ペットの輸送に関するガイド ルフトハンザでペットを連れて最大限に快適な空の旅をお楽しみいただけるよう、主要な情報をこちら にまとめました。 1. ペットの貨物室預かり 輸送用ケージ ペットを貨物室でお預かりする場合には、IATA(国際航空運送協会)の該当規定に適合したケージが 必要となりますのでご注意ください。 輸送用ケージのサイズは、ペットが自然な姿勢で立ち上がり、体の向きを変え、横たわる ことができる大きさである必要があります。 輸送用ケージは液体が流れ出ない仕様となっている必要があります(例えば、毛布などの 吸水 性の材質が敷かれていること)。 ケージはペットが壊して逃げ出さないようなものである必要があります。無害・無毒性の 頑丈なプラスチック製または木製のケージをお勧めします。金属ケージはご利用いただけ ません。 ペットの怪我を防ぐため、ケージの内部には尖った角、縁、釘があってはなりません。 ケージにキャスターが付いている場合には、取り外す必要があります。 食事と水の容器(空の状態)がケージ内またはケージ脇に設置されている必要があります 。容器の材質は無害・無毒性である必要があります。 輸送用ケージは最低 3 面に換気口が付いている必要があります。 リードは輸送用ケージ内に入れず、ケージ上部に結び付けるか貼り付けてください。機内 持ち込み手荷物に入れていただいても構いません。これは、ペットが輸送用ケージ内で誤 ってリードに絡まってしまうことがないようにするためです。 ペットの快適な環境 ペットにとっての空の旅が快適なものとなるように、いくつかのヒントをご案内します。 ペットにとって心地よいブランケットやお気に入りのおもちゃを輸送用ケージに入れてお いてください。馴染みのある匂いによって落ち着かせることができます。 ご自宅にいるうちからペットを輸送用ケージに慣れさせてあげてください。ケージの扉を 1~2 時間閉じてから、褒めてあげます。 フライト前とフライト中は多くのペットが非常に緊張します。しかし、ペットを薬で落ち 着かせるかどうかは慎重に判断してください。薬により鎮静状態にあるペットの反応は、 飛行中に循環器系の問題が発生する可能性があるため見極めることができません。獣医に ご相談ください。 1 つのケージに 2 匹以上のペットを入れたい場合には、以下の事項にご注意ください それぞれのペットがケージの中で動けること、つまり立つことと寝ることができること。 そのペットたちが一緒に過ごすのに慣れていること。 大人のペットの場合、ケージ 1 つの中には同等の大きさのペット 2 匹まで、かつ 1 匹あた り 14 kg まで。 子供のペット(6 ヵ月まで)の場合、ケージ 1 つの中に 3 匹まで。 2. 闘犬に分類される犬 闘犬に分類される犬は以下の犬種および雑種です。 アメリカン・ピット・ブル・テリア アメリカン・スタッフォードシャー・テリア スタッフォードシャー・ブル・テリア ブル・テリア(ミニチュア・ブル・テリアは闘犬として扱われません) アメリカン・ブルドッグ ドゴ・アルヘンティーノ カラバシュ(カンガール・ドッグ) コーカシアン・オフチャルカ ロットワイラー 以下の犬種をドイツに輸入することは禁止されていますのでご注意ください。 ピット・ブル・テリア アメリカン・スタッフォードシャー・テリア スタッフォードシャー・ブル・テリア ブル・テリア 輸出とトランジットについては禁止の対象となりません。 闘犬に分類されるペットは、専用コンテナ/ケージに入れなければ輸送が認められません。例外とされ るのは 3~6 ヵ月の犬です。闘犬用ケージの要件(IATA のコンテナ要件 82、IATA Live Animals Regulations Container Requirement 82 に準ずるもの)は以下の図をご参照ください。 闘犬用ケージは以下の特性を持つものとします。 ケージは木材、金属、合成素材、溶接メッシュまたは金網により製造されているものとし ます。 フレーム、側面、床、天井および扉に関する設計上の追加規定も満たすものとします。 クレートのいかなる部分もプラスチック製ではないものとします。 クレートの扉は頑丈な金網、金属または強化木材でできていて、誤って開くことがないよ う安全な止め具が施されている必要があります。 3. 短吻種の犬と猫の輸送に関するご注意事項 短吻種(短頭種)に属する犬と猫は、温度とストレスに特に敏感です。そのため、出発空港、乗り継ぎ 空港、到着空港で気温が 27 度を超える場合、これらの犬や猫をお連れになることはお控えいただくこ とをお勧めします。お連れになると、犬や猫が著しく健康を損なう可能性、あるいはご旅行中に命を落 とすおそれもあります。 危険にさらされる犬種には以下が含まれます: ボストン・テリア ボクサー ブルドッグ(アメリカン・ブルドッグ以外の全種) チャウチャウ グリフォン・ブリュッセロワ チン(狆) イングリッシュ・トイ・スパニエル パグ ペキニーズ シーズー この推奨事項は雑種にも適用されます。 4. 犬や猫を機内に持ち込む場合 ペットをご自身のケージに入れて機内にご搭乗になる場合、ペットがケージ内でも自然な姿勢で立った り寝たり向きを変えたりできるようご注意ください。 ペットはフライトの間を通して一切ケージから出していただくことはできません。 離陸、着陸、乱気流の時にはケージを前の座席の下に収納していただくか、リードでご自 身のシートベルトに固定していただく必要があります。 お客様の旅程に他の航空会社のフライトが含まれる場合は、ペットの輸送に関して、他の 航空会社での確認が必要となりますのでご注意ください。 5. ユナイテッド航空ご利用の際のお乗り継ぎに関して フランクフルト空港でルフトハンザ便にお乗り継ぎの場合、お客様のペットは動物専用ラウンジにてお 引取りいただく必要があります。そのため、少なくとも 3 時間のお乗り継ぎ時間をお見積もりください。
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