総合ルール - FOW(フォースオブウィル) TCG公式サイト

FORCE OF WILL 総合ルール ver:1.2
2012 年 12 月 01 日:リリース
□ INDEX
2012 年 12 月 28 日:最新更新
1. 基本概要
1.1 はじめに
1.2 プレイの基本
2. 基本知識
2.1 カード
2.2 プレイグラウンド
2.3 ゲーム・シークエンス
3. 基本ルール
3.1 プレイルール
3.2 カード記述とプレイルール
3.3 プレイルールとレギュレーション
3.4 使用するカードのルール
3.5 カードプレイ
3.6 デッキ
3.7 スタート・シークエンス
3.8 ターン
3.9 フェイズ
[ドローフェイズ]
[リカバリーフェイズ]
[コールフェイズ]
[メインフェイズ]
[バトルフェイズ]
[エンドフェイズ]
[フリータイミングとチェイス]
[効果解決に関する記述]
[対象の選定に関する記述]
[バトルの解決]
[勝敗条件と確定]
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1. 基本概要
1.1 はじめに
・ FORCE OF WILL( 以下、FOW) は、剣と魔法の神話世界をテーマにした
対戦型トレーディング・ カードゲームです。
・ FOW を深く楽しむためには、仲間が必要です。
・ ゲームの要素は、対戦という「プレイイング」、そしてソーシャルなコミュ
ニケーションでコレクションを完成させたり、特定のカードを集める「ト
レーディング」、プレイイングをより戦略的に楽しめるように集めたカー
ド群を組み合わせる「デッキ・ ビルディング」によって構成されます。
・ リリースされる商品群によって変化する環境を前提に、夢と好奇心さえあ
れば恒久的にゲームを楽しむことができるでしょう。
・ サプライする商品フォーマットは、
「スターターパック」、
「ブースターパッ
ク」が基本になります。
・ スターターパックは、対戦ゲームをスタートするために必要な一人分の
カード群がパッケージされています。
・ 対戦ゲームをもっともシンプルにスタートするには、スターターパックの
購入をお勧めします。
・ ブースターパックは、一つの世界観を表象したカード群によって構成され、
ランダム封入されます。
・ ブースターパックに、封入されるカード群にはレアリティが段階的に設定
されています。
・ 対戦に使うカード群は、ブースターパックによってその母数が増え、その
使用価値が大きく変化します。
・ 対戦に使うカード群は、ブースターパックのカードを組み合わせてカスタ
マイズしていく楽しみがあります。
・ 対戦に使ううカードを増やしたり、コレクションを増やしていくためには、
友人・ 知人などとトレーディングをお勧めします。
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1.2 プレイの基本
1.2.1 プレイヤー 2 名による対戦ゲーム
・ プレイヤーはそれぞれ 4,000 点の規定ライフポイントを持ちます。
→ライフポイントに上限はありません。
・ プレイヤーは、相手プレイヤーのライフポイントを減少させるように
ゲームを進めます。
1.2.2 それぞれの手番を交互に繰り返すターン制
・ ターンは、フェイズと STEP で構成されます。
・ ターンにおいて主体的に行動できるのは手番のプレイヤーです。
・ それぞれのターンに指定されたフェイズと STEP のタイミングにおい
て、その手番でないプレイヤーも行動することができます。
1.2.3 勝敗は下記項目で判定されます
・ 対象となるプレイヤーのライフポイントが 0 以下になった時、その相
手プレイヤーが勝利条件を得ます。
・ ドローフェイズにおいて、対象となるプレイヤーが規定の効果でメイン
デッキからカードを引けない時、その相手プレイヤーが勝利条件を得ます。
・ お互いのライフポイントが同時に 0 になった場合、以下の状態で勝利
条件を決めます。
→残されたライフブレイクの枚数が多いプレイヤーが勝利条件を得ます。
〈ライフブレイクの枚数が同じだった場合〉
→残されたメインデッキのカード枚数が多いプレイヤーが勝利条件を得ます。
→残されたメインデッキの枚数が同じ場合は引き分けとなります。
・ 勝利条件を確認したのち、お互いのプレイヤーは相手のフィールドに
置かれた[スペル:詠唱待機]を確認します。
・[スペル:詠唱待機]以外のカードが伏せられていない場合は、勝利条
件を得たプレイヤーが勝利となります。
・
[スペル:詠唱待機]以外のカードが伏せられていた場合は、[スペル:
詠唱待機]以外のカードを伏せていたプレイヤーは敗北となります。
1.2.4 ゲームに必要なモノ
・ メインデッキ。
・ ライフカウンター(あると便利です)。
・ 魔石デッキ。
・ プレイマット(あると便利です)。
・ ルーラー・ カード。
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2. 基本知識
2.1 カード
2.1.1 カードの属性と特徴
・[光]、[炎]、[水]、[風]、[闇]の 5 つの属性が存在する。
・ 属性をもたない[無属性]と扱うカードも存在する。
───────────────────────────────
[光:イメージ]
・ 平原や王国などの場所に多い属性。
・『光・ 正義・ 聖・ 守護』などを司る神々や魔物が属する。
・ 天使や聖獣、日の光を好む魔物、王国を守護する騎士や修道士な
どが恩恵を受ける。
[光:特徴]
・ 防御力 UP やライフ回復などの効果が多い。
・ 光の力により、多くのウィルを生み出す。
───────────────────────────────
[炎:イメージ]
・ 火山や荒原、砂漠などの場所に多い属性。
・『炎・ 怒り・ 雷・ 熱・ 破壊・ 闘い』などを司る神々や魔物が属
する。
・ ドラゴンやゴブリン、炎を好む虫や鳥獣などのほか、刀を武器と
する傭兵団が恩恵を受ける。
・ 炎を用いた魔術や錬金術の力の源ともなる。
[炎:特徴]
・ 対象にダメージを与える効果や攻撃力を上げる効果のスペルが豊富。
・ 防御力よりも攻撃力を重視した傾向。
───────────────────────────────
[水:イメージ]
・ 海や水辺、空などの場所に多い属性。
・『水・ 海・ 研究・ 迷い・ 疑心』などを司る神々や魔物が属する。
・ マーメイドやシーサーペントなどの海生生物や実験によって生み
出された異形の機械人形などが恩恵を受ける。
[水:特徴]
・ 攻撃の無効化やコピーなどのスペルが豊富。
・ 手札破棄などの妨害行為が可能。
───────────────────────────────
[風:イメージ]
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・ 谷や森などの場所に多い属性。
・『風・ 森・ 自然・ 知識・ 恵み』などを司る神々や魔物が属する。
・ 大型のモンスターやツリーマンの様な知識レベルの高い魔物、エ
ルフや狩人といった人型のものが恩恵を受ける。
[風:特徴]
・ 召喚やスペルを無効化するスペルが豊富。
・ 大地の恩恵を受け、防御力を重視した傾向。
───────────────────────────────
[闇:イメージ]
・ 沼や墓地、洞窟などの場所に多い属性。
・『闇・ 悪・ 病・ 死・ 恨み・ 恐怖』などを司る神々や魔物が属する。
・ ゾンビやヴァンパイアなどの闇の卷族や堕天使、黒騎士やネクロ
マンサーなどが恩恵を受ける。
[闇:特徴]
・ 弱体化や即死といった効果のスペルが多く存在。
・ 墓地からの復活も可能。
2.1.2 カードの種類
・ 手札からプレイするカードは「呪文」として扱う。
→魔石カード、ルーラー、場=フィールドに出ているリゾネイター
及び J ルーラーは「呪文」として扱わない。
・「呪文」は、リゾネイターをフィールドに出す「召喚呪文」とアディ
ションやスペルによる「通常呪文」に識別される。
→「召喚呪文」は、リゾネイターを手札からコストを支払ってフィー
ルドに出す。
→「呪文を無効にする」というカードがプレイされた場合、「召喚
呪文」「通常呪文」ともに無効にされる。
・ フィールドに出たカードの能力は呪文としては扱わない。
[ルーラー]
・ プレイヤーの分身として機能するJルーラーと表裏一体を成す魔法
の生命体である。
・ ゲームのスタートからルーラーエリアに置かれる。
・ コールフェイズにレスト状態にしてコールすることができる。
→カードをプレイする時に必要となる「ウィル」を発生させる魔石
カードを魔石エリアに出す。
・ バトルフェイズで攻撃の対象にはならない。
・【常時】【条件】【J 条件】などの能力を持つ
5
・
【J 条件】を満たすことで、[J ルーラー](ジャッジメントルーラー)
になる。
・ J ルーラーになるプレイは召喚としては扱わない。
[J ルーラー]
・ プレイヤーの分身として機能するルーラーと表裏一体を成す魔法の
生命体である。
・ ATK= 攻撃力と DEF= 防御力を持ち、バトルフェイズで戦うこと
ができる。
・ リカバー状態のルーラーがメインフェイズに J 条件を満たすことで、
フィールドに出ることができる。
→召喚としては扱わない。
・ リゾネイターを対象にするスペルや能力の対象とならない。
・ コールフェイズにレスト状態にしてコールすることができる。
→カードをプレイする時に必要となる「ウィル」を発生させる魔石
カードを魔石エリアに出す。
・ バトルフェイズとそれ以外のフェイズにおけるダメージ効果および
DEF 値を減少させる効果で DEF 値が 0 以下になった場合、破壊さ
れる。
・ 破壊された場合、そのプレイヤーはその時点でのライフポイントを
半分にする。
→ 10 の位は 100 の位に切り上げる。
・ 破壊されるとフィールドからルーラーエリアに戻り、コールする能
力以外は一切使うことができず、発動もしない。
・ ただし、破壊されてもコールフェイズにコールすることはできる。
・【参戦】【常時】【条件】などの能力を持つ。
[魔石]
・ 魔石は自分のターンのコールフェイズにルーラーまたは J ルーラー
をレストすることによって、自分の魔石デッキから自分の魔石エリ
アに出すことができる。
・ 基本的に魔石を魔石エリアに出すことを妨害することはできない。
・ リカバー状態の魔石をレストすることによって、魔石カード内のテ
キストに書かれたシンボルのウィルが一つ発生する。
・「カードのプレイ」などの目的なしに、魔石をレストしウィルを発
生してはならない。
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ウィル
・「ウィル」は魔石をレストすることで発生する。
→一部リゾネイター、ルーラー、J ルーラーなどの能力でも発生する。
・「ウィル」はカードをプレイするコストになる。
・「ウィル」をコストとして消費し、リゾネイターやスペルカードな
どをプレイする。
・ 発生した「ウィル」はコストとして消費され、フィールドから消滅する。
・ 使用されずフィールドに蓄積されたウィルは、リカバリーフェイズ、
エンドフェイズで消滅する。
[リゾネイター]
・ 基本的に手札などから「ウィル」を消費することで、魔法の生命体(リ
ゾネーター)をフィールドに召喚する呪文カード。
→フィールドに出るとリゾネイターとして扱う。
・ 手札などからフィールドに出すことを「召喚」と呼ぶ。
→特殊な召喚方法(ライフブレイクでの召喚、カードの能力での召
喚、墓地からの召喚など)は呪文とは扱わない。
・ フィールドに出たリゾネイターは基本的にそのターン中、「アタッ
クの宣言」「レストを必要とする【条件】の使用」ができない。
・ ATK= 攻撃力と DEF= 防御力を持ち、バトルフェイズで攻撃と防
御することができる。
・ バトルフェイズとそれ以外のフェイズにおけるダメージ効果および
DEF 値を減少させる効果で DEF 値が 0 以下になった場合、破壊される。
・ 破壊されると、墓地に置く。
・ プレイヤー、リゾネイター、J ルーラーを攻撃したり、プレイヤー、
リゾネイター、J ルーラーへの攻撃を防御する。
・【参戦】【常時】【条件】【ブレイク】などの能力を持つ。
・【飛翔】【貫通】【爆散】【指定攻撃】などのシンボルスキルを持つ。
スペル
・「ウィル」を消費することで発動する呪文カード。
・[スペル:詠唱][スペル:詠唱破棄][スペル:詠唱待機]という 3
つのタイプがある。
[スペル:詠唱]
・ 自分のターンのメインフェイズでのみ使用できる呪文カード。
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[スペル:詠唱破棄]
・ 自分のターンでも相手のターンでも必要条件を満たせば、設定され
たタイミングで使用できる呪文カード。
[スペル:詠唱待機]
・ 詠唱待機エリアから使用する呪文カード。
・ 属性を問わず「ウィル」を 2 個支払うことで手札から裏向きで詠唱
待機エリアに置くことができる。
・ 置いたターンには使うことができない。
→置いた次のターンから使うことができる。
・【発動条件】を満たし、必要な「ウィル」を発生できる魔石が魔石エ
リアにあれば使うことができる。
→発動に魔石をレストする必要はない。
アディション
・ リゾネイター、フィールドを対象にする呪文カード。
・ 指定された「ウィル」を消費することで対象に設置する。
・ 対象に設置している限り、永続的に能力が発動する。
・[アディション:リゾネイター]
[アディション:フィールド]、
[アディション:ルーラー・ J ルーラー]
という 3 つのタイプがある。
[アディション:リゾネイター]
・ 対象となるリゾネイターのカードが確認できるように重ねて設置する。
・ 対象のリゾネイター 1 体に複数のアディションを設置することがで
きる。
・ 相手のリゾネイターにも対象として設置できる。
・ 設置している限り、そのリゾネイターへの能力が発動する。
・ 設置しているリゾネイターが破壊された場合には、そのリゾネイ
ターとともに墓地に置く。
→対象が自分のリゾネイターではない場合は本来の持ち主の墓地
に、自分の[アディション:リゾネイター]は自分の墓地に置く。
・ 設置しているリゾネイターがスペルや能力などの効果でメインデッ
キや手札に戻される場合、[対象:リゾネイター]は墓地に置く。
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[アディション:フィールド]
・ 特に指示されない限りフィールド全体に能力が発動する。
→相手のフィールドまたは自分のフィールドを対象に能力が発動す
ることもある。
・ フィールド上に確認できるように設置する。
・ 各プレイヤーそれぞれ、同名の[アディション:フィールド]を 1
枚フィールドに設置することができる。
→一人のプレイヤーが同名の[アディション:フィールド]をプレ
イすることはできない。
→基本的に自分のフィールドに設置するが、場合によっては相手の
フィールドに設置することもできる。
・ 破壊されない限りフィールドに置かれ、能力は永続的に発動する。
[アディション:ルーラー・ J ルーラー]
・ 対象となるルーラーまたは J ルーラーのカードが確認できるように
重ねて設置する。
・ 対象のルーラーまたは J ルーラー 1 体に複数のアディションを設置
することができる。
・ 相手のルーラーまたは J ルーラーにも対象として設置できる。
・ 設置している限り、ルーラーまたは J ルーラーへの能力が発動する。
・ 設置している J ルーラーが破壊された場合には、J ルーラーはルー
ラーエリアに戻り、[アディション:ルーラー・ J ルーラー]は墓
地に置く。
→対象が自分の J ルーラーではない場合は本来の持ち主のルーラー
エリアに、自分の[アディション:ルーラー・ J ルーラー]は自
分の墓地に置く。
2.1.3 カードの能力
・ ルーラー、J ルーラー、リゾネイター、アディションなどには能力が
記載されていることがある。
・ 能力には、【参戦】【常時】【条件】【J 条件】などがある。
・ 基本的に能力は「呪文」としては扱わず、能力を無効にする記述を持
つ効果でない限り無効にできない。
【参戦】
・ リゾネイターや J ルーラーなどがフィールドに出たときに働く能力。
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・
【J 条件】を除き、特殊な召喚方法(ライフブレイクでの召喚、カー
ドの能力での召喚、墓地からの召喚など)で場に出た場合は基本的
に【参戦】効果は働かない。
【常時】
・ フィールドに出たときから、そのカードがフィールドに存在する限
り働く能力。
・ 特定の行動を満たすと働く能力。
【条件】
・ カードに記述されたコストや条件を満たすことで働く能力。
【J 条件】
・ ルーラーに設定された能力。
・ ジャッジメントは自分のメインフェイズでしか発動できない。
・ ジャッジメントは宣言するときと解決するときにリカバー状態でな
いと発動できない。
・ ジャッジメントを行うための条件であり、これを満たすことでルー
ラーを裏返し、J ルーラーとしてフィールドに出る。
→このとき【参戦】の能力は働く。
【ブレイク】
・ ライフブレイクとして使用したときに働く能力。
2.1.4 カードのシンボルスキル
・ J ルーラー、リゾネイターなどにはシンボルスキル記載されている
ことがある。
・ シンボルスキルには、
【飛翔】
【貫通】
【爆散】
【指定攻撃】などがある。
・ 基本的にシンボルスキルは「呪文」としては扱わず、シンボルスキ
ルを無効にする効果でない限り無効にできない。
【飛翔】
・ バトルフェイズで働くリゾネイターまたは J ルーラーのシンボルス
キル。
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・【飛翔】を持つリゾネイターまたは J ルーラーは、【飛翔】を持つリ
ゾネイターまたは J ルーラーにしかブロックされない。
・【飛翔】を持つリゾネイターまたは J ルーラーは、【飛翔】を持つリ
ゾネイターまたは J ルーラーをブロックできる。
・【飛翔】を持つリゾネイターまたは J ルーラーは、【飛翔】を持たな
いリゾネイターまたは J ルーラーをブロックできる。
・
【飛翔】を持つリゾネイターまたは J ルーラーがレスト状態の場合、
【飛
翔】を持たないリゾネイターまたは J ルーラーの攻撃対象になる。
【貫通】
・ バトルフェイズで、ブロックしたリゾネイターまたは J ルーラーの
DEF 数値を超過した戦闘ダメージをプレイヤーに与えるシンボルス
キル。
・ 相手リゾネイターまたは J ルーラーを破壊した場合、そのリゾネイ
ターまたは J ルーラーに与えたダメージのうち、DEF を超過した分
に等しいダメージを相手プレイヤーに戦闘ダメージとして与える。
・ 攻撃時のみ発動でき、ブロック時には発動しない。
・【貫通】を持つリゾネイターまたは J ルーラーの戦闘結果が相討ちで
も、DEF を超過した分に等しいダメージを相手プレイヤーに戦闘ダ
メージとして与える。
・【貫通】をもつリゾネイターまたは J ルーラーが攻撃対象としたリゾ
ネイターまたは J ルーラーが破壊されたり、フィールドから取り除
かれた場合、戦闘対象喪失により【貫通】の効果は働かない。
・ バトルフェイズで、【貫通】をもつリゾネイターまたは J ルーラー
の対象となったリゾネイターまたは J ルーラーに「ダメージを受け
ない」効果が働いていた場合でも、DEF を超過した分に等しいダメー
ジを相手プレイヤーに戦闘ダメージとして与える。
・【貫通】をもつリゾネイターまたは J ルーラーが攻撃対象としたリ
ゾネイターまたは J ルーラー以外のリゾネイターまたは J ルーラー
がブロックした場合、ブロックしたゾネイターまた J ルーラーの
DEF を超過した分に等しいダメージは、先に攻撃対象としたリゾネ
イターまたは J ルーラーではなく、あくまでも相手プレイヤーに与
える。
【爆散】
・ バトルフェイズで働き、自身とともに戦闘対象の相手リゾネイター
を破壊するシンボルスキル。
・ 戦闘対象の相手リゾネイターに1点以上の戦闘ダメージを与えた場
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合、【爆散】を持つリゾネイターと相手リゾネイターをバトルフェ
イズー戦闘処理 STEP で破壊する。
・ バトルフェイズで戦闘ダメージを受けなければ、効果は発動しない。
【指定攻撃】
・ バトルフェイズで相手の場のリカバー状態のリゾネイターまたは J
ルーラーも攻撃対象として指定することができるシンボルスキル。
・【指定攻撃】を持つリゾネイターまたは J ルーラーの攻撃宣言に対し、
別のリゾネイターまたは J ルーラーで防御宣言することはできる。
・【指定攻撃】を持つリゾネイターまたは J ルーラーは、リカバー状態
の【飛翔】を持つリゾネイターまたは J ルーラーに対しても、攻撃
対象として指定することができる。
2.1.5 ライフブレイク
・ 見ることの出来ない条件付きの第二の手札として機能する。
・ 4 枚までしか設置できない。
・ ライフブレイクエリアのカードより任意の枚数を表にすることで働く。
・ 残りのライフポイントで表にできる枚数が指定される。
残りライフ 4,000 点以下の時、1 枚まで。
残りライフ 3,000 点以下の時、2 枚まで。
残りライフ 2,000 点以下の時、3 枚まで。
残りライフ 1,000 点以下の時、4 枚まで。
・ 指定された枚数まで何枚でも表にすることができる。
・ ライフブレイクで複数枚のカードを表にできる場合は 1 枚ずつ行う。
・ 全ての「フリータイミング」でプレイできる。
・ ライフブレイクは、以下に設定された STEP でプレイする。
■ STEP 1 ■
・ ライフブレイクの宣言。
■ STEP 2 ■
・ ライフブレイクを上から 1 枚めくる。
・【ブレイク】と書かれていないカードが出た場合は墓地に置く。
・
【ブレイク】と書かれたカードが出た場合は、その効果の記述に従う。
■ STEP 3 ■
・【ブレイク】の効果に「チェイス」する場合は「チェイス」のルール
に従う。
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■ STEP 4 ■
・ ライフブレイク効果の処理。
2.1.6 オーナーとコントローラー
・ プレイグラウンドの全てのカードには所持者 = オーナーと支配者 =
コントローラーが設定される。
・ カードのオーナーは、ゲームの開始時にそのカードをデッキに入れて
いたプレイヤーであり、ルーラーの場合、ゲームの開始時にそのカー
ドをルーラーエリアに置いたプレイヤーである。
・ カードのコントローラーは、独占的ににそのカードをプレイする権利
を持つ。
・ カードの能力などで対象のカードのコントロールが移管された場合、
新たにそのカードをコントロールを得たプレイヤーのフィールドやエ
リアに対象のカードを移す。
・ コントロールを変更する能力や発動している効果が無効になった場
合、すみやかにオーナーのコントロールに戻す。
2.2 プレイグラウンド
2.2.1 フィールド
・ バトルする場全体を指す。
・ フィールドには自分のフィールドと相手のフィールドがある。
2.2.2 手札
・ プレイヤーごと、それぞれのメインデッキからドローして、それぞれ
の相手から見えないように所持しているカード。
・ エンド・ フェイズで 7 枚を超えて所持していた場合は、7 枚になる
ように選んで墓地に置く。
・ 自分の手札と相手の手札がある。
2.2.3 メインデッキ
・ ゲーム開始時にセットする魔石以外のカードの束。
・ 伏せたままで重ねてデッキ置き場に配置し、開始時に中の確認や順番
の変更はできない。
・ 自分のメインデッキと相手のメインデッキがある。
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2.2.4 魔石デッキ
・ ゲーム開始時にセットする魔石カードの束。
・ 伏せたままで重ねてデッキ置き場に配置し、開始時に中の確認や順番
の変更はできない。
・ 自分の魔石デッキと相手の魔石デッキがある。
2.2.5 魔石エリア
・ フィールドに出された魔石カードを置く場所。
・ 自分の魔石エリアと相手の魔石エリアがある。
2.2.6 ルーラーエリア
・ ルーラーカードを置くエリア。
・ 破壊された J ルーラーはルーラーエリアに置く。
・ 自分のルーラーエリアと相手のルーラーエリアがある。
2.2.7 ライフブレイクエリア
・ 残りのライフポイントによって表にして【ブレイク】能力を発動させ
るカードを置くエリア。
・ 自分のブレイクエリアと相手のブレイクエリアがある。
2.2.8 墓地
・ 破壊されたり、破棄された使用済みのカードを置くエリア。
・ 対戦プレイヤーはお互いに相手の墓地のカードを確認することができ
るが、基本的に置いた順番を替えてはならない。
2.2.9 詠唱待機エリア
・ 手札から直接使うことの出来ない[スペル:詠唱待機]カードを使用
可能な状態にするために「ウィル」を消費し裏向きでフィールドに置
くエリア。
2.3 ゲーム・ シークエンス
・ それぞれの手番をターンと呼ぶ。
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→相手のターン、自分のターン。
・ ゲームは相手の手番、自分の手番を交代しながら進行するターン制で
ある。
・ それぞれのターンにおける手番プレイヤーの行動は、順番に 6 つの
フェイズで構成される。
→ 1: ドロー / 2: リカバリー / 3: コール / 4: メイン / 5: バトル / 6:
エンド。
→「5: バトルフェイズ」から「4: メインフェイズ」へ戻ってプレイ
できる以外は順番通りにプレイし、基本的に戻ることはできない。
→「6: エンドフェイズ」のフリータイミングでカード・ 能力がプレ
イされた場合「4: メインフェイズ」に戻る。
・ それぞれのフェイズに行うことは STEP で構成される。
・ 手番ではないプレイヤーも行動できるタイミングがある。
2.2.10 プレイグラウンドの外部
・「墓地の○○を 1 枚取り除く」と指示された場合、プレイグラウンド
の外部にカードを置き、そのゲームでは使うことができない。
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3. 基本ルール
3.1 FOW プレイルール
・ ここに記述される条項を FOW プレイルール(以下:プレイルール)と
する。
・ プレイルールは、バージョンで管理される。
→バージョン履歴 ver1.0 2012 年 12 月 01 日 初出。
→バージョン履歴 ver1.2 2012 年 12 月 28 日 更新。
・ プレイルールは、FOW をプレイするときの基準となるルールになる。
・ 対戦するお互いのプレイヤーが合意すれば、どんな遊び方をしてもよい。
・ 対戦するお互いのプレイヤーが遊び方に合意できない場合は、プレイ
ルールに従うものとする。
3.2 カード記述とプレイルール
・ プレイルールに対して、カードに記述された内容を優先する。
3.3 プレイルールとレギュレーション
・ プレイルールに対して、公式に競技プレイのレギュレーションが設定さ
れることがある。
・ 公式とは FORCE OF WILL 株式会社がコミットすることを意味する。
・ 公式の競技プレイにおいては、プレイルールに対してレギュレーション
ルールが優先する。
3.4 使用するカードのルール
・ 公式印刷版 FOW カードとする。
・ 公式印刷版 FOW カードには「商品版」と「プロモーション版」がある。
・ カラーコピーなどによる模造カードは FOW カードと認められず、公式
の競技プレイでの使用は認められない。
・ カジュアルなプレイにおいては対戦するお互いのプレイヤーが合意すれ
ばどんなカードで遊んでも構わない。
・ カードスリーブや裏面やカードサイドにマーキングして特定のカードと
認識されるカードは、公式の競技プレイでの使用は認められない。
3.5 カードプレイ
・ カードを「手札」から使うことを「カードのプレイ」と呼ぶ。
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・ フィールドや各エリアに置かれたカードの能力を使用する場合も「カー
ドのプレイ」と呼ぶ。
・ 相手のターンで相手の「カードのプレイ」に応対して、自分が「カード
のプレイ」できるタイミングが設定されている。
・ 相手の「カードのプレイ」に対して、決められたタイミングで自分が割
り込んで「カードのプレイ」をすることを「チェイス」とよぶ。
・「カードのプレイ」は、基本的に以下の STEP に設定した順番で行う。
■ STEP 1 ■
・ 使用するカード名や能力を相手に伝えプレイを宣言する。
・ プレイしたいカードを表向きにフィールドに出し、プレイするカード
と能力を相手に確認する。
・ プレイするカードや能力に必要な条件を満たす
「魔石カードをレストし、ウィルを発生させて消費する」
「手札を墓地に捨てる」
「自身を破壊し墓地に置く」
などが条件となる。
・ プレイする能力に指示された対象があれば指定する。
■ STEP 2 ■
・ 相手プレイヤーに「チェイス」を確認する。
・「チェイス」する場合は、最終的な「チェイス」が確定した時点で、
「チェ
イス」のルールに従い STEP 3 に移行する。
■ STEP 3 ■
・ プレイするカードや能力に指示された効果を反映させる。
■ STEP 4 ■
・ STEP 3 の処理によって誘発される能力や効果があれば、それを反映
させる。
3.6 デッキ
[メインデッキ]
・ 同じ名前のカードは 4 枚まで入れられる。
・ リゾネイター、スペル、アディション3種のカードで構成できる。
→この 3 種類を必ず入れる必要はない。
・ 総合計 40 枚以上 60 枚以下のカードで構成する。
・【ブレイク】を持っているカードに構成上の枚数制限はない。
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・ プレイ中は、構成の確認や順番の変更はできない。
[魔石デッキ]
・ 魔石カードで構成される。
・ 同じ名前のカードでも基本となる魔石カードであれば 4 枚を超えて構
成してもよい。
・ 同じ名前の特殊魔石カードは 4 枚まで入れられる。
・ 総合計 20 枚以下のカードで構成する。
・ プレイ中は、構成の確認や順番の変更はできない。
3.7 スタート・ シークエンス
・ プレイヤーはお互いに挨拶をする。
・ プレイルールを確認する。
・ ライフカウントの方法を決める。
・ お互いのプレイヤーは、先攻・ 後攻を決める。
→じゃんけんをして勝ったプレイヤーを先攻とする。
→ 6 面サイコロを順番にふって出た目を比較し大きな目のプレイヤー
を先攻とする。
→お互いのプレイヤーが納得する方法で先攻 ・ 後攻を決める。
・ プレイヤーはゲームに使用する魔石デッキ 1 セット、メインデッキ 1
セット、ルーラーカード 1 枚を相手プレイヤーにわかるようにテーブ
ルの上に置く。
→お互いのプレイヤーは、ルーラーカードが特定できない状態で 1 枚
であることを確認してもよい。
→お互いのプレイヤーは、デッキの中身がわからないように枚数を確
認してもよい。
・ プレイヤーはお互いのデッキをカードの表を見ないように自由に
シャッフルしてよい。
→お互いのプレイヤーは、相手にシャッフルされたデッキをカードの
表を見ないように一度カットしてよい。
・ お互いのプレイヤーは、それぞれのデッキを指定されたフィールドに
表が見えないように置く。
・ お互いのプレイヤーは、メインデッキの上からカードを 5 枚取って、
手札とする。
→お互いのプレイヤーは、一度だけ手札交換をしてよい。
→手札交換は、相手プレイヤーに枚数がわかるようにして、 順番に
行う。
→手札から交換する任意の枚数のカードを、メインデッキの一番下に
18
戻し、戻した数と同じ枚数をメインデッキの一番上から取り、手札
に加える。
・ お互いのプレイヤーは、メインデッキの上からカードを 4 枚取って、
ライフブレイク置き場に 1 枚ずつ表を見ないように順番に 4 枚置く。
・ お互いのプレイヤーは、「セット・ ザ・ ルーラー」の掛け声とともに
それぞれのルーラーを指定されたフィールドに置く。
3.8 ターン
・ プレイヤーの手番をターンと呼ぶ。
・ 対戦するプレイヤーそれぞれの手番となるターンを交互に繰り返しプ
レイする。
・ ターンは 6 つのフェイズで構成される。
・ ターンの行動は手番プレイヤーが優先権を持つ。
3.9 フェイズ
・ 1: ドロー、2: リカバリー、3: コール、4: メイン、5: バトル、6: エ
ンド の順番でプレイする。
・ 5: バトルに限り、フェイズの終了後、メインフェイズにできることが
あれば何度でも移行してよい。
[ドローフェイズ]
・ メインデッキの一番上のカードを 1 枚取り手札に加える。
・ 先攻プレイヤーの最初のターンは、ドロー ・ フェイズをスキップする。
・ ドロー ・ フェイズは、以下の STEP に設定された順番でプレイする。
■ STEP 1 ■ 開始宣言
・「ドロー」宣言をする。
・ このタイミングで行う能力または効果があればそれを反映させる。
■ STEP 2 ■ 規定処理
・ 自分のメインデッキの一番上のカードを 1 枚取り、手札に加える。
■ STEP 3 ■ フリータイミング
・ 相手に「フリータイミング」でのプレイを確認する。
・「フリータイミング」をプレイする。
・ お互いのプレイヤーは、使用可能な
「スペル:詠唱待機」
19
「スペル:詠唱破棄」
「ライフブレイク」
「リゾネイター:能力」
「アディション:能力」
「ルーラー /J ルーラー:能力」
があれば、プレイすることができる。
・「フリータイミング」のプレイに「チェイス」する場合は、
「チェイス」
のルールに従う。
■ STEP 4 ■ 移行
・「ドロー」終了を宣言する。
・ このタイミングで行う能力または効果があればそれを反映させる。
・ リカバリーフェイズに移行する。
[リカバリーフェイズ]
・ それまでにフィールドに発生し、使っていないウィルは消滅する。
・ 自身のレスト状態の全てのカードをリカバー状態にする。
【リカバー状態】
・ カードが行動していないことを示す縦向きの状態。
・ バトルフェイズに戦闘ができる。
・ 発動条件を満たしている能力は発動が可能である。
【レスト状態】
・ カードが行動したことを示す横向きの状態。
・ 発動条件を満たしている能力は発動が可能である。
・ バトルフェイズでブロックできない。
・ リカバリーフェイズは以下の STEP に設定された順番でプレイ
する。
■ STEP 1 ■ 開始宣言
・「リカバリー」開始宣言をする。
・ このタイミングで行う能力または効果があればそれを反映させ
る。
■ STEP 2 ■ 規定処理
・ 自分のエリアの「レスト状態」のカードを「リカバー状態」にする。
■ STEP 3 ■ フリータイミング
・ 相手に「フリータイミング」でのプレイを確認する。
・「フリータイミング」をプレイする。
20
・ お互いのプレイヤーは、使用可能な
「スペル : 詠唱待機」
「スペル : 詠唱破棄」
「ライフブレイク」
「リゾネイター : 能力」
「アディション : 能力」
「ルーラー /J ルーラー : 能力」
があれば、プレイすることができる。
・「フリータイミング」のプレイに「チェイス」する場合は、「チェ
イス」のルールに従う。
■ STEP 4 ■ 移行
・「リカバリー」終了宣言をする。
・ このタイミングで行う能力または効果があればそれを反映させ
る。
・ コールフェイズに移行する。
[コールフェイズ]
・ 自分のルーラーまたはJルーラーをレスト状態にして、自分の魔石
デッキの一番上のカードを1枚取り、自分の魔石エリアに表にして
「リカバー状態」で置く。
・ コールフェイズは、任意にスキップできる。
・ コール ・ フェイズは、以下の STEP に設定された順番でプレイする。
■ STEP 1 ■ 宣言
・「コール」開始宣言をする。
・ このタイミングで行う能力または効果があればそれを反映させ
る。
■ STEP 2 ■ コール
・ 自分のルーラー、または J ルーラーをレスト状態にする。
・ 自分の魔石デッキの一番上のカード 1 枚取り、自分の魔石エリア
に表にして「リカバー状態」で置く。
■ STEP 3 ■ フリータイミング
・ 相手に「フリータイミング」でのプレイを確認する。
・「フリータイミング」をプレイする。
・ お互いのプレイヤーは、使用可能な
「スペル : 詠唱待機」
21
「スペル : 詠唱破棄」
「ライフブレイク」
「リゾネイター : 能力」
「アディション : 能力」
「ルーラー /J ルーラー : 能力」
があれば、プレイすることができる。
・「フリータイミング」のプレイに「チェイス」する場合は、「チェ
イス」のルールに従う。
■ STEP 4 ■ 移行
・「コール」終了宣言をする。
・ このタイミングで行う能力または効果があればそれを反映させ
る。
・ メインフェイズに移行する。
[メインフェイズ]
・ 必要な条件を満たし、手札やフィールドに出ているカードの能力を
使う。
・ メインフェイズでは、以下7種類のプレイを行うことができる。
→ ルーラーを J ルーラーにしてフィールドに出す。
→ リゾネイターを召喚する。
→ ライフブレイクをする。
→ スペルを使う。
→ アディションを設置する。
→ 詠唱待機を伏せる。
→【条件】の能力を使用する。
・ 基本的にメインフェイズでカードをプレイする場合、以下の STEP
に設定された順番でプレイする。
■ STEP 1 ■ 宣言
・ メインフェイズの開始を宣言する。
■ STEP 2 ■ カードプレイ宣言
・ 使用するカード名や能力を相手に伝えプレイを宣言する。
・ プレイしたいカードを表向きにフィールドに出し、プレイする
カードと能力を相手に確認する。
・ プレイするカードや能力に必要な条件を満たす
「魔石カードをレストし、ウィルを発生させて使用する」
「手札を墓地に捨てる」
22
「自身を破壊し墓地に置く」
などが条件となる。
・ プレイする能力に指示された対象があれば指定する。
■ STEP 3 ■ チェイス
・ 相手プレイヤーに「チェイス」を確認する。
・「チェイス」する場合は、最終的な「チェイス」が確定した時点で、
「チェイス」のルールに従い STEP 4 に移行する。
■ STEP 4 ■ 処理
・ プレイするカードや能力に指示された効果を反映させる。
・ 誘発される能力や効果があればそれを反映させる。
■ STEP 5 ■ 選択と終了宣言
・ 他にカードをプレイする場合は、STEP 1 へ。
・ 他にカードをプレイしない場合は、メインフェイズの終了を宣言
する。
■ STEP 6 ■ フェイズ終了
・ バトルフェイズまたはエンド・ フェイズに移行する。
・ バトルフェイズの後、可能であれば 1 ターンに何回でもメイン
フェイズをプレイすることができる。
・ 何もできない場合、または何もしない場合、メインフェイズをス
キップし、バトルフェイズに移行してよい。
[バトルフェイズ]
・ 自分のリカバー状態のリゾネイターまたは J ルーラーで、相手プレ
イヤーまたは、基本的に相手のレストしているリゾネイターか J ルー
ラーを指定し攻撃する。
・ 攻撃できるのは、バトルフェイズ 1 回につき、リゾネイターまたは
J ルーラー 1 体ずつである。
・ 攻撃が可能であれば、1 ターンに何回でもバトルフェイズをプレイ
することができる。
・ 何もしない場合、バトルフェイズをスキップし、エンド・ フェイズ
に移行してよい。
バトルフェイズは、以下の STEP に設定された順番でプレイする。
■ STEP 1 ■ バトル宣言
・「バトル」開始宣言をする。
23
■ STEP 2 ■ フリータイミング
・ 相手に「フリータイミング」でのプレイを確認する。
・「フリータイミング」をプレイする。
・ お互いのプレイヤーは、使用可能な
「スペル : 詠唱待機」
「スペル : 詠唱破棄」
「ライフブレイク」
「リゾネイター : 能力」
「アディション : 能力」
「ルーラー /J ルーラー : 能力」
があれば、プレイすることができる。
・「フリータイミング」のプレイに「チェイス」する場合は、「チェ
イス」のルールに従う。
■ STEP 3 ■ アタック指定
・ 自分のリカバー状態のリゾネイターまたは J ルーラーをレスト状
態にして、攻撃対象を指定する。
・ 攻撃対象は基本的に、対戦プレイヤー、相手のフィールドのレス
ト状態のリゾネイターまたは J ルーラーから 1 体指定する。
・ 攻撃対象を指定せず、バトルフェイズを終了することもできる。
■ STEP 4 ■ フリータイミング
・ 相手に「フリータイミング」でのプレイを確認する。
・「フリータイミング」をプレイする。
・ お互いのプレイヤーは、使用可能な
「スペルー詠唱待機」
「スペルー詠唱破棄」
「ライフブレイク」
「リゾネイター能力」
「アディションー能力」
「ルーラー /J ルーラー能力」
があれば、プレイすることができる。
・「フリータイミング」のプレイに「チェイス」する場合は、「チェ
イス」のルールに従う。
■ STEP 5 ■ ブロック指定
・ 相手プレイヤーは、攻撃対象にされた自分自身、自分のレスト状
態のリゾネイターまたは J ルーラーに対して、ブロックするリゾ
ネイターまたは J ルーラーを指定するかどうかを決定する。
・ 相手プレイヤーは、攻撃対象にされた自分のフィールドのレスト
24
状態のリゾネイターまたは J ルーラーの代わりに、リカバー状態
のリゾネイターまたは J ルーラーでブロックするか、そのまま受
けるかを宣言する。
■ STEP 6 ■ フリータイミング
・ 相手に「フリータイミング」でのプレイを確認する。
・「フリータイミング」をプレイする。
・ お互いのプレイヤーは、使用可能な
「スペル : 詠唱待機」
「スペル : 詠唱破棄」
「ライフブレイク」
「リゾネイター : 能力」
「アディション : 能力」
「ルーラー /J ルーラー : 能力」
があれば、プレイすることができる。
・「フリータイミング」のプレイに「チェイス」する場合は、「チェ
イス」のルールに従う。
■ STEP 7 ■ 戦闘判定
・ 攻撃と防御が確定した後、働く効果があればそれを反映させる。
■ STEP 8 ■ 戦闘処理
・ 戦闘ダメージを計算し、結果を反映させる。
・ 対象がプレイヤーである場合、対象がプレイヤーの残りのライフ
ポイントから最終的な効果の数値を反映させた ATK の数値で減
算する。
→このタイミングで対象プレイヤーのライフポイントが 0 以下に
なった時点でその対戦プレイヤーは勝利条件を得る。
・ 対象がリゾネイターまたは J ルーラーである場合、防御するリゾ
ネイターまたは J ルーラーの最終的な効果の数値を反映させた
DEF の数値から攻撃するリゾネイターまたは J ルーラーの最終
的な効果の数値を反映させた ATK の数値で減算する。
・ 計算の結果、DEF の数値が 0 以下になったリゾネイターまたは
J ルーラーは破壊される。
・ 破壊に伴うリゾネイターまたは J ルーラーの効果があれば反映さ
せる。
・ 破壊に伴う効果または誘発する効果の解決は手番のプレイヤーが
優先権を持つ。
・ 破壊されたリゾネイターを墓地に置く。
・ 破壊された J ルーラーはそのままルーラーのエリアに残す。
25
■ STEP 9 ■ 終了-移行
・「バトル」終了宣言をする。
・ このタイミングで行う能力または働く効果があればそれを反映さ
せる。
・ メインフェイズまたはエンド・ フェイズに移行する
[エンドフェイズ]
・ 手番のプレイヤーが自分のターンを終了させる。
・ エンドフェイズは、以下の STEP に設定された順番でプレイする。
■ STEP 1 ■ 宣言
・「エンド」宣言をする。
■ STEP 2 ■ フリータイミング
・ 相手に「フリータイミング」でのプレイを確認する。
・「フリータイミング」をプレイする。
・ お互いのプレイヤーは、使用可能な
「スペルー詠唱待機」
「スペルー詠唱破棄」
「ライフブレイク」
「リゾネイター能力」
「アディションー能力」
「ルーラー /J ルーラー能力」
があれば、プレイすることができる。
・「フリータイミング」のプレイに「チェイス」する場合は、「チェ
イス」のルールに従う。
・「フリータイミング」の効果及び能力の解決後、メインフェイズ
に移行する。
・ メインフェイズに移行した場合、もう一度エンドフェイズを宣言
する。
■ STEP 3 ■ 処理
・ リゾネイターおよび J ルーラーに与えられたダメージをクリアす
る。
・ ターン終了時と記載された効果・ 能力の終了及び発動。
・ フィールドに使用していないウィルがあれば消滅する。
・ 手番のプレイヤーの手札をカウントし、7 枚以上ある場合は、7
枚になるように、 余分なカードを墓地に置く。
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■ STEP 4 ■フェイズ終了-移行
・ エンド・ フェイズを終了をする。
・ このタイミングで行う能力または効果があればそれを反映させる。
・ 相手のターンに移行する。
[フリータイミングとチェイス]
・ それぞれフェイズ -STEP の段階で設定された「フリータイミング」に
おいて、そのターンの手番ではないプレイヤーもカードをプレイできる。
・「フリータイミング」で宣言された「カードのプレイ」に対して、
相手プレイヤーは「チェイス」できる。
→相手プレイヤーの「チェイス」対して、自分も「チェイス」する
ことができる。
・「チェイス」は、最後に「チェイス」宣言されたカードプレイまで
を留めておき、最後に「チェイス」されたカードから解決していく。
・「チェイス」は、以下の STEP に設定された順番でプレイする
■ STEP 1 ■ 宣言
・ 対象となるプレイを指定し、「チェイス」宣言をする。
・「チェイス」をプレイするのに必要な条件を満たす。
■ STEP 2 ■ 確定
・ 相手に「チェイス」でのプレイを確認する。
・ 相手に「チェイス」でのプレイがなければ、STEP 3 に進む。
・ 相手に「チェイス」をプレイがあれば必要な条件を満たす。
■ STEP 3 ■ 処理
・ 最後に「チェイス」したプレイによる能力や効果から解決していく。
→解決がスタートすると解決が完了するまで「チェイス」を行う
ことはできない。
→「チェイス」したプレイによって誘発した能力や効果の解決は、
手番プレイヤーが優先権をもつ。
[効果解決に関する記述]
・ 能力などの効果の解決は可能な限り、解決を行う。
・ テキスト内の「~をした時」「~を~する」等が満たされた場合は
可能な限り効果の解決を行う。
・ チェイス等で、テキスト内の「~をした時」
「~を~する」等が満
たせない場合、効果の解決は失敗する。
27
・ 重なる能力や効果の解決は、手番プレイヤーが解決の順番を任意に
決め、解決を行う。
[対象の選定に関する記述]
・ 能力などのテキストで、特に記述のない場合、フィールドのカード
を対象とする。
・ 能力などのテキストで、
「全ての~」
「対象の~」等の記述がない限り、
自分の場を示す。
[バトルの解決]
・「チェイス」によるプレイなど、何らかの効果・ 能力によって攻撃
や防御の対象を失った場合、下記の通り対象の再解決を行う。
◎プレイヤーが対象の場合
・ プレイヤーに直接ダメージを与える
◎リゾネイター又は J ルーラーが対象の場合
・ 対象となったリゾネイター又は J ルーラーが[バトルフェイズー
STEP 8]戦闘判定の時点でフィールドに存在していない場合、
対象の喪失によりダメージは消滅する。
・[バトルフェイズ STEP 3]において攻撃対象と指定されたリ
ゾネイター又は J ルーラーの代わりにブロックしたリゾネイ
ター又は J ルーラーが[バトルフェイズ - STEP 8]戦闘判定
の時点でフィールドに存在しなくなった場合、
[バトルフェイ
ズ - STEP 3]において攻撃対象と指定されたリゾネイター又
は J ルーラーを対象に[バトルフェイズ - STEP 8]の解決の
処理を行う。
[勝敗条件と確定]
・ 対象となるプレイヤーのライフポイントが 0 以下になった時、その
相手プレイヤーが勝利条件を得る。
・ ドローフェイズにおいて、対象となるプレイヤーが規定の効果でメ
インデッキからカードを引けない時、その相手プレイヤーが勝利条
件を得る。
→先攻プレイヤーのドロー・ スキップを除く。
28
・ お互いのライフポイントが同時に 0 になった場合、以下の状態で勝
敗を決定する。
・ 残されたライフブレイクの枚数が多い方が勝利条件を得る。
・ ライフブレイクの枚数が同じだった場合、残されたメインデッキ
のカード枚数が多い方が勝利条件を得る。
・ 残されたメインデッキのカードが一緒だった場合は引き分け。
・ 勝敗の条件を確認したのち、お互いのプレイヤーは相手のフィール
ドに置かれた[スペルー詠唱待機]を確認する。
・[スペル - 詠唱待機]以外のカードが伏せられていない場合は、勝利
条件を得たプレイヤーが勝利する。
・[スペル - 詠唱待機]以外のカードが伏せられていた場合は、[スペ
ル - 詠唱待機]以外のカードを伏せていたプレイヤーは敗北する。
29
修正履歴
────────────────────────────────────
■ ver1.1
全体
> 誤字修正、表現の修正、追加説明
2.1.2 カードの種類
>[アディション:ルーラー・ J ルーラー]項目追加
2.1.3 カードの能力
> 項目分離と追加説明
2.1.4 カードのシンボルスキル
> 項目設定と追加説明
2.2 プレイグラウンド
> 項目名修正と追加説明
3.9 フェイズ
>[メインフェイズ]順番の修正
>[エンドフェイズ]順番の修正
> 項目追加
[効果解決に関する記述][対象の選定に関する記述]
■ ver1.2
2.1.2 カードの種類
> 説明文の修正
2.1.2 カードの種類 [J ルーラー ]
> 説明文を修正
2.1.2 カードの種類 [ リゾネイター ]
> 説明文を修正
2.1.6 オーナーとコントローラー
> 項目設定と追加説明
2.2.10 プレイグラウンドの外部
> 項目設定と説明追加
3.9 フェイズ[効果解決に関する記述]
> 説明追加
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