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HPN ENDURO WEEK in ALMERIA

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HPN ENDURO WEEK in ALMERIA
この企画はドイツの MSA というツアー会社が HPN の顧客を対象として行ったものであ
る。ドイツではオフロードの走行が禁止されているため、スペインで思いっきりオフロー
ドを楽しもうという趣旨のものだ。
このツアーを知ったのは BMW BIKES の動研の広告であった。見落としそうな小さな写
真に HPN のスタッフとスペインを走ると書いてある。これを見て、いてもたってもいられ
なくなり、とりあえず詳細を聞こうと電話をしてみた。しかし動研が主催しているわけで
はないため、詳しいことはまだ決まっていなかったらしく
・HPN の車両でスペインを走れる。
・レンタル用のバイクは 3 台確保してあるので 3 人まで参加できる。
・誰も申し込んでいない。
という 3 つのことだけがわかった。HPN のバイクでオフが走れるというだけでもすぐにで
も参加申し込みをしたかった。しかし参加できるかどうかもわからない、でもすぐに定員
は埋まってしまいそうな気がする…いろいろ考え、それじゃあ参加するしないはあとで決
めるとしてとりあえず予約だけということにしてもらった。それからちょっとして電話が
あり、次のことがわかったという。
・他の参加者は全員ドイツ人
・ある程度のオフロードの経験が必要
・現地集合・現地解散
しかもこの時点では他の日本人の申し込みはないという。私は英語が全くダメだ。一人
と言うのはちょっと心細い。オフロードの経験は小さなモトクロッサーでコースを遊び程
度に走ったのと R100GS と XR250 で林道を走った位でしかない。ギリギリになるまでさん
ざん迷った。しかし、こんな機会は 2 度とないかもしれないし、英語はなるようになるだ
ろう!と思い参加申し込みをした。幸い休みもなんとかとる事が出来た。
直前になって動研からも一人参加するということがわかった。やはり、全く知らない言
葉も通じない土地では他にもう一人いればとても心強い。最初は期待よりも不安でいっぱ
いだったものの、出発が近づくにつれ期待する気持ちのほうが大きくなっていった。
● 5 月 17 日(金曜日)
11 時に成田に到着。ロビーで DATZ 所沢の細沼氏と待ち合わせていた。成田からローマ
へ飛び、ローマで乗り換えてバルセロナへ向かう。ローマの空港ではぐれてしまうという
ちょっとしたトラブルはあったが、無事にバルセロナへ辿り着くことが出来た。空港へは
安藤社長が車で迎えに来ていた。この日はもう夜遅かったのでバルセロナ市内にある動研
のアパートに泊めていただき、次の日アルメリアへ向かうことになっていた。
● 5 月 18 日(土曜日)
バルセロナからアルメリアへは安藤社長の車で移動する。7 時半アパートを出発。仕事が
あるとのことで最初に動研ヨーロッパの事務所に向う。周りには工場が立ち並ぶ。コンク
リートブロックを積み上げただけの建物であったが、地震が少ないからこれでも良いらし
い。
高速に乗り、ガソリン入れるためにサービスエリアに入った。とても日差しが強くスペ
インに来た!という実感が沸く。車はそれほど多くなく、スムースに流れており、一番左
の車線を 150∼170km/h で巡航することができる。
半分くらい来たところで昼食のためサービスエリアに入る。好きなものをトレイに乗せ、
最後にお金を払う。このトレイが日本でみるものの倍近くの大きさで、調子に乗っていろ
いろ乗せていたら 24EUR にもなってしまった。サービスエリアはさすがに高い。
高速を降り地図を見ながら進むと、
「San Jose 11km」の看板が見えてきた。この San Jose
という町の入り口にホテルがあるらしい。周りはあまり草木はなく荒涼としている。あっ
ても背の低いものや巨大なサボテンばかりだ。景色のいいところを見つけて車を止め、写
真を撮る。
15 時半頃、ホテルに到着。チェックインを済ませ部屋に入り、荷物を降ろして一息つい
た。ふと部屋の窓から外を見ると、黄色い R1150GSRR が止まっているではないか。ちょ
うどトレーラーから下ろしたばかりらしい。裏にまわり、写真を撮らせてもらい、いろい
ろと説明をして貰った。100 馬力あるからパワーは十分だ、という。これから早速走りに行
くようだ。1150GSRR の排気音はドカティにカーボンのテルミニョーニのマフラーをつけ
たような低くてイイ音だった。
ホテルの地下はガレージになっており、すでに何台もの HPN が止まっていた。これは壮
観であった。それだけで興奮して一台一台、なめる様に見る。奥の方には Sport と Basis
が置かれていた。これは HPN のもののようなので、おそらくこれがレンタル用の車両なの
であろう。その隣には新車みたいな白とブルーの Sport も止まっている。納車されたばか
りのようだ。写真を撮っているともう一台綺麗な Sport が入ってきた。そのオーナーに自
己紹介をする。彼はハーマンと言い、コックをしていると言う。Sport は今週納車されたば
かりだそうだ。
まだ時間があるようだったので、ホテルの Bar でビールを飲んでいると、HPN のペッパ
ール氏が現れた。2500km、ドイツから車で走ってきたそうだ。
そのうち人が集まり始め、7 時からエントリーが始まった。一人ずつオフロードの経験な
どを聞かれ、アルメリアの周辺地図やコマ図やステッカーを渡される。コマ図を使うどこ
ろか見ることすら初めてなので、ペッパールに読み方を教えてもらい、テープでつなぐの
を手伝ってもらった。
9 時から Bar で夕食。この Bar のマスターのラルフも明日から一緒に走るらしい。最初
の夜だから期待していたのだが、サラダ・パン・豚肉にコーヒーとシンプルなものだった。
この夕食後は次の日に備えて早めに就寝。
● 5 月 19 日(日曜日) - 走行距離 135km
7 時半起床。マップホルダーにコマ図をインストールする。コマ図は初めてなので逆に巻
いてしまった。ヘッドライトにはセロハンテープを貼る。ストーンガードの代わりだ。
朝食はパンとハムとチーズ、コーヒーと紅茶。
コースは決まっているが、昼食の場所まではいくつかのグループに分かれて走る。
私のグループは細沼氏と 1150GSRR に乗るガイドのノルバートの 3 人。出発前にペッパ
ールから GS の操作の説明を受ける。
10 時半頃出発。ホテル脇のダートを入っていく。走り出して 5 分もしないうちに 30cm 位
の段差に引っかかってしまった。一人では引っ張り出せず、しばらく格闘していたらノル
バートが戻ってきて手伝ってくれた。こういうときは体重を抜くんだ。。とジェスチャーを
交えて説明してくれた。
こんなんでこの先ついていけるのだろうか・・・とても不安に
なる。下はフカフカの砂利道でデカイサボテンやら枯れた木が倒れて道を塞いでいる。
先を行くノルバートが止まっていた。どうやらタイヤが巻きこんだ石がリアのブレーキ
キャリパーにヒットしてステーが折れてしまったようで、キャリパーぶら下がっていた。
このままこれ以上走るわけにはいかないのでホテルに戻ることにする。
ノルバートがペッパールにステーが折れたことを伝えると、ペッパールは金鋸で 5mm 厚
のアルミ板を切り、穴をあけてタップを立ててすぐにステーを作り始めた。これは写真を
撮っておかねば、と思いウェストバッグのポケットを探るとカメラが無い!! 全てのポケ
ットを探ってもどこにもなかった。途中のサボテンにでも引っ掛けて落として来たのかも
知れない。ノルバートに話すと、じゃあ俺が見てきてやるから待ってろと言い、TLR200
に乗って探しに言ってくれたが結局見つからなかった。愛用のカメラだったが、無くした
ことよりこの先写真が撮れないことの方がショックであった。
他のグループから遅れを取ってしまっている為、少し舗装路を走る。またダートに入る
が今度は締まったフラットダートで走りやすい。ノルバートがリヤを降りながら加速する
のが土煙の向こうに見え、自分もアクセルを開けるが全く追いつかない。どうしてもコー
ナーが怖くて思いきって開けられないのだ。
大分遅れて予定の海辺のレストランにつくが、店のトラブルでここでは昼食が取れない
らしい。先に来ていたメンバーは既にビールを飲んで待っていたようだ。ここで MSA のス
タッフから、「途中でこれを拾ったけどこれはお前のか?」 といってカメラを渡された。
間違い無く落とした私のカメラだった。あのあと同じ道を走ったメンバーが見つけて拾っ
ておいてくれたらしい。感謝!!
他の店を探すためすぐに出発。途中、海を見下ろせる場所で記念写真を取る。真っ青な
地中海に雲 1 つ無い空。これを見られただけでも来た甲斐があったと思う。
「モーターサ
14 時半頃、ビーチの前のいくつか並んだレストランのひとつでやっと昼食。
イクルビアだ、飲んでみろ。」とグラスを渡された。サイダーでビールを割ったものらしく、
さっぱりして旨かった。全員サラダとパン、ミネラルウォーターとビールだけとみんな簡
単な食事なのが意外だ。
昼食後は Rally Sport に乗ったドイツ人も加わり、4 人になった。フカフカの砂地で少し
コツが解って走れる様になってきたけど、やっぱりちょっと怖い。砂地を抜けると結構ガ
レて来て、バイク一台やっと通れるような場所。左側は岩、右側はなにもない。なんとか
無事に通りぬけたが、後ろを走っていたドイツ人が来ない。心配していたらトコトコ走っ
て来た。途中の岩に引っかかっていたようだ。あとで聞くところによると、一人バイクご
と 3m ほど落っこちたらしい。幸いバイクも人も無事だったそうだ。細沼さんと、とんでも
無いところに来ちゃったね、と話しをするが来て良かったと思っていた。全くの初心者で
ついていくのがやっとだけど、楽しい。本当に楽しい。走っている間も顔がニヤけてしま
う。
フラットダートで気持ち良く走っていると突然大きな凹みが現われ、コケる!!と思っ
たが避ける間もなく突っ込んでしまったが、腹を擦るだけで済んだ。途中で細沼さんの乗
るスポーツと交換してもらった。サスが長く、ホイールベースも長いのでとてもスリムに
見える。でも足が…足がつかない。身長は低い方ではないけど、つま先がやっとつく位だ。
それに Basis に比べるとハンドルが狭く、目線も高くなるので慣れるまでは少し怖い。
だんだん道が無くなってきて、麦畑に入ってしまった。こんな所走ってイイのだろうか?
そこを抜けるとホテルへ行く舗装路に出た。
ホテルへ戻ると Bar でミーティングだ。ノルバートが今日の出来事、明日の予定などを
話しているようだが、当然ドイツ語なので何を言っているのかさっぱり。ビクターが横に
来て英語で説明してくれた。
「2 人は頑張ってるのは解ったからもう少し抑えて走りなさい」
と言っていたらしい。
ミーティングのあとそのまま夕食となる。サラダ、パン、肉、デザート、コーヒーか紅
茶と昨日と同じ簡単な夕食。コーヒーのブラックは小さなグラスに入っていてかなり濃い。
カフェソロというらしい。12 時頃就寝。
● 5 月 20 日(月曜日) - 走行距離 152km
9 時に朝食をとる。今日は他のホテルへ移動だ。トランク等は MSA のバンで別に運んで
くれる。昨日と同じメンバーで 10 時 30 分スタート。水の無い川を走る。もう何年も水が
流れていない川底は、石や雑草で結構荒れており、テレビだの自転車の残骸だのが落ちて
いた。こういうところは日本とあまり変わらないのだ。
横に地中海が見えるフカフカの砂の道になる。タイヤをとられて一度変な方向を向いて
しまうと立てなおすのが大変。まっすぐ進むことさえままならない。でもノルバートは何
事もないかのように走って行く。どうしてただ砂の上を走るだけなのにこうも違うのだろ
う?しかもあっちのが重いマシンなのに。
走りやすい道に出たところでちょっと休憩。みんなビデオやデジカメで記念写真を撮っ
ている。この先は固く締まったフラットダートで、左手に海が見える道を結構な速度で走
ることが出来る。ラリー気分が味わえた。しかし、この道はあまり長くなくすぐにアスフ
ァルトの道に出た。ノルバートはコースがわからないのか、ここで少し止まって後続のグ
ループを待ち、他のスタッフと相談している。わかったらしく、すぐに出発。
工事現場に入り、そこを抜けると砂浜にでた。砂はさっきよりも深そうである。ノルバ
ートのあとをついていくが、さっきよりさらに走り難く四苦八苦。もうすぐ終わりかなー
というところでノルバートが引き返して来た。どうやら行き止まりらしい。またこの砂浜
を戻るのか…。そのタイヤは良くないからもっと水際を走れといわれ、波打ち際を走った
があまり変わらないどころか砂に埋もれた岩に引っかかってしまい動けなくなってしまっ
た。先に砂浜を抜けていたノルバートと細沼氏に後ろから押してもらい、やっとのことで
砂浜を抜けてホッとした。うーん…迷惑をかけてしまっているようで申し訳無い。結局ま
たもとのアスファルトの道に戻って近くのガソリンスタンドによって、燃料を補給する。
このあと近くに見える山に登るらしい。
山に向かう途中街中を抜けるが、結構大きな街で交通量も多い。派手なウエアに派手な
バイクの 3 人組は街行く人に注目を浴びてちょっとテレる。こっちは大きなバイクよりも
50cc 位のスクーターが多いようで、高校生くらいの若者がスクーターで走っているのを良
く見かけた。
道幅は 3~4m のフラットダートが続く。当然ガードレールは無く、ミスすればそのまま
落ちることになる。だからコーナーおっかなびっくり。必要以上にスピードを落としてゆ
っくり曲がるのでノルバートと細沼氏からは離れていくばかり。でも時々止まって待って
いてくれる。山の真ん中あたりでちょっと撮影&休憩。眼下にはさっき走って来た街が広
がり、空は雲ひとつない青空!となりには HPN のマシンが 3 台もある。最高の気分。飽き
ずに同じような写真を何枚も取りまくる。
山頂に近づくにつれ道幅は 2m 以下と狭くなり、小石が浮いていて走り難い路面になって
きた。石に前輪を取られながらも走って行くと、細沼氏が小石で滑ってクラッシュしてし
まっていた。ヒザを痛めてしまったようで心配したが、自分でマシンも起こせたのでちょ
っと安心。マシンの方はヘッドカバーが割れてオイルが漏れてきていた。ノルバートは先
に行ってしまっており、連絡をとる方法もないので後続グループがくるまで待機すること
に。10 分もしないうちに後続グループが来る。
ミュンヘンでバイク屋をやっているフリッツの GS のエンジンガードにはヘッドカバー
のスペアがとめてある。さすが GS 乗り!このスペアのカバーを借りた。細沼さんにお前は
休んでいろと言い、オスカーがあっというまに交換してしまった。彼は BMW Williams で
メカニックをやっているそうだ。交換している間、他のみんなはそのまわりに集まって写
真を撮ったり、ビデオを撮ったり。しかしスペアを持ってる人がいて良かった。車も入っ
てこられないような山の上で動けなくなることを考えるとぞっとする。
山を越えるとアスファルトの下りになり、ちょっと走ると山の上にあるちいさな町にで
た。ここで昼食をとる。ペッパールやアルフレッドの家族達たち車組は先について待って
いた。サラダとでっかいパンとコーラ。サラダは何処へいっても同じタマネギ・オリーブ・
レタス・トマト・ツナのシンプルなものだ。これにオリーブオイル・ビネガー・塩をかけて
食べる。日本ではあまりサラダは食べないのだけど、スペインのこのサラダはいくらでも
入る。誰かがエスカルゴを注文し、勧められたがどうも躊躇してしまい結局食べられなか
った。
さぁ出発というところでちょっとしたトラブル発生。ノルバートの 1150GSRR のバッテ
リーがあがってしまった。ワークスマシンだからちょくちょく止まるようなツーリングに
はやはり向いていないのであろう。幸い坂の多い町だったので、惰性で難なく始動させる
ことが出来た。
またすぐダートに入るが今度はフラットで走りやすい。ひたすら山を下る。ずっとスタ
ンディングで走っていたのだが、ヒザが痛くなり立っていられなくなってしまい座って下
ることした。こういうことになれていないからだろうか?それとも日ごろの運動不足のせ
い?トリップメーターを見るとホテルを出てから 140km、予定ではあと 10km 位のはず。
もうすぐホテルにつくだろう・・・なんてことを考えているうちにまた小さな町にでた。
目の前を数 10 頭のヤギを連れた老人が横断している。全てのヤギが通りすぎるまで道の
端で待つ。のどかでほっとする風景だ。昨日泊まった町に比べで回りに緑が多いので余計
にそういう印象を受けるのかもしれない。
ホテルは長い坂を上がった高台にあった。このホテルは小さな建物が何棟もならび、そ
れぞれが部屋になっているようだ。テラス・キッチン・リビング・ベッドルームが 2 部屋
あり、さらにはその前にバイクを止めておけるのだ。どの建物も 2 人か 3 人ずつ泊まるよ
う割り振られていて、私は細沼氏とスイス人のディーターと同じ部屋となった。とりあえ
ずシャワーを浴びて、汗とホコリでドロドロの身体を洗い流す。ミーティングまでの時間
はプールで泳いだり、本を読んで過ごす。
外でのミーティング後、夕食。昨日のホテルよりもちょっと豪華な雰囲気だけど、出て
くるものはあまり変わらずスープがついただけであった。この日の夕食は面白い話しを聞
くことが出来た。私達を先導してくれたノルバートは、パリダカールラリーにライダーと
して実際に何回も出ており、マラソンクラス 2 位・総合 9 位の実績を持っていた。91 年は
ホンダのドミネーター、97 年は KTM で走り、さらに 2001 年は BMW のチームマネージ
ャーだったと言う。ドミネーターで走ったときはマシンがクラッシュしてしまい、砂漠を 2
日歩いたそうだ。「1 日目はひたすら歩いて一人で寝て、2 日目には飛行機が水と地図を落
としてくれた。途中でトラックに拾ってもらうが、そのトラックもすぐにクラッシュして
走れなくなってしまった。さんざんな思いをしてやっと辿り着いて、こんなレースには 2
度と出ないと思ったよ。」と笑う。1 回目にそんな思いをしても止められないほど面白いも
のなんだろう。
気になっていた BMW と KTM では KTM の方が軽いと思うが、どちらのマシンの方が良
い?という質問をしてみた。すると「確かに BMW は重い。しかしボクサーエンジンがあ
るから BMW の方が良い」とのことだった。もっと詳しく聞きたかったけど、英語がまっ
たくと言って良いほどしゃべれないので他には大した質問も出来ずとてももどかしい思い
をした。次に来るときまでには英語を勉強しておかないとダメだな。それでも最初はおっ
くうだった英語も大分慣れてきて、かなりジェスチャー交じりではあるが英語でコミュニ
ケーションをとれることがとても楽しくなってきた。
もっといろいろ話しを聞いていたかったが、猛烈な睡魔に勝てず、12 時半にベッドに潜
り込み泥の様に眠る。
● 5 月 21 日(火曜日) - 走行距離 234km
8 時半頃起床。ここの朝食はバイキングになっていた、といってもやはりパンとハムとチ
ーズというシンプルなものであるが。それでもスペイン風の砂糖のついたパンや、生ハム
など、バリエーションはあったのでうれしかった。
安藤社長は先に帰国するとのことで、また車でバルセロナに向かった。細沼氏はヒザが
まだ本調子ではないため、大事を取って今日はホテルで休む。そのため私は KTM の 520
にのる MSA スタッフのカールハインツと 2 人で走ることになった。
まず近くのガソリンスタンドまで走り、満タンにする。こっちはガソリンも安いのかと
思っていたが、計算してみると日本と大して代わりは無いようである。先に来ていたノル
バートとアルフレッドが 1150GSRR を押しがけしている。毎回あれでは大変だろう。バッ
テリーは充電出来ないのだろうか?
ガソリンスタンドへ出て山へ向かう。100km/h 位で走っていると、後ろから飛行機のよ
うな音が聞こえる。次の瞬間、爆音に変わったと思うとノルバートとアルフレッドが、か
なりの速度で横をふっとんでいった。雑誌に掲載されていた、KTM に乗る P.G.ランドマー
クが BMW に抜かれたときの話しを読み、その場面を想像していたのだが、速度域は全然
違うもののそれと同じような体験をしてしまい一人で興奮していた。
山に入ると昨日とはうってかわって緑が多く、林と呼べるくらい背の高い木が生えてお
り、その間のフラットダートを走るようなコースだ。道の脇に水が流れているところも何
箇所かあり、道が濡れていた。カールハインツは私に合わせてゆっくり走ってくれるため
とても走りやすいのだが、途中で止まることがないので写真はほとんど撮ることが出来な
いのが残念だった。1 つ山を越えると平地に出た。脇に線路が走る麦畑を抜け、数年に一度
だけ川になる溝を走る。脇に落ちる心配もなく、安心して飛ばせるのでとても気持ちが良
い。
二つ目の山を上っていると前を走るグループが止まっていた。工事の為に道が分断され
ているのだ。その端の方に申し訳程度に人が通れるくらいのスペースがあったので、何人
かで落ちない様にサポートしながら 1 人ずつゆっくりとバイクで通る。またひたすらガー
ドレールの無いダートを登っていくと、かなり上がったところで舗装路に出た。
道幅 4m 位の舗装路のワインディングが麓まで続いており、車も結構走っている。砂が浮
いている個所が多くて恐ろしい。途中のコーナーで MSA のカメラ班がビデオを構えていた。
昼食はガソリンスタンドの中にある Bar でとる。コーラ、パン、サラダ、ウサギ、パス
タ・豆・タコ・貝・海老のスープといつになく豪華でみな良く食べていた。ウサギの肉はなる
ほど話しに聞くとおり鳥の肉に似ていて美味い。1 羽・2 羽と数えるわけが良くわかる。ス
ープはカレー色だったか味は単純な塩味。具が多いので結構なボリュームだ。隣りからラ
ム肉とニンニクのスープも貰ってお腹いっぱい。ディーターからコーラは水で割って飲む
と甘くなくてイイよ、と教えてもらったので早速やってみる。確かにさっぱりしてウマイ。
私はこれがすっかり気に入ってしまい、日本に帰ってきてからもコーラは水割りで飲んで
いる。
昼食後はまたグループごとに別れて山を登る。林の中を抜ける同じような道をえんえん
登っていく。半分くらい登ったところでガソリンがリザーブに入ってしまい、かなりあせ
った。この先、それほど距離は無いはずだからガソリンは持つだろうとわかっているのだ
が、やっぱり不安だ。
前を走っていたグループが突然、横の林に入り道の無いかなりの急斜面を登っていった
が、私達はそのまままっすぐ進む。急斜面のヒルクライムの方が面白そうだったが、私が
最初に初心者であまり経験がないといったので気を使ってくれていたのだと思う。でもち
ょっと残念だ。頂上まであがると、他のグループは既にみんな待っていた。ここで少し休
憩。持っていた GPS の高度計は 2300m を指していた。その後ホテルのある町に出るまで
つづら折れの道がずっと続いていた。砂利もなく土が剥き出し道で、伐採作業の車なんか
も登ってくるようだ。
5 時半ごろホテル着。かなり疲れていたので、シャワーを浴びるとベットに倒れこむよう
にして眠ってしまった。目を覚ますと、テラスでは何人か集まって酒を飲んで雑談しなが
ら明日のコマ図をつないでいた。私もバカルディのコーラ割りを貰い、話しの輪に加わる。
そのうちどんどん人が集まってきて、ミーティングはテラスでやることになった。明日の
コースは簡単だとの説明があったので少し安心。
夕食後、プールサイドに大きなスクリーンをセットして BMW が 1985 年と 2000 年にパ
リダカで優勝したときのビデオの上映会があった。パリダカでのバイクの様子は TV ではあ
まり放送されないので、こういうのは嬉しい。1985 年の映像はさすがにガストンライエが
若い!まだスリムだ。2000 年の方は 1985 年のパリダカに比べるとスピードというか走り
のレベルがさらに高いような印象を受けた。あの巨体が砂の上をすべる様に走って行くさ
まは何度見ても興奮してしまう。コーナーは走り抜ける場面などは見ているだけでも気持
ちがイイ。
● 5 月 22 日(水曜日) - 走行距離 152km
細沼氏のヒザも回復したので、またカールハインツの先導で 3 人で走るようだ。カール
ハインツの KTM のタイヤを交換し、出発。最初にガソリンスタンドに向かう途中で突然ガ
ソリンが来なくなって止まってしまった。リザーブにしてもダメなのでガソリンがないわ
けではない。振ったりホースを抜いてみたり、いろいろやってるうちにガソリンが流れ始
動するようになったが、結局原因不明であった。なんだったのだろう?
今日もまた山登りだ。土剥き出しのフラットダート。先を走る細沼氏がときどきバイク
を降り、カメラをこちらに向けて写真を撮っている。頂上辺りの見晴らしの良いところで
少し休憩した。雲が下のほうに見え、その下にはトマト栽培のビニールハウスが広がって
いた。物凄い数だ。ただのビニールハウスもここまで来ると壮観であった。スペインの人
達はそんなにトマトを食べるのだろうか。
つづら折れのダート、川の跡を走る。この川はゴミはないものの、大き目の石がごろご
ろしていて走りづらく、カールハインツと細沼氏からどんどん離されて行く。やっと追い
ついと思ったら、前を走っていたグループも止まっていて、スペイン人となにやらモメて
いるようだった。そのスペイン人は、手に鳩みたいな鳥を持って怒っている。俺の鳥をお
前がハネたんだ!と言ってる様に見えるが、スペイン語でしゃべっているので何が何やら
さっぱりだ。ノルバートやディーターがいろいろ話しているが、一向に埒が明かないので
無視して先に進むことにしたようだ。後ろを振り向くと、怖い顔したスペイン人がジムニ
ーに乗って追いかけてきた。まぁこっちはバイクだし、道幅は車がやっとすれ違えるかど
うかという程度で横はガケ、彼がいくら地元の人間でも追いつかれはしないだろうと思っ
ていたのだが甘かった。あっというまに追いつかれてしまい、また車を降りて文句を言っ
てきた。もういくら話してもしょうがないことはわかっているから、また無視して先へ進
む。ジムニーの彼もまたついてくる。とうとう昼食をとる Bar にまでくっついてきた。Bar
の中にまで入ってきて文句を言っていたが、しばらくすると諦めて帰ったようだ。ディー
ターが He is crazy. と言ってため息をついていた。
初めて自分で注文したのだが、聞いて貰えなかったらしくいつまで経っても出てこない。
ラルフに頼んで注文しなおしてもらい、やっと昼食にありつくことが出来た。店を出ると
バイクの前に車が並んで止めてあってわずかな隙間しか開いていないため、注意しながら
やっとのことでバイクを出す。その様子を店のおばさんたちは笑いながら見ていた。日本
ならば、店員が慌てて車の持ち主を探しにいくだろう。全てがのんびりしているがそれが
心地イイ。止まっていた車は 2 台とも古いランドローバー。詳しくないので良くわからな
いが、形を見ると 70 年代くらいのものに見える。スペインでは同じような古いランドロー
バーが現役で使われているのを良くみかける。こういうこともなんとなくホッとする。
町からオリーブの畑を抜けて山へ入る。何 km かアスファルトの道が続くがやっぱり砂が
浮いていてズルズルすべる。ダートへ入ると水の流れたあとや石で結構ガレていたが、そ
こを抜けると広いフラットダートにでた。アクセルを思いっきり開けられる。
Hotel へ着くと細沼氏は町へ買い物と写真を撮りに言った。私はウェアを脱いで乾し、テ
ラスでディーターとバカルディを飲む。
これからハム工場へ行くからいっしょに行こうと声を掛けられ、ペッパールの車に乗り
こみ毎朝ガソリンを入れるスタンドの前にある生ハム工場へ行った。車を降りるとシェパ
ードが出迎えてくれた。ドアを開けるとなかには天上一面ハムが吊るしてあった。豚のモ
モから足までが丸ごとで、どれも 10kg 位ありそうだ。1kg で 7 ユーロと安い。スペシャル
と呼ばれるものが 24 ユーロ。ビクターから、バルセロナ辺りまで行くと同じ物が 100 ユー
ロ位になるよ、と教えてもらった。買って帰りたかったが、検疫で引っかかりそうなので
諦める。みんなが買い物してる間、外でシェパードと遊んでいた。とても人なつっこくて、
シャツを引っ張って遊んでくれとせがむので、近くに落ちていたアーモンドの実を投げて
やると走って取りに行く。もっとも取りに行くだけで持ってきてくれるわけではない。そ
の後、工場の中を見学させてもらった。丸ごと何匹もぶら下がっている豚やヘチマのよう
なソーセージなどがぶら下がっていて迫力がある。最後にサラミを試食してホテルへ戻っ
た。
私は細沼氏の Sport を借りて町に買い物へ行った。小さな町で店はほとんど閉まってい
た。雑貨屋のような店を見つけ、ビネガーチップスを買って帰る。テラスではまた酒盛り
が始まっており、そこで細沼氏がビクターに日本語を教えている。紙に「あ」から「ん」
までを書いて本格的にやっているようだ。「どないやねん」「おおきに」などという単語を
教えていたから、関西弁をしゃべるドイツ人になりそうだ。
夕食のあとは上映会。カメラ班の 2 人がバイクで世界一周した時のビデオと MSA の KTM
ツアーのビデオだった。KTM のツアーでは BMW ではエンジンが引っかかって走れないよ
うなところを走っていた。他のメンバーは上映会のあとも飲んでいるようだったが、眠か
ったので先に部屋へ戻った。
● 5 月 23 日(木曜日) - 走行距離 245km
今日は最初のホテルへ戻る日なので、トランクをバンに積みこむ。先導してくれるのは
ラルフだ。ダートへ入るまでの舗装路が結構長かった。この舗装路をラルフは 400cc にモ
トクロスタイヤを履いているとは思えないような速度で走る。あっというまに見えなくな
ってしまった。あとで聞いたら 140km 位で巡航していたらしい。
オレンジ畑を抜けて山へ入る。畑でラルフがバイクを止めてオレンジを取ってきて、細
沼氏のザックに詰めていた。小さな川にでる。珍しく、少しだけ水が流れていた。コース
がはっきりわからないらしく、何度も引き返しながら先へ進んだ。相変わらず後ろからゆ
っくりついていくが、道がわかれるところでは必ず止まって待っていてくれる。
つづら折れの下りを抜けると、車が 3・4 台並んで走れそうな幅の広い川の跡に出た。実
際、車が走るらしく道らしきものが出来ている。両側は高さ 2m 以上あるコンクリートで囲
われている。大きな橋もあったが、これが無ければ川とは解らないようなところだ。ゴミ
や石、フカフカの砂で走り難い。すぐにラルフ達は見えなくなってしまった。途中、上の
道路に出られる道があったのだが、誰もいなかったのでずっと走って行った。すると道は
どんどん狭くなり、両側は岩になり、ついには獣道のようになってしまった。そこに水溜
りがあり、その周辺の土は湿っているのだが、タイヤの跡は無かった。しまった!どこか
で道を間違えてしまったらしい。慌てて今来た道を戻る。コースになっていそうな道に入
ってみたが、行き止まりのゴミ捨て場であった。他に考えられる道もいくつか入りしばら
く走ってみたがどうも違うような気がして、引き返して来た。結局、大きな舗装路に出て
地図と GPS で地図を確認。とりあえずホテルの方向に向かってみることにした。不安では
ったものの GPS があればなんとかなる、という気持ちもあり、それほど慌てずにいられた。
10km 位走ったころだろうか、ノルバートとカールハインツがこっちへ向かってくるのが見
えた。2 人の案内で近くのガソリンスタンドへ。他のグループのメンバーも皆そこで待って
いた。分岐点で 2 人は待っていたらしいのだが、私が見落としてしまったらしい。
舗装路のワインディングを走り、両側に背丈ほどもある草が茂るダートに入る。大きな
石もなく、いいペースで走れる。草がなくなり、視界が開けると高さ 2・30cm のコブが 10
mおき位に現れた。ときどき深くえぐれているところもあってガリガリとオイルパンを擦
ってしまうが、とても楽しめる道だった。すぐに終わってしまったのでもう一度引き返し
たいくらいだ。
大きな道沿いにある Bar で昼食。ラルフはここで先に帰ってしまうらしい。他のグルー
プに入って走るのだと思っていたのに、昼食を食べたら細沼氏と 2 人でホテルに戻れとい
われる。もう少しダートを走りたかったのに…残念。
帰りは少し不安だったが、迷うことなくホテルに辿り着くことが出来た。みんなが帰っ
てくると、全員最初に渡された T シャツを着てホテルの横で集合写真を撮った。そのあと
はミーティング、夕食、上映会。上映会はカメラ班の 2 人が KTM の 640 アドベンチャーR
で中国を走ったときのビデオだった。
● 5 月 24 日(金曜日) - 走行距離 190km
この日はカールハインツ、細沼氏の他にラリースポーツに乗るドイツ人が加わった。
舗装路をフェンスを隔てて並行して走っている道を走る。高さ 10m 位の大きなアップダ
ウン連続している。下りでスピードを落とさずに突っ込むとオイルパンを擦ってしまう。
そこから荒れた山道に入る。水が流れた跡や大きなひび割れのあり、油断しているとそれ
らに引っかかって転びそうだ。あれた登りが続くが、頂上付近で突然舗装路になった。ど
こから来たのか、老人が犬を連れて散歩なんかしている。山頂で少し休憩し、同じ道を戻
って山を下った。登ってくる車にぶつかりそうになり慌てたが、車の運転手は笑ってこっ
ちを見ていた。のん気なもんである。さらに下ると広い舗装路に出たが、その道を横切っ
て向かいのオフに入っていく。
ここが今日のメインのダウンヒル。高さ 20m くらいの高低差がある。上から見ると壁の
ようだ。ここを一人づつ下る。私は自転車のダウンヒルのつもりで腰を引いたら、ブレー
キが踏めなくなってしまい、ほとんどノーブレーキで下って怖い思いをした。先に下りて
いたメンバーにブレーキをかけなきゃダメだよ!と怒られた。大体無事に降りてこられた
が、私のあとに降りてきたアルフレッドは坂の途中で転んでしまった。見ていた皆は大喜
び。すかさずカメラに収めていた。
そのあとは両側が高い岩、下は砂地でところどころ水が溜まっている広い道だ。何故か
磯のような匂いがする。
昨日と同じ店でサンドイッチとコーラの昼食をとる。
ホテルへ戻るまでの道は一日目と同じ場所で麦畑の中を走るコースだった。ホテルへ戻
る前にガソリンスタンドに寄って洗車をする。高圧の水をかけると 1 週間分の汚れがみる
みる落ちて新車のようになった。
ホテルへ戻ると先に戻ってきたメンバーのバイクをトレーラーに積み始めていた。バン
とトレーラーに 11 台のバイクが全部入ってしまう。それを見ると今日で終わりだという実
感が沸いてきて急に寂しい気持ちになってしまった。最後なのでミーティングも無い。夕
食までの時間はプールサイドでアルフレッドの息子と細沼氏とキャッチボールをして過ご
した。
夕食はパエリア。最後の日の特別メニューらしい。食事しながらペッパールとビクター
が最後の挨拶をした。さすがにすぐ寝る気にはなれず、夕食後も Bar の外で遅くまでみん
なで飲んでいた。部屋に戻る前には一人一人と握手してお礼をいい、いつかの再開を約束
した。
● 5 月 25 日(土曜日)
朝起きると、ビクター、カールハインツ、ディーターはすでに出発したらしくいなくな
っていた。朝食を食べて、荷物をフロントに預けて町に買い物に出かけた。といっても小
さな町なので大した店はない。スーパーやみやげ物屋が 200m 位の通りに並んでいる。
ホテルに戻ってからも時間はたっぷりあったが、部屋にも入れないためホテルのプール
の脇で本を読んで時間をつぶした。アルメリア空港へどうやっていこうかと考えていると、
ハーマンから「美味いアイスクリームを食べに行こう。そのまま空港まで送っていってや
る。」と言ってくれたのでそれに甘えることにした。
車に荷物を積み、ビーチの前にあるアイスクリームショップに行く。アイスを食べなが
ら話しを聞くと、ハーマンは HPN を 2 台持っていて、今回乗っていた Sport のほかにも
Rally Sport をもっているとのこと。さらにツーリング用に R1150GS と KTM も持ってい
るらしい。うらやましい限りである。最後に景色の良い岬やビーチに案内してくれて、空
港まで送ってくれた。
● 最後に
素晴らしいツアーだった。”Enduro Week”と言う名前の通り、1 週間ひたすらオフロード
を BMW で走るというだけのツアーであったが、日本では探しても見つからないシチュエ
ーションばかりで、イヤというほどそのスケールの大きさを堪能することが出来た。GS 乗
りならどんなレベルの人が行っても最高の経験ができると思うし、オフロードは全く初め
てと言う人でも楽しめるだろう。私もこれをきっかけにオフロードの楽しさを再認識した。
私以外に参加者が一人もいなかったのは、日程の問題もあるが、知らなかったと言う人
も結構いたそうだ。MSA のスタッフに聞いたところ来年もこのツアーを開催するそうなの
で、時間が取れるならば、いや無理に時間を作ってでも参加をお勧めしたい。参加者はみ
な BMW でオフロードを走ることがなによりも好きな人達ばかりだ。英語がしゃべれる人
ならば、GS やオフの話しで盛り上ることが出来るだろう。もちろんバイクに乗らない人も
参加が可能で、今回も家族連れで来ている人もいた。
行く前にはいろいろ心配することがあったが、行ってしまえばどれもこれも些細な問題
で楽しい思いでばかりとなった。思いきって参加して本当に良かったと思う。安藤さん、
細沼さん、スペインで出会った方たちには本当にお世話になった。心から感謝したい。
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