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ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800/ftサーバ
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2016年 9月 20日
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このドキュメントには、 ActiveImage Protector for Express5800/ftサーバ
のシステム要件と、制限事項が記載されています。
本製品をご利用になる前に必ずお読みください。
■ 目次
1: システム要件
2: カスタムリカバリーディスクの作成について
3: ActiveImage Protector for Express5800/ftサーバ の制限事項
および注意事項
---------------------------------------------------------------------1: システム要件
---------------------------------------------------------------------■対応モデル
Express5800/R320c-E4
Express5800/R320c-M4
Express5800/R320d-M4
Express5800/R320e-E4
Express5800/R320e-M4
※Windows搭載モデルのみをサポート
※ft サーバ対応モデルでは、
ActiveImage Protector for Express5800/ftサーバ 以外の各Edition は非対応です。
※Express5800/320Fa、320Fb、320Fc、320Fdは、サポート対象外です。
上記以降のモデルの対応については下記Webサイトにて更新されますので確認ください。
http://activeimage.jp/products/co_op/nec_exp58_ft_sv/system/
■ファイルシステム
FAT16,FAT32,NTFS,ReFS,GPT
■ストレージメディア
ネットワークドライブ、SAS
---------------------------------------------------------------------2: カスタムリカバリーディスクの作成について
---------------------------------------------------------------------製品CD付属の既定のリカバリー環境は「ActiveImage Protector Boot Environ
ment (AIP BE)」です。この環境は、Linux LiveCD をベースとして構築されて
おり、Express5800/ft サーバのデバイスドライバを収録しています。本環境の
起動および使用方法は、このドキュメントの、「4-2. バックアップイメージ
ファイルからの復元・システムディスクの再二重化(ActiveImage Protector
Boot Environment を使用)」に記載されています。
Windows PE ベースの Boot Environment は、Windows ADK、または AIK がセッ
トアップされた環境上にて、[製品メディアの自動実行プログラム(AUTORUN)] [起動環境の作成]の実行から ActiveImage Protector Windows PE 起動環境
ビルダー を起動するか、ActiveImage Protector をセットアップの上、[ユー
ティリティ]-[BE ビルダー (Windows PE)]の実行により上記プログラムを起動
することで作成することができます。Windows PE ベースの Boot Environment
の作成の際の操作手順は、製品メディア上のドキュメント
(.\DOC\html\WindowsPE.htm)に記載されています。
バックアップ・復元ガイドでは、既定のBoot Environment を使用したftサーバ
のバックアップイメージファイルの復元手順と、Windows PEベースの Boot
Environment を使用した復元手順の双方を御案内しています。
---------------------------------------------------------------------3: ActiveImage Protector for Express5800/ftサーバ の制限事項
および注意事項
---------------------------------------------------------------------- モデル R320e-E4 上で ActiveImage Protector Boot Environment (AIP BE)
を起動する際には、BOOT ModeをLegacyに、XHCI ModeをDisabledに設定して
ください(手順は、インストレーションガイド(Windows編) の[1 章OS の
インストール] - [4. Windows Server 2008 R2 のセットアップ] - [4.1
セットアップ前の確認事項]を参照ください)。
- RDXドライブが接続されている状態で ActiveImage Protector Boot
Environment (AIP BE) を起動すると、RDX上のファイルシステムは、
「/mnt/<Disk番号>_<Volume番号>」として自動マウントされます。
- ftサーバでは、下記の機能がサポート非対応となります。
・増分バックアップ、リコンサイル
・物理-仮想移行ユーティリティ
・Windows PE 2005 ベースの復元環境
・FTサーバを対象とした(バックアップ対象、復元先)異なる機種への復元
*仮想環境上では、同梱されます各Editionのメディアをご利用ください。
各Editionで使用可能な環境は、本ソフトのシステム要件、かつ
各仮想環境を提供するベンダーのシステム要件を満たしている必要があります。
ベンダーのシステム要件は、各ベンダーのサイト等でご確認ください。
- ダイナミックディスクとして構成されたボリュームをバックアップする際は、
ボリューム単位としてバックアップをおこなってください。
- ダイナミックディスクとして構成されたボリュームをコールドバックアップする
ことはできません。Windows 上からのオンラインバックアップにのみ対応します。
- ダイナミックディスクとして構成されたボリュームのバックアップイメージ
ファイルを Boot Environment 上から直接復元することはできません。
Windows 上で、ダイナミックディスクとして構成するディスクを RDR Utility で
二重化し、ダイナミックディスク上に構築したボリュームに、上書き復元を実施
してください。
- モジュール #0 とモジュール #1 の電源ケーブルを差した状態で、製品CD
より復元環境を起動した場合、その後のWindows起動でRDRによる二重化
が解除される、ブルースクリーンが発生する、既存のドライブレターが削除
される場合があります。
製品CDから復元環境を起動する場合は、Windowsのシャットダウン後、
プライマリモジュール ではないモジュールの電源ケーブルを抜いた状態で
復元環境を起動してください。
なお、モジュール #0 とモジュール #1 の電源ケーブルを差した状態で、
製品CDから復元環境を起動してしまった場合は、以下の手順で、再度
RDRによる二重化を行なう必要があります。再度二重化を行なう事で、
RDR情報が復旧されますので、その後の動作に影響はありません。
この現象は本製品に限らず、EXPRESSBUILDERにて「OSInstallation」
を選択した後のWindows起動においても本現象が発生します。
復旧手順は以下となります。
■復旧手順
この手順はモジュール#0 をプライマリとして記載しています。
モジュール#1 がプライマリの場合には読み替えてください。
[復元環境起動後、モジュール#0 よりOS起動]
1.モジュール#0 にて復元環境を起動後、モジュール#0がプライマリの
状態でOSを起動した場合、モジュール#0 のディスクを元にモジュー
ル#1 のディスクへ RDR Utility より再ミラーを行ないます。再ミラー
が必要なディスクはシステムディスクのみです。RDR Utility 起動後、
PCI module 1 - slot1 - Disk (Harddisk0-LUN%1-PLEX%2)
を右クリックし、
“Resynchronize This Physical Disk From RDR Virtual Disk”
を実行してください。 2.ディスクの再同期が始まります。
Logical Disk Information - RDR Virtual Disk %1
より再同期が行なわれていることを確認してください。同期処理の進行
状況は、左画面の“RDR VirtualDisk %1”をクリックすることで、
右画面に表示される”ステータス”の項目から確認できます。
[復元環境起動後、モジュール#1 よりOS起動]
1.モジュール#0 にて復元環境起動後、ブルースクリーンが発生し、
プライマリが モジュール#1 に切り替わってOSが起動した場合、まず、
「コンピュータの管理」の「ディスクの管理画面」より、ドライブ文字が
割り当てられていないドライブに対して、割り当てていたドライブ文字を
再割り当てします。
2.モジュール#1 側のドライブ文字を割り当てることでモジュール#0 側
のドライブ文字情報が消失しますので、割り当て後、モジュール#1 の
ディスクを元にモジュール#0 のディスクへRDR Utility より再ミラー
を行ないます。再ミラーが必要なディスクはシステムディスクのみです。
RDR Utility 起動後、
PCI module 0 - slot1 - Disk(Harddisk0-LUN%1-PLEX%2)
を右クリックし、
“Resynchronize This Physical Disk From RDRVirtualDisk”
を実行してください。
3.ディスクの再同期が始まります。
Logical Disk Information - RDR Virtual Disk %1
より再同期が行なわれている事を確認してください。同期処理の進行状況
は、左画面の“RDR VirtualDisk %1”をクリックすることで、右画面に
表示される”ステータス”の項目から確認できます。
- Windows上でデータドライブの復元を行なう場合、復元後にWindowsの再起動
が必要です。この作業を行わない場合、Windowsの「ディスクの管理」から
各データドライブのドライブレターが割り当てられていない場合があります。
- 従来の Windows PEベースのリカバリー環境を使用して、システムディスクの
復元を実施する際、オンラインバックアップにより作成されたバックアップ
イメージファイルの復元を、既定の復元オプションにより試行すると、「復元
するイメージにあるディスク署名と同じ署名を持つディスクが既存のシステム
上に存在しています。同一のディスク署名が複数のディスクに存在する場合、
システムが不安定になります。」が表示されることがあります。このメッセージ
が表示された際は、「ディスク メタデータを復元する」オプションを、チェック
ボックスのオフにより無効化して、操作を継続してください。
- 「ActiveImage Protector Boot Environment (AIP BE)」を使用したコールド
バックアップにより作成されたイメージファイルから、システムを復元した
際に、RDR Utility 上で、二重化構成済と認識される場合があります。この
現象が発生した場合には、RDR Utility 上で、これらの二重化設定を、解除した
後、二重化と同期を実行してください。
- 「ActiveImage Protector Boot Environment (AIP BE)」上では、イメージファイル
のマウント機能を使用することはできません。
- 「ActiveImage Protector Boot Environment (AIP BE)」の起動時に、「i8042.c:
Can't read CTR while initializing i8042.」が表示されます。このメッセージは、
OSの起動時にハードウェアの検出を行う際、実装されていないPS/2コントローラに
アクセスしたときに表示されます。本装置にPS/2コントローラ(i8042コントローラ)
は実装されていませんが、PS/2で接続されたキーボードとマウスは、内部的にUSB
接続に変換し利用できる仕組みとなっているため、このようなメッセージが表示され
ます。システム運用上、問題ありません。メッセージの抑制方法はありません。
- 上記の他の製品に関する一般的な制限事項および注意事項については、製品メディア
上のドキュメント(.\DOC\html\design_regulation.htm)を参照ください。
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