InterBase 2009

リリース ノート
InterBase 2009
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Technologies 製品名またはサービス名はすべて、Embarcadero Technologies, Inc. の商標または登録商標です。その他の商
標はすべて、個々の権利の所有者に帰属します。
目次
第1章
エンバカデロ・テクノロジーズ(CodeGear)へ
の問い合わせ . . . . . . . . . . . . . . . . . 1-6
InterBase 2009 への移行に関する事項 . . . . 1-7
一般事項
InterBase 2009 の新機能 . . . . . . . .
InterBase『新機能ガイド』の廃止 . . .
InterBase ドキュメント セットについて
InterBase ドキュメントへのアクセス
Windows の場合 . . . . . . . .
Linux および Mac OSX の場合 .
Adobe Reader . . . . . . . . . . . .
.
.
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. 1-1
. 1-2
. 1-3
. 1-5
1-6
1-6
. 1-6
第2章
バグ修正リスト
InterBase 2009 で修正されたバグ . . . . . . 2-1
InterBase 2007 SP2 で修正されたバグ . . . . 2-2
InterBase 2007 で修正されたバグ . . . . . . 2-3
i
ii
第
章
一般事項
第1章
InterBase 2009 リリース ノートのこの章では、以下のトピックについて説明します。
• このリリースで提供される新機能の要約とそれらの使用方法を説明する章およびユーザー
ガイド
• 購入時に受け取る InterBase ユーザ― ガイドの大まかな説明
• 問い合わせ先の電話番号、電子メール アドレス、Web サイトの一覧
• 以前のリリースから InterBase 2009 に移行する手順
メモ
このリリースで修正された重大なバグについては、2-1 ページの「バグ修正リスト」を参
照してください。
InterBase 2009 の新機能
表 1.1 では、InterBase の 2009 リリースに追加された新機能を要約し、それぞれの使用方法
を説明する章とユーザー ガイドを示します。
第 1 章 一般事項
1-1
InterBase『新機能ガイド』の廃止
表 1.1
InterBase 2009 の新機能
機能名
説明
ユーザー ガイド
データベースレベルおよび列
レベルの暗号化
InterBase では、弱い暗号化(DES)または強い暗号
化(AES)を使用してデータベースやデータベース
テーブル内の個々の列を暗号化できるようになり
ました。米国の輸出規制のため、AES 暗号化を使用
するには InterBase の強い暗号化のライセンスを取
得する必要があります。
InterBase 『データ定義ガイド』
OTW(通信時)ネットワーク暗
通常、データベースレベルまたは列レベルで暗号化
されたデータは通信時には暗号化されません。しか
し、OTW 暗号化ではそれが可能です。つまり、ネッ
トワークを介してクライアントからサーバーへ通
信する際にデータを暗号化することができます。弱
い暗号化も強い暗号化も使用できますが、強い暗号
化(AES)を使用するには、InterBase の強い暗号化
のライセンスを取得する必要があります。
InterBase 『操作ガイド』
バックアップ ファイルの暗号
化
データベースやデータベースの任意の列を暗号化
する場合は、そのデータベースのバックアップ ファ
イルも暗号化する必要があります。復元時にこれら
のバックアップ ファイルを暗号解除します。これに
より、データの保護がさらに強化されます。
InterBase 『データ定義ガイド』
ToGo Edition
新しい InterBase ToGo Edition は Desktop Edition の InterBase 『開発者ガイド .』
小規模なポータブル版です。ToGo Edition の対象と
なるアプリケーションには、小規模なデバイスや公
衆キオスク端末のほか、InterBase を使って開発され
た VAR(付加価値再販業者)アプリケーションなど
があります。ToGo Edition 形式で使用する場合は、
InterBase のインストーラーを起動して、サーバーや
エンドユーザのワークステーションに InterBase を
インストールする必要はありません。
号化
InterBase『新機能ガイド』の廃止
これまでのいくつかのリリースでは、新機能の使用方法を説明するドキュメントは、PDF
形式で入手できる『新機能ガイド』やその他の InterBase ユーザー ガイドに収められていま
した。
InterBase 2009 リリースでは、これまで『新機能ガイド』に記載されていた情報は適切なユー
ザー ガイドに統合されました。2009 リリースの新機能については InterBase 2009 の『リリー
ス ノート』に要約され、適切なユーザー ガイドで説明されています。これにより、今回の
リリースでは『新機能ガイド』は使用されておらず、必要ありません。
これまで『新機能ガイド』で説明されていた主要な機能の使用方法を説明している InterBase
ユーザー ガイドを表 1.2 に示します。
1-2 I n t e r B a s e 2 0 0 9 リ リ ー ス ノ ー ト
InterBase ドキュメント セットについて
表 1.2
これまでのリリースの主要機能について説明しているドキュメント
機能名
説明
ドキュメント名
ジャーナル機能、ジャーナル アー
カイブ機能、障害復旧
InterBase では、ジャーナル ファイルおよび
InterBase 『操作ガイド』
インクリメンタル バックアップ
ジャーナル アーカイブの有効化と利用をサポー
トするようになりました。ジャーナル ファイル
は、各データベース トランザクションを発生時
に記録します。ジャーナル アーカイブには、完
成した最新のジャーナル ファイルのほか、アー
カイブ化された最新のデータベース バックアッ
プが含まれています。ジャーナル機能により、
データベースやサーバーの障害から時間を指定
して復旧できるようになります。
InterBase を使用して、フル バックアップだけで
InterBase 『操作ガイド』
なくインクリメンタル バックアップも実行でき
るようになりました。インクリメンタル バック
アップでは、最後のフル バックアップ以降に
データベースにコミットされた変更内容をすべ
てコピーします。
EUA(埋め込みユーザー認証)
InterBase の暗号化機能を使用するには、EUA を
有効にする必要があります。
InterBase 『操作ガイド』
国際化に関する変更点
UTF および Unicode キャラクタ セット / 照合順
InterBase 『言語リファレンス』
序に数多くの変更が加えられました。
バッチ更新
複数の SQL 文を単一の単位(バッチ更新)にま InterBase 『API ガイド』および
とめて送信できるようになりました。
『操作ガイド』
UDF と BLOB
VAR データと BLOB データを交互に使い分ける
ことができるようになりました。さらに、パラ
メータをディスクリプタとして渡すことができ
るようになりました。
InterBase 『操作ガイド』
JDBC の改善
JDBC のパラメータと設定にさまざまな改善が施
InterBase 『開発者ガイド .』
されました。
InterBase ドキュメント セットについて
PDF 形式のドキュメント セットをインストールするには、ディスクに約 13 MB の空き領域
が必要です。これらのドキュメントは、InterBase のインストール時に [Server および Client]
または [Client のみ ] を選択した場合、デフォルトでインストールされます。ただし、カス
タム インストールでは、ドキュメント セットを含まないインストールを選択することが可
能です。ドキュメントを後でインストールする場合は、InterBase のインストールを実行し、
[ カスタム ] を選び、コンポーネントの一覧から [ ドキュメント ] を選択します。
また、InterBase CD-ROM またはダウンロード ファイルのドキュメント用ディレクトリから
コピーすることもできます。
第 1 章 一般事項
1-3
InterBase ドキュメント セットについて
各ガイドで扱われているトピックの概要を表 1.3 にまとめます。大半のトピックでは、コ
マンドラインや手順の詳細が示されています。該当する場合は、InterBase のユーザー イン
ターフェイスである IBConsole を用いたタスクの実行方法や機能の利用方法についても説
明しています。
表 1.3
InterBase ユーザー ガイドについて
ガイド名
扱われているトピックの説明
操作ガイド
InterBase データベース操作の手引き。含まれているトピックは以下のとお
りです。
• IBConsole の利用
• InterBase サーバーの設定と操作
• ネットワーク設定
• バックアップと復元の実行
• ジャーナル機能とジャーナル アーカイブ機能の利用
• データベース セキュリティ
• 対話型クエリー
データ定義ガイド
InterBase データベース設計および構築の手引き。含まれているトピックは
以下のとおりです。
• データ型の指定
• ドメイン、テーブル、インデックスの取り扱い
• プロシージャ、トリガ、ジェネレータの取り扱い
• データベースと列の暗号化
• キャラクタ セットと照合順序(コレーション オーダー)
開発者ガイド
Borland/Embarcadero 開発ツール、JDBC、および ODBC を用いた InterBase
データベース アプリケーション開発の手引き。含まれているトピックは以
下のとおりです。
• データベースへの接続
• データセットの理解
• テーブル、クエリー、ストアド プロシージャ、キャッシュされた更
新、イベントの取り扱い
• UDF と BLOB フィルタの取り扱い
• データのインポートとエクスポート
• InterBase サービスの取り扱い
• インストール ウィザードの作成
1-4 I n t e r B a s e 2 0 0 9 リ リ ー ス ノ ー ト
InterBase ドキュメント セットについて
表 1.3
InterBase ユーザー ガイドについて
ガイド名
扱われているトピックの説明
API ガイド
InterBase API インターフェイスを用いた InterBase アプリケーション開発の
手引き。含まれているトピックは以下のとおりです。
• アプリケーション要件
• InterBase API を用いたプログラミング
• データベース、トランザクション、動的 SQL、BLOB データ、配列、
変換、サービスの取り扱い
• インストール API やライセンス管理 API の使用
• XML のエクスポート
• エラー状況の処理
• InterBase API 関数リファレンス
埋め込み SQL ガイド
埋め込み SQL を用いた InterBase アプリケーション開発の手引き。含まれて
いるトピックは以下のとおりです。
• アプリケーション要件
• データベース、トランザクション、データ定義文、データ、日付と時
刻、配列、ストアド プロシージャ、イベントの取り扱い
• エラー処理
• 動的 SQL
• 前処理、コンパイル、リンク
言語リファレンス
InterBase の要素に関するリファレンス ガイド。含まれているトピックは以
下のとおりです。
• SQL 文と SQL 関数のリファレンス
• プロシージャとトリガ
• キーワード
• エラー コードとエラー メッセージ
• システム テーブル、一時テーブル、ビュー
• キャラクタ セットと照合順序(コレーション オーダー)
IBsetup.html
このドキュメントでは、すべてのプラットフォームでのインストールおよ
び登録手順の詳細を説明しています。
リリース ノート
このドキュメントには、このリリースで提供されている新機能の説明のほ
か、
重要なバグ修正の要約と問い合わせ先の最新情報が記載されています。
InterBase ドキュメントへのアクセス
CD-ROM とダウンロード ファイル
ドキュメント セットは、InterBase CD-ROM またはダウンロード ファイルの Doc ディレクト
リにあります。
第 1 章 一般事項
1-5
エンバカデロ・テクノロジーズ(CodeGear)への問い合わせ
Windows の場合
[ スタート ] メニューの [ すべてのプログラム| CodeGear InterBase 2009 |
Documentation] に、各ドキュメントのリンクが用意されています。もちろん、これらのリ
ンクをもっとアクセスしやすい場所にコピーしたり、独自のリンクを作成することもでき
ます。
Linux および Mac OSX の場合
PDF 形式のドキュメント セットにアクセスするには、<interbase_home>/Doc ディレクトリ
に移動します。そこに 6 種類のドキュメントまたはこの『リリース ノート』があるので、
それらをどれでも表示することができます。
Adobe Reader
PDF 形式のドキュメント ファイルを参照するには、Adobe Reader が必要です。
http://www.adobe.com/jp/products/acrobat/ から、最新バージョンの Adobe Reader を無償
で入手することができます。
エンバカデロ・テクノロジーズ(CodeGear)への問い合わせ
メモ
問い合わせ先の住所、電子メール アドレス、および電話番号は、CodeGear および
Embarcadero の Web サイトにあります。さらに、次に示す CodeGear テクニカル サポート
の Web サイトには、InterBase およびその他の CodeGear 製品の数多くのサンプルやトラブ
ルシューティングのヒントがあります。
表 1.4
問い合わせ先
Web サイト
• CodeGear の製品全般、問い合わせ先、および企業情報について
www.codegear.com/jp
• テクニカル サポートについて
http://support.codegear.com/jp
• Embarcadero Technologies の DatabaseGear 製品全般、および企業情報につ
いて
www.embarcadero.com
• Interbase 製品情報
http://www.codegear.com/jp/products/interbase
• デベロッパー ネットワーク(ホワイトペーパーや FAQ などの技術情報)
http://dn.codegear.com/jp/interbase
問い合わせ先
• 日本における CodeGear 製品全般の問い合わせ先については、
http://www.codegear.com/about/contact をご覧ください。
1-6 I n t e r B a s e 2 0 0 9 リ リ ー ス ノ ー ト
InterBase 2009 への移行に関する事項
InterBase 2009 への移行に関する事項
InterBase の旧バージョンからより新しいバージョンへ移行する際の一般的手順を以下に示
します。移行についての詳細は、InterBase『操作ガイド』の付録 A「新しいバージョンへ
の移行」を参照してください。
1. 旧バージョンをアンインストールする前に、セキュリティ データベースを含むすべての
データベースをバックアップします。
2. カスタマイズされている場合は、ibconfig をバックアップします。
3. 旧バージョンのサーバーをアンインストールします。
4. 新バージョンのサーバーをインストールし、製品登録し、起動します。
5. データベースを復元します。
メモ
データベースでの使用を避けるキーワードの一覧については、InterBase『言語リファレン
ス』を参照してください。
第 1 章 一般事項
1-7
InterBase 2009 への移行に関する事項
1-8 I n t e r B a s e 2 0 0 9 リ リ ー ス ノ ー ト
第
章
バグ修正リスト
第2章
この章では、InterBase の以下のリリースで修正されたバグの一覧を示します。
• InterBase 2009
• InterBase 2007 SP2
• InterBase 2007
InterBase 2009 で修正されたバグ
InterBase 2009 で修正されたバグは以下のとおりです。
表 2.1
IB 2009 でのバグ修正
InterBase 2009
バグ番号
QC 番号
説明
gfix -validate -full を実行すると、テーブル RDB$DEPENDENCIES でインデックスが破損して
240075
いる旨のメッセージが表示されます。
IBMgr を bin ディレクトリから直接起動すると、サーバーをサービスとして起動できません。
代わりに、インストールされているショートカット("InterBase Server Manager [instance =
gds_db]")を使って起動する必要があります。
252301
255784
56532
新たに復元されたデータベースを検証すると、インデックス RDB$DEPENDENCIES で多数のエ
ラーが報告されます。
255847
256021
特定の OR 条件を付けて SELECT 文を実行すると、InterBase サーバーがクラッシュします。
56533
JDBC ドライバ:PreparedStatement.addBatch() を複数回呼び出すと、
PreparedStatement.executeBatch() を呼び出したときにエラーが発生します。
第 2 章 バグ修正リスト
2-1
InterBase 2007 SP2 で修正されたバグ
表 2.1
IB 2009 でのバグ修正
InterBase 2009
バグ番号
QC 番号
説明
256054
53957
日付のインデックスが付いたテーブルに対して SELECT 文を実行すると IBServer がクラッ
シュします。
DELETE 文と SELECT 文(さらにおそらく INSERT 文も)を同時に実行すると、データベースが
257272
破損します。"internal gds software consistency check (exceeded index level)"(gds ソフトウェア
による内部一貫性チェック:インデックス レベルを超えました)というエラーが
interbase.log に記載されます。
261546
51439
isc_info_num_buffers が間違った情報を返します。
InterBase 2007 SP2 で修正されたバグ
以下のバグが InterBase 2007 SP2 で修正されました。
表 2.2
IB 2007 SP2 でのバグ修正
InterBase 2007 SP2
バグ番号
QC 番号
説明
完全外部結合(両側外部結合)のアクセス方式の改良。
58205
58257
47598
インデックスなしの左外部結合のパフォーマンスの問題が修正されました。
58462
602721
UPDATE 文の相関サブクエリの SELECT でインデックスが使用されません。
60128
47916
インデックスを使用する必要があるときに、テーブル式を指定した左外部結合が最適化され
ません。
60269
20359
"IN" キーワードまたは "OR" キーワードを使用するときのクエリの最適化が修正されました。
61347
25160
クエリが外部結合であるときに WHERE 句にインデックスが使用されません。
219990
10264
大きなテーブルで左外部結合を実行した際に時間がかかる。
223805
597104
最適化機能が、相関サブクエリを実行するのに、テーブルの順次スキャンを使用します。
231879
47599
データベースが読み取り専用になっている場合、直近のトランザクションで挿入されたデー
タが参照できません。
239883
11219
Desktop Edition を Administrator としてインストールしても、他のユーザーはプログラムのリ
ストが利用できません。
2007 のクライアントで、InterBase 7.1 サーバーに接続すると「unavailable database error」が発
生します。
243270
243299
40486
リモート接続で 2007 クライアントを使って接続を解除すると、InterBase 7.1 サーバーがク
ラッシュします。
2-2 I n t e r B a s e 2 0 0 9 リ リ ー ス ノ ー ト
InterBase 2007 で修正されたバグ
表 2.2
IB 2007 SP2 でのバグ修正
InterBase 2007 SP2
バグ番号
QC 番号
説明
243679
47604
Windows Vista で Administrator であっても、InterBase サーバー マネージャは通常のユーザー
として起動されます。
interclient.jar JDBC ドライバが InterBase SDK の一部としてインストールされるようにな
248755
りました。
『言語リファレンス』にしおりがありません ( 英語版のみ )。
248850
249045
47600
InterBase 2007 インストーラが SuSE Linux 10 でも動作するようになりました。
Windows プラットフォームによっては、ジャーナル機能が有効になっているときに各レコー
249232
ドの INSERT/COMMIT に遅延があります。
251265
47602
多数の JOIN による結合のあるクエリが "size of optimizer block exceeded (最適化機能ブロッ
クのサイズを超過しました)" というメッセージを返します。
251608
44565
最適化機能ブロックを超過したというエラーが発生する問題が修正されました。
251610
43874
JOIN での結合に複数のフィルタがあるとき、左外部結合を行う LEFT JOIN のクエリ結果が正
しくありません。
トリガーにネストしたループがあると、サーバーがクラッシュします。
256161
メモ
上の表は、SP1 でのバグ修正も含まれています。
InterBase 2007 で修正されたバグ
以下のバグが InterBase 2007 で修正されました。
表 2.3
IB 2007 でのバグ修正
InterBase 2007
バグ番号
QC 番号
説明
60140
バックアップして復元すると、制約を追加する際に問題が発生します。
112113
無効な "CREATE SHADOW" 文が原因で ISQL がクラッシュします。
120473
DEFAULT は BLOB の場合にも使用可能ですが、実際に使用するとエラー(BLOB 文字列の変換
エラーなど)が発生します。
122700
REFERENCE キーのインデックスが複数の場合に、FOREIGN KEY 制約の DDL が失敗します。
124028
IBConsole からビュー データを参照できません。
第 2 章 バグ修正リスト
2-3
InterBase 2007 で修正されたバグ
表 2.3
IB 2007 でのバグ修正
InterBase 2007
バグ番号
QC 番号
説明
124771
親テーブルで、参照フィールド(または複数の参照フィールド)に対してプライマリ キー制
約とそれとは別個のユニークなインデックスが共に設定されていて、そのユニークなイン
デックス名のソート順が RDB$PRIMARY より前になる場合、外部キー制約を作成しようとする
と、" 制約が見つからない " という趣旨のエラーが発生します。
127168
InterBase サーバーが、絶対パスを指定されていないデータベースを System32 ディレクトリに
作成します。
148143
" フィールド T1 は NULL ではいけない " ことを示す通常のエラー メッセージではなく、" 文字
列 "BLOB" の変換エラー " という趣旨のメッセージが表示されます。
157531
もう使用されていない ibconfig パラメータが ibconfig ファイルに含まれています。
169965
プロシージャが既に削除されている場合、"SELECT * FROM TMP$PROCEDURES" を実行するとサー
バーがクラッシュします。
200567
7997
SQL コマンドで BLOB フィールドへの挿入や更新が可能になりました。
213125
"RDB$" で始まる名前のトリガーを削除できません。
217985
システム一時テーブルの一覧(現時点ではページ 244)に TMP$HEAPS と TMP$TRIGGERS が含ま
れていません。
218040
INTERBASE 環境変数の値が無効な場合、誤解を招くおそれのあるエラーが発生します。
228356
異なるポートへの接続文字列で、既存のポート ラベルの他に異なるポート番号を指定できま
す。
230142
Linux 版で、インストールの際に " システム起動時に InterBase をサービスとして起動します
か?" に対して [No] を選択した場合でも、InterBase サーバーがサービスとして実行されます。
237809
データベース再ルーティングの不具合については、エラー メッセージの改善が必要です。
238414
更新後に選択を実行すると、" 読み取り専用ビューを更新できない " という趣旨のエラーが発
生します。
238638
サーバーのエリアス名で確立した接続は、エリアスを使わずに確立した他の接続が同時に存
在する場合、機能しなくなります。
239254
組み込みデータ ユーザー認証のセクションがドキュメントに見当たりません。
239622
24859
gds32.dll の機能強化により、SPB でインスタンス名をサポートする必要があります。
ビューからの選択で、BLOB を返す UDF が呼び出されると、サーバーがクラッシュするおそ
れがあります。
239690
239730
13183
IBConsole がエリアスに対応していません。
239847
28518
入力パラメータのある SELECT プロシージャで、DataDirect ODBC ドライバが動作しません。
239880
14563
BLOB フィールドに対して SELECT、INSERT、UPDATE の各コマンドを実行できるようにする必
要があります。
239882
11220
Services ファイルに記述されているエントリが不完全です。
2-4 I n t e r B a s e 2 0 0 9 リ リ ー ス ノ ー ト
InterBase 2007 で修正されたバグ
表 2.3
IB 2007 でのバグ修正
InterBase 2007
バグ番号
QC 番号
説明
239886
9014
データベースが完全パスで既に開かれていると、データベース エリアスが機能しません。
240793
31288
BLOB を VARCHAR(または CHAR)とみなす機能がストアド プロシージャで機能しません。
241006
IBConsole がクラッシュします。
[ ヘルプ ] メニュー内の [IBConsole ヘルプ ] にアクセスすると、
第 2 章 バグ修正リスト
2-5
InterBase 2007 で修正されたバグ
2-6 I n t e r B a s e 2 0 0 9 リ リ ー ス ノ ー ト