(様式1 A4縦) 水と空気でミシマサイコの種子の出芽を促進 研究課題名 カワヅザクラ等新規伊豆特産作物の生産技術の確立(平成 26 年~28 年) [研 究 の ね ら い] ・漢方薬原料である薬用作物のミシマサイコの根は、ほとんどが海外から輸入されている。 ・国内生産の拡大が望まれているが、種子は出芽までに日数が掛かり、出芽の揃いも悪いた め、雑草との競合による初期生育不良が問題となっている。 ・そこで、水稲などで行われている種子を水に浸漬して空気を送る催芽処理方法(エアレー ション)をミシマサイコで検討した。 [研 究 の 成 果] ・エアレーション処理により出芽が早く、播種後 20 日目の出芽率は高くなった。 ・播種 60 日後の出芽率は、エアレーション2週間処理で無処理の約2倍になった。 ・エアレーション処理は、発芽促進技術として有効である。 100 エアレーション2週間処理区 80 エアレーション3週間処理区 ( 水浸漬中エアレーション処理の方法 無処理区 累 積 60 出 芽 率 40 ) % 20 0 0 エアレーション 3週間処理区 無処理区 エアレーション 2週間処理区 種子の出芽状況(播種 58 日目) 10 20 30 40 播種後日数 50 60 種子の出芽率の推移 (伊豆農業研究センターわさび科 TEL0558-85-0047 E-mail:[email protected])
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