「テニス最短ステップ上達法」

テニス最短ステップ上達法
「テニス最短ステップ上達法」
テニスが上達するための最短方法とチェックポイント
テニスコーチレボ
河合 幸治
Copyright テニスコーチレボ all
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テニス最短ステップ上達法
カンタンに驚くほど上達スピードが上がるポイントや方法教えます
テニスが「いま上達している!」実感すると ホントに、ワクワクします!
いろいろなフォームの細かい部分やラケットの動きなどを気にしないでシンプルにある部分を意識
すると、「あれ!テニスって以外とカンタン!」って思えるようになります
いままでに3000名以上のテニスフリークの方々と自分のスクールやキャンプでスタッフとともに上
達のサポートをして、1000 名以上の方々に直接、上達の秘訣や考え方、ポイントなどをアドバイス
してきました。
これまでになやみどうすればみんなにわかりやすく理解してもらい、練習の成果が格段にあがるの
かを考えてきました。
そしてようやく重要なテニスの上達に必要なポイントを明確に意識してもらい、そのチェックをしてい
くことが最短の上達への階段であると確信しました!
そのチェック箇所と方法さえ知ってしまえば。。。。。。。。。
始めまして、河合 幸治です
あなたと出会えるこの日をお待ちしていました。
今日は何月何日ですか? このマニュアルを読み始めた今日からが
あなたにとっての テニス上達の記念日になるわけですからよく覚えておいてくださいね
さあ!その方法をこれから余すことなくみなさんの上達の為の全てをお伝えして参ります
その前にあなたに準備してほしいものが 2 つあります。
このマニュアルは 2 色の蛍光ペンを用意してお読みください。そして気になったところは全部線を引
いてお読みください。そして読み終えたら全体像を知った上でもう一度アンダーラインを引いたとこ
ろだけお読みいただくと効率的に復習できます
また「ここは今すぐ実践してみよう。今週のテニスで実践してみよう。すぐに行動してみよう」というと
ころは違う色で分けておいてください。そしてその最初の 1 歩を確実に踏み出して行ってください。
あなたの貴重な時間を 1 秒も無駄にしないために、
効率的に学んでいただかなければと思い一筆入れました。
冒頭でお話したとおり、私は本書でその方法をすべてあなたにお伝えします
優秀なあなたなら、すぐ目に見えて上達が実感できるものと思います
そしてあなたもいろいろな方からこういう風に言われる日がくるでしょう
「最近すごく上達したね!どうして!?」と
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テニス最短ステップ上達法
■ 著作権について
「テニス最短ステップ上達法」(以下「マニュアル」と表記)は著作権法で保護されている著作物で
す。マニュアル使用に際しましては以下の点にご注意ください。
● 「マニュアル」の著作権はテニスコーチレボ 河合幸治 に属します
● 著作権者の事前許可を得ずしてマニュアルの一部または全部を、あらゆるデータ蓄積手段(印
刷物、ビデオ、テープレコーダーおよび電子メディア、インターネット等)により複製および転載
することを禁じます。
■ 使用許諾契約書
この契約はあなたとテニスコーチレボとの契約です。
パッケージを開封することを持ってあなたはこの契約に同意したことになります。
あなたがこの契約に同意できない場合は、直ちに本マニュアルをテニスコーチレボまでご返品くだ
さい。
第1条
目的
この契約書は本マニュアルに含まれる情報を、本契約に基づきあなたが非独占的に使用する権利
を許諾するものです。
第2条
一般公開の禁止
本マニュアルに含まれる情報は、著作権法によって保護され、また秘匿性の高い内容である事を
踏まえ、あなたはその情報をテニスコーチレボとの書面による事前許可を得ずして出版および電子
メディアによる配信等により、一般公開ならびに転売してはならないものとします。
第3条
契約解除
あなたがこの契約に違反した場合、テニスコーチレボは何の通告もなく、この使用許諾契約を解除
することができるものとします。
第4条
損害賠償
あなたが本家約の第 2 条に違反した場合、あなたは本契約の解除に関わらず、直ちにテニスコー
チレボに対して、違反金として、違反件数と販売価格を乗じた価格の 10 倍の金額を支払うものとし
ます。
第5条
その他
本マニュアルはあなたが行うテニス技術練習におけるテニス技術向上のサポートを目的としていま
すが、期待通りの技術向上が見られず、万一如何なる損害が生じた場合においてもテニスコーチ
レボはその結果に責任を負うものではありません。
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テニス最短ステップ上達法
< はじめに >
テニスが自分で「いま上達している!」という実感がありますか!!?
このマニュアルを手にしているということは、テニスを心から愛され、本気で上達を目指して、行動
をする気持ちを持っている方だとひしひしと伝わってきます。
テニススクールにせっせと通い、テニス雑誌に書かれていることをいろいろ試してみて、いつもテニ
スのことを考えてどうすれば上達するかといろいろ悩んでいるのではないでしょうか。
私も中学2年生のときに、テレビでテニスの試合を始めて観て、(1981年ウインブルドン ボルグ
VS マッケンローでした)
それは私の一生がその中継で決まってしまったぐらい衝撃的な映像でした!
「何だこれは~!!!」「こんなことがなんでできるんだ~!」「カッコいい~!」と思わず、彼らの試
合のあまりの凄まじさに、いままでテニスというものをやったことも見たこともない 14 歳だった私が 3
時間もその場を離れず見入ってしまったほどの感動でした!テニスというものがどういうものかさえ
知らず、どんなルールなのか、なにが必要なのかまったく検討がつくわけもなく、テレビ観戦の興奮
が全身にほとばしり、テニスをその時点で愛してしまった私は次の日、お年玉を貯めた預金を握り
締め、近くのスポーツショップに行き、店員さんのアドバイスのまま、ラケットとボールを買い、近所
にあった壁打ちコートに一目散に出かけて、壁に向かいひたすらフォームも何もわからず打ち始め
ました。
もう既に気持ちは二人のプロの映像が頭から焼きついて離れない状態だったので、その映像で焼
きついたフォームをまねて壁に向かって何度も何度もボールを打ち続けていました。
しかし。。。
まともに一球も当たらず前の壁に当たったかと思えば、空振りやフレームショット、当たったかと思
えばすごいところに飛んでしまい
打っている時間よりもボールを拾いに行ったり、ひたすら走りまくっていたり、その次の日もまた次
の日も壁に向かってボールと格闘していました。
「どうすれば上手くなるんだろう?」
親にことの重大性を真剣に話し「自分はプロのテニスプレーヤーになりたい」と説得し、近くにあっ
たテニススクールに通い、テニス雑誌も全て買い漁り、(テニスジャーナル創刊号からコレクションさ
れてます)最初のページから、ほんとにちっちゃいコラムにまでスミズミに目を通し、上達のヒントは
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テニス最短ステップ上達法
ないかと、いつも探していました。
しかし通っていたスクールではレベルや上達の意思の強さに個人差があって、全体としての対処
的アドバイスはしてくれましたが、当時ジュニアクラスのアドバイスとしては、「とにかく打て」「前で打
って」「足を小刻みに動かして」などというアドバイスしか受けられませんでした
足を動かし、ひたすらコートを走り回り、いい加減な打点でどこに行くかもわからないショットを打ち
続けて、まったく上達ができなかった私は中学から2年間テニススクールに通い続け、高校ではテ
ニス部に所属し練習に励みましたが、公立高校の顧問もテニスを知らない学校で練習も週 3 回程
度、仲間は高校からテニスを始めた連中ばかり、みんな上達のモチベーションも低く、楽しくやろう
という雰囲気で、それにつられあまり練習に身が入らず上達しなくなり、だんだん興味がなくなって
いき、私の最初のテニス人生は高 2 の秋に、はかなくも 4 年間で終わってしまいました。
それから高校を出て当てもなく(いまで言うフリーター?)何もやる気の起きない私を救ってくれたの
がテニスでした。たまたま昔のお世話になっていたテニスショップの店員さんやそのテニス仲間と再
会し、テニスをする機会があり、テニスをしてみました。
「楽しい!!」
3 年間というブランクがあったので昔のようには打つことはできなかったのですが、でもテニスが楽
しく、ラリーやボレー、スマッシュ、何を打っても楽しさが込み上げてきたのです。昔の仲間と 3 年と
いう時間の垣根をあっさりととってくれる、かけがえのないスポーツ!
「テニス最高!」と実感しました。
この楽しいスポーツを一人でも多くの人とやりたい、やるからには上達を目指して行きたい!多くの
人にこの素晴らしいスポーツをやってもらいたい!テニスが仲間を増やすことを世の人に教えたい、
自分が上達するためにはなにを行えばよいのか?そのための技術はなにか?その技術を習得す
るにはどこに気をつければよいのか?など雑誌や技術書を読んで勉強し一生懸命プレーし続け気
づいたことをメモしながら毎日を過ごしました。
そして自分がテニスをするためにやってきたことをみんなに少しでも伝えていきたい。自分が誰も
聞ける人がいなく、理論もわからない状態で上達の回り道をしてきたことを、テニスが好きになって
いる人に道筋をつけてあげたい、上達の手助けをしてあげたいと願うようになりました
私は人気のあるテニススクールにまったく知人も友人もいない状態で紹介もなにもなく、一軒一軒
電話をかけ続け、コーチをやりたい、レッスンをして多くの人とプレーしたい!自分がプレーする中
で上達法を広めて行きたいと面接をし続け、やっとのことで、東京の大手テニススクールにアシスタ
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テニス最短ステップ上達法
ントコーチとして採用されました。
しかし、技術的なバックボーンのまったく無い自分が山本校長の教えを受け、先輩コーチからの技
術解説や指導方法をならい、自分の考えを修正したり、ありとあらゆるところから、見て、聞いて、
実践してみて、研修会や交流会に積極的に参加し、さらにまったくの無知無名だった自分が県大
会やオープン大会(日本のランキングを決めるポイントが得られる大会)などに怖い者知らずでど
んどん出場する中、試合の中での様々な気づきやテクニックの習得、様々な状況での必要な技術
など指導法の改善を行った結果、多くの方々がテニスを上達してもらうようにアドバイスすることが
できるようになってきました!
その自分のプレーでの気づきや客観的に自分を見られるようになってから戦績がでるようになり
25~27歳のときに
埼玉県大会 シングルス ダブルス 優勝
埼玉年間ランキング シングルス6位 ダブルス2位
全国都市対抗選手権 一般男子 東京都代表に選考
JOP ランキング シングル125位
ダブルス 175 位
と戦績を収めていくことが出来ました!
そして自分がその練習やトレーニングで考えてきた多くのポイントを整理してまとめて重要だと判断
した上達の為のチェックポイントを多くのテニスが上達したいと思っている人達に広めていきたい!
と思うようになり、テニススクールを埼玉に開校することができました。
現在は埼玉で 3 校のテニススクールを開校し、多くの方々にテニスの素晴らしさ、楽しさを提供して
います。
www.tennishouse-fun.com
テニススクールにはこのマニュアルを手に取った皆さんのように上達を常に目標に来ていただいて
いる方々がたくさんいらっしゃる反面、それだけではなく他のさまざまなニーズ、目的を持ってテニ
ススクールにいらっしゃる方がいます。「楽しく気楽にやりたい」「ストレス発散」「たくさんボールを打
ちたい」「仲間を増やしに来ている」「出会いがあるかも」等
本当に様々なニーズの方々がテニススクールに通われていて、スクールとしては運営上、全体の
ボリュームから相対的にレベルを区切り、ある程度人数が平均になるように人数を調整するのがテ
ニススクールの現状です、純粋にテニスを上達したいという方へのアドバイスのほかに、様々なニ
ーズの方々に対しても対応していかなければならないので、上達の為に抑えていただきたい技術
説明やポイントもしっかりと浸透させることができず、中途半端な理解しか得られないまま対処的な
アドバイスしかすることができないというジレンマがあるのです。
そこで今回このようなテニスを本当に上達したい方々に、シンプルだけど最も重要なポイントを意識
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テニス最短ステップ上達法
してもらい、みんながもっと簡単に上達をしてもらえるようなマニュアルを作り、会場に来ていただか
なくても、チェック内容が自分のペースで進められ、いろいろなコーチのいろいろなアドバイスでわ
からなくなってしまわないように、
私が責任を持って皆さんの上達のお手伝いをしていきたいと考えました。
上達という結果を出すためにはシンプルにポイントを抑えた思考が重要です。人間は器用にいろい
ろなことを無意識に同時にできてしまいますが、意識して 3 つ以上のことを同時に行うのはまず不
可能です、そこで上達に最も必要なポイントや考え方、チェック方法を絞り上達の為の最重要なポ
イントはどこか?どこを一番意識すれば加速度的な上達ができるかまとめました。
このマニュアルによって真っ先に意識してもらいたい重要なポイントを皆さんに理解してもらい、実
践してもらうことによって、上達が加速度的に伸びていくと思ったのです。
真剣に上達したい!実践してみて結果を出したい!上達の手ごたえを感じたい!と思っていただ
ける方々のためのマニュアルに仕上がったと自負しております。
ではみなさん!
それではテニスの新しい一ページを開いてみて下さい!!
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テニス最短ステップ上達法
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
コアスイングとは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
旧式指導法に流されるな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
技術はラケットの進化で変わる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
コアスイングテニスの効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
スクールでの指導は最大公約数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
スクールでは教えられない加速度上達法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
コアスイングの基本実践・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
Ⅰ
グラウンドストローク
Ⅰ-1フォアハンドストローク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
1.グリップ/ 全ての始まりはグリップ、正しい持ち方でパワーMax・・・・・・・23
2.テイクバック/
コアから始めればすぐ準備完了・・・・・・・・・・・・・・・・27
3.フォワードスイング/
ボールを捕らえる最大のパワーを出そう・・・・・・・・・29
4.インパクト/ インパクトのコックはずっと変わらない・・・・・・・・・・・・・32
5.フォロースルー/ 体の前で振り切ろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
フォアハンドストロークフォーカスポイント まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・38
Ⅰ-2 バックハンドストローク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
片手バックハンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
1.グリップ/ 全ての始まりはグリップの正しい持ち方でパワーが決まります・・・・39
2.テイクバック/
コアから始めればすぐ準備完了・・・・・・・・・・・・・・・・42
3.フォワードスイング/
ボールを捕らえる最大のパワーを出そう・・・・・・・・・45
4.インパクト/ インパクトの形がスイング成功のカギ・・・・・・・・・・・・・・48
5.フォロースルー/ 真横に上げる!?もっと前です・・・・・・・・・・・・・・・51
片手バックハンドストロークフォーカスポイント
まとめ・・・・・・・・・・・・・54
Ⅰ-3 両手バックハンドストローク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
1.グリップ/ 全ての始まりはグリップの正しい持ち方でパワーが決まります・・・・55
2.テイクバック/
両手の方がコアスイングを体感しやすい・・・・・・・・・・・・57
3.フォワードスイング/
ボールを捕らえる最大のパワーを出そう・・・・・・・・・59
4.インパクト/ 片手バックとの打点の違い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62
5.フォロースルー/ 体の前で振り切ろう!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
片手バックハンドストロークフォーカスポイント まとめ・・・・・・・・・・・・・・69
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テニス最短ステップ上達法
Ⅱ
ボレー
コアの使い方、 ストロークとの違い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
ボディターンが成否のカギ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
Ⅱ-1 フォアハンドボレー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73
1.グリップ/ コンチネンタル or イースタンが基本 ・・・・・・・・・・・・・・・73
2.レディポジション/リラックスした状態を作ろう・・・・・・・・・・・・・・・・76
3.テイクバック/レディポジションからの構えが大切・・・・・・・・・・・・・・・77
4.フォワードスイング/
タメを解放すればパワーが出る・・・・・・・・・・・・・80
5.インパクト/ リストの形と打点の位置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
6.フォロースルー/ 当たった面の形をキープすることを意識しよう・・・・・・・・84
フォアハンドボレー フォーカスポイント まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・86
Ⅱ-2 バックハンドボレー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
・片手バックハンドボレー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
1.テイクバック/
フォアハンドとの違い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
2.フォワードスイング/
左足の力を伝える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
3.インパクト/ リストの形と打点の位置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93
4.フォロースルー/ 当たった面の形を残す意識を・・・・・・・・・・・・・・・・95
片手バックハンドボレー フォーカスポイント まとめ・・・・・・・・・・・・・・・97
Ⅱ-3 両手バックハンドボレー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
1.テイクバック/
引かなくても大丈夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
2.フォワードスイング/左足の力を伝える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
3.インパクト/
リストの形と打点の位置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104
4.フォロースルー/ 当たった面の形を残すように意識しよう・・・・・・・・・・・107
両手バックハンドボレー フォーカスポイント まとめ・・・・・・・・・・・・・・・109
Ⅲ
スマッシュ
サーブが得意な人はスマッシュが苦手?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111
打点は高くなくていい!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111
1.グリップ/
コンチネンタル or イースタンでボレーと一緒が基本・・・・・・・・・112
2.テイクバック/ 肘の高さと位置が重要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113
3.フォワードスイング/
スイング振り出しパワーの乗せ方・・・・・・・・・・・・117
4.インパクト/ 打点が良ければ必ず決まる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・120
5.フォロースルー/ しっかり振り切るための形・・・・・・・・・・・・・・・・・123
スマッシュ フォーカスポイント
まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125
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テニス最短ステップ上達法
Ⅳ
サービス
スマッシュとサーブの決定的な違い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・127
スマッシュよりもカンタン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・127
1.グリップ/ 上達の最大の近道は正しいグリップから・・・・・・・・・・・・・・127
2.テイクバック/ パワーと確率を上げる為肩のラインが重要・・・・・・・・・・・128
3.フォワードスイング/ コアの回しと蹴り上げが大切・・・・・・・・・・・・・・132
4.インパクト/ スマッシュとサーブの打点の違い・・・・・・・・・・・・・・・・135
5.フォロースルー/ しっかり振り切るための形・・・・・・・・・・・・・・・・・139
サービス フォーカスポイント まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・142
おわりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・143
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テニス最短ステップ上達法
コアテニスとは?
皆さん、ボディコアという言葉を聴いたことがありますか?
ボディコアとは、日本語に訳すと「体幹」というように訳されます。まさに「カラダの幹」、人体の中心
をなしている脊柱、骨盤、肩甲骨と、それを支持する筋肉や靭帯を指しています。具体的には骨や
脊柱の近くの深部の筋肉で、おなかの部分の大腰筋や、骨盤から大腿骨にかけての腸骨筋(大腰
筋と腸骨筋を合わせて「腸腰筋」といいます)、そして背中の「脊柱起立筋」が、ボディコアを形成す
る代表的な筋肉として挙げられます。
これらの筋肉は、激しい運動時に体幹を支持するだけでなく、“立つ・歩く・座る”といった基本的な
動作や、直立姿勢を維持するときなどにも使われており、日常生活で常時使われているものなの
です。そのためアスリートのみならず、一般人にとっても、日常生活を送るにあたって重要な筋肉と
いうことができます。
ボディコアを形成する筋肉が、現代社会において、日常生活で使われる事が少なくなっていること
が、子どもの体力低下など健康上の様々な問題を生み出していて、私が開校しているテニススク
ールでもジュニアの小学生の生徒などがカンタンなバランス運動や走る、動くという単純な運動さえ
もままならないというお子さんが実に多く見受けられます
テニスにおいても私が見ていて、その重要なカラダの幹である「ボディコア」を十分生かしきれてい
ない方が本当に多くいらっしゃいます。
肩から先しかほとんど使用しないスイングの方
上体は回すけど本当にコアを使えてない方
リストや肘の返しだけでスイングをしてボールをコントロールしている方
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テニス最短ステップ上達法
足がボディコアを中心に動いてないのでフットワークが悪い方
自分ではフルスイングしてるつもりだけど、ボールに威力がつかない方
ボールに威力を出そうとするとコントロールが定まらない方
本当に様々なスイングの方がいらっしゃいますが、今回の「コアテニス」を理解しイメージを持って
実践を繰り返してもらい、ボディコアの使い方を正しく習得し、自らの体の感覚を体現していくことで、
潜在能力を十分にショットに反映していくことができれば、すばらしいショットがコートに突き刺さり、
テニスプレーに劇的な効果が得られることがすぐに実感できるものと思います。
さあみなさん、早くページをめくり実際のスイングをイメージしてすぐ実践を始めてみてください!
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テニス最短ステップ上達法
旧式指導法に流されるな
昔の常識はいまの非常識だって知ってましたか?
みなさん、今でもよくいろいろなスクールや、地域のコートでの指導場面を見ていて、ホントによく見
かけるアドバイスがあります。少し紹介しますがこんな感じ、それは
テイクバックは早く引いて
足は細かく動かせ
足を踏み込んで体重を前に乗せて
ボレーはいつもラケットを地面に対して立てておいて
など
ほんの一例ですが、まったく間違っているわけではありません、、、、が
現在コーチをされている
方たちがそのアドバイスにある本質の一部分だけを捕らえて教えてこられた為、そのコーチもそこ
にアドバイスがかたよってしまい、レッスンで指導していく中で間違った認識のまま、教えているコ
ーチ、指導者の方が多く見られます。
ホントウのところは
テイクバックは早く引いて
→ ボディターンを早くしてということで手を引いたら走れません
足は細かく動かせ
→ 最初から細かくだと遅れますね、最初は大きくボールに近づく最後の2~3歩細かく
足を踏み込んで体重を前に乗せて
→ 足を踏み込んで全体重を前に移したら打てません。踏み込んでもバランスは真ん中に置く
ボレーはいつもラケットを地面に対して立てておいて
→リストコックの角度は変えず腕を上げ下げして調節、当然ローボレーでヘッドはグリップより下が
ります
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テニス最短ステップ上達法
技術はラケットの進化で変わる
実はこの指導法は昔(といっても15年ほど前ですが)ラケットがウッドの時代でまだテニス自体の
技術論が、ラケットも重く真ん中に確実に当たらなければ飛ばないころの時代の指導法です
テニスの道具はこれだけ進化してきているのに、指導法はいつまでたっても変わらないなんて、何
かおかしいと思いませんか??
私が始めたころ(まさに 20 年前)から常識として教えられてきたテニス指導法は、非常に不自然で
窮屈な動きが多かったのです。
さらにその窮屈な動きを真似して同じきれいなフォームでボールを打つのがベストだと考えられて
いるため、コーチは生徒さんをその型にはめようと一生懸命アドバイスしているんです。
その結果、技術的にわざと難しいことを要求され、上手くできないので対処的にコーチから数え切
れないほどのアドバイスと注意を受けて、生徒さんにとって、テニスは難しいスポーツになっていた
のです。
ラケットの進化には目覚しいものがあります!~1980年代までのウッドのレギュラーサイズのラ
ケットからアルミのデカラケに始まり、スチール、アルミ、グラスファイバー、カーボングラファイト、ボ
ロン、チタンファイバーなど素材も、「より軽くより高反発」なラケットになってきています。ウッドの時
代には400g前後あったウエイトが今では220g~とかなりの軽量化が進んできました。
そこで以前は重いラケットを安定してスイングするために「体重移動を大きくして」「ラケットヘッドを
立てて」「ゆっくり長くスイング」することが最良のショットになったのです
しかし、最近のラケットの進化にともない、「より速く」「よりボディターンを強く」「ラケットヘッドを回
す」スイングをして飛びすぎるのをスピンをかけてコートに収めるようになりました。
丁寧にラケットの面を合わせていく時代から、しっかりフルスイングしてコートに収める時代に変化
しているのです
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テニス最短ステップ上達法
コアテニスの効果
私が依然勤めていたテニスクラブは国際大会、国内オープン大会などを盛んに行っていて、外国
人の選手や国内のトッププレーヤーが試合や練習に一年中出入りしていて、間近で練習を見たり、
機会があればその練習に参加させてもらうことができました。その中で出会った外国人プレーヤー
はみんな独特のフォームで打っていました。逆に僕のフォームを見て、「コージはどうしてそんなき
れいなフォームで打つんだ?どこで習ったんだ?」と驚いていました。
大会中は外国人選手と日本人選手が半々ぐらい、同じコートで練習などしていて日本人選手はみ
んな同じフォームで同じリズムで打ち合ってるのに対して、外国人選手のほうは一見めちゃくちゃな
フォームで力任せに打っている感じが強い、一見上手に見えるのは日本人選手のは方がすごくラ
ンキングが高い選手のように思えるんですが、いざ試合になると日本人の選手は負けてしまうんで
す。。。外国人選手のほうが振られたりしていてもいいショットがコートに突き刺さってました!!
どんな体勢でも強烈なショットを放つ秘訣は何なのか、ホントに目を皿のようにして、期間中ずっと
プレーを見続け、選手の会話やコーチの言っている言葉に耳をダンボにして聞いて勉強しました。
さらにオーナーの知り合いでオーストラリア人プレーヤーが日本に滞在することになり、私の家や
ほかのスタッフの家になどに寝泊りして 1 年間日本の大会やレッスンの手伝いをしてくれていたとき
に、いろいろなテニス指導法の違いや考え方の違いなどを話し合い、日本の指導法とオーストラリ
アの指導法の違いや考え方の違いなど技術論、指導法について朝まで語り合いました。
そして、体型にも何か違いがあるかと思い何人も比較して見てみましたが、ある重要なカラダの違
いがわかりました。
それは、外国人選手は背が高くてスッとしている人が多いと思ってたんですが、同じ背格好の日本
人と比べて、胴回りが太いんです!
太っているんじゃなくて、体幹が太いんですね。あまり背が大きくない人もいましたが、総じて外国
人は胴回りとお尻が大きいんです。日本人のほうが背は高くないのにスマートな人のほうが多いん
です。これはなぜそうなるのか多くのプレーヤーに聞いてみましたが結論としては
「ボディコアを鍛えてバランスを保ち、コアをフルに使ったショットを目指している。日本人はスイング
のバランス、スタンスの形やスイングの手の位置などにこだわる。」
つまり日本人は綺麗なフォームがいいテニスだという感覚があるみたいです。
同じショットを打つのだったらきれいなフォームがいい、形が決まっていたほうがいいショットが打て
ると思っていることが多いのです
そして、指導する現場のコーチたちも同じフォームを指導してそれを矯正したほうが指摘しやすいと
いう点があります。「型にハメる」ということですね
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テニス最短ステップ上達法
確かにキレイなフォームは一見無駄がなくスムーズにスイングをしているように見られます。しかし
よく考えてください。何回そのフォームでショットが打てるでしょうか ?人によって体格から運動能
力からすべて違うわけですから、ひとつのフォームに全員があわせるということ自体、ナンセンスだ
ということがわかりますよね。
そこで私は最も重要な「コアを活用するスイング」ということをキーワードに「テニス」というスポーツ
をもう一度見直してみました。
まず、これまでの旧式指導法の良い面を残しつつ、本当に大切なポイントだけに徹底的に絞り込ん
で、上達法そのものをシンプルにすることを心がけました。
そうして完成したのが、「コアテニス」という感覚をベースにした新スピード上達法です。
しかもこのスピード上達法であれば、ポイントがシンプルゆえに伝えることが簡単です。
その方法でジュニアをはじめ、一般のプレーヤーやスクール生の方々ほんとに子供から中高年の
方々まで上達のスピードが加速してきました!
さらにコアを意識してその部分を多く使ううちに自然と鍛えてられているようで、多くの方が「肘や手
首が痛い」と言っていた方があまり肘や手首に負担がかからず打てるようになるのでスムーズにさ
らにのびのびとテニスを楽しまれるようになりました!さらには腰痛で悩んでいて最初は痛みを押
してテニスを休み休みやっていた方が元気に腰痛とおさらばして心地よくラリーをしている姿を多く
見かけるようになりました!
皆さんもこれから書かれてあるスイングを意識してテニスをプレーすることによって、体が一番パワ
ーが出て体に負担が少なくショットの正確性も上がるこのテニスメソッドを体感してください!
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テニス最短ステップ上達法
スクールでの指導は最大公約数
私は現在埼玉県で3会場テニススクールを運営していますが、多くのテニスフリークの方々に毎日
お会いし、レッスンをしている姿を目の当たりにして、上達をされたい方々も本当にたくさんきてレッ
スンを真剣に受け、様々な試行錯誤をしながら、コーチのアドバイスを真剣に体得しようと通われて
いる方々が多くいます。
しかし・・・
そのほかにもさまざまなニーズを持ってテニススクールにいらっしゃる方もいます。
「楽しく気楽にやりたい」「ストレス発散」「いっぱいボールを打ちたい」「仲間を増やしに来ている」
「出会いがあるかも」等
その一人一人にコーチは目を配り目的を理解してレッスンを行っています。そういう環境のなか現
場のコーチとしてはクラスみんなのニーズに対して「最大公約数的なレッスン」を行うことが多くなり
ます。
要は皆さんが持っているニーズをくみ取り、ちょっとずつレッスンに取り入れ、クラスの和を成立させ
ることが、コーチの使命になってしまうのです
「楽しく気楽にやりたい」→ 少しハードに行うと怪我や、息切れでやめてしまうかも
「ストレス発散」→ 気持ちよく打ってもらう為にあまり細かい指導すると。。。
「イッパイボールを打ちたい」→ イッパイ打ってもらう為にアドバイスは控えます
「仲間を増やしに来ている」→ クラスのコミュニケーションに気を使います
「出会いがあるかも」 →そういう方もいますが仲介はしませんよ!対人関係として気を使ってます
本当に様々なニーズの方々がいるのがテニススクールの現実です、全ての人に満足いただくため
には、クラスの方々に対して最大公約数を大きくしていくしかありません。
純粋に上達したい方には、個別にアドバイスしますが、全体のバランスを考えて行うので(あまり個
人的に多く接触するとクレームになります)実際はコーチが伝えてあげたいアドバイス量の半分に
も満たないと思います。
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テニス最短ステップ上達法
スクールでは教えられない加速度的上達法
実はスクールではお教えできない上達法があります。なぜならば説明やイメージ作りに時間を取ら
れるのと、セルフマインドの構築が大切なので前述のように、様々なニーズのある人たちにとって
は退屈な時間となるからです
私が教えているグループレッスンの方には、より上達したい方々を集めてレッスンをしているクラス
だけに実践してもらってます。
それは上達のための加速度的ルーティン(順序)になります
上達を加速的にするためのルーティン
1.10 分程度、プロの連続写真や映像などを見てイメージを起こす
(映像なら手前のプレーヤーだけに注目!球の行方と相手は画像から隠して見て下さい)
2.自分が上達したいショットをテキストのチェックポイントにそってチェックする
3.マニュアルの実践、基本実践を行う
4.実際にボールを打つ
5.もう一度テキストを読み、実際の動きとマッチしているか確認する
実際週に 1~2 回スクールに通い、レッスンの内容や、ショットの感覚を思い出すのに 4~50 分かか
っていたら。もう既にスクール時間の半分が終わっていると言うことです
そんなもったいないことを続けていてもしょうがないと思いませんか?
上の手順に従って、ルーティンを繰り返すことによって、最初は少しずつの上達しか見られません
が実践を繰り返すうちに本当に加速度的に上達すること間違いありません!
スクールに行く前日や当日の 30 分前でも、2 のチェックすることからならスクールについてからでも
実行できるはずです。その一球一球のショットが無駄にならないように心がけるだけで、素晴らしい
上達カーブがかかること間違いなしです!
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テニス最短ステップ上達法
コアスイングの基本実践
先ほどコア(体幹)について説明しましたが、コアスイングの基本体勢の実践イメージを練習してみ
ましょう。重要なのはウエストと股関節になりますが、股関節は肩関節に続いて稼動域が大きい関
節です。その関節をフルに使うことによって大きなパワーが生まれ、ショットの伸びが得られるので
す。
コアスイングの基本となる動作を体感するエクササイズを紹介します
基本の姿勢となるのは、肩幅からやや広めにスタンスを取り
背筋を伸ばし、胸を軽く張った状態がナチュラルポジションです
基本姿勢 写真1
<第 1 コアモーションドリル>
1.膝と腰を正面に向けたまま、手を軽く開き
2.上体を左右に回してください
3.お腹周りをねじることによって上体にパワーがたまります
1
2
3
注意点としては、大きく回そうとして頭が前後左右に振られないようにしてください
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テニス最短ステップ上達法
前方を見たままの状態でウエストだけをひねる感覚を養いましょう
この感覚が肩の入りを良くして、パワー&相手にコースを予測させない動きとなります
この感覚をこの後良く出る表現になるので、「ウエスト」の「コアターン」なので
この後 「ウエコア」 と称して解説していきます!!
ウエストのコア ウエストコア ウエストコア
「ウエコア」
ですよ!
<第2コアモーションドリル>
基本姿勢から
1.軽く膝を曲げてやや前方に体重をかけます
2.両腰に手をあてて
3.股関節をねじることによって下半身にパワーがたまります
鼠径部(そけいぶ・左右の太ももの付け根)を意識して
そこを中心として骨盤を回すイメージで動かしてみてください
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テニス最短ステップ上達法
この感覚と先ほどの「ウエコア」がをこの後のマニュアルに書かれている実践理論のベースになっ
て行きますのでここで「股関節」の「コアターン」なので
この後 「ココア」 と称して解説していきます!!
股関節のコア
コ関節のコア
コカンセツのコア
「ココア」
ですよ!
「ココア」の注意点は「ウエコア」と同じく大きく回そうとしすぎて体重が足の外側にかからないように
してください、コアを回す時の注意点は体重移動を少なく回すことでバランスの取れた良い動きに
なります
この基本動作の中でウエストの捻転と股関節の捻転の感覚をつかんでみてください。
この「ココア」がもっとも大きなパワーを生み出すコアスイングの重要な動きとなります
最初はちょっと感覚がわかりにくいかと思いますが
この最初の感覚をマスターすることによって、あなたのショットは間違いなく改善され素晴らしいショ
ットが得られるものと思います。この基本動作を必ずマスターして次のステップに進んでください。
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テニス最短ステップ上達法
グラウンドストローク
現在の一番大切なテニス技術
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テニス最短ステップ上達法
フォアハンドストローク
体で覚えるビッグフォアハンドストローク
全ての始まりはグリップ、正しい持ち方でパワーMAX
1. フォアハンドストロークグリップ
すでにあなたはテニスを始められて半年~2 年程度以上はたっていると思いますが(このマニュア
ルは一番上達を目指している時期を想定しています)皆さんのグリップはどんなグリップですか?
コンチネンタル?イースタン?セミウエスタン?ウエスタン?
様々なグリップがありどれも一長一短があるのがグリップですが、グリップの特性を生かしたテニス
を目指すのが大切です
旧式指導のテニススクールはイースタングリップから教えるのが主流ですが、実際プロの現在の状
況はイースタンでグリップを持っているプレーヤーは、ほとんど存在しません。
なぜか?旧式テニスは前に書いたようにウッドの重くスイートスポットの小さい飛ばないラケットで
打っていたので、コンチネンタル or イースタンで丁寧にラケット面を運ぶスイングが主流でした
現在でもそのようなスイングをしているプロは・・・・・
存在しません。
現在はコアスイングでラケットをカラダの回転で最大限にパワーを引き出し、トップスピンを最適量
かけてコートに納めることが基本の技術となっているのです。皆さんもグッドショットを生み出せるコ
アスイングを目指していくことが上達の一番の近道だと私は考えます。
現在の高反発のラケットであれば速く鋭いボールが打て、スピンのかけられることが可能ですので、
そのスイングを体得するためにも
「セミウエスタンかウエスタングリップ」 が基本となります!
私もテニスを始めたてのころはコンチネンタルグリップで、当然グリップチェンジしないでフォアもバ
ックもボレーもスマッシュも打っていました。マッケンローなどがこのようなスタイルだったので当然
これがベストグリップだと疑わず、コーチもそのグリップに対してなにも言ってきませんでした。
しかしラケットがウッドからカーボンになりラケットフェースが大きくなり反発のいいラケットをみん
なが使い始めると、みんな回りのショットスピードが上がってきてボールに自分のグリップでは、力
負けすることが多くなりました。そこで10年以上慣れ親しんできたグリップを変更する決意をして練
習しました、そうしたら最初はまったく飛ばなかったり力ばかり入って腕が触れなかったのですが3
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テニス最短ステップ上達法
ヶ月ほどしたら、急にラケットがラクに振れるようになり、スピンが思い通りにかかるようになって、
アングルショットやスピンロブ、ハードヒットもコートに収まるようになりました。
感覚としてまったく違ったのは今までコートを平面でしか使えなかったのが、スピンコントロール
が出来るようになって、入る高さの範囲が広がったので3次元的にコートの広さが使えるようになり
戦略や戦術のバリエーションが格段に広がったのです!
もし皆さんがこれから上達する気持ちがあり長くテニスと付き合う姿勢があるのでしたらセミウエス
タン or ウエスタングリップで握り、その感覚でスイングできるようになることを絶対的にオススメしま
す
(グリップチェック)
グリップの持ち方ですが、基本となる持ち方のチェック法をご紹介しますが、基本のグリップから多
少ずれたりしていくことはまったく問題ありません
必ずそこに位置していなければいけないわけではないので基本の位置を確認してそれにそったス
イングを心がけてください
<手のひらの基本チェック位置>
手の平の人差し指の付け根から一番近い部分(ポイント A)と小指の付け根部分から一番遠い部
分(ポイント B)をグリップに合わせて握ることで、正確なグリップのチェックができます
ラケット
手の平グリップポイント
角⑧
面①
面⑧
角①
面②
角⑦
角②
面⑦
面③
角⑥
角③
面 ⑥
b
角⑤
面④
面⑤
角④
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テニス最短ステップ上達法
(セミウエスタングリップ)
ポイント A を角③に合わせてからポイント B を面④にあわせる
小指の方から順に握っていく
写真 セミウエスタングリップ
長所
膝下から肩口の高さまで広い範囲でパワーを伝えやすい
スピンとフラット両方が打ちやすい
短所
肩口から上のショットで力が伝わりにくい
ウエスタンに比べスピン量は減りやすい
(ウエスタングリップ)
ポイント A を角④に合わせてからポイント B を面⑤にあわせる
小指の方から順に握っていく
写真 ウエスタングリップ
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テニス最短ステップ上達法
長所
腰から頭の高さ程度まで力が入りやすい
下から上のスイングをしやすいのでスピンがかけやすい
短所
フラットショットが打ちにくい
膝下の低いボールや短いボールへのショットが打ちにくい(持ち上げにくい)
上記の 2 つの握り方がもっともストロークをするときにパワーが伝わるグリップとなります、野球や
ゴルフなど飛ばすための道具を使うスポーツはグリップひとつでプレーの幅も上達度も違いますの
で、加速度的上達を目指しているのならば正しいしっかりパワーが伝わるグリップでこれからの練
習に励んでいくことをお勧めいたします。
スイングの流れ
準備から振り終わりまで(テイクバック~フォロースルー)
スイングの基本的な動作の中で大きく分けるとすると 4 つの流れがあります。それは
テイクバック
フォワードスイング
インパクト
フォロースルー
(コアターンをしてラケットが自然に引けてる~タメを作る状態)
(タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
(ボールとラケットが接触している状態)
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
となります、この 4 つの部分を意識してトレーニングすることで、加速的上達が得られます
ではそのコアスイング加速的上達のスイングを紹介していきます
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テニス最短ステップ上達法
2. フォアハンドストロークテイクバック
コアから始めればすぐ準備完了
1. インパクトのグリップの形を決めて待っていよう!
テイクバックを始める前に重要なポイントをひとつお教えしておきます。それは構えているときに自
分のインパクトのコックを決めて(コック=インパクト時のリストの形)からテイクバックがスタートでき
るようにしてください。もし決めたコックの方向の反対にきたら、その反対の方向に直したコックを作
ってからテイクバックを行ったほうが飛躍的にそのあとの動作がスムーズになります。
2. コアスタートですばやいテイクバック
ボールが相手から来た時点でテイクバックをスタートしていきますが、テイクバックのポイントはコア
スイングの基本実践で行った「ウエコア」と「ココア」(15
ページ参照)が重要になります
この二つのコアスイングの感覚を習得すると腕力のないジュニアや女性の方でも素晴らしいショッ
トになることうけ合いです
ボールが相手から打たれる
→
どちらに来たかを確認して「ウエコア」でボディターンを行う。
腰を正面に対して 3~40°カラダが
ターンしている状態を作ります
そのときラケットをそのままカラダの正面に置いておくのを意識して行ってください
そのほうがカラダで引く感覚が養え、さらに余分な大きく手で引くテイクバックを行うことがなくなりま
す
3. ボールに対して「ウエコア」をキープして近づく
上体をそのまま残してボールの落下地点の後ろに対してフットワークしていきます
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テニス最短ステップ上達法
4. スイングゾーンに入ったらフルコアターン
膝を軽く曲げ第 2 のコアモーションを行い、キープしていた「ウエコア」を保ち、後ろ足(右利きなら右
足)を決め、右の鼠径部(そけいぶ・太ももの付け根)に対して腰を捻り込む「ココア」。
鼠径部のターン写真
そのときに、体重が外側に逃げないように気をつけましょう
この状態がテイクバック完了の状態です、腰が鼠径部に乗っかる意識で横を向いた状態でそこか
らウエストがさらに 30 度程度捻られている状態です。この状態でボールを迎えることができたら、
かなりのパワーをボールにぶつけていけるに違いありません!!
2.フォアハンドストロークテイクバック フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
インパクトのグリップの形を決めて待っていよう!
コアからスタートですばやいテイクバック
ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
スイングゾーンに入ったらフルコアターン「ココア」
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テニス最短ステップ上達法
3. フォアハンドストロークフォワードスイング
ボールを捕らえる最大のパワーを出そう
テイクバックが完了して、テイクバックで貯めたパワーをインパクトに向けてスイングしていくところ
がフォワードスイングです。フォワードウイングではパワーロスにならないように順番を確実に実行
してボールに全てのパワーをぶつけていくのが最大の課題です
1. フォワードスイングのスタートは後ろ足の蹴り出しを使う
下半身に貯めたパワーを全部伝えるにはタメたパワーを最大に伝えることが大切です
インパクトまでのコアスイングの順番は
後ろ足の蹴り出し→鼠径部の捻り戻し→ウエストの捻り戻し→上体を正面に向ける
となります、後ろ足の蹴り出しがコアスイングの起点になるのです、足の力は腕の力よりも 6 倍大き
いといわれています、その力を使ってパワーを生み出します。
この順番が途中でつながらなくなればパワーロスになってしまい、折角のコアスイングも「腰砕け」
になってしまいますよ!
鼠径部の捻り戻し→ウエストの捻り戻し→上体を正面に向ける
写真
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テニス最短ステップ上達法
2. ラケットダウンは右体側部にそって降ろす
ラケットワークでボールを打ちに行くときにラケットが(グリップが)一度ボールよりも下りて振り上げ
ていかなければ、パワーを全部伝えたときに飛びすぎてしまうこと多くなってしまいます、そこで体
の遠くに低く降ろすのではなく自分の体の右側(左利きは逆)にそって降ろすように心がけましょう
そうすることで降り遅れることなくラケットが加速したままでインパクトに向かっていけます
3. スイングは体の正面で下からスイング
ラケットダウンを行い、そこから振り上げる段階で、打点に対してグリップが 50 センチ程度下げるこ
とを目標にスイングしてください。そこからはカラダが勝手にラケットを引っ張り上げてくれますので
インパクトの理想的なコックをキープすることを心がけましょう!
4. 腕のしなりを使うときに脇→肘の順で締めていく
カラダが回り「ココア」と「ウエコア」の捻り戻しパワーを使うと自然に腕が少し遅れて出てきます、そ
れを上手く腕をムチのようにしならせるイメージでラケットヘッドを加速させられれば、カンペキです
それを「運動連鎖」といいます
そのときにしなりすぎて脇や肘が開いていってしまう方が多く見られます。体からあまり腕を放さず、
インパクトに向けて脇→肘の順番で締めていきながらインパクトに向かいましょう
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テニス最短ステップ上達法
脇 肘締め写真
フォアハンドストロークフォワードスイング フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
テイクバックからのスタートはラケットから一番遠いところ
ラケットダウンは右体側部にそって降ろす
スイングは体の正面で下からスイング
腕のしなりを使うときに脇→肘の順で締めていく
連続写真
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テニス最短ステップ上達法
4. フォアハンドストロークインパクト
インパクトのコックはずっと変わらない
フォワードスイングで引き出してきた下からの上へのスイングのパワーをボールに対して正確な形
でヒットするのがインパクトの最大のテーマです。インパクトでのチェックポイントをしっかり抑え、ナ
イスショット連発しましょう!
1. インパクトで脇と肘を締める
フォワードスイングでも言いましたが、インパクトの時に脇と肘が開いてると、ショットはせっかくの
溜めてきたパワーを逃がすことになります。インパクトの時にラケットが体の回転で離れないように、
脇と肘を締め、ボールを捉えるように心がけてください。
脇空き写真
写真肘上がり写真
理想インパクト写真
2. インパクトの面は地面に対し垂直かやや下向き
インパクトでのラケットの面は地面に対して垂直になるようにイメージしてください。スライスショット
を打つ場合は若干面を開きますが、いまはパワーを出してコートに収めるのが目標なので基本の
トップスピンの打法として紹介しています。
あと相手のボールが速かったりバウンドが伸びてきているところを捉える時には、スイング軌道は
変わりませんがボールを押さえ込む感覚が必要になるのでやや伏せ気味にインパクトの面が入る
ようになります
カラダの捻りを戻し、腕が体の開きに伴って引き出され、最後にインパクトに向けてそのパワーを余
すことなくボールにぶつけていくためには、地面に垂直の面で捕らえる事が最も重要です。脇、肘、
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テニス最短ステップ上達法
手首(コック)の形が正確であれば最大限のパワーがボールに伝わっていきます。
3. 打点の位置はカラダの前で
グリップの紹介の時にセミウエスタングリップとウエスタングリップを紹介しましたが、その打点の位
置が若干異なるので紹介します
カラダの正面で捕らえるのは一緒ですが、打点の位置が違います
セミウエスタン
ウエスタン
写真のように、ウエスタンの方がセミウエスタンより打点が前になり、肘がよりカラダに近くなります。
ウエスタンは前でとらえられることで相手のパワーボールに対して、後ろからの支えがより強くなり、
パワーに負けないかたちが作れます
逆にそれだけカラダの近くに理想の打点があるので、ボールが離れてしまうのとそのかたちを作れ
なくなりパワーを伝えきれなくなってしまいます。
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テニス最短ステップ上達法
フォアハンドストロークインパクト フォーカスポイント
1. インパクトで脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対し垂直かやや下向き
3. 打点の位置はカラダの前で
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テニス最短ステップ上達法
5. フォアハンドストロークフォロースルー
カラダの前で振り切ろう
インパクトで爆発させたパワーをより正確に相手コートに対してコントロールの正確性を高めるため
に行うのがフォロースルーの役割になります。自分が打ちたいところにパワーのあるボールを打ち
こむ快感がこのフォロースルーにかかっていますので、最後まで気を抜かず、しっかり振り切ってい
きましょう!
1. 振り抜きの方向は基本的に左の肩口
「フォワードスイングからインパクトを通りフォロースルー」という一連の動きの中で下から上へのス
イングをマスターするためには振り抜きを左の肩口方向に設定しておき、そこに向かってフォロース
ルーを収めるようにしてみてください。下から上へのスイングがしっかりできてくると、どれだけ打っ
てもコートに回転の作用で収まってくれるようになります!振り切りの力加減をしなくていいと言うこ
とは、精神的にかなりプレッシャーの負担がなくなります。
フォロースルー写真
2. 手首(コック)のかたちを変えない
手先だけで打っている人や、よりボールを強く打とうとしてリストを使ってしまい、ショットが安定しな
いという方が、かなりいらっしゃいます。
スイングではテイクバックからフォロースルーまでの一連の動きの中でコックの形を変えないように
心がけてください。実際プロの写真やムービーなどでリストを使っているように見えますが、追い込
まれたときや、ボールから離れてしまったときにプロはリストワークでボールにパワーを出そうとし
ます。でもしっかり構えてスイングできる時は、ほとんどリストワークは使いません、使っているよう
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テニス最短ステップ上達法
に見えるかもしれませんが、それは、、、
コアスイングで腕のしなりが速くなるので手首をコックしていても、無意識のうちに「少し返って!」し
まうのです。コックをキープしていれば、意識的にリストを使う必要が無いのです。ここは錯覚しや
すいところですので、皆さんは必ずコックを緩めず、インパクトのコックを残して降り抜くように心が
けてください。
3. カラダの回しに腕を預けよう
コックを固定して、左の肩口にフォロースルーの収まりどころを設定したら、あとはここまで行ってき
たコアスイングでからだの回転に沿って腕を一緒に振ってください
旧式アドバイスではフォロースルーを「打ちたいほうに押して」「ラケットの先を打ちたいほうに向け
て」などといいますが、コアスイングではカラダから腕が離れないようにスイングするのが理想なの
で脇を締めたままの状態で振り切ることをオススメします。インパクトでコックが残っていればインパ
クトゾーンの面の動きも安定しますので、あまり「押す」意識をする必要がありません。逆に押して
いこうとすることでカラダから腕が離れてしまい、コアスイングのメリットが消されてしまいますので
注意してください
腕が体から離れないフォロースルー
カラダから腕が離れてしまう写真
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テニス最短ステップ上達法
フォアハンドストロークフォロースルー フォーカスポイント
1.振り抜きの方向は基本的に左の肩口
2.手首(コック)のかたちを変えない
3.カラダの回しに腕を預けよう
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テニス最短ステップ上達法
フォアハンドストローク
テイクバック~フォロースルー 動作イメージ フォーカスポイントまとめ
テイクバック
(コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1. インパクトのグリップの形を決めて待っていよう!
2. コアからスタートですばやいテイクバック
3. ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
4. スイングゾーンに入ったらフルコアターン
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1. テイクバックからのスタートはラケットから一番遠いところ
2. ラケットダウンは右体側部にそって降ろす
3. スイングは体の正面で下からスイング
4. 腕のしなりを使うときに脇→肘の順で締めていく
インパクト
(ボールとラケットが接触している状態)
1. インパクトで脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対し垂直
3. 打点の位置はカラダの前で
フォロースルー
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
1.振り抜きの方向は基本的に左の肩口
2.手首(コック)のかたちを変えない
3.カラダの回しに腕を預けよう
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テニス最短ステップ上達法
バックハンドストローク
華麗でパワーのあるバックハンドを目指そう!
1. 片手バックハンドストローク グリップ
全ての始まりはグリップの正しい持ち方でパワーが決まります
プロプレーヤーの世界ではすでに 10 年ほど前からバックハンドも、よりパワーとスピードのあるボ
ールを打つことが必要になってきていて、ボールをしっかりヒットすることが上達のポイントになって
きました。そしてその為のグリップはフォアハンド同様、片手であればセミウエスタンかウエスタング
リップ、両手でも、左手がセミウエスタンかウエスタングリップが主流になっています。
今後ラケットの進化が続く限り(反発係数などの規制がかかってウッドの時代に戻るなら別ですが)
ボールにパワーを出すグリップとフォームが一般でも目指す上達の方向になります
パワーとスピードを出すには、「セミウエスタンかウエスタングリップ」が基本となります!
片手ウエスタングリップ
フォアでも言いましたが、基本のグリップから多少ずれたりしていくことはまったく問題ありません
が基本の位置を確認してそれにそったグリップ、スイングを心がけてください
手の平基本チェック位置
手の平の人差し指の付け根から一番近い部分(ポイント A)と小指の付け根部分から一番遠い部
分(ポイント B)をグリップに合わせて握ることで、正確なグリップのチェックができます
角⑧
面①
面⑧
角①
面②
角⑦
角②
面⑦
面③
角⑥
角③
面 ⑥
b
角⑤
面④
面⑤
角④
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テニス最短ステップ上達法
(セミウエスタングリップ)
ポイント A を角①に合わせてからポイント B を面①に合わせる
小指の方から順に握っていく
長所
膝下から肩口の高さまで広い範囲でパワーを伝えやすい
スピンとフラット両方が打ちやすい
短所
肩口から上のショットで力が伝わりにくい
ウエスタンに比べスピン量は減りやすい
(ウエスタングリップ)
ポイント A を角④(or 角⑧) に合わせてからポイント B を面⑤(or 面①) にあわせる
小指の方から順に握っていく
長所
腰から頭の高さ程度まで力が入りやすい
下から上のスイングをしやすいのでスピンがかけやすい
フォアハンドのウエスタングリップなのでグリップチェンジが必要ない
短所
フラットショットが打ちにくい
膝下や短いボールのショットが打ちにくい(持ち上げにくい)
スライスショットがこのグリップでは打てない
バックセミウエスタン写真
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テニス最短ステップ上達法
バックウエスタン写真
準備から振り終わりまで(テイクバック~フォロースルー)
フォアハンドでも書いてありますがスイングの基本的な動作の 4 つの流れをおさらいします
テイクバック
フォワードスイング
インパクト
フォロースルー
(コアターンをしてラケットを後ろに引き~タメを作る状態)
(タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
(ボールとラケットが接触している状態)
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
となります、この 4 つの部分を意識してトレーニングすることで、加速的上達が得られます
ではそのコアスイング加速的上達のスイングを紹介していきます
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テニス最短ステップ上達法
2. 片手バックハンドストローク テイクバック
コアから始めればすぐ準備完了
1. インパクトのグリップの形を決めてスタート
現代の「ボールを強くヒットする」という上達の必須課題をクリアするには、グリップチェンジが絶対
必要になります。フォア、バックともグリップをしっかりと強く打てるグリップに合わせなければなりま
せん。そしてもしあなたがフォア、バックどちらかが不得意なほうがあれば、ニュートラルポジション
の時に、不得意なほうにグリップを合わせて待っていることが、少しでも苦手意識を取り除くために
有効な方法になります。
そして得意なほうにきたら、そちらにグリップチェンジしていくのです。そのほうが苦手なほうに少し
でもストレスが掛からず、スムーズに得意なほうにグリップチェンジしていけるはずです。
そしてどちらに来るか判断したらインパクトのコック(手首の角度)を用意してからテイクバックがス
タートできるようにしてください
グリップとコックを作ってからテイクバックを行ったほうが飛躍的にそのあとの動作がスムーズにな
ります。
2. コアからスタートですばやいテイクバック
ボールが相手から打たれる
→
ステップをして、どちらに来たかを確認して「ウエコア」でボディ
ターンを行う。
腰を正面に対して 3~40°カラダがターンしている状態を作ります
そのときラケットをそのままカラダの正面にそのまま置いておくのを意識して行ってください
そのほうがカラダで引く感覚が養え、さらに余分な大きい手で引くテイクバックを行うことがなくなり
ます
テイクバック写真
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- 42 -
テニス最短ステップ上達法
3. ボールに対して「ウエコア」をキープして近づく
上体をそのまま残してボールの落下地点の後ろに対してフットワークしていきます
4. スイングゾーンに入ったらフルコアターン
膝を軽く曲げ、キープしていた「ウエコア」のコアモーションを保ち、後ろ足(右利きなら左足)を決め、
右の鼠径部(そけいぶ・太ももの付け根)に対して腰を捻り込む「ココア」。
鼠径部のターン写真
そのときに、体重が外側に逃げないように気をつけましょう
この状態がテイクバック完了の状態です、腰が鼠径部に乗っかる意識で横を向いた状態でそこか
らウエストがさらに 30 度程度捻られている状態です。この状態でボールを迎えることができたら、
かなりのパワーをボールにぶつけていけるに違いありません!!
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- 43 -
テニス最短ステップ上達法
片手バックハンドストロークテイクバック フォーカスポイント
1. インパクトのグリップの形を決めてスタート
2. 「ウエコア」からスタートですばやいテイクバック
3. ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
4. スイングゾーンに入ったら「ココア」でフルターン
写真連続
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- 44 -
テニス最短ステップ上達法
3. 片手バックハンドストローク フォワードスイング
ボールを捕らえる最大のパワーを出そう
テイクバックが完了して貯めたパワーをインパクトに向けてスイングしていくところがフォワードスイ
ングです。フォワードウイングではパワーロスにならないように順番を確実に実行してボールに全
てのパワーをぶつけていくのが最大の課題です
1. テイクバックからのスタートは下のほうから後ろ蹴り足スタート
下半身に貯めたパワーを全部伝えるには上体よりも先に下半身からスタートさせてラケットの一番
遠いところから動かすことが大切です
インパクトまでのコアスイングの順番は
後ろ足の蹴り出し→鼠径部の捻り戻し→ウエストの捻り戻し→上体を回す
となります、後ろ足の蹴り出しがコアスイングの起点になるのです、足の力は腕の力よりも 6 倍大き
いといわれています、その力をロケット台として
テイクバックで行ってきた順番の逆に振りほどいていく動作がパワーを引き出します
写真
2. ラケットダウンは左体側部にそって引き下ろす
ラケットが(グリップが)ボールよりも1度下がってから振り上げていかなければ、パワーを全部伝え
たときに回転が十分にかからず、飛びすぎてしまいます、そこで体の遠くに低く下ろすのではなく自
分の体の左側(左利きは逆)に沿って下ろすように心がけましょう
そうすることで振り遅れることなくラケットが加速したままでインパクトに向かっていけます
その時の注意点ですが、グリップが先に常にリードするようにしてください。グリップよりも先にラケ
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- 45 -
テニス最短ステップ上達法
ットヘッドだけ下ろしてしまうと手先が遊んでしまいショットにパワーとコントロールがつかなくなって
しまいます。
3. バックハンドのスイングは体の横向きを残して下からスイング
フォアハンドと違い、ラケットを持っている手が、バックハンドの場合ボールに対して前側にあります
フォアハンドインパクト写真
バックハンドインパクト写真比較
スイングをするときにバックハンドで打球方向に正面を向いてしまうとラケットが振られる方向はコ
ートに対して前方ではなく、横にスイングしてしまうことになります
片手バックハンドの場合は横向きを残しつつ、振り上げていくイメージをもちましょう
4. 肘を締めてインパクトに向かう
片手バックはフォアと違い脇がインパクトからフォローにかけて離れていく動きになるので、インパ
クトに向けて脇が最初から開かないようにしてみましょう!
そのためにラケットをインパクトに向けて引き出していく時に、肘を軽くお腹につけた状態を長くして
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- 46 -
テニス最短ステップ上達法
振って下さい。
肘を締めたフォワードスイング写真
片手バックハンドストロークフォワードスイング フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
テイクバックからのスタートはラケットから一番遠いところから
ラケットダウンは左体側部にそって引き下ろす
バックハンドのスイングは体の横向きで下からスイング
肘を締めてインパクトに向かう
連続写真
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- 47 -
テニス最短ステップ上達法
4. 片手バックハンドストローク インパクト
インパクトの形がスイング成功のカギ
フォワードスイングで引き出してきた下からの上へのスイングのパワーをボールに対して正確な形
でヒットするのがインパクトの最大のテーマです。インパクトでのチェックポイントをしっかり抑え、ナ
イスショット連発しましょう!
1. インパクトで脇と肘を締める
バックハンドでは特にインパクトの時に脇と肘が開きやすくそれだけでショットはせっかくの溜めて
きたパワーを逃がすことになります。インパクトの時に必ず少し力を入れて、脇と肘を締め、肩より
も前で腕がラケット面を後ろから支える形を意識してボールを捉えるように心がけてください。
グッドインパクト写真 脇締め 腕肩より前
バッド写真肘上がり
バッド写真 脇空き
インパクトでのラケットの面は基本的に地面に対して垂直です
フォアでもバックでも基本スイングをパワーボールに100%伝えてヒットし、コートに収めるのが目
標なのでトップスピンのスイング方法として紹介します。
カラダのコアモーションを使い、腕がしなり出て、最後にインパクトに向け、そのパワーを余すことな
くボールにぶつけていくためには、下から上へのスイングと地面に垂直の面で捕らえる事が重要で
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テニス最短ステップ上達法
す。そのときの脇、肘、手首(コック)の形が正確であれば最大限のパワーが常にボールに伝わっ
てくれます。
2. 打点の位置は横向きよりやや前向きで腕を伸ばす
セミウエスタングリップとウエスタングリップでのスイングで、その打点の位置がグリップにより若干
異なりますが
インパクトの形がラケットを持っている手(右手)が打球方向に対して前になるので、右肩がインパ
クト時の位置が横向きと正面向きの間ぐらい(レッスンでは半身になると言います)になります。旧式
の指導ではグリップがイースタンやコンチネンタルでしたので、横向きでインパクトを進めているコ
ーチが多いと思いますが、横からの支えよりも少し前方に腕があったほうが力を伝えやすく、紹介
したグリップであればそれが理想の形になります
腕の位置は肩の正面やや右側にあるのがベストです
そのときに脇が開いてしまうとパワーロスしてしまいます
セミウエスタンインパクト位置
ウエスタンインパクト位置
写真のように、ウエスタンの方がセミウエスタンより打点が前になり、さらに打点が前向きの近くに
なるので後ろからの支えがより強くなり、パワーに負けないかたちが作れます
逆にそれだけカラダの近くに理想の打点があるので、ボールが離れてしまうのとそのかたちを作れ
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テニス最短ステップ上達法
なくなりパワーを伝えられなくなってしまいます。
片手バックハンドストローク インパクト フォーカスポイント
1. インパクトで脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対し垂直
3. 打点の位置は横向きよりやや前向きで腕を伸ばす
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テニス最短ステップ上達法
4. 片手バックハンドストローク フォロースルー
真横に上げる!?もっと前です
インパクトで爆発させたパワーをより正確に相手コートに対してコントロールよく打っていくかがフォ
ロースルーの役割になります。自分が打ちたいところにパワーのあるボールを打つ快感がこのフォ
ロースルーにかかっていますし、フォアよりもボールに力を伝えづらいのでよりしっかりとフォロース
ルーをとるように心がけて、しっかり振り切っていきましょう!
1. 振り抜きの方向は肩の横側ではなく前方
体の自然な動かし方の例で、皆さん「バンザーイ」ってしてみてください!体の前から上げますよ
ね!?横から腕を上げるよりも前から上げたほうが関節や筋肉の自然な動きがしやすいのです。
スイングも自然な関節の動きを心がけることで筋肉や関節の負担が減り、よりパワーが出しやすい
スイング作りが可能になります
横向きをキープして肩の真横方向に振り抜きをするのではなく、右の肩口前方方向に設定しておき、
そこに向かってフォロースルーをすることをオススメします。
コアスイングをして体が回っているところに、ラケットが横方向により多く振ってしまうと、縦方向の
スイング量が少なくスピンが掛かりづらくなってしまいます。しっかりコートに収めるためには前方で
上へのスイングを心がけます
肩口前方に振り上げるスイングイメージ
横側から振り上げ肩を痛めやすいスイングイメージ
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テニス最短ステップ上達法
2. 手首(コック)のかたちを変えない
フォアハンドと同様にテイクバックからフォロースルーまでの一連の動きの中でコックの形を変えな
いように心がけます。基本はしっかり構えてスイングできる回数を多くすること、体勢が出来ていれ
ばほとんどリストワークは使わずコックを緩めないように、インパクトのコック形を出来るだけキープ
するように振り抜ければパワーとスピード、スピンがしっかりと効いたグッドストロークになります。
3. カラダの回しに腕を預けよう
コックを固定して、右の肩口前方にフォロースルーの収まりどころを設定したら、あとはコアスイング
で行っているからだの回転に沿って腕を一緒に振ります。
フォアハンドの説明のときは、カラダに巻き込むようなフィニッシュとなるように説明しましたが
片手バックハンドの場合、インパクトからフォロースルーにかけては腕が離れていくのが自然なスイ
ングとなります
旧式アドバイスではフォロースルーを「ラケットの先を打ちたいほうに向けて」「横向きを残してフォ
ロースルー」などといいますが、コアスイング打法ではカラダのコアが止まらずスイングすることを
目標としていればインパクトゾーンの面の動きも安定します。
コア回したままのフォーム
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テニス最短ステップ上達法
コアを止めてしまったフォーム
片手バックハンドストローク フォロースルー フォーカスポイント
1. 振り抜きの方向は肩の横側ではなく前方
2. 手首(コック)のかたちを変えない
3. カラダの回しに腕を預けよう
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テニス最短ステップ上達法
片手バックハンドストローク
テイクバック~フォロースルー 動作イメージ フォーカスポイントまとめ
テイクバック
(コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1. インパクトのグリップの形を決めてスタート
2. コアからスタートですばやいテイクバック
3. ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
4. スイングゾーンに入ったらフルコアターン
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1. テイクバックからのスタートはラケットから一番遠いところから
2. ラケットダウンは左体側部にそって引き下ろす
3. バックハンドのスイングは体の横向きで下からスイング
4. 肘を締めてインパクトに向かう
インパクト
(ボールとラケットが接触している状態)
1. インパクトで脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対し垂直
3. 打点の位置は横向きよりやや前向きで腕を伸ばす
フォロースルー
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
1. 振り抜きの方向は肩の横側ではなく前方
2. 手首(コック)のかたちを変えない
3. カラダの回しに腕を預けよう
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テニス最短ステップ上達法
両手バックハンドストローク
両手のメリットを最大に生かしコアをフル活用しよう!
1. 両手バックハンドストローク グリップ
角⑧
面①
角①
面⑧
面②
角⑦
角②
面⑦
面③
角⑥
角③
面 ⑥
b
角⑤
面④
面⑤
角④
両手打ちの場合は両方の手でグリップするので、力が片手バックハンドに比べ入りやすくなります
が、リーチが狭くなってしまうことがデメリットになります。そしてグリップは片手バックに比べ、右手
よりも左手の握り方が重要になります。ただ右手があまりセミウエスタンやウエスタンの厚いグリッ
プだと、片手ほど打点が前にならないので逆に右手が邪魔をしてしまいます、両手の場合は右手
はイースタン程度が最適です。
(右手バックイースタングリップ)
右手ポイント A ポイント B 両方を角①にあわせる
小指側から順に握手をする感じで斜めに握っていく
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テニス最短ステップ上達法
(左手セミウエスタングリップ)
左手ポイント A を角⑥に合わせてからポイント B を面⑥にあわせる
小指側から順に握手をする感じで斜めに握っていく
長所
膝下から肩口の高さまで広い範囲でパワーを伝えやすい
スピンとフラット両方が打ちやすい
短所
肩口から上のショットで力が伝わりにくい
ウエスタンに比べスピン量は減りやすい
両手打ちの場合、片手のバックハンドよりも両手の力が使えるので、パワーを有効にボールへ伝え
ることができます、逆に片手に比べて、リーチが狭くなってしまいますのでグリップはセミウエスタン
程度が有効になりますが右手をフォアハンドグリップのまま握る人(プロでは最近見なくなりました
ね)セミウエスタンで握る人、左手をウエスタンで握る方等がいらっしゃいますが、どのグリップでも
コアスイングの方法は一緒ですのでぜひ体のスイング方法を意識して行ってください。
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テニス最短ステップ上達法
2. 両手バックハンドストローク テイクバック
両手の方がコアスイングを体感しやすい
片手バックハンドに比べて窮屈な反面、ボディターンをしやすく、コアモーションを自然に体感するこ
とができます。もし片手バックハンドの方でコアモーションを体感しづらければ、両手バックのコアタ
ーン練習を行うのもひとつの体感練習方法になるので、試してみてください。
1. インパクトのグリップの形を決めてスタートしよう!
両手打ちバックハンドの場合、左手はバックセミウエスタンのグリップで持ったままで OK なので、グ
リップチェンジが必要なのは右手だけになります、左手を基準にすばやく正確に何回も同じように
速くできるよう練習を心がけてください。片手でも両手でも同じですが手元を見ないでくるくるとラケ
ットを手の中でグリップチェンジして正確に出来るようにしてください。両手でもスタートは正しいショ
ットのグリップとコックを決めるところからです!
グリップとコックを作ってからテイクバックを行ったほうが飛躍的にそのあとの動作がスムーズにな
ります。
2. コアからスタートですばやいテイクバック
テイクバックのポイントはコアスイングの基本実践で行った「ウエコア」「ココア」が重要になります。
ここは最も重要なこのマニュアルの要素となりますので、再度確認しましょう!
ボールが相手から打たれる
→ どちらに来たかを
確認して「ウエコア」でボディターンを行う。
腰を正面に対して 3~40°カラダがターンしている状
態を作ります
片手バックよりも腕だけを引けなくなるのでコアを回す
ことが自然に出来ると思います
そのときラケットをそのままカラダの正面~左腰あたり
にそのまま置いておくのを意識して行ってください。そ
のほうがカラダで引く感覚が養え、手で引くテイクバッ
クを行うことがなくなります
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テニス最短ステップ上達法
3. ボールに対して「ウエコア」をキープして近づく
上体をそのまま残してボールの落下地点の後ろに対してフットワークしていきます。
4. スイングゾーンに入ったら「ココア」でフルコアターン
膝を軽く曲げ第 2 のコアモーションを行い、キープしていた「ウエコア」のターンを保ち、後ろ足(右利
きなら左足)を決め、左の鼠径部(そけいぶ・太ももの付け根)に対して腰を捻り込む「ココア」。
両手バック鼠径部のターン「ココア」
そのときに、体重が外側に逃げないように気をつけましょう
この状態がテイクバック完了の状態です、上半身の重みが鼠径部に乗っかる感覚を覚えて、鼠径
部のコアを捻ったでそこからウエストがさらに 30 度程度捻られている状態です。この状態でボール
を迎えることができたら、
かなりのパワーをボールにぶつけていけるに違いありません!!
両手バックハンドストローク テイクバック フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
インパクトのグリップの形を決めてスタートしよう!
コアからスタートですばやいテイクバック
ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
スイングゾーンに入ったらフルコアターン
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テニス最短ステップ上達法
3. 両手バックハンドストローク フォワードスイング
ボールを捕らえる最大のパワーを出そう
テイクバックが完了して、テイクバックで貯めたパワーをインパクトに向けてスイングしていくところ
がフォワードスイングです。フォワードウイングではパワーロスにならないように順番を確実に実行
してボールに全てのパワーをぶつけていくのが最大の課題です
両手バックハンドはフォアハンドストロークを反対にした動きが基本となる為、フォアハンドが得意な
方は左手のフォアハンドというイメージで練習をしてみるのも良い練習法になります
1. フォワードスイングのスタートはラケットから遠い足からスタート
運動連鎖を行い下半身に貯めたパワーを全部伝えるにはラケットから遠い左足の蹴り戻しから動
かすことが大切です。 インパクトまでのコアスイングの順番は
後ろ足の蹴り出し→鼠径部の捻り戻し→ウエストの捻り戻し→上体を正面に向ける
となります、この順番が途中でつながらなくなればパワーロスになってしまいます。
2. ラケットダウンは左体側部にそって降ろす
フォア同様ラケットがカラダから離れすぎるとパワーロスとスイング軌道が不安定になります。
両手で持っているので、リラックスして腕が体から離れないようにカラダの左側を意識してダウンス
イングしていけばよいスイング軌道になります。そうすることで降り遅れることなくラケットが加速し
たままでインパクトに向かっていけます
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テニス最短ステップ上達法
3. スイングは体の正面で下からスイング
片手バックハンドと違い両手の正面にインパクトのパワーポイントがあるのでコアスイングはカラダ
を打ちたい方向に対して正面に向けていきながらインパクトに向けて加速させていきます
ラケットダウンから振り上げる段階で、目安は打点に対してグリップが 50 センチ程度下げることが
大切です。そこからはカラダが勝手にラケットを引っ張り上げてくれますのでインパクトの理想的な
コックをキープすることを心がけましょう!
コックキープ
悪い例
コックが下がる
4. 両脇を締めたまま腕を振る
片手のフォアハンドやバックハンドと違い両手で持っているのでパワーが伝えやすくコンパクトにス
イングを行いやすいです。
しかし両脇がどちらかでも開いてしまうとパワーロスになるので、フォワードスイングからインパクト
まで両脇を軽く締めたままスイングを心がけてください。
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テニス最短ステップ上達法
自然に両腕の肘のしなりが感じられるくらいがちょうどいいです
あまり大きく腕をしならせようとすると、脇が甘くなってしまうので、気をつけてください。
カラダが回りコアのパワーを最大にすると自然に腕が少し遅れて出てきます、そのときにしなりすぎ
て脇や肘が開いていってしまう方が多く見られます。体からあまり腕を放さず、インパクトに向けて
脇→肘の順番で締めていきながらインパクトに向かいましょう
左脇開き写真
両手バックハンドストローク フォワードスイング フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
フォワードスイングのスタートはラケットから一番遠いところから
ラケットダウンは左体側部にそって降ろす
スイングは体の正面で下からスイング
両脇を締めたまま腕を振る
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テニス最短ステップ上達法
4. 両手バックハンドストローク インパクト
片手バックとの打点の違い
フォワードスイングで引き出してきた下からの上へのスイングのパワーをボールに対して正確な形
でヒットするのがインパクトの最大のテーマです。インパクトでのチェックポイントをしっかり抑え、ナ
イスショット連発しましょう!
1. インパクトで脇と肘を締める
フォワードスイングでも書きましたが、インパクトの時に脇と肘が開いてるとそれだけでショットはせ
っかくの溜めてきたパワーを逃がすことになります。一番多いミスの原因としては、右肘が上がり脇
が開いてしまって、脇が開いてしまうのでボールにパワーが伝わらなくなります。
解決法のイメージもしくは実際に行う矯正法として、両腕で3~40センチぐらいのボールを挟んで
(いるようなイメージで)インパクトの時に、脇と肘を締め、ボールを捉えるように心がけてください。
脇、肘 開いてしまったイメージ
ボール閉め写真
2. インパクトの面は地面に対し垂直
ストロークのインパクトでのラケットの面は基本的に地面に対して垂直で当てるということです。
コアワークをして、腕がしなって出てきた最後にインパクトで、そのパワーを余すことなくボールにぶ
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テニス最短ステップ上達法
つけていくためには、地面に垂直の面で捕らえる事が最重要です。
そのときの脇、肘、手首(コック)の形が正確であれば最大限のパワーがボールに伝わっていきま
す。
インパクト垂直面写真
3. 打点の位置はカラダの前で
両手の場合は打ちたい方向に対して正面を向き、その前方でボールをとらえるようにしてください、
両手の場合フォアハンド同様スタンスに対してはあまりアドバイスをしていませんが、
オープンスタンス→
体が回しやすい
バランスが取りにくい
クローズドスタンス→ 体が回りにくい
遠いボールを取りやすい
スクエアスタンス → 体の回し普通
バランス普通
体が回りやすいのはオープンで、プロなどは良くそのままオープンでヒットすることも多く見られます
が、バランスを保つのに足の力が必要になるので、基本はスクエアが両手バックは理想です。
要点はいかにコアスイングを使えるかと言うことですので、スクエアやオープンスタンスでもコアター
ンができていてインパクトが理想的であれば、素晴らしいショットが生み出されます!
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テニス最短ステップ上達法
両手バックハンドストローク インパクト フォーカスポイント
1. インパクトで脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対し垂直
3. 打点の位置はカラダの前で
チェックポイント写真
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テニス最短ステップ上達法
5. 両手バックハンドストローク フォロースルー
カラダの前で振り切ろう!!
フォロースルーの役割はパワーをより正確に相手コートにコントロールするのがフォロースルーの
役割です。自分が打ちたいところにパワーのあるボールを打つ快感がこのフォロースルーにかかっ
ていますので、最後まで気を抜かず、しっかり振り切っていきましょう!
1. カラダの前で振り切ろう
フォロースルーはコアスイング回転の中で行うのでカラダはフォロースルーが完了するまで体は止
めずに回してください
フォロースルーが完了したら次の動作に移らなければならないので、そこで終了となります
それまではカラダが腕とラケットをリードしていくのです
そしてカラダの前で振り切るように心がけてください、いちばん力の入る振り上げは自分の正面で
腕を上げることです、横では力が入りませんよね!?
フォロースルー体の正面降り抜き写真
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- 65 -
テニス最短ステップ上達法
BAD フォロースルー横側降り抜き写真
2. 振り抜きの方向は右の肩口
動きの中で下から上へのスイングをマスターするためには振り抜きを右の肩口方向に設定してお
き、そこに向かってフォロースルーを収めるようにしてみてください。これは素振りなどでよく練習し
ましょう!このスイングの収まるところを意識しないとスイング自体も不安定になりさらにラケットで
自分を叩いてしまい思わぬ怪我をすることが良く見受けられるので、しっかりとクセをつけることを
オススメします。
下から上へのスイングがしっかりできてくると、どれだけ打ってもコートに回転の作用で収まってくれ
るようになります!振り切りの力加減をしなくていいと言うことは、精神的にかなりプレッシャーの負
担がなくなり、スイングを振れば振るほどコートに収まるという非常に気持ちよい精神状態になれま
す。
肩口へフォロースルー
3. 手首(コック)のかたちを変えない
両手でリストを使うことは上級者になると行うことが多くなります。アングルショットやスピンロブなど
多く回転をかけたいときなどにリストを縦方向に大きく使うことがありますが、最初から回転をかけ
るために手先やリストを使って打ってしまうと、重要なショットのパワーが無くなってしまいます。
基本は常にテイクバックからフォロースルーまでの一連の動きの中でコックの形を変えないように
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- 66 -
テニス最短ステップ上達法
心がけてください。コアスイングを実践すれば腕のしなりが速くなるので手首をコックしていても、自
然なリストワークが得られます。意識的にリストを使う必要が無いのです。必ずコックを緩めず、振
り抜くように心がけてください。
使ってもいいリストワークの方向 縦方向
使うと不安定さが増してしまうリストワークの横方向
4. カラダの回しに腕を預けよう
コックを固定して、右の肩口にフォロースルーの収まりどころを設定したら、あとはコアスイングで行
っているからだの回転に沿って腕を一緒に振ってください
旧式アドバイスではフォロースルーを「打ちたいほうに押して」「フォロースルーを長く」などといいま
すが、コントロールを出すのには良いのですがパワーをロスしてしまいます。
コアスイング打法ではカラダから腕があまり離れないようにスイングするのが理想なので脇を締め
たままの状態で振り切ることをオススメします。インパクトでコックが残っていればインパクトゾーン
の面の動きも安定します、あまり「押す」意識をする必要がありません。逆に押していこうとすること
でカラダから腕が離れてしまい、コアスイングのメリットが消されてしまいますので注意!!
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- 67 -
テニス最短ステップ上達法
両手バックハンドストローク フォロースルー フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
カラダの前で振り切ろう
振り抜きの方向は右の肩口
手首(コック)のかたちを変えない
カラダの回しに腕を預けよう
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テニス最短ステップ上達法
両手バックハンドストローク
テイクバック~フォロースルー 動作イメージ フォーカスポイントまとめ
テイクバック
(コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1. インパクトのグリップの形を決めてスタートしよう!
2. コアからスタートですばやいテイクバック
3. ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
4. スイングゾーンに入ったらフルコアターン
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1. フォワードスイングのスタートはラケットから一番遠いところから
2. ラケットダウンは左体側部にそって降ろす
3. スイングは体の正面で下からスイング
4. 両脇を締めたまま腕を振る
インパクト
(ボールとラケットが接触している状態)
1. インパクトで脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対し垂直
3. 打点の位置はカラダの前で
フォロースルー
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
1. カラダの前で振り切ろう
2. 振り抜きの方向は右の肩口
3. 手首(コック)のかたちを変えない
4. カラダの回しに腕を預けよう
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テニス最短ステップ上達法
ボレー
コアの使い方、ストロークとの違い
ダブルスで最重要!のテニス技術
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- 70 -
テニス最短ステップ上達法
ボレーのコアの使い方、ストロークとの違い
コアを意識して使ったショットの実践法をグラウンドストロークで解説してきましたが、ダブルスで多
く使用し相手のゆとりをなくすショット「ボレー」にいよいよ入っていきます!
グラウンドストロークはベースライン付近から相手のベースラインまでにコートに納めればいいので
すが、ボレーの場合はサービスラインより前方から相手のベースラインまでの範囲にボールをコン
トロールしなければならず、なおかつ相手との距離が近いので相手の球も速く飛んできて、構える
時間も少なくなるので、すばやく行動して適切な力でボールをコントロールしなければいけません、
ボールを強く打つ技術よりも相手の打った球の威力を使って相手のコートに入れる技術が重要に
なってきます
ストロークとボレーの飛距離の違い
ストロークショット
ボレーショット
ベースライン~相手ベースラインまで 23~26m
サービスライン内側~相手ベースライン12~18m
コア(体幹)の使い方が上手くなれば、ボールへの対応が早くなり、コンパクトなスイングで、相手を
追い込めるショットが十分打てるようになります
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- 71 -
テニス最短ステップ上達法
ボディターンが成否のカギ
ストロークとボレーのコアの使い方の違いですが、テイクバックで、コアを意識してターンすることは
変わりませんがターンの度合いとしては、ストロークが 90 度以上ターンをするのに対してボレーの
場合は 45 度程度(横向きの半分、半身になるとか言いますね)程度で終了します。これは相手の
球がストロークのときより早く自分に来るので時間的な問題と、飛距離がストロークよりも短かくさ
せなければいけないので大きくターンしすぎると、オーバーしてしまうという飛距離の問題です。
そして、、、
もしあなたがボレーを苦手だと思われているとしたら、まず間違いなく
「ラケットを手で引きすぎている」
ことがあげられます。
コアの回転ができず、手でラケットを引いてしまい、結果的にインパクトで腕が遅くなったり、早まっ
たりして、良い形でインパクトを迎えられないことが想像できます。
コアスイングの実践をして、腕の引きに頼ったスイングではなくコアを使った理想のスイングを目指
して、相手を十分に翻弄させるボレーをゲットしてください!
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- 72 -
テニス最短ステップ上達法
フォアハンドボレー
タメが出来れば70%成功
1. フォアハンドボレー グリップ コンチネンタル or イースタンが基本
グラウンドストロークでは、セミウエスタングリップかウエスタングリップを推奨してきましたが、ボレ
ーの場合はこのグリップだと自分のポジションがネットから近い場合はボールがネットよりも高いと
ころで打てるので、十分対応できますが少しネットから離れると、速くて低いボールがおおくなり、ロ
ーボレーやハーフボレーをしなければならなくなります。
「ネットに近づけばいいじゃないか!」ということになりますが、ネットにより詰めれば相手はロブを
上げやすくなります。どんな人間でも前に行く動きよりも後ろに下がる動きのほうが遅いので(100m
走10秒の人でも後ろ向きでは 10 秒のタイムは出せませんよね!)基本となるボレーの立ち位置
(ネットポジション)は
「ネットとサービスラインの中間よりやや後ろ」 となります。
そのポジションでボレーをする場合、膝下のボールを持ち上げ、肩口のボールを深く打つためには
「コンチネンタルグリップ」か「イースタングリップ」でボレーをするのが最良です。実際プロのほとん
どが「コンチネンタルグリップ」を使用して、叩くボレーのときに少しグリップチェンジして「イースタン
グリップ」でパンチボレーを打っています。
さらに余裕がありベースラインに近い場合にはストロークのグリップで「ドライブボレー」を打つことも
多くなっていますが、基本のポジションで対応できるグリップを解説していきます。
角⑧
面①
面⑧
角①
面②
角⑦
角②
面⑦
面③
角⑥
角③
面 ⑥
b
角⑤
面④
面⑤
角④
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- 73 -
テニス最短ステップ上達法
コンチネンタルグリップ
手のひらチェックポイント A 及びポイント B を両方、面②に合わせて少し斜めに握手をするイメージ
で小指側から順に握っていく
長所
低いボールに対して処理がしやすい
ボレーで長さのコントロールをするのに重要なスライス回転をかけやすい
短所
肩口から上のショットで力が伝わりにくい
速いボールに対して面がイースタンよりも負けやすい
イースタンフォアグリップ
手のひらチェックポイント A を角②に合わせてからポイント B を面③にあわせる
小指の方から順に握っていく
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- 74 -
テニス最短ステップ上達法
イースタンバックグリップ
手のひらチェックポイント A を角①に合わせてからポイント B を面①にあわせる
小指の方から順に握っていく
長所
腰から頭の高さ程度まで力が入りやすい
脇を締めてインパクトしやすい
打点を前で取れるので力負けしにくい
短所
グリップチェンジが必要になる
膝下や短いボールのショットが持ち上げにくい
スライス回転のショットが打ちづらい
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- 75 -
テニス最短ステップ上達法
2. レディポジション (リラックスした状態で相手の打球を待っている姿勢)
グリップがしっくり行くようになったら、レディポジションになりますが、ボレーの場合、相手との距離
がベースライン同士でのラリーより短くなりますので相手が同じ速さで打ってきても自分がストロー
クのときよりも速く自分にボールが到達します、そこでレディポジション(構え方)が重要になります
まずグリップの位置をみぞおちとオヘソの中間辺りにセットしてください
左手をラケットの中心付近で支えてバランスが自分で心地よいところにセットします
腕やグリップをリラックスした状態を心がけてください
軽く膝を曲げ背筋が曲がらないように軽い前傾姿勢を作ります
お腹とグリップとの距離は肘を軽く前に出して、脇が開かない程度にセット
ボレーでも重要なスイングの流れを4つのパートに分けて皆さんに上達の為の意識する部分の感
覚と意識方法を解説していきます
その4つのパートはストロークと同じく分けられます!
テイクバック
フォワードスイング
インパクト
フォロースルー
(ボディターンをしてラケットを後ろに引いて~タメを作る状態)
(タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
(ボールとラケットが接触している状態)
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
、この4つのパートごとに意識する部分をフォーカスしてトレーニングすることで、加速的上達が得ら
れます。
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テニス最短ステップ上達法
3. フォアハンドボレー テイクバック
レディポジションからの構えが大切
1. コアモーションを使う
フォアハンド側に来ると判断した時点からコアモーションをします。ストロークで行った、「ウエコア」
です。腰は正面のまま、ウエストを捻ります。完全に横向きではなく半身の状態で、足は前に向か
っていける体勢を作ります
「ウエコア」 写
真ウエストターン
までの写真
2.. ラケットヘッドを倒す!
ストロークでもボレーでも、テイクバックの時に手首のコックが正確にセットすることができればショ
ットの半分は完成です!テイクバックの時にグリップとコックをセット(インパクトの腕の形を決める)
することです。ラケットを持っているコックの角度を変えず、肘を支点にラケットを右肩側の方向に倒
してください。
注意点は肘や肩を引いてしまうとラケットが引けなかったり、そこからさらに引いてしまいオーバー
スイングになってしまいやすいので肘をカラダの正面に置いたまま、肘を支点として肘先を動かす
ように心がけましょう。
肘支点写真イメージ
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テニス最短ステップ上達法
3. ボールに対して作った体勢をキープして近づく
2.で作った体勢をキープした状態でボールとの距離を測って打点に向かって行きます。ウエストを
捻ればボールに対して近づく動きがスムーズになるので、この状態を作って、ボールとの距離を作
ってください、ボールに対しては体勢を半身にして近づいていく形を心がけます。
ボールが遠くに来て3歩以上動かなければならないときはクロスステップで近づくことが出来ればカ
ンペキです!
クロスステップ写真
4. 膝を軽く曲げ「ココア」を行う。
キープしていた第1のウエストのコアモーションをそのまま、後ろ足(右利きなら右足)を決め、右の
鼠径部(そけいぶ・太ももの付け根)に対して股関節を捻り込む「ココア」。そのときに、体重が外側
に逃げないように気をつけましょう
ボレーのフォームはボールが向かってくるまでの時間が短いのでコアの捻り自体はストロークより
も浅くなります、ただコアモーションをせずに、腕だけでラケットを引いてきてしまうと結局は
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テニス最短ステップ上達法
「手打ちで」「パワーが出なく」「余計に腕を大きく引いてしまい」「打点のタイミングが不安定」
になります。 必ず腕の動きは「肘の動きだけ!」
コアモーションにイメージを集中してください。
3.フォアハンドボレー テイクバック フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
コアモーションを使う
ラケットヘッドを倒す!
ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
膝を軽く曲げ第 2 のコアモーションを行う。
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テニス最短ステップ上達法
4.フォアハンドボレー フォワードスイング
タメを解放すればパワーが出る
テイクバックが完了して、軸足にタメを作り、内足の蹴り出しでボールにパワーを伝えていくことが
ボレーのコアスイングの基本です。
フォワードウイングではパワーロスにならないように順番を確実に実行してボールに全てのパワー
をぶつけていきましょう!
1. タメた力を股関節に感じる
下半身に貯めたパワーを全部伝えるには溜めたパワーが股関節にきているか感じてください、もし
タメが上手くできていれば、右足の内側のモモが張っている状態が感じられます
2. 軸足のパワーをインパクトゾーンに向かって蹴り出す
ボールを打ちに行くときにタイミングをとって股関節から内モモのパワーを打点方向に蹴り出します、
そのときに、踏み出しが相手のコートに対してスクエア(平行)に蹴りだしていければ最大のパワー
がボールに伝わるようになります
遠い場合や自分の方に向かってきてしまったらスクエアに踏み出すことは出来ませんが、その場
合でも蹴りだしのパワーをボールに伝えるために横に踏み出す場合でも、蹴り出しのタイミングを
合わせて踏み込みをしてください
タメを感じて
蹴り出し写真
3. 肘を軽く締めグリップを小指から握る意識だけ
フォワードスイング中、腕の動きは蹴り出した動きに合わせてグリップを締める→腕を振る意識は
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テニス最短ステップ上達法
なく、肘が開かないように軽く締め、インパクトに向けて小指から薬指、中指、の順に 3 本指を握っ
ていくようにしてください、
テイクバックで作ったコックをキープすることを心がけます
小指薬指中指の順に 3 本指を握りこむイメージ写真
4. コアの回しは使わない
ストロークではコアワークとしてカラダを回していき体が打球方向に正面を向いていくインパクトでし
たが、ボレーの場合はセットしたターンの形をキープしたままターンした体の横向きを残してインパ
クトに向けて動いていきます
股関節のコアモーションだけ使用です
ストロークは体を回していって打つ
ボレーは体を蹴りだして回さない
フォアハンドボレーフォワードスイング フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
溜めた形を股関節に感じる
軸足のパワーをインパクトゾーンに向かって蹴り出す
肘を軽く締めグリップを小指から握る意識だけ
コアの回しは使わない
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テニス最短ステップ上達法
5. フォアハンドボレー インパクト
リストの形と打点の位置
正確な面で、蹴り出した力をしっかりボールに伝え、グリップが緩まなければ良いインパクトが迎え
られます
ただし、パワーを出しフラットにインパクトしすぎればオーバーしますし、回転量が多すぎるとボール
が止まってしまい、威力の無いボールになってしまいます、その回転量の調整力がポイントです
1. インパクトで脇と肘を締める
インパクトの時に脇と肘が開いてるとそれだけでショットはせっかくの溜めてきたパワーを逃がすこ
とになります。インパクトの時に必ず、脇と肘を締め、ボールを捉えるように心がけてください。
2. インパクトの面は地面に対しやや上向き
テイクバックで作った腕全体の形をキープしてヒットします、インパクトでのラケット面はテイクバック
で傾けた面をそのままキープしてヒットするのでスライス回転が自然にかかるようになります。
スライスの回転量は面の開き加減で調整します、ローボレーなら面をより開いてボールを上げて回
転を多くできるように、高くなればなるほど腕を上げてヒットすればボールの威力が出てきます。
ミドルボレーインパクト
ローボレーインパクト
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ハイボレーインパクト
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テニス最短ステップ上達法
3. 打点の位置は右肩の前で
体がやや半身の状態でインパクトを迎えているはずですが、右肩の位置から 50 センチ程度前でヒ
ットするようにします。
相手の打球スピードが速く、もしセットでターンの状態が浅くても右肩の 50 センチ程度前でとらえら
れれば、ボールに対して負けてしまうことは少なくなります
右肩の前方でインパクト写真
フォアハンドボレーインパクト フォーカスポイント
1. インパクトで脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対しやや上向き
3. 打点の位置は右肩の前で
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テニス最短ステップ上達法
4. フォアハンドボレー フォロースルー
当たった面の形をキープすることを意識しよう
ボレーで最も多いミスの原因として、振りすぎてインパクトの面が安定しないことがあります
フォロースルーの形を意識してフィニッシュすれば確立がグンとアップするでしょう!
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
自分の打ちたいボールの軌道をイメージして、その方向に向かってインパクトの面を残したままフォ
ロースルーを出していくことを心がけます。そのときにインパクトのコックを反したり、スライスを多く
かけようと面を開いて下にスイングしないようにします、
スイングが狙いからから上や下にずれてる写真
2. スイング幅は肩幅分
テイクバックからフォロースルーの長さは大体肩幅分の70 センチ程度です。
インパクトからはボールの速さによりますが速いボールであればほとんどフォロースルーはいりま
せんし、自分から打てるボールは 50cm ぐらい送ります
ただし基準といての目安は自分の体の正面に腕が収まっているイメージです
よくボールが飛ばないからと大きくスイングをしてしまうことがありますが、実際ボールが飛ばない
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テニス最短ステップ上達法
原因は面の真ん中にボールが当たっていないことのほうが多いので真ん中に当てることのほうを
より意識してください。
「遠い距離から」のボレーは基本スイング幅から少し長く
「ネット前から」のボレーはテイクバックもフォローもあまり取らずにパンチ
基本は振りすぎず、コンパクトにまとめることを心がけます
テイクバックからフォロースルーの長さ肩幅分 写真
3. 手首(コック)のかたちを変えないで
コックを打つときに解いてしまうとせっかくのインパクトでのパワーが逃げてしまい、コントロールも
悪くなるので、最後まで緩めない意識を持ちます。
コックキープ写真
コックを反す写真
スライス意識が強すぎ
フォアハンドボレーフォロースルー フォーカスポイント
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
2. スイング幅は肩幅分
3. 手首(コック)のかたちを変えないで
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テニス最短ステップ上達法
フォアハンドボレー
テイクバック~フォロースルー 動作イメージ フォーカスポイントまとめ
テイクバック
(コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1. コアモーションを使う
2. ラケットヘッドを倒す!
3. ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
4. 膝を軽く曲げ第 2 のコアモーションを行う。
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1. 溜めた形を股関節に感じる
2. 軸足のパワーをインパクトゾーンに向かって蹴り出す
3. 肘を軽く締めグリップを小指から握る意識だけ
4. コアの回しは使わない
インパクト
(ボールとラケットが接触している状態)
1. インパクトで脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対しやや上向き
3. 打点の位置は右肩の前で
フォロースルー
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
2. スイング幅は肩幅分
3. 手首(コック)のかたちを変えないで
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テニス最短ステップ上達法
1. 片手バックハンドボレー テイクバック
フォアハンドとの違い
最初に理解してもらいたいことは、ストロークと同じく、右肩が打つほうに対して前にあるので、フォ
アハンドよりも打点を前に取らなければならないということです、ちょうど自分の肩幅分ほど前で取
ることになります
フォアインパクト写真
バック片手インパクト写真
バックハンドに苦手意識がある方が多いと思いますが、コアスイングの使い方と、特に左の軸足の
タメと蹴り出し(開放)を覚えれば力強いバックハンドボレーがカンタンにマスターできるようになる
でしょう!あきらめずにトライしてみてください!
1. コアモーションを使う
バックハンド側に来ると判断した時点からコアモーションをします。ストロークで行った、「ウエコア」
です。
腰は正面のまま、ウエストを捻ります。完全に横向きではなく半身の状態で、足は前に向かってい
ける体勢を作ります
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テニス最短ステップ上達法
2. ラケットフェースを倒す
バックでも最初にすることはインパクトの手の形(コックの角度)を用意してからテイクバックがスタ
ートできるようにしてください。コンチネンタルグリップでセットしている方はそのまま変えないので大
丈夫だと思いますが、イースタングリップで握り変える場合は最初のグリップチェンジがスムーズに
出来るかどうかが重要になります。
レディポジションのグリップ位置から、ラケットを持っているコックの角度を変えずに肘を支点にラケ
ットを左肩側の方向に倒してください、その際の注意点は肘を引いてしまうとラケットが引けないの
で肘をカラダの正面に置いたまま肘先だけを動かすように左肩のラインまで引いてください
肘支点イメージ
ラケットヘッドが左肩まで
3. ボールに対して「ウエコア」をキープして近づく
ウエストを捻ればボールに対して近づく動きがスムーズになるので、この状態を作って、ボールと
の距離を作ってください、ボールに対しては状態が半身になって近づいていく形です。
「ウエコア」のキープで移動できるように
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テニス最短ステップ上達法
4. 膝を軽く曲げ「ココア」を行う。
キープしていた「ウエコア」をそのまま、後ろ足(右利きなら左足)を決め、左の鼠径部(そけいぶ・太
ももの付け根)に対して股関節を捻り込む「ココア」。そのときに、体重が外側に逃げないように気を
つけましょう
鼠径部の入れ
体重が外に逃げた状態
ボレーのフォームはボールが向かってくるまでの時間が短いのでコアの捻り自体はストロークより
も浅くなります、ただコアモーションをせずに、腕だけでラケットを引いてきてしまうと結局は
「手打ちで」「パワーが出なく」「余計に腕を大きく引いてしまい」「打点のタイミングが不安定」
になります。
フォアボレー同様、テイクバックでの腕の動きは「肘の動きだけ!」
コアモーションにイメージを集中してください。
片手バックハンドボレー テイクバック フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
ラケットフェースを倒す
コアモーションを使う
ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
膝を軽く曲げ第 2 のコアモーションを行う。
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テニス最短ステップ上達法
2. 片手バックハンドボレー フォワードスイング
左足の力を伝える
バックの場合、蹴り出す足が左足になりますが、多くの方が右足に比べて蹴り出しが弱いので踏み
出しが出来ずそれをカバーする為に左足を引いてしまい右足で支えて打つ方が多く見受けられま
す。
しっかりと左足にタメを作り、蹴り出しでボールにパワーを伝えていくことがバックボレーの重要課
題です。パワーロスにならないように順番を確実に実行してボールに全てのパワーをぶつけて、
グッドバックボレー!を連発して仲間達をアッと言わせましょう!
1.タメた形を股関節に感じる
下半身に貯めたパワーを全部伝えるにはタメたパワー
が左股関節にきているか感じてください、左足にもしタメ
が上手くできていれば、左足の内側のモモが張っている
状態が感じられます
2. 内モモのパワーを打点に向かって蹴り出す
タイミングをはかり、ボールを打ちに行くときに股関節から「ココア」パワーを打点方向に蹴り出しま
す、そのとき、相手のコートに対して真っ直ぐ蹴り出せれば一番パワーを出せます。
バックが苦手な方はフォアに回り込んで打とうとするので、体が打ちたい方向に対して横に逃げて
いくように動いてしまいます、これではボールにパワーがしっかり伝わりません
回りこんで打ってポジションに戻る前にボールが来てしまうことが多くなりますので、苦手な方はな
おさら左右均等に守れるポジションに構えて来たほうにターンすることを心がけてください
左足の蹴り出し
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- 90 -
テニス最短ステップ上達法
3. 肘と脇を軽く締めグリップを小指から握る
打点をあせって前でとりに行こうとして脇が開いてしまうことがあります、良い打点の位置は打点を
テニスボール一個、自分の右脇に挟んで置き、インパクトまでボールが落ちないぐらいの前でヒット
するところが良い打点位置になります。それ以上、前方でとらえるとパワーロスで脇が開いてしまい
思ったほどボールが飛ばないのです。
腕の動きは蹴り出した動きに合わせてついていきますので、腕を振る意識はなく、肘が開かないよ
うに軽く締め、インパクトに向けて小指から薬指、中指、の順に 3 本指を握っていくようにします
テイクバックで作ったコックをキープすることを心がけましょう!
ボール一個挟み写真
4. コアの回しは使わない
打つショットに苦手意識があるとどうしても早くボールを捉えにいってしまい、カラダが回ってしまう
ので右肩が後ろに逃げやすくなり、それ以上ボールを押すことが出来なくなります、
ボレーの場合はテイクバックでの体の向きをキープしたままインパクトに向けて動いていきます
股関節のコアモーションだけ使用です
スライドしていくイメージ
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テニス最短ステップ上達法
体を回してしまう状態
片手バックハンドボレー フォワードスイング フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
溜めた形を股関節に感じる
内モモのパワーを打点に向かって蹴り出す
肘と脇を軽く締めグリップを小指から握る
コアの回しは使わない
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テニス最短ステップ上達法
3. 片手バックハンドボレー インパクト
リストの形と打点の位置
バックで正確なモーションとスイングの形を覚えてしまえば、フォアハンドよりもフォームとしては固
めやすいので、頑張って練習していきましょう!コックはバックでキープしづらいですが頑張って練
習を重ねてヘッドが落ちないようにします。最初はパワーに頼って逆に飛ばないことのほうが多い
かと思います、でもフォームになれ、コアの蹴り出しのタイミングがつかめればバックハンドなんても
うこわくありません!!
1. インパクトで脇を締める
フォワードスイングでの注意点で脇にボール一個分の感覚を保ってください、インパクトの時に早ま
って打ちに行き、「脇と肘が開いて」いたり、逆に「脇を締めすぎて窮屈な体勢」で打点が後ろ過ぎて
ボールに負けてしまったり、それだけでショットはせっかくの溜めてきたパワーを逃がすことになりま
す。インパクトの時に必ず、脇と肘を軽く締め、ボールを捉えるように心がけてください。
脇の締めはボール1個です!
2. インパクトの面は地面に対しやや上向き
テイクバックで作った腕全体の形をキープしてインパクトでラケット面はテイクバックで傾けた面をキ
ープしてやや上向きでヒット!
バックはラケット面を上向きにしやすいので、逆に開きすぎてボールにバックスピンがかかりすぎ、
パワーがなくなってしまうことが多くなります、打ちたい方向に対して後ろから前へのスイングを意
識してボールを打ってください。
ローボレーは面をより開いてボールを上げて回転を多くできるように、高くなればなるほど腕全体を
上げてヒットすればボールの威力が出てきます。
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- 93 -
テニス最短ステップ上達法
3. 打点の位置は右肩の前で
体が横向き~やや半身の状態でインパクトを迎えているはずですが、右肩の位置から 50 センチ程
度前でとらえられるようにします。フォアハンドの場合も右肩の前50センチ程度を目安でしたが、フ
ォアとバックでは実際には肩幅分(5~60センチ)前になる為、準備の時間がバックのほうが短いと
いうことになります。しっかりとセットを早くして、良い打点で捉えるように心がけます
フォアとバックの打点違い
右肩の前で
片手バックハンドボレーインパクト フォーカスポイント
1. インパクトで脇を締める
2. インパクトの面は地面に対しやや上向き
3. 打点の位置は右肩の前で
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テニス最短ステップ上達法
4. 片手バックハンドボレー フォロースルー
当たった面の形を残す意識を
バックボレーで最も多いミスの原因として、インパクトでコックが保てずラケットが下がってしまい飛
ばないので、今度は大きく振りすぎてインパクトの面が安定しないことがあります
コックを保ちフォロースルーの形を意識してフィニッシュすれば確立がグンとアップするでしょう!
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
自分の打ちたいボールの軌道をイメージして、その方向に向かってフォロースルーを出していくこと
を心がけます、ボールが低い場合は落ちてくるボールの軌道の後ろにラケット面をセットし、高けれ
ば自分が打ち下ろしたい場合はボールよりもセットを高くしたところから、打ちたい軌道の方向にフ
ォロースルーしましょう
フォロー写真
2. インパクトからフォロースルーまでのスイング幅は 30 センチ
インパクトからフォロースルーの長さは 30 センチ程度と思ってください、自分がネットから遠い時や
ボールが遅い場合は少し長くフォローをとり、ネット近くや相手のボールが早ければ短くなります。
基本は振りすぎず、コンパクトにまとめることを心がけます
インパクト写真~フォロー写真
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テニス最短ステップ上達法
3. 手首(コック)のかたちを変えない
コックをフォロースルーで解いてしまうとせっかくのインパクトでのパワーが逃げてしまい、コントロ
ールも悪くなるので、最後まで緩めない意識を持ちます。バックは特にラケットをコックした形を支え
え切れなくなって手首が下がりやすいですが、ゆっくりでも確実にコックをキープするように練習し
てください
コックキープ写真
コックキープフォロースルー
コックが落ちてる状態
片手バックハンドボレーフォロースルー フォーカスポイント
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
2. インパクトからフォロースルーまでのスイング幅は 30 センチ
3. 手首(コック)のかたちを変えない
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テニス最短ステップ上達法
片手バックハンドボレー
テイクバック~フォロースルー 動作イメージ フォーカスポイントまとめ
テイクバックからフォロースルーまでの一連の動作イメージ
片手バックハンドボレーチェックポイント
テイクバック
(コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1. ラケットフェースを倒す
2. コアモーションを使う
3. ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
4. 膝を軽く曲げ第 2 のコアモーションを行う。
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1. 溜めた形を股関節に感じる
2. 内モモのパワーを打点に向かって蹴り出す
3. 肘と脇を軽く締めグリップを小指から握る
4. コアの回しは使わない
インパクト
(ボールとラケットが接触している状態)
1. インパクトで脇を締める
2. インパクトの面は地面に対しやや上向き
3. 打点の位置は右肩の前で
フォロースルー
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
2. インパクトからフォロースルーまでのスイング幅は 50 センチ
3. 手首(コック)のかたちを変えない
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テニス最短ステップ上達法
両手バックハンドボレー
片手バックハンドとの違い
片手で打つよりも両手で打ったほうがインパクトの面も安定感が増し、腕にかかる負担も分散され
るのでラクに力が入りやすくなりますが、リーチが狭くなるというデメリット(遠いボールやハイボレ
ー等)と力が入りやすくなることで、逆にタッチショットやロブボレー、ドロップショットなどのソフトな感
覚が必要なショットに力が入ってしまい、ショットが大きくなりやすいです
しかしデメリットを理解して余りあるメリットを活用することができれば、女性などの非力なプレーヤ
ーには有効な打ち方になります
1. 両手バックハンドボレー テイクバック
引かなくても大丈夫
両手でグリップしている分、面の安定感もありますし力もボールに伝えやすいので速いボールにも
負けずに打てるのが最大のメリットです。逆に振りが大きくなってしまうと跳びすぎることになるので
出来るだけコンパクトなスイングを心がけましょう。
1. コアモーションを使う
全てのスタートは体のターンが基本になるので、コアモーションをします。ストロークで行った、
「ウエコア」です、腰は正面のまま、ウエストを捻ります。
ウエストだけを捻ることでボールに近づく動きをスムーズにする準備が出来ます
「ウエコア」ターンまでの状態
2. ラケットフェースを倒す!
両手バックでも最初にすることはインパクトの手の形(コックの角度)を用意してからテイクバックが
スタートできるようにしてください
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- 98 -
テニス最短ステップ上達法
レディポジションのグリップ位置から、ラケットを持っているコックの角度を変えずに肘を支点にラケ
ットを左肩の方向に倒します、その際の注意点は両脇が開いてしまうとインパクトの面が崩れやす
くなるので、両脇を軽く締めたままラケットを倒してください。
ラケットヘッドが左肩まできたら終了です
3. ボールに対して「ウエコア」をキープして近づく
ウエストを捻ればボールに対して近づく動きがスムーズになるので、この状態を作って、ボールと
の距離を作ってください、ボールに対しては状態が半身になって近づいていく形です。
半身走り写真
4. 膝を軽く曲げ「ココア」を行う。
キープしていた「ウエコア」をそのままで、後ろ足(右利きなら左足)を決め、左の鼠径部(そけいぶ・
太ももの付け根)に対して股関節を捻り込む「ココア」。そのときに、体重が外側に逃げないように気
をつけましょう
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- 99 -
テニス最短ステップ上達法
鼠径部の入れ写真
タメの内側モモ写真
ボレーのフォームは、ここまで行う中で時間が少ないのでコアの捻り自体はストロークよりも浅くて
かまいません、また片手に比べてこのコアモーションが両手で持っているので腕で引かずにコアを
回す感覚が得やすく腕だけで引かずにテイクバックしやすいので、最初は窮屈に感じて捻りにくさ
を感じますが、理想のボレーを目指してトライしてください!!
コアモーションをせずに、腕の力に頼って打ちに行くと、スイングが不安定になり、コントロールが悪
くなりますので、必ず腕の動きは「肘の動きだけ!」と、「コアモーション」にイメージを集中します。
両手バックハンドボレー テイクバック フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
ラケットフェースを倒す!
コアモーションを使う
ボールに対して「ウエコア」キープして近づく
膝を軽く曲げ「ココア」を行う。
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- 100 -
テニス最短ステップ上達法
2. 両手バックハンドボレー フォワードスイング
左足の力を伝える
フォワードスイングは片手バックと同じ注意点になります。
バックの場合蹴り出す足が左足になりますが、多くの方が右足に比べて蹴り出しが弱くパワーが出
にくいのです。
ステップワークとして右足が前にあるのが自然なので、逆に左足を蹴りだして右足を前に持ってくる
のではなく、左足を引いてしまい右足で支えて打つ方が多くいらっしゃいます。
しっかりと左足にタメを作り、蹴り出しでボールにパワーを伝えていくことがバックボレーの重要課
題です。パワーロスにならないように順番を確実に実行してボールに全てのパワーをぶつけてナイ
スバックボレーを連発して仲間達をアッと言わせましょう!
左足を引いてしまう
1. タメたパワーを股関節に感じる
「ココア」でタメたパワーを全部伝えるにはタメが左股関節にきているか感じてください、左足にもし
タメが上手くできていれば、左足の内側のモモが張っている状態が感じられます
左足の内側のモモが張っている状態
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- 101 -
テニス最短ステップ上達法
2. 内モモのパワーを打点に向かって蹴り出す
タイミングをはかり、ボールを打ちに行くときに股関節から内モモのパワーを打点方向に蹴り出しま
す、そのときに、相手のコートに対して真っ直ぐであれば一番パワーを出せますが、斜め前でも OK
です。
できるだけ自分の打ちたい方向に対して後ろに入れば一番パワーを出すことができます。
あと、バックが苦手な方はフォアに回り込んで打とうとするので、体が打ちたい方向に対して逃げ
ていくように動いてしまいます、これではボールにパワーがしっかり伝わりませんし、回りこんで打
ってポジションに戻る前にボールが来てしまうことが多くなりますので、苦手な方はなおさら左右均
等に構えて来たほうにターンすることを心がけてください
3. 肘と脇を軽く締めグリップを小指から握る
腕の動きは蹴り出した動きに合わせてついていきますので、腕を振る意識はなく、両肘と両脇が開
かないように軽く締め、インパクトに向けて右手の小指から順番に左手の小指、薬指、中指までを
握っていきます、片手より握る指の数が多く広く持っていることで、面の安定感とパワーが生まれや
すくなります
テイクバックで作ったコックをキープすることを心がけましょう!
4. コアの回しは使わない
打つショットに苦手意識があるとどうしても早くボールを捉えにいってしまい、カラダが回ってしまう
ので右肩が後ろに逃げやすくなり、それ以上ボールを押すことが出来なくなります、
両手でも早くボールを捉えに行ってしまうと、カラダが回って、両脇が離れていき、手打ちになりま
すので、セットをキープしたまま蹴り出しを使ってインパクトに向けて動いていきます
股関節のコアモーションだけ使用です
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- 102 -
テニス最短ステップ上達法
打点早すぎ写真
開いて打点が遅れる
良いインパクト直前
両手バックハンドボレー フォワードスイング フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
タメたパワーを股関節に感じる
内モモのパワーを打点に向かって蹴り出す
肘と脇を軽く締めグリップを小指から握る
コアの回しは使わない
Copyright テニスコーチレボ all
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- 103 -
テニス最短ステップ上達法
3. 両手バックハンドボレー インパクト
リストの形と打点の位置
両手バックのほうが片手バックよりも、正確にモーションとスイングの形が固定されやすく安定感が
高くなります。コアスイングフォームになれ、コアの蹴り出しのタイミングがつかめればバックハンド
なんてもうこわくありません!!
1. インパクトで両脇と肘を締める
フォワードスイングでも言いましたが、インパクトの時に早まって打ちに行き、どちらかの脇と肘が
開いてるとそれだけでショットはせっかくの溜めてきたパワーを逃がすことになります。インパクトの
時に必ず、ゾウキンを軽く絞るようなイメージで両脇と肘を軽く締め、ボールを捉えるように心がけ
てください。
ゾウキンしぼりのイメージ
2. インパクトの面は地面に対しやや上向き
テイクバックで作った腕全体の形をキープしてヒットします、インパクトでのラケット面はテイクバック
で傾けた面をそのままキープしてヒット!
両手バックは力が入りやすいので逆に力が入りすぎて面が返ってしまいボールが下に行きやすく
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- 104 -
テニス最短ステップ上達法
なります。
両脇の力を均等に入れ面のコントロールをすることを心がけます
左手が強くなりすぎると手が返って下に面が向いてしまします。手の返しに注意して、両脇と肘の
締め、右手小指から左手中指までの握りでインパクトの形をキープしましょう
3. 打点の位置は左肩の 50 センチ前で
片手バックハンドの時は、打点が右肩の前 50 センチ程度のところにありましたが両手の時には打
点は左手のフォアハンドを打つ感覚で打つイメージが必要になるので打点は、ちょうど左手フォア
ハンドボレーの打点(左肩の前 50 センチ)でインパクトします
片手に比べ肩幅分後ろになりますのでボールを引きつける感覚が求められます
片手、両手打点の違い
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- 105 -
テニス最短ステップ上達法
4. 体の向きは半身でインパクト
片手バックハンドは横向きがやや強い状態でインパクトを迎えますが、両手バックハンドボレーは
横を向きすぎるとフォロースルーの時に体が邪魔になってラケットが抜けなくなってきますので、フ
ォローを出すために横向きと前向きの間、斜め 45 度程度を基準にしてインパクトします
両手バックハンドボレーインパクト フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
インパクトで両脇と肘を締める
インパクトの面は地面に対しやや上向き
打点の位置は左肩の 50 センチ前で
体の向きは半身でインパクト
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- 106 -
テニス最短ステップ上達法
4. 両手バックハンドボレー フォロースルー
当たった面の形を残すように意識しよう
両手バックボレーで最も多いミスの原因として、スイングに力が入ってインパクトの面が返ってしま
い打球は飛ぶけれどボールの方向が特にショットの長さが安定しないことが多く見られます。大振
りせずフォロースルーの形を意識してフィニッシュすれば確立がグンとアップします!
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
自分の打ちたいボールの軌道をイメージして、その方向に対してフォロースルーを出していくことを
心がけます、ボールが低い場合は落ちてくるボールの軌道の後ろにラケット面をセットし、ボールを
ネットの上を越すために上に向かって打ち上げ、相手のボールが高ければ打点の位置よりもセット
を高くして、打ちたい軌道の方向にフォロースルーしましょう
低い場合
高いボールセットを高くして
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- 107 -
テニス最短ステップ上達法
2. スイング幅は 30 センチ
インパクトからフォロースルーの長さは 30 センチ程度と思ってください、相手のショットが速かったり
遠い距離からのボレーやネット前からのボレーは多少フォローの長さが変わりますが、両手は片手
よりも面がぶれにくいので片手より振らなくてもボールが飛んでくれます、基本は振りすぎずコント
ロールを重視するためにコンパクトにまとめることを心がけます
フォロースルー
3. 手首(コック)のかたちを変えない
コックをフォロースルーで解いてしまうとせっかくのインパクトでのパワーが逃げてしまい、コントロ
ールも悪くなるので、最後まで緩めない意識を持ちます。両手のほうがコックをキープすることがカ
ンタンなので練習でイメージします。
右手の小指側から左手の中指まで握りこんでインパクトしましたが、その握りが正確な順番ででき
ていれば、面が返って不安定になることは少なくなります
コックキープ写真
両手バックハンドボレーフォロースルー フォーカスポイント
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
2. スイング幅は 30 センチ
3. 手首(コック)のかたちを変えない
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テニス最短ステップ上達法
両手バックハンドボレー
テイクバック~フォロースルー 動作イメージ フォーカスポイントまとめ
テイクバック
(コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1. ラケットフェースを倒す!
2. コアモーションを使う
3. ボールに対して第1コア状態をキープして近づく
4. 膝を軽く曲げ第 2 のコアモーションを行う。
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1. タメたパワーを股関節に感じる
2. 内モモのパワーを打点に向かって蹴り出す
3. 肘と脇を軽く締めグリップを小指から握る
4. コアの回しは使わない
インパクト
(ボールとラケットが接触している状態)
1. インパクトで両脇と肘を締める
2. インパクトの面は地面に対しやや上向き
3. 打点の位置は左肩の 50 センチ前で
4. 体の向きは半身でインパクト
フォロースルー
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
1. 振り抜きの方向は打ちたい方向に対して真っ直ぐ
2. スイング幅は 50 センチ
3. 手首(コック)のかたちを変えない
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- 109 -
テニス最短ステップ上達法
スマッシュ
フォアハンドが得意なら絶対上達できる!
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- 110 -
テニス最短ステップ上達法
サーブが得意な人はスマッシュが苦手?
私のスクールに来ている方でサービスはしっかりと良い打点で打っていて、サービスは得意にして
いるけどスマッシュになるとネットに突き刺さり、ネットを越えても近くに叩きつけてしまい深く打てず
に悩んでいる方がいらっしゃいます
これはサービスとスマッシュの基本的な打ち方や考え方の違いが明確になっていないので上手
く打てなくなってしまうのです。
スマッシュの成功への固定観念の転換は
「スマッシュの打点は低く!
」 してください!!
スマッシュも高いところで捉えようとしていませんか!?
スマッシュの打点は高くなくていい!?
サービスとの比較ですが、スマッシュの場合相手の上げてくる球に合わせてラケットの振り出すタイ
ミングを計りますが、サービスと違い、トスの上げ直しも出来ませんしトスよりも倍以上高いところか
ら落ちてくるので加速度がついて落ちてきます、それだけボールを捉えるタイミングが難しいので
す。
そのときに自分が一番高いところで打点を合わせようとすれば、打点のタイミングはホントの一瞬し
か無くなり少しでもタイミングが速くなろうものなら、見事な空振りをしてしまうはずです
インパクトの項目で詳細は書いてありますが、打点の幅を持てるような打ち方を習得すればスマッ
シュは完全な武器になって、あなたにロブを上げてくる人はいなくなってしまいますよ!!
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テニス最短ステップ上達法
1.スマッシュグリップ/コンチネンタル or イースタンでボレーと一緒
スマッシュも全てのショットと同じで正しいグリップを理解してスイングしたほうが、絶対的に上達の
スピードが速いです。最初はどうしてもフォアハンドグリップで使ったようなセミウエスタングリップや
ウエスタングリップで打つことのほうが、カンタンに思われるかもしれませんが、コンチネンタルグリ
ップや浅めのイースタンにすることによってラケットヘッドを返す動きがしやすくなり、ボールのスピ
ードアップ確実です
ぜひまだ行ってない方はチャレンジしてみてください
コンチネンタルグリップ
イースタングリップ
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テニス最短ステップ上達法
2. スマッシュ テイクバック
肘の高さと位置が重要
1. 肘の高さを意識しよう
テイクバックではフォアハンドストロークと同じく体の前に肘を置くイメージを作ります
テイクバックでの肘のウエイティグポイントですが
1 両手を挙手する感じで斜め前方に上げます (挙手)
2 そこから肘を曲げ頭の前に手が来るようにセットします、
バレーボールのトスをする形、両腕で三角を作るイメージです(三角)
3 そこから少し両側に胸を開く感じで腕の間隔をあけるようにします(胸張り)
よく力いっぱい振ろうとして肩のラインよりも後ろに引きすぎる方が男性に多く、肘が下がってテイク
バックしている方が女性に多く見られますが肘と腕の位置が重要なのでしっかりとイメージを作って
腕の形を作ってみてください
1.(挙手)
2. (三角)
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3.(胸張り)
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テニス最短ステップ上達法
2. 両肩のラインに右肘を合わせる
両肩のラインに沿って肘が延長線上にあるところがテイクバックのパワーポイントになります
右肩がその線より下がったり、上がりすぎたりすれば、肩の回転が上手く出来なくなってしまいます
のでこのポイントにテイクバックをすることを意識してください
3. コアからスタートですばやいテイクバック
上記の腕のポジションをキープして、「ウエコア」でボディーターンを行います。
「ウエコア」はウエストを捻る動作でしたので上体を捻っている感覚を作ってください
あくまでも腕で引くのではなく、体をターンさせてテイクバックを心がけます
4. ボールを横から見上げる
ボールの軌道に対して体が正面に入りすぎているとボディターンも少なくなり手打ちになってしまう
ことが多くなります。 (注意点1写真)
相手からの上がってきたボールが自分の右前方に見えるよう、打点に入ります(写真 S1)
ボールの高さにもよりますが、左手を右前方に上げてキャッチできるところがベストポジションです
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テニス最短ステップ上達法
手打ちになってしまう
正面に入りすぎの状態
(注意点1写真)
上がったボール軌道の
右後方にボールを置けている
状態
(写真 S1)
5. 右足内モモにパワーをタメる
スマッシュの打点に入ったら、そこから「ココア」で股関節を入れていきます(写真1)
右足の内モモにパワーをタメる意識を作ってください。肩越しにボールを見上げることになり窮屈に
感じると思いますが、下半身がぶれないようスタンスを広めに取って体重が外側に逃げないように
気をつけましょう
この状態がテイクバック完了の状態です、腰が右鼠径部に乗っかる意識で横を向いた状態、
そこからウエストがさらに 30°程度捻られている状態です。この状態でボールを迎えることができ
たら、
かなりのパワーが溜められているので一発で仕留めるスマッシュが炸裂するでしょう!
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テニス最短ステップ上達法
スマッシュ テイクバック フォーカスポイント
1. 肘の高さを意識しよう
2. 両肩のラインに右肘を合わせる
3. コアからスタートですばやいテイクバック
4. ボールを横に見上げる
5. 右足内モモにパワーをタメる
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テニス最短ステップ上達法
2. スマッシュ フォワードスイング
スイング振り出しパワーの乗せ方
テイクバックが完了して貯めたパワーをインパクトに向けてスイングしていくところがフォワードスイ
ングです。フォワードウイングではパワーロスにならないように順番を確実に実行してボールに全
てのパワーをぶつけていくのが最大の課題です
1. 後ろ足の蹴り出し
全てのフォワードスイングのスタートは下半身に貯めたパワーを伝えることから始まります
後ろ足を蹴っていき、股関節に力が伝わるようにしていきます、その力を股関節の捻り戻しとして使
えれば、運動連鎖が上手く伝達していきます
スマッシュはフォアハンドとコアの使い方が似ているので、フォアハンドが上達すればスマッシュも
上達のつながりがでてきますので感覚を作っていってみてください
インパクトまでのコアスイングの順番は
後ろ足の蹴り出し→鼠径部の捻り戻し→ウエストの捻り戻し→上体を正面に向け肘を引き出す
(写真1)
(写真2)
(写真3)
この順番が途中でつながらないとパワーロスになってしまい余計な力が入ったりしてきます、必ず
スタートは下半身からスタートさせて上にモーションが上がってきて最後にラケットが出てくると、速
く振れるようになります
(写真1)
(写真2)
(写真3)
2. 股関節を正面に向ける
順番を前項で書きましたが、最初に右股関節にタメたパワーを打つ方向に対して正面向きになるよ
う開放していきます
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- 117 -
テニス最短ステップ上達法
その最初のスタートがその後の連鎖を加速させるスイッチとなるので、しっかり振りほどくイメージを
持ってください。
(写真1参照)
3. ウエスト→上体を正面に向ける
股関節の戻しを行えば自然にウエストと上体はその動きに連動して開いてきますが、上体に力が
入って腕で振りに行ってしまうと、上体がつっこんだり、体が回らなくなって運動連鎖が崩れてしま
います、出来るだけリラックスして体がしなる感覚をつかんでください
4. 肘を肩の横から引き出す
打点を高くしようと腕を頭の近くから上げて振ると肘の位置は両肩の水平ラインより上から出てしま
いスムーズな肩の動きが出来なくなってしまいます、回している上体の両肩のラインに対してその
ライン上、横側から肘を引き出してみてください。これが出来ると、肩の関節に負担なく回ってくれま
す、肩の関節は一番大きく動かせる関節ですが、骨格の構造上、前方と横方向には動かしやすく、
上方向と後ろ方向には肩の高さよりも上げたまま動かす動作には肩甲骨が邪魔になり負担がかな
りかかります、これで負担をかけたままスイングを続けていると、肩板炎など障害が出てきやすくな
り、肩が痛みで上がらなくなってしまう可能性があります。
肩の負担のないスイングを心がければボールスピードも増していきます
稼動域負担ライン
ベストライン
上腕骨ライン
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- 118 -
テニス最短ステップ上達法
ベストライン
稼動域負担ライン
スマッシュ フォワードスイング フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
スタートはラケットから一番遠いところから順番に動かす
股関節を正面に向ける
ウエスト→上体を正面に向ける
肘を肩の横から引き出す
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- 119 -
テニス最短ステップ上達法
4. スマッシュ インパクト
打点が良ければ必ず決まる
フォワードスイングで引き出してきたボディコアの回転によるパワーをボールに対して正確な形でヒ
ットするのがインパクトの最大のテーマです。インパクトでのチェックポイントをしっかり抑え、ナイス
ショット連発しましょう!
1. プロネーションを使う
グリップをボレーと同じにしてコンチネンタルグリップで自然に振るとコブシの向いてる面が出てき
てしまいます、これではボールが全て左方向にかすれてしか飛びません
そこでフォワードスイングの肘の張り出しからインパクト時にプロネーション(肘先を外方向に捻りな
がら前に振る動き)を使って親指のつめが打球方向に向いていくように肘と肩を内側に捻ってイン
パクトしてください。
このプロネーションを使うことでラケットヘッドをムチのように小さく速くしならせることができ、ヘッド
スピードが大幅にアップするのです!ヘッドスピードが上がればボールスピードも上がります
2. 打点は手を「ハ~イ!」と上げたところ
フォワードスイングの肘の引き出しからインパクトに向かっていく打点の高さは肘を頭より上げずに
インパクトをしてみてください (写真1)
イメージは挙手(質問とかで手を上げる)「ハ~イ!」
とやる角度に上げる感じです
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- 120 -
テニス最短ステップ上達法
理想はグリップの位置が自分の頭の高さよやや高くなる程度に、その上前方にラケットがあるので
打点自体は頭の高さよりも5~60センチ上になります、すごく低い感じがすると思いますが十分パ
ワーが出ます。
しかも絶対思ったよりしっかり当たって
挙手写真1
ラク!!
打点ベスト位置
3. インパクトの面はやや下向き
インパクトでのラケットの面はやや下向きに当たります、あまり打ち下ろす意識が強すぎるとスイン
グ自体が上から下になり、コアの回転運動を妨げてしまうのでスイングプレーンは斜めに円を描く
イメージでスイングしてください。
サーブよりも狙えるコースは横も奥行きも広くなっているので、叩き付けなくても良い当たりとコース
のコントロールが効いていれば決まってしまいます。
あくまでも横のコアターンの振りほどきで横からのスイングを意識して、プロネーションの強さで長さ
を調節するつもりでスイングしてみましょう
ベストインパクト位置
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- 121 -
テニス最短ステップ上達法
サービスの入る範囲
スマッシュの入る範囲
4. ボレーと同じコック角度で打つ
リストを使ってスマッシュを打つ人もいますが、リストを使うとスピードは出やすくなりますが打点時
の面が不安定になり安定感が悪くなります、ネットプレーの流れでスマッシュをすることが多いので
ボレー時のコック角度を残したままスマッシュを心がけましょう
ボレー コック写真
スマッシュコック写真
スマッシュ インパクト フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
プロネーションを使う
打点は手をラクに上げたところ
インパクトの面はやや下向き
ボレーと同じコック角度で打つ
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テニス最短ステップ上達法
4. スマッシュ フォロースルー
しっかり振り切るための形
インパクトからフォロースルーにかけて、あまり重要視してない方もいらっしゃいますがフォロースル
ーの良し悪しで、打球の質が変わってきてしまいます
しっかりと、振り切って更なるコントロール&パワーが生まれるように最後まで気を抜かずにスイン
グを完成させてください
1. 振り抜きのラケットは左腰に納める
スイングを縦方向ではなくボディコアを回して横方向に振っていくお話をしてきましたが、フォロース
ルーも横のボディーコアターンにそって振り抜ければよいのですから、スイングのフィニッシュを左
の腰骨あたりに納まるようにフィニッシュを取ります。
横方向からコアスイングして腕をプロネーションしたスイングは体に巻きつけるように振り切ろうとす
れば自然に左腰の方向に収まります。
もしラケットが地面に着いたり、自分のひざやスネをラケットで叩くことがあればラケットスイングの
軌道がまだ縦方向に流れているので、素振りでゆっくりと収める場所を意識して毎回そこにフィニッ
シュできるように練習して見てください。
写真 振り切り左腰
2. 手首(コック)のかたちを変えない
テイクバックからフォロースルーにかけてコックの形を変えないようにスイングしてください、振り終
わりもラケットが軽く起きている状態をキープします
これが出来るようになると、安心して狭いところにも打ち込めるようになります
プロは、ボールを強くヒットするためリストを使っているように見えますが、プロネーションの動きが
速い為そう見えますが、使おうとして使っているのではなく自然の動きの中で少し反っているだけな
のです。
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- 123 -
テニス最短ステップ上達法
横方向に使ってしまうとリストが伸びてしまい(写真2)パワーロスとコントロール精度が低くなってし
まうのでコックを起こした状態をキープした使い方を心がけてください。
ラケットコック
フィニッシュ
3. プロネーションのフィニッシュは親指が内側
フォアハンドのときに、カラダに巻き込むようなフィニッシュとなるように説明しましたがスマッシュで
も体に巻き込む形でフィニッシュを取ります。
コックを固定して、左腰にフォロースルーの収まりどころを設定したら、あとはコアスイングの回転に
沿って腕を一緒に振り下ろしていきます。
そのときにプロネーションを行っていれば自然に右手親指が左腰側に向いていきます。そのほうが
腕の収まりとして自然に感じ、振り切りも良くなります。
プロネーションを行えずにフィニッシュにいくと右手親指が外に向いてしまって、肩&肘関節に負担
がかかることになるので、スイングスピードが鈍りインパクトが緩んでしまってボールにスピードが
乗らなくなります。振り抜き動作をしっかりイメージして、パーフェクトスイングを目指してください!
パワーをロスして手首を傷めやすい
フィニッシュ
スマッシュ フォロースルー フォーカスポイント
1. 振り抜きのラケットは左腰に納める
2. 手首(コック)のかたちを変えない
3. プロネーションのフィニッシュは親指が内側
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テニス最短ステップ上達法
スマッシュ
テイクバック~フォロースルー 動作イメージ フォーカスポイントまとめ
テイクバック
(コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1. 肘の高さを意識しよう
2. 両肩のラインに右肘を合わせる
3. コアからスタートですばやいテイクバック
4. ボールを横に見上げる
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1. スタートはラケットから一番遠いところから順番に動かす
2. 股関節を正面に向ける
3. ウエスト→上体を正面に向ける
4. 肘を肩の横から引き出す
インパクト
(ボールとラケットが接触している状態)
1. プロネーションを使う
2. 打点は手をラクに上げたところ
3. インパクトの面はやや下向き
4. ボレーと同じコック角度で打つ
フォロースルー
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
1. 振り抜きのラケットは左腰に納める
2. 手首(コック)のかたちを変えない
3. プロネーションのフィニッシュは親指が内側
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テニス最短ステップ上達法
サービス
スマッシュとは違う感覚で絶対上達できる!
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テニス最短ステップ上達法
スマッシュとサーブの決定的な違い
皆さんはサーブとスマッシュの違いはご存知ですか?一緒!?
上体の振り方はほとんど一緒ですが下半身の使い方や体の傾きが違います。
なぜか?結論から言うとスマッシュは相手コートを広くネットにも近いので打ち下ろす感覚で打てま
すが、サービスはネットからの距離があり尚且つネットを越えてからの距離が短いので、打ち上げ
るイメージでのスイングになるのです。そのために体を上に向かって蹴り上げて高い打点でヒットす
ることがサービスの確率を上げる為の重要な技術になります。だからといって打点を上げようと腕
だけを目一杯上げてパワーが伝わりません、そこでサーブ独自の技術が必要になってくるのです。
皆さんもイメージをしっかりと覚えて、威力のあるサービスを相手コートにビシビシ打ち込んでいき
ましょう!
スマッシュよりもカンタン!
スマッシュは相手の上げてきたボールに合わせてタイミングを取らなければなりませんが、サービ
スの場合は自分でタイミングを合わせられるトスを元に打ちに行く動作ですので、トスを安定してタ
イミングが一定に上げることが出来れば、あとは形をイメージするだけでスマッシュの時よりも速くし
っかりした球が打てるようになります。
1. グリップ/ 上達の最大の近道は正しいグリップから
サービスもスマッシュと基本的には同じグリップを使うほうがプロネーション(腕 の回 内 運 動 )をし
やすくラケットヘッドを速く回せるようになります。
現在のプロの世界ではコンチネンタルグリップよりも少し厚く握り(浅いイースタングリップ)フラット
に強く叩く選手が増えてますが、180cm 以上の長身選手かエースを常に狙いに行くスタイルの選手
でなければ使用できません。セカンドなどでスピンをかける際にイースタングリップのままだとリスト
ワークを多用しなければならないので、まだまだ一般的には難しいかと思います。
まず同じグリップでフラット、スライス、スピンの打ち分けが出来るよう練習してみてください。
コンチネンタルグリップにすることによってラケットヘッドを返す(ヘッドを効かす)動きがしやすくなり、
ボールのスピードアップとスピンのかかりやすさが確実です
ぜひまだ行ってない方はチャレンジしてみてください
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テニス最短ステップ上達法
2.サービス テイクバック
パワーと確率を上げる為肩のラインが重要
1. トスをおへそから左前に上げる
まず皆さんが最初に行うモーションとしてトスが正確に理想の位置に上げられるかが、成功の重要
な要素になりますが、皆さんトスは得意ですか!?
トスはよくラジオ体操のように横から手を上げてトスをする人を見かけますが体の横から上げると
前方にトスを上げることが難しくなってしまいます。胸の前から上げたほうが肩の関節が詰まらず、
上げやすくなり腕を直線的に上げられるのでトスが安定しやすいのです!
トスの上げ方として下の感覚を試して見てください
・体を打ちたい方向に対して横向きにする(写真1)
・左手をおへその前にセットする(写真2)
・そこから左肩の前を通るように体の左前に向かって上げていく (写真 3.4)
・頭の高さでトスを離して上げていく(写真 5.6)
1
4
2
3
5
6
こうすることで体の前で、トスの理想の場所となる右前方に安定して上げることが出来ます
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テニス最短ステップ上達法
2. 体の前でラケットを引き上げよう
よくサービスの技術書では「左手の動きと対角線に腕を上げる」と描いてありますが、あまりオスス
メできません。
これが実はサービスを難しくしている一因です!
トスを横(肩関節から真横)に上げる動作(トス写真1)に合わせてラジオ体操などで両手を真横に
上げる動作で上げるように書いてあるのですが実はこれは、肩の関節の構造上逆にサービスを難
しくしているのです!
肩の関節は骨格の構造上稼動範囲が広いと書きましたが、上げやすさから言えば腕を横から上げ
るよりも前方向から(胸の前)上げるほうがラクに上げられますよね!?
スマッシュで行っていた前からの引き上げをサービスでも行うほうが実はシンプルでカンタンなので
す!
ラケットワークを難しくしてしまう 横から上げる動作
横側 正面
ラケットワークをスムーズにする肩の前から上げる動作
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横側 正面
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- 129 -
テニス最短ステップ上達法
3. トスを上げたらコアターン
トスを上げて左手と右手を上げていったらスマッシュで行った前方で三角を作る形をイメージして行
き、その状態をキープしてコアターンをしていきます
4. 左肩と右肩の線を斜めにする
スマッシュの時よりも意識的に左肩を上げるようにして両肩のラインを斜めにすることをイメージし
てください。(写真両肩ライン)
この肩のラインに沿って上体を回していくことで肩の入れ替えが行われ打点を高くすることが出来
るのです!
写真 両肩ライン
テイクバック
写真 両肩ライン
インパクト
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- 130 -
テニス最短ステップ上達法
5.右足内モモにパワーをタメる
トスを上げてすぐ左足に体重がかかってしまうとタメが作れず、力が伝わらないサービスになってし
まいます。
トスを上げて両肩のラインを斜めにしていきながら、右足股関節を入れていき、右足の内モモにパ
ワーをタメる意識を作ってください。肩越しにボールを見上げることになり窮屈に感じると思います
が、下半身がぶれないようフォアハンドスイングで行ったタメが感じられれば大丈夫です
そのときに全部のショットに共通ですが、必ず足の内側に体重がかかっているように心がけます
足の外側に体重がかかってしまうとパワーがロスしてしまうので、体重を乗せるのでも足の内側を
意識して行ってください
股関節タメ 写真 正面 横
サービス テイクバック フォーカスポイント
1. トスをおへそから左前に上げる
2. 体の前でラケットを引き上げよう
3. トスを上げたらコアターン
4. 左肩と右肩の線を斜めにする
5.右足内モモにパワーをタメる
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- 131 -
テニス最短ステップ上達法
3. サービス フォワードスイング
コアの回しと蹴り上げが大切
1. 後ろ足の蹴り出しから順番に動かす
サービスの後ろ足の蹴りは今までのほかのスイングではコアを回すために蹴り出しの力を使って
来ましたが、今回は自分の体を「回す&上げていく」ために使っていきます。
下半身に貯めたパワーを全部伝えるために後ろ足の蹴り上げから斜め上に向かって体を回すこと
が出来るように練習していきます
蹴り上げ&鼠径部の捻り戻し→ウエストの捻り戻し→上体を正面に向ける→肘を引き上げる
となります、この順番が途中でつながらなくなればパワーロスになってしまいますので順番を下か
らしっかりと確認して練習してください
2. 股関節を正面に向け蹴り上げる
最初に股関節にタメたパワーを、打つ方向に対してコアが打球方向に対して正面向きになるよう開
放していきます
最初のスタートがその後の連鎖を加速させるスイッチとなるので、しっかり振りほどくイメージを持っ
てください。サービスのポイントはそれを上に向かって行うということです、ストロークやスマッシュと
は違い、上に出来るだけパワーを持っていくように意識してください
股関節正面開放写真
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- 132 -
テニス最短ステップ上達法
3. 両肩のラインを入れ替える
蹴り上げていくときにトス&テイクバックで作った左手が上に伸び左肩が上がっていて右肩はそれ
に沿って少し下がっている両肩のラインを作ります
その肩のラインに円盤が乗っているイメージでその円盤上を回していくイメージで両肩のラインを入
れ替えるように上体をターンしていきましょう
4. 肘を肩のラインの横から引き出す
打点を高くしようと肘が頭の近くから上げて出てくる方が結構いらっしゃいます、サーブも両肩のラ
インが斜めになっただけで肘の位置は両肩のラインより上げないようにスイングを心がけてくださ
い。
上方向にスイングを行いますが、肩を上げてスイングするのではなく、上体を斜めにして両肩のラ
インを斜めにして右肩を引き上げて行けば肩関節に負担がかかりません。
両肩の入れ替えを意識すれば必ず無理なく体を回せて打点も高くなっていくのです!
両肩ラインの肘の引き出し
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- 133 -
テニス最短ステップ上達法
サービス フォワードスイング フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
後ろ足の蹴り出しから順番に動かす
股関節を正面に向け蹴り上げる
両肩のラインを入れ替える
肘を肩のラインの横から引き出す
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- 134 -
テニス最短ステップ上達法
4. サービス インパクト
スマッシュとサーブの打点の違い
フォワードスイングで引き出してきたコアの回転によるパワーを、ボールに対して正確な形でヒット
するのがインパクトの最大のテーマです。サービスとスマッシュでは打点の高さやインパクト時の体
の傾きが違いますのでインパクトでのチェックポイントをしっかり抑え、ナイスショット連発しましょ
う!
1. プロネーションを使う
グリップがボレーと同じであればコンチネンタルグリップで自然に振ると手の平の向いている面が
出てきてしまいます、これではボールが全て左方向にかすれて飛んで行き、ネットを越すのも大変
になってしまって威力のない回転ばかりのサービスになってしまいます。
また、グリップがストロークのグリップのままだとこのテーマの「プロネーション」が出来ずラケット
ヘッドを加速することが出来なくなり、パワーのあるサービスが見込めなくなってしまいます。
フォワードスイングの肘の張り出しからインパクト時にプロネーション(肘と肩を外方向に捻る動き)
を使って親指が打球方向に向いていくように使っていきます。ここで注意しなければならないのは
プロネーションするときに
「手首は使わない」ということです
よくリストを使ってラケットヘッドを反そうとする方がいますが、ショットが不安定になりボールの威力
も期待ほど逆に伸びなくなってしまうので、まず使わないように打つことを心がけてください。肘と肩
のプロネーションを十分に活用することでラケットヘッドスピードが大幅にアップするのです!ヘッド
スピードが上がればボールスピードも上がります
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テニス最短ステップ上達法
肘と肩の正しいプロネーションイメージ
手首を使ったショットが不安定になるプロネーションイメージ
2. 打点は右肩の真上前方
スマッシュよりも両肩のラインが斜めに右上に向かって伸びて行きます、その形でリストが正しくコ
ックされていれば、その線より内側になってきますので全体の形は腕が「くの字」を描くような形にな
ります。(写真 くの字)
プロネーションが出来ていると自然にラケットが腕よりも内側に入ってくるのでプロネーションが出
来ているかのチェック項目にもなります
左側写真
サービスのインパ
クト打点と傾き
右側写真
スマッシュのイン
パクト打点と傾き
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テニス最短ステップ上達法
3. インパクトの面、親指を下に向ける
インパクトでのラケットの面はやや下向きに当てます。これはプロネーションの一連の動きの中でイ
ンパクト時に面が下に向くようにタイミングを取ります。スイング自体は斜めの両肩ラインに合わせ
て上に向かってスイングしていきますが、ラケットヘッドを下に向けなければサービスエリアに収ま
らなくなります。
イメージはインパクトのときに親指が打ち出す軌道に向いているということを意識してください
4. ボレーと同じコック角度でコックはほどかず打つ
プロネーションの説明のときに書きましたが、リストを使ってサービスを打つプロもいますが、みなさ
んがリストを使おうとすると、スピードは出やすくなりますが打点時の面が不安定になりサーブが入
りづらくなってデメリットのほうが大きくなってしまう危険があります。
基本的な動作として構えからフォロースルーまでインパクトのコックを変えないでスイングすればシ
ョットの精度は飛躍的に上がってくれます。コックをほどかず手首に角度をつけたままスイングを心
がけてください
サービスコック写真
ボレー コック写真
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テニス最短ステップ上達法
サービス インパクト フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
プロネーションを使う
打点は右肩の真上前方
インパクトの面、親指を下に向ける
ボレーと同じコック角度でコックはほどかず打つ
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テニス最短ステップ上達法
5. サービス フォロースルー
しっかり振り切るための形
インパクトからフォロースルーにかけて、あまり重要視してない方もいらっしゃいますがフォロースル
ーの良し悪しによって、打球の質が変わってきてしまいます
しっかりと、感覚を習得して更なるコントロール&パワーを出してください
1.肘を高いところに置いておく
インパクト手前からラケットヘッドは下に向かっていきますが、スイングのヘッドスピードを上げるコ
ツとして出来るだけ長く「肘を上に残す」 ということがあります。肘をインパクトの位置に残したまま
腕全体を下に向けていくのではなく肘先だけを返して行くことでラケットヘッドがインパクトで加速し
ていきます。
(写真 肘先加速)
2. 振り抜きの方向は左脇腹に納める
スイングの収まりは左のわき腹を目標にスイングします。スマッシュと体のライン軸が違うだけでそ
の分斜めのスイング軌道になりますが振り向きの収まるところはあまり変わりません。
横方向からスイングしてプロネーションしたスイングは体に巻きつけるように振り切ろうとすれば自
然に左腰の方向に収まります。
サービスは斜めに体軸を傾けてスイングするだけですので形をイメージして練習しましょう
もし地面とラケットが当たったり、自分の膝やスネをラケットで叩くことがあればラケットスイングの
軌道がまだ押しに行ったり、腕の下ろしが早くてフィニッシュが巻き込めていないので、素振りでゆ
っくりと収める場所を意識して毎回そこにフィニッシュできるように練習してください。
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テニス最短ステップ上達法
写真 振り切り左わき腹
3. 手首(コック)のかたちを変えない
各項目で何度も書きますが、誤解されやすい重要なところなのでもう一度おさらいしてください。
テイクバックからフォロースルーにかけて出来るだけコックの形を変えないようにスイングしてくださ
い
振り終わりもコックが軽く起きている状態をキープします
これが出来るようになると、安心して狭いところにも打ち込めるようになります
4. プロネーションのフィニッシュは親指が内側
フォアハンドの説明のときは、カラダに巻き込むようなフィニッシュとなるように説明しましたがサー
ビスは特に体に小さく巻き込む形でフィニッシュを取ります。
コックを固定して、左わき腹にフォロースルーの収まりどころを設定したら、あとはコアスイングの回
転に沿って腕を一緒に振り下ろしていきます。
そのときにプロネーションを行っていれば自然に右手親指が左脇側に向いていきます。そのほうが
腕の収まりとして自然に感じ、振り切りも良くなります。
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テニス最短ステップ上達法
プロネーションを行えずにフィニッシュにいくと右手親指が上に向いてしまって、肩&肘関節に負担
がかかることになるので、スイングスピードが鈍りインパクトが緩んでしまってボールにスピードが
乗らなくなります。振り抜き動作をしっかりをイメージして、パーフェクトスイングを目指してください
親指内側フィニッシュ
親指外向き BAD フィニッシュ
サービス フォロースルー フォーカスポイント
1.
2.
3.
4.
肘を高いところに置いておく
振り抜きの方向は左脇腹に納める
手首(コック)のかたちを変えない
プロネーションの最後は親指が内側
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テニス最短ステップ上達法
サービス
テイクバック~フォロースルー 動作イメージ フォーカスポイントまとめ
テイクバック
(コアターンをしてラケットが自然に引けている~タメを作る状態)
1. トスをおへそから左前に上げる
2. 体の前でラケットを引き上げよう
3. トスを上げたらコアターン
4. 左肩と右肩の線を斜めにする
5.右足内モモにパワーをタメる
フォワードスイング (タメを作るところからインパクトまでの振り出しのスイング)
1. 後ろ足の蹴り出しから順番に動かす
2. 股関節を正面に向け蹴り上げる
3. 両肩のラインを入れ替える
4. 肘を肩のラインの横から引き出す
インパクト
(ボールとラケットが接触している状態)
1. プロネーションを使う
2. 打点は右肩の真上前方
3. インパクトの面、親指を下に向ける
4. ボレーと同じコック角度でコックはほどかず打つ
フォロースルー
(インパクトから振り切るところまでのスイング)
1.肘を高いところに置いておく
2. 振り抜きの方向は左脇腹に納める
3. 手首(コック)のかたちを変えない
4. プロネーションの最後は親指が内側
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テニス最短ステップ上達法
おわりに
テニスを愛して真剣に上達を願っているあなたへのメッセージ
2007年末現在の段階で私が様々な取り組みや講習セミナー、コンディションや運動生理学などの
あらゆる知識を元に、多くの方々にアドバイスをしている重要な基礎部分を包み隠さず全ての要素
がここに詰まっています。
スクールでは教えてくれない、一般のコーチでは知らないようなこともたくさん書きました。それぐら
い本マニュアルの内容は濃いものだと自負しています。
しかし皆さんが真剣に上達を願っているなら、このマニュアルを読んで、練習し、そのときの気づき
や発見、トライして、自己分析し、また練習というサイクルを習慣にしてもらいたいと思います。
そのとき気づいて実践し、上手く出来たことや自分の技術として体得したことを、より鮮明に体や記
憶にとどめておくためには、ショットが今日上手く出来たからといってすぐ終わらせてしまわず、特
典でつけた目標達成シートを記入して本マニュアルを見返し、自分の考えがしっかりまとめられる
ようにすることが上達の最短距離だと私は思います
実際、スクールに来ている方でレッスンが終わって「今日は良かった」「今週はダメだった」「先週は
どんな感じだったかな?」「先週何したかな?」など翌週まであまり覚えていない方が多くいらっしゃ
います。
みなさんが真剣に上達を目指していれば、出来るだけ最短の方法で、忘れるのがもったいないと
思って最初にも書きましたが下記のことを習慣化してみてください。
1.テニスをする前に 10 分程度、プロの連続写真や映像などを見てイメージを起こす
(映像なら手前のプレーヤーだけに注目!球の行方と相手は画像から隠して見て下さい)
2.自分が上達したいショットをテキストのチェックポイントにそってチェックする
3.コアスイングの実践、基本実践を行う
4.実際にボールを打つ
5.もう一度テキストを読み、実際の動きとマッチしているか確認、目標達成シートに記入する
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テニス最短ステップ上達法
上達のためには努力が必要です、もしあなたにライバルがいたら、ライバルも努力をしているはず
です。同じ考えで同じ分の努力をしていたら差は広がりません、努力の方向と方法を覚えれば必ず
あなたはライバルに差をつけることが出来ることと思います
あとは行動、行動です!
やるかやらないか、それだけです
みなさんが行動して成長して、テニスを本当に思う存分楽しめる日が来ることを願っています。
どうもありがとうございました。
河合 幸治
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テニス最短ステップ上達法
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テニス最短ステップ上達法
特別編集
ほんとうは打球技術よりも重要な
フットワークを身につけられる
フットワークマニュアル&強化法
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テニス最短ステップ上達法
テニスはボールにうまく近づくことが出来なければ
良いショットは生まれない!
華麗な足捌きを身につけよう!!
テニスに本当は最も大切だといわれている、フットワークについて本編とは別に編集して皆さんに
お渡ししたいと思います。
ショットの技術や打球の良さを追求する方が多くいらっしゃいます
「トップスピンの打ち方は」「スライスの感覚は」「ドロップショットのタッチは」と良く聞かれます
でもフットワークに関して聞かれたことはほとんどありません、私が自分からアドバイスしてあげるこ
とはありますが、生徒さんのほうから聞かれることはまずありません。
しかし、良く考えてみればいいポジションに入れて始めてベストスイングが出来るということを意識
してください。
皆さんは意識して、ボールに反応し、ターンをしてボールを追い、打ったら戻るという動作をしてい
ますか?タダなんとなくボールを追って打ったら適当にここら辺に戻る?ぐらいの意識だと、皆さん
がこれからさらにショットを上達していく上で、自分の打球スピードが上がれば、当然相手の返球も
速くなってきます、そんなときにあわてても遅いと思いませんか!?
せっかくショットが力強く、ショットを打てるようになったのに、返球が速くなったらもう追いつけないと
いうようでは、ショットを速く重くする必要がなくなってしまいます!
上手な相手とラリーや対戦することが多くなったときに困らないよう基本フットワークをマスターして
ください。
基本を抑えたフットワークが身についていれば、最短距離でボールに近づけ、すばやくコートカバリ
ングができ、返球を全てカバーするポジションに戻れるようになります
これから紹介するステップは、皆さん聞いたことがあるとは思いますが、正しいやり方や使用するタ
イミングを覚え、コートを狭く感じてください
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テニス最短ステップ上達法
1. スプリットステップ
「皆さんスプリットステップは行ってますか?」
初級者、中級者ぐらいまでの方々で、私のところにやってきて質問をしたときに、スクールに通って
いる方は皆さん「やっている」と答えます。
ではスプリットステップはどのように、どのタイミングで行うか聞いて見ると
「相手が打つときに合わせて軽くジャンプする」とほとんどの人が答えます。
では、タイミングがいつもあわせることができますか?と質問すると、かなりの多くの方が「タイミン
グを合わせるのが難しい」と答えます。
なぜでしょう?
スクールで教えるスプリットステップはほとんど
「相手の打つのに合わせて軽くジャンプして!」
と指導します
ここで皆さんに質問です。
もし例えば正面の人からりんごや何か物を自分の前に投げられ走ってキャッチするとして、相手に
合わせてジャンプしますか?
多分多くの人が身構えて、低い姿勢をとると思います、遠くに投げられても飛びついてキャッチでき
るように「ヨーイ、ドン」の姿勢を作るはずです
そうなんですスプリットステップの正しいやり方は
1. 相手が打つと思うタイミングに合わせ
2. 体を相手に対して正対(正面を向く)して
3. 姿勢を低くして飛び出す準備をするために
4. 打つ瞬間両膝をパッと緩めて姿勢を低くする
ことなのです
伸びずに沈むイメージ
伸びたらスタートが切れません
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テニス最短ステップ上達法
プロレベルでは度々大きめにジャンプをしてその反動を使って大きく両膝を落とし、スタートダッシュ
や一歩目をより速く遠くへとやる場合がありますが、リターンやボレーなど飛びつかなければいけ
ない場合に使うぐらいで、通常のラリーでは膝を緩めて踏ん張った反動でスタートを切ります。
皆さんは、まだプロのスピードレベルまでにはもう少し時間がかかるとおもうので!(笑)
まずジャンプして体を上げることに意識をおくのではなく、膝を瞬間的に緩め「沈む」感覚でスタート
を切るように心がけてください。
そうすればタイミングも合いやすくなり、よいスタートが切れるようになります!
2. ボールに近づくフットワーク(横方向)
スプリットステップで相手の打球方向に飛び出す体勢が出来たら、今度はターンをしてボールに近
づいていくフットワークです
相手からの打球方向に足を進めて行きますが、ボールの軌道の後ろに(ストロークならバウンドの
後ろ、ボレーならボールをヒットしたいところの後ろ)にすばやく入ることが重要です
そのときに
骨盤の向きが
一番素早く走ることが出来る体勢は
「走る方向に対して正面」
が一番速く遠くに移動できます。
よく見る光景としては
「ハラターンが出来てるけど腰が相手に向いたまま走っている」か
「ハラターンもできず腰も正面を向いて走っている」
ことが多く見られます
「ハラターンが出来てるけど骨盤が相手に向いたまま走っている」状態
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テニス最短ステップ上達法
「ハラターンもできず腰も正面を向いて走っている」状態
ここで正しい横方向に素早く移動するフットワークとしては、
1. ハラターンでウエストを捻る
2. その反動で自分の走る方向に腰を正面に向ける
3. 腰の向きに対して真っ直ぐ走る
ステップワーク
となります。
横方向へのフットワークでは顔だけが飛んでくる方向に向いていて、腰は真っ直ぐ打点に向かって
行き、ウエストはそこから少し捻られている状態を作ることが出来れば OK です
もうひとつ間違えやすく、抑えてもらいたい大事なことがあります
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テニス最短ステップ上達法
よくスクールで言われることがあるかと思いますが
「フットワークは細かく近づきましょう!!」。。。。
これはちょっとよく考えてもらいたいのですが、スクールに通っている方の中で栗山さんという方が
いらっしゃいました。
前に通っていて初心者から教えてもらっていたコーチがそういう教え方をしてくれたと、足を細かく
「キュッキュ!!」と足音をずっと響かせていました。すごくフットワークが細かくて素早く動いている
ように見えるんです!
でもその方は。。フットワークは小刻みで見た目いい感じなのですが。。。
近いボールはまだいいのですが、少し遠くにボールが飛んでくると
足が。。。
ボールに。。。
追いつかないのです
確かに初心者、初級者の方が大きなフットワークをしていると、ボールに近づきすぎて、詰まったシ
ョットを打つことが多くなってしまいます
しかし、実際は細かく入るのは最後の2~3歩で十分です、もし相手の球が速くて、遠かったら、
そんな悠長なことはしてられないのです
フットワークの基本は
「大きく速くスタートを切って、ある程度近づいたら細かく調整する」
「大きくスタートして速く追いつき、ある程度近づいたら細かく」
です
写真
まだ皆さんが初級者レベルでダブルスなど自分の半径2~3メートル範囲を打っているうちはずっ
と細かく行っても間に合うと思いますが、それでも相手が速く遠くに打ってきたら飛び出さないと届
かないショットが多くなります。
最初から大きく動き始めて、最後に細かく調整するフットワークを習得できれば、あとあとコートカバ
リングに絶対的な差がついてきますので、よくイメージして、実践を心がけてください。
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テニス最短ステップ上達法
3. ボールに近づくフットワーク(前方向)
相手の球が短いときなどに、こういう場面も横向きでサイドステップやクロスステップで移動するよう
に、指導するコーチが多いと思います。
横に動くフットワークと同じ考えで最初は「速く大きく」がいいのです
最後の2~3歩が横向きで入ることが出来れば問題ありません
逆に言えば5歩6歩と長く移動しなければいけないときは、最後の2~3歩の距離を逆算し残してあ
とは速く大きく動く、ことをイメージしてください
ボールを打つ地点に対して第1のコア 「ウエコア」をキープ、骨盤は行く方向に対して正面を向い
た状態でまっすぐ走り、最後の2~3歩で鼠径部捻り股関節を横に向けた形でボールに入ります、
横向きのまま縦方向に移動するので、サイドステップかクロスステップを使用してください。
最後の2~3歩が横向写真
最後で鼠径部捻り写真 フォアハンド
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テニス最短ステップ上達法
最後で鼠径部捻り写真 バックハンド
4. ボールに近づくフットワーク(後ろ方向)
近づくというより、跳ねてくるボールに対して距離をとることになりますが、前方向に比べて後ろへ
下がるのはフットワークの中でも難しいです、
しかし、イメージをつかんでコツさえわかれば上手く移動することが出来ます。
スクールではほとんど、ステップのスタートから横向きでサイドステップやクロスステップで移動する
ように、指導します
ただし、今回は後ろに向かって速く移動したいので速く移動するための基本
骨盤の向きが
「走る方向に対して正面」
の基本から言えば腰の向きを後ろ向きにすると言うことです。
ここでは骨盤が後ろ向きになると、それよりも上体を入れてしまうと、ボールの来る方向が見えづら
くなってしまいます。
じつはこのとき今までと逆に骨盤を後ろに向けたら上体を前に向ける捻りを行います
ちょっとイメージがわかりづらいと思いますが、写真をみてください
「骨盤が後ろ向き 上体前向き」 で下がりやすい
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テニス最短ステップ上達法
「骨盤が前向き 上体後ろ向き」 で下がりづらい
最後の2~3歩で骨盤を後ろ向きから横方向に向けた形に戻すことになり、上体を「ウエコア」で打
球方向に対して入れていきます。
前に移動するステップと同様、サイドステップかクロスステップで調節していきます。
5. レディポジションに戻るフットワーク
前、横、後ろ、と全方向に対してのフットワークを紹介しましたが、最も使う頻度の高い横への移動
そこから打った後、レディポジションへ戻るフットワークを紹介します
戻るフットワークの基本は
「相手に対して腰が正面を向いた状態で戻る」
相手を正面に見ながら戻るということです
ボールを打ちに行くフットワークは
「打点に対して腰を正面に向け走る」
ですね
飛んでくる方向に対して横には横向き、前には前向き、後ろには後ろ向きなんです
ボールを打ちに行くフットワーク は
すでに相手からボールが打たれ、自分のコートに向かってきています、
そのボールに対してすばやく反応し、体勢を整え、ボールの行方に向かっていくために、
腰を正面に向けて速く近づこうとします。
戻るときは、自分の打球は有効か?相手がどんな体勢で打つのか?どのような返球が予測される
か、タイミングは早いか遅いか? 戻りながらスプリットステップのタイミングを計る など 様々な情
報を得ながら動くことが重要になります
なので、片時も目を放せないのです
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テニス最短ステップ上達法
前後へ戻るフットワーク
前後に移動して打った後、レディポジションに戻るためには体を相手に対して正面に向け
後ろから前に戻る場合は
「そのまま前を向いて真っ直ぐ戻る」
前から後ろへ戻る場合は
「そのまま前を向いてバックして戻る」
ことになります、これはあまり問題ないと思いますので、やっていけばうまく動けるようになります
横方向へ戻るフットワーク
横方向への戻りのフットワークで重要なステップとしてよく言われるのが
「サイドステップ」
最もポピュラーですが、これは皆さんもスクールなどでたくさん言われている戻り方だと思います、
体を正面に向け、足を真ん中で合わせ、ステップする動きです。
しかし、
実は大きく戻らなければいけない場合、早く戻りたい場合に使うフットワークがまだあるのです!
それは
「クロスステップ」
です
実はサイドステップを行う場面というのは、相手が打ってくる直前の2~3歩を移動する時に使うこ
とが多いのです。
サイドステップをする場面は、あまり振られてなく、ゆっくりレディポジションまで帰れそうな時、自分
の戻るスピードをセーブする動きとしてサイドステップを使うのです。
遠くまで振られて大きく戻らなければいけないときに、一生懸命サイドステップで戻ろうとすると、
間に合いませんし、疲れますよ! (笑)
サイドステップは半歩ずつ移動を繰り返しているので、クロスステップの移動に比べ足の回転速度
を速くしなければなりません、速く動かして半歩ずつ移動。。。
ゆっくり戻れる時や少しだけ戻ればいいときはサイド゙ステップで十分なのですが、相手に振られて
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テニス最短ステップ上達法
大きく戻らなければいけないときや、速く戻りたいときは、クロスステップを使えるように練習してみ
てください。
6. クロスステップ
1. 体を正面に向け肩幅に足を広げる
2. 戻る方向に対し近い足を半歩(30 センチ程度)後ろへ引く
(右に移動なら右足を後ろに引く)
3. 前足が後足の前を通るように横へ一歩動き足をクロスさせる
4. 後足が前足の後ろを通り一歩移動
5. 3.4.を繰り返す
1
2
3
4
ポイントは右足と左足の歩幅は一緒ということです、
最初は利き足が強いので均等にステップしにくいと思いますが、慣れてくれば上手く出来るようにな
り、速く動けることが実感できると思います。
ぜひチャレンジしてください。
7. スマッシュ 前後へのフットワーク
スマッシュの打点への入り方が上手くいかないという方が多いのですが、まず行ってほしいのは
まずボールに入るところのイメージとして、ボールの上
がっている軌道の横側(右側に見えるように)に入るこ
とを心がけてください
そこから前後に動くステップがスタートします
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- 156 -
テニス最短ステップ上達法
スタートステップ
相手の球を見上げて横に向くのが最初のステ
ップになりますが、最初に横向きになるステッ
プとして、「キックバック」というステップをします
スプリットステップのときは相手に対して正面に向いているはずですが、そこから左足を前に出して
後ろに蹴るステップを行います。
クロスステップ&サイドステップ
遠くに下がったり前に行くときはクロスステップで移動し、少しの移動で調整できるときはサイドステ
ップで打点に合わせていきます。他のステップの時と同じく遠くに行くときはクロスステップのほうが
素早く大きく移動できます。サイドステップはあくまでも調整のためのステップだと思って使ってくだ
さい。
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テニス最短ステップ上達法
おわりに
この特典ではステップの基本的かつ実践的な方法をマニュアルとしてまとめましたが、こ
のステップワークを習得することでボールに上手く近づくことができ、ショットへの体勢がよ
くなり、ベストショットが生まれるものと思います。
最初は足の進め方が難しく感じられるかもしれませんが、あなたがこれからずっとテニスを
続けていく中で重要な技術となるので、何回も読み返し、実践して体に覚えられるようにし
てみてください。
練習をすればするほどフットワークが軽く、素早くなる実感が得られるものと思います
あきらめずにトライし続けてください。
そうすればコアスイングの打ち方にも変化が出てくるものと思います。
今まで届かなくて手打ちになっていたショットや足が動かずに体勢がつっぱってしまいスム
ーズにスイングが出来なかった方が足からの意識をすることで見違える程よくなって来た
人を私は何人も見ています。
1日1日の積み重ねが伝達系統を発達させます、最初から出来る人はいません
あとは
行動するだけです!
河合 幸治
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テニス最短ステップ上達法
テニス上達サポート特典3
試合で自分を信じられるようになる
メンタルを強化して試合に挑む方法
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テニス最短ステップ上達法
テニスはフォームの美しさを競うスポーツではありません。
いかにミスをしないでベストショットを打ち続けられるか、というスポーツです。
対戦相手より技術が勝っていても、メンタル面が弱くミスを繰り返してしまっては勝
てるチャンスを自分から無くしてしまうということになってしまいます
トッププロは 1 位から 100 位ぐらいまでは技術的にはほとんど変わらないと言われ
ています。しかし気持ちを強く持ち、自分を信じてプレーできる者が勝者になるので
す
そこであなたには私が実践して集中力を高める方法やプレッシャーに対応する方法
を紹介します。
これを読んで、あなたも試合で「強い自分」を作って試合に臨んでください!
<テニスコートでショットイメージを高める方法>
(事前準備)
試合の場合、まずテニスコートに入る前に自分が今現在できる(得意)ことと、苦手
で出来なさそうなことを、イメージしてください。
1.
2.
得意なショットをイメージする
不得意なショットをどう返すかを決めておく
そして出来ることをすべて使って相手と自分がどう対戦するかイメージしてみます。
出来るだけ得意なショットを使い、苦手なショットは上手く返せているイメージを想
像してみてください。
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- 160 -
テニス最短ステップ上達法
1.
ゲームプランを立ててやることとやらないことを決める
試合は始まる前から始まっているのです、自分のショットを分析して、練習で入ら
ないショットは使わずにすむパターンを想像してゲームシュミレーションしてみま
しょう。
それを試合前に行うだけで自分がどのように試合をすると良いか、イメージを作るこ
とからはじめてコートに入る前に20分ぐらいイメージ化してみれば、今まで試合で
自分がどんなショットで無理をしていたか、どんなパターンでポイントを取っている
かがわかってくるのです。
2.
試合に入る時のポイント
試合が始まったらもう頼れるのは自分しかいません。
誰にもアドバイスを受けられないですし、自分ひとりで全部対処していかなければな
らないのです。
そこで自分が試合に入る時、自分が入ったコート全体を見回してください、
これからあなたがそこで戦う「舞台」になるところです!
どのようなコートになっているか、観客はいるか、コートの状態はどうなっているか、
などを見ることで体と心が試合に入る心構えができてくるものなのです。
3.
試合中
試合が始まったら、対戦相手とコート、ボールだけが目標物になるのでそれ以外に目
線を送らないように心がけます。
よく観客に気を取られたり、隣のコートの状況が気になったりするものなのです。で
もそれはあなたが対戦しているプレーにはまったく関係ないものなので、そこに気を
取られてしまうほどもったいないことはありません。
あなたは試合に真剣に挑むことを決めてコートにいるはずですから、対戦相手、コー
ト、ボールの三つだけを集中して視界に入れてください。
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- 161 -
テニス最短ステップ上達法
そうすれば集中力が自然と高まり、周りの状況は気にならなくなっていくのです。
4.
ポイント間
試合中は相手、コート、ボール 3 つを意識するといいましたが、ポイントとポイン
トの間は目線を出来るだけ一点に集中することに意識を置いてください。
ラリーをしている時間よりもポイントとポイントの間の方が実際は時間があるので
そこで集中が弱くなりやすいのです。
そのときに意識して自分のラケットやストリング(ガット)に視線を留めておくと集
中力を高めていきやすくなります。
<あがり症でも集中力を発揮する方法>
「試合になると緊張して上手く打てない!」「手が震えるぐらい緊張する」
「鼓動がすぐ速くなる」など緊張状態が極度になるとこのような状態になります。
「緊張しないように!」と強く思うと逆に緊張が増大するという性質が人間にはあり
ます。
「緊張してもいいんだ、失敗してもいいんだ」と思うと、逆に緊張は薄らぐという性
質があります。あなたはいつも緊張が起こる場面でどちらの思考が強く働いています
か?
いつも「うまくやろう」「失敗しないように」という思考でいませんか?
緊張しにくい人、度胸のある人ほど、「失敗しても当たり前」的な楽観的思考でいま
す。
その楽観的思考こそが緊張しないための一番の方法なのです。
トッププロでも相手が狙い通りのショットを打ってきたら、自分の思い通りには打ち
にくくなるのです、そこでミスや上手く打てないときがあっても「人間だから、こう
いう日もあるよ」という比較的楽な気持ちでいられる気持ちが大切です。
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テニス最短ステップ上達法
もちろん、人間は失敗するのが嫌ですから、相手も失敗した自分には腹が立ちます。
でも、あがり症ではない人は「自分は情けない」などと思う気持ちはないのです。間
違っても「失敗した自分は駄目人間だ、恥だ、嫌われてしまう」という風に自分を責
め続けることはないでしょう。
「失敗もするのが人間」ということを学んでいるのです。
強い焦りは生じず、その時の失敗を冷静に見つめ、それをも生かし、次回は程よい緊
張感をもって立ち向かうことができるのです。そしてどんどん自信が付いていくはず
です。
<プレッシャーを無くすポジティブイメージ術>
あがり症の項でも書きましたが人間誰にでもプレッシャーは少なからずあります。
そこでどのように考えるかでショットの精度が上がったり、ボールに伸びが出てくる
ようになるのです。
プレッシャーを感じてきたらまず行ってほしいことは
「深呼吸」をすることです。深呼吸を5~6回繰り返すことで思考がクリアになりま
す。
そしてサービスやリターンに入る時に相手の次の動きやショットをイメージしてそ
れに自分が良いショットを打ち返しているイメージを想像してください
もし仮に負けているときには、ネガティブな思考が頭をもたげないように、
逆転してガッツポーズを取り、相手と握手している自分の姿をイメージしてください。
実践すればプレッシャーに押しつぶされそうになったときに自分への信頼が格段に
上がっていくイメージが得られますので行動してみましょう!
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テニス最短ステップ上達法
<決してしてはいけないイメージ行動>
一回打たれてポイントを取られたショットを恐れる
(分析をして打たれにくいようにする)
負けたときの言い訳を考えている
(マッチポイントが終わるまでは試合は続きます、出来ること最善を尽くしましょ
う)
負け始めると、自分の体調の不具合を気にする
(これも言い訳を探している行為です、一度試合に入ったら自分の意思で試合をし
ているのですから、ベストをつくすことを目標にしてください)
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テニス最短ステップ上達法
テニス上達サポート特典5
3日連続の試合でも大丈夫!
疲れないサプリメント集
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テニス最短ステップ上達法
「物事を成功させるコツは・・・?ズバリ集中力です!
集中力を高めるサプリメント!」
「DHA」
テニスに限らず、上達を目指して行動をするときに最も大切な「集中力!」
トップアスリート達が結果を出さなければいけない時は、大勢の観客の前でその最高のパフォー
マンスを引き出すことが要求されるのです。そんな場所で「自分の実力を限界まで発揮」させる
のは、研ぎ澄まされた「集中力」
そんな「集中力」のアップを手助けする「DHA」というサプリメント
DHAの説明の前に、まず頭に入れておいて欲しいのが「不飽和脂肪酸」という脂肪酸です。こ
れは、体にとって必須の脂肪酸であり、心臓や脳といった体の器官に使用される、重要な栄養成
分です。そして、この脂肪酸が脳の活性化に効果を発揮します。
その不飽和脂肪酸を多く含むのが、ご存知DHA(ドコサヘキサエン酸)です。このDHAは魚
の油から抽出され、脳の活性化の他に、血栓や、動脈硬化の予防、血中のコレステロールを低下
させる働きもある優秀なサプリメントです。
「疲れて、ストレスを感じてしまっていたら」
「ビタミン C」
いくらサプリメントで集中力を支えていても、その状態はずっと長く続くわけではありません。
いつかは疲れてストレスを感じてしまうことでしょう。そんな時は
「ビタミンC」で、体をストレスから開放してあげてください。
不安やストレスはビタミンCの消費を加速させてしまいます。ビタミンCは、美容のためにも欠
かせない成分なので、不安やストレスでお悩みの方、また、タバコを吸う方はビタミンCをしっ
かり取るようにして下さいね。1日数回に分けて、きちんと摂取すれば、ストレス解消の手助け
をしてくれることでしょう。
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テニス最短ステップ上達法
「スポーツ時の疲れの元乳酸を効率的に
分解してくれるサプリメント」
「クエン酸」
クエン酸は柑橘類など、すっぱい果物に多く含まれる成分です。私たちの体の中には、栄養成分
や酵素が化学変化をしながらエネルギーを生み出す流れがあって、その一つが『クエン酸ローデ
ィング』と呼ばれています。クエン酸の名前がつけられてるという事は、その回路を動かすため
にクエン酸がとても重要な成分だということ。運動をした後は、クエン酸を摂ってあげて、クエ
ン酸ローディングが動きやすい状態を作ってあげましょう。
「テニスをしながらダイエット!
脂肪をエネルギーに変えてくれるサプリメント」
「L-カルニチン」
ダイエットの原則は、余分な脂肪を燃焼させ基礎代謝を上げること。
また、筋肉を多少つけることで、理想的な基礎代謝がキープでき、また効率的に脂肪は燃やされ
るのです。
今回は脂肪の燃焼を手助けする、L-カルニチンのサプリメントを紹介します
L-カルニチンはアミノ酸の一種です
L-カルニチンは、アミノ酸の一種。リジンとメチオニンという必須アミノ酸が、肝臓や腎臓で
合成されたものが、L-カルニチンです。
L-カルニチンは、年齢を重ねると、合成される量が徐々に減少していきます。このことが原因
で、筋肉は徐々に落ち、脂肪が体に蓄積されてしまうわけです。なので積極的に摂取することで、
サプリメントなどから積極的にL-カルニチンを摂取すると良いでしょう。
L-カルニチンの量が倍になることで、脂肪酸の燃焼も倍となり、また、発熱量・脂肪消費量も
倍になります!
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テニス最短ステップ上達法
今回紹介した成分の名前をネットなどで検索すればかなりの検索数がヒットするはずです。
その中で最初は金額が安いもので始めて見るのが良いと思います
人によってサプリメントは効きが良い方とあまり効果を感じない方がいるので
徐々に初めて見ることをオススメします
もし興味があるけど、摂取などをどうすればよいかわからなければ
サポートメールにて対応しますのでメールしてください。
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テニス最短ステップ上達法
マニュアル
特典活用ガイド
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1.
60 日間無料メールサポート
特典の一番活用していただきたいメールサポートの活用方法ですが
下記のメールアドレスにお願いします
最初に出されるときにだけ必ず皆様の「お名前」「テニス暦」「テニス頻度」をお書きください
support@coach-revo.com
「件名」にどのようなご質問されたいのかを下記の項目から選んでお書きください
(フォアハンドストローク、バックハンドストローク、フォアハンドボレー、バックハンドボレー、スマッシュ、
サービス、練習法、その他)
また購入時に登録された、メールアドレスと違う場合は、その旨お書きいただきますようお願いします。
このメールサポートにて皆さんがこれからの更なるテニスの上達を手助けになるものだと確信していま
す。すぐにたくさんの成果が現れないかとは思いますが
着実に積み重ねて練習を積んでいただければ必ず、皆さんのテニスに良い結果が生まれると私は信じ
ています。
もしわからない言葉や表現がありましたら遠慮なく問い合わせください。
理解しないまま立ち止まってしまい、上達が出来なくなることが一番の悲しみですので、私としても結果
を出してもらうためにも疑問に思われたことに、誠実にお答えすることが私の義務だと思っていますので、
どしどしご質問のほうよろしくお願いします。
2.ほんとうは打球技術よりも重要なフットワークを身につけられる
フットワークマニュアルプレゼント(5,000 円相当)
この本マニュアルの後に特別編集として巻末に掲載されておりますので、是非お読みいただき、疑問ご
質問あればこちらもご遠慮なくメールにてご質問ください。
3.
試合で自分を信じられるようになる
メンタルを強化して試合に挑む方法 レポート
この本マニュアルの後に特別編集として巻末に掲載されておりますので、是非お読みいただき、疑問ご
質問あればこちらもご遠慮なくメールにてご質問ください。
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4.
マニュアルの解説に連動したイメージ動画
使用方法
この本マニュアルのではイメージしづらい文章や動きのイメージを動画にて確認していただけるようにい
たしました。
ぜひご覧になって上達のイメージ作りをしていきましょう!
下記のアドレスに動画をショットごとに公開していますのでクリックして確認してください
http://tennis.coach-revo.com/supportforehand
フォアハンドストローク
http://tennis.coach-revo.com/supportbacksingle
片手バックハンドストローク
http://tennis.coach-revo.com/supportforehand
両手バックハンドストローク
http://tennis.coach-revo.com/supportvolley
ボレー
http://tennis.coach-revo.com/supportsmash
スマッシュ
http://tennis.coach-revo.com/supportseavice
サービス
各ページにもリンクされていますので、一箇所のところから、他のフォームイメージ動画に
行くことが出来ます。
5.
3日連続で試合でも大丈夫! 疲れないサプリメント集
この本マニュアルの後に特別編集として巻末に掲載されておりますので、是非お読みいただき、疑問ご
質問あればこちらもご遠慮なくメールにてご質問ください。
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