アシスタントディレクター制度導入によるバリューアップ型金融の取組み (金融機関名)おかやま信用金庫 1.動機(経緯) 2.概 要 アシスタントディレクター制度は、平成17年4月に地元中小企業の事業価値の向上を図るため、事業性融資開拓 兼渉外担当者の指導者として創設。現在、在籍人員は7名、制度導入以降通算27名が在籍。 営業店渉外担当者との同行訪問・指導を通じて、課題解決型営業による新規先および既存先への金融サービ スの提供をおこなうとともに、事業性融資を推進するための活動を支援し、渉外担当者のスキル向上に取組 み、その「人間力」を結集し「バリューアップ型金融」を実践している。 金融サポート面の主な活動 ○新規事業先推進、医療・介護分野、農業分野等の専門分野に対する推進 ○経営シュミレーションソフトを利用した資金繰り支援、経営改善支援、事業再生支援 金融サポート面以外の主な活動 ○ビジネス交流会・ビジネスネットワーク 販路開拓支援として、おかやま方式(事前申し込みによる「お見合い」方式)や 2way マッチング方式(同時間枠 で複数商談の実施)による「個別商談会」と、「フリー商談会」の二部構成により開催 ○産学連携マネージャー派遣 3.成果(効果) アシスタントディレクター1名(中小企業診断士)を県内の大学へ定期的に派遣し連携強化 ○TKC中国会岡山県支部連携「後継者塾」開催 ○若手経営者の会「おかやまPRODUCE」開催 若手経営者の能力アップと異業種交流を行うとともに、地元「岡山」の多種多様な分野の事業創成を図り、県 内のみならず県外・海外に向け「岡山」から生まれた独自の情報の発信源となりうる組織づくりを目的に開催 人材育成 ○「営業支援部管理システム」による営業店支援体制構築 ○渉外担当者との同行訪問・指導を通じた人材育成と渉外グループ全体強化 ○「マネジメントサポーター養成塾」開催 若手渉外担当者を対象に、ロールプレイングや事例研修、外部連携機関・公的支援機関の活用等を指導 経営改善、事業再生、事業承継、創業・新事業支援等に今まで以上に積極的に関与するとともに、連携機関と 4.今後の予定 の関係強化を図り、連携機関の持つ相談・支援機能を活用し、取引先企業の経営上の問題解決による事業価 (課題) 値の向上を図り、キメ細かい金融サービスの実践を行う方針である。 アシスタントディレクター制度導入によるバリューアップ型金融 包括協定提携機関 公益財団法人岡山県産業振興財団 TKC中国会岡山県支部 岡山県中小企業家同友会 岡山大学・岡山県立大学・岡山商科大学・岡山理科大学 連携 「おかやまPRODUCE」開催 課題解決 課題解決型営業推進体制 新規事業先推進 医療・介護分野、農業分野等推進 資金繰り支援 経営改善支援 事業再生支援 お取引先 営業店・渉外担当者 支援 「営業支援部管理システム」導入 渉外担当者との同行訪問・指導 「マネジメントサポーター養成塾」開催 産学連携マネージャー派遣 「後継者塾」開催 営業支援部 アシスタントディレクター(7 名) 営業店支援体制 課題解決による「事業価値の向上」 ビジネス交流会 ビジネスネットワーク
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