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近海漁業資源の家魚化システムの開発に関する総合研究(
マリーンランチング計画)-昭和63年度研究報告-
誌名
近海漁業資源の家魚化システムの開発に関する総合研究
著者
農林水産技術会議事務局,
掲載ページ
p. 1-189
発行年月
1989年3月
農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波事務所
Tsukuba Office, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat
近海漁業資源の家魚化システム
の開発に関する総合研究
(マリーンランチング計画)
昭和63年度研究報告
平成元年3月
農林水産技術会議事務局
資料の取扱いについて
本資料掲載の研究成果等については未公開のものも
あるので’騰製輔および弓i用を熱
ま え が き
本格的200海里体制への移行が進み,外国200海里内における我が国の漁獲量は
大幅に減少している。しかも,そのうち国民の需要の大きい中・高級魚介類の減
産は,消費多様化,高度化が進む中で動物性蛋白質の半分を水産物に頼っている
我が国の食生活に少なからざる影響を与えるものと考えられる。今後,需要の動
向に即し水産物を安定的に供給するためには,我が国周辺海域における中・高級
魚介類を中心とした漁業資源の増大を要請されている。
このような要請に応えるために,農林水産技術会議においては,「近海漁業資源
の家魚化システムの開発に関する総合研究」(マリーンランチング計画)を推進す
ることとし,昭瀦55年度からその研究に着手した。
本書は昭和63年度に研究を実施した}ゼソーンランチング計画第m期研究である
「作巳別生産システム技術系」,「複合型資源培養技術系」の2つの系について,
大課題及び細部課題こ乏にその石}f究成果を取りまとめたものである。参考に供し
て項ければ幸いである。
終わりに,本報告書の取りまとめに当たって,御協力頂いた各位に深く謝意を
表す次第:である。
平成元年3月
農林水産技術会議事務局研究開発課
岩 崎 尚
目
次
年次計画…一………一……一一一・・一一丁……・……一…・一・・……一一・一一…・…一…・…一
ユ
課題別の研究成果
ll夏.作目別生産システム技術系
8
3.人工再生産過程の造成による資源増大(クロマグロ)……一
W.複合型資源培養技術系
1。優占種の作出による複合生産システム
(1)岩礁生態系における複合生産システム(アラメ・カジメ)
36
② 砂泥性二枚貝を中心とする複合生産システム
(イタヤガイ・アカガイ)…一
(3)回帰性魚類を中心とする複合生産システム(サクラマス)
56
……一
W8
…一
P28
〈ヒラメ・カレイ)……………・一……一…・……・……・…一………一一
…・
P30
(2)生活圏弓場を中心とする複合生産システム〈ホンダワラ)
・160
2。生物の生態特性を利用する複合生産システム……一一…………・一
α〉砂浜性魚類を中心とする複合生産システム
3.新しい漁業システムの組み立て
(1)資源培養型漁業の管理モデルの開発……………・一…一一・一
一・
P80
(年次計画)
1.作目生物管理技術系
年
課 題
55
56
度
57
L河川,汽水産卵型表
中層性魚介類の生残率
向上(サクラマス)
〈!腫苗の早期育成技
術
②好適系群の育成技
術
2.流れ藻依存型表中層
性魚介類の生残率向上
(マアジ)
(1)産卵生態と流れ藻
への蝟集機構の解明
②流れ藻からの離脱
機構と回遊期の生態
解明
3広域回遊型表中層性
魚介類の生残率向上
(クロマグロ)
(1)回遊実態の解明と
幼稚魚の計画養成
4.回遊性底生魚介類の
生残率向上(ヒラメ,
カレイ) ’
ω発育場の選択過程
の解明
②発育場における生
活様式の解明
一!一
58
59
60
61
62
63
度
年
課
題
55 56
62
57 58
63
5.定着性砂泥底生魚介
類の生残率向上(イタ
ヤガイ,アカガイ)
i
(1)大量発生機構の解
明
12)骨貝集団形成のた
めの環境要因の掘握
6.岩礁生態系の環境容
量の拡大(有用海藻群
落)
α)餌料海藻群落:の保
護鳶成
.(2)幼稚仔育成海藻群
の育威
1
豆.環境制御技術系
年
課 題
55 }56 {57
度
58
60
1.水環境の制御と管理
技術の開発
ω砂浜流の制御
1
②流動拡散の制御
2底環境の鋼御と管理
技術の開発
1
ω生物環境の制御
一2一
6i
62
63
1
年 度
課 題
55
56
57
58
59
60
61
62
63
62
63
3.制御施設の建造・施
H技術
@11>漁場における漂流
@砂制御技術
@②漁業における制御
@施設の設計法
聾.作士別生産システム技術系
年
課 題
55
56
度
57
58
L紬縞,沿岸産卵型魚
介類の添加量の補強と
管理を基軸とした資源
増大(サクラマス)一
(!)大規模放流による
実証実験
②モデル河川及び海
域における管理技術
i
i
2.沖合型再生産場の適
正管理による資源の増
大(マアジ)
(1)マアジ幼稚魚の保
護管理技術
(2)モデル海域におけ
る資源管理技術
一3一
59
60
61
年
麟、 題
度
き田
55
56
57
58
59
60
3.人工再生産過程の造
成による添加量の強化
と資源増大(クロマグ
ロ)
ω資源加入実態の解
明と資源管理技術
4浅海域幼魚成育場の
総合的管理による資源
増大(ヒラメ・カレイ)
ω実験放流による検
証
②モデル海域におけ
る管理技術
5.全生活史の総合的管
理による資源増大
(イタヤガイ・アカガイ)
ω母貝集団形成と種
苗の大量確保
②モデル海域におけ
る管理技術
6.岩礁生態系の環境容
:量の拡大による資源増
大(有用海藻)
ω餌料海藻群落の造
成と管理
②幼稚仔育成海藻群
落の造成と管理
1
一講一
61
62
63
IV.複合型資源培養技術系
年
課 題
55
56
度
57
59
58
60
61
62
63
1.優占種の作出による
複合システムの開発
α)岩礁生態系におけ
る複合生産システム
1
1
(アラメ・カジメ)
1
②砂泥性二枚貝を中
心とする複合生産シ
ステム
E
1
(イタヤガイ・アカガイ)
③回帰性魚類を中心
とする複合生産シス
テム
(サクラマス)
2.生物の生態特性を利
即する複合生産システ
?
(1)砂浜性魚類を中心
とする複合生産シス
テム
(ヒラメ・カレイ)
1
1
1
1
i
1
1
②生活圏開場を中心
とする複合生産シス
テム
(ホンダワラ)
3.新しい漁業システム
の組立て
《1)資源培養型漁業の
成立条件
1
(2高畠培養型漁業の
管理モデルの開発
i ’
i
一5一
V。支援技術系
年 度
課 題
55
τ司57
58
59
!病害防除技術
i1}疾病感染種苗検査
@②補給種苗からの感
1
防除技術の確立
Q.好適生活圏の拡大
ヨ生物生産基盤の強
サ(2)モニタリングジス
@テムの開発
1
一6一
60
61
62
63
(蓑) ヂ近海漁;業資源の家魚化システムの開発に関する総奮研究」の研究体系
1.作§別生渡管理技術(55∼58年度)・
河川汽水産卵型表中ノ{4性魚介類の
W.複合型資源培養技術系.(58∼63年度)
肱作霞別生産システム技術系(58∼60年度)
岩礁生態系の環境客毯の鉱大に
よる資源増大(アラメ,カジメ,
流れ藻依存型表中1遡生寒1介類の生
残率向上(マアジ)
広域翻遊型表中層1生魚介類の生残
Σ的鋤上(クロマグQ)
(アラメ,カジメ)
㊦アワビ・ウユ・クロソイ・ニシツ
ホンタ’ワラ)
砂梶性こ二放員を中心とする複合生産シ
・全生活史の総合的管理による資
源増大(イタヤガイ,アカガイ)
ステム(イタヤガイ,アカガイ)
㊥ノくイ,・ホソキガイ
新
し
㌔・
圃濡濡底生魚介類の生残讐二コ口
(ヒラメ・カレイ)
河川沿燦騰卵型魚介類の添加琵
の補強と管理を灘韓とした資源
増大(サクラマス)
.上(イタヤガイ・アカガイ)
⑱サク
シスアム
浅海域幼魚域育場の総合的管理
による資源増大(ヒラメ、カレイ)
1
園描性乙類を中心とする複合生産シス
テム(サクラマス)
a 生物の生態特性を利用する複合生産
定三牲砂泥底生魚介類の生礎二三1
刈
L 優占種の作出による複合生醗システム
岩礁生態系における被合生産システム
生彦隻峯向上(サ∫クラ・マ.ス)
シ
ス
ア
ム
のF
砂浜{張魚類を中心とする叛合生産シス
テム(ヒラメ,カレイ)
㊧マダイ・アワビ・ウニ
定蒲牲岩礁性魚介藻類の環境容鑓
漁
業
の拡大(アラメ,カジメ,ホンダワラ)
組
み
立
て
沖合再生産場の適正管理による
・資源増大(・マアジ)、
生活鵬藻場を中心とする複合生産シス
テム(ホンダワラ)
④マアジ・ブリ
人工再生産過程の造成による添
H。環境制彿技術系(55∼57年度)・
水環境の制碑と
管理按術
継聯施設
の建逃・
施:〔技術
底環境の制御と
管理雨漏
加猛の強化と資源増大(クロマグロ)
V。支援技術系(55∼60年度)
病響防除技徳
好樋生活麗の拡大
㊦主たる複合対独生物霊
孤一3一(1) クロマグロ
遠洋水産研究所
米盛保
研究醤的
クロマグロ資源の年級変動は極めて大きいことが知られており、その原因はクロマグロの発
生初期の環境によって稚仔魚の生残率が大きく左右されるためと考えられている。北太平洋の
クロマグ鐸資源は近年大きな年級群が出現しないこと及びこの資源が日本及び米国の各種の漁
業で強度に漁獲されているために著しく低下している。
従ってクロマグロ資源の変動機構や回遊の実態を解明しつつ、資源の人為的な増大と妥定を
計るため、親魚の養成一採卵一種黄の蕾成一適圧放流という一連の技衛を開発することがこの
研究の員的である。この環的のため1980年以降 (1)健苗育成技衛の囎髭 (2)発生群の変動機
構の解明 (3)種苗放流条件の解唄の8つの課題を主軸にしてこの研究は推進されてきた。
(1)の課題では親魚養成による受精卵の確保、稚仔魚の育成技衛(銀料の翻発を含む)、傷
害の防止が圭課題であった。(2)の課口では天然下における産卵場と産卵条件、加入量(0戴
魚)の掘握を、また(3)の課題ではクロマグロの生涯に汎る圓遊、成長及び漁獲琵亡等を瞬ら
かにし、適正種苗放流条件の二三を琶的とした。
研究威莱
この研究の中で縦続して実施されてきだクロマグロの麓卵場調査、ヨ3ワの標識放流、ヨコ
ワの漁獲銃欝整備等により、クロマグロの産卵場の範囲や産卵の環境条件、稚焦の食性、幼魚
の演遊、下魚の旧遊及び加入量の変動等が解現された。これらの情報は人為的な管理のもとに
種苗生産を行なう場合の諸条件について色々な有益な情報を与えつつある。特に養成親魚の産
卵に及ぼす水理学的な条件、稚魚の籐料、種苗の放流条件及び天然資源の増大に寄与する種苗
生薦規模等に対しての撰安を与えるものと思われる。
クロマグロの人為的な種苗生産技衛の中で、最も大きな問題は受精卵の確保と仔稚魚の好適
霞料の蘭発である。天然下でクロマグロの受精卵を大鐙にかつ安定して確保することは極めて
困難であることが判唄し沈ので、この研究はいけす内で成焦を養成することから始つた。近畿
大学承産研究所において、クロマグロを育成し、5歳魚1こなって始めて麗卵するこ『とが確認さ
れた。その後幼魚の飼育技衛の改善によって天然幼魚(ヨほワ)から成魚を育成する技衛はほ
ぼ確立された。このようにして青成された親魚が過去3画(1979薙、198e年、1982年)いげす
の中で自然産卵したが、その後麗卵はみられなかった。1987無及び1988琿にこれらの威焦の生
殖巣を調べた結果によると、雄は完熟して精子を放出し、雌為卵黄形威期まで成熟しているこ
とが確認された。産卵が不成功に終っている原園として飼育場の水温の低さや不安定さ及び震
透の養殖業の発達による水質の悪化等が考えられている。これらの問題は今後の醗究諜題とし
て残されたが、麗在の海中いけすでは環境要因のコントロールが難しく、また、それらを定量
的に評緬することが不可能である。従やて今後の研箋雄選上の方向としては、水濫や水質等の
一8一
諸条件を人為的にコン・トロールできる陵上大型飼育樽等により、これらの要圏の因畏蘭係をよ
り科学的に究姐することが必要となっている。又、親旧の養成場をより温暖でかつ良好な環境
の地に踊設する試みが望まれる。現在飼育申の威魚も少なくとも産卵期の7月には産卵直荊ま
で成熟すことが確認されているので、このような努力で安定した鷹卵が確保される期待は大き
い。成魚に対する成熟ホルモンの投与も実施されたが、ホルモンの種類と投与量及び投与方法
について更に研究し教醤する必要も認められている。
このようにして受精卵確保の基礎が出来れば、従来クロマグロの稚魚が得られなかったため
傳窮していた感熱の飼育癖馬の研突も急速に進むことが期待される。初期稚魚の襲斜1まその盤
残診にとって最も重要と考えられているが、現在の処天然の活餌(ワムシ類、コペポーダ幼生
等)が最も良いことが知られている。今後特に初期稚魚に対する餌料の安定供給と質の向上が
琢能となれ嫉、発生初期の減耗を低語でき、クロマグロの唱い産卵能力を活用して大盤の種蕩
生麓を期待で曇る。そのため莱然活餌についての一層の研究と微粒子配合飼料の朗発を進める
必要がある。
間題点
クロマグ鐸は剃舅材’料として需要が大きく市場価値も高いので、常に漁獲の圧力を受けてい
る。しかも太平洋の資源はここ懸くは鱈位の状態が閃くことが懸念されているので、クロマグ
ロの生物学釣な縛性を生かし、かつわが国のおか轟た地の利を利用した人為的な種欝の添舶に
より篭この資源の増大と安定化を謙ることが出来れば、その意義はわが睡の産業にとってもま
たわが国め果すべき蟹際的な役劉からも極めて大きい。
そのためには毎琿100万亀単位の幼魚を育威して放流する必要がある。現実の問題と・して、
親熱を確保するためにはヨコワから最低5無間養成する必蔓があるが、幸いクロマグロの養殖
轄経済的に有科とみられている。従って、わが図沿岸に来遊する琢コワを採捕して育成し、付
澱樋値を勧める養殖産業を各地に趣こすことは可能であろう。この時代のクロマグロの成長は
欝に尽く、しかも飼膏技衛もかなり確立されているので、養殖産業として定着する公算綜大老
や。このように養成したクロマグ貿の一部は出荷して投資の回収分に当て、残った魚は親魚と
もて確課する。もしこのようにして種苗養成が実現するとすれば、クロマグロの海洋牧場化の
夢嫁麗実のものとなろう。盤し、このような盛業規模での種苗養成には幾多のリスクや弦衛上
の問懸が潜在している奄のと考えられるが、資源の利用者による相互櫨力が必要となろう。ま
海、それに旛膿て国や地方麹治体などの積極的な支援も望まれる処である。
一9一
盈一3《1)一①一a
採卵・仔魚養成技術の確立
開始;63年度
近畿大学水産研究所
原獺輝雄・熊井英水・.池田静徳
村田 修・宮下、盛・岡本 茂
乗懸孝雄
蓋。研究唐的
2っの異っ二二境条件下で養成串の9鋒三年ク籔マグ訟親魚の戒熱を回し,産卵状況を調査
して撃産卵が行われる条簿を考察し毒・ま臨潮蝉沿岸に来遊もだク離マグ二三ツオタ速マ
の幼簾鰍・つけ養成して旧風生残率を謬瞭賜戴靴天然三二公雛ヒ較樵蜘齢
2。研究手法
串本町須江地先と大島権現島地先で養成・している9年三年ク蓑マグ讃を,産卵購蔚期に孕婦
上げて,.生殖腺の成熟調査をし,成熟二進のために須江地先いけすのク蓑マグ鑛にホルモン投
与を行って夕それぞれの環境条件と産卵行動を調査し彪.ま藻撃7月申旬がら§月中匂にかけ
て来遊したクほマグ鵜カツオ,スマの幼魚を串本晦大轟承谷地先および須江地先海面の旧い
けすに馴致飼育し,混養を行った場合の減耗状態を調蓋し,魚体戒分を天然魚と比較し捷.
3。研究成果
裏〉産卵期に入っ炬7月9臥須江地先いけすの9難鐙年ク雛マグ痕に黄捧承ルモンの注射
を行い,引き纐・て,多難聯も嚇す麹2鳳大島権鵬地熟・けす即題轍吐げ,
生殖腺調査の結果豊野者のマグ籔の亙尾は雌で登◎。璽臓くらいの卵粒がみられ撃成熟が近いよ
うに思われ,もう墨尾は雄で完熟していた。後者のマグ1コは雌でタ卵粒はみられなかっ距(第
1表)。産卵状況の観察を行ったが夕追尾行動はみられなかっ彪.本奪タ産卵がみられなかっ
炬のは多産卵期に入った6月中匂まで低水潟が続いたことが影響し彪と思われる(第2蓑)。
2)本年潮岬沿岸に来遊しだク躍マグ1コは少なく,カツオとスマが例年になく多かった。ク
撰マグiコ160尾,カツオ蓋30尾スマ嘆30尾をi2拠角いけすに活弓ナ込んだ〈第3表〉が,活け
込み後蓋30ヨ目の生残率はそれぞれ45.9%夕60。5%,94.3%であった。またタ茎3帽後の増璽
率は,.クほマグiコ1715%,カツオ妬2%,スマ305%でタク薮マグ繊の成長が贔も優れてい滝
(第璽表)。これらの養成魚と夕串本町近海で同り時期に採捕されたそれぞれの天然魚の一般
成分組成を測定し比較しだ結果(第5表〉タいずれの魚種においても養成魚は天然魚に比べて
脂質の含量が著しく多いことがわかっだ。
4。問題点と課題
クロマグ嶽親魚を塵卵させる人為的方法としてホルモン投与が考えられるが,遊泳中のク弧
マグ振にホルモン注射を行うことは非常に困難である。今後,クリマグ鐸の卵を得る嘗めに,
効率の良いホルモン投与方法を検討するとともに,養成親魚が脂肪過多にならず,正常に発膏
するように飼育技術を改良することが必要であると考えられる。
一10一
第三表 生殖腺調査クロマグロの測定櫨一
魚体番号・項欝
雌 雄
第2衰 産卵期の水混(℃,旬劉)
2
茎
3
体 重くkg)
53.6
38.6
60.7
全 長(c即)
藍猛8.5
ま47.塁
16◎.1
尾叉長(e鵬〉
蓋猛4。()
140.2
玉5蓋,9
137.9 玉33.9
33.5
37.8
23.玉
26.3
995.o 3SO,◎
三嵯5.5
4塁!.o
37.…
36.8
馨 長〈c霜〉
体 高(e憩〉
簿 幡(餓〉
重盤(9)
生①
長さ(cの
露量($)
殖 隙
②
畏き(c絹)
3玉.8
須 江
年 産
峯978
1979
!978
1979
1974
年 令
1◎
9
1◎
9
韮4
尾 数
48 52 30
譲9
8
上
36.8
28.3
7.18
玉8.5
18.3
s8.6
T月 申
P8.7
P9.5
@ 下
O9.21
上6月 中
19.9
IL3
Q2.7
QL8
Q2.2
露3.6
24.0
Q4.3
Q4.8
25.6
Q6.4
Q7.5
@ 下
,月下 下
2().0
Q4.7
Q4.6
25.6
Q6.8
Q7.1
上8月 中
888.0 431.◎ 7匪0.0
盈6.8
36.5
48.8
生殖腺捲数
大回櫨現晶
♀
♂
♀
@ 下
3.74
3.29
L2は須江地先いけす,3は櫃現農地亡いけすのクiコマグロ。
第3袈 活込状況(尾,離別)
水 谷 地 先
活込申開
魚 種
ク嶽マグロ
カ ツ オ
16
7月 中
@ 下
須 瓢 地 先
ス マ
クロマグ嶽
◎2
50
027
0叢02◎
3882
3邑2◎
カ ツ オ
ス マ
04
()1
P◎
W月間中
@ 下
14
P4
P4
9月 上
6
3
2
2
韮9
.◎
合 計 7犠
3蓉
三〇〇
86
95
330
上
0
@1
R28
056?
第4裏 クロマグロ,カツオ,スマの魚体重と生残率
活込終了時
丁抹重く8>
13G8爲・
8G沼闘
生残率(憲)
魚体重(8)
生残率(鑑)
魚体重(9>
生残率(罵)
クロマグロ
1?8.0
7§.6
!837.0
6畦.9
3052.0
婿。9
J ツ オ
Q!7.0
H9.2
W80.0
VL9
X8LO
U0.5
X マ
Q10.0
X7.G
T70.0
X6.0
U4LO
X嘆.5
第5褒 普過肉の一毅礒分組成(%〉
『総タン酌質
種
魚
天然魚
クαマグロ
カ ツ
オ
水 分
70護土05
蟹虞魚
58護土0.7
天然魚
?O.韮士0.三
纏旨質
3
a
26.2土0.5
22.6虚◎.2
S6.2土0.5
天然魚
70.2±L4
ス マ
62.3止畦.0
17。8之e.6
26.1出0.1
2.畦士L2
b
k3ま=0
1.畦±0.1
b
色
*,3難訓の単均値±標準蟻差
a
P.1士0
三護土。.1
翫
6.3士0.4
25.8±0.4
22.2;と0.6
L4ま:0.1
a
1.8土0.1
臣
b
報灰分
1.5±0.7
a
26.7士0
&
獲成魚
蔑成魚
浅海第2
漁 場
照.2±4,7
b
1。2士0.1
a,β<0。031;b,pく0.05でそれぞれの天然魚に対する脊意差あり。
一11一
18.3
P8.6
P9.5
2◎.1
Q1.7
Q2.2
24.0
Q薩。爆
Q鳥,8
25.6
Q6.2
c7。5
皿一3一(1)一①一b
稚魚育成における栄養・生理条件の解明
開始:6!年度
養殖研究所
森勝義・秋戯敏男・大原一郎
}・緩究蟹的
産卵馬クロマグロの生理状態を見るため、年齢の異なる2群を採旧し、各成分を比較検討し
た。 また、 リゾチーム活性は生体防御能の三二の一つと考えられているが、 塑コワを使ってア
スコルビン酸強化飼料のリゾチーム活性への影響を調べた。 さらに、本プロジェクト研究の総
括に資するため、 これまでに得られたデータの総合的函折を行った。
2.研究方法
近畿大学水産研究飯の8−9才魚および銭本旨合飼料照内海水産バイオテクノロジー開発セ
ンターの2才魚を自活饗より釣獲後、郎殺し採魔および墾織を採取した。成分分祈は従来の方
法で行った。前者は生餌を、後春は生饅とモイストペレットを主体に給饅されていた。 ヨコワ
の試験ではモイストペレット給餌区を対照とし、これに対し2gノ重舗g飼斜のアス訟ルビン酸を海
撫した薫を設けた。約1ヶ月闘飼育した後、各組織を採取した。 リゾチーム活性は各親織の粗
抽出液による瞼cr。C。C側S一の溶菌度を分光学的に灘定し求めた。
3.研究成無
褒!に示すように、遣畿大学のサンプルはすでに産卵用益俸として飼畜されており、生廼腺
指数は比較的高かった。搬溝成分については、特に卵戒熟の進んだ偲体駒,1で繕蛋臼とコレ
ステロール含量が異常に高く、逆に奪醗とe聾値が極めて低かった。 また、肝臓のリゾチーム活
性も岡一群の他の個体と鋤較して砥かった。これらの特徴は卵成熟に伴う現象である可能性が
あり、戒熟蕊判定の指標として使用できるかもしれない。開発センターのサンプルは未だ幼魚
の段階であり、生殖腺鮨数も彊めて低かった。体成分については、脂肪禽量が億く、特に肝臓
のそれはこれまでに本プロジェクト研究で集穫されたデータの中で最低であった。醐発センタ
「の飼育条件(飼料級残や飼蕎環境)は養殖魚の脂訪肝発症防止策の参考になると悪われる。
表2にヨコワのリゾチーム活牲を示した。活性は筋肉や鶴門垂を除く各組織で認められだ。ア
スコルどン酸の大量投与1こより腎、腸管、贋膜、心朧および血清の活牲が高まった。魚田のリ
ゾチームは好中球や藁球のような嶽血球で産生される。囎乳類ではアスコルビン酸は自血球の
機能に関与することが簿られており、 本実駿の績畢との関連が示唆された。
遵、問題点
これまでにクロマグ灘幼魚の適性飼料や飼育条件等について多く点瞬らかとなり、 さら歓今
圏、 搬清域;分による威熟度判定やビタミン大量投与による生捧防御機能強化の可能牲が示され
たが、他魚種に比載して掻ぬて高い蜀亡の原躍やその防⊥と策の解墾警の闘題が残された。
一12一
表1. 産卵用クロマグロの体組成と筋肉、肝臓および撫清成分分析値
型
大
2
1
個体番号
魚
3
採集年月日
1988
7,9
採集場所
串本(近畿大学)
体組成
中 型 魚
5
4
1988
?,員
柏(Ei配、闘発センター)
肉叉長(C01)
144.G
15i、9 140仁2
67,0 ?8、5
体重(9)
53600
6070e 44300
5850 §250
18、6
17,3 16,1
生殖腺指数
♀3、荏1
♀1,88 ♂三}78
肥満度
豆9,5 19,1
♂0、三〇 ♂0。64
一般成分
背肉(普通筋)
水 分
粗蛋白
粗脂肪
灰 分
7甦、3 67、0
23,9{8㊤,5) 23魯。(69、7}
2,2(?‘婆} 7辱1(2至。5}
1唇6{
5、4) 夏.5{
4,5}
腹肉(普通筋)
水 分
粗蛋白
20,9〔53.3} 19,6(47.8)
灰 分
1.4(3,?} l14{3,4)
62ぴ5 59,0
粗脂肪
重《,3(38,1} ig,8(48,3}
肝臓
水 分
粗蛋白
熟鮨肪
灰 分
72.3
6§13
18,6{67、童)
皇3,7{44、§)
念、3( 8、3}
13、1{4217)
藍畠6( 508}
LO(3、3}
5、82
も?臼
3,65
マ5?
25王
2軽G
血清成分
総蛋白〔9/d1}
?,09
中性脂漏(藍島/d1}
7透6
5149
3go
総コレステロール{団9/di}
43i
177
197
13§
クレアチニン{簡9/d1}
L15
238
G、?1
0,§0
0,§8
o、8弓
8.69
9,?≦
無機サン(鑑9海1}
鳳6§
カルシウム(鐵9/盛1}
王9,0
18、2
GOτ{IU/d1、37℃}
39、0
261
GPτ{i暮/δi,3?OC)
LDH(10/d1匹37。C)
2913
1629
4618
2031
ALP儂/戯,37℃}
62,正
86.9
もAP(1り/δL37℃}
9034
肝臓のリゾチーム活性
5,72 3?16
玉9,4
1i7
16,82
108
2078
7s、§
1G護4
22、5
6.75
22、7
142
mS
42、2
弓3護
5412
1730
65。7
弓7、9
9、§3
12.69
8,69
25、6
2,88
9,5荏
(μ9/9組織}
( )の値は乾物換算
表2, アスコルビン酸を強化したヨコワの継織瑚ワゾチーム活性
対照区
アスコルビ
飼料中のアス
肝臓中のアス
コルビン識量
コルビン酸量
(笹9/玉G〔}9)
(田9/10{19繍隻)
§、5
855
リゾチーム活性(μg/掲Og組織)
幽門垂筋肉 胃 心臓騨臓腸管 肝臓血清
§,7
0 0r 28 7塵?5 3、96 3r74 4、74 重4、§ 8r 44
3G,1
童.73 e.35 25.? 21汁9 7.22 26、4 21.3 26,0
ン酸強化区
一13一
皿一3一(1)一①一。
放流種苗の健康評価技術の確立
開始:61年度
養殖研究所
乾靖夫・三輪理
⊥、醗究臼的
海洋牧場の放流用種積には、摘原体を緋除した麗全な魚を濤成する必要がある。また、嬉マグロのよ
うに体表が脆弱な魚では、魚を取扱う場合、極力、魚体に損鰯をきたさないようにしなければならな
い。本奪度は海洋牧場における塑マグロ病害防除のための矯原体のス鰐一丁ングならびに叡扱手法のマニュ購
の作製を試みた。
2、研究手法
本海捧牧場研究を逡iじて得られた藩果を統合し、かつ、制il麹検奮鐸:ニュア臥寄生体検索マニュア1レ等を組置
せること停より、川劇体のスクリーニングならびに魚体の取扱手法を敢りまとめた。
3、研究成果
1)ク暇グロ稚魚の癌原体の検索
a)寄生鯵の検査
俸表、鰐、胃、神化管、肝縢および筋閃を1%食塩水中で嵐平し、蕊援検鏡する。また、必要によ
つ組織標本を作成し検累す.る.寄生体と検索すべき寄生部位の関係を表1にまとめた。これらのうち、
他用胞子虫恥xac即s頃asp.と職虫類の☆ist胸as猟の寄生は飼鶯管峯璽下で防除、換除の必要がある。
b)細菌学的検査
検査部位 腎臓ならびに疑われる思部
検査手法 無翻的に丁目し、白金翼で穿了し、ZoBe貝2216E培地獄ら1びに2鑑食塩糠プレ創1懸インヒュー
シ“ヨン寒:天培地に塗即して20−25℃で7撰間暗養し、麟1の検索表により属の検累を行う。》ibr主。 para一
ねae矯〇三ytic賎s(ヒ“フ“リオ病) 、 Pasもe疑rella pisclcida (類結銭算叢蔭) 、 Stre茎〕tcocc“s sp. (連鎖球薗症) 、
Noca獄ia匙a即achi(ノ謝チツ症)等の疑いが持たれた場合は、病原俸として駆除、欝除する必要がある。
のその他の{云染性疾悪
現在、塑マグ11稚魚からは、ウイ豚病の症例は認められていない。しかし、{云染性疾病が発生し、ウィ似
が療霞であると疑われる場合は、現在確立している纐胞系(解G−2,F脳など)を焼いたウィ1以の検出と
検索、病理組繊標本による観簾および電鑛によるウ構スの検索等を行う必要がある。
2) ク夏マク寸口考…珪魚取扱レ、手法
帰マグロ稚魚を取唱う目合、蘇酔を施すことは不可態ではないが、下甜に示す手法により神叩装着、
体重測定等の取扱は充分可能であり、また、魚に対する影響を最小限にすることが出来る。即ち、黒
色ビニ纏に穴をあけ、これに剥搾を取り付け、チュ叫地等のやわらかい鰹網で魚をこのビこ1一ル網に退込む、
黒色ビニ磁の中で魚は直ちにお乏なしくなる。魚の取扱いはビニ嚇袋の上から行い、庭接魚体に触れる
ことは避ける。ク四グロは皮虜が脆弱で餅がっきやすく、この部分から纈醗が感染する聾スが多いので、
取扱後はニフ似チけ酸卦紗ム10p四液で工時聞の薬浴を、三iヨ1詞2、3回おこなうのが望ましい。.
4、!1鍾題点
本病害マニュ㍑は主に天然魚を材料として研究を進めたものであり、人工種苛費成技術が確立すれば、
さらに追擁訂正の必幾がある。
一14一
表工、寄住三体と検索晋醇位
寄生体
検索部位
徴胞子虫
粘絞胞子虫
肝臓披膜下
}{exacapsula s茎).
体側筋
囲心腔
}くudoa sp.
鍍虫
雪ris之0舞Ia sp。
口腔内および鱒場田津
}く0§1主1keria
禎化管
粂虫
Pr{〕teocepha正us
幽門垂、消化管
(版盤の検索)
線虫
師主sa恕is幼生
内臓
σontracaeCU田 sp.
消化管
国頭虫
R製adi嚢Grhync}}犠s
直腸
寄生性旧殻類
Pennella sp.
体表
体表
Ca三igus spゆ
グラム染色
__.__L__
「 …』}一 ’‘ ’ 幽…r ’−’『 「
グラムー グラム牽
一
グラム+
桿1額 球菌
運勤性 カタラーゼ
桿磯
分技あり
ガー…一…幸…一一一一一コ r・一一L−1
十 一 一 十 一
球桿繭 色素産生 9F試験 Streptococcus
色三糞《3鉾∫堤…両三 (疑OF培重也、 アΨ卜摯ウ糖)
謡黙ter潟畿簾r「’㎝μ 「
解試験 く十十) (÷一)
(謎〔}F焙重磁㌧ フ撃ト“ウ審髭舞) (一 一)
l Staph戯。ccus謎ic「GC。ccus
ヒ{…㎝∼}}……皿…一一 7 …闇’i r囁 r “『 r 『……一
(十一♪ (十チ♪ (十十)
(一一)
オキシタ“一セ寸→・ オキシタ“一セ“一← オキシタ“一セ“一
Pse・d・・。・a・ r コ 1 周秘
力“ス十 力やスー Aero縫10:…as Vibrio
網1、 分離菌の属レベルでの検索表
一15一
E避terobacteriaceae
i
謡ocard主a
二一3《1)一①一d
回遊性浮魚類幼稚仔の好適飼育条件の解明
開始:63年度
養殖研究所
福藩邦彦
1, 醸究iヨ的
カツオ・マグ灘類等の広域覆遊性魚奨長の種苗猛産技欝を確立するための基礎資料を得るため、
幼稚仔の飼育環境下での生物学特粧を馴らかにすることを磁的としている。 今繕、 クロマグロ
幼稚仔を珊いて飼育槽の構造や注水量を異にした場合の成長・髭残率および潔境特牲の差を比
較するため、 クロマグロ養戒親魚の催蹉琵実験を行った。 しかし、 麓卵がみられず仔稚魚は得ら
れなかった (実験[)。 そのため、 クロマグロに替えてブリ稚魚を用いた比較飼育実験を行っ
た(実 験. II 、 1「1)。
2, 研究方法
笑験【では、 近畿大学水産研究所0)大島実験税で養成中のクロマグロ親魚(8∼9年魚)4
尼に、 三和63年7月10臼ホルモン剤(しllRll−A5織gを倉むコレステロールペレット)
を投与し、 最終成熟と産卵の促進を誠みた。 ホルモン剤投与には海獣用麻酔銃を用い、 20発
打って4尾に命中・した◎ 生殖栄の成熟状態については、 近畿大学:水塵研究所0)3悩体とB本配
合資料K. K,内海水産バイオテクノロジー川州セイターの2個日について解剤と組織学的観
察で調べた。
実験Hでは、 アワビ用巡流水槽を改変試作した構円形!錦ド水槽(A・β槽)を∫9いて、 ブリ
稚魚を飼育し、 1:Ij形式の通贈水槽(C・D槽)における飼育と比べた。 各槽には天然採捕し小
捌生箕中で餅付けたブリ稚魚(平均全長玉1. 7Clii、 平均体重12, 6 g)を各槽エ20羅ず
つ収容し!ヒ較飼育した。 註水鍛はく.・C槽で720£/b、 B・D槽では360£/hとした。
通気は、 C・D槽では1, 5£/監llを存つたが、 〈 ・β槽では波水時の澤気のみとした。 〈・
13両糟の5ド均巡流達度は、 それぞれ10Clll/sec、 5 cm/secであった。 C・D槽は通気による
舞流と撹伴流のみであった。 餌には、 翫販の稚魚用配合飼料を刑レ、た。 飼育中、 水混、 p1{、
溶存酸素量は毎1二1浬ll定し、 生菌数、 アンモニア態窒素、 蝋硝酸態窒素、 硝酸態窒素、 COD、
硫化水索はコ週罰に1.度測定した。
実験lllは、 実験Hの現模を倍にしたもので、 実験Hと平行して行った。 飼育槽には2旧3の巡
流水槽(E、 IF9槽)と、 2【llきの通常の角型槽を月1いた。 各糟にはブリ碓魚(実験iiと岡群)3
〔}0尾を1奴容し、立il水i珪}よEゼ¥900皇/h、 il’・G{曹で’は1800£/hとした。適1気}ま、
G槽ではし 5£/川を行ったし、 i6・F辮では行わり‘注水灘の渥気のみとした。 巡流達度は,
F:槽で単均10c面1/sec、 F槽で5CiH/secであった。 G摺では、墨書による昇流と撹拝流のみ
であった。 なお、 実験ll、 Hiともに実験後にブリ稚魚の体成分を分析した。
3. 研究戒舞↓
一16一
クロマグロの成熟促進実験とブリ稚魚の飼育特性調査を行い、 次の結果が得られた。
1)近畿大学で養成中のクロマグロに水ルモン剤を投与して最終成熟を促したが、 産卵しな
かった。 2)養成申のクロマグロの中には生殖腺がかなり良く発達し、 条件さえ整えば産.卵す
るil∫能牲がある糊体がみられた。 3)巡流式の水槽を試作し、 逝常の円形および角型水槽を対
照として比較飼育を行った季lll果、容準2パの水槽の場念には巡流式水槽の効渠がみられた。一
方、 容量1m3水槽の場合は、 水槽の構造と生残峯・成艮の捌関は認められず、 泣水量と密接な
渕係があった。 4)容環2組3の巡流水槽で平均体鏡12. 6gのブソ稚魚を嗣80gまで育成
する場合の注水鍵は720晃/}}以とである。 容」置1m3の巡回水槽で平均体重12. 6 gのブ
iノ稚魚120尾を同809まで育成する場合の注水鼠は360皇/h以上である。 5)ブリ稚
魚は、 溶存酸素擬の飽和度が60%以下に下がると酸素欠乏で艶死する。 6)水槽内の生菌数、
アンモニア態窒素は水槽の構造や注水羅の想違と密接な関係が認められたが、 今回の飼育試験
において致死的な要因ではなかった。 8)水槽の槽造と泣水鍵を替えた場合、 容羅2旧β水槽に
よる飼育では体成分中の糧脂肪には区燭の差がみられた。 すなわち、 山流型による飼育が通常
型に比べて報脂肪が少なかった。 しかし、 容量1バ水槽による飼育では体成分に規則的な区間
の差はなかった。
4, 問題戚
クロマグロ等日域羅遊姓魚類の産卵統彿技衛確立のための緒笑験と平行し、 仔稚魚が得られ
た魚類について副次、 飼育特性を把鰹する必要がある。
衣.蕊 ヅ‘ワ馴庭ズ(曳鰹テ肉《フ)・一山錠体成ラ}(実験1し{fIl
㌃罐敢il 湖定尾数
ωし
承分 釦1蛋白 柵翫紡
}欠分
/甜翫回。
(%)
εユ,ε、14 4
了臥昌 【5.5 0.32
}.‘3
ε、ε了 4
77r5 2ir了 0.22
【.60
λ
7,i5
74マ9し 20■嘩亀 ヨ
了.終 を
15,9殉 2i、o’ o,2窪0
L5㍗
望、6 Σ
74.9「 2臥O辱 i,20,
1,呂2摯
言,i5 z
蔦、9噛 2Lレ 9」7’
L5窪ヒ
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G、23〔I
醐螂晦
ir26}
F
7.1ε 含
才δ、§, £o,コ, 段,3ε’
i.δ7●
F
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了6r6櫓 20,6屋’ 0ぴ63,ヒ.
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』oし
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轟,3欝
採取日 測定尼数 1水分 糧蛋白 ‡鋼旨肪 灰分
/s踊plo (踊)
1捌娼嘩 εr:‘
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臥6=亀
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}Ll i53 き
4
A 745
2
7ε.6・ 呈δ,§8 2,42辱 2.§3.
ガ 7,15
2
75.5屡 17,7●群 2,35曜 3,2§聾
e 了.15
2
75.ε・ 量7.6壱 3,《3も 2.31・
5 7,1≦
2
へ
,§.ヨ膠 口3・わ 2,s7. 諺,61齢
dl=‘
Se盈
言、ε7 2
75,き■ 2L2冒 {},4酵辱
i、711
了2} 2
器3, 20,§伽 0.32◎
i341囁
7,聡 ユ
了6.6= 2i謡辱 o、弓引
【.5ヌ零
Oj5 0,11 3,II2
n、0縛
cぎ=き
Seア
2,0暮 3,lo
7コ,9 iε,§ o,ag 5巴ε‘
}
δ, !
葛、7 コ1,1 駐,2[
i、Eα
‘i
ε, 筆
76.δ 20.4 0,{?
i.52
3贈1謁の試怨をi暴き、各区とも2サンプルずつ謝定した。
1有意よliの頓定は弘翰f辱廟U31倉臨悌i亀lsIで行った。
編1のアルフγべ・ソトがト可じ暢台に‘まイ磁石ン〆なし、。
一17一
。,36 0.21 韓.165 c.154
皿一3一(1)一②一a産卵場の時空間的実態の把握
開始:61年度
遠洋水産研究所
浮魚資源部まぐろ生態研究室
西翔康夫
1.研究穰的
再生産場における区議の採集調査を遍して、クロマグロ仔魚の時・空間的分布の蒋徴と豊度
の自認並びに産卵場の形成機構の実態を明らかにする。
2,研究方法
図iに示した調査水域に8本の二線と定線上に63の調査点を設定し調査定点上において、口径
2溺の円錐形の稚魚網を用いて表面及び次衰層(約501調深)の二心同時喪き(船寺2ノットで20分
問)を行いギ人魚の採集を行った。この場合衰雨は水平曳き、次蓑層は傾斜箋きとした。調査
は沖縄本農の南西側を主体的に行う冒的から同水域における調査定線問晦は密に、そして九彊
の酋方水域では間隔を糧く配置して実施した。得られた採葉物からク1コマグロの仔魚の選別。
種の査定・計数を行い、懸魚の擦半状溌並びに出現の特徴について検討した。
3.研究成心
5月ギ旬から6月中旬にかけての主産卵時期に行なつ澄調査で総計74{尾のクロマグロ後期虫
魚が採集された。この中で足留は宮古農の南藪海域、地縛立憲北西の久米騒近海、及び徳之島
の南東水域で比較的まとまって出蓋した(図2)。巨視的にみて縫目の地理的な分撮状況は本
計画の基で行われた過玄の講査結業と特に大きな相違は見られず、従来と同様仔魚の出現は黒
潮流路主軸が流過する沖縄∼奄美大昆にかけての琉球列鑑線の北酉側の東シナ海陸棚周辺域で
少なく、列島線の爾東側で多い結果が得られた。
表1は卑別、魚種別に稚魚網曳網回数、羽扇採集数、1璽網当り採集羅数を示したものである。
今黛度のクロマグロ仔魚の総採集数は聡?9無以降の9年問の調査の中で窪書癖に少なかったが、
1曳網当り採集数は5.79尾と4番昌に高い値であった。今、心病の採集数とその隼の仔魚の発生
量との聞に直接的な閲係があると仮定して白魚量の絹対的な強度の比較を行うと、今年の結果
は1980,ig83年並かそれを着干下団る水準であった。しかしながら、今年は調査の実施中に台
風の璽来が椿次いだだめ当初計画の約8礪の消化しかできなかっ距ことを考懸する必要がある。
なお、前述のクロマグロ仔魚が多く出現しだ水域は短葺2月∼6月を中心に小型はえなわ船に
よって大型魚が漁獲される水域と一致している。
4,問題点
これまでの調査で仔魚の中心分布が分蒲域の嚢面水混と良く対癒することが明らかとなった
ので、今後の調査では衛星精報等から得られる水濫の等潟線麗による中心分布域の確認に基づ
いた講査点の配置を行うことにより、より精度の高い蜜料の収集が期待される。
一18一
熱.霊蘭階域におけるクロマグ・{礁}回数及び疲網当り採職
i奉 塊網@数 野帰採間数
1979
1曳網当り採纂数
…0弓
63
0。61
i925
6。37
911
3。83
1982
3G2
238
258
358弓
13.89
1983
30?
…350
嘆.¢0
198墨
300
尾82
1..61
i986
1弓2
H83
8。33
1987
157
1988
128
1980
1981
36
741
0.23
5。?9
Shi鷹12
o
、
二六
35N
33
〆
31
ごノ
1 ρ8
∫ F
ぎ ノ
〆ノ
29
27
ノ
/撫
25
23
,\
2コ
ぎY
19
120 125 13◎ 軌 1鵠
事40E
’
図/クロマグロ仔魚採集調査点と調査門跡麟
125‘巳
30●}ぜ
130’E
鴨7自a
謬騒3
・oJ1
㌔28
冨6
湿!
壷;3
グ・
鰹・,
セ
・ 麟 〆 う,・
.◎ の
250N
コ う
幽 ・
・ン ・ @で
亭齢、 ぐ・
の ヤ
鰯 ’ ・
O o 勺
ゆ .
20翠N
ひア ◆ 令
セ
e
? ◎
◆
図2クロマグ帰陣魚の出刃状況(蓑面及び次表層曳毒込み).
一19一一
置一3一(1)一②一b
産卵場形成機構及び卵仔魚移送機構の解明
開始:61年度
日本海区水産研究所
海洋環境部 海洋動態研究所
長田宏・木谷浩三
/.爾難文的
こ編でし隔の蜘ミ本フ・ワヅ・クト欄勢縁よツ岡本頭畜・、ても更奪の一時期・・7・
マブ、コの毒死つく行の水ていることバ明5カ・になった。しかし、昇・ミより彦岬域そ仔魚の蒜葵免
魅し(入望塀変鋤があり㌧痙鯉墜葵しミついて啄・添朗の点が㍗・、.
癖厭帽鰯縦象り調簾胆魂先ずレ、筋・説場鋳銚志野と・譲・て御本畑・
おウるワ。ぐブワリ彦卵あるいは4子魚っズ多送と環魂と9霞覚解明蕗ることである.
z。砺糞を段
/瑚9牙ワ月賦9露ハう91ヨ!ノ日まで\墜ぬ知∼彦笥族諮鴎つ練㈱rお3うどツ」(。∼3今ら.二rゴト))を
用船し漉ワ県力・う綿肺姪る対渚膨兼棚・訪いて彰薇剥およが1ぞ勲糠喧郷た。定
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3.孫灸成象
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一20一
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33。5
図賃。 調査定点および航跡(図中の数値はクロマグiコ仔魚採集塵数)
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38
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35.㊤
3勧工まr’li℃』貫
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o
図2. 各定点における5伽水温、表面安固、プランクトン湿重塁の関係
×:クロマグロ仔魚採集定点
.・
36。
<鱒C>
↑
燵!
裏王.マリンランチング(第田期)によるB本海でのクロマグロ仔魚採集報告
。 需
年 月
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海域
尾数
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文献
噸∵・電’ A購9・198懲
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132。
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薯36。
匠
闘3. クロマグロ仔魚採集定点(黒飢)と5伽屡水濃分布
(水混データは日本溝漁場梅況遼鰻 疑。。423より)
86
8 出陰∼佐渡
58 3.1∼ 7.2 木谷ら(1987)
87
8北陸沿岸
56 2.7∼ 8.9 フ1く谷ら (未発表)
88
8 由陰束部
4 5.5∼6.7
皿一3一(1)一②一。
数量変動把握のための漁獲統計収集システムの開発
開始:61年度
遠洋水産研究所
鈴木治郎・宮部尚純
1.欝欝員的
葎線変動の大きいクロマグロ蜜源の変動機溝を解明する海めには、先ずその幼魚の漁獲貌計
を整備する必要がある。農韓水産統計では、マグ厭類の若年魚は「めじ」として一抵計上され、
クロマグロの正確な漁獲盤を把握することが困難であった。したがって全国の主要水揚港より、
漁獲盤及び魚体の大きさに闘する一口を収噛し、既存の資料と合わせ経奪的な寅源加入量のレ
ベルを推定し叛。
3。麟究手法
翻歌出鼠、高知票、鹿発野島、長崎藥、昆曲目及び塞慮票の童嚢耳目港17ヶ撰壷びに1地域
から月山漁獲塵難、漁獲叢量及び体長縫繊を収集した。饒存の漁獲蕊計から1966∼1986奪のク
ロマグロの漁業種溺漁獲重量を推定し、達洋水産研究駈に醤活きれている漁業種割体長繧威及
び体重纏戎の資誕を用いて、琿齢別黛溺漁獲軍職を推定した。
3.欝魔一口
帯解水産統計上の「めじ」からクロマグロ漁獲量を公離する胴金、あるいは漁業慈溺無届総
成を推塗する場会に必要な資料が充分には得られなかっだが、幾つかの画定を設け無劉漁獲量
(褒1)及び漁獲物隼齢縫磁を推定した(裏2).197?葎以前は10,000}ン以下の漁獲量であっ
だが、1978年から1982奪は20,000トン以上の漁獲量となった。これは1973奪級群が麗卵群とし
てB本暦海に撫謝し、大型魚の漁獲量が増加しだだめと考えられる.1983年以降は再び20,000
トン以下の滋獲盤となっている。これはエ973年毅が漁獲によって減少し、新たな大型船の加入
が見られないためと考えられる。当歳魚及び1歳魚の漁獲口数は加入量の死恥優であると仮定
すると,1966年級以降では、1973無級及び1978年級の加入量が大きかったと雛察される.しか
し加入後の溝型級に対する漁獲状混は異なつだ変化を示しだρ三973茸籔は2∼3識の簡は漁獲量
が少なく、4歳以上になって大型魚として漁獲された。三978年級は5歳魚までは大量に灘獲され
たが、大型魚としての漁獲は少なかった。このような穣違が回遊行勤の根違によるものか、漁
業活動の変化によるものか野中である。
4,問題点
漁獲璽及び奪齢親成の推定に当だって多くの仮定を駕いだので、鵜当大きな誤差が含まれて
いると思われる。今後、高度な貨源解析を行うためには精度の高い推定簸が必要とされる。そ
のためには、漁獲量及び魚鯵の大きさに関する情鰻の収集をより充実さぜ継続して行く必要が
ある。
一2含一
表
1,年別.クロマグロ漁獲量推定値(トン)
1966
1967
1968
1969
1970 1971
1972
1973
1974
13486
13892
1659i
9022
7715 10046
7831
10562
18951
1978
1979
玉980
1981
1982 1983
1984
1985
1986
漁獲量 20341
23506
20王94
30057
9?58
11819
13183
漁獲量
2運726 17278
1975
王117壌
1976
1977
8208
12427
蓑 2. 痒齢別無別ク ロマグロ漁獲尾数推定1薩
三966 1967 1968 1969 1970 1971 正972 1973 197荏 1975 1976 1977
点(三E/Y巳《R
18玉721? 農16く妄388 34嘆277繧 34726窪6 2退39209 38381窪9 1283荏97 5089579 5今9窪681 2玉82525 22131王0 34688〈主6
TOT乱
0 127Gi26 3607167 2299952 29697璽2 19378圭C 33i6052
皇97627 興87窪6三4 3952696 12?7064 178窪074 25旦189i
呈 265569 耳609C硅 963892 370520 378093 繧喋3252
68220畦 12荏303 1喋03308 6762∠}4 2217窪く} 698438
2 91202 2903 79i ?83〈美9 農8009 155〈を
1窪566 203畦3 27?08 塁6173 95579 6076窪
3 62330 4960 521?6 玉2867 :≧2938 1〈裏233
17648 畦05璽 124畦2 王1蔓521 61469 44038
喋 30431 ?763 1?3〈長8 玉318 三653〈茎 24355
17575 1562王 3384 28?05 26153 95131
5 2畦577 22〈茎31 畦0875 璽769 4912 2872
34277 15農80 1103玉 10311 7689 10089
6 62625 73縞馬 27836 194?7 15515 7357
7237 玉8545 26512 10150 5878 !3540
? 621 21863 21999 9240 13274 1塁812
60〈孟9 7996 30071 8880 1853 1773
8 201窪 21132 7292 1962 1145 10739
運079 45?6 13332 6県88 璽138 779
9 3721 塁2婆1 嘆302 玉351 260 1887
1ζし21 2389 7398 20io 3530 1113
三〇 2?70 2392 3028 875 353 68硅
378 786 亀560 玉199 769 853
1至 9硅2 928 2168 1032 32〈茎 165
嘆26 679 15畦6 334 175 296
ユ2 214 266 862 ま023 29 13〈茎
2 99 29? 3?9 34 94
13 38 66 253 121 13 32
0 55 36? 62 窪 21
三4 3? 10 0 0 0 0
8 33 29 5 0 三3
三5 0 3 0 0 ◎ 21
0 3 0 0 0 13
◎ 3 0 0 21 0
三6 0 18 0 G O O
《G露/y琶鳶聚 19?8 1979 王980 1981 1982 1983 1984 1985 i986
70T《む 5892719 3861583 3727839 3521105 1965窪58 1963823 2957020 3029891 2〈峯90854
197農960
0 5091160 2088317 2809872
1 塁7?6玉6 1塁52〈茎67
610783 605322
665!9篠 三362269 2416599
204606塁 王窪70〈}10
荏 101窪3 28300
75732 58壌填38
6739 8篠124
78527〈峯 212919 〈峯20727 7570昼2 ?60245
199533 1392王4 繧39圭4 窪9053 61071
63676 53679 21圭28 85996 123繧39
99174 5627畦 1畦720 7窪819 29759
5 86947 隻く差903
10558 32喋76
?3265 71095 15181
36∠}9 24120
6 20122 71560
3036 25889
22i55 〈些2982 3?47
2869 3008
7 31091 61318
26693 農613
18922 13332 376窪
16窪9 1996
8 {塾619 〈裏107
50889 10118
10564 3630 〈茎690
2〈逐79 2851
9 1793 1208
7套18 15045
9991 2891 3192
1572 3659
10 18く嫉 1128
3022 2具02
12799 2017 3畦00
162◎ 3575
11 1208 882
249王 836
3233 212窪 3854
1679 35i7
12 65〈1 390
1061 397
1121 865 1443 玉022 2181
13 喚填9 150
280 137
55 籔
篠三3 382 嗅67
纏 213 73
108 且31 165
231 723
88 2贋
15 6璽 189
16 0
23 19 22
59 塁9
16 11 435
窪 o
13 0 7
0 7
2 150559 97819
3 圭農229 38337
119190 18030〈≧
一23一
思一3一(1)一②一d
日本海西部における来遊実態の把握
開始:62年度
西海区水産研究所下関支所
林小八・濱蜻清一・加藤修
1。研究召的
近年B本海酋部においては、夏季クロマグロ成熟群がまき網漁業等で漁獲対象となっており、
又、沿岸域では定置網,ひき縄及びまき網漁業等で幼魚も漁獲されている。しかしながら、贅
本海西部漁場への本種の来遊状況については不明な点が多い.
この研究は疑本海西部から九据北部海域における本種の漁獲や生物情韓を収集整灘し、そ叡
に基づいて魚群の来遊実態を艶撮することを目的とする。
2,研究方法
本年度は九弼西部海域から出陰沖において、大中型まき網漁業で漁獲さ凱る成魚並びに定置
綱,ひき縄及びまき網漁業で漁獲される幼魚の漁獲情報を収集することにより、年劉,月別漁
場雛漁獲統計を整備し、それに基づいて来遊実態と生物学的蒋性についての検討を行なった。
3.研究成果
本海域において大串型まき緬漁業による漁獲は1981年に始まり、1988年まで続いている。こ
の間、1986年には漁獲がなかったが、198王年以降の隷漁獲量:は11,255トン(88,7鎚尾),掻業
麟数(有漁〉は188であった(表1)。三988年の漁獲量は522トン(6,09?尾)で、前年の約2
借となった。漁獲物の体重艦成で絃、俸重45,75,及び100卑穏にそれぞれ峯がみられた(図
1)。そのうち体重75キロ及び100キロにそれぞ劇網当する群は、繭年に来遊した45キロ及び
?0キロに根当する群が成長した群であり、45キロの群はこの年に新たに来遊した舞と考えられ
る。漁饗は初漁期の6月には五島列島鰻沖に、又、7∼8月に慧鳥敢県沖に形成された(図2)。
成魚群に占める雌の謝合は7・8月ともに、50巽に近い値を承した。卵巣卵の成熟状態からみ
て、巌卵期嫉6月下旬から8増上旬までであり、盛期は7月上簿から8月上旬までと考えられ
た(図3)。又、巌卵盛期における主漁壕からみて、主な産郵霧懸対馬漿沖から鳥敬県神にか
けての薄馬暖流域であると難i察された。産卵暑とみられる海域の水議は22。8∼2翫6℃であった。
1981年から1986年までの島根熱浦郷から鹿晃島県魏鰭までの14.ヵ勝の水捲地における幼熱
(ヨコワ)の漁獲幾は19腿隼のL600トンを簸高に1,000トンからL50奪トンの範購で推移して
きたが、三987年は450}・ン(前隼の?0第)と著しく議少している(函壌)。
九弼鰻岸域でのヨ濃ワの盛漁期は秋∼冬季であるが、大申型まき翻漁業によるマグロ漁が礎
始された1981年から正985年の間、夏季に対馬周辺,五島刻島蔭沖,一二島周辺で、大中型まき
網漁業姦こよるヨ識ワの纏まった漁獲があり、ヨ灘ワの分右に関する薪知見として注欝される。
1987年8月下旬五島列島西沖で放流した幼魚が玉988年5月下旬に薪謁県俊渡島で再捕さあた。
一2ξ一
衷 クロマグロ漁獲澱
(大中型まき簸漁暴)
漁獲隼月昼
唐灘観蝕
滋自行蝕
19呂L6.2&∼7.22
1982.6.ま◎∼7。25
1983.δ.25∼8.8
ユ9肌5.簸》8.!7
24
73
25
33
7
7,965
41,839
16,676
10レ759
2,535
938
5,411
2,078
1,659
391
灘鶴量(トン)
1985
!935.?.15∼8.6
1987.7。30∼8.18
一
一
一
計
1988.6,6∼3。9
5
2ま
188
2,893
6,097
88,764
256
522
ユ1,255
(重量は内蔵険糊
1gu監 r整
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5
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1一
博&L 蓋9δ2 厨53 甕9δ4 匡985 紅93§ 阻9δ7 隼
.1.0 1.… 1.2 覗
一25一
騒4 幼魚(ヨ.コワ)の漁獲i鍵
二一3《1)一③一a
日本海回遊群の回遊実態の把握
開始:61年度
北海道立中央水産試験場
漁業資源部
長澤和也嘱左々木文雄・鷹見達也
土門和子・三橋正基・由下 豊
1.概究9的
北海選罵辺海域はクロマグロの北瞳分姦域とされ、 6月から!1肩にかけて種々の焦群が来
避する。本講査は、 これら魚群のうち小型魚(メジ〉の簸避軽露を擦識叡流量董によって嗣ら
かにするとともに、漁獲貌讃調査と僚璽懇成講甕によって来遊群の漁獲読蕊を調べ、B本海ク
難マグロ資濠の動向と隼変勤に醐する落掌を得ることを鶏的とするものである。
2.碍窯方法
1>譲識放流講壷
詑海鼠蓉岸へ来遊するク聡マグロ小型魚の北上・購書隊避経轟を曙らか載するため、躍職63
隼ア鍔下旬(詑上期)に幾憲支庁管内義盗餐、 1G月下旬∼11層上旬〈衛下期〉に岡獲目蓋の定麗
縄において糠識数演魚の採集を試みたが、数渡に選した魚が漁獲されず、 この調査誌実態でき
なかった、
2>漁獲畿誕調査および韓重綴歳調査
誌海気澱岸域におけるクロマグロの来遊駿溌や漁獲駒韻成を嘆らかにする允め、漁獲親慰霊
査と倉皇組成副査を爽旛した。漁獲翼賛調i謹では、 「北海選承産寡勢」(誌海遊水産都発行)
により斎町村別、落蓋霧の羅年漁獲量に期する資轟を収集した. また、紹額ら3隼に齎して絃、
クロマグ㌶の主要水携げ港がある島西叢叢海∼選南太平洋訟燦域の餐漁業旙岡親禽で漁獲量と
諏主簿威に黙する蜜麟を入手し、これを絹いて漁業劉、時期溺、海綴別漁獲我混を解新した.
3.醗究成娯
躍湘63年の霧海避主要水幾げ港におげる漁獲量は赫26卦ンであり、魏年(頒躰ン)の2麗と著し
く滅少した.近年の漁獲量の緩年変化をみると、紅熱60無の112駐ンを最臨に、號く2ヶ隼もほ
醸岡程度の蕎い漁獲量を縫鯵していたが、 曙秘63年越急激な滅少となった(穰1>。漁桑別に
は、定置講と釣り(一本釣り・廼麟)による漁獲量はそれぞれ225トンと38トンで、競隼(865トン、
纒トン)の2礁と5號に留まった。海域罰に櫨、道蔭罎本海と遵南太平洋の漁獲量1まそれぞれ2銘ト
ンと2蜂ンで、 箭轡の漁獲髭が全体の9箆を占めた魯 また、 函海域の北上期彰∼8月〉と講下期⑲∼
11月〉の漁獲量は、纏縫日本海では71トンと1ア貸ン、選爾太平洋では1駐ンと腎ンであった。
海域溺偉重闘成をみると、避薩日本海と灘南太平洋では違いがみられ、箭餐では6∼8絃、後
著では10∼2鰍gの構体が多く漁獲された(図2∼3)。讐に爾海域における体量親成の違いは
北上期に顕著であり、道灘巳本海では4∼6㎏、遊南太平洋では10∼2鰍暮のものが多く漁獲され
た.
4。闇題点
これまでの調査によって、北海道沿犀域で漁獲されるクロマグロの大部分は小型魚(メジ〉
であることが判明した、 しかし、その来遊塁および漁獲量を高い二度で予翻することはまだ麺
めて困難であるため、それらに闘する生態学的知晃の集穣を図る必饗がある.ま疫、岡じ北海
道でも避藻聚本海と遵南太単洋では、漁獲されるクロマグ殿の体月並峨に違いがみちれるため、
その原國を明らかにする必要がある。
一26.一
X鈴Oトン
29
一全選計
一卜選難積本擁
→一這爾太平洋・噴火湾
15
1G
5
o
三§55 19SG 196ミ} 工970 1§75 1930 1§85 警三
(琵蕊30) <騒召35> (旨醤《O) (獲嚢葺嘆5) く翼老≡50) (翼召55) (舞歪≡60)
☆阜越発生轍
図1 北溝遵におけるク覆マグロ漁獲慧の縫年変駕U952∼璋88年)
%
%
叶
50
N驚11648
N=1279
}
轟Q
40
3◎
30
2◎
20
給
10
暮 o
?肩1?董P2ρ3ρ4ρ8P、1。篭早2?◎21。2?。31。 kg
? 号 サ ? ? ㌣ や 3ρ4ρ 8P匹号G}rQ 2?。2壕02早。3ぞ。 kg
2 嬉 6 8 10 20 30 40 80 聖20 塗60200240290320360
2 矯 6 8 睾0 20 30 40 8◎ 韮20 】6020024Q 280320360
鯵 藍
体 璽
罐窯 碧83錐に灘鰻田本海で漁獲されたクロマグロの俸灘組戒
図3 1988館に道薄太平洋で漁獲されたクロマグロの捧蟹繧成
一27一
皿一3一(1)一③一b
太平洋回遊群の回遊実態の把握
開始:61年度
高知県水産試験場 海洋資源科
宮本 猛
/,研晃目的
エイ誘ほ夏期擾初其肋ク・マク“磁漉(ヨコワ)砿現すろ海殊収天妨照いなこ
のヨ・ワ砺5いて極初期の臼遡実蘇・弓ら・冷し、持網行でれ画工衝ゑ適正鳳流
体長画幅成論点期の儒高小ヒ弗.
2.厨亮方法
本年ほ7月/躰8か・ら7弓/7ヨ{=々\σて当ヨ/ミ勲獲で脈τてヨコワに’・・嗣ダート型.湯壷を繁着レて
工伍湾・ア笑ス審域(乎工.魚町よのひ巧聴港鰹)で・ワ更次講んしト.畿榔糺尾歓σぷ88尾、その亀
体の平均俸景・体隻ほそ駅そ瀦)ア、8帥、/2婦であみ,
3.厨完成呆
本手放派群及び’86、管7去年旗ヲ・餅の毒漏壷果を表/1瞬、す。本弄凶歳群の’8痔ワ月末臼
硯ほの剛椛蜘工4/尾ぐ謝評z・/ピあマいろ.海痴物忌襯ズ灘國覗込晦域で2掩、
瀞甲・煉海面7漉騨。ており幽7手榔嫡疇嚇に雄志鯛辺熔融・ら肉東東期¥誇
域にガδて広い乾団で再砺rこ躯、認斗訟訴群ヒは異ケっr静動・女遊冠凱そ本レていろ。この
移動・}ヨ遊の蓬,いほ漁後の海点画ヤノ}を・によ・うものヒ考えら寸kわ。即ら’87、ン8内昇放流
後・咽醗・患潮気軸爪鴛離麟麺加齢く比轍協定して衝多し斥べ争併撫嫡・は旅
濠州佼から面}司鰹で天さく壽麟レていろ。こめ海,況余佳の豊・・〆ヨコフの杉重ひ臼∼贈』二影響モ
及ばしτ=℃蔦われる。工τ;いずれの午も臼冬海側での再ず耕艮執露得られな∂・う斥。
義心豊の磁心(体重)の碓杉を図一/ド示す、庶流午によゐ成城の差ほみられず、ほぼ直諒
的な威景そホしていろ。款流出午後でa5圃5臥併後には雄∼7ト2ヒ当て・・ろ.この外}
を越之ゐ豊体1ヌいず碁もヨ雀・ス霧夢・5離淑障・鞍、て需禰で4\f;ものてあ’う.
/不ゑてり疲誉臼亀レカ〔レ・フわレユアスタ弁で再禰ぐ叡τで87等禰の亀体び体号73幽、体隻ガ
ト}で’%与放癒群の道東神、東ナし禅で再・掃されτ;、六体よ‘)ヤや小型.であっτ二。
仏紙魚焦
これ旗で〔=ヨコワの移重ぴ臼亀蒜式:1よ黒5暢ヌ煮㍉鯉℃極めて閃わ・)の犬さいこヒが示峻で小哲
ゲ、それの水温・塩分なビヒの岡稼や、:稚、鼠期(200あ以下)の沿芹域への二三椿の解明等
に膚題ρぐタ父ぐ叡fζ。
一28一
放流及び再捕状き
1987
表一1
1986
流
月日
放流尾数
放流魚体
8/6
岬以西
7月
8月
9月
10月
玉玉月
Fし16’》30C襯
(平均21.8c隆1)
Fし15’)24c凱
588
(平均19.8c濃)
岬以西 潮岬以東
2
岬以西
13
13
4
1
1
2
3
6
2
28
13
3
3
3
1
3
3
7
7
5
1
1
1
1
1
2
34
5
26
11
9
{kg
B
巴
7
6
5
4
3
邸 母988無三放流群
∴繭
^1987 ㌻
+筆988 ・
2
蒔4町国面
さ曙 ・
ム かむ
・・晦㌔
。ぷ・∵
肇
岬以東
5
4
12
玉月
Aき
岬以東
3
4
茎2月竃
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
7/14∼7/17
463
219
Fし17〈ノ21c臨
(平均19.8αの
再捕状況
1988
7/13へ・8/11
塊ノ臨▲
♂轟
フ8 梶B,壌◎損2
@2、放叢講>56フ89潟
囲獅三 ヨニワの成長(体露)の推移
一29一
頂一3一(1)一③一。
越冬群の移動・回遊の法則性の解明
醐始:61年度
鹿児島県水産試験場
肥後道隆・鶴田和宏
研究闘隅
隅南海域において越冬する群の越冬後の移動・回遊についてはなお不瞬な点が多い。
今年度も数流種苗の捧畏、放流適地および適期の解唄に資するため、この群の懇冬
後の回遊の法則性の解瞬、とくに太平洋に回遊するものと飼本海1こ麟遊するものの
円陣の推定をねらいとする。
研i死手法
上記霞的にとって藍要な薩南海域において、紛89蕪3月に越冬申の灘コワ(ク訟マ
グロ幼魚)に対して標識放流する。
研賓成築
標識放流1ま崇実施であるため、ここで絃嚢水産試験場がまとめ允本駕の露灘ワ来遊
状混予想について述べる⑰
(1)対馬・五罪方颪の麺漁が翻奪より畢かった。また本月でも畢くから型がみら鈴
た。
(2)五島一一旨旨に暖水の差し込みが弱い為、ヨ潔ワの来遊を鱗げる要目が少ない。
(3)黒潮下縁域が幾岸の聴口蓋轟一軸桐胴の曖水の差し込みが強いという闘係があ
り、今蟹の黒潮北縁域の離田津変動憾小さいと予測されることから五一∼門別購
の暖水の差し込み雄弱いまま鑑移するものと懇われる。
(の冬山の唱え込みが潤しいことが気象台からも予鞍されてお蓼、また、黒潮水野
も抵めになると箏灘されていることから㌔晦薩治岸壊に逡ニワの好適氷濫欝が形
成されることが期待できる。
(5)封馬・五島方麟の霧灘ワが携隼より大きく2.5∼駄言憲鉾であ診、本県海域及び
日面灘で型のみえている霧ニワも3k言潮後で大きい。
(6)各地の漁況やクロマグ篇幽門・稚魚の採補状況からみて、春生れ当才群の漁況
絃やや良好と考えられる。
(7)近日の漁獲傾陶から59㊨6e奪を野漁年、61。62年を不漁薙と考えると本隼は戴
漁年と考えられる。
(8)餌騨魚の状況は良好。
問題点
薩南海域で越冬する群の越冬縫の回遊について捻、その概要ぶ麗らか1こなりつつあ
るが、太平洋に回遊するものと欝本海に回遊するものの割金1ζついては、未だにデ
ータ量が不燈している。今後も調盃の謎続が墾まれる。
一3◎一
’ 、 , /’
1G/上∼11/上 多い船は3co∼40晦/互B
の漁獲もみられた⑪
10/上22∼8蜘/旧茎箋
10/中51∼16竃舞≦ろ’/1E峯1隻
10ノ午3§∼13胸/1H三隻
11/上…勘》8晩/箋裂1隻
35鋒N
焦体は露∼3.5梅で大蓼い
1三二,/繊}
轡
34翼
轟
慧
幽
δ函
蹄/h 7グ鯨ζ麗獲される程痩
脚
夢謬
3ず鑓
頭
夏亘/竿欝鵜/蓋縫豆隻
1夏/器§嚢∼茎鰍〆1欝1隻
12乃擁一1君9膨1鍮隻
32留鑓
三夏/下型をみる程璽
多も、懸1;象20∼3G匙望
12/上1∼2罵/1β1隻
11/乍型をみろ程度
筆2
筆3ε
鷹2鷲
ヨ3ワ漁場麹(昭郵6跨三9驚∼夏2月10ヨ)
一31一
3fN
糊℃
皿一3一(1)一③一d
日本海・太平洋両群の関係解明
開始:61年度
遠洋水産研究所
河野秀雄・石塚吉生
1.研究冒的
第1期及び第廼期に日本沿岸各地で行ったクロマグロ幼魚(…ヨコワ)の標識放流により、日
本沿岸来遊群の回遊のアウトラインが明らかになったが、日本海に闘遊する群と太平洋に回遊
する群との関係、早期発生群と晩期発生群との関係、渡洋回遊率及び成長、死亡率等なお不明
な点が多い。これらの点を少しでも明らかにする裏を匿的として擦識放流を行なった。また、
本種の回遊生態を縁合的に解誘するため、第三期から第緻期までに各機閲で実施された標識放
流・再捕結果のデータベースを作成した。
2.醗究手法
1989奪1月に長崎漿五島沖で曳蝿によって釣獲されたクロマグロの尾叉長を測定し、14C獄の
ダート型標識を装着して放流した。総放流数は270尾であった。
3.研究成果
越冬期の九州西岸では、南西諸麗で6月頃発生し一旦日本海に闘遊して南下してきだ群と、
B本海で8月頃発生し南下してきた群の両群が漁獲されることが期待される。本黛度放流魚の
平均尾叉長は52c恥で大輩が45C蹄から60c狙であったことから、本年度の放流魚は大半が南西諸農
発生の当歳魚であったと考えられる。これまでに本プロジェクト研究によって実施されだ標識
放流、再捕結果を表1に示す。冨山及び北海道放流群の標識魚は定置網漁獲物を使濯し、その
纏の標識魚は曳縄による漁獲物を用いている。前者による放流魚の再補率が低いことは、定置
網によるストレスの影響によって放流後の生残率が低下したためと思われる。宮崎、野問岬及
び沖縄放流群は、高知県沖で曳縄により漁獲されだクロマグロを活漁船で運搬し放流し漁もの
で、運鍛時のストレスにより再捕率が低下したものと患われる。蝕機関によって放流された物
も含め、表2に無級別年齢甥海域別再補尾数を承す。1988年の再捕尾数は、1985及び工986年級
が各1尾、1987年級が12尾、1988年級が42尾、合計56尾であった。太平洋の藁西での再捕尾数
を比較すると、年により渡洋率が大きく変化することが推定される。1981年級は1年魚、1983
年級及び1984年級は2年魚の渡洋圓遊が多い結果となった。標識魚の成長から、発生後1年間の
成長係数はそれ以後の成長係数より大きな傾を持つことが推定された。そこで、成長係数は一
定ではないとの仮定に基づき、成長式のパラメータを推定した。
4。問題点
渡洋團遊が発生後何ヶ月で行われるのか、渡洋率の年格差はどのような海洋環境によって左
右されるのか等の問題点が残されだ。
一32一
表1.同級別放流海域.別クロマグロ標識魚放流数(上段)、
再捕数(中段〉、再捕率(下段;絵
Year Cしas$ Sh}zuoka }{okkaldo Kagoshl脇a 削1ソazak1 0ヒina》a
/為rea 疑agasaki Toソa爺a Sh1π…ane Kochl Cape 製。購a T◎宅aし
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
802
268
394
i40
54
61
9
2G.1
15.5
6.4
443
6曾3
467
50
89
126
18
7
24e
2e.}
蓬8.2
5.9
斡.o
鱗.5
124
155
i,653
109
4
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窪
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34
23.9
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2.6
5.5
788
614
315
26
45
蓬12
296
餌
2
3
7
46
149
28,9
7.7
6.7
6.3
15.9
18,9
203
1,345
159
34
203
1,944
58
裕6
7
1
22
19弓
28.6
7.9
4.4
2.9
10,8
lo.e
993
165
30
属
784
21
5
D
7ξ
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12.7
16.7
O,昼
9,4
10.1
237
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27
219
163
141
66
13
3
1
39
16
9
2
863
83
5.5
30,0
3,ア
17.8
9.8
6,ら
3.o
9,6
729
1麟
る63
122
8
38
1
47
5.6
8.2
0,8
6.4
270
588
0
42
2,154
2,5G2 蓬享e68 248 523
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394 38 藩6 52
16.ア
呑2
4.9
ア.1
e.o
Tot試
858
麺3 1最 ↑88 守}244
987 . 膚撃2アG
16931,e13
% 窪19
9.7 9、ら
蓬2,2 3倉6 6.5 9.9
9.8 6、4 1.6 箋1.6
表2.無綴劉無齢別海域別クロマグロ標識魚再捕羅数
軌西太平洋;C,中部太平洋(160。ε∼三30。ε);.ε,東部太平洋
衆e{ease
}∼ecapture
ye禽r 製u厳ber
Ye往r O Ye揉r l year 2 Yeaド 3 To毛盆i
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1980
1981
1982
1983.
1984
1985
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1988
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IV−! 優占種の作出による複合生産システム
東北水産研究所
畔田正格
研究霞目
北方水域は南方水域に沈べて分布する毬の数が少なく,種闘にとり結ばれている生物的諸関
係も相対的に単純で,卓越し激優占毬が出現する蔑侮がみられる. このような北方系生物群集
の構造的特姓を利期して経済的価鐙の高い有用な優占蓬を作出し,それを核に北方水域の生産
力をさらに効寒よく活用する手法を晃出すことが本大目題の馨的である。
中課題「岩礁生態系における複含生産システム護で捻箕然罎日域で優占群落を形成するアラ
メ㊥カジメを対象に, 1, H期で達威された海藻群落の購立要霞の解曝 回申諒の実蔑的遣威
等の成果をもとにして, アワど等の糞環重重動勃の生産や岩礁難魚類の生濤圏確録等を含めて
溝中川を叩合的1ζ維持$管理する銭衛の麗髭を穏的に研i難が進められて曇た.
中課題『砂泥性二枚貝を串心とする縷合生鷹システム」では大髭生規象の顕著なイタヤガイ,
経済的樋値の高いアカガイを対象に, Σ, 践期で達威された大饗発益命鉾田等生態閉講麗象の
機構の解萌,天然採苗や食轡防止手法の検誕等の成畢をもとに,種苗の供給源である母貸集随
の遣成と採苗技衛を確立するたあの研舞が携遜きれるととも1こ,感タテガイ,バイとの縷合生
産手法について検討が加えられた。
中諜題r圓彌挫魚類を中心とする複含生産システム」で嫁経済的緬纏が高く,海規生活期の
長いサクラマスを対象に, 王,簸期で得られた幼稚魚の生態の解呪 スモルト生産技衛の羅晃,
放流実験による園帰の実鉦等の威畏をもとに,放流種苗の大錘かつ効寧的な盆産登襯の確立お
よびサケ等との効畢的な複合資源培養鼓術を腿漿することを冒的に研究が推進されてまた.
研究成果
岩礁生態系:アラメ嫁寿命が満6歳で,満3歳まで生長を別けるが姦歳をこえると生長を止
め,老化していくことが朗らかにされるとともに,高齢群の間口量によって後纒群の生残率,
生長速度等が高まることが実簸された,これらの緒果から海中秣の}次生産力を高い水準で維
持するためには満門馬以上, 枝長12c鵬以上の億体の闘引きが田川であることが曝らかとなった。
また,造成された海中林にエゾアワビ樫蕊の放流9再捕実験を行い,成長,生残麟を銘較して
漁場としての有効魅を実旧した.褐藻フクリンアミジからは植食動鋤の摂食阻書効票を持つ髭
態絹関鋤質が薮たに見出されるとともに, これら物質には種鋳異{生があることが唄らかにされ
た。 さらに,植食動物の海藻群落に対する捕食圧が解折され,群落の再生可能な植食動物の密
度が検討されるとともに,海藻群落の葉上動物とアイナメの強い轄びつきが両巻の霞周期生濤
を通して曝らかにされた. また,放流種苗の判別手法を翻雛するためクロソイ等で標識となる
アイソザイム選振子が選定され,それを用いて放流効采の解撰が行われた.
砂泥性二枚翼:イタヤガイ権柄集団の捨身のため抱卵量の多い養殖畏の母貝報が図られ,一
一3遷一
琿貝を夏季の養殖密獲を15偲体/三カゴに湖賑することによって越無させて,鷹卵量を3和虞倍に
増大させる技衛が囎発された。莱然海域における母貝集闘の造威に閲しては種苗放流直綾の生
残睾を高めるための有蓋カゴが瀾発され允. これらの人為的手段で補強されたイタヤガイ浮遊
幼生は封馬暖流の渦動域に集綾されており,その量は以前と比べ増顔傾向にあることが確かめ
られた,また,アカガイでも養殖翼の母員慮と人工毬藩の放流によって舞員集団を造成し,天
然擦苗手法を確立する方商で砺究が進ぬられ, イタヤガイと隅磁の効率的な底頃合苗技衛が簾
発された, さらに,美綴湾ではイタや戴イとバイの生息遜地や飲流種苗の食審防除手法等が検
討され,薄種の複合漁場威立の可龍牲がみいだされた.ホタテガイで櫨根室水域で沖合域に放
流謹苗の繊長の良婿な水域が春在することが認ぬられ,今後の効率的な漁場利用を知る上での
基礎資料が得られた。
鐡彌艶麗顛:サクラマスの濁上親魚を長期闘無給鱗で湧水培養を行い80箔以上催熟させる手
法が麗発された. また, 高羅臼餌騨や水灘,光周期延宝による効率的餅および!+スモルトの
生産鼓衛が黄i繊されるとともiこ, 雄牲ホルモン処理による全寮スモルト生産技繕が闘多遙され,
敏流された二噸および0幸春季スモルトの鳳帰が確認された。 さら1こ,洋生難治のサクラマスに
ついて絃霞岳㊨園遊,食牲等が瞬らかにされるとともに,養得半爲およびオホーツク冷北部の
サクラマス魚群には疑本懇源以外の魚を含む多くの地域の発生群が混姦していることが確認さ
れた.河損生産力の賓織縞絹を図るためサケとサクラマスによる溝川の季節的すみ分け利用を
舅的にサクラマスの餅春季稚魚の上流械への大量放流手法が検甜された.
残された間題点
本六議題で腿発きれだ多くの技衛はマエ認アル鵜され,書毬の事業や実瞭の漁業の中で試さ
れながらと診込まれていくことになろう。 しかし,水産業における技衛は海やその申に生きて
いる生物の謹選のしくみに愛する鎗合的な理解が深まれば深まるほどより高度なものに発展し
ていくものである. より高度な技衝の薦発を霞翻してとりくむべき問懸点として岩礁生態系に
ついては藻類や外食動物の生残および擾禽戦略,植食動物の動態と海藻群落の遷移の撹醜等に
ついての鄭見を富め,岩礁盆態系を動的な醐藤を含め総合的にとらえなおす必要がある.また,
砂浜牲二選員ついては幼生の麹底尊爵や密度効果等二枚貝の生浩史戦賂の解明に努めるととも
に幼生の撫入阻警,環境収容力等を群集生態学的手法をとり入れて濾求することが必饗である,
さらに,面帰挫魚顛については鳳帰のメ構築ズム1ま依然崇解咽のまま残されており,実駿河規
への標識放流,追跡童蒙,案験溌摂での回帰の確認等大規模な実験的手法を活用し,生態学,
生理学,生化学為過逓分野を動員したアプローチが必要である。 また,海洋生活期の環境収容
力も今炎大きな問題となってくるものと考えられる.
一35一
N−1一(1) 岩礁生態系における複合生産システム(アラメ・カジメ)
棄北水産研究所
谷口和也
研究農的
褐藻アラメ, カジメが優占する海藻群落慮蟹:観的な特鐵から海中林と呼ばれる. 海中鉢雄微細
な葉上動物から,アワビ, ウ笛等植食動物,蔓にはアイナメ,メバル等岩礁牲魚類までを含む
固有の生態系を構成する,本研究絃このような海中諒の構造と機能を解瞬することを基本に,
岩礁域の複含的な漁業生産システムを確立し,生麗の増大と安定に資することを翼的とする.
このため,①海中鉢の維詩管理技衛の雛髭,②有期禮食動物の資源遣成印刷の開発,③岩礁鍵
魚類の生漬圏管理鼓衛の開髭ξζ灘する3小叩懸の下に研究を推違する.
研甕成粟
海中誌を安定的に維持管理するために絃後謎群が謎続的iこ形成されて生産力が一定に録たれ
ることが必要である, これまでの概究から,アラメについては寿命が満6戴であり,全齢梱伸
群によって海中林が形成されることが知られている.また,後纏群の萌出量は年による海開変
動に基づく鵡出戸の水温によって,当壷期の滋丁目は購存の高齢群密度によって規調されると
の鑑定がある.このため,富銭,徳島雨醸の海申林において,聞漿きによる高齢群密度の野晒
を行った詰菜,萌出量奉少ない海溌条件下にあっても,高齢群密度を入為的に低下させた曙町
では後纏群の生残事が顕著に高く,開脚,形態形成とも遠いことが憂かった.このことはアラ
メ海中鉢の維持機構を実験的に誠即するととも1こ, 海田鉢を安簸的に維鋳するには讃極的な密
度管理が必要であることを示している,一方,偲体標識によってアラメの生長と親旧の過程を
福島,徳爵両票で観察した結目,生長は四季に暫間極大,冬季に懸小と挙う顯著な畢病変銘を
示しつつ,満3畿までは増大する過程にあ’ 閨C《議を越えると毫報ずることが朗らかにされた.
また, 福臨票で嫁アラメの成熟期は1歳から3歳にかけて長期化していき護歳以上では周奪化
すること,徳農膜ではアラメが19《’2篤 カジメが8哩2月と威熱期が驚まっていることが分か
った. これらの結果から} アラメ海中繍を維鋳管理するために1ま老化を始める満尋歳以上,枝
長12c麗以上の衝体の聞引まが凹目であることが唄らかになった.更1こ,徳島票に叩いては欝に
全州偲体群で維持される浅所において田畠の採取と傭蓄を行ない, 磯焼け域に移植する技衛が
提案された.
町域鼠における造諒莫験ではアラメとワカメ, マコンブ種苗の岡時移植によって植食動物の
摂食圧を吸収できた結果,複数の葎鰻群による海中鉢の形旗を見た.また,造鉢叩に放流した
エゾアワビの再捕を行った結票,漁場として利用されている対照区と比べてその威長は同等程
度であり,生残率は高かった.海中林の造威によって,漁業生産の増大を図ることが可能であ
ることが誕窮された.福農県の海中林造成漁場におけるアワビとウニの生産性を唄らかにする
ため,放流エゾアワビ,キタムラサキウニの等長,生殖腺重量及び印度の変化を観察した綾集多
一36一
アワビでは965霞後に玉6,7翼が漁獲制限殻昂95鵬に達した. また,エゾアワビ,キタムラサキウ
ニの生息が多い場所はアラメを始め多くの海藻の生育がみられ,少ないブロックでは有節サン
ゴモが多かった. アラメ海申林の遊成を引き続き実施する必要がある.
纏食動物を群除する生態相関物質の存在が明らかとなった褐藻フクリンアミジについて, エ
ゾァワビ, キタムラサキウニの摂食阻害実験と成分分析を行った, エゾアワビでは中性部駈4
爾舜から綬たに3種の新しいセコスパタン型ジテルペンアルコールを単離した. このうち王種
1ま最も強い阻害活性を示した概知のスパタン型ジテルペンアルコール2種に涯敵する活性を現
した,また,キタムラサキウニではエゾアワビでは全く酒性をみなかった中性部賠3−2−2画分
において強い阻害漬{生がみられ, シクロプロパン系親規物質を得ることができた. このように
生態絹闘物質には種特異性のあることが分かった.
騰落したアラメを漁場に留め麗く技術囎発を図るため, ブロック型口回の前面における滞留
効集をモデル実験により検討した結果,ブロック溺方では蔵面に沿う流れの循環する領域が形
威され, ブロック凹面に:おける滞留効果に対して最適な高さがあることを瞬らかにした.
植食動物の摂食圧は海中林形成初期に大きな阻害的な影響を及ぼす.東北地方沿岸の主要な
植食動物であるエゾアワビとキタムラサキウ晶,バテイラ,クボカイの水温と摂食量との関係弐
および水深別の海藻四度の季節変但の観察に基づいて,海藻の生残りに関わる摂食圧が水深に
よって異なることが分かった.
海中林の形成は暑礁挫魚類の生活翻を構成する効果も期待できる.これまでの調査から,ア
ラメ海中林では葉上動物が仮根部に多数生息し,アイナメ,メバル簿の焦類がこれらを摂食す
るた夢海中林下腰部に主な生州領域をもつことが推定された.そこで,葉上動物と優占魚類で
あるアイナメの摂食活勤との関係をより詳細に解瞬するため,それらの臼周牲を観察した.遊
泳中の葉上動物密度は日没直後に急上昇し,臼出髄には低下する.アラメ海門林ではそれがか
うそ場より高い上に,ガラモ場で‘ま藻体の流幽期に著しく低下するのに対し,周年通して高い。
一方,アイナメは畳夜とも底腰から上魍まで広範囲に遊泳する。磯焼け域では昼間は属目に限
定される.このように,アイナメはアラメ海中辣の葉上動物の動態に封目した日周活動をもっ
ていることが分かった。
救流種苗の判劉にアイソザイム遺伝子を用いることが可能か蒼かの判窺を行った結果,ニシ
ン,クロソイでは標識として有効であるが,アワビではなお検討の余地があることが分かった.
閣題点と次隼町霞十画
本研究の慧果,アラメ海申梼の造成と管理技術が瀕発された.今後,この技衛を事業的規模
で行笈し,漁業生産の増大を國る必要がある.しかし,海率林と対応する橿食動物の動態はな
お不萌である.今後,生態相関物質の解明を含めて,食物関係として, よりi洋細に唄らかにす
る搭要がある.
一37一
N−!《1)一①一a
開始:61年度
棄北水産研究所
谷口翻也・山鑓秀秋・菊地省嘉
浅野轟充・河村知彦
三.研究螢的
アラメ海申綜はアワビ3ウユを中心1ζ我が国拾岸巌礁域の電要な漁業生産の場となっている.
本報告はアラメ海中林の形威と縫持機携の解硯に基づいて実施した遣威と管理技徳の作出に鑓
する実験詰累を壇参纏めたものである。
2.研究手法
アラメ海中魏の管理墓準を得るたあン婁験的に塵韓群密度を舗鯛し,後繊群の形繊過程を鰻
察した。ま允,密度瀾御の爺象となる鯉捧の年齢を磯定するため,鑑識法によって物質生産量
の推定を行った.更に3遣椋実験区において嫁アラメ密度と鑓食動物の組成,翼存叢を測驚す
るとともに,放流したエゾアワビ誰農の漁獲試験を行った。
3.研究戯累
海中林を安定的に維詩するために1ま後纏群が縫続的に形成されて生還力が一定に録沈れるこ
とである.本研究において成体群密度を人為的に翻働し,後畿群の形戚過程を鰻察した期聡櫨
通常,繭出儀体の少ない高水混奪であゆた(図!).にも関釦らず,腿引きによって戯体群密
度を低くした区瞬で鱈2奪閲にわた弘 顕著に後畿群が形成された(図2). このこと1ま, ア
ラメ海中綜綜萌墨偲偉の少ない年であって亀後繕群の形威を綴隠する機縫を憲っており,海中
椋を安定的に羅持するために絃入為的な密度蟹理が効娯的であることを示している。一方,棲
識翻俸の隼閣の醐葉形威数と説落数とを観察した繕票,そ轟る鰭濤a歳で鉛捜と32敏,3謹で
はともに磁教となった(翔3),朕落数に鰯葉一枚当りの璽量を桑裕て,藥就部の物質生産量
を満2,3議それぞれ1.2,2.1.総と鮒算した.3餓以上になると物質生産難は増加しないと考え
られるので,海中躰の密度管理には荏歳以上, 枝長12㎜以上の欄体の閣引きが必要となろう.
磯焼け海域における造林実験の結累,灘中林の形威に成功した(図の.アラメの生残りの
録陣はアラメと翻時に移櫨したワカメ,マコンブによる憩食動物の摂食圧の級収に負う.また,
放流エゾアワビの成長は他の優良な漁場よ診着予低いが,盈残率ははるかに高い。このように,
磯焼け海域においても大量の海藻毬苗を移植し,アラメの複数年議群の形威を図れば海中綜1審
維持できるとともに,造躰によって漁業生産の増大も期待できることが実証された.
4,.問題点と次年度計繭
岩礁生態系の一次生産奢としてアラメを鍵えるならば,今後アラメ海中掠の動態と植食動物
偲捧群の勲態とを食物関係により瞬らかにすることが海巾林の維持に及ぼす擢食動物群集の役
割を賜確にする上で必要となる. このことはアワビ, ウユの漁業管理を図る上でも重要であ贔・
一38一
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麟1.駄鹿堆島沿岸における1986無6月から1986年6月
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までの表面水温の変化(上)と平隼値からの傭差(下),
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噂
1987,1988隼級群密度の変化.
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翻3.アラメ溝2歳(左),3議(省)翻体の健
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葉形成(実隷),脱落数(破線)の季節変化
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ト鵬脂一、一一田85一一一冨986一一一呈96アー一一監9総州 群(王986却1988)密度の変化.
一39一
W−1《1)一①一b
南方域アラメ・カジメ海中林の造成手法
開タ台:6 !年度
徳島藥水産試験場
小島 博・石田陽司
【研究犠的} 衛方域におけるアラメ・カジメ海中林の群落構造や生産様式などを生態学的
方法を短いて明らかにし、これらの高い生産力を維持、管理する手法を検討する。そして、管
理に必要なアラメ・カジメの生物学上の特猴値を得ることを段的とする。
ζ研究手法】 徳島県溝部郡由破町陶部地先の水深O.5一椙隈のt嫡aの範雛を調査水域とし
て質一12月に系読鋤出法によりアラメ・カジメを採集した。また、水深轟、 8および裕m地点
に2x2臓の永久方形粋を設置し、一部のアラメ、カジメに標識を付けて ト2ケ月に∼度、翻転
長、技.長1
iアラメ)、環帯、茎長、摺体数を計測した。また、⑲88年2月とS月にアラメ、カ
ジメ角笛を移植して生残過程を追跡した。さらに、簿88年5月に水深4具徳地点で…〉く檎内の
高齢アラメ、カジメを閣輝き、若齢泰運の生残過控を追毒した。
ζ研究成果ユ 調査水域における子嚢斑の発達過程から、アラメの成熟期は鴇当月、カジメ
のそれは8−2月で、爾者共に鷲弓2月に遊走子を放出することが明らかになった(國1)。ア
ラメの枝長、カジメの茎径は年齢形質として使絹できると判断した(表1).天然アラメ、カ
ジメの当才後半の生残率を前者は2餅3嬬、後者は翼一3鋸と鑑定した。しかし、1才以五になる
と生残率はアラメで71−8篇、カジメで65−7濃と推定された。年齢に対応させた標識アラメ側葉
の年額の伸長量と原基形成数は1−2才でそれぞれ鱒醗、22欄、 2−3才で22顯、38鰯、 3−4才で
2輪,49藺および4−5才で肇3齪、23鯉であった。また、年間の消適量と脱落数は蓬一2才で翻、
1ア放、 2−3才で3伽、貯枚、 3遁オで2碗、46層目 4−5オで1舳、32敦となり、 3噂才で生産
力がピークに達することが解った。カジメでは、高齢別体の郷葉の年聞の俸長量は7−1脇、原
基形戒数は挿一20偲、消失量は7一重伽、脱落数は綿一口枚であった.移植したアラメ、カジメ
の生残数は移櫃初期に作業に搾う大きな滅少が見ちれた。当才後半の生残率は移纏時期および
移植場所によって3鱒娚と大きな変動を示した。移植時期については、小型で移植鑑の多い2
月の方5月より優れていた(國2、表2)。春に大型アラメ、カジメを閲引いた区域は、対象
区に比較して生残率1が高くなり、形態形成も進むことが判ったく麟3、表3)、
【問題点と次年度計醐】 アラメの群落構造については浅所の年齢構成が複雑なことが醤明
した、また、ここだけは磯焼時にも残ることが知られている。従って、浅所はアラメの生育に
適し、再生産関係がとぎれることなく貫徹される核藻場と撹置付けられる、こうした場所に移
動可能なアラメの基質を投入し、常に成体を備蓄しておく技衛開発が磯焼の阜期回復に有効で
あろうことが示唆された。しかし、カジメの場合.核藻場の一躍なり規模、磯焼醐復期の機構
など解明されないままである。従って、このことは、今後に残された問題点である。
一40一
親
表1 アラメ、カジメの年齢と計量形質の関係
耀00
アラメ;枝長(C醗),カジメ;茎径(劔)
成
%
年齢
アラメ
カジメ
1才
2.0
5.5
9.5
2、0
5.0
50一
2
3
4
8.5
12.0
16.5
13.O
17。0
5
竃OG
表2 移植アラメ、カジメの当歳後半(5一鮒月〉
親
の間の生残率(%〉
成
移植年月日 種類 水深(In) 推定生残率
%
53一
oL
図1
アラメ〈上)・カジメ(下)囎葉の成熟段階
経成の時間変化
1988,2,爲 カジメ 3
嶋.8
5.総 カジメ 3
5,19 アラメ 3
2.13 カジメ 15
5.雀9 カジメ 15
5.紛 アラメ 15
5.5
2.6
ア,3
15.峰
2.9
表3 春季償酬き籔と対象区の5−9月の間
における生残率(%)
調査区 水深(m} 推定生残率
2駐
生
間引き区
対象区
4
4
間引き区
対象区
8
8
54.2
雀9.4
36,3
25,8
Sも.A
残
数鱒
水深姻
o
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盤\㊥
5
\
300
生
\
A
200
\
ム
残
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ム
数憩0
\
燭
50
笛
\
至
⑱
鰯 」
」 轟 S O 麗
△
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生肇6◎
80
残§o
数翻
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5
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、 、
も
へ も
窯。
轟 △ 、、\
、、、、 、
艶
躍 壽 」 轟 s § 親
函3 瞬引き区(1㎡)および対象区〈1㎡〉のアラメ,カ
ジメの生残数の変化
白丸は岡引き区,黒丸は舛象匿. 1988年5月葺9日に
肇
\、ぐ.
、、、
F 饒 長、 緊 毒 垂 爵 s e
図2
St.義で成体アラメ5醸体, St.$でアラメ,カジメ崖1偲
体を間引く.対象区の威体数はSt,Aにアラメ8燗体,
St.Sにカジメ7欄体.
一41一
移植アラメ,カジメの生残数の変化
実線は水深3搬,点譲は水深15鵬.黒三角は1988年
2月鴛日,葭蕊角は岡年5月19日の移植カジメ.黒丸
は同年5月鴛Bの移植アラメ.
W−!《1)一①一。
植食動物忌避物質の探索
開始161年度
函館工業高等専門学校
蔵多一哉
工.調曳邑参
画金面謡、フ四ンアミジづタノー感吟細細齢藍蜘℃書慨肋一
聯め、エゾァワピ“練1磁輪軸椥縁癬蝿轍醇勲爵し爽・鱗心月・鰍強・、
活惇海潮ずN−4部K含誤れ紡彰御盛後日キタムラザ叛ラニ舞イ各1(苅すな潅強物後の隷象乞賃
う。
2.爾曳を広
パー4蹄亀露盤、移劣ゲル象パッ7ドカラム配Q−2各.粗’分画しk後、茜島液蜂ク汐ぐトブ
ラ7{一(騨しC)冬精蒙を縁題んだ.尊心し涯死含甥乏憶翫び茎ヨG一剤層κ、エR,、
縁S、UV箸φ入ペクト群分前に5ウ薦造濃定.し、エゾアフ麟舞更i嫁鱒秀越畑韓害勧累り生.
証紙験K侯しk。キヲムララキラ♪鏡熱疎甥観官生紙蟻の検屍にっ、、《感、前琴度Kエゾア
ワど雑艮Kっ・、て違命っ末分離藷回方ラをに幽い、聖心試験と平行しつつ湾拡浴後の単離絹磯之
行っ汽。
3.魚油禽泉
ト獅助三勧蓼嘘較録パ7ン型ジテ,・ペン媒〉籾鱒離し浸の,潔亮入ペフト
}レ分朽から克・兄・昆乙渦丸しk・克懸エゾアフビ緯呉1く鰭しZ最も懲い棲倉霞薯効暴、と示レ
烏鳶一級醜ゐ謝堀留し乱又、躰構度の無終砺鶴勧、Z儲,レボン線メ,
手}レエスヲル冬あなが、ミれ懸湧豪,の袖蝕Kメヲノー’レき俣撫しkkわK疹成しkアーチファ
クト乙恋うれね。しみ・レ、鵬勤ルボン働諌蝕御あう)乙雑足輪」ね.
キヲムラづ者ラニ稚イ}Kヌ鯵な’棋食阻帯磁惇繕、矛ノ界寸分冬は壷振鳥合ぐ致病名あっk《り
・エゾアフど舞漁り脇倉乙潟縁1くア}レミグカラムクロぐトブラブィー民直ラ汐二幅、颪か乞調致
しk。ミのう今・ペンぜン争疹訟しk’V一δ鞭が姦凡1言撞冬あっピkめ・apしじ冬’v−5}
伊5のよ弾鍛した、鈎姻そ・・贔認づ一聯購矯捌、炉ひ3靹妃憾
醜ずな淘疑あ・良認一釦癖も卜しG幅備疑縁馴、潮激激し・之£畑
鼠乞璽しん誘蜘謡縁八緬・1、ゑ擁檸咳の削罫賊乱なみ、邪論幽
物る効納、ミれを唇触点添加貿夷としk.£1誠の樗鯛嵯添凝ゑ乙え斜・一象砿
kめ・その騰萢tをと塞足し良。次1(、《!一3一δ昂iく蟻エゾアフ¢舞呉に沌し《蘇・)秀轄乞
駆規が碗蚊・、鰍め、⑭ゑ分を赫K岬しじ揃製レ混乞鵜貿崔吻試魁
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一42一
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〔58…鍛馨」 (6轟9餓9}
{879mg} {292康理} 【14.4.即琶】
卜{$0}{/82e
{85:竃51
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N−7
4.64§
麗aOH/H2◎ 〔86:15}
渡一32一至 鐸一32−2
醤脚32−3 鑓欄32脚4.
鰻一33−1
誕一33−2
二一33−3
{1《}8戴9} ‘69紹霞}
ξ275緯露, {1θε蒲§}
ξ133m琶;
〔欝2飢窪}
{u8取9,
賛6x/!誓)A ξ董。◎
;◎.35!
鍵一323−1 網一323−2 踵一323−3
{64臓§3 {65用霞: {蓬玉9實璽}
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{1(}O;0。5}
}{6x/…PA {薯OO:e.35}
越一323箋一2
卜{一323匪一3
塾ξ一323…一4.
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‘307π言9, {99徽§,
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植食動物忌避i物質の検:定
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開始:61年度
宮城県水産試験場
西堀修一・白石一成・高任哲
i研完目的
アラメ等の遜申孫を寵する大型褐藻類でぱ,慰葬期,幻盛期の攻階κおいて・絶食畑物の
館綬σ釈び嚇繊醐穿麺と暢吻噸蜘狗無腰感謝御レ耕愚
智礎への轡師覧るモ嫡嘔軒あ愚頑院で臨アフじウ勲等塀麟物幽し
て,i摯壷洋削ど与える∼こρジ卜えう水斥4・型の褐豫類フクリンアミジを蓬又究季・ヴ、その樒出醗
ヵ・
闌レ鋤燃して鯉効果.鵬効果萌ずる初舞、鋤試験陪蝿出レ孝鹸勤吻
の1繊劇御撚への導べと図派。
2、窟究奇孟
フク弓ンァミジの急劇二重成伽飢キタムラザキウニ雑仔虫符レで掻ぼず癬恵避プF師くよ
・て靖効危篤成分の検索を行い,ま尺.エゾアワビ維恥叉対しでな.フク弓ンアミジむ・ラ精製
、単離し択幾っウ・の物質の羨餌盤面効果を確認する斥めの実験き.セ:ルσ一ス板法1くδ1・て行
7斥。さら1く・,エゾアワ1ゴ耀貝iてタ守し.フクηンアミ:ジ成分が.遂事蔓忍動と起さぜ得ンるヤ\・否が
の厳著書鏑チ船砿劫細く鶏職置左岡・・て行。即
5、孫譲締果
キタムラサキウニ粗仔K靖レ・即題三寸を有する成分・の検索と4さフ氏結果、一〉又両分・の
申イ獅内K・語言れる成分湧く.危遍効累ウて認めうれぺの物蔭ぱシクロアaパン類のZ:種であっ
K・《図},乙))エゾアワビ維貝占く即してぴ船讐Pよづ抽出し斥物質の幾つ斜(雨避効果
匂く認めうれ斥・α図3)〉更Kエゾアワご雑貝1く対して .牢織部及び申柱都から価し尺N
−3難題絶避1働施醍得る∼ご・聾・燭し瓦個靭舐エゾ御ご雑貝磁レ
慈い働起用を及短し斥冥応の・外てウ丈キタμラサキウニ雑仔‘く同権、度の5向嶺を「}えるとQ限
弓ず.懸物幽く賦,る面容椎力鵬翼められ斥・
4.間塾題鳶 乙 沢昇ノ度計画
}ゾよ,の心魂の1也‘く・フクリンアミジ成分・のエゾアワ6幼{王K対する薦ノ菰,交態勢署賊民な既
1文黙劇ており瀞禁獄の縫獺・鳳・て緬食動伽繍劉禰る衝筋灘・燭
痴既いえる。ケ麹・跡職よ帳凝瓢腿物質纏シ却よ・て青切海蜘・碗
避獺縄出レ趨鱒飾物慮蜘果の襯瑚べ樋輪蛾区・拐雛闘綱蘇
郵・あん実際・礁腿獺瑚砺しく蝿懸頒羅蘇の動へ擁藷直鳳・て遜
中凝働す樋辮洛の館隙.あるい・叢哨睡蝕力物考禰辮曙の赫曙効
れる。
一44一
1
昏葉.
..疑
鰍鱒.」
σ汝自..薦.
ンrσ1
蛾a
織6
Σ
鰻eutrGi
v晒コ亡曾rs◎lubEe
frqc宅i◎n
重rα(:重ion
Acidic
solubte
preく:iρ縦qted
frQct}on
frG(=価on
N−2
芒 0
曾峨4
N−6
N二5
難
W$ N
雛
AεS AP
馨
に
懇
や誕潔
田
N−3−2
N−3−4
N−3略
陸3幽1 捧3−2 捧3n3 N¶3魑4 己・き1;・;・1
鱒
灘
瓢
藻
織8
N−3−3
灘
.麗
N−5 N−6
N芦1 N響2 N−3 糾麗4
《L6
N−3−1
.蒸
.⊆4α2
溝織
N−4
N−3
.盤
鷺
で
誓
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灘
㌫α4
Acidic ether
愕
或。
N−3−5
.×
で
≦
N−32−1
N−32−2
N−32−4
N−32−3
削
.主
蔦噸02
N−323一1
N−323−2
N−3231擁 N−3231÷2 N−323肇一3 N−3231一る
に
陣頚→ 陣頽哩閥お4 悼32瀦 諄「⑳
N−3233魂
Al、 《
麟2.キタムラサキウユ稚仔に対するフクリンアミジー次醸分〔i〕,二次鋤四重〕,
三次薩分[醗,四次画分[【V1,五次画分しV},六次画分Mjの摂餌忌避効果.
WS, N, AES、 APは各々,水溶性翫ゆ{生訊i後性工一テノレ可溶瓢酸性沈殿部を示す.
毯の縦軸は,強博腰を示し,この値が+1に近い程,忌避性は強まる,
N−3233−2
W−2
N−33−1
G簿
N−33−2 N−33−3
捧欝 陣3おl N弓23乳
幽1 舶2 ρ3 −4
⑪
心
1
α
N−323−3
N−33−4
麩ll.キタムラサ...キウニ稚仔に対して漢餌忌避効果を有するフクヴンアミジ成分の襖索結果
A=効能の簸も大き静分薩取分.
唖8
①,⑭賂.・満ゾ・・ビ出する副生雛L聴示す.
麹
尋6
+1.0
朋
考
虫
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昏■
争。.4
芒
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ii嚢
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灘 C
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AεS AP こ訟
WS N
.箭1
一2
轍
一4
畷4.エゾァワヒ.{欝ミの摂餌行動に対するフクリンアミジの∼次繭分とN−3野分の忌遡勤果,
麟の鞭軸は画分を添加した類区に忌鋤な選沢を行った鋤数の鶏合(醐択性)を示す。
一〇β
一tO
図3.エゾアワビ稚貝に対するフクリンアミジ颪分の穫鱗忌避効熟
図の縦軸は.認旨懐を承し,この植が甲1に近い罪悪遡生は強まる.
紀.号は図2と問達剃
W−1皿αト① c流れ藻の捕捉機構と漁場造成システムモデル
開タ台:6 !年度
水産工業研究所
州俣 茂・萩野静也
玉。硝究獣的
本年度は鉛薇2次元流中に遣かれているブ蟹ック型藻留め施設の前面におげる滞留効果を醗
究対象とした。選流の速度をゼロから次第に憎趨1させていくと、ブロック演面に漂着した流出
海藻は初めはそのまま滞興し続けるが、流速がある殖になるとプロヅクを飛び越え始める(こ
の瞬間の状態を飛び越え限界と呼ぶ)。本研究では、形状の複雑な流出海藻の代わりに、理論
的扱いの容揚な球形の粒子を幽いて、①巻き上がり特性、②平均濠農時聞覧及び③飛び越え露
玉をその放流実験より解明した。
2。研究手法
実験には全長65鵬及び15mの開水路を聴いたが、測壁の境界層の影響をなるべく小さくする
ため、水路中央部を流路に平行に30c磁編で固定された長さ 150c燈の鉛蔭平叛2枚により仕切り、
その間に高さhの短形プロヅクを設置して試験領絨とした。放流実験に馬いた載子を表1に詑
す。水理条件は、Reyno圭ds数艶鷲翫群y>3e,00⑪の乱流であり、 また聾oude数F芦輪/緬くe.3
の常流であった。 ここに、撫;平均流遮、獄水深、 レ;水の動粘性係数、g;重力熊笹度。③につ
いては水路流量を般/sec単位で変えることにより、一斉に放流した34または鈴欄の粒子が打ち
切り時間30分または60分内に1欄も飛び出さない最大流速の状態を試行錯誤的にみつけて、飛
び越え限界とした。
3,研究成累
①ブロック前方では底函に沿う流れが剥離し、流れの循環する領域が形成される(図1)。合
子は、初め蝦旋を癒いて賀田に浮上した後、主流により下流に向けられながらブロックを越え
るが、その巻き上がり位置の平均X」は剥離点よりも多少ブロック寄りでd/hの増湘に伴いより
下流へ移る(図2)。なお粒子の巻き上がり位置は滞留位置に等しいと考えられる。
②図3の側ように、無次元平均滞留時聞τR砺/hは、dハが大きいほどsed麺eRt数u。/緬の増
撫に対する減少割合が大きく、 また飛び越え限界がsedi齢nt数によく露顕することが示された。
ハ
③限界状態におけるsed麹eRt数眺。はh/δ≒6.6前後で最大となり、その傾はおよそ2.1と撲
定された(図4)。このことは、ブロック漢颪における滞留効果について最適高さが存在する
こと:示している。
4,残された問懸点と次年度計画
剥離点周辺における流れ挙動及び粒子と異なる海藻体の巻き上がり機構を工学的に解明し、
海藻体の巻き上がりに関する予測方法を確立する。
一46一
表1 翼駿江用いた粒子の種類
d(鰯iρ(9/c渇3)is・ρ/σ一1*
勘, 材 質
lナイ霞ンI
iナイロンi
l 承。リスチレン l
農.8
L122
L129
L123
3.2
1ほ30
6.崔
iボ弦勲ンi
Lo≦?
喋.8
Lo5唾
3。2
1.o唾5
1.03崖
けイロン1
けイヨンi
P1
碧2
%
P唾
碧§
錫
鐸
lボワス秒ンi
!轟露s*瞬
夢8
u蒲。x
15。9
6.壌
15.0
曳
0.122
0。129
0」23
0.130
0。047
}
δ
0.05嘆
0.0壌5
D
〃
T
h
z
ζ0
0.034
ト90」幅
寡5;水の密度.
図1 ブロック醜難における流れの
審寧 アクリロニトリ浄フ“タシ“シン専シ疑一修.
模式図と記号の説明
δ;境鼻層の厚さ.
階
h曽茎Ocr顎
夏
t◎
oP壌
二描器
0P4
0P5
gP5
ムP6
7P7
▽
i.
0P8
1・
lli ll
ξo.6
▲P2
▽P3
0P4
マ 暮β
oP3
ムP2
▽P3
挿
囎
溺
罐
ま
9。
i轟
08
00
l8
▲P6
▼P7
旦P8
3
6
§
◎,毒
溜瞳
2
o
発
§
◎.2
◎ α◎5 0」 ◎・葉5 9.2 ◎.25 0.3 α35
d/h
図2 X」/hとd/hとの関係
絢。 2 轟 6 8 1。 1塾
u荊
廊
國3 TRU・・ハとsed三鵬航数との関係
(酔10C馴D紹OC堪の場合)
記号の範囲は平均値の95罵僑頼区醐を示す。
L
黛識
慶.o
寅、、
OP2
0P4
0P5
AP6
△P3
a褐
口 昆
ロ
o 心
・/∼ 馨、Q
選P7
腰
含
1.$
麗 白
1.6
盒
:
乳轟
。
o
t2
竃.◎
◎ ◎.2 ◎緊導 O.6 0.8 唾.O t2 1護
h/δ
霞4限界se伽ent数とh/δとの関係
流遮分布よりδ=9c田とした.
一47一
w−1《1)一②一a
アワビとウニの効率的な漁場利用
開始:61年度
福島県水産試験場
磯上孝太郎・石井 勇・秋元義正
1、研究目的 アワビ・ウニのさらなる漁場生産性の増大をはかるため、投石・コンクリ∼
トブロックに鱗料海藻であるアラメを繁殖させ海中秣を造成する技術簾発にP縫年から取組んで
きた。著者ら(1985∼’88)は、岡実験区にエゾアワビ種苗と沖会に生息するキタムラサキウニ
を放流して、成長と生殖腺霊夢の時期劉変化及び現存導体数を追跡することで実験区の心学の.
可否を検討した。
2、研究手法 1985年12月及び86年6月永崎地区実験漁場に放流したエゾアワビの時期別密
度変化と成長を調べ、’88年8月時における現存偶対数を推算した。また’86年1ユ月放流したキタ
ムラサキウニは2ヶ月に1圓30母体を採集して生殖腺の時期鋼変化を講べ、その利用率を検討
した。一方、フK深別育成礁のアラメの現存墨とアワビ・ウニの付着髄体数との関係を調べ、効
率的な漁場利用をはかるべく実験区の効果について検討した。
3、研究成果
1)放流アワビの成長は押目な揮びを示し、46隙、30蹴で放流した偲体は801日、9妬臼経過した
’88年8月までの日間成長量がそれぞれ0.0549皿m、0.0519魍であった(函1)。この間漁獲鰯限艦
長95闘に達した偲体は’87年12月の11%が’88年8月には16.7%に上昇した。放流偲体に対する
現存儒帯解では2,250鯛体(天然アワビ47.5%を含む)9。95%と低い結果であった。
2)’86年6月育成礁!基当り平均3.1田端であったキタムラサキウニは、アラメやコンブ種苗を
展開するに伴い急増し幼芽体を食い尽した後は’88年8月まで7∼8僧体で経過した(図2)。
一方、’86年5月時の生殖腺重量3G.Sgは同年7月に19。5gに減少した(図3)。これは同年6
月時の海藻生育澱(図4)とも深く関係がみられた。また’87年5月からの著しい増加は’87年護
月以降の海藻の現存量が麟料効果として考えられたが、生殖腺の利屠串は71.6%であった。
3)エゾァワビ・キタムラサキウニの生息の多いブロックには、ブロック表戸にアラメ・アカバ
などの生育がみられ、少ないブロックの衰面ではエゾシコロ、フサカニノテ、ピリヒバなどが
みられた。ブロック投入による局部的環境変化によるアワビ・ウニの婚集効果は認められたが
、漁場全体の効果としては顕著ではなかった。
4、問題点と次年度計画
ブロック投入による局部的な環境変化による漁場の効果としては認められたが、漁場全体と
しては顕著ではなかった。従って、今後は、効果が認められた区域の環境条件を漁場全体に粥
き伸すための方策を検討し、安定したアラメ海中林を造成するための技術開発を進め、アワビ
・ウニの有効的な漁場環境を造成することによって漁業生産の増大につなぐ。
一48一
25
Oキタムラサ年ウニ
Oバフンウニ
/
衡 20
鍛.......韮母
麗
勝5・ユン∫重重鰻臨
長...
露
…
播
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π 、
6・噸。喉
!衆、 ㌔
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、郊ノ琢・嶺4 辱場\
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u夢認轟踏8良臣鷲諺」多睡角緩凄凄員38髭彫」轟轟鮒‘盈5陥
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(
き
綿
:
き
量
)
鋒
一鶴麗一四巳7一一一→一一一鵬呂一
剛融残瑠蜘嬬けるウニ田上翻韓鰍測繭駆》
騨入躍苗アワビの放流勧蔽について(永麟駆)
§o
生
jJ《$o酵鋒3野麟義饒jj轟SG護Oj ぎ醜義麟」3轟
…
…
き
瘤
1
;
緊毒筆 轟s ⑪闘 自噴 撃職長躍8』 爵$ ¢ 麗 磨鐸 ギ薦轟翻3 翠 長
1鰯一1987一一棚呂一
歯3
育載礎たおける挙籔溺專タムラサキウニの生磁験重巌あ変ζヒ(永麟)
(鑑)
㈱
(に)
匙鵠9
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購鱒
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蒙鰯
騨
麟
瑠,鵬
隅
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謝
轟
8
騨
象濁馨
糊
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駐
毒隅 奪雛蒼
勧崔 警鐘勝71.耀 η 1隣
資闇地区
隅 購∼ 8監縛
1.撃5濯臨儀 胆偲 γ、∼乳”
象蘭地区
邸 青成礎工基峯りにおける海藻生育鼠
一49一
「●β
鰯 購,
砂§ 鱒 職輝L廷 7.聾
小浜地区
王V−1一(1)一②一b
植食動物の複合管理基準
開始: 年度
東北区水産研究所
浅野昌充・菊地省吾
玉.研究目的
巌礁域の海底面における 1次生産量は、水潔が大きくなると水中照度が議
解することにより低下する。その為海藻群落の再生産が維詩される臨界摂鱒
圧も 1次生慶量に比例して低下すると考えられるので、水深(山中照度〉と
臨界摂転圧の数量約関係を明らかにする必要がある。
2.研究手法
水深と臨界摂餌圧の関係を明らかにするため、富械県江患地先の水深 3、
7、13田の海底に自然石を敷き詰めた翻瞳付実験團場を設置して各水深とも
5段階の密度でアワビ・ウニを収容し、麗爆内に繁麓する海藻類の薮度等を
定期的噛に観測した。
3.研究成果
ア〉.水深と臨界擾餌圧との関係
図1に承した大型藻類の照度の追鋳結集及び、アワビの脱母野の経過等か
ら、今田の醗場実験における臨界陸餌圧は、アワビの摂鱒圧に換算して、水
淡 3帽の圃場では87G、7撤で唯35、 13徹で18繧(c㎡/㎡) と判定され、 臨鼻摂蟹
圧と水馬の閲係式は式(王)で表わされることがわかった。
のド・2
P(乞) 菖 P(O) ◇ e一…一一・一一(1)
但し、P(z)は水深 8擶における臨界擬餌圧、 P(0)は定鍛で水濃0獅に
おける臨募擬餌圧、k は水深による臨界摂蟹圧の減少係数で、 本実験では
P(0>瓢1300、R=0。15の値が得られだ。
式(1)は水中照度と水深の関係式と陶型であり、かつ k の憾はこれまで
にこの地先の調査で得られだ消嚢係数の燈とほぼ残りであることから、王難
生産量の水深による掘対的な差異は水中外回に支配されていると仮定してよ
いものと思われる。kは透閣筆の関数、P(0)は無間総B射量の脚数と考え
られるが、この実験漁場と類似しだ環境にある三陸沿岸の外洋{生漁壕では、
本実験で得られたパラメータを用いても大きな誤差はないものと思われる。
イ).密度管理墓準
臨蝉騒餌圧は夕食動物群に対する餌料からみたr環境収容力3の認職であ
るから、漁場に現存する学食動物の摂餌圧を特定種の極端圧に換算し、一禿
{ヒするのが応用面で至便と恵われる。即ち、これと当該漁場における臨募摂
餌圧とを対齢することにより、その逼不足量から環境収容力を贔大畷に利用
する為の植食動物の補充量或るいは駆陰量を求めることができる。
植食動物種類閤の摂蟹圧の一元化には、当該漁場の無平均水濃におけるエ
ゾアワビの餌料要求盤に対する比で換算するのがよいと考えられる(衰玉〉。.
この換算比を用いて、江羅地先の種別の臨界密度(臨界擾餌圧に根験する動
物量〉を求めたのが表2である。
4.残され炬問題点
幼芽萌出期前後の環境条件と、 鴎cro毎URa及び耗icro floraの稲互関係,
一5◎一
%。
撃書
3印
50
4σ
躇50
30
20
窪G
o
誓 擁 点 編 」
」
ム S
。鴇
50
40
30
20
10
アm
臼 雑 0
1
13m
50
40
30
20
10
3
9
F 赫 《 蘭
」
oo
4GO
⑪ 綬 0
A S
F 麟 A 裁 j j A S 6 鯉
図1 実験圃場における海藻被度の推移
一中の数順は収容した殻長平方秘
(アワビに援i算した摂餌:圧を表わす指数、c粗z/㎡)
(
1昏co
衰1
エゾアワビとその他の動物の擾餌圧の換算比
櫃食動物
摂餌蚤算建式 1皇℃における玉00単 繰算比
魑oo
、
δ
簸馨りの餌科要求量
Σ雛9
総参〇
二鐙誹
詩欝
摂
鱈
圧
麟0
7co
騎。
§参e
捲
β御.
4唇。
Σ.00
キタムラサキウニ猟0.。101(T一。.05)㎡14.G98/日
5,?0
バテイラ F=G.0◎12(T一蔭.83>}121.三。9/a
0.45
クボガイ F=O.OO2(T。3.80)弱2 2.048/Ei
0。83
臨始
鍵。
数
エゾアワビ F篇G.0027(T一壌。87)ぎ∼ 2。鑑78/日
$oo
麗。
累oo
o
、」_口_志_一」
〇 二 塗 3 4
5 5 7 昌 9 50 駄 1諺 瓢3 5{ 35
m
図2
水深と臨界摂餌圧との関係
裏3 宮城i農セ工麗地先における水深と臨界摂蟹田並びに
植食動物の単種による臨界密度
水
深(澗)
臨 募
摂 饅 圧
1
3
5
7
9
11
1,玉19
829
61荏
455
337
250.
玉3
15
18§
137
考
備
一〇.15・2
P =1300。 e
(2)
竈
エゾアワビ
界
17.5
13.0
9.6
7.1
5.3
3.9
2.9
2.1
殻長
8c醗
ギタムラサキウニ
7.8
5.8
4.3
3.2
2.窪
L?『
L3
1.0
殻径
5c膨
密
バテイラ
155
115
85
63
47
35
26
三9
殻高
蔭C田
度
クボガイ
216
160
118
88
65
48
36
26
殻高
2.5c隣
(澗/㎡)
一5王一
IV−1一(1)一③一a 岩礁性漁類の行動様式
開始:61年度
東北大学
大森遽夫
1..萄究遇的
港町性鱗 畷食・回しマ。アラメ榊藤の評勧齢つ崩.瞬庚媒聯物魔餌
度,纈成釦賜三三嗣三三蔚色差・鵬・・ξ・し矧㌧今穣・げラメ齢翫お1抄写動
靭の鳶泳%動じ・優苔魚町であなアイプメ説長食濡勤の1ヨ浦性め特色黎退らかにすを・
2.・研え手法
人二蓬林紫テっ自アラメ群落・(身入島).アカ毛ク旧藩〈鷹島),砂地1・お・・て遊泳申切票
上動物凌量儒を行。福麟’回申ずご・フ%吸入靴ス読醗、磁・網マ劣お。層囲
4似6・,漸穂の中知・醸・が赫、がら5〃・蜘・如囲.囎四四”諺げらよ酬短夘肋三
水乞吸引.ρ,計繍屡合の張網で。過して行った。老骨纏魚類の採事翻三撫画‘ミよ亨行い.憂}司
t庚1餉幻蛎壕票勲纏『厭然アラメ群碁(注畜根〉一二掴外縁及び磯暁場(カク
ラ根♪靴行い,羅網イを置と昂ゆ二物あ調査翫テつな。
3,祷え成黒
飽泳転回躍渤議高岬ラメ群落,アμク畿・,砂地島窃題厳嘘塀レ,肱
諏麦・・鵜三綱等し翫・齢.昼}鰯鹸ば、三二蜘段ス1・よる罫惣門除・と,いず
編働fマ・調教∼・・イ獅/倣・で層糺友1私盗蘭よ,ど・の場前マ・’切∼三三/畝3囲甑
衰度ドなつ良1!肩き除さ、アラメ群藩でンク3∼/82棚添/房,次uでアカ名ク顔茂中のアカ毛
ク場で・68∼/μ7梱棒・/夙3と、葛い、燈きホレ、昼絹とは豊つな慧エ動靭φ姦霧様式湾く秀之ら幽る・
一秀、砂に及〆’ア刀毛ク流茱後.のアカもク場励そ}撚ば砥い。係寒さ》れ次回初感ヨコ,ゴ類が五
三的・・ク・・が、ウ〈出規す罐・凝一3衝・籾.鞘鞠四型的・・入燃捜ジ,爽髄詠〉二丁
ぱ糎や鱒が限是ミ承六新動であ啓ことが雄桑芝幽グ㍉ノ岩礁桜魚類の申プ最む褒四竃るア〆グ
メ副鉛亘釣濡動糞囲ばアラメ群落㊧τ’匡は磁n差が1’)淀く,慶夜じ壱『y嵐礪まで動き言わφ
の・嚇・・アラメ群癖勝及戚號場ゼ三二餉差萩執、画司・ラ謝鯉・擁あ砿層
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12.5
N−2一(1)一③一b 造成資源の判別手法
開始:61年度
東北大学
藤尾芳久
1.硫究§的
魚介類の資源解訴において、その麿効控だ明らかになったアイソザイム分新による集照遺転
学的手法を照いて、造域壷源の剥溺手法の確立と造戒肇濠の藥麟構造を選鉱学的に明らかにす
ることを自的とした。
2.研究手法
海申繍造成漁壕に敬流するエゾアワビ、篇シン、ク獄ソイにおいて放流罵の譲識となる精異
的遺伝子を明らか発し、護議遺犠子を持った人工種苗を終って放涜綾の薮然集麟の標識遺猿子
の頗農変駕を追跡調査する.その繕果から天然集団における放涜魚の混合率を雛聴し、放流藥
國の動態を明らかにする。
3.研究成集
軍制集属の天然における勤態を追還する多こ麺産来集凝と放離断苗との閣に安定して特髄鞘多こ
遺縁日顔獲:が異なっていることが必要である。そこで爾奢の簡で遷:野田鍾愛を姥帯したと:ころ、
アワビにおいては多璽であった3選儀子座ともに在来集國と敏涜穫董と韓簡に遺聖子顛渡の差が
みられたが、差のでかた判こ安定野望ないので現在つくら劇ている蓼虜の繧識還義子として二つ
かえないことがわかった。 ニシンにおいて遺財的変異が認めら凱た7選骸子漣のうち粁膿の
躍h−2遺猛子座の0封立遺転子蟹度1ま葎来藥躍で◎。◎66であったのに対して態淺穰藷でa.1総で
あ鞍、澗春の聞に安定した差ぶみら乳た。タ籔ソイにおいてθ心遣無子塵のC爵立遺転子子
馬強在来馬鐸が0.061,放流種苺ゑ≦O,228であ箏、碕奢の聞に安定した差膨みら轟た。
クロソイについて、窪来集衝と数躍層螢の麗に安定した遣転子糖度の差撮みら識たθ厘遺伝
子座のC対立遺儀子頻度を籏流後、生まれ無錘に離職した諾果、鎮養が響くなることぶみら為
た。そこで、混禽モデルによって放涜穫藩と在来集団との混会率を求あると、1§83隼で藏53,3
%,198層目年では78。2%,1985無で鍾82誰%7単均で7L396となった。以上のことから、安定して且
つ驚異釣に単帯の差があるアイソザイム遺臓子を霜いることによって、錘:流勲果を判定するこ
とが可能であることがわかった.
崔.問題点
放流効果の測定には在来集潤と異なる安定した類度を承すアイソザイム遺鱗子をもつ放流種
苗を作沖する必要がある。このような穫苗のを作繊を綾討することが今後の謙題である、
一54一
在来集薗と放流種苗のσρ1−10選伝子頻度の差より求めた漁獲魚中に占める
放流魚の混合率
σρ1−10選伝子頻度
生年 在来集団放流麓 Qx=(pi鴨Yi∀(xi−Yi)
§1982年生
Q.061
!983年生
c.15G
0.28ξ
1984年生
1985年生
G.211
0.2嘱
(0211−G.15G)/(0.228−G。150>謹0。782
0.225
0ほ76
〔O。225−0,2王1)/(0謄228−0.211);0.82畦
1986年生
Q.255
0.167
1987年生
(0。150−G.G6王)/(Og228−O.061>;0。533
0.240
平夕芝}0・228
Pi:混合集団の対立邊伝子頻度
X1敬流種苗の対立逓伝子頻度
Yi:在来集団の対立遺伝子頻度
一55一
51−1《2)
泥砂性二枚貝を中心とする複合生産システム
(イタヤガイ・アカガイ)
南西海区水産研究所
サブリーダー 潤中邦三
ξ研究自的3
最終年は過去10年にわたる研究の締めくくりとして、補足調査を含めて研究し、残された問
題点などを整理して3小課駆の成果をまとめた。
資源培養土策指針としても問題を残しっっも締めくくることが出来た。
£碍究成果コ
イタヤガイ・アカガイの資源維持培養のための碩究については、前者が天然採苗技徳麗発か
ら、緩者が人工生産種苗からの資源添加技褥開発であったが、イタヤガイについては近年、漁
獲努力量が増大し天然資源を敬り尽くす水準にまで達しており、イタヤガイ母貫からの産卵総
量が著しく少なくなって浮遊幼生の密度が減少し、天然採藤量の著しい減少をきたした。すな
わち、1987年では、1981年当時の/100水準にまで低下したが、1988年には若干上向きの傾向
となっているが、低然として低水準にあることには変わりない喫状にある。第3期において、
健全な揖貝集國を造成することが資源増大の要になることから、抱卵量の多い饗難貫の母貫化
技徳の確立が重要であり、夏の高水温期における高生残率の安定化(越夏)が鍵となった。
また、アカガイでは入工擦苗方式を続けてきたが、これも産卵濡母貝の櫨保に陰りが見え始
め、不安定な天然採蒜の安定化の研窺が強く求められるようになった。
一方では、貝類漁場を有効に利薦するための試みとして、イタヤガイとバイの複合盈産シス
テムを由醸沿岸の美保溝において実施し、その驚能性について生態醐査をもとに襖討を撫えよ
うとした。ホタテガイでは北海道東部沿岸域の根室・標津海域の生麗性に乏しいと見られる海
域の生産陶..しについて検討を煎えた。
① イタヤガイ資源培養システムの開発研究
イタヤガイの一大養殖産地となっている隠厳諸島沿岸域を選定し、従来殻長8c田サイズ(1
年貝)で商品出祷していたものを、さらに越郊させて殻長9∼IOc隠に養成し、産卵させると天
然更の3∼4借の健全卵が得られ、かっ重量、肉罎ともに大きな貝が出荷できるなどから、高
水温時の高い歩留まりを期待するためには、垂下籠内のイタヤガイ収容密度をユ5爾体/誕にす
ると成浸、肥満に差がなく、70鶉以土の高い生残率を期待することが出来た。また、浮遊幼生
の密度が以藩と此べて増加の傾向となることも確かめられた。
天然海域における羅貝漁場化の研究では、放流種苗縫が少ない場合の高い生残率を得る方法
として、放流初期の減耗防止がポイントと見られることから、海底に有蓋籠を設薩し、この中
に放流して種苗の活力を園復させた後に蓋を取り外して放流する方法が、生残率も高く効果的
であることが摺握された。
一56一
一方、浮遊幼生集積域の予察研突では、.人、工衛星湘晶による水楓画{象から、対馬暖流の渦動
域形戒場所と幼生濃密分布域がぼぼ…致することが確かめられた。
②アカガイ資源培養システムの一発研究
安定した採笛が実現すると天然採藩法が生日コストが安いなどの利点があり、この分野の研
突が立ち遅れていた。先ず、人エ種諮を漁場に放流して母貝団地化を図り、この揖貝群と養殖
母貝からの浮遊幼生を効率良く採莇する研突ではイタヤガイ嗣襟、鷹層式採苗法が、従来の採
苗渋に比べて16。3倍の効率を示し、底層採苗方式の優れていることが立証された。
③ 貝類漁場における複合生巌技微
美傑湾海域におけるイタヤガイ漁場化研究は、本海域が島根・鳥取両県の入会漁場区域にな
っていることから漁業澗整が必要となるが、ここでは技術的な側面での検討に留めた。美保湾
海域は湾1コ部で水深6Gmあり、沖測でイタヤガイの分庫が見られ、更に地蔵綺周辺では憧状的
に渦勤域が形成され、イタヤガイ稚員の集積場所が存裡している。湾輿部の水深20m未満の海
域では砂泥田が展關し、パイの生息揚として適していることから人エ生塵秘苗の放流添湘研究
が行われ、放流後の生残率がモミジガイの押書鐙に影響されることが知られ、放流サイズと:食
害量の関係から、戸戸三7燃以上の稲薦では、潜砂深度が10隅似上あり、食害から逃れることが
掘握され、外敵の駆除を併用することによって高い龍残率が期待できた。このことから、複合
種の漁業が成り立つ可能性を見いだした。
更に、鳥取娠が計麟している美保湾朋発計画のなかでも検討されており、ごれが実現すると
美保湾の八二が達成されることになる。
ホタテガイでは道東の根室海域で、より成長の速い海域が見いだされ、生き残りも良いこと
から、放流域設定に示唆を与えた。
ξ残された問題3
10年問で残された閥題点は次の通りである。
① 種牛の大巌安定確保技徳
②
底層採叢技術の普及・施設改良
③ 放流理窟の成貝に至る生残率の把握
④
隠殴諸島内の海水交流蟻の把握
紛 外海域底測採遊技術の確立
δ}
愚提漁場の礁保(アカガイ)
⑦ 薩卵促進技欝麗発(アカガイ〉
(鋳
美保湾のイタヤガイ養猿化促進
⑨ 著令員異常死対策確立(アカガイ)
一57一
胃一1《2)一①一a
養殖場の母貝収容力
開始6!年度
翻根県栽培漁業センター
山本孝二・勢村均・中村幹雄
ユ.研究目的
誌面輿による母心宿を形成するにめに、飼毒方透磁に一こ算貝の藍鶴幌億4)生残率
の向上圧漏しだ。翼.鳥前翻の稲虫4)疹潔副番、熟慮幼生出態、天然誘蝋纈
変化から蕊翻員41産曝グ柴総踊にどのように関与ずるび知うつとした.
2,繍漁法
暫創懸盤遍、植物プ’ラ}つト)量の測定屋(曖殖∼’こ年員無量劉、薄醜劉、舞輕護
別に成浸、成譲、生霊;についご調べだ。;∼、12弓∼3目に週{回ノ1しバッフネ・ソトに:よるき:
感応の際集昼び融回の騰こよる麟輿の珠藁露塵面しに、
、3.麟
今茸:度41嚢動表面旨く湿ぱ、鯛こ蹉べ低く25℃以上となつにあぱ零昌S日から(『翻2日ま
さの翻8閥《}あっに。ヨ、20凱曼あ木i趨び:2参℃以hとなった41ぱ3B悶ζ野、30滋愚ζぱ翌健
されなη’っに。
成翻にある逡遊幼生ぱ、員昌26Bから2目UB惹ζにG、22質倉∼2、i5駄あ鶴さ出環し
回忌!否41出麟噸びっ1こ。出要白雨ぱ、12目初旬から中旬及びi目中旬から2目初旬にか
けてくの2回4}ご一つが雰られに。
借翻あ1ケ目毎め取り傷げ麹ぱ、i矯→1艇5が訟個、磁∼→ン〔2が6麟、%2→多佑が
355個、身も→諏)び{(欄《ぎあ一)1こ。本葺埆翻iξ∫、1目中稲ひら2目中旬(襯1ケ目間
さあり、成蕪期幼生の出絢時期変ヒ之コ溺ぎ一畿していに.
養瞭左唄の騒渡は、周年二年奏に比べ平均鐘d程塵高∂㌧たが、垂秣深、収容竈.
面容湿度による差ぱあまりみられず:均4一∼54}纏ざ鮭移しに.
成勲鹿纐蕊、iO目以降一陣貝び3∼幅く、嘩婁に比:ぺ残勲’卑いと思猟に.パー1し
ネット業容区ξにr、密鹿び少ぼいぱと;臨瓢勘ゴ高1噸向ぴiみられ貰i.;∼、本辱:慮、醜リ約
1々目早くピーつび感謝され了こ、
垂:F米i深20、30鍬劉蛉率ぱ、2目ま否一年麗は80翼製ヒ(聾幽しにが: 興ぱ、9目以
降除zに低〈なりロ目、12目1こ1評麹50%の嚇・あっ仁.
姦藤薮に磯
離フ蘭にめの適正韻量4>慮定歴行ろ焦め{こ麺貝の再生産量(羅、幼生密・
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一58一
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㌔1.A嚇Se降.◎¢量麗◎v。むgc.
図15 一・二隼員の生残率の変化
騒7 浮遊幼生の水平二二(U十F)
一59一
1V一エー(2)一①一b
養殖場の海水交換と物理環境
開始:6ユ年度
水産工学研究所
乃万俊丈・久保 敏
1.研究琶的
隠州目下湾において、躍郡63年2月及び62年9月に実施された浦引回湾口における流向
・流速の現逓観灘デ∼タを用いて、浦編湾における海水の交流量の計算を行うとともに、浦幾i
湾における海水交換の換討を行う.
2.観究手法
解析には、図1に示した濡輝湾湾擬自評〈麟中のD断面,以後歪)断口とする)において観瀾
された日向,流速データを期い夢断薩における流量を以下の手顯で求めた。
①D断薦に薩交方向の鏡蓬疵口を震める、尚、この時、流入を正,流繊を負とした。
②D断薦を流遼計の設置位置に射癒させて区分(函3>し、各日薇の断樋口を求める。尚、
図中の斜線部分は無視した。
③①で弾めた断画薩交流成分に②の各月i墾の断面績を乗じ、各区薩の1時闘毎の流量を求
め、次に唇区函の流量を加算し葦)断面における1時間毎の藏罎を求める。 1蟹3)
3,研究威果
調査によると、湾“村近に、爾環流の存在が窺われ、上げ潮時には時日旧り、下げ潮時には
反時計園りとなっている。上げ潮時,下げ潮時に湾口に形戚される環義は、湾蟹《夏)断面)か
らおよそ1討騒程痩まで影響しているものと考えられ、この付近までは、溝承の交麹は縫めて良
いと考えられる。一方、浦郷湾の湾爽では、遜常はほとんど流れは織蝿であり海国の交流量は
小さいものと考えられるが、時々、流速が大きくなることがあり、このとき湾輿の海水1ま大き
く更薪されているものと思われる。以上より、濾郷湾の灘水炎換は湾内の潮位に支齪されてい
るのではなくて、湾口に発生する循環流の影響が大きく、これにより湾口から三k竃程痩までは
、交換が麺めて良く,また、湾奥の海承は、気象じょう鼠(麗,気圧,波滋など)あるいは外
海の条件(内部波,海流など〉の変化によって、ときおり生ずる流れにより、海水は交換して
いるものと考えられた。
4.丁目点と次年度計画
湾口での流量収支は、湾内の海水函の変動(潮位変動)と対応しなければならないが、繭燭
港の潮位変化との対癒は顕著ではなかった。この原囲として、湾口の断柵戸に比較して、講査
点(鰹)が少なかったこと、濁紋変化が小吉いことなどによる誤差も考えられる。今綾,濾鰯
湾湾照のおける顎環流のメカユズムの艶握,湾輿でときおり生ずる比較帰一い流れの原図を特
定することなどにより、浦鰯湾の海水の交換状況は、さらに虜確になるものと考えられる.
一60一
鱒(誌.
海域.0鼠ト囎離0鵬鮒露YURye
…・晒鯛
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図一3(D 流鑑変化(62葎2月)
合羅
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澱壇ベケ」蘭 【2}
囲一3(2) 流心変イヒ(62年9月)
口α且8脳,轡・
脚一1一(2)一①一。
底層水利用による養殖場改善
開始:6!年度
養殖研究所
田中信彦
1. 碕究E酌
海域底籐水中に溶存する栄養塩類を利用することによって,イタヤガイ等の餌鮮となる微小藻類を大
量に,かっ集約的に培養生産し,得られた胃体をイタヤガイ等の増養殖場に効率的に供給することによ
って,餌料環境を改善することを圏的とする。
2. 硬究手法
本プロジェクトにおいて開発してきた付着微小藻大量培養装置を用いて,付着珪藻を培養した。得ら
れた解体のイタヤガイ幼貝およびナマコ幼稚仔に対する飼斜効果を給麟飼育試験により調べた。また,
本装置を用いて単一種の搬小磯顛を大量培養できるシステムを開発した。
3. 研究成果
培養付着珪藻を餌籍としてイタヤガイ幼員の給鱗飼育の方法は以下の通りである。角型!トン水槽2
悩にそれぞれ80欄体のイタヤガイ幼貝(殻高平均19.8囎}を垂下載興し,砂炉過海水を常時注入した。
水槽の海承交換率は1日蚤り1∼2園とした。また,水温は18∼22℃の範囲に講簾し,通気をかなり激
しくすることによって,水槽内の海水を流動させた。1つの水槽は無給醒鼠とし,偲の水塊には1B当
り約40グラム湿重の培養付着珪藻を投易した。その際,前年獲の報省書にあるように,欄々の珪藻鰯体
を分散させる処理を行なった。飼育実験の結果,無給餌区においては5昭後の生残率はわずかにL25%
であったが,一方紛餌区では92.5艶であった。また,給餌区においては殻長,殻高,殻鵜,生重壁のい
ずれにおいても増加した(孚&b玉e 1右{財)。これらのことから,培養付着珪藻はイタヤガイの館瞬として
有効であることがわかった。
ナマコ幼稚仔の飼育試験は以下のように実施した。付着微小藻大量培養装置を用いて,付着珪藻を培
養し,得られた藻体を沈騒および遠心分離によって濃縮し,その後脚籍した。その冷∼蒙珪藻を岡山県承
塵試験場へ送り飼育試験に用いた。なお,本試験は当水試の棚田・草加の濁既によって実旛されたもの
である。紹果をTable 2に示した。培養付着珪藻はナマコ幼稚停の館騨と:して非常に優れていることが
わかる。
これまで本培養装置によって得られてきた付着珪藻は惚虹。〃18,!野認30カ∫8,緬ρ加駕,〃θαro5/8齪
争いろいろな珪藻の混合試斜であったが,もし餌料鰯品等が高い珪藻種を単一種で大量に培養できれば
利用あるいは応用範囲が飛躍的に拡大するであろう。そこで,培養装罐に流す海水を炉過(ワインド
カートリッジ フィルター,5μ,TCW−5pps,アドバンテック東洋)および紫外隷殺菌処理
(サニトロン SS−10G,セン特殊光源)を行ない,装置に付着珪藻の1種梅艀ρ〃!8r躍。躍∬趣8を
接種し培養を開始した(Table 3)。培養麗始から憩田間はほぼ単種培養が雑持されたがその後他種の珪
藻や原生動物が増勢した。この結漿は前もっての装置の殺薗処理や流入海水の前処理が不ナ分であるた
めと考えられたので再度単種培養を試みた。つまり装置を前もって十分に次灘塩素酸ソーダで殺勒し,
流入海水を炉過(ワインド カートリッジ フィルター,1μ,TCW−1pps,アドバンテック東
洋)および紫外線殺菌処理(フ訟ンライザ2L,千代田工販)を実施した。結菓を?ab麺4に示した。
本報告審を書いている現時点で約3ヵ月聞単種培養は維持されている。また,5本の装置による総敬穫
量は約1kgにもなっている。
4.問題点と次年度計麺
付着珪藻の激種培養システムが確立された。従って,二枚員類を始めとして種々の水産動物に対する
各種付着珪藻の餌耕緬値を調べることが可能となった。今後検討したいと考えている。
一62一
T}ble.l Rearing experime'nts ef
yovng scallops fed with
evltureci attaching ditttoms.
Bay scallep
(Pecten albicans>
neble scallep
nebilis)
(!bj.L,Nxs
iBitrial
shell height
rnm
after 50 deys
23.0±3.e
27.1 ±3.7
2.5±O.9
3.4 ±1.3
wet weright
with shel]
g
survival
z
initial
dfter 50 dSys
19.8tl. 9 23.4±2.1
1.ltO.
3 1.B±O.5
92.5
97.1
Table.2 Rearingexperimentof
blueish type sea cucumber
fed with freezed attachring
SSiC!!LtavE tsgent .tnicus Selenkd
diatoms.
Body length Body wet weight !ndividval$ Svrvivels
z
mg
mm
IJ
Enitial
After 34 days
Table.3
62eeo
e. 3
l4.3
91.
36oeo
3
5S.5
Retio (2 in ce],] number) o.f tiAMGcwo]d tstEstz!$d.!tELsime
i" the harvest ebtnined by menospecies mcss-cvlture
system fer attaching micredigee.
Ddte ef
hervest
Navicula
remesissime
other
Pretoxea'
diatemste
Xov .26 ,l987(O)
1OO.OO
e.
oo
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Dec .4
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99.97
o.
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Dee .28
(32>
99.9S
o. Ol
Jan .s, l9S8(40)
99.65
o.
(48)
94.65
3.
jan .13
" Host o{
theen wes
yield
(wet wL g)
5.06
7,90
O.04"
3ZIO
09
O.26
21.50
82
1.S3
3s.se
Nitzsehii closterium.
Table 4. Menospecies mass-culture of Nevicule
ramosissima
PAte ef harvest
Oct
¥ield!5 brushes}', reanhnks
inoculetien
24, 19S8 (o)
from ene to
Nev. ,IO
{17)
tiev.
24
(31)
Dec
2
(39)
104.5
Dec.
l2
(49)
152.1
Oec.
21 '
(S8)
1?4.2
Oec.
Z6
(,63)
Jap.
5,1989
(74)
2e2.7
Jafi.
l7
(85)
l71.a
34.7g wet .wt.
"ve apparatus
trace amount of
AmRbgta and PrQtezod・
trace ameunt ef
protozea
trece ernount of
proeozea ・
trece amount ef
protozee , '.
trece emount of
98.1,
protezoe
trece arnevRt ef
pretozee
trece dmount of
GxtgEiareg and
・llrotozoe・ ,
63
∬1−!一(2)一①一d
画像解析による幼生集積域の予察
開始:6!年度
iヨ本海区水産研究所
木谷浩三・長田 宏
梅沢 敏・赤嶺達郎
/、粛尻目幻
彦二期のイタヤガイ幼生は.こψ(までの婿/宛ドよって海洋撮境.∼こ響きく’影響さ4毘飾’する
こヒが示咬諏ている.そこZ人工衝星はる粍一トセンシング画擁嗣し・て海擁i麹把
耀し,イタマガイ幼生尉羨域乞海二等境と刎翔皇陛をよワ明確1=し、画隊びよな効穿萄勿ま墜
下の荘めの鞭域予縁左行’う.
&,禰家吾法
/疹7等4月/9∼ユ7日ど/%8,年う月/6∼83ξ}’こ巽;施しなイヌヤがイ群遊幼生鵜調査1・より、
堕の’分や物{麺把握レまたそれぞ玖の二重期融こほ1ご同期し三訂尿シーンの人;ム衛星肋朋
一9め、4帽RR−1尺画激客作字し海況才己響き行ηた。さウ1こ露寒画像の絢隻乞薩めうため調
蟹鉢よう海開測調査,漂胤ブイ蓬蹄調査も行っ撫.この他/こ過,去に疑さ拠た誘調盃の結
界を暦齢.嗣い、購魔ヒイタヤガイ幼子分矩との肉イ京1こついてオ灸領しむ。
3,β肝胆
・下下姻ど・%鉾銅のイヲヤがイラ多膨力購調査幡哩は、イタヤカ“イ切生媚規
イ闘孝数はそれぞれ下帯縁,/o個峰乞ヴなかっ糞.こ才(ら老過去8耳門/こ実彪し糸同禄の備調
野州象ヒ比較:す疹(表コ参黒)ど,餅沸し〈イタヤガイ幼皇の出魂卑が下がって1、みことが
分る.この出勇秘画縁減うは、幼隻分布珍⑦遇碓群雄の上でわ爵孝多響客島よ1ざしでいみ。このた
めIR劇象{・よう海弟競漕生分娩の照撃力咽難とな・Z・咳噸こでイタや劃一生
め分布は,〉乏の訟{堤個鰍が夕σ湘ざ麺の二杖凱幼皇の分師と1まぼ同禄ヒなみ(回1,図ヌ考
熊)こ乞が朗らかであみのz・,今昇度は佗の二枚貝幼生の方布ヒ海浮畷境乞の照含を行っ澹.
・卿靭肋身娯幼勤労〉では,瀞鰍こ伽z雛分輔度嫡むDr域が断読的/鋭
めら淑(図3考照)塗の中配却で博/〃個4摩β∼以下ヒ与っている.このような商奮震が矩域
を/%ワ考4月/4aカ’ウ4月奥多aまZ・のエ尺勘4象(写真,省略り∼コよっZ綱が∼こ照遷してみると
いくつ棚海霧魏特性嫉粧・して防こどが分る,駅画筆で繊夏期閥1ことば5ば・綴分ゆ
ノ匂づゆ凱が認めウれるが,概旅胞蘇嫉綱が練1・海・ゐ乞揚幽瞬陀癬賜
筋幻爾腕見弊ろ畷粒移爵肪詑がで抽.荊漸就側への反嚇動渦流解
し、,抜薦齢側へ麟訂刷ラ骸欝。マいろ.継謡農癖蜘ま,恥き硯競隠繭吠
蘇綱’届嫌・ド疲側の徽却’こ翫しマ賄ズ鋤’くは,こ拠蝸;繊1・瓶しZし吻
るのz差充うψゐ。,ま蒼三隅条部引台の高下度蜘ま,よ9沖創こ分癖するノ奢7雌東豊す都豪、
水ヒの顕稽な前線域∼こ相省していゐ.
一64一
悉ムイ7ヤ刷彦逓幼鎚よび他のニオ籟彦脇拡の群糊萱一覧
調変心驚
探集定点総数 出現定点数 出現團理数 出現率(飼体数/調登点数)
(◎∼30m曳き) イタヤガイ 地の二枚員 イタヤガイ 他の二枚貝 イタヤガイ 他の二枚貝
29
1980無4月22日∼25≡ヨ
4月27B∼30B
2!
12
6
1
11
0
6
9
18
1
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44
4
4
3
4
40
28
47
33
44
1 1月308∼三 2月5霞
ユ985無4月218∼24B
1986垂導3月16El∼2工B
4月20日頃22日
ig87年鑑月19El∼23a
1988無3月16厳…∼231ヨ
10
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8
!983年5月9日∼11B
ま984隼3月14E!∼19日
塩月221ヨ∼24日
23
22
5月2?日∼6月2日
29
48
34
45
12
2
505 8635
305 5820
75 5085
190 9370
280 5345
5 3355
17.41 297,8
6.78 129,3
1.92 130.4
8.67 425.g
23。33 445.4
0。83 559.2
0 415
25 5900
3◎ 3830
0 37.7
25 2!?0
25 4410
25 4265
1.39 327.8
0.88 87.0
0.86 74.8
0.52 9!。9
0.74 125.4
10 3◎35
0.22 67.4
ヨ
≠R3.〔26’4’134.鉦20’
4◎’
29
44
38
窪5
45
39
198:年3月20日∼23B
/ )1
イ9ヤカ“イラ多遊参)生の7}σ薯分ヌ予
図/、
図敬二枚貝落遊幼生の)ド平分や(/卿耳
鰭橘欝県5瀧・”∼♪”纏
4月22臼∼25臼, 0∼30π曳’き,個
2『㎝
ノ
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丁数/炉)
ユ ご
ヨむむ ヨくゆ \
ず ゆ ノ緬・、憲
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@ 。
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◎、、 鴨”ローーレ●胃讐一
〇
’
’
図3.二放胆溶遊幼主の7払平分矩(ノ鯵=Z算
区i≠,ノ∫タマカ“イ雛遊i家ア」蜜の7み平1か師
纏霧ら訪日・o∼ヨ伽曵き’個
(/チ㌔8’7二尋=今乙月/9εヨ∼之3∈ヨ, o ∼三307ρ乙r
曳き,個イ鰯(/㎡)
一65一
IV−1一(2)一①一e 採苗・養殖施設の改良
開始:6!年度
水産工学研究所
上北征男・明田定満
1.研究目的
中層式廷縄養殖施設(以下,延縄施設という。)はホタテガイ,イタヤガイ,ワカメ,澱ンブ等の採苗・
養殖施設に豪いられているが,漁業者の長年の経験に基づいて製作されることが多く,醗波性・耐久性に問
題点があることが指摘されている。そこで,波と延縄施設の動的応答を考憲した延縄雄設の合理的な設諾を
算法を確立することにより,耐波性・耐久性に優れた廷縄施設の開発を冒的とする。
2.研究手法
延縄施設の波に対する動的応答を明らかにするために,波勤場に設遷された延織施設の動揺特性に関する
水理実験を行なった。水理実験は水産工学研究翫の2次光不規則波造波水路(長さ欝糠,犠!雛,深さ2.5鵬)
に縮尺1/20の延縄施設模型(養殖篭模型である沈子の係留駅長を§,25,50c麟こ変化させた延縄癒設模型)
を幹童部水深3a,§0,76c雛となるように設置した。波周期1.0∼3.2s劔,波高2∼30戯のうち團水路で造波
可能なケースについて,造波時における浮子および沈子の運動軌跡をビデオカメラで撮影するとともに,防
水型三分力計により沖側および岸翻係留索に作濾する変動張力(鉛薩成分.水平2成憂〉)を計測した。なお
,浮子および沈子の運動糊生はビデオ画像解斬装置を使用して解析した。
3.研究成果
①中央浮子の鉛直方向最大変位Yを波高Hで無次元化したY/頚は,幹縄長波長比2£s/しが大きくな
るに従い大きくなり2£s/L嵩1∼2で極大値をとる。さらに22s/しが増撫すると喜々に小さくなる
。②Y/慕は波形勾配H/しが小さいほど大きくなるがバラツキも大きくなる。③Y/Hは幹縄部水深が浅
くなるに従い複数の振動モードが観察されるが,幹縄部水深が深いと単一の振勤モードだけが観察される。
④Y/Hは相対水深h/しが大きくなるに従い大きくなり,h/L=0.3∼3。§で極大値をとる。さらにh
/しが大きくなると徐々に小さくなる。⑤申央浮子は波高の最大2倍程度の動揺を示すことがある。⑥係留
索変動張力を静水時における初期張力で無次元化した欝/F⑪は相対水深釜/乙が大きくなるに従い,また
,幹織部水深が深くなるに従い小さくなる。⑦F/F。は波形勾配薮/しが大きくなるに従い大きくなる。
⑧F/F。はし/2$=6.5付近で,また2愈s/L鞘2または4付近で最大値をとる。
4。残された問題点
今後に残された研究課題(または実験項目)は以下の通りである。
①浮子・養殖篭の配置による延縄旛設の動揺特性の把握。②不規則波中における道順施設の動揺特性の把握
。③延縄施設の波に:対する動的応答に関する数値解析手法の改良。④養殖生物の耐振動特盤の把握。⑤環地
延縄施設の動揺特性に関する計測方法の改善と資籾渓集。⑥水理実験結果と現地調査結果および数値解析結
果との比較検討。⑦現地延縄施設に鰐する具体的な勤揺低減方法の提言。
一66一
編辞
緩蕩講
霞薦計
亨
露邸650
浮子
/ 8!
1£P
?J
沈子
スチン賦ワ仲・
!㎏
5㎏罵分が計
三分力爵
{圓τ,翻
豆 認6704
図1 中層式延縄養殖施設の模型
20
2、0
◎◎○憲
08
0羅・竃
エ
弟。
署
d♪088§
鱒
O
∵ロ
翻
姦 騎
猿 ロ
○
夢盗会食声鐸
騒
鶴塁∴%
ミ10
>・
曾
o
o
血
0 1 2 3 4
5 6 7 8 9
0
1.0
◎.5
2毘s/入
1.5
h/λ
図2 中央浮子の鉛薩方向変位と幹縄長波長比,.糧鰐水探(p.関係(波形勾配0.
015以下)
(幹三部水深 ○:30c田, O:50c孤,△:70c妄n)
15
..
1,0
、.0
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璽。
蟹Q
灘曇1騒8鎚
三韓婁昌
王 2 3
尋 5 6 7 8 9
0
Q5
2£s/λ
図3 係留索張力と晶晶長波長比,相対水深の関係(波形勾配G.
LQ
舞/λ.
G15以下)
(幹縄二水.深 ○:30c憩,□:50crn,△:70cm)
一67一
15
rv−1一(2)一①一f 母貝集団形成技術
開始:61年度
島根県水産試験場
由木雄一・高橋偶武
1.研究目的
海洋条件のことなる海域でイタヤガイの三期実験を行ない、移動、生残、害敵、成長、産卵等について検
討し、母貝集団の形成自衛について考察する。あわせて,天然海域において母員藥醸を形成し、再生産に関
与させる。
2.研究手法
半閉鎖海域である加賀湾(畷1ム、水深10m)に害敵防止のための保護枠を設置し、大型・小型のイタヤガイ
を中間飼育(7,000偲)し、害敵の少なくなる時期に枠を開放(放滴)した。圃時に開放性海域の美保湾(図1B、
水深20m)でも放流(12,500側)を実施した(図2)。潜水調査、水仙TV、試験撮業(ビームトロール)を行ない、
緯員集団形成方法について襖討した。さらに、試験採苗、浮遊幼性の調査(ノルパック鉛直曳)を実施し、母
貝場での放流イタヤガイの塵卵について検討した。
3.研究成果
(1)開放性海域におけるイタヤガイの放流初期(8日後まで)の生残率は高く、移動は小さく5伽程度であっ
た。放流イタヤガイは夜閲(20∼03時)に動きが活発で、臼中は銘較的静かである。放流!ヵ月後の分散は大
きく追跡調査は継続できなかった。
(2)半閉鎖性海域では食害種としてイトマキヒトデ、テングニシ、ヤドカリ類が確認された。保護枠肉の
イタヤガイの成長は順誤で大型員の成長率はGほ闘/day、小型貝は0ほ?囎/dayとなっていた(図3>。また、生
殖腺の成熟も良貯で11月には平均δ,3gにまでなった(畷4)。今年は特に、イトマキヒトデの出現量が多かっ
たが,定期的な駆除と保護枠により生残率を向上させることができた(図5>。10月時点では大型貝が約8脇、
小型貝が9鑛程度で、その後の滅耗は小さかった.又、昨年の放流貝をわずかながら(4籏)確認することがで
き、正確な分嶺密度は明らかでないが、1年以上たって多少とも生き残っていることが立舐された。
(3>生残員の産卵を確認するため、試験用苗を行い平均付着数◎.8欄を得た(表1)。この時期の天然の付着
はまだみられていないことから、わずかではあるが、放流イタヤガイの産卵が確認できたと思われる。付着
稚貝の大きさから、付着のピークはこれから(2月以降)になると推定された。
4.残された問題点
開放性海域での放流員の初期の生残状況は萌らかになったが、その後の逸散が雰常に大きく実態を明確に
することができなかった。単蘭鎖海域では保護枠による害敵防止と、生残率の向上を累たせたが、母員集随を
形成するには翌らなかった。稚貝の安定確採と、放流貝を再生藍に関与させるまでの長期的な保護方法の囲
発が必要と思われる。
一68一
加賀湾
潜戸轟
(小型皿)
きロリ
2G
\ ・費ミ
》\)区
(大型∫D
50
) _,④
2。m
`
㌔
報
㌔
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対
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黙
日本溜
美保湾
力目箕
20
Q
, \.
(メ:型員)
(小型貝)
数
擁箕 境 ◎
(暢} 筆Q
ノ 、
ぐ k\
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1 \\・30m
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穀 幾 (mm)
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㍉
\、.
\・、
図2放流イタヤガイの殻長組成
、巳田田
、1。離
図1 放流調査海域
12
季0
30
生
8
殖
膿
20
6
璽
4
(9)
数
2
竃o
一_一一一一番’’
0
(%〉
8月9臼 9/2
10/5
11/1
o
40 50 60 70 80 9G 100
図4 大型イタヤガイの生殖腺重蟄月変化
殻 畏 い甑)
図3 保護棒肉で中間育成後(11月1欝時点)
のイタヤガイの殻畏組成
小型貝
100
生
90
ム、
−馬
`亀
、悔△嚇
表1試験採苗器の結果
残 80
隔、亀㍉ゑ
大型貝
(設置11月29臼、園田1月10日)
70
、率
採黄器番号
付着数(㈱
1
o
2
o
3
1
4
2
5
三
60
殻 畏(田蜘〉
(%)
50
一
臥4%0η6 留9 %2 1Ψ5
一
0.壌
図5 イタヤガイの生残状況
0.4、0.5
(保護枠内外の生残率)
O.75
一69一
W−1一②一①一g イタヤガイ漁場管理技術
開始:61年度
鳥敢票水産試験場
古霞普市
!.硬究鼠壁
本黙沿岸域へ補給されるイタヤガイ浮遊幼生が近年擾めて慧水準であることから、浮遊幼生
供給源としての爆平蕪幽形成試験を実施し、漁業活勤から影饗されない海域内で再生産供給源
としての母賃集顕形成を核とする漁湯形成技徳及びこれを効率的に管理する技徳を確立する。
2.硫究手法
皿貝集隣形成試験として、入工礁海域(水深40mの海底) (図!㌶〉に毅黒してある計93籠
合計157370魑のイタヤガイを、昨年獲に鱗続き一定期間後スキュウーバ潜水により回収して、
生残状況、成長、成熟状況及び駁容麓の義塾性等について検討を擁えた。一力、鐸海域凶ヘイ
タヤガイ議員を母員と瞬様に峻固して、その生残状況についても検討を擁えた。また、天然イ
タヤガイ分搬生態及び漁業活動を掘握するため、試験早業、漂本船調査、市場調査を実施した。
3,研究成果
働貫集団形成試験(表1)としての牽段麗による海底叡容方法(騒2)は、昨年震(!987隼)
生残摩(S沁.33〆1.2年)、成長及び成熟状況とも良結果を承さなかった。これは、ナ段雛の
綱躍が12節と狭く、網目にヒドロ虫類等多くの付着生物が詰まり、籠内環境の悪化および付
蒼物重量増大に起因する揚上浮力低下による籠底部の破損等によってイタヤガイの日車があっ
たためである。 本年度は、この点を考慮して、綱国を8節と大きくし、揚上浮力を2倍にし
たので、付着生物による籠内環境の悪化および海底面接地の防止ができ、昨無農に比較すると
2倍強の生残率(SユO,85/!0ヶ月)の向上がなされた(図4,5)。
一方、圖海域内で底層採苗(図3)を婁施し、浮遊幼生低水準期で採苗器エ袋当り箪均109
飼の好結果を得た。また、採負したイ壁ヤガイ礁員を母五濁雲華段籠内に牧醸して、海底に設
置し(表2)、生残率(S・0.882/4ヶ月)、桑門の成長及び生殖腺発育状況も野結集を貸した。
この結果、漁業活動に影響されない海域内で、慈i層採苗から推貝の態i贋育成までの一連の入
為管理を実施すれば、母員の量的確係がなされ、さらに再生産群補給の意義は達成される。
本年度(1988年)の本県のイタヤガイ漁獲量は、約16トンで昨駕に比べると大きく増大し
たものの、依然低水準傾向にある(図4>。
4,残された問題点
1)母語集照形成区からの再生産群著底機構の解明の検討。
2)浮遊幼生低水準下での効率的採苗方法の検討。
3)大量種苗放流による漁場管理技衛の鹸討。
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熱夷は昨無(ユ987隼)、単黒夷は本無G938隼)の漁獲
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図5・.収容イタヤガイ艘長の成畏及び艘長総成..
(長罵轟沖収容イタヤガイ)
一71一
二一1一(2)一②一a
漁場における虚貝の成熟産卵促進技術
開始:61年度
養殖研究所大村支所
由ロ∼登・沼ロ勝之・上田和夫
1.研究冒的
由口県笠戸湾の実証漁場において,アカガイの母貝集団の形成に役立たせるため,養成アカ
ガイの成熱産卵を健進ずる手法を開発することを自的として,62年度に引読き,漁場の水温差
を屑罵した上層垂下による成熟捉進の効果について検討した。
2.研究手法
香州県粟島で養成した3年生アカガイを使絹し,プラスチックコンテナー(46×3G×17c磁,
糧砂1/3容) (B),およびプラスチック製野菜籠(C)に,それぞれ15個体を収容し,延縄
式筏から上層2m層に藁下した2群を試験群とした。また,野菜籠に15偶体を収容し海底に設
置したものを対照群(A)とした。試験期間は5∼1◎月で,期間申4画各日から1籠ずつを取
揚げ,口中の凝集素価を測定するとともに,生殖巣の発達状態を魍織標本を作製し観察した。
3.研究側目
実証漁場の2m層および底履の水温は図1に示すように,温度差は2∼5℃で5月中旬から
9月下旬まで,つねに2m層が高く推移した。
生殖口の発達状態を図2に示した。 7月12闘の時点では,試駿群8,C,対照群Aの3群と
も生殖巣の発達状態は近似しておりS捻ge班の段階までであった。8月8習では試験群が対照
群に比鞍して発達が畢く,試験群の方がS捻ge鐸の飼体の出翼頻度が高かった。続いて, 9月
12目に取揚げたものについては, SしageVに達した姻体が試験群ではBで36%,Cで73%認め
られたのに薄して,魁照群では全く認められなかった。また10月13響には日日ともS捻ge聾,
Vの僚体のみとなったが,試験群の方が,対照群に比較してStageマの欄俸の幽現率が高かっ
た。つまり,今幽の結果も,62年度と岡様に試験群の方が鰐照群に比較して生殖巣の発達が早
い傾向が認められ,底厨に比べて水温が高めに維移する上層に垂下したことによる効果を認め
ることができると判断された。
次に,アカガイの生理活姓の揖標と考えた1血中凝集素価の変鋤(麟3)についてみると,5
月から7月にかけては試験群では急速にその値は増大し,また,対照群では緩やかな増大傾向
を示し,7月に共にピークを示した。それ以降は各群とも低下傾向を示した。この試験群およ
び繋照群両春の凝集素価の季節変動を総括的にみれば,概ね試油剤の方が高い値で椎移した。
4.残された問題点
アカガイの威熟は同年署員でも大型貝の方が生殖巣の発達はよかったことから,今後は母貝
の質の面も考慮して成熱捉進を図る必要がある。
一72一
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図3.アカガイの醸中凝集素緬の変動
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宙一!一(2)一②一B 母貝集団からの天然採苗技術
開始:61年度
由口県内海水産試験場
大橋 裕・河本良彦
1醗箋 羅醜 下訟市笠戸湾で育成中の母翼集鑓が,本年度は2隼i薯の産馨になるので,
これに由来する浮避幼生の出環隷混を艶握し、また採薄講験を異箆して麺率鮒な採麟方法を襖
討する.
露護箋手銭 対照海域として地蒔養殖翼の一部が毎年産舞していると考えられる光撫
地先を選定し,爾海域でネット曳により浮選幼生の撮境時期,水平的,垂慶釣分霧獣況等を講
査し,採苗遷期,場所,水潔等について墓礎資舞を得る.採黄誤験でξま,蔭癒式課驚芳法につい
て,圭段式と多段式(3段1の2種類を笠戸湾準菰と光毒芦俸地先で比載した。また付着器鰐に
ついてはノリ鯛の飽に,化繊マブシについて試験した.
3爾箋薦難 (1)浮遊生物等の沈殿鍵=ノルパックネット〈XX13)の採集物の2喚時岡後の
沈殿鐙は,笠戸湾では全磨黄,上半麗曳とも8鍔上鯨までは三凱3楽り:撃均29副以下で,8層中
旬と9肩γ旬に6⑪∼75瞬のピークがみられた。光市地先では,6月下驚には爾餐とも鎗慮以
下で,その後上串層は20∼70耐の周で変動したが,全層は7霧下旬のピーク(70麟〉後は翌0∼
30而で携移した。
(2)二枚員類の浮遊幼生:笠戸湾,光京地先ともに主な出環種はユキミノガイ型,トジガイ
型,マガキ型等豹沁種類で,そのほか種類不明のものがかなりみられた。アカガイ型幼生は6
罵γ旬に蔚巻で1バ当り平均13灘体,後餐で爆3鷹体の出麗がみられた.ア理∼9据上旬には髄
者で1蟷像以面卜,後者で纒訟5魑嫁以下に減少したが,9月下旬から爾轡とも懲増し,1明中
旬に笠戸湾で73翻体,光斎地先で139偲体となり,その鰻懲遼に議少して,嫉月中旬には爾春
ともほとんど出現しなかった。
〈3)芙然採苗諾果:アカガイ稔翼の韓着鍛は,7∼11弩設置(7撰設置1では爾海鰻とも1
かご平均1⑪催体以下であったが,9∼11月設置19月設置)では笠戸湾牛石で29.1鯉簿,光衛
戸伸地先で24.9鶴体であった。1段式と多段式の各段では,7鍔譲置では多段式の下段,1段
武の顯で多かったが,9月設置では1段式が絶の釣2倍多く,次いで多段式の中段の藏で,上
段が最も少なか・)た、付着器窮では醤着敷はノ夢講が化繊マブシの平均豹1.5倍多かった。
磯残された岡題点 3か奪の調査で,弼海域ともアカガイ型浮邊幼生数纏年々懲撫繧向
にあり,特に録負集団を造戒した笠戸湾の増加率が高い。また,着薩式採螢法の翻発で,従来
の垂下式と比載して,雄貝の付着数が数倍∼数10倍に増加し,特に,9拷設麓の1段式が良か
った。今後は,この母貝集団の雄持管理技衛を礎立し,より効率的な採苗器韓を甲羅し,茨然
採苗による効率的な責源添撫技衛を欄発し,資濠の増大,再生産に鮎びつける必要がある。
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劉2 アカガイ型浮遊幼生出環状況
○:全層曳(厳層∼裏層}6地点の平均黛
轡=上単層曳(中口∼表罐)6地点の平均籔
表1 アカガイ天然撮苗闇闇
アカガイ稚貴付諮灘{iカゴ畢均〉
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7∼1環
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母貝集団形成と採苗環境
開始:61年度
南西海区水産研究所
有馬轟轟・大池数臣
梅沢 敏・福原 修
玉.研究目的
山口県笠戸湾においてアカガイ母員劉璽を形威するため実証漁場に2,3年員を放流し、へい死、成長を追跡し・母貝集
団の管理技術を検討する。また産出され為浮遊幼生の動態を推定するため、流況調査により海水流動を摺握する。
2.研究手法
①図1に示した棚を昨無と岡様に海底に設置し、砂を敷いて3年員を放流し、成長、生残を追跡した。
②環境講査として、水質、底質、懸濁物等の調査を行った。
◎産卵期に笠芦湾の母員放流地点付近で衰雇、玉()ηa履、三5m履の流況調査を行った。
3.研究成果
①図21d987奪とig88葎の棚放流員の威長、生残結果を示した。1988年に使用した母貝は・香ll薩の3黛員
であるが、慾年と比べてやや小ざかった。員の春から夏にかけての残長は、四葬、本年ともに悪かった。
へい死についてみると、前記の棚収容貝は上下段ともに秋にかな砂へい死したが、本奪はほとんどへい死しなかっだ。ま
た、成長や生残に上下の段による差は認められなかった。本年は綱年大量へい死する海門カゴ飼育員でも1まとんどへい死が
みられなかっだことから、何等かの環境要菌が変化し全般的なへい死の絨少をもだらしだと考えられる。
収容貝の生殖腺の発達を組織学的に検討しだところ、上下段ともに、生殖腺の発達は噸調で、9月上旬の試轡で産卵期、放
精期の綴織鍛が確認されたことから産卵盛期は8月の中、下旬にあったことが推察された。
②底質の硫化物や、有機炭素、有機窒素量等には、例年と差はみられなかった。本間の水濫は例年と地べてやや低め1こ推
移し、高直水田の最高値は22。Cで、へい死の多かった前年に比べ約三℃低かっ角く図3)。
水湿以外にも水中のク1コロフィルー&漢度に変化がみられた。図4に玉987黛から1988年にかけての袋層と底屠の
クロロフィル・a二度の変化を示した。1987年は例奪と同じく、一紙のクロほフィルーa三度は秋から冬、春にかけて高
く、初蓑に急激に低下する傾向を承した。表屡のクロロフィル・aは、底穏と逆に二二に上昇する傾向を示した。しかし、
圭987痒の秋から1988年春にかけては例奪と大きく異なりクロロフィル喉濃度の上昇は爾屡共にわずかで低いまま
推移し、一方初憂1こもクロロフィルーa澱度の急激な低下は見られなかった。初山のク嶽ロフィル・a漢度で紘べると198
8奪は前年より約5倍程度高かった、
③流況調査の結果は、基本的には衡来と二様に岸に沿って反時計回りの量駈れが観測された。玉0憩,15m贋で漂流板の
移動二心には大きな差はみられなかった。
以上述べたように、笠芦湾に収容したアカガイ母貝は緩やかに成長し、ほとんどへい残することなく生殖腺は順調に発達
し8月に産卵したことがうかがえる。産卵きれた浮遊幼生は、流況調査で示されだ湾内の反時計回りの流れに繋って、移送
されるものと考えられる。
今回の調査結言からアカガイの弓長、生残に影響する要函として、員の代謝速度に影響する水刑(特に憂の高水温〉藁び
に貝の餌料と想定される植物プランクトン量(特に底層での夏期の低下〉をあげることができよう。
4.問題点
笠戸湾でアカガイが成熟産卵することが明かとなったが、さらに貝の成熟期や産卵期の予測と母員の生理状態のモニター
手法等についても考えて行く必要があろう。
また、アカガイの岐長、生残に影響を与える要露として承温と、植物プランクトン量が閲係していると推定された。しか
し、両者がアカガイの成長、生残とどの様に対応しているかについては、今後十分に資料を蓄積して行く必要がある。
一76一
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図エ 放流用欄の模式図
函2 棚放流アカガイの全重量と生残率変化
全重量、1987年放流 ○:上段、ロ:下段
1988年放流 △:上段、▽:下段
生残率、!987年放流 麟:上段、團:下段
1988年放流 5
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図3 実証漁場の表層及び底餐水温変化
○:表層水温一1987年一1988年
愚:底溜水温一1987年一1988年
一77一
図4 実証漁場の水中クェコロフィルーa濃度変化
π一レー(2)一②一d
環境変化による病態生理の解明
開始:61年度
養殖研究駈
池田諏夫・乙竹 充・石田典子
研究蟹酌
水温の変動する天然海域における飼育において、夏期から秋期に趨こるアカガイの大量髭死は、
高水温による生理異常によると湾えられでいる。そこで水漏を調整した海水を飼育に用いて、アカ
ガイの野卑との闘連を調べるとともに、生理的な変化から大難罷死を予察する再能盤を遍及するこ
とを試みた。
研究手法
香測票産のアカガイ2年員を10◎賜容水回に86掻ずつ収容し、通気を行ない、横網としてテト
ラセルミスを与えて、i5℃、2e℃、25℃の調纒海水及び原海水の4種顛の海水を解いて飼癒
した。飼育中に3回、隻0奇体ずつ閉殻筋より採卑し、ヘモグ貿ビン量はv一掃即鍼の方法によ甑
血清蛋白質鍛はLo騨y法に遠心骨離を継合せた昨年度の瞬様の方法で測辞した。また、常法により
ゲル游過及びポリアクウルアミド電気泳動によって蛋白質の纏威変化を調べた、
研i薙成果
各調温水の水温の変化と盆5℃飼育群の麗i無数を図1に、原海水飼育群の結黒を図2に煮した。
三5℃群と20℃群では難死がみられ黙かったのに難して、25℃群と原海承群では蜷死がみられ
た。艶冤は25℃群では原海水群よりも皐期にみられたこと、原海水群で勤労高水渥聴よりも秋期
に向って、水増が下降する聴期にみられたことなど、その傾薩に捻差臨みられた。
画液申のへ瞭グ慣ビン量と磁溝中の蚕白質量の変化を表1に示した。へ箸グロビン量は一鰻の硬
骨魚類のそれと地響して10労の至程度と葬常に低いが、飼育期聞が長くなると上坐する傾向を承
した。一方、蛋白質鷺は大きな変化はなく、やや滅少の傾向を回したが、鋒年度の測憲億よりもや
や高い値で推移しており、飼育条件等の外部要薩の変化に起囲しでいるのではないかと考えられた。
ゲル斯学分析及び電気泳動による壷清蛋白纒成に捻縛期的変鵜1ま認ぬられなかった◎このように㌔
高水渥が夏期から秋期における大量髭死の原因として特定されているが、ヘモグロビン鑑や血溝蛋
白量及び蛋白組成の変化等蛋白代謝に蜀遷する懸標からは、艶死原顯を籍零することはで蓮なかっ
た。
残され海蘭題点
大羅艶冤を蛋白代謝の面から検討したが、原霞を特回することはできなかったので、水濾の変載
に伴なうアカガイの坐理的変化を水渥ばかりでなく、底質、餌料の毬類等との麗運で説曝すること
が必要であると考えられる。灘死療圃が蒋驚されれば飼青管理技徳の面から亀鑓死を軽滅させるこ
とが可能となる。
一78一
25
水
温20
℃
)
15
手
↓
↓
10
Jun. Juし Aug.一 Sep. Qc之,
図1
調温水によるアカガイの水槽内飼育中の水温変化と艶回数
塑回数は25℃麟育群のみを表示した
15℃群と20℃群には艶事は見られなかった
矢印はサンプリングを示す
水25
温
↓ ↓ 幽1
’℃
)20
5
4艶
3死
2数
15
葉
。
」冒自, JUt,
闘2
Aし謳9. SさP, Oct.
原海水によるアカガイの水槽内飼育中の水温変化と艶死数
矢印憾サンプリングを醒す
表1 アカガイ血液中のヘモグロビン量と礁清中の蛋白質量の変化
璽50C
6月6欝
7月14霞
8月25臼
1◎月7霞
a5℃
20℃
原水
1020=と258
3.5?±0.30
1181±225
1331:と308
13三6±282
3.25=と0,53
3弓62ゴ=0。74
玉12玉目206
3.34±0,77
119iゴ=268
3.29±1.00
王269=ヒ267
3.29ゴ=0.32
呈i32:ヒ286
1282:と:296
3.0呈=量=0.45
3.28=とG,亘5
3.29:ま:0.80
1508二圭:222
正68{茎±:329
12型士460
玉491=圭=331
3.21±0。52
3.28=と0.62
2。93:と0.51
3,02±=0.54
上段 ヘモグロビン量(難9/d1平均±S.の
下段 撫リンパ液蛋白量(鵬/観1平均士S、D)
一79一
IV−1《2)一③一a
バイ漁場における貝類の複合生産技術
開始:61年度
島根桑水産試験場鹿島浅海分場
吉尾二郎・石田健次
/溺麺的
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酋∂3去よリ・黒鼠参こと駐、貞罷め寡苗学道透域に万・熟む実盆し、著及効累2舶らう。ぽ瓦、
従まからの落遜卿隻鍾浅蔓雨蓋と、イ橘厩毛ニダジングを行う。
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翻虚陶みお鎚と・た諺議論礁と煽擁二夘ング繍切盛の懇1、
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3,厨嫌
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収め尺。うむ王.戸のノ窃唇式麺の遭葦壱の実施して、、ゐ垂ヂ下下方法と比藪:ずるど、4
∼5捲の採苗成績であっ之。カニガコ劉周の採苗癩な、St召ぞ露・の/嶽苗の・量以勧
面輔であっ3(が・5む,ち・アぞ)δ畑鼠型と)轟の点本を収めκ、ぢも召ぞ幼刃ニガダ細論}の
4振}亭、3納影響による後の冒羨多塗,ノが漁屠橘えわれκ.
髄幼生劣砿慶♪臥老冒、拶磁、とも非事1(少なく、辮磐論ず“みにゑわ稼がフ之.宛
4ぞ4}垂7:1氏によ参付着観モニタリングぞ・感、2月時薫での柱着地停か撚巌の殆んどを愚
あん。この⊃てから、騒紐(方σゐ予予のイま着盛期瑳/月堅三旬と,言えら教之.
・今」纏の厚下のイタ絶摺.採翻ズ湯宿、芸葱袋/弼勧乎嫁塑ケの採齢数乏・あヅ、各彪とむ
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較すみと・窒以手の痒苗数ぞあり・礎責辮”慮さ刃ミうや一薪われ参、
4.残され之)訂顯点、
こ爽まその切鬼成累から、昂欝昂駕戸外海戯ぞ講苗3法)叡、鷲鵡縞お法が優れるこ
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一80一
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一81一
∬1−1《2)一③∼b
貫類の複合種苗放流技術
開始:61年度
鳥取票栽培漁業試験場
渡認俊明・古繊普平
工,硫究目的
バイ資源の増殖を冒的に,十階湾を中心に鏡けられている人工野選数流事業慧蜜凝姦なお劾
畢を認めるに笙っていない、 嶺薪寛は,このような敏涜手法を晃蕊すととこもにラ天然資灘の管
理手・法を検討することにより資源増殖にi費するこ二とを爵的とする。
2。硬寛手法
放涜誰員の最大の績耗避難と考えら轟るモミジガイによる秘期の食蜜を離象に,これを風除
する手法を検酎し漁雛での婁誕飛電を行った。実談には図工に承す実母区,及び対照匿を図2
に示した位置に殻定し,平均殻蕩9.8嵐1議脳の稚員笹々傷000耀を絞藏して7濤綾の生残率を駕
撰した。また岡海域に園3に示したケージ6基を固定し,旗流密農を焦較綾討した、∼方湾溝
に設定したバイ籠禁漁区域に鷹4に験した産卵器1鶏口を設置し2藍卵盤を写象区と此称した。
3。研i兜成果
(1)寅証実験の縮窄,停職放流7漬畿の露位三分庵密農嫉懸5とな診,モミジ毒イ駆除鼠に離
照区を上燗る生残率が維定さ凱た。また、この間、敏弾帯員の憂議籟腰蟷懸ぼ15灘以残であ
った。これより、モミジガイ移動遼夏を追撃した昨隼農の緩墨を考慮すると、穫員数流域に熱
し、さらに2伍n穰度熔い駆除雛囲でこの閣モミジ薄イによる食霧を驚除で曇ること渉夢灘き轟
た。(2)0−200偲/㎡の範囲で放滋密農の異なるバイ平炉を海串ケージの肇で遣懸;した麟果、 7
銭後の生残率はいずれも極めて蕩い結果を得た。上寵の分激遼度を考慮すると、集申釣な稚員
敬流に危険控は少ないことが予早きれた。
(3>以上の織果より、従来モミジガイが分布する海域に、広く、夢解震で行われていた穫員数
流はモミジガイを駆除した範囲内に、 より藥中的に行うことにより、放流初蝉の愚ミジだイに
よる食害を防止できるものと考えられる。
纏)禁漁域内に常設した1◎2基の産罪器により、表1に派した罪のうの轡藩を得た、これに討し、
隣写して設けた対照区では、卵のうを発見することはで嚢なかった。な;お、籠縷によ滲薦区に
おける成員の分掌に、 この間:融きな差がないことが磯認されたことから産卵器の設題が漁場の
再生産を捉逸する可能{生が示された。
4。残された聞題点
種黄の放流に瞭しては、モミジガイをより効率的に駆除する漁業者レベルの手濠を確立し、
さらに漁獲に至るまでの効果を確認する必要がある。また、天然資源にあっては産卵基物の少
ない承域での再生産の実態を鋸らかにし、魔郵器設麗効果をより明磯な:ものとする必要がある。
一82一
Ll・・1を魍5 6:産卵器(紬出納)
伴掻3獄)
__憂__難翻㌦調査繊漏_識臨
実験区の設定 観/㎡20 握琶1
海中ケージ 5 10 総 20醗
図5 放流員の力位別分布密度の推移(放流78後〉
衰肇 バイ卵嚢付着量,及び卵月数の推定(Line。1−5)
産邸器 抽出日数 郵圃す蟹 卵測寸籔器 卵場数/器凝 醤諺卵嚢総数 5冒校数/卵嚢 {寸着卵粒語数
雪由出日 ξ藁類 叢女く哉) (B) 器妄曳くC) 総峯女(0=《洩C/B> (ε,死闘鐸区謹ミクト) (F二5、ε〉 (G> ‡2 (Fx6)
198$. 2本雛 6玉
28
8
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8窪し。
7.13 3本績 哩i
9
$
36.4
250.6
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2本総 61
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50.8
196.0
呂, 2 3本総 弓ま
18
15
34,2
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G,710.o
産卵器1懲繍
20藏
Liae(!連)20器
弓,56窪.P
2本総 61
20
8.23 3本総 駅
20,
28.oニヒi3.9
了
2L皇
?2,s
2.589.畦
6
i2.3
I21.0
896,7
122,091
857,純7
3王,5窪7.9
窪2.3ゴ:18.6
691ほ68
283.蓬1i
58.3:ヒ…5,9
150.88窪
52,251
畦GO賃
計
61.5G§55
!02
2,彦56,953
図鶏 産卵器概略図
‡i.2 しine.§取り据げ誠穏の濁定腰
一83一
π一1《2)一③一一。
イタヤガイ漁場における貝類の複合生産技術
樗覇女台:61年度
日本海区水産研究所
赤嶺達郎
ユ,研究射的
イタヤガイ,バイは島根県沿岸から鳥取県沿岸1こかけて分布している.この2種の貝類は分
布域が一部重複しており生息場の競合がみられるが,食性については競合しない.この様な生
態的特性の中で調和のとれだ漁場利用方式の確立を匿的とする.
2.研究手法
第1∼皿期に得られた,激語網サンプルによる底生動物の分布,標本船データによる漁業実
態,浮遊幼生分布,母語の抱卵量等のデータを総合的に解析することにより,美保湾を中心と
する海域においてイタヤガイとバイの複合生産技術を確立する.
3.研究成果
この海域では東から対馬海流第一分枝が流れ込み,西では日本海固有冷水が沿岸域へはい上
がるだめ,島根半島沖に渦動域が形成されやすい(図1),イタヤガイ浮遊幼生分布調査によ
り,この海域に浮遊幼生が集積することが確認されだ(図2).しだがって,美保湾内を中心
にして底層採苗施設を設置することにより,天然稚貝を大量に確保することが可能である.し
かしながら,現在では天然舞員は極端に少なくなっているため,大量の稚貝を得ることは困難
である.一方,大型養殖貝は天然貝の2.7∼3.8倍もの抱卵量をもつことが判明している.した
がって,既に普及しつつある隠岐諸島から島根半島沿岸の養殖業を拡大するとともに,養殖期
間を産卵後まで延長して,これらを母貝群とすることにより大量の稚貝を確保することが可能
となる。
鳥取.・島根両面沿岸の底生動物相には基本的に大きな差は認められない.水蜜の高い島根側
(図4)では鳥取側よりも分布域がやや深くなる傾向があるく図6).鳥取側では砂場.島根
側では泥場という底質のちがいが動物相の差の主要因である.鳥取側はなだらかな砂場でイタ
ヤガイの良い漁場であるが,島根側は急深でイタヤガイ稚貝が生き残っても成長が悪く漁場と
して成立しにくい(図5).標本船による漁業実態調査より,美保湾およびその周辺海域はイ
タヤガイの良い漁場である(図3)。天然採虚しだイタヤガイ稚貝をこの海域に大量に放流す
ることにより,大幅な漁獲増が期待できる.さらに美保湾ではバイの放流が行われており,遍
正な資源管理を行うことで,イタヤガイとバイの複合生産が可能となる.
4.残された問題点
イタヤガイの天然採苗技術はほぼ確立されたが,底曳・縄・釣り・網等の漁業と競合がある
ため,漁業調整上の問題が残っている.
一84一
40●
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図1 Phosph麟e−Pの分布(水深10m)
図2 イタヤガイ型浮遊幼生の:分布
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.図3 標本船による.イタヤガイ漁場、
図4 .CTDたよる永混分布.(勘艇年7月置
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スダレモシオ
アカホシコアシガニ
爪ロヌメリ
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表βン民
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中央水,
コシマガニ
卜{胴一噸.
申禽・k.
一.
ゆ 購
テ敬 .
.図ξ湿:夏季山陰海域の水系モデル
図6 底生生物の鉛直分嘱の比較.
一85一
.15◎
w−1《2)一③一d
ホタテガイ漁場における貝類の複合生産技術
開始:61年度
北海道区水産研究駈
俘藤罐・矢野難・酒井保次
1.麟i究獲麟
ホタテガイ漁業紘銭が国の蕊方浅海域における葺顛生産の大都憂を支え.透卑の生産は20万㌧台
で推移しており、今鍛の鱒累算徳の確:立によ滲一層の増慶麟期縛されて恥る、この曹景のなかで、
ホタテ戴イの効率的な増薙盤擁システムのモデルイ繍こ嬉屡な墓礎獲麟影響るたさ癖こ憲諜題を設定し
た。今奪度綜ホタテ戴イ増鉱毒体の繊長などを調査す巻とともに、憲糞蕪期3ケ曝露の誌果を一撫
繋観し.穰蕾の地ま饗累算による生産システムの概念および増廃藩漁業生産に笈癒す熱桑1ごついて
験歯することを幾釣として碕魔をすす齢驚、
慧。麟i難手法
悲群々:東部の張室海域融ホタテ毒イ地ま嚢増殖轍親無籍を醐緩しな藩ら縁蒔1こ漁業規穫で事業を
購書する方戎ですすめられてき免.この海域(図1毒劉海漁場と標津漁揚〉を盤たる野鼻実験地と
して増殖篠棒群による漁業資濠の彩成結:果を欝欝艶纒レベルで3ケ無懸《曙麹§!鐸S3隼簾)にわた
り調べた。9 「俸騨の公布と愚捧成長の2点1こ慧悪して薪究を爵算し.窯場条弾に感応して手法を趨
宜改良することなどで野息継甕上町膚の灘紡を戴1シて麗地震期した.分掌絃ホタデ薫イ趣意難聴(
事々2のまた細水申テレビ(雛ひ3◎鍵〉邊纏いて!軽ン級漁離型歯糞融で調べ籍餅密薄く蓋纒数/藤
積)また弦絶辮密度(欄体/懸覆)を外題.籍繕漁鼻の隷藥劾無妻ま潜水によ箏求あ.調達富農から
絶封密度を推i諭した。騒擾鱈衛籏1で撮集し講演本の殻長・態;流薩害輪舞長・馨:璽;を灘議し解翻した露
3。礫建戎票
綴室湾の別海漁場における1984年放流群(1魅8彰に4難員で醸獲)の箕輪隠絵を準婚に以下遽べ
る.この漁場醸増殖事業を始纏る外論整然資懸魁著しく桔渇し、寧タテ癬イの脅痛揺纒灘て懸密度
で、逆にホタテ寿イを捕食するヒトデ類1ま繁しく高密農だったく蟹3)。ヒトデ額を駆除(千∼3
千㌧/奪)したのちに、大量の穰蟹(中間青成種蟹垂釣1鯵糧馨/繋雛薩)邊地譲嚢数流し.餐韓
群を追跡して次の績果を得た.①稲認嶺渡球O∼1。O縫綴体/難く平黙黙甑368).②椿総漁具の採
集効率抵20護∼襲.C%〈29.§)で絹養鰻震との題に正の繕襲渉認諭られ滋。⑧絶態密湊嘘創》納受
鰯体/ば(1.28),④秀庵量尋まO∼3翻綬㎡(1§3)、漁場錦の凝存量櫨も32誹ン(鷹・萄。なお、
以上慮3隼員群の櫨である。⑤射流蟹驚夢イズと各館違卑齢鱒の大蓼きとの鷲蓼こ露出の繧麗ぶ認あ
ら劇、大型穰蕾鱈旗涜から収獲までの期蘭1こわ沌って勝型種馨に銘べ大壷な骨イズで戚長渉推移し
た(図5)。⑥醸偉の成長遼農紘場によ箏異なってお蓉.この漁霧で慧挿食審箏の嫁う麟津艶種よ滲
も蕎かった(図5)。⑦均一な密度(5州§鰯鎮/嫉〉に熱讃しだ嫁鑑群の藏轍ま覆養夢イズと難こ
よってそれぞれ異なる成長を遂げ、生残綴簿群は韓紅型の不均一な蓼庵の増殖塞源を形摩した〈図
4)。⑧1988鍛こ姦隼員で収獲し、漁獲量慧5,17酔ンだった.以ま:《3ことから、蜜難生物を駆資し
大量の種苗を薄き付けることで利矯鳶龍な資濠を増殖で譲ること渉基本釣に確認で蓮た、しかし、
種苗や漁場の生算盤は一定で難なく、彫威さ譲る資源の漁業極書癖露菌曹イズや場によって変毒し、
漁場内の嶺視的な増殖生産難櫨量と金額と:驚に必ずしも均一な発霧を承すと憂事らないこと渉明ら
・かになった。従iって、効婚約な増殖漁業として多くの利益を獲霧するに轄先ず霧驚や難羅こよって増
殖盈難解が変動することを離捷とした薪しい生巌システムを構築する必嚢藩ある。つま箏、ホタテ
ガイ増殖で儲けるには少なくとも喜喜と場に蒼賑し企業釣な禽理難を邊讃する必褻ぶある。根室海
域のホタテガイ漁業生産鍾、上述の霧海漁暴と一寛の櫻灘漁場で藁に増殖資灘ぶ形成さ繋るように
なって、昭麹58無以降急激に塔薄して躍麹霊夢に醸1鳥S63㌧に達した。このうち増殖生産ぶ1餌醗3
㌧と9◎鶉を占めた(図嚢〉.資額国喪寒期の罐瀦δ1卑1こは7馨1㌧だっ驚ものぶ10無懸で1塁。7蕪に増
産し、綴室海域の漁業総生産多こ占ある翻会ぶO。纂(金蝿で甑鵬)浄ら塁,蕩(§。1勤に増撫した。こ
れ峯ま毫報麟論議妾難業種i序 ( 2◎◎翰墨漁業馨管水域) 時代婁こなr)て薄嚢嚢萎漁婁嚢≡の滅産を補綴する彩となヒ}㍗
地域漁業縫済の溜力繕縛に葬弼遊控の安定資擦として役翻を麺うまでになつ免ことを溝している、
墨。残さ乳た聞題点
本餅寛の輿駒である盤麗技衛闘発を兆労に達成する海あに慧、承産禁野で鱈轄に漁業規撰で野鱒
実験系を成立させて碕甕をすすあること瀞基本的に必嚢であるぶ.物理麟および人釣な資源絃必ず
しも克分とは書えなかった。しかし、薪しい叢徳でホタテ育イ増殖をすすめだ繕果として、蛋産ぶ
増加したことをii遥瞭の漁業三三で騨学葡に磯認したこと藏本翻:窺蟹資の成集であっ旋.また、蟷殖
生産錠の変動要霞として連菌と場がどのように係毒っているかという驚題の一・部を鰐らかにし海藩、
今後はさらに億の襲困を包括した全体懲を出来る賑り知る必要瀞ある.なお、本腋只P醗窺垂ま本葦
農ですべて終了した。
一86一
爲r轟瀞h 鵠【 炉rob轟。.91{cロnf寓争9駕1
避 . 0 1 2爵・臨
¥.【{ 懸。
SCAししO率) ind./沿2
P=粁22 興IROS纏=幽iτO JOB=ε9!O㌻ノ、2,15:49=蔓6
冒ODY 冒C翼G知τ ‘馨 》¢竃 り宅.1
205
1乙賛1¢
む
ll
2D
む。
醍・。
嚢建。
綴露講鑛
織隷灘滅 噛
器。
諏蜘
崔驚。
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図3。根塞湾の地まき増殖を行う前のホタテガイとヒトデ類の分布 23G
上図:ホタテガイは極めて低密度 下図;ヒトデ類は著しく高密度
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図£.根室海域のホタテガイ漁業生産蟹の推移 図4。根室湾のホタテガイ増殖資源硯存盤 綴1:lll llΣll甥 雫鶉;綴離離欝8調
G9婿∼1987年:昭和20年∼62年) 収獲繭葎の3黛十年点の慎:1987年調査 図5・種苗サイズと場によるホタテガイ増殖個体成畏の遷い
}:V−1一(3)
回帰性魚類を中心とする複合システム(サクラマス)
北海道さけ・ますふ化場
サブリーダー広井修
(研究葭的)
近年、本邦国王サケ(シロサケ)資源はサケ別枠研究の戒果を大きく導入した入工ふ化放流事業に
より順調に増大し、厳しい国際漁業条件或いは低迷する沿岸漁業環境の中で、資源管理型漁業として
唯一の明るい話題となっている。さらにマリーン・ランチング計画では、その市場性並びにさけます
の時期的供給量の競合等から、我が国で生産されるサケ属の中で最も美味しく、時期的にも晩冬から
初春に漁獲されるサクラマス資源の増大利嗣への期待が強く要望されるようになってきた。資源管理
型漁業としての定着までにはサクラマスはサケに比べて量的増大に蒔問が必要であるが、その高い粛
場価格と下種漁業との複合は沿岸漁業の生産樵の向上に大きく貢献するものであり、特にサケ資源の
恩恵がまだ十分でない地域においては極めて大きな増殖効果がある.サクラマスは他のサケ属に比べ
て河州生活期間が極めて長く、ふ化後、1耳聞以上にもわたる稚幼魚期の河川生活期及び産卵回遊期
の4∼5ケ月間の河川そ上生活期における生産の場としての河想環境の今暁、人工管理条件の困難盤
、さらには幼魚舞寺代から、回帰までの問の遊魚、漁業による畔引き減耗の強さなど、もはや自然条件
下での資源増大は望み様もなく、サケで有効な人工ふ化放流ではサクラマスの資源培養は極めて難し
いと判断されている。このため、本町究は長期蓄養による種卵生産量の増大と高回帰の期待される降
海型幼魚(スモルト〉の生産技術の確立を重点として、その効果的培養技術の開発と資源の適正な管
理システムの確立をめざして、モデル河廻、海域での実証的実験を実施し、他魚種との複合的生産を
摸索しながら、研究が実施された。
(研究成果)
回帰性魚類を中心とする複合生産システムの中の作目別生産システムの複合手法の確立につては、
種卵の生産量の増大とスモルトの効率的生産のだめの実証研究と放流しだ種苗の生活の実態把握がな
された。種苗の安定生産シスデムにおいては長期無給餌湧水蓄養法の開発により80%以上の催熱効
果を維持できるようになり、疾病の予防システムでは殺薗灯を用いて紫外線による病原ウイルスを不
活性化させることが可能となり、さらにスモルト放流の効果として浬鯛鋪獲i数及び採卵数の増加が顕
著に認められ、大規模な事業化が進められるようになった。スモルトの効率釣生産システムでは入工
飼育生産スモルト放流魚の地場群は他河川群に比べてはるか1こ回帰率が高く、スモルト化の羅寺期も異
なっていた。池産系スモルトの効果的生産では、池産親魚からの種苗を用い撫O÷及び野スモルト
の降海性と海水而雛が確力〉められたが、それらの標識魚は適期に放流された賢スモルトでのみ騨帰
一88一
魚が再捕された。○÷春季スモルトの回帰が確認された。高水温飼育と光周期調節により親旧の成熟
時期を早めて早期採取種苗(夏卵)から0÷スモルトを養成する技術が完成した。雄性ホルモン処理
1こより雌から雄に性転換させた偽雄と正常な雌に交配した全雌化スモルトの回帰が確認され、全雌ス
モルト生産技術が確立した。スモルトの種苗性向上のための飼料条件では高蛋白質含量の飼料がスモ
ルトの出現率の向上と飼料効率の改善に効果があった。好適系群の選抜育成では系統によって光条件
と水温条件に対するスモルト化への影饗がかなり異なることが明らかとなり、いずれも長日処理によ
り0+スモルトの出現蒔期が早まることが示された。スモルト化機構については海水耐性能が強い個
体の存在が確かめられた。疾病の防除と生産向上に関わるシステムでは病原細薗に対するワクチンに
よる生体防御効果が示された。池中飼育過程での疾病対策のため、病原継菌の実験感染魚に対する感
受性及び保菌率が実験され、いずれもスモルトはパーよ、りも高いことが示された。
複合型資源培養システムの維持運用技術の開発におけるモデル河川、地域における漁業生産性の向
上では河川生産力を有効利用するため、サケ稚魚の放流と同じ方法で大量の○÷春季稚魚を放流する
技術の開発に主眼がおかれ、より可能な上流域に分散放流することが重要で、サケとサクラマスの稚
幼魚の降海鳥並びに響動の河川そ上期における河川生活期の有効な利用方策が示された。モデル海域
における資源の効率的利用と管理における臼本海中南部海域ではサクラマス漁業の実態と依存度から
サクラマスの来遊予測方法が示されだ。日本海北部海域では一本釣漁業の歴年変化と南下回遊の生物
特性が掘握された。太平洋リアス式海鳴域ではこの海域が北方起源ρサクラマスの越冬水域で利用さ
れること及び分布移動が親潮系冷水に影響されることが明らかとなめ、幼魚期の分布生態及び食性が
明らかとなった。系零物の生物特性の解明と利馬では積丹半島及びオホーツク海北部の魚群にはB本
起源以外の魚を含む多くの地域の発生群が混合しており、それらには時期の推移とともに大きな変化
が見られた。回帰性のコントロールでは母川回帰には、脳の生殖腺田町ホルモンの神経系が関与する
ことが示唆された。増養殖の複合による生産性の向上では三陸沿岸に接岸する未成魚は冬期間の群は
北方に移動し、春季の群はほぼ地元の母川群とみなされた。愛野系サクラマスのスモルト育成技術が
検討され、人工スモルト幼魚は天然魚とほぼ同じ降海移動と北上回遊を示すことが確かめられた。
これらの研究成果からサクラマス資源の効率的増大が大規摸で進められるようになり、沿岸漁業の
振興に大きく貢献している。さらに最終成果の一端として、各分野から得られた増養殖技術のマニュ
アルが作成されている。
一89一
1V一エー(3)一①一a
種苗の安定性システムー成熟促進と種卵生産
開始;61年度
北海道さけ・ますふ臨場
広井 修
玉. 研究留的
サクラマス資源の量的増大のためにはそ三親魚及び採取種苗の有効利用に関する弓術開発が
重要な課題であり、本年度は前年度までに強調された天然そ上親等の大規模長期、無給餌、湧
水蓄養試験を重点的に実施すると共に、今後の量的増産に向けて総合的実態調査を行った。
2。 研究手法
斜里川1こ天然そ上した親魚至,228尾を約45分間、斜里ふ早場の空解壇まで活魚運搬し
、4月下旬から9月中匂まで102∼茎盆9冒問、底部吹上げ水流方式の野冊域で、二野濃湧
水(9∼10℃)条件下の長期蓄養試験を事業的規模で実施した。さらに北海道の事業河川く
人工管理放流河川)におけるサクラマスの河捕捕獲数と採卵数の歴年変化と硯状について検討
した。
3. 研究成果
63年秋の斜里川に天然そ上したサクラマスは隻,228尾で、雌親魚は67玉尾(雌比5
4%)であっだ。捕獲親魚全数ζこづいて毎日、1日に2回、捕獲構から薩接、水張リタモ網で
取揚げて、活魚運搬車に積み込み蓄養弛まで約硅5分問活魚運搬し、警部吹上げ水流方式の蓄
養弛で、低恒温湧水く9∼10℃)条件下の無給餌長期蓄養を実施しだ。雌親魚の蓄養期閥は
ほぼ例年と購りの102∼玉29臼となり、催群言は86%と極めて臭好の成績となった(表
1)。供試雌燭魚からの採卵数は7〈茎5千粒(平均採卵数1,32隻粒)であった。このよう
に、従来かなり困難と考えられていたサクラマスの長期蓄養が簡単に実施できるようになり、
天然そ上町魚からの種卵生産技術についてはほぼ完成し炬。
63年秋の北海道の事業河輯(入工管理放流湾川〉におけるサクラマスの河州捕獲数は24
河耕合計で6,657尾そして採卵数は7,550千粒とかなり、多かった(図1、皇〉。こ
れら近黛の北海道における天然そ上サククラマスの資源の増は、海牧醗究の実験河川である尻
別川及び各地域の代表的増殖河川で実施きれだスモルト放流魚(鰭切標識魚)の回帰1こよるも
のであり、いずれの地域の沿岸にも多くの標識魚が大量に回帰来遊した。従って、スモルト幼
魚の放流の効果が事業的にも実証され、雑本的蓄養条件の整備による大量の種苗生産技衛とス
ルト生産技衛の導入により、サクラマス資源の増産が可能であることが示されだ。
一9◎一
表1 天然溺上サクラマスの長期湧水蓄養試験 (1983−1988無)
採卵数 平均採卵数
雌親魚
蓄養期聞
蓄養雌
西麿
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テ熟率
e魚尾数 ,
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5三7
125−133日
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1984
1985
1986
1987
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110−135日
77 %
1,082
1,213
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84 %
74.4
重.380
105−135臼
82 %
1,222
100一玉268
88 %
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86 %
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354
745
767
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図1北海道の河川捕獲数の歴年変化(サクラマス)
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図2北海遵の採卵数の歴黛変化 (サクラマス)
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1一
二一1《3)一①一b
種苗の安定性システム(疫病の予防システム)
開始:61年度
北海道大学水産学部
微生物学講座座
木村喬久・絵面良男
田島研一・吉永 守
研究自的:サクラマスの病原捧に対する有効な防除対策の確立を自的に、主要な病原体の分布
状況、飯播経路、消毒薬の効三七口口法ならびに鰐1ヒ構水の有効な二二・ウイルス不濡iヒ法を
総合的に検討し、病原当日除法のマニュアル化を計った。
研究成果:北日本におけるサケ科魚顛の病原ウイルス公布状況について過蓋王0奪以上の調査
結票を墓に纒続調査した、大部分の捕獲場あるいは蓄養場のサクラマス採夢籍親魚から 醗Vが、
また一声の親魚から 田酬、CSV、 浄齪が分離された(図一至)。 イソジンによる卵消毒を実施後、
0騨および田醒の検出率は減少傾向を示し、 大部分の嚢魚爆、購i化爆では爾ウイルスは験出
されなくなった(さけ・ますふ蒲報、囎、参照)。
一般に広く使駕きれている市販の港毒剤はli{醜およびG醜 に飼し指示濃度で充分な消毒
効果を示し遊が、低渥下および有機物存在下で効果が減少ずる南のもあり使欝に嚢だり注滋が
必要であることが分かった。卵の漕毒にはイソジン50ρ1瑠(誉効蜀ウ棄〉、 20分の消濠が適
当と考えられた(図一2)。
贈.1ヒ飼青罵水の微生物管理に関連し、紫外線による魚類病原ウイルス不活化効果菱検討した。
1賊V、およびCSVは紙い感受控を示したが、1}1擁V、畷Vのi棲99はL◎一3。O x103μいsec/c衛2
と高い感受性を示し、市販の流水殺菌装置を用いた実験室内での試験でも i紹Vは99駕以上
不活1ヒされ、さらにi醐V汚染湾川水を市震贋の殺菌灯を驚いだ現場の装置で処理することによ
り i職Vの発生防止が可能であった(図一3>。
ウイルスの感染経路に関連し、親から卵子を介して稚魚への垂直感染の可能姓を検討しだが、
受精時に卵および精子が汚染きれていても卵内からはウイルスは検出されず、卵内にウイルス
を捜種しても約玉週日でウイルスは検出されなくなった(蟹一の. しかし発眼期にウイルスを
卵内に接種すると胚体で増回し、卵は死亡し、鱈化した稚魚からは高いウイルス感染癌が灘定
され(図一5〉、発眼期の卵管理の重要控が示峻された(水産学会誌、5奴12>、参照)。
従来田鐸発生池をはじめ飼育水中の }腿y勉子数(感染鱒〉を墨筆することは不可能であ
っ炬が、険外濾過獲縮法を用いることにより、河川水中に存在するウイルス量(感染簸)を灘定
することが可能とな甑 1膿発生池の鎌水で5.6了C櫓56ん、U襯V汚染河川水では0。56τC博
駒几の田醜が検出され、今後の魚類病原ウイルスの生態や疫学調査に有効な方法であること
を明らかにし得た。
一92一
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霞一4.サクラマスの受精一戸卵内に人為的に接等した海認の消長と
.卯の生霧率.1.
ii奏
図一5。サクラマスの発躍卵内に人為的に壕覆した田群の酒畏と
卵の生葎宰
讐:灘灘鷲雛凝緯騨:ρ頚卵甲....
野:干鰯至灘轡脚ウイルス櫛
一93一
W−1《3)一①一。
スモルトの効率的生産システム
開始:6/年度
北海道さけ・ますふ化場
真山 紘・大熊一正
孟.研究賃的
サクラマスの回帰資源量の増大には、池中飼育によって生産されだスモルトの河規への大量
放流が有効な手段となることが、これまでの実証放流試験から確かめられてき捻やま掩スモル
ト化率を安定的に高めるだめには、飼育条件の調簾による成長露ント1コールが有効であること
も知られてきだ。これまで得ら轟轟知見に、本年籔帰する実証放流標識魚から得られ彪結果を
加えて、効率的なスモルト生産システムと放流技衛の確立を図る。
2。研究手法
玉。他の地区からの移殖魚と地場の河川そ上諭から生産され海人工飼鳶スモルトにそれぞれ
異なる標識斑施して、同り海超に同蒔に放流して.それぞれの河超群の降臨特性と園帰様式の
違いを検討する。葡年に引続き北海道ヨ本海象の類別liとオホーツク梅沿岸の斜里桝(図蓋〉
に放流された標識魚の沿岸及び河超での再捕に努め、回帰実態を明らかにする。
2.これまで尻別川を中心に繰り返されてき簸スモルト放流及び秋季放流の回帰魚とその河
川の天然魚の魚体サイズと比較して、放流魚の種苗性について検討する。
3.醗究成果,
1.放流地点から約2鎌職下流の尻別li支流翼名瀬の下流域に分布するサクラマス幼魚を定期
的に採集して、スモルト化度合いと標識部位を確かめ澄ところ、天然魚は5盤上・鞠にスモ
ルトが多く出現しだのに対し、飼育放流されだ地場鉄魚は約半月遅れ、移入され驚斜里産出で
は王ケ月半も遅れ遊〈図2>。斜里産魚の降海期は移殖先でも本来の生患河爆と変化しないこ
とが、前年同様確かめられ燕。式年の結果な倉めだこれら交換移殖試験魚の騒帰鰭果は、表1
に示されるように、沿岸を含めた移入魚の再捕率は地場魚の約1◎分の1、河耕で比較すると約2
◎分の1と極めて低い回帰効率にとどまつだ。このことからサクラマス資源の増大には墓本的に
地場の種苗を用いることの必要性が確かめられた、
2.スモルト放流魚は降海時にはむしろ大型であるにもかかわらず、天然魚に比べ雌雄共に
小型で回帰する傾向が見られ海のに対し、越冬期前の秋季ζこ放流され、自然界でスモル1・化し
て降海し澄ものはむしろ大きめで戻っ艶ごとから(図3>、スモルト期の放流魚は自然界への
適応性に問題を持つことが示唆された.このことは.降海期の遅廼の嚢國となることも考えら
れ、結果的に回帰率を低下させることも考えられ溢。 さらに効果的なスモルト放流を推進す
るためには、放流に巖も適し海発育段階、河川環境を把握することが今後の問題点として残さ
れた。
一9壕一
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20
穰2 尻別川支流霞名鎖の下流域における天然魚及び放流魚のスモル}出現状況(1987無)
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図隻 交換移殖しだ三冠躯1と斜里糾の位置図
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50 5δ 6◎
天然魚の平均羅叉畏(鵬〉
図3 スモル塾下流魚(○〉と秋季放流魚(△)
の墜帰魚体の天然魚との比較
表至 交換移殖され沌露系貌のスモルトの放流概況と屈帰
(就別桝放流魚)
種卵
放
1璽帰鋳再捕状混
流
難級 生産
洞戸i
薙月日 標識放流羅数平均庵叉畏平均捧重 推定降海尾数 沿岸 湾jli 計 樗捕率僕)
198軽 尻習膨縫 !986年嘆薙22−23日 28,(>OG
斜里3監i 墓986雛昆23−2畦B 48レ(}奪G
互2.塁。購 !9。7言
9.9 9£
25,000
86 62 1弓8 0●59 (0.25>
37,G9愈
!3 4 【了 G。Q5(G,GD
31 §王 82 0.22 〈O.1塗>
1985 尻浄鋼 198了葺絹21−22ヨ 5塁,oa◎
1L盆
ま5.0
37,aoo
斜墨’li 圭987年 塁月 20 霞 58,000
Io。1
10.9
塁5,030
92三10。02(0。GG)
(斜墨糾放流魚)
198荏 参尋璽∫縫 1986奪 5雇 圭3 5 52,00◎
H3C麟 芝6.6琴
39,000
尻駒畦 互2a6年5弩蓋3鍵 塁。,◎oo
1農.穫 30.G
35,Ge⑪
器 8 37 0。1三(0.02>
183 …95 378 0.9? (0.50)
ま935 斜里規 韮98驚5月20諺 53,000
12.尋
19.6
璽2,GGO
3マ 3畦5 382 0.91 (0.82)
玩浄拶li 茎987寡 5月 2◎ 暮 5く乱,000
15.5
35.1
磯pooo
!嘆 三7 31 0曾0? (O.0窪)
潮露率:〈圏山隈再捕脚数/推定蓼轟回目薮)×沁0、 〈 )内の鍛寧は河lllそ上親魚の再捕鶏
一95一
脚一1一(3)一①一d
池産系スモルトの効率的生産一安定生産
開始:61年度
北海道立水産購化場
笠原 昇・中場幹二・陶刀田光紹
1.研究目的
当場の森支場で生産される漣産サクラマスの早期スモルト1群スモルト〉について、スモ1レ
ト化の条件を究明し、スモルト生産を安定姥させる.また、泡産サクラマススモルトの放流種
苗としての特盤を明確にし、放流技衛の礎立を旧る。
2.研究手法
轟支覇港産サクラマス〇+スモルトの響識放流(5月19日,小津津lli,鐙,09G麗 5月25露 =
歌別規p7,800羅〉と邉鍵謁査、〇+スモルトの対照としての周系舞1}スモルトの漂識放流(5
月25日,歌湯騨L4,e80尾)と追跨調査,前隼の熱識放流魚の薄捕発見調査を実絶した。また
幼魚の歳長とスモルト化の圏係についても検討した。
3.研究成果
小鵯津測の放流は、韓送の彰響を見るため、放渡焦の半数を5月13露に小霧津ふ化場の飼毒
池に収容し、残る半数の韓送救流と岡時に自然放流を行った。自然数流群は6月2録になって
も50%以上が飼育池に残留していたため、飼育港から湾郷に強麟的に流下させた。6屠10羅に
降爾があり、翰送放流群,窪然放流群とも河無から急激に姿を消したが、後巻のほうがより強
い河糾残留姓を示した.
歌贋jllは前年岡様悪支場で飼育した◎÷魚をスモルト化薩蔚にえりも支場に韓送し、岡支場で
伶出したスモルトを飼膏泡かち霞然放流した。この放流は講年より1ヶ員域上早く、魚体もわ
ずかに大型であったが、かなりの魍僚が7月申旬まで河拠に滞留していた。また、放漬群の一
部で海水抵抗試験を行ったところ、海蝕麹繕能がかなり懸iかった.これに対し、岡時に蕨漉し
た1+スモルトは6月中旬以後急激に降海し、海水適癒能も良弩であった。
小鵬津紺放流群の海洋での再播は無く、岡河弼の天然勲の鋒灘時期等の講査から、按溝時期
を1ヶ月程鹿畢める必要があると佃戸された、数劉鰐放流群は僧,!+ともわずかで櫨あるが嬢
室甫花咲沸などで再捕され、躍職61年放流霧の再捲状況かち婁箆された國遊騒鋳を護付ける形
になった.
0拳魚のスモルト化については初期戚長を提進ずることによって10e銘近くまで高率乾できる
ことがわかったが、成長健進だけではスモルト化の時期を早めることはできなかった。従って
麺期放流のためには光周期調簾等によるスモルト化時期の早期イヒが必要である。さらに9+スモ
ルトの海承適癒淺は1+スモルトよりやや劣っており、年簸ごとに至難のバラツキも晃られたの
で、海水遭下龍の人為的聾銘も必要であると考えちれる。
一96一
・表一1 昭和63年度のスモルト擦識放流実施状況
体重。
放流河廻
標 識
備 考
13.2
23.9
小鴨津坦
青りボンタグ
輸送放流
T,00e
P3.3
Q5.5
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@ 〃
ゥ然放流
Z+
Vβ00
P2.O
P8.3
フ別∫珪
ホリボンタグ
@刀
P+
S,000
P3.9
Q7.4
@〃
ツりボンタグ
@〃
放流月.日
年齢
尾数
体長。通
1988,5.19
0幸
5,00◎
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O÷
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図一1 1987,1988年激の体重
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(月)
図一2 扮87.1988年籔のスモルト出現率
一97一
王V−1一(3)一①一e
池産系スモルトの効率的生産一飼育条件
開始:61年度
山形県内水面水産試験場
今野哲
互 碕究匿的
光及び水灘調節によって、同慶系サクラマス0}幼魚を春挙に効畢よく、しかも大型でスモル
ト化させるための:方法について甕明し、岡時にその放流方該及び三国効采について究明する。
また、逼常の1+スモルトより軍期にスモルト化させるため、光簸環を回したr乗スモルト幼魚
についての飼膏及び二流方量について綾撮する。さらに、1昏スモルト魚の轡季旗琉を行い、そ
の放流効果について調査する一方、前二者の放義効果についての二二の藤の墓鎚とする。
嚢 研甕手法
1.62無畦月3βに鼠ケ麗日へ旗流したO÷春季スモルト魚の画帰翻査を行った。蹉.61隼12月
4臼に鼠ケ麗鮒へ放蕊したP牽スモルト幼魚の麟帰翻査を行った。3.82母12黛1蹴こ臓剛li
へ隷流した1ヤ朱スモルト幼焦の降海後の再捕蕎i奮を行った。4.§3隼3月から5月にかけて、
光処理によって棒出した1嘩スモルト魚及び餅スモルト焦の放濫を行なう一力、0†春季スモルト
焦の海水鯛曲試験を行った。5。62彰3月3鑓に敏流した1やスモル・トづ転の画帰離i査を行った。
斑 薄i究成果
1.63無5月10日に、62=年に数流した群がらの國帰親蕉が滋川洲馨蝉定置で1還(臥糺2.蟹幻
再捕された。これによって、61卑に続き、O㌔春季スモルト魚の醐帰が婁籔iさ劇た。
2.61年12月塵欝に鼠ケ闘痢へ敏流した1か未スモルト魚からの日記二二藩63三嘆月13日から9
月12礒にかけて、山形銀沿摩定麗及び鼠ケ麗鰐で再三された。それを表1に示した。これによ
り、光処理を飽され、通常の時期より早期に降海したスモルト熱の躍帰が婁証き煎急。
3。この放流騨からの降海幼魚が、63隼5月9貨由形鼠沿岸で工尾(F。L.2L6c恥a。紘11L雛)、
さらに6月1ヨに北海道白老町沿鰭で!尾(F.L.2L7c恥B溺.125。鰭)再携され浸。
4。スモルト魚の作韻方法及び二流魚について嚢2に旗し為。1参幼魚櫨瀧申鋸育中の2月下旬
からスモルト化が始まり、餅幼急も二二同点で慮後期スそルト熱ぶ童緯:であっだ。その績果、
3月28B、 壌月8欝そして5月10珊の奢翻査艮にはいずれの熊蕊魚も再三されなかった、こ1の
ことから、放浅さ劇た幼魚紘後期ス愚ルト禽が主鯵であったた勘短期聞に蜂海したと思われた,
群スモルト焦の海水飼曹緒票を嚢3に示した。この績累から、海承鍾抗甦に疑鷲のある小型創
スモルト魚でも、一豊海水鯛育を行った後であれば効寧的な放涜の可能盤が示駿された。
5.鐡帰親煮の再捕尾i数慧2G薦で、それらの再櫨地点を躍1に示した。冨鎗地点をみると、蝕
流河川である庄内小墜調の周漣のみならず.広く沿簿域で霧:擁されている。このことから、曽
クラマスの放滴慮、放鎌1河斑麗灘以罫の給熊域にも広く翼潔するものと考えられた。
一98一
糞圭 羅帰親魚の再欝結果
遡慮月欝
再鰺鵜所
鯛呈3日
鶴嚇蝋』
6G.
3.2
5月禰
醗講町:長洲
57
3.0
5月5齪
鯛咋瀬1
52
2.o
.繍糠醸.
47
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湘繊上三口
唾3
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轟2
1.1
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3.O
♀
9罵12日
澱海町鼠ケ関ノll
50
2.6
♀
本
9月!2日
闘毎町鼠ケ鋤曜
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♂
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5月5臼.
.5濯19絹.
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既。(c聰}
蹄.(k窺)
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一
♀
一
闘放流塘点
一
鯵 溝捕地点
㊥ 灌田
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辛(完熟〉
⑳ 磁良
轟
輔三瀬
日
⑳小波渡
劔
表2
Oレスモルト魚及蕎真◆スモルト魚の襟識放流
糧頚
鯉山晶晶
短日処理.:. 闇闇ヨ鐵
囎囎
側面 敏流麗数
平均捧震
N照 ㈱
@(9)
粛辮
.【
.1’スむ}ト魚
6三脚月
.0・ス珊ト魚
62年7♪聾
62薙9筋縁..三月1帽配63年1月玉3繊
63駕3乃.9臼 1,500
32.o
63年3月28周防・姻
圭4.o
63嶋舳臼 40D
15.5
ゆ
㊤
形
県
鯉庄内小国州
。やス研撫
62卑..
6拗2湾5臼2十日一63年..御e臼
63{F 1月.9購 . 2月16E…∼畔2筋ヨ
V月
鼠ケ幽
、瓶
)、
●\
表3 0P春撃スモルト魚の海水飼育
線霧県
水法の容鎌 (t)
細網 .(縄)..
蝿騨均腰(鑑).1.
収容時鰐三水.
熱嚇終の経欄間縛㈲
飼.斉日数..
..
эoの・血腫.(9)
磁騨(%)
餌 料
O.6
98
16.8
談 水
36
β3f葬 4月25正ヨ∼63‘辞 6月 6.欝 .塁3正ヨ鐸駐.
32.1 ・
90.8
イカナゴ・オキアミ
図! 63年詞帰親魚の沿津域における
再擁地点(62年放流)
IV−1一(3)一①一f
興産系スモルトの効率的生産一雌性化
開始:6!年度
青森県内水面水産試験場
金澤宏重・原子 保
阿乳自的:すクラぐM数蓉輸入ま風り美《八童の鞭隻胡ゑ(入毛ルDの生彦猟雌1輿専
て綱0し蜘タ6ど・瞬ル困ず飢ヒ0の.ぜ・僧職痴封歎’婚買時レ篤
爵ヂ、レ瓢獅躰の氏之唄序激職・再構旅し墨継叡レて磁弾八つ
バ纐⑳.
御乳吻着:青地汎爪画本麦麹鋤瑠び!秒蜘榔丸餅!(卿)
凧が法・。・醸衡嚇薄弱細枝抽鴛(帰メケ瞬彬テワ・)和・灘レ
・13入側r・σ罰粉・勲阿り⊃とへ盛り敵軍r・核漸次2ぜ・い庶(3×x)と寒興り八u
し八婦擁・と凧廓叙蜘・し八bのε留て醐レ入馳杯ゆ輪’腿施
輸力・桝八遅し耀融咽聯凡撫し隔ヂ・灘ア・嚇解凶・
八η・恥σλレ広・ム面纏八」0醗《施レ八・
可λ凧承:命蜘\毛♪レト甑轟ゲ認}ア月ノ∂θ八♂XXこ馬下ノり八そ聾し八卸和ジ蹟ととタ飢
レて衡八再訴と肉野面雌獣戦ぐ紅白レ橡翫(謁切徐)爾レ括りた卸4圃合意くノ・モ
ルト八ツううて気顕レ.グ詔捧4属4熱田ゴ駿馬β八晒/汐\匂レト八7’り八ものρ↓つ鋼レ
6卿1劾猛ノ叶醗蟹隈.ぐの憩醗私高接・伽.猷舷・β以ノ乳入形・叶
汽豹」ノ襯/でゐっ八・風昂調馬㍊ガ7与4蝿ノ甥氏撮誠(蛎多β徐♪肩で派踊ゑ只鈴八
難人毛ル}絹ゑ%5/牝と滝辮’り八旗礼レ八瞬、グ85早ア細りタ尽Aωσ4鳥のノ汀η風励∫
ηり黒八憾め入う>6μ・4伽烈0岬・β遮妬」∼ノ・6修ゴ荊風趣季ぱ久8畷でめつへ
・雄剣噛鰍職/タη弄細田6氏羅鞠、甑の秘楓添と匁ゆり敵ヌし八正嘉‘1見質と
と熱気して脅ズ・⇒・凡穏ゑとスゆレ・擁匠ぐ陣灘.と薇幸すひ一寿・匙後£σ’7感メケル
杯ト短ワ域穂、・・ψ罪裂r・13巧舛て灘レゴ期して的・リィ知て・勿
漆θθ飼衿と投ずすり⊃ヒ八」り巌獣夢‘訳のり臥八。娠枝乱鰍篇・拶7乎タ雇超段ヂ・滲葡
て主群の3XXこ丸幣り星斗レ八武弟づ鞭盈ヱと女飢レのρ慮の魏細卿と衡抽∼
顕4拠群σみ4/のへ乎β7児7%ぐ幻つ八、《の公雌群1ル留タチめ嵐入御鞭て猟
亨ウ八η蘇訊(稲鮪†ン6磯切徐)ε少し胤顔のザクラ々入事寒丸て矯薫アぐ2ワう.
蟻楓叉試轟翻訊岨瓢i撫5ゲ跨9脚既.御,りr・交鳥影融灘疎
臨噛齢・・て・館瀕璃鶴逐・ミ…・5’副’・吻ψ響町鋼酬・
・・クあ〃4頒ぐのっ八§ごて4二品13醒ア六の致gl/彪%、ム臨態薩卿’》/卿落びり・フ
八箔美し袖吻レ5と//γ本碧。平等乞5磁晒ヨ陀短いの鷹繍嫁と∼丁汽σξ・む導気
し臥β公広て・麺惣ぐ菖〃・〃ク瓠訊妙繍極の灘で骸払椥滑嘱承・
一ioo一
絵軽海峡
考都川
瞳輿湾
太平洋
日本海
内水醗水産試験覇
〔コ
図一1
一1.0麦一
IV−1一(3)一①一9
スモルトの種苗性向上のための飼料条件
開始:61年度
養殖研究所
村井武四・尾形 博
/,廊畑的
こ韓Z」諮モ’しト化の曙駒餉わ・無下訴訟嘲料巴総餌可点しび誠勧よずλも
へ ひ
んト化舌雛にとフZ肉交ηな手段で「あ3じと幽明3か∼こしZ芒お。一万、シσプケで‘δ:、溜水∼こ
直活喩面隠・近・’ラ可・ll・糠嚇場合・ま汐ン・⑭商量・高・癩で舗・妨が、劃
良い生ラ齊が得6・単多ことが脂橘さ塵比い多。そじで本高度ξま、飼料タ〉!ぐ7質含量し成覆、
スモ’しト化、…垂那く移殖後の霧中イオン耀度の関連についZ検参rレ存。
2、廊安.…}宏
歯応と・・紙乎均縫届鯉碑誰魚τ継歯。勲添・解・・仰丸面の異な
卸糧類の言撫麟凝贈冤繍匠、礎i師舗試験酷な。縣鶴試馬灸終微,ス
毛ルト化・梶融融翻膨Z瀬・紳麟唖ゑ蜘7瞬閣復の鯨材・灘論定確、
3、祈弊面掛
飼養試験の結果ち表2に浅し存。飼料9ン・ぐ7質含量が噌鱒苓3‘の峯z、噌重轟き、飼料効
率暑噺懸盤全欧[初ε1朔・・環厳・蔵績が得ら麻.一鉱摂瞬ト・岬ン・ぐ噸
含量の噌わロに従?てラ斬萩し㊧。ま1で、タ〉〆ぐク質含量の高し、・飼料苞緯餌レに試験区(つカρ譜、ス
モ・レトの地霊懸物い傾向がみ弾搾。平均a翻長率につ・・で。∼9嚇び’9∼姻の2
期にや1アマ襖越辱ず多ヒ,前期κあいZば,成長事はタ〉バク質含量の碧脚fC従っζ島零’ヴ5べ
夕卸欧1磁に循下%紡淫変期面懸嘩公験嚥9・’仰蟹含量噸心内粥ゆクが
粥箪むカ・。偏じのじと⑥スモ・しトとバぜ1詔ン・印質鰍量が異な多こ聴示噸しZ
帰.動…融融細論間6・紳臨画・・べ薩示、㍉璃捲餅麺・冷篠
的に範3と倹講汐〉厘7噴含量のフ曽7σに従フz、血中ハ/オレベ’員ま低下可3傾㊨が」みら㍗起。
一力。72時間後で・{ま、各試験:区の間Z・〈房レベル1℃はほヒんど差がみ参マ・なuが、タンパク賀
含量のナ曽ηロヒ,苧そ1こ,{ぎらっ苛ガ’ンムマくな3傾向が3≠ら雪しτヒ’o飾響中タ〉/ぐク質’含曽七二rザ’血中△血ナ
レベ床齪影響徽{欝罐鳩箪な・ヴ㍉薩レバ吻調節繍・η、暢毛細惚甥的変
化矧起し勧Z‘9(3な・ゆ、と権敵輝。以助ように、熊のみならず託・叶・准硯犀籔
モ鰍増・・曽噴含量の影響瀞σ3こしβ瓦勧・・f噸飼料搬濡話蔵・似モ
!げ筋が霊勧く移殖後の血中N♂レベル陥・傾向伽外ぼ。
4、間蹴、
じ㍗まで得ら塾’起栄養・学的デ㌧タも墓にしZ,スモルト生唾の鳶あの:効率的な緯餌法乞、今
後裡立可3彪辱が易多。
一102一
表1 、試験飼料の組成(%〉
ホワイトミーノレ
1区
2区 3区 4区
5区 6区 7区
28.5薩
34.86 農1。18 47.50
53.82
60。1壌
66.46
カゼイン
喋,29
5.25 6。2◎ 7.15
8.10
9.05
10.00
ビール酵舞
5.00
5.00 5.00 5.GO
5.00
5.00
5.00
ブイードオイル
牛 脂
5,31
亟。98 喋.66 4響33
4.00
3。6?
8.9繧
7945 5.96 弓.喋7
2.98
1.喋9
α一スターチ
25,49
22。0? 18,66 15.24
11。83
8.窪王
5。00
α一セルローズ
ミネラル混合
1荏.喋3
12.39 1G.34 8.31
6。27
塁.24
2.19
2.OG
2を00 2撃00 2.00
2.OG
2.00
2.00
ビタミン混合
3.00
3。〔}G 3.00 3.00
3.00
3.G◎
3.00
粘 繕 剤
3.oo
3.00 3レ◎0 3.GO
3.00
3.00
3.GO
糧タンパク質
25
30 35 壌0
392
露カロリー(Ca三)
*P/T
硅5
392
392 392 392
0。357
G.塵28 0.500 0.571
G.642
3,35
0
50
392
55
392
0。71遽
0.?85
寒 繕カロリーに対するタンパク質カロリーの比
0才サクラマス稚魚の18週間飼育試験結果
表2
2
1
5
4
3
6
7
平均体重(9)
闘始時
L5壌
1.5§ 1.56 1。53
L56
L55
1.57
謎了時
11.60
12.25 13.3? 15。21
15.85
16.88
16。63
増重率(露〉
653
690 757 894
916
飼料効率
G.δ9
0卿?2 Gp80 0.9毒
0.96
LG6
1。07
摂同率(窪)
1。76
1。?1 L56 1.38
1.36
1.2喋
1,23
,989
959
スモルト彪数
20
15 20 23
31
31
37
スモルト平均体重(9)
12。5?
13.6ε 13p87 1εり95
王6.3塁
1?.45
17.?6
各試験区の屠数は輪屠
aセ24疑
:
8
窪7◎
8
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鷹
図イ
2 3 尋 5
薮)ie之鞘。.
一103一
6
7
鐸 1一(3)一①一h 好適系群の選抜育成
開始:61年度
養殖研究所日光支所
姓藤良三
1.研究呂的
サクラマスのスモルト魚の生産は飼育の長期化を伴うために短期間で効率よくスモルト化さ
せる技術の確立が望まれている。本研究では、光、水温条件がどのように系統と係わってO年
魚スモルト化を生じさせるかを明らかにし、早期スモルト化のマニュアルを作成する。
2.研究手法
卵・ふ上・稚魚期の水温を15→王7伸三7℃と12→15→17℃で飼育した尻別用系の稚魚を使い、
光18L 2緯、 S既(自然光模写)1組と水温15、12、 9℃を懇み合わせた 9試験区で2月下旬か
ら試験を開始した。なお、18Lは成長:ホルモン添加(G)と無添加(一)とした。そして、 3月下
旬から2週ごとに0年魚スモルトの墨現鰭数、体長などを調べて跳較した。また、これまで得
られた光、水温条件、および、系統がスモルト化へ及ぼす影響について聡合的に検討した。
3.研寛成墨
スモルト魚は18L15℃G区で3月下旬に、他の18L区では4鍔上旬に出現し始め、 5鍔上旬
まで出現した。 課し区では主に5月中旬∼6月下旬に出現し、これまでの傾向とほゴー致して
いた。全調査期間中のスモルト魚の出現率には光と水温の影響が認められたが、成長ホルモン
の影響はなかった。詳細に検討すると、初期水温の出現率、スモルト化サイズへの影響が3っ
の試験区で、成長ホルモンのスモルト化への影響が15℃区と12℃区で示唆された。
これまでの結果を総合すると、ω光条件のスモルト化への影響は大きく、特に早期化に対し
て重要な働きをする。12)水温条件については出境率への影響が顕著であり、繊現時期八も小さ
いながら影響力をもつ。(31光や水温条件の影響の度合いは系統によって異なり、スモルトの出
現率を高める際には系統も重要な要因である。この点で、千走lii系が屍甥用系よりも優れてい
る。以上が結論であり、これらの要困が成長、内分泌と複雑に係わってスモルト化理象が生じ
るものと考えられる。 O年魚早期スモルト化を効率的に生じさせる為紅は、千走川系サクラマ
スを稽い、スモルト化の約1∼2ケ月前に18Lへの長目化、および、餌付け前三5℃以下(生残
、奇形を考慮して)、稚魚期約17℃、スモルト化への変態期約10℃の承温が妥当であろう。
4,問題点と次年度計1藤
これまでの放流試験ではO年魚スモルトの園帰率が低く、その種苗性が問題とされている。
G年魚スモルトの海水中での生存性や、魚体の大きさと海水適応挫との絹蘭性から、本研究の
成果と早期採卵の組舎わせにより丈夫な放流種蕾をつくる必要があろう。スモルト化機鑓の解
明はまだまだ断片的であることから、今後さらに解明していく必要がある.
一1◎墳一
尻男ll川系く千走川系の各試験区におけるスモルト魚の出現時期、出現率
尻
男ll
18L15℃
18L12℃
18L 9℃
S四L15℃
SNL l2℃
翅
S臨 9℃
系
6L15℃
6L12℃
千
走
18L15℃
18L12℃
4月中旬∼5月中旬(4月上旬)
5月上旬∼5月中旬(5月上旬)
〃 ( 〃 )
5月中旬∼6月下旬(6月中旬)
〃 (6月上旬)
6月下旬∼10月上旬(8月上旬)
〃 (7月下旬)
系
S臨12℃
6L15℃
6L12℃
6L9℃
2月下旬
22
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
3嘆
56
83
89
40
77
88
〃 ( 〃 )
6月中旬∼9月上旬(7月下旬)
6月上旬∼9月下旬(7月中旬)
〃 ( 〃 )
18L 9℃
9
3月下旬∼4月上旬(逢月上旬)
4月上旬∼5月中旬( ” )
〃 (4月中旬)
5月上旬∼6月上旬(5月中旬)
〃 ( 〃 )
6L9℃
S碧し15℃
ノ日
( モード) 出現率(%) 試験開始日
出現蒔期
系統 試験区
89
88
93
83
99
84
89
93
8月下旬∼11月中旬(9月上旬.)
3月上旬
〃
〃
3月下旬
3月上旬
3月下旬
3月上旬
3月下旬
光条件18しの各水温区におけるサクラマス系統聞のスモルト魚出現率の比較
試験区
試験開始からの
経過日数組
体長級問
(幟)
千走川系
尻甥川系
スモルト パー スモルト パー
30鉦… ⇔ 34臼 9.1 − 10.◎
2
33
42E… ⇔ 48E… 10.1 − 11.0
3
14
42日 ⇔ 46日 9.1 − 10.◎
7
42
12
0
25
15℃
9◎
10.1−11.0
20◎
0
0
3
24
56
12℃
56E… ⇔ 60E【 10.1 − 11.0
0
28
11.1 − 12.O
2
8
42縫 ⇔ 48日
60
56ヨ ⇔ 62欝
9℃
7蝦 ⇔ 76日
9.1 − 10.0
8
12
43
0
31
4
11
12
11
9.1 − 10.0
6
1◎.1−11.0
10
37
20
10.1−11。0
1
25
11。1 − 12。0
1
6
垣 前回が尻早川、後者が千引摺
◎はスモルト魚出現率が1%水準で高い、○は5%水準で高い
一1◎5一
5@
54◎
13◎
120
1
8
鍬一1《3)一①一i
スモルト化機構の解明と応用
開始:61年度
北海道大学水産学部
発生遺伝学講座
山崎文雄
ス乏駐紅鱒/)捧伽鋤乙と畝畔励態如し2騰名6鉱3)蜘瀬粧の3
砺撫。≠硯着たぐ餌鶴,諭醜挙伽多既{播イ行動瑠接ア調廊幽し咲螺幽外
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一1◎6一
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一20
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一107一
∬1−1一(3)一①一1
疾病の防除と生産向上に関わるシステムー病原生物の生理機構
開始:6!年度
養殖研究所・病理部・病理生物研究室
反町 稔・佐古 浩・前野幸雄
1.研究目的
細菌性疾病は発病すると被害が大きく、治療も容易でないことから、これらを防除すること
は安定的な放流種苗の生産を行なう上で最も重要な課題となっている。ここではビブリオ病と
せっそう病を庄家に試作ワクチンを作製し、サクラマスへの投与法を検討するとともに魚の生
体防御能の積極的な向上を図り、有効性を明らかにして防除対策を確立することを撃墜とした.
2.研究手法
ビブリ.オ病菌Vibrio ordaliiと¥.anguillar撫は2黙aCl加BRIブイ……ンを、せっそう病菌
Aero飛onas sa畑onicida}ま雛1ブイヨンを用い、20℃こ48時間振とう培養後、9.鋸となるように
ホルマリンを加えて不活化し〉継体浮遊培養液をフクチン液とした。また・ワクチンの有効濃
度、魚の浸潰時間、免疫効果の発現時期、持続期間、供試魚の大きさ等について検討した。供
試魚にはサクラマスもしくはアマゴを用い、免疫,賦与後生菌による攻撃試験を行ない、生残率
からその有効性を判定した。
3.研究結果
2種類のビブリオ病ワクチンは、版腔内接種法および浸漬法のいずれにおいても顕著な免疫
効果が認められた。従って、以後の試験はすべてV.Grdaliiワクチンを用い、実用性の面から
浸漬法で行なった。ワクチン液を10∼105焙希釈して2分間魚を浸漬し、その効果を検討した結
果;を表1に示した。1e3倍以上希釈すると騎死するものもみられ、実用的には102倍以下の希駅が
望ましいと考えられた。ワクチン液を10倍希釈して浸漬時間を変えて免疫し、その効果を調べ
た結果を表2に示した。ワクチン浸漬区ではいずれも驚死は認められず、極めて短時間で免疫
効果のあることが分った。免疫賦与後の効果の発現時期について検討した結果を表3に示した。
4日後までの効果は低かったが、7日以後になると顕著な効果が認められた。また、免疫効果は
少なくとも12GB間は持続することが分った。さらに供試魚の大きさと免疫効果について調べ
たが、1g以上の魚に対して・は効果のあることが明らかとなった。
せっそう病ワクチンは、浸漬法の効果は腹腔内接種法に比べると顕著ではなかったが、3圏
浸漬することによって腹腔内接種法とほぼ同等の効果が認められた。
4。問題点
・,せっそう病ワクチンは丸浸漬法ではビブリオ病ワクチンほどの著しい効果はみられなゆった
が、免疫賦与法を改善することによって効果の向上が認められた。今後さら層 ノ検討を重ねれば.
浸潰法による混合ワクチンの実用化も三半可能性があるものと思われる。
一108一
表1.,ビブリオ病ワクチンの希釈倍数とサクラマスに
対する免疫効果
ワクチンの
供試尾数
十死台数
希釈倍数
生残率
(%)
無処理対照
20
15
25
1G
20
0
100
工02
20
0
100
103
104
105
20
6
70
20
8
60
20
9
55
*攻撃試験は免疫10日後に実施し、2週關観察した。
表2・ビブリオ病ワクチンへの浸漬時間と免疫効果
二二二二
供試二二
二死工数
生残率
(%)
(秒)
無処理対照
2e
15
25
2
8
2G
◎
100
20
0
100
30
20
0
美00
12G
23
0
100
*攻撃試験ほ免疫1eB後に実施し、2週間観察した。
表3。ビブリオ病ワクチン投与後の経過闘数と免疫効果め発現
ワ好ン投与後
供試尾数
十死半数
生残率
(%)
の日数
25
無処理対照
20
エ5
手
20
12
2
4
20
10
酪
50
20
10
50
?
2e
1
95
1◎
2e
0
100
*攻撃試験実施後、2週間観察した。
一109一
王V−1一(3)一①一k
疾病の防除と生産向上に関わるシステムー環境条件
開始:6/年度
岐阜県水産試験場
出戸 利・森川 進・中居 裕
1.研究目的
サクラマスのスモルトの池中大量養成に際し、疾病による減耗が:大きな問題になっている。
そこで、せっそう病及びビブリオ病を対象として、サクラマス及びアマゴのスモルト及びパー
のこれらの疾病に対する感受性の差異を明ちかにするとともに、スモルトに対するせっそう病
菌の実験感染に及ぼす飼育環境条件の影響を明ちかにし、スモルトの漣申養成過程における疾
病対策の確立を図ることを目的とした。また、これらの実験績果を実証するために、事業規模
による入モル・トの飼育を、飼育環境条件を可及的に良好に保って実施し、スモルトの池中養威
時における飼育環境条件に重点を置いた疾病翼策のマニュアル化を函ることを昌的とした。
2.研究手法
スモルト及びパーの感受性比較については、《er舗onas sal脚轟ic司aおよびVibrio ang凱一
}}a躍爵癖。τype−2の菌浴接種及び筋肉内接種による、鑓死率及び酢酸プレドニゾロンを旧いた
保菌率の差異を調査した。飼育環境条件の影響については、①水温(5jO,将℃)②飼育密度(
25、50」OOkg/㌧)③換水率G.Oj。5,3.◎璽/晦)④ハンドリング(無し、弱い、強い〉の4要困
について、舵£o髄nas sa;齢nic国aの菌浴接種後の発死状況を講廻した。事業規模によるスモ
ルトの飼育については、53,6◎O麗のサクラマス及び100」OO尾のヤマメを担い、飼育水温9.5−
21.・5℃、最高飼育密度朽kg/㌧、換水率2.9図の条侮で、3か月閣飼育した。
3.研究成果
スモルト及びパーの感受性比較については、表一1、2に示したように、①両魚鍾とも薦供
試菌の実験感染に対して、スモルトはパーよりも感受性が高いこと。②せっ.そう病では蕾浴接
種法において、両相の感受性に大差がみられたが、筋肉内媛種法ではそれ程の差はみられず、
ビブリオ病では濁接種法とも、濁栂の惑受性に大差がみられること。③課蕾については、せっ
そう病の場合では、両接種法ともスモルトはパーよりも保菌率が高く、ビブリオ病の場合では、
両相とも保菌率は極めて低いこと。等が明らかになった。飼育環境条件の影響については、表
一3に示したように、飼育水温が高いほど、飼育密度が高いほど、換水率が儀いほど、ハンド
リングが強いほど整死率が高くなり、飼育環境条件が艶死状況に強い影響を及ぼしていること
が明らかになった。事業規模によるスモルトの飼育については、表一4及び函一ユに示したよ
うに、3か月の飼育期閥におけるサクラマス及びヤマメの生残率及び威長僑率は、80潟、67.6
%および7.8、7.3倍であった,これらの鞍果をもとに、スモ:ルトの池申養成時における飼育
環境条件に重点を置いた疾病対策のマこユアルを作成した、
一110一
表一2 V,arl鋼目ar服を実験感染させ
たサクラマスの各耀の整死状況
表一} A.sah建Oi〕lcidaを実験感染させたアマゴおよびサクラマスの各裾の整死状川
魚 種
アマゴ
・
@サクラマス
サクラマス
レ種法
ロ 浴
ロ 浴 筋肉内
ロ 浴 筋肉内
P。1xが ∼.ixlo4
R、5xlo7 3,bx玉01
吹D3xlo5
C電’r翻
窓??
スモノレト
‡‡給〆20
mく一
@3/20
8/15 9/15
総ノ20 7/20
O/1b 8/15
u20 0/20
接種法
菌 浴
筋肉内
ロ五い
P,9xiO6
V,IXIO2
スモルト
寧*19/20
19/20
oー
@ 5/20
V20
*菌浴:C「U/醐、筋肉内:CfU/臼sh
瞭1浴:C縄/副、筋肉内=Ci:U/fi舗 緋分母:供試尾数、分子:艶死尾数
赫分母:供試尾数、分子:弊死尾数
表一3 各実験のせっそう病による驚死率および半数覧死録数
水識の影響
25kg
5℃ 霊O℃ 籍℃
①② ①② ①②
20 30 45 65 80 80
半数驚死日数 一 一 雀。 雪0 5 5
一 一 一 12 8 8
ハンドリングの影弾
無 弱 強
④② ④② ⑦②
2翻置引以内
70 65 40 45
10 10 35 25 65 50
半数弊死霞数
に多数艶死
10 16 一 一
一 一 一 11 罰
8N
さ二
o o 偶
。 的 ひJ
。 . 卜嘲
⑩ ゆ .
cつ o◎ 学噌
の マ ぐ ロ ド れ
需r
へ
マ
1
篇
①② ①② ④②
発死率(ヲ6)
8r舘
「蕊丙 8『r
『8ヨ
翼
①②
艶死率(%) O O 9595 !00100
葵水率の影響
iト
雀OORg
①② ①②
1、O図 t5鰍 3.轡
馨
蟹
むOkg
蓉⑦
急
⊇
ハ )
u 姥 亡督
ハ )
)}
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凹凹
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鎌ゴ葦運
煮騨
山脚
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へ 層 ・溜 =L
し ノコ
蟹樹轄 遍磯召
緊超群 藁藁餐
蓉笹
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鐵蝿
契螺
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$『『
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蝋昭
N 5」 卜㌧
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▼謄 ト層 Qつ
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5
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工 漏 『
) ) 煽
運ご運婁
装望隔
藁襲輩
(
( )
六籍
ハ 渓訳
) )
凹凹
v寮
帯算 藁窯硲
甲山
箆爆
姦輩
灘察潔
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∬1−1一(3)一②一a
モデル河川地域における漁業生産性の向上
開始:6!年度
さけますふ露場生態研究室
野村哲∼
研究霞的
サクラマスと北方域で重要な増殖対象魚種であるサケとの複合型資源培養技衛の開発を行うた
めに、モデル河州、地域における漁業生産性の向上を実証的に検討した。
研究手法
モデル河川として尻別坦、モデル地域として尻切liiの流入するi薄都沿岸を選定してサクラマス、
サケの放流を実証的に行い、上記した複合型資源培養技衛の開発を行っだ。
研究結果
モデル河口、地域の増田施設の概況を図一1に示した。1988年度における尻別頬のサクラマス、
サケの放流状況および湾川への池魚の遡上尾数を図一2に示しだ。3月下旬からサケ稚魚(歯胚
引4c融、体重0.60g>を放流し、4月下旬にはサクラマスのスモルト化幼魚、5月下旬にはサク
ラマス稚魚(体長5。2c狩1、体重1.33g>を放流した。放流後のサクラマスとサケの河川での競
合は認められ無かっだ。さらに秋期には河川の生産力の麿効な利用を計るためサクラマス幼魚
を10万罷秋期放流として尻別川に放流した。親魚の河川への遡上は8月中旬からサクラマス、下
旬からサケの親魚の河鋼への遡上が認められ、遡上無数はサクラマスで合計1,758尾、サケで
7誤58尾であった。尻別知におけるサクラマス稚魚の放流方法を図講に示した。1975隼1こは
217フヲ尾の稚魚;を4地点に放流したが198窪年以後ζこは60万羅から 63万薦…の穰i魚を図一2
に示したように9−12地点に分散して放流した。図遺に慌別翔における稚魚の放流数とそれら
の稚魚から河廻に回帰した親魚の捕獲忌数を示した。放流方法を多くの点に分散させた1984年
度以降ではそれ以前より稚魚の放流数は減少しているが、河鰻でのサクラマス親魚の捕獲尾数
は増加を示している。
河川放流後のサクラマス稚魚の部位別の脂質含量について検討した毒忌を翻一5 示した。河
川に放流後のサクラマスの脂質含量は肝腰を除く内臓部、および内鐵以外の魚体全体では璽期
まで増加を示したが、秋期には低下に転じた。群腰の脂質含量は講査期間を懸して眺前後の
慎を示しだ。これら脂質含量の変化から夏期において脂質の蓄積の趨こる暁期は短いと考えら
れ、適正な密度での河翅へのサクラマス稚魚の放流を計る必要が示唆きれた。
モデル地域とした寿都湾を倉む後志支庁管内での魚種劉の沿津漁獲墾を図一6に示した、漁業
経済の効梁の点からはサクラマスとサケはいずれも他の魚種の漁獲量の少ない時期に漁獲さ駿、
沿岸漁業に与える経済効果が期待された。 海洋生活期のサクラマスを北海道沿岸で採集して筋
肉部の脂質含難を測定した結累を図一7に示したが、モデル地域での沿岸での漁獲時期にはサケ
に姥べて高い脂質含量を示し、食酪学的にも高い蒋性を有していることが明らかとなった。
一112一
サケ 稚魚
25項.6
野東’謬1
C
マ0
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A
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1
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サクラマス
万
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鍵,。鞠流
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韮弓.8万尾
.……i…1藝.10
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寿都ふ化蜜
’
鳥敏ふ化轡
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図一2尻別川におけるサケ、サクラマスの放流数および河川捕獲数
む
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図一玉調査地域の増殖施設の概略図
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一一4 滉別川水系冒名川における椎魚の放流尾数と、
ロ ロほ ロロ への へ
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それらから尻別川に墜帰しだ親魚の捕獲尾数。
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稚魚放流数の騒は放流尾数を調整し澄隼度
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蟹一3尻別翅におけるサクラマス稚魚の
放流地点および尾数(万尾)
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國・5 尻冠彗川に放流したサクラマス稚魚の部位別の
脂質倉量の変化
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懸一6 モデル地域とし海後志支庁管内における
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魚種溺の漁獲量の月溺変化
図岬 海洋生活鞘のサクラマスの脂質含量
Oは寿都沿岸で採集し遊サクラマス
一1エ3一
冑一1一(3ト②一b
モデル海域における資源の効率的利用と管理一中南部海域
開始:6!年度
欝本海区水塵研究所
長谷娼誠三・永澤 亨
L研究霞的
人工再生産を伴ったサクラマス資源の効率的な利絹を図る為に本種の生態学的諸特性を充分
に考慮した上で資源や漁業の変化法酬を取り込んだ合理的資源管理システムを撰回し、幾つか
の漁業による現実的な利罵システム形態を見出すことを羅的とする、
2.醗究方法
多変蚤解藪を用いて漁獲量の直撲予測をする、また、実瞭の資源管理に必要な来遊資源量の
推定を行一うために、沖合漁業の漁獲成績報告書の資羅を利絹して、舞定常的解析と幕生産関係
を緩み会わせることによって来遊量を予灘する。
3.研究成果
昨年度までに、規定欝積に対する銭渡沖冷水域の占有割含、入遵埼沖冷水域の占有翻合およ
び、各塊先における規定等温線の離岸顕離と、沖会漁獲星・各地沿巖漁獲量の闘係を検討した
く図1)。これらをもとに、3年前の3月の爾冷永域颪藏割合と予劉無の漁獲簸との圏係を検
討し〈図2)、蜜3年前に沖合冷水域の規模が大きいと、当該年の漁獲豊は少ない湯という仮
説を設定した。これに従い、4隼前の海況条件も付加し、嚢該年の予測漁獲量を冒的変数に、
3・4年前の各冷水面積の占有劉合を説明変数にして(ユ)式を得た.一方、来遊量の鍵定は沖
合での流し綱・廷麗両漁業の旬別漁獲努力量を藁鍵化し瞬蘭漁獲死亡係数を求め、資源量瑠数
から全減少係数を求め、爾者の差を瞬闇濤然死亡係数とした.この値を用いて。曲。姓解鋲で漁
期初めの資源麗数を計算した。次に、細藤(1980)の方法に従って親魚量(巳〉と来遊豊〈R
)を求め翫。短r型の再生産曲線から来遊墨を推定した(図3>。人工鰐イヒ放流がある場合は、
E阿帰率がわかれば来遊量が計算できるので、環境によって如何に漁獲されるかを取り掻う加入
量モデルを作った。佐渡沖・入道埼冷水域の両占有割合によって説明される、沿岸・沖合漁獲
量を決定する式(一次多項弐〉において変数項の補数(この場合、10ひ変数〉で説明啓れるも
のを、取り残し盤と見倣した。当該年度の、沿摩・沖禽漁獲量と、敢り残し量を合わせたもの
を来遊量〈R>とし、3・4年前の親魚蟹(8>をもとに、翫。短r型の再生産醜隷を求め来遊
壁を樵定した。以上の方法により1988∼1990年の予想漁獲量を試算した、
違.今後の問題点と課題
1988年の実際の漁獲蚤を勘案すると、水揚げ量としては若干開きがあるものが認められるが
傾向としては良く似ており、今後とも、調査の縫続によってデータを蓄目すること、謝謝方法
の精査を読けることで、より現実的なモデルができると考えられる。
一一
P14一
3藩
3年前・3月雨冷永域規模と総漁獲蚤の関係
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3年繭の3月俄婆浮冷永域の占育駆合
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麟1 海況要鍛を検討した概念図
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3隼繭の3月入逗瞬紳冷承域の占套刮合
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Yc;当該年の予測漁獲璽
Xi:3卑前の3鍔俊渡沖冷水域の占有割合(%)
X露:4年前の3月儀渡沖冷水域の占有割食(%>
X3=3年前の3月入遵埼沖冷水域の占有罰合(%>
X4;4年前の3月入道埼沸冷水域の占有劉合(%〉
図3 サクラマスの再生産目線
万尾
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予想漁獲量試算律蔵
1988年
1989年
1gge年
重 回 帰 法 ㌧
1079.9
1333,0
1653.3
C。h。酋解栃率再生産関係 ㌧
1383.0
164L2
1771,5
加入モデル目口生産関係 ㌧
2639.2
1864.9
2毒53。2
一115一
W−1一(3)一②一。
モデル海域における資源の効率的利用と管理 北部海域
開始:61年度
北海道立中央水産試験場
佐々木文雄
B本近海の海面における1987年の推定漁獲籔は1,897.0トンである。1981奪以降の維定漁獲
蚤は三982年目1984年には3,000トン以上の羨い;d〈準で維移したが、1985琿以降2,894.6トン∼
1,897.0トンと滅少傾陶にある。
積丹海域の漁獲騒変動から栄成魚群の南下瀦動回遊期と成魚群の北上親日回遊魚のそれぞれ
の接岸来遊魚舞騒の関連性や隣接する海域毎の漁獲量の関連盤も認められない。
未成魚群の成長は接康来遊靭期群では比較的申型の成長離縁解が主傭となっているが、 1月
下葡から・2月上旬頃までに小型の成長個体群の薄型来遊がみられ、成長が一躍変化するが、 2
月上旬または2月中旬以隆では一定の成長が認められる。体長と体高の関係は縦長50c田までの
個体の体高は成長するにしたがって大きくなるとともに徐々に個体差が生じ、体長50c孤以上の
個体では個体差が大きくなるとともに異常に心高の大きいイタマス体型個体が出現する。
未成魚騨の卵輿は卵粒が明瞭に区溺されるが、糖巣は糸状に形成されている状熊で、それぞ
れが未醤達のもので、発達が認められるのは卵巣は3月中旬以降、精輿は4月上旬以降である
未成魚群の食牲はイカナゴを主とする魚類8糠を捕食し魚食牲を示した。また、少量のイカ
類事体、大型甲殻類(ソコエピジャコ)、魚卵(懸賞開〉及びプランクトン類(オキアミ類、
端脚類と極く少量の櫨脚類)が餌料生物となっている。プランクトン類、大型甲殻類及びイカ
類蟹田は副次的な餌料生物に属するものと推測される。しかし、サクラマスの発育段階毎の食
盤について整理すれは、蒋期的にも、海域的にも変化することが明らかで、餌料生物として種
毎に遭遇する機会が多いものが優先種となり得るものと考えられる。また、捕食された魚類等
の大きさ及びその湿璽鷺とサクラマスの体長及び体重との銘は、体長の%以下、体重の7∼8
%以下のものを摂輯する能力は降海間もない幼魚期からすでに備わっているものと推測される
未成魚詳の雌錐比は常に雌魚が卓越し他のサケ・マス類のようにr下期回遊群で雄魚が卓越
し、中期園遊酵で雌雄1戴1、後期回遊群で雌魚が卓越する」という法則牲は承されない。
未成魚群の年齢は斑年魚が常に卓越するがR2年魚の出現比率の季節的な変化は・ 2月中旬か
ら2月下旬までの間に10%から王5%以一と20彩未満までに増大し、その後3月下旬頃までに再び
10%来満に滅少する。このような変化移行のパターンは年によって1葛から2旬の遅速の差が
みられる。
未成魚を対象とした標識放流試験は1977年∼1988薙の聞に951羅が放流され、再捕魚は1融
尾、再捕率19.35%を得た。再捕経過及び分布移動厩遊については、年次輯告やプログレス・
レポートに詳細に報告したので欝酪した。
一116一
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謔P図 積丹岬から沼荊岬沿燦域における1幹7年かち1988年のサクラマ客一塞釣
り漁纂の漁獲難の鞠的測ピ(1977年漁期・職1鵬鞭期:.=ム、1蝉
年漁其躍: 圏、 韮980年漁期こ (〉ζ. 夏981年漁期: △、 1982隼漁期Fl〔=コ、 1983
年漁期=x、19脳年漁期:十、.1985葬漁期=☆、.∫:1986年漁期:..魯、198了
年漁期:V、k鰺8年漁期:マこ※1977年漁期は珍了6隼珍月かち翌年.玉97?
年.6月まで)
繁2園 積丹岬から沼葡岬沿岸域で1978隼からま988年の玉月下旬から2月中旬に
顧識放流されたサクラマ.ス棄成魚の再捕位凝・(瑚再雄:O. 2月再捕
・:口、3鍔再捕:⑳、 胴再捕:ム、 5月再捕:鵬、 6月生捕:傘)
鐸一1《3)一②一d
モデル海域における資源の効率的利用と管理一リアス式沿岸域
開始:6!年度
東北区水産研究所
麗田義成・小達頼子
小谷裕∼・木曾克裕
1。観覧山止
北部本州は北海道に次ぐサクラマスの翼生産の場である.蒋に本四二三のサクラマスは生物
学的特控が分薙の中心地とは轟なっている,地域による多懸な生二二弐に鰐応ずる二三三三を
閣難ずる捷めの墓盤として,本二目簿産サクラマスの生霊蔓に腿する簿昆を整運蜜る。
2。罎究手法
これまでに集積しだ知毘を墓に,憲頻二三における夢クラマスの生藏吏を整理し菱.ま沌,
分鵜の中心地である麓海道のサクラマスの生活史と本彌拙生薩渉クラマスのそれとを比較しだ.
不足している沿岸の幼魚の移動経路や時期に冒する二三を難うだ漆に蹄隼に製き貌いて幼魚の
標識放流及び主要な食物であるニホンウミノミの分三一査を行っだ,
3.珊究一二
(1)二月放流.麗7羅を放流し,そのうち28尾麟翼捕きれ艶.再捕馨態のほとんどは放流点か
ら岩手県南部までの沿摩で轡られたが,藏海道南部から3薦の再鋪蝦膏があっだ(籔隻).幕捕
結柔からみて幼魚は嚢手県南離までは摩沿いに移動するが,その後纒紛岸域を離れて髄上して
ゆくものと推定されだ。馨捷きれ海8憩緯から二二し滝成長聲弦蓋iヨ嚢蓼駒艦9麟であっ菱.
(2)ニホンウミノミの分鞘.至987葬春ii褻の窟機娯治岸でのエホンウミノミの三二櫃回数は三
年と團機に5月に多く,しかも沿岸よ診の裏屡に多かっ海(鐵2>.
(3)生一一のまとめ.これまでの知発を籔3及び褒Rこまとめ海。瀧二葉摩のサクラマスは詑
海三脚のサクラマスと比べて生物掌的驚性が異なり,生濤蔓もかな鞍漿雑である。潔粥東岸巌
サクラマスの雌は(&>1無難ヵ月の淡水生活の後,春學に降灌して三三の三洋生活の旧藩i學に潮
上し漏川内で三夏して産弊・死亡するもの と頓)湾川残留型となのi購まだは2圓産騨して死
亡するもの が主体である.一方,雄は河川残留型とな診0歳ま彪畿三歳で擁めて成熟し,2欝
生殖に参加し沌後死亡:するものが主体である.
4.総括および今後の問題点
ぶ弼榮岸においてサクラマスの増殖を醒る楚めにはスモルトの敏流が嘗効であると考えられ
るが,天然魚の相分紀の様子から判断して,降海型の比率を高めるには残長と購熱の翻輝を必
要とすると思われる,巻に降海した幼魚は承潟が上昇するまでに沿岸で牽公に域長ずる必要が
あり,スモルト領導にあたってスモルト化の蒔期や大きさを考慮する必要がある.天然魚の生
態の知見を蔓に蓄積すると共に,これらに墓つく健全なスモルトの作出捜欝麗難が薯まれる.
一118一
表1 本粥太平洋側と北海道における
サクラマスの生活史の比較
1988
Tag醗。.
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Reiea5e X R母covery o
210
352
4 /28 5 /韮8
5/02 5〆肇フ
235承
196
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5/16 5/蓄7
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5/董6 5/20
5/16 5/ヨ9
5/16 5/i8
5/当6 6/29
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1器
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5/16 5/璽9
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5/「6 5/2δ
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5/2聖 §/O§
5 /2韮 5/28
235,323,潔織馨}・9・・46・・?
麟ll瀟…フ…鴇茎
留
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5/2… 6/17
5/a1 5/27
5/21 s/24
編
甥寒
49
本廻太平洋岸
遡 上 時 期
3〃7月(聾期{ま4。
4紺9舞
ツ月,一部は明)
i藪期は6。7月)
麗 卵 期
s月下旬一11月中旬
8月下旬列0月上甥
卵 数
13,000岬尋,000
2000∼2600
i河川型約20G)
i太平洋農誓)
5/2箋 5/25
5/2】 5/26
5/21 δ/11
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北海道
壊 昌
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雄
ほとんどの観伸
ほとんどいない
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降擁型幼魚の無冠
塩とんど満1議
満1歳および溝a歳
沿潔の幼魚におけ
85%〃94%
約70%
2月〃6月
10月(オ孝一ツの州7月
い
5/27 6/
∼ 5/
* 負aしch巳ry rをared ‘lsh
髣」の劉合
幼魚の標識放流の再高子果
図1
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三
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年 齢
箏 簾 歌5冬響夏秋 冬奪夏秋 冬日夏駄 冬春箆執 冬寡夏秩 冬霧夏秋
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溢岸における漁期
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図3 案弼太平洋側におけるサクラマスの生濡史のまとめ
図2i 1987隼春季の膿勝湾沖定纏における
水渥及びニホンウミノミの鉛雪避有
一119一
π一1《3)一②一e 系群間の生物特性の解明と利用
開始:61年度
養殖研究所
岡騎登志夫
{、石マ耽屡的
サフラて鯨孫一ツフ三毒逗題・“国1多南下磁・こ勧、巨蜘・・弥・・。寸て8動沌
部霧寿欧垂過スて1窮パ…“眠の越冬湯怖=的がう,こφ時期1・おげるサ7ラマズ吻集1動嚢董aび
繍舞義血い蘇繍。殴樹上麟、譲・k・魂解曙ひ紅、・。騨含諏ひ磁
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9・時鞠じ亥…物心合汐ぐ・索きく哲1凱z・・多毛吻し計う凱み。
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W−1一(3)一②一f回帰性のコントロール
開始:61年度
東京大学理学部動物学教室
上田一夫・佐藤真彦・岡 良隆
研:究.霞的および方法
サクラマスの母絹記銘のメカニズムは、不萌な点が多いが、三廻贋帰率は三種魚期における母煩記鉋
の強さと密接な関係があると考えられる。本務究は、幼稚魚の下灘三下のメカニズムを嘆覚神経系の縫
造と機能の面から究明し、麗帰挫の向上および三三の効果的培養に言立っ笈術を確立することを灘的と
している。
とくに、母:日記銘の時期に、サケの騒の、ある下定の物質を神経伝達物質もしくは紳経丁子物質とし
て馬いている糠雛系になんらかの変化が盤ごるかどうか、という三三挫を確かめるたあの基礎的な研究
を行っ規方法として、腿内の挿軽伝達物質や神経鯵飾物質を特異的に染め鷹す免疫懇織化学法を属い
た。LH認(生殖腺劇激ホルモン放出ホルモン)は、各種の務椎動物において、生殖行動を健進ずる麟内
物質の候補として知られているが、サケの三朔籔帰は産卵のたあのものであり,生殖行勤とも密接に簾
係していることから、膿雌が母摺購帰にも蘭与している可能盤が考えられる。そこで、サクラマス、論
ジマス、ヒメマス、シロザケを驚いて、猟聡神経系および醗認神経系に三門した{押回を持つF黙F譲羅e
神経系について調べた。
研究結果および考察
図11こ、参考のために、ドワーフグーラミー・1こお1ナる膿認糠経系を示す.騰照を産生している簿羅緬
胞の綱胞体は、終紳経神経節(躍烹側の矢郎)および鏡索誌野(図右測の矢爺)に蓼盛している。ま允.
膿畷免疫曝性線雑は脳内に広く発霧しているが、とくに、嘆覚の一凌串纏である嘆球、鑑殖行勤に嚢進
的に働くと考えられている三二慶{劉野および擁索前野、鏡覚の申纏である門門などに多く覧られるの
つぎに、上説の露種のサケについて撮朗糠経系を謂べてみた。ところが、今璽罵いた抗雄器壷灘ま、
脊椎動物各種の膿離分子種を認識するそノタ羅一ン丁丁であるにもか寮わらず、ニジマスで多少の漂:応
が認あられたほかは、サクラマス、ヒメマス、シロザケともに殆ど撰:応が箆られなかった。この理研に
ついては、今後の後討を要すると思われる韓
そこでつぎに、F駅F論羅e神経系について調べてみた。サクラマスにお1ナる三七を図慧、3に示す。
F駅Fa睡deに対しては、市賑の三三溝でも大変よく度慈した。纏胞体は今回の三三では毘られなかった
が、これはおそらくF囎F餓ideが産生されるとすぐに軸索や樹状突莚1こ運ばれてしまうためと愚われる。
したがって、細飽体を検鐡するにはコルヒチンなどによって軸索翰送を止めてやる必要がある。F認F
a澱述e賜性四維は脳内に広く分布していたが、とくに、、四球、終下腹三野、議索前野、鏡蓋など、さき
にのべたグーラミーの四顧神経系と非常に類似した麟部位に高密度に髭られた。
これらの結果は、F殿Fa賊de禅経系が喚覚系および生殖行動に関違した麟部亀と密接な関連を持つこ
とを示しており、先にも述べたよう1こ、母廻園帰にも斑照および脳留a韻de神経系が関与している可能
性を示唆している。
一122一
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か綱飽捧、 欝欝が先懲懲性織雑を示す。 93:嘆球。 貿巴1:終鰭。 醸:
携縛縫。 L: 撹庫下部。780:観臨 鋸: 乳鑛捧。 濁・繋駕。 Cb:小
髄。 差健の矢印は贅神縫神経節の、 右書の矢紹は携索前野の免疫騒
瞥纈胞を織す。
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騒2。 サクラマスの嗅球における
飼3。 サクラマスの終神羅簸官近における
鰭懸a蹴δe隆性隷維。
F誕Rぎa灘曲鴎性覇綾。
一123一
IV−1一(3)一②一9
増養殖の複合による生産性の向上一サクラマス・サケ
開始:61年度
岩手県爾部栽培漁業センター宮古分場
煙由 彰・支倉 理・山内清三
1.研究目的
三睦沿岸におけるサクラマスは、サケと其に計画生産職能な魚種と考えられている。そこで、
今後考えられるサケとサクラマスの複合的資源の効率的な培養方法や、蜜源管理システムの確
立を屠指し、調査、研究を行う。
2.研究手法
G>サクラマスの漁獲量は票内主要5市場(久慈、審欝、山嶺、釜石、大総渡〉の漁獲貌欝資
料を用い.も
(2>久慈、富古、由国市場に承揚げされたサクラマスの魚棒灘定を行い、題時に鰭隠り標識魚
の発見に努めた。
(3>宮古市場に水揚げされたサクラマスを買い上げ、生殖腺熱について調査しだ。
3.{冴究成果
(1)玉988無の踊手票主要5毒場におけるサクラマス漁獲量膿、藍建殿.2もであ斡前渡(1987奪〉
より約9も増加し凝。漁業種壷にはそのほとんどが定置網で漁獲されておの、ま漁緩白き纈で
の漁獲は減少した。
(2)定置網で漁獲されるサクラマスの平均庵馬長は漁期躇始1碍(璽月〉には30c罎強であるが、
以後直線的に増臥し、繋了時(6∼7月〉には60鎌弱になる。しかし、久慈では逝購で放流し
た幼魚(20∼畦Oc図)が漁期終了時近くで濾獲される凋め、撞鐘羅叉長は減少しだ(緩!).
(3)各事場では、さまざまな種類の鰭切り糠識魚が出現した。久慈市場の舗を嚢至に示した。
舎謙で692尾出現し、最も多かっ艶雛切の標識魚は、脂鰭と右腹鰭を窃嘉しだものであの、2喚
2尾(35.0%〉であった。
(の1988年における撫切り藻識魚の推定混入率(鰭甥夢繧識魚庭鍛/推定隷水揚げ薦鍛)は久
慈で8.31%、宴誉で4.25%、由闘で焦9讐6とかなりの割舎を占める(嚢窯)。無嬢識で放流き
れたものも考えると、岩手渠で漁獲されるサクラマスのかなのの愚女を放流魚が占∼あてお鞍、
天然の資源が、さほど大きくない事が窺える。
(5)本県に寮遊するサクラマスの簸の出環率は五∼2月が30∼60銘と高く、蔭月白降は鱒錫以
下になる。19腿∼86年に行われた醸識放流結果を合わぜて考えると、茎∼2月に来遊するサク
ラマスと4∼6月に来遊するものでは異なつだ群が来避している可能織がある。このことにつ
いての究明は今後の課題である。
一124一
(c図>
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3市場におけるサクラマスの平均尾台長
図1
8 (月)
(書∼}82∼88年)
袋1 久慈市場に水揚げされた標識サクラマス(1988葬)
標識部位
脂+右腹
標識(?)
胸
脾腹
右腹
、
臆牽左腹
脂
四二
胸
胸
胸
騰
鹸
計
2
2
1月上旬
2
中旬
下旬
1
2
6
…
2
2
2
2月上旬
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0
0
5
中旬
下旬
3月上旬
3
8
24
26
中旬
下旬
4月上旬
中旬
下旬
興
霧
39
5月上旬
中旬
下旬
ほ
6月上旬
7
中旬
下旬
1
13
14
9
荏
2
7
1
5
1
17
5
王逢
7
三4
5
韮4
3
王2
3
7
5
1
塁
2
2
10
15
3
1
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1
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2
6
3
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8
7
雛
19
11
玉6
5
3
2
3
6
三
2
3
荏7
78
88
132
163
65
27
19
韮
1
14
9
中旬
下旬
ま
17
三
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1
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1
1
1
12
三
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2蔓2
蓑2
22
65
15
49
15
9
13
2
25
窟 古
久 慈
推定漁
獲羅数
1 月
2 月
3 月
4 月
5 月
6 月
7 月
123
43
69
692
鎗甥り標識魚の推定混入率(1988>
篇場
辞
9
3
5
?
2
7
7月上旬
欝
1
1
10
294
56
702
標識魚
数
互o
標識魚 齪漁
混入率 獲尾数
3.4G%
数
15
機識魚
混入蕩
推定漁
獲尾数
2.塁?%
荏63
9
王.9荏
55
1
L82
標識魚
数
譲識魚
混入率
L66
思4
6
0
2,855
100
3.50
1,009
61
6.05
13.26
83¢
9玉
1G.95
331
暖3
12.99
璽
13.06
18.§9
216
53
3
29
692
8.31
§,081
2
3.57
7.41
6.15
1.96夏
52
298
260
3擁
三56
8β29
4,846
608
362
繧識魚
山 随
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2,蟹6
120
4.97
一125一
P♂一3一(2)一9
増養殖の複合による生産性の向上一サクラマス・サケ
開始:6!年度
宮城県内水薗水産試験場
笠原恵介・末永裕章
藤原 健・岡崎孝泊
三下磁参し磁繊嫡罐劒働、三州鮒7ラマスのス毛ル権撒潅肋平野孤北
二野気門・〃・1 甜7つぐス幼魚、磁鰍撫臆ち災施し斥.下町し{臥熔潜門礁、の欝藩
彼班匙綱野幌施し瓦久モルト齢1獣繭ざ捌娠進じ聯影二三拡(図1)、(力懲警
視ち防(・を瀕(クぐて蕨:凹し橡、蓉尺、こ畝らの飼国警がス名ルト華K友ぼす影響くク\咬梗
嶺’し斥、雄1戚}葬:酸区と通・ク昌からク(下層、ち甲i唱に成下移三型の彪現が見命ρ《授。しカ\∼シ、飼
宿当初のよ月、2月力・ら門違K萩像促進さ也尺④ナ②)ノ(⑤燭彦で慈、グの8月1(天茅の雄が
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かぞあワf((函2)。こ麻ら威黙關翅時期の⑥ぞ④)らし(扮ずる騰哀じα9工の関橡鰯3)ち昆ると,、
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な、、旅めむq奢、8月孝で・{(棒下20畷以千1て柳串1するこじが不出ズで、oの二期(このイ鰍葱二
二;一三G瓢黙へ働・“て億うこじ瑚らカ・である.〉脈、二軸斥斎・脈幼魚のス
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のス毛ルトの錯も此藪レ惣(鍛4>。雄感(①ぞ②)彦ガリス毛ルト韻蜆1憲なく、〃月害で榔下した@
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雌で汐(①イ②)匡のス名ルト爺蔦、柁の区旧り感るがに抵かった。こあOじから、愚蕨の成哀展
進,楼三孝で汐ス毛,ルトィ6で感なく、譲諮に飼かのゼニ’《しぎウこと’が蜴らかであグ尺。以ヱよリ
剃・1・即す7そぐスのス毛ルトも劾泉的1てま彦す乃ため1くは、図5の厳衰隷下が薄えゆ訊拠深
1鉤川へ放下畝欝騰里下幼魚1纈}梱姶の町回,ス物レ瞬鶏一丁など門下で柔然
幼魚し天き浴相邊,が見ら三下6)、朕三種笛じしての鈎朔ノ}蜘く疑簡が脅惣臥権、孝爾∼刺糸や7
ラ《ス幼魚ρ》移:諮三三試駿も石\\、欝湧診後じ死茎回遊翻始期の重態,鱗海二野戦くワ寸て鍋
重レ惣。;門下幼魚の縣’感三口かわ光方i(向か〃〆逸の薙芽1威であり、銘秀承癒:での稼門門な
々㍉挨(國7)。旗煮三川じ濱野の永墨が2乙でノ致すゐ4掃キ旬1〈鞠の爵瀞が罐認ゼ脈、その
後幼魚権鮨瑚(内野筋が、献哀逸濠、麟脚脈学力吻/廻で之σ級肺・なり急遮であ。汽
(⑭8>。♪矯く光眞罎遊ち蝋媚し負し紛な{必ゐラ白承是鍬瀟魚くワ寸て、朕流魚、じ笑餐、象、乞此較
イゐじ、脅動ピノク㈱8)疫脅動イイズ個の{〈髭痔認め白球な\・。このように挙州糸厭瓶幼豫、の
尿秩、紗動感笑然幼魚の〉乞漱と.閣じ}繧飼葱糸して寸仁。客汽、/ヵ自以3二選of(露期く旗流さ
敵fζ獄獣魚が、幣鋳療《絹蜘(琢繍’{畝仁ごじカ’ら,憾/o)、久モルトの憐瀞同門娼硫(瓶時期ぎ1)
感薇幾条轍く天哲く灘し《寸るこしタぐ鰺炉め分融仁.
一126一
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(③牽④鼠)
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図7 糠識幼魚の擦捕水域
駄重 2 3 4 5 月
( 30罵, 工0罵, 1尾)
スモルト出麗蒔期と掻餌髭
(ロ;放流魚,闘;ヲξ然魚)
8W 〆④
’1麺・甲
働 ⑳ ’
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蔓・6789罰噛野
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・面Φ、⑳・・毎
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擁輪騨
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56789節1112雀234覇
図噂 賦験区の成長
③ 4
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図4 体畏15αロ以上の姻体に
出琉したスモルトの二合
ドし20
図9拍浜で採捕された天然魚(ロ)
と糠識焦(翻)の韓畏
鳶響
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図2 げGSIの寧節変動
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(⑰石巻湾内,o石趣漕外)及び
禎浜における時期珊璽網数
(o天然魚,國撚織魚)
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5678910斜壌2霊2345
國5 スモルト譲を高める驚めの成畏様武
図埴0 放涜時期題幼魚の沿津域
鐵現状況
W−2 生物の生態特性を利用する複合生産システム
南西海区水産研究薪
高橋善弥
農業であれ漁業であれ,生産が持続して行われるためには,産業が働きかけている自然界に
おいて生物を通じて物質誌面が行われていなけ為ばならない。陸上において農業が対象として
いる自然界の物資婚環と姥絞して,水申における物璽循環は地較するのが璽難なほど複雑であ
る。農業の轡合,生産考(植物)から消費者(牛,馬,箪など)へ物質(エネルギー)が流れ
る栄養段陵が数少ないうえ,いずれの生物も分布が平面的で,億入の齎有学係も明らかで,心
的管理が容易である。海の自然界を威望とする漁業では,生産者(植物プランクトン)7一次
消費考(動物プランクトン),二次消費者(プランクトンフイーダー〉,高次溝費奢(魚食魚)
,デトリタスフイーダーと,栄養段婚の数が多いうえに,各段階には有用無用の各種生物が数
多く存在している。そ為らが互いに餌料生物,捕食生物,あるいは饒争的立掛にある生物と,
相互に複合して食物網を形成し,物質循環が行われている。このように複雑な縫成と窩次の婚
環をしている水申の物質樋環から,有用生物を漁業生産として間引いているわけである。農業
における入為的管理のゆきとど、いた状況を考えれば,漁業においては端然界における資猟の段
階とも云いえよう。
中画題「砂浜性頭語を中心とする複合生産システム」でほ,治岸漁業で璽要な漁獲封象であ
り,砂浜域に棲息しているヒラメ・カレイ類を中心に考えた。面諭条件が厳しい北方水域では,
棲書している生物の種類数は少なく,語々の種の生体量は多い。これに反して環境条件が納額
な南方水域では種類数は多く,濾々の種の生体量は少ない。それ故,馬方水域では優占種を修
りやすい基盤があるが,南方水域ではそ為がより困難である・そのため,遊出の設定も南方系
砂浜域,南力系磯浜域,北方系砂浜域と地域を分けて行った。すなわち,北方ではヒラメ単一
種の資源増:大に力点をおき,南方ではその他の有用種の資源培養技徳も併せて追求した。互期
においては,自然界におけるヒラメ・カレイ類の生態の研究,避期には人工種苗の添加効果の
薪甕に璽点がおかれ,譲期には種苗放流と資源管理を撰的として生物群集の資源管理モデルの
作成をめざした。
中塗題r生活圏藻場を中心とする襖合生産システムまでは㌢漆岸域で有用生物の誌面場とし
て重要な藻場を総成しているホンダワラ類をと警あげた。人工釣に藻捲を遷威し繋天然の種追
落の愛着に抗して望ましい種群薄を維袴する技衛を開発する。また藻縫が生物盤産に果たす役
割を明らかにし,有罵種の種苗を藻携で育威して,藻場での生産を蕎める技癖を囎蜀する。ま
た宙然界における流れ藻の分窃,それに付髄している生物を調べタ応用種を藻場へ誘導する妓
犠を麗発する。
〈研究成果〉
一128一
砂浜性魚類を申心とする複合生産システム(ヒラメ・カレイ):北方水域,南方水域ともに
ヒラメの館生物鍛の年変動は極めて大きいことが明らかにされ,自然界におけるヒラメ年級群
の豊鐘が生じる原霞の一部が解明された、それと同蒔に,餌生物の増大期にあわせた種苗の放
流,麿効な種苗のサイズ・放流量を推定する根拠が得られた。南方水域では環境収容力に余裕
があり,有馬種の人工的資源増:大が可能なことが明らかにされた。
生活臨藻携を中心とする縷合生産システム:では,人工造成に成功した藩成基質を横転また
は転團した暑合の,藻の繁茂状況が調べられ,天然の藻類群落の擾移に抵抗して有用藻類を維
持する手法が明らかにされた。ホンダワラ群落にみられる魚類の季簾的変化とホンダワラ葉上
にみられる餌生物の種と量の闘係が明らかにされた。弓場はナマコの育成場であることも戦明
した。
〈問題点と展望〉
水中に.おける物質循環が複雑であるために,海における良然の生物生産過程に有効な人為的
管理手段は,ごく狭い範囲に限られている。ヒラメの種苗も,大量に安定して生産されるとは
いえ,現状では,養殖用種苗であり,天然の海に放流した場合の生き残り率には問題がある。
海におけるヒラメ穫魚の餌生物量の年変動も大きいことが戦明しており,その機構を追求して
行けば,水域内の物質循環のシミュレーシ蕊ンモデルを作成することとなろう。現在作成され
ているモデルの精度では実用には程違い。人工藻捲の造成では,自然における藻群薄の遷移に
抗して,いかに墾ましい種群落を広い範囲で維持できるか,費用の問題も含めて今後の躁題で
.あろう。
一129一
三一2《1)
砂浜性漁類を中心とする複合生産システム(ヒラメ・カレイ)
頭海区量産研究所
加藤史彦
く研究罎酌〉
ヒラメ・カレイはマダイと共に義が国の泌岸漁業にとって最も璽要な魚であ華,発生の勃期
に極く浅海域で生活するという共遠した生態的特籔釜縛つと共に,人工種苗の生産技衛が違ん
だ種である。第亙期耐究ではこれらの魚の初期生活や生育の編である浅海域を総合的に管理す
ることにより,資源の増大を図ることを謡的として,多くの基礎的醗究が行われだ.その蕊果,
対象種の幼稚仔魚期にお轄る分筍嶽銭・摂養生態・来遊量㊤年記鍮と議耗の様穣および餌碁生
物の分布。生活隻・生産量等が鵜かになった、三思凶事究では人工覆董の効果的塗添加技衛の
醗発を窪的として,種苗の放流と追跡講董が行なわれ,放流後の欝散・移勲・戒長・議耗等が
究醗され,漁業による幼羅魚の混獲の実態や,資源特性嬉も鐙纒された.第聾期の藩究は種麟
放流と資源管理を墓盤とした羅合的資源培養システムを麗発することを羅的とし罫鰻往の戎集
をふまえ生物欝集や生態系あるいは資源管理のモデルを作成し完,これらの縷討の際には,生
態系の構造が複雑な南方域と菊合単輔な北方域と豪比較し,海難縮特姓の抽墨賦もつとめ滋。
〈研究成果〉
ω撃方系舞舞域1こお終る霧懸驚顛の謹欝導流を墓盤とも滋資灘書養システムの離発
山賞禦油谷湾に設置し彪囲い網内に放流したヒラメ種苗藪3濤問で3罵が減耗しだ.滅嚢iの最
大華甲は網内に進入しだホタテウミヘビによる食害である,放流にあたっては種董のサイズを
あまり小型化しないこと,放流までの種苗の活力を高く維詩することが重要である.周防灘で
周年にわたって多くみられる魚種の中で,ネズッポ類とハゼ類が隅e多毛類食性魚としてメイ
タガレイやマコガレイと隔移ニヅチに裁擁する可能性が高㌢、。周防灘では小型底びき網による
強度の漁獲が存在し多くの魚種が投棄されるため,対象海域の醸容力1こは余裕があると捲定さ
れた.周防灘におけるマ灘ガシイ,イシガレイ,メイタガレイ3種の平衡状態の資源を鑑定し,
それらをもとに解離放流野饗の継み合せとその経済効果を鑑定したところ,放流にあたっては
種苗生産の予算が許す隈り中聞育成の期間を長くする方がよく磐かつ,イシガレイの懇み合せ
比率を少なくした方がよいことが判明した。
(2)南方翠煙浜域における総合的嚢源培養システムの露発
五島灘の撃発では概して半βを周期とする流れが全屡において毒越するが,海域および上下
層により特牲が異なる.海底直上の流速は2∼3鰯ノSである.志々伎湾奥部へのヒラメ仔魚の移
入・着遽iには大潮に対応した半湾周期性が認められた。飼蓄実験によると,この蒔期にはヒラ
メの組織中の甲献瞭ホルモン濃度は著しく上昇する.また,着癒稚魚の璽要な餌となるアミ類
幼生数も5湾上葡や申旬の大潮醜後に蕩い魑を示し,これは着癒稚魚の生き残弓麺とっても重
要な意嚥を持つと考えられる、ヨ本各難の浅海でベントスの分帯調査を行った。嚢潟と京都府
一13◎一
窃喪の海岸ではアミ類が卓越するのに対し,油谷湾・志々技湾・熊本県本渡ではヨコエビ類が
優干していた.志々伎湾のアミ類は新町の1μに溝たず由良の王/3強で油谷湾とほぼ同じレベル
にあった、濤奥部では港湾工事の完成に近づく19?8∼1979年を境にして,底質が全体に粗粒化
し,ベントス群集親成の変化が起った。このことは人偽的な海況変化が起こると底質変化を媒
膏にして環境叡容力そのぞものが変引することを示唆している。成長量と呼吸量から推定した
マダイ幼稚魚の餌要求量と里下生物の生産性との等比とから,志々伎湾の海底面積エ蹟aあたり
に養うことができるマダイの数は0。鯵∼◎,雛電と計算された.志々伎湾における三叉長5伽懇の
マダイの分霜密度の最高は19??年のO。麗鷹/ガであり撃この年の底魚三三群集の三三量は餌料
の量的面から溝杯の献態であったことが窺われた.また,マダイの三門につれて顯次餌料とな
るカイアシ類,薦灘工ビ類,アミ類象マダイ天然魚および人工種苗多マダイの競合者ならびに
それら1こ短する捕食考の7っの門門要素からなる志々伎湾の生態系モデルを作り,これまでの
講査で実態のわかっている盛年をシミュレーションしたところタ湾三部の環境叡容力に関して,
隔隷の結論を得盛.志々伎湾において欄体標識をしたアワビ稚貝をカゴ礁に2度にわたって放
流し,潜水行動を観察したところ,秋期の放流では夏期よりも稚員の活動量が低く,放流墓質
に際する丁丁牲が高く,アワビの三二度は憂期よりも軟期に抵下することが判回した。
(譲誌方二三浜域畿お回る麿三熱頚の三二三流を墓盤とした資溝培養システムの閣発
二三市五ナ嵐浜のアミの中での優占種齢磯回臆y$is鱒b鵜t敬の呼吸量をウィンクラ一法によ
蓼灘定し欝鍵年の生産量を求めた。本望の疑間生産量は0.鍵二丁加a/醸であり,その現存量に
対する比率,すなわち懸転率は?,8月はe.2∼◎.3と高セ、が,年平均では魯。雑であった.傳の大き
さを異にするいくつかの群にラテヅクスによるλれ墨標識を施して放流し,生き残りの稻違を
焦較する実験を茨城県大洗跨沿岸と鑑渡島丁丁湾で実施した。放流群の平均体長は大洗では52
∼簿?繍,嚢野湾では39∼§7灘であり,各群とも聡当りの死亡率は1∼2露に紬つたが,前者の実
験では大型群1まど高い生き残りを示した.五ナ嵐浜ではアミの増殖が活発な予期に小型(25囎
前後)のヒラメ種螢を放流し,生産力の有効利用をはかる実験を行った,15万罵のヒラメ種苗
が放流後§曜間にモデル海滅で消費した餌霧アミの量は約2.?加舞と鑑定された.1988年に新潟
漿の三門から新細醗る醸約§5・1晦紛繊に着底したヒラメ稚魚騨・5万尾睨郷れ
た。この海域への稚魚の来遊罵数は1985無繊降大輻に減少している.板曳網の閉合試験により
ヒラメに対する轡屋の選択曲線が捲かれ嚢綱iヨ規嗣の基準が得られた、
〈問題点ど展望〉
ヒラメ矢竹産稚魚の加入量ならびにそれらの餌生物の生産にはかなりの年変動と海域的特徴
がみられる.したがって,本丁究でとられた手法を改良して悸この二つの量を毎年できるだけ
旧くモニタリングしだうえで,人工種苗の放流量を決めることが今後の栽培漁業の展開にあた
って重要であろう,また,ここで得られたパラメタ等の精度を高め,果然および人工資源の効
率的かっ含理的壌利用を舅憎した漁業羽州の渡善が幾本各地で実践されることを期待する.
一エ31一
W−2《1ト①一a
種苗の生理生態特性に基づく放流技術の解明
開始:61年度
京都大学農学部
田中克
1.嗣究臼的
ヒラメの最も顕著な生物学的特性として,右眼の移動と体構造の不相称化を伴った変態現象
をあげることができる。 この過程は,単に形態学的な変化のみならず生態上の一大転換を伴い,
生き残りや撫入にも重大な意昧を持つ。最終年度の凶報籍では,ヒラメ仔稚魚の生理生態的特
性,精に“ヒラメの初期生態と月周期”に関する諸問題を述べ,今後の研究展開の基礎とする。
2.硯究方法
員体的方法については,前年度までの報告で述べたとおりである。アミ類幼生密度の日変化
については,19書5年4月19艮より5月28臼に志々伎疋田ノ浦で実施された載貨採集(NUSネ
ット)で得られたサンプルを用いた(試料の分析は長綺大学教育学巽東 幹夫教授による〉。
3.研究脳髄
糠蝦伎湾の顕ノ浦におけるヒラメ薄墨の移入・着麿には大潮に対応した半月周期性が認めら
れた(図1)。このような半月周期性は,変態潮田魚の潮汐に対施した鉛直移動と密緩に関連
すると考えられるが,仔魚の生理に及ぼす月周期の影響も重要と推定される。 ヒラメ仔魚が沿
岸域から波打糠の成膏場へ移入する発膏ステージは,変態中∼後期にあたり,この時期には組
織中の甲状腺ホルモン濃度は著しく上昇する(図2)。魚類の圃遊と深くかかわるとされてい
る甲叡腺ホルモンは,サケ・マス類幼稚魚ではスモルト化に伴ってその濃度が急上昇し, しか
もそのサージは新月と連動して生じることが知られている。 もし, ヒラメ仔稚魚においても月
周期と連動した甲状壕ホルモンのサージが起るとすると,成育場への仔魚の接岸回遊が月の周
期と対応して生じることの生理学的な機構の一端を説明することになる。
変態を完了した着底稚魚の主要な餌はアミ類の放出後聞もない幼生である。 1985年に実施し
た翅日間連続採集結黒では㌧アミ類幼生数は5月上旬や中旬の大潮薗後に高い値を示した(園
3)。潮閥帯に生息するアミ類の成熟や幼生放出に月周期性が存在するかどうかは不明である
が,図3がその可能性を示すとすると,大潮時における幼生の大量放出は斬たに移入したヒラ
メ着巖稚魚の生き残りにとっても極めて重要な意昧を持つと考えられる。
《.間題点と次葎度計函
浅海成育場における生物の飼体群動態に及ぼす月の影響を, 人工月周期や入工潮汐周期によ
る実験生態学的手法を用いて追究する必要がある。 また,耳石日周輪や“着底マーク”を捲標
に成膏場での着底後の成長やその海域比較を行うことにより,耳底置後の成長と生き残りや蔑
生物量との関係の解析が可能となろう。
一玉32一
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図1 志々伎湾田ノ浦における舅日間連日採集で得られた着底期
のヒラメ稚仔魚数の変化(1§85年4月鰺日∼5月28日)
ρ・・σ〃・ん∼ゐノ5 ∫1
(重5
丁422。C
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私15。C
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図2 ヒラメ仔稚魚の発育・成長に伴う
組織中甲状腺ホルモン濃度
(サイロキシン)の変化
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図3 志々鼓湾団ノ浦におけるアミ類幼生1固体数
の日変化(畏崎大学教毒学部東 韓炎教授,
28
}
G
未発表資料)
一133一
聾一2一(1)一①一b底生魚類の複合放流技術の開発
開始二61年度
西海区水産研究所下関支所
底魚資源研究室
小嶋喜久雄・木下貴裕・花渕靖子
エ.窃寵屋的
放撫たん工繋馬倣勿雛緊緊て丞・擁矯るこ跡魁救・噸・、梅魑の鋤
再性ぞ・分癩該散様式および減粍実態薯の把:握r厨糖分である、摩・厨究啓人口種緬の特性‘こ関わ
る上記の謡閥題について筑穂!、放顧累ε高める技菊の産立に痩することを践約としている.
2.研充与活
油巻葉彦無畜妨嚇等しK重創∼2飢)に1蘇、網ε設置L、平内1ミヒラメ人エ葎凄を放液
(て矯水によう行動観察と行フ斥.匠}い網ぱアト韓ンラ、ソゼル網銘2/0ρ/3x/7昂を{集い. i
包滋飢の正方形と(1乏(酪の・/鰺8与6碍潔ほ}こ手勢鎌ク7敷催の穫語z∂〃ρ個俸叡鋤獺内
に放流1(第2増俸/粛♪.別ぐミ対照試鞠雪乞(でろ3〃。≦1墾俸乏網外に放流(た。麟k調査ぱ放
ラ殖夜瀬岐間,漁趨餌ら3臼勢揃甲1誘順,計飼《 ・尺細網{肋寒菅の
調査・1くっ、1てば個俸敬のカウントも后つた.
3.石墨蘇
P’放涜直覆(⑳分後♪刎舜網1砺閥鯵確認率1ま,沸流時1娩亡σ嬉の乏脈い!ミ纏纏俸
数0細勘蜴であ・気これ重甚i礎眼て椎定乏麻勲の残鰯数瞬週飢の蘭係(膨)
がら、盆減ケ係争(x)ぱσ/汐3、生残率1β鴻σ8∫8/盒となる.2).融陣内の郷国莫を念
む串薙P(A)と駈丑ヰ勉(8,C,凹型の各プ切ツ71く帯する密度の擁移も園3に示げヒ.ギ穴
却の嫌・理8に群藏し5屋覆∼箒糺んどウ囑勉輌藩肥するぺ純分櫨禽徽で
で煮わぐれる・分解型の吏イζで・みるど,放胤直イ灸な膨い集弔分布を示亨が,翌日Qま至剛{こラン
ダム分噺・妬℃癌業物露R下多する,この聞一齢布への移伽語ら羅・・噸4).
放:流aの定理観察ぞば払うメ1謁鰍く面(夜紹際に多く移動し膨麹て群梱する状態かみウれ瓦
以上。結采がら,にラメほ荻履鹸の将に庭闘に急撃く拓敵行動さ起こす壱のと薦乏られる.
感あ1瓠u網の外側の放流個峰憾Z,a謬雪降全く庭認ざ哲ながフ1も3λ醒G網内のしラメは3
鯛で・37卿灘民た滅勧最大要1融網臨腫出入確輝ラウミへこ等の館1・よ
るヒ思われろ威,重弱個体及び死俸ぱモミジガイ,ヨコエビ類ノニシ,ヤドカリ,カニ類箸ド
廟食,解俸でれ,将1父それば夜爵く頻際尺行われ迄,4).二三回議のメLρ三態か・らみて,放
症時期,放流場前の検討と駅・に、種苗プづズ£あま:り小型化1ないノ放ラ流ま,での種緬の碧力を
島く維孝寿する,放ヲ簡刻ε考鷹する等ゲ蘇の璽・要一な誘巌条序ヂ苞なずと考,之ら教る.
4。残され斥課題
行動三生反間布拡徽緑町・・継るサイズ別の橡討綴u網酬の1蕨沈較露楓解明.
一134一
竹航
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鰻
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蓼
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ハ
鰹農 分捕繁中度据融(CA)の縫厳変化
(振数は久野英二 19681
麺◎
〈 32∼メ
。・7−3・加
韓4◎
塁
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π
:定点数
三
:平均魑体数
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:・分散
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A 8 C D E 区画
騒3
0 1 2 3
経過日数
ランダム分花
一様分布(下i堤は一1)
集中分帯
甥い繕内各ブ鑓ックの分寡輿農の経霞叢i化
一135一
W−2《1)一①一。
底魚群集モデルによる環境収容力の評価
開始:61年度
南西海区水産研究駈
東海 正・旧地英男
工.研究目的
周防灘を対象として魚種組成及びその構成種の食性を明らかにし, ヒラメ・カレイ類の群集
内における位置を明確にし,群集モデルを作属する.この群集モデルを用いて, ヒウメ・カレ
イ類の幼稚魚期の環境叡容力を検討する。
2.開版手法
周防灘における試験操業や,あるいは漁獲物と毅棄物購入によって縁た魚種溺漁獲量を強い
て解析す.る,昨年の:食性調査より,マコガレイとメイタガレイと岡じ食性の数魚種についてそ
の現存量掲数を求め,対象海域における同∼ニッチについての叡容力を検討した.
3.砺究成果
周防灘においてメイタガレイとマコガレイは着鷹以後の幼稚魚公布が著干異なるものの,爾
種は6月以降,小型底びき網漁場(水深15m以深)に高密度に分布する。その後はメイタガレ
イはさらに深い方へと,またマ認ガレイは産卵期11,12月に単勝に移動する.そして,この時
期にメイタガレイとマコガレイは岡じ多毛類食性を示した.周防灘で周無にわたって多くみら
れる魚種の中で,ネズッポ類とハゼ類が同じ多毛類食性魚としてメイタガレイやマ畿ガレイと
同じニッチに佼置する胃能牲が卜い.これら魚種の月溺曳網藏積当りの平均採集尾数(ぬ皿/k㎡
)について,ハタタテヌメリはメイタガレイ岡様, 1月から7月に採集尾数が多く,一方この
恥じ早期にアカウオを除くハゼ類ではその採集尾数に大きな変動はない(図1,2).有矯種で
あるメイタガレイとマコガレイについてその月溺投棄尾数と重量を経隼的に示した(表1).
メイタガレイは’83,’84年に多量に投棄され,その後2隼聞は少ない.また,マコガレイ投棄魚
は1986無に縛に多い.このように,魚種によって投棄:魚尾数に異なった隼変動がある。また,
対象海域をメイタガレイとマコガレイが利用する5,6,7月について,上述の魚種の現存量指数
として,この3ケ月間平均の投棄魚重量を経年的に図3に恭した. ここで,いずれの魚種もそ
の重量は1985年に少なく,同一エッチ魚種の重量合計もかなりの年変動が存在する.
これら投棄魚調査から,周防灘では小型底びき網による強度の漁獲が存在し,多くの魚種が
投棄され,対象海域の収容力には余裕があると考えられる。
4. 問題点と次年蔑謝‘画
嗣一ニッチの魚種内での環境収容力に年変動があり,投棄にみられる強い漁獲圧が存在して
いる.この漁獲圧は収容力に回して聞引き効果がどの程度か明らかでない.今鶴 この漁獲圧
が魚類を含めた生態系に対してどのように,またどの穫度蟻いているのか評樋する必要がある.
一136一
Figj 月男轍緬横当りの平均1;糟尾数(㎞^2)
ネズッポ類およびカレイ頽
車{立・千
棄
轟
Fig.3 3ヶ月平均(5、6、7月)の曳贈面積当りの叢鐙
ρ・り・◇
車包・千
ρ’ ㌧
! 噸。
闘
市.. 愈”・
か_濾脳塘__く企=:一軽灘:論無㍊_御レる
5臼
82/思三 83/63 83鶴 83/67 82/69 81!1!
83焔2 83/24 83/66 82/28 綴∼/田 8レ12
年/月
重
ロハタタテヌメリ ÷ネズミゴチ ◇メイタガレイ ムマユガレイ
9
臼g.2 月別曳網颪覆当りの平均採集尾数(㎞〈2》
!1
鐙
9
1983 1984 !985 ユ986
YEAR
マ
5
4
3
2
着
羅
8
6
金
23
1巳
盛
12
轟
購
ハゼ類
車{立・千
肇
灘
46
渓 裏 ノ ㍉
\ !㌦ ∼ …
\ ∼ 顧 熟 メ ∼く\隻
図マコがH麓iメイタガレイ翻詔籾テヌメリ
札\ 〆 レ謎一一〆\//ヤ
圏ア門田アカ1、蝦固イトヒ‡】、ゼ←=野ジ争⊃+;び3、ゼ
蹄畷 澱\一 ・x:楠:藩:。〆へ尊
1
ぴコ れヒ コ
A__ __声 .,.胴一・・ ,...◇・…
’嵐’
㊤
コ
82/臼1 8郷 83順} 83研 82/¢9 8ユ!!1
83磁 83相4 8躍 82/馨8 824巳 8玉!!2
年/月
日スジハゼ ÷アカハゼ ◇コモチジャコ ムイトヒキハゼ Xアカウオ
周陀灘における標本齢1婁業巳当りのメイタガレイ幼魚とマコガレイ幼魚の投棄尾数と設棄重量.
月 腿onth
Sひecユes
fisheries s七a七ioI}
year, 轟讐短1}er aRd 翼ei竃h七
1
メイタガレイfrog flounder
2 3 4 5 6 7 8 9101112
床波負星ζ 丁0襲O轟a魏i statio!}
1983 捜棄尾数
投棄重量
国u蕩ber/day
弐騒/day
1984 投塁嚢…噸数
妻{u矯ber/day 三3
投棄重量
武墓ノaay Oほ
1985 投棄尾数
製u曲er/day 207
投棄重量
1986 設雍段数
投棄重量
k竃 / day 5.2
轟廷殿ber/day
長洲地鼠
k言/day
, 2625 2300 2267
6?4 15,8 20。O
2畦5 8013 4297 1709 689
0,5 1194 12.1 12●8 6。7
59 333 − 757 411
1昏5 8膨7 − 792 繧伊6
532 181
雇.3 1.8
973 456 270 139 1◎6 24
工2.3 5。8 3。1 2麟0 2弔《 0・3
1226 蔭35 53 三2 55 87
17.5 7.3 1.0 0。1 1曾0 1。9
180 51 44 5 0
2。8 1.O O.9 0.O O
2◎5 80 93 唾0
1r8 1寧1 1 r 4 0.7
翼a鑑as疑 sta七ion
1985 投棄観劇
撫鶏ber/day
。 4765 5695 3078 466 569 王36 94 514
, 弓0炉5 88。2 53.8 10.4 12.5 3。3 2。2 12.9
投棄重量
kg/day
マコガレイ 鼠arbユed sole
床波壌区 Tokona斑i station
1983 投蓼羅罵数
Nu曲er/day
擬簗重量
198姦 投棄罵数
塞ノday
翼u曲er!day
投楽重量
9/day
梨u鼠ber/day
1985 投棄尾数
投棄重量
9/day
聾u殖ber/day
198s 投棄尾数
投棄重量
竃/day
長洲地区 巽agaSU Sもa七ion
o
o・
13
2三
202
396
28
11
19
568
228
2§7
o
◎
Q
80 52 239
139 153 1086
38 1228 69
33
183
92
9 2
42 14
80 296
942 725150三
o
336
違8 0
8 農7 姦
o
18 324 3繧 1828 394 0
2374
1159 513 246 95 27
一 桑7S8 3810 207身 2181 1220
277
o
畦9 塁163 6荏0
5
24
37
251
3
14
0
0
1985 投棄脚数
謎讐思蓋)er/day
O 工569 1032 220 129 44 8 2 13
幾日薫量
墓/睦ay
0 31硅0 4152 1761 130畦 361 79 63 255
一137一
0
G
o
O
二一2《1レ①一d
種苗放流の効果と異体類の資源構造の変化の解明
開始:61年度
南西海区水産研究所資源管理部
正木康昭
1.研究目的
カレイ類3種の資源は密度依存による競会関係があると考え,3種の平衡状態の資源を推定
し,それを実現するだめの最適放流尾数の親み合せとその経済効果を鍵定する.
2。硬究手法
KAFSモデルで推定した現在蜜源蛋に籏定の放流量を加える。それを初期集件としてボル
テラモデルを実行する。望ましい靭期条件とは,理想とする蜜源状態を実硯する初期条件のこ
とであり臥本礒:究では平衡状態時の資源とし彪.しだがって,カレイ類3種の貨源が初期条纏
の変化によってそれらの蜜源を崩壊に薩くこと:なく,かつ,平衡貨源量により早く鋼達する劔
鮒条件を求める.放流量の上鑛を100万麗とし,5万尾ピッチでケースを設定する.詳算年難
は緩大20年問とし,この間の蜜源の推移を検討する。経済効桑については環在までに種麟塗産
が試みられているマコガレイとイシが払イの盆覆顯について,様々な款流尾数の綴み含せをそ
れぞれの魚種を墓準として麹方の放流罰合を50∼1◎O%まで肇%きざみで変化き盤,さらに,
放流月を1か月単位でずらぜだ場合の放流種苗玉尾嶺りの生産コストを求める.
3.研究成集
メイタガレイを放流しない場合,マコガレイの放流羅数(X>に離するイシガレイの最適放
流尾数くY)の関係はY罵0。9Xと表せる,メイタガレイを放流すると,メイタガレイの放流
庵数が増大するに儲ってマコガレイの放流尾麹の少ないケースでイシガレイの楼対駒放流尾数
は瀕少する.すなわち,メイタガレイの放流尾数が2◎万尾以下の爆合,マコガレイの放流尾数
が0∼30万尾の範囲においてはイシガレイの放流尾数はY=Xで,縫O∼60万毘の問ではY瓢X
− 5で,70∼100万尾においてはY篇X−10で衰現できる. また, メイタガレイの放流数が30
∼?0万冤の範囲においては,マコガレイの放流尾数が60万尾以下ではY篇X−5で,70∼!00
万尾ではY識X=正0で,きらに,メイタガレイの放流鷹数が80∼憩0万尾の競醤におも悔てはY
潔X−10で袋硯できるく嚢夏).しかしながら,メイタガレイの放流によって蝕の2種の簸遭
放流薦数の親み合せば大きく変化しない。弼者の纏み合せ放流匙墜は0.50∼LO◎の範麗にある,
両魚種の放流時期を同一とし,!2月から翌奪の11月まで飼育しだ種苗の餐.月における生産コス
トを図1に示しだ。天然海における生残率が:不明であり,穫蕾生産の苧算が許す張の申聞育成
の期閣を長くする方がよく,かつ,イシガレイの懇み合ぜ比率を少なくした方がよい.
4.問題点と次年度計魎
実際に添加しだ放流資源の変焦を追瀞調査し,計算誌繋を検誕することが重要である.
一138一
表1.マコガレイ,・イシガレイ,メイタガレイの最適放流割合
メイタガレイの放流男数(万尾)
1◎一2◎
マ
0
コ
ガ
30
レ
イ
の
40
60
放
流
尾
数
(
70
万
塵
1
)
1◎0
30−70
80−100
10ゆ1。00
20ゆ1.00
30ゆ1.00
Y=X−5
10ゆ0.50
20吻0。75
30ゆ0.83
Y=X一王0
Y=X−5
Y瓢X−5
Y瓢X−1()
Y諜X
10→0.00
20→0.5◎
30→◎.67
40ゆ◎.88
5Gゆ◎.90
40→0.75
Y講X一玉0
70ゆ◎。86
8◎→0。88
Y=X−10
Y需X−10
70→0.86
三◎0→0.90
100ゆ0.90
40→0。88
5◎→0.90
60噸0.92
90噸0.89
60→0.92
70→0.86
80→0。88
90→0.89
5◎ゆ◎.80
60→0,83
80ゆ◎.88
90→0.89
!()◎→0.90
マコガレイの放流罷数:Y,イシガレイの放流回数:X
11
\w\漏許
壌0
9
8.
7
6
\ 町医 \ 決,
、 ㌣ ・ 奄 、 、
∼∼
… ≒
㍉ 275 慢 渇 爆 \
5
4
o・◎噛
αo艦◎.
3 O隔◎つ唱◎.◎.
暁、㌔1
αo、
200 0℃・α
◎つ・o嚇◎一◎.0
2 o、
∬ひσひ嚇σひひα鱒αひ◎
150
◎顧。’◎魑。一(》《》σo.o
1
くレ。つ噸ひひ。・◎・ひひσひひ。.ぴ
長二 一一一・一。
歪00
唾2
α60 q80 tOO
マ轟ガレイの放流量に対するイシガレイの放流割合
図i.マほかレイとイシガレイを岡一月に放流した場合の放流月別
放流劉合別種苗生産コスト
(國中の数寧は至尾当り種苗生産コスト(円))
一139一
胃一2《1)一②一a
生食連鎖における飼料プランクトンの生産過程の解明
開始:61年度
西海区水産研究所
森岡泰啓・山崎純子・木本克鋼
1。概究閉的
平声島志々伎湾(図エ)において着底初期からユ0腋サイズまでのマダイがどれ程の餌を要す
るかを連続的にとらえ夕餌料生物の生産性との対比によってマダイをはじめとする二三初期の
魚類群集の単位面積あたりの蚊容可能な素数がどれ程かを推定する。
2。概究手法
底生生濤に移行しっっある体長エ鋤のマダイは擁脚類A¢ar之論や端脚類に依存して4◎囎に至
り,3G∼7血斑のものは認認エビ類を主食してアミ類,多毛類などをも摂食し,鴨∼8魎駆となる
と大型アミ類に食を変える(木曾1980)。ここでは鹿又長によって15∼40斑恥40∼7◎服,7e∼
100甑の3段階に分け,それぞれが順に擾脚類,謀コェピ類夕そしてアミ類を奪食する遙のと
して,それぞれの段階での餌料要求壷(F,単位は1臼当りの乾重籔羅㌫以下嗣じ)を既往の
追掛と若干の優定を用いて舞出した成長量(Pのと呼吸量(R)から推定した、
3。蘇究成票
5月1日を起算臼としたt臼目1目当りのマダイの成長量と呼吸量は表1の欄外に示す諸弐
によって与えられ, 〔F’譜(PnやR)/Aユよウ食物消化義訓(A)を0.8侮a踊欝63)とした
とき,マダイの1繍の餌料要求量は表1のとおりとなる、上記3っの羅又長区分認とに1罵の
マダイが1貝に要求する餌翻量の平均を計算した(表2)。ここには薩じ海域での1臼あたり
の各ステージにおける餌料の生産量も示してある、鑓麟の生産量を要求量で除することによっ
て海底単位面積あたりに賄うことができるマダイの忌数が算出き淑る.1厩2当切.2《∼0.64尾
となった.畔田(1986)によると,志々伎湾においては屈託長5◎囎のマダイの露霜密度は,
1976,197告1981隼のなかで最務蕎い奪に雛.34隠/難2であった.この値は多マダイの鱒料要求
量と餌耕の生産量から割参出きれた温容品数の範囲に収まる。志此後湾の翼部にはマダイのほ
かヒラメはもとより,ネズヅ潔類,ハぜ類ンカサゴ等の仔稚魚が塗屈する(山中エ98θ)。こ
のことをあわせると,志々伎湾奥部においては少なくと壱マダイの高密度の隼には底魚稚仔寄
集の分布戴は餌料の量的面から満杯の状態であることが窺われる。
4。問題点と今後の諜題
マダイが大きくなって.7◎膣潮に達しても単位面積あた参の叡寝癖能な尾数に変化があま参み
られないことは,魚体の重量から推すだけでいかにも不自然とみら戴よう.生産量の推定の基
礎となっている餌料生物の現存董や鑑産速度の値には吟味を要し,ことに大型の生物について
は資耕が少なく,むしろこれから蓄積すべき壱のである,
一玉40一
1509
幡ゴ
34・
32・
躍1.授崎県平戸島志々伎湾の位置と形状.
衷1.当議マダイの成喪,辱吸と餌料要求量(1欝当りの乾重量,斑9)
成長愚
羅又長(麗) 乾重量(蹴9)
15
8.§9
壊0
221。8
70
1GO
呼吸量 餌覇要求曇
1.45 1.52
3.71
35.51
13.42 、 14,99
三382
棊7.77 55.35
4435
107.3 127.3
i28.9
293.3
5月1躍を趨算陵としたち艮後の尾弓長(L,關} 1畔田ほか1980)3
王」二= e◎7魂セ十,5.75.。●。●。,。●・の。・●●・●●φ。。頓・,。辱。ひ・畳。ゆ吟,・。卿(!)
羅又長一体重(乾卸量,W鼠9)闘係(Ta轟aka e亀駐1,1987):
logW雛3・26§10&L−2・831………∵… …………(2)
毛資後の体重(一心量霞9,式(1),(2)より}:.
W嵩1285X!ひ3×』(3.74も十5.75)3・269………・・… (3)
t9巳の旨閥成長量(乾璽髭醗9,武㈲を微分)= ミ
Pn蟷W,驚3.108×13卿3×(0.74・毛十石.75)2・a69・…(4)
伸璽(乾重澱ンW腹9)一呼吸遼度(R,副02/ぬr)闘係:
(安楽・協同ま973);
R瓢0.oeg wo・?14・…・………… ………………(5)
t翼農の臼間呼吸量(乾重量滋g,式(5)より,1磁iG2需4.89隠1
(K蓋e量ber 1§61) , 1e紅1嵩譜{}.2踵g乾田量(LaureI1¢e I977) , 遊泳, 摂餌等
に式(5)の2倍(恥B臓ig69),1日の活動の時間12時問(SudQ et al.
1987))ε
…モ嵩 2.733×10騨3× ((}.74t一{一 5.75}2・334・辱。。5・・や・。曹・。・・(6)
裏$。当歳マダイの餌麟要求と館斜生物の生産(乾燥璽量♪斑幻
麗又長(醐)
臼 数艦 餌親要求量 主な餌耕b 餌料一物髭 露麟生産率 露麟生産量 マダイ蚊容数
(◎r墓!1・雌一り (麗曹2) ・(譲胴三) (滋”2・d−1) (◎r琶3.・綴糟a)
1§畷。
s3.8
玉6.5蔓
虞ひ70
壕0,5
79−1◎o
《0.S
76,74
294.8
直騨昭ほか (ig8◎}
饒脚類
鵡膨類
アミ類
わ 木欝 (i380》
εG O.1
6.¢
0,36
1895c O.011−O.¢17¢
20.8−32.2
0.2アー。.42
藁2.O一!12
0.a1−0.55
7Goc c 藝洋日輪 (王986)
一141一
〔}.06一〔},三6
IV−2一(!)一②∼b
腐食連鎖における餌料ベントスの生産過程の解明
開始:61年度
長崎大学教育学部
東 幹夫・草野信孝
{.磯旨的
・乞囲辮が咳浴ソ流λ海フ弓のな》画嚢,伎湾で1訪着蜘く高騰で厳透・着颪するヒラメ翠黛が
纏薦ピ婆を尽す.老励磯櫛ψ鍵に摺を厳礎収容力ぽ皆殺疏礪・食蓮鎖壱がす錨バン弄スφ豪
庫1待・で難帰びる.蘇勲戦勢辮・嬢むノ瞬卿鋤ベン}ス賑嘱藪見越・
シ,畜ぞ硬湾カヒヲメ薦勲く献言多厳選収餐力をメ蓬館ず多’る.さ弥(過痴β茅爾1(ウ数珍同彦
翻躯ント嘱鈎羅馬蜘膨澹激夢1箒る底贋蜘㍑対比硬恥曝夢。
2.毒究季蓑
鰯ベン}尺脚継綴朗畷灘一レ、拗雑の試鋤齢紛鞭群酵歓し忽四域蝦
駆動評9泌年6濾1(図1{房(ナグ欝欝で行だブ汽、欝幽幽誌ぞ及ラ麹な4建藻‘綴・ゾ/郷
浮グラノ9泌年霧で6刃の群集物を野兎とレr(、二ゆ燭多溺命φ厳飛騨を,底難聴どレ汽.
3.磯:蘇
(D酒資域κ」姦い閉荻辮でとヲメ日野息1て適レ孜覇ぢ蜜探9解で翻プミ濤声磯濱参ψ
1(帯し、溜甥・誌々孜湧・承事の雁一挺ほヨコエビ豆旨磯鴫レでゾ冶(表4).照でレ.
服フ1謝κ一zとと叡くアミ凄が夕’劾惚で陀浄域と翼が多。志を疎湾ρアミ勲痢謁躬4κ尚∫く
ず蜜良の%タ鼠で麹厨湧と1護ば同ジンベ∼レ・1写る。(2)図21く示む群(繁華綾の噺旋房魏全紙威
力咳ゐ鰐吻覆陶が読丸払尽るぐ撫ψ”1㌶/8房永舞ソソ字ッ}κよ参♪.(の講壇瞬ク髪
煮聞群集蜘以4綴ぐ飼1〈よ・《グラズダータ祈を看だ脈縁,鵜1摂多,凌良副,溜舗
σ3,志糞焼霧σz,本演μβの誹〃クズワッ,7‘(分’ノラ磁汽ので,次K7’ロック陶翫茗計蓼
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碓魚の媚麟衣るアミ琢κ慈磯釣㌧霧察裂籔をみつ汽:湾採鳥弱こどが豹グ多、㈱志妨乏
蕩駒4是細く卿薩がバン隊動琶鷹勲、鱗細螺療薇誘脇rく塵ガ㌦匹甜
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嵐渤励ア7でアミ即ぐ/弼髄ヒθ一淋減弥ひ裁耀どが認黙れ私ω湾輿勤て
おσ莇を湾工豹》チ移い彦凄が錨1く締化(議藪客雅考≧1享癖直47ク%がらノ7卑!η%.’犀孝
潔3タ)し,湾異入ロ{く近い匹51くお・、て図ヲ1て示≠ようが翻り震兆が,エ夢の彪威ンて
麺ブ〈/9浮〃汐年左鹿∼(シてノ芝4}前後ぐ起うで、・多こどが冶ガフ汽.ンのこ乙σノく冶醇だ誇
麗憂紀縦ζこると鈎窟変菰を藻か1てレ之霰虜収餐が老のむ0が震イけ多ことを示峻レている、
一142一
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図2、∬翻φ定葱別高次分類葬嶺威ψ比較
図3.タ豫域φ7汐ッノ闘瀬鞍懸瀞欺
1穿る動最函表と斎アワッ7ウ乎均皇‘絶霧度と追次が嚢畔織成を示ず湾グラフ
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}鵬 爵隠B躍 職 鰍鴛聯 鱒踵 畳零鴨㈱閥 賜喝 脇 跨踊 陽阿脚間 鰍 ゆ鷺鱈博 ㈱職 腎郡麟
図4簾点ψ蓼婆ベン}ス均馨霧寅価痂勃魔鞍兆
一143一
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暴麟搬骨
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鷺
ほ さ ゆらニ ゆむむ ヨが にお け わ りが ぬアヨ がおご ガアき コうアア
露_,詮一プ
国鷺幣r
IV−2一(1)一②一。
底生魚類の行動に係わる底層流動の解明
開始:6!年度
西海区水産研究所
中村保昭・玉井一壽・宮地邦明
1,研究目的
五島灘にモデル海域を設定し,底生魚類とりわけ異体類を対象として,魚の行動生態や再生
産に大きく関与する海洋環境,特に底層の流れの実態を解卜し,資源培養システムの確立に資
する.
2.研究手法
五島灘をとり囲むように底層に観灘点(図 1)を設け,多項灘観測(麹記式流速蚤) およ
び水温連続観測(王C記憶式水温計)を行った.また,海巌直上(Sta.探,50c醗)においても新
測器(3軸電磁流速計)を周いて3次元の流速を測定した,これらの資轟に躊系列解析を施し,
織細鷹罎流動の特性を明らかにした,
3,研究成黒
底層における流れの統計的な諸特牲は,各測点において著しく異なる.流れの持続牲も季沖
合いでは2日程度(図 2)を,沿岸においては2∼6日を示し,海域によってやはり大きく異な
る.蒔には片引も観漁されるが,概して単濤を周期とする流れが全域において卓越し,下層に
向かう程支配的な流れとなる.水温躍層の発達する夏季には,躍麿を挟んで半欝を周期とする
逆位稲の流れが出現しやすい.この半日周期の変動は水温にも流れに対応した形で現われる.
これらの現象は内部潮汐の卓越を示すものである,劉に,3∼塩日を周期とする畏周期の変動も
海域によっては検出される、このように,海域による底漏流の特性の違い,また,上・下層聞
での特性の違いが明確になった,
一方,海底直上における流れは(図 3),水平及び鉛薩爾方向ともに細かい乱れのスケー
」ルを含むが,水平方向においては,やはり帯日周期の変動が卓越する.流れは海岸綜に平行な
成分(東方)が大きく,瀕潮期には棄向きの,落潮期には西向きの流れとなる,平均流も海岸
線にほぼ沿う形となり西∼北西の流向を示し,流速の値は2∼3c餌sである.・また,水温は藏寒
期に低温水の波及により降温し,落潮期にはその後退により昇温し,潮汐に伴った水渥躍層の
昇降の影響を認める,その水温変化は概して濾瀬期に大きく,落潮期に小さい,
4,問題点と次隼度計爾
底層流動の諸特性に関する知見は,流動環境に依存する生物,例えば発生初期の生物輸送や
滞留を,あるいは異体類の着憲過程を考える際の異体的示唆.となる.これらの知見と生物情報
とをどのように組み合わせるかが今後の課題となるので,これに対して考察をすすめ,底生魚
類の行動に係わる底層流動の合体的役罰を一層明確にする.
一144一
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◎ 臼酒水灘雄を設置{Sし・轟弾‘学監鰯・ユ認7・蓋螂} 、’・、..
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図 1 観灘点;繍85∼1988年
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㌧
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流速ベクトル(C週!5).
熱、
滋1.夢..総一譲,1籔幅..
吻Lo
巳呂
o ヨ コ 凄 ら 5 6 7{doy5}
図2 五覇灘中央(s乞.1>における流速変動
のコレログラム(198δ年?月22B∼8月26績)
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賦♂轄画ハ鴨w
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員=働 齢=ξ“ 12:晦 61=3眩 14:2巳 臼3:総 36;㈱
一3
函3踊精密流石言悌よる海長上の瀬.擁(ユ98時明27∼3昭,S凱亀野馳先.、・.32・
陶45’ 繧P29.嘆’臨水深酌1樋)陀ンサ畷置厨海底上5・・監灘定醐,建,5秒,
バースト固有;2分,サンプル燭数:30欄;資濁はサンプル数縛燭の平均による,
一1.45一
IV−2一(1)一②一d
有用植食動物の放流個体群の効果的な管理技術の開発
.開始:61年度
西海区水産研究所
鬼頭釣・山崎 誠・井上清和
1馳
A薪箋欝的
南方糸岩礁域において種苗敏流を基盤とした、アワビ資源の禦大をはかる欝欝の捧系{ヒを資釣とす
る。前年度の放流実験で1Q月忌降餓流謹翼の活諜報が麺燭に鈍蓼、肥淺度も鱈下することが購らか
となった。穫長の濡勲量的敏流した霧禽の生残と漆い係わ謬を接つことが考えられ、ヱの蔑象の樗畿
強髪知るた:め.よ》精農の高い条俘ヂでの再実駿を謡った,
£.研究手法
鰹偉稼識をした羅員をカゴ磁1こ慧簾にわ薦って覆蒼し、灌承観察によ弩行勲を蕊録するとともに蟹
濤カゴ礁を解差して全残存懸韓を簸琴上げ、膏勲1こ濁する要素にっ輪て数鷺縫な評侮董鍍える試みを
した。呉捧離な婁験経過として垂ま、マ湾書目、50◎骸韓をカゴ礁難墓に数流、8肩2鑓墓餐を簿資し
て解6繧難を採捲.うち50愚館を欝灘の蟹、遜露隅一昆基の露ゴ礎に謳縷露つつ菖鍍流、縫は残心旛
設にて薯養した.10鴛19翼、劉に飼了していた5a健韓を奪え、誹273縫韓逡三基のカゴ礁に敏流した.
11肩15翼、全量餐を癬露し℃全残存儀猿を譲難上げた。
3。概究選果
7薄及び1G海のa溺の敷流の醗で、蕨流藤:鍛の逸議獣流、熊流薩:後と1露蕩蓑の羅察時に蓬璽裏薩
に出窺していだ儀鎗数鶴含.及び、1驚薫後に基賢講に残存してい記綴韓i三遷会老鰭鞍すると島回の
ようになった、濁敏流と・も放流藷後の逸散はほとんど認めら叡ながっ驚.基蟹表面への綴畷は7月奪
合で1.3鰹僚/王園の観察/!爵ゴ礁、10罵がL7偶偉であった。カゴ礁への残留口紅月数藏綴綜数に慧
する罰合として姥賦すると、7海が55濃鶉、10慧が81。7暁であった.
このように登算農の鯖畢と隅犠.款期の婆心で1ま夏期よ蓼も程員の聖裁量が潔く、敏流釜質に欝す
る定」堅強…の高いことが畷らかとなった。
避i適度の鑑移を放流時及び採捲時ごとに羅;貝の平均として求め騒下の藩果を錫撫,7薄に鍍流した
穰1体箆では隷流時点で◎.131が8月には0.12§とな丁離、11月にはG.117となつ驚.8肩から10薄まで蓄
養しだ連体匿では10月の敏流時で0.128、鷺月の採捲時には0,125であった。このように顯淺度は夏期
よりも秋期に低下すること、:敬流時点で蕩い催を溢す羅貝は、その後!ヵ携経過してもいぜん高い値
を持貌することが萌らかとなった。
4.問題点と次隼度議薗
アワビ穫貝の生残に嫁雑貝の擾麺と捕食が深く孫わっている.特に擾舞盤態を知ることは敷流条縛
の禦定とも蘭係し、その解瞬が急が訊る。魚類のように水串に撰慰し、達読醜な観察が難しい生物の
擾鶴生懇を知るに綜、一帯に讐晦門中を詳しく調べる手法がとられる。アワビにもこの方法の趨罵を
試みる必要がある。
一1壌6一
志三三湾のカゴ礁2基に放流されたク纂アワビ三三稚貝
の基質表面への出現個体数
7月
8月
10月
11月
観察乱数 8
8
8
4
表出個体数合計 2
7
!0
Q
志々三三のカゴ礁1墓に7月及び10月に放流されたク捻アワビ人工稚貝の
1実月後の残留個体数割合
敏流掻体数
回留欄体数
残留率(%)
1日あたり
減少率
25Q
273
7月馬流
1嘱放流
138
223
§繰3
黛
55.2
81、7
Q.023
0。008
○
詳
躍
\ 《三熱
璽
馨
萎鱗
甑餐《》
凄 轟 $ 《》 縄
二二墓
7月および10月に志々伎湾に放流したク雛アワビ
人工稚貝の麗満度の変化
一147一
π一2一(1)一②一e
種苗放流による生態系モデルの検証
開始:6!年度
西海区水産研究所
遠洋水産研究室
加藤史彦・池本麗子・重藤広幸・加藤 守
1。紐究δ的
餌轟生物の生産を基礎とし,主要生物聞の捕食ど競含関係を模式化した志々伎湾の生態系モ
デルを作成する,これにより海域の環境収容力を算定し,放流海域の余劇毒容力にみあった合
理的な種苗放流の方法を策定する,
2,研究方法
志々伎溝の生物生産に関する知見を総合して,生態系の数学モデルを考え,これのコンピュ
ータプログラムを作成し,シミュレーションにより賎往のマダイ欄体群の動懇に醐する知見や
種苗放流実験結果と比較し,モデルやパラメタの妥当性を検討した。また,年々の余剰収容力
を算定するために必要なヒラメやマダイ稚仔魚の来遊量調査や,薙次金壷で段階的に大型化さ
せているヒラメの種苗放流実験も織薪iした、
3.研究成果
今年度作成したモデルの空間的範翻はマダイが着憲・成蕎する湾央部と湾奥部で,蒔聞的範
囲は,標準的な着底時期の5月5臼から湾外に移出しはじめる9月5譲までの婆カ月間としだ
(図1).系の構成要素は,マダイの発育につれて顧次餌群となるカイアシ類,難灘エビ類,
アミ類,マダイ天然魚および人工種苗,マダイとの餌の面での饒出離ならびにそれらに撫する
捕食者の7っ(表1)で,蔚年に比べて複雑かっ時間的に拡大している。多数のパラメタを装
い穿これらの構成要素間の関係と綴場数の変動は官公方程式をもって表現した(表2).餌生
物の個体数の変動はロジスティヅクモデルを基本とし,それに蕪風圧を継み込んだ.マダイ,
競合餐,捕食考の欄体数の変動には滅耗率,餌の豊度による増加率あるいは被捕食罵数などの
パラメタを用いたゼ各変数の初期値やパラメタは既往の知見参考にしたり,ある魑は捲湖によ
り仮に与え,幾多の感度試験の後に確定した。この湾の環境収容力の限界である約1ge寿尾の
マダイ浮遊稚魚が来遊したと考えられている19??年をシミュレーシ灘ンしたところ,麟生物は
再生産可能なぎりぎりの状態であることが示され(図3),このモデルはマダイの環境叡容力
に関するこれ濠での見解を追認した.1983年と1§縫奪に実施したマダイ人工種苗の放流実験を
シミュレーシ滋ンしたところ,実際の追蹄調査結果とは若干の縮違がみられ(図4),これら
から人工種苗の放流後の生残率は想像塚上に高いことが推察された。
4。問題点
モデルの構成要素を複雑化しっっ疇君門的範翼も拡大し,種苗放流の実用に討応させるとと
もに,フィールドにおける実瀾や承槽での実験によ弓パラメタの精度を高める必要がある。
一148一
表2,各構成種の鰯俸数変動方程武
義1, 生態系モデルの蔽態変数とその初期値
.変数名
解 説
h dX1/(メホニca1・X1・r−Z−Xエ/cb1ノーσエyo・yo一σ1γ1・γ1一σ(ゴ1・}「2
単位 初期値
dX2/ゴめ=c82・X2・r1−X2/cわ2ノーσ2rO・γ0一σ2y1・}ワーcd2・}「2
xエ
駕
X3
γ0
アエ
γ2
カイアシ類の飼体数 ’ 億尾
籔コエビ難の鰯体数 億箆
アミ類の偲俸数 億尾
マダイ敏流種苗の偲俸数 万毘
マダイ天然魚の{圏俸数 万尾
蹴合種の偲体数 万尾
捕貧種の綱体数 万尾
250
ゴX3/ゴε=ca3・滋13・r1−X3/bb3ノー03ro・γ0一σ3yユ・r1−c(ノ3・γ2
玉0
ただし,c8エ,c82/c83およびb1,わ2,b3はX1,X2/X3の内的増加
寮と環境収容力,σ1roノσ2yoノσ3ア0とσ1γ1,02y1,03y1および
.cゴゐ。(12/cd3はγ0/r1∫y2各1庵による1臼当りの被食尾数,
Y1/d加rエイー。θ1≠vyエノーc91・3
γ0/d群yoイー。θ0≠シroノー喀0・3
7
荏。03−5量08
20−200
10
3
ア2/(ノ‘潔y2・r−cθ2+γ}「2ノー。8’2・2ヲ
ただし,cθ1,ceO,σθ2とcgエ,cgO,cg2はr1,γ0, y2の減少率と
2による三臼当りの被捕食尾数。2レy望,vrのyア2は観の豊度による
減少率の調整係数。
d2/(ノ‘蕊Z・r一σf←c/0・yoチ。ガ・アエ予。/2・γ2ノ
ただし,c∫は乞の減少率,σブ0,cノる。ブ2は餌生物1偲俸が,減少率
の低下に寄与する係数.
マゲイ入卵綴苗 講餌
〈繁加〉
f
慈得慢爵内
’ 、 ㌦
轣@ り、 ㌦』 、 \ 、 ㌦
s厚灘曳}誓朗
底生生潜期
,
ノ
移出
マアナゴ・クロアナゴ・マエソ等捕食壷
夢入
撃噛
』=
p、
素 威 魚
「
罎輝窒
∼δ昇
爆避伊無
驕`15朋
申衝
》.zo∼3帽
鹸簡総然
観鰯種魚
若 魚
?∼40鍾昌
轣B∼70展瞬
V0∼羅。暴酒
9海5B
7月25日
6月15ヨ
§月5巳
(天償鼠+
人エ種傷)
◎ サビハ鰻。ヒメジ・スジハゼ。チダイ簿餓禽看
懸衛アランタきン
カイアシ烈
$
8
8
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器露
8
蓬。
o騨二
三
9
d
図1・志々伎湾におげるマダイ当歳魚
の生活彩態とそれを中心とする
系の梅成 ’
三
触ノ◎
観騎
ア 蔑 頬
釜コエビ頬
画2。カイアシ類,ヨコエビ類,アミ類の
澗俸数変動のシミュレーション
$
客
(19??年,マダイの初期値がユge万尾〉
6
◎o
$
$
8
8
董2 も吋
♂
蛉
50 6◎
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120
了i鵬ゆG¥写}
ig84
三 菱
ゆ ゆ
ご露鉱$
蓬d 頃6
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謬◎ o
融◎ 弓。
ゆ ゆ
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密。 ウ
鶏璽 鱒登
巌マ 蓼}
嚢,1薫、
ギ 辱
ll 8
Yi
ぜ
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¥◎
}く。
毒 鵡
乏
茎
.糧§
麹3.マダイ天然魚・放流種黄,補食考の
偲俸数変動のシミュレーシ途ン
1;!
零
丁
Y2
o
(欝縫年,マダイ天然魚の初期値が30万昆)
δ◎
6◎
9◎
了i「喬e(Qoys}
一149一
120
]:V−2一(1)一③一a
餌料生物群集からみた環境収容力の評価
開始16!年度
ヨ本海区水産研究所
広田裕一・野口轟之
t.研究ξ甦的
モデ1し木域における薦絹慈魚群集の餌料生物,特にあみ類の馨節変動箸の生態についマ.研
究茎行い,またこれ5の鯖果乙呼吸実駿紹集よワ,あみ各駅の生産量の謙準行フ縞
2.墜死与法
餌絹生物は,網漫幅◎.35瓢および網震幅◎・76職の2穫類の四過郵奪取男諏打こソリネット塞ノ
新鶏市五ナ嵐浜旋最2搬かう5絶域で曳くことにより儒た,今辱度は1辮年}月から}2月にカ’
け町回の調査遣した(図i)。呼吸量の隅隅は,あみ惰農左醸ごン1こ入れ,6時蘭かう2今時
間俊の酸桑量茎ウィンクラ嘆却はソ測定する乃玄によフた。昨二二,実験朝が不足しマいた
IOOCか、も20。G〈ア〉フ}く過騨て’夷駿菱…イ『rフた。
3、研禿成果
偶斜生物の現在量(各年亀卜年輪から当年黛霧までともた)は;囎引手が多く,’85辱が少
なか・た(図2)・このうち,あみ撰が最も多かフ鶴麟轡生物訟簿塙月かう開に多く
なり,この1壌に冬奪や秋季にピーワが訟環する辱もあった.磁にあみ類の個体数,運童量こ
も5籍か58月に多く,9月になるこ激減した(図31。しヴし,旧婚量㊨季節愛動は個体数
程顕彪でない。あみ類優と種ム魍簸庶彪鵡飢,鉱蹄雛$敏,蓮琵幽蟻26蹴脚肱,
曇切rし臨蝦ま5月から8得に多な’ワた・一乃,鞠幽丞§」鰻㈱鵬声蝕ε輌s麗。硲∫籍・ノ
Ac即興◎醜鍾sp・は釈奪1こ多くなった(図年)♂87,櫨年に盗.跨b轄糠についズ哲フ北呼吸
実弾250例芭辛いマ,呼吸速度と底湿メ・縫との芳墨式産家め,し鰭翫一幅?愛3姻2脇丁一α2魁轡
(裟二懸〆し儀/織3灘/蒔聞,T:楓℃,謝:あみiξ借本の乾豪量噂)とした.こ淑は鼠一
フK温でぱあみ偲蜘開国い野戦体:鍵塗りの呼轍縫遅く,爾一あみ個体でぱ永続が高い凝
単位体重当りの呼吸速度が遽いこと茎承しマいる,ここで,開・⑳簾7マ躯τ已惣5(孔:
垂.塾の体長L呼吸・生慶,炭素量・」乾鰻x映こし,田野の気一lo膿魚こあける
A.魎の体長纒成果果壼鶏いマ》犠年の生産量額く∼りた。この繕乳臼闘生鰻麟・総
門3G/酸箋伯となる。一乃、日閣酬Bは,マ,8月◎.2∼窮.3乙蕎くな萎勝,与乎均てな◎,啓
となる。
専、閣題羨,.
今圃一部の餌料生物の生産量の試箪き行ったが、ネだ調査域における飼料生物金体の生潅量:
雛解るに至バない。今後講}の鱗離らに進めβ鹸撫あ輔囎類構工礼ギ
ーの流れの量的解櫓,環:塊収餐力の把握竃する叉要がある.
一150一
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1二二8
奎400
530。
・1巽
図1.新潟市五十塵浜における1988年ソリネ
ツトによる採集水深及び時期.!は海岸線に
垂i窪に,矢印問の水深でネットを曳いたこと
o
を示す.鍵は海岸纏に平行に,丸印の水澱で
∂a轟e Feb. Harゆ Apr. 携&y June Ju書y A冒9.Sep七.Oc之, 紀ov. 9ec.
慕ットを曳いたことを示す。
図3.1984年2月から1988年4月にお毒ナるあみ類の醸鉢数及び湿重
量の季節変動.上図は偲体数,下図は湿重量,
Ω、 ,ρ’ 嘩r
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1985 …986 198ア
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麟2.鷹生生物及び主要な動物馨の理丁丁の
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講生物として擾っ燕.
醒訪疵蘭為梶 1
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、}an. Feb. 琶ヨr. Apr. 醜ay 亀}讐轟e δし塵!y Aug◎Seρt. Oct. }毛ov. B費。‘
図4.1986琿1月から㊧88年璽月におけるあみ類各種の季節変動.
△: 玉§86年, () : 1987駕, 〔コ : 圭988全1三.
一151一
N−2一(1)一③一b
入口種苗の特性と天然個体群への添加機構の解明
開始:6!年度
薪潟漿栽培漁業センター
大塚修
!。研究q的
放流したヒラメ人工種苗は、天然誰焦と異なり放流直後の初期減耗がかなり大きい事が予想
される。したがって人工種苗の大きさ別の初期生残率を明らかにすることにより、放流種藤の
適姓サイズを解明することとした。
2.研究手法
調査海域は、放流紘置を中心に1XO。5k艶のメッシュを設定して、放流畿定期魯に採集
講査を実施した(函エ〉。採集方駿ば、ビームト灘一ル網(ビーム長4鏡、有効閣口3凪〉を
500恥曳網して、人工種苗が分帯しているメッシュを全て講餐するようにした、すなわち、
入工種苗が逸散することによって、見掛上の生残率が著しく減少する状涜を防ぐためである。
標議種苗の大きさは、ラテックス・レッド標議が平均全長66.8麗、ラテックス・グリー
ンが約喚8.4凱魏、無眼鯛の鯵魯異鴬を標識とした:ものが約垂8。喚囎であった{表!)。
生残率の推定方駿は、講査薙の善捕i数を封数鷹帰モデルに当て慧あて、緯られた藏繊の鑛き
ょり求めた。
3.研究成集
放流魚の採集講査は、放流欝の翌ヨから始めて、その綾約10難簿に実施した.2撃3躍覆
調査したいメッシュに劇鵬が入っているため、曳繕できないことがあったが、概勲人工種蕩の
分布域を霧羅した。羅いた再捕尾敬は、放流籔!2藏から6?雛の嬉、すなわち6薩のデータ
を使罵した(表2)。その諾集、最も緯長の大きいラテックス・レヅド群の盗残率は、1饗浅
たりで0,9735、ラテックス・グリーン群がO。9802、俸色異嶺群が0.9678に
なった。予懇に辰してグリーン讃iが簸も高い甕残率を承したが、レッド群¢蔭繊醐懸式の類薩
が低いことや再捕尾数慧レッド群の癒う漆圧倒麟に多いことから、その生残率はグリーン舞よ
り高いことが推翻された(表3)。また、体魚異鴬群の生残率が最も抵かったのは、平均全長
がグリーン群と岡じでも、30阻醗米満の小型種苗が奮まれていたことと、霞化麟捧が8.3巽
も含まれていたことが原困と考えら轟る。した浄って褒段贈での遙姓曇イズの推定強、畷確契
は書えないが、篠0闘以上の大きさで、嚢化異鴬の無い健薄翻捧藩蟹濠為る。
4.問慧点と次年度毒藤
今年度設定したサイズ別の療識放流群は、大小の選劉が幸分でなかったために、生残率にお
いても畷らかな差が見られなかった。ま丸、臼化上体や種苗の活力の強さ等における鑓藤髭に
ついても、更に、試験放流群を設定して実旛する必要がある。
一152一
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函1 調査海域
表 1 標識の種類と放流種苗の形状
種苗の由来
麟
標識種類
無眼測体色異常
ラテックス・朔一ン
ラテックス申ッド
真魏灘セ。外
計
65,000
8.3
1!,000
43.0∼74.0(55.8)
0.0
20,◎00
46.6∼86.8(66.8)
0.0
9,000
43.G∼86.8(62.9>
88.9
113βo◎
25.986.8〈51.6)
1ユ.9
ヒラメ標識放流魚の欝欝結累
データ
放流後の
W。
o過日数
1
1
2
工2
3
4
22
32
5
婆!
6
53
67
7
2.0
25.9∼67.8(46.4)
無眼麗体魯異常
表 2
3G。6∼49.2(39。2)
8,900
芳のス・グリーン
熱栽培漁業センター
囀?出現
鍛丁丁鞠〉 一
四十
}
…
フ 色 異 常
宴eックス・レッダ ラテックス・グリーン
鶏籔
38
38
1ユ
4壌
13
羅9
86
65
な0
富商凝
毒撫
鴉喧喧 魏籔 囎轟欝
166
12
32
4
1エ
63
13
嘆
9
11
!8
24
29
30
37
5
10
4
5
5
6
9
10
4
6
5
8
7
エ1
5 13
!
3
2
5
9
3巻
25
7i ・姦
国学藩雛灘翻鷺辮溜離劣薮轡奮麩鰐環魏縦羅襲讐穂妻緬た.
表 3
ヒラメ放流魚の擦識種類劉の1繍当たりの蛋残率推定
標 識 種 頚
I一一
s
r
0。02S9
o。9735
O.6247
創§2§o
奪.9$02
登。8護58
対 数 醸 鰻 式
ラテックス・レッド
1 員 ((二) こ二3●?繧26−O。(}26≦≧宅
ラテックス・グ弓一ン
! n (C) 嘉=2・7368−O笛(}2(}Ot
! a (C) =篇3。8563一◎器0323t
Ooo328 G●967s o糖964三
体 熱 異 誰
1濾lC:舗正した再闇闇
糠翼数
li二二数}s購ゼz
一153一
∬1−2一一(1)一③一。
ヒラメ種苗放流による異体類群集構造の改良技術の開発
開始:61年度
茨城県水産試験場
二平章
1、研究翼的
入工穰苗ヒラメの適正放流サイズを決定するため、サイズを異にするいくつかの群を放流し
、放流種苗の大きさの違いによる生き残り率の紹違性を比較検討する。
2、研究方法
放流は茨城県大洗町の砂浜域で行なった。工98δ年は平均全長68孤凱、90斑鳳群、19
86年に尊ま72鵜m、 工07mm、 171mm、 207亙nr巨群、 1987年に’盈ま52m艶、 8
1mm、ユ44鶏磁群を合計125235鰭敏流した。標識は1987隼の50職巨群が無眼
側体色異常を用いた態はすべて王aむex入れ墨標識を罵いた。
3、研究成果
(1)1988年10月までの再三率は1985年放流の68孤m群で0。2%、90蹴一群
で4.6%、1986年放流の72m鶏群で2.9%、107職m群で15。2%、171職
磁心で39.7%、207m孤群で53.8%、1987年放流の50職m群で2.5%、8
1難m群で3.4%、1喚4m琉群で22.4%となり、大型群ほど高い再興率を示した。
(2)1986年、1987年の放流群データを周い、小型群について、その放流時…から簸も
遅く放流した大型群の放流時までの生残率を計算した。1986奪の72m鷺群、107mm
群は54日聞でそれぞれ2.8%、19.7%、171m斑群は23臼間で51.9%、19
87年の50mm群は44冒間で9.9%、81皿無群は12臼聡で19.2%となり、大型
サイズ放流群ほど高い生残率を示した。
(3)各放流群の1臼あたりの死亡率は1986年の72mm群が1,8%、107m狙群が
1.5%、171m職工が2.1%、!987無の5Qmm群が2.0%、81孤m群が6.
7%となった。ここで1986年の72環m群と1◎7公評群は嗣じ5農鋒聞での死亡事を示
すことになるが、72環m群の方が高い死亡率を示した。簸も小型なサイズの放流群であるユ
987年の50鵜癒群は44臼間で90.1%の死亡率となり1986年の72mm群よりは
低い死亡率となるが、1臼あたりの死亡率をとると72m魚群よ謬も大きな濾となった。さら
に期聞一
短くとったユ986潔の工71鵬瓢群と1987年の81mm群では、1ヨ当たりの
死亡率は前者が2.1%、後者が6。7%と大きな値を承した。
(4)107m磁以下の放流群では生残率は20%以下となったこと、計算期間が短いほど1
日あたり死亡率は高い値を示したことから、小型種蕊では放流後急激に偏体数を滅少させてい
る可能性が示唆された。
一154一
表1 放流状況
鴻 放流年月B 放流場所 平均全長伽の放流尾数使耀標識
1
2
3
堤
5
6
7
8
9
68
go
72
107
S即 21985 大洗
21985 ∼
S居P 19 1986
191986
0C7 20 1986
37荏9
違?19
4739
1?1
違97荏
50
81
3462
85000
5585
9246
207
逗OV 王3 工986
A{夏G 28 1987
SEP 29 198?
144
OCT 12 1987
1atex
3711
体色異常
1aしex
表2 1986年放流群の生残率
放流時 放流最
放流
起0 月臼平均全長(㎜)(電)
3
荏
5
6
S8P19
s響19
0CT20
1◎7
4719
4789
171
聾ev13
207
497娃
72
3462
(漁獲尾数11/13一王2/31)三一(隻醗、〉(延誘、)11/髄での1購器
134
43
303
830
1113
9塩2
2582
3462
2。8
19.7
97.2
5}.9
48.1
54
54
23
8◎.3
1.8
1。5
2.1
100.0
嚢3 1987年放流群の生残率
放流 放流時 放流盤 漁獲尾数 藻入回数 生残率 死亡率 1王/12までの 1臼あたりの
竸0 月B 平均全長(㎜) (電) (10/12−12/31)(10/12) (∼1◎ノ12)(∼11/12) 日数 死亡率(沁
7
8
9
AUG28
SEP29
8王
0(硬12
144
85000
5585
9246
50
1071
137
1178
8406
1075
9246
100
9。9
19.2
1GO.0
90.1
80.8
☆
論
0
亀
亀
0♪
、
co
(
)
ド
50
○
導
旨
鰹
誹
叢
☆
0
AUG
OCT
s駕P
麟! 各放流群の生残率
一一
P55一
NOV
44
12
2.0
6.7
IV−2《1)一③一d
種苗放流による浅海域生産物の有効利用手法の開発
開始:6!年度
日本海区水産研:究所
興石裕一・藤井徹生
1。研究冒的
夏期,外海性極沿岸砂廠域を成育場とする主要魚類とその主要餌料生物について現存量変化
を表現するモデルを試作・験凝する。これまでの調査・研寛から成育場におけるヒラメ○歳魚
の主な餌料はアミ類であり,アミ類麗存疑は8月申旬に激滅すること:ぶ判外している.そこで
ヒラメによるアミ類生産力の鳶効無爵を鷺的として望小型種馨の阜期大量放流を設みる.
2。観究手法
1986, 1987年蔭こモデノレ水域(寒糞垂箋多市三量三十嵐浜地先〉の4撃 8蕪等深線上で採集された三差三密魚類3
アミ類の現存量推定値をもとに欝餌料消費量・生産量闘係を簡単な数弐モデルにより検討した.
ヒラメ小型種苗(平均金長窯磁3鰹繁2◎O千尾(うち鱒二千属は麟濤擬による))の放流を行い夢放
流後の細意状況,飯盛,成長を追跡調査した.また,1987年敏流種苗(N群)について設定水域
外への逸散割合を推定し,この放流群による真の麟麟生物消費量菱推定した。
3。研究成果
1986/87年6酬9月に小型梅網によ陰採集された主要i魚類について野これまでの調査結果およ
び慶柱知見か転漁獲効鰹およびアミ類に対する餌料蟹存率を叢画した(表1)、これをもと
にアミ類に成長を依存したと考えら劇る魚類の境丈量(醗のを求簸た.羅yと経過乱数の間には
有意な相関が認めら蹴り1986,987年の鷺間増璽量醸それぞ劇創鍵雪裡§o副鐙鋸と算定さ転た.
1986年についてアミ類の歌論煮類の飼料効馨を表ゑのように毒血し撃餌鳥消費量蓼生塵春蘭
係を検討したところ摯対象種以外でア蔑類に成長を俵存した焦難く摩型籍縞で嫁漁獲されない
魚類も含む)現存量が脳yの約3◎鶉であっだとすると多試算結果と採集結果嫁近似した.
本年度の放流種苗は過去6放流群議最も勝型であった.数藏1ま4,,8糠塞深帯§こ纏半数ずつ
行った。爾水深帯放流群の敷流初期の擾解犠濁〈急募〉から,数瀦水嚢として嫁4斑がより趨
していること(198§難の結果と:岡醸〉ダ船長露点未瀧み種警野立初;懸の空蟹率藩高くなるこ;と解
判明した。また,天然O歳魚と摂解駿渦を沈較(霞齢すると高嶺繧葵で摂解率がやや低くタ
アミ類以外の三食翻含渉高かった.錦欝鷲群の設定水域磐へ鯵逸散慧婆露後に幾ま馨,雛霧後
以降水域内外の労布鑑率には変化渉なかったと鑑灘ぎ轟た(隠勃.こ硲叢灘をもとに,1987
N群による放流後鎚欝間の真の饒料生物消費量を約瓢腎ンと叢硬し免、
4.残された問題点
採藥方法・採集頻覆等を零らに譲討し,墨ヂル水差湾の主要魚類館岩量推定億警精愛を講上
させる必要藩ある.回読種藍の初期減耗過程につ軽て零らに多角的な綾討蕃豊ま轟る.
一156一
可;愚
臨
表1。アミ類に成長を俄存:したと考えられる:陣門の
境存量撹定に駕いた魚種毒の漁獲効率および
アミ類に対する観麟戴存率
ll}
漁獲 アミ類に対する
効羅 餌料依存摩
魚種
麟)
臨
ヒラメ
0。2
O.75
アラメガレイ
0。3
0.60
ササウシノシタ
タ認ウシノシタ
ネズッポ群
認チ麟
ハぜ麟
0。荏
◎,1◎
0。4
0.20
忌
0.2
0.15
璽
0.2
0.50
,…
◎.3
0.3◎
茎loo
璽 go
警
盆
8
§
表2。アミ類のP/Bおよび主要愈類の飼料効率に開する
仮定条件(6月16日∼8月15ヨ)
L 80
W舜 P/B
(男,響eし/dry)
℃
6.16−6.30
18
轡澱 W詮 WR
Bし (mm} 15−25 20−3◎ 30−40 60−70
水滋
飼斜効率
期 間
DGyS Gf書er
0.10
95
6−8 13−15 33
O−3 releo$e
17. 1・・7.15
2G
0,15
22
0.20
100
95
鰺1.天然0歳魚と放流穏叢(問ヨ採藥・岡サイズ)の
7。16−7.31
8。1・8.15
24
0.22
9◎
組成(1988無,梅:アミ類,鍾a:畏箆類,瓢:魚類)
摂餌鰯体の純麗率7群摂餌率および腎内容物重:量
表3.4,8瀟水深帯で再捕されたヒラメ種苗の擬麺飼体の畠現率(IF),
群摂餌躍(SC綴=ΣS曙/ΣB紛および霧肉容物重髭闘成(1988隼)
月日
(放流後日数)
6.22(1/4)
6.23(1>
放流 捧長
罷数
王F SC響1 重量組成 (男)
水深 (麗}
(房)
(搭) }暖y トIa Ga
荏躍 10−20 16
25.0
{}。32 100.0
0
0
20−30 14
85.7
3,46 99.3
0
0.7
8繊 10−20 2
0.◎
20−30 28
53.6
1.11 97。0
3.O
0
4霞 10−20 6
83.3
5.46 三〇〇.0
o
0
20−30 11
100.0
6.30 100.0
O
8蹴10−206
66.7
1。19 12。2
87.8
20−30 13
76.9
1.50 100.0
0
150
0
◎
0
800
麗
ε
急
門
等
慧
轟ooご
B。。
ε
ヨ
8◎
詰
.・● $
。
芸
餐
憂
lo
.●●.
9..…◎’
●●●彦●
80●け■ ●毎。◎◎o毎・o●.●のgoO●oじ験。‘oo
.3
國2。1987N群生残偲体数(N)および
美
重量(B)推定麟線 (実線紘設
@ 越
定水域肉(1×0.7k照)での値寮
◎
。
2§
40
6e
9亀ア$色軽@rτ&lo駐調
一157一
点線砥逸散を含む真の推定値)
狐1−2《1)一③一e
放流および天然個体群の効果的な管理技術の開発
開始:61年度
薪潟県水産試験場
土屋笙子・力口藤牽資範
1,爾究目的
ヒラメ0日目が板曳網漁業によって混獲される劉合は高く、増簾の傾向にある。そこで、漸
灘県北部海域を対象として、 ヒラメ幼羅魚の分布量、混獲状況および籔曳纏の遜翫声声につい
て麹細し、 ヒラメ資源の管理事法を明らかにする。
2,翔究手法
村上海域を主な対象海域として、 6月下旬から9月中欝にど一ム網(ビーム魑3.8紛を使霧
し、水深3∼三髄において、原盤として§e騙曳により磯魚の採集を行った。また、巌鋤港に水瞬
げされたヒラメの俸隔世定を行い、 漁獲罵数および年齢酒酔の資霧としたΦ
3,研究成瀬
村上海域における舞癒雑焦の1曳網当りの平均採捕点数は、 6窺下旬轟讃2電と少なく、 7繕
中旬江鵠属、8潟上旬3.63羅と増加し海が、9肩中旬には沖網への移行麟冤られた、例解羅魚
が浅海域に移動してくる7∼8月の課捕数はL83鷹ノ1曳網で、その経年変化(大塚1988>をみ
ると、1985年以降は大輻に滅少してきた(図2>。 籍潟以北の主な海緩の1瞼以浅で採集され
た雑魚は平均1・腿電/1財用であった(表1)壽ここでビーム繕の鋸集効事艦a§(籔響綿8a>を
用いると、分嶺密漁は6.69尾/10き㎡となり、三顧州から薪絹に棄る癖域の分嶺量を求めると、
対象海域の諏積は豹65×1§6㎡であるから、霧麿種魚は紹。5万尾と毘穫られる、
岩龍港に水揚げされたヒラメの偉畏親破(墜3)をみると、0隠魚、 烹才魚の跳薯が警しく
高く、再生産の維籍、資源の蒋酒利薦の面から極めて悪い状態にある.これら著令魚は水深鐙
∼1GO瞬鋳後に分布し、主に擾曳網で漁獲されている。
嫉曳網のヒラメに対する網自選択性については、図4に示した選挨曲線が得られている(籍
潟水出島88)。 これによると、選択率5e髭の選曲係数(ヒラメ全畏關/縄罵醐)は3,G2である
から、漁獲された平均全長225.4翻の0才魚(彿藤1938)のうち5⑪%を爾から籔けさせるため
には、225護/3.麗≒7§となり、目合?5翻の纐を用いる必要がある。闘織1こ、?鵬(選蝦率3眺)
とすると、霞舎8護瀾となる。 このような舅合規制による著令魚の藻護の麹に、親魚も対象とし
た漁獲努力の遡減、大規模な人工覆苗の敏流と保護畜成場の造戒を行うことによって、資灘の
維持増大を図る必要がある。
4,問題点
ヒラメの大禰な資源増大を図る場舎に海域の環蠣条件、特に鋸轟環境による劇約は大きい。
浅海域に分布の集中する種魚期の環境載容力を鰐らかにすることが重要である.
一158一
20
拓.5
ロち
貸
い
li
\
竃堪5
三而川
川渡
li
5蕊・・
口
旨
唾34
筆22
婁5
駐融
5β
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ll
ll「
2.1 肇β
o.憶 α5
瀧川
0
,8唱 ,82 ’83 ,8露 ,85 ,86 ,87 ,88
纏締浜
’潮ノ旗
ノ∼
図2 岩船海域における蒼底稚魚の経年変化
勒樽翔
∼ノ
酸し喉.
1ノ
”
∼∼ 村松鋲
嚢1 着籔誰魚地区男彗採集麗数
(1988.7.31∼8.5)
が 議繍
ノ! 島塚丞
、タ繍酬
、ゲ爾浜
採集地点
ノ
.り
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!! 太郎代浜
/:二:ゴ嫁。警
’
一 ノ
/ ,! 松凝
屠躍網
館鍛鱗
瀬 波
0。25(蹴03熾2)
挑騎浜
荒井浜
笹環浜
村松浜
藤塚浜
次第浜
松 浜
五十嵐浜
4.68
1.10
0.57
0.43
0.40
0.53
L 80
2.33
1.50
o.45
6.79
平 均
工.74
太郎代浜
◎ 彰 給km
島見浜
太夫浜
ノ7五機浜
一,鵬,、
響三 藩鑛誰無撮集地点
採 集 罵 数
駕 ζうメ〔イ5フ享}ご5犀。強
20
毒ン港ワ瞥像。
鍵ε衿55
猷κ累7繊
醜潔駕175
選択綿(%)
1GO 軸 。樋韓一…
o. ●o
● ●サ
N篇ξ18尾
栂
5◎ ・ ’
. 禰曾聰●
●
0 5
Tし(観解}
1 編 1 詐
箱9 20費 30G
鱒。
$09
6GO
800
70¢
巽 ζラメ‘イワフ穿,63馴鵬
毒ン灘ワ藤 粕
2韓
髭郡轟95轟
消再其 鑑 602
酸工霞 罵 コら。
鴇
丁L繍概}
1oa 260 300 る¢0 5ao 600
766
図3 岩船灌に水揚げされたヒラメの体長総成
−159一
600
。 Lo.一.o,f
函4 ヒラメの籔曳舗選択係数瀦選択轟
脚一2一②生活圏鉱区を中心とする複合生産システム
南西海区水産研究所
月館潤一一
瀬戸内海には数十種類のホンダワラ類が繁茂している。そめうち分・布が広いか、または大きな舞
落を作るのはアカモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバモク、ジョほモク、i・ゲモク、タマハハ
キモクなど数種類である。
マリーンランチング計画第懸期は天然群落のぞぱで、人工葦穂による舞落造成が可能であるとい
うH期の成果から、種苗の移植により馨落の繁茂期間の延長が可能か否か、さらに、数種類の種苗
を同時に移植することにより、群落の季節変化を小さくずることができるかどうかを調べ、そして
群落内の資源生物や誉用魚介類の生態を観察し、それらの人工種苗を放流して、それらの生産を慶
大きせる響町開発を霞的としている。岡津に、群落を垣立きせる場の条件として、濃度や浮遊物等
の微纒環境要菌の影響を調べる。ま旋、ホンダワラ類は戒熟後、ちぎれて「流れ藻」となり、幼稚
魚の生下場となるが、この漂流経路やこれにつく魚の覆類や量を鰐らかにする。
今年度は以下の成果が得られた。
着生墓質を有効に利馬するため、投入して1年ないし4年を経過しだ藻礁を横転ま数は反転して
、その後の群落形成を観察しだ。このうち、藻礁を上面に転園すると群薄が形成きれ、最繁茂期の
現存量は4∼5勤g加2となつ海。しかし、転回により測面に移動すると、前年に繁茂し海礁面でも
群落は形成されなかった。4卑を経過した藻礁についても隅様の結果となった。
群落が形成された後・その群落を維持するため・母藻の幕添撫・傘寿の補充・競合海藻の駆除な
どの方法を調べたが、このうち幼胚を補充して、さらに競合海藻を駆除することにより群落は再環
され、良い結果が得られた。
水深の異なる場所に環礁を設置し、アカモク、ヤツマタモク、マメタワラ及びホンダワラを爾い
て群落の造成を試みた。この結果、ヤツマタモクとマメタワラは5∼6mで、ホンダワラは?拠で
一番良く繁茂した。
夜網から午前中にかけてホンダワラ薄学内では、底屡に低温の水塊が出現し、溶存酸素の高い水
塊が、午前申に水深3∼4m層を沖合に硫失していることから、蕃落内では次のように熱対流が生
りていると考えられた。夜間の放射冷蟻のため、海表面の海水が冷却される。沖掛では冷窪きれた
海水は下方の真受水塊と混合する。一方、岸翻でも同じ現象が生じるが、底が浅いだめに水柱全体
が均一に低温となる。その結柔、単側に低混水が蓄積し、岸から沖方向に水平密度勾配が生じ岸側
の低温水が沖側へ流議する。この現象は藻場と沖側との水質交換に重要な役割をはたしている。
ホンダワラ群落に見られる魚類の季簸変化は、およそ甫年度と岡様の結果となつだ.葉上生物は
端脚類が主体で、個体数、重量ともに3月がピークであり、そのとき全{本に占める盛合は90ヲ6をこ
えだ。葉上生物と魚類の食:性との関わりをみると、承ンダワラ群落が熱戦となる春にメバル、クジ
メ、アイナメが多いことから、これらの魚は端脚類を摂駿していると推定ざれだ。事実、胃内容悔
を調べてこのことが明らかになつ遊。
ホンダワラ舞落は、ナマコ類のフィルトレーション効果を持つことがこれまでの結集、明らかに
一16◎一
なっているが、本球度はその後の生態を追跡した。その結果、ナマコ類の幼生はホンダワラ群落を
含む藻場域に2年間生息し、その後、沖合域に移動することが明かとなった.この事からホンダワ
ラ群落はナマコ類を地先に滞留させる効果があると推定された。
豊後水溢及び隣接する西部瀬戸内海における流れ藻分籏の反復認査から、流れ藻の供給源海域(
広愚湾、安芸灘、伊「予灘北東部)、集積海域(伊苧灘中、西部)及び流失海域(豊後水道域)が明
瞭に区分された。今年度の調査では、流失後の流れ藻の分布が水道域全般にわたっているのが特徴
であった。衛生画像から反復調査中の水道域に対する黒溝の影響が弱勢化する一方で、瀬戸内海系
水の流失が日にElに旺盛となる傾向が見られた。水道域全体に及んだ瀬戸内海系(流れ藻)の特異
的な流失が、昭称63無の天挨不順による海域の車越風の逆転によるところは明らかであり、流れ
藻の挙動には吹送流の影響が大きいと推定された。
流れ藻付随魚のなかで、イシダイが沿岸域への資源添加に有効な魚種であることが明らかになっ
ているが、今無度はイシダイ稚魚について、桝質による婿集効果や音響による蝦集、滞留効果を調
べた。そ.の結果、人工流れ藻と古タイヤで蠕集効果を調べると、古タイヤの方に多く付随すること
が暇らかとなった。音響については蝦集効果は認められたものの時間とともに沿岸域にそって広範
囲に移動分散した。
一161一
丙一2《2)一①一a
周年藻場形成の管理技術
串開始=6!年度
南酉海区水産研究所
吉川浩二・月館潤一
[誘導蟹的3 ホンダワラ藻爆を輝奪龍す導だめには漫無縫(水深S瓢以澱〉での舞落造成や
、蘇春設置界雷の移駐による異穣欝落を混姦魏置きセることが必要である。ま乏、そのことに
よ砂鉢轡形峨の可否や植生携造の麗連を明らかにする,ま澄、馬場を蕊接あるいは隠接的に利
驚する鳶屠水産生物(幼羅i魚、アワビ・サザエ、ウニ、ナマニ等〉の生濡灘導爆としての効羅
を明らかにするとともに、その蔑含髭産システム北について縷験する。
[磯究手法コ 本戦野は①淺駈∼深藪域記藻礁を設澄鋳て群落形礁を騒蔭、その遷程で水深に
よる植髭欝欝の違いや、②掬$3奪度設置鮮碧を濠藩へ移繋することに孟って群薄の馨遷が変隣
するか齋かを調査し彪.@1986。8?無度造成の餐群薄ζこついての羅縫講査も実黙し海.
〔磯究成累コ ①1988奪3月に設置し綿甲黎iζこ絃すでに霧i落が形威憲轟驚が、その薄落形勢主
要国は浅駈と野駈では若干異なつ;な、②1988年度移動藻礁については資料を集積中である。③
1987先度水解劉藻礁にはどの水深庭とも卸町鋒ですでに群落を形繊も驚(翻茎〉.駒落形鷹主
要穫iであるアカモクは餐承溌鷺とも繁序し彪が、ヤツマタモクとマメタワラは水潔ξ;、6m区
に、ホンダワラは水漫7頚我鼠に繁労する傾喬がみられだ。これは植鑑携鷺に差異をも遊らす要
西として水深が大きく麗与していることを示す。ノンギリモク群落の雪下を図った試験結滞は
約2.5年経過した1988年12月硯在ノコギリモクによる軍職轟落を彩成駈引(曝露〉。餐って3
、欝雛奪再造戒のノこ2ギリモク匿は多,該藻爆”としての機能を粟羅し凝といえる.次に、サザ
エを本造磁藻場へ標識放流したが、舞88駕11輝までの発晃率は緯$5奪7鍔放流分が釣鎗髭、婚
87黛15月分が約塗5%、ま988年7月放流づ}が約6囎6であっ乏毒放流後のサザエの移勤、拡散は薩
られだ範囲であることや、藻礁投入数の増撫につれて発見率の鰹も高くなつ彪。そして標識サ
ザエは放流後端済済で生長が麺めて良筆であることも明らかζこなつだく選3).
[馬場の単帯化技術とその竣舎生産システム化についてコ 矯隼藻爆の形成を罹るには藻礁護
置後に幼鰹の甲羅を果然に婁ねるか辱幼胚集積法や緑藻投入法による多隼零種優勝群落を人為
的に形成させる。そして、それらの挙挙。管理を効累的にする秘めには、肥馬壊での群落形成
、該葦葺利用や造成射職種以外の異種相擁叙さらには襲存藻礁の移動等によ馨植生縫造の強灘
釣な敢変く図昼)が有効と考えられる。周年藻場は有用水産生物の生濡圏遅場として極めて奪
効で、蒋に群落繁茂の位栢や群落の拡大によってそれらの移動、拡議を防止ずるだけではなく
蝦集効果もあることが承唆され彪。造成しだ藻場内に有環水産生物を移植放流し、その計画磯
増大を図ることは充外可簸であるので船場を複合的に灘指す;§澄めには、増殖溺象生物に戴応
し叛藻場の欝造(形や醜きぎ、醗置および規撰等〉についての検討が今後必要であろう。
一162一
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水濠刷7m設畳区
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ホンダワラ類の生育本源
一163一
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W−2一(2)一①一b
群落遷移の制御技術
開女台=6 1年度
山口県内海水産試験場
河本良彦・松浦秀喜・岩本哲二
1。 研究騒的
人工造成ガラモ場の再生産を維持するために、養生基質の脊効利用法について襖討し、また
衰退期における幼胚補充、母藻添加、競合海藻駆除等による遷移の劇御効果や流れ藻として葉
体を切除放流した臨画の葉体の再生等について遷移の制篠行衛を検討する。
2 研究手法
(1}着生基質の奮効利用:礁投入後黒身及び4年経過した礁を衰退期に横・反転し(図1)、
種董移植、や天然着生をはかり、ホンダワラ類の群落形成状況と礁の転回により側面に移動した
礁面のホンダワラ類の成育状況を調査した。
②群落造成後の遷移制御管理:6正年度に移植造威後、2無経過したヤツマタモク移植礁に前
年肩撮に心心や母藻の補充、競合海藻の駆除などを行い、その劇御効果を検討した。
③葉体切除と葉体の再生:ヤツマタモク、マメタワラ、アカモクの三種について、葉体の切
除の時期、強度をかえて63年12月、2月に5c粗、 iOc観残して切除放流し、再生を追跡した。
3 研究成果
に}着生墓質の有効利溺:投入後1年経過した礁では、上面に転演すれば、移植、天然着生と
もホンダワラ韓落が形成され、海藻類の現存量は両区とも平均4∼5kg/㎡であった。ホンダ
ワラ類が95%前後占め、現存量は反転礁上面で圧倒的に多かった(図2>。転睡によの側面に
移動すると、前年繁茂した礁面でも群落は形成されなかった。投入後昼無経過した確でもほぼ
同様の傾向であった。また、移植葉緯の礁着生率は、礁投入後の年数が経過すると低下した。
②群薄造成後の遷移割御管理:移植3年翻は、放匿区で減耗が大きく、座のみ残っだ魯謂御
管理を1年目または2年臼に行った区では、生残は多い傾向を示したが、前者では管理後2年
頃に群落は形成されなかった。後者では、競合海藻を駆除して幼胚補充を行ったところ、移植
種の群落が翼現され、現存量は61年度移植分が5−6倍多かった。クロメのみ駆除した母藻添
加区では大部分は座のみとなり、母藻の補充効粟は金く薄められなかっ浸(図3>。
(3}葉体切除と葉体の再生二切除放流は残った葉体の成長、生残に特に支障は認めなかった。
4 問題点と次年度計画
前述〔2}のような遷移の制御は、遷移の進行が早硬れば、毎年競合海藻の駆除が必要と考えら
れ、造成爾の群落を長期維持するのは羅難である。方法としては、遷移した蒔点で、礁を転圃
し、来利絹礁面を利驚するか、現状のままで着生海藻類を輕除し、再度移植または天然着生を
はかれば群落を造成することができる。
一164一
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W−2《2)一①∼c
ホンダワラ三野場の維持管理技術
開始:61年度
養殖研究所
杜多 哲・飯倉敏弘
1.研究心的
ガラモ場では、渥度場、浮遊懸濁物の挙動等、藻場特有の物理環境が形成される。本年度
は鵬翼特有の温度環境によって生じる流動を絶汗すること、および藻場の離浮管理上重要で
ある、幼騒の義底に及ぼす波の影響を明らかにすることを冒的として研究を行った。
2,研究手法
1>.三璽薙五力祈湾中津浜浦の養殖研究所研究水爵において、海藻の生育状況を調査し
た。 また藤場的および砂泥域における水混鉛直分痛の瞬聞変動を比較した。 さらに、海申に
円箇を岸沖方向に水平に設置し、染群を投入して流れを灘聴した。
2).幼胚の着廠∼難生時期の波の影響を評心するためにアカモク幼騒の振動実験を行っ
た。 更にこの時期の波について過宏の講査諾果を整理した.
3,研究成果
1).軍場における温度・流動の測定から、夜閥から午前にかけて藻場内で底腰に低温の
水塊が繊現し(図1>、癒暦で沖向きの流れがみられること、慈存酸素の高い水塊が午前中
に水深3∼4狙層を沖合いに流鐵していくパターンを示すことがわかった。 これらを露合す
ると、藻場における熱対流が次のようにして生じていると考えられた(函2). 筏間の放鮒
冷却のために海表面の海水が冷却される.沖側では、冷却された海水は一定のレイリー数を
越えると落下し、下方のより高渥の水塊と混合する。一方撃茎でも岡じ鏡象が生じるが、庭
が浅いために水柱全体が均一に低温となる.その華燭照照に慰楽(高密度〉水が蓬積し、岸
沖方向に水平密度勾配が生じ岸健の抵温水が襲職へ流出する(casca〔蓋主糞9)。この翼象は、垂
心と沖測との水質交換に重要な役罰を集たしていると考えられる。
2>.激動叛上に鮫べたアカモク幼騒の一部が移動する粂件(初期移動)、および100
%が移動する粂件(全面移勲〉を求め禿(表1>。着鷹直後1ま移動されやすいが、基璽に付
着すれば容易に移動させられないことがわかった。 また海藻繁茂時には平均7∼10召間苺
に低気圧の遜過による荒天時があり、浮混の巻き上げがこの時の波による振勤流と考えると、
葭年度までに求めたセジメントトラップによる浮泥のフラックスが矛盾なく説明できること
がわかった。 これらをふまえて藻場の造戒・維持管理方法について考察した。
4。 残された問懸点
藤場の密度・スケールとca鉱aδ撫琴の四目について定璽的な襖討を行うこと、 また短期蘭
の時化の影響を更に:評緬することが必要である。
一エ66一
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−167一
15
8
11.8
W−2一(2)一②一a
造成群落における魚類の収容力と管理
開始:61年度
南西海区水産研究所
資源増殖部魚類増殖研究室
岡本 充・松永浩轟・薄 浩則・船江:克美
1.研究目的
人工造残された藻場群落が魚類の蟹源培養に対して果す役割を明らかにし、そこで生活する
魚類の管理技衛を策定する事を霞的に、生活空間(棲み場〉と鶴料供給場(饅場)の側面から
藻場欝落生産構i造の解析;を行なう。
2.研究手法
①専馬の漁具を作成してi撃節毎の定量的総獲を行ない、種類や大きさ、量等を招握する。
② 潜水及び水中TVによって、造成藻場に蠕集する魚類の生態を搬握する。
◎ ②によって漁獲された魚種について胃の内容物を計数鰐析すると共に、葉上生物の種類と
量を明らかにして入工造成藻場の効用と魚類の収容力を推定する、
④特定魚種について標識放流を行ない、上記藻場への滞留状況を追跡調査する。
3.研究成果
①’8?葬!2月から’88年11月に至る各月の魚類根の前年度と異なる点は春先からメバル稚魚が
複数の大群を戒して滞留してい溢事であった。敷網による採集の結果、4月にτL35。0囎、3》6。
妬3gであったメバル稚魚は6月にはτし53。1瓶概、騨1.892gに成長してい乏.ま滝カゴ網によって
クジメの幼稚魚が藻体を棲み場及び隠れ場と利馬している事が確認され滝、メバル、クジメ共
に最も緬かな刺綱に搭からないサイズのものであっ海。
②各種藻体葉上生物は端購類が主体で懇成に大きな違いは見られない。全体の傾向として、個
体数、重量共に3月頃ピークを迎え端脚類が90%以上を占める。夏から秋にかけては多毛類、
軟体類の割合が増加する。葉上生物と主要魚種の食性の関わりは藻体量が最大になる春季には
メバル〈小型魚)、クジメ、アイナメにおいて端購類を摂取する割合が顕著に大きく、カサゴ、
モヨも同様な傾向を示し、その結びつきは深いものと判断できる。葉上生物量の最大値は,86
隼3月のアカモクの1g当り2財.2懸、 0.4768gでく1つの群藩(n5.2kg>では簸雛万個体、
咳9議k8に相当する。この量はメバルを3。6kg増重させ得る量である。
◎,88無7月に円板を糸で結んで標識放流しだキュウセン幼稚魚287驚は2羅が再白きれた。
まだ、11月に糸標識及びタグビンを装着してそれぞれ繊1尾、姶i尾放流されだメバル当才魚は
1か月縫にタグビン3尾が再捕され、造成藻場域への滞留が確認され艶。
④坪刈む揺集され滝訟訴0.1㎡分にクジメの卵塊と思われるものが6燧難見されだ、いずれも
4g前後と小型で、ホンダワラ、ジョ振モク、アカモクの根本に産みつけられてい滝、
4レ問題点:葉上生物の魚類による捕食と再生産の正確な評領
一168一
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慧
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A y 麟 了 鋭 紬
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A y 鯖 7 麗 経
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雪
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霞ワレカラ霞ヨコエビ三極臨
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籔i撃鰻徳騒多犠騒鉱臆
6埼
4
艦
A:アカモク,Y:ミヨレモク,麓:『マメタワラ,
尊
10G
踊
3
餐種藻緯に譲ける葉上生物量(1987琢三∼12肩)
孚:トゲモク,握:ノコギリモク,葺:タマハハキモク
◎
§
2
数嬉は藻捧19蚤箏の簸体量
暮
§6
譲
憩
{
篇
馨
毒
岡 耀
$垂呂 Sl慕 5m §海 牽繕 髄6
熟種
. 露 ワレカラ懸
麗 その鍛串鍛類
麗 翼コェビ難
5 その簸
三986庫蕃挙の遭戒藻場霧落における葉上生物髭と輩要魚穫の食性。
握;{蟹‡数・W;盤、Sis;メバル(’」、)、S琵;メバル(大〉、
S網;カサニ二割;モヨ、欝a;クジメ、Ho;アイナメ.
一169一
∬1−2一(2)一②一b
造成群落におけるアワビ・サザエの培養技術
開始:6!年度
愛媛大学
金本自由生・大森浩二
1.醗多署闘釣
ホンダワラ類は,ヒジキ以外は水産豹な傭領はあまりなく,重要撹されていなかったが,魚
介薮の成膏の基盤として重要であることが暦年分かってきた.姦近ホンダワラ藻場の造成技衛
が覇髭されたので,ホンダワラ藻嚇の翼発が承産重要翼類に与える麺疑を講回しようとした,
2.薪窺手蔑
既:存および麗発中のホンダワラ造戚藻霧〈屡11の一部にアワビ噛サザエを懇回議震して競
流し,放流後24時欄邊冒して放流直後の宥動を解瞬すると共に,その後も1∼5ケ日置きに
潜水調査して,移勲・分畿・すみ場・残長などを認べた.
特に饗定のホンダワラ醗では,アワビ・サザエの分霧斌態を各調査ごとに講べると共に.小
型実駿磯を投入してアワビ・サザエの分姦の変化を探った.
3.醗鐙賎塁
1>王986隼10鍔1嘆日に60−5C藻磯〈麟1)にサザエを160偲放流して追霧調査した(國2>.珍87
年7員に発見礪佑数がB煽まで議少したが,11鍔に37薩に麩えた後B総無には12∼25撰の閣で
増践した.1δ捲数は1987年6月に一度機会分姦を示したが,その後纏集中分霧∼雑会分嶺の
霞を上下した1図2>.講一濁嬉の繊環を示す類優係数は1988年,碧87奪を中心とする2つの由
に大罰された(醤3).類似度が儀い圏は逆に標識サザエが沢震いたことを承しているものと思
われる.藻霞での鉛直:分布の挙籔変化は全て憂閣の謁董であ巻が、薦天の三987隼3謬以外はむ
しろ鶴財しの強い5月と7粥に藻磁の上部に多かった〈屡4).この行鐡盤,ホンダワラなどの
海藻の繁茂より産卵期などサザエの盗理縫な問懸と考えられる.
2>6e−5C藻獲に放流したサザエの昼夜の分霧織式は,1δ捲数は憂懸高く,夜圏簸いこと
が分かり(國5>,昼褒に共遜して出環する醒諏が多いが,その肉3μが移講している〈図6>.
.移動は機の動きで見たが,:量と夜で藻醸肉での鉛直分布が違いく魍7),昼麗櫨物陰に集摩して
いて夜醐活冒することが偏える.水槽案験でも夜行鍵であることが護鍾けされたく懸8).
3>ホンダワラ藻磯群は簾薩100職以上,南北駒50珊に醗置されてお拳1騒!>,藻慰群の圏が
1∼鎗m以上霞れているが,藻醸灘を移動する偲偉がかなウ見られたく褻三}.
4>60−5Cに放滝した驚0口回の標識サザエのうち7猶以上再肇認された18騒戴の賊長を調べ
た諾累(表2),王986年10月から1988年1◎携までの駒2隼爾の蕪隅践長盤は◎.023鞭であり,1
年攣は0.028繍で,践長がややよかった.
5)サザエの小型実験麟での瞭閣圏離の選択牲は,7c撮の隷織に多くく表3),承遡実験で纏
10c鍛の瞭圏に多かった1褻4).藻蔽の醗置が自然に変わることがあるが,藻鷺と藻鷺の澗鶏が
10c賠以下の幾に多かった.藻臨周遥に小型実験磯を幾入した鶴簾纏同異に環れた.
一170一
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飛1翻工嚇覇隣幾鋤駿誓繊3磁は騰・敏滋L臓鰯楓を尉・
俺 6.
山U嬢
μ鐙灘域
灘蔽陣漏輔塑瀟三顧薄
亀・ 『・
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鱗−冒1ド騨.搾’…逸ダ
F48 馳樹霜、』一一蜀畷『一『鱗 31
躍促島 覧
し雄1轡
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造成群落におけるウニ・ナマコの培養技術
開女台:6!年度
水産大学校
綱尾 勝・林 健一・濱野龍夫
1。醗究目的
本気度はマナマコのみを取り上げ,次の2課題について研究を実幽した.①造成藻場とそ
れに隣接する潮間欝においてラナマコの成長に伴う移動の実館を摺握するだめに,造成藻場
付近での{固体群動態の解明を行った.②ナマ課の増殖事業を行うにあだっての適地や沖会へ
の藻創設置場所の選定基準を,潮間帯の環境から物断するために,潮問帯の生物的環境と稚
ナマ漂分葡密度との関係解明を行っだ.
2.研究手法
マナマコの欄偉群動態調査として,藻礁やその遁遷,ま艶潮間転石帯において,隔月i圃夕
SCUBA潜水を行った.藻礁の下部や周辺では,210Gm2の範懸に憲章する個体を記録し,潮間
帯の墓本水準面付近では,50m2がら全数採集を行った.なお,藻礁域において,標識放流
の追跡実験も併せて行った.潮問帯から得られた資料をもとに,マナマンの成長五線を求め
た.潮閤帯16地点の約50餓2から,植生を含めた各種付着生物とナマ談の採集を行い,これ
ら生物学的環境と同時に採れた稚ナマコ懸櫨数との雛係を銃計学的解析により求めた・
3.研突威集
山口県の内海底部海域で,とくに人工的に造成されだホンダワラ藻場周辺でのマナマコの
鼻輪群動態は次のようであった.本々の幼生は濡縫帯に覆画し,その後2隼間をそこで過ご
す.着底が6月目起きるとすると,その後の成長は次式で表わすことが出来る。し鉾36.7G・
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マコの全長くC用)である. 1月∼5月にかけての成長速度は大きいが,5月∼翌琿の亥月の間
は小ざい.着優女2隼を経過し遊9月∼翌年至月の問に,潮聞帯から潮下帯にあ馨藻礁域1ご
移動する.高水湯期の9月∼11月にかけては転石下や壕礎の問隙などで夏眠をする.底層水
潟とナマニの出現個体数との問には紹関関孫があり,水盛が低いほど多くのナマコが現われ
る傾向が認められた。潮角帯や潮下帯の生物学的環境指標縫(潮鷲轄の承ンダワラ類,:アオ
サ。アオノリ類,マガキ,その他の付着物,溺下帯の承ンダワラ藻場またはアマモ藻壌)と
晒問帯に出現するナマコの生息密度との問には栢開関係がある.これら生物学的環境指標纏
の高い所ほど,ナマコの生息密度が高く,潮關帯に多くのナマほが分窃する爆駈ほどその沖
合いにも多数のナマ筆が分藷する傾向にある.蜜源培養的晃地からみると麟問帯に隣撲して
設置された藻礁はナマコの離散を防止し,地先に滞留さ隔る効疑があることが判明し為.き
らに,庫種の増殖を計るにあ艶っては,潮間帯,その下部に縫撞する礁,および濯下繋の夏
賑場駅の3点を岡時に整備する必要があると考えら義た。
一172一
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対象藻磁域,丁聡S:水産大学校沼名臨海実験実翌場. 校田名臨海実験実習場.
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裾対偲偉鍬密度の関係.魚Pは調査点・ との関係. 魚Pは講査点.
一173一
W−2《2)一③一a
水道域における流況と流れ藻の挙動
開始:6!年度
南西海区水産研究所
藤本 實・坂本久雄
中周倫寿・見元孝一
研究目的
豊後水道域及びその周辺海域の流れ藻の分布と流混の短期変勤との関連を明らかにし、流れ
藻の漂流経路を予測する手法を開発することにより、流れ藻の無効利罵を図る、
研究手法
航空機を用いて流れ塩分嚇量の短期変勤を挺え、衛星画像から得出水遵域の氷塊分布パター
ンの変化あるいは表層流との関連を解明する。また、衛塁情嬢受懸解析装羅によ鞍、水道域の
水塊分布パターンの変化を周痒にわ差り追跡し、パターンの縛縫控や変質の逼程と黒潮潅水の
貰λ及び瀬戸内海系水の流出〈流れ藻の移動〉との蘭蓮を購らかにする.
研究成町
豊後水母及び隣接する西部灘戸内海における流雛藻分瑠反復調査から.締れ藻の供給源海域
(広島湾、安芸灘、難平灘北棄部など〉、集積海域〈轡予灘中・聾蔀)浸び流通お灘域(豊後水
道域)が明瞭に区分されだ。盤給源海域からは渡状的な流れ藻奨生がみられ、一方的に藥積海
域へ集中し、その後悔水瀬戸を還りて豊後水道に流出する過程解明らかに獄つ驚(図玉)。本
葺の調査では、流出後の流れ藻の分布が水這域全鮫にわ楚っているのが特徴であっだ。衛星画
像から、反復調査中の水道域に対する黒潮の影響が弱勢化する一方で、瀬声内海系水の淡出が
Bに配に賑盛となる傾向がみられ旋。水嚢域金事に及んだ癩戸内海系水(流れ藻〉の特異的な
流出が、63奪の天候不順による海域の卓越嵐の逆転によることを購らかにし、流れ藻の挙動に
は吹送流の影響が大きいことを指摘した。
63隼申に得られだ衛星画像631枚を解析し、水銃域の水塊分布パターンと海溌変動フ羅一く
いずれも62年成果)を検証し、修正・追加した結累を、図2と慶3に示し澄。
63年2∼5月の水塊パターンをみると(図4)、比較的短期閥で他のパターンに変靴する傾向
がみられるが、10月以降は岡じパターンが持続している。水塊パターンの変牝と足摺輝沸の黒
潮変動との闘係を解析し、水道域の水塊分擶パターンは黒潮の流混によってほぼ決定されるこ
と、水道域に黒潮の影響が及はしない煽合は、黒潮に代って瀬芦内海濾水が第2の変勤要蟹とし
て{乍題することを明らかにし艶。後書の場合、短期変動が卓越する傾陶藻ある、
問題点
本硲究開始以来の懸案項i葺であっだ、衛星情報(通口礁PT)を解季斤して海水流勤を近擬的に
蓑示す聖るブ叛グラムの開発は、諸種の事情で実現できなかっだ,しかし、一艘に広く使われ出
し遊衛星情輻の実利的な活用を考えると、近い将来、蓬非実現させだいと考えている。
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(紛
四三 豊後水晶及び周辺海域おげる流れ藻の移動
縫。
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山脚
上図;昭和63奪三5月17∼玉躍→23∼2妊i
Y筋
コぐ園:昭蓬…ζ葦63年5月23∼24E≡…一参酔26∼27E至
暴㈹
幽晦
■o噺
HO
Y雛
離議嵐
HO
囲3 豊後水道の氷塊分;繕パターンとその変動過穫のフ線一チャート
; 匿 3
塁 5 轟 7 自 $ 紛・縫 12 13 騰 1菖 1巴 17 i震 綿 窒◎・21 22 笈 鴻 25 鴇 欝 2ぽ 22 謁
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@ 二 置
雛鰐
… 茎 馨
目 図…副 … 1 ・ … ;
圃4 豊後水道に出現する
水塊分布パターンの時系列変化
6鍔
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8層
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岦?目 @ 腿: 協 i
1窺 群 弾
日記【 @ 1 躍 i
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10月
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誓慈雨1編鐘i響冨誓望u :皆,羅 響 1
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V V V :! V V V V V V;亨 V V マ V V
一175一
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混合水流墨型
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黒潮系水卓越型
再一2《2)一③一b
流れ藻の入為的誘導による資源添加技術
開始:6!年度
大分県水産試験場
橋本普策・上城義信
弓懸賢治・寿 久文
i.研究昌的
門構奪樋鮎中で,沿繊へ讃漂細を山盛働翻鰻補餌シダイ麟動コ,
幼稚魚角人工漁れ藻場麗ぴ畜響給餌機周辺審の蚕豫添葡後轟蠕二二熊ゑ朗らか費す毒.また,
流れ藻の言動環瞳をまり適格ξ比ξえるたあに,望後水勲幾等鑓環境麗御κ三三藻入α部で
の茄獄丁芝1翻的既二9紘訊為的な談義誘難灘替激つ億撫重馨.
2.厨二手宏
①人為的論れ置場におけるイシ9“イ雛勲あ放蕨黄鹸
②イシゲイ維魚の標識概兼(音響紛餌機匿患う
③搬工覧れ藻の放煮と追跡(肉鷹護∼力瞳沿岸部)
④末弟離幽門での藏臨談歯調査ぐ趨音露髄計に麟)
⑤湾内編目回廊力・ら説た永塊変動あ聾警変化ぐ/89一〉類郵と)
3。窟嫉果
①人工漁藻と飾イヤに儲君輯纏鼠。イ極茨況ぱ,欝イや訪力・廓力・1鞠く
村随寡会コとかわかりラ露髄す参標続物へ角し聾陛変示した,。
② イシゲイ維魚あ音響給飼によぎ集魚,藷留効桑ξ;鋤ずか1=謙とめなれたるのの,爵間と
と論議域既。磁鞠に鶴分敵してゆくコと勘あた.
③3伽謡15◎磁の放兼藻のうちi2偲穿風収さ東たζ麗1う.=の結禦か惨籏蓋爵顛(1?認
葺ワ臼)における末遂内〃》続虞ぼ露髄勢力か卓越して6た蔑藻で,こ滋ξ謝《繊9需とも
同碩向であったゆ
④末道内側域での潮藏は薄翻の上げ,下げにより丈遍く変発し睾上1翻縛12ぽ虹と蕪目下
げ霜露には南下兼力牽越する、フk遵南部λロ筆管では二跨ような対応ぽあ護りみられ篤
樋側では不規則な変動かみ琴魂夢寄州でぽ愚かぢ黛く陶1ナてあ三蓋か擢続酌1二謙弓教夢ぐ
図2・3)
⑤鉱の紛布から表魯底層{コ離翻く鞄あ葬陵動を類搬,冬型痩郵翻郵3
つの津ヲー},に分類む葎.分類あ方蓋ぽ階層的クうヌ9一劣暫衰爾がマデ払霞コゲうムに
表し粧(図4)、凌壷絶れの分類型についてな警θ元切等量線分布醒ともと,に蒋徴づけた
(璽5)。
一176一一
1998.【.
脇・ご、.泉層
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図2豊後*謹域あ兼向・継矢緯図孕IG臼r憲層)
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貝
建舞
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 質 12
A▼ ∀ ∀、 _ ∀ Y ∀、 A A A ・∀ ∀
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含竃 号 一 _ 号 号 騙 賊 含 舎 舎竃叡
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記線。
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銭
¥ マ ム▼ ・マ A A A ム▼ Ψ マ ム A
///濁/認/ノ〆ノ 騨汐
図3.薄1〃》上げ・下げと水:蓮内定綜のラ覇流との周係(複テ℃図)
ヨザほロの に ゆご ロロ ほ
,、, … R99.1.
総ぜ
鱈 鳳 貯
図5・6丈の等量三分商騎倒(痢・表層)
ユ ユ コ ニ ユロ に ぐ ご ゆ ア ヨ ヲ ヒトひ
図4,鵬分窟類似度のデ〉ドΩゲラ4例ぐ糖)
一一177一
N∼3一α)新しい漁業システム組み立て
東海区水産研究所
多屋勝雄
1、研究の毯的
本甲究チーム減、資塚培養型漁業システムの経泌瞬断を敢り上げ覆饗するチームと、先螺
工学技衛を導入し資源培養駐屯を偶発するグループに公かれる。 (1)経済問題を睡り上げ
るチームは、サクラマス資灘培養型漁業を硫究討象にして、生物蒋性麺緬移た種苗生産、放
流から漁獲までの生痩システムを換討し、 産業として残立する条件とその効票を瞬らかにす
る。
そのため、種苗生産・放流の醗舞は、種苗施設綬資のあ拳寛ど種苗譲濾藍子の野馬と管理
のあり方について。漁業の管理問麺では、北海道での来残魚漁獲の規鋼とその管理の方策に
ついて。。地域漁業に対する振興効票の研究では、北海道、轡森集、斬潟票盤外一等の地域を
取り上げて醗究した。
(2)西端工学絞衛導入によって資源壊養を慶ろうとするチーム絃、第一に、 マリーン・ラ
ンチング計画のこれ豪での醗究戒墨を集約整理(文戴検索システム〉し、 薩計爾の中で鰻発
あるいは考案されてきたハード系の技衛と生物系のソフト技衛の融金方向を探ることにより、
実用化に向けての方向性を見いだす¢
第二に、マダイの音響給餌技法に敢り翻む分野では、大量に培養され敏流されたマダイが、
内湾及び外海の資源に添魏されるメカニズムを、隼級群毎に曝らかにして漁業への効票を鎭
曝する。
2、研究の成果
(1)社会経済を握当するグループは、サクラマスの資源培養型漁鑑システムの検討を行
い、 システムが峨立するための経済条件及びその経済効果の潔定憩行っ寿。
サクラマスの種苗生産・敏流システムの検討では、①放流軒数と漁獲量の閲孫1嵐 月月総数
では両者に相月がみられるが、北海道単独では、両者に梱関がみられず、敏流後河田での幼
魚滅耗と並んで、オホーツク海沿岸でのクログチ期の減耗がかなり蕩いと鑑定される。②潮
道娯の内水藤漁業調整規則は、現在の敵流技衝の展雛に対応せず、放流直後の幼焦滅耗を大
きくしている。
サクラマスの漁業管理問題では、北海道、舞森漿における素戒焦(ク雛グチ)漁獲の規翻
が、 当衝効墨のある方法として提唱された。 その場合、漁業規灘をクログチの来遊に台わせ
てきめ織かく行えば、理行の他の漁獲(シロザケ)に大きな影響を与えずに規劇が可能と考
えられた。
地域漁業への振興効果の研究1ま、 B本海沿岸において、種苗生麓・中間育残盛土の整備の必
要牲及び鳶効性が捲摘される、その場金、サケ麺蕊施設の利期やヤマメ養殖との遅携1こよっ
一178一
て施設投資の経済効率を高めることが塑ましい。各地の地域漁業は、劔えば、青森県下北半
島の各毒町村では漁獲の増大が、資源培養との関連で油目されているし。斬潟県佐渡島では、
かって壁要な漁業種であったことから、イカ釣り漁業の漁閑期対策として、培養による資源
圃復に期待がかけられている。
(2)先螺工学技衛を導入するグループの研究は、①マダイの音響三三による放流・培養方
式は、各年の累積再捕率が1眺から36。8罵の値を示し、3膿を越える時は他の放流方式より効果
があるものど評緬された。 さらに、②海洋牧場のデータベース四戒では、過去8年間、合計9
襲点のデータを整理,収録した。③生物系・工学系技術融合検討会では、サクラマス、ク滋マ
グロについて、検討を行い支援工学三三に闘する騨発課題を明かにした。
3、今後の問題点
サクラマスの幼魚の河州での減耗、沿岸北上期の減耗、来成魚の漁獲減耗、及び成魚の漁
獲量:の全国釣状況を数量的に正確に掘握する必要がある。 そのためには、主要河刈と主要漁
場についての全数調査が必要である。 また、事業の実用化のため1こは、利害関係漁業者の合
意形誠のための、祇会的経済的な環境作りが三三される。
先蟷工学技衛の導入に関しては、生物系のソフト技衛と工学系のハード技衛との融合がさ
らに必要で、共逗のデーターベース作り、爾餐による実用化にむけた実験等が必用である。
一179一
N−3一(1ト①一a
資源培養型漁業の特質と漁業モデル
開始:60年度
東京水産大学
長谷川彰
1、研究昌的ザクラマズ女面源堵震型漁蒙シズデム釣経海ク‘こ威翻するために古弊な.授術的
条件及び諏的鮒を昭陸笛の雌・放旋の面から究明することを昌的とする。,本卑覆ば,隻
点を樹嬢直後の疏熱心勧亥㌧及び翻心雌疎めの施設課の勧初解明雌く、
2.磯を法轍直後から隣潅終曲て物河・凝藤壷無げるた畝6俵醐吻実
態について簾剃面面行うど共に画品勧卿率(卸鋒)を繍資料矯’卵クロに
鰭レ・それを数こ河ノ君撒の轟乙を撫しτこ9また・、種笛生ン童及び中間育細細童謡6う
問題は、サクラマズ生産と関連の、激、》ロザケの種落生産及びやぐメ面心と卿’がわり倉し・を
考える必辱がある。この観勧’ら地温を踏乱した実態調査ま蓼テい、劇あ忘し鳶.
3輪栽課ω酬∼鋳のプクラ叙種微細のと⑳矯磁幽である1惣一晦
のタ鋳強磁量〕(紛の相盛関徐ま図1∼3に示す。そのうち、最も函い襯厳を示す吻が惣勾害心
の揚合・で、沃定係数ぽ。、9〃。であり、脚楼錦の場合もそれに準じた纏(〃.322)を示す.これ
に対し、魏であるワと海道2の齢ぼ、そ孝《が42ク7で繍に鵜,〈なる。メヒ麓の漁獲量芦ば.
本州からの来遊群を捕覆する応分が加わるたあに,脅tが撹乱婁因ムなフて上畜勧環象を生み
出していることが老之られる。なお.図勧全国.漁獲量の回帰式を、乎均捧箆内篇玖Z穆彪
どレて漁穣寒雷剤=換算する払多’減ろ葎4・斡〃3縦・(単イ鉱ノ〃箆括な外これ読巧
まま解釈す教ば、順流サクヲマズの平均的な回収率1釘3・8%となる・海域ドおげる威魚¢自然
元む孝は高くて50%、方そらくそをt以下であろうカ・ら、オホーツク八勝のクチグ毎期の離
ど並んで、轍河翼1期珍幼魚の灘1勲’なり諺フ郵∼ど推定される。 (空)疹県の内・職輿業調整
規則は不統一ぞあツ・:現在の放流技術〃う 展開1ぴ菰ごレていないところが丸い。放巌後2城耗に
,鯨を当てて、最も搬クなヨ撫’k域傷ぼり、纐レした禰勧継を実施し妨がまい。
(3)種凝血産・中間育歯応の整備0爽轡多及び矯麹牲を強く涛。ているあぱヨ本海薪であ
ると観察さ夕t∫て。そ久場合ヴケ細雨彪設の利用ややぐメ融融連携‘な・て雨漏灘心界・
消追孝を函めることが塑まい、。
4.問題恵サクラマズ幻漁の懸盤の全画憩釈況を,魚影夕1赫・と雄て藤蔓
する必嗜乙力ぐある。そのため‘くば、漁獲量の推定:方該と調鯵須を検封レ絞〆σζ上一で」禦河
ノ腿ついて礁齢離族彪するこどが雌である。
一180一
図1級 全国
峯位・千
2.5
。/晶
2
遷
q/57
/晶!!嘉眠。、382._2x
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量
1
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4
2
㊤
(百フ5尾)
種苗放流尾数
図王一2
北海遵
loo巳
0
57
9⑦㊤
口
晶
56
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6㊤
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4
2
2
(哲万罵).
種苗放流罵数
本州全県
輔立・千
ユ.5
口
58
1.4
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57
59
1.2.
嚢
1.1
量
口
1
Y讐766.9十〇.319X
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口
6.9
56
2.8
2.7
6
6.4
巳.8
1.2
1.6
図1−3 年重苗寿父流罵数
麹1さくらます種苗放流尾数と漁獲量の関係
一181一
≧
2
(蒼万屠)
W−3《1)一①一b
資源培養型漁業モデルと経済評価デル
開始:60年度
東海区水産研究所
多屋勝雄
1、 研究目的 サクラマス資源培養型漁業モデルを作成するために、 幼魚、 豪成魚、 成魚を捕
る漁業、 遊魚の実態を調査し、 幼魚、 未成魚の漁獲規議彗を奮めた漁黎管理の方策を襖閉し、 漁
業管理の効票を予瀾する。
2、 醗究手法 漁業、 遊熱について、 サクラマス豪臨魚漁獲が多いと書われている、 零ホーツ
ク海沿岸漁業の調査、及び北海選潰岸にお浮る遊焦の箋態調蓋を貨い、鳶勅な漁藁蟹理モデル
を作成する。
3、 紐究成畢 サクラマス培養資源の圓帰率を高めるには、 河預での濠耗、 海廻から鋒濤した
後の幼魚期の滅耗、北濤道、 轡森滑岸を南下するときの来成魚の滅耗、 について鍵討を加えな
酵ればならない。本薪究は、漁業管理上鰻も効景があると考えられる、北溝選における寒虞魚
の漁獲管理1こ視点をあてて分訴を行った。
北海道におけるサクラマスの漁獲罵数1乳 86葺き干羅(鵜海叢立庫産ふイヒ場による8無間の平
均)である、 このうち63eg以下の漁獲罵数は、鎗葺5予電で2鴇を占めている。霞鎚まこれらの牽
成魚の漁獲を幾つか方法で、規剃したときに得られる漁獲金頚(熱票)を、再捕華測に添した
ものである。図の内簸も勤墨の蕎いのは、 10月から3月豪での、 サケ定護纏漁業の禁漁を主とす
る漁期規溜である。鯛えば、漁獲を規翻し慧カ月後に、その?幹善が醤捕されだとすると、漁獲金
額は、§億4千万円に達する。 しかしながら、 このような規懸は、 シ鷲サケの漁獲縛期の10月か
ら11月に璽なるため現実的ではない。シ鐸サケの漁獲時期と重ならない、11擦以降の漁獲規劉
が現実的である。
オホーツク海沿岸の代表的漁協である、 較幸漁協についてみると、 枝毒漁縷の定置網の隼蹴
水揚金額は、 16億7千汚円でこのうちサクラマス素戒魚であるクチグ舞は、 7千2蓬万澱と誌水揚
金額の4。3簿を占めるにすぎない。 (図2)
図3は、同様にオホーツク海沿岸の叢武漁協の鰹である、 これによって、 クチグロの霞懸の漁
獲金額と漁獲尾数の累積傭を見ると、漁獲はi1月20覆から10貝間に集中し、卑問承揚げ日数の
?5鴛(6万屡)が、この期問に漁獲されていることが判る。毎無の漁獲パターンはこのようであ
るから、乗成魚漁獲を籔避する1こは、’この闘のサクラマス漁獲を規劇すればよいことになる。
また、 このような漁獲規翻は、 北海道の定置漁業奮にとって不利益が、本弼{購の漁難考にζ
って大きな利益が発生する、 と言う聞題が残る。そのため、サクラマス漁業の管理は、受益蕎
には培養費薦の負挺と不利益蕎に館する覇益の一部還元等を行って、漁業麟俸懇の合意形成を
國っていくことが重要な螺題となって寒る。
一182一
億F3
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㊧印は麗在の漁獲金額
.ゐ.覧..__吻,びが・i㊧3月規制 ……………・・…・……・・…・
鍵
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1⑳
@ ’,閥,噛,「ρり「卿サ・. 瓢 7㊤ 5② 3臼
.胴
A,
2②
臼 駕
再三率
金額再万円
騒■漁業管理効果の予測
再三率別規制別漁獲金額
爆数千尾
重8乞
162
難
歪4巳
12ら
糞
綿巳
8懲
6屡
46
23
巳
図2枝幸漁協におけるク日グチ
の漁獲金額と漁獲羅数
万彪
5
4
,牌・P牌〆
.♂■「曹
塗・
額
2
一8
−6
、漁獲金額妥
...・...,_._..・・…
@..。.._・・._.__,.… _.ご..・…・・・・・・・・・…
1一漁獲尾数
難
−4
−2
1
,’.9幽
2
ま レ ま
一2遷68割214重61829222426283㊤
10月 月日 1 1驚
鰹3雄武漁臨におけるクチグロの
翼ミ 芋嚢漁萎隻金額 と 漁萎隻・羅 数 (1986年 〉
一183∼
馨
−0
脚一3一(1)一①∼C
資源培養の導入と地域漁業の対応
開始:62年度
東京農業大学
増井好男
1 碩究目的
資濠培養鼓衛が実照化される可能牲の強い漁業地域を選定し、漁業形懲、漁業経営費鋸、論業所得等の講造を掘握
し、資澱培養技衛の導入による地域漁業の成桑を考察し、資灘培養技衛を有効に受け入れる壇域漁業の条件を虜らか
にする。
2 研究手法
蟹足培養技衛が実用化される可薄野の強い漁業壇域を選定し、漁業・養殖業に翻する慰物の翼斜を収集・分析し、
地域漁業の鷲鍛を畿欝的に整理し、具体的な現地とヤリング調査によって地域漁業の実態を掘握し、資滋培養技講の
導入と地域漁業の対応を考察する。
3 覆究聯繋
離年度の調査より、サクラマス漁業は鍮獲鉱漁獲金額の推移から北海遺をは1)あ、青森・岩手・歓沼・薮誤など、
北海道、康北、北陸塊域が重要な遊事地域であることが確認された。そこで、今年度は、きらにこまかくサクラマス
漁業の重点地域を設定し、それぞれの塘域漁業の婁態を機吊し、資激培養船艇導入の麟桑と閤遜点を換討することと
した。
北海道製本海事に位譲する穫坪町、神恵肉;封は曄年度の実態講査でもふれだ領域であるが、一本釣、遊魚によるサ
クラマスの漁獲量が多い重点埴域であり、塊域漁業掻興の見地からもサクラマス漁業に敏存する痩合も強い地域であ
る。しかし、サクラマスの漁獲サイズは一一毅酌に小さいものが多く、末成魚の漁獲比率が高い地域である。また,オ
ホーツク海沿岸の簸武町などでも、ギクチグロ」と呼1まれる素成魚が、シ蟹ザケを麗象とする建置講に混獲されてお
り讃翻養の蘇を考えるうえから織魚の漁鐵翫よる鱒儒蕊か翻鶴の矯オ・媛である。
したがって、漁獲シーズンの調整などによる資濠管理を遜入する方策を検討することが垂要な議題と考えられる。
青森票下北半島に位塾する東男封、風闘濡層、大姻町、六ヶ蔑村、大問町、銭井討、むつ市、また、青森票翼本海
健では、深浦町、三醸1村、小泊村などがサクラマスの漁獲量が多く重点壇域とみられよう。紹瀦57∼62年の変化
をみると下北半期の各市私邸で大膝な増大がみられることは資灘培養技衛の導入との関達から銭鐵される塊域であろ
う。
さらに、日本海健で重要視される地域は暫潟県綾援翻である。両津市漁協では一本鋳によるサクラマス漁業がおこ
なわれており、イカ釣の漁藺期対策として重要なものである。
資懸培養技鋤の導入は地域漁業簸興の見地からきわめて重要であるが、その劾黒を高めるためには、葵灘の管理に
留意した地域間の認整ルールが必要である。
4 問題点
サクラマス漁業の経営実態について、さらにくわしいデータをつみあげて資灘培養技衛の導入勘果を羅畿的に分析
し地域漁業の嶽興に役立てる必要がある。これまでの魏査でようやくサクラマス漁業の蜷域実態ぶめずかに理癬でき
たが、多くの検討謬題を残しているといわなければならない。
一184一
表1 青森渠におけるサクラマスの漁獲量と漁獲金額
漁
市町村
獲 量 (Kg)
漁獲 金額
贈孝日62駕
昭和57年 昭秘62年
昭麹57奪
青森市
八戸市
むつ市
蟹田町
今別町
蓬頒村
平館村
三厩村
鯵ケ沢町
藻浦町
岩崎村
小泊村
六ケ所村
大畑町
大問町
東遍村
風間浦村
佐井柑
脇野泡村
変化指数
4go
6畦9
132.径
671
59三
正36,599
3,808
2.7
10,341
5,072
喚.9
6β13
240
10,0屋0
147.3
9,010
12,727
14L2
570
237.5
24荏
501
205.3
5,i6塁
5,118
99.!
6,481
5,517
85.1
7
!19
正700.0
5
7硅
1荏8.0
2?,287
15,112
55.3
35β58
17,652
3,942
荏9.9
4,585
冒
嘗
88.0
傷245
冒
”
66.8
3,塵7屋
3,454
99.4
5,896
豆12,851
108,747
96.3
盗0,664
79.7
11,880
4,551
38.3
176,286
18,659
6,069
32.5
26β04
13,◎36
荏9.0
3¢,892
10,975
量3β蓋6
22,342
35,558
167.7
18β17
226.0
19,198
30,595
48,091
9,503
i5,728
合謙
変化指数
(千円)
3L4
正67。0
250.5
27,119
104,318
285.3
4夏,0玉3
H29.9
19,417
2,340
16,292
211.2
696.2
2,0製
400.7
633
2シ038
321.9
382,792
95.7
477,522
4?7,561
1GO.o
8,235
12,079
21,358
8茎,728
259.3
676.6
i5,186
1,692
3G,363
189.9
19,118
510
399,702
正荏,858
702.0
資料:青森県企函部三三課「青森票海面漁業に麗する調査三三轡」によむ作成。
変化指数は昭智57無を1◎0とし数指数である。
一部の町村を除い距。三沢および平内町の漁獲量は0である◎
表2 繍娯両津南漁脇燐属漁船の漁獲高と泌腰経費(イカ釣牽サクラマスー本釣)単位3千円
A
糊
項iヨ
B
D
C
F
E
61年 62年 61年 62年 61年 62年 61年 62年 61年 62年 61年 62年
水揚金額
8,732
1e,589
1,771
正,094
35500
3,235
11,74?
15,565
2,128
玉,463
5,576
6,463
繍
魚箱代
5,032
5,387
1,2娃1
1,23e
792
709
5,731
ε,362
713
578
2,122
3,014
346
127
564
61
67
93
17荏
19
887
298
2,517
2,814
2,7畦4
4e
37
258
268
68
2β93
39
43
427
76
油 代
1,171
1,173
6{}4
1,4G8
20
539
198
65
138
449
210
162
餌・氷代
785
65
423
964
1,310
1G3
6σ
9§
63
46
71
188
194
69
165
74
337
48
一般資材
保鹸餐
繍
支払利子
健劇才領
所 得
トン数
購
26
脳
70e
52
篇
247
徽2
40
22三
484
68
7e
346
149
65
57
39
刷
轍
一
359
正7荏
63
14畦
68
293
エθ9
63
57
26
63
55
377
93?
46
3β
一
陣
擢
鱒
喋6
1,104
33
3,700
5,202
§30
一136
2,7a8
2,526
6,916
9,2轟3
1,415
882
L菊4
3,449
(42.3)
(49.1)
(29.9)
(一)
(?7.3)
(78.G)
(51.2)
(59.1)
(66.4)
(63護)
(40,①
(53.3)
8.64
サクラマス釣に
カをいれる
6.5喋
サクラマスの
ウエイ ト高い
3護7
年間一本釣
サクラマスにカ
をいれる
8。5e
イカ釣りが主力
4.96
一本釣を主か
2−4凋に
サクラマス
資尉茎購漁協の資斜により作域。労賃は含んでいない。
必要出費に計上していない闇屋もあり、生産経費はこれよりも増加するものと思われる。
一185一
6.35
イカ釣主力
W−3《1)一②一a
培養技術システムによる漁場利用方法の開発
開始:61年度
財団法人 海洋産業研究会
遜中 移・中原裕幸・三水純次郎
1.餅三三的
マリーンランチング計画のこれまでの研究成果の集約整理(海洋牧場データベースの開発)
ならびに筒計薗の巾で關難あるいは考案されてきたハード系の鼓弓と二物系のソフト技繕の融
合方向を探ること(生物系・工学系技衛総合撲財会)によ弓実証実験着手の際の参考に逡する。
2.研究手法
海洋牧場データベースの§§癸では、マリーンランチング計薩蘭違文薄1を対象にインプット罵
原稿の作域作業を行い、露虫2力年に登鐘したデータに加えて、さらに数多くのデータの収総
を行うこととする。また、生物系・エ学系技衛総合検財会では、織一テーブルにおいてそれぞ
れの礎より苦労醜や工夫劔など実瞭の蘇究囎二三劔にもとづく費麟を本検討会溝に整理して邊
盤してもらい、蒲者の接点と今後の撲衛關多逡の方向付け;を擦ることとする◎
3.研究戚黒
(重)海洋牧場データベースの蘭発
61年農に製作した愛リジナル・プ糠グラムに、さらに多くのデータを収納するため、まず、
マリーンランチング書鷹の塑グレスレポート32点(櫨翻点数3《7件〉と6£卑灘究蘇
報管(同、81件)について、データ・インプット馬の三二作旗柞彙を行い、登鐘を行った、こ
の結果、三三醸で過表8年聞(確撫55∼62年渡)に潤行された威集 四葬三三二成果報籍、
およびブ惣グレスレポー塾 のほぼ全般にわたって、合欝9騒轡のデータ;を収纏した。
(2)生物系・工学系按衛総含檀討会
襖酎会は愚計で4翻関催し、第1園本島(§1年度〉では海藻群薄、嬉2選(62奪凌)は梅藻
とヒラメ・カレイ、第3画(62年度)はイタヤガイ・アカガイ、そして纂姦懸.(63葬度)は愛
クラマスとク質マグロというように、マリーンランチング欝薗の全爵象種を二三テーマに取鞍
上げた。そみ結柔、各対象種についての支擾工学技徳に蘭する翻癸課題が明らかとなったが、
今後、画期的な進展を見るためには、生物系と工学系とがもっと互いにノウハウを墨し合い、
緊密な繍力を間ることが必要であると再確認された.
姦.闘題点と今後の計爾
データベースの蘭発では、射象文慧をマサーンランチング翫醒蘭違のみならず、水産全毅に
広げていくことにより、叡纏データの拡売、鍵備に努めていく必要がある。また、生物系・エ
学系総含綾酎会の成集:をもとに、雨轡の融合しうる技衛労野あるい尋ま聴定の隷題について、緊
急魔の高いものから、実溝域での実蓬実験に鍛勢紐んでいく必要があるゆ
一186一
〈褒1 アカガイの資源増大に関する工学系技衛〉
海 象
地 象
対象生物
非 対 象 生 物
卵 期
浮遊期
浮遊幼生が
集積される
ような流動
域の造成
餌料補給
(微小纏物)
餌料輔絵i
付着墓質の確撮
付立・
(微小擁物)i
l lv ;
底 生
移行期
<底生移行後>i
〈底生移行後〉
ヒ補給i鑓騰
@軟泥質海底
(デトリタス) i (ヒトデ等) 1
の 遺 威
底生期
購離;館騰
軟泥質海底
の 造 戚
産卵期
(デトリタス) i (ヒトデ等〉 量
i館騰
軟泥質梅酒
の 造成
〈表2 イタヤガイの驚源増大に翻する工学系技衛〉
海 象
塘 象
対象生物
非 対 象 生 物
卵 期
浮遊期
漂遊幼生が
集穰される
ような流動
域の造成
i
砂質雲底域
付著・
の 遊成
庵 生
騰愚の
レ行期
餌料補給 i 食害防除
@ …
i
確 撮
鷹住期
産卵期
餌麟襯給 i 食害防除
砂質雲底域
の 造 成
伽㈲ i
i食錨除
砂質海底域
の 造威
一187∼
碑一3一(1)一②一b
培養幼魚の広域回遊群への添加
開始:61年度
大分県水産試験場
上城義信・寿 久文・稗臼賢治
1.研舶的
音響:馴致給餌法により中富育1戎したマダイ等〃)幼簿、と,地先1=大・量放蓋すれば,弓長につれ
て生活頒域か拡大される。そヱで7放流群鰐中合に添加ざれる綴構と解評す会ニヒにあマラ
葡しひ弐蟹》ス弘の組謹て1・贈な知敗得虞疑醐とし糺
2.四魔手法
1) 麟ζ兼によるケ怖。移動生態の把握. 2)試騨…業:(一本、蛋ヲタφ1網)によるβ窃乏ラ
漁獲量?CPUE三穿魚町’の漂塗寸。 3)関係魚市揚における放:流魚の熊実建i、
4)2標本甜醒誌誰}査1=よる漁聯1醒突態と放ラ流魚の再糖率.
3.研究成果
1)響熱型フ睡翻管狸以弘続成
2)放流魚の酪勲糞は3か鯛鵡れ,各回別放繍の累癬凹凹1訓・目放流か・・
10認%, 6目放癩ギかぞ2只∠ト%となった(表1)。
3)放流マゲイの体御体重の閲係式として,BW(3)訟卿刈0咋ど。伽)か・求め蝋,
蔽式ヒして,器5獅{トざ㈱4伽。露出二一
4)マダイ稚魚の放流か個辺漏蛾の鯛籍成’1こ及ぼ薦響につ{偽刺繍鹸麟繰か
ら面様度指数を用ひマ撫討したとコろ,魚群二成の単細ヒか示唆さ諏降。
ぢ)下灘翻限す碑因として,フ暖,塩漉とりあげ,野瀬醗門門篶暢・
追出乞行μ,図1.にT−Sタ室ヤ7ラムを示した。朗弓か1=ラ水遍σ)と励(5)の周葺変イヒ
犀9一》は上浦酒牧において小ゴひ(図1−i箏図1−2)、
6)賓源,漁業およひ経営モデしか5構破き慮る漁業管理モデ1しを柞成し,予測評価と実
行した。
4.今後の課題臨
D禮合魚穫(イ》ゲイ箏》マアジ)による賓源管理方策角検討.
一188一
35
②
−㌫辱
(3ぐ
ぎ
N贈\解
(34
ぎ
㌧ 、事
㍉◎鱒. σ}
曾,・.讐qぴ
お
33
●一一噂笹層
H
32
o・,鱒r9
32
瓜
籔層
31
31
璽0 15 ZO 25
れ 15 2〔} 25
水 唱 ひ…o庵簡
唱 承 図1卿2上繭纏捧枚場了一Sダイヤグラム(紹和ε3・母)
《℃)
(℃)
図婁一瓢蹉笛溝全点旨旨によろT−Sタイヤグラム(瑠海5」駕)
1昭063年度放灘糊燦積再呈尾数 (上浦)
放流群 再主期関
一般報缶
標本船
魚縄1繭鱗則鮪1計 i離率i蔽聯率;憶 考
罵i 瓢 }9.82 i 9.82 iアンカータグ i(窪一‘ 徳) 三1.()8
59.11
59.11∼61.3
i66,娃72尾)
U2.1∼62.12
U3。1∼63.12
60.11
i66,332薦)
61。 6
i2、000尾〉
61.11
i86ほ50尾)
61.12
i31000尾)
62, 6
i3、00G尾)
62.12
i50、GOG尾)
合計灘数
@.4∼61.12
60,11∼61.12
尾
尾
尾
k282
k834
Q,596
Q75
P55
@0
@51
2,976
1,061
7B6
ヲ32
Q91
@21
@騒
@12
6L6∼61.12
174
脳110
U2.1∼62.12
U3.1∼63。12
レ。
6L11∼62,12
U3ほ∼63.12
2,4(羅
│
2,606
62.1∼62.12
U3.1∼63.12
12ユ
121
U
T
U2.1∼62ほ2
U3。1∼63.12・
P31
尾
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尾
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62.6∼62.12
U3.1∼63.12
62ほ1∼62.12
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155
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U3.1∼63ほ2
憩,11∼鎗.1211、鰯17,1。1 7、燭12,謝 Σ,幾蕊欝 ∴三 三5ざ二9謎
(276,脳尾〉
:(三Σ酌藤…}
・:c.葵蕊こ.翼
《鋸鰍蓉峯}
ゲ塵 蝦亀ミ芝
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