Acrobat XI による文書の保護セキュリティホワイトペーパー Acrobat XI による文書の保護 場所に関係なく、ライフサイクル全体にわたって文書を保護 1: 不十分な文書セキュリ 多くの情報セキュリティソリューションでは、電子文書の保存場所の保護、または送信中の保護に限定して、セキュリティ保 ティがもたらす影響 護が行われています。しかし、送信された後はどうでしょうか?受信者が文書に対して行える操作を制限したり、文書が悪用 2:Acrobat XI の文書セキュリ ティ 3: 簡単かつ一貫して PDF 文 書にセキュリティを付与 する 3:2 つのバージョンの PDF ファイルを比較する されるのを防いだりするにはどうすればいいのでしょうか? 電子文書は、そのライフサイクル全体の保護が難しいことから、脆弱性の主因となりえます。企業の従業員は、社外の関係者 と文書共有を要する機会が多いにもかかわらず、会社から文書保護の方法を指導されることはほとんどありません。ひとたび 送信された文書は、意図的かそうでないかは別として、権限のない受信者に転送されたり、閲覧されたり、改ざんされること さえあります。 (Acrobat Pro のみ) 3: デジタル ID を使用してセ キュアなワークフローを 不十分な文書セキュリティがもたらす影響 構築する モバイルワークが拡大すれば、文書セキュリティは困難になります。Ponemon(米国のセキュリティ関連の調査会社)による 4: PDF ファイルに証明書 ベースの署名を付与する 5: 証明書ベースの署名が付 と、従業員所有のデバイスで機密文書や社外秘の情報を扱う機会が増えるにつれ、IT 部門の役割は、IT スタックの保護から、 それらのデバイスに保存されている情報やそれらのデバイスからアクセスが可能な情報の管理へと移行しつつあるということ 与された PDF 文書を受け です。1 しかし、こうした私的デバイスの業務利用(BYOD)現象が IT 部門の負担になっているにもかかわらず、多くの従業員 取る は問題視していません。Ponemon の調査では、62% の従業員が会社のデータを個人のデバイスやクラウドサービスで社外に 5: 標準規格に準拠 持ち出してもかまわないと考えていることがわかりました。2 そればかりか、多くの従業員は、そのデータの閲覧や使用が終わっ 6: まとめ ても削除しないので、データはデバイスが紛失や盗難、ハッキングに遭って漏えいする危険性にさらされています。 6: 付録:その他のリソース IT 部門が懸念するのはもっともなことで、このセキュリティ脆弱性は重大な問題です。文書保護が不十分だと、企業の評判や ブランド力の失墜、財務上の損失、競争力の低下、知的財産侵害のリスクを招き、最悪の場合は罰金や刑事処分につながるこ とまであります。 こうした結果を避けるために、企業はこれまでとは違う文書セキュリティ、つまり文書がどこに移動しても機能するセキュリ ティを必要としています。Adobe Acrobat は文書セキュリティと情報保護に関して、IT 部門が抱える問題を解消します。特に ファイウォールの外側にある高度なセキュリティを要する文書の不正アクセスを防止することを可能にします。 多くの従業員は、PDF 作成をファイルを共有する前の最後のステップとして考えています。ファイルにセキュリティやプライ バシーのリスクがないほとんどの場合は、PDF ファイルを作成するだけで十分です。一方でリスクがある文書にセキュリティ 「当社ではファイルにアクセス す る ユ ー ザ ー を 制 限 し、 配 布する資料が改変されてい ないという確証を受取人に 対して示す必要があります。 を適応する必要がある場合、IT 部門はエンドユーザーに対してソリューションを提供する必要があります。そのソリューショ ンは IT 部門が容易にインストールでき、ユーザーが簡単に使用でき、しかも既存のインフラの元、低価格で実装可能でなけれ ばなりません。 Acrobat なら、PDF ファイル Acrobat ならこうした要件をすべて満たし、私文書や機密文書の保護を強化します。Acrobat を使用すると、PDF 文書にセキュ の機密情報へのアクセスやコ ピーを制限できます」 リティを追加し、表示、編集、印刷、その他の機能を使う権限を、必要なパスワードやデジタル ID を持つユーザーだけに制 限できます。また、搭載されているアクション機能により複数の手順から成る作業を自動化し、PDF ファイルに文書セキュリ Young Conaway Stargatt & Taylor ティを追加するといった重要な手順が必ず実行されるようにすることができます。 LLP、アソシエイト弁護士、Margaret DiBianca 氏 1 文書セキュリティに関する世界の状況。アドビの委託による Ponemon Institute 調査レポート(2014 年 6 月) 。 2 2013 年データ侵害によるコストの世界的な調査。Symantec の委託による Ponemon Institute 調査レポート(2013 年 5 月) 。 Acrobat XI の文書セキュリティ このセクションでは、Adobe Acrobat の主な文書セキュリティ機能について説明します。それらの機能の使い方を詳しく解説 するチュートリアルなどのコンテンツへのリンクも提供しています。 パスワードによる保護 「当社では業務の中で日常的に • 文書に対するアクセスの制限 • 権限 クライアントのコンテンツに セキュリティを付与していま す。Acrobat XI なら、直感的 文書上の情報を永久に削除 な方法で文書を保護し、PDF • 墨消し • 非表示情報の削除 内のコンテンツの改ざんを防 げます。シンプルなインター フェイスで、Acrobat のセキュ 日常的な作業の自動化 リティ機能を存分に利用する ことができます」 • 内蔵 • カスタム BBDO、データベース管理者/ グラフィックマネージャー、 Bill Lunsford 氏 デジタル ID を使用した署名または証明書 • Self-sign • 第三者機関 パスワードによる保護:PDF 文書の不正な閲覧や編集を防ぐ Acrobat は、既存の PDF ファイルに対して 2 種類のパスワード保護を提供しています。単一の文書に対し、どちらか一方を適 用することも両方を適用することもできます。 文書を開くパスワード—文書を表示するためにはこのパスワードが必要です。送信者は Acrobat 内でパスワードを作成します。 作成画面にはパスワード強度を示すメーターが表示されます。作成したら、送信者は文書とパスワードを受信者と共有します。 保護を強化するために、このパスワードは文書から復元できないようになっているので、作成者は慎重に管理する必要があり ます。 権限パスワード—PDF ファイル内でテキストや画像の編集が可能な今、それらを改ざんから保護することが重要です。権限パ スワードを設定すると、受信者は Adobe Reader または Acrobat で文書に自由にアクセスできますが、その文書に行える操作 は制限されます。例えば、誰に次の操作の権限を付与するかを設定できます。 「Adobe Acrobat XI のアクショ ン機能を使えば、セキュアな ドキュメントを簡単に作成で き、企業のファイアウォール の外側で機密情報をパブリッ シュするためのエンタープラ イ ズ ソ リ ュ ー シ ョ ン と し て、 Acrobat がいかに有用かをす ぐに実感できます」 Palio、マルチチャネルインテグ レーション統括責任者、 Saul Morse 氏 • PDF 文書を印刷する • ページを挿入、削除、抽出する • 既存のフォームや署名フィールドに入力する • 文書に注釈を追加する • 文書からコンテンツをコピーしたり書き出したりする セキュリティの設定変更は、作成者がファイルを保存すると有効になります。Adobe Reader および Acrobat のユーザーインター フェイスにはセキュリティアイコンが表示され、ファイル名に「保護」と追記されます。ファイルの保存後、その文書に設定 された制限を変更する際には、この権限パスワードが必要になります。 Microsoft Office からの PDF 作成時にセキュリティを設定 Microsoft Windows ユーザーは、一部の Microsoft Office アプリケーションから PDF 文書を作成する際に権限を追加できます。 Acrobat XI Pro では、Microsoft Word、Excel、Outlook、または PowerPoint で PDF 文書作成時に「PDF を保護」オプション を選択できるよう設定することが可能です。 Acrobat XI による PDF ファイルの保護については、こちらのクイックスタートガイドとビデオチュートリアルをご覧ください。 Acrobat XI による文書の保護セキュリティホワイトペーパー 2 暗号化アルゴリズムの選択 Acrobat XI のパスワードセキュリティは、米国標準技術局(NIST)によって構築され国際的に認められている 256-bit の Advanced Encryption Standard(AES)アルゴリズムをデフォルトで採用しています。 PDF の送信先が古いバージョンの Reader または Acrobat を使用している場合、送信者は受信者が所有する Acrobat または Reader のバージョンよりも古いバージョンを選択する必要があります。送信者が選択する互換性オプションによって、使用 される暗号化のタイプが決まります。例えば、Acrobat 7 では、Acrobat X 以降用に暗号化された PDF ファイルを開けません。 バージョン別の文書セキュリティアルゴリズムと互換性をまとめた表を参照してください。 PDF ファイルから機密情報を永久に削除 墨消しは、行政機関や法律事務所、裁判所が文書の公開前によく使用するセキュリティ技術です。文書に含まれる機密情報や 部外秘情報の特定部分のみを削除し、残りの部分を共有することができます。消したい語を黒く塗りつぶすだけでは、他の人 が簡単にそれを削除して、隠していた箇所を再表示できるので、十分ではありません。しかし Acrobat の墨消しツールなら、 選択した語句や文、画像など、電子ファイル内の機密情報を見つけ出して永久に削除できます。セキュリティの設定変更は、 ファイルを保存すると有効になります。ファイル名に「REDACTED」と追記することもできます。 非表示情報の削除ツールも便利です。メタデータ、注釈、添付ファイル、保存されたフォームデータなどの非表示の情報をコ マンド 1 つで削除します。 「Acrobat XI は、セキュリティ や完成した文書のコンテンツ 管理の必要性に妥協すること PDF ファイルから機密情報を削除および墨消しする Acrobat XI の機能については、こちらのクイックスタートガイドとビデオ チュートリアルをご覧ください。 なく、より自由度の高い文書 業務を実現します。アクショ ン機能を使えば、アクセスを 遮断して文書に権限を付与す る必要があるときに、これま 簡単かつ一貫して PDF 文書にセキュリティを付与する 課題はセキュリティポリシーを新たに定めることだけではありません。従業員を指導してそれに従わせることも重要です。 で以上にシンプルなプロセス Acrobat には、使いやすいウィザードという形でステップバイステップのアクションが用意されており、誰でも毎回一貫して で、文書のセキュリティを確 保できます」 同様のセキュリティを文書に適用できるよう、ユーザーに必要な手順を案内します。アクションでは、セキュリティを個々の ファイルに追加することも、複数のファイルに一括して適用することもできます。 Palio、インタラクティブデザイナー、 Taegan Grice 氏 Acrobat Pro XI では、機密情報のパブリッシュ、文書のアーカイブ、Web やモバイルデバイスを使用している受信者への文書 の最適化、スキャンした PDF ファイルの最適化、運動障害や視覚障害を持つ人のためのアクセシブルなファイルの作成といっ たアクションがあらかじめ定義されています。ユーザーが組織やプロセスに最適な順番で手順を組み立て、カスタムアクショ ンを構築、展開することもできます。アクションをチーム全体で共有すれば、複数の PDF ファイルの一括処理が可能です。 Acrobat XI による日常の PDF 作業の標準化については、こちらのクイックスタートガイドとビデオチュートリアルをご覧くだ さい。 2 つのバージョンの PDF ファイルを比較する ユーザーは様々なツールを利用して PDF ファイル内のテキストや画像を編集できるので、他のユーザーが文書に加えた変更を 正確に特定することが必要になる場合があります。Acrobat には、テキスト、描画、イラスト、雑誌のレイアウト、プレゼンテー ション、スキャンした文書など、バージョンが異なる 2 つの PDF 文書の違いをハイライト表示する機能があります。比較パネ ルでは、比較結果の表示方法をきめ細かくカスタマイズすることができます。 Acrobat XI での 2 つの PDF ファイルの比較については、こちらのクイックスタートガイドとビデオチュートリアルをご覧くだ さい。 デジタル ID を使用して安全なワークフローを構築する デジタル ID には、署名プロセスの一部として暗号化が採用されています。データ暗号化の最も高度な方法は、キーペアを使用 するシステムによるもので、非対称暗号化とも呼ばれています。キーペアでは、一方の鍵が暗号化を、もう一方の鍵が復号化 を行います例えば、第 1 の鍵がコンテンツを暗号化すると、第 2 の鍵がそれを復号化します。逆に、第 2 の鍵がデータを暗号 化すると、必然的に第 1 の鍵はそれを復号化することになります。 Acrobat XI による文書の保護セキュリティホワイトペーパー 3 キーペアには、秘密鍵と公開鍵が含まれています。秘密鍵は保護されており、個人に固有の ID として機能します。受信者は公 開鍵を使用して、署名が秘密鍵を使って作成されたものであることを検証します。この鍵のペアで、文書の暗号化と復号化の プロセスを完了する必要があります。複雑なプロセスのようですが、デジタル ID をインストールすれば、Acrobat がほとんど の作業を行います。 Acrobat は次の 2 種類のデジタル ID をサポートしています。 「PDF は 手 軽 に 作 成 で き て も、 それを保護するのは難題とな 第三者機関のデジタル ID—大半の商取引では、認証局(CA)と呼ばれる信頼できる第三者機関のプロバイダーからのデジ ることがあります。Acrobat タル ID を必要とします。CA は第三者に対して署名者の身元を証明する責任を負っています。身元証明の重要性を考えると、 XI では、どの機能も使いやす 証明書を発行する CA は、オンラインで取引を行う主要企業すべてと互いに尊重し信頼し合える関係にあることが大切です。 くなっていますが、特に文書 セキュリティ機能で顕著です。 Self-Sign デジタル ID—Acrobat または Adobe Reader で誰でも Self-Sign デジタル ID を作成できます。セキュリティおよび第 使いやすければ、製品の採用 三者機関のデジタル ID の証明のレベルはそれほど高くありませんが、社内の承認プロセスなどの信頼性の高いやり取りでは便 は飛躍的に増えます」 Pillsbury、エンタープライズアプリケー ション/プロジェクトマネージャー、 Yvonne Willis 氏 利です。 第三者機関のデジタル ID を使用する証明書ベースの署名を文書に付与するのは、運転免許証やパスポートなどの行政機関発行 の ID を示すようなものです。デジタル ID を使用して署名すると、オンラインでやり取りする人たちに対して署名者の身元が 証明されます。第三者機関のデジタル ID は次のような働きをします。 • 身元を証明するための電子的手段を提供する 信頼できる CA が第三者に対して署名者の身元を証明します。デジタル ID を使用する証明書ベースの署名は、従来の手書き の署名と同じように、文書の署名者の身元を特定します。 • 受信者が文書の真正性を検証できるようにする 手書きの署名とは異なり、証明書ベースの署名は、署名者に固有でデジタル ID によって検証が可能な暗号化された情報を含 むので、偽造が困難です。 • 文書の完全性を証明する 証明書によって、受信者は文書が署名後に変更されていないか確認できます。Adobe Reader および Acrobat は、受信者が 署名を確認して検証するためのビジュアルマーカーとして、証明書を PDF ファイル内に表示します。 Adobe Approved Trusted List(AATL)は、CA を見つけるのに便利なリソースです。AATL プログラムは、CA のサービスおよ び証明書が AATL の技術要件に適合していることを証明するものです。Acrobat も Reader も信頼できるルートデジタル証明書 のリストを自動的にダウンロードできるので、受信者は署名された文書を安心して開くことができます。 PDF ファイルに証明書ベースの署名を付与する デジタル ID を所有している場合、Acrobat では次の 2 種類の証明書ベースの署名を適用できます。どちらの署名もビジュアル マーカーを使用しているので、受信者は Acrobat または Reader で、その署名を確認して検証できます。 証明書を使用して署名する 証明書を使用して署名するのは、ハードコピーの文書の署名に匹敵します。このプロセスでは、署名者は 1 人に限定されま せん。ユーザーは文書を複数の関係者に送付して署名を依頼し、署名が追加されるたびに変更をトラックしたり、文書をロッ クして署名後の変更を防いだりすることができます。 通常のワークフローには次の手順が含まれます。 1. 2. Acrobat XI の署名パネルウィンドウで、 「電子署名」までスクロールします。 「証明書を使用して署名」を選択します。 3. 署名を PDF のどこに表示するか指定します。 4. 使用する既存のデジタル ID を選択します。 5. そのデジタル ID に関連付けられたパスワードを入力します。 6. オプションとして、署名後に文書をロックすることも選択できます。 7. 文書に署名します。 Acrobat XI による文書の保護セキュリティホワイトペーパー 4 Acrobat では、受信者へのビジュアルマーカーとして、文書ウィンドウの上に緑色のチェックマークが表示されます。これは、 文書に有効な署名が付与されていることを示すものです。このチェックマークは、次の有効な署名の追加や他の許可された変 更を除いて、文書が署名後に変更されていないことも示します。承認済みの変更には、受信者がフォームの記入や署名、コメ ントの追加を行えるよう文書に余白を残しておくことが含まれる場合もあります。受信者が承認された権限を超えることをし た場合、証明書は無効になります。 PDF ファイルを証明する 「Acrobat XI は、文書セキュリ ティの新たな基準を打ち立 てます。ファイル内のコンテ ンツが改ざんされるのを防ぐ にしても、承認された契約書 に電子署名を追加するにして も、Acrobat XI を使用すれば、 ファイルの保護が格段に簡単 になります」 CH2M HILL、出版サービスプロジェク ト成果物マネージャー、Kath Althen 氏 ファイルを証明することは、ハードコピーの文書に正当であることを示すための押印に匹敵します。このプロセスは、証明書 を使用する署名と似ているようで微妙に異なります。 企業では信頼性の高い署名プロセスを実現するためにこの機能を使用でき、官公庁、教育機関およびその他の組織では改ざん を防ぎながら成績証明書などの公文書を発行するために使用できます。 通常のワークフローには次の手順が含まれます。 1. 2. Acrobat XI の署名パネルウィンドウで、「電子署名」までスクロールします。 「証明」を選択します(文書の本文に可視署名フィールドがある場合もない場合も)。 3. 可視署名フィールドを使用している場合は、署名を PDF のどこに表示するか指定します。 4. 使用する既存のデジタル ID を選択します。 5. そのデジタル ID に関連付けられたパスワードを入力します。 6. フォームへの記入、コメントの追加、署名など、許可されているアクションを選択します。 7. 文書に署名します。 証明書ベースの署名とは異なり、送信者は、目に見える署名を文書の本文に追加するか否かを選択できます。どちらの場合も、 Acrobat では、文書ウィンドウの上に、受信者へのビジュアルマーカーとして青いリボンが表示されます。この青いリボンは、 証明書プロセスを署名者が使用したことを示します。1 つの文書につき 1 つの証明書だけが認められます。 文書がロックされない限り、文書の証明によって、受信者には承認済みの変更が許可され、フォームの記入や署名、コメント の追加を行えるよう文書に余白を残しておくといったことができるようになります。受信者が承認された権限を超えることを した場合、証明書は無効になります。 証明書ベースの署名が付与された PDF 文書を受け取る 電子署名付きの文書または認証された文書を受け取ると、ビジュアルマーカーとして、文書ウィンドウの上にそれぞれ緑色ま たは青色のチェックマークが表示されます。Adobe Reader および Acrobat XI の署名検証ガイドには、整合性・完全性チェッ クに合格する文書および合格しない文書で、これらのマークがそれぞれどのように表示されるかが示されています。このガイ ドには、文書の問題に対処するためのトラブルシューティングガイドも含まれています。 Reader も Acrobat も、次のような観点から電子署名を検証する仕組みになっています。 • 文書に付したデジタル証明書は現在も有効か?期限が切れたり取り消されたりしたか? • 署名された後に文書は変更されたか?その場合、それらは許可された変更か? • この証明書は AATL に登録されている CA によって発行されたか?その場合、署名は自動的に信頼されます。 標準規格に準拠 第三者機関の CA の認証を受けて作成された署名は、欧州電気通信標準化機構(ETSI)によって指定されたデータ保護標準に 準拠します。また、どちらのタイプの署名も、PDF Advanced Electronic Signature(PAdES)標準に準拠します。Acrobat およ び Reader には、デフォルトの署名フォーマットを Cryptographic Message System Advanced Electronic Signatures(CAdES) フォーマットに変更するためのオプションが用意されています。このオプションは PAdES 標準の Part 3 に準拠しています。タ イムスタンプ機能および署名の長期検証のネイティブサポート(Acrobat 9.1 以降)は、 PAdES 標準の Part 4 に準拠しています。 Acrobat XI による文書の保護セキュリティホワイトペーパー 5 Adobe Reader XI および Acrobat XI では、電子署名のサポートが電子署名アルゴリズム(DSA)の一種の楕円曲線暗号(ECC) である ECDSA に拡大し、P256/SHA256、P384/SHA384 および P521/SHA512 に対応します。 さらに、Acrobat および Reader は、Signatures & Authentication For Everyone(SAFE)-BioPharma をはじめとする ID と電子 署名の業界標準に対応します。また、耐タンパー認証トークンなどのハードウェアソリューションや、USB トークン、CAC、 PIV スマートカードなどのスマートカードと連携します。 詳しくは、バージョン別電子署名アルゴリズムの表をご覧ください。 まとめ 「Adobe Acrobat には、米国特 機密文書には常に大きなリスクが付きまといます。しかも、従業員が自身のモバイルデバイスやパブリックネットワークで日 許商標局の書式設定とセキュ 常的に文書にアクセスしたり文書を送信したりする今日、リスクは一段と高まっています。自宅と職場の境界はあいまいにな リティに関するすべての要件 を満たす設定が組み込まれて います。Acrobat を使用すれ ば、ボタンをクリックするだ けで厳格な仕様を満たすこと ができます」 CPA Global、情報開示陳述書および資 料管理パラリーガルチームリーダー、 Lauren Sindt 氏 り、モバイルワーク、BYOD ワークが浸透する中、従業員が仕事のファイルを個人のクラウドストレージフォルダーに置くと いう状況において、多くの場合、従来のセキュリティコントロール効果がないものとなってしまいます。 IT 部門には、以前にも増して事業との緊密な連携と戦略的な取り組みが期待されていますが、文書セキュリティが不完全なた め、十分対応できずにいます。適正なツールを使わなければ、たとえ優秀な IT 部門であっても、大抵無視されたり忘れられた りする法的強制力のないポリシーを作ることしかできません。最も効果的なソリューションを実現するには、 文書自体にセキュ リティパラメーターを組み込むことが必要です。Acrobat は、情報が外部に漏れるのを防ぐ便利で使いやすい文書セキュリティ 機能により、ネットワークの内外で電子文書を保護するよう設計されています。 Acrobat は、よりシンプルなプロセスで機密性の高い電子文書を保護できるよう、不正アクセスや改ざんの防止、墨消しツー ルや非表示情報の削除ツール、組織で一貫したファイルの作成を可能にするガイド付きのアクション機能など、幅広い文書保 護戦略を提供します。既に多くの組織が Acrobat に投資をして基本的な機能を使用しているので、高度な機能の数々を駆使し、 現状に合わせて Acrobat をさらに活用することは容易に実現することができます。 付録:その他のリソース Acrobat XI で文書の安全性を向上する 6 つの方法 この付録には、Acrobat XI を使用して PDF を保護するメリットについて説明したクイックスタートガイド集が収録されていま す。専門知識がなくても情報の保護を簡単かつスピーディに行うことができる新しい方法を手順ごとに紹介します。 詳細情報 www.adobe.com/jp/products/acrobat アドビ システムズ 株式会社 〒 141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー www.adobe.com/jp Adobe Systems Incorporated 345 Park Avenue San Jose, CA 95110-2704 USA www.adobe.com Adobe, the Adobe logo, Acrobat, Acrobat Connect, ActionScript, Adobe Captivate, Authorware, Flash, and JRun are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries.Microsoft and Windows are either registered trademarks or trademarks of Microsoft Corporation in the United States and/or other countries. Java is a trademark or registered trademark of Sun Microsystems, Inc. in the United States and other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. © 2014 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved. Printed in JAPAN. 7/14 6 Adobe Acrobat XI Quick start guide Acrobat XI で文書の安全性を向上させる 6 つの方法 付録:目次 電子ファイルによる情報共有は便利な一方、情報の漏えいや改ざんといった不安が付きまといます。Adobe Acrobat XI なら、 8 Adobe Acrobat XI Proを使っ 専門知識がなくても、さまざまな情報を保護し、安全に共有することができます。 て、 Officeアプリケーションか ら保護されたPDFファイル を作成 9 Adobe Acrobat XIを使っ て、PDFファイルの閲覧や操 作を制限 他の人と共有する前に、PDF 文書に含まれる機密情報を保護します。Acrobat XI では、他の人が文書をコピー、編集、印刷で きないように簡単に保護することができます。不正アクセスから守るためには、文書をパスワードで保護します。テキストや イラストを選択して墨消しをすることで、表示されている情報を永久に削除したり、削除ツールを使用してメタデータやフォー ムフィールドなどの非表示のデータを削除することができます。 10Adobe Acrobat XIでPDF ファイルの編集を制限 11Adobe Acrobat XI Proでア クションウィザードを使用 12墨 消し — Adobe Acrobat XI Proを使って、PDFファイ ルの一部情報を削除 13非 表示情報の削除 — Adobe Acrobat XIを使っ て、PDFファイルの非表示 情報を削除 ドキュメントの内容 このファイルは、Acrobat XI を使用して PDF を保護するメリットについて説明したクイックスタートガイドを集めたものです。 専門知識がなくても情報の保護を簡単かつスピーディに行うことができる新しい方法を手順ごとに紹介します。 • Adobe Acrobat XI Pro を使って、Office アプリケーションから保護された PDF ファイルを作成 *† • Adobe Acrobat XI を使って、PDF ファイルの閲覧や操作を制限 • Adobe Acrobat XI で PDF ファイルの編集を制限 • Adobe Acrobat XI Pro でアクションウィザードを使用† • 墨消し — Adobe Acrobat XI Pro を使って、PDF ファイルの一部情報を削除† • 非表示情報の削除 — Adobe Acrobat XI を使って、PDF ファイルの非表示情報を削除 Acrobat を使用して簡単かつスピーディに情報を保護する方法を習得しましょう。 *Microsoft Windows のみ。 †Acrobat XI Standard には含まれない機能。 Adobe Acrobat XI Quick start guide Adobe Acrobat XI Pro を使って、Office アプリケーション から保護された PDF ファイルを作成 Microsoft Word、Excel、Outlook、または PowerPoint アプリケーション1 で PDF ファイルの作成時 に「PDF を保護」チェックボックスを選択すれば、他の人はその PDF ファイルを編集できなくな ります。 1. Office アプリケーションリボンにある Acrobat メニューをクリックし、タスクリボンを表示します。 2. PDF を作成をクリックします。 ファイル名の下の「PDF を保護」を選択します。 3. セキュリティダイアログボックスで、2 種類のパスワードを追加できます。 a. ドキュメントを開くパスワードは、ドキュメントを開くことのできるユーザーを制限します。 b. 権限パスワードは、選択内容に基づいて印刷、編集、コピーの操作を制限します。 4. 「OK」をクリックして、選択したパスワードを確認します。 詳細情報 www.adobe.com/jp/products/acrobat 5. ファイル名を入力して、 「保存」をクリックします。 6. Acrobat により保護された PDF ファイルが作成されます。 ヒント:既存の PDF ファイルのオプションを制限する方法については、Adobe Acrobat XI で PDF ファイルの編集を 制限をご覧ください。その他の制限を追加する方法については、Adobe Acrobat XI を使って、PDF ファイルの閲覧 や操作を制限をご覧ください。 アドビ システムズ 株式会社 〒 141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー www.adobe.com/jp 1 Windows のみ Adobe Systems Incorporated 345 Park Avenue San Jose, CA 95110-2704 USA www.adobe.com Adobe, the Adobe logo, and Acrobat are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. © 2014 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved. Printed in JAPAN. 91087332 1/14 Adobe Acrobat XI Quick start guide Adobe Acrobat XI を使って、PDF ファイルの閲覧や 操作を制限 PDF ファイルの閲覧や操作を制限します。他の人が情報の編集やコピーをできないように簡単に 保護したり、ファイルへのアクセス権をきめ細かく調整して、印刷、注釈の追加、フォームの入力、 ページの追加などの作業を制限できます。 1. Acrobat の右上のツールパネルウィンドウをクリックし、 「保護」をクリックします。 2. 「暗号化」をクリックし、 「パスワードによる暗号化」を選択します。文書のセキュリティを変更することを確認 します。 3. パスワードセキュリティ設定ダイアログボックスで、2 種類のパスワードを追加できます。 • ドキュメントを開くパスワードは、ドキュメントを開くことのできるユーザーを制限します。 • 権限パスワードは、選択内容に基づいて印刷、編集、コピーを制限します。 4. 「OK」をクリックして、選択したパスワードを確認します。 5. 新しいセキュリティ設定を適用するには文書を保存する必要があります。ファイル名を入力して、 「保存」をクリッ クします。 ヒント: Microsoft Office で PDF ファイルを作成する際にパスワードを追加する方法については、Adobe Acrobat XI Pro を使って、Office アプリケーションから保護された PDF ファイルを作成をご覧ください。 詳細情報 www.adobe.com/jp/products/acrobat ヒント: PDF ファイルの編集とコピーを制限する方法については、Adobe Acrobat XI で PDF ファイルの編集を制限 をご覧ください。 アドビ システムズ 株式会社 〒 141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー www.adobe.com/jp Adobe Systems Incorporated 345 Park Avenue San Jose, CA 95110-2704 USA www.adobe.com Adobe, the Adobe logo, and Acrobat are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. © 2014 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved. Printed in JAPAN. 91087333 1/14 Adobe Acrobat XI Quick start guide Adobe Acrobat XI で PDF ファイルの編集を制限 Acrobat 保護パネルの新しい編集の制限ツールを使用してパスワードを設定し、PDF ファイルが他 の人に編集されないように制限します。 1. Acrobat の右上のツールパネルウィンドウをクリックし、 「保護」をクリックします。 2. 「編集を制限」をクリックします。文書のセキュリティを変更することを確認します。 3. パスワードを入力して確認します。 「OK」をクリックします。 4. ファイル名を入力して、「保存」をクリックします。新しいセキュリティ設定を適用するには文書を保存する必要 があります。 ヒント: Microsoft Office で PDF ファイルを作成する際にパスワードを追加する方法については、Adobe Acrobat XI Pro を使って、Office アプリケーションから保護された PDF ファイルを作成をご覧ください。 ヒント: 既存の PDF ファイルの他のオプションを制限する方法については、Adobe Acrobat XI を使って、PDF ファ イルの閲覧や操作を制限をご覧ください。 詳細情報 www.adobe.com/jp/products/acrobat アドビ システムズ 株式会社 〒 141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー www.adobe.com/jp Adobe Systems Incorporated 345 Park Avenue San Jose, CA 95110-2704 USA www.adobe.com Adobe, the Adobe logo, and Acrobat are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. © 2014 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved. Printed in JAPAN. 91087305 1/14 Adobe Acrobat XI Pro Quick start guide Adobe Acrobat XI Pro でアクションウィザードを使用 アクションウィザードを使用して、複数の手順からなる繰り返し作業をアクションとして自動化で きます。1 つまたは複数の PDF ファイルに適用可能な、使用頻度の高い一連の手順を作成し、管理、 実行、および共有できます。 Acrobat の定義済みアクションの使用 1. Acrobat の右上のツールパネルウィンドウをクリックし、 「アクションウィザード」をクリックします。 2. 表示されるアクションのいずれかをクリックします。処理手順が、「開始」ボタンの下の右側のパネルに表示され ます。 3. 「開始」をクリックして、 アクションを開始します。アクションの最初の手順に関連付けられた項目が表示されます。 4. アクションウィザードで示される手順に従います。進行に従って、完了した手順の横に緑のチェックマークが表 示されます。 5. アクションを一時停止するには、手順の「キャンセル」をクリックします。続行するには、 「再開」 (開始)ボタ ンをクリックします。 新規アクションの作成 1. Acrobat の右上のツールウィンドウをクリックします。アクションウィザードパネルを開きます。 2. 「新規アクションを作成」をクリックします。 3. 左側でツールを選択し、プラス記号をクリックして右側の場所に移動することで、アクションに手順を追加します。 4. 右側のアイコンを使用してアクションを整理します。手順の順序を変更したり、手順に区切り線を追加したり、または パネルに名前を付けることができます。 5. 「保存」をクリックします。アクションの名前と説明を入力します。 「保存」をクリックします。作成したアクショ ンがアクションの一覧に表示されます。 アクションを書き出して他のユーザーと共有 1. Acrobat の右上のツールパネルウィンドウをクリックし、 「アクションウィザード」をクリックします。 2. 「アクションを管理」をクリックします。アクションを選択して、 「書き出し」をクリックします。 3. ファイル名を入力して、 「保存」をクリックします。アクションが SEQU 拡張子のついたファイルで保存されます。 このファイルをコピーしたり、他のユーザーに電子メールで送信できます。 アクションの読み込み SEQU ファイルをダブルクリックし、 「読み込み」をクリックします。または、[ アクションを管理 ] をクリックして、[ 取り込み ] を選択し、SEQU ファイルを選択してください。 詳細情報 www.adobe.com/jp/products/acrobat アドビ システムズ 株式会社 〒 141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー www.adobe.com/jp Adobe Systems Incorporated 345 Park Avenue San Jose, CA 95110-2704 USA www.adobe.com Adobe, the Adobe logo, and Acrobat are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. © 2014 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved. Printed in JAPAN. 91087306 1/14 Adobe Acrobat XI Pro Quick start guide 墨消し — Adobe Acrobat XI Pro を使って、 PDF ファイルの一部情報を削除 配布前に文書から機密情報を削除します。 墨消しするテキストの選択 1. Acrobat の右上のツールパネルウィンドウをクリックし、 「保護」をクリックします。 「コンテンツの墨消しと削除」 の見出しの下に墨消しツールの一覧が表示されます。 2. テキストの選択方法を以下から選択します。どちらの方法も、墨消しの領域がマークされます。墨消しを適用し てファイルを保存するまでは、情報が完全に削除されることはありません。 • 墨消しするテキストのハイライト a.「墨消しとしてマーク」をクリックします。 b. 墨消しするテキストを選択します。選択したテキストの周囲に赤いアウトラインが表示されます。テキスト 上をスクロールすると、黒く表示されます。マウスをクリックして、より広範囲のテキストや画像にボック スを作成することもできます。 • ページ全体の墨消し a.「ページを墨消しとしてマーク」をクリックします。 b. 現在のページまたはページ範囲を指定して、墨消しとしてマークします。 • 単語、フレーズ、パターンを検索してすべて墨消し a.「テキストを検索して削除」をクリックします。 b. 検索ダイアログボックスで、現在の文書のみを墨消しするか、フォルダー内のファイルのグループを墨消し するかを選択します。 c. 単語、フレーズ、またはクレジットカード番号や電話番号などのパターンを 1 つまたは複数検索するかを選 択します。テキストを入力し、 「テキストを検索して削除」をクリックします。 d. 検索結果を確認します。墨消しする項目をチェックします。「チェックした結果を墨消しとしてマーク」を クリックします。 3. ファイルへの墨消しのマークが完了したら、次のセクションに進み、テキストを永久に削除する方法を確認します。 墨消しの適用 1. 「墨消しを適用」をクリックします。墨消しとしてマークした内容を完全に削除することを確認します。変更を適 用するには文書を保存する必要があります。 2. 非表示情報を削除するか確認するメッセージが表示されます。 ヒント: メタデータなどの非表示情報の削除について詳しくは、非表示情報の削除 — Adobe Acrobat XI を使って、 PDF ファイルの非表示情報を削除をご覧ください。 詳細情報 www.adobe.com/jp/products/acrobat 3. ファイル名を入力します。デフォルトでは、Acrobat がファイル名に「 _Redacted」を付加します。そのため、 墨消しのプロセスで元のファイルを失うことがありません。 「保存」をクリックします。 ヒント: 墨消しした内容や理由について説明するメモを追加できます。墨消しした領域をダブルクリックすると、空の 注釈が開きます。また、墨消しの塗りのカラー、オーバーレイテキスト、不透明度を変更することもできます。 アドビ システムズ 株式会社 〒 141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー www.adobe.com/jp Adobe Systems Incorporated 345 Park Avenue San Jose, CA 95110-2704 USA www.adobe.com Adobe, the Adobe logo, and Acrobat are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. © 2014 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved. Printed in JAPAN. 91087356 1/14 Adobe Acrobat XI Quick start guide 非表示情報の削除 — Adobe Acrobat XI を使って、 PDF ファイルの非表示情報を削除 テキスト、メタデータ、注釈、フォームフィールド、添付ファイル、ブックマークなど、PDF ファ イル内の非表示情報をワンクリックですべて検索して削除できます。 1. Acrobat の右上のツールパネルウィンドウをクリックし、 「保護」をクリックします。 2. 「非表示情報」の見出しの下に非表示情報の削除ツールの一覧が表示されます。 • メタデータ、注釈、添付ファイルなどの項目を永久に削除するには、非表示情報をすべて削除ツールを選択し ます。「OK」をクリックします。 • 削除する項目を詳細にコントロールするには、 「隠れた情報を削除」を選択します。 3. ファイル名を入力して、 「保存」をクリックします。 ヒント: 機密情報を PDF ファイルから削除する方法について詳しくは、墨消し — Adobe Acrobat XI Pro を使って、 PDF ファイルの一部情報を削除をご覧ください。 詳細情報 www.adobe.com/jp/products/acrobat アドビ システムズ 株式会社 〒 141-0032 東京都品川区大崎 1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー www.adobe.com/jp Adobe Systems Incorporated 345 Park Avenue San Jose, CA 95110-2704 USA www.adobe.com Adobe, the Adobe logo, and Acrobat are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. © 2014 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved. Printed in JAPAN. 91087308 1/14
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