ゲームアプリのプログラミングとの出会い

このコーナーは、
「やりたいことが見つからない」
と悩んでいる高校生へのエール。
ふとしたきっかけから、
自分のやりたいこと=未来を見つけた高校生たちのストーリーをご紹介していきます。
きっかけをつかんで、
未来へと一歩踏み出そう!
高橋和太郎さん 東京・成城学園高等学校2年
ゲームアプリのプログラミングとの出会い
ゲームはずっとやる側でした
作る側になるとは思わなかった
Technology )
の知識やスキルを現役大
うに、
と進路を考えるようになりました」
と
学生メンター(インストラクター)
から学べ
高橋さん。現在の進路志望は、情報系
る、
実践型プログラム。
ここでプログラミング
の学部がある大学。
『 Life is Tech! 』
の
今回の主人公は、
現在 App Storeで
に初挑戦した彼は、たちまちそのとりこに
先生や先輩から、どの大学にどんな設
無料ダウンロードできるゲームアプリを開
…。そしてわずか5日間でiPhoneアプリ、
備があり、
どんな研究ができるかといった
発した高橋和太郎さん。
“アプリを開発す
『Tap on Number』
を完成させた。
る高校生”
と聞くと、
よほどコンピュータに
プログラミングの魅力を、高橋さんはこ
具体的な情報を聞けるため、志望校も
すでに固まりつつあるという。
詳しいのでは …と思うが、高橋さんは
う表現する。
「実機に入れて、
自分の思っ
「今後は、
もともとあるゲームをよくするよ
「ゲームは、やる側でした。プログラミング
た通りに動いた瞬間、すごい達成感を感
り、
自分にしかできないものを一から作り
なんて、
見ただけで嫌になる英語が出て
じるんです」
と。プログラミングは、ほんの
たい」
と高橋さん。
これから彼が作り出す
きて(笑)
、
自分が作る側になるなんて思
少しコードが違うだけでもうまく作動しな
アプリは、
彼自身の未来を変えていくのか
ってもいなくて」
と言う。
い。けれど、その小さな違いを自分で解
もしれない。
そんな高橋さんが変わったのは、
高校
決し、
組み直したプログラミングが、
まさに
1年生の夏休み。友達に誘われて、
『 Life
自分の思い通りに動く。その達成感に高
is Tech! 』
というIT 教育プログラムに参
橋さんは夢中になった。
加したことが、
すべての始まりだった。
自分の思った通りに動いた瞬間、
その達成感に夢中になりました
以前は漠然としていた進路。
いまは明確な目標ができた
「以前は進路について、
漠然と
“理系”
と
高橋さんが参加した
『Life is Tech!』
とは、
しか考えていなかったんですが、いまや
ICT(Information and Communication
っていることをそのまま生かしていけるよ
「友達に誘われて」参加してみたITプログラム。共
通の趣味を通じて、交友関係も劇的に広がった
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自分の課題を明確にし、対策を
とるための方法を身につけるため
就職環境の厳しさの要因と、
世の中を生き抜く知恵を探る
私は“学び方”
を学ぶために
未来は決して暗いわけではありません。世界
勉 強するのだと思っていま
こんな高校生だった
勉強を通して新しい知
識を得ることにおもしろ
さを感じていました。
新しい知識を得ることで、視野が
広がり、将来の可能性が見える
勉強によって新しいことを知
ることで、視野が広がります。
を見て世界の中の自分の位置を知る、大人
す。例えば数学でわからない
に質問して将来の選択肢を知る、専門性を
ことがあると、わかるところま
見える景色から、
東京スカイツ
深めつつ幅広い教養を身につける… 日々
で戻ってわからない部分を明
リーに昇って見える景色へ、
そ
考え、努力を重ねていけば、変化する社会に柔軟に対応する力がつき、
確にし、そこを集中的に学ぶ
して、飛行機に乗って見える
豊かな未来を切り開くことができます。自ら学び、考える姿勢で、努力を
でしょう。それは部活動や趣
景色に、
というように、知識を
重ねましょう。
味、仕事などでも同じで、どこ
得ることで、見える世界がどん
までできて、どこからできない
どん広がっていくのです。ま
経済アナリスト 森永卓郎さん
もりなが・たくろう●1957年生まれ。東京都出身。経済アナリスト、
獨協大学経済学部教
授。東京大学経済学部卒業後、
日本専売公社
(現・JT)
、
日本経済研究センター、
経済企
画庁などをへて、
三和総合研究所
(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
にて主席研
究員を務め、
2007年に独立。専門分野はマクロ経済学、
計量経済学、
労働経済学
のかを知ることで課題を明確
にし、その対策をとることが自
身の成長につながります。人
生は学びの連続。勉強を通し
て得た
“学び方”
は、一生にわ
たって役立つと思いますよ。
中村亮太さん(27)
2010年:東京工業大学大学院
修了
2010年:デロイト トーマツ コン
サルティング株式会社入社。現在
は、経営コンサルタントとして医薬
品メーカーのマーケティング戦略
立案・実行プロジェクトに従事
例えば、家の前の道に立って
た、勉強して初めて自分の将
来の可能性がわかるとも言え
るでしょう。興味のない山に登
ってみたら絶景だったというこ
ともあるので、好き嫌いせずに
学んでみてください。
こんな高校生だった
やってみたい仕事や大
学生活に向けた基礎体
力づくりという感覚。
見城世理奈さん(31)
2003年:慶應義塾大学卒業
2003年:株式会社博報堂入社。
現在は、企業の課題解決のため
のコミュニケーション戦略の立案、
実施などをとりまとめるアカウント
プロデュース(営業)
職として、流
通・化粧品業界を担当
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