 し、責任 をもって
ていきょう
わたしたち
おも
ひょうめい
サービスを提 供 するために、ここに私 達 の思いを表 明 します。
わたしたち
りようしゃ
こ ゆ う
れ き し
も
こ じ ん
そんちょう
い
み
いのち
じんせい
け い い
1.私 達 は、利用者を固有の歴史を持った個人として尊 重 し、あらゆる意味でその 命 と人生に敬意を
も
せっ
持って接します。
わたしたち
りようしゃ
しゅたいせい
かのうせい
しん
さ
ー
び
す
おお
ちから
こ せ い
は っ き
2.私 達 は、利用者の主体性と可能性を信じ、サービスをとおして多くの 力 と個性が発揮できるよ
し え ん
う支援します。
わたしたち
りようしゃ
あんしんかん
じ し ん
も
さ
ー
び
す
り よ う
えんじょしゃ
あたた
3.私 達 は、利用者が安心感と自信を持ってサービスを利用できるよう、援助者としての 暖 かさと
せ い じ つ
たいせつ
誠実さを大切にします。
わたしたち
しょくむじょう し
りようしゃ
じょうほう
ぷ
ら
い
ば
し
ー
そんちょう
せんもんしょく
ひ み つ ほ
じ
せきにん
4.私 達 は、職務上知りえた利用者の情 報 やプライバシーを尊 重 し、専門職として秘密保持に責任
お
を負います。
わたしたち
りようしゃ
たい
さ べ つ
おこな
しんたいてき
せいしんてき
ぼうりょく
ぎゃくたい およ
こう そく
5.私 達 は、利用者に対していかなる差別も 行 わず、また身体的、精神的な暴 力 、 虐 待及び拘束を
おこな
行 いません。
わたしたち
せんもんせい
も
えんじょしゃ
けんさん
つと
くじょう
たい
せいじつ
う
と
りょう
6.私 達 は、専門性を持った援助者としての研鑽に努めるとともに、苦情に対して誠実に受け止め 良
しん
せきにん
たいしょ
心と責任をもって対処します。
わたしたち
じぎょう
ち い き ふ く し
か だ い
とら
だれ
ひつよう
とき
ひつよう
し え ん
う
ち い き
7.私 達 は、事業をとおして地域福祉の課題を捉え、誰もが必要な時に必要な支援が受けられる地域
しゃかい
じつげん
どりょく
社会の実現に努力します。
わたしたち
じぎょう
しゃかいてき
せきにん
かんが
じょうほう
こうかい
せっきょくてき
と
く
とも
じぎょう
けんぜん
8.私 達 は、この事業の社会的な責任を 鑑 み、情 報 の公開に積極的に取り組むと共に事業の健全な
うんえい
けいぞく
つと
運営と継続に努めます。
1
りようしゃ
2.
たすけあい
さ
たすけあい
ー
び
す
り よ う
ゆい
ほう
けんり
の利用者の権利
ご か ぞ く など
い
か
け ん り
わたしたち
た い し て
ゆい のサービスを利用する方とご家族等は以下の権利を私 達 に対して
しゅちょう
主 張 することができます。
こ ゆう
れ きし
も
っ
た こ じん
そんちょう
いのち
じんせい
そんげん
い
じ
け んり
1.固有の歴史を持った個人として尊 重 され、 命 と人生の尊厳を維持する権利
よ
い えんじょ
しゅたいてき
けってい
じ
こ
ちから
こ せい
は っき
け んり
2.より良い援助をとおして、主体的な決定のもとに自己の 力 と個性を発揮していく権利
えんじょしゃ
あ た た か く せいじつ
かんけい
あんしんかん
じ しん
も
っ
て
さ
ー
び
す
り よう
け んり
3.援助者との暖かく誠実な関係のもとに、安心感と自信を持ってサービスを利用できる権利
こ じん
じょうほう
ぷ
ら
い
ば
し
ー
さいだいげん
そんちょう
け んり
4.個人の情 報 や、プライバシーを最大限に尊 重 される権利
り ゆう
ふ とう
さ べつ
う
け
ず
しんたいてき
せいしんてき
ぼうりょく
ぎゃくたい お よ び こうそく
う
け
な
い け んり
5.いかなる理由でも不当な差別を受けず、また身体的、精神的な暴 力 、虐 待 及び拘束を受けない権利
つね
た か い すいじゅん
さ
ー
び
す
う
け
くじょう
じ ぎょうしゃ
つ たえ
かいぜん
も と め る け んり
6.常により高い 水 準 のサービスを受け、苦情があればそれを事 業 者 に伝え、改善を求める権利
ち い き しゃかい
す
む いちいん
ち いき
ね
ざ
し
た りょうしつ
ふ くし さ
ー
び
す
じ ぎょうしゃ
も と め る け んり
7.地域社会に住む一員として、地域に根ざした 良 質 な福祉サービスを事 業 者 に求める権利
じぎょううんえい
み ま も り
さ
ー
び
す
けいぞく
じぎょう
けんぜん
はってん
も と め る け んり
8.たすけいあい ゆい の事業運営を見守り、サービスの継続と事業の健全な発展を求める権利
へいせい 1 5 ね ん 6 が つ 3 0 に ち
は っぷ
平成15年6月30日 発布
しゃかい ふ く し ほうじん
社会福祉法人 たすけあい ゆい
り
じ
ちょう
理
事
長
り
理
ひょう
評
2
じ
かい
事 会
ぎ
はま
た
しず
え
濱 田 靜 江
す
た
っ
ふ いちどう
・ スタッフ一同
いん
かい
議 員
会
3.さくらんぼの基本理念
・子どもが楽しく成長できるように 安心安全な場を提供します。
・子どもと家族が笑顔でいられるように 多機関・職員が協力、
相談し、支援します。
4.児童デイサービス
実人数実績報告
契約人数
月
デイサービスⅠ
デイサービスⅡ
4
9
5
6
4 月終了3名
36
開始 1 名
6
7
開始1名
37
開始 1 名
7
9
開始2名
37
開始 1 名・6月終了 1 名
8
9
7月終了1名
36
7 月終了1名
9
8
10
9
開始1名
36
11
11
開始2名
36
12
11
H24.1
12
開始1名
35
H24.2
13
開始1名
35
H24.3
13
3 月契約終了者
35
36
35
11月終了1名
35
デイサービスⅠ:2名
デイサービスⅡ:3名
<デイサービスⅠ>
3 歳から利用していた児童が定着して利用人数につながっていたが、5 歳に達する事で
療育センターへの通園が週 5 日となり、さくらんぼを終了する児童が増えた。
主に療育センター、保育園、幼稚園が休みの日に利用する土曜日の利用児童となった。
しかし、年度途中の転居で療育センターの利用が難しい児童を受け入れ、早期の療育を
継続し、入園前に幼稚園、保育園につなぐ、療育や保護者への支援も行う事ができた。
<デイサービスⅡ>
途中で自身の障害と気持ちのバランスが取れない事により、さくらんぼの活動が合わず、
利用が終了となる児童もいた。また、学童に行けるようになったり、児童自身の成長により、
やりたい事や将来の希望をもってさくらんぼを卒業する児童もいた。
3
5.児童デイサービスⅠ
活動報告
≪提供したサービス内容≫
・ 障がいの特性や生活実態に応じて、一人ひとりの成長に合わせた個別支援計画を作成した。
・ 1 対1の個別対応を行った。
・ 小集団での遊びを通して他者を意識し、一緒に過ごすことで他者への適した関わり方を経験し、
社会のルールやマナーを自然に取得できるように支援を行った。
・ デイリープログラムは豊かな経験を積み、メリハリのある内容を心がけサービスを提供した。
・ プログラムの中の終わりの会では、歌や手遊び、読み聞かせを通して身近な物の名前や数などの
認知における訓練や、着席や挨拶といった生活基本動作を繰り返すことによる小集団への
適応訓練を行った。
・ 自由時間ではおもちゃの操作性、職員を介して友達との適切な関わり方を学んだ。
・ 食事形態や偏食に個人差がある為、お弁当は持参し、小集団の中で食べる経験や楽しい雰囲気を
作り食べる喜びを味わえるように関わった。又、完食をする事で親子の達成感に繋がるように
支援した。
・ リズム遊びでは、楽器を使う、歌を歌う、体を動かす楽しさを感じ、発語の促進やリズム感、
集中力を育てた。また、製作等を通して手指の巧緻性を刺激する取り組みを行った。
小麦粉粘土・スライムでは感触あそびや創造性へ働きかけた。公園では身体機能や体力の向上、
自然や動物と触れ合う事で季節や感受性を養えるように働きかけた。地域の方々と触れ合う
環境を提示し、様々な人たちとの触れ合い、人間関係の構築の手立てとなる経験を行った。
交通ルールや順番を学べるように支援した。
・ 避難訓練は防災頭巾を被る練習から突然の行動にも慣れていけるように少しずつ工程を
増やしながら練習した。
≪営 業 日≫ 月曜日~土曜日(祝祭日も含む)
12 月 29 日から 1 月 3 日まで休業
≪営業時間≫ 10 時から 13 時(送迎時間を含まず)
≪定
員≫
5名
≪実施状況≫
月平均 26 日 月平均利用者数 45 人 平均利用者数(日) 1.8 人(昨年度 3.3 人)
実施
回数
児童
延べ数
一日平均
利用数
実施回数
児童
延べ数
一日平均
利用数
4月
26
31
1.2
10 月
26
53
2
5月
26
22
0.8
11 月
26
47
1.8
6月
26
27
1
12 月
24
47
2
7月
26
42
1.6
1月
24
49
2
8月
27
49
1.8
2月
25
64
2.6
9月
26
33
1.3
3月
27
78
2.9
309
542
1.8
合計
4
活動内容
プログラムはその日の参加児童や人数に合わせて、児童が楽しくさくらんぼに参加し、
充実した時間を過ごす中で経験を通して、運動、手指の操作性、社会のルール、職員
や友達との関わり方などが自然に習得できるように取組んだ。
主な活動内容
季節行事の創作活動、小麦粉粘土、スライム、リズムあそび、公園、シャボン玉、
三輪車、足こぎ車、お絵かき、ぬりえ、ちぎりえ、新聞ちぎり、
ダンボールあそび、ボールプール、水あそび、散歩、玉いれ 等
デイⅠのプログラム
<しゃぼん玉>
10:00~ 子どもたち到着・受け入れ
ウッドデッキに出ると
検温・手洗い・うがい・自由遊び
晴れた日は日当たりも
10:40~ 片付け
よく、風が心地良い中
10:50~ 創作活動
での活動ができる。
11:30~ おべんとう
吹いて飛ばせる子、
昼食後 自由遊び
しゃぼん玉を目で追い
12:45~ おわりのかい
13:00
触れて楽しんだ。
さようなら
<ゆい 秋まつり>
ときわ・ゆいハイム・夢心 合同主催で
開催されたおまつりに参加した。
ゲーム券を買いました。
本物のお金でお店の人と
やりとりを経験した。
ゲームはわなげと
ヨーヨーつりを楽しめた。
わなげではお菓子をもらえた。
5
6.児童デイサービスⅡ
活動報告(就学児対象)
月平均 26 日 月平均利用者数 190 人 平均利用者数(日)7.4 人(昨年度 7.4 人)
4,5,6 月は中学生児童達の従たる事業所での移行準備期間として合同で行い、場所や環境に
慣れていく為の活動を行った。
≪提供したサービス内容≫
・ 障がいの特性を踏まえて、個々の能力に応じた日常生活の支援を行った。また、一人ひとりの
成長にあった個別支援計画を作成し、支援を行った。
・ 集団の中で社会のルールやマナーを自然に取得できるように支援を行った。
・ デイリープログラムは豊かな経験を積み、メリハリのある内容を心がけサービスを提供した。
・ 毎月1週間、防災対策として火事、地震、津波が起きたことを想定して避難訓練を行った。
・ 音楽を通して集中力を養う、発語促進、身体能力を高めることを目的とし
毎月1週間を通して、音楽療法士によるリズム遊びを行った。
・ 重度、身体障がいを持つ児童には、1 対1で個別対応を行った。
・ 生活基本動作は繰り返し支援し、身に付けられるように継続して取り組んだ。
・ 楽しみながら季節を感じ、1 年を通した暦を知ることを目的とし、様々な季節ごとの
行事を行った。また、季節行事に合わせた製作行い、手指の巧緻性を刺激する取り組み
を行った。小麦粉粘土・スライムでは感触あそびや創造性へ働きかけた。公園では
身体機能や体力の向上、自然や動物と触れ合う事で季節や感受性を養えるように働きかけた。
地域の方々と触れ合う環境を提示し、様々な人たちとの触れ合い、人間関係の構築の
手立てとなる経験を行った。交通ルールや順番を学べるように支援した。
・ おやつは児童が参加して楽しめる物を取り入れ、調理する楽しさ、自分で作った物を
食べる体験を行った。児童に合わせて食事形態を変え、なるべく同様のおやつが提供
できるように配慮した。
≪営 業 日≫ 月曜日~土曜日(祝祭日も含む)
12 月 29 日から 1 月 3 日まで休業
≪営業時間≫ 14 時から 17 時(送迎時間を含まず)
≪定
員≫
10名
≪実施状況≫
月
実施回数
児童延べ数
4月
26
209
5月
26
6月
一日平均
一日平均
月
実施回数
児童延べ数
8
10 月
26
181
7
203
7.8
11 月
26
181
7
26
229
8.8
12 月
24
170
7.1
7月
26
200
7.7
1月
24
161
6.7
8月
27
195
7.2
2月
25
178
7.1
9月
26
180
6.9
3月
27
194
7.2
309
2282
7.4
利用数
合計
6
利用数
活動内容
● 合同防災訓練
ケアプラザ・睦母子生活支援施設・デイサービス さくらとの総合防災訓練は、中村消防署の
ご指導を受け、毎年 1 回実施。
・いっとき避難場所の
防災頭巾を被り、玄関で
「睦町公園」に避難中
靴を履く。毎月の訓練に
よりとてもスムーズに
・水消火器での消火器
行え、静かに行動した。
訓練に参加した。
● さくらんぼ防災訓練
さくらんぼ単独では、毎月 1 週間を通して防災訓練を行った。今年度は津波を想定し、火災、地震
の訓練を行いました。3・11の東日本大震災を機に様々な改善点が見え、津波の訓練では横浜市
睦地域ケアプラザの避難階段より4階に上がる方法で行った。重症心身障害児の避難、体の一部で
ある車椅子(RV)が必要不可欠である為、持って上がるなどの訓練を繰り返す中で職員と意見を出し
合い、毎回改善を行っている。児童は初めて津波訓練であったが、毎月の訓練の成果があり、落ち
着いて行う事ができていた。避難訓練を始める前に名前、住所、電話番号を児童に尋ねる訓練を行
っている。今まで応えられない児童が意識的に覚えて言えるようになっている。防災の話を行い、
理解できる児童へは意識を促す働きかけも行った。
7
毎日のプログラムや 送迎
方法などを 子どもたちに
わかりやすく掲示していま
す!このボードは、「始まり
の会」・「終わりの会」で毎
日 大活躍しています。こ
ども達がお友達や職員の
確認をするためにも使って
います。
●
リズムあそび
音楽療法士の指導の下、音楽を通して集中力を養う、発語促進、身体能力を高めることを
目的とし、毎月 1 週間を通してリズム遊びを行った。
手遊びや季節の歌をうたう。
ハンドベル、すず、タンバリ
ン、民族楽器を使い、音楽や
リズムに合わせて奏でてい
る。
●
おやつづくり
児童が参加できるおやつ作りが行えるように配慮している。こども達が楽しみにしている
活動でもあり、調理に参加し、友達との時間を共有する中で苦手な物を克服する成長に
つながっている。食材は、近隣で購入したり、 NPO 法人 セカンドハーベストジャパンを
通して頂いた企業からの寄付品の活用を行った。
<オムそばめしづくり>
<うどんピザづくり>
うどんを手でつぶして、ピザソースを
塗り、コーン、ツナ、チーズを載せて焼
いて出来上がり!大好評!!
卵を薄焼きにして、そばめしを載せ、包み、出来上がり。
高学年になってくると上手に一人で調理ができる。
8
● ゲーム・伝承あそび
フルーツバスケット、椅子取りゲーム、あぶくたった、かもめかもめ、花いちもんめ
だるまさんがころんだ、おしくらまんじゅう などルールのある遊びを通して、ルール
を理解し、譲り合い、思いやりを学べていた。
<あぶくたった>
● 製作活動
こいのぼり、母の日、父の日、七夕飾り、おもちゃづくり、壁面製作、敬老の日、ハロウィン
クリスマス、節分、ひな祭りの季節の行事に合わせて製作に取り組んだ。
こ
い
の
ぼ
り
づ
く
り
こ
い
の
ぼ
り
づ
く
り
ハ
ロ
ウ
ィ
ン
お
か
し
い
れ
おいしそう
節
だなぁ
分
9
7)児童デイサービスⅡ(就学児対象)*従たる事業所
平成 23 年度より従たる事業所の指定申請を行い、開所している。
主に中学生以降の児童を対象として活動した。
≪提供したサービス内容≫
・ 障がいの特性を踏まえて、個々の能力に応じた日常生活の支援を行った。また、一人ひとりの
成長にあった個別支援計画を作成し、支援を行った。
・ 中学生になり、大人に近づいていく事で、更に自立を目指した活動に重点を置き、拠点を
堀ノ内町に移し、身辺自立を始めとする、家電製品を操作してのおやつ作り、おやつの洗い物、
掃除、歯磨きを行った。より自律を目指した活動を児童の能力に合わせて支援した。
・ 集団の中で社会のルールやマナーを自然に取得できるように支援を行った。
・ 毎月1週間、防災対策として火事、地震、津波が起きたことを想定して避難訓練を行った。
・ 音楽を通して集中力を養う、発語促進、身体能力を高めることを目的とし 毎月1週間を
通して、音楽療法士によるリズム遊びを行った。
(小学部合同)
・ 生活基本動作は繰り返し支援し、身に付けられるように継続して取り組んだ。
・ 買い物訓練は自分の物を買うのではなく、おやつの食材、共有する備品などを購入できる店や
場所を確認しながら行った。
・ 常に玩具、本などがある環境ではなくなっていくので、自由時間は自分の好きな物で
過ごす事とした。
・ 児童の成長に合わせて行っているが、支援を最小限にして、個々のもつ力を発揮出来る
ように配慮し、自分で考える力、助けを待つのではなく、自ら助けを求める力が身につけ
られるように支援した。
・ 楽しみながら季節を感じ、1 年を通した暦を知ることを目的とし、様々な季節ごとの
行事を行った。また、季節行事に合わせた製作行い、手指の巧緻性を刺激する取り組みを
行った。小麦粉粘土・スライムでは感触あそびや創造性へ働きかけた。公園では身体機能や
体力の向上、自然や動物と触れ合う事で季節や感受性を養えるように働きかけた。地域の
方々と触れ合う環境を提示し、様々な人たちとの触れ合い、人間関係の構築の手立てと
なる経験を行った。交通ルールや順番を学べるように支援した。
≪営 業 日≫ 火・木・土(祝祭日も含む) 12 月 29 日から 1 月 3 日まで休業
≪営業時間≫ 14 時から 17 時(送迎時間を含まず)
≪定
員≫
5 名
≪実施状況≫
児童
一日平均
児童
一日平均
延べ数
利用数
延べ数
利用数
0
0
13
40
3.1
5月
0
11 月
9
30
3.3
6月
0
12 月
9
24
2.7
31
2.6
1月
9
28
3.1
8
24
3
2月
7
22
3.1
11
33
3
3月
7
21
3
85
253
3
月
実施回数
月
実施回数
4月
0
10 月
0
0
0
0
7月
12
8月
9月
合計
10
<活動室紹介>
なつはおふろばで
みずあび!!きもち
いい!!
<台 所>
活動内容
楽しみながら、ゆっくり
丁寧にハサミ、のりを使い、
操作性、集中力を
身に付けられるように
関わった。
ゆい秋まつりにはトンボの壁面。
クリスマスとサロン夢心に飾り、訪
れる方々に見てもらえた。
電気コン ロを使って 調
理の練習中。
使い方や 注意する事 を
繰り返し伝え、一人暮ら
しにつな がる支援に も
11
取り組んでいる。
皆で協力をしながら
作った
チョコフォンデュー♪
11
8.児童デイサービス全体行事
●はぴねす オープニングセレモニー 6 月 30 日(木) 15:20~16:40
はぴねすは、睦母子生活支援施設の子どもたちとさくらんぼの子どもたちとの合同作品展。
今回は皆でひまわりを作り、廊下にはたくさんのひまわりが咲いていた。
開催初日は、木曜日を利用している児童が代表して、オープニングセレモニーに参加した。
リズム遊びで覚えた手遊びと「ひげじいさん」「アンパンマン」、楽器演奏で
「おもちゃのチャチャチャ」
・キーボード、ハンドベル演奏の「かえるのうた」・
「さあ、いっしょにならそうよ」披露した。その後の睦ハイム学童さんの出し物を着席して
見る事ができた。
12
● 関東学院小学校からの贈り物
学校行事の収穫感謝礼拝にて皆様が野菜や果物に感謝を捧げがこもった物をいただいた。
さくらんぼの子ども達も食べ物に感謝し、おやつに美味しくいただいた。さくらんぼからは
関東学院の皆様にお礼のカードを贈った。また、クリスマスカードもいただいた。
<お礼のカード>
9.その他の活動報告
(1)実績推移
平成 15 年開所。平成 18 年 10 月 未就学児のデイサービス『デイⅠ』を開始。未就学児対象
デイⅠ(午前)と就学児対象 デイⅡ(午後)の 2 部制に分かれた。利用者数の増加と開所時
に低年齢であった子どもたちが大きく成長したことで活動の場を広げる為に中学生からの児童
を対象としたデイⅡでの従たる事業所を開所した。
<年間利用者数(平成 15 年から 23 年)の推移>
3500
3000
2500
2000
年間利用児童数
1500
1000
500
0
15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年
13
(2) 父母会
保護者会を下記日程にて開催した。平成 24 年度の法改正に向け、来年度も継続して利用
してもらう為に情報提供や事業所の運営方針についての経過などを伝えた。1 回目は
平成 24 年度の法改正について(児童デイ以外も含め) 、2 回目は平成 24 年度法改正の
最新情報、さくらんぼの運営方針案について伝えた。
第1回
7月5日
第2回
2月22日、2月23日
出席者数
7人
出席者数
20人
(3) スタッフ会議(月 1 回)
毎月 第 4 土曜日にスタッフ会議を実施いたしました。
( )内は出席者数
4月 23 日(11)
5月 28 日(10)
6月 25 日(11)
7月 23 日(9)
8月 27 日(10)
9月 24 日(10)
10 月 22 日(8)
11 月 26 日(5)
12 月 22 日(9)
1月 28 日(10)
2月 25 日(8)
12 月 9 日(8)
3月 24 日(6)
(4)
ケース会議(随時)
会議録等はミーティングファイルにて周知を行っている。
(5) 研修
○
法人内
研修名
外出時危機管理マニュアル
参加人数
4/21、6/11
14 名
法人内新任研修 5/30、5/31
4名
法人内安全運転講習会 5/24
3名
法人内管理者・主任研修 <全6回>
1名
5/20、5/27、6/17、6/24、7/1、7/8
ソリューション・フォーカスド・アプローチプログラム
個人情報について(チェックシートを活用)5/28
10 名
法人内火災報知機レクチャー研修 6/7
2名
ボランティア養成講座 8/29
1名
感染症・熱中症・メンタルヘルス研修
11 名
発達障害児の理解と対応 パート3 10/5
1名
医学の基礎知識 9/16
1名
第1回管理者研修 10/17
「リスク管理とスーパーバイズ」
1名
第 2 回管理者研修 11/15
「宝のありかを探す」
1名
第 3 回管理者研修 12/13 「労務管理」
1名
第 4 回管理者研修 1/13
「ロールプレイイングゲーム」
1名
第 5 回管理者研修 2/13
「インバスケット・ゲーム」
1名
第 6 回管理者研修 3/13
「A&D シート」
1名
5名
階層別パート研修「私たちの研修」
14
○
マインドフルネス研修 2/15
2名
制度改正に伴う制度理解研修 2/21
8名
外部研修
平成 23 年度第 1 回神奈川県サービス管理責任者補足研修
1名
7/21、7/22
救急法研修<赤十字> 6/25、8/27
11 名
第 1 回トップセミナー 10/25
1名
「ワーク・ライフ・バランスで職員や組織が育つ」
「大震災・今私たちにできることは、そしてこれから必要なこと
1名
10/1 神奈川県障害者自立生活支援センター主催
スキルアップ研修 南区地域生活支援会議主催
「救護施設 横浜浦舟園」
2名
10/12
スキルアップ研修 南区地域生活支援会議主催
1名
「神奈川県立こども医療センター」10/19
スキルアップ研修 南区地域生活支援会議主催 10/20、21
3名
「横浜国立大学教育人間科学部 附属特別支援学校」
防火管理者資格講習 10/28、10/29
うつ病について
1名
11/2、11/29
2名
横浜市中区こころの健康相談センター主催
スキルアップ研修 南区地域生活支援会議主催
1名
「中部療育センター」11/28
平成 23 年度第 2 回神奈川県サービス管理責任者研修
1名
11/25<共通講義>、12/15、12/16<児童分野>
苦情解決研修会 神奈川県社会福祉協議会主催 12/5
1名
東日本大震災での障害児・者を考える 12/7
1名
(6) ボランティア・研修受け入れ
スキルアップ研修、社会福祉士、保育士、中村特別支援学校からの実習生、ボランティアの
受け入れを行った。
(7) 平成 23 年度処遇改善事業について
福祉・介護職員処遇改善事業の申請を行い、承認され、支給された給付金は 4 月~平成 23 年 3
月の期間に支援にあたった職員へ処遇改善手当として支払った。助成金受給月の翌月の支払いと
なる為、6 月末に賃金支払いが完了する。勤務時間 1 時間当たり平均 117 円を支給。このことに
より 840 円の時給が約 957 円にあがる賃金改善が行えた。実際には、月平均 7,023 円/人を支給。
本来、送迎ドライバーは処遇改善費の対象ではないが、同様に事業所負担で支払いを行った。24
年度は「福祉・介護職員処遇改善事業」における助成金の相当分を障害福祉サービス等報酬に円
滑に移行するために、福祉・介護職員処遇改善加算が創設された事により加算の申請を行った。
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(8)その他の取り組み
①職員の増加
常勤スタッフ 1 名を追加。障がいの程度に応じて、重度や中程度の子ども
1 人に対してほぼスタッフ 1 名を配置。
②人材育成環境の整備
事業所内研修のほか、母子生活支援施設での研修と外部研修への参加。
③リスクマネージメント対応 外出時危機管理マニュアルを作成し、研修を実施。
④健康管理面の強化
インフルエンザ予防接種の半額負担、健康診断料の負担を行った。
10.施設概要
名称 社会福祉法人 たすけいあいゆい
児童デイサービス さくらんぼ
住所 横浜市南区睦町1-31-1
(主たる事業所)
横浜市南区堀ノ内町2-132 (従たる事業所)
電話 045-730-6118 FAX
045-714-6718
営業時間 デイサービスⅠ
10:00~13:00
デイサービスⅡ 14:00~17:00
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