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海洋生物総合実験システム 密度成層式円筒型実験装置

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1.設備名:
海洋生物総合実験システム
密度成層式円筒型実験装置
(DGT = Density-Gradient Tower)
2.購入年度: 平成21年度
3.設備の仕様、用途、機能
(A) 仕様
(1) 実験水槽(A)および対照水槽(B)
① 内寸法:直径0.6m×高さ2.2m 内容積:0.62m‐3
② 構造:高さ0.5mの円筒3槽と0.7mの円筒1槽(最上部)が連結。生物の鉛直運動を妨げるような障碍物が無い
③ 材質:FRP(断熱仕様)
④ 観察窓:直径100mmの透明アクリル窓(各槽底部から0.25mの位置に角度90°間隔で4箇所に設置)
⑤ サンプリングバルブ:底部から100mm間隔
A
⑥ ドレン:底部に排水用ドレン
⑦ 転落防止構造:水槽上端は蓋で開閉。転落防止構造(耐荷重120kg以上)
❹
❺
⑧ 架台:SS400、耐塩対策塗装
(2) 水温調整装置
⑨ 実験水槽に4段階の水温成層、対照水槽に均一水温を調整、維持可能
⓫
⑩ 円筒内の海水は循環しない
(3) 計測デッキ
⑪歩廊:幅600mm。各高さの観測窓を3方向から観測可能
⑫階段:1箇所
⑬ 手摺り:デッキ上面から高さ1.1m
⑭ 材質:SS400、表面塗装。床上200mmまでは耐塩塗装
B
❻
(B) 用途
海洋生物の環境応答に関する実験を大規模かつ総合的に行うため、天然海域(特に内湾/沿岸)と同等の時空間規模での生物の生理・生態・行動学
的実験に用いる。これらの実験によって、様々な環境変動に対する海洋生態系の応答の解明に貢献する
(C) 機能
(1) 水温成層の形成・維持
① 実験水槽(A):10‐28℃の範囲で、円筒内で上から下へ温度が下がっていく4つの水温層を形成する。各層では層中心水温が設定値±0.2℃に均一
に維持できる。設定値は室温との差が15℃以内 (室温は10‐30℃)
② 対照水槽(B):全層の水温が均一に維持可能。設定可能範囲は10‐28℃。ただし、室温±8℃の範囲
(2) 運転条件
① 設定温度到達時間:12h以内
② 2週間以上にわたり24時間連続運転可能
(3) 安全装置
過負荷時には自動的に運転を停止する。水温調整装置は、凍結/加熱防止装置を有する
4.設備導入の効果
(1)学術的効果
海洋生物の生理・生態・行動学的諸問題の解明のために、天然海域(特に内湾や沿岸)と同等の空間規模での実験が可能
であり、種々の環境変動に対する海洋生態系の応答を解明することに貢献する
(2) 教育的効果
我が国ではでここにしかない装置を用いた実験を通じて、高度な知識と実務的技能を持つ海洋技術者の養成や、海洋科学
に関する広領域の研究・教育の発展に貢献する
5.具体的使用例
・以下のような課題の究明を目指した実験に用いられている
(1) 海洋生物の鉛直的移動・分散・集積と水温/塩分成層の関係
(対象生物:動物プランクトン、魚卵・仔魚、クラゲ類・・・)
(2) 底泥直上の貧酸素層に対する浮遊生物の応答
(3) 水温/塩分の不連続による密度躍層が音響計測に与える影響
さらに、海洋生物の生理・生態学的研究のみならず、海洋生物の計測手法の開発・応用に関して、天然の内湾や沿岸海域の時
空間規模での総合的実験に応用可能である。
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