血液培養の偽陽性について

FAQ(細菌)
血液培養の偽陽性について
Q BacT/ALERTの血液培養で、陽性アラームとなりましたがグラム染色陰性、サブカル
チャーでも陰性でした。
原因は何ですか。
A
まず、そのボトルのグラフを確認してください。明らかに菌の発育曲線が描かれている場合は、ボトル
の中で菌が発育したが菌の死滅や菌数が少ないことが原因と考えられます。
特に肺炎球菌は、液体培地中で急速に自己融解し死滅するため、陽性アラーム後は直ちにグラム染色、
サブカルチャーする必要があります。肺炎球菌が疑われる場合、スライデックスニューモキットなどの
抗原検出キットを培養液と反応させて確認できる場合があります。
グラフが発育曲線を示していない場合には、白血球由来の二酸化炭素による偽陽性の可能性がありま
す。元々白血球の多い検体や、過剰量の血液を接種した場合が考えられます。
その他、グラフに異常があったり、偽陽性が複数発生する場合には室温変化や機械の故障による影響も
考えられます。
参考資料:血液培養グラフ
血液培養
陽性グラフ
血液培養
陰性グラフ