平成 25 年度 自 至 事業報告 平成 25 年 4 月 1 日 平成 26 年 3 月 31 日 協 会 は 、毛皮産業に関する調査研究、情報収集及び提供等を実施することに よ り 、毛 皮産業の健全な発展に寄与し、以って国民経済及び文化の向上に資 す こ と を 目的に、理事会を中心に以下の事業活動を行った。 今 期 の 統 一テーマを“癒しとあたたかさ…毛皮と暮らす ”とし、以下の事業 を行った。 Ⅰ . 実 施 事業 (1)JFA ファーデザインコンテスト 2013 の開催 素 材 加 工 セミナーで習得 した知識を具現化する機会の創出、 毛皮製品のデザ イ ン ・ 加 工技術の向上、人材流入による業界の活性化及び毛皮の普及啓発に 役 立 て る ことを目的として、「JFAファーデザインコンテス ト2013」を実施 し た 。 ま た 、作品制作における入選者と加盟社との共同作業、海外研修及び国 際 コ ン ペ ティション への参加を通じて、世界へ通じるクリエーターの育成 の 一 助 に 努 めた。 1) 第 一 次審査会 :デザイン画による非公開審査 日 程 : 平 成 25 年 9 月 13 日 14:00~ 16:00 場 所 : 東 京証券会館第 8 号会議室 デ ザ イ ン 画応募総数:2,038 点(20 点を選出) 審 査 員 : 小西良幸、原由美子、廣川玉枝、アキラナカ(順不同敬称略) 2) 最 終 審査会 フ ァ ッ シ ョンショー形式での公開審査により、6 賞を決定。 期 日 : 平 成 25 年 11 月 28 日 13:00~16:00 場 所 : 時 事通信ホール 後 援 : 経 済産業省、カナダ大使館、デンマーク大使館 (順不同) 協 力 : 国 際毛 皮連盟、 サガ・ファ ー、ア メリカン・レ ジェンド 、ノースアメリカンフ ァーオークションズ(NAFA)、コペンハーゲンファー、香港毛皮業協会(HKFF)、東京 毛 皮 商 工 業協同組合 (順不同) 原 皮 協 賛 :アメリカン・レジェンド、ノースアメリカンファーオークションズ(NAFA) 審 査 員:小西良幸 、原由美子 、廣川玉枝 、アキラナカ 、田居克人(順不同敬 称略) 作 品 制 作 協力:伊 東毛 皮 店 、(株 )江 上 、(株 )大 津屋 、小 部 産業( 株 )、 ( 株 )高 木 ミン ク 、( 株 )高野 初 太 郎 商店 、ツ カ キ(株 )、津田 産 業(株 )、 (有)東京ダイア、中村毛皮貿易(株)、ニチロ毛皮(株)、(株)ネモ フ ァ ー 、日 進 毛 皮( 株 )、( 株 )ハ ヤ カ ワ 毛皮 、( 株 )パ ッ シ ョ ン 、( 株 ) 松 島 毛 皮 店 、 水野 ( 株 ) 、( 株 ) みよ し 毛 皮、 ( 有 ) ロー ズ ・ ウ ィン ド 審査結果: グランプリ 大橋聖平/大阪文化服装学院( 日進毛皮(株)) サ ガ ・ フ ァー賞 ヴェセロバ・ビクトリア/文化ファッション大学院大学 ((株)高野初太郎商店) アメリカン・レジェンド賞 鈴木菜々/杉野服飾大学 ((株)パッション) NAFA 賞 原奈美/中部ファッション専門学校(伊東毛皮店) コペンハーゲンファー賞 HKFF 賞 加藤沙江子/愛知文化服装専門学校 (小部産業(株)) 木村知世/一般((株)ハヤカワ毛皮) 3)周 知 活 動 a.登 竜 門 :新着枠・メールマガジン・締切間近枠 b.繊 研 新 聞:7 月 9 日広告出稿 4)海 外 研 修 ① コ ペ ン ハーゲンスタジオ 日 程 : 平 成 25 年 8 月 4 日~12 日 派 遣 者 :岩澤杏奈さん (2012 コペンハーゲンファー賞 受賞者) ② サ ガ デ ザインセンター 日 程 : 平 成 25 年 9 月 1 日~7 日 派 遣 者 :高 橋夏生 さん、加 藤雪子 さん (2012 グランプ リ及び サガ・フ ァー 賞受賞者) ③2014 香 港インターナショナルファー&ファッションフェア 日 程 : 平 成 26 年 2 月 24 日~27 日 派 遣 者:大橋聖平 さん 、木村知世さん(2013 グランプリ及び HKFF 賞受賞者) 作 品 の 展 示:2013 のグランプリ及び HKFF 賞作品 5) 国 際 毛皮連盟主催の国際コンペティション 「REMIX2014」への参加 平 成 26 年 3 月にミラノで開催された「 REMIX2014」のインターナショナルデ ザ イ ナ ー アワード部門 に、2012 のサガ賞、2013 のグランプリ及び サガ賞 を エ ン ト リ ーし、日本のファーファッションの発信に努めた。審査の結 果、日 本 か ら 2 名のファイナリストが選出され、うち、大橋聖平さんがゴールドプ ラ イ ズ を 勝ち取った 。 (2)素 材 加工セミナー 毛 皮 の 正 確な知識の習得を目的とした「 素材加工セミナー」を全国の 服飾専 門 学 校 、大学 及び団体 33 か 所(受講者数 1,938 名)にて 開催し、日本の毛 皮 産 業 の 基盤強化に 努めた。 (3) ア ク ターズ・プロジェクトの実施 毛 皮 の 普 及 を目的と して、「アク ターズ ・ プロジェク ト」を実 施した。 テレ ビ 番 組 へ の衣装貸出や視聴者プレゼントに毛皮製品を提供し、メディアでの 露 出 を 高 め、消費者に訴求した。 テ レ ビ ド ラマ:1 本 (4) 鑑 定 技術委員会 1) 開 催 報告 消 費 者 保 護を目的として 、毛皮製品に関するトラブル解決に向けて、以下の よ う に 委 員会を開催した。 1 素材鑑定 毛抜け 硬化・破れ 変・褪色 色落ち その他 400 3 6 3 6 合計 418 2) 報 告 書の品番記載について 鑑 定 報 告 書に 1 品番しか記載できなかったが、同じ素材を複数の品番で使用 し 、か つ、1 回の検査で済む場合に限り、複数の品番を記載することを可能 と し た 。尚、検査実施以降の品番変更は認めない。 (5)品 名 統一委員会 消 費 者 保 護を目的として、毛皮素材の表示指針である「毛皮素材の 品名表示 に 関 す る 規定」の見直しやより良い表示を検討し、毛皮製品の信頼確立に努 めた。 (6) 国 際 問題委員会 1) 国 際 会議等 に役員 等を派遣 した。 ① 国 際 毛 皮連盟アジア地区会議 期 日 : 平 成 25 年 5 月 15 日 場所:香港 出 席 者 :水野昌一 ② 国 際 毛 皮連盟アジア地区会議 期 日 : 平 成 25 年 9 月 4 日 会場:東京 出 席 者 :見越好忠、 水野昌一、森明美 ③ 国 際 毛 皮連盟総会 及び FUR FUTURE 会議 派遣 期 日 : 平 成 25 年 10 月 7~9 日 場 所 : ロ ンドン 派 遣 者 :見越好忠 ④ 国 際 毛 皮連盟アジア地区会議 期 日 : 平 成 25 年 12 月 4 日 会 場 : ソ ウル 出 席 者 :見越好忠、 水野昌一 ⑤ 国 際 毛 皮連盟理事会派遣 期 日 :2014 年 2 月 6 日 場 所 : コ ペンハーゲン 派 遣 者 :見越好忠、 水野伸太郎 ⑥ 国 際 毛 皮連盟アジア地区会議 期 日 : 平 成 26 年 2 月 24 日 会場:香港 出 席 者 :見越好忠、 水野昌一 2) 国 際 毛皮連盟理事来日ミーティング開催 期 日 : 平 成 25 年 7 月 22~24 日 2 内 容 : フ ァッション学校・ショップ訪問並びに理事等との懇談 3) ア ニ メーション 「活かそう自然からの贈り物」 の完成 制 作 意 図:太古の昔から現代に至るまで、人間は食糧や衣服として、動物や 植 物 を 採 取し、自然の生命をつないで生きてきました。自然からの贈り物で あ る 動 物 や植物に感謝し、その生命を無駄にしないことが、未来を生きる子 供 た ち に 豊かな地球を引き継ぐためには大切なのではないでしょうか? 4)第 9 回 ファーオブザイヤーの実施 フ ァ ー フ ァッションの向上と毛皮の普及を目的として、様々な分野で活躍さ れ 、 外 面 の みならず 内面共に 「最もフ ァ ーが似合う 人」「毛皮を 愛して頂け る 方」を「第 9 回ファーオブザイヤー」として選考し表彰した。尚、表彰式 は 、JFA ファーデザインコンテスト最終審査会と併催した。 期 日 : 平 成 25 年 11 月 28 日 場 所 : 時 事通信ホール 授 与 者 : 菊川怜さん 賞 品 : パ ールミンクフード付きコート 取 材 社 数 :22 社 5) SCHOOL PILOT PROJECT 「 素 材 加 工セミナー」から一歩進んで、毛皮を使った作品制作の支援を目的 に 実 施 さ れた。毛皮サンプル帳の贈呈(29 校)、ファッションショーで使用 す る 毛 皮 素材の提供 (4 校)及び 縫製の指導者 (3 校)を派遣 した。 6) マ ス ターフーリェ ( 仮称 ) 資格認定制度 毛 皮 の 資 格認定制度の創設を視野に、平成 5 年に発行した「毛皮のすべて」 を 更 新 す る作業に入った。 7)ギ リ シ ャ毛皮業協会との協業覚書署名 期 日 : 平 成 25 年 11 月 28 日 場 所 : 時 事通信ホール (7) ホ ー ムページ委員会 毛 皮 産 業 及び毛皮製品の理解を深めることを目的として、協会活動や国内外 の 毛 皮 に 関する情報を「JFA NEWS」として発信する他、随時ホームページを 更 新 し 的 確な情報提供に努めた。今期、動画のページを開設した。 (8) 哲 学 ・倫理委員会 動 物 か ら 得られる“毛皮”と言う素材を扱う者、業者、業界としての哲学及 び 倫 理 を 、 広く一般 に公開し 、理解を 得 て、“毛皮”の 普及が進 むことを目 的 と す る。ホームページ「倫理・哲学」ページでの情報発信及び、外部から の 問 い 合 わせに回答した。 3 (9)地 球 環境保全・保護運動の推進 地 球 温 暖 化防止のため、「地球温暖化防止国民運動」に参加、運動推進に努 め 、毛 皮 を活用した冬季の省エネルギー対策を推奨した。また、電力需給情 報 に 注 視 し、必要に応じた対策に取り組んだ。 (10) そ の他 1) 素 材 提供:1 校 2) 記 事 協力:1 雑誌 3) 資 料 提供:1 団体 4) コ ン テスト入賞作品貸出:4 校 1 団体 Ⅱ . 理 事 会開催状況 第 5 回 平 成 25 年 4 月 17 日 第 1 回 平 成 25 年 5 月 27 日 第 2 回 平 成 25 年 7 月 8 日 第 3 回 平 成 25 年 7 月 23 日 第 4 回 平 成 25 年 9 月 13 日 第 5 回 平 成 25 年 11 月 28 日 第 6 回 平 成 25 年 12 月 12 日 第 7 回 平 成 26 年 2 月 21 日 Ⅲ . 会 員異動 状況 平 成 24 年度末 社 員数 当期中 増加社員 数 当期中 減少 社員数 平成 25 年 度末 社員 数 59 1 3 57 4
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