JA通信 Public Relations Magazine ＪＡ秋田 ふ る さ と は 、 新 た な 期 待 を 創 造 し ま す 。 【特 集】 第18回ＪＡ秋田ふるさと 女性大会・家の光大会 12 vol.224 2016 み、甘 味 や 酸 味 、 歯 ご た によって品種改良が進 れたも の 。 接 ぎ 木 の 技 術 にアメ リ カ か ら 持 ち 込 ま 現在 栽 培 さ れ て い る 品 種のほ と ん ど が 明 治 初 期 も豊富。食物繊維のペク ムや鉄、ビタミンＣなど 高血圧の予防によいカ リウムが多く、カルシウ ています。 付くのは無袋栽培をさし 今月は リンゴ 同じ品種でも「サン」が えなど さ ま ざ ま で 多 彩 な チ ン は 整 腸 作 用 が あ り、 便秘解消や血糖値、動脈 品種が 楽 し め る よ う に な りまし た 。 ます。 硬化を抑える働きもあり また 、 果 実 に 袋 が け を して色 を き れ い に す る 栽 培法と 日 光 に 当 て て 糖 度 を 上 げ る 栽 培 法 が あ り、 レシピ 我が家自慢の レシピを伝授！ 【 リンゴ酢とドレッシング 】 レシピの紹介者 【大森地区】加藤美和子さん とっても簡単！ 料理に幅広く使えます ● 材料 【リンゴ酢】 （500㏄容器） ・リンゴ 1個半 ・Ａコープ米酢 350cc 【ドレッシング】 しょうゆ:リンゴ酢：グレープシードオイル 2：1：1 【リンゴ酢】 ①ふた付きの容器（ジャム瓶など）に芯を 取ったリンゴを皮付きのまま一口サイズに 適当に切って入れる ②①が浮かび上がらないように米酢を浸らせ て、ふたを閉める ③２～３週間漬け置きすれば完成 【ドレッシング】 しょうゆと上記のリンゴ酢、グレープシー ドオイルを２：１：１で混ぜ合わせて完成 リンゴ酢は砂糖不使用。加藤さんい わく保存が効き、ハチミツを入れて飲 み物で割っても調味料として用いても ＯＫだそうです。甘味が欲しいという 方は米酢ではなくＡコープの「くだも のを漬けて飲みま酢」や「漬けもの 酢」でも代用が可能です。また、ド レッシングは材料をペットボトルなど に入れて振ると簡単にできます。加藤 さんのおすすめは、ドレッシングに魚 を漬け込んで焼くことや温野菜にかけ ること。料理に幅広く使える酢とド レッシング、皆さんもお試しあれ♪ JA通信 2016.12 2 JA通信 December 1202 16 NTS CONTE 表紙紹介 02 レシピ 03 もくじ/表紙紹介 04 【特集】 第18回JA秋田ふるさと 女性大会・家の光大会 08 ニュース＆トピックス 12 営農ワンポイントアドバイス 13 地元の高校生が行く！ 突撃！アグリリポート 14 農に生きる 16 軽油引取税免税証の 交付申請について 17 健康情報 18 ふるさとサロン 20 バラエティコーナー 22 インフォメーション 24 ふるさとの民話 JAの概況 「表紙」の女の子 福田 花純ちゃん（増田・ 4 歳《 7 月 2 日生まれ》 ） か す み 両親（父：晃司さん 母：静香さん）と祖父母、10月 には弟が生まれて６人家族になった花純ちゃんは、当誌 2013年12月号にもキッズのコーナーで登場しています。 あれから３年の年月が流れすっかりお姉さんになっていま した。歌って踊ることが大好きで、保育園で開催されたお ゆうぎ会の歌や踊りを披露してくれました。畑に行くこと も楽しみの一つ。今年は、自分で枝豆を育てて収穫まで ずっと見守っていたそうです。そして「勉強が大好き」と 話す花純ちゃん。ひらがなを書けるように特訓中です。こ れからもお花のようにその純真無垢な笑顔で、周囲の人を 笑顔にさせてね。 「旬」な キノコ シイタケ シイタケには、キノコ類特有の「レンチナン」という成 分が含まれています。レンチナンは、ガンの発生・進行を 抑えるリンパ細胞を活性化させる効果のほか、風邪などの ウイルス性の病気に対して抵抗力をつける効果があるとさ れています。また、ビタミンＢ１、Ｂ２は野菜類の約２倍、 カリウムや亜鉛、鉄などのミネラル成分もバランス良く含 まれています。しかも低カロリーのため、健康やダイエッ トに効果的な食材です。 当ＪＡ管内では、菌床ブロックを用いた菌床しいたけの 栽培が盛ん。香りが豊かで全体的に肉厚なのが特徴です。 また、管内では、より香り豊かな原木しいたけの栽培も行 われています。きのこ部会は、部会員数124人。生シイタ ケを中心にブナシメジやエリンギ、ナメコなどと合わせ、 ハウス（空調ハウス含む）で栽培しています。 元気に明るく、家族を支え、 家族を守り、地域のために生 活しよう 4 2016.12 JA通信 18 12 大会冒頭、ＪＡ女性部神谷光子 部長が「今、ＪＡはＴＰＰに始ま る農協改革、さらに政府の規制改 革推進会議による提言など、組合 員の高齢化や後継者不足に拍車を かけるような課題が、次から次へ と 出 て き て い る。 そ の よ う な 中、 当ＪＡでは、小田嶋組合長をはじ め役員の方々が、組合員の生活や 地域社会全体を良い方向に導いて くれている。私たち女性部は、Ｊ Ａ秋田ふるさとを心の拠り所とし て、元気に明るく、ここに集まっ ている仲間と一緒に、家族を支え、 家族を守り、地域のために生活し ていこう」とあいさつしました。 続いて、鷹田直代表理事専務は 「 当 Ｊ Ａ は 園 芸 が 盛 ん で あ る。 そ の原動力は、女性の方々の力添え の賜物。その努力と頑張りに感謝 と敬意を払い、お礼を申し上げた い。これからの将来、女子力が地 域社会や農業を変えていくと思っ て い る。 地 域 社 会 作 り の パ ー ト ナーとして、女性の社会参画をお 願いしたい」と呼び掛けました。 （一社）家の光協会総 さ ら に、 務本部の間壁修一本部長が「一人 一人がＪＡという協同組合組織の 主人公である。 自信と誇りを持ち、 ＪＡに結集して、営農と暮らしを 守り高める取り組みを実践してい ただきたい」と来賓を代表して祝 辞を述べました。 ＪＡ女性部平鹿支部伊藤陽子支 部長が「女性部では、食と農を基 軸とした活動、住みよい暮らしの 活動、 仲間づくりを実践している」 と、組織活動報告を行いました。 また、ＪＡ女性部十文字支部鷹 田芳子さんが「女性の自立を仲間 とともに！」と題し、家の光記事 活用体験発表をして、会場から感 銘の拍手が沸き上がりました。 回ＪＡ秋田ふるさと女性大会・家の光 「第 大会」が 月２日、秋田ふるさと村ドーム劇場 で開かれ、各支部の部員や地域住民、ＪＡ役職 員など７７０人が参加しました。 部員同士の相互交流を深めて、さらなる組織 活動の強化を図るため、地域を支える女性を中 心に会場を埋め尽くしました。 ⑧ ⑨ ① ② ③ ⑦ ⑥ ⑪ ⑤ ④ ⑩ ⑭ ⑬ 5 JA通信 2016.12 今大会では、ソプラノ歌手の長 谷川留美子さんとピアノ伴奏者の 小林もと子さんによる「ふるさと のうた 祈りの歌」とした記念演 奏会が行われ、来場者はその美し い歌声に胸をふるわせました。 その後、恒例となっているＪＡ 女性部各支部のアトラクションが 行われ、部員がこの日のために練 習 し た 成 果 を 存 分 に 発 揮。 大 ス テージでの息の合ったパフォーマ ンスに会場からは大きな歓声が上 がりました。 今大会を通して、さらなる団結 力を深めたＪＡ女性部員は、これ からも元気に明るくそしてパワフ ル に 活 動 し、 地 域 社 会 を 笑 顔 で いっぱいにしてくれそうです。 ①会場を埋めた770人が大会の感動に笑顔の花を 咲かせた ②ＪＡ女性部神谷光子部長 ③ＪＡ鷹 田直専務 ④（一社）家の光協会総務本部間壁修一 本部長 ⑤ＪＡ秋田中央会地域政策部杉渕忠彦次 長 ⑥ＪＡ青年部永須巧部長 ⑦司会の横手かま くらＦＭ柴田優子さん（左）と会場を盛り上げた営 農企画課加賀谷功課長（右） ⑧全員で「上を向い て歩こう」などを合唱した ⑨ソプラノ歌手長谷 川さんの歌声に歓喜した ⑩家の光記事活用体験 発表をする鷹田芳子さん ⑪組織活動報告をする 伊藤陽子支部長 ⑫ロビーでは家の光の販売も あった ⑬⑭部員らの家の光記事活用作品と女性 部活動作品が来場者の目を引いた ⑫ ハイライトと集合写真 横手 踊り「中の島ブルース」 平鹿 踊り「お祭りマンボ」 雄物川 朗読劇「明日 輝くために 高齢化社会を生きる」 大雄 踊り「演歌で体操 ふるさとの春」 JA通信 2016.12 6 アトラクションの 大森 寸劇・踊り「狙いうち」 十文字 踊り「ドンパン節」 増田 踊り「秋田花まるっ音頭」 金沢 合唱「童謡メドレー」 7 JA通信 2016.12 December 2016 ▲ＪＡ秋田ふるさと組合長賞 武藤俊幸さん（十文字） ▲タキイ種苗賞 後藤重雄さん（大雄） ▲ＪＡ全農あきた県本部長賞を受賞した菅原清市さん（十文字） 販売額出荷量ともに上位であり、部会の出荷販売実績に大きく貢献した ▲部会長賞 武田文易さん（平鹿） ▲久留米原種育成会賞 佐藤均さん（平鹿） ▲ときわ研究場賞 石沢繁昌さん（山内） きゅうり販売実績検討会 録した昨年度の実績を更新し、２億 6796 万 円を記録しました。その後も抑制栽培での出 荷が続くため、数値の上積みが期待でき、記 録はさらに更新する見込み。市場担当者は 「全国的にフケ果が多い年であったが、ふる きゅうり部会は 11 月８日、横手プラザホ さと産はクレームも少なく、選果レベルや品 テルで販売実績検討会を開き、行政や市場担 質は非常に良好で、取引先からも高い評価と 当者、部会員など 73 人が参加しました。６人 来年に向け出荷取引を期待する声をいただい の優秀生産者表彰を行った後、今年の生育経 ている」と話しました。佐藤孝弘部会長は「出 過と市場情勢、販売概況報告を行いました。 荷量や販売額の記録更新は、生産者の高い技 今年度出荷量（10 月 24 日時点）は、967㌧ 術と日々の努力、そして関係各位のご尽力の （前年度比６％増）で、販売額は過去最高を記 賜物である」と感謝の意を述べました。 出荷量 6 ％増 3 年連続販売額更新 JA通信 2016.12 8 花き中間販売実績検討会 販売額 5 億5841万円 高単価で好実績に き 花卉 総合部会は 11 月４日、横手セントラ ルホテルで中間販売実績検討会を開き、行政 や取引市場９社の担当者、部会員など 85 人 が参加しました。菊立毛審査優秀生産者表彰 や 12 人の花き展示品評会表彰を行った後、 販売実績と生育経過報告、検討事項などを確 認。販売実績では、10 月 15 日を基準にした 販売額を５億 5841 万円（前年度比８％増） 、 １本当たりの単価を 65.1 円（同 10％増）と 報告しました。出荷量が 857 万本（同２％減） になるも、予約相対や品質面での販売戦略が 好実績につながりました。市場担当者は「買 参人からの評価は高い。各市場にふるさと産 の高い品質が浸透している。品質を保ちなが ら増産してほしい」と要請しました。 ▲鈴木禎得総合部会長は「目標の販売額７億円ま であと少し。皆さまのご協力を期待する」と話した ▲菊立毛審査優秀生産者の表彰を受ける土谷信夫 さん（十文字） トマト販売実績検討会 出荷量大幅アップ 来年度の高品質生産誓う ▲傳野猛部会長は「来年度の生産も向上させてい きたい」と意気込んだ ▲優秀生産者表彰を行い、奥山吉弥さん（大雄） が最優秀生産者に選ばれた 9 JA通信 2016.12 トマト部会は 11 月 11 日、よこてシャイ ニーパレスで販売実績検討会を開き、県や市 場担当者、部会員など 40 人が参加しました。 今年度産トマトは、高温対策として導入した 大玉品種「りんか 409」の作付面積が全体の ７割以上を占めました。生育は全体的に高温 で降水量が多く、軟化玉やフルーツポックス などが散見したものの、防除の徹底により病 害虫の発生は最小限に抑えることができまし た。品目別出荷重量が共選品 461㌧（前年度 比７％増） 、個選品１㌔で 26㌧（同 43％増） と大幅に伸びました。来年度は新規加入した 部会員の栽培が本格化することなどから増反 が見込めるため、今年度以上に安定的な出荷 ができると予想。部会員は、夏と秋の産地と して管内のトマトを消費者に届けられるよう 品質面の向上や販売面でも市場と綿密な関係 を構築していくことを確認しました。 枝豆販売実績検討会 品質向上と作付拡大 課題や対策を確認 枝豆部会は 11 月７日、横手セントラルホ テルで販売実績検討会を開き、県や市場担当 者、部会員など 52 人が参加しました。今年 度の実績を販売数量 352㌧（４％減）となる も、販売金額は前年度と同水準の２億 2400 万円と報告。ＪＡ計画における目標達成には 至りませんでしたが、前年度に引き続き今年 度も県全体で東京都中央卸売市場（７～ 10 月期シェア）１位を達成しました。今年度の 生育経過は、播種時期の５～６月に適度な降 雨があり順調に発芽。梅雨入り以降は降水量 が多く、中晩生や晩生種は旺盛な生育となり ました。これを受け、排水対策などの圃場条 件の改善を確認。来年度は、作付面積の維持 や拡大、端境期の安定生産、予約相対取引の 継続実施、販売メリットの高い晩生種「秘伝」 の作付拡大と安定生産に取り組みます。 ▲佐藤勇部会長は「安全安心でおいしく品質の良 いエダマメを生産していこう」と呼び掛けた は ほ ▲優秀生産者表彰を行い、最優秀生産者に選ばれ た小松田守さん（大雄） アスパラガス販売実績検討会 栽培管理の充実で 産地の再生を目指す ▲山石正廣部会長は「市場の期待に応え増収に向 けて部会一丸となって努力する」と話した ▲秋田ふるさと農業協同組合長賞を受賞する高橋 弘昭さん（十文字） アスパラ部会は 11 月 24 日、よこてシャ イニーパレスで販売実績検討会を開き、行政 や取引市場の担当者、部会員など 38 人が参 加しました。優秀生産者表彰を行った後、生 育経過と販売概況、市場販売経過について報 告。今年度は、出荷生産者が９人減り作付面 積も 224㌃減少したことにより、１㌔当たり の単価は 1080 円と好調だった前年実績をキ ープするも、販売数量 124㌧（前年度比５％ 減） 、販売金額１億 3365 万円（同５％減）と なりました。取引市場からは「高品質なふる さと産指定の販売先が多く、増加傾向であ る。出荷の増量を期待する」との要望があり ました。これを受け、今後の課題と対策につ いて確認。排水対策の強化と予防防除の徹底 などによる栽培管理の充実で、産地の再生を 目指すことを誓いました。 JA通信 2016.12 10 秋田牛を食べる会 極上の秋田牛を満喫 横手初開催にファン舌鼓 秋田牛ブランド推進協議会は 11 月 10 日、 横手プラザホテルで「秋田牛を食べる会」を 開催しました。89 人が参加し、協議会員（有） かまくらミートの 「秋田牛」 のステーキやしゃ ぶしゃぶなどを味わいました。 「秋田牛」と は、黒毛和種の肉質が３等級以上。最長飼養 地が秋田県内で、エサに一定量の飼料用米を 給与することが条件になっています。米を給 与した牛肉は、やわらかくて多汁性があるこ とが特徴。また、旨みが強く、脂の口溶けが よいとされ、その肉質から子どもやお年寄り にも喜ばれています。 「秋田牛」は県内のほ か、首都圏の飲食店や量販店でも販売され好 評を得ています。同イベントには、ＪＡや和 牛部会も共催し、抽選会に農産物や加工品な どを提供しました。 ▲ＪＡ和牛部会三澤一雄部会長は「来年の共進会 では「義平福」以上の成績が期待できる」と話した ▲参加者は「やわらかくてとてもおいしい」と満 足していた りんごちゃんひろば収穫感謝祭 フレッシュ部会と 秋の味覚を堪能 ▲フレッシュ部会員が「塩麹ピラフ風炊き込みご 飯」や「りんごと水菜の白和え」などを手渡した ▲「カボチャプリン」が親子でお気に入りの様子 だった 11 JA通信 2016.12 子育て支援施設「りんごちゃんひろば」は 11 月 22 日、収穫感謝祭を開きました。21 組 48 人の親子が参加。食の大切さと農作物の 収穫に感謝する趣旨で毎年開催しています。 ＪＡ女性部フレッシュ部会員や職員 13 人が、 収穫した米や野菜を材料に忙しい子育て世代 が簡単に作られるメニューを考案。Ａコープ 商品などを効果的に使い料理３品をバイキン グ形式で参加者に振る舞いました。また、部 会員はＡコープの「米こうじの甘酒」と「お米 のミルク」の試飲を通じ、参加者にお米の良 さや汎用性をＰＲ。今回の料理レシピを載せ たメニュー表やミニシートまな板をプレゼン トしました。参加者の一人は「手軽に調理で きるメニューで家でも試してみたい。食べや すくておいしかった」と親子で秋の味覚を堪 能しました。 冬期間も花を 23 できれば、水道の冷たい水 ではなく、室温と同じくらい の温度の水を与えることを心 掛けましょう。 【肥料】 冬期間肥料は吸収しませ ん。開花中の肥料は根痛みの 原因にもなるので与えなくて 構いません。 らないように中心から外側へ 広げながらかけていくことも ポイントです。 【肥料】 購 入 後、 し ば ら く は 肥 料 が 効 い て い ま す が、 ２ 週 間 程したら市販の液体肥料を １０００倍程度に薄め 日に １回くらいのペースで散布し てください。 【花摘み】 シクラメンを栽培する中で 重要な作業となります。シク ラメンは種ができるとそこに 養分が吸い取られ、新芽に養 分が行き渡らなくなってしま うので、花色がさめてきたら 早めに花を摘み取るようにし ましょう。 ◆ ◇ ◆ 月 日（土）と 日（日） の 両 日、 「シンビジウム展示 即 売 会 」 を 行 い ま す。（ Ｐ 参照）毎年恒例の即売会では、 色とりどりのシンビジウムを お手頃な価格で提供いたしま す。お気に入りのひと鉢を探 しに、ぜひご来場ください。 10 18 10 12 2016.12 JA通信 これから冬本番を迎えます。そんな季節でも長い間、目を 楽しませてくれる花の管理について紹介しますので、この機 つぼみ ◆シクラメン 17 会に育ててみてはいかがでしょうか。 の多年草です。可憐でうつむ いた花を付けることから、こ のような花言葉が付いたと言 われています。 【温度管理】 シンビジウムより更に低温 を好み、冬期間の適温は５～ ℃くらいです。日光の当た る比較的に低温な窓辺に置き ましょう。花の咲く時期に日 光不足になると、花色も悪く なり、蕾も咲かずに枯れてし まうこともありますので日中 はよく日光に当てましょう。 また、シクラメンの葉は日 光の当たる方向に向く性質が あるので、１週間に１回くら いは鉢を回転させてあげま しょう。 反対に気をつける必要があ るのは高温です。暖房の入っ ている日中 ℃、夜間 ℃以 上の部屋では花や葉がぐった りしてしまいます。 【水管理】 水やりはシンビジウムと同 じ要領で土の表面を触り、乾 いていたらたっぷりあげるよ うにしてください。水やりの 際は、上から勢いよくかける のではなく、葉の脇からゆっ くりと水やりしてください。 15 花言葉は内気。遠慮。はに かみです。 25 また、球根に水が直接かか 10 シクラメンはサクラソウ科 12 ◆シンビジウム 20 花言葉は高貴な美人。飾ら ない心です。 洋ランの中で最も有名な花 で、管理次第で２～３か月は 鑑賞することができ、寿命が 長い花として定評がありま す。当ＪＡ管内のシンビジウ ム は 全 国 的 に も 評 価 が 高 く、 東北唯一の産地となっており ます。 【温度管理】 比 較 的 寒 さ に は 強 い の で、 長く楽しむためには昼間 ℃ 以上にせず、温風も直接あて な い こ と を 心 掛 け ま し ょ う。 高温の管理は蕾の黄ばみや花 落ちの原因になります。夜間 は ℃ぐらいの温度が適温で す。 【水管理】 極端な乾燥を嫌う性質です ので、水やりは土の表面を触 り、水気が感じられなくなっ たら、底の穴から水が染み出 るくらいたっぷり与えてあげ ましょう。 シンビジウム 】 【指導員】 園芸果樹課 黒政 晋作 導 【園芸指 楽しみましょう！ 118時間目 「高校生商品開発コンテスト」で 横手の農産物と発酵文化をPRしよう！ 決勝大会では優良賞を受賞し 自信がつきました！ 横手清陵学院高校１年 沢野遥子さん 川崎渓華さん 菊地七海さん と お ① こ ③ ④ ①②高校生が秋田の食文化や魅力ある食材の活用を理解し 地域の人々と交流して郷土のすばらしさを認識し、企業家 精神の要請を図ることが目的の「高校生商品開発コンテス ト」に参加 ③協力して「発酵のまち横手の和洋ランチプ レート」を完成させ披露した ④プレゼン・調理ともに自 分たちの力を発揮できた 13 JA通信 2016.12 か な な み 私たち横手清陵学院高校家庭クラブは11月 26日、明徳館高校で開催された「高校生商品 開発コンテスト」決勝大会（主催：秋田県教育 委員会） に出場しました。家庭クラブでは以前、 ＪＡ女性部の方に甘酒作りを教えていただき、 おかゆに麹を加えることで強い甘みと旨味を引 き出す発酵の力に魅せられました。また、この アグリリポートで横手の農家さんを取材させて いただき、その思いとご苦労を実感しました。 そこで、私たちのこれまでの経験から横手市が 発酵のまちであることをより多くの人に知っ てもらおうと、いぶりがっこや塩麹、ワイン、 チーズなどの発酵食品を使い、横手産の農作物 にもこだわった「発酵のまち横手の和洋ランチ プレート」を考案しました。 「味の融合トマト スープ」や「いぶりがっこクリームチーズパス タ」 、 「りんごの肉巻き」の３品を１皿で味わう ことができます。トマトスープは、トマトをく り抜き、バターやゆず胡椒、しょうゆでカブと 舞茸を炒めたものを詰め込み、 塩麹や白ワイン、 しょうゆのスープで軽く煮込みました。食べる ときのトマトの崩し方でさまざまな味に変化し ます。パスタには発酵食品をふんだんに使いま した。また、リンゴの芯をくり抜き、サツマイ モとレーズンのマッシュポテトを詰め、白ワイ ンとしょうゆで調味した「りんごの肉巻き」は、 噛むごとに果汁があふれ出し、横手市の自然の 力が凝縮されています。付け合わせは、横手産 アスパラガスやクレソン、小松菜などその時期 の旬のものを添えます。 大会に出場したこと で、横手市における６次産業として取り組みこ とができれば、安全・安心という付加価値も高 まると考えました。 こうじ ② け い 風土が育むおいしさと だ れ 14 2016.12 JA通信 伝統を守り続ける 秋 ど 田県種苗交換会の農産 物出品審査において３ 年連続で秋田県知事賞 を受賞した生産者に贈られる 「顕彰状」 。今年、湯沢市で開催 された第１３９回秋田県種苗交 換 会 で「 い も の こ（ 芋 の 子 ） 」 として知られるサトイモ（品種： 土垂）で顕彰された松本清之助 さ ん。 今 年 は「 山 内 に ん じ ん 」 でも秋田県知事賞を受賞するな ど、清之助さんはこれら「山内 いものこ」や「山内にんじん」 、 秋田名物「いぶりがっこ」用の 大根などの伝統野菜を長らく栽 培し、その振興と発展に貢献し てきました。 10 12 30 し こ う 昨年 月、高品質生産に取り 組み、地域で一体的な生産振興 が図られていることと、県特有 のブランドになり得ることなど の理由から「あきたの逸品」に 登録されました。 これを受け、当ＪＡ山内いも のこ部会（田代和博部会長）で はさらなるブランド化推進を図 るため、催事などで用いるのぼ り を 作 成 し ま し た。 今 年 ８ 月、 山内集出荷所で開いた出荷目ぞ ろえ会でのぼりを披露。同部会 では 月１日現在で販売金額 ３０１９万円、出荷量 ㌧を記 録しました。出荷は 月中旬ま で続く見込みです。 「山内にんじん」は在 一 方、 来種「札幌太」からの成長の良 い 物 の み を 選 抜 し た ニ ン ジ ン。 長 さ が ㌢ 以 上 で 太 さ が あ り、 香りが強く、鮮やかな赤色を特 徴とします。昭和 年代から山 内地域で広く栽培されました が、消費嗜好の変化から途絶え ていました。近年、再び注目を 集めるようになり、販売店から の強い引き合いなどを受け、栽 52 12 20 地域が誇る伝統野菜 「山内いものこ」は明治時代 から山内土渕地区を中心に栽培 された山内地域特産のサトイ モ。高温多湿の中山間地で一日 の寒暖差が大きい特有の気候と 土壌が生み出すまろやかでとろ りとした粘りが特徴です。９月 下旬から 月に収穫の最盛期を 迎えます。 10 農に生きる 明日を担う生産者たちの思いを探る 松本 清之助さん（72） ● 横手・山内 Seinosuke Matsumoto 生産品目：山内いものこ （サトイモ） ／10a 水稲／40a、大根／5a 山内にんじん／2a ② ⑤ ④ ⑤主力の中晩生種「土垂」 。まろやかな粘りが特徴の品種 ⑥昨年９月に県から「あきたの逸品」として認定を受け た「山内にんじん」 培面積の拡大の計画が進められ ています。 これからも良いものを 10 求められる産品を作るために ２年前から「いものこ」の無 農薬無化学特別栽培に取り組む 清之助さん。 ㌃の経営のうち ４・２ ㌃ が 特 別 栽 培 で「 秋 田 県 特 別 栽 培 農 産 物 認 証 」 を 受 け、 高 品 質 生 産 を 継 続 し て い ま す。 また、毎年変動する気象条件に も対応し、水管理に十分配慮し ています。 「自分の 作 り 続 け る 理 由 を、 先祖の代から続けてきたことだ か ら 」 と 話 す 清 之 助 さ ん。 「現 状維持できれば良い方だと思 う。体を壊さない限りは続けて いかなければならない」とほほ 笑み、これからも人々から愛さ れ親しまれる地域の宝を守り続 けていきます。 ▲催事で用いられた「あきたの逸品」ののぼり。 ブランド化推進に一役買っている 包丁を入れたときに分かる断 面のきめ細かさとその柔らかさ に 驚 く「 山 内 い も の こ 」 。消費 者からお土産としても求めら れ、 高 い 評 価 を 受 け て い ま す。 清之助さんも「特に『土垂』と い う 品 種 は 本 当 の『 い も の こ 』 だ と 思 う。 口 に 入 れ た 時 の と ろっとした粘りが好き」と笑顔 で話します。 清之助さんは栽培講習会や目 ぞろえ会など部会の活動には必 ず参加。部会員同士で情報交換 し合い、肥料の使い方なども教 わっています。また、指導を受 けたことを忠実に守り、安定的 な生産を心掛けています。 自然の恩恵を受けて作り出す 「 山 内 い も の こ 」 や「 山 内 に んじん」などの良質な伝統野菜 を作るヒントは土壌にあるとい う 清 之 助 さ ん。 「栽培に特別な ことは何もしておらず自然に任 せている。この土地に適してい るから育まれた品目」と謙虚に 話します。生産していて良かっ たと思うときは「良品が出来た とき」 と嬉しさをにじませます。 2016.12 JA通信 15 （撮影日10月25日） ⑥ ① ③ ①②土を掘り起こす際は細心 の注意を払う。長年培われた 感覚で鍬を入れると太い根と ともに「いものこ」が顔を出 す ③一つ一つ手作業で「い ものこ」の根と毛羽を取る。 最盛期は気の遠くなるような 作業が続く ④出荷調整が一 段落し「いものこ」を愛おし そうに見つめる清之助さん くわ ○農業用機械に使用する軽油の免税証交付申請の集合受付を行います。 ○各地域の受付日程は次のとおりです。交付を希望する方は、必要書類を準備の上、下記の受付日に申請 してください。お住まいの地域の受付に都合が付かない場合は、他の地域の会場でも申請することができ ます。 ○県税事務所支所窓口での受付は、平成29年１月27日から行いますが、その場合、集合受付を行った方よ りも免税証の交付が遅くなりますので、できるだけ下記会場で申請手続を行ってください。 ○下記地域以外の受付日程については、県税事務所までお問合わせください。 １）受付日程 対象地域 期 日 時 間 会 場 旧大森町 旧大雄村 平成28年12月21日 （水） 10:00～11:30・13:00～15:30 大雄農業団地センター ３Ｆ 大会議室 旧雄物川町 平成28年12月27日 （火） 10:00～11:30・13:00～15:30 横手市雄物川地域局 大会議室 旧横手市 旧山内村 平成29年１月13日 （金） 10:00～11:30・13:00～15:30 県平鹿地域振興局 ３Ｆ 第３会議室 仙 南 平成29年１月16日 （月） 10:00～11:30・13:00～15:30 美郷町役場 （旧千畑庁舎）３Ｆ 大会議室 旧十文字町 旧増田町 平成29年１月18日 （水） 10:00～11:30・13:00～15:30 横手市十文字地域局 大会議室 旧平鹿町 平成29年１月26日 （木） 10:00～11:30・13:00～15:30 平鹿生涯学習センター 多目的ホール１ （旧仙南村居住者に限る） ２）必要書類一覧表 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 鑑 ○ 未使用の免税証 ○ 印 ○ 前年購入した軽 油 の 納 品 書 又 は 購 入 証 明 書 ○ 免 税 軽 油 の 引 取 り 等 に 係 る 報 告 書 ○ 農 業 委 員 会 が 交 付 す る 耕 作 証 明 書 ○ 免 税 証 交 付 申 請 書 書換 秋 田 県 証 紙 （ ４ ０ ０ 円 ） ○ ○ 書 継続 ○ 約 油 証 ○ ○ 誓 軽 者 更新 免税軽油使用者 証 交 付 申 請 書 税 用 新規 機 械 の 購 入 証 明 書 免 使 区分 ○ ※注意 ①当日は大変混み合うことが予想されますので、必ず申請書に記入してお越しください。原則として、受付は記入さ れた方から行います。申請書用紙の無い方は下記お問合わせ先に連絡してください。 ②平成29年の耕作期間中に使用者証（厚紙）の有効期間が到来する場合は更新申請が必要です。 ③秋田県証紙（400円分）は免税証交付時にいただきます。 ④共同申請で、使用者が加わる場合は新規申請、使用者が脱退等する場合は書換申請が必要になります。なお、印鑑 と耕作証明書は全員のものが必要になります。 【お問合わせ】 秋田県総合県税事務所 平鹿支所 （横手市旭川１-３-41） ℡ 0182-32-0590 または 秋田県総合県税事務所 課税第二課 （秋田市山王４-１-２） ℡018-860-3341 JA通信 2016.12 16 健康情報 「要精密検査」「要受診」と 判定されたら 平鹿総合病院 保健福祉活動室 佐々木 英行 今回は、検診やがん検診（以下、健 （検）診）を受けた後のお話をしたいと思いま す。皆さんは、健 （検） 診を受けた後、 「要精密検査」 「要受診」と判定されているのに、 そのまま放置していませんか。「面倒」 「時間がない」 「病気が見つかることが怖い」 などという事をよく聞きます。しかし、これでは何のために健 （検） 診を受けたのか わかりません。 「要精密検査」「要受診」と判定された場合、病気の可能性がありますが、必ずし も治療が必要とは限りません。特に、がん検診では「要精密検査」と判定され、医 しっかん 療機関を受診された方の内、95％以上が「がん以外の疾患」または「異常なし」と の報告があります。（平成26年度平鹿総合病院健診センター受診者調査データ） しっぺい 早期に精密検査を受けることは、疾病の早期発見や早期治療につながります。が んの多くは早期には症状がない事が多いので、検診で早期に発見できれば手術が小 さい範囲で済み、体への負担が軽く、治療に掛かる時間や経済的負担も少なく済む などの利点があります。逆に放っておくと、治療に時間が掛かったり、重症化した りすることもあります。 「要精密検査」「要受診」と判定された場合には、まずは怖がらず医療機関へ必ず 相談しましょう。また、検査数値が異常な場合には、生活習慣を見直す機会と考え、 医療機関での指導のもと、改善につなげていくようにしましょう。 17 JA通信 2016.12 今回登場してくれたのは、雄物川、横手、 増田小学校のみなさんです。 管内で農業や ＪＡの組織活動を楽しむ 若手をご紹介します。 【雄物川】 佐藤 善和さん（36） 皆と協力してできる仕事を充実させたい 25歳で就農し、ライスセンターの業務に従 事する一方で農事組合法人館合ファームに所属 する善和さん。同世代のメンバーで田植えや刈 取りの請負を行うなど活動は多岐にわたりま す。同法人の研修にも参加し十文字の農事組合 法人を見学。キノコやホウレンソウの栽培技術 を参考に同法人でも経営していく計画です。両 親とホウレンソウをハウス22棟で栽培してい ることからもこれまでの経験を生かし「経営を 軌道に乗せられるようにしたい」と意気込みま す。今の仕事はメンバー全員で協力して互いの 業務を把握し、滞ることなく円滑に仕事ができ ています。 「働きやすく和気あいあいとした職 場で恵まれている」と話す善和さん。ライスセ ンターの利用者や法人の仲間とも積極的にコミ ュニケーションをとり、気兼ねなく過ごしやす い環境づくりを心掛けています。 元気なお年寄りを ご紹介します。 【横手】 佐藤 周治さん（86） 新しく始めたことが日々の活力に 妻のサタエさんと 24 歳の時に結婚し、一緒に ハクサイやキャベツ、ダイコン、カブなどの野菜 を育てるほか、稲作３㌶を１人で営農している周 治さん。現在はサタエさんと参加している「いき いきサロン」で代表世話人を務めています。昨年 度までは 10 年間、黒川地区 JA 年金友の会会長や 地域の老人クラブの副会長を務めました。また、 10 年前にパソコンを習い、会合の通知案内など を作成して会員に配布。 「まめでらなぁ」と周囲か ら感心されているそうです。同じく 10 年前に書 道の準師範を取得。そして注連飾りの作り方を地 域の子どもたちに教えるなど多彩な趣味を持つ周 治さん。 「子どもたちに喜んでもらえることが嬉 しい」と話します。健康でいられる秘訣は野菜を 食べること。新しいことに積極的に挑戦し、現役 バリバリで頑張ります。 し め JA通信 2016.12 18 読者投稿型企画 写真募集 管内の風景などの写真を募集します！ ◇期 間 2016年４月～2017年３月10日まで ◇部 門 ＜農に関する行事やその暮らし＞ 各地の農村行事や農作業の様子、 またそ れに係わる人々の表情などを募ります。 ＜管内の風景＞ 四季折々の美しい風景や厳しい自然の 様子などを募ります。 ◇規 定 応募作品は未発 表のものとします。人 物の肖像権など被写体に関する権利を 尊重し、応募者の責任で了解を得てくだ さい。また、応募作品は今後の広報（掲 載・紹介）で使用させていただく場合が あります。なお、作品はお返しいたしませ んのでご了承ください。いただいた個人 情報につきましては本誌の編集以外に は一切使用いたしません。 ◇応 募 ２Ｌ以上の大きさのプリントまたは 当ＪＡホームページ （http://www.akita-furusato.or.jp/） からデジタルデータで応募ください。 ①氏名②年齢③郵便番号④住所⑤電話 番号⑥撮影地と内容などを明記してく ださい。 ◇送り先 〒013-0036 横手市駅前町6-22 ＪＡ秋田ふるさと 総務課 広報担当 ▲高山憲男さん 山下さん家の農繁期 （５月） ▲Ｔ・Ｋさん リンゴの森 （11/10） コンテストは年度末に実施予定！ 組合長賞 （１人） 副賞・商品券３万円分 専務賞 （２人） 副賞・商品券１万円分 広報担当賞 （若干名） 副賞・商品券５千円分 管内の学校の食と 農をご紹介します。 横手市立増田小学校 5 年生48人のみなさん 校長：佐々木 亨先生 とおる 自分たちで収穫したお米の味は格別でした！ 増田小は11月８日、農業体験交流学習全６回 の最終回を増田高校で行いました。同高校作物専 攻班の生徒８人や地域住民と「まるごと増田弁当 で地産地消！」と題して収穫祭を実施。自分たち で４月に種をまいて田植えを行い、10月に収穫 した米と同高校の生徒が考案した地元の農作物を 使ったおかずを味わいました。ご飯を食べた児童 の一人は「特別に甘くておいしい」と喜んでいま した。このほかに児童と生徒は「農業が将来の夢 ベスト10に入るためには」というテーマの話し 合いや野菜カードカルタなどで交流を楽しんでい ました。 19 JA通信 2016.12 ●今月の最優秀作品 日誌手に 武内 良悦さん（平鹿） ●優秀作品 お歳暮は 手塩にかけた こまち米 （ 十文字） 土谷 ふみさん 早いけど Ｎ． 小田ゴム長さん（金沢） Ｐ． 暮に備えて 大掃除 なた漬けを つけて子等待つ 年の暮れ （平鹿） 佐藤 静子さん 年の暮れ Ｎ． 巳年じじさん（横手） Ｐ． 年金行く先 お年玉 暮らしの苦楽 孫と読む 今月のテーマ： 『暮』 楽しい川柳作品をお待ちしております。最優秀作品には、素敵な記念品を進呈！ 【２月号のテーマ】「 白 」 【応募方法】ハガキに川柳作品（パズルにご応募の方はその 答えも）のほか、次頁下段の応募方法①～⑥をご記入の上、ご応募ください【応募先】 応募作品数…33作品 〒013-0036 横手市駅前町6─22 総務課 広報担当【応募締切】１月30日㈪必着 ＜作品をご応募いただく皆さまへ＞ 掲載された作品を横手かまくらＦＭにおいて毎月第３木 ■昔の出来事や思い出を次の世代へ 語りつがれていく様子。その光景 曜日午前８時30分より（変更あり）ご紹介させていただいております。作品と投稿者名（地区 を思い浮かべて和みつつ考えさせ は除く）をご紹介しますので、ペンネームでのご紹介をご希望の方は必ず記載してください られます。 【11月号について】 ●久しぶりに県南で開催され た種苗交換会。行けなかったの で興味深く拝見することがで きました。これからも楽しい記 事を期待しております。 ／増田 Ｒ・Ｔさん（52）他 湯沢市で開催された種苗交換 会特集に多数おたよりありが とうございます。今まで戦時中 でも途絶えることなく139回続 いた歴史ある種苗交換会。ふる さと管内の出品も多く、見ごた えのある会場でした。 ●「まめ」なひとの中川維一郎 さんを見て、私も「まめ」にな りたいと思いました。 ／十文字 Ｙ・Ｍさん（52）他 「まめな人」を見て、明るく前向 きで若さを感じたという声がたく さん寄せられました。取材時に 活力をいただいています。 ●先日、諸用で旭小学校を訪れ た時、偶然子どもたちが作った 「もち米」を購入することがで きました。年末の餅にします。 ／大森 Ｍ・Ｉさん（67） 自分たちの手でお米を収穫でき て子どもたちも嬉しそうでした。 ぜひ味わってみてください。 ▲ 平 鹿 総 合 病 院 で は11月10 日、11月14日の「世界糖尿病 デー」を前に、啓発イベントを 開催。試食コーナーでは、当Ｊ Ａが納品している麦とお米が 「麦ご飯カレー」として、来院 者に提供されていました。麦 は、血糖値上昇を抑制するとし て９月より病院食に採用され ています。 ▲女性塾では11月17日、そば 打ち体験をしました。受講生は 笑顔で初めての体験を楽しん でいました。 管内の風景写真や自慢の逸品、珍品 野菜など、みなさんの「作品」を募 集しています。ご応募は当ＪＡホー ムページにある専用フォームからお 寄せ下さい。（携帯からは、以下ア ドレスへ）掲載者には、素敵なプレ ゼントを差し上げます。 メール【[email protected]】 JA通信 2016.12 20 タテのカギ 2 12月の一大イベント!? 6 8 9 10 11 15 16 18 20 21 丸太を積み上げてつくる 家 初心運転者が車に付ける マークはこの形 鳥羽伏見の戦いに端を発 する――戦争 ちらしや握りがあります 壁や塀に絡まる植物 西洋ナシの代表的な品種 カニやイカの呼吸器 シジミやアサリ、カキな ど 成羊の肉のこと 前の反対側 12月24日の夜は――イブ ヨコのカギ 1 2 3 4 5 7 10 12 13 14 17 【解き方】全部の問題を解き二重枠の文字 を並べ替えると一つの言葉ができます。そ れが答えです。 19 20 11月は霜月、12月は―― 『ブレーメンの音楽隊』 の中で一番大きな動物 正月向けの寄せ植えによ く使われる植物。キャベ ツの改良品種です 肉、乳、角、骨などを利 用する家畜 徳川家康が晩年を過ごし た――城。城跡は静岡市 にあります 10歳を――に４人の子が います 真冬に豪雪地帯の軒から ぶら下がります 柵を英語で言うと 千円札などに入れられて います 耳の中で音を受け取る器 官 灰をならしたり、上に自 在かぎをつるしたり 平成29年のえとは きねの相棒です ●応募方法 ※川柳もこちら！ アクティブ歩数計 ３名さまにプレゼント！ 時計、ストップウォッチなど アウトドアで役立つ機能の 付いた歩数計です！ 【応募方法】 ハガキに ①答え ②住所 ③氏名（当選発表時にペンネームが 必要な方は別途記載してください） ④年齢 ⑤電話番号 ⑥当 誌を受け取った場所 ⑦今月の好きな記事とその理由 または、 当誌やJAへのご感想をご記入の上、下記までご応募くださ い。なお、お寄せ頂いたご意見は「お手紙」のコーナーにて ご回答させて頂く場合がございます。（①～⑦の項目は必須 となります） 【応募先】 〒013-0036横手市駅前町6-22 JA秋田ふるさと総務課・広報担 当（※応募はホームページからでもOK。トップページの「みな さんの声と作品をお寄せ下さい！」バナーをクリック！） 【締 切】 １月30日 （月） 当日消印有効 ■11月号の答え／サツマイモ ■11月号の当選者／ P.N.S・Ｈさん（大森） 斧谷京子さん（金沢） 皆川雪子さん（十文字） ■応募総数／75通 ■正解者数／73通 21 JA通信 2016.12 「ＪＡ健康診断」のお知らせ ＪＡでは、平成29年度ＪＡ健康診断の申し込 みを全地区で受付いたします。ＪＡにて受診を 希望される方は各営農センターにて健康診断 申込書に記入し、お申し込みください。 ●対象者／18歳以上の組合員およびその家 族 ●申し込み締切／1月31日㈫ ●事務費 ／300円 ●健診料／6000円 （予定） ●会 場／平鹿総合病院 ●詳細／今月の回覧文書 をご覧ください ●お問合わせ／各営農セン ター生活担当まで 職員の業務車両通勤について ＪＡでは、冬期間（12～3月）の事務所駐 車場の早期除雪作業および駐車場所確保など のため、一部職員について業務車両通勤を実 施しております。組合員の皆さまには何卒ご 理解くださいますようお願いいたします。 日曜「稲作基礎講座」のお知らせ 稲作指導ＧＯＧＯ運動展開中！ ＪＡでは、勤めが主体の農家の方や稲づく り経験の少ない方などを対象に、標記講座を 開講します。平日にＪＡに相談に来る機会を 作れない方を考慮し、今回も日曜日に開催。 1 月から 3 月までの全 3 回の講座で、1 年分 の稲づくりの基礎を学ぶことができます。こ の機会にぜひご参加ください。 ●開講日時 第1回／1月15日㈰午後1時30分～午後5時 第2回／2月19日㈰午後1時30分～午後5時 第3回／3月12日㈰午後1時30分～午後5時 ●開催場所／平鹿支店2階 ●受講料／無料 ●申し込み期日／12月29日㈭ ●お申し込 み・お問合わせ／米穀畜産販売課 電話236556 FAX23-6504 横手税務暑からのお知らせ 平成28年分以降の確定申告書などの提出の際には、マイナンバーの記載＋ 本人確認書類の提示または写しの添付が必要です。 ●お問合わせ・詳細／横手税務署 電話32-6090 または 国税庁ＨＰ http://www.nta.go.jp JA通信 2016.12 22 理事会 だより 【第8回定例理事会】 平成28年11月29日開催 議案（抜粋） ■平成29年度金沢種苗セン ター利用料金の設定について 報告事項（抜粋） ■農畜産物の生育および販売状 況について ■組織整備検討委員会への諮問 事項に対する答申について ■平成28年度上半期監事監査 報告書について ■秋田県農協労秋田ふるさと支 部要求書について 出席理事・監事数39名 （40名中） 【12月の主要行事予定】 27日 定例理事会 （本店） ●議案第5号「平成28年度とも 補償事業の補償金単価の設定に ついて」において、以下の内容 が承認されました。 （抜粋） 11月25日開催のとも補償審 議会で補償単価を審議したとこ ろ、10a当たり8130円となり ました。補償金は11月30日に 対象農家の貯金口座へ入金にな ります。 ●議案第7号「組織機構及び職 制規程の一部改正について」に おいて、以下の内容が承認され ました。 （抜粋） 11月16日開催の組織整備検討 委員会の答申のとおり、園芸果 樹課の更なる専門性向上と併 せ、経営計画の着実な実践、迅 速な業務遂行を図ることを目的 に、園芸課と果樹課に独立再編 します。組織機構および規程の 改正実施日は3月1日と設定い たします。 23 JA通信 2016.12 シンビジウム展示即売会 12/17（土） ・18（日）2会場で開催！ 毎年ご好評のシンビジウム展示会を市内の２会場で行い ます。ＪＡ即売だからこそのお値打ち価格品を、この機会 にぜひお買い求めください！ 【会場】 ①ホテルウェルネス横手路 ②ＪＡ十文字支店２階 【時間】 17日 （土）9：00∼17：00 18日 （日）9：00∼16：00 【お問合せ】 園芸果樹課 ℡ ２３-６５７８ 「農業所得者収支研修会」開催のお知らせ ＪＡでは、平成28年分の申告に向 けて標記研修会を行います。講師に横 手税務署の個人課税担当税務官を招 き、下記の内容について説明していた だきます。なお、地区該当日に都合が 悪い方は、他地区の開催日の参加でも 構いません。ぜひ、ご参加ください。 ●内容／所得税の主な改正事項、収支決算書の作成手順および 留意点、マイナンバー制度への対応について 他 ●地区・日時・会場 雄物川／12月15日㈭午前10時～／営農経済部2階 十文字／12月16日㈮午後1時30分～／十文字営農2階 大雄・大森／12月19日㈪午前10時～／大雄支店2階 横手・金沢／12月19日㈪午前10時～・午後1時30～／横手支店2階 平鹿／1月17日㈫午前10時～／平鹿支店2階 増田／1月18日㈬午前10時～／増田まんが美術館 会議室 ●お問合わせ／各営農センターまで 「ローンセンター」年末年始の営業のお知らせ 年末年始の営業日は次の通りとさせていただきます。ご利用 の際は、営業日時をご確認の上お願いいたします。 ○12月27日㈫ 9：00～17：00 ○12月28日㈬ 定休日 ○12月29日㈭・30日㈮ 9：00～17：00 ○12月31日㈯～1月4日㈬ 休業 ○1月5日㈭～通常営業 ※通常営業時間は、平日9:00～19:00、土日9:00～16:00、水 曜日・祝祭日は休業となっております。 ●お問合わせ／ローンセンター 電話38-8601 ・ ど ら え ば ん ば ●再話／中川文子 ●画／佐々木愉美子 お せ あ し た ひ ゃ さ が 今 年 も 残 す と こ ろ、 あ と わ ず かですね。年の瀬には、忘年会 やクリスマス、正月準備などで 普 通 に 忙 し い の に、 広 報 誌 を ２ 回（ 月 号 と １ 月 号 ） も 発 行 す る と い う、 胃 の 痛 く な る よ う な ことを毎年行っている広報で す。 そ し て、 忘 年 会 と 大 晦 日、 正月と不摂生な生活を繰り返し て、１月に健康診断。診断結果 が良いわけがありませんね。本 誌Ｐ の健康情報に寄稿してく れた佐々木さんは、大学のサー ク ル で の 後 輩 で す。 彼 の 情 報 を 真摯に受け止め、生活習慣など を 見 直 し、 改 善 で き る よ う 頑 張ってみます。 （か） こ う じ 料理講習会やレシピのコー ナーの取材でＡコープ商品を 目にする機会があります。米酢 やこめ油、米こうじの甘酒、お 米のミルク――米を使った製品 が身近に溢れていることで米の 秘めたる力に気づかせてくれま す。 主 食 と し て だ け で な く い か に米が生活に密接に関わってい るかを再確認しました。そして 本誌Ｐ のアグリリポートでは 横手清陵学院高校家庭クラブの 皆さんが麹などの発酵食品や管 内の農産物を使ったメニューを 考案。嬉しくなりますね。ここ ではあえて稚拙な表現をさせて ください。「お米って凄い！」 （ き） （2016年10月31日現在） そ め り く 共済保有高（保障） …… 4360億4776万円 て っ ぺ ん え ぎ ね 遊んでだけど。 子供、「あかざ婆、 餅持ぎゃできたど」って叫んだ ば、 「 が ら が ら、 婆 の 足 洗 っ て けれ」って言う声がしたど。足 洗 っ て も ら っ て 中 さ 入 っ た ば、 山姥、 布団さ寝でだけど。「ああ、 餅、食いでゃがった。婆、大難 儀かげだな。がらがら、熊捕っ てこい」って言い付げだば、す ぐに仕留めできたけど。 あかざ婆、熊の油ですまし汁 こしゃでけだど。あかざ婆、産 人の山姥どご二十一日世話し て、土産に錦一反貰って、家さ 戻ったど。 村では、あかざ婆の葬式が終 わってだけど。貰ってきた錦の 反物はなんぼ切っても次の日に は 元 通 り に な っ て る な だ け ど。 あかざ婆は村の皆んなさ分げ与 え だ な で、 誰 一 人 風 邪 も ひ が ねゃで、仲良ぐ幸せに暮らした けど。 とっぴんぱらりのぷう 販売品販売高……… 135億3571万円 ふるさとの民話 ・ み は ま 購買品供給高………… 33億9721万円 ・ も けっち だ 貸付金……………… 321億2166万円 ・ し し 貯金…………………1017億6033万円 長福山の山婆 ・ ら や ら （准組合員）………………… 4,494人 た わ み や わ んな怖っかねゃがって、誰が餅 持って行ぐがながなが決めれ ねゃがったど。 そ ご で、「 い つ も 威 張 っ て 大 口 た だ い で る 上 の た だ 八 ど、 下のねぎべそどご行がせれば 良ぇ」っていうごどになったん だど。ねぎべそとただ八は日頃 から力自慢してるおだがら「で げねゃ」って言えねゃで、仕方 ね ゃ ぐ 引 ぎ 受 げ だ ど。 し た ど も、山姥の家さ行く道がわがら ねゃおだがら、年寄のあかざ婆 どご道案内さ頼んだど。皆んな して餅搗いで半切さ入で、三人 して山登って行ったけど。途中 まで行ったばゴーって生臭しゃ 風吹いできたなで、ただ八どね ぎべそは尻かっちゃまにして逃 げでしまったけど。あかざ婆は 一人で半切りの餅、山姥の家ま で運んで行ったけど。家の前さ 下げでる菰たぐって「ごめんし て け れ 」 っ て 入 っ て い っ た ば、 子供、石でお手玉っこ取りして 12 17 13 （正組合員）……………… 13,084人 し が べ こ 所さ長福山っ 昔むがし、ある ていう山があったんだど。その 山、夏のなんぼ天気の良ぇ日で も雲かがってで、天辺見ねゃほ どの 高 ぎゃ山だったど。山の麓 さ、 も う み き 村 っ て い う 村 が あったけど。八月十五日の月夜 の晩、皆んなで月見してだば俄 に空が真っ暗になって、大風吹 い で 雨 落 ぢ で き た ど 思 っ た ば、 雹 降ってきたけど。 皆 んな家さ 隠 れ で 震 え で だ ば、「 長 福 山 の 山姥が子供産ったがら、餅搗い で届げれ。でげねゃば、馬がら 牛 がら村人がら 皆 んな食ってし まうど」って恐ろしい声で叫び ながら、村中の屋根渡って行ぐ 者いだけど。しばらぐしたば声 聞げねゃぐなって、まだカラッ と晴れだ月夜の晩さ戻ったけ ど。 次の日、村人達は肝煎りの家 で相談して、各家々がら四合ず づ餅米持ぢ寄って山姥さ餅届げ るごどにしたど。したども、み 組合員数…………………… 17,578人 検索サイトでＪＡのホームページに簡単アクセス！ T E L ／ 0182-35-2630 F A X ／ 0182-35-2701 E-mail ／ [email protected] 発 行／秋田ふるさと農業協同組合 企画･編集／総務課 〒013-0036秋田県横手市駅前町6番22号 印 刷／㈱全農ビジネスサポート秋田支店 JA通信 編 集 後 記 Situation ＪＡの概況
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