2013/02 FACTBOOK 2012 (日本語)

FACTBOOK 2012
東北大学大学院 法学研究科 グローバルCOE事務局
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27-1
TEL 022-795-3740, 3163 FAX 022-795-5926
E-mail [email protected]
URL http://www.law.tohoku.ac.jp/gcoe/
東北大学グローバルCOEプログラム
グローバル時代の男女共同参画と多文化共生
F
A
C
T
B O O K
Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization
2
0
1
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東北大学グローバルCOEプログラム
グローバル時代の
男女共同参画と多文化共生
Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization
詳細はホームページをご覧ください
http://www.law.tohoku.ac.jp/gcoe/
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Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
はじめに
ミッションステートメント
2
3
概要・組織
4
概要
事業推進担当者、組織図
5
7
研究
8
15の研究プロジェクト
9
人材育成
26
クロスナショナル・ドクトラル・コース
(CNDC)
学生紹介
成果
GCOEフェロー・RA
27
29
32
33
GCOE2012年度と
これまでの主な活動
34
2012年度の研究会&ワークショップ
桜セミナー(4月12日~14日)
GCOE総括研究会(8月2日)
萩セミナー(10月18日~21日)
国際セミナー(8月27日)
国際ワークショップ(10月21日)
これまでの主な国際シンポジウム・セミナー
これまでのGCOE月例研究会
出版活動
GEMCジャーナルの刊行
研究成果の出版
若手研究者の主な研究成果
博士論文紹介
事業推進担当者の主な研究業績一覧
ホームページ
35
35
37
39
41
42
43
45
49
49
52
57
77
81
91
連携
92
国際連携
93
清華大学/シェフィールド大学/
エコル・ノルマル・シュペリュール(ENS-Lyon)/
リュミエール・リヨン第2大学/国民大学校/
オタワ大学/中国社会科学院/梨花女子大学校/
延世大学校/ソウル大学校/国立台湾大学/
ハイデルベルク大学
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東京大学社会科学研究所
ジェンダー平等と多文化共生研究センターの活動 102
Ⅵ
Ⅶ
Ⅷ
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2012年度の活動日誌
106
GCOE研究会・行事日程一覧
委員会スケジュール
107
109
資料編
110
東北大学の基本データ
111
歴史的背景/東北大学の使命/
東北大学が目指す大学の姿/機構図/
学術交流協定締結等/役員・職員数/
学部・大学院学生数/外国人留学生数:国・地域別/
グローバルCOE採択数/主な研究活動
地図
116
施設所在地一覧
建物配置図
宿舎のご紹介
アクセス
117
118
119
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東北大学グローバルCOEプログラム
グローバル時代の男女共同参画と多文化共生
1
Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization
CONTENTS
ACCESS
東北大学大学院法学研究科
グローバルCOE事務局
東北大学付近マップ(仙台市内)
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内 27-1
TEL 022-795-3740,3163 FAX 022-795-5926
E-mail [email protected]
URL http://www.law.tohoku.ac.jp/gcoe/
東北大学大学院法学研究科
ジェンダー平等と多文化共生研究センター
東北大川内
キャンパスバス停
★
東北大学大学院
法学研究科
グローバルCOE事務局
〒980-8577
宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
東北大学片平キャンパス内
エクステンション教育研究棟1階
TEL 022-217-6251,6254 FAX 022-217-6252
E-mail:[email protected]
http://www.law.tohoku.ac.jp/gemc/
北門
センター分室 ★
正門
★ ジェンダー平等と
多文化共生研究センター
センター分室
〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
法学研究科片平5号棟
TEL 022-217-6132 FAX 022-217-6133
東京大学社会科学研究所
GCOEプログラム連携拠点
〒113-0033 東京都文京区本郷 5-25-16
石川ビル5階
TEL / FAX 03-5684-2085
E-mail [email protected]
東京大学付近マップ(文京区本郷)
わだつみのこえ
記念館
東大赤門前
旧加賀屋敷
御守殿門(赤門)
長泉寺
東京大学社会科学研究所
GCOE プログラム連携拠点 ★
東大赤門前バス停
東京大学
本郷
本
郷
通
り
真砂中央
図書館
本郷小
桜木神社
本郷四
郵便局
都営大江戸線
本郷三丁目
本郷 3 丁目
本
郷
消
防
署
本
富
士
警
察
署
春日通り
上記の場所は、GCOEプログラムの終了に伴い、2013年3月31日をもって閉鎖致します。
これまでのご関心とご協力、ありがとうございました。
120
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は じ め に
――東北大学グローバルCOEプログラム 「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」
FACTBOOK 2012 刊行にあたって――
2008年にスタートした東北大学グローバルCOE「グ
者シリーズ
(単著)
6冊が既に刊行されました
(研究活動の
ローバル時代の男女共同参画と多文化共生」
( 平成20年
詳細は、35頁以下をご参照ください)
。
度・社会科学分野)
拠点および
「ジェンダー平等と多文化共
とくに2011年の東日本大震災と原発事故は、研究上も
生研究センター」
では、2011年3.11東日本大震災等の困
教育上も、大きな課題を投げかけました。
「災害・復興とジェ
難を乗り越えて活動を続け、2012年に最終年度を迎えま
ンダー」
に関するシンポジウムの後援や研究会の開催など
した。この
「FACTBOOK 2012」
では、2012年度の活動を
種 々 の 対 応をしてきましたが 、2 0 1 1 年 度 の 研 究 年 報
中心に、
これまで5年間の活動成果をもあわせて掲載して
「GEMC journal」
(6号、7号)
では、
この問題についての特
おります。これまでの皆さまのご支援・ご協力に心から感謝
集を組んでおります。
また同10号は、
最終的な成果をまとめ
いたします。
た特集号になっておりますので、
ご参照くだされば幸いです。
さて、GCOEプログラムは、東北大学21世紀COEプロ
人材育成面では、国際連携機関である世界の諸大学との
グラム
「男女共同参画社会の法と政策」
の成果を発展させ
間でダブル・ディグリーをめざす共同博士課程としてのクロ
て、社会科学を総合する視点から
「グローバル時代の男女
スナショナル・ドクトラル・コース
(CNDC)
を実施して成果を
共同参画
(ジェンダー平等)
と多文化共生」
に関する世界的
上げてきました。実際に、
シェフィールド大学、ENS-Lyon、
リ
な研究教育拠点をつくることをめざしました。この拠点は、
ヨン第2大学、清華大学、中国社会科学院、延世大学校か
東京大学社会科学研究所や国内外の諸機関との連携に基
ら、2012年10月までに34名の大学院博士後期課程の学
づく研究体制および人材育成機構を確立することにより、
生が入学して学位論文の執筆や共同研究に励み、2013年
国際舞台で活躍できる若手研究者・法曹実務家・政策担当
3月までに、12名の学位取得が認められる予定です
(人材
者など高度な専門家を養成するとともに、研究教育の成果
育成プログラムの詳細は、それぞれ27-33、77-80頁をご
を政策に還元することを目的としてきました。
参照ください)
。
これは、グローバル時代の男女共同参画問題へのアプ
また、東北大学法学研究科
「ジェンダー平等と多文化共
ローチをよりダイナミックで多次元的なものに発展させ、
生研究センター」
を2010年7月より東北大学片平キャンパ
性差にとどまらない人種・文化・年齢・障害の有無など、多元
ス、
エクステンション教育研究棟1階に移設し、
蔵書約8,000
的な共生社会の実現という課題を展望する、チャレンジン
冊以上を擁する資料センター兼若手研究者の研究拠点と
グな試みであるともいえます。
して機能させています。今後は広く一般の利用に供するこ
このように、男女共同参画と多文化共生という複合的な
とで、社会貢献の面でも、
また東北大学の男女共同参画施
テーマを掲げる本プログラムでは、分野横断的に具体的な
策のシンクタンクとしても重要な研究センターとして飛躍
課題について研究する15の研究プロジェクトを中心に研究
してゆきたいと念じております
(詳細は102-105頁および
活動を行い、国際シンポジウムや研究会を数多く企画しま
http://www.law.tohoku.ac.jp/gemc/をご覧くださ
した。共催・後援等も含めると
(2012年12月末までに)
開催
い)
。さらに、東京大学社会科学研究所連携オフィスや海外
総数は215回に及び、毎月開催してきたGCOE月例会も
連携校とのネットワークも強化し、広報ツールとして6ヶ国
40回に及びました。毎年4月には
「桜セミナー」
、10月には
語のホームページ(http://www.law.tohoku.ac.jp/
「萩セミナー」
を開催し、
すべての研究プロジェクトの進捗状
gcoe/)
や本誌を活用して、本拠点の概要や活動内容をご
況や成果を発表しあい、大きな成果を挙げることができま
紹介しています。
した。
多くの研究者の皆様や内外の研究教育機関、行政機関、
寄稿論文や若手研究者の査読済論文を掲載したGCOE
市民団体などと連携して、
これまでの成果を将来の研究・教
の研究成果も、
研究年報
「GEMC journal」
(全10号)
で公表
育に生かすため、総力をあげたいと念じておりますので、今
してきました。このほか、GCOEでは、研究成果を公表する
後も、力強いご支援とご協力をお願いいたします。
2013年3月
ために、①プロジェクト研究成果シリーズ
(共著)
10冊、②著
グローバルCOEプログラム
「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」
拠点リーダー 辻村みよ子(東北大学大学院法学研究科教授)
拠点サブリーダー 大西仁・水野紀子(東北大学大学院法学研究科教授)
連携拠点リーダー 大沢真理(東京大学社会科学研究所教授)
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Mission Statement
このプログラムのミッションは、
ジェンダー平等と多文化共生に関する総合的な社会科学の観点から、
世界規模の研究教育拠点を構築することです。
より具体的には、
1
近年のグローバリゼーションが生み出した
新しい社会問題を分析します
2
ジェンダー及びその他の社会的平等を実現し、
異なる社会集団間の紛争を解決するための社会的条件を探求します
3
上記の諸分野で研究する博士課程学生と
ポスドクをはじめとする若手研究者を支援します
3
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Ⅰ
概要・組織
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概要
このGCOEプログラムは、グローバル化が進行す
る世界で生じている諸問題を、男女共同参画と多文化
共生の二つの観点から解明し、それらの知見を融合し
ながら解決策を提示することを目的としました。さら
に、
こうした問題への深い理解と有効な対応策を提示
しうる若手研究者を育成することを最終的な目標とし
ました。
グローバル化の進展に伴い、一方で地球規模の相
互依存と共通の生活様式・価値体系が生み出されな
がら、他方で社会的亀裂と緊張の深刻化・偏狭な排他
主義が登場しています。
ここでいう偏狭な排他主義と
は、
ジェンダー平等へのバックラッシュ、経済的格差の
進展、民族紛争、移民への暴力、人身取引、福祉に関す
る世代間対立、
ドメスティック・バイオレンスなど様々
です。いかにして、
このような現象を理解し、解決策を
発見できるでしょうか? その鍵は、多文化共生にあり
ます。
つまり、偏狭な排他主義に対抗するには、普遍主
義の理念が不可欠ですが、それは画一的なもので
あってはならず、多様性を含む普遍主義でなければな
りません。
ここに多文化共生の重要性があるのです。
以上の観点から、本GCOEでは、
ジェンダー平等と
多文化共生に関する総合的な社会科学の観点から、
世界規模の研究教育拠点を構築することを目指しま
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Ⅰ
概 要・組 織
した。
また、以上の研究活動と並行しつつ、本GCOEの教
より具体的には、
育活動では、国際社会で指導的人材となる若手研究
◆近年のグローバリゼーションが生み出した新しい社
者を育成するため、東北大学と諸外国の大学との双
会問題を分析しました。
方で博士号を同時に取得する、いわゆるダブル・ディ
◆ジェンダー及びその他の社会的平等を実現し、異な
グリーのコースとして、
「クロスナショナル・ドクトラル・
る社会集団間の紛争を解決するための社会的条件を
コース
(CNDC)」を設置しました。さらに、研究・教育
探求しました。
の任務に携わる博士号取得者を念頭においたグロー
◆上記の諸分野で研究する博士課程学生とポスドク
バルCOEフェローの任用を通じて、
フェローに対する
をはじめとする若手研究者を支援しました。
「若手研究者育成プログラム」
を推進してきました。
また、本GCOEは、東北大学21世紀COEプログラ
以上のような研究教育拠点を形成する一方で、本
ム「男女共同参画社会の法と政策」
( 2003~2008
GCOEは、国内外の研究教育機関との連携を強化し、
年)
を継承・発展するものでもあり、
この21世紀COE
グローバルなネットワーキングを進めました。国内で
の成果である国内外のジェンダー法政策への研究・
は、東北大学大学院法学研究科等と東京大学社会科
政策提言・社会の諸分野における指導的人材の育成
学研究所との間で、研究者や大学院生の交流を含む
の諸実績は、本GCOEが多文化共生の諸問題を分析
密接な連携関係を構築しました。
また、諸外国では、中
する際の基礎となっていました。
国・清華大学、中国社会科学院、英国・シェフィールド
大学、
フランス・リヨン第2大学、ENS-Lyon、
カナダ・オ
本GCOEの研究活動は、
ジェンダー平等、多文化共
タワ大学、韓国・延世大学校、
ソウル大学校、国立台湾
生、少子高齢化の3分野を相互に融合させつつ15の
大学、
ドイツ・ハイデルベルク大学をはじめとする研究
プロジェクトを立ち上げ、
これに東北大学と連携拠点
教育機関との連携を進めました。連携によって、研究
大学等の研究者が多数参加し、それぞれ研究会・国際
プロジェクトにおける共同研究・国際会議の実施や、
ク
的ワークショップを通じた議論を繰り返し、最終成果を
ロスナショナル・ドクトラル・コースでのダブル・ディグ
ブックフォームの形でまとめました。
リーを行う協定の締結、学生の派遣・受け入れを行い
ました。
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事業推進担当者(2012 年度)
東北大学大学院法学研究科
辻 村 みよ子
大 西 仁
水 野 紀 子
稲 葉 馨
植 木 俊 哉
樺 島 博 志
久保野 恵美子
芹 澤 英 明
戸 澤 英 典
平 田 武
牧 原 出
阿 南 友 亮
内 海 博 俊
河 崎 祐 子
桑 村 裕美子
滝 澤 紗矢子
嵩 さやか
中 林 暁 生
森 田 果
米 村 滋 人
東北大学大学院経済学研究科
教授
教授 拠点サブリーダー
教授 拠点サブリーダー
東京大学社会科学研究所
大 沢 真 理
佐 藤 博 樹
教授
東北大学理事・大学院法学研究科併任教授
水 町 勇一郎
教授
不 破 麻紀子
教授
教授 連携拠点リーダー
教授
教授
准教授(2012 年 4 月~)
教授
教授
上記以外の2008-2011年度の事業推進担当者
教授
教授
准教授(2012 年 10 月~)
准教授
准教授(~ 2012 年 9 月)
准教授
(所属・職名は当時のもの)
東北大学大学院法学研究科
川 人 貞 史 教授(2008 年 8 月~ 2009 年 3 月)
(現 東京大学大学院法学政治学研究科教授)
東北大学大学院法学研究科・医学系研究科
坪 野 吉 孝 教授(2008 年 8 月~ 2011 年 3 月)
(現 山形さくら町病院精神科医師、早稲田大学大学院政治学研究科客員教授)
准教授
東北大学大学院教育学研究科
生 田 久美子 教授(2008 年 8 月~ 2011 年 3 月)
准教授
(現 東北大学名誉教授、田園調布学園大学副学長・子ども未来学部教授)
准教授
東北大学国際高等研究教育機構
矢 野 恵 美 助教(2008 年 8 月~ 2009 年 3 月)
准教授
准教授
(現 琉球大学大学院法務研究科准教授)
東京大学社会科学研究所
石 黒 久仁子 助教(2011 年 7 月~ 2012 年 3 月)
東北大学大学院文学研究科
田 中 重 人
吉 田 浩
教授 拠点リーダー
准教授
(現 文京学院大学外国語学部助教)
グローバルCOE拠点組織図
グローバル時代の男女共同参画と多文化共生
連携機関:東京大学社会科学研究所 拠点リーダー:辻村みよ子
外部評価委員会
国内
海外
GCOE運営委員会
事業推進担当者
法学研究科
文学研究科
GCOE事務局
教育学研究科
GCOE執行委員会
ジェンダー平等と
多文化共生研究センター
学内協力機関
経済学研究科
国際高等研究教育機構
男女共同参画委員会
杜の都ハードリング事業
広報委員会
海外連携機関
法政実務教育
研究センター
研究企画委員会
研究プロジェクト
(15)
クロスナショナル・
ドクトラル・コース
運営委員会
清華大学(中国)
中国社会科学院(中国)
シェフィールド大学(イギリス)
リヨン第2大学(フランス)
ENS-Lyon(フランス)
オタワ大学(カナダ)
延世大学校(韓国)
ソウル大学校(韓国)
国立台湾大学
ハイデルベルク大学(ドイツ)
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Ⅱ
研 究
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研 究
の 研 究 プロジェク ト
15
辻村
みよ子
多文化共生社会に
おける
ジェンダー平等
東北大学大学院
法学研究科・教授
-ジェンダー研究と
多文化共生研究の
交錯に関する学際的研究序説-
辻村
みよ子
アジアの
ジェンダー
平等政策と課題
東北大学大学院
法学研究科・教授
大沢
真理
東京大学
社会科学研究所・教授
生田
久美子
東北大学大学院
教育学研究科・教授
(~2011年3月)
水野
紀子
東北大学大学院
法学研究科・教授
人間の
安全保障と
人身取引問題
-男女共同参画と
多文化共生の試金石-
男女共同参画・
多文化共生社会に
求められる
「リーダーシップ」教育の研究
-中・高等教育における男女別学の
国際比較分析に基づいて-
被害者と
加害者が
共生する社会
-
「刑事法とジェンダー」研究からの
さらなる発展-
ジェンダー平等と多文化共生を融合させつつ、総計
15の研究プロジェクトを展開しました。
各プロジェクトは、研究会・国際ワークショップを随
時開催し、先端的研究を進めるとともに国内外の若手
研究者の育成を図り、最終成果物を叢書等で公刊して
きました。
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Ⅱ
研
究
植木
俊哉
東北大学理事
大学院法学研究科・
併任教授
大西
仁
多文化共生と
ジェンダーをめぐる
国際法規範の国内的
履行と国際紛争の
平和的解決メカニズム
の実証的研究
グローバリゼーション
とナショナリズム
東北大学大学院
法学研究科・教授
戸澤
英典
多文化共生政策の
国際比較
東北大学大学院
法学研究科・教授
-日米関係を中心に-
グローバル時代の
稲葉 「公共性」
再考
馨
東北大学大学院
法学研究科・教授
吉田 「法の経済分析
(Law and Economics)」の
浩 手法に基づく、多文化交流、
田中
重人
東北大学大学院
文学研究科・准教授
近代日本・
戦後日本の
対外態度
-地域間格差を手がかりに-
少子高齢化を
めぐる
国家と私的領域
東北大学大学院
法学研究科・教授
東北大学大学院
経済学研究科・教授
東北大学大学院
法学研究科・教授
牧原
出
水野
紀子
大沢
真理
東京大学
社会科学研究所・教授
男女共同参画の
政策効果の分析
少子高齢化社会の
家族変動
ミクロデータ分析による
アプローチ-
生活保障システムの
比較ジェンダー分析
-グローバル知識経済と
社会的排除の諸相-
企業の人材活用における
佐藤 ワーク
・ライフ・バランス
博樹 (WLB)支援と
東京大学大学院
情報学環・教授
男女雇用機会均等施策の
効果に関する実証的研究
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辻村 みよ子
東北大学大学院法学研究科(教授)
多文化共生社会における
ジェンダー平等
―ジェンダー研究と多文化共生研究の交錯に関する学際的研究序説―
Key questions
1.グローバル時代の多文化
共生社会におけるジェン
ダー問題とは何か?
2.ジェンダー平等、多文化
共生、およびグローバリ
ゼーションの関係をいか
に捉えるか?
研究の目的と方法
このグローバル COE プログラムは、21 世紀 COE「男女共同参画社会の法と政策」の研究成
果を深化・発展させ、社会科学を総合する視座にたって、グローバル化時代の「男女共同参画
(ジェンダー平等)と多文化共生」に関する新たな研究教育分野を確立することを目的の一つに
しています。ジェンダー平等問題と多文化共生問題を融合させる視点から、男女共同参画社会
のみならず、多文化共生社会の実現を展望する総合的かつ野心的な試みといえます。
そこで本プロジェクトでは、グローバリゼーションのもとで起こっているジェンダー平等に
かかわる社会問題を明らかにし、現代の多文化共生社会においてジェンダー平等を実現するた
めの学際的な理論研究をめざしました。
そのため、本プロジェクトでは、まず総論的アプローチとして、グローバリゼーション、ジェ
ンダー平等、多文化共生の相互関係を明確にし、多文化共生社会のジェンダー問題の位相を明
らかにすることをめざしました。ここでは、ジェンダー法学・社会学・経済学等のいわばジェ
ンダー社会科学という新しい研究領域にかかわる第一線の研究者と協力して、この GCOE プ
ログラム全体の課題にも通じる理論的課題を抽出し、その解決にむけた学際的研究を行いまし
研究組織
た。
ついで各論的アプローチとして、ジェンダー研究と多文化共生研究が交錯する領域の具体例
大沢 真理
について研究し、問題解決のための諸条件を明らかにして、政策的課題にも対応しうる理論の
吉田 浩
スカーフ問題のほか、移民政策、経済格差と女性の労働、シティズンシップ、人身取引・性暴力
東京大学社会科学研究所
(教授)
東北大学大学院経済学研究科
(教授)
廣渡 清吾
専修大学法学部
(教授)
木本 喜美子
構築をめざしました。ここでは、例えば、ジェンダー平等と宗教・文化が交錯するイスラムの
の問題などを取り上げました。
研究活動
一橋大学大学院社会学研究科
(教授)
佐々木 弘通
このプロジェクトでは、多文化共生社会のジェンダー平等の課題の宝庫であるカナダ・アメ
東北大学大学院法学研究科
(教授)
リカ・北欧・フランス等の研究者との共同研究を行い、ジェンダー法学の世界的第一人者フラ
Isabelle GIRAUDOU
ンセス・オルセン教授ら多数の外国人研究者を招いて 2009 年 8 月に大規模な「国際セミナー
名古屋大学法学研究科
(特任准教授)
Cornelia VECCHIO
パリ第1大学法学部
(講師)
川人 貞史
東京大学大学院法学政治学研究科
(教授)
2009」を東京と仙台で開催しました。その成果を、Tsujimura & Osawa (eds.), Gender
Equality in Multicultural Societies, 2010、辻村・大沢編『ジェンダー平等と多文化共生―複
合差別を超えて』
(2010 年、いずれも東北大学出版会刊)
で公表しました。さらに、フランスに
おけるイスラムのスカーフ問題や、ケア労働に関連した日仏会館主催シンポジウム等を後援・
岩本 美砂子
共催し、とくに 2011 年国際女性デー記念シンポジウム「ケア、国際移民、ジェンダー」では大
糠塚 康江
また、2008 年 9 月以降、コロンビア大学・オタワ大学・ケベック大学等の訪問・講演会開催
三重大学人文学部
(教授)
関東学院大学法学部法律学科
(教授)
早川 のぞみ
桃山学院大学法学部
(講師)
Nathalie DES ROSIERS
オタワ大学法学研究科
(教授)
Caroline ANDREW
オタワ大学社会科学研究科
(教授)
Alain-G GAGNON
ケベック大学モントリオール校
法学・政治学部
(教授)
Frances OLSEN
カリフォルニア大学ロサンゼルス校
法学部
(教授)
Jackie F. STEELE
きな成果を得ました。
等を積極的に行い、2011 年には萩セミナーにシドニー大学のアーヴィング教授らを招いて、
国際ワークショップ“Gender and Constitutional Citizenship”を開催しました。同年 3.11
の東日本大震災と原発事故をうけて、日本学術会議「
「災害・復興と男女共同参画」6.11 シンポ
ジウム」
、ジェンダー法学会プレ企画「災害とジェンダー」等も共催し、成果を東京大学社会科
学研究所連携拠点シリーズ 4 号として刊行しました。
さらに、本 GCOE の目的の一つである「ジェンダー社会科学」の確立を目指して岩波書店か
らシリーズ『ジェンダー社会科学の可能性』
(辻村・大沢編、全 4 巻、2011 年)を刊行し、2012
年 3 月に約 200 名の参加を得て合評会を開催して成果を上記連携拠点シリーズ 5 号として纏
めました。主催・共催・後援したシンポジウム等の回数は 51 回に及び、研究成果も、プロジェ
クト研究成果シリーズ 2 冊、岩波シリーズ 4 冊、連携拠点シリーズ 2 冊のほか、GEMC ジャー
ナルの寄稿論文等に示すことができ、当初の目標を達成することができました。
東京大学社会科学研究所
(准教授)
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Ⅱ
研
辻村 みよ子
アジアの
ジェンダー平等政策と課題
Key questions
1. アジア諸国のジェンダー
平等政策の現状と課題は
何か?
2. 比較研究の中でアジアの
ジェンダー平等政策の普
遍性と特殊性を明らかに
することは可能か?
究
東北大学大学院法学研究科(教授)
研究の目的と方法
グローバル化のもとで性差別や女性の人権侵害が拡散し、南北格差や社会格差の拡大によっ
て多くの女性が性的人権侵害の被害者となっています。これに対してアジア諸国でもジェン
ダー平等政策を強化していますが欧米先進諸国に比べて必ずしも十分でなく、その現状や課題
に対する情報も不足しています。さらに、諸国の状況を各論的に分析するだけでなく、アジア
全体を見わたす視点から、性別のみならず人種・宗教・文化などを加えた多文化共生の視座に
立って、アジアの平等政策の現状と課題を総合的に分析することが急務です。
そこで本プロジェクトでは、欧米先進国や日本のジェンダー平等政策との比較という視点を
ふまえて、アジアのジェンダー平等政策に含まれる普遍的な政策課題を抽出し、経済・社会の
グローバル化のもとでの女性労働者や性業女性等に対する性支配の根源ともいえる文化的・宗
教的・制度的要因等を明らかにしました。同時に、アジア各国のジェンダー平等の実情や取組
みを検討し、その特殊性を解明することをめざしました。
そのため、ジェンダー法学や社会学的なアプローチを中心に、憲法・刑法・社会学・国際政治
学等の視点から、アジア諸国で問題になっている女性の人権侵害、DV、人身取引、移民労働者
研究組織
大沢 真理
東京大学社会科学研究所
(教授)
田中 重人
東北大学大学院文学研究科
(准教授)
木本 喜美子
一橋大学大学院社会学研究科
(教授)
橋本 ヒロ子
十文字学園女子大学
(副大学長)
人間生活学部
(教授)
土佐 弘之
神戸大学大学院国際協力研究科
(教授)
稲 正樹
国際基督教大学教養学部
(教授)
問題、さらには韓国で導入された国会議員選挙のクオータ制の問題点など、さまざまな政策課
題を分析して、日本の男女共同参画政策に活かすことをめざしました。
研究活動
このプロジェクトでは、アジア諸国のジェンダー平等政策と課題について、内外の研究者と
の共同研究を通じて、欧米先進国や日本の政策・理論との比較という視座も含めた研究成果を
得ることを目的としました。そのため、2009 年 5 月にフィンランド大学で開催された国際シ
ンポジウム“Gendering Asia Conference”や、同年 10 月のドイツ・ヒルデスハイム大学主
催の「アジアにおける女性と政治(WPA2009)」シンポジウムで報告等を行ってアジアの研究
者とのネットワークを諮り、同年 10 月の萩セミナーの際に、中国社会科学院、韓国梨花女子大
学校、インディラ・ガンジー国立公開大学等の中心的研究者を招聘して、アジアのジェンダー
平等政策についての比較研究を行いました。さらに、2010 年 6 月と 10 月に、インドやアラブ
鮎京 正訓
諸国のジェンダー平等政策をテーマとして国際ワークショップを開催し、これらの成果を纏め
蘇 恩瑩
Policies and Political Participation (Tohoku University Press) を出版し、韓国、中国、イ
名古屋大学大学院法学研究科
(教授)
韓国憲法裁判所
(研究員)
澤江 史子
東北大学大学院国際文化研究科
(准教授)
金 善旭
梨花女子大学校
(総長)
法学部法科大学院
(教授)
全 敬玉
淑明女子大学校人文社会科学学科
(教授)
朱 暁青
中国社会科学院法律研究所
ジェンダー法センター
(所長)
Maria Rosario
PIQUERO-BALLESCAS
て、2011 年 3 月
に M. Tsujimura and J.F. Steele (eds.), Gender Equality in Asia:
ンド、フィリピン、スリランカなどのジェンダー平等政策の展開について明らかにしました。
これらについて殆ど情報のない日本や世界各国にとって、この共著は大変貴重な成果であり、
前掲書を元にした辻村&スティール編『アジアにおけるジェンダー平等』を、2012 年 3 月末に
東北大学出版会から刊行しました。
こうして、本プロジェクトでは、研究成果シリーズとして 2 冊を刊行したほか、19 回に及ぶ
シンポジウム、研究会等の主催・共催等を通して多くのアジア諸国の研究者・研究センターと
のネットワークを形成することができました。また若手研究者育成の成果として、本 PT 所属
の GCOE フェロー(韓国人留学生)が母国の憲法裁判所研究員として就職し、その後の研究交
流に貢献していることも特筆すべきことがらと言えます。
東洋大学国際地域学部国際地域学科
(教授)
Nilima SRIVASTAVA
インディラ・ガンジー国立公開大学
ジェンダーと開発学研究科
(准教授)
Jackie F. STEELE
東京大学社会科学研究所
(准教授)
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大沢 真理
東京大学社会科学研究所(教授)
Key questions
1. 搾取の手口や人身取引の
形態の実態は?
2. 受け入れ大国である日本
国内の「需要」削減のた
めに効果的な取り組み
は?
人間の安全保障と
人身取引問題
―男女共同参画と多文化共生の試金石―
研究の目的と方法
人身取引は、被害女性の人権を著しく侵害するだけでなく、グローバル組織犯罪の有力な資
金源となることによって、途上国・先進国を問わず人間の安全保障の脅威となっています。い
わばジェンダー平等と多文化共生の試金石となる課題です。日本は開発協力への貢献が期待さ
れる国でありながら、性的搾取を目的とする人身取引の有数の受入国であり、この問題への解
決に資する調査研究が切実に要請されています。
このような状況を背景に本研究プロジェクトでは、
(1)日本国内の法整備に対応して巧妙化・
複雑化する搾取の手口や人身取引の形態の実態についての調査を深め、日本国内の体制、国際
協力の実態を検証すること、
(2)日本に人身取引されて出身地に帰還した「帰国女性」へのイン
タビュー調査の詳細分析と発展的調査を実施し、送り出し地における有効で具体的な防止策と
支援策のあり方を検討すること、(3)性的サービスの売買に関する国内大規模意識調査の分析
および質的調査により、日本国内の「需要」問題の削減のために効果的な意識啓発のあり方を
探り、また包括的に人身取引被害者を保護・支援するための国内外を通じた幅広いセーフティー
ネットの構築強化方法を明らかにすること、(4)
「需要」削減や保護・支援活動に関する諸外国
研究組織
の実態について情報を収集することを、目的としました。
研究方法としては、タイ、カンボジア、フィリピンの政府機関、NGO と密接に協力して調
原 ひろ子
査研究を行いました。また、エンパワーメント・アプローチを重視し、当事者(
「帰国女性」
)を
坂東 眞理子
NGO との連携やインドシナ地域での国際協力、リーガルリテラシー、開発などに関心を持つ
城西国際大学国際人文学部
(客員教授)
昭和女子大学
(学長)
橋本 ヒロ子
十文字学園女子大学
(副学長)
人間生活学部
(教授)
Glenda ROBERTS
早稲田大学アジア太平洋研究センター
(教授)
吉田 容子
立命館大学法科大学院
(教授)
田中 由美子
国際協力機構
(国際協力専門員)
日下部 京子
AIT(アジア工科大学院)
(准教授)
研究協力者に迎えました。さらには、カンボジア等でリーガルリテラシー活動をおこなう
若手に短期インターンシップの提供も検討した、各所に国際交流の要素を持つ研究プロジェク
トです。
研究活動
人身取引問題の解決の糸口を探る――その目的に向かって、初年度からタイ・フィリピンな
ど送り出し・中継国で被害当事者支援を行うNGOとの連携を強め、2010 年には、日本で人身
取引されて出身地に帰還した女性たちへのインタビュー調査を実施しました。同時に、人身取
引の需要削減への取り組みについてイギリス、スウェーデン、オランダ、ドイツで現地調査も
行いました。さらにハーグ条約に関する報告書(『国際的な子の奪取の民事面に関する条約と
大槻 奈巳
ドメスティック・バイオレンス』
)
の抜粋翻訳を行い、広く一般への情報発信に努めてきました。
中野 洋恵
の可能性 第四巻 公正なグローバル・コミュニティを』
(岩波書店)②高松香奈『政府開発援
聖心女子大学文学部
(准教授)
国立女性教育会館
(研究国際室長)
青山 薫
神戸大学大学院国際文化学研究科
(准教授)
またプロジェクト・メンバーによる研究成果もまとめられ、①大沢真理編『ジェンダー社会科学
助政策と人間の安全保障』
(日本評論社)が刊行されています。さらに 2011 年 3 月におきた東
日本大震災は、プロジェクト・メンバーにとってジェンダーと人間の安全保障の視点から「災
羽田野 慶子
害」にアプローチする重要性を改めて認識する契機となりました。2011 年 6 月の「
「災害・復
渡辺 美穂
て行い、最終年度では市民との連携という新たな段階へと踏み出すことができました。被災地
福井大学教育地域科学部
(准教授)
国立女性教育会館
(研究員)
小森田 秋夫
神奈川大学法学部
(教授)
池上 雅子
ストックホルム大学政治学部
(教授)
アジア太平洋研究所
(CPAS)
(前所長)
興と男女共同参画」6.11 シンポジウム」の開催をはじめ、公開セミナー、研究会を数次にわたっ
の NPO、農漁村の女性たちを招き、12 月に開催した公開シンポジウムは、被災地の「復興」に
潜むジェンダー不平等な資源配分の実態や多様性を尊重する市民の活動に学ぶとともに、ジェ
ンダーと多様性の保障が災害へのレジリエンスを高めるという次なる研究課題発見の機会とな
りました。
高松 香奈
国際基督教大学教養学部
(准教授)
皆川 満寿美
東京大学社会科学研究所
(特任研究員)
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生田 久美子
Key questions
1. 男女共同参画および多文
化共生をベースとする社
会 に 求 め ら れ る「 リ ー
ダーシップ」教育とはど
のようなものか?
2.「リーダーシップ」概念
およびその育成は男女間
や文化によってどのよう
に違うのか?
究
―中・高等教育における男女別学の国際比較分析に基づいて―
Ⅱ
研
東北大学名誉教授
田園調布学園大学(副学長)
子ども未来学部(教授)
男女共同参画・多文化共生社会に
求められる「リーダーシップ」教育の研究
研究の目的と方法
本プロジェクトの目的は、男女共同参画社会及び多文化共生社会において求められる「リー
ダーシップ」
を育成する教育モデルを構築することです。そのためには、
「リーダーシップとは
何か」を問う必要があります。つまり、
従来のリーダー像やリーダーシップ概念を「ジェンダー」
および「多文化」
という二つの視点から捉え直すことが必要なのです。
この課題を達成するため、本プロジェクトでは、男女別学教育がもつ教育的意義に焦点を当
てました。
この理由は、
男女別学教育を分析対象に据えることで、
現代の男女共学教育の問題点・
改善点を浮き彫りにすることができると考えるためです。
例えば、
現代の男女共学教育には様々
なジェンダー・バイアスが内在しているため、特に女性の「リーダーシップ」育成には男女別学
が有効であるという見方があります。本プロジェクトでは男女別学に対する批判と支持の双方
の指摘を吟味し、ジェンダーに中立な—ジェンダー・センシティブな—「リーダーシップ」育
成教育の可能性を追求していきたいと考えました。
また、
「リーダーシップ」教育分析の二つ目の軸は「国(民族および文化)」です。その理由は、
国(民族および文化)による「リーダーシップ」の捉え方の違いを比較・分析することによって、
よりグローバルな視点から当概念を再構築することができると考えるためです。
そこで、本プロジェクトの調査は日本およびアメリカ等諸外国での調査を実施しました。調
査対象とする学校は、(1)
「社会的リーダーシップの育成」を教育目的として掲げていること、
(2)進学率、
偏差値等の水準が高いこと等を選定基準の一つとしました。各学校においてフィー
ルド調査、インタビュー調査等を実施し、当該学校における教育目的、カリキュラム、教育実践
について、教育哲学・教育政策・カリキュラム論等の視点から多角的な分析を試みました。
研究活動
2008 年度に 3 年間の計画で開始した本プロジェクトは、国際比較調査、学内研究会、国外で
の学会発表、成果報告書刊行という流れの中で、男女別学・共学問題が教育における文化間の
相違や特徴を検討する視点として有効である点、さらには、教育の実践や政策にとって実効性
のある男女別学・共学議論のためには、ジェンダーの問題のみならず教育そのものの効果を原
理的に問う議論が不可欠であることを示しました。
2009 年 3 月にニューヨークにおける女子高等学校を対象とする訪問調査を実施し、同年 10
月の萩セミナーではジェーン・ローランド・マーティン、スーザン・レアード両氏をアメリカよ
研究組織
り招聘してワークショップを実施し、水原克敏氏、坂本辰朗氏の報告とともに、男女別学問題
水原 克敏
学化の動向についてはアンケート調査を交えた調査を継続的に進め、その成果の一部は 11 月
早稲田大学教育総合科学学術院
教育学研究科
(特任教授)
を哲学的かつ歴史的観点から論じました。宮城県内の高等学校を中心にした日本国内の男女共
の東北大学男女共同参画シンポジウムでの発表にも活かされました。
末松 和子
2010 年度の活動は成果報告が主となりました。4 月の桜セミナー、10 月の萩セミナーで調
尾崎 博美
for Educating Women においてラウンド・テーブルを実施して成果を発表しました。さらに、
東北大学大学院経済学研究科
(准教授)
新渡戸文化短期大学生活学科
(准教授)
八木 美保子
高崎商科大学
(非常勤講師)
Jane Roland MARTIN
マサチューセッツ大学
(名誉教授)
査結果の報告をし、7 月にはアメリカ・ニューメキシコ大学において開催された The Society
成果の一部を 2011 年 1 月にイタリア・トリノ大学で開催された国際セミナーでも発表しまし
た。
本プロジェクトの成果の全体をまとめた成果報告書『男女共学・別学を問い直す―新しい議
論のステージへ』
を 2011 年 3 月に東洋館出版から刊行しました。
Susan LAIRD
オクラホマ大学
Educational Leadership & Policy
(教授)
坂本 辰朗
創価大学教育学部
(教授)
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水野 紀子
東北大学大学院法学研究科(教授)
Key questions
1. 21 世紀の刑事政策にお
ける多文化共生とは?
―被害者の救済と権利、
加害者の更生と再犯防止
の観点から
2. 加害者への厳罰も加害者
の更生も被害者の癒しに
はならない。それでは被
害者には何が必要か?
被害者と加害者が
共生する社会
―「刑事法とジェンダー」研究からのさらなる発展―
研究の目的と方法
犯罪というものについて考える場合、1 つには犯罪の予防という観点がありますが、ひとた
び犯罪が起こってしまった後には、被害者の救済、加害者の更生・再犯防止等の観点から対策
を考える必要があります。しかし、この中の被害者問題については長い間ないがしろにされ続
けてきました。それが最近になってようやく問題視され、
「被害者の権利」にも目が向けられる
ようになり、日本は今まさに刑事司法の大転換期を迎えています。そもそも現代社会において
は、加害者が死刑になるごく少数のケースを除いて、
犯罪を起こしても加害者は必ず社会に帰っ
てきます(ことに先進国では、日本とアメリカを除いて死刑自体が存在しません)。つまり私達
は犯罪の被害者(とその家族)と加害者(とその家族)が共に生きる社会を想定しなくてはなら
ないのです(ここにおける「共生」には許容や互助と言ったものは含まれず、同じ空間に必ず共
に存在することのみを意味します)
。
また、21 世紀 COE の 6 クラスターのうち、
「身体・セクシュアリティ」では、女性や児童が
被害者となる犯罪を中心にジェンダーの視点から刑事法を研究し、知見が得られています
(COE 叢書第5巻等で成果も公表されており、
メンバーも継続しました)
。本プロジェクトでは、
さらに研究を深めると共に、COE で得られた知見を犯罪問題全体に敷衍・応用していきまし
た(例えば外国人による犯罪、外国人被害者問題も扱いました)
。
本プロジェクトでは、
被害者の権利が確立し、
被害者が安心して暮らせ、
かつ加害者が更生し、
再犯をしない社会を実現するための方法を、刑事司法の様々な段階に焦点をあてながら、国際
比較の視点、社会調査、法制度の経済分析の手法等も取り入れながら研究を進めました。刑事
司法については、実務と研究の協働の必要性が叫ばれながら、共同研究の場があまり多くない
研究組織
矢野 恵美
琉球大学大学院法務研究科
(准教授・前プロジェクト責任者)
吉田 浩
東北大学大学院経済学研究科
(教授)
現状もあります。そのため本プロジェクトでは、
刑事司法の各分野の実務家をメンバーに加え、
実務と研究の視点の融合をも目指しました。
研究活動
このプロジェクトでは、研究会を開催したり、調査を実施したりして、犯罪被害者の権利と
小名木 明宏
救済、加害者の更生・再犯防止等について議論を深めていきました。プロジェクトを進めるに
上瀬 由美子
も図りました。
北海道大学大学院法学研究科
(教授)
立正大学心理学部
(教授)
小島 妙子
仙台弁護士会
後藤 弘子
千葉大学大学院専門法務研究科
(教授)
小西 聖子
武蔵野大学人間関係学部
(教授)
齋藤 実
東京弁護士会
(弁護士)
・
國學院大學法科大学院
(講師)
あたっては、国内における調査・研究にとどまらず、海外の研究者との交流を通じて国際連携
2008 年度は大学内外の研究者、実務家を招聘して研究会を数多く開催しました。2009 年
度は官民協働刑務所に関する調査を中心に活動を実施しました。2010 年度は 2009 年度に実
施した調査の内容をまとめ、社会心理学会、犯罪社会学会等でワークショップを立ち上げ、報
告を行いました。8 月にはアメリカ、インド、インドネシア、オーストラリア、韓国の被害者学
研究者を招聘し、各国の被害者政策に関する国際セミナーを開催しました(科研費基盤(B)
「犯
罪の被害にあった女性・児童への対策に関する総合的研究」
(代表 矢野恵美)共催)
。2011 年
度は調査研究の成果について複数の学会で報告し、意見交換をし、議論を深めました。また、
セクシャル・ハラスメントの被害者救済、加害者の刑事責任を考えるセミナーを沖縄で開催し
髙橋 尚也
ました。2012 年度は犯罪社会学会のテーマセッションにおいて研究成果の一部を報告しまし
水谷 英夫
ミナーを開催しました。
立正大学心理学部
(講師)
仙台弁護士会
た。また、スウェーデンから矯正の実務家を招聘し、国内外の実務と研究の協働となる国際セ
吉野 智
法務省
(専門官)
John DUSSICH
カリフォルニア州立大学
フレズノ校犯罪学科
(教授)
常磐大学国際被害者学研究所
(所長)
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Key questions
1. このグローバル化された
現代国際社会における国
際法規範の新たな役割と
新たな機能は何か?
2. グローバル化は国際法と
国内法の関係にいかなる
変化をもたらしたか?
究
東北大学理事
(大学院法学研究科・併任教授)
Ⅱ
研
植木 俊哉
多文化共生とジェンダーをめぐる
国際法規範の国内的履行と
国際紛争の平和的解決
メカニズムの実証的研究
研究の目的と方法
本研究プロジェクトは、多文化共生とジェンダーをめぐる現代国際社会の法規範がどのよう
な形で国内法秩序の中に位置づけられ、その具体的な履行が図られているかに関して、国際法
秩序と国内法手続との接合と交錯に注意を払いながら、複眼的・総合的な視点からこれを実証
的に検討し、理論的な整理を行うことを目的としました。同時に、多文化共生が必須となった
グローバル化された現代の国際社会において、国際法規範が国際紛争解決の新たな枠組みとし
ていかなる実際的機能を果たしているかを明らかにし、グローバルな多文化共生時代における
国際法の新たな役割に光を当て、理論的な再検討と問題提起、そして一定の理論的提言を行う
ことを目指しました。
そのための具体的な検討素材としては、(1)女子差別撤廃条約や国際人権規約等の国際人権
法の分野、(2)国際刑事裁判所(ICC)規程をはじめとする国際刑事法の分野、
(3)グローバル
な経済活動や貿易等をめぐる国際経済法や経済法の分野、などが挙げられました。また、
(4)
地球規模での法的及び政策的対応が要請されている国際環境法や環境法の分野、
(5)資源開発
や漁業問題、海洋環境の保全など広範な争点をもつ海洋法の分野、なども重要な検討対象とな
りました。
検討に際しては、国内における裁判手続や行政手続等と国際平面における紛争解決手続との
相互関係を視野に収めながら、国内法秩序と国際法規範の連関と交錯の実相を明らかにし、国
際法研究者と国内法研究者の協同作業、そして国境を越えた研究者間の討論と意見交換等を通
じて、多文化共生時代に適合的な法規範と法制度の構築のための理論的基盤を探究しました。
研究活動
本プロジェクトの研究成果を総括する著書として、2012 年 3 月に植木俊哉編『グローバル
化時代の国際法』
(信山社)を刊行しました。この著書には、本研究組織のメンバー 6 名が論文
を寄稿し、「グローバル化」という現象から発生する現代的な諸課題に関して、それぞれの研究
分野での新たな学問的知見を提示しました。
また、2011 年 3 月に発生した東日本大震災に関連する国際法規範の国内的履行に関して、
研究組織
山下 泰子
文京学院大学外国語学部
(名誉教授)
プロジェクトリーダーは 2011 年 7 月に論文「東日本大震災と福島原発事故をめぐる国際法上
の問題点」を発表し、2011 年 11 月に中国・大連で開催された第 5 回日中海洋法ワークショッ
プでは、
“The Earthquake, Tsunami, Nuclear Accident and the Law of the Sea”と題す
る研究報告を行いました。また、2012 年 5 月に京都で開催された世界法学会において「自然
河崎 祐子
災害と国際法の理論」と題する研究発表を行い、2012 年 9 月には米国のバークレーで開催され
滝澤 紗矢子
and the Theory of International Law”と題する報告を行いました。また、2012 年にブルガ
信州大学大学院法曹法務研究科
(准教授)
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
坂本 一也
岐阜大学教育学部
(准教授)
た第 4 回 4 学会国際会議(日、米、加、豪・NZ)合同研究大会において“Natural Disasters
リアのソフィアで開催された第 75 回国際法協会(ILA)総会では、「国際組織の責任」に関する
スタディ・グループ会合に参加し、その最終報告書の採択を行いました。
田中 清久
愛知大学法学部
(准教授)
小野 昇平
東北大学大学院法学研究科
(助教)
猪瀬 貴道
東北大学大学院法学研究科
(助教)
朴 基甲
高麗大学法科大学校
(韓国)
(教授)
張 新軍
清華大学法学院
(准教授)
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グローバリゼーションと
ナショナリズム
大西 仁
東北大学大学院法学研究科(教授)
Key questions
1. なぜ、近年、各国内にお
いて排他的ナショナリズ
ムが高まっているのか ?
2. 近年の排他的ナショナリ
ズムの台頭はグローバリ
ゼーションとどのように
関連しているのか?
研究の目的と方法
近年、グローバリゼーションが進行した結果、諸国民間の相互依存関係が強まると共に、世
界的に生活様式や価値意識の共通化が顕著になっています。ところがその一方で、冷戦終結後
の世界においては、各国内で排他的ナショナリズムが高まる傾向が見られます。すなわち、多
くの国で、移民・外国人労働者や他のエスニック・グループの排斥を主張する政治勢力が影響
力を伸ばし、暴力的な移民・外国人排斥運動、民族紛争(ethnic conflict)
、さらには、大量虐殺
さえも発生しています。そして、少なからぬ国で、自国の軍事力の行使・威嚇に依存する対外
政策を展開することが多くなったり、国民の間に隣国民をはじめとする他国民への敵意
(hostility)
が高まる傾向が顕著になっています。
本研究プロジェクトの主目的は、このような各国内における「排他的ナショナリズム」
研究組織
平田 武
東北大学大学院法学研究科
(教授)
横田 正顕
東北大学大学院法学研究科
(教授)
樺島 博志
東北大学大学院法学研究科
(教授)
戸澤 英典
東北大学大学院法学研究科
(教授)
金 淑賢
(ethnocentric nationalism)
がどのように、なぜ起こっているのか、又、それはグローバリゼー
ションがもたらす社会変動とどのように関連しているかを探究することにありました。
ところが、2010 年代に入り、排他的ナショナリズムは世界各地で、これまで以上に深刻な問
題を引き起こしているように見えます。特に、東アジアでは、日中間、日韓間で「領土紛争」が
中心的争点となって、各国民の排他的ナショナリズムの衝突が激しさを増しています。
このような事態の進展から、本プログラムが進めてきた研究の意義は、ますます大きくなり
つつあり、本GCOE 終了後も、同様の国際共同研究の継続・発展が求められています。
研究活動
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
阿南 友亮
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
韓 冬雪
清華大学研究生院政治学科
(教授)
曹 海軍
清華大学政治学部
(講師)
朱 安東
清華大学政治学部
(講師)
何 建宇
清華大学政治学部
(講師)
常 保国
中国政法大学政治・公共管理学院
(教授)
李 元徳
国民大学校日本学研究所
(所長)
南 基正
ソウル大学校日本研究所
(副教授)
金 碩淵
国民大学校国際学部
(講師)
Glenn D. HOOK
シェフィールド大学東アジア研究科
(教授)
Yveline LECLER
リヨン東アジア研究所-IAO
(教授)
池上 雅子
ストックホルム大学政治学部
(教授)
アジア太平洋研究所
(CPAS)
(前所長)
徐 禎敏
本研究プロジェクトでは、日本、中国、韓国、英国、フランス、スウェーデンの研究者による
国際共同研究を展開していきました。
すなわち、調査・研究を各国で展開すると共に、随時日本の国内外で国際ワークショップを
開いて、それぞれの成果を基に共通理解を深めていく計画であり、その際、積極的にポスドク
の若手研究者や大学院博士課程の学生の参加も促すことによって、若手人材の育成にも力を尽
くしたいと考えました。
その一環として、2009 年萩セミナーでは、国際ワークショップ“Political Process of
Historical Memories in East Asia”を開催し、2010 年 2 月に英国シェフィールド大学で国際
シンポジウムを共催し、2011 年 10 月の萩セミナーで、池上雅子氏(ストックホルム大学)と南
基正氏(ソウル大学校)を報告者に招いて、「北東アジアにおける国際政治の変容」をテーマに、
国際ワークショップを開催しました。2012 年 11 月には、延世大学校との共同で、
「東アジア
のナショナリズムと平和」をテーマに、最後の国際ワークショップを開催しました(詳細は 44
頁をご覧ください)
。
若手研究者の研究成果として、2010 年春に、金淑賢氏が『中韓国交正常化と東アジア国際政
治の変容』
(明石書店)を、紀萌氏が Phraseology in Corpus-Based Translation Studies
(Peter Lang)を、それぞれ出版しました。また、東北大学国際高等研究教育機構、同大学文学
研究科 GCOE とも協力して、若手研究者の共同研究の成果を一冊にまとめた『移動の時代を
生きる―人・権力・コミュニティ―』
(東信堂)
を 2012 年 3 月に出版しました。
延世大学校社会科学研究科
(副教授)
孫 基榮
高麗大学アジア問題研究所
(HK研究教授)
中村 文子
東北大学大学院法学研究科GCOE(フェロー)
紀 萌
早稲田大学高等研究所
(研究員)
木原 淳
福島工業高等専門学校
(准教授)
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Ⅱ
研
戸澤 英典
多文化共生政策の
国際比較
Key questions
1. 多文化共生社会の望まし
いあり方とはどのような
ものだろうか? そうし
た社会に向けての政策的
な対応として、どのよう
なものが考えられるだろ
うか? この点に関して
世界各国の経験は何を教
えてくれるだろうか?
2. 集住都市あるいはサービ
ス業への単純労働者の受
け入れが多い都市部とは
異なり農村の多い「東北
型多文化共生」の現状あ
るいは将来像はどのよう
なものか?
究
東北大学大学院法学研究科(教授)
研究の目的と方法
グローバル化の進展による人の国際移動の増大は、
「国民」
を社会の主たる構成員とする従来
の国家のあり方に世界各地で変容を迫っています。また、先進国の多くで少子高齢化が進み、
他方で人口爆発に喘ぐ国々が並存する状況下で、移民の受け入れ/送り出しの圧力はますます
強まり、同時に各国内でのマイノリティ排斥や排他的ナショナリズムの高まりという現象が見
られます。特に、人口減少時代を迎えた日本では、社会の存続のために、現状のキャパシティ
を超えるような速度で外国人を受け入れることが議論され、多文化共生社会の構築が喫緊の課
題となっています。
多文化共生をテーマに掲げるGCOEの一つのコアを為す本プロジェクトでは、上記のような
問題関心に基づき、多文化共生政策について興味深い事例である数カ国を選んで国際比較を行
い、その取り組みを検討しました。その際に、各国が置かれた状況の異同や、各国の国内にお
ける外国人受け入れの多様性にも留意しながら、日本の多文化共生社会のあり方に有益な研究
成果を得ることを目指しました。具体的には、
(1)移民統合の法制度、
(2)言語教育政策、
(3)
多文化共生社会の人材育成、を三本柱として、実務家とも連携しながら、研究を進めました。
その際、重点的な調査対象となる東北地方については、集住都市とは事情が異なり、農村部
での後継者不足を背景に増加している外国人配偶者と地域社会の関係が一つの焦点になりまし
た。この農村部における外国人配偶者(女性)の増加についてジェンダー研究ともクロスさせ
研究組織
助川 泰彦
東北大学国際交流センター
(教授)
山脇 啓造
明治大学国際日本学部
(教授)
ながら、
「東北型多文化共生」
のあり方を探りました。
研究活動
2008 年 12 月に東北地方の実務家とも連携しながら本プロジェクトを立ち上げ、ヒアリン
グ調査や研究会を重ねていました。東北地方の多文化共生に関するネットワークも徐々にでき
近藤 敦
つつあり、2010 年度以降の本格的な調査に向けて、他地域での類似プロジェクトも参考に、調
J.F. MORRIS
国際比較の研究対象としては、特に、多文化共生社会への政策的な対応を急速に進めている
名城大学法学部法学科
(教授)
宮城学院女子大学国際文化学科
(教授)
市瀬 智紀
宮城教育大学教育学部
(教授)
井柳 美紀
静岡大学人文学部法学科
(准教授)
大村 昌枝
財団法人宮城県国際交流協会
(参事兼企画事
業課長)
小原 信一
査内容・方法の検討を行いました。
韓国を重点的に取り上げ、2009 年 2 月には韓国を訪問し、韓国政府や関係者へのヒアリング
調査を実施しました。日韓において毎年交互に国際セミナーを行い、経験の共有と政策論議を
積み重ねてきました。また、2010 年以降、他の重点的な比較対象であるヨーロッパ(ドイツ、
スウェーデン)
、
カナダ・アメリカ、
オーストラリア・ニュージーランドなど、多文化共生に異なっ
たアプローチで取り組んでいる国々や、移民送り出し国であるフィリピン、ベトナム、中国等
に順次メンバーを派遣し、海外の研究協力者とも連携しながら現地調査を進めました。
研究成果は、オンライン・フォーラムにおいて随時公表する予定です。
財団法人仙台国際交流協会
(前企画事業課長)
田村 太郎
特定非営利活動法人
多文化共生センター・大阪
(代表理事)
宮 順子
岩手県国際交流協会
(主幹)
幕田 順子
福島県国際交流協会
(主任主査)
李 善姫
東北大学大学院法学研究科GCOE(フェロー)
梁 起豪
聖公会大学校日本語日本学科
(教授)
李 惟真
淑明女子大学校人文社会科学学科(教授)
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近代日本・戦後日本の
対外態度
牧原 出
東北大学大学院法学研究科(教授)
―日米関係を中心に―
Key questions
1. 近代日本の対外態度の特
徴は何か?
2. 戦後日本の対外態度の特
徴は何か?
研究の目的と方法
本プロジェクトの目的は、多文化共生を日本の文脈に即して歴史的に検討することでした。
そもそも文化は歴史的生成物であり、多文化共生がうたわれる 21 世紀のグローバリゼーショ
ンに対しては、その歴史的基層を解明することが重要です。そのため、本プロジェクトでは、3
つのグループに分かれて作業を進めました。
第 1 のグループは、政治史・外交史・思想史の方法を用いて、明治以降から戦後にかけての日
米関係に主たる焦点を当てて、二国間関係の基層となる文化交流に留意しつつ、日米関係ひい
ては日本の対外政策の再考を図りました。テーマとしては、明治期の条約改正、昭和初期の政
党内閣と日米関係、占領改革における女性行政官の役割(E. ハードレーと有賀美智子)、アメリ
カ・カナダ日本人移民の文化交流、対アメリカ外交と東南アジア要因、メディアにおける日米
関係と多文化共生などについて、各人が研究を深め、研究会を随時開催しつつ相互に研究を推
進しました。第 2 のグループは、オーラル・ヒストリーの手法を用いて、多文化共生・ジェンダー
の交錯分野に位置する公人に聞き取りを行い、第 1 グループの研究に資する記録作成を行いま
した。さらに第 3 のグループは、多文化共生の理論を再検討しつつ、プロジェクト全体を多文
化共生の観点から検討するために、主として、アメリカ、イスラームの多文化共生の現状を参
照しつつ、日本の現状を批判的に検討しました。
研究活動
2008 年度は、打ち合わせを兼ねた研究会を開催し、今後の研究の前提となるオーラル・ヒス
トリー・プロジェクトの方向性について、具体的な人選を進めました。2009 年には、オーラル・
ヒストリー・プロジェクトの方法について研究会をおこない、戦後の日本外交に重要な役割を
果たしたある女性へのオーラル・ヒストリー・プロジェクトを行いました。また、戦後日本の
行政の国際化を果たした女性官僚の研究に着手しました。2010 年も引き続き研究を進めまし
研究組織
原 彬久
東京国際大学大学院
国際関係学研究科
(名誉教授)
天川 晃
横浜国立大学国際社会科学研究科
(名誉教授)
た。
それにより、
『行政改革と調整のシステム』
(牧原出、東京大学出版会、2009 年)、
『条約改正
史―法権回復への展望とナショナリズム』
(五百旗頭薫、有斐閣、2010 年)
、
『戦後行政の構造
とディレンマ―予防接種行政の変遷』
(手塚洋輔、藤原書店、2010 年)など、数多くの成果を出
すことができました。これらの成果は各メンバーに共有されており、同プロジェクトは今後の
研究の礎となりました。
御厨 貴
東京大学先端科学技術研究センター(名誉教授)
放送大学教養学部
(教授)
池内 恵
東京大学先端科学技術研究センター
(准教授)
宮城 大蔵
上智大学外国語学部
(准教授)
伊藤 正次
首都大学東京都市教養学部
(教授)
村井 良太
駒澤大学法学部政治学科
(准教授)
五百旗頭 薫
東京大学社会科学研究所
(准教授)
渡辺 将人
北海道大学メディア・
コミュニケーション研究科
(准教授)
手塚 洋輔
京都女子大学現代社会学部
(講師)
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グローバル時代の
「公共性」再考
Key questions
1. グローバル時代に、地域
間格差の軽減は、どのよ
うにすれば可能か?
2. グローバル時代に、地域
的多様性を、どのように
すれば促進できるか?
―地域間格差を手がかりに―
究
東北大学大学院法学研究科(教授)
研
稲葉 馨
Ⅱ
研究の目的と方法
本プロジェクトは、グローバリゼーションが生み出す社会的多様性と排他的画一性との緊張
関係を受けとめる場として、主権国家をめぐる「公共性」
に着目しました。公共の場での討議を
通じた公権力の行使の正当化が、個々の政策領域においてどのように実現されうるか、あるい
は実現されていないかという問題に、主として政策学 (policy studies) の方法を用いながら、
接近していきました。より具体的には、法学・政治学・経済学の観点から、多様な政策領域での
事例研究を積み重ねつつ、
「地域間格差」をどうとらえるか、それは是正可能か、是正するなら
ばいかなる政策理念と政策手段によってか、といった諸課題について検討しました。
ここでは、次の 3 つのサブグループに分けて研究を進めました。第一には都市−農村におけ
る地域間格差研究班で、里山保全、環境、農業といった問題などについて検討しました。第二
には市場による地域間格差研究班で、産業クラスター分析などの手法を用いました。第三には
格差是正の制度検討班で、主として地方制度について分析しました。研究メンバーは適宜これ
らに重複しつつ参加し、プロジェクトを進めていきました。また、おのおのについて中間的な
研究組織
飯島 淳子
東北大学大学院法学研究科
(教授)
生田 長人
東北大学大学院法学研究科
(名誉教授)
大西 仁
東北大学大学院法学研究科
(教授)
桑村 裕美子
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
澁谷 雅弘
東北大学大学院法学研究科
(教授)
戸澤 英典
東北大学大学院法学研究科
(教授)
牧原 出
東北大学大学院法学研究科
(教授)
海野 洋
東北大学大学院法学研究科
(元教授)
久武 昌人
東北大学大学院法学研究科
(元教授)
成果が出次第、それらを多文化共生と男女共同参画の視点から再解釈するフェーズを設けて検
討もしました。また、国際比較の観点を取り入れるため、中国・フランスでこの問題に取り組
んでいる研究者とミニ国際ワークショップを行いました。
研究活動
2008 年 10 月に「グローバリゼーションとナショナリズム」のプロジェクトにあわせて、中
国清華大学及び東北大学でミニ国際ワークショップを開催し、今後のプロジェクトの進め方に
ついて討論しました。また、2008 年 11 月には、フランスの研究者と日本の産業クラスター分
析について意見交換を行いました。2009 年および 2010 年には、日本の地域間格差について、
研究会を多数開催し、かつ 2010 年 2 月には、フランスとベルギーの研究者・実務家等と国際
シンポジウムを開催しました。
なお、
Factbook 2009の44ページで紹介した、
2009年度の清華大学での国際ワークショッ
プ及び 2010 年 2 月の日仏会館での国際シンポジウムは、それぞれ、清華大学人文社会科学院
及びフランス国立現代日本研究センターと連携して実施したものです。ここに改めて両機関の
ご協力に感謝します。
研究成果につきましては、プロジェクトの各メンバーがそれぞれに発展させてきました。そ
の一例として、『行政法 第 2 版 (LEGAL QUEST)』
(稲葉馨・人見剛・村上裕章・前田雅子、有
苦瀬 雅仁
斐閣、2010 年)
、
『都市法入門講義』
(生田長人、信山社、2010 年)
、
『防災の法と仕組み ( シリー
西泉 彰雄
茂利男・大西仁・石田徹・伊藤恭彦、有斐閣、2012 年)
、
『行政改革と調整のシステム』
(牧原出、
東北大学大学院法学研究科
(元教授)
東北大学大学院法学研究科
(元准教授)
仲野 武志
ズ・防災を考える )』
(生田長人、東信堂、2010 年)
、
『現代政治学 第 4 版 ( 有斐閣アルマ )』
(加
東京大学出版会、2009 年)
が挙げられます。
京都大学大学院法学研究科
(教授)
小玉 典彦
東北大学大学院法学研究科
(元准教授)
橋本 逸男
東北大学大学院法学研究科
(元教授)
諏訪園 貞明
東北大学大学院法学研究科
(元教授)
中原 茂樹
東北大学大学院法学研究科
(教授)
西田 主税
東北大学大学院法学研究科
(教授)
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水野 紀子
少子高齢化をめぐる
国家と私的領域
東北大学大学院法学研究科(教授)
Key questions
1. これまで、社会法制およ
び家族法制において、国
家は私的領域にどのよう
に介入してきたのか?
2. 少子高齢化が進展するな
か、社会法制および家族
法制における国家の介入
はどのように変容するの
か?
研究の目的と方法
少子高齢化時代においては、たとえば雇用における性差別の禁止、働く女性に対する子育て
支援、年齢差別の禁止を通じての高齢者の雇用の促進、児童虐待に対する行政の介入等の法政
策を進めていくことが要請されます。そこで、本プロジェクトは、少子高齢化をめぐるさまざ
まな領域における、国家の機能・介入・規制のあり方と私的当事者の機能・役割・権利義務につ
いての研究を行いました。
本研究プロジェクトは、社会法制グループと家族法制グループの 2 つのサブプロジェクトに
分かれて研究活動をしてきました。
まず、本プロジェクトの基礎研究的な性格を有しているのが、社会法制グループの行う研究
です。
(1)少子高齢化問題に対する具体的な法政策のあり方を模索し、さらに、(2)私的自治
への国家の介入の可能性を模索してきた「社会法」分野を改めて検討しなおしました。これら
研究組織
芹澤 英明
東北大学大学院法学研究科
(教授)
坂田 宏
東北大学大学院法学研究科
(教授)
の研究を通じて、「少子高齢化」時代における国家と私的領域の関係を見据えた基礎理論的な
視座が提供されます。
少子高齢化時代の下で具体的に問題となりうる、家庭への国家の介入という具体的局面に焦
点を当てていくのが、家族法制グループの行う研究です。すなわち、「近代法」が家庭に対して
不介入を原則としてきたことを再確認し、そのような原則の自明性を問い直しつつ、家庭への
国家の介入が従来の家族法制に対していかなる変容をもたらすのか、
という点を研究しました。
渡辺 達徳
このような研究を通じて、
「
『家族』
という特殊な私的領域への国家の介入の可能性」についての
久保野 恵美子
研究方法としては、研究会を開催し、上記の社会法制グループと家族法制グループにおける
東北大学大学院法学研究科
(教授)
東北大学大学院法学研究科
(教授)
森田 果
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
米村 滋人
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
中林 暁生
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
嵩 さやか
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
滝澤 紗矢子
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
桑村 裕美子
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
理論的な視座が提供されます。
具体的研究課題について、グループ相互のインタラクティブな議論を通じて連携を図りながら
調査・研究を進めてきました。
研究活動
GCOE が開始して以来、毎年、平均して約 10 回の研究会を開催してきました。これらの研
究会における議論は、プロジェクトメンバーの活字業績となって 5 年間を通じて多くの成果を
生み出しました。学界水準を高めた論文は枚挙にいとまがなく、書籍も森田果『金融取引にお
ける情報と法』
(商事法務)
、滝澤紗矢子『競争機会の確保をめぐる法構造』
(有斐閣)
、水町勇一
郎『労働法(第 3 版)
』
(有斐閣)などの画期的な著作を公表しました。また研究活動ばかりでは
なく、児童虐待対応の親権法改正をはじめとして、具体的な立法や行政ガイドラインの策定な
中原 太郎
どにおいても、メンバーの多くは、GCOE の研究成果を活かして実践的な活動をしてきました。
竹下 啓介
メンバーが執筆した成果本を出版しました。
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
最終年度には、有斐閣から『社会法制・家族法制における国家の介入』と題して、プロジェクト
内海 博俊
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
阿部 裕介
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
河上 正二
東京大学大学院法学政治学研究科
(教授)
大村 敦志
東京大学大学院法学政治学研究科
(教授)
水町 勇一郎
東京大学社会科学研究所
(教授)
郭 珉希
淑明女子大学校法科大学法学部
(助教授)
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Key questions
1. 男女共同参画と多文化共
生システムはどの程度効
果的であるのか?
2. 現在の人々の行動を変容
させ社会厚生を改善する
ためには我々は何をする
べきか?
究
東北大学大学院経済学研究科(教授)
Ⅱ
研
吉田 浩
「法の経済分析(Law and Economics)」の
手法に基づく、
多文化交流、
男女共同参画の政策効果の分析
研究の目的と方法
本プロジェクトは、多文化共生、男女共同参画、高齢社会にかかわる法制度や社会システム
の改変・整備が、社会・経済・国民の行動変化や厚生に及ぼす効果を可能な限り実証的に検討す
ることを目的としました。
この目的を達成するために本プロジェクトがとった方法は、次の 5 つでした。第 1 に、多文
化共生、男女共同参画、高齢社会データベース、アーカイブスを構築すること、第 2 に、アンケー
ト調査の結果を利用に供するかたちで社会に引用してもらうこと、第 3 に、ノルウェー統計局
の地域別男女平等指標の日本版を作成し、公表すること、第 4 に、上記データを活用しつつ、社
会問題を法・制度を通じて把握し、経済モデルで分析、仮説を実証分析で検証し、法・制度の形
で社会の改善へと還元すること(これが研究のコアとなります)
、第 5 に、これらの過程や結果
を逐次、DP等の形で公開し、最終的成果を叢書・教育用教材として出版することでした。
このプロジェクト研究で期待されたのは、(1)社会制度に関するフロンティアなイシューに
ついて、定量的な根拠に基づいて判断し、政策立案、議論のできる人材を育成する、という教育
効果と、
(2)これまで、ともすれば「べき論」やジャーナリスティックな議論が先行してきた分
野において、何がどれだけ変わるのかという根拠に基づく公共政策の議論の土台を提示し、東北
大学によって Evidence Based Public Policy という一分野を確立する、
という研究効果でした。
研究活動
2010 年度は男女共同参画に焦点を当てて研究を行い、「都道府県別男女平等度指標」として
ノルウェー統計局の男女平等年表の作成方法に基づき、現在の日本の男女平等度について、社
会、経済、教育、人口、政治参加等の指標を用いて、地域別にその状況を定量的に明らかにした。
この研究は男女共同参画社会の推進を通じて、1980 年代以降いったん下落した出生率という
社会問題を解決したノルウェーの効果と、男女共同参画の問題に定量的にアプローチするとい
う本研究全体の問題意識を提示するものであり、多くの新聞、メディアに取り上げられた。
続く 2011 年度は多文化共生の面に焦点をあてて研究を行った。2011 年度の研究は、高齢
者と若年者という異なる世代が共生する現在の日本において高齢者福祉 (Well-Being) の現況
を把握するという観点から、高齢者の心身の健康、経済生活、社会生活、個人生活、安全・安心
5 つの分野 15 種類の統計を用いて高齢者福祉指数を試算し、日本の全都道府県別の計算結果
研究組織
にもとづくスコアを求めた。多文化共生における意義としては、貧困者と富裕者、男性と女性
河上 正二
齢者となることを考慮すれば、我々は現在の高齢者と共に将来の高齢者(自分)とも共生してい
森田 果
2012 年度は、男女別にアンケートを行った幸福度調査の分析を通じて、所得等の経済厚生
東京大学大学院法学政治学研究科
(教授)
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
米村 滋人
東北大学大学院法学研究科
(准教授)
田中 重人
東北大学大学院文学研究科
(准教授)
といった対立的または入れ替わりのない関係の間での指数と異なり、すべての国民はやがて高
く必要があり、その意味でもこの指数を政策的に有効に活用することが期待できた。
をふまえてより広い幸福度という厚生指標に分析を拡大し、
さらに国際比較の観点を導入して、
分析対象の空間的広がりを拡大した。さらに、個人から企業、また地域社会へと分析対象をシ
フトし、はじめに大企業における女性活用の戦略的事例をケースに用いて、企業内での意思決
定とその効果を時系列的に事実を収集し分析している。同時に歴史的に大きな曲がり角にあっ
水落 正明
た伝統地場産業において、女性のセンスを導入することで新たな産業としての発展の道を見つ
水野 由香里
の高齢化による要介護者の急増という社会問題を、老後の介護の受け手としての女性、家庭内
三重大学人文学部
(准教授)
西武文理大学サービス経営学部
(専任講師)
根立 俊恵
知識環境研究会
(研究員)
大澤 理沙
東北大学大学院経済学研究科
(研究員)
け出したケースを、過去から現在にかけてを調査することで明らかにしている。加えて、今後
介護の供給者としての女性そして介護保険による介護サービスの供給事業に従事する労働者と
しての女性の問題として捉え、
現在から将来までを展望して分析を行っている。以上を踏まえ、
本プロジェクトの研究成果のまとめとして、河北新報出版センターより『男女共同参画による
日本社会の経済・経営・地域活性化戦略』
を出版した。
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田中 重人
少子高齢化社会の家族変動:
ミクロデータ分析によるアプローチ
東北大学大学院文学研究科(准教授)
Key questions
1. 近代家族制度は多様化の
時代に適応できるか ?
2. 家 族 は、不 平 等・従 属・
貧困・暴力とどのように
関連しているのか ?
研究の目的と方法
本プロジェクトは、ミクロデータによる計量分析を中核として、現代日本社会における家族
変動を科学的にとらえ、家族に関する政策の立案と評価に寄与することをめざしました。現代
社会では、家族をターゲットとする明示的な政策が存在する一方、さまざまな分野で事実上「世
帯」を単位として制度が設計されており、
家族のあり方は、
政策の前提としても機能しています。
しかし、従来の計量的な家族分析は、社会学的な理論に基づいて家族の実態を把握することに
主眼があり、法あるいは政策との関連を意識した研究はあまりおこなわれてきませんでした。
本プロジェクトにおいては、法学および社会政策学を専攻する研究者と社会学を専攻する研究
者との密接な協力により、本 GCOE プログラムの研究課題である「ジェンダー平等」
「少子高
齢化社会」
「多文化共生」に関する政策的な問題について学際的な観点から接近しました。具体
的な分析課題としては、(1) 標準的ライフスタイルを前提とする制度と多様化する家族の実態
研究組織
久保野 恵美子
東北大学大学院法学研究科
(教授)
井田 瑞江
関東学院大学文学部
(准教授)
稲葉 昭英
首都大学東京人文科学研究科
(教授)
金井 郁
埼玉大学経済学部
(准教授)
金 貞任
東京福祉大学社会福祉学部
(教授)
澤口 恵一
大正大学人間学部
(教授)
施 利平
明治大学情報コミュニケーション学部(准教授)
品田 知美
城西国際大学福祉総合学部
(准教授)
嶋崎 尚子
早稲田大学文学学術院
(教授)
島 直子
首都大学東京ダイバーシティ推進室
(特任研究員)
鈴木 富美子
明治大学情報コミュニケーション学部
(非常勤講師)
田中 慶子
家計経済研究所
(研究員)
田渕 六郎
上智大学総合人間科学部
(教授)
との乖離、(2) 経済的格差と家族構造の関係、(3) 夫婦間の経済的依存と性別役割分業、(4) 家
庭における暴力・虐待傾向の発生メカニズム、(5) 親族サポート・ネットワークのひろがり、(6)
家族の形態と機能に関する規範意識の動態、などがあげられました。
中心となるミクロデータは、日本家族社会学会による日本全国の確率標本による大規模調査
「全国家族調査」(National Family Research of Japan: NFRJ) でした。調査は 1998 年度、
2001 年度、2003 年度、2008 年度に行われており、この 10 年間の家族変動を追跡できるデー
タでした。これらの調査データは東京大学社会科学研究所「SSJ データアーカイブ」を通じて公
開されています。
研究活動
2008-2009 年には、家族変動・家族政策・計量分析に関する分析を収集し、分析課題を絞り
込むとともに、既存データを利用しての予備的分析をおこないました。2009 年 8 月には、他
の 2 プ ロ ジ ェ ク ト と 合 同 で 国 際 セ ミ ナ ー "Gender Equality in Multicultural Societies:
Gender, Diversity and Conviviality in the Age of Globalization" を開催しました。最新
の「第 3 回全国家族調査」(NFRJ08) データが利用可能となった 2010 年から本格的な計量分
析を開始。2010 年 10 月には「萩セミナー」の一環として、ワークショップ「計量分析からみ
る家族変動 : 近年の日本社会における格差・意識・ライフコース」
を開催。2011 年以降も、メー
リングリストや研究会での討議を重ねながらデータ分析を進めてきました。具体的な分析課題
の設定はメンバーの自主性にゆだねられており、現代日本における直系家族制度のありかた、
アンペイド・ワークの構造、雇用の女性化とワークライフ・バランス、家族に関する意識と規範、
子どもの教育と家族、経済的不平等と結婚・離婚など、現代日本社会における家族変動の重要
土倉 玲子
な側面について、大規模データのメリットを生かした新しい知見を得るとともに、分析結果か
筒井 淳也
検討をおこなってきました。分析の成果は、これまでにも学会大会等での発表や雑誌論文とし
北星学園大学
(非常勤講師)
立命館大学産業社会学部
(准教授)
永井 暁子
日本女子大学人間社会学部
(准教授)
西野 理子
ら導かれる政策的含意や家族法への示唆について、過去の家族研究の蓄積を利用して多角的な
て発表してきています。2013 年 3 月には、これらの研究成果を英文書籍としてまとめ、出版
しました。
東洋大学社会学部
(教授)
西村 純子
明星大学人文学部
(准教授)
福田 亘孝
青山学院大学社会情報学部
(教授)
松信 ひろみ
駒澤大学文学部
(准教授)
保田 時男
関西大学社会学部
(准教授)
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生活保障システムの
比較ジェンダー分析
Key questions
1. 貧困、失業、雇用の非正
規化、次世代育成の困難
などの社会的排除の実相
は?
2. 社会的排除を克服するべ
く生活保障システムに導
入されている改革の動向
は?
―グローバル知識経済と社会的排除の諸相―
究
東京大学社会科学研究所(教授)
研
大沢 真理
Ⅱ
研究の目的と方法
このプロジェクトは、
「生活保障システム」
と「社会的排除」
というアプローチを通じて、日本、
韓国、ドイツ、スウェーデンを主な対象に、比較ジェンダー分析を行いました。
およそ 1970 年代の半ば頃から、経済はますますグローバル化し、先進工業諸国を中心とし
て、サービス業の比重が拡大したり、製造業の生産拠点が国外に移転したりという動きが進ん
できました(ポスト工業化)。そのなかで、資本主義のあり方も一様ではなく、
「自由主義的な
市場経済」と「調整された市場経済」に大別されるという、
「多様な資本主義」論が展開されてい
ます。一方、従来のような福祉国家を基軸とする生活保障システムは手詰まりに陥ったといわ
れています。新しく浮上してきた社会的リスクに福祉国家が対応できず、
多くの人々にとって、
生活と社会参加が困難であるという「社会的排除」
が広範に現れているのです。
このような状況を背景に、このプロジェクトは、多様な資本主義論において調整された市場
経済と特徴づけられる諸国から、上記の 4 カ国を主な対象として、貧困、失業、雇用の非正規化、
次世代育成の困難などの社会的排除の実相、および排除を克服するために生活保障システムに
導入されている改革の動向を明らかにしていきました。また、生活保障に役立つ制度・慣行と
して社会的経済ないしサードセクターに着目しました。コミュニティ・ビジネス、協同組合、
研究組織
Karen SHIRE
デュースブルグ大学比較社会学
日本社会学科
(教授)
Karin GOTTSCHALL
ブレーメン大学社会政策研究センター
(教授)
Margarita ESTÉVEZ-ABE
シラキューズ大学マックスウェル・スクール
(准教授)
宮本 太郎
北海道大学大学院法学研究科
(教授)
金 英
釜山大学校社会学部
(助教授)
相馬 直子
横浜国立大学大学院
国際社会科学研究科
(准教授)
金井 郁
埼玉大学経済学部
(准教授)
共済組合、社会的協同組合や社会的企業などを含む社会的経済が、経済全体に占める比重や、
その生活保障機能(雇用創出効果、労働市場挿入効果、地域経済波及効果を含む)について、福
井県、イギリス・イタリアも含めて、現地調査などの方法で調査研究を進めていきました。
研究活動
5 年にわたる研究活動の前半は、国際的な研究者・学術ネットワーク(韓国・ソウル大学校日
本研究所および釜山大学、ドイツ・ブレーメン大学およびデュースブルグ大学、ハンザ先端研
究所、イギリス・シェフィールド大学、アメリカ・シラキューズ大学)を基盤に、国内外で集中
研究会、公開シンポジウムを積みかさねてきました。さらにイタリア、イギリスで生活保障シ
ステムの重要なアクターである社会的経済に関する現地調査を行いました。これら知見をもと
に、後半の研究活動では国内での実態に踏み込み、ふくい県民生協と関連組織、NPO、女性団
体などのヒアリング調査を実施しました。これらの活動成果の一部は、GCOE 連携拠点リサー
チペーパーシリーズとなっているほか、2011 年度にはその集大成として辻村みよ子・大沢真
理編『ジェンダー社会科学の可能性(全 4 巻)』
(岩波書店)、さらに各メンバーの書籍として①
大沢真理編『社会的経済が拓く未来―危機の時代に包摂する社会を求めて―』
(ミネルヴァ書
田中 夏子
房)、②米澤旦『労働統合型社会的企業の可能性―障害者就労における社会的包摂へのアプロー
今井 貴子
―新しい女性の役割』
(岩波書店)が刊行されています。最終年度は 3.11 以後の日本の生活保
都留文科大学文学部
(教授)
成蹊大学法学部
(教授)
朴 姫淑
旭川大学保健福祉学部保健看護学科
(准教授)
成 垠樹
東京大学大学院博士課程単位取得退学
米澤 旦
チ』
(ミネルヴァ書房)
、③エスピン=アンデルセン著、大沢真理 監訳『平等と効率の福祉革命
障のありかたへと問題関心を発展させ、カナダのダイバーシティの視点を活かした防災・復興
を考察するために、6 月、10 月の二度にわたってカナダの研究者とセミナーを開催しました。
その成果をプレリミナリーレポートとして日本・カナダで発表しました。12 月には被災地の
NPO、行政、女性たちを招いての公開シンポジウム「復興元年を総括する――持続可能な社会
の条件」
を開催しました。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
福田 直人
東京大学大学院経済学研究科博士課程
建井 順子
東京大学社会科学研究所
(学術支援専門職員)
三橋 真記
社会問題研究家
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佐藤 博樹
東京大学大学院情報学環(教授)
Key questions
1. WLB と雇用機会均等は
両立できるのか?
2. WLB と 雇 用 機 会 均 等
は、人 材 活 用(Human
Resource Management)
にプラスの効果をもたら
すものか?
企業の人材活用における
ワーク・ライフ・バランス(WLB)支援と
男女雇用機会均等施策の効果に関する
実証的研究
研究の目的と方法
本プロジェクトでは、企業におけるワーク・ライフ・バランス支援と男女雇用機会均等施策
の 2 つの課題を取り上げ、現状、両者の関係および効果などに関して国際比較を含めて実証的
に研究を行いました。
ワーク・ライフ・バランス支援と男女雇用機会均等施策の両者を取り上げたのはつぎのよう
な理由でした。
「ワーク・ライフ・バランス支援」は、出産や育児や介護などライフイベントがあっても仕事
を続けることができる働き方や仕組みがあるかどうかを、
「均等」は、性別にかかわらず、意欲
や能力に応じて活躍できる企業であるかどうかを意味します。企業の人材活用の実態を「均等」
と「ワーク・ライフ・バランス支援」
のそれぞれの実現度で測定すると、
4 つの類型に分かれます。
均等法が成立した当初は、男性と同じように意欲や能力のある女性が、男性と同じキャリアを
歩めるようにすることにその主たる目的がありました。しかし女性の活躍の場を拡大していく
ためには、
「均等」
と同時に、
「ワーク・ライフ・バランス支援」
を充実することが不可欠なのです。
「均等」が実現していても、「ワーク・ライフ・バランス支援」が不十分な企業では、男女役割分
業を前提とした男性の働き方を前提にするのではなく、それを変えて行くことが必要となりま
す。「ワーク・ライフ・バランス支援」
を実現するためには、実は、男性の働き方を見直すという
ことが鍵となり、そのためには、仕事の仕方や管理の仕方を変えることが不可欠になります。
研究方法は、東京大学社会科学研究所の SSJ データアーカイブや海外のデータアーカイブが
所蔵するデータセットおよびプロジェクト参加者が利用可能なデータセットを再分析すること
によって、企業による WLB 支援策および雇用機会均等施策の企業経営、人材活用、職務行動、
女性の活躍の場の拡大などへの影響や、WLB 支援および雇用機会均等を実現できる労働時間
管理・仕事管理などマネージメントのあり方を実証的に明らかにすることを目指しました。ま
た、WLB 支援施策に関する国際比較や産業間研究なども分析に含めました。
研究組織
不破 麻紀子
東京大学社会科学研究所
(准教授)
田中 重人
東北大学大学院文学研究科
(准教授)
研究活動
2008 年度中に参加メンバーが各自分析に取り上げるデータセットを確定し、2009 年度か
らは具体的な分析に入りました。2009 年度には、総務省統計局の「就業構造基本調査」の再分
析を行い、他のデータ分析と合わせて、2010 年度に中間的な研究成果を取りまとめました。
永井 暁子
企業における WLB 支援の現状や課題の理解に関しては、東京大学社会科学研究所が民間企業
田中 慶子
しております。ワーク・ライフ・バランス推進・研究プロジェクトの成果報告会(2008 年度、
日本女子大学人間社会学部
(准教授)
家計経済研究所
(研究員)
水落 正明
三重大学人文学部
(准教授)
筒井 淳也
立命館大学産業社会学部
(准教授)
と共同で実施しているワーク・ライフ・バランス推進・研究プロジェクトと密接な情報交換を
2009 年度、2010 年度、2011 年度)
を本プロジェクトと共催で行いました。
最終の研究成果は、「特集「ワーク・ライフ・バランス」と「男女雇用均等」
」
『社会科学研究』
(2012 年 64 巻・第 1 号 ) として刊行しました。その内容は、下記のようになります。
第 1 に、次世代育成支援対策推進法や育児介護休業法は、女性の就業継続に貢献しているも
中村 真由美
のの、保育サービスの充実や、小規模企業で働く女性への両立支援制度に関する情報提供など
原 ひろみ
常のフルタイム勤務の働き方の改革(つまり男性の働き方の見直し)と男性の家事や育児への
坂本 有芳
でなく、女性が仕事にやりがいを持て、昇進機会が開かれるなど、雇用機会の均等が必要とな
富山大学大学院経済学研究科
(准教授)
日本女子大学家政学部
(准教授)
お茶の水女子大学
アカデミック・プロダクション
(特任リサーチフェロー)
石黒 久仁子
文京学院大学外国語学部
(助教)
萩原 久美子
東京大学社会科学研究所
(特任助教)
の課題があります。第 2 に、女性の就業継続のためには、両立支援制度の充実だけでなく、通
参加促進が不可欠となります。第 3 に、女性の活躍の場の拡大のためには、就業継続支援だけ
ります。そのためには、管理職キャリアだけでなく専門職キャリアを用意し複線型の昇進ルー
ルとしたり、管理職による女性部下に対するマネジメントの改革が求められます。第 4 に、国
際比較によると、民間セクターよりも公的セクターの方が、女性が就業継続しやすいものの、
雇用機会の質をストレスや仕事の自律性で測定すると、マイナスの面も少なくありません。就
業継続だけでなく、仕事の質の改善が課題となります。
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Ⅲ
人材育成
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人材育成
本GCOEプログラムは、
若手人材の育成を最重要目標と位置付けていました。
若手人材育成
の主なプログラムとしては、
クロスナショナル・ドクトラル・コース
(CNDC)
、
GCOEフェロー、
RAの3つがありました。
クロスナショナル・ドクトラル・コース
(CNDC)
クロスナショナル・
ドクトラル・コースとは
東北大学大学院法学研究科と海外パートナー機関
が共同で学生の指導に当たる博士課程です。
CNDCに登録した学生は、3年間の博士課程の中の
少なくとも1年間は国外の機関で履修し、原則として3
年間の課程を経て、東北大学と海外パートナー機関の
双方に博士論文(原則として英語)
を提出して、両機関
から博士の学位を取得すること
(ダブルディグリー取
得)
を目指します<図1参照>。CNDCでは、学生が全
課程を英語で履修することも可能なようにカリキュラ
ムが組まれています。
学生に対する指導
CNDCのひとりひとりの学生に対して、東北大学大
学院法学研究科、海外パートナー機関のそれぞれから
1名ずつ計2名の指導教員
(supervisors)
が、
緊密な連
携を取りながら、研究指導・論文指導を行います。又、
ポスドクの若手研究者から選抜された特任フェローに
よる定期的な個人指導
(テュートリアル)
も行われます。
学生に対する支援
CNDCに登録する学生は、国外で履修する間、安定
した条件の下で研究に専念できるよう、RAとして採用
されます。
海外パートナー機関
現在、
<図2>にある10の海外パートナー機関が東
北大学と共同してCNDCを実施しています。今後、な
おいくつかの機関が海外パートナー機関として加わる
実施状況と今後の発展
2009年度に、
シェフィールド大学(英国)、
エコル・ノ
ルマル・シュペリュール・リヨン校(ENS-Lyon、
フラン
ス)、
リヨン第2大学(フランス)、清華大学(中国)の博
士課程の学生計9人を、2010年度に、
シェフィールド
大学、
リヨン第2大学、清華大学、中国社会科学院(中
国)の博士課程の学生計10人を、2011年度に、
リヨン
第2大学、清華大学、中国社会科学院、延世大学校(韓
国)の博士課程の学生計10人を、2012年度に、シェ
フィールド大学、清華大学、中国社会科学院の博士課
程の学生計5人を、東北大学大学院法学研究科後期3
年の課程(博士課程)に受け入れました。
これら総計
34人の学生の中、10名は既に東北大学と海外パート
ナー機関による合同の博士論文審査に合格してダブ
ルディグリーを取得しました。現在、他の24名は、博士
論文完成を目指して研究に従事していますが、今この
中の2名が、本GCOEプログラムが終了する2013年
3月末までにダブルディグリーを取得する見込みで
す。もしこの見込みが実現すれば、CNDCは、GCOE
プログラム終了までに計12名のダブルディグリー取
得者を輩出することになります。
CNDCはこのようにめざましい成果を挙げることが
できましたので、東北大学法学研究科と海外パート
ナー機関は、本GCOEプログラム終了後も、CNDCを
継続・発展させることにしました。
したがって、2013年
度以降も、CNDC在学生は、引き続きダブルディグ
リー取得を目指して研究に励むことになるばかりでな
く、新たにダブルディグリーを目指す学生が続々と
CNDCプログラムに参加することが期待されます。
ことが予定されています。
2012年3月にダブルディグリーを
取得したシェフィールド大学のCNDC
学 生 が 、日 欧 産 業 協 力 センタ ー の
ニューズレターEU-JAPAN NEWS
vol.10 p.15に掲載されました。
(紙面下方省略)
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図1
CNDCの履修モデル
東北大学で履修
海外パートナー
機関で履修
東北大学で履修
海外パートナー
機関で履修
東北大学で履修
海外パートナー
機関で履修
図2
CNDCの国際共同実施体制
A
J
B
C
D
ダ ブル ディグ リ ー の 取 得
海外パートナー機関
博士課程の学生
3年次
学 位 論 文の合 同 審 査
東北大学
博士課程の学生
2年次
人材育成
1年次
Ⅲ
F
E
東北大学
G
H
I
A: シェフィールド大学
D: 清華大学
G: 延世大学校
B: エコル・ノルマル・シュペリュール(ENS-Lyon) E: 中国社会科学院 H:ソウル大学校
C:リュミエール・リヨン第2大学
F: オタワ大学
I : 国立台湾大学
J : ハイデルベルク大学
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クロスナショナル・ドクトラル・コース
(CNDC)
学生紹介
Pauline CHERRIER
リヨン第2大学(フランス) 国籍:フランス
研究テーマ:Between Brazil and Japan :
Identities out of Places
【東北大学入学:2009年10月、学位取得:2011年3月】
服部 晶
リヨン第2大学(フランス) 国籍:日本
研究テーマ:The Cluster Policy in Japan and the
Changing Relationship between Central
and Local Authorities
【東北大学入学:2009年10月、学位取得:2013年3月見込】
劉超
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:A Study of the Growth Mechanism
of Tsinghua University: From the Angle
of the Interaction of Politics with Learning, 1928-1935
【東北大学入学:2009年10月、学位取得:2011年9月】
Paola CAVALIERE
シェフィールド大学(英国) 国籍:イタリア
研究テーマ:Women's Identity Formation and
Transformation in Contemporary Japan:
A Gendered Approach to Faith-Based Volunteering
【東北大学入学:2009年10月、学位取得:2012年3月】
Sven MATTHIESSEN
シェフィールド大学(英国) 国籍:ドイツ
研究テーマ:Going to the Philippines is like Coming Home:
Japanese Pan-Asianism and the Philippines from the
Meiji Era to the Greater East Asia Co-Prosperity Sphere
【東北大学入学:2009年10月、学位取得:2012年3月】
Baptiste KUMALA
エコル・ノルマル・シュペリュール・リヨン校(フランス)
国籍:フランス
研究テーマ: Innovation Policy in Japan :
the Case of Service Robotics
【東北大学入学:2009年10月】
陳浩
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Research on Young Marx in Terms
of the Relation between Individual and Society
【東北大学入学:2009年10月、学位取得:2011年9月】
于 福堅
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Research on Ethnic Nationalism
of the Developing Countries
【東北大学入学:2009年10月、学位取得:2011年9月】
Kamila SZCZEPANSKA
シェフィールド大学(英国) 国籍:ポーランド
研究テーマ:The Politics of War Memory in Japan 1990-2010:
Progressive Civil Society Groups and Contestation
of Memory of the Asia-Pacific War(1937-1945)
【東北大学入学:2009年10月、学位取得:2012年3月】
黄亮
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:The Research on the Social Transformation
and the Civil Society Development in China
【東北大学入学:2010年4月】
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Guénolé MARCHADOUR
王藝
中国社会科学院(中国) 国籍:中国
研究テーマ:The Study on the Result-Selective
Principle: Taking International Product Liability Area
as an Example
【東北大学入学:2010年4月】
Paul O’SHEA
シェフィールド大学(英国) 国籍:アイルランド
研究テーマ:Playing the Sovereignty Game:
Understanding Japan's Territorial Disputes
【東北大学入学:2010年10月、学位取得:2012年3月】
繆 麗
中国社会科学院(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Research on the Launch and Limitations of
the Power of Penalty
【東北大学入学:2010年10月】
Nicolas MORISHITA
リヨン第2大学(フランス) 国籍:フランス
研究テーマ:Japan, a Public Works State
【東北大学入学:2010年10月】
何洋
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Authority, Power and Legal Culture:
Constitute Gender Equality through
Multicultural Conviviality
【東北大学入学:2011年4月】
Ⅲ
人材育成
リヨン第2大学(フランス) 国籍:フランス
研究テーマ:The Social Relations of Domination
in a Migration Context: The Case of Brazilian People
in Japan from 2000
【東北大学入学:2010年4月】
同惠
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:On the Relations of Recognition and Right
【東北大学入学:2010年4月】
周 嘯天
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Complicity and Status
【東北大学入学:2010年10月】
Ra MASON
シェフィールド大学(英国) 国籍:英国
研究テーマ:Japan's Recalibration of Risk:
The Framing of North Korea
【東北大学入学:2010年10月、学位取得:2012年3月】
范 世煒
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Risk Governance
【東北大学入学:2010年10月】
丁 慧敏
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:A Comparative Study of Sexual Offences from
the Perspective of Gender Equality and Cultural Display
【東北大学入学:2011年4月】
Ioan TRIFU
リヨン第2大学(フランス) 国籍:フランス
研究テーマ:Prefectural Governors in Post-War Japan:
A Socio-Historical Approach
【東北大学入学:2011年4月】
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武
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Finacial Lease Contract’s
New Development All around the World
【東北大学入学:2011年10月】
睿
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:On Jerome Frank’s Legal Realism
【東北大学入学:2011年10月】
曲甜
中国社会科学院(中国) 国籍:中国
研究テーマ:China’s Public Service Mechanism under
the Background of Government Transformation
【東北大学入学:2011年10月】
金賢
延世大学校(韓国) 国籍:韓国
研究テーマ:“Civilization and Enlightenment”
Contra Independence: Liberalism and its Discontents
in Nineteenth Century
【東北大学入学:2011年10月】
玲玲
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:The Capital Globalization and the
Contemporary China’s Owenership Transformation:
The Logic of Capital and the Role of Government
【東北大学入学:2011年10月】
曹 冬媛
中国社会科学院(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Comparative Study in Sino-Japanese
Corporate Law
【東北大学入学:2011年10月】
樊健
神田 文
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Law and Economics of Executives’ Stock
Options in Chinese Public Corporations
【東北大学入学:2011年10月】
シェフィールド大学(英国) 国籍:日本
研究テーマ:The Policy of“Societalizing Social Welfare”
and Its Impact on the Voluntary Sector in China: What
Lesson Can China Learn from Japanese Experience?
【東北大学入学:2012年4月】
邓 毅丞
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Research on Aggregated Consequential
Offense
【東北大学入学:2012年4月】
王 海军
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Research on Suicide Associated Behavior
【東北大学入学:2012年10月】
李猛
中国社会科学院(中国) 国籍:中国
研究テーマ:Decentralization and Regional Inequality
of China
【東北大学入学:2012年4月】
徐樹
清華大学(中国) 国籍:中国
研究テーマ:The Conflict and Harmonization of State
Immunity Rules in the Age of Globalization
【東北大学入学:2012年10月】
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成 果
Ⅲ
蘇 恩瑩
韓国憲法裁判所・研究員
矢野 恵美
琉球大学大学院法務研究科・准教授
王 冷然
徳島大学総合科学部・准教授
高松 香奈
国際基督教大学教養学部・准教授
紀 萌
早稲田大学高等研究所・研究員
安藤 純子
韓国国民大学校国際学部・講師
猪瀬 貴道
東北大学大学院法学研究科・助教
河北 洋介
東北大学大学院法学研究科・助教
堀見 裕樹
東北大学大学院法学研究科・助教
茂木 洋平
桐蔭横浜大学法学部・専任講師
于 福堅
中国広西省賀州市八歩区信都鎮党委・副書記
陳 浩
中国人民大学マルクス主義学院・講師
劉 超
清華大学教育研究院・ポスドクフェロー
竹田 香織
政策研究大学院大学比較議会情報プロジェクト・スタッフ
木村 元
日本学術振興会・特別研究員
徐 学柳
東北大学大学院経済学研究科・研究員
Pauline CHERRIER
プロヴァンス大学・准教授
人材育成
これまでのGCOEフェロー・RA等、若手メンバーの就職先
Kamila SZCZEPANSKA ルール大学ボーフム・ポスドクリサーチフェロー
Ra MASON
シェフィールド大学White Rose East Asia Centre・名誉フェロー
Paul O’SHEA
ストックホルム経済大学欧州日本研究所・ポスドクリサーチフェロー
Sebastian MASLOW
ハイデルベルク大学Centre for East Asian Studies・リサーチアソシエイト
周 嘯天
山東大学・講師
黄 亮
中共吉林省委内公庁・書記秘書
亓 同恵
西南政法大学・講師
牧 真理子
大分大学経済学部・専任講師
西山 千絵
沖縄国際大学法学部・専任講師
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GCOEフェロー
優秀で意欲的なポスドク、又は、それに相当す
る若手研究者を、世界から公募して、半年から1
年間の任期(延長も可能)
でフェローに採用して
きました。多くのフェローが恵まれた条件の下
で、東北大学において、本GCOEのテーマに関
わる研究に従事し、世界で活躍する指導的人材
となっています。
リサーチ・アシスタント
(RA)
本GCOEのテーマに関わる研究を行っている
東北大学の博士課程の学生の中から、毎年度、
研究実績に基づきRAを選抜し、更なる優れた研
究成果を着実に挙げられるよう力強く支援して
きました。
メンバーリスト
(2012年度)
GCOE特任フェロー
薛 軼群
東北大学大学院法学研究科
GCOEフェロー
中根 一貴
東北大学大学院法学研究科
李 善姫
東北大学大学院法学研究科
中村 文子
東北大学大学院法学研究科
西山 千絵(~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
リサーチアシスタント
武 (~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
金 賢(~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
玲玲(~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
曲 甜(~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
睿(~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
曹 冬媛(~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
樊 健(~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
牧 真理子(~2012.09)
東北大学大学院法学研究科
神田 文
東北大学大学院法学研究科
邓 毅丞
東北大学大学院法学研究科
李 猛
東北大学大学院法学研究科
王 海军
東北大学大学院法学研究科
徐 樹
東北大学大学院法学研究科
白音吉日拉
東北大学大学院法学研究科
樋口 恵佳
東北大学大学院法学研究科
阿部 憲記
東北大学大学院法学研究科
木村 元
日本学術振興会特別研究員
博士論文の合同審査委員会の様子
※博士論文は77-80ページで紹介しています。
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Ⅳ
GCOE2012年度と
これまでの主な活動
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研究会&ワークショップ
GCOE
2012年度と
これまでの
主な活動
本 GCOE プログラムは、CNDC の新入生オリ
エンテーションを主目的に、毎年、春に桜セミナー
●桜セミナー2012
3 回目となる「桜セミナー 2012」は、2012 年 4 月 12 日~ 14
日に仙台の東北大学片平キャンパスと作並において開催されまし
た。
今回の桜セミナーは、以下のような 5 部構成で行われました。
第 1 部では、2012 年 4 月に CNDC に参加するために東北大
学博士課程に編入学した 3 人の博士課程の学生(それぞれ、シェ
フィールド大学、中国社会科学院、清華大学の博士課程にも在籍)
が、各自の研究テーマについて紹介しました。
第 2 部では、2011 年度末に、東北大学とシェフィールド大学か
ら博士のダブルディグリーを取得したばかりの 5 人の若手研究者
が両大学に提出した各自の博士論文について報告し、大変に活発
な議論が展開されました。
第 3 部では、以前から東北大学博士課程で研究に従事している
8 人の CNDC 在学生(その中、5 名は清華大学、2 名は中国社会科
学院、1 名は延世大学校の博士課程にも在籍)が、各自の博士論文
の進捗状況について報告し、ディスカッションが行われました。
第 4 部では、本 GCOE の 3 つの研究プログラムの研究成果とし
て最近刊行された 3 冊の本についての報告と、それをめぐる議論
が展開されました。
第 5 部では、本 GCOE の数名の事業推進担当者が中心になって
作成し刊行されたばかりの 4 巻本のシリーズの成果を基に、ジェ
ンダー社会学の可能性についての議論がなされました。
震災から 1 年余りを経て開かれた、今回の桜セミナーは、大震
災によって引き起こされた研究・教育活動のしばしの休止を取り
返して、なお余りある活発で豊かなものになりました。そして、
上記のように、本 GCOE が、教育の面でも研究の面でも、着実な
成果を上げつつあることを内外に示すセミナーにすることができ
ました。
2012 年 3 月 に 学 位 取 得 し た シ ェ
フィールド大学の修了生 5 名と本
拠点リーダー、サブリーダー
を、秋に萩セミナーを開催してきました。2012 年
度 は、2012 年 4 月 に 第 3 回 桜 セ ミ ナ ー を、10 月
に 第 4 回 萩 セ ミ ナ ー を 開 き ま し た。8 月 に は、本
GCOE プログラムの 5 年間の研究活動成果をまと
める総括研究会を開催しました。
また、プロジェクトの横断的な全体研究会を月例
研究会として毎月開催しました。
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4 月 12 日(木)
New CNDC Students’ Ph.D. Thesis Introduction Reports
Chair: OHNISHI Hitoshi (Program Sub Leader; Professor, School of Law, Tohoku University)
KANDA Fumi (The University of Sheffield)
LI Meng (Chinese Academy of Social Sciences)
DENG Yicheng (Tsinghua University)
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
4 月 13 日(金)
Opening Remarks
Presenter: OHNISHI Hitoshi (Program Sub Leader; Professor, School of Law, Tohoku University)
Presentations of CNDC Ph.D. Degree Recipients
Chair: OHNISHI Hitoshi (Program Sub Leader; Professor, School of Law,
Tohoku University)
Kamila SZCZEPANSKA (The University of Sheffield)
Paul O’SHEA (The University of Sheffield)
Ra MASON (The University of Sheffield)
Paola CAVALIERE (The University of Sheffield)
Sven MATTHIESSEN (The University of Sheffield)
CNDC Students’ Progress Reports
Chair: MORITA Hatsuru (Associate Professor, School of
Law, Tohoku University)
FAN Jian (Tsinghua University)
CAO Dongyuan (Chinese Academy of Social Sciences)
QU Tian (Chinese Academy of Social Sciences)
ZHANG Lingling (Tsinghua University)
CHEN Rui (Tsinghua University)
KIM Hyun (Yonsei University)
WU Teng (Tsinghua University)
FAN Shiwei (Tsinghua University)
4 月 14 日(土)
Presentations of GCOE Publications
Chair: OHNISHI Hitoshi (Program Sub Leader; Professor, School of Law, Tohoku University)
Ohnishi Project: GCOE Project Research Book Series
Idō no jidai wo ikiru―hito, kenryoku, komyunithi [Migration in the Globalizing World: Has Human
Development Become Easier?]
H. Ohnishi & N. Yoshihara (supervising eds.), Lee, Sunhee, Ayako Nakamura and Kosuke Hishiyama
(eds.)(Toshindo Publishing, March 2012)
◆ Presenters: NAKAMURA Ayako and LEE Sunhee (GCOE Fellows)
Tsujimura Project 2: GCOE Project Research Book Series
Ajia ni okeru jendā byōdō―Seisaku to seiji sankaku [Gender Equality in Asia: Policies and Political
Participation]
M. Tsujimura & J. F. Steele (eds.)(Tohoku University Press, March 2012)
◆ Presenter: Jackie F. STEELE (Former Lecturer, Simon Fraser University)
Ueki Project: GCOE Project Research Book Series
Gurōbaruka jidai no kokusaihō [International Law in the Age of Globalization], T. Ueki (ed.)
(Shinzansha, March 2012)
◆ Presenter: UEKI Toshiya (Professor, School of Law, Tohoku University)
Books Published by GCOE Project Members (not subsidized by GCOE)
Jendā Shakaikagaku no Kanousei (zen 4 kan)[Gendering Social Sciences, on Micro, Socio-political
and Global Levels (4 volume series)]M. Tsujimura & M. Osawa (eds.)(Iwanami Shoten, 2011)
◆ Commentator: OSAWA Mari (Professor, The University of Tokyo)
◆ Presenter: Jackie F. STEELE (Former Lecturer, Simon Fraser University)
Closing Remarks
Presenter: OHNISHI Hitoshi
(Program Sub Leader; Professor,
School of Law, Tohoku University)
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●GCOE総括研究会
本 GCOE プログラムの 5 年間の総決算として、多様な研究活動の成果、とくにそのシナジー効果を検証するた
め、2012 年 8 月 2 日、仙台国際センターで総括研究会を開催しました。
当日は、人身取引、ワーク・ライフ・バランス、生殖補助医療、大震災復興問題などをめぐって 4 本の報告と討論
を行いました。これらは、いずれも、男女共同参画(ジェンダー平等)と多文化共生問題研究のシナジー効果が明
確に示された分野であり、グローバル時代における問題の多面的側面と課題の深刻さが明らかになりました。フ
ロアには、研究教育協力者でもある橋本ヒロ子 国連女性の地位委
員会日本代表、原ひろ子 JAICOWS( 女性研究者の環境改善に関
する懇談会 ) 代表、山下泰子 国際女性の地位協会常務理事など、
日本の男女共同参画を担ってこられた多数のキーパーソンが参加
して発言しました。これにより、対外的にも、対内的にも、非常に
充実した総括の機会を得ることができました(内容については、
GEMC ジャーナル掲載の報告とコメントを参照してください)。
このほか、この研究会で報告されなかった分野を含め、総括的
な研究成果の報告会を、2012 年の萩セミナー(10 月 18 日- 21
日)の第 1 日に開催し、すべての研究プロジェクトが参加して成果
と課題を論じあいました。
本拠点は、「グローバル時代におけるジェンダー平等と多文化
共生に関わる様々な社会問題を抽出して理論的に分析し、問題克
服の糸口を解明して社会に還元する」という大きな課題に対して、
それぞれの分野で、大きな成果を得たと評することができます。
我々の 5 年間の活動が、世界のジェンダー平等(男女共同参画)と
多文化共生の進展、諸課題の解決のために寄与し続けることがで
きることを、一同、心より願っております。
GCOE 総括研究会「ジェンダー平等と多文化共生~プロジェクト研究成果の統合~」
日 時:2012 年 8 月 2 日(木)13:00 ~ 17:45
会 場:仙台国際センター 3 階「小会議室 8」
開会挨拶・趣旨説明 辻村 みよ子(GCOE 拠点リーダー、東北大学大学院法学研究科教授)
【報告 1】
報 告 「人間の安全保障と男女共同参画」
高松 香奈(国際基督教大学教養学部准教授)
コメンテータ 大沢 真理(GCOE 連携拠点リーダー、東京大学社会科学研究所教授)
司 会 萩原 久美子(東京大学社会科学研究所特任助教)
【報告 2】
報 告 「利他的医療の法原理と国家法」
米村 滋人(東北大学大学院法学研究科准教授)
コメンテータ 水野 紀子(GCOE 拠点サブリーダー、東北大学大学院法学研究科長・教授)
司 会 久保野 恵美子(東北大学大学院法学研究科教授)
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【報告 3】
報 告 「現代日本の社会・経済戦略としての男女共同参画―社会制度に対する経済・経営・統計学的アプローチ―」
吉田 浩(東北大学大学院経済学研究科教授)
大澤 理沙(東北大学大学院経済学研究科研究員)
コメンテータ 佐藤 博樹(東京大学大学院情報学環教授)
司 会 森田 果(東北大学大学院法学研究科准教授)
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
【報告 4】
報 告 “Mainstreaming Gender and Diversity into Tohoku Reconstruction: Theoretical and Practical Hurdles”
スティール 若希(東京大学社会科学研究所准教授)
「災害と外国人移住女性達―ジェンダー平等と多文化共生の主流化をめざして―」
李 善姫(東北大学法学研究科 GCOE フェロー)
〔原稿参加〕
コメンテータ・司 会 樺島 博志(東北大学大学院法学研究科教授)
質 疑 討 論 辻村みよ子、水野紀子、大沢真理 ほか、参加者全員
閉 会 挨 拶 水野 紀子(GCOE 拠点サブリーダー、東北大学大学院法学研究科長・教授)
小森田秋夫教授(前
東京大学社会科学研
究所所長)
植木理事
●フロアからの発言の様子
橋本ヒロ子教授
原ひろ子名誉教授
山下泰子名誉教授
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●萩セミナー2012
第 4 回で最後ともなる「萩セミナー 2012」は、2012 年 10 月 18 日~
21 日に、仙台の東北大学川内キャンパス、東北大学片平キャンパスと松島
で開催されました。
プログラムは、次のような 6 部構成で行われました。
第 1 部では、本 GCOE の 15 の研究プロジェクトの全てがそれぞれの研
究成果を報告し、討論が行われました。
第 2 部では、CNDC プログラムに参加するために 2012 年 10 月に東
北大学博士課程に入学した 2 人の新入生が、自己紹介も兼ねて各自の研究
テーマについて報告しました。
第 3 部では、2010 年度末に CNDC で初のダブルディグリー取得者と
なったポリーヌ・シュリエ氏(フランス・プロヴァンス大学准教授)が 2 年
前に東北大学とリヨン第 2 大学に提出した博士論文について報告し、討論
が行われました。本報告は、当初2011年4月に開催予定だった桜セミナー
2011 でなされる予定でしたが、同年 3 月に発生した大震災によって一旦
取り止めとなり、やっと 1 年半遅れで実現したものでした。しかしその甲
斐もあって博士論文完成後の新たな研究成果も取り入れた充実した内容の
報告になりました。
第 4 部では、2012 年 4 月に東北大学に入学した 3 名の CNDC の学生の
中2名(1名は産休中)が作成中の博士論文について中間報告を行いました。
第 5 部では、オーストラリア・サザンクロス大学のバードゥン・オフォー
ド教授が同性婚の社会的制度化について論じる報告を行いました。本
GCOE プログラムは、多文化共生を中心的テーマとしていながら、これま
で同性婚の問題には大きな関心を払ってきておりませんでした。それだけ
に、同報告は、本プログラムが懐いてきた多文化共生の概念、問題意識の深化・再構成をも促す意味を有しており、
報告に基づく議論は知的刺激に満ちたものとなりました。
第 6 部では、3 つの本 GCOE のプロジェクトが、それぞれ総括のためのワークショップを開催しました。
今回の萩セミナーは、本 GCOE の全ての研究プロジェクトが一堂に会する最後の主要な機会となりましたが、
本プログラムがこれまでに相当に充実した研究・教育成果を挙げてきたことを自ら確認し合い、また、今後この成
果をどのように社会に還元していくべきかについても議論を深めることができました。そしてさらに今回のセミ
ナーには、本 GCOE プログラムの参加者がプログラム終了後に取り組んでいかなければならない研究・教育課題
を発見したり、明確化したりするのに役立つ素材も多く含まれていました。
その意味で、「萩セミナー 2012」は、本 GCOE プログラムの過去と現在を総括して、未来へとつなげるものに
なったと思います。
10 月 18 日(木)
GCOE Research Projects’ Final Reports
Chair: MIZUNO Noriko (Dean; Program Sub Leader; Professor,
School of Law, Tohoku University)
10 月 19 日(金)
Opening Session
Opening Remarks
OHNISHI Hitoshi (Program Sub Leader; Professor, School of Law, Tohoku University)
New CNDC Students’ Dissertation Introduction Reports
Chair: OHNISHI Hitoshi (Program Sub Leader; Professor, School of Law, Tohoku University)
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WANG Haijun (School of Law, Tsinghua University)
XU Shu (School of Law, Tsinghua University)
Workshop
Chair: OHNISHI Hitoshi (Program Sub Leader; Professor,
School of Law, Tohoku University)
Presenter: Pauline CHERRIER(Associate Professor, University
of Provence; the 1st CNDC double-PhD-degree-recipient)
“Between Brazil and Japan: Identities out of Place”
Discussant: Jon MORRIS (Doctoral Student, Graduate
School of Arts and Letters, Tohoku University)
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
CNDC Students’ Dissertation Progress Reports
Chair: OHNISHI Hitoshi (Program Sub Leader; Professor, School of Law, Tohoku University)
DENG Yicheng (School of Law, Tsinghua University)
LI Meng (Institute of Political Sciences, Chinese Academy of Social Science)
10 月 20 日(土)
Keynote Lecture
Chair: SASAKI Hiromichi (Professor, School of Law, Tohoku
University)
Lecturer: Baden OFFORD(Associate Professor, School of
Arts and Social Sciences, Southern Cross University)
“Gender, Sexuality and Cosmopolitanism in Multicultural
Australia: A Case Study”
Closing Remarks
TSUJIMURA Miyoko (Program Leader; Professor, School of Law, Tohoku University)
10 月 21 日(日)
Workshop 1 [TSUJIMURA Project 1]: “Gender and Multicultural Conviviality”
Chair: TSUJIMURA Miyoko (Program Leader; Professor, School of Law, Tohoku University)
◆ Presenter: Baden OFFORD(Associate Professor, School of Arts and Social Sciences, Southern Cross University)
“Gender, Sexuality and Cosmopolitanism in Multicultural Australia: A Case Study”
◆ Presenter: SHIDA Yoko (Associate Professor, College of Art and Design, Musashino Art University)
“Multiculturalism and Gender Issues”
◆ MC & Interpreters for Discussion:
Jon MORRIS (Doctoral Student, Graduate School of Arts and Letters, Tohoku University)
NAKAMURA Ayako (Fellow, GCOE, School of Law, Tohoku University)
Workshop 2 [UEKI Project]:「現代国際法における『人権』諸相」(in Japanese)
“Some Aspects of 'Human Rights' in Contemporary International Law”
Chair: UEKI Toshiya (Executive Vice President, Tohoku University; Professor, School of Law, Tohoku University)
◆ Presenter: KATO Yuta (Doctoral Student, Graduate School of Law, Tohoku University)
「海上阻止行動とノン・ルフルマン」
“Shipping Interdiction and Non refoulement”
◆ Presenter: KIMURA Hajime (Postdoctoral Research Fellow, JSPS)
「戦間期における少数者の保護―少数者問題と常設国際司法裁判所―」
“Minority Protection in the Inter-war Period: Minority Problems before the Permanent Court of International Justice”
Workshop 3 [MIZUNO Project 1]:“Criminal Justice System in Japan”
Chair: SAITO Minoru (Lawyer, Tokyo Bar Association)
◆ Presenter: SAITO Minoru (Lawyer, Tokyo Bar Association)
“Criminal Justice System in Japan”
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2012年8月27日●国際セミナー
水野プロジェクト2
「科学的証拠と訴訟手続
~不確実な科学的状況での科学裁判、
特に法的・社会的意思決定の
素材としての科学的専門知見の活用について~」
(共催:
「JST-RISTEX「科学技術と社会の相互作用」領域・研究プロジェクト
「不確実な
科学的状況での法的意思決定」科学グループ」、水野プロジェクト2)
(会場:東北大学片平キャンパスエクステンション教育研究棟2階)
司 会:米村 滋人(東北大学大学院法学研究科・准教授)
報 告:ピーター・マクレラン
(オーストラリア ニューサウスウェールズ州最高裁判所・コモンロー主席判事)
アンドリュー・スターリング(英国 サセックス大学・科学技術政策研究部長)
解 説:吉良 貴之(常盤大学・JST-RISTEXプロジェクト研究員)
参加者:杉山 悦子(一橋大学法学研究科・准教授)他
本研究会は、
オーストラリアで発展した新たな専門家証
及び科学者から高い評価を得ているという。吉良研究員
人の活用方法であるコンカレント・エヴィデンス制度に注
による解説により、実際の模擬的な裁判手続の様子も放
目し、裁判手続における科学的専門知見の活用について
映された。同方法の根底には科学的知見の不確実性に対
考察することを目的として開催された。
する認識が存するところ、
この点については、科学技術社
まず、同制度を発展させたマクレラン判事から、制度の
会論の研究を主導するスターリング教授から、報告がな
意義について報告がなされた。伝統的には、対審構造を
された。同報告では、発電方法の種別ごとのリスク比較を
有する同国の民事裁判手続では、専門的知見は、各当事
例に、信頼できる科学的知見を含む報告書等を世界中か
者から依頼された鑑定人によって提供されてきた。各鑑
ら複数集めれば、論者は任意に結論を導き得ることが具
定人は依頼者及び相手方側から尋問、反対尋問、再尋問
体的に示された上で、科学的不確実性の階層を整理し明
を受けるところ、その過程では、尋問の対象が専門的知見
確化することが、裁判手続等でのより建設的な科学的知
の内容から逸れ、鑑定人が不快な経験を強いられたり、有
見の活用に資することが示唆された。海外からの報告に
能な科学者が出廷に消極的になるなどの弊害が見られた
対し、日本の状況について杉山准教授から簡潔な説明が
という。
コンカレント・エヴィデンスの方法は、尋問、反対尋
なされた。討論においては、事前の論点整理のあり方や刑
問の形式ではなく、複数の鑑定人と裁判所が共同で予め
事手続との対比等について、活発な議論が交わされ、意
論点を整理した上で、法廷において鑑定人同士にそれら
義深い研究会となった。
の論点について議論をさせる形式をとることで、
これらの
弊害を防ぐ試みであり、科学的専門知見の真の問題点に
集中して専門家同士の議論を可能にすることで、法曹界
スターリング教授
杉山准教授
マクレラン判事
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2012年10月21日●萩セミナー・国際ワークショップ
辻村プロジェクト1
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
“Gender Equality and Multicultural Conviviality”
(会場:東北大学片平キャンパスエクステンション教育研究棟3階)
座 長:辻村 みよ子(東北大学大学院法学研究科・教授)
報 告:志田 陽子(武蔵野美術大学・教授)
バーデン・オフォード(オーストラリア サザンクロス大学・教授)
司 会:ジョン・モリス
(東北大学大学院文学研究科・博士課程)
中村 文子(東北大学大学院法学研究科・GCOEフェロー)
本プロジェクトでは、2012年度の萩セミナーで、欧米
あるいはより広範な社会的側面を分析するための枠組み
のフェミニズムと多文化共生問題をクロスさせた研究を
を提示しました。他方、オフォード報告は、オーストラリア
発表してこられた武蔵野美術大学の志田陽子教授(憲法
の文化論や現代政治におけるジェンダー、人権の諸問題
学)
と、
オーストラリアのカルチュラル・スタディーズ研究
をめぐる事例を取り上げながら、報告タイトルである
を牽引してこられたサザンクロス大学のバーデン・オ
「Gender, Sexuality and Cosmopolitanism in
フォード
(Baden OFFORD)教授をお招きして、国際ワー
Multicultural Australia: A Case Study」の方向性や
クショップ「Gender and Multicultural Conviviality」
可能性について論じました。
を開催しました。プロジェクト責任者(辻村)が座長を務
これらの報告に対して、
オフォード教授のコスモポリタ
め 、司 会 お よ び 質 疑 通 訳 を 、ジョン・モリス( J o n
ニズム概念をめぐって、エリート間のみならず、より国民
MORRIS)文学研究科博士課程後期学生および中村文子
的な概念として構築すべきではないか等の質疑が行わ
GCOEフェローが務めました。
れ、
また、人権と多文化主義のテンションの事例としてEU
まず、本プロジェクト責任者であり本GCOE拠点リー
での表現の自由について問題提起されるなど、活発な議
ダーである辻村より、開会挨拶と本GCOEの5年間の研
論が展開されました。
究活動について報告があった後、志田教授とオフォード教
このワークショップでの成果として、GEMCジャーナル
授による研究報告がありました。
8号(英文)
にオフォード報告、GEMCジャーナル9号(和
志田報告は、
「 Multiculturalism and Gender
文)
に志田報告の内容が掲載されていますので、
ご覧くだ
Issues」
と題して、多文化共生とジェンダー問題の衝突に
さい。
ついて事例を用いて紹介しながら、ジェンダー平等と多
文化共生の二つの概念の間のテンションをめぐる法律的
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ၥ࠸ྜࢃࡏඛ㸸Tel 022-217-6254 (GCOE ஦ົᒁ࣭∦ᖹ࢟ࣕࣥࣃࢫ)/[email protected]ᴾ
1列目左から、
オフォード教授、志田教授、辻村教授
2列目左3番目から、糠塚教授、佐々木教授、右3番目、田中准教授
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●これまでの主な国際シンポジウム・セミナー
2008年10月22日・23日
(大西・水野2・稲葉・戸澤プロジェクト)
グローバル化時代における新たな社会的イッシュー
2008年10月22日、23日に、北京の清華大学でワークショップを開き、
日本・韓国・中国の研究者が表題のテーマについ
て報告を行いました。
このワークショップで印象的だったのは、参加者が、
グローバリゼーションが進行する今日、東アジア社
会が多くの共通の社会問題に直面しているとの認識を共有しており、同じような問題意識からそれらの社会問題の分析と解
決策の模索を進めているという点でした。経済発展の段階や政治体制で言えば、大きく異なるこれらの3国の研究者の間
で、
ここまで共通の問題意識が生じていることがこのワークショップで浮き彫りにされました。
2009年8月3日・4日
(辻村1・大沢2・田中プロジェクト)
多文化共生社会のジェンダー平等
―グローバリゼーション下のジェンダー・多様性・共生
2009年8月3日・4日に国際セミナー「多文化共生社会のジェンダー平等―グローバリゼーション下のジェンダー・多様
性・共生」が東京大学会場と東北大学会場において開かれました。
ジェンダー平等や多文化共生に関する第一人者から気鋭
の若手研究者までの多くの研究者が、
ジェンダー平等と多文化共生に関する理論だけでなく、移民の人権、
シティズンシッ
プ、移民政策、経済格差と家族・労働等の個別のテーマについても報告を行いました。
この国際セミナーでは、本プロジェク
トのテーマであるグローバリゼーション・ジェンダー・多文化共生について活発な議論が行われました。
2008年10月22日・23日
(大西・水野2・稲葉・戸澤プロジェクト)
2009年8月3日・4日
(辻村1・大沢2・田中プロジェクト)
2010年8月15日
(水野プロジェクト1)
女性と子どもの被害に関する国際セミナー
共催:科学研究費補助金[基盤研究
(B)
]
「犯罪の被害にあった女性・児童への対策に関する総合的研究」
2010年8月15日に、東北大学東京分室において
「女性と子どもの被害に関する国際セミナー」
を実施しました。女性と子
どもが多く被害にあうDVと性犯罪を取り上げ、
アメリカやアジア諸国などから参加した専門家や研究者が、各国の最新の
状況と法制度上の対応について報告・議論しました。現在、
「女性に対する暴力」が世界的に注目を集めており、その点に配
慮した立法も進んでいます。一方、
これらの問題に対する日本の対応の遅れが浮き彫りになりました。
2010年10月30日
(植木プロジェクト)
グローバル化時代の東アジアにおける海洋法、海洋
政策と多文化共生(第4回日中海洋法ワークショップ)
共催:日本海洋法研究会
2010年10月30日に第4回日中海洋法ワークショップが、本GCOEプログラムとの共催という形で開催されました。今回
のワークショップでは、
日中両国から10名の研究者が、海賊問題への対応などの個別の事例から、近時の国際判例の分析、
国際法学における学問的方法論のあり方といった理論的問題まで極めて多岐にわたる最先端の研究成果の報告と討論を
行いました。それにより、両国から参加した研究者は相互に非常に大きな学問的刺激を得ることができました。
2010年8月15日
(水野プロジェクト1)
2010年10月30日
(植木プロジェクト)
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●これまでの主な国際シンポジウム・セミナー
2012年11月23日
(大西プロジェクト)
東アジアのナショナリズムと平和
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
共催:延世大学校
後援:百想財団
2012年11月23日に、百想財団(PaekSang Foundation)の協力を得まして、本GCOEと延世大学校による国際セミ
ナー“Nationalism and Peace in East Asia”が開催されました。
セミナーでは、延世大学校のSEO Jungmin 副教授を
はじめとする韓国からの参加者9名(ソウル市立大学校:LEE Byoungha 助教授、大邱大学校:LEE Soyoung 助教授、
国民大学校 : Lim Eunjung 専任研究員、他)がセミナーのテーマに関連する報告を行いました。それぞれの報告に対し
て、
日本からの討論者7名(東北大学:大西仁教授・柳淳教授、福島大学:黒崎輝准教授、岐阜大学:上野友也准教授、他)
がコメントしました。各セッションでは、人道規範から現代中国のナショナリズムまでの多様なテーマが取り上げられ、活発
な議論が長時間にわたり行われました。
また、報告者と討論者の大半を若手研究者が占めたことは特筆されるべきでしょ
う。
これらの議論を通じて、ナショナリスティックな感情に左右されない、未来志向の知的な交流が行われました。
●東日本大震災に関連したセミナー
2011年6月11日 日本学術会議フォーラム
「災害・復興と男女共同参画」
6.
11シンポジウム
~災害・復興に男女共同参画の視点を~」
共催:
「災害・復興と男女共同参画」
6.11シンポジウム実行委員会、
日本学術会議人間の安全保障とジェンダー委員会、
など
後援:ジェンダー法学会
東日本大震災から3か月後、
「災害・復興と男女共同参画」6.11シンポジウム~災害・復興に男女共同参画の視点を~」
(日
本学術会議主催学術フォーラム)が開催されました。災害・復興に男女共同参画および多文化共生の視点が必要なことは、
阪神・淡路大震災を契機として認識されました。
にもかかわらず、東日本大震災への対応にその教訓が活かされていないこ
とは明白であり、
これらの視点から取り組みを進めることは急務でした。準備段階から大きな関心を呼んだ6.11シンポに
は、被災地を含む全国から幅広い人々が参加し、熱心な議論が交わされました。連携拠点が発行したシンポ報告書は広く関
係者に提供され、災害・復興に男女共同参画の視点を、
という趣旨が浸透しつつあります。
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これまでのGCOE月例研究会
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
2008.10.15 第1回月例研究会
吉田 浩 教授(東北大学)
「男女共同参画、異文化交流の経済分析序論―制度、
システムの効果の実証分析」
2008.11.19 第2回月例研究会
大西 仁 教授(東北大学)
“Tsinghua-Tohoku Workshop on 'New Social Issues in the Age of Globalization'”
2008.12.17 第3回月例研究会
辻村 みよ子 教授(東北大学)
「ジェンダー研究と多文化研究の交錯―『多文化共生社会のジェンダー平等』研究の方法をめぐって」
2009.1.21
第4回月例研究会
(現:徳島大学・准教授)
王 冷然 GCOE特任フェロー(東北大学)
「適合性原則と私法秩序―高齢者取引の被害救済を目指して」
2009.2.18
第5回月例研究会
金 淑賢 准教授(東北大学)
「中韓国交正常化と東北アジア国際システムの変容」
2009.3.18
第6回月例研究会
韓 冬雪 教授(清華大学)
「転換期における中国社会の現実と対策」
2009.4.15
第7回月例研究会
大沢 真理 教授(東京大学)
「『生活保障システム』
というアプローチ―『男女共同参画と多文化共生』研究の概念枠組みに向けて」
2009.5.13
第8回月例研究会
アメリカにおける男女別学教育の意義と課題―女性の教育に対する権利と支援に注目して
坂本 辰朗 教授(創価大学)
「アメリカの女子大学の歴史的変遷と現代的意義」
(現:新渡戸文化短期大学・准教授)
尾崎 博美 助教(東京文化短期大学)
(現:高崎商科大学・非常勤講師)
八木 美保子 学術調査員(立教大学)
「アメリカの女子高校における男女別学教育の教育的意義―NYの女子校調査に基づいて」
2009.6.3
第9回月例研究会
(現:教授)
戸澤 英典 准教授(東北大学)
「『多文化共生』のグローカリズム―日韓比較を通して
『 東北型多文化共生』
を考える」
2009.7.1
第10回月例研究会
植木 俊哉 教授(東北大学・理事)
「『多文化共生』
に向けての国際法と国際組織の役割:国際組織の法的責任とアカウンタビリティー」
2009.9.9
第11回月例研究会
(現:准教授)
田中 重人 講師(東北大学)
「分配的正義におけるマクロとミクロ:女性の経済的不利益を題材に」
2009.12.2
第12回月例研究会
佐藤 博樹 教授(東京大学)
「ワーク・ライフ・バランスを具体化するために」
2010.1.13
第13回月例研究会
(現:東京大学・准教授)
武田 宏子 准教授(シェフィールド大学)
“The Political Value of Family Meals: New Technologies of Food Governance and the Family in Japan”
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14
15
2010.2.17
第14回月例研究会
Ⅳ
Maria Rosario PIQUERO-BALLESCAS
2010.3.27
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
教授(東洋大学)
“Multiculturalism and Gender Equality: Focus on Japan and the Philippines”
第15回月例研究会
矢野 恵美 准教授(琉球大学)
「日本初の官民協働刑務所・美祢社会復帰促進センターに関する調査の概要―多文化共生の観点から―」
16
2010.5.12
第16回月例研究会
森田 果 准教授(東北大学)
“Can You Live on a Prayer?: An Empirical Analysis of a Marriage Market in Japan”
17
2010.6.2
第17回月例研究会
中原 茂樹 教授(東北大学)
「環境税の法的問題」
18
2010.7.7
第18回月例研究会
大沢 真理 教授(東京大学)
「2000年代の経済社会政策―社会的排除/包摂の視角から検証するEUと日本」
19
2010.9.1
第19回月例研究会
吉田 浩 教授(東北大学)
「多文化共生の経済利得―国際的人的交流と共存社会の実証分析―」
20
2010.11.10 第20回月例研究会
(現:高麗大学・HK研究教授)
孫 基榮 客員准教授(東北大学、シェフィールド大学・名誉講師)
“From A Civilian Power to A Humanitarian Power?: State Identities, Constitutive Norms and
Japan's Overseas Dispatches of Troops”
21
2010.12.1
第21回月例研究会
水町 勇一郎 教授(東京大学)
「『同一労働同一賃金原則』
は幻想か?―正規・非正規労働者間の格差を是正する法原則のあり方について」
22
2011.1.19
第22回月例研究会
(現:東京大学・準教授)
Jackie F. STEELE 外国人特別研究員(東北大学・日本学術振興会)
“Managing National Diversity in Japan, Canada and Quebec: Citizenship Discourses,
Nation-Building Policies and Political Belonging in Comparative Perspective”
23
2011.2.16
第23回月例研究会
田中 重人 准教授(東北大学)
“The Family, Marriage, and Gender Inequality: Quantitative Analysis of Economie Situation after Divorce”
24
2011.3.2
第24回月例研究会
齋藤 実 弁護士(東京弁護士会、國學院大學法科大学院兼任講師)
「北欧の刑事政策―フィンランドと日本の比較―」
25
2011.6.8
第25回月例研究会(桜セミナー2011 part 1)
CNDC Students’ Progress Reports Session
ZHOU Xiao Tian(Tsinghua University)
“On Quasi-Robbery in Criminal Law―a Comparative Respective of Sino-Japanese Criminal Theory”
MIAO Ai Li(Chinese Academy of Social Sciences)
“Research on Victim Participation at Sentencing and Parole”
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これまでのGCOE月例研究会
26
2011.6.15
第26回月例研究会(桜セミナー2011 part 2)
CNDC Students’ Progress Reports Session
Paul O’SHEA(The University of Sheffield)
(現:ストックホルム商科大学欧州日本研究所・ポストドクトラルリサーチフェロー)
“Understanding Japan’s Territorial Disputes in the Post-Cold War Period”
27
(現:シェフィールド大学・名誉フェロー)
Ra MASON(The University of Sheffield)
“Japan’s Recalibration of Risk: The Framing of North Korea”
2011.6.29
第27回月例研究会(桜セミナー2011 part 3)
CNDC Students' Progress Reports Session
MORISHITA Nicolas(University Lumière Lyon 2)
“The Japanese Public Works State”
New CNDC Students’ Ph.D. Thesis Theme Reports Session
DING Huimin(Tsinghua University)
“Concurrence of Statutory Provisions in Criminal Law”
HE Yang(Tsinghua University)
“Research on Rape Issues”
28
29
30
31
Ioan TRIFU(University Lumière Lyon 2)
“Socio-History of Prefectural Governors in Post-War Japan”
2011.7.6
第28回月例研究会
森田 果 准教授(東北大学)
“Debiasing Law Making Process”
2011.9.13
第29回月例研究会
木原 淳 准教授(福島工業高校専門学校)
「埋め込まれた
『政治性』―カント理性法論における自由と境界、
もしくは国民主権の生成について―」 2011.11.30 第30回月例研究会
薛 軼群 GCOE特任フェロー(東北大学)
「20世紀初期中国における電気通信事業の展開(1900-1937)」
2011.12.9
第31回月例研究会
(現:GCOEフェロー)
李 善姫 助教(東北大学)
「災害地域における外国人女性の現況と
『文化媒介力』の必要性」
牧野 友紀 助教(東北大学)
「陸前高田市における被災者支援と女性会の役割」
山地 久美子 研究員(関西学院大学災害復興制度研究所)
「災害復興とエンパワーメントを日本・台湾の経験から考える」
32
33
34
金 千秋 総合プロデューサー(FMわぃわぃ)
「阪神・淡路大震災から東日本大震災へ多文化共生の経験をつなぐ~母語で語るラジオ番組が生み出すもの~」
2012.1.25
第32回月例研究会
阿南 友亮
准教授(東北大学)
”Perceptions and Misperceptions Regarding the Chinese Military“One Aspect of the‘Fragile Superpower’””
2012.2.24
第33回月例研究会
遠藤 誠治 教授(成蹊大学)
「国際秩序の変動とヘゲモニー―最近の研究動向から」
2012.3.28
第34回月例研究会
平田 武 教授(東北大学)
「ハンガリーにおける近代社会史研究の状況と社会科学―ケヴェール著『身分社会と市民社会』の訳出をてがかりに」
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35
2012.5.18
皆川 満寿美
第35回月例研究会
Ⅳ
特任研究員(東京大学社会科学研究所)
36
2012.6.29
水落 正明
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
「東日本大震災をジェンダー化する―研究課題の整理」
第36回月例研究会
准教授(三重大学)
“Happiness, Self-Rated Health and Gender Equality”
37
2012.7.20
根立 俊恵
第37回月例研究会
研究員(一般社団法人知識環境研究会)
「創造都市の男女共同参画:金沢の伝統工芸におけるイノベー
ションの事例から」
水野 由香里 専任講師(西武文理大学)
「企業戦略としての男女共同参画」
38
2012.9.18
第38回月例研究会
ラインハルト・ドリフテ
名誉教授(ニューカッスル大学)
“Future Scenarios of Sino-Japan Relations”
39
2012.11.28 第39回月例研究会
堀見 裕樹
助教(東北大学)
“Possibility of a Treaty on International Cooperation
on Disasters for the Asia-Pacific Region: A Preliminary
Study from the Experience of the Grent East Japan
Earthquake”
40
2012.12.21 第40回月例研究会
中根 一貴
GCOEフェロー(東北大学)
「19世紀後半から20世紀初頭までのチェコ政治とネイション」
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1
出版活動
GCOE
2012年度と
これまでの
主な活動
1
GEMCジャーナルの刊行
GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」
プログラムの目的は、研究と人材育成でした。これらの目
的を果たすために、学術的な研究成果を発表するジャー
ナルを 発 刊することとし、男女 共 同 参 画と多文化 共 生
Gender Equality and Multicultural Conviviality の頭
文字をとって、GEMC ジャーナルと名付けました。
GEMC ジャーナルは、第1部と第 2 部に分かれます。第
1部には、GEMC ジャーナル編集委員会から執筆を依頼
した論文で、本プログラムの研究会報告をもとにした論文
や事業推進担当者らの研究論文を掲載しました。第 2 部
には、若手研究者に業績を発表する機会を保障するため
に、査読雑誌と位置づけて投稿論文を掲載しました。本
GCOE のテーマと関係する論文であれば、身分資格を問
わずに投稿を認め、掲載可能性のある論文の著者には研
究会での報告等をお願いして成果を共有してきました。第
2 部の査読にあたっては、GEMC ジャーナル編集委員会
内部に査読委員会を設けました。査読委員会は、広範囲
の領域にわたる論文を査読するために、それぞれの論文と
同じ分野の内外の専門家に匿名で個別に評価を依頼し、
その評価に基づいて厳正な査読を行いました。
2008 年度に発刊した GEMC ジャーナルは、2009 年
度以降は英文ジャーナルと和文ジャーナルを 2 冊ずつ刊行
しました。
グローバリゼーションの進展に伴い、ジェンダー、ナショ
ナリズム、コミュニティ、世代などが生み出す差異は、構造
的にもつれ合って深刻な弊害を社会にもたらします。これ
らの弊害を克服し、多様な文化的価値が共存する社会を
再構築する道を求めて、本 GCOE は発足しました。その
出発の年である2008 年には、アメリカに発した金融危機
がたちまちグローバル化して、世界を覆いました。課題は
緊急でかつ困難ではありますが、本 GCOE は知的な営為
本プログラムの出版活動は、公開される成果にふ
さわしい多様な形態をとって展開されてきました。
2008 年度以来は、ホームページで本プログラムの
を重ねて、これらの課題に対応し、基礎工事となる確実な
研究を目指しました。GEMC ジャーナルも、その営為の
意義ある努力の一つとして、毎年度刊行しました。
研究・教育全般にわたる情報を公開し、最新の学術
論文を掲載した学術雑誌である GEMC ジャーナル
を刊行してきました。また、研究成果は、研究成果
シリーズや著者シリーズとして書籍化もされていま
す。
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● GEMC ジャーナル第1号~第 7 号
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
● GEMC ジャーナル第 8 号の目次
Preface GEMC journal Editorial Board
Part I Invitational Papers
■Gender, Sexuality and Cosmopolitanism in Multicultural Australia: A Case Study
Baden OFFORD
■Japan’s Postwar Model of Economic Development Has Rendered Japanese Society
Vulnerable to Crises and Disasters OSAWA Mari
■A pproaching Gender Equality and Intercultural Competence as a Democratic
Pra x i s: T h e o re t i c a l Ch a l l e n ge s a n d Pre l i m i n a r y I m p l i c a t i o n s fo r To h o ku
Reconstruction Jackie F. STEELE
■International Human Rights Norms and Immigration Policy in Korea and Japan
LEE Byoungha
■The Gender Gap in Happiness and Socioeconomic Condition MIZUOCHI Masaaki
Part II Submitted Papers
■On Jerome Frank and His Constructive Skepticism CHEN Rui
■Diversifying Welfare Responsibilities and Mobilizing the Voluntary and Non-Profit
Sector: Comparative Analysis of China and Japan
KANDA Fumi
Part III Dissertation Summaries
■Between Brazil and Japan: Identities out of Place Pauline CHERRIER
■T he Significance of the Concept of the Individual for Young Marx’s Civil Society
Theory CHEN Hao
■Transformation of Tsinghua University in Modern East Asia: A Typical Case of
Political-Academic Interaction in Modern E.S. LIU Chao
■Research on Ethnic Nationalism of the Developing Countries YU Fujian
■W omen’s Identity Formation and Transformation in Contemporary Japan: A
Gendered Approach to Faith-Based Volunteering Paola CAVALIERE
■Japan’s Recalibration of Risk: The Framing of North Korea Ra MASON
■G oing to the Philippines is like Coming Home: Japanese Pan-Asianism and the
Philippines from the Meiji Era to the Greater East Asia Co-Prosperity Sphere
Sven MATTHIESSEN
■Playing the Sovereignty Game: Understanding Japan’s Territorial Disputes
Paul O’SHEA
■The Politics of War Memory in Japan 1990-2010: Progressive Civil Society Groups
and Contestation of Memory of the Asia-Pacific War (1931-1945)
Kamila SZCZEPANSKA
■T he Cluster Policy in Japan and the Changing Relationship between Central and
Local Authorities HATTORI Akira
List of Contributors
GEMC journal Guidelines for Submission
GCOE Program Members and GEMC journal Editorial Board Members
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● GEMC ジャーナル第 9 号の目次
はしがき/ Preface GEMC journal 編集委員会/ GEMC journal Editorial Board
Part I 寄稿論文/ Invitational Papers
■福祉レジーム論から生活保障システム論へ 大沢 真理
From Welfare Regimes to Livelihood Security Systems OSAWA Mari
■多文化主義とジェンダー:憲法理論の視座から 志田 陽子
Multiculturalism and Gender: From the Perspectives of Constitutional Theories
SHIDA Yoko
Part II 博士論文要旨/ Dissertation Summaries
■日本と韓国の憲法におけるジェンダー平等の実現―「人権アプローチ」を中心に― 蘇 恩瑩
A Study on ‘Individual Dignity’ for Gender Equality SOH Eunyoung
■国民的一体性の幻想―1907 年から1914 年までのチェコ政党政治における政党間競争の誕生
中根 一貴
The Illusion of National Unity: The Emergence of Party Competition in Czech Party
Politics 1907-1914
NAKANE Kazutaka
■条約解釈における
「国際法の関連規則」に関する一考察 堀見 裕樹
The Interpretation of Treaties in Light of the “Relevant Rules of International Law”
HORIMI Hiroki
■投資条約仲裁手続における人的管轄権の判断基準 : 国際請求における
「国籍」の機能
猪瀬 貴道
The Criteria for Jurisdiction Ratione Personae in Investment Treaty Arbitration: The
Function of Nationality in International Claims INOSE Takamichi
■Affirmative Action の正当化法理―アメリカの判例と学説を中心に―
茂木 洋平
Justifications of Affirmative Action in the United States: Theory and Legal Precedent
MOGI Yohei
■カナダ憲法における多様性―性的指向・同性婚を素材にして― 河北 洋介
A Study on Diversit y in Constitutional Law of Canada: The Issue of Sexual
Orientation and Same-Sex Marriage KAWAKITA Yosuke
■現代日本の政党制と議会政治―自民党政権から民主党政権まで― 川村 一義
Japan’s Party System and Parliamentary Deliberation: From LDP to DPJ Governments
KAWAMURA Kazuyoshi
執筆者一覧/ List of Contributors
GEMC journal 投稿規定と執筆要領/ GEMC journal Guidelines for Submission
GCOE 事業推進担当者・GEMC journal 編集委員会名簿/ GCOE Program Members and
GEMC journal Editorial Board Members
● GEMC ジャーナル第10 号の目次
はしがき/ Preface GEMC journal 編集委員会/ GEMC journal Editorial Board
Part I GCOE 総括研究会/ GCOE Concluding Seminar
■序文―5 年間の GCOE 活動を終えて― 辻村 みよ子
Introduction: Concluding the Five-Year-GCOE Activities TSUJIMURA Miyoko
■人身取引対策とジェンダー平等 高松 香奈
Policies of Trafficking in Persons and Gender Equality TAKAMATSU Kana
コメント 大沢 真理
Comments OSAWA Mari
■
「利他的医療」
の法原理と国家法 米村 滋人
Principles and the Law on Altruistic Medicine YONEMURA Shigeto
コメント 水野 紀子
Comments MIZUNO Noriko
■現代日本の社会・経済戦略としての男女共同参画―社会制度に対する
経済・経営・統計学的アプローチ― 吉田 浩
G ender Equality as a Social and Economic Strategy in Modern Japan: Economy,
Management and Statistical Approach towards Social Systems YOSHIDA Hiroshi
コメント 佐藤 博樹
Comments SATO Hiroki
■民主的実践としてのジェンダー平等と異文化間能力へのアプローチ
―東北復興に向けた理論的課題と予備的考察― スティール若希
Approaching Gender Equality and Intercultural Competence as a Democratic Praxis:
Theoretical Challenges and Preliminary Implications for Tohoku Reconstruction
Jackie F. STEELE
コメント 大沢 真理
Comments OSAWA Mari
■災害と外国人女性達―ジェンダー平等と多文化共生の主流化をめざして― 李 善姫
D isaster and Immigration Women: Towards Gender Equality and Multiculturalism
Mainstreaming LEE Sunhee
コメント 樺島 博志
Comments KABASHIMA Hiroshi
■質疑討論/ Discussion
Part II 資 料 編 ―2008 ~ 2012 年 度 の 主 な 活 動 ―/ Appendix: GCOE Main Activities in
2008-2012
執筆者一覧/ List of Contributors
GEMC journal 投稿規定と執筆要領/ GEMC journal Guidelines for Submission
GCOE 事 業 推 進 担 当 者・GEMC journal 編 集 委 員 会 名 簿/ GCOE Program Members and
GEMC journal Editorial Board Members
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Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
2
研究成果の出版
本プログラムの研究成果の一部は、単行本として出版されました。本プログラムのプロジェクトの共同研究成果
からなる
「研究成果シリーズ」
と、
事業推進当者や研究教育協力者、フェロー等の研究論文をまとめた
「著者シリーズ」
です。著者シリーズは、専門家による査読制度を導入し、出版された本の一定数を買い上げてメンバー等が利用し
ました。内容が本プログラムの趣旨に合致する、
水準の高い業績に限られました。最終年度出版された4 冊を含め、
本プログラムの研究成果として、プロジェクト
「研究成果シリーズ」が 10 冊、
「著者シリーズ」が 6 冊、計16 冊が本プ
ログラムから出版されました。
研究成果シリーズ
『ジェンダー平等と多文化共生―複合差別を超えて』
辻村みよ子・大沢真理 編
(東北大学出版会、2010 年 3 月)
ISBN978-4-86163-146-7
GCOE「多文化共生社会のジェンダー平等」研究プロジェクトの成果とし
て、2009 年 8 月開催の「国際セミナー 2009」参加者や研究協力者の論文を
中心に編集。本 GCOE が追求する「ジェンダー平等」と「多文化共生」の視点
を交錯させ、複合差別を超えるという観点から現代の諸課題に迫る意欲的な
学際的共著。
Gender Equality in Multicultural Societies: Gender, Diversity,
and Conviviality in the Age of Globalization
TSUJIMURA Miyoko & OSAWA Mari (eds.)
(東北大学出版会、2010 年 3 月)
ISBN978-4-86163-135-1
GCOE「多文化共生社会のジェンダー平等」プロジェクトに参加したオタ
ワ大学、UCLA、東京大学等の内外の研究者 14 名の共著。2009 年 8 月の「国
際セミナー 2009」参加者の論文を中心に、現代の多文化共生社会における
ジェンダー平等問題を法学・社会学など広範な視座から追求した学際的な共
同研究の成果。
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Gender Equality in Asia: Policies and Political Participation
TSUJIMURA Miyoko & Jackie F. STEELE (eds.)
(東北大学出版会、2011 年 3 月)
ISBN 978-4-86163-161-0
本書は、GCOE「アジアのジェンダー平等政策と課題」研究プロジェクト
の成果として、また、国際的研究ネットワーク「アジアにおける女性と政策」
と「現代インド地域研究」からの論文を中心に編集。ジェンダーと民主化、
クォータ制、法改正、政策実行等の実態に迫る議論を展開しながら、民主主義
的制度の中にあるアジアにおけるジェンダーの主流化へ向けた現代の課題を
明らかにする。
『男女共学・別学を問いなおす―新しい議論のステージへ―』
【編著】生田久美子
【著】坂本辰朗、水原克敏、尾崎博美、八木美保子、畠山大、ジェーン・ローランド・マーティ
ン、スーザン・レアード
(東洋館出版社、2011 年 3 月)
ISBN 978-4-491-02673-2
本書は男女共学・別学という問題を歴史的・政策的・哲学的観点から検討す
る。その目的は、男女共学・別学の優劣関係を提示する事ではなく、その比較
によって見えてくるジェンダーの観点を中心に考察を行うことで、既存のジェ
ンダー枠組みに与する所の多い従来の「リーダーシップ」概念、ひいては伝統
的な教育観・人間観を捉えなおすことにある。
『アジアにおけるジェンダー平等―政策と政治参画』
辻村みよ子・スティ―ル若希 編
(東北大学出版会、2012 年 3 月)
ISBN978-4-86163-185-6
「アジアのジェンダー平等政策」研究プロジェクトの成果として、2009 年・
2010年の GCOE 萩セミナー、
ドイツ・ヒルデスハイム大学主催シンポジウム、
東京外国語大学現代インド地域研究拠点共催国際ワークショップでの報告を
もとに編集。M.Tsujimura & J.F. Steele (eds.), Gender Equality in Asia:
Politics and Political Participation, Tohoku University Press, 2011 掲載
論文のほか、
新たな論文の翻訳も掲載。韓国、
中国、
インド、
フィリピン等のジェ
ンダー平等政策の現状と課題を紹介した貴重な共著である。
『グローバル化時代の国際法』
植木俊哉 編
(信山社、2012 年 3 月)
ISBN978-4-7972-5461-7
本書は、東北大学グローバル COE プログラム「グローバル時代の男女共同
参画と多文化共生」における編者をリーダーとする研究プロジェクト「多文化
共生とジェンダーをめぐる国際法規範の国内的履行と国際紛争の平和的解決
メカニズムの実証的研究」の研究成果として、グローバル化時代の国際法規範
の理論的発展と新たな展開を国内法秩序との相互作用を視野に入れながら分
析した諸論稿を収録したものである。
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『移動の時代を生きる―人・権力・コミュニティ』
大西仁・吉原直樹 監修、李善姫・中村文子・菱山宏輔 編
(東信堂、2012 年 3 月)
ISBN978-4-7989-0109-1
本書は、グローバリゼーションが進む現代の世界で、国境を越えるヒトの移
Ⅳ
動が人間と社会にどのような変化をもたらしているかについて、社会学・政治
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
学・経済学・教育学などの多角的観点から考察するもので、特に、大量のヒト
の越境移動によって、移動した人間、受け入れ社会、送り出し社会のそれぞれ
について、ひとりひとりの人間が人間として発展する条件がどのように変化
したかに注目するところに最大の特徴がある。
『社会法制・家族法制における国家の介入』
水野紀子 編
(有斐閣、2013 年 2 月)
ISBN978-4-641-13640-3
「少子高齢化をめぐる国家と私的領域」研究プロジェクトの成果として、嵩
さやか「社会保障と私的扶養」
、桑村裕美子「協約自治制度と国家介入のあり
方」
、滝澤紗矢子「アメリカ競争規制に対する O・W・ホームズ・Jr. の理論的
寄与」
、渡辺達徳「制限行為能力者による法律行為の取消しと返還されるべき
利益」
、河上正二「高齢消費者の保護」
、米村滋人「公的社会保障給付と私法契
約」
、大村敦志「パクスその後―私事と公事の間で」
、久保野恵美子「精神障害
者と家族」
、水野紀子「公権力による家族への介入」
を収めた。
『男女共同参画による日本社会の経済・経営・地域活性化戦略』
男女共同参画による
日本社会の経済・経営・
地域活性化戦略
吉田浩 編
(河北新報出版センター、2013 年 3 月)
ISBN978-4-87341-292-4
本書は「男女共同参画社会の推進」を経済・経営・統計学から「効果を量的に
検証し」
、定量的「見える化」というアプローチで研究を行ってきた。本書では
現在の日本の社会・経済の上での閉塞感・手詰まり感に対して、
「男女共同参
画の推進」という「従来の日本社会からの踏み出し」諸問題を解決する突破口
(この表紙はイメージです)
Quantitative Picture of
Contemporary Japanese
Families:
Tradition and Modernity in the 21st
Century
Sigeto Tanaka (ed.)
であるという意識のもと「男女共同参画」を戦略化するという新機軸を提示し
ている。
Quantitative Picture of Contemporary Japanese Families:
Tradition and Modernity in the 21st Century
TANAKA Sigeto (ed.)
(東北大学出版会)
ISBN978-4-86163-226-6
本書は、現代日本家族に関する計量研究の成果である。少子高齢化の進む
現在の日本では、家族に関連する問題に注目が集まっているが、実証的な知識
に基づいた議論が十分なされているとはいえない。本書では、代表性のある
(この表紙はイメージです)
ミクロ調査データの分析結果に基づき、直系家族制の伝統の下での親子関係、
無償労働に関する世帯内の性別分業、女性の就業とワーク・ライフ・バランス、
経済/教育面での不平等などの問題を論じる。
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著者シリーズ
『憲法とジェンダ―男女共同参画と多文化共生への展望』
辻村みよ子 著
(有斐閣、2009 年 12 月)
ISBN978-4-641-13069-2
本書は、ジェンダー平等と多文化共生の視点から従来の法学・憲法学・人権
論の課題を再検討し、
「ジェンダー憲法学」の可能性を追求した研究書。21
世紀 COE「ジェンダー法・政策研究叢書」12 巻に収録した論文をもとに
GCOE の研究成果と多文化共生の視座を加えて編集。ルワンダ憲法・韓国民
法など貴重な資料も掲載。
『中韓国交正常化と東アジア国際政治の変容』
金淑賢 著
(明石書店、2010 年 3 月)
ISBN978-4-7503-3165-2
本書は、現在及び今後、グローバリゼーションに直面する中国・韓国を含む
東アジア諸国において、中韓国交正常化を前後とする東アジアの国際関係の
変容と、また中韓国交正常化のプロセスを明確にすることによって、どのよう
に排他的ナショナリズムが台頭するか、又、これをどのようにマネージして政
治緊張を回避することができるか等を探る上で、確かな視座と多くの重要な
示唆を提供する。
『適合性原則と私法秩序』
王冷然 著
(信山社、2010 年 3 月)
ISBN978-4-7972-6058-8
本書は、適合性原則の母国法たる米国法を比較法の素材とし、投資取引領域
における同原則の本来の意味や民事責任認定の判断構造を確認・分析し、日本
での適合性原則に関する理解および運用上の問題点を析出するとともに、多
文化社会において適合性原則が果たすべき役割を検討しようとするものであ
る。
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Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
Phraseology in Corpus-Based Translation Studies
M. Ji
(Peter Lang、2010 年 7 月)
ISBN 978-3-03911-550-1
本書の主たる目的は、翻訳学におけるコーパス資料やコーパスの方法論を
探究することである。本書が行う事例研究では、
セルバンテス著『ドン・キホー
テ』の現代標準中国語への翻訳に焦点を当てる。この特有なトピックを検討す
ることを通して、本書は、中国における『ドン・キホーテ』の人気を説明する一
助となることを目指す。
『境界と自由―カント理性法論における主権の成立と政治的なるもの』
木原淳 著
(成文堂、2012 年 3 月)
ISBN978-4-7923-0529-1
グローバル化が進展する現代において、国民主権理念は自明の正当性を失
い、新たな法秩序空間の模索が課題となっているが、この課題は、国際法まで
包含した法秩序のグランドデザインを模索した 18 世紀の啓蒙主義理性法論と
同様のものといえる。このような観点から本書はカント理性法論の読み直し
を進め、主権的な国民国家が果たしてきた意義を正当に評価・継承しつつ、グ
ローバル化時代にふさわしい法秩序の展望を試みる。
2012.11.19身分社会と市民社会 イメージ
人間科学叢書 45
身分社会と市民社会
19世紀ハンガリー社会史
ケヴェール・ジェルジ著/平田 武訳
『身分社会と市民社会―19 世紀ハンガリー社会史』
ケヴェール・ジェルジ 著/平田武 訳(刀水書房、2013 年 3 月)
ISBN978-4-88708-408-7
ハンガリーの社会経済史研究の第一人者である著者が、歴史人口学と家族
史、歴史地理学と移民史、社会階層構成とその再編成過程の分析、政治参加と
官僚制化、服飾・住居文化史、ネイション形成史、中産階級心性史、社会移動
分析など、社会科学的歴史学の手法や最新の国際的知見の紹介から、ハンガ
リー国内での社会科学的歴史学の最新の研究成果に至るまでを網羅して、19
世紀ハンガリーの社会構造変容を多面的に描き出したもの。
刀水書房
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3
若手研究者の主な研究成果
(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
CNDC 学生
干 福堅*
●Yu, Fujian, Publishes Regularly as a Columnist for the Chinese Daily Newspaper Chinese Ethnic
News on Issues of Democracy, Nationalism and Ethnic Conflicts in Various World Regions,
November 30, 2009-August 20, 2010.
◆Yu, Fujian, “The Multi Multiculturalisms: A Comparison Between America and Canada,”
presented at Access Students Programe(initiated by Academia Sinica), Taiwan University,
China, March 14, 2010.
◆Yu, Fujian,“The Social Theories of Modern State-Building: the Constructive Functions of
Nationalism in State-Building,”presented at Sakura Seminar, Tohoku University, April 9, 2010.
陳 浩*
●Chen, Hao,“On the Predicament of Estranged Labor: The Lack of Social Relations in Terms of
Private Property”
(in Chinese)
, in Thinking, vol.35, no.6, pp.72-75, 2009.
●Chen, Hao,“Autonomy or Universality: The Dilemma of Habermas’ Discourse Ethics, in GEMC
journal, no.2, pp.96-104, 2010.
●Chen, Hao,“Autonomy or Universality: The Dilemma of Habermas’ Discourse Ethics,”(in
Chinese)in Marxism and Reality, vol.107, no.4, pp.113-118, 2010.
●陳浩「Vileisis における唯物史観源泉に対する理解」
マルクス ・ エンゲルス ・ マルクス主義 第 52 号(2010 年)
63-74 頁
●Chen, Hao,“Kreuznach Notebooks and Tripartite-Social-Formation-Theory”
(in Chinese)
, in
Journal of Beijing University of Aeronautics and Astronautics, vol.25, no.1, pp.68-72, 2012.
◆Chen, Hao, “Confucianism and Modern Politics,” presented at Sakura Seminar, Tohoku
University, April 9, 2010.
◆Chen, Hao,“Research on Young Marx in terms of the Relation between Individual and Society,”
presented at Hagi Seminar, Tohoku University, October 14, 2011.
劉 超*
●Liu, Chao,“Yan Fu versus Liang Qichao: Comparative Studies on Their Historical Philosophy,”in
Journal of Zhejiang University(Humanities and Social Sciences)
, vol.40, no.2, pp.180-191, 2010.
●Liu, Chao,“On the Upspring of Modern University in China: Focus on Tsinghua University(19281937),”in Tsinghua Journal, no.1, pp.8-27, 2011.
●Liu, Chao,“Xia Ji’an and the Innovation of New Literature in China: Besides his Life and
Enterprise,”in Biographical Literature, no.1, pp.13-20, 2011.
●Liu, Chao,“Approach the‘SOUTH’and‘NORTH’in Modern China Intelligentsia: Focus on
Southeast University and Tsinghua University,”in Social Science Forum, no.2, pp.118-141, 2011.
●Liu, Chao,“On the Academic Career and Contributions of Professor He Zhaowu,”in Social
Science Front, no.3, pp.23-38, 2011.
●Liu, Chao,“On Professor Yao Congwu,”in United Southwest University Studies, no.1, pp.112124, 2011.
●Liu, Chao,“On Professor Mao Zishui: In the Context of China Academia in the 20th Century,”in
United Southwest Studies, no.1, pp.125-137, 2011.
●Liu, Chao, History of the Humanities in Tsinghua University(1911-1952)
, Tsinghua University
Press, Beijing, 2012.
●Liu, Chao,“President Mei Yiqi and the Upspring of Tsinghua University,”in Tsinghua University
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GCOE2012年度とこれまでの主な活動
Ⅳ
Journal, no.6, pp.112-129, 2012.
●Liu, Chao,“Times and Studies: Vicissitudes of History Department in Tsinghua University,”in
Tsinghua University Education Journal, no.6, pp.35-46, 2012.
◆Liu, Chao,“Historical Interaction between Academy and Society: Case Study of Tsinghua
University in Modern China(1928-1937),”presented at Sakura Seminar, Tohoku University, April
9, 2010.
◆Liu, Chao,“A Study of the Growth Mechanism of Tsinghua University: From the Angle of the
Interaction of Politics with Learning, 1928-1935,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University,
October 14, 2011.
服部 晶
●Hattori, Akira,“Public Policies in Japan: Industrial Revitalization, Knowledge Creation and
Clustering,”in Ganne, B. and Lecler, Y., Asian Industrial Clusters, Global Competitiveness and
New Policy Initiatives, World Scientific Publishing, pp.72-105, 2009.
●Hattori, Akira,“Innovation and Clusters: The Japanese Government Policy Framework,”in The
Journal of Social Science, vol.60, no.1, pp.117-139, 2009.
◆Hattori, Akira,“Japanese Regional Innovation Policies and the Decentralisation Reform,”
presented at 5th International Workshop CNRS-University of Tokyo, Paris, France, December 1718, 2009.
◆Hattori, Akira,“Clusters and Innovation in Japan: The New Relationship between Central
Government and Local Powers,”presented at Sakura Seminar, Tohoku University, April 9, 2010.
Pauline CHERRIER *
●Cherrier, Pauline,“Le traitement médiatique des travailleurs brésiliens du Japon durant la crise
économique de 2009,”in Ebisu- études japonaises, Maison Franco-Japonaise, Tôkyô, n°46,
automne/hiver, pp.37-70, 2011.
◆Cherrier Pauline,“The Japanese Response to Nikkei-Brazilians’ Crisis,”presented at Japan in the
World, Tohoku University, March 8, 2010.
◆Cherrier Pauline,“The Japanese Response to Nikkei-Brazilians’ Crisis,”presented at Sakura
Seminar, Tohoku University, April 9, 2010.
◆Cherrier Pauline,“Nikkei Brazilians’ Parades: from the Brazilian Carnival to the Japanese
protests,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University, October 15, 2010.
Baptiste KUMALA
◆Kumala, Baptiste,“Innovation Policy in Japan: The Case of Service Robotics,”presented at
Workshop on Innovation and Cluster Policies, Manufacturing Management Research Center,
University of Tokyo, January 30, 2009.
◆Kumala, Baptiste,“Innovation Policy in Japan: The Case of Service Robotics,”presented at
Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization Kick-off Seminar,
Tohoku University, February 3-4, 2009.
◆Kumala, Baptiste,“Does Japan Dream of Mechatronic Men?,”presented at Japan in the World,
Tohoku University, March 10, 2010.
◆Kumala, Baptiste,“Innovation Policy in Japan; the Case of Service Robotics,”presented at Sakura
Seminar, Tohoku University, April 9, 2010.
◆Kumala, Baptiste,“Service Robotics in Japan: The Social Shaping of its Emergence,”presented at
LIA-CASSH Workshop, Tokyo, September 24, 2010.
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Paola CAVALIERE *
●Wakakuwa, Midori, Kiyono, Shinbo, Paola Cavaliere,“2006nen Azuchichō byōbue tansaku
purojekuto: gakujutsu chōsa hōkokusho,”in Azuchi Town Board of Education, 2009.
◆Cavaliere, Paola, “Women's Voluntary Action in Religious Organizations in Japan: from
Conformity to Innovation,”presented at PhD Knowledge Exchange Workshop, White Rose
Research Centre with the University of Tokyo, March 3, 2011.
◆Cavaliere, Paola,“Women’s Action in Japanese Faith-based Volunteer Groups: a Generational
Approach,”presented at White Rose Research Centre Generation Workshop, University of
Leeds, June 21, 2011.
◆Cavaliere, Paola,“Women’s Engagement in Faith Based Volunteering: Trajectories of self and
Change in Contemporary Japan,”presented at European Association for Japanese Studies, 7th
EAJS Ph.D Workshop, Käsmu, Estonia, August 22, 2011.
◆Cavaliere, Paola,“Women in Japanese Faith-Based Volunteer Groups: From Continuity to
Innovation,”presented at Centre for the Study of Japanese Religions, School of Oriental and
African Studies, The University of London, March 9, 2012
◆Cavaliere, Paola,“Women’s Identity Formation and Transformation in Contemporary Japan:
a Gendered Approach to Faith-based Volunteering,”presented at Sakura Seminar, Tohoku
University, April 13, 2012.
◆Cavaliere, Paola,“Women and Religious Civil Society in Japan: Perspectives on Social Change,”
presented at The Italian Association for Japanese Studies, Florence, September 21, 2012.
Kamila SZCZEPANSKA *
◆Szczepanska, Kamila,“Memory and Civil Society: ‘History Issue’ and Civil Society Groups in
Japan,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University, October 15, 2009.
◆Szczepanska, Kamila,“Memory, Identity and Civil Society: NGOs and“History Issue”in Japan,”
presented at Sakura Seminar, Tohoku University, April 9, 2010.
◆Szczepanska, Kamila,“Civil Society and the Politics of War Memory in Japan: How Do You Make
Your Voice Heard?,”presented at Re-representing the Past: Japan, China and World War Two in
the Twenty-First Century, Leeds, July 7-8, 2010.
◆Szczepanska, Kamila,“Progressive Civil Society Groups and Contestation of War Memory in
Japan(1990-2010),”presented at Sino-Japanese Relations Postgraduate Network Conference,
University of Leeds, United Kingdom, June 2-3, 2011.
◆Szczepanska, Kamila,“Bringing the Legacy of Ienaga Saburo's Struggle to Next Generations:
Children and Textbooks Japan Network 21,”presented at Generation Workshop, White Rose
East Asia Centre, University of Leeds, United Kingdom, June 21, 2011.
◆Szczepanska, Kamila,“The Politics of War Memory in Japan 1990-2010: Progressive Civil Society
Groups and Contestation of Memory of the Asia-Pacific War(1931-1945)
,”presented at Sakura
Seminar, Tohoku University, April 13, 2012.
◆Szczepanska, Kamila,“Progressive Civil Society Activism and the POW Issue in Japan,”presented
at British Association for Japanese Studies Annual Conference, University of East Anglia, United
Kingdom, September 6-7, 2012.
Sven MATTHIESSEN *
●Matthiessen, Sven,“The Perception of the Philippines in Japanese pan-Asianism from the MeijiEra until the Wake of the Pacific War,”in GEMC journal, no.4, pp.128-159, 2011.
●Matthiessen, Sven,“Rōmusha auf den Philippinen: Zwangsarbeit und Guerilla (1941-1945),”in
Klaus Gestwa and Kerstin von Lingen (eds.), Zwangsarbeit als Kriegsressource in Europa und
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
Ⅳ
Asien: Studien zu einem strukturellen Problem bewaffneter Konflikte von der Antike bis heute,
Paderborn: Schoeningh Verlag, 2013.
◆Matthiessen, Sven,“Japanese pan-Asianism: Varying Perspectives,”presented at Japan in the
World, Tohoku University, March 10, 2010.
◆Matthiessen, Sven,“The Japanese Greater East Asia Co-Prosperity Sphere and the Philippines,”
presented at Workshop Ateneo de Manila University, Philippines, March 20, 2010.
◆Matthiessen, Sven,“Japanese pan-Asianism: Varying Perspectives,”presented at Sakura Seminar,
Tohoku University, April 9, 2010.
◆Matthiessen, Sven,“The Perception of the Philippines in Japanese Greater Asianism 18861941,”presented at Workshop Ateneo de Manila University, Philippines, August 3, 2010.
王 藝
●Wang, Yi,“Symeonides’Development of Governmental Interests Analysis Theory,”in XiaMen
International Law Review, vol.1, pp.103-113, 2010.
●Wang, Yi,“The Analysis on the Justification of Special Protection for the Plaintiff of International
Product Liability Cases,” in Law and Society, no.3, pp. 65-66, 2012.
◆Wang, Yi,“Result-Oriented Theory in International Product Liability Area,”presented at Hagi
Seminar, Tohoku University, April 16, 2010.
同恵
●Qi, Tonghui,“The Origins and Final Settling Places of Rights: Fichte and Hegel in the Context of
Recognition,”in Tsinghua Law Journal, vol.5, no.6, pp.5-27, 2011.
●Qi, Tonghui, “Handicaps, Expensive Preference, and the Distinguishing Mechanism of
Recognition: An Analysis Based on Dworking's Two Kinds of Egalitarianisms,”in Beijing University
Law Journal, vol.24, no.2, pp. 312-330, 2012.
●Qi, Tonghui,“Critique Based on the Rationality of the Tradition: The Discuss about Zhang
Taiyang's Criticism of Traditional Legal Institutions,”in Tsinghua Law Review, vol.5, no.1, pp.129145, 2012.
◆Qi, Tonghui,“The Recognition's Meaning for the Right of Law,”presented at Hagi Seminar,
Tohoku University, April 16, 2010.
黄 亮
●Huang, Liang,“The Context and Discourse Analysis on Western Social Management Theory,”in
Contemporary World and Socialism, vol.98, no.4, pp.88-94, 2012.
◆Huang, Liang,“The Research on the Social Transformation and the Civil Society Development in
China,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University, April 16, 2010.
Guénolé MARCHADOUR
◆Marchadour, Guénolé,“The Social Relations of Domination in a Migration Context: The Case of
Brazilian People in Japan from 2000,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University, April 16,
2010.
◆Marchadour, Guénolé, “Demande Public d'éducation ou demande de care? Les écoles
brésiliennes au Japon,”presented at International Symposium Egalité hommes/femmes et
articulation travail/famille: vers un nouveau modèle?, Paris, October 1, 2010.
Ra MASON *
●Mason, Ra,“Can Japan Change the Plan?: The Rocky Roadmap to Rapprochement with North
Korea,”in White Rose East Asia Centre(National Institute for Japanese Studies)
, 2012.
60
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●Mason, Ra,“Recalibrating Risks in Japan: The Challenge of North Korea,”in The Pacific Review,
2012.
●Mason, Ra, Japan’s Recalibration of Risk: The Framing of North Korea, Sheffield Centre for
Japanese Studies/Routledge Series, 2013.
◆Mason, Ra,“Japan’s Recalibration of Risk: The Framing of North Korea,”presented at Sakura
Seminar, Tohoku University, June 15, 2011.
◆Mason, Ra,“Japan’s Recalibration of Risk: The Framing of North Korea,”presented at Social
Science Dissertation Workshop, Institute of Social Science(ISS)
, University of Tokyo, September
2011.
◆Mason, Ra,“Japan’s Recalibration of Risk: The Framing of North Korea,”presented at Expert
workshop: Ready or Not? Assessing Recent Changes in Japan’s International Crisis Management
Capabilities, Institute of East Asian Studies, University of Duisburg-Essen, October 2011.
◆Mason, Ra,“NHK Project Wisdom: North Korea: The World’s Perspective, Participated as
an Expert on Japan and North Korea(DPRK)following the death of Kim Jong-Il and official
appointment of Kim Jong-Un as leader of the DPRK.”presented at Global Debates on TV and
Online, January 28, 2012.
◆Mason, Ra,“Deception: Japan and the Framing of North Korea,”presented at 12th Annual East
Asian Studies Graduate Student Conference, University of Toronto, March 2012.
◆Mason, Ra,“Japan’s Recalibration of Risk: The Framing of North Korea,”presented at OSIPPMEARC Conference: International Order in East Asia: Critical Reflections from European/Asian
Perspectives, Leiden University, March 2012.
◆Mason, Ra,“Recalibrating Risks in Japan: The Challenge of North Korea.”presented at EJARNEIJS Conference: Japan – What’s Next? Stockholm School of Economics, June 2012.
繆 麗
●Miao, Aili,“Study of Victim Promise System,”in People’s Procuratorial Monthly, vol.11, pp.72-76,
2011.
●Miao, Aili,“Research on the Theory of Victim's Agreement,”in People's Procuratorial Monthly,
Vol.11, no.5, pp.70-73, 2011.
●Miao, Aili,“Research on the System of Victim Impact Statement,”in Journal of Law Application,
vol.4, no.9, pp.109-114, 2012.
◆Miao, Aili,“Research on Victim Participation at Sentencing and Parole,”presented at Sakura
Seminar, Tohoku University, June 8, 2011.
周 嘯天
●Zhou, Xiaotian,“Crime of Forced Transaction,”in Politics and Law, no.8, pp.51-59, 2011.
●Zhou, Xiaotian,“On Crime of Theft with Weapon,”in Science of Law, no.4, pp.102-108, 2011.
●Zhou, Xiaotian,“On the Criteria in Number of Crimes,”in Journal of ShanXi Normal University,
vol.38, no.5, pp.32-35, 2011.
◆Zhou, Xiaotian,“On the Criteria in Number of Crimes,”presented at Sakura Seminar, Tohoku
University, June 8, 2011.
Paul O’SHEA *
●O’Shea, Paul,“Sovereignty and the Sino-Japanese Maritime and Territorial Dispute,”in EIJS,
Stockholm School of Economics, p.240, 2012.
●O’Shea, Paul,“The Sino-Japanese Maritime Dispute and its Implications,”in Strategic Insights,
39, pp.14-18, 2012.
◆O’Shea, Paul,“Understanding Japan’s Territorial Disputes in the post-Cold War Period,”
presented at Sakura Seminar, Tohoku University, June 15, 2011.
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
Nicolas MORISHITA
◆Morishita, Nicolas,“The Japanese Public Works State,”presented at Sakura Seminar, Tohoku
University, June 29, 2011.
范 世煒
◆Fan, Shinwei,“Policy Issues and Agenda Setting of Climate Change Policy: A Research Based on
Perspectives of Discourse Analysis and Policy Networks,”presented at Sakura Seminar, Tohoku
University, April 13, 2012.
Ioan TRIFU
◆Trifu, Ioan,“Prefectural Governors and Local Democracy in Post-war Japan,”presented at
European Association for Japanese Studies 13th International Conference, Tallinn, Estonia,
August 24-27, 2011.
◆Trifu, Ioan,“Socio-history of Prefectural Governors in Post-war Japan,”presented at Hagi
Seminar, Tohoku University, October 15, 2011.
何 洋
●He, Yang,“The Theory of Dealing with Method Mistake: The Rationality of Specific Compliance,”
in Hebei Law Science, vol.30, no.1, pp.117-125, 2012.
●He, Yang,“Discussing the Implication of Public Security in Criminal Law,”in Hebei Law Science,
vol.30, no.3, pp.141-147, 2012.
◆He, Yang,“Research on Rape Issues,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University, October
15, 2011.
丁 慧敏
●Ding, Huimin,“Research on Committing the Crime of Illegally Absorbing Deposits from the Public
in Three Disguised Forms in China,”in Political Science and Law, no.4, pp.48-55, 2011.
●Ding, Huimin,“On the Relation between the Dangerous Driving Crime and Art. 114 in Penal
Code in China,”in People's Procuratorial Semimonthly, no.13, pp.76-77, 2011.
◆Ding, Huimin,“Research on Concurrence of the Statutory Provisions in Criminal Law,”presented
at Hagi Seminar, Tohoku University, October 15, 2011.
曲 甜
◆Qu, Tian,”The Ways of Public Services Delivery,”presented at Sakura Seminar, Tohoku
University, April 13, 2012.
曹 冬媛
●Cao, Dongyuan,“The Discussion about the Legal Problems of Interest in Commercial Bank
Credit,”in Journal of Heilongjiang Administrative Cadre College of Politics And Law, no.5, pp.9193, 2012.
●Cao, Dongyuan,“Legal Problems of Interest in Macro-control,”in Journal of Hubei University of
Police, no.8, pp.136-137, 2012.
◆Cao, Dongyuan,“The Law Research of LLC,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University,
October 12, 2011.
◆Cao, Dongyuan,“The Comparative Research in Corporate Supervise System: Mainly from China,
US and Japan,”presented at Sakura Seminar, Tohoku University, April 13, 2012.
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玲玲
◆Zhang, Lingling,“Marx’s World History Theory,”presented at Sakura Seminar, Tohoku University,
April 13, 2012.
睿
●Chen, Rui,“Legislation and Judicial Interpretation: a Musical Metaphor of Jerome Frank,”in
Tohoku Hōgaku (Tohoku Law Review), no.39, pp.132-121/(1)
(12)
, 2012.
●Chen, Rui,“On the Modern Mind of Jerome Frank,”in Tohoku Hōgaku (Tohoku Law Review),
no.40, pp.156-146/(1)
(11)
, 2012.
●Chen, Rui,“On Jerome Frank and his Constructive Skeptism,”in GEMC journal, no.8, pp.98-106,
2013.
◆Chen, Rui,“Legislation and Judicial Interpretation: a Musical Metaphor of Jerome Frank,”Sakura
Seminar, Tohoku University, April 13, 2012.
樊 健
◆Fan, Jian,“Success of Failure is Unknown: A Preliminary Study on Say-On-Pay,”presented at
Sakura Seminar, Tohoku University, April 13, 2012.
武 ◆Wu, Teng,“Improvement of Theory and Legislation on Quality Warranties of Goods,”presented
at Sakura Seminar, Tohoku University, April 13, 2012.
金 賢
◆Kim, Hyun,“Civilization contra Independence: Japan’s Orient or the People?,”presented at
Sakura Seminar, Tohoku University, April 13, 2012.
◆Kim, Hyun,“Nationalists’ Predicament and their Challenge in Late Confucian Korea: From PanAsianism to Christianity,”presented at GCOE International Seminar“Nationalism and Peace in
East Asia,”Tohoku University, November 23, 2012.
神田 文
●Kanda, Fumi,“Diversifying Welfare Responsibilities and Mobilizing the Voluntary and Non-Profit
Sector: Comparative Analysis of China and Japan,”in GEMC journal, no.8, pp.108-139, 2013.
◆Kanda, Fumi,“A Comparative Study of the Voluntary and Non-profit Sector in China and Japan:
A Policy of‘Societalizing Social Welfare’and its Effects in Beijing,”presented at Sakura Seminar,
Tohoku University, April 12, 2012.
毅丞
●Yicheng, Deng,“Reconsidering on Reeducation through Labor,”in Judicial Reform Review.
●Yicheng, Deng,“Research on Organizing Other People to Sell Organ Crime,”in Tsinghua Law
Review.
◆Yicheng, Deng,“Research on Aggregated Consequential Offense Rule,”presented at Sakura
Seminar, Tohoku University, April 12, 2012.
◆Yicheng, Deng,“Defining the Scope of Aggregated Consequential Offense,”presented at Hagi
Seminar, Tohoku University, October 19, 2012.
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
李 猛
◆Li, Meng,“Justice, Space and Regional Development: How to Understand and Correct Regional
Disparities,”presented at Sakura Seminar, Tohoku University, April 12, 2012.
◆Li, Meng,“Decentralization and Regional Inequality of China,”presented at Hagi Seminar,
Tohoku University, October 19, 2012.
◆Li, Meng,“The Internal Tension of Regional Governance Theory,”presented at The 7th China
Youth Political scholars Forum, Henan, China, October 26-28, 2012.
◆Li, Meng,“Regional Inequalities and Megacities Governances: the Experience of China,”
presented at Workshop of Governance Issues in Megacities: Chinese and International
Perspectives, Beijing, China, October 29-30, 2012.
◆Li, Meng, Commentator at GCOE International Seminar“Nationalism and Peace in East Asia,”
Tohoku University, November 23, 2012.
王 海
◆Wang Haijun,“Research on Suicide Related Behavior,”presented at Hagi Seminar, Tohoku
University, October 19, 2012.
徐 樹
●Xu, Shu and Xinmeng Wang(Supervising eds.), Tsinghua Law Review, vol.5, Beijing: Tsinghua
University Press, 2011.
●Xu, Shu,“On the Restrictive Jurisdictional Immunity with Respect to State-owned Ships,”in
Chinese Journal of Maritime Law, vol.23, no.2, pp.46-53, 2012.
●Xu, Shu,“The Doctrine of Lex Specialis in the Contemporary International Legal Order,”in
Wuhan University International Law Review, vol.15, no.2, 2012.
●Xu, Shu,“On the Theory and Practice of the Participation of HKSAR in International Treaties,”in
Journal of Gansu Political Science and Law Institute, no. 6, 2012.
●Xu, Shu and Xinmeng Wang(Supervising eds.)
, in Tsinghua Law Review, vol. 6, 2012.
◆Xu, Shu,“The Expansion of Investor-State Arbitration under International Investment Treaties in
the Age of Globalization,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University, October 19, 2012.
GCOE フェロー
中根 一貴
●中根一貴「19 世紀後半から 20 世紀初頭までの国民的一体性とチェコ政党政治」GEMC journal(東北大学
GCOE)no. 1(2009 年)106-121 頁
●中根一貴「19 世紀後半のハプスブルク君主国領ボヘミアにおけるチェコ人とドイツ人の『和解』の試み」
GEMC journal(東北大学 GCOE)no.7(2012 年)164-177 頁
●中根一貴「一体性と競合のあいだ(一)―1907 年から 1914 年までのチェコ政党政治の変容と政党間競合」法
学(東北大学)第 75 巻 5 号(2012 年)518-569 頁
●中根一貴(書評)
「中田瑞穂著『農民と労働者の民主主義―戦間期チェコスロヴァキア政治史』
(名古屋大学出
版会、2012 年)」東欧史研究 第 35 号(2013 年)
●大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェ
ンダー社会科学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点
研究シリーズ No. 5(ISS リサーチシリーズ No. 50)
(2012 年)
◆Nakane, Kazutaka,“National Unity and Czech Party Politics from the Late 19th Century to
the Beginning of 20th Century,”Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of
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Globalization Kick-off seminar, Tohoku University, February 4, 2009.
◆中根一貴「19 世紀後半から 20 世紀初頭におけるチェコのナショナルな政治の誕生と変容」
(川内萩ホール企
画展示、2011 年 7 月 -9 月)
◆中根一貴、「19 世紀後半から 20 世紀初頭におけるハプスブルク君主国領ボヘミアにおけるチェコ人とドイ
ツ人の「和解」の試みと挫折」
、東北大学川内萩ホール企画展示(東北大学、2012 年7月 -9 月)
◆Nakane, Kazutaka, Commentator at GCOE International Seminar“Nationalism and Peace in East
Asia,”Tohoku University, November 23, 2012.
◆中根一貴「19 世紀後半から 20 世紀初頭までのチェコ政治とネイション」GCOE 月例研究会(東北大学、
2012 年 12 月 21 日)
薛 軼群
●薛軼群「民国初期的無線電合同糾紛与対外通信権」
『民族主義与近代外交』
(復旦大学出版社、2013 年)
◆薛軼群「20 世紀初期中国における電気通信事業の展開」GCOE 月例研究会(東北大学、2011 年 11 月 30 日)
◆薛軼群「近代中国不平等条約中的対外通信問題」
民族主義与近代外交学術研討会
(復旦大学、
2012年4月21日)
◆薛軼群「日露戦争後東三省的電信利権交渉:対中日、中俄電約的考察」東亜論壇:明清以来的中国(復旦大学、
2012 年 5 月 20 日)
◆薛軼群「グローバル化と中国の情報通信」
(川内萩ホール企画展示、2012 年 7 月 - 9 月)
◆薛軼群「日露戦争後日清、露清交渉からみる清朝の電信政策」日中若手歴史研究者セミナー(アモイ大学、
2012 年 8 月 20 日)
◆薛軼群「近代中国の電気通信事業について:有線電報・無線電報を中心に」日中関係史・良友画報研究会(神奈
川大学、2012 年 10 月 11 日)
李 善姫
●李善姫「韓国社会の『共同体論』とジェンダー―女性の巫俗儀礼からのアプローチ」東北大学創立百周年記念
国際シンポジウム「女性百年―教育・結婚・職業」≪いかに生きたか、いかに生きるか≫(刊行委員会編)
(2009
年)115-137 頁
●李善姫「韓国における多文化主義の背景と地域社会の対応」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.5(2011
年)6-19 頁
●李善姫「(書評)宇田川妙子・中谷文美編『ジェンダー人類学を読む』」文化人類学 vol.73, no.3(2008 年)
463-468 頁
●大西仁・吉原直樹監修、李善姫・中村文子・菱山宏輔編『移動の時代を生きる―人・権力・コミュニティ』
(GCOE
研究成果シリーズ)
(東信堂、2012 年)
●李善姫「グローバル化時代の仲介型結婚移民―東北農村の結婚移民女性達におけるトランスナショナル・アイ
デンティティ」大西仁・吉原直樹監修、李善姫・中村文子・菱山宏輔編『移動の時代を生きる―人・権力・コミュ
ニティ』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東信堂、2012 年)3-42 頁
●李善姫「『多文化ファミリー』における震災経験と新たな課題―結婚移民女性のトランスナショナル性をどう
捉えるか」鈴木恵理子編、駒井洋監修『移民ディアスポラ年報 2 東日本大震災と外国人移住者たち』
(明石書
店、2012 年)56-74 頁
●李善姫「ジェンダーと多文化の狭間で―東北農村の結婚移住女性をめぐる諸問題」GEMC journal(東北大
学 GCOE)no.7(2012 年)88-103 頁
●大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェ
ンダー社会科学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点
研究シリーズ No. 5(ISS リサーチシリーズ No. 50)
(2012 年)
●李善姫「災害と外国人女性達―ジェンダー平等と多文化共生の主流化をめざして―」GEMC journal(東北
大学 GCOE)no.10(2013 年)74-80 頁
●李善姫「東日本大震災から見た東北日本における多文化共生の成果と課題―結婚移住女性をめぐる諸問題を
中心に」東北学院大学社会福祉研究所叢書Ⅸ(2013 年)
◆李善姫「地域社会における日韓女性のコミュニティ活動と多文化共生」国際シンポジウム「多文化共生社会の
ジェンダー平等―グローバリゼーション下のジェンダー・多様性・共生」
(東北大学、2009 年 8 月 4 日)
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
◆李善姫「韓国の多文化共生施策と地域社会の取り組み」仙台国際交流協会・ダイバーシティ研究所主催「多文
化共生セミナー 2010」
(仙台国際センター、2010 年 9 月 9 日)
◆李善姫
「Multicultural Symbiotic Political Measures in Japan and Current Situation of Women Marriage
Migrant in Tohoku Region」東アジア日本学会(韓国釜京大学、2010 年10 月23日)
(韓国語発表)
◆李善姫「急変する韓国社会のパラダイムと『多文化社会』への動向―地域社会での取り組みとその明暗―」日
本韓国語教育学会・創立記念国際学術大会(岩手県立大学、2010 年 11 月 4 日)
◆李善姫「アジアのジェンダー構造と格差―彼女らはなぜ結婚移民を選択するのか」仙台市男女共同参画推進セ
ンター/ジェンダー論公開講座(エル・ソーラ仙台、2010 年 11 月 6 日)
◆Lee, Sunhee,“Current Situation of Women Marriage Migrant in Tohoku Region,”presented
at The 7th ISS-GCOE Seminar Frontiers of Gender Studies, Tohoku University, Tokyo Office,
February 25, 2011.
◆Lee, Sunhee,“A Vision of‘Japanese Multiculturalism’in the Aftermath of the Great Disaster of
‘3/11’,”presented at The SEAA 2011 Conference, Chonbuk National University, Korea, August 4,
2011.
◆李善姫「国際結婚家族の震災経験からみる東北の多文化共生の課題」多文化関係学会震災ワーキンググループ
(青山学院大学、2011 年 9 月 11 日)
◆李善姫「アジアのジェンダー構造と格差―東アジアの結婚移民を考える」
(川内萩ホール企画展示、2011 年 7
月 -9 月)
◆李善姫(コメンテータ)結婚移民研究会・京都大学文学部社会学・京都大学 GCOE 共催「地域の担い手として
の結婚移民」
(ウィングス京都、2011 年 10 月 16 日)
◆李善姫「災害地域における外国人女性の現況と『文化媒介力』の必要性」GCOE 月例研究会(東北大学、2011
年 12 月 9 日)
◆李善姫「急変する韓国社会のパラダイムと『多文化社会』への動向」青山学院大学国際交流共同研究センター
研究会「多文化状況の最前線では何が起こっているのか(欧州、韓国の動向から)」
(青山学院大学、2012 年 2
月 3 日)
◆李善姫「被災外国人支援の『媒介力』と結婚移民女性のエンパワーメント」国際円卓会議シリーズ「東日本大震
災とその後―災害・復興・防災の日中比較を通じた新しい社会の模索」日中社会学会・北京日本学研究中心共
済(東北学院大学、2012 年 2 月 18 日)
◆李善姫「東日本大震災と定住外国人―その時、
我々はどんな情報が欲しかったのか」NPO 法人「地球ことば村」
シンポジウム『災害情報はどのように伝えられたか―多文化社会日本のメディア環境と課題―』
(国際協力基
金 JFIC ホール「さくら」、2012 年 2 月 25 日)
◆Lee, Sunhee and Ayako Nakamura, “Migration in the Globalizing World: Has Human
Development Become Easier?,”presented at Sakura Seminar, Tohoku University, April 14, 2012.
◆Lee, Sunhee,“Disaster and Migrant Women in Tohoku Region-after the Great Disaster on
March 11,”presented at The Workshop on the Post-3.11“Challenges and Opportunities of
Mainstreaming Gender and Diversity in the Priorities and Planning of Tohoku Reconstruction,”
University of Victoria in Canada, June 11, 2012.
◆李善姫「東日本大震災における移住女性の問題と媒介力の可能性」第 9 回移住労働者と連帯する全国ワーク
ショップ、「災害」分科会報告(新潟国際情報大学、2012 年 6 月 22 日)
◆Tsuchida, Kumiko and Sunhee Lee,“Rebuilding the Livelihood after the Disaster: the Case
Studies of Immigrant Women in Tohoku,”presented at ISA Forum 2012, University of Buenos
Aires, August 1, 2012.
◆李善姫「結婚移住女性が地域住民になるためには―市民社会の認識と役割」日本女性会議 2012 仙台(仙台国
際センター、2012 年 10 月 27 日)
◆Lee, Sunhee,“Vulnerability of Migrant Women in Disaster,”presented at The 5th World Social
Forum on Migrations(WFSM)
, Manila, Philippines, November 29, 2012.
◆李善姫「被災地の外国人女性の現状―声なき現地適応からエンパワメントへ」東京大学社会科学研究所
GCOE・全所的プロジェクト共催 特別連続セミナー『復興元年を総括する―持続可能な社会の条件』
(東京大
学、2012 年 12 月 8 日)
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中村 文子
●Nakamura, Ayako, and Hiraku Yamamoto,“Protecting Human Rights in a‘Post-Unilateral’
International Society: The Localization of Global Norms and the Limits and Prospects of Global
Governance,”in Interdisciplinary Information Sciences, vol.15, no.2, pp.147-162, 2009.
●Nakamura, Ayako and Sebastian Maslow,“Networking Against Human Trafficking in Japan: The
Japan Network Against Trafficking in Persons(JNATIP)and the Polaris Project Japan,”in Asian
Politics & Policy, vol.2, no.3, pp.491-494, 2010.
●Nakamura, Ayako,“Regional Governance against Trafficking in Persons: European Strategies
towards the Implementation of Global Norms,”in GEMC journal, no.4, pp.160-181, 2010.
●Olsen, Frances 著、中村文子訳「フェミニズムから見た多文化共生―それはいかにジェンダー平等と関連す
るか―」辻村みよ子・大沢真理編『ジェンダー平等と多文化共生―複合差別を超えて』
(GCOE 研究成果シリー
ズ)
(東北大学出版会、2010 年)35-48 頁
●大西仁・吉原直樹監修、李善姫・中村文子・菱山宏輔編『移動の時代を生きる―人・権力・コミュニティ』
(GCOE
研究成果シリーズ)
(東信堂、2012 年)
●中村文子「地域的な人権ガヴァナンスの一考察―国際人身売買の問題を中心に―」大西仁・吉原直樹監修、李
善姫・中村文子・菱山宏輔編『移動の時代を生きる―人・権力・コミュニティ』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東
信堂、2012 年)151-175 頁
●中村文子「ジェンダー・イッシューをめぐる地域ガヴァナンスの可能性―規範企業家としての EU と ASEAN
のトラフィッキングに対する地域的対策を比較して―」公益学研究 第 11 巻第 1 号(2011 年)51-62 頁
●Veneracion-Rallonza, Lourdes 著、
中村文子訳
「トランスナショナルな領域におけるシンボリック・ポリティ
クス―日本軍性奴隷に対する女性国際戦犯法廷の規範的な影響」辻村みよ子・スティール若希編『アジアにお
けるジェンダー平等―政策と政治参画』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東北大学出版会、2012 年)281-322 頁
●大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェ
ンダー社会科学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点
研究シリーズ No. 5(ISS リサーチシリーズ No. 50)
(2012 年)
◆中村文子「性的搾取の人身売買―その原因と今後の試み」ECPAT/ ストップ子ども買春の会ユース合宿招待
講演(オリンピック記念青少年総合センター、2010 年 9 月 1 日)
◆中村文子「レトリックからプラクティスへ―反人身売買規範の履行に向けた EU の取り組み」
日本公益学会(成
城大学、2010 年 9 月 12 日)
◆中村文子「人身売買をめぐる地域的ガヴァナンス―EU の地域的対策に関する分析」社会・経済システム学会
(同志社大学、2010 年 10 月 30 日)
◆Nakamura, Ayako,“Modern Slavery in the Age of Globalization: Exploring the Causes behind
Trafficking in Persons and Seeking Global Strategies against Transnational Human Rights Abuses,”
invited lecture at Social Science Research Institute of the International Christian University,
January 26, 2011.
◆Nakamura, Ayako,“Regional Governance against Trafficking in Persons: A Comparative Analysis
of European and East Asian Approaches towards the Implementation of Global Norms,”
presented at International Conference Towards Multi-lineal International Order of East Asia,
Osaka School of International Public Policy(OSIPP)
, Osaka University, January 29, 2011.
◆Nakamura, Ayako,“Regional Governance against Trafficking in Persons: A Comparative Analysis
of European and East Asian Approaches towards the Implementation of Global Norms,”
presented at The 7th ISS-GCOE Seminar Frontiers of Gender Studies, Tohoku University, Tokyo
Office, February 25, 2011.
◆中村文子「ジェンダー・イッシューをめぐる地域ガヴァナンスの可能性―規範企業家としての EU と ASEAN
のトラフィッキングに対する地域的対策を比較して―」日本比較政治学会(北海道大学、2011 年 6 月 18 日)
◆中村文子「人身売買の構造的要因と反人身売買の履行に向けた地域機構の取り組み」関西政治社会学会第 1 回
研究会(同志社大学、2011 年 6 月 26 日)
◆中村文子「ジェンダー・イッシューをめぐる地域ガヴァナンスの可能性―EU の人身売買に対する地域的対策
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
Ⅳ
を例として―」
(川内萩ホール企画展示、2011 年 7 月 -9 月)
◆中村文子「規範インタープリターとしての地域機構と人権規範の普及―ASEAN と EU の人身売買対策を事例
として―」国際政治学会(つくば国際会議場、2011 年 11 月 12 日)
◆中村文子「ジェンダー・イッシューと地域形成―ヨーロッパと東南アジアにおける人身売買に対する地域ガ
ヴァナンスを事例として」ジェンダー法学会(東北大学、2011 年 12 月 4 日)
◆中村文子「人身売買とジェンダー―女性・女児への性的搾取と差別の構造」仙台市男女共同参画推進センター、
ジェンダー論講座⑥(エルソーラ仙台、2011 年 12 月 10 日)
◆Lee, Sunhee and Ayako Nakamura, “Migration in the Globalizing World: Has Human
Development Become Easier?,”presented at Sakura Seminar, Tohoku University, April 14, 2012.
◆Nakamura, Ayako,“Human Trafficking and the Evolution of Multilevel Governance: State-Society
Relations and the Crafting of Domestic and Transnational Networks in Southeast Asia,”
(Open
lecture)at International Christian University, May 29, 2012.
◆中村文子「ジェンダー・イッシューをめぐる地域ガヴァナンスの可能性」
(川内萩ホール企画展示、2012 年 7
月 -9 月)
◆中村文子「人身売買と東アジアにおける地域ガヴァナンスの形成」国際アジア共同体学会・グローバルガバナ
ンス学会・政治社会学会・東京外国語大学国際関係研究所・日本公益学会共催 第 1 回「アジアの共生」ジョイ
ント・コンファレンス(東京外国語大学、2013 年 1 月 12 日)
王 冷然*
●王冷然『適合性原則と私法秩序』
(信山社、2010 年)
●王冷然「消費者保護と適合性原則」佐藤祐介・松岡勝美編『消費者市民社会の制度論』
(第 7 章)
(成文堂、2010
年)
●王冷然「外国人に対する先物取引の勧誘行為と不法行為」ジュリスト消費者法判例百選 No. 200(2010 年)
22-23 頁
●王冷然「適合性原則に関する基礎的考察」私法 75 号(2013 年)
◆王冷然「投資者保護について」中国法学会商法学研究会 2010 年年会(大連海事大学法学院、
2010 年 7 月 3 日)
◆王冷然「履行期前の契約違反の認定基準」国際物品売買契約に関する国連条約成立 30 周年―回顧と展望:国
際学術研究会(上海対外貿易学院法学院、2010 年 11 月 6 日)
◆王冷然「適合性原則に関する基礎的考察」日本私法学会(法政大学、2012 年 10 月 14 日)
蘇 恩
*
●Soh, Eunyoung,“A Study on‘Individual Dignity’for Gender Equality in the Constitution of
Japan,”in Ewha Journal of Gender and Law(Istitute for Gender and Law, Ewha Womans
University, South Korea)vol.1 no.2, pp.103-138, 2010.
●Soh, Eunyoung,“Ten Years’Experience of Gender Quota System in Korean Politics,”in GEMC
journal, no.4, pp.98-105, 2011.
●金善旭・蘇恩 「韓国におけるジェンダー平等立法と展望」辻村みよ子・スティール若希編『アジアにおける
ジェンダー平等―政策と政治参画』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東北大学出版会、2012 年)23-54 頁
◆Soh, Eunyoung,“A Breakthrough in Korean Gender Equality Policy: Focusing on the Revised
Bill of the Framework Act on Women’s Development,”presented at Hagi Seminar, Tohoku
University, October 18, 2009.
紀 萌*
●Ji, Meng, Phraseology in Corpus-Based Translation Studies, Oxford and Bern: Peter Lang
International International Academic Publisher, 2010.
●Ji, Meng,“A Corpus-Based Study of Lexical Periodization in Historical Chinese,”in Literary and
Linguistic Computing, vol.25, no.2, pp.199-213, 2010.
●Ji, Meng,“A Corpus-Based Study of Linguistic Variation in Modern Chinese Scientific Writing,”in
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GEMC journal, no.2, pp.106-115, 2010.
●Ji, Meng,“Using Corpora in Contrastive and Translation Studies,”in R. Xiao(ed.)Invited Review
for Target: International Journal of Translation Studies.
◆Ji, Meng,“A Corpus-based Study of Clausal Conjunctions in Modern Chinese Science Writing,”
presented at Linguistic Society of Korea and KASELL 2010 International Winter Conference on
Linguistics, Seoul, South Korea, January 2010.
◆Ji, Meng,“Text-based Research in the Era of Digital Humanities,”presented at International
Journal of Arts & Sciences Mediterranean Conference for Academic Disciplines, Malta, February
2010.
◆Ji, Meng,“Empirical Methodologies in Text-Based Cross-Cultural Studies,”invited talk at
Department of Humanities, Imperial College, UK, February 2010.
◆Ji, Meng,“Corpus-based Approaches to Translation Teaching,”invited talk at School of Foreign
Studies, An Hui University, China, March 2010.
◆Ji, Meng,“A Corpus-based Cognitive Study of Nominalization in English and Chinese Scientific
Writing,”presented at the 7th International Conference on Cognitive Science, China, August
2010.
◆Ji, Meng,“Introducing Corpus Methodology to Chinese Comparative Literature,”invited talk
at the Institute of Foreign Literary Studies, Chinese Academy of the Social Sciences, China,
September 2010.
堀見 裕樹*
●堀見裕樹「国際人権法の視点からみた日本における婚外子相続分差別訴訟に関する一考察」GEMC journal
(東北大学 GCOE)no.5(2011 年)118-141 頁
●堀見裕樹「国際法における「災害」の概念に関する序論的考察―国連国際法委員会の作業を中心に―」植木俊
哉編『グローバル化時代の国際法』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(信山社、2012 年)159-200 頁
◆堀見裕樹「国際人権法の視点からみた日本における婚外子相続分差別訴訟に関する一考察・補遺」GCOE 研
究会(民法研究会共催)
(東北大学、2011 年 8 月 11 日)
◆Horimi, Hiroki,“Seeking a Treaty on International Cooperation on Disasters for the Pacific Rim:
From the Experience of the Great East Japan Earthquake,”presented at 8th APRU Research
Symposium on Multi-hazards around the Pacific Rim, Towards Disaster-Resilient Societies: The
Role of Universities in Reducing Risks of Catastrophic Natural Disasters, Tohoku University,
September 21, 2012.
◆Horimi, Hiroki,“Possibility of a Treaty on International Cooperation on Disasters for the AsiaPacific Region: A Preliminary Study from the Experience of the Great East Japan Earthquake,”
presented at GCOE Monthly Seminar, Tohoku University, November 28, 2012.
安藤 純子*
●全敬玉著、安藤純子訳「韓国における女性の政治参画とクオータ制の影響―クオータ制 10 年の成果」辻村み
よ子・スティール若希編『アジアにおけるジェンダー平等―政策と政治参画』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東
北大学出版会、2012 年)55-79 頁
●Piquero-Ballescas, Maria Rosario 著、カルロ・エマニュエル・ピケロ-バレスカス・安藤純子訳「フィリピン
におけるジェンダー平等と女性のマグナカルタに関する試論」辻村みよ子・スティール若希編『アジアにおけ
るジェンダー平等―政策と政治参画』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東北大学出版会、2012 年)247-257 頁
西山 千絵*
●西山千絵「ケルゼンにおける憲法裁判権論の展開―合憲性審査権の多様性・個性再考のための試み(一)」東北
法学 39 号(2012 年)1-72 頁
●大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェ
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
ンダー社会科学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点
研究シリーズ No.5(ISS リサーチシリーズ No.50)
(2012 年)
◆西山千絵「新聞社が通信社からの配信に基づき自己の発行する新聞に記事を掲載するに当たり当該記事に摘
示された事実を真実と信ずるについて相当の理由があるといえる場合―最一小判平成 23 年 4 月 28 日(平成
21(受)2057)民集 65 巻 3 号 1499 頁」東北大学公法判例研究会(東北大学、2012 年 5 月 19 日)
GCOE 日本学術振興会特別研究員
木村 元
●木村元「グアンタナモの拷問被害者による損害賠償請求事件―『対テロ戦争』
における『他者』
の排斥と国際人
権法の枠組―」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.1(2009 年)66-81 頁
●木村元「グアンタナモの被拘禁者をめぐる訴訟と『法の支配』」法学(東北大学)第 73 巻 2 号(2009 年)74129 頁
●木村元「『対テロ戦争』におけるアラブ・ムスリムに対する差別―米国連邦最高裁判所 Ashcroft v. Iqbal 判決
の意味するところ―」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.3(2010 年)110-125 頁
茂木 洋平*
●茂木洋平「Affrimative Action の司法審査基準」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.3(2010 年)158174 頁
河北 洋介*
●河北洋介「第 11 章 身体の自由(被疑者・被告人の権利、
裁判を受ける権利)
」辻村みよ子編著『基本憲法』
(悠々
社、2009 年)179-200 頁
●河北洋介「カナダ憲法における平等権と性的指向問題の連関性」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.1
(2009 年)52-65 頁
●河北洋介「カナダにおける司法積極主義―性的指向関連判例を素材にして―」GEMC journal(東北大学
GCOE)no.3(2010 年)94-109 頁
●河北洋介「カナダにおける『婚姻』概念の変容:カナダ憲法判例に基づいて」GEMC journal(東北大学
GCOE)no.5(2011 年)64-79 頁
●河北洋介「衆議院議員選挙の選挙区割り―最高裁平成二三年三月二三日大法廷判決について―」東北法学 第
38 号(2011 年)1-20 頁
●河北洋介「人身の自由」安藤高行編『エッセンス憲法』
(法律文化社、2012 年)112-126 頁
●河北洋介「憲法の改正」安藤高行編『エッセンス憲法』
(法律文化社、2012 年)255-260 頁
RA
白音吉日嘎拉
◆白音吉日嘎拉「水俣病事件現地調査で感じた法と救済」中国の不法行為法(侵権行為法)討論会(内モンゴル呼
和浩特市、2012 年 8 月 13-15 日)
樋口 恵佳
●樋口恵佳「国際法における相当の注意義務における一考察―国際海底機構の要請に関する勧告的意見を題材
に―」東北法学 第 40 号(2012 年)67-145 頁
川村 一義*
●川村一義「日本の政党制の変容と野党第一党の機能」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.5(2011 年)
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80-103 頁
●川村一義「擬似連立政権下の国会運営:自民党派閥と委員会制度」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.7
(2012 年)144-163 頁
竹田 香織*
●竹田香織「性同一性障害者特例法をめぐる現代的状況―政治学の視点から―」GEMC journal(東北大学
GCOE)no.1(2009 年)94-105 頁
●竹田香織「マイノリティをめぐる政治過程分析のための理論的考察」GEMC journal(東北大学 GCOE)
no.3(2010 年)148-157 頁
●竹田香織「(書評)北村亘著『地方財政の行政学的分析』
」選挙研究 第 25 巻 2 号(2009 年)154-156 頁
●河村和徳・竹田香織「系列再編の視点から見る政権交代―宮城県選挙区」白鳥浩編著『衆参ねじれ選挙の政治
学―政権交代下の 2010 年参院選―』第 7 章(ミネルヴァ書房、2011 年)239-263 頁
●スティール若希著、竹田香織訳「日本の衆議院における女性代表―並立制下の『暫定的』措置と機会の拡大」辻
村みよ子・スティール若希編『アジアにおけるジェンダー平等―政策と政治参画―』
(GCOE 研究成果シリー
ズ)
(東北大学出版会、2012 年)323-353 頁
◆竹田香織「議員立法とセクシュアル・マイノリティ」日本公益学会(東北公益文科大学、2009 年 9 月 12 日)
◆増山幹高・竹田香織「いかに見たい国会審議映像に到達するか?」2012 年度日本選挙学会ポスターセッショ
ン(筑波大学、2012 年 5 月 19-20 日)
◆増山幹高・竹田香織「情報公開制度はどのように利用されているのか?」日本公共政策学会(立命館大学、
2012 年 6 月 16 日)
牧 真理子*
●牧真理子「ドイツ企業買収法における経営管理者の中立義務と例外規定」GEMC journal(東北大学
GCOE)no.5(2011 年)142-155 頁
●牧真理子・高橋英治「ドイツ企業買収法上の労働者利益」法学雑誌(大阪市立大学)58 巻 1 号(2011 年)1-34
頁
●Maki, Mariko,“Der Schutz von Arbeitnehmerinteressen bei einer Unternehmensübernahme,”
in Karl Riesenhuber, Kanako Takayama, Moritz Bälz(Hrsg.)
, Fuktionen des Vertrages: DeutschJapanische Perspektiven, S.103-115, 2013.
◆牧真理子「会社支配権争奪と権限分配」東北大学商法研究会(東北大学、2009 年 5 月 9 日)
◆牧真理子「農業協同組合における監事の任務懈怠」東北大学民法研究会(東北大学、2010 年 3 月 11 日)
◆牧真理子「企業買収の局面における労働者利益の保護」日独交流 150 周年記念事業、日独法律学シンポジウム
「法の継受と法整備支援」
(慶応大学、2011 年 11 月 5 日)
Sebastian MASLOW *
●Maslow, Sebastian,“News Coverage in Perspective: A Review of‘News On Japan’
,”in Asian
Politics & Policy, vol.2, no.4, pp.679-681, 2010.
●Maslow, Sebastian, Translation: Kimoto, Kimiko, “Balanced Treatment of Employees in Japan:
How the Policy of‘Balanced Treatment of Full-Time Regular and Part-Time Employees’ Works in
Practice [“Nihon-gata kinkō shogū” no igi to genkai: “seishain/pāto no kinkō shogū” seisaku no
genjitsuka katei no bunseki],” in Tsujimura, Miyoko and Mari Osawa (eds.), Gender Equality and
Multicultural Conviviality: The Challenges of Complex Discrimination (GCOE Project Research
Book Series), Tohoku University Press, pp.185-213, 2010.
●Maslow, Sebastian,“United in Protest: Japanese Farmers’ Struggle against TPP,”in East Asia
Forum, March 24, 2011.
●Maslow, Sebastian,“Engagement with North Korea: A Viable Alternative by Sung Chull Kim and
David Kang (eds.),”in North Korean Review, vol.7
(1)
, pp.105-109, 2011.
●Maslow, Sebastian,“Schicksalsschlag für Japans Bauern [A Stroke of Fate for Japanese
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
Farmers],”in Japan Markt, pp.24-25, June 2011.
●Maslow, Sebastian,“Nationalism 2.0 in Japan,”Asian Politics & Policy, vol.3(2)
, pp.303-306,
2011.
●Maslow, Sebastian,“The Dynamics of Regionalism in Northeast Asia: Seeking New Pathways
towards Regional Cooperation,”in Journal of Public Interest and Common Goods Studies, vol.11,
no.1, pp.61-72, 2011.
●Maslow, Sebastian,“Japans TPP-Initiative: Politik zwischen Reform und Ablehnung,”in Japan
Markt, pp.14-15, December 2011.
●Maslow, Sebastian,“Im Angesicht des Blackouts: Die AKW-Gegner in Japan werden täglich
mehr, die GrüneWende ist aber nicht absehbar,”in Wiener Zeitung, p.9, January 28, 2012.
●Maslow, Sebastian and Stephanie Assmann,“Warten auf Reformen,”in Japan Markt, pp.16-19,
March 2012.
●Maslow, Sebastian,“Renewable Energy and Civil Society in post-Fukushima Japan.”in East Asia
Forum, May 8, 2012.
●Maslow, Sebastian,“Zwischen Aufbruch und Krise: Strukturwandel in Tohoku,”in Japan Markt,
pp.10-13, June, 2012.
●Assmann, Stephanie and Sebastian Maslow, “Freihandel und die Zukunft der lokalen
Agrarwirtschaft in Japan,”in Japan Markt, December 2012.
●Maslow, Sebastian,“Clandestine Journalism in North Korea: A Review of Rimjin-gang,”in Asian
Politics & Policy, vol.4(2), pp.273-287, 2012.
●Maslow, Sebastian,“Right-Wing Politics in Postwar Japan(1945-Present),”in Louis G. Perez
(ed.), Japan at War: An Encyclopedia, Santa Barbara: ABC-Clio, 2013.
●Maslow, Sebastian,“The Making of Northeast Asia by Kent Calder and Min Ye,”in Political
Studies Review, vol.11, no.2, 2013.
●Sofsky, Wolfgang 著、佐藤公徳・マスロー セバスティアン訳『安全の原理』
(法政大学出版局、2013 年)
◆マスロー セバスティアン「日本における社会的動員の政治学とその東北アジアの地域主義に対する影響」政
治社会学会第二回研究会(早稲田大学、2010 年 10 月 23 日)
◆Maslow, Sebastian,“The Relationship between Regionalism and Regionalization in the Building
of an East Asian Community: Challenges, Progress, and Opportunities,”presented at Peace
and Development Forum of Chungnam National University, Tsinghua University, and Tohoku
University, Chungnam National University, Daejeon, South Korea, November 26, 2010.
◆Maslow, Sebastian,“The Dynamics of Regionalism in Northeast Asia: Seeking New Pathways
towards Regional Cooperation,”presented at International Conference Towards Multi-lineal
International Order of East Asia, Osaka School of International Public Policy(OSIPP)
, Osaka
University, January 29, 2011.
◆Maslow, Sebastian,“Democratic Governance and Participation in East Asian Politics,”presented
at Seminar held at International Christian University, June 14, 2011.
◆Maslow, Sebastian, “Japan, Germany and the Governance of Regional Financial Crisis,”
presented at Annual Meeting of the Japanese Association for Comparative Politics, Hokkaidō
University, June 18, 2011.
◆Assmann, Stephanie and Sebastian Maslow,“Public Pressure and Political Purpose: The
Abduction Issue, Food Security and the Role of the State in Political Movements in Japan,”
presented at Biennial Conference of the Japanese Studies Association of Australia, University of
Melbourne, Australia, July 7, 2011.
◆マスロー セバスティアン「ドイツにおける原発エネルギーと市民社会―『脱原発社会』への道程」
シンポジウ
ム「原発エネルギー政治と市民社会―日本、ドイツ、中東の選択」
(立教大学、2011 年 11 月 27 日)
◆マスロー セバスティアン「国内政治と国家安全保障政策のインターフェース―北朝鮮と小泉・安倍政権にお
ける『外交の政治化』」日本政治学会(九州大学、2012 年 10 月 6 日)
◆Maslow, Sebastian,“Deadlocked Diplomacy: North Korea and the Changing Boundaries of
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State Autonomy in Japanese Foreign Policy Making,”presented at Japanese Studies Research
Colloquium, Heidelberg University, November 17, 2012.
徐 学柳*
●吉田浩・徐学柳「通信販売における顧客満足度と再購買行動についての実証分析」
『サービス・イノベーション
の新展開』
(東北大学大学院経済学研究科サービス・イノベーション人材推進プログラムテキスト)
(2010 年)
21-40 頁
●徐学柳「国際的環境汚染問題と環境経済政策」Journal of Tohoku Economic Association(東北福祉大学、
2010 年 12 月 11 日)
●Xu, Xueliu, “Exhaustible Natural Resources and Garbage Dump: What is Sustainable
Development? A Dynamic Model,”in APPEEC 2011 Asia-Pacific(IEEE Xplore, Ei Compendex and
ISTP)pp.1-4, 2011.
●Xu, Xueliu,“International Environmental Pollution Problem and Environmental Policy,”in Journal
of Tohoku Economic Association 2010(Journal of Tohoku Economic Association)pp.30-39,
2011.
●Xu, Xueliu,“International Environmental Pollution Issues and Environmental Policies,”in The
Keizai Gaku Annual Report of The Economic Society, Tohoku University, vol.73, no.1・2, pp.115116, 2012.
◆Xu, Xueliu,“International Environmental Pollution Problem and Environmental Policy,”presented
at Journal of Tohoku Economic Association, Sendai, Japan, 2010.
◆Xu, Xueliu, “Exhaustible Natural Resources and Garbage Dump: What is Sustainable
Development? A Dynamic Model,”presented at APPEEC2011, Wuhan, China, March 25-28,
2011.
猪瀬貴道*
●猪瀬貴道「ベルヌ条約上の日本と北朝鮮との間の権利義務関係が否定された事例」
(渉外判例研究第 545 回)
」
ジュリスト 1366 号(2008 年)172-175 頁
●猪瀬貴道「投資条約仲裁における国籍継続原則」東北法学 第 33 号(2009 年)97-115 頁
●猪瀬貴道「投資条約仲裁の人的管轄権」東北法学 第 34 号(2009 年)39-101 頁
●猪瀬貴道「偽装された投資家による仲裁申立(投資協定仲裁判断例研究(21))」JCA ジャーナル(日本商事仲
裁協会)第 58 巻 2 号(2011 年)18-26 頁
●猪瀬貴道「投資条約仲裁手続における国籍国に対する請求」東北法学 第 37 号(2011 年)1-28 頁
●猪瀬貴道「EU加盟によるBITへの法的効果(投資協定仲裁判断例研究(28))」JCA ジャーナル(日本商事
仲裁協会)第 58 巻 9 号(2011 年)32-38 頁
●猪瀬貴道「投資条約仲裁手続による国家行為の条約適合性判断」植木俊哉編『グローバル化時代の国際法』
(信
山社、2012 年)257-295 頁
●猪瀬貴道「契約の紛争処理条項にも関わらず義務遵守条項により管轄権・受理可能性が認められた事例(投資
協定仲裁判断例研究(39))
」JCA ジャーナル(日本商事仲裁協会)第 59 巻 9 号(2012 年)24-32 頁
●猪瀬貴道「投資条約仲裁手続における請求主体の制約要因としての権利濫用」日本国際経済法学会年報(日本
国際経済法学会/法律文化社)第 21 号(2012 年)
◆猪瀬貴道「投資条約仲裁における重国籍者」国際経済法研究会(国際文化会館、2010 年 2 月 18 日)
◆猪瀬貴道「Europe Cement Investment & Trade S.A. v. TURKEY.(ICSID Case No. ARB(AF)/07/2)
」
投資協定仲裁判断例研究会(曽我・瓜生・糸賀法律事務所、2010 年 12 月 24 日)
◆猪瀬貴道「投資条約仲裁手続の人的管轄権判断における基準時(会社形態の投資家の場合を中心に)」国際経済
法研究会(明治大学、2011 年 7 月 15 日)
◆猪瀬貴道「Eureko v. Slovakia.(PCA Case No. 2008-13, UNCITRAL)
」投資協定仲裁判断例研究会(曽我・
瓜生・糸賀法律事務所、2011 年 7 月 25 日)
◆猪瀬貴道「投資条約仲裁手続における『権利濫用』の意義とその判断基準―投資家の国籍の基準時との関係を
中心に」日本国際経済法学会 2011 年度研究大会(学習院大学、2011 年 10 月 30 日)
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
Ⅳ
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
◆猪瀬貴道「仲裁合意を理由として訴えを却下した原判決に対する控訴を棄却した事例(東京高判平成 22・12・
21)」渉外判例研究会(学習院大学、2012 年 3 月 17 日)
◆猪瀬貴道「SGS Société Générale de Surveillance v. Paraguay.(ICSID Case No. ARB/07/29)」投資協
定仲裁判断例研究会(瓜生・糸賀法律事務所、2012 年 7 月 23 日)
連携拠点若手研究者
萩原 久美子
●萩原久美子「『公的』セクターと女性」―ローカルなケア供給体制の変動への接近:福島県北の保育政策(1950
- 2000 年代)を事例に」日本労働社会学会年報 第 22 号(2011 年)43-72 頁
●萩原久美子「『ワーク・ライフ・バランス』
をめぐる二つの世界」女性学 第 19 号(2012 年)22-35 頁
●Hagiwara, Kumiko,“Who Wanted the Public Child Care Support?: Organization of Labor of
Female Weavers in Rural Area in High Growth Era,”in GEMC journal, no.4, pp.72-91, 2012.
●大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェ
ンダー社会科学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点
研究シリーズ no.5(ISS リサーチシリーズ no.50)
(2012 年)
●萩原久美子「同一価値労働同一賃金、その後―再び承認と包摂を問う」大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・
皆川満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェンダー社会科学の可能性』GCOE「グ
ローバル時代の男女共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点研究シリーズ no.5(ISS リサーチシリー
ズ no.50)
(2012 年)46-51 頁
●萩原久美子(書評)
「イエスタ・エスピン=アンデルセン著『平等と効率の福祉革命――新しい女性の役割』」生
活経済政策 183 号(2012 年)40 頁
●萩原久美子(書評)
「藤原千沙・山田和代編著『労働再審③ 労働と女性』
」労働社会学年報 第 23 号(2012 年)
◆萩原久美子「ワーク・ライフ・バランスの二つの世界」日本女性学会全体シンポジウム「『ワークライフバラン
ス』
『子ども手当』はジェンダー平等社会へつづく道なのか?~ライフスタイルに中立な社会政策を考える」
(名古屋市男女平等参画推進センター、2011 年 7 月 30 日)
◆萩原久美子「基調報告:なぜ日本ではジェンダーギャップ解消が進まないのか―基本計画にみる仕事と家庭」
北京JAC全国研修セミナー in 静岡(静岡県男女共同参画センター、2011 年 10 月 6 日)
◆萩原久美子「家庭も大事、でも私は自分の意思で働き続けたい―その問いかけに応えて」
ワーク・ライフ・バラ
ンス講座(板橋区立男女平等推進センター、2011 年 12 月 10 日)
◆萩原久美子「日本の『WLB』政策―その批判的検討と改革の方向」ジェンダー・格差センシティブな働き方と
生活の調和セミナー(お茶の水女子大学、2012 年 1 月 18 日)
◆萩原久美子「同一価値労働同一賃金、その後に―再び承認と包摂を問う」東北大学 GCOE・東京大学社会科学
研究所 GCOE 連携拠点主催シンポジウム「集中討議・ジェンダー社会科学の可能性」
(東京大学、2012 年 3
月 20 日)
◆Hagiwara, Kumiko,“Work-Life Balance Policy in Japan for Whom: Widening Gaps among
Women,”presented at the Panel hosted by Professor M. Brinton Work-Family Policies in Japan:
Tensions, Contradictions, and Outcomes, Association for Asian Studies, San Diego, CA, March
22, 2012.
◆Hagiwara, Kumiko,“Gender and Tohoku Reconstruction: an Approach from the Intersections
of the Productive and Reproductive Spheres,” presented at Interdisciplinary Workshop,
The Challenges and Opportunities of Mainstreaming Gender and Diversity into Tohoku
Reconstruction Policies and Planning, University of Victoria, Center of Asia Pacific Initiative, June
11, 2012.
◆萩原久美子(討論者)
「現金給付とジェンダー―分断、緊縮財政正当化の政治的ツールか?いかに乗り越えら
れるのか?」経済理論学会(愛媛大学、2012 年 10 月 6 日)
◆萩原久美子「保育所における労働の時間的構造化とその困難―大阪市の多機能保育所における勤務シフト表
を糸口に」社会政策学会(長野大学、2012 年 10 月 14 日)
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皆川 満寿美
●皆川満寿美「日本の災害・復興政策と男女共同参画 / ジェンダー平等」埼玉自治研 No.36(埼玉県地方自治研
究センター、2011 年)19-24 頁
●皆川満寿美「防災・災害復興になぜ女性の参画が必要なのかー『災害復興と男女共同参画 6.11 シンポ』の活動
を通して」現代女性とキャリア 第 4 号(日本女子大学現代女性キャリア研究所、2012 年)
●大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェ
ンダー社会科学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点
研究シリーズ no.5(ISS リサーチシリーズ no.50)
(2012 年)
◆皆川満寿美「②高齢社会とジェンダー」
TAMA 女性センター市民運営委員会企画学習会
「ジェンダーの現在(い
ま)」
(TAMA 女性センター、2011 年 10 月 8 日)
◆皆川満寿美「男女平等を考える①―男女不平等社会・日本とその危機」2011 年度所沢市市民大学講座(所沢
市生涯教育センター、2011 年 10 月 13 日)
◆皆川満寿美「男女平等を考える②―男もつらいよ?」2011 年度所沢市市民大学講座(所沢市生涯教育セン
ター、2011 年 10 月 20 日)
◆皆川満寿美「③震災とジェンダー」
TAMA 女性センター市民運営委員会企画学習会
「ジェンダーの現在(いま)」
(TAMA 女性センター、2011 年 10 月 22 日)
◆皆川満寿美「災害・復興行政と男女共同参画政策」
「<女性からの政策提言講座>女性たちよ、この社会の羅
針盤になろう!―男女共同参画の視点からの地域の災害・防災への政策提言―」
(埼玉県委託事業)
(所沢市男
女共同参画推進センター「ふらっと」2011 年 11 月 13 日、熊谷市男女共同参画推進センター 「ハートピア
」 2011 年 11 月 20 日、越谷市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」2011 年 11 月 24 日)
◆皆川満寿美「防災・災害復興になぜ女性の参画が必要なのかー『災害復興と男女共同参画 6.11 シンポ』の活動
を通して」
(日本女子大学現代女性キャリア研究所、2011 年 12 月 10 日)
◆皆川満寿美「防災に<女性の視点>を!」ネットワークフォーラム(越谷市男女共同参画支援センター「ほっ
と越谷」、2012 年 2 月 22 日)
◆皆川満寿美「第2回 税制と社会保障―「女子ども」と貧困」ハジメテ気づく男女共同参画講座(所沢市男女共
同参画推進センター「ふらっと」
、2012 年 2 月 25 日)
◆皆川満寿美「第3回 学校教育とジェンダー―いかに教えられていないか」ハジメテ気づく男女共同参画講座
(所沢市男女共同参画推進センター「ふらっと」
、2012 年 3 月 3 日)
◆皆川満寿美「どうして今頃男女平等?―日本社会の持続可能性と男女共同参画」ところざわ倶楽部講演会(所
沢市中央公民館、2012 年 3 月 23 日)
◆皆川満寿美「どうして今頃男女平等?―日本社会の持続可能性と男女共同参画」松戸女性会議講演会(松戸市
女性センター「ゆうまつど」
、2012 年 4 月 21 日)
◆皆川満寿美「ジェンダーとセクシュアリティ(の現在)」日本フェミニストカウンセリング学会教育訓練基礎
講座(国際ファッションセンター、2012 年 7 月 15 日)
◆皆川満寿美「(日本の)ジェンダー社会と女性」ウィメンズハウスとちぎ「女性のためのカウンセリング講座」
(とちぎ男女共同参画センター「パルティ」
、2012 年 9 月 2 日)
◆皆川満寿美「格差社会と女性」おとなのための社会学セミナー(男女共同参画センター横浜「フォーラム」
、
2012 年 9 月 22 日)
Jackie F. STEELE
●Steele, Jackie F.,“A Reflection upon Japan’s Multicultural and Multinational Realities,”Les
Cahiers du CRECQ, 2012.
●Steele, Jackie F.,“Approaching Gender Equality and Intercultural Competence as a Democratic
Praxis: Theoretical Challenges and Preliminary Implications for Tohoku Reconstruction,”in GEMC
Journal, no.8, pp.42-59, 2013.
●スティール若希「民主的実践としてのジェンダー平等と異文化間能力へのアプローチ―東北復興に向けた理
論的課題と予備的考察」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.10(2013 年)58-72 頁
●Steele, Jackie F.,“Re-penser le mythe de la citoyenneté japonaise post-guerre: Vers une
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(*印は元メンバー)
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
Ⅳ
reconnaissance des réalités genrées, multiculturelles et postcoloniales?”in Diversité urbaine,
2013.
◆Steele, Jackie F.,“Navigating the Surreal: No Communications, No Heat, No Lifelines, But Blessed
by the Bonds of Community,”Invited Lecture: JSAC 30th Anniversary Commemorative Lecture,
Japan Studies Association of Canada Annual Conference, Carleton University, Ottawa, October
12-24, 2012.
高松 香奈*
●Takamatsu, Kana,“Official Development Assistance and Human Security in Fragile States:
Focusing on Migration from Myanmar,”in GEMC journal, no.2, Tohoku University, pp.68-79,
2010.
●Takamatsu, Kana,“Development Assistance Policy and Gender Equality,”in Social Science
Japan Newsletter, no.44, Institute of Social Science, University of Tokyo, pp.19-25, 2011.
●高松香奈『政府開発援助政策と人間の安全保障』
(日本評論社、2011 年)
●高松香奈「第 5 章 人身取引問題と国際協力」、大沢真理編『ジェンダー社会科学の可能性 第 4 巻 公正なグ
ローバルコミュニティを 地球的視野の政治経済』
(岩波書店、2011 年)121-145 頁
●高松香奈「難民政策の二重性」大西仁・吉原直樹監修、
李善姫・中村文子・菱山宏輔編『移動の時代を生きる―人・
権力・コミュニティ』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東信堂、2012 年)177-208 頁
●高松香奈「人身取引対策とジェンダー平等」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.10(2013 年)14-22 頁
◆Takamatsu, Kana,“‘Human Security’and‘Fragile States’in Japan’s ODA Policy: from the Case
of Myanmar,”presented at Fifth Annual East Asian Social Policy research Network, National
Taiwan University, November 3, 2008.
◆Takamatsu, Kana, “Looking for New Social Justice in the Globalizing World―from the
Perspectives of Gender Equality and Multicultural Conviviality,”presented at Kick-off Seminar
on GCOE Program on Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization,
Tohoku University, February 3, 2009.
◆Takamatsu, Kana,“The Approach to Human Security from a Gender Perspective,”presented at
International Association for Feminist Economics, Simmons College, June 28, 2009.
◆高松香奈「脆弱国家支援と人間の安全保障」日本平和学会 2009 年度秋季研究集会(立命館大学、2009 年 11
月 28 日)
◆Takamatsu, Kana,“Human Security of People from Fragile States: the Qualitative Interviews
of Undocumented Burmese Migrants,”presented at American Sociological Association, Hilton
Hotel, Atlanta, August 17, 2010.
◆Takamatsu, Kana,“Migration and Grave Risks to Human Security: Impacts on Families and Family
Members in the Context of Myanmar Migrants,”presented at 2010 International Conference on
Family At-risk, National Taiwan University, November 9, 2010.
◆高松香奈「ジェンダーと開発―マクロレベル政策を中心に」国際開発学会 第 22 回全国大会(名古屋大学、
2011 年 11 月 26 日)
◆Takamatsu, Kana,“International Development Policy and Family at Risk: Examine the Cases
from CLMV countries,”presented at International Conference Family at Risk―vulnerability and
Complexity, East and West, University of Oxford, May 4, 2012.
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博士論文の紹介
蘇 恩瑩
日本と韓国の憲法におけるジェンダー平等の実現―「人権アプローチ」を中心に―
(2009 年 3 月学位取得)
本論文は、最高規範かつ国民の基本権を規定している憲法を用いて、ジェンダー平等を実現す
るためにもっとも望ましい方向を模索する試みである。既存の男女差別理論を越えた、
「ジェン
ダー法理論」の必要性について論じ、それは日本と韓国の憲法の、個人の尊重を明示している条
文と平等原則から根拠づけられると主張した。そして、その条文が問題となる例として、日本民
法の夫婦同姓原則および韓国(改正前)民法の父姓承継原則の違憲性と改正方向について論じた。
中根 一貴
国民的一体性の幻想―1907 年から 1914 年までのチェコ政党政治における政党間競
争の誕生 (2010 年 3 月学位取得)
男子普通選挙権の実現と大衆政党の伸長を経験していた 20 世紀初頭のハプスブルク君主国
のチェコ諸領邦において、名望家政党型の自由主義政党が追求した、チェコ人政党・政治家に
よる統一的な政治行動の展開を分析した。この統一的な政治行動の崩壊により、政党間競争
がチェコ政党政治において初めて誕生したのである。さらに、このことが戦間期チェコスロ
ヴァキアの議会制民主主義の安定に寄与したことを明らかにした。
堀見 裕樹
条約解釈における「国際法の関連規則」に関する一考察 (2010 年 3 月学位取得)
本論文では国際裁判所等での条約解釈の際に頻繁に援用される条約法条約の解釈規則の中
でも近年活発に議論が行なわれている、条約解釈の際に「当事国の間の関係において適用され
る国際法の関連規則」
を「考慮する」
ことを求める第 31 条 3 項(c)
について、同条文に関する裁
判例の分析を中心に、国際法委員会の作業、学説及び起草過程を踏まえてその意味内容を明ら
かにし、関連する国際法上の具体的な問題点を検討する考察を行った。
猪瀬 貴道
投資条約仲裁手続における人的管轄権の判断基準:国際請求における「国籍」の機能
(2010 年 9 月学位取得)
本稿では、
二国間投資条約(BIT)
、
自由貿易協定(FTA)
、
経済連携協定(EPA)
など「投資条約」
に規定される外国投資家と投資受入国との間の紛争処理手続である投資条約仲裁手続につい
て、「人的管轄権」の判断構造を検討した。「投資条約締約国の投資家(国民・会社)
」の範囲の
基準としての国籍が問題となることから、代表的な条約規定例、これまで仲裁判断例を整理し
て、外交的保護における判断との比較などから検討した。
茂木 洋平
Affirmative Action の正当化法理~アメリカの判例と学説を中心に~
(2010 年 9 月学位取得)
人種に基づく Affirmative Action(AA)は過去の差別の救済、将来の利益の達成のいずれ
の理由により正当化したとしても、AA の直接の受益者が社会・経済的に不利な状況にないこ
とに変わりはなく、真に救済の必要な者を救済していない、という批判を受ける。その批判を
回避するためには、人種に基づく AA の対象者を判断する際には、不当な理由から、地位の獲
得に不利な状況におかれている者を明確にせねばならないことを明らかにした。
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Ⅳ
Pauline CHERRIER
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
Entre Japon et Brésil: identités décalées
(日本とブラジルのはざまで―拠り所のないアイデンティティ)
(2011年 3 月学位取得)
本研究は、日系ブラジル人の事例研究に基づいて、移民の政治的アイデンティティの記号論
的分析を提案する。日系ブラジル人は 1908 年にブラジルへ移住した日本人とその子孫で構成
されている。後者の 3 分の 1は現在日本に在住しており、1990 年以来、その大半は主に単純労
働に従事している。本稿では、公式とエスニックメディアの言説分析を通して、移民が日本と
ブラジル両社会の公共空間でどのように表わされるのかを明らかにする。現在では多文化共生
の言説も人種混合や国家アイデンティティの形成過程に光を当てている。それにより本稿は、
現代のグローバル化時代における空間や世代という枠を超える移民の意味を明確にしている。
河北 洋介
カナダ憲法における多様性―性的指向・同性婚を素材にして―
(2011 年 3 月学位取得)
本稿は、カナダ憲法における多様性について、性的指向・同性婚を基に考察するものである。
そのために、カナダ憲法における平等権と性的指向問題との関係、カナダにおける司法積極主
義、カナダの裁判所における「婚姻」概念の変容、さらに、カナダにおける同性婚承認の過程に
ついて概観した。そして最後に、性的指向・同性婚に関する分析を基にカナダ憲法における多
様性に関する実践的局面と理論的局面を考察した。
陳 浩
個人と社会の関係から見た初期マルクスの研究 (2011 年 9 月学位取得)
個人と社会との関係に関して、特に『フォイエルバッハに関する概要』の「第 6 条」における
人間の本質に関する叙述によると、マルクスが個人に対して社会を優先させる立場を取って
いることに幅広いコンセンサスが得られている。しかし、マルクスの市民社会論に基づいて、
初期マルクスに特有な個人と社会の関係についての問題意識を考えることで、本論文では、従
来とは逆の解釈を主張する。すなわち、初期マルクスにとって、少なくとも市民社会の段階に
おいて、社会関係の出発点であり根拠となるのは、社会よりはむしろ個人なのである。
干 福堅
現代の国家建設に関する社会理論―国家建設におけるナショナリズムの建設的な機能
について (2011 年 9 月学位取得)
本論文は発展途上国の民族型ナショナリズム運動を研究対象とし、ナショナリズム理論の発展
史を整理したうえで、ナショナリズム理論研究の分類図式を提示した。それを理論的な基礎とし
て、本論文は、1990 年代以降に発展途上国で現れてきた数多くのエスニック・ナショナリズム
事件を説明する構造的な分析枠組みを提案した。初めに、グローバル化が発展途上国におけるエ
スニック・ナショナリズムの出現を促進し、特にインターネットに代表される技術の進歩がもっ
とも便利なコミュニケーション手段を提供した。第二に、ソ連及び東欧諸国の急激な変化ののち
に、発展途上国が早急に行った民主化改革がエスニック・ナショナリズム事件の制度的要因の一
つであることを論じ、最後に、少数エスニック・グループに関連する数多くの国際レジームの形
成が、エスニック・ナショナリズム事件のもう一つの重要な制度的要因であることを論じる。
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劉 超
清華大学発展メカニズムの研究―政治と学術相互作用の視角から
(2011 年 9 月学位取得)
清華大学は近代中国において、広く影響力を持つ大学である。北京政府期には平均的なレ
ベルにあったが、南京国民政府初期においては国内学術環境の改善に伴って急速な発展を遂
げてきた。特に 1931 年の満州事変後、中国が日本の侵略に直面するなか、国内の各界は内部
の矛盾を緩和し、危機への対応に重点を置いた。清華大学の学者も当局に対する批判的立場
から一転し、大学と政府は密接に協力していた。このような状況において、清華大学は自然科
学、テクノロジー、人文科学などの分野で著しい発展を遂げた。このようなケースからみれば、
近代中国において、学術は常に政治と密接に相互作用し、外部の諸要素から切り離すことはで
きない。
Kamila SZCZEPANSKA
日本における戦争の記憶の論議 1990-2010:進歩的な市民グループとアジア・太平洋
戦争の記憶の論争 (2012 年 3 月学位取得)
本研究の目的は、日本での過去 20 年間において、市民社会団体が太平洋戦争をめぐる記憶
の論争にどのように参加していたのか、また、どのような貢献をしていたのかについて分析す
ることである。研究の結果に基づいて、前述のプロセスにおいて、市民社会団体はどのような
役割を担い、その団体の重要性はどうであったのかについて解明している。この研究の事例
として、1)
「日本の戦争責任資料センター」、2)
「子どもと教科書全国ネット 21」
、3)
「戦争と
女性への暴力日本ネットワーク」
、
「アクテイブ・ミュージアム女たちと戦争資料館」、4)
「POW
研究会」の団体を取り上げた。
Paola CAVALIERE
現代日本における女性のアイデンティティの形成と変化 : ジェンダー的視点から見た
宗教の社会貢献活動 (2012 年 3 月学位取得)
博士論文の主題は、宗教団体に所属する女性による草の根の社会貢献活動に焦点をあてな
がら女性の社会的自己実現へ及ぼす影響やアイデンティティ変容を扱うものである。2009
年から 2010 年においてサーベイ調査の対象事例となった団体は真如苑、立正佼成会、日本カ
トリック教会である。実践論やパフォーマティヴィティの概念を用いてどのように宗教団体
所属の女性が日常的な社会貢献活動の行為によって構造の再生産およびアイデンティティ形
成を行うのかを考察する。
Ra MASON
日本の北朝鮮の位置づけにおけるリスクの再評価 (2012 年 3 月学位取得)
冷戦後の東アジアにおける国際関係は、冷戦中の固定されたパワーバランス(ソ連対米国)
の時代に比べ、
非常に活発で複雑になりつつある。そんな中、
日本からみた北朝鮮における(ミ
サイル・核・拉致等による)リスクが拡大し、そのリスクのレベルが高く評価されている。そ
こで、この研究を通して、日本(その政治・マスコミ・社会など)はどのような政治的・社会的
プロセスを経てそれぞれのリスクを再評価しているのかを解いていく。
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Ⅳ
Paul O'SHEA
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
主権ゲーム―領土問題に対する日本の姿勢に関する考察 (2012 年 3 月学位取得)
本稿は、日本とロシア、韓国、中国とのあいだの領土問題に関するコンストラクティヴィズ
ム・アプローチ研究である。本研究の主眼は、紛争の激化や緩和ではなく、関係国による主権
の行使にある。領土紛争において、
国家は係争地に主権を行使するために様々な手段を用いる。
そして、国家はこのような主権の行使を国際的に正統なものであると主張する。本研究は、国
家による主権の行使に着目することで、日本の「主権ゲーム」に対するアプローチが個々の紛
争において多様であり、領域の相対的価値とその価値から生ずる政策目標によって変化する
ことを明らかにする。
Sven MATTHIESSEN
フィリピンへ行くことは故郷に帰るようなものである―明治時代から大東亜共栄圏ま
での日本の汎アジア主義とフィリピン群島 (2012 年 3 月学位取得)
博士論文の目的は、19 世紀後半から太平洋戦争の終わりまでの、日本の汎アジア主義の発
展を調査することにあり、この思想に対するフィリピンの見方を調査するものである。フィ
リピンは、戦時下において、日本占領下の領域の中で、特殊な事例であった。それは、フィリ
ピン群島の文化的・歴史的な特殊性によるものである。とくに、フィリピン人に受け入れられ
た親アメリカ主義によって、アジアへの価値への回帰を中心に置く汎アジア主義を履行する
ことは、日本当局にとって、実質的に不可能であった。故に、フィリピンへ行くことは、故郷
に帰るようなものであるという日本人の汎アジア主義共同体の一前提は、満たされることは
なかった。
川村 一義
現代日本の政党制と議会政治―自民党政権から民主党政権まで―
(2012 年 3 月学位取得)
本稿の目的は、1956 年から 2011 年までの政府立法データを分析することによって、日本の
国会審議過程を動態的に把握することにある。近年の国会研究が、洗練された理論的研究を志向
してきたのとは対照的に、筆者は、与党の分権性や野党の多党化、政治改革の進展や二院制の外
生的制約等、具体的な文脈に即した政治現象の因果関係分析を志向している。議会は国内政治の
縮図であるという関係は日本でも同じであり、本研究によって、国会は魅力的な研究対象である
と再認識されることが期待される。
服部 晶
日本のクラスター政策における中央政府と自治体関係の変動
(2013 年 3 月学位取得見込)
この研究は日本におけるクラスター政策がどういった形でガバナンスに影響しているかを
分析する。クラスター政策は 2001 年と 2002 年に経済産業省と文部科学省により日本の経
済競争力と地域イノベーション能力を再生するための切り札として構成された。本研究は九
州と東北地方の二つのケースを基に日本で実際にクラスター政策がどのように行われている
のかを説明する。他には日本と欧州連合との組織的な比較を行い将来日本が使用できるガバ
ナンスモデルが分析されている。
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4
事業推進担当者の主な研究業績一覧
辻村 みよ子
●辻村みよ子『ジェンダーと人権』
(日本評論社、2008 年 4 月)
●辻村みよ子「日本学術会議『提言:学術分野の男女共同参画促進
のために』パネルディスカッション:生殖補助医療はどうある
●:著書・論文 ◆:口頭発表・報告
ンメンタール 女性差別撤廃条約』
(尚学社、2010 年)19-32
頁
●辻村みよ子「東北大学の男女共同参画―現状と課題」平成 21
年度東北大学男女共同参画委員会報告書(東北大学、2010 年)
89-104 頁
べきか II 人文社会科学等の観点から」学術の動向(特集:生殖
●辻村みよ子「フランス共和国」初宿・辻村編『新解説 世界憲法
委員会男女共同参画分科会 日本学術会議編、2008 年)32-55
●辻村みよ子「憲法問題としてのジェンダー平等と多文化共生―
補助医療のいま―社会的合意にむけて)
(日本学術会議科学者
頁
●T s u j i m u r a , M i y o k o , “ L ’ i n t é r ê t g é n é r a l e n d r o i t
constitutionnel français. Contre rapport japonais,”in
Société de Législation Comparée (ed.) L'intérêt général
au Japon et en France, Dalloz, FR, pp.169-179, August,
2008.
集(第二版)』
(三省堂、2010 年)223-272 頁
『憲法とジェンダー』刊行によせて」書斎の窓 第 594 号(2010
年)2-6 頁
●辻村みよ子「『人権としての平和』論の再構築―平和主義の
『ジェンダー化戦略』を契機として」浦田一郎他編[山内敏弘先
生古稀記念論文集]
『立憲平和主義と憲法理論』
(法律文化社、
2010 年)85-103 頁
●辻村みよ子「ジェンダー平等をめぐる理論と政策」国際女性 21
● 辻 村 み よ 子「 主 権 論・代 表 制 論 」法 学 教 室 357 号(2010 年 )
●辻村みよ子「人権と憲法上の権利」大石眞・石川健治編、ジュリ
●辻村みよ子「あとがき」
『学術の動向(特集「日本のジェンダー
号(2008 年)159 頁
スト増刊・憲法の争点(2008 年)64-65 頁
●辻村みよ子『憲法とジェンダー』
(GCOE 著者シリーズ)
(有斐
閣、2009 年)
●辻村みよ子『諸外国における政策・方針決定過程への女性の参
画に関する調査―オランダ王国・ノルウェー王国・シンガポー
ル共和国・アメリカ合衆国』内閣府男女共同参画局(2009 年)
221-228 頁
●辻村みよ子「多文化共生社会のジェンダー平等―イスラムのス
カーフ問題を中心に」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.
6-10 頁
平等の達成と課題を総点検する」)』2010 年 9 月号(2010 年)
61 頁
●Tsujimura, Miyoko and Jackie F. Steele (eds.), Gender
Equality in Asia: Policies and Political Participation
(GCOE Project Research Book Series), Tohoku
University Press, 2011.
●辻村みよ子『比較憲法(新版)』
(岩波書店、2011 年)
●山下泰子・辻村みよ子・浅倉むつ子・二宮周平・戒能民江(編集
委員)
『ジェンダー六法』
(信山社、2011 年)
1(2009 年)10-23 頁
●樋口陽一・山内敏弘・辻村みよ子・蟻川恒正『新版 憲法判例を
子ほか編集委員、大沢真理解説『新版 日本のフェミニズム 4 ●辻村みよ子・長谷部恭男編『憲法理論の再創造』
(日本評論社、
●辻村みよ子「二つの憲法観―21 世紀の人権・家族・ジェンダー」
●辻村みよ子『憲法から世界を診る―人権・平和・ジェンダー〈講
●辻村みよ子「ジェンダー法・政策研究叢書の刊行をおえて」ジェ
●辻村みよ子『ポジティヴ・アクション―「法による平等」
の技法』
●辻村みよ子「公開講演会の趣旨~学術分野の男女共同参画を一
●辻村みよ子編著『ジェンダー社会科学の可能性 第 3 巻 壁を
●辻村みよ子「日本の男女共同参画社会基本法と諸政策」天野正
権力と労働』
(岩波書店、2009 年)235-244 頁
憲法問題 第 20 号(2009 年)129-141 頁
ンダーと法 第 6 号(2009 年)120-123 頁
層推進するために~」学術の動向(特集:学術分野における男女
共同参画促進のために)
(2009 年 7 月)11-13 頁
●辻村みよ子・大沢真理編『ジェンダー平等と多文化共生―複合
差別を超えて』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東北大学出版会、
2010 年)
●Tsujimura, Miyoko and Mari Osawa (eds.) Gender
Equality in Multicultural Societies: Gender, Diversity, and
Conviviality in the Age of Globalization (GCOE Project
Research Book Series), Tohoku University Press, 2010
●辻村みよ子『フランス憲法と現代立憲主義の挑戦』
(有信堂、
2010 年)
●辻村みよ子『ジェンダーと法(第二版)』
(不磨書房、2010 年)
●初宿正典・辻村みよ子編『新解説 世界憲法集(第二版)』
(三省
堂、2010 年)
●Blang, Olivier 著、辻村みよ子監訳・解説『オランプ・ドゥ・グー
ジュ―フランス革命と女性の権利宣言』
(信山社、2010 年)
●Tsujimura, Miyoko,“Gendering Strategy for‘Peace as
Human Rights’: Toward the Construction of an Anti-
Military Theory,”in GEMC journal, no.2, pp.80-94, 2010.
●辻村みよ子「政治的・公的分野における女性の参画」国際女性の
地位協会編(山下泰子・辻村みよ子・浅倉むつ子・戒能民江)
『コ
読みなおす』
(日本評論社、2011 年)
2011 年)
演録〉』
(法律文化社、2011 年)
(岩波書店、2011 年)
超える―政治と行政のジェンダー主流化』
(岩波書店、2011 年)
●辻村みよ子編著『ジェンダー社会科学の可能性 第 1 巻 かけ
がえのない個から―人権と家族をめぐる法と制度』
(岩波書店、
2011 年)
●辻村みよ子「序論:男女共同参画型の多元的ガヴァナンスへ」辻
村みよ子編著『ジェンダー社会科学の可能性 第 3 巻 壁を超
える―政治と行政のジェンダー主流化』
(岩波書店、2011 年)
1-17 頁
●辻村みよ子「政治参画と代表制論の再構築―ポジティヴ・アク
ション導入の課題」辻村みよ子編著『ジェンダー社会科学の可
能性 第 3 巻 壁を超える―政治と行政のジェンダー主流化』
(岩波書店、2011 年)21-63 頁
●辻村みよ子「序論:個人・家族・国家と法」辻村みよ子編著『ジェ
ンダー社会科学の可能性 第 1 巻 かけがえのない個から―人
権と家族をめぐる法と制度』
(岩波書店、2011 年)1-19 頁
●Tsujimura, Miyoko,“A Gendering Strategy for Peace
as a Human Right: Toward the Construction of an
Anti-Military Theory,”in Iwatake Mikako (ed.), New
Perspective from Japan and China, Renvall Institute
Publications 27(University of Helsinki), pp.51-73, 2011.
●辻村みよ子「『男女共同参画と多文化共生』への法学的アプロー
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(*印は元メンバー)
チ―『憲法とジェンダー』の課題をめぐって」昭和女子大学女性
仏女性資料センター編『女性空間 28 号』
(2011 年 6 月)8-15 頁
●辻村みよ子「学術分野の男女共同参画『加速』の課題」学術の動
向(日本学術会議編)vol.16, no.8(2011 年)64-66 頁
●辻村みよ子『憲法(第 4 版)』
(日本評論社、2012 年)
●辻村みよ子・スティール若希編著『アジアにおけるジェンダー
平等―政策と政治参画』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東北大学
出版会、2012 年)
●辻村みよ子編著『ニューアングル憲法―憲法判例×事例研究』
法律文化社(2012 年)
●辻村みよ子『代理母問題を考える』岩波ジュニア新書[日本学術
会議・知の航海シリーズ]岩波書店(2012 年)
●辻村みよ子・糠塚康江『フランス憲法入門』
(三省堂、2012 年)
●樋口陽一・森英樹・高見勝利・辻村みよ子・長谷部恭男編著『国
家と自由・再論』
(日本評論社、2012 年)
●辻村みよ子「リプロダクティヴ・ライツと国家の関与」樋口陽一・
森英樹・高見勝利・辻村みよ子・長谷部恭男編著『国家と自由・
再論』
(日本評論社、2012 年)189-211 頁
●辻村みよ子・スティール若希「序論」辻村みよ子・スティール
若希編『アジアにおけるジェンダー平等―政策と政治参画』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東北大学出版会、2012 年)3-22
頁
●辻村みよ子「
『人権としての平和』と生存権―憲法の先駆性から
震災復興を考える」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.7
(2012 年)48-59 頁
●辻村みよ子「参政権・政党」辻村みよ子編著『ニューアングル憲
法―憲法判例×事例研究』
(法律文化社、2012 年)
●辻村みよ子「人権主体と性差―リプロダクティヴ・ライツを中
心に」ジェンダー法学会編〔編集委員、辻村みよ子ほか〕
『講座
ジェンダーと法 第 4 巻「ジェンダー法学の切り拓く展望」』日
本加除出版(2012 年)1-14 頁
●大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満寿美・李善姫・
中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェンダー社会科
学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化
共生」社会科学研究所連携拠点研究シリーズ No.5(ISS リサー
チシリーズ No.50)
(2012 年)
●辻村みよ子「既存の学問の壁を超え、さらにフロンティアへ」大
沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満須美・李善姫・中
COE からグローバル COE へ」国際女性 26 号(2012 年)
●辻村みよ子編著『憲法基本判例』
(尚学社、2013 年)
●辻村みよ子「政治分野のクオータ制」WINWIN 冊子『クオータ
制』
(2013 年 3 月)
●辻村みよ子「投票価値の平等」辻村みよ子編『憲法基本判例』
(尚
学社、2013 年)
● 辻 村 み よ 子「 序 文 ―5 年 間 の GCOE 活 動 を 終 え て 」GEMC
journal(東北大学 GCOE)no.10(2013 年)6-12 頁
◆辻村みよ子「ポジティヴ・アクション:世界女性差別撤廃条約
勧告をめぐって」日本弁護士連合会両性の平等に関する委員会
主催講演会(東京弁護士会館、2011 年 5 月 27 日)
◆辻村みよ子「第三次男女共同参画基本計画を実施するために」
世界女性会議ネットワーク 関西・大阪府男女共同参画推進財団
共催シンポジウム基調講演(ドーンセンター、2011年7月30日)
◆辻村みよ子「『人権としての平和』と生存権―日本国憲法の先駆
性から震災復興を考える」仙台弁護士会女性弁護士 9 条の会主
催講演会(仙台弁護士会館、2011 年 11 月 15 日)
◆辻村みよ子「政治分野のポジティヴ・アクション―現状と課題」
内閣府・ゾンタクラブ主催シンポジウム「未来を創る女性リー
ダーの活躍」
(ウィメンズプラザ、2012 年 3 月 17 日)
◆辻村みよ子「政治分野のクオータ制―ポジティヴ・アクション
推進の課題」民主党・連合共催「クオータ制に関する懇談会」
(参
議院議員会館、2012 年 5 月 29 日)
◆辻村みよ子「ポジティヴ・アクションの意義」内閣府・日本
BPW 連合会共催シンポジウム(甲府商工会議所、2012 年 11
月 25 日)
◆辻村みよ子(コーディネーター)日本女性会議シンポジウム「き
める、うごく、東北(ここ)から」
(仙台国際センター、2012 年
10 月 27 日)
大西 仁
● 大 西 仁「 我 々 の 学 問 的 課 題 は 何 か ―theoretical approach,
normative, approach, policy science としての GCOE プロ
グラム―」GEMC journal(東北大学 GCOE)no.5(2009 年)
6-9 頁
●大西仁・吉原直樹監修、李善姫・中村文子・菱山宏輔編『移動の
時代を生きる―人・権力・コミュニティ―』
(GCOE 研究成果シ
リーズ)
(東信堂、2012 年)
根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェンダー社会科学
●加茂利男・大西仁・石田徹・伊藤恭彦『現代政治学・第 4 版』
(有
生」社会科学研究所連携拠点研究シリーズ No.5(ISS リサーチ
●大西仁「まえがき」大西仁・吉原直樹監修、李善姫・中村文子・
の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共
シリーズ No.50)
(2012 年)8-9 頁
●辻村みよ子「総括討論」大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・
斐閣、2012 年)
菱山宏輔編『移動の時代を生きる―人・権力・コミュニティ―』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東信堂、2012 年)
皆川満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・
◆Ohnishi, Hitoshi,“Towards Peace and Security in East
共同参画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点研究シリーズ
Security Treaty Regime after the Change of Power in
ジェンダー社会科学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女
No. 5(ISS リサーチシリーズ No.50)
(2012 年)106-110 頁
●辻村みよ子「カウンター・デモクラシーと選挙の効果的協同へ」
世界 835 号(2012 年)199-205 頁
●辻村みよ子「リプロダクティヴ・ライツと生殖補助医療」櫻田嘉
章・町野朔ほか共著『生殖補助医療と法』日本学術財団(学術会
議叢書 19)
(日本学術協力財団、2012 年)97-113 頁
●辻村みよ子「クオータ制の合憲性」憲法理論研究会編『危機的状
況と憲法』
(敬文堂、2012 年)113-127 頁
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
文化研究所紀要 38 号(2011 年)75-85 頁
●辻村みよ子「オランプ・ドゥ・グージュと女性の権利の展開」日
Ⅳ
●辻村みよ子「ジェンダー社会科学」の確立をめざして―21 世紀
Asia: Focusing on the Transformation of the US-Japan
Japan,”Invited Lecture, Graduate School of Peace and
Security Studies, Chungnam National University, Korea,
April 22, 2010.
◆Ohnishi, Hitoshi,“Opening Lecture: The Past, Present
and Future of Japan,”presented at ELyT School Sendai,
Japan, October 25, 2010.
◆Ohnishi, Hitoshi,“Beyond the Nation State: Can Japan
Overcome the Third Major Difficulty in its Modern
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History?” Invited Lecture, Department of Political
Science, Yonsei University, Korea, November 24, 2010.
◆O h n i s h i , H i t o s h i , “ W h y H a v e t h e C h i n e s e a n d
Japanese Peoples Lost Their Mutual Confidence?:
Globalization, Japan’s‘Lost Two Decades’and the Rise
of Ethnocentric Nationalism,”Invited Lecture, Xiamen
University, July 10, 2012.
◆Ohnishi, Hitoshi, Commentator at GCOE International
Seminar“Nationalism and Peace in East Asia,”Tohoku
University, November 23, 2012.
水野 紀子
●水野紀子「夫による妻所有の不動産の売却と日常家事代理権の
私法判例リマークス 41 号(2010 年)70-73 頁
●水野紀子「離婚の撤回 最高裁昭和34年8月7日判決」
松本恒雄・
潮見佳男編『判例プラクティス・民法Ⅲ親族・相続』
(2010 年)
16 頁
●水野紀子「仮装離婚の効果 最高裁昭和 38 年 11 月 28 日判決」
松本恒雄・潮見佳男編『判例プラクティス・民法Ⅲ親族・相続』
(2010 年)17 頁
●水野紀子「親権法」中田裕康編『家族法改正―婚姻・親子関係を
中心に』
(有斐閣、2010 年)pp.119-149
●水野紀子「医療における意思決定と家族の役割―精神障害者の
保護者制度を契機に、民法から考える―」法学(東北大学)74 巻
6 号(2011)204-236 頁
●水野紀子「改正臓器移植法の問題点と今後の展開」医学のあゆ
み 237 巻 5 号(2011 年)353-361 頁
範囲 最高裁昭和 44 年 12 月 18 日判決評釈」不動産取引判例
●水野紀子「改正臓器移植法を考える」日本移植・再生医療看護学
●水野紀子「家族法の弱者保護機能について」鈴木禄弥先生追悼・
●水野紀子「『相続させる』旨の遺言の功罪」久貴忠彦編集代表
百選〈第 3 版〉
(2008 年)26-27 頁
太田知行・荒川重勝・生熊長幸編『民事法学への挑戦と新たな構
築』
(創文社、2009 年)651-684 頁
会誌 6 巻 2 号(2011 年)15-28 頁
『遺言と遺留分・第 1 巻遺言〔第 2 版〕』
(日本評論社、2011 年)
199-228 頁
●水野紀子「生殖補助医療を契機に日本実親子法をふりかえる」
●水野紀子「家族法の本来的機能の実現―男女共同参画社会へ向
●水野紀子「家庭破壊による慰謝料請求事件」北野俊光・梶村太
●水野紀子「改正臓器移植法の議論の背景と立法的問題点」肝胆
法曹時報 61 巻 5 号(2009 年)1-30 頁
市編『家事・人訴事件の理論と実務』
(民事法研究会、2009 年)
147-152 頁
●水野紀子「民法の共有を目指して 能見善久=加藤新太郎編『論
点体系・判例民法9親族・10相続』」判例タイムズ1295号(2009
年)91-92 頁
● 水 野 紀 子「 特 集・家 族 法 改 正 親 権 法 」ジ ュ リ ス ト 1384 号
(2009 年)58-74 頁
●町野朔・水野紀子・辰井聡子・米村滋人編著『生殖医療と法』
(信
けて」ジュリスト 1424 号(2011 年)46-53 頁
膵 63 巻 1 号(2011 年)9-20 頁
●水野紀子「生涯婚姻したことのない被相続人の実子から養子に
対して遺留分減殺請求をした事案において、民法一〇四四条、
九〇〇条四号ただし書前段の準用を違憲とした事例 東京高裁
平成 22 年 3 月 10 日判決」評釈私法判例リマークス 43 号
(2011
年)74-77 頁
●水野紀子「遺体の法的地位」加藤一郎先生追悼・森島昭夫・塩野
宏編『変動する日本社会と法』
(有斐閣、2011 年)689-721 頁
山社、2010 年)
●水野紀子「学問的世界と基礎教育の融合―窪田充見著『家族法
1392 号(2010 年)162-167 頁
●水野紀子「多様化する家族と法」都市問題 102 号(2011 年)
ナー 662 号(2010 年)4-5 頁
●水野紀子「民法から信託を考える―日本における民法の意義」
会保障研究 45 巻 4 号(2010 年)361-372 頁
●大村敦志・河上正二・窪田充見・水野紀子編著『比較家族法研究
Japanese Civil Code: Regarding Medical Technology for
●水野紀子「児童虐待、配偶者間暴力、離婚」町野朔・岩瀬徹編『児
●水野紀子「民法の観点からみた成年年齢引下げ」ジュリスト
●水野紀子「非嫡出子の相続分をめぐる憲法論の対立」法学セミ
●水野紀子「児童虐待への法的対応と親権制限のあり方」季刊社
●Mizuno, Noriko, “Parent-Child Relationship in the
Reproductive Treatment,”in GEMC journal, no.2, pp.
16-35, 2010.
●Mizuno, Noriko, “A Comparative Perspective on
Japanese Family Law,”in Journal of Intimate and Public
Spheres, Pilot Issue, pp.101-107, March, 2010.
●水野紀子「児童虐待、配偶者間暴力、離婚」町野朔編『児童虐待
の予防と対応・科学研究費補助金・基盤研究(B)
「児童虐待の予
防と対応」報告書』
(2010 年)184-192 頁
―民法を学ぶ』」法学セミナー 683 号(2011 年)132 頁
62-69 頁
信託法研究 36 号(2011 年)107-117 頁
―離婚・親子・親権を中心に』
(商事法務、2012 年)
童虐待の防止―児童と家庭,児童裁判所と家庭裁判所』
(有斐閣、
2012 年)118-133 頁
●水野紀子「親子関係法」大村敦志・河上正二・窪田充見・水野紀
子編著『比較家族法研究 ―離婚・親子・親権を中心に』
(商事法
務、2012 年)17-29 頁
●水野紀子「生殖補助医療と民法の親子関係法」日本学術会議『叢
書 19・生殖補助医療と法』
(日本学術協力財団、2012 年)193209 頁
●Mizuno, Noriko,“Parent and Child Relationship in the
●水野紀子「日本の戸籍制度の沿革と家族法のあり方」アジア家
for Reproductive Treatment,”in Japanese Year Book of
●水野紀子「書評・打越さく良『Q&A DV 事件の実務』日本評論
●水野紀子「第Ⅴ章 親子関係を巡る裁判例・解題」町野朔・水野
●水野紀子「性同一性障害者の婚姻による嫡出推定について」松
Japanese Civil Code: Regarding Medical Technology
International Law, no.52, pp.387-412, 2010.
紀子・辰井聡子・米村滋人編著『生殖医療と法』
(信山社、2010
年)231-234 頁
●水野紀子「代理出産による子と卵子および精子の提供者との特
別養子の成立 神戸家裁姫路支部平成20年12月26日審判評釈」
族法学会編『戸籍と身分登録制度』
(日本加除出版、2012 年)
社」自由と正義 vol.63, no.11(2012 年)75 頁
浦好治・松川正毅・千葉恵美子編『加賀山茂先生還暦記念論文集』
(信山社、2013 年)
●水野紀子編『社会法制・家族法制における国家の介入』
(GCOE
研究成果シリーズ)
(有斐閣、2013 年)
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(*印は元メンバー)
●水野紀子「公権力による家族への介入」水野紀子編『社会法制・
際法外交雑誌 第 111 巻 3 号(2012 年)
斐閣、2013 年)
●植木俊哉「自然災害と国際法の理論」世界法年報 第 32 号
(2013
受精着床学会(京王プラザホテル東京、2011 年 9 月 10 日)
◆植木俊哉「大規模災害と国際法」第 161 回国際立法研究会(法
家族法三国会議(早稲田大学、2011 年 11 月 27 日)
◆Ueki, Toshiya,“The Earthquake, Tsunami and Nuclear
◆水野紀子「法律家からみた非配偶者間の生殖医療」第 29 回日本
◆水野紀子「日本の戸籍制度の沿革と家族法のあり方」新・アジア
◆水野紀子「日本家族法―フランス法の視点から」比較法研究所
連続講演会(早稲田大学、2012 年 1 月 21 日)
◆水野紀子「生殖補助医療と実親子関係法」最先端・次世代開発支
援プログラム「グローバル化による生殖補助医療技術の市場化
と生殖ツーリズム:倫理的・法的・社会的問題」
(石川四高記念
文化交流会館、2012 年 5 月 19 日)
稲葉 馨
●稲葉馨「東日本大震災と政府対応」ジュリスト 1427 号(2011
年)21-26 頁
●稲葉馨「公務員制度改革関連法案と人事行政組織の再編」自治
総研 38 巻 1 号(2012 年)1-26 頁
●稲葉馨「
『復興論』について考える」稲葉馨・高田敏文編著『今を
生きる・第 4 巻 法と経済』
(東北大学出版会、2013 年)
植木 俊哉
●植木俊哉「国際法学における『国内モデル試行』
『裁判中心的』
批判と国際組織―国際法学における『国際組織』分析の方法論
をめぐって―」中川淳司・寺谷広司編『国際法学の地平:歴史、
理論、実証(大沼保昭先生記念文集)
』
(東信堂、2008 年)107122 頁
年)1-20 頁
政大学、2011 年 11 月 4 日)
Accident and the Law of the Sea,”presented at The 5th
Sino-Japanese Workshop on the Law of the Sea, Dalian,
China, November 19, 2011.
◆Ueki, Toshiya,“Natural Disasters and the Theory of
International Law,”presented at the 4th Conference of
Four Societies of International Law: American Society of
International Law, Australian & New Zealand Society of
International Law. Canadian Council of International Law
and Japanese Society of International Law, Berkeley,
September 28, 2012.
樺島 博志
◆Kabashima, Hiroshi,“Conception of Rule of Law from
an Idealist Point of View,”presented at International
Conference“Rule of Law and Development,”Chinese
Academy of Social Sciences, Beijing, December 15-16,
2012.
久保野 恵美子
●久保野恵美子「親子の養育関係」ジュリスト 1384 号(2009 年)
87-97 頁
●植木俊哉「憲法と条約」ジュリスト 1378 号(2009 年)81-91
●久保野恵美子「親子の養育関係」中田裕康編『家族法改正』
(有
●植木俊哉「国連国際法委員会による『国際組織の責任』に関する
●久保野恵美子「シンポジウム『成年後見の現状と課題―能力の
頁
条文草案の批判的考察」法学(東北大学)第 73 巻 6 号(2010 年)
70-102 頁
斐閣、2010 年)173-192 頁
定義と判定について』民法学の立場から」法と精神医療 26 号
(2011 年)94-104 頁
●植木俊哉「第 7 章 国際組織法」小寺彰・岩沢雄司・森田章夫編
●久保野恵美子「成年後見における『居所指定』」実践成年後見 39
●植木俊哉「国際法協会第 74 回(2010 年)ハーグ(オランダ)大
●久保野恵美子「精神保健福祉法と民法 714 条(責任無能力者の
『講義国際法(第 2 版)』
(有斐閣、2010 年)181-206 頁
会報告 18.『国際組織の責任』に関するスタディ・グループ」国
号(2011 年)88-96 頁
監督義務、責任)」精神医学 54 巻第 2 号(2012 年)137-143 頁
際法外交雑誌 第 109 巻 3 号(2010 年)p.175
●久保野恵美子「国際的な後見」論究ジュリスト 2 号(2012 年)
2 版)』
(有斐閣、2011 年)
●久保野恵美子「親権(1)―『総則』
『親権の喪失』を中心に」大村
●中谷和弘・植木俊哉・河野真理子・森田章夫・山本良『国際法(第
●植木俊哉「国際組織の権限―武力紛争時の核兵器使用の合法性
事件(WHO 諮問)
」別冊ジュリスト・国際法判例百選(第 2 版)
(有斐閣、2011 年)pp.84-85
●Ueki, Toshiya,“Japan’s Diplomatic Reactions towards
the Kosovo’s Declaration of Independence,”in Japanese
Annual of International Law, vol.53, 2011.
●植木俊哉「国際法の主体と関与者」大沼保昭編『21 世紀の国際
法―多極化する世界の力と法』
(日本評論社、2011 年)97-111
頁
●植木俊哉「東日本大震災と福島原発事故をめぐる国際法上の問
題点」ジュリスト 1427 号(2011 年)107-117 頁
●植木俊哉編『グローバル化時代の国際法』
(GCOE 研究成果シ
リーズ)
(信山社、2012 年)
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
家族法制における国家の介入』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(有
Ⅳ
大会報告 19『国際組織の責任』に関するスタディ・グループ」国
142-149 頁
敦志・河上正二・窪田充見・水野紀子編著『比較家族法研究―離
婚・親子・親権を中心に』
(商事法務、2012 年)235-272 頁
●久保野恵美子「親権に関する外国法資料(1)―フランス法、イ
ギリス法」大村敦志・河上正二・窪田充見・水野紀子編著『比較
家族法研究―離婚・親子・親権を中心に』
(商事法務、2012 年)
385-422 頁
●久保野恵美子「日本の親権制度と児童の保護」町野朔・岩瀬徹編
『児童虐待の防止―児童と家庭,児童裁判所と家庭裁判所』
(有
斐閣、2012 年)102-117 頁
●久保野恵美子「精神障害者と家族」水野紀子編『社会法制・家族
法制における国家の介入』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(有斐閣、
2013 年)
●植木俊哉「国際法協会第 75 回(2012 年)ソフィア(ブルガリア)
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芹澤 英明
●芹澤英明・浅香吉幹・田中利彦・小杉丈夫・松本哲治「合衆国裁
判所 2008-2009 年開廷期重要判例概観(座談会)」アメリカ法
2009-no.2(2010 年)223-277 頁
●芹澤英明「アーキテクチャ時代のアメリカ情報法の課題」アメ
リカ法 2010-no.1(2010 年)35-52 頁
戸澤 英典
●戸澤英典「EU のジェンダーにかかる域内政策と域外政策につ
いて―『規制帝国』の観点から―」法学(東北大学)第 73 巻 6 号
る訴え」判例セレクトⅡ(2012 年)31 頁
●内海博俊「手形に関する銀行の商事留置権と債務者の民事再生
手続」ジュリスト 1445 号(2012 年)109-112 頁
桑村 裕美子
●桑村裕美子「労働条件決定における国家と労使の役割(二)」法
学協会雑誌 125 巻 6 号(2008 年)1250-1301 頁
●桑村裕美子「労働条件決定における国家と労使の役割(三)」法
学協会雑誌 125 巻 7 号(2008 年)1597-1660 頁
●桑村裕美子「労働条件決定における国家と労使の役割(四)」法
学協会雑誌 125 巻 8 号(2008 年)1683-1752 頁
(2010 年)164-187 頁
●桑村裕美子「労働条件決定における国家と労使の役割(五)」法
平田 武
●桑村裕美子「労働条件決定における国家と労使の役割(六・完)
」
● 平 田 武「 政 治 発 展 と 政 治 体 制 」東 欧 史 研 究 32 号(2010 年 )
48-61 頁
●平田武「
『歴史の遺産』とその影響―旧東欧諸国における政治発
学協会雑誌 125 巻 9 号(2008 年)1991-2060 頁
法学協会雑誌 125 巻 10 号(2008 年)2216-2277 頁
●桑村裕美子「労働者保護法の現代的展開―労使合意に基づく法
規制柔軟化をめぐる比較法的考察」日本労働法学会誌 114 号
(2009 年)95-109 頁
展と制度選択・デモクラシー―」仙石学・林忠行編『ポスト社会
●山川隆一・森戸英幸編著(桑村裕美子ほか)
『判例サムアップ労
会、2011 年)19-48 頁
●Kuwamura, Yumiko, “Kollektive Gestaltung der
主義期の政治と経済─旧ソ連・中東欧の比較』
(北海道大学出版
●宇山智彦・大串敦・杉浦史和・平田武・渡邊日日「〈パネルディ
スカッション〉ソ連崩壊 20 年とその後の世界」ロシア・東欧研
究 第 40 号(2012 年)1-33 頁
●Köver, György 著、平田武訳『身分社会と市民社会―19 世紀
ハンガリー社会史』
(GCOE 著者シリーズ)
(刀水書房、2013年)
◆平田武「ハンガリー史における二つの象徴体系─『国民の祝日』
を手がかりに─」科学研究費補助金研究会「ヨーロッパ境界地
域の歴史的経験とパトリア意識/市民権」
(東京外国語大学本
郷サテライト、2011 年 7 月 9 日)
◆平田武「民主化・市民社会・中欧論から 20 年─東中欧比較政治
働法』
(弘文堂、2011 年)
Arbeitsbedingungen und Minderheitenschutz in Japan,”
in Recht der internationalen Wirtschaft, Jahr 2012, H.
12, S. 839-843, 2012.
●K u w a m u r a , Y u m i k o , “ D i e F l e x i b i l i s i e r u n g d e s
Arbeitsrechts und die Vertretung der Arbeitnehmer in
Japan,”Recht der Arbeit, 85(3), S.155-159, 2012.
●桑村裕美子「協約自治制度と国家介入のあり方―ドイツにおけ
る協約能力、協約単一原則、賃金下限規制をめぐる議論から」水
野紀子編著『社会法制・家族法制における国家の介入』
(GCOE
研究成果シリーズ)
(有斐閣、2013 年)
研究の認識枠組み─」ロシア・東欧学会 2011 年度(第 40 回)研
◆K u w a m u r a , Y u m i k o , “ D i e F l e x i b i l i s i e r u n g d e s
ン:パネル・ディスカッション(東京国際大学、2011 年 10 月
Japan,”presented at Ruhr-Universität Bochum sowie
究大会・共通論題「ソ連崩壊 20 年とその後の世界」第 2 セッショ
22 日)
牧原 出
●牧原出『行政改革と調整のシステム』
(東京大学出版会、2009
年)
Arbeitsrechts und die Vertretung der Arbeitnehmer in
der deutsch-japanischen Gesellschaft für Arbeitsrecht,
January 19, 2012.
◆K u w a m u r a , Y u m i k o , “ D i e F l e x i b i l i s i e r u n g d e s
Arbeitsrechts und die Vertretung der Arbeitnehmer
in Japan,”presented at Goethe-Universität Frankfurt,
March 6, 2012.
◆K u w a m u r a , Y u m i k o , “ G e s t a l t u n g k o l l e k t i v e r
阿南 友亮
◆Anami, Yusuke, “Perceptions and Misperceptions
Regarding the Chinese Military: One Aspect of the
‘Fragile Superpower’,”presented at GCOE Monthly
Seminar, Tohoku University, January 25, 2012.
内海 博俊
●内海博俊「開札期日において入札を無効と判断されたため最高
価買受申出人とされなかった入札人からの売却許可決定に対す
る執行抗告の可否と当該入札の効力」判例評論629号(2011年)
20-28 頁
●内海博俊「定額郵便貯金債権が遺産に属することの確認を求め
Arbeitsbedingungen und Minderheitenschutz in Japan,”
presented at Goethe-Universität Frankfurt, July 2, 2012.
◆桑村裕美子「協約自治制度と国家介入のあり方―ドイツ集団的
労働法の新展開を契機として」東北法学会(東北大学、2012 年
11 月 3 日)
滝澤 紗矢子
●滝澤紗矢子「専売制における公正競争阻害性」経済法判例・審決
百選(別冊ジュリスト)199 号(2010 年)142-143 頁
●滝澤紗矢子「〈判例紹介〉Bertelsmann v. IMPALA.」白石忠志・
中野雄介編『判例米国・EU 競争法』商事法務(2011 年)252262 頁
●滝澤紗矢子「審決・判決評釈]旧日本道路公団発注高速道路情報
85
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(*印は元メンバー)
表示設備工事談合損害賠償請求事件」公正取引729号(2011年)
●米村滋人「医療に関する基本権規範と私法規範」法学セミナー
成 22 年度重要判例解説 ジュリスト 1420 号(2011 年)290-
●米村滋人「研究室ノート・非法律家の実務的判断と『法』
」Law
292 頁
●滝澤紗矢子「国際事件における日本独禁法の適用・執行」植木俊
哉編『グローバル化時代の国際法』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(信山社、2012 年)81-95 頁
●滝澤紗矢子「アメリカ競争規制に対する O・W・ホームズ・
Jr. の理論的寄与」水野紀子編『社会方制・家族法制における国
家の介入』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(有斐閣、2013 年)
嵩 さやか
●嵩さやか「フランスの高齢者所得保障制度と日本への示唆」
年金と経済(年金シニアプラン総合研究機構)29 巻 3 号(通号
115 号)
(2010 年)11-17 頁
●嵩さやか「所得比例年金の課題」日本社会保障法学会編『新・講
座 社会保障法 1 これからの医療と年金』
(法律文化社、2012
年 7 月)215-235 頁
●嵩さやか「社会保障と私的扶養」水野紀子編『社会法制・家族法
646 号(2008 年)28-32 頁
& Technology(民事法研究会)第 42 号(2009 年)160 頁
●米村滋人「生体試料の研究目的利用における私法上の諸問題」
町野朔・辰井聡子編『ヒト由来資料の研究利用』
(上智大学出版、
2009 年)80-109 頁
●町野朔・水野紀子・辰井聡子・米村滋人編『生殖医療と法』
(信
山社、2010 年)
●米村滋人「『相当程度の可能性』法理の理論と展開」法学(東北大
学)74 巻 6 号(2011 年)237-264 頁
●米村滋人「ヒトゲノム指針・臨床研究倫理指針・疫学研究倫理
指針―基本概念から見た倫理指針の問題点」青木清=町野朔編
『医科学研究の自由と規制』
(上智大学出版、2011 年)75-91 頁
●米村滋人「医科学研究におけるインフォームド・コンセントの
意義と役割」青木清=町野朔編『医科学研究の自由と規制』
(上
智大学出版、2011 年)250-276 頁
●Yonemura, Shigeto,“The Rules on Catastrophic Harms
in Japan―Liability and Insurance,”in ICCLP Publications,
no.11, pp.50-64, 2011.
制における国家の介入』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(有斐閣、
●米村滋人「ロー・クラス 医事法講義」1-9、法学セミナー 687-
◆嵩さやか「年金とジェンダー―遺族年金の男女格差を考える」
●米村滋人「判例紹介 建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵
2013 年)
ジェンダー法学会・プレ企画(東北大学、2011 年 12 月 3 日)
森田 果
●森田果「ソーシャル・レンディング」GEMC journal(東北大
695 号(2012 年)
[ 最高裁第一小法廷平成 23.7.21 判決 ] 」民商法雑誌 146 巻 1
号(2012 年)115-120 頁
●米村滋人「公的社会保障給付と私法契約」水野紀子編『社会法制・
家族法制における国家の介入』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(有
斐閣、2013 年)
学 GCOE)no. 3(2010 年)50-71 頁
●米村滋人「『利他的医療』の法原理と国家法」GEMC journal(東
Empirical Analysis of a Marriage Market in Japan,”in
◆米村滋人「人格権の譲渡性・相続性―ドイツ人格権理論の展開
●Morita, Hatsuru,“A Hedonic Approach to Radiation
◆米村滋人「人格権の譲渡性―著作者人格権・パブリシティ権・
●Morita, Hatsuru, “Can You Live on a Prayer?: An
GEMC journal, no.4, pp.86-97, 2011.
Contamination Damages,” in GEMC journal, no.6,
pp.26-37, 2012.
◆Morita, Hatsuru, “Rescuing Victims and Rescuing
TEPCO,”presented at Hagi Seminar, Tohoku University,
October 14, 2011.
◆Morita, Hatsuru, “Rescuing the Fukushima Victims
北大学 GCOE)no.10(2013 年)28-34 頁
を契機として」東北法学会(東北大学、2011 年 10 月 22 日)
ヒト試料提供の法律構成」東北大学 GCOE 研究会・民法研究会
(東北大学、2011 年 11 月 17 日)
◆米村滋人「医学研究における情報の法律関係―ドイツ遺伝子
診断法の規律を手がかりに」医科学政策研究会(明治学院大学、
2012 年 2 月 18 日)
and Rescuing TEPCO: A Legal and Political Analysis,”
presented at the conference Socio-Legal Norms in
Preventing and Managing Disasters in Japan: Asia-Pacific
and Interdisciplinary Perspectives, Sydney Law School,
March 1-2, 2012.
◆森田果「ヘドニック・アプローチの活用―放射線の地価への影
響を分析する―」福島県不動産鑑定士協会(郡山、2012 年 6 月
1 日)
◆Morita, Hatsuru, “Rescuing Victims and Rescuing
TEPCO: A Legal and Political Analysis of the TEPCO
Bailout,”presented at the Third East Asian Law and
Society Conference, Shanghai, March 22-23, 2013.
米村 滋人
●米村滋人「続クロストーク医療裁判 8 MRSA 感染症に関する
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
90-95 頁
●滝澤紗矢子「
(評釈)自動読取区分機類談合事件課徴金審決」平
Ⅳ
医療機関の法的責任」病院 67 巻 8 号(2008 年)718-723 頁
生田 久美子*
●Martin, Jane Roland 著、
生田久美子監訳、
大岡一亘・奥井現理・
尾崎博美訳『カルチュラル・ミスエデュケーション』
(東北大学
出版会、2008 年)
●生田久美子「教育を文化的視座から捉えなおすことの意味―
『文化』と『思考』に着目して―」教育哲学研究第 99 号(2009 年)
1-8 頁
●生田久美子「『ケアリング』としての『学び』」佐伯胖監修、渡部
信一編『「学び」の認知科学事典』
(大修館書店、2010 年)81-94
頁
●生田久美子「わざの習得」、海保博之・松原望(監修)、竹村和
久・北村英哉・住吉チカ編『感情と思考の科学事典』
(朝倉書店、
2010 年)264-265 頁
●生田久美子編著 坂本辰朗・水原克敏・尾崎博美・八木美保子・
畠山大・ジェーン・ローランド・マーティン・スーザン・レアー
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ド著『男女共学・別学を問いなおす―新しい議論のステージへ
Aging,”presented at the Workshop at the National
●生田久美子・北村勝朗編『わざ言語―感覚の共有を通しての「学
◆Yoshida, Hiroshi, “Population Aging and Economic
●生田久美子「『依存』対『自立』の二項図式を超えて―『甘え』理
Conference in Business and Information, Shih Chien
―』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東洋館出版社、2011 年)
び」へ』
(慶應義塾大学出版会、2011 年)
論が示唆すること」コロキウム「
『甘え』の比較人間形成論―土
Cheng Kung University, Taiwan, November 17, 2010.
Growth,” presented at The 2011 International
University, Taiwan, May 31, 2011.
居理論と教育現実のあいだ」近代教育フォーラム第20号(2011
◆Yoshida, Hiroshi,“A Comparative Study on the Fertility
◆Ikuta, Kumiko,“What is the Significance of Single-Sex
Asian Countries,”presented at Workshop at the EIJS,
年)204-206 頁
Education?: From a Philosophical and Historical Point
of View (Cotillion 1),”presented at the Society for
Educating Women 3rd Conference, University of New
Mexico, September 27-30, 2010.
◆Ikuta, Kumiko,“Toward the New Form of Knowledge-
Some Implications from Experiences in the Japanese
Performing Arts,”presented at the Educational Issues in
Japan and Italy: From the viewpoint of Art and Culture,
University of Turin, January 7, 2011.
吉田 浩
●吉田浩「金融危機が大学進学に及ぼした影響」大学財務研究
vol.6(2009 年)91-109 頁
●吉田浩「日本における男女平等度指標の開発―ノルウェー統計
Difference between Scandinavian Countries and East
Stockholm School of Economics, August 6, 2011.
◆Yoshida, Hiroshi,“Japanese Aging and its Effect on
Economy,”presented at Japan Taiwan Joint Seminar
on Population Aging and Economic Growth, Tohoku
University, December 16, 2011.
◆Yoshida, Hiroshi,“Aging and its Effect on Japanese
Economy,”presented at the Workshop of Taiwan-Japan
Joint Seminar, Tohoku University, December 16, 2011.
◆吉田浩「政策決定のための世代会計の情報提供の在り方につ
いて」第 2 回 明治大学経済学コンファレンス報告(明治大学、
2012 年 3 月 17 日)
◆Yoshida, Hiroshi,“Population Aging and its Effect on
a Japanese Economy,”presented at the Workshop of
Taiwan-Japan Joint Seminar at the National Cheng Kung
University, Taiwan, March 20, 2012.
局の男女平等度指標を参考に―」GEMC journal(東北大学
◆Yoshida, Hiroshi,“ 人 口 老 齡 化 和 長 期 護 理 保 險 研 究 Aging
●吉田浩「玩具福祉プログラムの効果について」玩具福祉の理論
Workshop at the National Cheng Kung University,
GCOE)no.3(2010 年)82-92 頁
と実践(玩具福祉協会 10 周年記念誌)
(2010 年)15-23 頁
●吉田浩「社会保障の選択のために国民に示すべき情報―世代会
計の視点から―」生活経済学研究 第 32 巻(2010 年)123-129
頁
●吉田浩「検査報告などに関する財務上の是正改善効果(21 年
度試算)に対するコメント」会計検査研究 第 43 号(2010 年)
and Long Term Nursing Care,” presented at tne
Taiwan, March 22, 2012.
田中 重人
●田中重人「親と死別したとき:子ども役割の喪失」現代日本人の
家族(有斐閣、2009 年)93-102 頁
125-131 頁
●田中重人「NFRJ08 標本抽出と調査実施」家族社会学研究 21 巻
ついての実証分析」
『サービス・イノベーションの新展開』
(東
●田中重人「女性の経済的不利益と家族:分配的正義におけるミ
●吉田浩・徐学柳「通信販売における顧客満足度と再購買行動に
北大学大学院経済学研究科サービス・イノベーション人材推進
プログラムテキスト)
(2010 年)21-40 頁
●吉田浩「日本はスウェーデンに社会福祉を二度学べ」学際 第 23
号(2011 年)25-34 頁
●吉田浩「少子・高齢化と遺産・相続の意義と役割」個人金融 夏
号(2011 年)8-18 頁
●吉田浩「都道府県別の高齢者福祉指数に関する研究」GEMC
Journal(東北大学 GCOE)no.7(2012 年)62-73 頁
●吉田浩「日本の高齢化の進展と介護・福祉の展望―新人口推計
と社会保障費用増大に対応した玩具福祉の役割―」玩具福祉研
究 第 10 号(2012 年)25-32 頁
●吉田浩「台湾における高齢化と公的医療支出の実証分析」研究
年報経済学(2012 年)
●吉田浩編著『男女共同参画による日本社会の経済・経営・地域
活性化戦略』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(河北新報出版セン
ター、2013 年)
●吉田浩「現代日本の社会・経済戦略としての男女共同参画―社
(2009 年)208-213 頁
クロ・マクロ問題」辻村みよ子・大沢真理編『ジェンダー平等と
多文化共生―複合差別を超えて』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東北大学出版会、2010 年)99-118 頁
●Tanaka Sigeto,“The Family and Women's Economic
Disadvantage: a Micro-macro Problem for Distributive
Justice,”in Tsujimura, Miyoko and Mari Osawa (eds.),
Gender Equality in Multicultural Societies: Gender,
Diversity, and Conviviality in the Age of Globalization
( G C O E P r o j e c t R e s e a r c h B o o k S e r i e s ), T o h o k u
University Press, pp.215-234, 2010.
● 田 中 重 人・永 井 暁 子 編『 第 3 回 家 族 に つ い て の 全 国 調 査
(NFRJ08)第 2 次報告書 1:家族と仕事』
(日本社会学会全国家
族調査委員会、2011 年)
●Tanaka, Sigeto,“The Economic Situation of Those Who
Have Experienced Divorce,”田中重人・永井暁子編『第 3 回
家族についての全国調査(NFRJ08)第 2 次報告書 1:家族と仕
事』
(日本社会学会全国家族調査委員会、2011 年)143-163 頁
会制度に対する経済・経営・統計学的アプローチ―」GEMC
●T a n a k a , S i g e t o ( e d . ) , Q u a n t i t a t i v e P i c t u r e o f
◆Yoshida, Hiroshi,“An Economic Analysis of Japanese
Modernity in the 21st Century(GCOE Project Research
journal(東北大学 GCOE)no.10(2013 年)36-54 頁
Contemporary Japanese Families: Tradition and
87
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(*印は元メンバー)
Book Series), Tohoku University Press, 2013.
Economic Situation of Those Who Have Undergone
Divorce,”presented at Kyoto Seminar by International
Sociological Association, Research Committee 06,
Kyoto, September 12, 2011.
坪野 吉孝
*
●Ito, Shinichiro, Takachi Ribeka, Manami Inoue, Norie
kurahashi, Motoki Iwasaki, Shizuka Sasazuki, Hiroyasu
Iso, Yoshitaka Tsubono, Shoichiro Tsugane; JPHC Study
Group, “Education in Relation to Incidence of and
Mortality from Cancer and Cardiovascular Disease in
Japan,”in European Journal of Public Health, 18 (5)
pp.466-472, 2008.
●Kuwahara A, Yoshitaka Tsubono, et al.,“Socioeconomic
2010 年)3-11 頁
●大沢真理「生活保障システムの再構築と生活の協同」
,現代生協
論編集委員会編『現代生協論の探求 新たなステップをめざし
て』
(コープ出版、2010 年)19-43 頁
●Osawa, Mari,“Introduction: Income Inequality, Social
Exclusion and Redistribution,”in Social Science Japan
Journal, vol.13, no.1, pp.1-3, 2010.
●Osawa, Mari,“Reconstructing the Livelihood Security
System through Co-operation,”in The Consumer Co-
operative Institute of Japan (ed.), Toward Contemporary
Co-operative Studies: Perspectives from Japan’s
Consumer Co-ops, Tokyo: Consumer Co-operative
Institute of Japan, pp.184-206, 2010.
●Osawa, Mari, Social Security in Contemporary Japan,
A Comparative Analysis, London and New York:
Routledge/University of Tokyo Series, 2011.
Status and Gastric Cancer Survival in Japan,”in Gastric
●大沢真理編著『社会的経済が拓く未来―危機の時代に「包摂す
●Takachi R, Yoshitaka Tsubono, et al., “Fruits and
●大沢真理編著『ジェンダー社会科学の可能性 第 2 巻 承認と
Men: The Japan Public Health Center-Based Prospective
●大沢真理『ジェンダー社会科学の可能性 第 4 巻 公正なグ
Cancer, Vol.13, no.4, pp.222-230, 2010.
Vegetables in Relation to Prostate Cancer in Japanese
Study,”in Nutr Cancer, vol.62, no.1, pp.30-39, 2010.
矢野 恵美
*
●小竹聡・梅澤彩・矢野恵美「学会回顧ジェンダー」法律時報
1016 号(2009 年)330-337 頁
る社会」を求めて―』
(ミネルヴァ書房、2011 年)
包摂へ―労働と生活の保障―』
(岩波書店、2011 年)
ローバル・コミュニティを―地球的視野の政治経済―』
(岩波書
店、2011 年)
●大沢真理・堂本暁子・山地久美子共編著『「災害・復興と男女共
同参画」6.11 シンポジウム~災害・復興に男女共同参画の視点
を~』GCOE 東京大学社会科学研究所連携拠点研究成果シリー
ズ No.4(2011 年)
●矢野恵美「ハラスメントと差別に関する規定の可能性」犯罪学
●Esping-Andersen, Gøsta 著、大沢真理監訳『平等と効率の福
◆矢野恵美「矯正施設における処遇とジェンダー」ジェンダー法
●大沢真理「危機や災害に脆い社会を再構築するために―「男性
雑誌 75 巻 6 号(2009 年)173-178 頁
学会(東北大学、2011 年 12 月 4 日)
大沢 真理
●上野千鶴子・大熊由紀子・大沢真理・神野直彦・副田義也『ケ
ア その思想と実践 6 ケアを実践するしかけ』
(岩波書店、
2008 年)
祉革命―新しい女性の役割―』
(岩波書店、2011 年)
稼ぎ主」型からの脱却を―」女性と労働 21 no.78(2011 年)
29-41 頁
●大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川満寿美・李善姫・
中根一貴・中村文子・西山千絵編『集中討議・ジェンダー社会科
学の可能性』GCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化
共生」社会科学研究所連携拠点研究シリーズ No. 5(ISS リサー
チシリーズ No. 50)
(2012 年)
●大沢真理「生活保障システムという射程の社会政策研究」社会
●Osawa, Mari,“Gender-Equality and the Revitalization
●天野正子・伊藤公雄・伊藤るり・井上輝子・上野千鶴子・江原由
in a Background Paper for the World Bank, World
政策・創刊号(2008 年)31-43 頁
美子・大沢真理・加納実紀代『新編 日本のフェミニズム 4 権力と労働』
(岩波書店、2009 年)
●大沢真理「希望が台無し 逆機能する生活保障システム」東大
社研・玄田有史・宇野重規編『希望学[4]希望のはじまり 流動
of Japan’s Society and Economy under Globalization,”
Development Report 2012: Gender Equality and
Development, pp.2-21, 2012.
●大沢真理「グローバル化、金融経済危機と生活保障システム」
ジェンダー研究 第 15 号(2012 年)33-47 頁
化する世界で』
(東京大学出版会、2009 年)154-183 頁
●大沢真理「税・社会保障の逆機能と打開の道」生活経済政策 no.
差別を超えて』
(GCOE 研究成果シリーズ)
(東京大学出版会、
●大沢真理・中野麻美・林陽子・遠藤智子「ラウンド・テーブル記
●辻村みよ子・大沢真理編『ジェンダー平等と多文化共生―複合
2010 年)
●Tsujimura, Miyoko and Mari Osawa (eds.), Gender
184(2012 年)11-17 頁
録集『生活・雇用・いのち“実現したい私たちの一体改革”
』
」女
性と労働 21 no.81(2012 年)6-45 頁
Equality in Multicultural Societies: Gender, Diversity, and
●大沢真理「税・社会保障一体改革により、「逆機能」の解消を」公
Research Book Series), Tohoku University Press, 2010.
●Osawa, Mari,“Japan’s Postwar Model of Economic
Conviviality in the Age of Globalization (GCOE Project
●大沢真理『いまこそ考えたい 生活保障のしくみ』岩波ブック
レット no.790(2010 年)
●神野直彦・大沢真理「まえがき」
,現代生協論編集委員会編『現
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
◆Tanaka, Sigeto, “A Quantitative Analysis of the
Ⅳ
代生協論の探求 新たなステップをめざして』
(コープ出版、
衆衛生 76 巻 10 号(2012 年)810-814 頁
Development Has Rendered Japanese Society
Vulnerable to Crises and Disasters,”in GEMC journal,
no.8, pp.22-40, 2013.
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88
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10:43:00
●大沢真理「福祉レジーム論から生活保障システム論へ」GEMC
journal(東北大学 GCOE)no.9(2013)6-28 頁
◆大沢真理「戦後日本型の経済開発が災害に脆い社会をつくった」
日本弁護士連合会シンポジウム「女性こそ主役に!災害復興―
東日本大震災後の日本社会の在り方を問う―」
(弁護士会館、
2011 年 9 月 8 日)
◆Osawa, Mari,“Revenue-raising Side is More Problematic
than Spending; The Case of Japan’s Societal Crisis,”
の新しい課題」日本労務学会 第 42 回全国大会(和歌山大学、
2012 年 7 月 13 日 -15 日)
不破 麻紀子
●不破麻紀子「第 4 章:同棲経験者の結婚意欲」佐藤博樹・永井暁
子・三輪哲編『結婚の壁―非婚・晩婚の構造』
(勁草書房、2010
年)77-96 頁
presented at the Conference on “Two Political
●不破麻紀子・筒井淳也「家事分担に対する不公平感の国際比較
Perspectives on the Fiscal Dilemmas Facing Japan and
●Fuwa, Makiko,“Child-related Employment Intermittence
Economies in Crisis: Historical and Comparative
the United States?” Keio University, December 10-11,
2011.
分析」家族社会学研究 22 巻 1 号(2010 年)52-63 頁
and Housework: USA, Sweden, and Japan,”in Social
Science Japan Newsletter 44, pp.14-18, 2011.
◆Osawa, Mari,“Revenue-raising Side is More Problematic
●Esping-Anderesen, Gøsta 著、不破麻紀子訳「女性の役割の
presented at the plenary session on “Sustainable
等と効率の福祉革命―新しい女性の役割―』
(岩波書店、2011
than Spending; The Case of Japan’s Societal Crisis,”
Welfare States: Experiences in OECD World,” at the
革命と家族」Esping-Anderesen, Gøsta 著、大沢真理監訳『平
年)21-56 頁
Korean Association of Social Policy Conference on
●不破麻紀子「就業環境の地域差と高学歴女性の就業」社会科学
◆Osawa, Mari, “Contextualizing the Socio-Economic
●Nemoto, Kumiko, Makiko Fuwa and Kuniko Ishiguro,
Lisbon Strategy,” presented at the SSK Networking
Ambivalence Toward Matrimony in Japan,”Journal of
‘Towards Sustainable Welfare States, June 1, 2012.
Strategy of the DPJ: Koizumi’s Policy and the EU’s
Project: International Symposium on Social Risks and
研究 64 巻 1 号(2012 年)114-133 頁
“Never-Married Employed Men’s Gender Beliefs and
Family Issues, 34(1), 2013.
Multi-dimensional Polarization in Welfare States, June 2,
●Fuwa, Makiko,“Work-Family Conflict and Attitudes
◆Osawa, Mari,“Postwar Japanese Model of Economic
●不破麻紀子「既婚男性の就業環境・働き方:家事分担を規定す
2012.
Development Has Rendered the Society Vulnerable to
Crises and Disasters,”presented at the Workshop on
Post-311 Challenges and Opportunities: Gender and
Diversity Mainstreaming in the Priorities and Planning of
Tohoku Reconstruction, June 11, 2012.
◆大沢真理「高齢社会論の最前線 問題提起」日本学術会議公開
シンポジウム「高齢社会論の最前線」
(2012 年 9 月 29 日)
佐藤 博樹
●佐藤博樹編著『ワーク・ライフ・バランス―仕事と子育ての両
toward Marriage,” in Journal of Family Issues.
るか」佐藤博樹編「格差の連鎖と若者」
『第 2 巻 若者の交際と
結婚』
(2013 年)
●Apitzsch, Birgit 著、不破麻紀子・石黒久仁子訳「ドイツ労働市
場の柔軟化:自律的な職業人生への転換か?」
(
“Flexibization
in the German Labor Market: Towards a Self-directed
Working Life?”)ドイツ日本研究所(田中・岩田・ゴツィック)
編『ライフコース選択のゆくえ』
(新曜社、2013 年)
◆Fuwa, Makiko,“Cohabitation and Marital Relationship
in Japan” presented at the Annual Meeting of the
American Sociological Association, Las Vegas, NV,
August 22, 2011.
立支援(子育て支援シリーズ第 2 巻)』
(ぎょうせい、2008 年)
◆不破麻紀子「同棲経験と家事分担」家族社会学会第21回大会
(甲
してのワーク・ライフ・バランス』
(勁草書房、2008 年)
◆Fuwa, Makiko, “Housework and Marital Conflict”
●佐藤博樹・武石恵美子『人を活かす企業が伸びる―人事戦略と
●佐藤博樹「企業経営とワーク・ライフ・バランス支援」ジュリス
ト 1383 号(2009 年)104-113 頁
●佐藤博樹・武石恵美子『職場のワーク・ライフ・バランス』
(日
本経済新聞出版社、2010 年)
●佐藤博樹・永井暁子・三輪哲編著『結婚の壁―非婚・晩婚の構造』
(勁草書房、2010 年)
●佐藤博樹・武石恵美子編著『ワーク・ライフ・バランスと働き方
改革』
(勁草書房、2011 年)
●佐藤博樹『人材活用進化論』
(日本経済新聞出版社、2012 年)
●佐藤博樹「特集『ワークライフバランス』と『男女雇用均等』」社
会科学研究 64 巻 1 号(2012 年)1-5 頁
◆Y u k i k o A s a i a n d H i r o k i S a t o , “ T h e I m p a c t o f
Government Initiatives in Promoting Work-Life Balance,”
presented at Work and Family Researchers Network,
New York, June 16, 2012.
◆佐藤博樹「正社員の限定化と非正社員の無限定化:人事管理
南大学、2011 年 9 月 10 日)
presented at Conference of Inequality of Well-being in
Asia and Beyond, National Taipei University, Taiwan,
June, 2012.
◆Fuwa, Makiko, “Cohabiting Couple’s Division of
Household Labor in Japan”presented at the Annual
Meeting of the American Sociological Association,
Denver, CO, August 18, 2012.
◆不破麻紀子「夫の働き方・就業環境と家事分担―社研パネル調
査データから」第 22 回日本家族社会学会大会(お茶の水大学、
2012 年 9 月 17 日)
水町 勇一郎
●森戸英幸・水町勇一郎共編『差別禁止法の新展開』
(日本評論社、
2008 年)331 頁
●Mizumachi, Yuichiro,“Why Are There Many Expendable
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(*印は元メンバー)
Workers in Japan? Issues and Mechanisms Underlying
Japan, vol.41, pp.7-10, 2009.
●水町勇一郎『労働法〔第 3 版〕』
(有斐閣、2010 年)
●水町勇一郎・連合総合生活開発研究所『労働法改革―参加によ
る公正・効率社会の実現』
(日本経済新聞出版社、2010 年)
●鶴光太郎・樋口美雄・水町勇一郎編著『労働時間改革―日本の
働き方をいかに変えるか』
(日本評論社、2010 年)
●水町勇一郎「『上からの命令』
『多数者による決定』から『現場・
●I s h i g u r o , K u n i k o , “ J a p a n e s e E m p l o y m e n t i n
Transformation: The Growing Number of Non-regular
Workers,”in Iles, Timothy (eds.), The ejcjs Omnibus:
Ten Years of Investigation, Analysis, and Scholarship on
Japan, Lexington Books, pp.179-213, 2012.
●石黒久仁子「女性管理職のキャリア形成―事例からの考察」
GEMC Journal(東北大学 GCOE)no.7(2012 年)104-129
頁
少数者の意見の反映・尊重』へ―『労働法改革』のための議論の
●Apitzsch, Birgit 著、不破麻紀子・石黒久仁子訳「ドイツ労働市
●Mizumachi, Yuichiro,“Jurisprudence sur le licenciement
in the German Labor Market: Towards a Self-directed
ポイント」労働法律旬報 1724 号(2010 年)54-59 頁
pour raison économique: prudence des juges ou des
acteurs?,”in Revue de droit du travail, Dalloz, no.10,
pp.607-609, 2010.
GCOE2012年度とこれまでの主な活動
the Non-Regular Worker Problem?”in Social Science
Ⅳ
2011.
場の柔軟化:自律的な職業人生への転換か?」
(“Flexibization
Working Life?”)ドイツ日本研究所(田中・岩田・ゴツィック)
編『ライフコース選択のゆくえ』
(新曜社、2013 年)
●水町勇一郎「うつ病により休職している労働者の解雇と使用者
の責任―東芝(うつ病・解雇)事件・東京地判平成 20・4・22 労
判 965 号 5 頁」季刊労働法 229 号(2010 年)124-130 頁
●水町勇一郎「労働者のうつ病自殺と業務起因性判断―国・福岡
東労基署長(粕屋農協)事件・福岡高裁平成 21 年 5 月 19 日判決」
ジュリスト 1413 号(2010 年)123-126 頁
●水町勇一郎『労働法入門』
(岩波書店、2011 年)
●荒木尚志・奥田香子・島田陽一・土田道夫・中窪裕也・水町勇一郎・
村中孝史・森戸英幸著『ケースブック労働法〔第 3 版〕』
(有斐閣、
2011 年)
●水町勇一郎「
『同一労働同一賃金』は幻想か?―正規・非正規労
働者間の格差是正のための法原則のあり方」鶴光太郎・樋口美
雄・水町勇一郎編著『非正規雇用改革―日本の働き方をいかに
変えるか』
(日本評論社、2011 年)271-297 頁
●水町勇一郎「労働組合法上の労働者性」ジュリスト 1426 号
(2011 年)10-22 頁
●水町勇一郎『労働法〔第 4 版〕』
(有斐閣、2012 年)
●水町勇一郎「労働組合法上の労働者」ロースクール研究 no.19
(民事法研究会、2012 年)114-116 頁
●水町勇一郎「労働法―人間らしく生きるための闘い」法学教室
380 号(有斐閣、2012 年)23-26 頁
●Mizumachi, Yuichiro, “Métamorphpse du droit du travail:
Le fondement théorique et le cas japonais,” in Revure
de droit compare du travail et de la sécurité sociale,
pp.25-35, 2012.
●水町勇一郎「民法 623 条」土田道夫編『債権法改正と労働法』
(商
事法務、2012 年)2-26 頁
●水町勇一郎「懲戒」別冊法学セミナー 220 号『新基本法コン
メンタール 労働基準法・労働契約法』
(日本評論社、2012 年)
389-394 頁
●高橋陽子・水町勇一郎「労働審判制度利用者調査の分析結果と
制度的課題」日本労働法学会誌 120 号(法律文化社、2012 年)
34-46 頁
石黒 久仁子*
●Ishiguro, Kuniko,“Changes in Japanese Companies'
Personnel Management Practices Relating to Female
Employees: From the Early 1980s to the Early 2000s,”
in Sierk A. Horn (ed.) Emerging Perspectives in Japanese
Human Resource Management, Peter Lang, pp.129-163,
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5
ホームページ
http://www.law.tohoku.ac.jp/gcoe/
本プログラムでは、6ヶ国語(日本語、英語、
フランス語、
韓国・朝鮮語、中国語、
ドイツ語)
によるホームページを展
開し、研究・教育全般にわたる情報を発信し、研究プロジェ
クトの進捗状況、CNDCコースの説明や学生の募集などを
適宜アップロードしてきました。世界のどこからでも本プロ
グラムの全貌を身近に感じられるよう詳細な活動の情報掲
載に配慮しました。URLは上記の通りです。
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Ⅴ
連 携
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連 携
国際連携
清華大学
清華大学は「躍進する中国」を象徴する大学で、中国随
※役職は当時のもの
シェフィールド大学
シェフィールド大学は、英国を代表する大学の一
一の大学であるにとどまらず、世界の「トップ」の大学の一
つで、英国における日本研究の中心的存在として
つに飛躍しつつあります。本GCOEはその政治学部及び
も知られています。本GCOEは、東アジア研究所と
法学院と多文化共生をテーマに国際ワークショップを共
ジェンダー及び多文化共生をテーマに共同研究を
催するなど共同研究を進めていますが、これに加えて、
行うのに加えて、2009年度から
「共同博士課程」
2009年度からは「共同博士課程」
(CNDC)を開始しまし
た。これまで清華大学からは共同博士課程に参加する16
(CNDC)を開始し、
これまで6人の博士課程の学
生を東北大学に受け入れています。
人の博士課程の学生を東北大学に受け入れました。
荻セミナーで発表する清華大学のCNDC学生
荻セミナーで発表するシェフィールド大学のCNDC学生
リュミエール・リヨン第2大学
エコル・ノルマル・シュペリュール・
リヨン校(ENS-Lyon)
リュミエール・リヨン第2大学は、
フランスを代表す
ENS-Lyonはフランスきっての名門グランゼコ
る人文・社会科学系の大学で、
フランスにおける東ア
ルの一つです。本GCOEは、ENS-Lyonとの間で、
ジア研究の中心的存在でもあります。本GCOEは、
2009年度から
「共同博士課程」
(CNDC)
を開始し
リュミエール・リヨン第2大学との間で2009年度か
ており、2009年10月から1名の博士課程の学生
ら
「共同博士課程」
(CNDC)
を開始し、
これまで5名
が参加しています。
の博士課程の学生が東北大学に派遣されています。
荻セミナーで発表するリュミエール・リヨン第2大学のCNDC学生
2008年3月ENS-LSH(現ENS-Lyon)
のオリヴィエ・ファロン学
長
(中央)
が来日し、
「共同博士課程」の協定を締結
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Ⅴ
に開校60周年を迎えた韓国・ソウルの名門私立大
学で、韓国を代表する日本学研究所が設置されて
います。
本GCOEは、
国民大学校の教員及び大学院
学生も交えて、
ソウル及び仙台で多文化共生をテー
マにした国際ワークショップを共催しました。
2009年12月大西仁教授(中央右)
と戸澤英典教授(右)
が国民大学
の李成雨総長を表敬訪問、李元徳国民大学日本学研究所長が同席
中国社会科学院
携
国民大学校は、解放後最初に創設され、2006年
オタワ大学
連
国民大学校
本GCOEは、
これまでオタワ大学とジェンダー
及び多文化共生をテーマにした国際セミナーを
2009年2月および8月に開催したほか、オタワ大
学にGCOE海外連携拠点を設立しました。2010
年度からは、
「共同博士課程」
(CNDC)も開始して
います。
2009年8月GOCE国際セミナー2009で講演を行う
オタワ大学のナタリー・デ=ロジェ教授
梨花女子大学校法科大学
ジェンダー法学研究所
中国社会科学院は中国を代表する社会科学分
韓国の女子大学で唯一法科大学を設置している梨花女子
野の研究機関・シンクタンクであり、大学院も擁し
大学校では、女性学研究所のほかに、法科大学内にもジェン
ています。同院の法学研究所と政治学研究所との
ダー法センターを設立して、韓国におけるジェンダー法学研
間で本GCOEは、
「共同博士課程」
(CNDC)
を行っ
究をリードしています。この研究所との間ではすでに協力関係
ており、
これまで5名の博士課程の学生が東北大学
を確立しており、本GCOEでも連携協力を進めています。とく
に派遣されています。
に2009年10月の萩セミナーでの講演や、同年11月の梨花
女子大学校での講演など、研究・教育上の交流を行いました。
荻セミナーで発表する中国社会科学院のCNDC学生
2009年11月梨花女子大学校に招かれて、講演を行う辻村みよ
子教授(中央)
(左は金善旭教授)
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延世(ヨンセ)大学校
ソウル大学校
延世大学校は韓国随一の名門私立大学です。本
ソウル大学校は韓国を代表する国立大学です。
GCOEは、2010年11月に同大学校政治学科で共
本GCOEは、
これまで同大学校国際大学院と研究
同セミナーを開催したのを皮切りに共同研究を展
協力を進めてきましたが、2010年度には共同博士
開しています。又、2010年度に「共同博士課程」
課程
(CNDC)
の協定も結びました。
(CNDC)の協定も締結し、2011年度から1名の学
生が指導を受けています。
2010年11月延世大学校政治外交学科研究科長李年鎬教授(左2
人目)
と大西仁教授(左3人目)
が、
「共同博士課程」の協定を締結
国立台湾大学
2011年1月ソウル大学校国際大学院院長白珍鉉教授(左)
と
芹澤英明研究科長(右)
が、
「共同博士課程」
の協定を締結
ハイデルベルク大学
国立台湾大学は台湾を代表する名門校で、日本
ハイデルベルク大学は、1386年に創設されたドイツを代表する名門校で、
統治時代の台北帝国大学を前身としています。東
キャンパスは、ネッカー川を臨む美しいハイデルベルクの旧市街を中心に広
北大学とは古くから密接な学術交流を続けてきま
がっています。東北大学は、東北帝国大学創設時に、ハイデルベルク大学を
したが、本GCOEは、2011年から、国立台湾大学
文系のモデルにしたと言われており、実際に、これまで東北大学の多くの研
法律学院との間で「共同博士課程」
( CNDC)を開
究者が、ハイデルベルク大学で研究に従事しています。本GCOEは、2012年
始しました。
に本学法学研究科がハイデルベルク大学哲学部との間で「共同博士課程」
(CNDC)に関するMOUを結んだのを機に、学術交流を開始しました。
2011年8月国立台湾大学法律学院院長・蔡明誠教授(左)
と
水野紀子研究科長(右)
が、
「共同博士課程」
の協定を締結
ハイデルベルク大学哲学部が入っている建物
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連 携
東京大学社会科学研究所との連携
Ⅴ
連
携
社会科学研究所(社研)の課題は、法学・政治
して多数の外部の研究協力者から構成されてい
学・経済学・社会学など社会科学の諸分野と、
日
ます。
本および東アジア・欧米に広がる対象地域とを組
共同研究としては、社研のスタッフが中心と
み合わせ、
歴史と国際比較の観点から、
日本と世
なって所内外の研究者を結集し、
日常的にグルー
界が解明を求めている重要問題を総合的に研究
プ共同研究を行っています。また近年では、グ
することです。東京大学は15の大学院研究科と
ローバルCOEはじめ時限的な性格をもつ研究拠
11の附置研究所で構成されており、社研は附置
点や委託研究・共同研究が、
所外の機関等と連携
研究所の1つですが、社研のスタッフは大学院・
する形で組織され、
これらが研究所全体の研究
学部の教育活動にも参加しています。
スタッフの
活動において大きな比重を占めるようになって
専門分野が法学・政治学・経済学・社会学にまた
います。
がる構成は、全国の国立大学附置研究所のなか
で他には見られない社研の特徴です。
(2)
社研は、
社会科学の研究において不可欠な研
究情報を蒐集し、
保存し、
公開することにも尽力し
ています。
データアーカイブとは、研究機関や世
社研の研究活動の柱は次の3つです。
(1)全所的プロジェクト研究をはじめとする学際
的な共同研究の推進
(2)
データアーカイブと図書室を中心とした研究
インフラの構築
(3)社会や国民と共に
「知の共創」
を目指す調査
の実施
論調査機関などの調査実施主体が面接や郵送に
よって実施した社会調査の一次データ
(個票デー
タ)
を収集し、プライバシー保護などに必要な処
理をしたうえで電子化し、
調査方法等に関する情
報とともに保存・蓄積して、希望する研究者の利
用に広く提供するものです。
調査主体が行った一
次分析の結果を他の研究者が追試し、別の観点
から分析する
(二次分析)
ことを可能にして、
社会
(1)
全所的プロジェクト研究では、
スタッフの自由
分析の客観性を保障しています。同時に、多くの
な討論を通じて、
日本と世界が解明を求めている
資金を投入して行われた社会調査の結果を、社
重要課題をテーマとして設定します。
社会科学の
会の共有財産
(公共財)
として、
より有効に利用す
ディシプリンを横断する複合的アプローチにもと
る道を開きます。
社研は、
附属の日本社会研究情
づき、国内外に広がる開かれた研究ネットワーク
報センターで1998年に、
日本最初の本格的なSS
を築きながら、数年にわたって研究を深め、厚み
J
(Social Science Japan)
データアーカイブを
のある研究成果を発表しています。近年のテー
設置しました
(2010年4月より共同利用・共同研
マは、
「地域主義比較」、
「希望学」
(希望の社会科
究拠点である附属社会調査・データアーカイブ
学)などです。2010年4月から
「ガバナンスを問
研究センター)
。
SSJデータアーカイブは2010年
い直す」
(研究リーダー:大沢真理教授)
を発足さ
度末には1348のデータセットを公開しています。
せました。
このプロジェクトは、
①市場・企業
(企業
(3)
社研は、
研究成果を単に社会還元するにとど
ガバナンス)
、
②生活保障システム
(福祉ガバナン
まらず、
社会や国民と共に
「知の共創」
を目指すよ
ス)
、
③地方自治
(ローカル・ガバナンス)
の3つの
うな<調査の実施>をおこなっています。特定の
研究分科会からなり、所内の教員、客員教員、そ
課題を掲げた企業調査や工場調査が、社研の発
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社会科学研究所の「3つの柱」
と2つのミッション
全所的プロジェクト
近未来事業・新しい雇用
グローバルCOE連携事業
ワークライフバランス
現代中国研究拠点
学際的な
共同研究
*社会科学の
総合知の追求
調査の実施
*知の社会還元から
知の共創へ
研究
インフラの構築
*知の基盤強化
①地域密着の調査
(釜石市調査、福井県調査)
②継続的なパネル調査
(働き方とライフスタイルの
変化に関する調査)
研究活動の
国際化の推進
①発信機能:英文による情報発信
(SSJJ, SSJ Newsletter, SSJ Forum)
②受入れ機能:ネットワーク化
(外国人客員教授、客員研究員)
キャリア確立の
10年間支援
①法学政治学、経済学、教育学、
ロースクール、公共政策大学院
②全所的プロジェクト、
二次分析研究会などを通じた
若手研究者の育成
①日本で最大規模の
データアーカイブの運営
②現代日本社会、
世界に
関する社会科学的文献の
収集
足以来現在に至るまで切れ目なく続いており、
現
社研には外国人客員教授のポストがあり、
制度
在は、大きく3つの調査を並行して実施していま
が発足した1992年度から1年に5人から7人を招
す。
具体的には、
①釜石市
(全所的プロジェクトの
聘しています。客員教授は個人の研究だけでな
希望学)、福井県(近未来課題解決型事業)
に代
く、
グローバルCOE事業などに協力しています。
表される<地域密着の調査>、②若者と壮年の
社研はまた、海外の研究機関の博士課程以上に
「働き方とライフスタイルの変化」
に関する大規
在籍する研究者を
「客員研究員」
として受け入れ
模な<パネル調査>、
③中国、
韓国、
東南アジアな
ています。
グローバルのCNDC(クロス・ナショナ
どで実施している<現地調査>
(農村調査、産業
ル・ドクトラル・コース)の学生も、客員研究員に
集積調査、
大メコン圏開発など)
の3つが、
主な活
準ずる待遇のGCOE研究員として受け入れ、東
動となっています。
京大学をはじめ首都圏での研究活動の拠点とし
以上の3つの柱にくわえて、社研は研究・教育
て共同研究室を提供しています。
活動の国際化の推進と、若手研究者のキャリア
いっぽうキャリア10年間というのは、
若手の研
確立の10年間支援を、
重要なミッションとしてい
究職志望者が大学院をへて恒久的な研究職につ
ます。
国際化の面での社研の代表的な活動は、
専
くまでの期間をさし、25歳から34歳くらいまで
門的英文レフリー雑誌
“Social Science Japan
の10年間と重なります。
社研では、
各種の活動単
Journal ”
(SSJJ)です。
SSJJは、
1998年4月の創
位ごとに積極的に若手研究者を採用し、
仕事に必
刊以来、
オックスフォード大学出版局
(OUP)
から
要なノウハウや知識を身に付けてもらっていま
年2回発行されています。社会科学系の国際
す。
若手を単なる
「知的労働者」
として扱うのでは
ジャーナルとして高い評価を得ており、
2009年1
なく、次世代の研究を担う人材と位置づけ、研究
月から社会科学学術文献引用索引SSCI (Social
報告の機会を作ると同時に、
彼らの研究テーマや
Science Citation Index)
に掲載され、
世界的な
業績をホームページに積極的にアップロードし
地位を確立しています。
て、
就職活動の支援を行っています。
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連 携
社会科学研究所との連携から生まれた
Ⅴ
連
研究活動、教育活動
携
社会科学のディシプリンを横断する複合的ア
性を議論しました。
プローチ、国内外に広がる研究ネットワーク、社
会とともにある調査研究活動。
これらを特徴と
②社研GCOEセミナーの開催
する東京大学社会科学研究所(社研)
との連携
社研GCOEセミナーでは、社研の研究スタッ
によって、
この5年間、ユニークな研究活動、教
フをはじめ、社研の客員研究員などをお招きし、
育活動が展開されました。
最前線の研究成果を報告していただきました
(100-101頁の表参照)。報告・討論とも余裕の
①全所的プロジェクトをはじめとする学内外の
研究プロジェクトとの連携
ある時間設定とし、国内外、学内外の研究交流
の場となってきました。
社研全所的プロジェクト研究「ガバナンスを
問い直す」では大規模アンケート調査「福井の
③市民との協働、連携事業の活発化
希望と社会生活調査」
(N=7008)
を実施してお
GCOEのプロジェクト
「企業の人材活用にお
り、そのデータの分析や報告にあたって、全所的
けるWLB支援と男女雇用機会均等施策の効果
プロジェクトとグローバルCOE(GCOE)連携
に関する実証的研究」では、社研が民間企業と
拠点との間での研究交流が活発に行われまし
共同で実施している
「ワーク・ライフ・バランス
た。GCOEのプロジェクト・テーマである
「生活
推進・研究プロジェクト」
との間で密接な情報交
保障システム」
「社会的排除」
に着目した二次分
換を行ってきました。その連携から研究・調査―
析、福井県在住女性やNPO、社会的企業へのイ
政策―実践の好循環が生まれ、民間との関係強
ンタビュー調査は全所的プロジェクトとの合同
化、連携事業の活発化へとつながりました。
報告会を通じて現地メディアでも紹介されまし
また、3.11東日本大震災以降、GCOE連携拠
た。
点では男女共同参画の視点が活かされた復興
プロジェクト間の交流は社研外部にも広がり
をめざし、NPOや被災地との連携を強めてきま
ました。2012年1月には、東京大学大学院経済
した。社研全所的プロジェクトでも「災害と復興
学研究科における学術創生研究READ(経済と
のガバナンス」を新たな課題として設定してお
障害の研究)プロジェクトとGCOE連携拠点の
り、2012年12月にはGCOE連携拠点と全所的
共催で公開シンポジウム
「新著『ケアの社会学』
プロジェクトが特別連続セミナー「復興元年を
を手がかりに―上野千鶴子とケアの社会科学を
総括する」
を共催。被災地で活動するNPOや女
きわめる」を開催しています。
「だれもが人格と
性を招き、市民との協働・連携をさらに強化する
個性を尊重され、
フルに参加できる社会を実現
ことができました。
する条件は何か」という本GCOEの研究課題
と、READの研究課題「すべての人にとってより
④社研ネットワークを通じた成果の報告と還元
住みやすい社会とは」
とが共鳴しあいながら、社
以上の連携拠点での研究活動やセミナー、
シ
会科学のディシプリンを横断する新領域の可能
ンポジウムでの成果は、東京大学社会科学研究
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所から、GCOE「グローバル時代の男女共同参
寿美編集補佐『「災害・復興と男女共同参画」
画と多文化共生」社会科学研究所連携拠点シ
6.11シンポジウム―災害・復興に男女共同参
リーズ(およびISSリサーチシリーズ)
として発刊
画の視点を』
(2011年)
され、社研の研究ネットワークを通じて広く社会
◆大沢真理・辻村みよ子監修、萩原久美子・皆川
に還元されました。発刊されたシリーズは以下
満寿美・李善姫・中根一貴・中村文子・西山千
です
(2012年末現在)。
恵編『集中討議・ジェンダー社会科学の可能
性』
(2012年)
◆大沢真理・日仏女性研究学会・日仏会館研究
センター編『国際女性デー・日仏シンポジウム
⑤若手研究者の育成・研究
女性の貧困化に社会はどう立ち向かうのか―
若手研究者育成を目的に、ポスドクや博士課
グローバル危機の中での日仏比較』
( 2010
程学生を対象とする
「特別研究奨励費」制度を
年)
創設し、2008年度から2012年度まで延べ約
◆大沢真理編『公開シンポジウム「ニーズ中心
40人が、年度末に開催される報告会で成果を披
の福祉社会へ:当事者主権の次世代福祉戦
露してきました。社研における国際交流の実績
略」
( 上野千鶴子・中西正司編)を読み解く』
(2010年)
を基盤に、AITからの留学生との交流、英シェ
フィールド大学、独デュースブルグ大学での若
◆大沢真理・韓栄恵共編『国際共同シンポジウ
手研究者ワークショップを開催し、海外での研究
ム 日韓社会における貧困・不平等・社会政
報告や研究交流を経験する機会を積極的に設
策:ジェンダーの視点からの比較』
(2010年)
けることができました。
◆大沢真理・堂本暁子・山地久美子編、皆川満
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連 携
2008 年 11 月 27 日
第1回
東京大学赤門総合研究棟
第2回
社 会 科 学 研 究 所 GCOE
オフィス
2009 年 5 月 22 日
第3回
て」 報告者:北中真人氏(JICA 企画部参事役)
田中由美子氏(JICA 国際協力専門員)
「生活保障システムというアプローチ――『男女共
オフィス
報告者:大沢真理(東京大学社会科学研究所教授)
社会科学研究所第一会議
2009 年 9 月 30 日
“Conflict and Disaster: Some Human Security
Issues for Women in Sri Lanka”
報告者:Dr. Sepali Kottegoda(Former Vice Chairperson
of Asia Pacific Women’
s Watch(APWW)
)
「我が国の児童虐待防止対策の課題について」 東京大学社会科学研究所
報告者:三橋真紀(社会問題研究家、元厚生労働省課
ミーティングルームB
長補佐)
第6回
(社研全所的プロ
「開発援助のジェンダー化―マクロレベルに留意し
同参画と多文化共生」研究の概念枠組みに向けて」
室
第5回
Department of Government, Harvard University)
社 会 科 学 研 究 所 GCOE
2009 年 2 月 5 日
第4回
Sack Associate Professor of Political Economy,
“Labour Market Flexibility and Worker Security
2009 年 11 月 24 日
in Advanced Political Economies: Insights from
ジェクト研究「生
東京大学経済学研究科学
the Italian Case”
活保障セクション」
術交流棟(小島ホール)
報告者:Stefano Sacchi, Assistant Professor of
共催)
Political Science, University of Milan
2011 年 3 月 1 日
第7回
東北大学東京分室サピア
タワー
2011 年 7 月 14 日
第8回
Frontiers of Gender Studies (若手研究者による報告:高松香奈、李善姫、中村文
子、不破麻紀子、石黒久仁子)
「災害・復興とジェンダー」
東京大学赤門総合研究棟
報告者:池田恵子(静岡大学教育学部教授)
、山地久
センター会議室
美子(関西学院大学災害復興制度研究所研究員)
2011 年 10 月 27 日
第9回
携
2009 年 3 月 24 日
Ⅴ
報告者:Margarita Estévez–Abe(Former Paul
連
センター会議室
“Welfare and Capitalism in Postwar Japan”
「ポーランドにおけるジェンダー・ポリティクスの新
東京大学赤門総合研究棟
しい動向」
センター会議室
報告者:小森田秋夫(前社研所長、現神奈川大学教授)
「『ケアの社会学』をてがかりに――上野千鶴子とケ
公開シンポジウム
(東京大学 READ
共催)
2012 年 1 月 16 日
アの社会学をきわめる」
東京大学経済学研究棟
報告者:小川康子:社会福祉法人いきいき福祉会専
一番教室
務理事、松井彰彦(東京大学大学院経済学研究科教
授、リプライ:上野千鶴子(東京大学名誉教授)
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2012 年 1 月 19 日
第 10 回
導入インパクト――予備調査結果を中心に」
センター会議室
報告者:田中由美子(国際協力機構・国際協力専門員)
2012 年 3 月 19 日
第 11 回
「タンザニアにおけるジェンダーに対する灌漑稲作
東京大学赤門総合研究棟
伊藤国際学術研究セン
ター・特別会議室
「ドイツの児童手当による所得保障と政府間費用負
担問題」
報告者:嶋田崇治(慶応大学大学院経済学研究科後期
博士課程)
「ジェンダーがひらく労働の新しい世界―ジェン
2012 年 7 月 2 日
第 12 回
東京大学赤門総合研究棟
センター会議室
ダー分析はどこまで力を付けたのか」
コメンテーター:武田宏子(東京大学特任准教授)
、
駒川智子(北海道大学助教)、リプライ:石黒久仁子
(文教大学助教)
、萩原久美子(東京大学 GCOE 特任
助教)
2012 年 9 月 11 日
第 13 回
東京大学社会科学研究所
第一会議室
「周産期医療をめぐるポリティクス――日本ではな
ぜ無痛分娩が普及しなかったのか」
報告者:大西香世、コメント:中山まき子(同志社女
子大学教授)
「ケアの倫理をグローバル社会へ―上野千鶴子・宇野
重規と、岡野八代著『フェミニズムの政治学』を読み
公開シンポジウム
2012 年 10 月 22 日
東京大学 小柴ホール
解く」
コメンテーター:上野千鶴子(東京大学名誉教授)
、
宇野重規(東京大学大学社会科学研究所教授)、リプ
ライ:岡野八代(同志社大学大学院グローバル・スタ
ディーズ研究科教授)
2012 年 11 月 7 日
第 14 回
特別連続セミナー
(社研全所的プロ
ジェクト共催)
「非正規労働者の均等待遇をめぐる理論と政策――
東京大学赤門総合研究棟
労働法学の視点から」
センター会議室
報告者:水町勇一郎(東京大学社会科学研究所教授)
2012 年 12 月 8・9 日
東京大学経済学研究棟一
番教室
『復興元年を総括する――持続可能な社会の条件』
(①東北の女性はなぜ立ち上がったのか――ジェン
ダーと多様性②食・雇用・コミュニティ――生存と
持続可能性へのチャレンジ)
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研究センター
(片平)の
活動
ジェンダー平等と多文化共生研究センター
Ⅴ
本センターは、2010年7月片平キャンパス内エクステンション教育研究棟竣工に伴い、その1階に移設さ
連
れました。東北大学グローバルCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」プログラムの研究教
携
育活動拠点であるとともに、図書・資料センター、国際連携推進室、若手研究者の研究室等として機能して
きました。今後は、東北大学の男女共同参画施策のシンク
タンクとしても重要な役割を果たすとともに、学生や市民
のみなさんにも広く公開することで社会貢献の一翼を担
えることを期待しています。
なお、本センターはグローバルCOE採択に伴い、東北
大学法学研究科「ジェンダー法・政策研究センター」
(21
世紀COE研究センター)を改称したもので、旧センター
(片平5号棟1階)
は本センターの分室となっていました。
センターが入っている建物
センターの利用規定(2013年3月末日まで)
蔵書冊数
ジェンダー平等と多文化共生に関する図書を約8,000
冊所蔵しております。
利用資格について
事業推進担当者、研究教育協力者、COEフェロー、RA
(COE)
、
学内教員、
院生・学生、
その他センターが認めた者
センターの入口
利用時間について
月曜日~金曜日:9:00~17:00
利用できない日:
(1)
土・日曜日、
国民の祝日・休日
(2)
年末年始
(3)
労使協定
(法学研究科等事業場)
による計画的年休期間
センターの内部
閲覧・貸出について
(1)和書:シリーズ
センター内の図書は開架方式となっておりますので、
自
由に閲覧できます。貸出については、
センターの担当者に
ご相談下さい。
東北大学グローバルCOE
「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」拠点
2008-2013
EC1/0445
ジェンダー平等と多文化共生研究センター
蔵 書 目 録
(抄)
蔵書目録完成
本研究センターの蔵書目録が完成しました。
詳細は、http://www.law.tohoku.ac.jp/gemc/
内の「蔵書目録」
をご覧ください。
東北大学
請求記号・分類
E5/019
(和書・洋書、
シリーズ等)
2012年12月
タイトル
社会問題叢書(復刻版)全 10 巻
第 1 巻 現代社会生活の不安と疑問
第 2 巻 労農露西亜の労働
第 3 巻 日本労働運動発達史
第 4 巻 無産階級の世界史
第 5 巻 産児制限の理論と実際
第 6 巻 資本主義と戦争
第 7 巻 自由恋愛と社会主義
第 8 巻 婦人問題と婦人運動
第 9 巻 インタナショナル発達史
第 10 巻 資本主義と農村問題
講座社会学 全 16 巻(14 冊所蔵)
1 理論と方法
2 家族
4 都市
5 産業
6 労働
7 文化
8 社会情報
9 政治
10 逸脱
12 環境
13 階層
高坂健次、厚東洋輔編
目黒依子、渡辺秀樹編
奥田道大編
北川隆吉編
稲上毅、川喜多喬編
宮島喬編
児島和人編
間場寿一編
宝月誠編
舩橋晴俊、飯島伸子編
直井優、藤田英典編
鎌田とし子、矢澤澄子、木本喜
美子編
矢澤修次郎編
小倉充夫、加納弘勝編
EC22/016
EC121/0236
EC22/013
EC22/017
EC22/018
EC31/019
EC81/0145
山本鎭雄
藤田弘夫
中久郎
北島滋
川合隆男
佐々木衞
老川寛監修
EC81
青山道夫ほか編
EC82
東北大学大学院法学研究科
著編者名
安部磯雄、山川均、堺利彦共編
堺利彦
山川均
赤松克麿
上田茂樹
安部磯雄、馬島僩
松下芳男
守田有秋
山川菊栄
浅野研眞
中澤弁次郎
佐々木潤之介編
大日方純夫編
佐々木潤之介編
出版社
日本図書セン
ター
東京大学出版会
14 ジェンダー
15 社会運動
16 国際社会
シリーズ世界の社会学・日本の社会学
新明正道 : 綜合社会学の探究
奥井復太郎 : 都市社会学と生活論の創始者
米田庄太郎 : 新総合社会学の先駆者
高田保馬 : 理論と政策の無媒介的合一
戸田貞三 : 家族研究・実証社会学の軌跡
費孝通 : 民族自省の社会学
家族研究論文資料集成 明治大正昭和前期篇 全 27 巻
第 1-3 巻 家族・家族制度論
第 4-5 巻 家族・家族制度史
第 6 巻 家族構造
第 7 巻 大家族
第 8-11 巻 戸籍・人口(統計)
第 12-13 巻 家族の機能
第 14 巻 家族の伝統と変化
第 15-16 巻 農・山・漁村家族
第 17-22 巻 婚姻
第 23 巻 離婚、相続
第 24 巻 隠居、分家、親子
第 25 巻 親族・同族・氏族
第 26-27 巻 家族の問題
講座家族 全 8 巻
1 家族の歴史
2 家族の構造と機能
3 婚姻の成立
4 婚姻の解消
5 相続と継承
6 家族・親族・同族
7 家族問題と社会保障
8 家族観の系譜・総索引
日本家族史論集 全 13 巻
1 家族史の方法
2 家族史の展望
3 家族と国家
出版年
2002
1998-2010
1998
1999
1999
1999
1999
2000
1999
2000
1999
1998
2008
1999
東信堂
クレス出版
弘文堂
吉川弘文館
1999
2002
2000
2000
2002
2002
2003
2003
2000-2001
2000
2000
2000
2000
2000
2001
2001
2001
2001
2001
2001
2001
2001
1973-1974
1973
1974
1973
1974
1974
1974
1974
1974
2002-2003
2002
2002
2002
- -
1
完成した蔵書目録(抄)
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国内の大学と
の連携
全国のジェンダー研究センター等との交流
福岡女子大学地域連携センター
平成 24 年 2 月 15 日に福岡女子大学(県立)地域連携
センター 女性生涯学習研究部門を訪問しました。当日
は、宮崎聖子準教授(地域連携センター女性生涯学習研
究部門リーダー)と津田都茂子氏(福岡県職員)、堤由香
里氏(地域連携センター女性生涯学習研究部門職員)か
ら大学のジェンダー教育や研究、そして地域との連携に
関する取り組みについてお話を聞きました。
京都橘大学「女性歴史文化研究所」
平成 24 年 2 月 16 日、京都橘大学「学術連携推進室リ
エゾンオフィス女性歴史文化研究所」を訪問しました。
女性歴史文化研究所所長兼文学部長(当時)の細川涼一
教授から、研究所の歴史や取り組み、そして発行された
女性学関連の書籍や雑誌など、研究所運営に関する全般
的なお話をうかがうことができました。
奈良女子大学
「アジア・ジェンダー文化研究センター」
平成24年2月17日、奈良女子大学「アジア・ジェンダー
文化研究センター」を訪問しました。センター長の野村
鮎子教授と羽田朝子特任助教から、センターの設立まで
の道のりや運営体制、そして外部への研究成果発信や社
会還元事業などについてうかがいました。
国際基督教大学「ジェンダー研究センター」
平成 24 年 2 月 22 日には、国際基督教大学「ジェンダー
研究センター」にお邪魔しました。センター長の加藤恵
津子準教授と前センター長の田中かず子教授から大学内
でのセンターの役割、今後の方針などをうかがうことが
できました。同センターは、設立の原点であるセクシュ
アル・マイノリティとの関わりやセクシュアル・ハラス
メントへの対応に力を入れており、その役割を充実させ
るためにもコミュニケーションセンターとしての機能を
強化している点が特徴的でした。
東京女子大学「女性学研究所」
平成 24 年 2 月 22 日の午後には、東京女子大学の「女
性学研究所」をうかがいました。研究所専任所員である
有賀美和子準教授から、大学の中でのジェンダーカリ
キュラム作成などに力を入れていることをうかがいまし
た。
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Ⅴ
津田塾大学「女性研究者支援センター」
連
携
平成 24 年 2 月 22 日には、津田塾大学「女性研究者支
援センター」にも足を運びました。前センター長の高橋
裕子教授と瀬川ゆかり教務課課長から、センターの活動
方針をうかがいました。政策立案・行政といった文系の
資源をいかに産業界などにつぎ込むか、いわゆる産官学
への取り組みに力点を置いている様子でした。今後は、
女性科学者の ROLE MODEL の研究をメインに、自大
学出身者にこだわらず、すべての女性研究者の支援を行
うため、実効的なプログラムの提唱と全体リソースの活
用・提供のためのキーステーションにしたいとのことで
した。
一橋大学「ジェンダー研究センター」
平成 24 年 2 月 23 日には、一橋大学のジェンダー研究
センターを訪問しました。坂元ひろ子教授、貴堂嘉之教
授、そして博士課程の学生も同席してくれました。セン
ターでは、授業とレクチャーシリーズの 2 つを主な活動
を柱としており、レクチャーシリーズではジェンダー史
学会とジェンダー研究会の学際的活動を存分に利用しな
がら、かつ Gender Studies のメーリングリスト登録者
への情報提供も行っているとのことでした。
明治大学情報コミュニケーション学部
「ジェンダーセンター」
平成 24 年 3 月 19 日には、明治大学情報コミュニケー
ション学部「ジェンダーセンター」にお邪魔しました。
吉田恵子教授(センター長)、牛尾奈緒美教授(副センター
長)、細野はるみ教授(前学部長)、田中洋美特任講師が
迎えてくださいました。研究会とシンポジウムを主体と
した活動を行っており、今後は、学生相談室とセクハラ
人権委員会との連携で全学での認知度を高め、ゆくゆく
は情報コミュニケーション学部のセンターではなく、全
学の組織を目指したいとのことでした。
昭和女子大学「女性文化研究所」
平成 24 年 3 月 19 日、昭和女子大学「女性文化研究所」
にもうかがいました。女性文化研究所の吉岡啓子次長か
ら、研究所所員と学生達の読書会を運営しながら、公開
講座を行っていることやキャリアセンターとも連携し
て、男女共同参画社会の推進のために女性文化研究所の
知名度をあげるべく模索していることなどをうかがいま
した。
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お茶の水女子大学
「ジェンダー研究センター」
同じく平成24年3月19日には、
お茶の水女子大学
「ジェ
ンダー研究センター」も訪問しました。当日は、アカデ
ミック・アシスタントの吉原公美氏から、同センターの
活動内容などをうかがいました。同センターは、21 世紀
COE プログラムの後継センターとして、当時構築され
た、教員ネットワークや学内連携の蓄積を活用している
とのことでした。また、NGO/NPO との個人的ネット
ワークも積極的に図っていることをうかがいました。
東北大学研究センターへの主な訪問者
(2012 年度)
三神峯会の皆様:東北大学法学部 昭和 35 年卒業同窓会
(2012 年 5 月 28 日来訪)
Baden OFFORD:サザンクロス大学教授
(2012 年 10 月 21 日来訪)
志田陽子:武蔵野美術大学教授(同上)
前みち子:デュッセルドルフ大学現代日本研究所・教授
(2012 年 10 月 24 日来訪)
水谷英夫:仙台弁護士会弁護士(2012 年 10 月 24 日来訪)
小島妙子:仙台弁護士会弁護士(同上)
内藤千香子:仙台弁護士会弁護士(同上)
板東久美子:文部科学省高等教育局・局長
(2012 年 11 月 18 日来訪)
大隅典子:東北大学大学院医学系研究科・教授
(2012 年 11 月 20 日来訪)
小谷元子:東北大学大学院理学研究科・教授(同上)
永次史:東北大学多元物質科学研究所・教授(同上)
田中真美:東北大学大学院医工学研究科・教授(同上)
橋爪圭:東北大学大学院医工学研究科・助手(同上)
太田久美:東北大学大学院医工学研究科・助手(同上)
徐禎敏(延世大学校・副教授)他:
(2012 年 11 月 22 日来訪)
センター員・連絡先(2013 年 3 月末まで)
2012 年 10 月 24 日 デュッセルドルフ大学現代
日本研究所・前みち子教授(右)と李善姫フェロー
2012年11月18日 第10回東北大学男女共同参画
シンポジウム後にセンターを視察した板東教育教局長
2012年11月20日 左から、橋爪助手、田中教授、
辻村教授、大隅教授、小谷教授、永次教授、太田助手
2012年11月22日 左から4 番目、延世大学校の
徐禎敏副教授
センター長:辻村みよ子(GCOE 拠点リーダー・東北大学大学院法学研究科教授)
副センター長:大西仁・水野紀子(GCOE 拠点サブリーダー・東北大学大学院法学研究科教授)
マネージャー:三隅多恵子(研究企画マネージャー)
図書担当:横山志香(GCOE 事務員)
研究員:薛軼群(特任フェロー)、中根一貴(フェロー)、李善姫(フェロー)、中村文子(フェロー)
西山千絵(フェロー ~ 2012 年 9 月)
住所:〒 980-8577 宮城県仙台市青葉区片平 2-1-1 東北大学片平キャンパス内 エクステンション教育研究棟 1 階
電話:022-217-6251/6254 FAX:022-217-6252
E-mail:[email protected] ホームページ:http://www.law.tohoku.ac.jp/gemc/
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Ⅵ
2012年度の活動日誌
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G C O E 研 究 会・行 事 日 程 一 覧
日 程
セ ミ ナ ー・研 究 会 等
2012
1
4/9
(月)
2
4/12
(木)
~4/14
(土)
3
5/17
(木)
4
5/18
(金)
5
5/31
(木)
6
6/13
(水)
7
6/28
(木)
8
6/29
(金)
9
7/19
(木)
10
7/20
(金)
11
7/25
(水)
12
8/2
(木)
クロスナショナル・ドクトラル・コース学生のオリエンテーション
桜セミナー2012
(35-36ページ参照)
GCOE研究会
(民法研究会共催)
「遺言による処分権の制約―相続の秩序と物権の理念―」
報告者:石綿 はる美(東北大学大学院・准教授)
GCOE第35回月例研究会
「東日本大震災をジェンダー化する―研究課題の整理」
報告者:皆川 満寿美(東京大学社会科学研究所・特任研究員)
GCOE研究会
(民法研究会共催)
「意図しない公益信託は新信託法によって救済されるのか―公益信託ニ関スル法
律改正にかかる一考察―」
報告者:藤井 純一(駒澤大学法科大学院・専任講師)
GCOE研究会
東北アジア地域安全保障複合体における「ゴルディウス王の結び目」
:北方限界線
(NLL)紛争に対する構成主義的アプローチ
報告者:李 東俊(高麗大学アジア問題研究所・HK研究教授)
コメンテーター:坪内 淳(山梨大学・准教授)
道下 徳成(政策研究大学院大学・准教授)
GCOE研究会
(民法研究会共催)
「大震災と被災地における生活物資の確保」
報告者:渡辺 達徳(東北大学大学院・教授)
GCOE第36回月例研究会
“Happiness, Self-rated Health and Gender Equality”
言語:英語
報告者:水落 正明(三重大学・准教授)
GCOE研究会
(民法研究会共催)
「優先弁済権の取り込みによる「抵当権」の誕生」
報告者:阿部 裕介(東北大学大学院・准教授)
GCOE第37回月例研究会
1.「創造都市の男女共同参画:金沢の伝統工芸におけるイノベーションの事例から」
2.「企業戦略としての男女共同参画」
報告者:
1. 根立 俊恵(一般社団法人知識環境研究会・研究員)
2. 水野 由香里(西武文理大学・専任講師)
中国社会科学院との交流
(共催:東北大学公共政策大学院、協力:公益法人 日中友好会館)
GCOE総括研究会
「多文化共生とジェンダーの交錯―プロジェクト研究成果の統合へ―」
(37-38ページ参照)
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日 程
13
8/27
(月)
9/18
(火)
15
9/27
(木)
16
10/4
(木)
17
10/13
(土)
18
10/18
(木)
~10/21
(日)
19
11/8
(木)
20
11/15
(木)
21
11/23
(金)
「法と科学」
研究会 兼 GCOE研究会
「科学的証拠と訴訟手続~不確実な科学的状況での科学裁判、特に法的・社会的意
思決定の素材としての科学的専門知見の活用について~」
(41ページ参照)
報告者:
Peter McCLELLAN(オーストラリア ニューサウスウェールズ州最高裁判所・コ
モンロー主席判事)
Andrew STIRLING(英国 サセックス大学・科学技術政策研究部長)
Ⅵ
2012年度の活動日誌
14
セ ミ ナ ー・研 究 会 等
GCOE研究会 兼 第38回月例研究会
“Future Scenarios of Sino-Japan Relations”
報告者:
Reinhard DRIFTE(ニューカッスル大学・名誉教授)
討論者:
植木 俊哉
(東北大学・理事、東北大学大学院・教授)
阿南 友亮
(東北大学大学院・准教授)
GCOE研究会
(民法研究会共催)
「適合性原則に関する基礎的考察」
王 冷然
(徳島大学・准教授)
クロスナショナル・ドクトラル・コース学生のオリエンテーション
日本学術会議公開シンポジウム
「雇用崩壊とジェンダー」
1.
「非正規雇用問題・パート派遣について」
2.
「男女賃金格差について」
3.
「専門職の非正規問題―女性医師の場合」
4.
「国際比較の観点から」
報告者:
1.中野 麻美
(弁護士)
2.竹信 三恵子(和光大学・教授)
3.桃井 眞里子(自治医科大学・学術会議会員)
4.田宮 遊子
(神戸学院大学・准教授)
コメンテーター:
大沢 真理
(東京大学社会科学研究所・教授)
浅倉 むつ子
(早稲田大学・教授)
萩セミナー2012
(39-40、
42ページ参照)
GCOE研究会
(民法研究会共催)
「労働契約上の安全配慮義務違反による損害と弁護士費用
小笠原 奈菜 (山形大学・准教授)
GCOE研究会
(民法研究会共催)
「アイヌ民族の先住補償問題」
吉田 邦彦
(北海道大学・教授)
国際セミナー
(延世大学校共催、
PaekSang Foundation後援)
“Nationalism and Peace in East Asia”
徐 禎敏
(延世大学校・副教授) 他
(44ページ参照)
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日 程
セ ミ ナ ー・研 究 会 等
22
11/28
(水)
GCOE第39回月例研究会
23
11/30
(金)
博士論文合同審査会
24
12/8
(土)
~12/9
(日)
特別セミナー
(東京大学社会科学研究所GCOE・全所的プロジェクト共催)
25
12/11
(火)
26
12/13
(木)
27
12/21
(金)
“Possibility of a Treaty on International Cooperation on Disasters for
the Asia - Pacific Region : A Preliminary Study from the Experience of
the Great East Japan Earthquake”
報告者:堀見 裕樹(東北大学大学院・助教)
発表者:服部 晶(東北大学・リヨン第2大学 博士課程後期CNDC学生)
「復興元年を総括する―持続可能な社会の条件」
勉強会
(仙台弁護士会共催)
「法律についての国際比較」
報告者:仙台弁護士会有志(CNDC学生)
GCOE研究会
(民法研究会共催)
「契約形態や契約条件が大きく異なる金銭消費貸借契約間における過払金充当の
可否」
報告者:丸山 愛博(青森中央学院大学・講師)
GCOE第40回月例研究会
「19世紀後半から20世紀初頭までのチェコ政治とネイション 」
報告者:中根 一貴(東北大学大学院・GCOEフェロー)
2013
28
1/28
(月)
勉強会
(仙台弁護士会共催)
29
2/15
(金)
刑事法プロジェクト研究会
30
2/21
(木)
21世紀COE & GCOEフォローアップ・セミナー
「女性・戦争・人権」
報告者:岡野 八代(同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科・教授)
博士論文合同審査会
31
32
2/23
(土)
日本学術会議
「災害復興とジェンダー」
33
2/26
(火)
博士論文合同審査会
委員会スケジュール
合同委員会
第46回執行委員会・
第27回運営委員会
2012年5月16日
(水)
第49回執行委員会・
第30回運営委員会
2012年11月21日(水)
第47回執行委員会・
第28回運営委員会
2012年7月18日
(水)
第50回執行委員会・
第31回運営委員会
2013年1月16日(水)
第48回執行委員会・
第29回運営委員会
2012年9月12日
(水)
第51回執行委員会・
第32回運営委員会
2013年3月21日(木)
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Ⅶ
資料編
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東北大学の
基本データ
歴史的背景
(Historical Background)
東北大学が目指す大学の姿
(Towards Tohoku University 2016)
東北大学は、1907年(明治40年)
に東北帝国大
東北大学は、その使命を果すため、今後10年間
学として創立し、当初から、専門学校、高等師範学校
で、次のような大学になることを目指します。
の卒業生にも門戸を開き、1913年(大正2年)に
は、当時の政府からの圧力にも屈せず、
日本の大学
〈世界最高水準の総合研究拠点の確立〉
として初めて、3名の女子の入学を許可し、
「門戸開
●自然科学、人文科学、社会科学にわたる、幅広い
放」が本学の不動の理念であることを世に示した。
分野において、世界をリードする研究成果を恒
また、創立に当たって、世界の学界でトレーニン
常的に創造する。
グを積んだ若き俊秀が教授として集まったことも
●知識の加速度的集積と知識基盤型社会の要請
あって、研究者が独創的な研究成果を次々と生み
に応えるために、たえず最適の研究組織の編成
出しながら、それを学生に対する教育にも生かすと
を図る。
いう
「研究第一主義」の精神が確立された。
さらに、
●国内外の主要研究機関との研究ネットワーク連
いち早く大学発のベンチャー企業を設立して地域
携を整備すると共に、世界的総合研究拠点とし
産業の育成を図ったり、
日常生活に最も密着した法
ての声望・評価を確立する。
律である家族法の研究の日本の中心になるなど、
世界最先端の研究成果を社会や人々の日常生活に
〈社会の発展と新たな知の創造を担う指導的人材
役立てる
「実学尊重」の伝統も育んできた。
の養成〉
2011年3月11日に発生した東日本大震災では
●教員は、最先端の研究に従事しながら、その成果
本学も多大な被害を受けたが、全学を挙げて教育・
研究機能の回復に努めるとともに、創立以来の伝
統と精神を礎に東北の復興、日本の再生に向けて
取り組んでいる。
を教育に反映させる。
●すべての授業を「世界最高水準の教育拠点」に
ふさわしい内容と方法で提供する。
●新たな知の創造に必要な基礎知識と社会の指
導者としての責任意識を涵養する教育を実施す
る。
●高度の国際性、専門知識、応用能力を備えた高
度専門職業人を養成する教育プログラムと組織
東北大学の使命
(Mission Statement)
東北大学は、建学以来の伝統である
「研究第一」
「門戸開放」の理念を掲げ、世界最高水準の研究・
教育を創造します。
また、研究の成果を社会が直面
する諸問題の解決に役立て、指導的人材を育成す
ることによって、平和で公正な人類社会の実現に貢
献します。
を整備・発展させる。
〈世界と地域への貢献〉
●研究成果を社会に普及させ、指導的人材を社会
に送り出すことによって、人類社会及び地域社会
の発展に寄与する。
●資質と意欲があれば、誰もが、国籍・人種・性別・
年齢・宗教・社会階層等に関わりなく、平等に、学
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機構図
(2012年10月 現在)
国立大学法人
東北大学
生・職員として受け入れられる機会を与える。
●「実学尊重」の伝統を踏まえて、産学連携を推進
文学研究科
附属図書館(4)
教育学研究科
病院
法学研究科
理学研究科
文学部
医学系研究科
相談サービス等の提供を、質・量ともに飛躍的に
教育学部
歯学研究科
充実させる。
法学部
薬学研究科
経済学部
工学研究科
理学部
農学研究科
医学部
国際文化研究科
歯学部
情報科学研究科
薬学部
生命科学研究科
工学部
環境科学研究科
農学部
医工学研究科
●市民を対象にした教育や、専門知識を活用する
●キャンパスを市民との共生の場として開放する
と共に、大学所蔵の図書・学術資料・施設等の知
的資源・財産の社会的有効活用を図る。
〈世界最高水準の研究・教育拠点にふさわしい
文化・環境・経営体制の整備〉
●世界最高水準の研究・教育を活性化するような
学内の文化を保持・発展させる。
教育情報学教育部
●キャンパスの景観の美的統一と自然環境との調
和を図り、知的創造活動にふさわしい雰囲気を
Ⅶ
経済学研究科
学部(10)
資料編
し、
サイエンスパークを整備する。
本部事務機構
教育情報学研究部
大学院(18)
東北大学インターネット
スクール(ISTU)
醸出する。
●世界最高水準の研究・教育活動を柔軟且つ機動
的に展開するのに必要な施設、人的・物的・財政
専門職大学院(3)
的基盤及び経営体制を整える。
法科大学院
公共政策大学院
会計大学院
附置研究所(6)
金属材料研究所
加齢医学研究所
流体科学研究所
電気通信研究所
多元物質科学研究所
災害科学国際研究所
学内共同教育研究施設等(21)
特定事業組織(13)
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学術交流協定締結等
大学間協定
31ヶ国・地域 168機関
ドイツ
*アーヘン工科大学(1998. 5.19)
*ドルトムント大学(1999. 3. 2)
*ザールラント大学(1999.10. 5)
*ダルムシュタット工科大学(2003. 4.30)
*ゲッティンゲン大学(2003.10.23)
*ドレスデン工科大学(2006. 6.26)
*ベルリン工科大学(2009. 8.26)
*ミュンヘン工科大学(2010. 8. 3)
*カールスルーエ工科大学 (2011. 1. 7)
*カイザースラウテルン工科大学 (2012. 2. 1)
*ハイデルベルク大学 (2012. 2. 2)
*ヨハネスグーテンベルク大学 (2012. 2. 6)
スウェーデン
ポーランド
ポーランド科学アカデミー・
*ウーメオ大学(1997. 8.18)
触媒表面化学研究所
*王立工科大学(2000. 9.20)
(1999. 8. 4)
*ウプサラ大学(2002. 3.20)
*ストックホルム大学(2003. 1.14)
*チャルマース工科大学(2006. 4.19)
フィンランド
*アアルト大学(2001.11. 5)
*オウル大学(2004. 8. 9)
*タンペレ工科大学(2006. 1.31)
イラン
*テヘラン大学
(1999. 8.25)
オーストリア
オランダ
*ウィーン大学
(2010. 2.24)
*グローニンゲン大学 (2011.11.17)
ベルギー
ベルギー原子力研究センター(2005. 6.16)
イギリス
ロンドン大学"Imperial College London"(1988. 5. 4)
ロンドン大学"The London School of Economics
and Political Science"(1989. 1. 3)
ロンドン大学"The School of Oriental
and African Studies"(1989. 4.10)
*ノッチンガム大学(2001. 5.15)
ヨーク大学(2004. 6. 7)
*シェフィールド大学(2009. 8.21)
フランス
*ピエール・マリー・キュリー大学(1999. 8.19)
*レンヌ第2大学(1999.12. 3)
*グルノーブルコンソーシアム(2000. 3.31)
グルノーブル第1大学ジョセフ・フーリエ
グルノーブル第2大学ピエール・マンデス・フランス
グルノーブル第3大学スタンダール
グルノーブル理工大学(INPG)
*ストラスブール大学(2000. 3.31)
*レンヌ第1大学(2000.12.20)
*The Global Education for European Engineers
and Entrepreneurs(GE4)(2002.11.14)
*国立応用科学院リヨン校(2004. 7.13)
*ボルドー第1大学(2005. 7.28)
*国立中央理工科学校
(Ecole Centrale)
5校(2006. 2.13)
リール校 リヨン校 マルセイユ校
ナント校 パリ校
*アルビ鉱山大学(2006. 9.12)
*リヨン政治学院(2008. 6. 6)
*リヨン高等師範学校(2008. 8.11)
*エコール・ポリテクニーク(2009. 9. 9)
*リヨン第2大学(2009.10.20)
*コンピエンヌ工科大学(2010. 3.15)
スイス
*スイス連邦工科大学ローザンヌ校(2000.11.20)
*スイス連邦工科大学チューリッヒ校(2010. 7.21)
イタリア
ローマ大学
「ラ・サピエンツァ」
(1990. 9.27)
*フィレンツェ大学(2009. 8.21)
*トリノエ工科大学(2010.11.24)
*ナポリ大学 (2012. 3.28)
モロッコ
*ムハンマド5世大学-アグダル(2001. 4.30)
インド
*インド工科大学ボンベイ校
(2000. 8.21)
*インド科学大学(2008.12.18)
シンガポール
*シンガポール国立大学
(2000. 9.16)
南アフリカ
*クワズールー・ナタール大学
(2010.12.20)
トルコ
*イスタンブール工科大学
(2011.10. 3)
ウクライナ
*ウクライナ国立工業大学
(キエフ工科大学)
(2004. 6. 2)
ベトナム
*ベトナム国立大学
ハノイ校(2009. 7. 6)
タイ
*アジア工科大学院(1998.11. 9)
*スラナリー工科大学(2001. 3. 1)
*キングモンクット
工科大学ラカバン校(2004. 4.15)
*チュラロンコーン大学(2011. 2. 3)
注1)
*印は、授業料等を不徴収とする交流協定を締結している機関を示す。 注2)協定大学名の後の括弧は協定締結年月日。
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アメリカ
モンゴル
*ペンシルバニア州立大学(1988.11.29)
*カリフォルニア大学(1990. 3.15)
バークレー校
デイビス校
アーヴィン校
ロサンゼルス校
リバーサイド校
サンディエゴ校
サンタバーバラ校
サンフランシスコ校
サンタクルス校
マーセド校
*ワシントン大学
(シアトル)
(1996. 7. 3)
*パーデュー大学(1997. 9.23)
*アラスカ大学(1999. 1.12)
*コロラド鉱山大学(2004. 1. 7)
*シラキュース大学(2008.11.19)
*国際教育協会(2009. 1.27)
*テンプル大学(2010. 6. 7)
ハーバード大学(2010. 7.22)
*テキサスA&M大学 (2011. 9.13)
*ハワイ大学マノア校 (2012. 3.11)
*モンゴル科学アカデミー(2000. 8.21)
*モンゴル科学技術大学(2001.11.16)
ロシア
ロシア科学アカデミー・シベリア支部(1992. 8.10)
*モスクワ国立大学(1998. 2.19)
*ノボシビルスク国立大学(2003. 7. 4)
*チュラロンコーン大学(2011. 2. 3)
*ロシア科学アカデミー・極東支部 (2012. 1.23)
ニジェゴロド国立大学 (2012. 3.19)
*極東連邦大学 (2012. 3.19)
カナダ
*ウォータールー大学(2006.10.30)
*オタワ大学(2009. 6.26)
Ⅶ
資料編
)
)
(2012年3月30日現在)
中国
*東北大学
(瀋陽)
(1983. 8. 5)
*中国科学技術大学(1998. 6.15)
*清華大学(1998. 8.31)
*南京大学(1999. 9. 1)
*北京大学(1999.11.10)
*吉林大学(2001. 3. 1)
*浙江大学(2001. 4. 9)
*復旦大学(2001. 4.19)
*武漢理工大学(2001. 4.30)
*重慶大学(2001. 7. 4)
*同済大学(2002. 8.13)
*中国海洋大学
(旧:青島海洋大学)
(2002.10.21)
*北京科技大学(2002.10.25)
*南京航空航天大学(2003. 3.10)
*厦門大学(2005. 6.29)
*華中科技大学(2005.10.12)
*西安交通大学(2006. 8.31)
*華東師範大学(2006. 9.20)
*北京航空航天大学(2006.12.16)
*蘭州大学(2007. 4.17)
*天津大学(2007. 6. 8)
*大連理工大学(2007. 6.16)
*揚州大学(2008. 6.20)
中国社会科学院(2008.10.15)
*東南大学(2009. 6.29)
*上海交通大学(2009.10.15)
*北京工業大学(2010.10.16)
*北京郵電大学(2010.10.17)
*香港科技大学(2011. 2. 1)
*上海海洋大学(2011.12. 5.)
*中国地質大学
(武漢)
(2012. 2. 6)
*香港城市大学(2012. 3.17)
ニュージーランド
ベネズエラ
*オークランド大学(2002.11.15)
*シモン・ボリバル大学(2008. 1. 8)
台湾
オーストラリア
*シドニー大学(1993. 1. 8)
*ニューサウスウェールズ大学
(2001. 4. 7)
*オーストラリア国立大学(2002. 7.16)
インドネシア
*インドネシア大学(2004. 3.19)
*ガジャマダ大学(2006.12.16)
*バンドン工科大学(2008. 6. 4)
*ボゴール農科大学(2010. 3.23)
*国立台湾大学(2000.11.18)
)
*国立台湾海洋大学(2002. 3. 8)
*国立中正大学(2003.11.14)
*国立成功大学(2005. 8. 9)
*国立交通大学(2005.12.15)
*国立中興大学 (2009. 3.30)
*国立清華大学(2009.12. 2)
*国立政治大学(2011. 4.22)
韓国
*全北大学校(1991.11.12)
*ソウル大学校(1998. 7. 8)
*光州科学技術院
(2000. 8.21)
*釜慶大学校(2000. 8.21)
*浦項工科大学校
(2000. 9.22)
*韓国科学技術院
(2001. 4.24)
*忠南大学校(2001. 7. 9)
*慶北大学校(2002. 9. 2)
*嶺南大学校(2003.12. 3)
*東義大学校(2003.12.19)
*朝鮮大学校(2004. 3.18)
*高麗大学校(2004. 3.31)
*国立昌原大学校
(2005.10. 2)
*西江大学校(2007. 2.2)
*延世大学校(2007. 5.29)
*釜山大学校(2007. 7.26)
*公州国立大学校
(2007. 7.29)
*中央大学校(2008. 3.27)
*慶熙大学校(2010. 3. 5)
*成均館大学校 (2012. 3.15)
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役員・職員数
学部・大学院学生数
(2012年5月1日現在/単位:人)
総長
1
理事
7
(2012年5月1日現在/単位:人)
学部学生
9,944
大学院学生(修士・前期・専門職)
3,926
大学院学生(博士・後期)
2,674
合計
16,544
1
非常勤
(1)
監事
教授(837)
准教授(711)
講師(160)
教員
2,
992
外国人留学生数
(2012年5月1日現在/単位:人)
助教(1,
128)
学部学生
助手(156)
大学院学生
事務・技術職員 3,
016
研究生等
合計
6,
018
合計
グローバルCOE採択数 138
1,145
148
1,431
外国人留学生数:国、地域別 (2012年5月1日現在/単位:人)
東京大学
17
中南米45 3.1%
京都大学
13
東北大学
12
北米
24 1.7%
大阪大学
12
東京工業大学
9
早稲田大学
8
慶応義塾大学
7
北海道大学
7
名古屋大学
7
九州大学
5
熊本大学
3
立命館大学
3
神戸大学
3
アフリカ29 2.0%
中近東40 2.8%
オセアニア3 0.2%
ヨーロッパ
77 5.4%
世界から
見た割合
アジア
1,213 84.8%
合計 1,431人
その他
280
アジア
韓国 での割合 中国
179
754
主な研究活動
●東北大学を拠点とするグローバルCOEプログラム
脳神経科学を社会へ還流する教育研究拠点
新世紀世界の成長焦点に築くナノ医工学拠点
材料インテグレーション国際教育研究拠点
情報エレクトロニクスシステム教育研究拠点
分子系高次構造体化学国際教育研究拠点
Network Medicine創生拠点
社会階層と不平等教育研究拠点の世界的展開
変動地球惑星学の統合教育研究拠点
流動ダイナミクス知の融合教育研究世界拠点
物質階層を紡ぐ科学フロンティアの新展開
グローバル時代の男女共同参画と多文化共生
環境激変への生態系適応に向けた教育研究
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Ⅷ
地 図
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施設所在地一覧
主要地区
1 片平キャンパス
2 川内キャンパス
3 青葉山キャンパス
4 星陵キャンパス
北山駅
仙台高
5 雨宮キャンパス
荒巻小
仙
東北福祉大
山
線
台
原
駅
輪王寺
北
仙
台
北
駅
仙
台
駅
青葉神社
国見駅
仙
台
市
営
地
下
雨宮
鉄
5
南
北
線 北
三条
葛岡駅
大崎八幡神社
星陵 4
牛越橋
聖ドミニコ
学院高
仙台西道路
宮城教育大学
宮城教育大附属
特別支援学校
尚絅学院高・中
橋
瀬
の
仙台
国際センター
西
公
園
西公園通
青葉通
仙台城跡 青葉山公園
競技場 評定
河原橋
東北放送
藤崎 あおば通駅 さくら野
仙
アエル
仙
台
仙
台
駅
河北
新報社
片平
霊屋
橋
瑞鳳殿
八木山ベニー
ランド
駅
台
南町通 東
駅 駅
高等裁判所
二
五
番
橋
通
丁 SS30
通
野球場
東北工大
愛
宕
上
杉
広瀬通 通
三越
番
町
通
市立博物館
八木山動物公園
勾
当
台
公
園
駅
広瀬通 一
大橋
青葉山新キャンパス用地
宮城県庁
仙台市役所
東京エレクトロンホール宮城
(県民会館)
市民会館
仙台二高
定禅寺通
川内 2
3
青葉区役所
澱橋
中
青葉山
青葉の森
県美術館
四
番
丁
駅
国道48号線
宮城第一高
宮城教育大附属小
宮城教育大附属中
1
五
橋
駅
県立工高
東北学院大
東北工大高
広瀬川
愛
宕
橋
駅
向山高
N
1:35,000
0
300
600
900 m
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建物配置図
●土地:817,771m2 ●建物:128,991m2 (平成24年4月1日現在)
川内キャンパス
川内北キャンパス
川内南キャンパス
〒980-8576 仙台市青葉区川内41
〒980-8576 仙台市青葉区川内27-1
電話番号案内 022
(717)7800
人文社会科学学部、全学教育
N
川内運動場
川内亀岡
北裏丁
14
11
15
12
17
10
1
35
4
5
21
図
35
4
Ⅷ
7
6
地
至理・薬・工学部
35
テニスコート
川内亀岡町
18
13
8
3
36
運動場
9
2
34
35
16
20
19
23
22
26
25
27
29
28
32
24
30
33
至天守台
31
植物園
0
50
教育・学生支援部
(管理棟)⑦
教育・学生支援部入試課 ⑲
国際交流部留学生課 ①
附属図書館 本館 ⑳
文学部・文学研究科 事務室 ㉒
文学研究科・法学研究科合同研究棟 ㉔
教育学部・教育学研究科 事務室 ㉕
文科系総合研究棟 ㉕
法学部・法学研究科 事務室 ㉓
経済学部・経済学研究科 事務室 ㉙
経済学研究科演習室 ㉙㉚
国際文化研究科 事務室 ⑥
附属言語脳認知総合科学研究センター ⑥
教育情報学研究部・教育情報学教育部 事務室 ㉕
東北アジア研究センター ③
東北アジア研究センター分室 ⑲
東北アジア研究センターさくら棟
高等教育開発推進センター ③
高等教育開発推進センター仮設校舎
保健管理センター、学生相談所、ハラスメント全学学生相談窓口 ④
入試センター ⑲
100 m
キャリア支援センター ⑦
植物園本館 ㉛
植物園記念館
国際交流センター ①
教養教育院 ⑦
教育情報基盤センター ⑪
学生実験棟 ②
川北合同研究棟 ③
講義棟 A棟 ⑧、B棟 ⑨、C棟 ⑩
マルチメディア教育研究棟 ⑪
サークル部室 ⑤⑫
厚生施設
(川内北キャンパス厚生会館)⑬
川内体育館 ⑮
川内ホール ⑯
課外活動室A棟 ⑰
川内サークル会館 ⑱
川内サブアリーナ棟 ⑭
百周年記念会館
(川内萩ホール)㉑
中講義棟 ㉖
大講義棟 ㉗
文科系合同研究棟 ㉘
厚生施設
(文系食堂)
応急学生寄宿舎
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宿舎のご紹介
東北大学ユニバーシティ・ハウス三条
東北大学国際交流会館
本学には、宿舎施設が整っており、多くの研究
者や留学生が快適な生活を送っています。
ユニバーシティ・ハウス三条は,国際化をけん
引できる人材の育成、
8人を1ユニットとする居
住構成、安心・安全・快適な生活環境、夏季休暇
期間中の短期利用などを基本コンセプトとした
教育的施設の学生寄宿舎として2007年4月に
開館しました。
東北大学国際交流会館は、本学で教育・研究
に従事する外国人研究者及び外国人留学生の
宿舎として、教育・研究の国際交流の促進に資す
ることを目的に1983年11月(1989年及び
1994年に増築)
に開館しました。
東北大学国際交流会館
【所在地】
〒981-0935
仙台市青葉区三条町
19-1
TEL: 022-275-9901 【居室数】
254室(留学生:220室、研究者:34室)
【建築概要】
構造:鉄筋コンクリート造 2階建1棟、
3階建7棟、4階建1棟、5階建1棟
敷地面積:28,466㎡ 建物面積:10,661㎡
【居室等一覧(外国人留学生)】
東北大学ユニバーシティ・
ハウス三条の概要
区分
種類
室数
面積(㎡)
寄宿料(月額)
A棟
C タイプ
93
18
5,900 円
A タイプ
11
48
9,500 円
B タイプ
22
46
9,500 円
D棟
C タイプ
54
18
5,900 円
F棟
A タイプ
8
56
11,900 円
A タイプ
6
48
9,500 円
B タイプ
12
46
9,500 円
B棟
【所在地】
〒981-0935
仙台市青葉区三条町
19-1
TEL:022-274-7305
G棟
【居室数】
416室(留学生:130室 日本人学生:286室)
(㎡)
A棟
【居室等一覧(外国人留学生)】
(B棟)
種類
室数
(㎡)
面積
寄宿料(月額)
A タイプ
26
10
9,700 円
B タイプ
58
13
10,000 円
C棟
西棟
A タイプ
26
10
9,700 円
東棟
A タイプ
20
10
9,700 円
D棟
区分
北棟
面積
6階建1棟、5階建1棟、管理棟
室数
種類
構造:鉄筋コンクリート造 10階建1棟、
区分
【建築概要】
【居室等一覧(研究者)】
Aタイプ → シャワー・
トイレはユニット内共用
月額
日額
日額
5,300 円 180 円 190 円
Aタイプ 11 48 15,000 円 500 円 530 円
Bタイプ 22 46 12,600 円 420 円 440 円
Aタイプ
4 60 22,100 円 740 円 780 円
Bタイプ
8 49 14,800 円 490 円 510 円
Cタイプ 11 18
6,200 円 210 円 220 円
6 48 18,600 円 620 円 650 円
Bタイプ
8 46 17,700 円 590 円 620 円
Aタイプ
4 60 26,700 円 890 円 930 円
Bタイプ
6 48 18,200 円 610 円 640 円
(F棟) Aタイプ
8 56 18,400 円 610 円 640 円
Aタイプ
6 48 18,600 円 620 円 650 円
F棟
※寄宿料の他、光熱費等別途費用が必要です。
詳しくはお問い合わせください。
1 18
Aタイプ
(E棟)
Bタイプ → シャワー・
トイレは各居室に装備
※寄宿料は2011年度の金額であり、
今後変更される場合があります。詳しくはお問い合わせください。
Cタイプ
使用料
申込期間が1月以上の 申込期間が
1月未満の
場合
場合
(G棟)
Bタイプ 12 46 17,700 円 590 円 620 円
Aタイプ→家族室 Bタイプ→夫婦室 Cタイプ→単身室
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Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
はじめに
ミッションステートメント
2
3
概要・組織
4
概要
事業推進担当者、組織図
5
7
研究
8
15の研究プロジェクト
9
人材育成
26
クロスナショナル・ドクトラル・コース
(CNDC)
学生紹介
成果
GCOEフェロー・RA
27
29
32
33
GCOE2012年度と
これまでの主な活動
34
2012年度の研究会&ワークショップ
桜セミナー(4月12日~14日)
GCOE総括研究会(8月2日)
萩セミナー(10月18日~21日)
国際セミナー(8月27日)
国際ワークショップ(10月21日)
これまでの主な国際シンポジウム・セミナー
これまでのGCOE月例研究会
出版活動
GEMCジャーナルの刊行
研究成果の出版
若手研究者の主な研究成果
博士論文紹介
事業推進担当者の主な研究業績一覧
ホームページ
35
35
37
39
41
42
43
45
49
49
52
57
77
81
91
連携
92
国際連携
93
清華大学/シェフィールド大学/
エコル・ノルマル・シュペリュール(ENS-Lyon)/
リュミエール・リヨン第2大学/国民大学校/
オタワ大学/中国社会科学院/梨花女子大学校/
延世大学校/ソウル大学校/国立台湾大学/
ハイデルベルク大学
96
東京大学社会科学研究所
ジェンダー平等と多文化共生研究センターの活動 102
Ⅵ
Ⅶ
Ⅷ
1
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2012年度の活動日誌
106
GCOE研究会・行事日程一覧
委員会スケジュール
107
109
資料編
110
東北大学の基本データ
111
歴史的背景/東北大学の使命/
東北大学が目指す大学の姿/機構図/
学術交流協定締結等/役員・職員数/
学部・大学院学生数/外国人留学生数:国・地域別/
グローバルCOE採択数/主な研究活動
地図
116
施設所在地一覧
建物配置図
宿舎のご紹介
アクセス
117
118
119
120
東北大学グローバルCOEプログラム
グローバル時代の男女共同参画と多文化共生
1
Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization
CONTENTS
ACCESS
東北大学大学院法学研究科
グローバルCOE事務局
東北大学付近マップ(仙台市内)
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内 27-1
TEL 022-795-3740,3163 FAX 022-795-5926
E-mail [email protected]
URL http://www.law.tohoku.ac.jp/gcoe/
東北大学大学院法学研究科
ジェンダー平等と多文化共生研究センター
東北大川内
キャンパスバス停
★
東北大学大学院
法学研究科
グローバルCOE事務局
〒980-8577
宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
東北大学片平キャンパス内
エクステンション教育研究棟1階
TEL 022-217-6251,6254 FAX 022-217-6252
E-mail:[email protected]
http://www.law.tohoku.ac.jp/gemc/
北門
センター分室 ★
正門
★ ジェンダー平等と
多文化共生研究センター
センター分室
〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
法学研究科片平5号棟
TEL 022-217-6132 FAX 022-217-6133
東京大学社会科学研究所
GCOEプログラム連携拠点
〒113-0033 東京都文京区本郷 5-25-16
石川ビル5階
TEL / FAX 03-5684-2085
E-mail [email protected]
東京大学付近マップ(文京区本郷)
わだつみのこえ
記念館
東大赤門前
旧加賀屋敷
御守殿門(赤門)
長泉寺
東京大学社会科学研究所
GCOE プログラム連携拠点 ★
東大赤門前バス停
東京大学
本郷
本
郷
通
り
真砂中央
図書館
本郷小
桜木神社
本郷四
郵便局
都営大江戸線
本郷三丁目
本郷 3 丁目
本
郷
消
防
署
本
富
士
警
察
署
春日通り
上記の場所は、GCOEプログラムの終了に伴い、2013年3月31日をもって閉鎖致します。
これまでのご関心とご協力、ありがとうございました。
120
2
2013/01/28
13:28:49
FACTBOOK 2012
東北大学大学院 法学研究科 グローバルCOE事務局
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27-1
TEL 022-795-3740, 3163 FAX 022-795-5926
E-mail [email protected]
URL http://www.law.tohoku.ac.jp/gcoe/
東北大学グローバルCOEプログラム
グローバル時代の男女共同参画と多文化共生
F
A
C
T
B O O K
Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization
2
0
1
2
東北大学グローバルCOEプログラム
グローバル時代の
男女共同参画と多文化共生
Gender Equality and Multicultural Conviviality in the Age of Globalization
詳細はホームページをご覧ください
http://www.law.tohoku.ac.jp/gcoe/
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