January-July 2010
Ver.20
メックデザインインターナショナル賞 2009 決定
MEC DESIGN AWARD 2009 P.1
グループインタビュー ～ミラノサローネ 2010 ～
Group Interview ~Milano Salone 2010~
イベントプレビュー ～ファミリーデー開催～
Event Preview ~Family Day~
プロジェクトレポート
Project Report
MDI トピックス
MDI Topics
P.5
P.9
P.11
P.17
NEWS
REPORT
EVENT
INTERVIEW
MEC
DESIGN
AWARD
2009
メック ･ デザイン ･ インターナショナル賞 2009 決定
メック ･ デザイン ･ インターナショナル賞は、
デザイン力・ 【メック ･ デザイン ･ インターナショナル賞
技術力の向上による社業の益々の発展を目指し、社員のモ
■応募対象
チベーションを高めることを目的とした社内表彰で、今年
2009 年 4 月から 2010 年 3 月までに竣工
で 5 回目を迎えます。
業務終了した物件
１年間に実施された数多くのプロジェクトの中から担当者
■審査及び表彰
が自信を持ってエントリーした応募数全 18 作品より、１
1 次審査
2010 年 5 月 31 日
書類選考
次審査、２次審査を経て 7 作品を入賞作品に選出いたしま
2 次審査
2010 年 6 月 16 日
プレゼンテーション
した。評価は単にデザインが優れているということだけで
表彰式
2010 年 6 月 22 日
はなく、
マネージメントや施工、
コーディネートなどの様々
な評価軸をもとに厳しい審査が行われました。２次審査で
の役員に対するプレゼンテーションも評価の対象となるた
め、担当者にとってはなかなかのプレッシャーですが、こ
れも実務に生かせるいい経験となっています。
1
概要】
MEC DESIGN AWARD 2009 受賞作品
最優 秀 賞
大阪なだ万
担当
寺本 昌志
飯野 容子
中崎 麗子
帝国ホテル大阪の最上階に位置する高級料
理 店 の プ ロ ジ ェ ク ト で 当 社 は 内 装 設 計、 家
具 設 計 ・ 製 作 を 担 当 し ま し た。 設 計 開 始 か
らオープンまで３ケ月という非常に短い期
間 で し た が、 デ ザ イ ン に “ 水 ” や “ 桜 ” な
ど 地 域 の 特 性 を 巧 み に 取 り 入 れ て い ま す。
施 主 の 帝 国 ホ テ ル 様、 な だ 万 様 に も 大 変 評
価 い た だ き 最 優 秀 賞 と い た し ま し た。
住宅デザイン賞
麹町パークハウス モ デ ル ル ー ム
担当
平古場 明子
加藤 千春
寺岡 素子
歴 史 性 の 高 い 街、 麹 町 に 立 地 す る 物 件 の モ
デ ル ル ー ム デ ザ イ ン と し て、 パ ー ク ハ ウ ス
シリーズの従来のブランドステイタスをも
高 め る、 非 常 に 高 い ク オ リ テ ィ が 表 現 さ れ
て い ま す。
2
住宅デザイン賞
南麻布 M 邸
担当
石内 隆裕
高野 淳司
山下 舞
茂木 えいこ
都 心 の 一 等 地 で の リ フ ォ ー ム 物 件 と し て、
住 む 人 の 生 活 環 境、 ラ イ フ ス タ イ ル な ど を
理 解 し た う え で、 モ ダ ン デ ザ イ ン で 統 一 さ
れ た 空 間 づ く り が 評 価 さ れ ま し た。
特別賞
横 濱紅葉坂レジデンス
販 売センター・モデルル ー ム
担当
三田 高章 川井田 等 佐野 芳正
森本 敏裕 平古場 明子
販売センターの設計監理を環境デザイン 1
部、 工 事 管 理 を イ ン テ リ ア ソ リ ュ ー シ ョ ン
部、 モ デ ル ル ー ム イ ン テ リ ア コ ー デ ィ ネ ー
ト 業 務 を 住 空 間 デ ザ イ ン 部 が 担 当。3 つ の
部が協力して業務を行い当社の強みを生か
せ た プ ロ ジ ェ ク ト で し た。 各 々 の ノ ウ ハ ウ
を出し合い総合力を発揮できた点が評価さ
れ ま し た。
3
特別賞
丸 の 内パークビルディン グ サ イ ン
丸 の 内ブリックスクエア 仮 囲 い グ ラ フ ィ ッ ク
担当
中村 一彦
福田 宏
丸の内パークビルディングサイン計画
施設概要
丸の内パークビルディングはタワー棟・アネックス棟・
中庭からなる大規模複合施設であり、敷地内には三菱一
号館が復元され美術館として活用されている。
建築デザインコンセプトは歴史的建築物との融合を目指
しており、丸の内の歴史を継承しながら現代的な新しさ
との調和を図っている。
計画について
デザインは三菱地所設計との共同作業である。
2006 年の基本設計からから始まり実施設計、施工段階
に至るまでトータルに関わった物件である。
建築本体のコンセプト理解はもちろんのこと、サインデ
ザインブックや丸ビル以降の丸の内新築ビルサインのノ
ウハウを生かし、事業者・設計者との密な協議を繰り返
してまとめた。
サインデザインコンセプト
外構
タワー等低層部のテラコッタ・花崗岩を用いた陰影のあ
る繊細なデザイン。アイアンワークで三菱一号館バルコ
ニーの鋳物手すりとの連続性を表現。
● 外装・アイアンワークと調和した色調と形状
● 上下のライトパネルによる夜間の環境演出
商業
「現代の洋館」をテーマに石・タイル・木などの本物の
素材を基本としながら歴史的モチーフを配している。
● 各フロアの個性的なインテリアとの調和
● 伝統的で高級感のあるデザイン
中庭
「憩いの場所」として高木から草花まで四季を通じて楽
しめる。
● 植栽との一体化
● 景観と調和した色調と形状
オフィス
外装・環境をとり込んだ内部空間。「インターナショナ
ルな和」がキーワード。
● オフィス空間と調和
● 和のテイストを連想させるシンプルなデザイン
丸の内ブリックスクエア仮囲いグラフィック
計画について
丸の内ブリックスクエアの工事用仮囲いグラフィック計
画。
建物竣工から開業までのオープン告知である。
丸 ビ ル の 改 築 以 降、 社 会 的 に も 丸 の 内 の 街
づ く り へ の 取 り 組 み が 評 価 さ れ る 中、 当 社
2 ヶ月という短い掲示期間、全長 130 メートルに及ぶ広
大な仮囲いパネル、歩行者の好奇心を誘発し、景観を明
るくし、視界に飛び込むストレートな表現を心掛けた。
サインデザインコンセプト
も サ イ ン、 グ ラ フ ィ ッ ク と い っ た 業 務 で そ
初期のプレゼンテーションでは、以下のイメージを踏ま
え Egg, Art, Rose, Brick, の４案を提出した。
■ブリックスクエア、一号館、丸の内、広場との関連性
・煉瓦 （ブリックスクエア、一号館）
れ ら に 寄 与 し て い る 点 が 評 価 さ れ ま し た。
・絵画 （一号館美術館）
・緑 （一号館広場）
・歴史 （丸の内、一号館）
■誰にでもわかる単純で親しみやすいモチーフ
・人、動物、植物
・文字、記号
■アイデアの面白さ 楽しさ あるいは 不思議さ
・トリックアート的表現
・見る角度や大きさの意外性
・ストーリー性
■スケール感を生かしたインパクトのある表現
・連続性、リズム感
・色彩表現
・意外性のあるイメージのミックス
採用されたのは Brick 案である。
ブリックスクエアの名称や敷地内にある三菱一号館のレ
ンガをモチーフとし、美術館・商業・広場などの施設構
成の多彩さをビビッドな色彩のグラデーションで表現し
た。
重厚な建物外壁とのコントラストや、盛夏の日差しに映
えるグラフィックを意識している。
審査員特別賞
M EC
HOUSE
担当
小林 雄二 寺本 昌志 相原 毅 加藤 康伸 櫻木 浩成 野田 理絵
榛葉 厚弘 塩川 到 昆 徹 浜山 賢一郎 松井 純也 山本 健 石田 健介
坂内 美香 藤井 伸茂
社 員 の 皆 が 協 力 し 合 っ て、 企 画、 設 計、 引
越しなど全ての取りまとめを行いました
が 、 MEC
HOUSE を 作 り 上 げ て き た こ れ ま
での努力を評価して審査員特別賞としまし
た。 移 転 し て か ら は 外 部 の 方 に も 多 数 見 学
に 来 て い た だ き、 メ ッ ク の デ ザ イ ン 力、 働
き ぶ り、 雰 囲 気 な ど を ご 覧 い た だ い て い ま
す。
4
Group Interview ~Milano Salone 2010~
グループインタビュー ～ミラノサローネ 2010 ～
４月１４日から６日間に渡って開催された、「ミラノ・サローネ」 に弊社
MILANO
社員２名が研修視察へ行ってきました。 今年のミラノ・サローネは
入 場 者 数 が 過 去 最 高 を 記 録 す る な ど 大 盛 況 で し た。 火 山
噴火の影響を受けてしまうなどトラブルもありました
が、 無 事 に 帰 国 す る こ と が で き ま し た。 解 説 と と も
に視察の模様を紹介します。
Salone
Internationale
del
Mobile
第 49 回「ミラノ国際家具見本市」
会期：2010/4/14 ～ 4/19
FIERA SALONE
出店社数：約 1500 社
centro di Milano
展示面積：約 200,000㎡
毎 年 イ タ リ ア ・ ミ ラ ノ で 開 催 さ れ る 世 界 最 大 級 の 「 家 具 見 本 市 」。 会
Triennale
場 は 4 か 所 あ り 、 メ イ ン 会 場 は 「FIERA SALONE」 で 、 ミ ラ ノ 中 心 地 か
ら 地 下 鉄 で 行 く こ と が で き ま す。 東 京 ビ ッ グ サ イ ト 約 4 倍 と 膨 大 な 広
さ を 有 し て い ま す。 一 方 ミ ラ ノ 中 心 地 で は ４ ０ ０ を 超 え る シ ョ ッ プ が
FUORI SALONE
参 加 し た イ ベ ン ト が 開 催 さ れ ま し た 。「FUORI SALONE」 は ド ゥ オ ー モ
周 辺 の イ ン テ リ ア ブ ラ ン ド の シ ョ ー ル ー ム が 多 く 点 在 す る 地 域 で、 趣
向 を 凝 ら し た 展 示 が さ れ て い ま し た 。「Triennale」 は 、 セ ン ピ オ ー ネ 公
園 内 の 美 術 館 を 利 用 し 、 様 々 な ブ ー ス で 構 成 。「ZONA ZORTONA」 は 、
イ ベ ン ト の 名 称 に も な っ て い る ト ル ト ナ 地 区 に て、 イ ベ ン ト を 開 催 し
て い ま し た。 路 上 で 車 を 使 っ た イ ン ス タ レ ー シ ョ ン を 行 う な ど、 毎 年
ZONA TORTONA
違 っ た 個 性 豊 か な 展 示 を 楽 し む こ と が で き る の が 魅 力 で す。
5
FUORI SALONE
Triennale
FIERA SALONE
ZONA ZORTONA
Interview
■ ミ ラ ノ 市 内 INTERNI。
B&B シ ョ ッ プ 前 に 置
かれたベンチ。
Salone
Internationale
del
Mobile
初めてのミラノ・サローネはどうでしたか？
大塚 未希
おおつか
みき
大塚
展 示 会 と い う よ り 街 全 体 が 「お 祭 り」 と い う 雰 囲 気 で
し た。 ド ゥ オ ー モ 周 辺 で は 路 地 裏 な ど で 若 者 た ち が ア ル コ ー
ル 片 手 に 盛 り 上 が っ て い ま し た。 会 場 で は、 販 売 目 的 の 商 品
展 示 方 法 で は な く、 ブ ー ス を 良 い 空 間 に 作 り 上 げ、 デ ザ イ ン
によってインテリアや空間を良く見せるというスタイルが印
象 的 で し た。
環境デザイン２部
オフィスグループ
入社３年目
土井
報告会などで見ていた写真より会場がとにかく広かっ
た で す 。ブ ー ス の 作 り こ み も 凝 っ て い ま し た 。天 井 照 明 が し っ
か り と 作 り こ ん で あ っ た り と、 モ デ ル ル ー ム を 凌 ぐ よ う な
ク ォ リ テ ィ ー で、 す
2
ぐにでも住めそうで
し た。 ブ ー ス デ ザ イ
ンに何千万とコスト
を か け て い た り、 こ
の展示会に参加する
企業の意気込みが感
じられたのが印象的
で し た。
１ 「INTERNI」 会 場 の イ ン ス タ レ ー シ ョ ン。 ス タ ン ド ラ イ ト 風 の フ ー
ド を 路 上 に 吊 る し、 夜 は ラ イ ト ア ッ プ さ れ 路 上 を 照 ら す。
２ 「FIERA」 会 場 の ブ ー ス。 天 井 を 設 け 照 明 を 効 果 的 に 配 置 す る こ と に
よ っ て、 モ デ ル ル ー ム を 表 現。
1
今年のトレンドとして感じたことは？
大塚
昨 年 は 黒 を 多 用 し た 高 級 感 を 主 張 し て い ま し た が、 今
年 は 上 質 で 長 持 ち す る デ ザ イ ン が 多 く、 居 心 地 の い い 空 間 を
展 開 し て い た よ う に 感 じ ま し た。 老 舗 ブ ラ ン ド で は、 過 去 の
作 品 を 復 刻 さ せ、 現 在 の ト レ ン ド を 取 り 込 ん だ リ バ イ バ ル を
土井 亜希子
す る こ と に よ っ て、 上 質 な 家 具 を 長 く 使 用 す る ス タ イ ル を 提
どい
あきこ
案 し、 家 具 本 来 の 役 割 を 見 直 す 主 張 を し て い る よ う に 感 じ ら
れ ま し た。 イ ン テ リ ア と し て の 原 点 に 回 帰 す る 雰 囲 気 を 感 じ
ま し た。
土井
ECO に 対 す る 取 り 組 み が
多 く 見 ら れ ま し た。 壁 面 や ブ ー
環境デザイン 1 部
商環境グループ
入社 3 年目
ス で は、 素 材 と し て 発 泡 ス チ
ロ ー ル や ス タ イ ロ・ ダ ン ボ ー ル
など廉価な素材やリサイクル素
材 を 多 用 す る な ど、 と て も 気 に
して使っている印象を受けまし
4
た。 さ ら に 素 材 感 を 感 じ さ せ る
とチープに見えてしまうところ
をデザインや見せ方で上質な空
間に作り上げていた点に感銘を
受 け ま し た。
3
３
４
MOROSO ブ ー ス で 使 用 さ れ て い た 発 泡 ス チ ロ ー ル。
ミ ラ ノ 中 心 街 に て 車 メ ー カ ー と イ ン テ リ ア の コ ラ ボ レ ー シ ョ ン。
6
■「FIERA」会場連絡通路。
動く歩道が整備されるくら
い広い。
Salone
Internationale
del
Mobile
一番お気に入りのブースは？
土井
ス ワ ロ フ ス キ ー。 個 人 的 に も 好 き な ブ ラ ン ド
で、 前 年 度 は 不 況 の 影 響 で 規 模 イ ベ ン ト を 縮 小 し て
い ま し た が、 今 年 は 力 が 入 っ て い た の が う れ し か っ
た 。 特 に 、 普 段 で は 見 る こ と の で き な い LED を 使 用
した流れるようなインスタレーションが非現実的で
印 象 的 で し た。 日 本 で は 見 ら れ な い 造 作 に 面 白 さ を
感 じ ま し た。
大塚
ソ ニ ー。 構 造 体 に 振 動 を 与 え て 音 を 鳴 ら す 技
術 を 展 示 し て い ま し た。 音 源 が わ か ら な い 様 な 新 し
1 2
いインテリアとしてのプレゼンテーションを行って
3 4
い ま し た。 ア イ ス ラ ン ド の 噴 火 の 影 響 で 滞 在 が 延 長
し 時 間 が 取 れ た こ と で、 ブ ー ス の 担 当 者 に デ ザ イ ン
のディテールまで聞くことができ興味深かったで
す。
１
２
３
４
1
ス ワ ロ フ ス キ ー。Gwenael Nicolas の ‘SPARKS’ は 惑 星 ( ほ し ) の 誕 生 を 連 想 さ せ る
幻 想 的 な 空 間 を 演 出 し て い ま し た。
同 上。 ス ワ ロ フ ス キ ー を 施 し た 様 々 な ペ ン ダ ン ト ラ イ ト の 展 示。
Sony。 振 動 に よ っ て 音 が 鳴 る フ ー ド を 使 用 し た 透 明 な ペ ン ダ ン ト ラ イ ト。
同 上。 格 子 状 の フ レ ー ム に TV・ ラ イ ト を 組 み 込 み、 振 動 で 音 を 鳴 ら す こ と に よ っ
て ス ピ ー カ ー レ ス の 新 し い リ ビ ン グ ス タ イ ル を 提 案。 背 部 壁 面 に 使 用 し て い る 素 材
は 建 材 と し て 使 用 す る ス タ イ ロ フ ォ ー ム。
2
4
5
3
１
２
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３
４
５
Kartell、 日 本 人 デ ザ イ ナ ー 「吉 岡 徳 仁」 氏 の 新 作 「Invisibles」。
CANON、 多 面 体 で 構 成 さ れ た 空 間 を プ リ ズ ム の よ う に 色 鮮 や か に 演 出 し
て い ま し た。 様 々 に 形 を か え て い く 光 ・ 映 像 は 大 変 美 し く、 思 わ ず 時 間
を 忘 れ て 佇 ん で し ま い ま し た。
Capperini、 チ ュ ー リ ッ プ チ ェ ア。 そ の 名 の 通 り の ハ イ バ ッ ク チ ェ ア。
Minotti、1.5 人 掛 け ソ フ ァ。 試 し に 座 っ て み る も 埋 も れ て し ま い ま し た。
ト レ ン ド カ ラ ー、 フ ァ ブ リ ッ ク や ア ー ト ワ ー ク な ど 全 体 的 に 多 く 使 わ れ
て い た 色 で す。
1 2
アイスランドの噴火というトラブルで帰国でき
ませんでしたが？
１ ド ゥ オ ー モ に て 記 念 写 真。
２ 「FIERA」 樹 脂 製 で 人 の 顔 の 形 を し た チ ェ ア ー （driade)。
3 泊 5 日 の 予 定 で し た が、7 泊 9 日 滞 在 し ま し た。 い つ
帰 国 の 臨 時 便 が 手 配 で き る か わ か ら な か っ た の で、 す ぐ
戻ってこられる距離やホテル近辺でしか行動できません
で し た。 そ の か わ り に 地 図 が 無 く て も ミ ラ ノ 市 内 を 歩 い
も し「ミ ラ ノ サ ロ ー ネ」に 参 加 で き る と し た ら ？
て 回 れ る ぐ ら い 詳 し く な り ま し た。 あ と は 滞 在 が 延 長 し
土井
意 味 で は 満 喫 で き た と 思 い ま す。
家具やブースデザインをやってみたい気持ちはあ
り ま す が、 こ の 「お 祭 り」 の 中 で 見 る 人 を 驚 か す よ う な
た お か げ で 食 事 を 楽 し む こ と が で き ま し た。 そ う い っ た
イ ン パ ク ト が あ り、 存 在 感 で ア ピ ー ル で き る よ う な、 自
分が経験したことのないことに挑戦してみたいと思いま
3
し た。
大塚
この雰囲気の中でしか表現できないようなブース
で あ っ た り、 見 る だ け で な く デ ザ イ ン や ア ー ト に 触 れ た
り、 体 感 で き る よ う な イ ベ ン ト に、 デ ザ イ ナ ー と し て 参
加 し て み た い と 思 い ま し た。
4
次回研修視察へ行くとしたらどこに行ってみた
いですか？
土井
メ ゾ ン ・ エ ・ オ ブ ジ ェ。 フ ラ ン ス ・ パ リ 中 心 地 で
行 わ れ る 最 大 の 見 本 市。 フ ラ ン ス 特 有 の ワ ン ラ ン ク 上 の
フ ァ ブ リ ッ ク の 展 示 な ど を 見 て み た い で す。 個 人 的 に も
フ ラ ン ス に 行 っ て み た い と 思 っ て い ま す。
大塚
ビ ト ラ キ ャ ン パ ス。 ス イ ス の バ ー ゼ ル 郊 外 に あ る
イ ン テ リ ア メ ー カ ー の 施 設。 世 界 の 建 築 ミ ュ ー ジ ア ム と
３
４
MERITALIA、シ ョ ー ル ー ム の 前 に 設 置 さ れ た チ ェ ア ー。柔 ら か い 素 材 を 使 用 し て あ り、
見 た 目 よ り も 座 り 心 地 が 良 か っ た で す。
車 を モ チ ー フ に し た イ ン ス タ レ ー シ ョ ン。 ホ イ ー ル 部 に は マ ツ ダ の 文 字 が。 会 場 の
至 る と こ ろ に 設 置 さ れ て い ま し た。
呼 ば れ て い ま す 。 周 辺 に は 安 藤 忠 雄 や SANAA （ 妹 島 和 世
＆ 西 沢 立 衛） フ ラ ン ク ・ ゲ ー リ ー、 ザ ハ ・ ハ デ ィ ド な ど
近年世界的に活躍している建築家や歴史的な建築家の作
品 が 多 い の で ぜ ひ 行 っ て み た い で す。
Message
Salone
Internationale
del
Mobile
■「FIERA」driade ブース。
グリーンを使用した壁面でエ
コの高い意識を感じました。
来年ミラノサローネに研修視察に行く同僚に一言
事 前 準 備 を 怠 ら な い よ う に す る こ と。 天 災 で あ っ て も 対 応 し て く れ な い
保 険 が あ る の で 、 事 前 に 調 べ て 入 り ま し ょ う ( 笑 )。 何 が 起 こ る か わ か ら
な い の で、 ど こ に 連 絡 を し た ら 助 け て も ら え る の か な ど 連 絡 先 な ど を 確
認 し ま し ょ う。 プ レ ス キ ッ ト の 取 得 は ぜ ひ お 勧 め し ま す。 デ ザ イ ナ ー 登
録 よ り は プ レ ス 登 録 の 方 が カ タ ロ グ な ど 入 手 し や す い で す。
展 示 会 運 営 委 員 で 配 布 し て い る 地 図 が 曖 昧 な の で 気 を つ け て く だ さ い。
今 回 の 同 行 メ ン バ ー の み な さ ん。 一 生 に 一 度 あ る か な い か の 出 来 事
に、 皆 で 助 け 合 っ て 過 ご し た こ と も あ り、 帰 国 時 に は Family の よ う
な 存 在 に な っ て い ま し た。
8
Event Preview ～ Family Day ～
イベント プレビュー ～ファミリーディ開催～
Family Day ～
Event Preview ～
ディ開催～
2 0 1 0 . 0 7 . 2 8
イベント プレビュー ～ファミリー
w e d
７ 月 ２ ８ 日、 社 員 の 家 族 を オ フ ィ ス に 招 待 す る 「MEC HOUSE FAMILY DAY」 を 開
催しました。 今回こうして会社の雰囲気を知っていただくことで、 家族の仕事に
対する理解を深めていただくことを目的とし、 メック・デザイン・インターナショ
ナルとして初のイベントです。
子供の姿が見えたり声がするだけ
で、 社 内 が 明 る く な っ た 感 じ が
し ま し た。 社 員 に と っ て も 癒
しの時間になったかもしれ
ま せ ん。 普 段 は あ ま り 話 し
た こ と の な い 社 員 同 士 が、
子供を介して楽しく話しを
す る な ど、 新 た な コ ミ ュ ニ
ケーションも生まれました。
社員の奥様、 旦那様をはじめ、 お母様、 お嬢
様などたくさんの方にオフィスを見ていただ
き、 洗練されたいいオフィスですねと、 お褒
めのお言葉もいただきました。
9
普 段 会 社 で は 見 ら れ な い、
社 員 た ち の パ パ、 マ マ
としての顔を垣間見る
こ と が で き ま し た。 い
つも毅然としている○
○さんのデレデレした
顔 や、 普 段 は お っ と り
した感じの△△さんの
きりっとした親の顔には
びっくりさせられました。
パ パ や マ マ の 職 場 を 実 際 に 見 て、 チ
ビ ッ 子 た ち も 興 味 津 津 の 様 子 で し た。
初めはちょっとぎこちなかった子供た
ちも最後は大はしゃぎ。 知らない者同
士でもすぐに友達になれる高い順応性
には脱帽です。
10
Project Report
大阪
なだ万
Osaka Nadaman
Office
Commercial Space
Residence
Hotel
Sign/Artwork
所在地
担当内容
スタッフ
竣工
Design Concept
大阪府大阪市北区天満橋 帝国ホテル大阪２４F
内装 / 設計・施工
飯野 (PM)・寺本・中崎
２０１０年３月
TRADITIONAL & MODERN
「TRADITIONAL & MODERN」
キ ー ワ ー ド と し て 「sakura」「light」「water」 を 抽 出 し 、
ふ も と を 流 れ る 大 川 沿 い の 桜 ・ 光 の 演 出 ・「 水 の 都 大
阪」 を イ ン テ リ ア に 取 り 込 む こ と で 立 地 を 生 か し た オ
ン リ ー ワ ン の 和 食 店 を 目 指 し ま し た。
既 存 店 舗 の 内 装 を 一 部 利 用 す る と い う 制 約 が あ る 中、
イ ン テ リ ア で 「な だ 万」 の 持 つ 伝 統 と 先 進 性 を い か に
表 現 で き る か が 求 め ら れ ま し た。
11
◇アラカルト席
間仕切りに造作を
施 す こ と に よ り、
伝統的な雰囲気と
圧迫感の軽減を図
り ま し た。
sakura
light
water
Zoning Point
SB
ART
ART
SB
ART
アラカルト席
ART
SB
1010
和室
SB
ART
ART
H1200
SB
ART
ART
ART
ART
ART
上部吊戸棚
ノレン掛
ビアサーバー
COPY・FAX
複合機
ART
1/2
SB
冷蔵ショーケース
630×550×1050
タオルウォーマー
450×275×355
ノレン掛
230
ART
ART
ART
ART
エントランス
◇エントランス
コンセプトである桜の木立を正面バックに表現
し、 壁 面 に は 桜 の 花 び ら を 型 取 り し、 な だ 万 の
持 つ 格 式 を モ ダ ン な デ ザ イ ン で 表 現 し ま し た。
◇アラカルト席
可動間仕切りにより個室対応も可能なレイアウ
ト と し て い ま す。 家 具 ・ 照 明 に つ い て も 様 々 な
シ ー ン に 対 応 で き る デ ザ イ ン と し ま し た。
◇和室
既 存 和 室 の 表 層 の み 変 更 し 、 金 色 を 大 胆 に 使 用
す る こ と で イ メ ー ジ を 一 新 し ま し た。 家 具 は 和
室 に 椅 子 座 を 提 案 し、 特 徴 的 な 部 屋 と な っ て い
ま す。
Voice
～担当者の声～
◇エントランス
フ ァ サ ー ド サ イ ン と し て、 看 板 の み を
壁 面 に 設 置 す る こ と に よ っ て、 店 舗 本
来 の 格 式 や 伝 統 を 表 現 し ま し た。
「 伝 統 は 常 に 新 し い 」 と い う 、な だ 万 オ ー ナ ー の ポ リ シ ー
の も と、 今 ま で に な い 新 し い 感 覚 の デ ザ イ ン を 求 め ら れ た
こ の プ ロ ジ ェ ク ト で は 、「 ト ラ デ ィ シ ョ ナ ル と モ ダ ン を 融
合 さ せ た コ コ に し か な い ス タ イ ル」 と い う デ ザ イ ン コ ン セ
プ ト の も と 、 計 画 地 の 立 地 条 件 か ら 「 桜 」「 水 」「 光 」 を デ
プロジェクトマネジメント担当
環境デザイン１部
ホスピタリティグループ
グループマネージャー
ザ イ ン テ ー マ と し て デ ザ イ ン を 展 開 し ま し た 。「 桜 」 は 近
く を 流 れ る 大 川 の ほ と り が 桜 の 名 所 で あ る こ と 、「 水 」 は
飯野 容子 いいの
ようこ
大 阪 が 水 の 都 で あ る こ と 、「 光 」 は ト ッ プ フ ロ ア に あ る こ
と に そ れ ぞ れ 因 ん で い ま す。 今 回 の 内 装 で 最 も 特 徴 的 な の
年 末 年 始 を は さ ん で 3 カ 月、 工 事 が 1 カ 月 と い う ハ ー ド ス
は 和 室 の デ ザ イ ン で す。 掘 り ご た つ だ っ た 客 席 を 畳 の 上 の
ケ ジ ュ ー ル で 進 め ら れ ま し た が、 帝 国 ホ テ ル 様、 な だ 万 様
テ ー ブ ル 席 に 替 え、 真 壁 造 り だ っ た 造 作 を 大 壁 と し た う え
ご 担 当 者 と 一 つ ず つ 問 題 を 解 決 し な が ら 進 め ら れ た こ と、
で、 大 阪 ら し く 金 箔、 銀 も み 紙 な ど を 大 胆 に 使 用 し た 斬 新
特に帝国ホテル施設部様からの全面的なバックアップをい
な デ ザ イ ン と し、 新 し さ を 強 く ご 要 望 さ れ て い た オ ー ナ ー
た だ い た こ と で 実 現 し た も の と 感 謝 し て い ま す。
に は 大 変 喜 ば れ ま し た。 こ の 計 画 は ス タ ー ト か ら 着 工 ま で
12
Project Report
大野総合法律事務所
Ohno & Partners
Office
Commercial Space
Residence
Hotel
Sign/Artwork
所在地
担当内容
スタッフ
竣工
Design Concept
おもてなしの心
「お も て な し の 心」
眺 望 の 良 い 丸 の 内 北 口 ビ ル へ の 移 転 を 機 に、 移 転 前 交
錯 し て い た 来 客 と 一 般 社 員 の エ リ ア を 明 確 に 分 離 し、
＜ 歓 迎 空 間 ＞ を 創 造 し ま し た。 そ の ゲ ー ト 空 間 と な る
受 付 廻 り で は 極 力 ス ペ ー ス に ＜ 拡 が り ＞ を 持 た せ、 全
体 的 に 明 る く 柔 ら か な 色 調 と 光 の 中 で、 石 や 塗 装 等、
ぬ く も り を 感 じ ら れ る 自 然 素 材 を 用 い、 さ り げ な い
＜ 気 品 ＞ の 中 に、 大 野 総 合 法 律 事 務 所 の ＜ 安 心 ＞ ＜ 信
頼 ＞ を 表 現 し ま し た。
壁 面 を 飾 っ て い る 絵 画 は、 絵 画 好 き の 施 主 様 が 自
ら一つ一つの部屋に合う絵画を選定してください
ま し た。
13
東京都千代田区丸の内 丸の内北口ビル
内装 / 設計・施工
設計：相原 (PM)・桑原 施工：佐野 (PM)
営業：森岡・勝田 見積：浜山
引越しマネジメント：宇賀神
２００９年１０月
会 議 室 前 の 廊 下 で は、 ビ
ル基準天井をアレンジし
た デ ザ イ ン で、 コ ス ト を
おさえエコロジーにも配
慮 し た 計 画 と し ま し た。
Zoning Point
Business Aria
Working Aria
◇移転前交錯していた来客と一般社員
の エ リ ア を 明 確 に 分 離 し、 訪 れ る お
Room
Reception
客様を迎え入れる為の歓迎空間を創
造 し ま し た。
◇三箇所の事務所の統一化による業務
の 効 率 化 を 根 本 に、 メ イ ン 動 線 を 境
としてワークスペースを明確に配置
し、 チ ー ム ワ ー ク の 強 化 と 集 中 で き
Work Space
Room
Room
Room
Stock
る 環 境 を 構 築 し ま し た。
Room
◇既存家具什器の転用をベースにエコ
Work Space
ロジーに配慮しながら書架と一般席
を 効 率 良 く 再 構 築 し、 書 架 を 大 幅 に
増 設 し ま し た。
会議室はお客様や社員
を迎える背景となるカ
ラースキームを全室違
う も の と し、 個 性 を 持
た せ る こ と で、 常 に 鮮
度感のある接客や打合
せができるよう配慮し
ま し た。
Voice
～担当者の声～
大 野 総 合 法 律 事 務 所 様 は､ 国 内 外 の 特 許 ･ 商 標 ･ 意 匠 ･
実 用 新 案 の 出 願 等、 知 的 財 産 を 専 門 に 扱 う 国 内 有 数 の 法 律
事 務 所 と し て 、霞 が 関 ビ ル に ご 入 居 さ れ て い ま し た が 、元 々
コンストラクションマネジメント担当
インテリア ソリューション部
内装監理グループ
グループマネージャー
懸 念 事 項 と し て あ っ た、 分 散 オ フ ィ ス の 統 合 と 入 居 ビ ル の
アスベスト除去作業による退去が時期として重なったこと
か ら、 ２ ヶ 所 の ビ ル ( ３ オ フ ィ ス ) か ら 丸 の 内 北 口 ビ ル へ
佐野 芳正 さの
よしまさ
の 統 合 移 転 を 計 画 さ れ る 事 と な り ま し た。
『 お も て な し の 心 』を デ ザ イ ン コ ン セ プ ト に 掲 げ 、 デ ザ
イ ナ ー と と も に プ ラ ン を 進 め て い き ま し た が、 エ ン ト ラ ン
現状調査と各ビルの管理会社との打合せを入念に行ない対
スは天井の円形間接照明に合わせ床の大理石を円形に貼り
応 し ま し た｡
分 け､ 壁 は 特 殊 塗 装 で 凹 凸 の あ る 質 感 の ス タ ッ コ 仕 上 げ と
計画開始からオープンまで３ヶ月というタイトなスケ
し､ 会 議 室 の 床 か ら 天 井 ま で の ガ ラ ス 間 仕 切 と フ ル ハ イ ト
ジ ュ ー ル で し た が､ お 客 様 の ご 理 解 と ご 協 力 の も と 、 各 担
ド ア は 、 飛 散 防 止 フ ィ ル ム を 貼 り 安 全 対 応 を 施 し ま し た｡
当 者 が 連 携 し チ ー ム 一 丸 と な っ て､ 無 事 オ ー プ ン に こ ぎ 着
ワ ー ク ス ペ ー ス は 収 納 量 の 将 来 増 に 対 応 で き る 様、 現 状 よ
け る こ と が で き ま し た。 移 転 費 の 算 出 ･ 設 計 ･ 設 計 監 理 ･
りも４８％増のハイキャビネットの耐荷重を考慮して配置
内 装 工 事 (C 工 事 )･ 家 具 什 器 工 事 ･ 引 越 し マ ネ ジ メ ン ト 業
し､ 耐 震 処 理 を 行 な い 設 置 し ま し た｡ 引 越 し は､ 既 存 ３ オ
務 ま で 一 貫 し た サ ー ビ ス を 提 供 で き る、 当 社 な ら で は の 強
フ ィ ス か ら の 移 転 に 加 え､ 各 ビ ル の 搬 出 入 時 間 の 制 約 も あ
み が 色 濃 く 出 せ た プ ロ ジ ェ ク ト だ っ た と 自 負 し て い ま す。
り､ 引 越 し 作 業 が ス ム ー ズ に 行 な え る 様 、 既 存 オ フ ィ ス の
14
Project Report
パークハウス小石川
Park House Koishikawa
Office
Commercial Space
Residence
Hotel
Sign/Artwork
所在地
担当内容
スタッフ
竣工
Design Concept
東京都文京区小石川
インテリアコーディネート
インテリアコーディネーター：右京
担当：佐藤・川浪
２００９年１０月
端整な心地よさ・・・
「端 整 な 心 地 よ さ ・ ・ ・」
日 々 時 間 に 追 わ れ る 中 ほ っ と 一 息、 ゆ っ た り と し た
会 話 や 落 ち 着 い た 静 寂 な 時 を 取 り 戻 せ る 佇 ま い。 愛
着 あ る 椅 子 を 長 く 使 っ て い く こ と を 大 切 に し た り、
日本の行事や伝統を繋いでいく心穏やかな暮らしを
彩 り、 き ち ん と す る 心 地 よ さ や 愛 着 を 持 っ て 創 り あ
げ て い く 「住 ま い」 を イ メ ー ジ し ま し た。
子供部屋
リビング・ダイニング
ベッドルーム
15
■ 左 リ ビ ン グ ダ イ ニ ン グ。 広 い LD で 家 族 が 時 に は 集 い、 時
に 勉 強 や ネｯト を し た り 個 々 の 時 間 を 過 ご す 事 が で き る 空 間 を イ
メ ー ジ。 ソ フ ァ ー は 少 し 奥 行 き が あ る タ イ プ を セ レ ク ト し て リ
ラ ッ ク ス 感 を 演 出。 ク ッ シ ョ ン は ア ー ト の 代 わ り に な る 様 に、 あ
え て 大 柄 な タ イ プ を セ レ ク ト し て イ ン パ ク ト を つ け ま し た。
■ 右 マ テ リ ア ル イ メ ー ジ。 ベ ー ジ ュ か ら ブ ラ ウ ン 系 の グ ラ デ ー
シ ョ ン が 居 心 地 の よ い 温 も り 感 の あ る 空 間 を 演 出。 素 材 の 持 つ 表
情 が 動 き の あ る 華 や か さ を 表 現 し、 自 然 の 持 つ ナ チ ュ ラ ル さ と モ
ダ ン さ が 豊 か な 日 常 を 彩 り ま す。
■ 右 子 供 部 屋。 部 屋 が す っ き
り と 見 え る よ う に、 ベ ッ ト ＋
オープンキャビネットのみをレ
イ ア ウ ト、 勉 強 等 は リ ビ ン グ ダ
イニングのコーナーでという設
定 と し ま し た。 フ ァ ブ リ ッ ク は
引き戸を開けたときインパクト
が 有 り な が ら も、 全 体 の バ ラ
ンスを考えたセレクトとしまし
た。
■ 左 ベ ッ ド ルー ム。 部 屋 が 広
く 見 え る よ う にレ イ ア ウ ト。 ド
レ ッ サ ー も 置 き、 機 能 面 で の 充
実 も 考 え ま し た。 壁 ク ロ ス が 大
き な ア ー ト に 見え る よ う に ベ ッ
ド を コ ー デ ィ ネー ト し、 家 具 は
シ ッ ク に 見 え すぎ な い よ う に あ
え て 明 る い タ イプ に し て 空 間 の
メ リ ハ リ 感 を 演出 し ま し た。
Project Report
麹町パークハウス
kojimachi Park House
Office
Commercial Space
Residence
Hotel
Sign/Artwork
所在地
担当内容
スタッフ
竣工
東京都千代田区麹町四丁目
インテリアコーディネート
インテリアコーディネーター：寺岡
担当：加藤 (PM)・平古場 (SV)
２００９年１２月
Design Concept
シンプル、かつ 上質であること
「シ ン プ ル、 か つ 上 質 で あ る こ と」
住 ま い で は、 華 美 に な り が ち で 常 に 張 り 詰 め た 都 会
の 生 活 空 間 で は な く、 自 然 体 の ま ま で い ら れ、 程 よ
い 緊 張 感 も あ り、 こ だ わ り ぬ い た 上 質 な 空 間 で 寛 ぐ
ことが出来る・・・
そのような生活を知り尽くした人たちが望むに相応
し い イ ン テ リ ア デ ザ イ ン を 提 案 し ま し た。
■ 左 リ ビ ン グ。 シ ン プ ル か つ 上 質 感
を演出するためアクセントとしてファ
ブ リ ッ ク に 黒 を セ レ ク ト し ま し た。
クリエーターズ
ルーム
ダイニング
リビング
テラス
■ 右 ク リ エ ー タ ー ズ ル ー ム。 ラ イ フ
スタイルを楽しむ人たちが望むような
特 別 な 空 間 を 演 出 い た し ま し た。
ベッドルーム
■ 左 ダ イ ニ ン グ。 白 を 基 調 と し た イ
ン テ リ ア で ま と め、 シ ン プ ル で 清 潔 感
の あ る 空 間 を 演 出 し ま し た。
■ 右 洗 面 台。 木 目 調 の 収 納 と ミ ラ ー
に 高 級 感 の あ る シ ー ト を 貼 り、 ホ テ ル
の よ う な 空 間 を 演 出 し ま し た。
16
「 ＭＥＣ ＨＯＵＳＥ」 がインテリアプランニングアワードに入選
私たちのオフィス
「ＭＥＣ
ＨＯＵＳＥ」
が、 一 般 社 団 法 人 日 本
インテリアプランナー
Topics
01
協 会（JIPA）主 催 、第 １ 回 イ ン テ リ ア プ ラ ン ニ ン グ ア ワ ー
ド の オ フ ィ ス 部 門 に 入 選 い た し ま し た。
優れたインテリア作品を表彰するために本年度新たに
創 設 さ れ た こ の 賞 は、 良 質 な イ ン テ リ ア を 評 価 し 一 般
公 開 す る こ と で、 イ ン テ リ プ ラ ン ナ ー の 仕 事 を 社 会 に
広 め る こ と を 目 指 し て い ま す 。 住 宅 、商 業 施 設 、オ フ ィ
ス、 教 育 ・ 文 化 施 設、 医 療 ・ 福 祉 施 設、 そ の 他 の カ テ
ゴ リ ー に 分 か れ て お り 、 今 年 は 応 募 総 数 163 作 品 の 中
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か ら 入 選 50 作 品 （ う ち オ フ ィ ス 部 門 は 8 作 品 ）、 優 秀
賞 9 作 品 が 選 定 さ れ ま し た。
審 査 の ポ イ ン ト は、 コ ン セ プ ト メ イ キ ン グ、 プ ラ ン ニ
ン グ プ ロ セ ス、 空 間 の デ ザ イ ン、 フ ァ ー ニ シ ン グ、 イ
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ノ ヴ ェ ー シ ョ ン。 今 回 の 受 賞 は、 私 た ち の デ ザ イ ン や
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取 り 組 み が 評 価 さ れ る 嬉 し い 結 果 と し て、 設 計 者 を は
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じ め 社 員 一 同 達 成 感 を 感 じ て い ま す。
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優 秀 賞 受 賞 及 び 入 選 作 品 は、 ２ ０ １ ０ 年 １ １ 月 に 出
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版の『インテリアプランニング ベストセレクション
2010( 仮 称 )』 に 掲 載 さ れ る 予 定 と な っ て お り 、 広 く
MEC HOUSE を 知 っ て い た だ け る よ い 機 会 と な り ま す 。
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新組織スタート！新役員就任！
２ ０ １ ０ 年 ４ 月 よ り 新 組 織 体 制 を ス タ ー ト し ま し た。
機 能 の 強 化 等 を 目 指 し、 顧 客 満 足 の 向 上 に 努 め て ま い
時 代 の ニ ー ズ に 合 わ せ た 新 し い 組 織 で は、 よ り 各 部 の
り ま す。 今 後 も、 全 社 一 丸 と な っ て お 客 様 の ご 要 望 に
業 務 に 専 門 性 を 持 た せ る と と も に、 必 要 に 応 じ 互 い の
お 応 え し て い く 所 存 で す。 こ の メ ッ ク ・ デ ザ イ ン ・ イ
得 意 分 野 を 生 か し な が ら 協 業 し て い く こ と で、 総 合 イ
ンターナショナルの新しい取り組みにどうぞご期待く
ンテリア事務所としてトータルなサービスを発揮でき
だ さ い。
る 体 制 を 整 え て い ま す。 ま た、 ７ 月 １ 日 付 で 新 た に 執
行 役 員 制 度 を 導 入 い た し ま し た。 こ れ に よ り 経 営 の 効
率 化、 意 思 決 定 の 迅 速 化、 経 営 ・ 監 督 機 能 と 業 務 執 行
Organization
組織と役割
コンサルや施工、内装監理業務、
サイン、ＦＦ＆Ｅのデザイン・調達を担当
インテリア ソリューション部
PM コンサルティンググループ
プロダクショングループ
内装監理グループ
サイングループ
ＦＦ＆Ｅグループ
17
Topics
02
総務・人事・経理・業務および
営業、見積を担当
業務統括部
総務・人事・経理・業務グループ
営業グループ
見積調達グループ
インテリア用品の販売や
モデルルーム、リフォームなど
住空間のデザインを担当
住空間デザイン部
第 1 グループ
第２グループ
主にホテルや店舗などの商業施設
医療やシニア施設などのデザインを担当
環境デザイン 1 部
ホスピタリティグループ
商環境グループ
主にオフィスのデザインを担当
環境デザイン 2 部
オフィスグループ
新スタッフ紹介
メック・デザイン・インターナショ
ナ ル で は、 さ ら な る サ ー ビ ス の 向 上
飯島
を 目 指 し、 新 し い 戦 力 と し て 個 性 豊
小林 ( 厳 )
黒沢
かな男女７名が仲間入りいたしまし
小倉
橋本
隅田
小林 ( 桃 )
た。 ２ ０ １ ０ 年 ４ 月 以 降 入 社 の 新 し
いスタッフをご紹介します！
Topics
03
飯島 雅朗 いいじま
まさろう
小林 厳 こばやし
げん
小倉 千佳 おぐら
ちか
隅田浩司 すみだ
こうじ
入社日：2010 年 2 月 1 日
入社日：2010 年 7 月 1 日
入社日：2010 年 4 月 1 日
入社日：2010 年 7 月 1 日
採用：キャリア採用
採用：キャリア採用
採用：キャリア採用
採用：キャリア採用
所属：環境デザイン 1 部
所属：住空間デザイン部
所属：住空間デザイン部
所属：インテリア ソリューション部
商環境グループ
第２グループ
第 1 グループ
『商業デザインを主にしてきました 『自分の限界を決めず、日々スキル
内装監理グループ
『住空間デザイン部の一員として、
『仕事を通じて丸の内・大手町の変遷
が、他の分野の皆さんとコラボレー
アップを目指し、「入社させてよかっ
少しでも多くＭＤＩに貢献できるよ
に関われることは、楽しみであり、
トし、新しい価値を生み出していけ
た」と周囲の方々に思われるような
う努めていきたいと思います。』
張合いとなりそうです。
』
たらと思います。
』
仕事をして会社に貢献したいと思い
ます。』
黒沢 海音 くろさわ
あまね
橋本 敏幸 はしもと
としゆき
小林 桃恵 こばやし
ももえ
入社日：2010 年 4 月 1 日
入社日：2010 年 4 月 1 日
入社日：2010 年 7 月 1 日
採用：新卒採用
採用：キャリア採用
採用：キャリア採用
所属：インテリア ソリューション部
所属：インテリア ソリューション部
所属：住空間デザイン部
FF&E グループ
PM コンサルティンググループ
『何事にも精一杯取り組み、少しでも 『17 年の建築設備コンサルタントの経
第２グループ
『一人でやれることが十なら、グルー
早く皆さんのお役に立てるよう、そ
験を生かして PM コンサルティングと
プやチームでやれることは百にも千
して１人前になれるように頑張りた
いう新しい分野に挑戦し、MDI に貢献
にもなると感じます。早く仕事を覚
いと思います。』
できるよう自己啓発に努力します。』
えて、頑張っていきたいと思ってお
ります。』
編集後記
「メ ッ ク デ ザ イ ン ニ ュ ー ス」 と し て ス タ ー ト し 発 行 を 続 け て き た 本 誌 で す が、
「 MDI」 と 名 前 も リ フ レ ッ
シ ュ し 、 今 回 で 20 号 と な り ま し た 。 竣 工 物 件 の ご 紹 介 だ け で は つ ま ら な い ！ と い う こ と で 、 私 た ち の
周 り で 起 こ っ て い る こ と を わ か り や す く お 伝 え し よ う と い う コ ン セ プ ト の も と、 紙 面 の 雰 囲 気 を 変 え て
み ま し た。 少 し で も メ ッ ク デ ザ イ ン を 身 近 に 感 じ て い た だ け れ ば と 思 い ま す。
オ フ ィ ス 移 転 よ り 半 年 以 上 が た ち、 社 員 が 一 番 変 わ っ た 点 は お 互 い の 「今」 を 思 い や る よ う に な っ た
こ と。 煮 詰 ま っ て い た り、 ト ラ ブ っ て い る チ ー ム は フ ォ ロ ー し て い こ う と い う 雰 囲 気 が 自 然 に 生 ま れ
て い る よ う な 気 が し ま す。 つ い で に 機 嫌 の 悪 い 上 司 に は 近 づ か な い、 な ん て い う 知 恵 も つ い て き た か
も ・ ・ ・。
編集担当／業務統括部
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勝田優子
田村直樹
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