発表資料(河崎氏)

JANOG13
電気通信役務利用放送法による通信役務上での放送
オプティキャストの場合
㈱オプティキャスト
㈱スカイパーフェクト・コミュニケーションズ
河崎 憲一郎
オプティキャストの光ファイバーTV
•
ただいま準備中
– (株)オプティキャストは、総務省に電気通信役務利用放送法に
基づく役務利用事業者(有線)の登録申請中
– (株)オプティキャストは、 (株)スカイパーフェクト・コミュニケーショ
ンズの100%子会社
2004年1月30日
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オプティキャストの光ファイバーTV
•
技術的な仕組み
– 衛星の信号を受信、光ファイバーで伝送し、マンションへ配信
– 光ファイバー内は、WDMでもOK
– デジタル信号としては、MPEG2 TS(Transport Stream)をそのま
ま伝送
– TSの電気的な変調方式は、64QAM(デジタルCATVと同じ)
– マンション内は、同軸ケーブル伝送(TVの共同受信設備と同じ)
– 受信端末はSTB(スカパー!受信機に64QAM復調を追加)
– STBの操作性は、スカパー!受信機と同じ
– スカパー!(124度/128度CS)の他に、アナログFM、地上波アナ
ログTV、BSデジタル放送、地上波デジタルTVも受信して、その
ままパススルーで伝送
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WDMの場合
波長多重で映像配信とIP通信を同時に提供
上り信号 下り信号
1.2 1.3 1.4 1.5 1.6
局内装置
一芯の光ファイバー
IP通信
超高速インターネット通信
(最大100Mbps、2波利用)
映像配信
高画質デジタル映像配信
(1波利用)
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(μm)
各住戸
宅内装置
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宅内端末
機器(STB)
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WDM伝送実験
BS
インター
ネット
共同実験実施マンション
ISP
各住戸
FDM
STB
IP系
B-OLT
TA
V-SLT
共同実験
・2002年にNTTと行ったもの
・124度/128度CSの信号を、IP通信と
ともに、WDMで光ファイバー伝送した
2004年1月30日
IP
IP通信
通信
映像配信
WDM
光ファイバー
WDM
CS用
TM
装置
B-ONU
同軸ケーブル
映像系
V-ONU
各住戸
・スカイパーフェクTV! 全チャンネル
受信可能(約300チャンネル)
・ブロードバンドIP通信
双方向最大100Mbps JANOG13 電気通信役務利用放送法による通信役務上での放送
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周波数利用イメージと受信端末
【V帯域】
通常配列
222Mhz
470Mhz
UHF
ローカル
VHF
【BS-CS IF帯域】
【U帯域】
【スーパーハイバンド】
770Mhz
地上波
デジタル
BS
デジ
BS
アナログ
BS
デジ
CS(パーフェクTV! サービス)
CS(スカイサービス)
ファイバー内配列
周波数のみ移動
VHF
BS
アナログ
スカパ-!
光配信
棟内配列
トラモジ
パススルー
QPSK→64QAM
VHF
BS
アナログ
通常TV
通常TV
2004年1月30日
スカパ-!
光配信
スカパー! 光ファイバー
配信専用チューナー
UHF
ローカル
地上波
デジタル
BS
デジタル
周波数のみ移動
パススルー パススルー
UHF
ローカル
通常TV
地上波
デジタル
地上波デジタル
対応TV・チューナー
パススルー
BS
デジ
BS
デジ
BSデジタル対応
TV・チューナー
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オプティキャストの光ファイバーTV
•
サービスの内容
– スカパー!(124度/128度CS)のチャンネル部分は、衛星とほと
んど同じ
– テレビ164チャンネル、ラジオ101チャンネルを提供予定
(番組供給者の意向で、伝送できない衛星のチャンネルが少数あり)
– スカパー !のチャンネルの他に、アナログFM、地上波アナログ
TV、BSデジタル放送、地上波デジタルTVの再送信も
– 光ファイバー一本で、ほぼ全てのテレビ放送が楽しめる
– 現状、地上を伝送するサービスとしては、最も充実したテレビサー
ビス
「光ファイバーなのに、どうしてIPじゃないの?」
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どうしてIPではないのか?
•
IP伝送の問題点
現状では、IP伝送に全ての権利者が同意せず、衛星放送の一部の
チャンネルしか流せない
– 品質: 画質/音質、サービスの安定性
– 権利保護
『インターネット、IPと言えば、即不法コピー』という状況
セキュリティや課金の点で、実績のあるDRMがない
•
オプティキャストのメリット
– クローズドなネットワークとSTB
– 実績のあるスクランブルとCAS(限定受信システム)
– 権利的には、デジタルCATVと同じ扱い
オプティキャストは、 ローテク だから衛星放送のほぼ全チャンネル
を放送できる
2004年1月30日
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JANOG向けコメント?
•
将来の予想
– 品質が確保され、権利保護の仕組みが確立すれば・・・
もちろん、ブロードキャストのコストが見合えば・・・
– 何と言っても、あらゆる情報がインターネットへ向かいつつある
放送サービスは、別にインターネット、IPが嫌いな訳じゃない
– 単一のネットワーク、プロトコルは、便利
単一のネットワーク、プロトコルは、長期的には経済的なはず
– ローテク な放送網以上の機能とコストが実現されれ
ば、放送サービスもインターネットへ
「そのためには?」
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