2014 年度展覧会プログラム Eric Fischl 2014 年 2 月 13 日から 5 月 18 日まで 画家、グラフィックデザイナー、彫刻家として活躍するアメリカ出身のアーティスト Eric Fischl(エリック・フィッシュル/* 1948 年ニューヨーク)は、現代アートを代表する芸術 家です。アメリカンリアリズムの影響が強く反映されている彼の作品では、家庭をテーマに したモチーフが多く取り入れられています。肌を露出する服装や裸体を中心にした性的な雰 囲気を感じさせるカップルの日常の様子、関係性が描かれています。閲覧者は、まるで覗き 行為をしているような気分を味わいながら、Fischl の絵画の世界に入り込むことができます。 展覧会では、主に Eric Fischls のグラフィックアートを中心に、彼の代表作を包括的に展示 する予定です。有名な海水浴やビーチをモチーフにしたプリントグラフィック、グラシンや クロムコートを使用した作品の他に、ポージングをするモデルを描いた水彩画やブロンズの 彫刻作品も展示されています。 Eric Fischl Untitled(無題)、2008 年 油彩、クロムコート © ケルンの Jablonka(ヤブロンカ)ギャラリ ーおよび作者の好意および協力により展示 Eric Fischl The Critics(批判)、1979 年 油彩、グラシン © ケルンの Jablonka(ヤブロンカ)ギャラリ ーおよび作者の好意および協力により展示 Eric Fischl Scences and Sequences: Dream(シーンと シークエンス:夢)、1986 年 モノタイプ © ケルンの Jablonka(ヤブロンカ)ギャラリ ーおよび作者の好意および協力により展示 Dürer から Goya まで - Albertina 美術館創立の歴史 2014 年 3 月 14 日から 6 月 29 日まで Dürer(デューラー)から Goya(ゴヤ)まで - Albertina(アルベルティーナ)美術館創立の 歴史 では、Albertina が所蔵する約 200 点の美術品と共に、創立者であるアルベルト・フォ ン・ザクセン・チェコ公爵および大公妃 Maria Christine(マリア・クリスティーン)の波 乱万丈な人生を展示しています。Michelangelo(ミケランジェロ)から Rembrandt(レンブ ラント)、Rubens(ルーベンス)から Caspar David Friedrich(カスパー・ダーヴィッド・ フリードリヒ)まで、所蔵品のハイライトとなる作品が、惜しげもなく披露されています。 Albertina 美術館が所蔵する最高傑作 Dürer の有名な作品 Feldhase(野うさぎ)も、この展 覧会のため、10 年ぶりに再び観衆の前に姿を現すこととなります。 展覧会では、美術品を収集していた貴族たちの生活、当時芸術と政治の中心となっていたド レスデン、ローマ、パリ、ブリュッセル、ウィーンの都市の様子も紹介されており、芸術作 品のコレクターやディーラーの多彩なネットワーク、欧州貴族達の様子、啓蒙思想などが生 れる基盤となった政治的および学術的環境等を一覧することができます。 Albrecht Dürer(アルブレヒト・デューラ ー) Feldhase(野うさぎ)、1502 年 水彩、コーティングペイント、刷毛、ホワイ トコーティング Albertina、ウィーン 作者不明 Herzog Albert von Sachsen - Teschen mit dem Plan der Schlacht von Maxen(公爵アル ベルト・フォン・ザクセン・チェコ - マクセ ンの戦いの計画)、1777 年 油彩、キャンバス Albertina、ウィーン (ウィーン美術史美術館、絵画ギャラリーよ り貸し出された特別展示品) Alexandre Roslin(アレキサンドル・ロスラ ン) Erzherzogin Marie Christine(大公妃マリア・ クリスティン)1778 年 油彩、キャンバス Albertina、ウィーン (オーストリア国立銀行より貸し出された特 別展示品) Blow-Up Michelangelo Antonionis のカルトフィルムとフォトグラフィー 2014 年 5 月 10 日から 8 月 24 日まで 1966 年、カルト的ブームを巻き起こした Michelangelo Antonionis(ミケランジェロ・アン トニオス)の映画 Blow-Up(邦題:欲望) とその多彩なフォトグラフィーが、Albertina で 開催される展覧会のテーマです。Blow-Up は、映画だけではなく、写真芸術の歴史において も、重要な意味を持つ作品と言えます。様々なテーマを基に、エリアの異なるフォトグラフ ィーをプレゼンテーションし、時間を超越した形で、細部に及ぶまでフォトグラフィーの多 様性を洞察することを試みた映画は、他にありません。Blow-Up の写真のスペクトルムは、 ファッション写真から社会派のレポタージュ、ポップアートから抽象的な芸術写真まで、 様々です。Albertina 展覧会では、これらの多彩なテーマを、複数の章に分け、互いにリンク する形で展示しています。映画 Blow-Up で登場する写真の数々や、映画製作の文化的、芸 術的側面の一環として製作された絵画なども披露されており、ロンドンの Swinging Sixties (スウィンギング・シックスティーズ) が体感できる展覧会です。 映画 Blow Up (監督:Michelangelo Antonioni)の Veruschka von Lehndorff(ヴ ェルーシュカ・フォン・レーンドルフ)と David Hemmings(デイヴィッド・ヘミング ス)、1966 年、スチール、写真: Arthur Evans(アーサー・エヴァンス)、プライベ ートコレクション、ウィーン、協賛: Neue Visionen Filmverleih GmbH 映画 Blow Up (監督:Michelangelo Antonioni)の David Hemmings(デイヴィッ ド・ヘミングス)、1966 年、スチール、写 真: Arthur Evans(アーサー・エヴァン ス)、プライベートコレクション、ウィー ン、協賛: Neue Visionen Filmverleih GmbH 映画 Blow Up (監督:Michelangelo Antonioni)の David Hemmings(デイヴィッ ド・ヘミングス)、1966 年、スチール、写 真: Arthur Evans(アーサー・エヴァン ス)、プライベートコレクション、ウィー ン、協賛: Neue Visionen Filmverleih GmbH Alex Katz、デッサン、コミック、絵画 、デッサン、コミック、絵画 Albertina 所蔵品より 2014 年 5 月 28 日から 9 月 14 日まで Alex Katz(アレックス・カッツ/*1927 年ニューヨーク)は、現代美術を代表するアメリカ 人アーティストです。彼は、現実性、官能性、抽象概念を特徴とし、自己を作品の中に反映 するアメリカ芸術の中心的存在です。ニューヨークの文化人やレジャーを楽しむ人々、社会 が、全く情熱を感じさせることがないモチーフとして、モニュメントのようなフォーマット で、アイコンのように描かれています。さらに、彼の作品でテーマとなっているのは、アメ リカ北東部のメーンの牧歌的風景です。その作品は、即時性やよそよそしさを感じさせるも のです。 彼の作品 60 点が Albertina 美術館へ新たに寄贈されたことをきっかけに、Alex Katz のデッ サン、コミック、絵画の全所蔵品を展示する展覧会を開催することとなりました。 Alex Katz Study for Mary Tyler Moore(メアリー・テイ ラー・ムーアのスタディ)、 2000 年 水彩 Albertina、ウィーン ©ビルドレヒト、ウィーン、2013 年 Alex Katz Black Hat #2(ブラックハット#2)、2010 年 油彩、キャンバス Albertina、Batliner(バトリーナー)コレクシ ョン ©ビルドレヒト、ウィーン、2013 年 Alex Katz Large Magnolia(大きなモクレン)、2002 年 木炭、赤いチョーク、パーフォレートブラウ ンペーパー オーストリア ルードヴィッヒ芸術科学財団よ り貸し出された特別展示品 ©ビルドレヒト、ウィーン、2013 年 Arnulf Rainer レトロスぺクティブ 2014 年 9 月 3 日から 2015 年 1 月 6 日まで 1950 年代に修正された作品により、1929 年、ウィーン近郊の都市バーデンに生れた芸術家 Arnulf Rainer(アーノルフ・ライナー)の名は、世界中に知れ渡ることとなりました。 Albertina 美術館では、世界的に高い評価を受けている芸術家、Arnulf Rainer の生誕 85 周年 を記念して、彼の代表作を含め、彼の複雑な芸術活動の主要な局面を、回顧的(レトロスペ クティブ)に展示する作品展を開催します。 新しい芸術を模索する情熱的な姿勢、多くの人々を魅了するストラッテジー、そして実験的 なアプローチを有する Rainers は、現在も精力的に芸術活動を続けており、現代アートを代 表する芸術家です。 Arnulf Rainer Müde Pose I(疲労のポーズ I)、1975 年 油彩、写真、木版 Albertina、ウィーン Arnulf Rainer Schwarze Rinnen(黒い溝)、1974 年 オイル、木炭、写真、木版 Albertina、ウィーン Arnulf Rainer Schranken(シュランケン)、1974-75 年 オイルチョーク、油彩、写真、木版 Albertina、ウィーン Joan Miró 2014 年 9 月 12 日から 2015 年 1 月 11 日まで Joan Miró(ジョアン・ミロ)は、幻想的なモチーフで有名な 20 世紀を代表する芸術家の一 人です。Albertina 美術館は、カタルーニャ出身の芸術家 Miró の絵画、デッサン、芸術作品 約 100 点を集め展示しています。彼の詩的な、そして有名なシュルレアリスムな表現を強調 する作品達です。 Mirós の作品は、軽快さと自発性に溢れています。全く重さを感じさせず、まるで子供のよ うな魅力で、世界をとらえています。彼の絵画表現は、魔法の様であり、世界に共通するも のです。月、星、彗星、瞳、虫、鳥、女性等が、彼の絵画には多く描かれており、彼の芸術 を代表するエレメントとして知られています。Mirós の作品には、原点、 本質的なもの、世界、宇宙を感じ取る、彼の詩的な感覚と解釈を見ることができます。 Joan Miró Verwandlung(変身)、1936 年 グワシュ、コラージュ Albertina、Batliner(バトリーナー)コレクシ ョン ©ビルドレヒト、ウィーン、2013 年 Joan Miró Frau vor der Sonne(太陽の前の女性)、 1949 年 油彩、キャンバス Albertina、Batliner(バトリーナー)コレクシ ョン ©ビルドレヒト、ウィーン、2013 年 Joan Miró Vögel und Insekten(鳥と虫)、1938 年 油彩、キャンバス Albertina、Batliner(バトリーナー)コレクシ ョン ©ビルドレヒト、ウィーン、2013 年
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