三菱サーバコンピュータ FT8600 モデル 200Ef ユーザーズガイド 2010年 7月 初版 ONL-511-017-01-200Ef-000-00-1007 商標について EXPRESSBUILDER とESMPRO、ExpressPicnic、CLUSTERPROは、日本 電気株式 会社の登録 商標です。Microsoft、 Windows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米 国およびその他の国にお ける登録商標または商標で す。 インテル、Xeonは米国Intel Corporationの登録商標です。ROM-DOSおよびDatalightはDatalight, Inc.の登録商標または 商標です。ATは米国International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。LSI およ びLSI ロゴ・デ ザイ ンはLSI 社 の商標 また は登 録商 標で す。Adobe、Adobeロゴ、Acrobat は、Adobe Systems Incorporated(アドビ システム ズ社)の商標です。DLT とDLTtapeは米 国Quantum Corporation の商標です。LTOは International Business Machines Corporation、Hewlett-Packard Company およびSeagate Technologyの米国におけ る商標です。PCI EXPRESSはPeripheral Component Interconnect Special Interest Groupの商標です。 その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。 オペレーティングシステムの表記について Windows Server 2008 R2 は、Windows Server® 2008 R2, Standard operating system およ びWindows Server® 2008 R2, Enterprise operating system の略です。 Windows Server 2008 は、Windows Server® 2008 Standard operating system、およ びWindows Server® 2008 Enterprise operating system、またはWindows Server® 2008 Standard 32-Bit operating system、およびWindows Server® 2008 Enterprise 32-Bit operating systemの略称です。 Windows Server 2003 x64 Editions はWindows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition operating systemお よび Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition operating systemまたは、Windows Server® 2003 Standard x64 Edition operating systemお よ びWindows Server® 2003 Enterprise x64 Edition operating system の略 称 で す。 Windows Server 2003 はWindows Server® 2003 R2, Standard Edition operating systemおよ びWindows Server® 2003 R2, Enterprise Edition operating systemまたは、Windows Server® 2003 Standard Edition operating system およびWindows Server ® 2003 Enterprise Edition operating systemの略称です。 Windows 2000はMicrosoft ® Windows® 2000 Server operating systemおよびMicrosoft ® Windows® 2000 Advanced Server operating system、Microsoft® Windows® 2000 Professional operating systemの略称です。 Windows 7 は Microsoft ® Windows ® 7 Professional operating systemの略称です。 Windows Vista は Microsoft® Windows VistaTM Business operating systemの略称です。 Windows XP x64 Editionは、Microsoft® Windows® XP Professional x64 Edition operating systemの略称です。 Windows XPはMicrosoft ® Windows® XP Home Edition operating systemおよびMicrosoft Windows XP Professional operating systemの略です。 Windows PEはWindows ® Preinstallation Environmentの略称です。 サンプルアプリケー ションで使用している名称は、す べて架空のものです。実在する品名、団 体名、個人名とは一切関 係ありません。 ご注意 (1) (2) (3) (4) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 弊社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。 本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきのことがあ りましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。 (5) 運用した結果の影響については(4)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) iii このユーザーズガイドは、必要なときすぐに参照できるよう、お手元に置いておく ようにしてください。「使用上のご注意」を必ずお読みください。 使用上のご注意(必ずお読みください) 本製品を安全に正しくご使用になるために必要な情報が記載されています。また、本文中の名 称については「各部の名称と機能」の項をご参照ください。 安全にかかわる表示について 本製品を安全にお使いいただくために、このユーザーズガイドの指示に従って操作してくださ い。 このユーザーズガイドには装置のどこが危険か、どのような危険に遭うおそれがあるか、どう すれば危険を避けられるかなどについて説明されています。また、装置内で危険が想定される 箇所またはその付近には警告ラベルが貼り付けられています(本体に印刷されている場合もあ ります)。 ユーザーズガイド、および警告ラベルでは、危険の程度を表す言葉として、 「警告」と「注意」 という用語を使用しています。それぞれの用語は次のような意味を持つものとして定義されて います。 人が死亡する、または重傷を負うおそれがあることを示します。 火傷やけがな どを負うおそれ や物的損害を負 うおそれがあ ることを示しま す。 危険に対する注意・表示は次の3種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次のよ うな意味を持つものとして定義されています。 注意の喚起 この 記号 は危 険が 発生 する おそ れが (例) あることを表します。記号の中の絵表 示は 危険 の内 容を 図案 化し たも ので す。 (感電注意) 行為の禁止 この記号は行為の禁止を表します。記 (例) 号の中や近くの絵表示は、してはなら ない 行為 の内 容を 図案 化し たも ので す。 (分解禁止) 行為の強制 この記号は行為の強制を表します。記 号の中の絵表示は、しなければならな (例) い行為の 内容を図案 化したもの です。 危険 を避 ける ため には この 行為 が必 (プラグを抜く) 要です。 iv 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) (ユーザーズガイドでの表示例) 注意を促す記号 危険に対する注意の内容 危険の程度を表す用語 指定以外のコンセントに差し込まない 指定 された電圧でアース線付きのコンセントをお使 いください。指定以外で 使うと火災や漏電の原因となります。 本書と警告ラベルで使用する記号とその内容 注意の喚起 感電 のおそ れのあ るこ とを示 しま す。 発煙 または 発火の おそ れがあ るこ とを示します。 指が はさま れてけ がを するお それ があることを示します。 レー ザー光 による 失明 のおそ れが あることを示します。 高温 による 傷害を 負う おそれ があ ることを示します。 けが をする おそれ があ ること を示 します。 爆発 や破裂 による 傷害 を負う おそ れがあることを示します。 特定しない一般的な注意・警告を示 します。 行為の禁止 水や 液体が かかる 場所 で使用 しな いでください。水にぬらすと感電や 発火のおそれがあります。 本装置を分解・修理・改造しないで ください。感電や火災のおそれがあ ります。 火気に近づけないでください。発火 するおそれがあります。 ぬれた手で触らないでください。感 電するおそれがあります。 指定 された 場所に は触 らない でく ださい。感電や火傷などの傷害のお それがあります。 特定 しない 一般的 な禁 止を示 しま す。 行為の強制 本装 置の電 源プラ グを コンセ ント から抜いてください。火災や感電の おそれがあります。 必ず接地してください。感電や火災 のおそれがあります。 特定 しない 一般的 な使 用者の 行為 を指示します。説明に従った操作を してください。 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) v 安全上のご注意 本装置を安全にお使いいただくために、ここで説明する注意事項をよく読んでご理解し、安全 にご活用ください。記号の説明についてはiiiページの『安全にかかわる表示について』の説明 を参照してください。 全般的な注意事項 人命に関わる業務や高度な信頼性を必要とする業務には使用しない 本装置は、医療機器・原子力設備や機器、航空宇宙機器・輸送設備や機器など、人命 に関わる設備 や機器および 高度な信頼性 を必要とする設 備や機器など への組み込み やこれらの機器の制御などを目的とした使用を前提として設計されておりません。こ れら設備や機器、制御システムなどに本装置を使用した結果、人身事故、財産損害な どが生じても弊社はいかなる責任も負いかねます。 煙や異臭、異音がしたまま使用しない 万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、ただちに電源を OFF にして電源プラグ をコンセントから抜いてください。その後、お買い求めの販売店または保守サービス 会社にご連絡ください。そのまま使用すると火災の原因となります。 針金や金属片を差し込まない 通気孔や光デ ィスクドライ ブのすきまか ら金属片や針金 などの異物を 差し込まない でください。感電の危険があります。 海外で使用しない 本装置は、日本国内専用の装置です。海外では使用できません。この装置を海外で使 用すると火災や感電の原因となります。 装置内に水や異物を入れない 装置内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないでください。火災や感 電、故障の原因となります。もし入っ てしまったときは、すぐ電源を OFF にして、 電源プラグをコンセントから抜いてください。分解しないで販売店または保守サービ ス会社にご連絡ください。 vi 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) 電源・電源コードに関する注意事項 ぬれた手で電源プラグを持たない ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしないでください。 感電するおそれがあります。 アース線をガス管につながない アース線は絶対にガス管につながないでください。 ガス爆発の原因になります。 指定以外のコンセントに差し込まない 指定された電圧で、アース付きのコンセントをお使いください。指定以外で使うと火 災や漏電の原因となります。 また、延長コードが必要となるような場所には設置しないでください。本装置の電源 仕様に合っていないコードに接続すると、コードが過熱して火災の原因となります。 クラス 0 Ⅰのアース線付き AC コードセットを使用する場合は、接地接続は必ず、電 源プラグを電源につなぐ前に行ってください。接地接続を外す場合は、必ず電源プラ グを電源から切り離してから行ってください。 たこ足配線にしない コンセントに定格以上の電流が流れることによって、過熱して火災の原因となるおそ れがあります。 ケーブル部分を持って引き抜かない ケ ーブル部 分を抜 くときは コネクタ 部分を 持ってま っすぐ に引き抜 いてく ださい。 ケー ブル部分を持 って引っ張っ たりコネクタ部 分に無理な力 を加えたりす るとケー ブル部分が破損し、火災や感電の原因となります。 中途半端に差し込まない 電源プラグは根元までしっかりと差し込んでください。中途半端に差し込むと接触不 良のため発熱し、火災の原因となることがあります。また差し込み部にほこりがたま り、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれがあります。 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) vii 指定以外の電源コードを使わない 本装置に添付されている電源コード以外のコードを使わないでください。電源コード に定格以上の電流が流れると、火災の原因となるおそれがあります。また、電源コー ドの破損による感電や火災を防止するために次の注意をお守りください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ コード部分を引っ張らない。 電源コードを折り曲げない。 電源コードをねじらない。 電源コードを踏まない。 電源コードを束ねたまま使わ ない。 電源コードをステープラなど で固定しない ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 電源コードをはさまない。 電源コードに薬品類をかけない。 電源コードの上にものを載せない。 電源コードを改造・加工・修復しない。 損傷した電源コードを使わない。(損傷 した電源コードはすぐ同じ規格の電源 コードと取り替えてください。交換に 関しては、お買い求めの販売店または 保守サービス会社にご連絡ください。) 添付の電源コードを他の装置や用途に使用しない 添付の電源コードは本装置に接続し、使用することを目的として設計され、その安全 性が確認されているものです。決して他の装置や用途に使用しないでください。火災 や感電の原因となるおそれがあります。 viii 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) 設置・装置の移動・保管・接続に関する注意事項 1 人で持ち上げない 本装置の質量は最大で 26kg です。本装置の持ち運びは 2 人以上で底面をしっかりと 持ってください。1 人で持ち上げると腰をいためるおそれがあります。また、本装置 を運ぶときはフロントマスクに手をかけて持ち上げないでください。フロントマスク が外れ、装置を落としたり、フロントマスクを壊したりするおそれがあります。 指定以外の場所に設置・保管しない 本装置を次 に示すような場所や本書で指定している場所 以外に置かないでください。 火災の原因となるおそれがあります。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ほこりの多い場所。 給湯器のそばなど湿気の多い場所。 直射日光が当たる場所。 不安定な場所。 腐食性ガスの発生する環境で使用または保管しない 腐食性ガ ス(二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、ア ンモニア、オゾンなど) の存在する場所に設置し、使用しないでください。また、ほこりや空気中に腐食を促 進する成分(塩化ナトリウムや硫黄など)や導電性の金属などが含まれている環境へ も設置しないでください。装置内部のプリント板が腐食・ショートし、火災の原因と なるおそれがあります。ご不明の点は販売店または保守サービス会社にお問い合わせ ください。 電源 プラグを差し 込んだままイ ンタフェースケ ーブルの取り 付けや取り外 しをしな い インタフェースケーブルの取り付け / 取り外しは電源コードをコンセントから抜いて 行ってください。たとえ電源を OFF にしても電源コードを接続したままケーブルや コネ クタに触ると 感電したり、シ ョートによる 火災を起こし たりすること がありま す。 指定以外のインタフェースケーブルを使用しない インタフェースケーブルは、弊社が指定するものを使用し、接続する装置やコネクタ を確認した上で接続してください。指定以外のケーブルを使用したり、接続先を誤っ たりすると、ショートにより火災を起こすことがあります。 また、イ ンタフェース ケーブルの 取り扱いや接 続について次 の注意をお守 りくださ い。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 破損したケーブルコネクタを使用しない。 ケーブルを踏まない。 ケーブルの上にものを載せない。 ケーブルの接続がゆるんだまま使用しない。 破損したケーブルを使用しない。 1 人で部品の取り付けをしない・ラック用ドアのヒンジのピンを確認する ラック用のドアやレールなどの部品は 2 人 以上で取り付けてください。 また、ドアの取り付け時には上下のヒンジのピンが確実に差し込まれていることを確 認してください。 部品を落として破損させるばかりではなく、けがをするおそれがあります。 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) ix お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項 自分で分解・修理・改造はしない 本書に記載されている場合を除き、絶対に分解したり、修理・改造を行ったりしないで ください。装置が正常に動作しなくなるばかりでなく、感電や火災の危険があります。 光ディスクドライブの内部をのぞかない 光ディスクドライブはレーザーを使用しています。電源が ON になっているときに内 部をのぞいたり、鏡などを差し込んだりしないでください。万一、レーザー光が目に 入ると失明するおそれがあります(レーザー光は目に見えません)。 リチウムバッテリやニッカドバッテリ、ニッケル水素バッテリを取り外さない 本装置内部にはリチウムバッテリが取り付けられています(オプションデバイスの中 にはリチウムバッテリやニッケル水素バッテリを搭載したものもあります)。バッテ リを取り外さないでください。リチウムバッテリやニッケル水素バッテリは火を近づ けたり、水に浸けたりすると爆発するおそれがあります。 また、バッテリ の寿命で装 置が正しく 動作しなくな ったときは、ご 自分で分解・交 換・充電などをせずにお買い求めの販売店、または保守サービス会社に連絡してくだ さい。 電源プラグを差し込んだまま取り扱わない お手入れや本装置内蔵用オプションの取り付け / 取り外し、本装置内ケーブルの取り 付け / 取り外しは、 本装置の電源を OFF にして、電源プラグをコンセントから抜い て行ってください。たとえ電源を OFF にしても、電源コードを接続したまま本装置 内の部品に触ると感電するおそれがあります。 また、電源プラグはときどき抜いて、乾いた布でほこりやゴミをよくふき取ってくだ さい。ほこりがたまったままで、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれ があります。 高温注意 本装置の電源を OFF にした直後は、内蔵型のハードディスクドライブなどをはじめ 装置内の部品が高温になっています。十分に冷めたことを確認してから取り付け / 取 り外しを行ってください。 中途半端に取り付けない 電源ケーブルやインタフェースケーブル、ボードは確実に取り付けてください。中途 半端に取り付けると接触不良を起こし、発煙や発火の原因となるおそれがあります。 コネクタカバーを取り付けずに使用しない 内蔵デバイス と接続してい ない電源ケー ブルのコネクタ にはコネクタ カバーが取り 付けられています。使用しないコネクタに はコネクタカバーを取り付けてください。 コネクタカバーを取り付けずに使用すると、コネクタが内部の部品に接触して火災や 感電の原因となります。 x 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) 運用中の注意事項 雷がなったら触らない 雷が発生しそうなときは電源プラグをコンセントから抜いてください。また電源プラ グを 抜く前に、雷が 鳴りだしたら、ケ ーブル類も 含めて装置に は触れない でくださ い。火災や感電の原因となります。 ペットを近づけない 本装 置にペットな どの生き物を 近づけない でください。排泄 物や体毛が装 置内部に 入って火災や感電の原因となります。 装置の上にものを載せない 本体が倒れてけがや周辺の家財に損害を与えるおそれがあります。 光ディスクドライブのトレーを引き出したまま放置しない 引き出したトレーの間からほこりが入り誤動作を起こすおそれがあります。また、ト レーにぶつかりけがをするおそれがあります。 ヘッドフォンを耳にあてたまま接続しない ヘッドフォンを耳にあてたままヘッドフォンジャックに接続しないでください。耳を 痛めるおそれがあります。また、接続前にボリュームが大きくなっていないことを確 認してください。 巻き込み注意 本装 置の動作中は 背面にある冷 却用ファンの部 分に手や髪の 毛を近づけな いでくだ さい。手をはさまれたり、髪の毛が巻き込まれたりしてけがをするおそれがあります。 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) xi 警告ラベルについて 本体内の危険性を秘める部品やその周辺には警告ラベルが表示されています(警告ラベルは本 体に印刷されているか、貼り付けられている場合があります)。これは本体を取り扱う際、考 えられる危険性を常にお客様に意識していただくためのものです(ラベルをはがしたり、塗り つぶしたり、汚したりしないでください)。もしこのラベルが貼り付けられていない、はがれ かかっている、汚れている、本体に印刷されていないなどしているときは販売店にご連絡くだ さい。 xii 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) 取り扱い上のご注意(装置を正しくお使いいただくために) 本装置を正しく動作させるために次に示す注意事項をお守りください。これらの注意を無視し た取り扱いをすると本装置の誤動作や故障の原因となります。 ⓦ 本装置の近くで携帯電話やPHS、ポケットベルを使わないでください。本装置のそばで は携帯電話やPHS、ポケットベルの電源をOFFにしておいてください。電波による誤動 作の原因となります。 ⓦ 本装置が正常に動作できる場所に設置してください。詳しくは148ページを参照してく ださい。 ⓦ 本装置は縦置きで使用します。横置きでは使用できません。 ⓦ 周辺機器へのケーブルの接続/取り外しは本体の電源をOFFになっていることを確認し、 電源コードをコンセントから外した後に行ってください。 ⓦ AC入力電圧が100Vのコンセントに添付の電源コードを接続してください。 ⓦ 電源のOFFは、本体のアクセスランプが消灯しているのを確認してから行ってくださ い。 ⓦ 本体の電源を一度OFFにした後、再びONにするときは10秒以上経過してからにしてく ださい。無停電電源装置(UPS)に接続している場合も10秒以上経過してからONになる ようにスケジューリングの設定をしてください。 ⓦ 本体を移動する前に電源をOFFにして、電源プラグをコンセントから抜いてください。 ⓦ 定期的に本体を清掃してください(清掃は328ページで説明しています) 。定期的な清 掃はさまざまな故障を未然に防ぐ効果があります。 ⓦ 落雷等が原因で瞬間的に電圧が低下することがあります。この対策として無停電電源装 置等を使用することをお勧めします。 ⓦ CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきましては、CD再生 機器における再生の保証はいたしかねます。 ⓦ オプションは本体に取り付けられるものであること、また接続できるものであることを 確認してください。たとえ本体に取り付けや接続ができても正常に動作しないばかり か、本体が故障することがあります。 ⓦ 次の条件に当てはまる場合は、運用の前にシステム時計の確認・調整をしてください。 − 装置の輸送後 − 装置の保管後 − 装置の動作を保証する環境条件(温度:10℃∼35℃・湿度:20%∼80%)から外 れた条件下で休止状態にした後 システム時計は毎月1回程度の割合で確認してください。また、高い時刻の精度を要 求するようなシステムに組み込む場合は、タイムサーバ(NTPサーバ)などを利用 して運用することをお勧めします。 システム時計を調整しても時間の経過と共に著 しい遅れや進みが生じる場合は、お 買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) xiii ⓦ 再度、運用する際、内蔵機器や本体を正しく動作させるためにも室温を保てる場所に保 管することをお勧めします。 装置を保管する場合は、保管環境条件(温度:-10℃∼55℃、湿度:20%∼80%)を 守って保管してください(ただし、結露しないこと)。 ⓦ 本装置、内蔵型のオプション機器、バックアップ装置にセットするメディア(テープ カートリッジ)などは、寒い場所から暖かい場所に急に持ち込むと結露が発生し、その まま使用すると誤作動や故障の原因となります。保管した大切なデータや資産を守るた めにも、使用環境に十分になじませてからお使いください。 参考:冬季(室温と10度以上の気温差)の結露防止に有効な時間 ディスク装置:約2∼3時間 メディア :約1日 ⓦ オプションは弊社の純正品をお使いになることをお勧めします。他社製のメモリやハー ドディスクドライブには本装置に対応したものもありますが、これらの製品が原因と なって起きた故障や破損については保証期間中でも有償修理となります。 保守サービスについて ヒント 本 装置の保守 に関して 専門的な 知識を持つ 保守員に よる定期的 な診断・保守 サービスを用意しています。 本装置をいつまでもよい状態でお使いになるためにも、保守サービス会社と定 期保守サービスを契約されることをお勧めします。 xiv 使用上のご注意 ( 必ずお読みください ) 健康を損なわないためのアドバイス コン ピュータ 機器を 長時間 連続し て使用 すると、身体 の各部 に異常 が起こ ること がありま す。コン ピュータを使用するときは、主に次の点に注意して身体に負担がかからないよう心掛けましょう。 よい作業姿勢で コンピュータを使用するときの基本的な姿勢は、背筋を伸ばして椅 子にすわり、キーボードを両手と床がほぼ平行になるような高さに 置き、視線が目の高さよりもやや下向きに画面に注がれているとい う姿勢です。 『よい作業姿勢』とはこの基本的な姿勢をとったとき、 身体のどの部分にも余分な力が入っていない、つまり緊張している 筋肉がもっとも少ない姿勢のことです。 『悪い作業姿勢』、たとえば背中を丸めたかっこうやディスプレイ装 置の画面に顔を近づけたままの状態で作業を行うと、疲労の原因や 視力低下の原因となることがあります。 ディスプレイの角度を調節する ディスプレイの多くは上下、左右の角度調節ができるようになって います。まぶしい光が画面に映り込むのを防いだり、表示内容を見 やすくしたりするためにディスプレイの角度を調節することは、た いへん重要です。角度調節をせずに見づらい角度のまま作業を行う と『よい作業姿勢』を保てなくなりすぐに疲労してしまいます。ご 使用の前にディスプレイを見やすいよう角度を調整してください。 画面の明るさ・コントラストを調節する ディスプレイは明るさ(ブライトネス)・コントラストを調節で き る機能を持っています。年齢や個人差、まわりの明るさなどによっ て、画面の最適なブライトネス・コントラストは異なりますの で、 状況に応じて画面を見やすいように調節してください。画面が明る すぎたり、暗すぎたりすると目に悪影響をもたらします。 キーボードの角度を調節する オプションのキーボードには、角度を変えることができるよう設計 されているものもあります。入力しやすいようにキーボードの角度 を変えることは、肩や腕、指への負担を軽減するのにたいへん有効 です。 機器の清掃をする 機器をきれいに保つことは、美観の面からだけでなく、機能や安全上の観点からも大切です。特にディ スプレイの画 面は、ほこりなどで汚れる と、表示内容が見にくく なりますので定期的に 清掃する必要 があります。 疲れたら休む 疲れを感じたら手を休め、軽い体操をするなど、気分転換をはかる ことをお勧めします。 はじめに xv はじめに このたびは、弊社のFT8600シリーズ製品をお買い求めいただき、まことにありがとうござい ます。 本製品は、インテ ル社製の最新のマイクロプロセッサ「インテル ® Xeon ® プロセッサー」を 搭載した高性能サーバです。 弊社 の最新テクノロジ ーとアーキテクチ ャにより従来のサ ーバでは実現で きなかったハイパ ワー、ハイスピードが実現します。 「高信頼性」はもちろんのこと、 「拡張性」を考慮して設計され、ネットワークサーバとして幅 広くご利用いただけることでしょう。 本製品の持つ機能を最大限に引 き出すためにも、ご使用になる前に本書をよくお読みになり、 製品の取り扱いを十分にご理解ください。 本書について 本書 は、本製品を正しく セットアップ し、使用できるよう にするための 手引きです。セット アップを行うときや日常使用する上で、わからないことや具合の悪いことが起きたときは、取 り扱い上の安全性を含めてご利用ください。 本書は常に本体のそばに置いていつでも見られるようにしてください。 本書は、Windowsなどのオペレーティングシステムやキーボード、マウスといった一般的な 入出 力装置などの基本 的な取り扱いにつ いて十分な知識を 持ったユーザー を対象として記載 されています。 本文中の記号について 本書では巻頭で示した安全にかかわる注意記号の他に3種類の記号を使用しています。これら の記号と意味をご理解になり、装置を正しくお取り扱いください。 重要 装置の取り扱いや、ソフトウェ アの操作で守らなければならない事柄や特に 注意をすべき点を示します。 チェック 装置 やソフ トウェ アを操 作する 上で確 認をし ておく必 要があ る点を 示しま す。 知っておくと役に立つ情報や、便利なことなどを示します。 ヒント xvi 本書について 本書の構成について 本書は 4つの 編から構成 されていま す。それぞれの 編では次の ような説明 が記載され ていま す。なお、巻末には索引があります。必要に応じてご活用ください。 「使用上のご注意」をはじめにご覧ください 重要 本編をお読み になる前に必ず本書の 巻頭に記載されている「使 用上のご注意」 をお読みく ださい。 「使用上のご注 意」では、本製品を安全に、正 しくお使い になるために大切な注意事項が記載されています。 第1編 導入編 本装置 を導入 するに あたり 知って おいて いただ きたい 情報と お使い になら れるま での セットアップの手順 について説明していま す。ここで説明する内容や手 順を守って正し く本装置をお使いになるシステム環境へ導入してください。 第2編 ハードウェア編 本装置のハードウ ェアに関する説明をし ています。各部の名称やその 機能、設置にふさ わしい 場所に関 する説明、オ プション の取り付 け手順、BIOS セットア ップユー ティリ ティの操作方法について知りたいときに参照してください。 第3編 ソフトウェア編 本体に添付のソフト ウェアについてその機 能や使用方法について説 明しています。ここ で説明する内容に従って正しくお使いください。 第4編 運用・保守編 本装置を運用する上で知っておいていただきたい情報が記載されています。また、 「故障 かな?」と思ったときは、本装置の故障を疑う前に参照してください。 本書について xvii 本書に記載の「光ディスクドライブ」について 本装置には以下のドライブが装備されています。本書ではこのドライブを「光ディスクドライ ブ」と記載しています。 ⓦ DVD-ROMドライブ なお、CD 規格に準拠しない「コピーガード付き CD」などのディスクにつきましては、CD再 生機器における再生の保証はいたしかねます。 xviii 付属品の確認 付属品の確認 梱包箱の中には、本体以外にいろいろな付属品が入っています。添付の「スタートアップガイ ド」を参照してすべてがそろっていることを確認し、それぞれ点検してください。万一足りな いものや損傷しているものがある場合は、販売店に連絡してください。 付属品について 重要 ⓦ 添付品はセットアップをするときやオプションの増設、装置が故障した ときに必要となりますので大切に保管してください。 ⓦ 添付品の「EXPRESSBUILDER」は、紙封筒に包装されています。 EXPRESSBUILDERを紛失しないよう十分にご注意ください。 ⓦ オペレーティングシステムに添付のソフトウェア登録カードは、所定事 項をご記入の上、必ず投函してください。 ⓦ 添付のDVD-ROMは使用方法を誤るとお客様のシステム環境を変更して しまうおそれがあります。使用についてご不明な点がある場合は、無理 な操作をせずにお買い求めの販売店、または保守サービス会社にお問い 合わせください。 第三者への譲渡について xix 第三者への譲渡について 本体または、本体に添付されているものを第三者に譲渡(または売却)するときは、次の注意 を守ってください。 ⓦ 本体について 第三者へ 譲渡(または売却)する場合に は、装置に添付されている 説明書一式を一緒に お渡しください。 ハードディスクドライブ内のデータについて 重要 譲 渡する装置 内に搭載さ れている ハードディ スクドライ ブに保存 されている 大切なデータ(例えば顧客情報や企業の経理情報など)が第三者へ漏洩するこ とのないようにお客様の責任において確実に処分してください。 Windowsの「ゴミ箱を空にする」操作やオペレーティングシステムの「フォー マット」コマンドでは見た目は消去されたように見えますが、実際のデータは ハードディスクドライブに書き込まれたままの状態にあります。完全に消去さ れていないデータは、特殊なソフトウェアにより復元され、予期せぬ用途に転 用されるおそれがあります。 このようなトラブルを回避するために市販の消去用ソフトウェア(有償)また はサービス(有償)を利用し、確実にデータを処分することを強くお勧めしま す。データの消去についての詳細は、お買い求めの販売店または保守サービス 会社にお問い合わせください。 なお、データの処分をしないまま、譲渡(または売却)し、大切なデータが漏 洩された場合、その責任は負いかねます。 ⓦ 添付のソフトウェアについて 添付のソ フトウェアを第三者に 譲渡(売却)する場合には、以下の 条件を満たす必要が あります。 − 添付されているすべてのものを譲渡し、譲渡した側は一切の複製物を保持しないこ と − 各ソフトウェアに添付されている『ソフトウェアのご使用条件』の譲渡、移転に関 する条件を満たすこと − 譲渡、移転が認められていないソフトウェアについては、インストールした装置か ら削除した後、譲渡すること xx 消耗品・装置の廃棄について 消耗品・装置の廃棄について ⓦ 本体およびハードディスクドライブ、DVD-ROM、オプションのボード、バッテリなど の廃棄については各自治体の廃棄ルールに従ってください。なお、装置添付の電源ケー ブルにつきましても、他装置への転用を防ぐため、本体と一緒に廃棄してください。詳 しくは、各自治体へお問い合わせください。 重要 ⓦ ⓦ 本体のマザーボード上にあるバッテリの廃棄(および交換)については お買い求めの販売店または保守サービス会社までお問い合わせくださ い。 ⓦ ハードディスクドライブやバックアップデータカートリッジ、その他書 き込み可能なメディア(CD-R/CD-RWなど)に保存されているデータ は、第三者によって復元や再生、再利用されないようお客様の責任にお いて確実に処分してから廃棄してください。個人のプライバシーや企業 の機密情報を保護するために十分な配慮が必要です。 本体の部品の中には、寿命により交換が必要なものがあります(冷却ファン、本体内蔵 のバッテリ、内蔵DVDドライブなど)。装置を安定して稼働させるために、これらの部 品を定期的に交換することをお勧めします。交換や寿命については、お買い求めの販売 店、または保守サービス会社にご連絡ください。 装置の輸送について xxi 装置の輸送について 本体およびオプションなどには、リチウム金属電池あるいはリチウムイオン電池を使用してい ます。リチウム電池の輸送に関しては、航空・海上輸送規制が適用されますので本体およびオ プションの航空機、船舶等での輸送については、お買い求めの販売店、または保守サービス会 社へお問い合わせください。 xxii 目 次 目 次 使用上のご注意(必ずお読みください) ............................................................................................ iii 安全にかかわる表示について................................................................................................. iii 本書と警告ラベルで使用する記号とその内容....................................................................iv 安全上のご注意 ......................................................................................................................... v 全般的な注意事項 ................................................................................................ v 電源・電源コードに関する注意事項 ...............................................................vi 設置・装置の移動・保管・接続に関する注意事項 .................................... viii お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項 ......................................ix 運用中の注意事項 .................................................................................................x 警告ラベルについて ................................................................................................................. xi 取り扱い上のご注意(装置を正しくお使いいただくために) ........................................ xii 健康を損なわないためのアドバイス .............................................................xiv はじめに ......................................................................................................................................................... xv 本書について................................................................................................................................................. xv 本文中の記号について ........................................................................................................... xv 本書の構成について ...............................................................................................................xvi 本書に記載の「光ディスクドライブ」について ............................................................xvii 付属品の確認............................................................................................................................................... xviii 第三者への譲渡について ............................................................................................................................xix 消耗品・装置の廃棄について ....................................................................................................................xx 装置の輸送について ....................................................................................................................................xxi 目 次 ............................................................................................................................................................ xxii 1 導入編 特 長 ............................................................................................................................................................... 2 導入にあたって .............................................................................................................................................. 9 システム構築のポイント ....................................................................................9 システムの構築・運用にあたっての留意点 ................................................ 10 セットアップを始める前に ....................................................................................................................... 14 EXPRESSBUILDERがサポートしているサービスパック............................................ 14 EXPRESSBUILDERがサポートしている大容量記憶コントローラ........................... 15 ハードウェアのセットアップ.............................................................................................. 17 オペレーティングシステムのセットアップ..................................................................... 18 Windows Server 2008 R2のセットアップ......................................................................................... 19 カスタムインストールモデルのセットアップ................................................................. 19 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)....................... 19 セットアップの手順 ......................................................................................... 20 シームレスセットアップ...................................................................................................... 23 セットアップ前の確認事項について ............................................................ 24 セットアップの流れ ......................................................................................... 28 セットアップの手順 ......................................................................................... 29 デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ ............................... 40 障害処理のためのセットアップ..................................................................... 44 Hyper-V 2.0のサポートについて.................................................................. 44 目 次 xxiii BitLockerをご利用になる場合........................................................................44 管理ユーティリティのインストール .............................................................44 システムのアップデート ..................................................................................44 Windows Server 2008のセットアップ.................................................................................................45 カスタムインストールモデルのセットアップ .................................................................45 セットアップをはじめる前に(購入時の状態について)..........................46 セットアップの手順 ..........................................................................................46 シームレスセットアップ .......................................................................................................49 セットアップ前の確認事項について .............................................................50 セットアップの流れ ..........................................................................................55 セットアップの手順 ..........................................................................................56 修正モジュールの適用 ......................................................................................67 デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ ................................68 PAEオプションを設定する方法 .....................................................................74 障害処理のためのセットアップ .....................................................................74 Hyper-Vのサポートについて ..........................................................................74 管理ユーティリティのインストール .............................................................75 システムのアップデート ..................................................................................75 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのセットアップ...............................................................76 Windows Server 2003のセットアップ.................................................................................................77 カスタムインストールモデルのセットアップ .................................................................77 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)........................77 セットアップの手順 ..........................................................................................78 シームレスセットアップ .......................................................................................................79 セットアップ前の確認事項について .............................................................80 セットアップの流れ ..........................................................................................84 セットアップの手順 ..........................................................................................85 グラフィックスアクセラレータドライバ ..................................................102 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合 .................102 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合 .............................102 PAEオプションを設定する方法 ..................................................................103 障害処理のためのセットアップ ..................................................................104 管理ユーティリティのインストール ..........................................................104 システムのアップデート ...............................................................................104 障害処理のためのセットアップ ............................................................................................................105 メモリダンプ(デバッグ情報)の設定 ...........................................................................105 Windows Server 2008 R2の場合 .............................................................105 Windows Server 2008の場合 ....................................................................110 Windows Server 2003の場合 ....................................................................115 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法...................................................................119 Windows Server 2008 R2の場合 .............................................................119 Windows Server 2008の場合 ....................................................................120 Windows Server 2003の場合(ワトソン博士の設定).........................121 ネットワークモニタのインストール ...............................................................................122 Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合................122 Windows Server 2003の場合 ....................................................................123 システム情報のバックアップ............................................................................................124 応用セットアップ .....................................................................................................................................125 シームレスセットアップ未対応の 大容量記憶装置コントローラを利用する場合.......................................... 125 マニュアルセットアップ ...............................................................................126 論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 .....................128 xxiv 目 次 2 ハードウェア編 各部の名称と機能 .....................................................................................................................................132 本体前面 .................................................................................................................................132 本体背面 .................................................................................................................................134 本体内部 .................................................................................................................................136 マザーボード.........................................................................................................................139 ランプ表示.............................................................................................................................140 POWER/SLEEPランプ .................................................................................143 STATUSランプ............................................................................................... 143 DISKアクセスランプ ......................................................................................144 LANアクセスランプ(1)/(2)................................................................. 145 LINK/ACTランプ ............................................................................................145 Speedランプ.................................................................................................... 145 Diskランプ........................................................................................................146 AC POWERステータスランプ(冗長電源のみ).....................................147 AC POWERランプ(冗長電源のみ).......................................................... 147 設置と接続 ..................................................................................................................................................148 設 置 .....................................................................................................................................148 接 続 .....................................................................................................................................150 インタフェースケーブル ...............................................................................151 電源コード ........................................................................................................155 基本的な操作.............................................................................................................................................. 156 電源のON...............................................................................................................................156 POSTのチェック................................................................................................................. 157 POSTの流れ .................................................................................................... 157 POSTのエラーメッセージ............................................................................159 電源のOFF.............................................................................................................................160 光ディスクドライブ ............................................................................................................160 使用上の注意.................................................................................................... 160 ディスクのセット/取り出し.........................................................................161 ディスクが取り出せない場合の手順 .......................................................... 161 ディスクの取り扱い .......................................................................................162 Flash FDD .............................................................................................................................163 注意事項 ............................................................................................................163 内蔵オプションの取り付け ..................................................................................................................165 安全上の注意.........................................................................................................................165 静電気対策について ............................................................................................................166 取り付け/取り外し後の確認..............................................................................................167 取り付け/取り外しの準備..................................................................................................168 取り付け/取り外しの手順..................................................................................................169 レフトサイドカバー .......................................................................................169 フロントマスク................................................................................................172 3.5型ハードディスクドライブ.....................................................................174 2.5型ハードディスクドライブ.....................................................................178 RAIDシステムの設定方法 ............................................................................. 181 冗長電源 ............................................................................................................187 PCIボード .........................................................................................................189 DIMM ................................................................................................................. 196 メモリ機能の利用 ...........................................................................................202 プロセッサ(CPU) ............................................................................................209 ファイルデバイス ...........................................................................................215 冗長ファン ........................................................................................................218 3.5型ディスクケージ .....................................................................................221 2.5型ディスクケージ .....................................................................................225 目 次 xxv ケーブル接続 .............................................................................................................................................230 インタフェースケーブル ....................................................................................................230 ハードディスクドライブの増設 ..................................................................230 5.25型デバイスの接続 ..................................................................................232 電源ケーブル.........................................................................................................................233 システムBIOS(SETUP)のセットアップ ........................................................................................234 起 動 .....................................................................................................................................235 キーと画面の説明 ................................................................................................................236 設定例 .....................................................................................................................................237 パラメータと説明 ................................................................................................................240 Main ...................................................................................................................240 Advanced .........................................................................................................243 Security.............................................................................................................255 Server ................................................................................................................258 Boot ...................................................................................................................267 Save & Exit......................................................................................................268 リセットとクリア .....................................................................................................................................270 リセット .................................................................................................................................270 強制電源OFF.........................................................................................................................270 CMOSメモリ・パスワードのクリア...............................................................................271 割り込みライン ....................................................................................................................273 RAIDシステムのコンフィグレーション ..............................................................................................274 RAIDについて.......................................................................................................................274 RAIDの概要 ......................................................................................................274 RAIDレベル ......................................................................................................277 オンボードのRAIDコントローラのコンフィグレーション ........................................281 ハードディスクドライブの取り付け ..........................................................281 RAIDシステムの有効化 .................................................................................281 RAIDシステム管理ユーティリティの起動と終了.................................... 284 メニューツリー ............................................................................................... 285 操作手順 ............................................................................................................287 LSI Software RAID Configuration UtilityとUniversal RAID Utility ...295 3 ソフトウェア編 添付のDVDについて ................................................................................................................................300 CD-ROM装置のみの管理PCを使用したいとき............................................................301 EXPRESSBUILDER.................................................................................................................................302 各メニューの起動について................................................................................................302 オートランで起動するメニュー .......................................................................................305 ExpressPicnic ...........................................................................................................................................306 パラメータファイルの作成................................................................................................306 本体用バンドルソフトウェア ................................................................................................................317 ESMPRO/ServerAgent(Windows版) .........................................................................317 インストール前の準備 ..................................................................................317 インストール ....................................................................................................318 インストール後の確認 ................................................................................... 319 ESMPRO/ServerAgent Extension ................................................................................319 Universal RAID Utility ........................................................................................................320 カスタムインストールモデルでのセットアップ .....................................320 シームレスセットアップを使用したセットアップ .................................320 xxvi 目 次 Universal RAID Utilityの セットアッププログラムを使用したセットアップ .................................320 イージーコンフィグレーション機能 .......................................................... 321 RAIDレベル6の論理ドライブの作成.......................................................... 321 装置情報収集ユーティリティ............................................................................................322 インストール.................................................................................................... 322 使用方法 ............................................................................................................323 アンインストール ...........................................................................................323 管理PC用バンドルソフトウェア........................................................................................................... 324 ESMPRO/ServerManager ............................................................................................... 324 4 運用・保守編 日常の保守 ..................................................................................................................................................326 アップデートの確認・適用................................................................................................326 アラートの確認 ....................................................................................................................327 バックアップ.........................................................................................................................327 クリーニング.........................................................................................................................328 本体のクリーニング .......................................................................................328 キーボード/マウスのクリーニング ............................................................328 CD-ROM/DVD-ROMのクリーニング......................................................329 テープドライブのクリーニング...................................................................329 システム診断.............................................................................................................................................. 330 システム診断の内容 ............................................................................................................330 システム診断の起動と終了................................................................................................330 電力制御機能に関する注意事項 ............................................................................................................333 対応OSについて...................................................................................................................333 Windows Server 2008使用時の留意点.........................................................................334 障害時の対処.............................................................................................................................................. 335 障害箇所の切り分け ............................................................................................................335 エラーメッセージ ................................................................................................................ 336 POST中のエラーメッセージ ....................................................................... 336 Windowsのエラーメッセージ .....................................................................344 サーバ管理アプリケーションからのエラーメッセージ .........................344 トラブルシューティング.................................................................................................... 345 本体について.................................................................................................... 345 Windowsについて ..........................................................................................349 EXPRESSBUILDERについて.......................................................................362 シームレスセットアップについて ..............................................................363 オートランで起動するメニューについて ..................................................364 ExpressPicnicについて. ................................................................................365 ESMPROについて..........................................................................................365 RAIDシステム、RAIDコントローラについて .......................................... 366 その他について................................................................................................368 障害情報の採取 ....................................................................................................................369 イベントログの採取 .......................................................................................369 構成情報の採取................................................................................................370 ユーザーモードプロセスダンプ (ワトソン博士の診断情報)の採取 ............................................................370 メモリダンプの採取 .......................................................................................370 システムの修復 ....................................................................................................................371 目 次 xxvii 保守ツール..................................................................................................................................................372 保守ツールの起動方法 ........................................................................................................372 保守ツールの機能 ................................................................................................................374 コンソールレス ....................................................................................................................376 起動方法 ............................................................................................................376 移動と保管..................................................................................................................................................378 ユーザーサポート .....................................................................................................................................380 保証について.........................................................................................................................380 修理に出される前に ............................................................................................................381 修理に出される時は ............................................................................................................381 補修用部品について ............................................................................................................381 保守サービスについて ........................................................................................................382 契約保守 ............................................................................................................382 スポット保守サービス ................................................................................... 383 障害コール受付窓口 ............................................................................................................384 インターネットホームページのご案内 ...........................................................................384 他社製品を含む情報機器リサイクルのお問い合わせについて .................................384 付録A 仕 様......................................................................................................................385 MN8100-1668/1669/1670/1671/1672 .............................................385 付録B 電力、温度、プロセッサ利用率のデータへのアクセス方法 ......................387 Windows........................................................................................................... 387 索 引.......................................................................................................................................................... 393 xxviii オンラインドキュメントについて オンラインドキュメントについて 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには次のオンラインドキュメントが収められています。 必要に応じて参照してください。 ⓦ ユーザーズガイド ⓦ Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseイン ストレーションサプリメントガイド* ⓦ Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseインストレー ションサプリメントガイド* ⓦ Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionインストレーションサプリメントガイド ⓦ Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイド* ⓦ ESMPRO/ServerAgent(Windows版)インストレーションガイド ⓦ ESMPRO/ServerManagerインストレーションガイド ⓦ Universal RAID Utility Ver2.3 ユーザーズガイド ⓦ リモートマネージメントエンジン 2 ユーザーズガイド ⓦ ESMPRO/ServerAgent Extensionインストレーションマニュアル * 通常は「EXPRESSBUILDER」の「シームレスセットアップ」ツールを使ったインストー ルをお勧めします。 Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2008 の名称について 本書では、 Windows Server 2008 R2およびWindows Server 2008を以下のように呼びます。 − Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 R2, Standard/Enterprise − Windows Server 2008 Windows Server 2008 32/64ビット版、Standard/Enterprise すべての総称 − Windows Server 2008(64ビット版) Windows Server 2008 64ビット版、Standard/Enterprise − Windows Server 2008(32ビット版) Windows Server 2008 32ビット版、Standard/Enterprise − Windows Server 2008 Standard Windows Server 2008 64ビット版、Standard − Windows Server 2008 Standard 32-Bit Windows Server 2008 32ビット版、Standard − Windows Server 2008 Enterprise Windows Server 2008 64ビット版、Enterprise − Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit Windows Server 2008 32ビット版、Enterprise 1 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 200Ef 1 導入編 本製品や添付のソフトウェアの特長、導入の際に知っておいていただきたい事柄について説明 しま す。また、セットアップ の際の手順を 説明しています。こ こで説明する 内容をよく読ん で、正しくセットアップしてください。 特 長(2ページ) 本製品の特長や添付(または別売品)のソフトウェア、および各種オプション とソフトウェアの組み合わせによって実現できるシステム管理のための機能に ついて説明しています。 導入にあたって(9ページ) 本製品をご利用されるシステムを構築する際に知っておいていただきたい事柄 や、参考となるアドバイスが記載されています。 セットアップを始める前に(14ページ) セットアップの順序を説明します。お使いになるオペレーティングシステムや 購入時の本体によってもセットアップの方法は異なります。 Windows Server 2008 R2のセットアップ(19ページ) Windows Server 2008 R2で運用する場合のシステムのセットアップの方法に ついて説明しています。 Windows Server 2008のセットアップ(45ページ) Windows Server 2008で運用する場合のシステムのセットアップの方法につ いて説明しています。 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのセットアップ(76ページ) Windows Server 2003 R2, x64 Editionsで運用する場合のシステムのセット アップの方法について説明しています。 Windows Server 2003のセットアップ(77ページ) Windows Server 2003で運用する場合のシステムのセットアップの方法につ いて説明しています。 障害処理のためのセットアップ(105ページ) 障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップを してください。 応用セットアップ(125ページ) システムの環境やインストールするオペレーティングシステムによっては、特 殊な手順でセットアップしなければならない場合があります。必要に応じて参 照してください。 ONL-511-017-01-200Ef-000-01-1007 2 特 長 特 長 お買い求めになられた本製品の特長を次に示します。 高 性能 自 己診断機能 ⓦ インテル® Xeon® プロセッサー搭載 −MN8100-1668:2GHz −MN8100-1669:2.13GHz −MN8100-1670:2.4G −MN8100-1671:2.66G −MN8100-1672:2.26G ⓦ 高速メモリアクセス(DDR3L 1333対応) ⓦ 高速1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(2ポート) インタフェース(1Gbps/100Mbps/10Mbps対応) ⓦ 高速ディスクアクセス(SATA2; 3Gb/s、および SAS(Serial Attached SCSI); 6Gb/s に対応(オプション)) ⓦ Dual Channelメモリ対応 ⓦ Power On Self-Test(POST) ⓦ テスト診断(TeDoLi) す ぐに使える BTO(工場組み込み出荷)使用するOSの インストールやオプションの取り付けを 指定できます。 管 理機能 高 信頼性 ⓦ メモリ監視機能 (エラー訂正/エラー検出) ⓦ メモリ x4 SDDC対応 ⓦ メモリRAS機能 (メモリミラーリング機能/ メモリロックステップ機能/ スペアリング機能) ⓦ BIOSパスワード機能 ⓦ 温度検知 ⓦ パスワード機能 ⓦ ファン回転監視機能 ⓦ 電圧監視機能 ⓦ メモリ縮退機能 ⓦ RAIDシステム(SATA2/SAS) ⓦ バスパリティエラー検出 ⓦ 異常通知 ⓦ フロントベゼルによるセキュリティロック ⓦ 冗長ファンに対応(オプション) ⓦ 冗長電源に対応(オプション) 豊 富な機能搭載 ⓦ El Torito Bootable CD-ROM(no emulation mode)フォーマットをサポート ⓦ リモートパワーオン機能 ⓦ ACリンク機能 ⓦ RAIDシステム(SATA2)標準装備 ⓦ IPMI v2.0に準拠したマザーボード・ マネージメント・コントローラ(BMC)を搭載 省 電力機能 R Technologyに対応 ⓦ Enhanced Intel SpeedStep ⓦ Enhanced Halt Stateに対応 ⓦ 80 PLUS対応電源 ⓦ ESMPROプロダクト ⓦ 本体遠隔監視機能 (リモートマネージメントエンジン 2) ⓦ RAIDシステム管理ユーティリティ ⓦ 電力監視 (冗長電源オプションが必要) ⓦ ハードディスクドライブ監視 保 守機能 ⓦ オフライン保守ユーティリティ ⓦ DUMPスイッチによるメモリダンプ機能 便 利なセットアップ ユーティリティ ⓦ EXPRESSBUILDER(システムセットアップユーティリティ) ⓦ ExpressPicnic(パラメータファイル作成ユーティリティ) ⓦ SETUP(BIOSセットアップユーティリティ) 拡 張性 ⓦ 最大192GBのメモリ(16GB x 12 : DIMM×12スロット) ⓦ USB2.0対応 ⓦ 豊富なIOオプションスロット ー PCI EXPRESS(x8):4スロット (x4) :1スロット(コネクタはx8) ー PCI(32bit/33MHz):1スロット ⓦ SATA x6チャネル ⓦ 最大2マルチプロセッサまでアップグレード可能 導入編 3 本装置は、高い信頼性を確保するためのさまざまな機能を提供しています。 本体に添付されてい るESMPROなどのソフトウェアが提供する監視機能との連携により、シ ステムの障害を未然に防止、または早期に復旧することができます。 また、停電などの電源障害からサーバを守る無停電電源装置、万一のデータ損失に備えるため のバックアップ装置などといった各種オプション製品により、さらなる信頼性を確保すること ができます。 各機能はそれぞれ以下のハードウェア、およびソフトウェアにより実現しています。 管理分野 サーバ管理 必要なハードウェア 必要なソフトウェア サーバ本体機能 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent ・ ハードウェア全般 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent ・ RAID コントローラ(オンボード、 オプション) Universal RAID Utility ⓦ バックアップ管理 DAT/LTO など *1 Windows 標準バックアップツール BackupExec*2、NetBackup*2 電源管理 無停電電源装置(UPS)*1 ネットワーク管理 100BASE-TX 接続ボードなど *1 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent リモート管理 本体標準装備のリモートマネージメン トエンジン 2 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent ESMPRO/ServerAgent Extension ストレージ管理 ⓦ ディスク管理 *1 *2 オプション製品 Symantec 社製品 PowerChute Business Edition*1 (注) 無停電電源装置により、使用するソ フトウェアが異なります。 4 特 長 サーバ管理 本体のハードウェアの状態を管理するために「ESMPRO/ServerAgent」をインストールし てください。 「ESMPRO/ServerAgent」は本体の稼動状況などを監視するとともに万一の障 害発生時「ESMPRO/ServerManager」と連携してただちに管理者へ通報します。 本装置での機能の使用可否は下記の表の通りです。 機能可否表 機能名 可否 ハードウェア 機能概要 メモリバンク ○ ○ ハードウェアの物理的な情報を表示する機能です。 メモリの物理的な情報を表示する機能です。 装置情報 ○ 装置固有の情報を表示する機能です。 CPU ○ CPU の物理的な情報を表示する機能です。 システム ○ CPU の論理情報参照や負荷率の監視をする機能です。 メモリの論理情報参照や状態監視をする機能です。 I/O デバイス ○ I/O デバイス ( シリアルポート、パラレルポート、キー ボード、マウス、ビデオ ) の情報参照をする機能です。 システム環境 ○ 温度、ファン、電圧、電源、ドアなどを監視する機能です。 温度 ○ 筐体内部の温度を監視する機能です。 ファン ○ ファンを監視する機能です。 電圧 ○ 筐体内部の電圧を監視する機能です。 電源 ○ 電源ユニットを監視する機能です。 ドア ○ Chassis Intrusion(筐体のカバー / ドアの開閉)を監視す る機能です。 ソフトウェア ○ サービス、ドライバ、OS の情報を参照する機能です。 ネットワーク ○ ネットワーク (LAN) に関する情報参照やパケット監視を する機能です。 拡張バスデバイス × 拡張バスデバイスの情報を参照する機能です。 BIOS ○ BIOS の情報を参照する機能です。 ローカルポーリング ○ ESMPRO/ServerAgent が取得する任意の MIB 項目の値 を監視する機能です。 ストレージ ○ ハードディスクドライブなどのストレージ機器やコント ローラを監視する機能です。 ファイルシステム ○ ファイルシステム構成の参照や使用率監視をする機能です。 ディスクアレイ ○ 下記 RAID コントローラを監視する機能です。 ⓦ オンボードの RAID コントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM) ⓦ オプションの RAID コントローラ MN8103-129/130 その他 ※ E SMPRO/ServerManager の画面には 表示されない機能です。 ○ ウォッチドッグタイマによる OS ストール監視をする機能 です。 ○ OS STOP エラー発生後の通報処理を行う機能です。 ○ : サポート △ : 一部サポート X: 未サポート ヒント ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentは、本体に標準 添付されて います。各ソフトウェアのインストール方法や使用方法は、各ソフトウェアの 説明を参照してください。 導入編 5 ストレージ管理 大容量のストレージデバイスを管理するために次の点について留意しておきましょう。 ⓦ ディスク管理 ハードディ スクドライブの耐障害性 を高めることは、直接的に システム全体の信頼性を 高めることにつながると言えます。オンボードまたは、オプションのRAIDコントローラ (MN8103-129/130)を使用することにより、ハードディスクドライブをグループ化し て冗長性を高め、データの損失を防ぐことができます。 オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM) オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)によって、RAID システムを構築するこ とができます。RAIDコントローラがサ ポートするRAIDレベ ルは、RAID 0、RAID 1、RAID 10です。 RAIDシステムの構築、設定、管理には、 「LSI Software RAID Configuration Utility」 や、 「Universal RAID Utility」を使用します。 詳細は、 「2 ハードウェア編 RAIDシステムのコンフィグレーション」 (274ページ)、 「3 ソフトウェア編 Universal RAID Utility」(320ページ)を参照してください。 オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130) オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)は、本体装置のハードディ スクドライブをRAIDシステム化するRAIDコントローラです。 − 本体装置のハードディスクドライブをRAIDシステム化するRAIDコントローラ MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1)、MN8103-130 RAID コントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6)の2種類があります。RAIDコントロー ラがサポートするRAIDレベルは、RAID 0、RAID 1、RAID 10、RAID 5、 RAID 50、RAID 6です。 RAIDシステムの構築、設定、管理には、 「WebBIOS」や、 「Universal RAID Utility」を使用します。 詳細は、オプションのRAIDコントローラに添付の説明書や、 「3 ソフトウェア 編 Universal RAID Utility」 (320ページ)を参照してください。 RAIDシステムの設定は、セットアップツール「シームレスセットアップ」でも設定でき ます。より詳細 な設定をする必要があ るときは、それぞれのコン フィグレーションユー ティリティを使用してください。 RAIDシステム管理ユーティリティはESMPRO/ServerManager やESMPRO/ServerAgent との連携により、RAID システムの状況をトータルに監視し、障害の早期発見や予防措置を 行い、ハードディスクドライブの障害に対して迅速に対処することができます。 ヒント Universal RAID Utility、ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentは、 本 体に標準で 添付して います。ソフ トウェアの インスト ール方法 や使用方法 は、各ソフトウェアの説明を参照してください。 パトロールリードと整合性チェックによる予防保守 重要 ハードディスクドライブの後発不良に対する予防保守としてパトロールリードが 有効です。パトロールリードにより、後発不良を早期に発見できます。 パトロールリード機能をサポートするRAIDコントローラを使用する場合は、パト ロールリードを使用してください。パトロールリード機能をサポートしないRAID コントローラ(オンボードのRAID コントローラ(LSI Embedded MegaRAID)) では、パトロールリードの代わりに整合性チェックを使用してください。 6 特 長 ⓦ バックアップ管理 定期的なバックアップは、不意のサーバのダウンに備える最も基本的な対応です。 DAT装置やLTO装置と各種ソフトウェアを使って定期的にバックアップをとってくださ い。容量や転送スピー ド、バックアップスケジ ュールの設定など、ご使用 になる環境に 合わせて利用してください。 バックアップデバイ スと接続するためには対 応したオプションのコント ローラボードが 必要な場合があります。 アプリケーション名 説 明 NTBackup(OS 標準 ) Windows 標準のバックアップツール。 単体バックアップ装置に単純なバックアップを行うときに使用。 Windows Server 2008 付属のバックアップツールはテープ記憶装置へ の書き込みをサポートしていないため、バックアップソフトウェアが必 須となります。 BackupExec(Symantec 社 ) 米国で最もポピュラーな PC サーバのバックアップツール。 NTBackup と同一テープフォーマットを使用。 スケジュール運用が可能で、集合バックアップ装置、DB オンライン バックアップなどに対応可能。 NetBackup(Symantec 社 ) 異種プラットフォーム環境で統合的な制御 / 管理を実現した、 BackupExec の上位バックアップツール。基幹業務など大規模システム まで対応。オープンファイルバックアップ、Disaster Recovery を標準 サポート。DB オンラインバックアップなどに対応可能。 NTBackup NetBackup BackupExec 導入編 7 電源管理 商用電源のトラブルは、システムを停止させる大きな原因のひとつです。 停電や瞬断に加え、電圧低下、過負荷配電、電力設備の故障などがシステムダウンの要因とな る場合があります。 無停電電源装 置(UPS)は、停電や瞬断で通常使用している商用電源の 電圧が低下し始めると、 自動的にバッテリから電源を供給し、システムの停止を防ぎます。システム管理者は、その間 にファイルの保存など、必要な処 理を行うことができます。さらに電圧や電流の変動を抑え、 電 源ユ ニッ トの 寿 命を 延ば して 平均 故障 間隔 (MTBF) の延 長に も貢 献し ます。ま た、スケ ジュールなどによる本装置の自動・無人運転を実現することもできます。 本製品では、APC社製Smart-UPSの無停電電源装置を接続オプションとして用意しています。 管理・制御ソフトウェアとしてESMPRO/UPSManagerやESMPRO/AutomaticRunningControllerなどがあります。 ネットワーク管理 ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentを使用することにより、本体に内蔵され ているLANカードの障害や、回線の負荷率等を監視することができます。 8 特 長 リモート管理 本体標準装備のリモートマネージメントエンジン 2とESMPRO/ServerManagerを使用する ことにより、LAN/WANを介した本体のリモート監視や管理をすることができます。 リモートマネージメントエンジン2が提供する管理機能は以下のとおりです。 ⓦ 温度/電圧/FAN/ハードディスクドライブ/電力の監視*1 ⓦ 電源ユニットの監視*1 ⓦ ハードウェア障害のシステムイベントログ(SEL)生成機能 ⓦ ウォッチドッグタイマによるOSストール監視 ⓦ OSストップエラー発生後の通報処理 ⓦ Webブラウザを使用したリモート制御(本体装置のリセット、電源ON/OFF、システム イベントログ(SEL)の確認など) ⓦ リモートKVM機能、リモートデバイス機能(オプションのリモートマネージメント拡張 ライセンスが必要です。) リモートマネージメント拡張ライセンス(MN8 115-03)を使用する場合の注意事項 チェック ⓦ ⓦ リモートコンソール/リモートメディア機能についての最新情報は、弊 社Webサイト(http://www.mdit.co.jp/ft8600)を参照してください。 ESMPRO/ServerManager によるLAN/WAN経由でのリモート制御、複数台装置の集中 管理 Webブラウザを使用したリモート制御やリモートKVM機能、リモートデバイス機能について は「EXPRESSBUILDER」DVD内の「リモートマネージメントエンジン 2 ユーザーズガイド」 を参照してください。 *1 MN8181-71A冗長電源アップグレードキットを搭載の場合。 導入編 9 導入にあたって 本装置を導入するにあたって重要なポイントについて説明します。 システム構築のポイント 実際にセットアップを始める前に、以下の点を考慮してシステムを構築してください。 運用方法の検討 「特長」での説明のとおり、本装置は運用管理・信頼性に関する多くのハードウェア機能を持 ち、用途に応じてさまざまなソフトウェアが添付されています。 シ ステムの ライフサ イクルの 様々な局 面におい て、 「各 ハードウ ェア機能 および添 付ソフト ウェ アのどれを使 用して、どのような 運用するか?」など を検討し、それに合 わせて必要な ハードウェアおよびソフトウェアのインストール/設定を行ってください。 稼動状況・障害の監視、および保守 本体に標準添付の「ESMPRO/ServerManager」、 「ESMPRO/ServerAgent」を利用すること により、リモートからサーバの稼動状況や障害の監視を行い、障害を事前に防ぐことや万一の 場合に迅速に対応することができます。 運用の際は、「ESMPRO/ServerManager」、 「ESMPRO/ServerAgent」を利用して、万一の トラブルからシステムを守るよう心がけてください。 10 導入にあたって システムの構築・運用にあたっての留意点 システムを構築・運用する前に、次の点について確認してください。 出荷時の状態を確認しましょう 本製品を導入する前に、出荷時の状態を確認してください。 ⓦ オペレーティングシステムのインストール状態について 注文により出荷時の状態に次の2種類があります。 出荷時のモデル 説 明 カスタムインストール BTO(工場組み込み出荷)にて Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、または Windows Server 2003 へのダウングレードを指定された場合。 未インストール BTO( 工場組み込み出荷 ) による OS のインストールを希望されなかった場合。 出荷時のオペレーテ ィングシステムのイン ストール状態により、必要な セットアップ作 業が異なります。18ページの説明に従ってセットアップを行ってください。 セットアップの手順を確認しましょう システムを構築するにあたり、 「セットアップ」は必要不可欠なポイントです。 セットアッ プを始める前にセ ットアップをどの ような順序で進 めるべきか十分に 検討してく ださい。 必要のない手順を含めたり、必要な手順を省いたりすると、システムの構築スケジュールを狂 わせるばかりでなく、本装置が提供するシステム全体の安定した運用と機能を十分に発揮でき なくなります。 ⓦ <その1> 運用方針と障害対策の検討 ハードウェアが提供 する機能や採用するオペ レーティングシステムによ って運用方針や セキュリティ、障害への対策方法が異なります。 「特長(2ページ) 」に示す本装置が提供する機能を十分に利用したシステムを構築できる よう検討してください。 また、システムの構築 にあたり、ご契約の保守サ ービス会社および弊社営 業担当にご相 談されることもひとつの手だてです。 ⓦ <その2> ハードウェアのセットアップ 本体の電源をONにできるまでのセットアップを確実に行います。この後の「システムの セットアップ」を始め るために運用時と同じ 状態にセットアップして ください。詳しく は、18ページに示す手順に従ってください。 ハードウェアのセ ットアップには、オプショ ンの取り付けや設置、周辺機 器の接続に加 えて、内部的なパラメ ータのセットアップも 含まれます。ご使用になる環 境に合わせた パラメータの設定は オペレーティングシステ ムや管理用ソフトウェアと 連携した機能を 利用するために大切な手順のひとつです。 導入編 11 ⓦ <その3> システムのセットアップ オプ ションの取 り付けや BIOSの設 定といった ハードウ ェアのセッ トアップ が終わった ら、ハードディスクドライブのパーティションの設定やRAIDシステムの設定、オペレー ティングシステムや管理用ソフトウェアのインストールに進みます。 <初めてのセットアップの場合(Windows)> 初めてのセ ットアップでは、お客様が注 文の際に指定されたイ ンストールの状態によっ てセットアップの方法が異なります。 − 「カスタムインストール」を指定して購入された場合 本装置の電源をONにすれば自動的にセットアップが始まります。セットアップの途 中で表示される画面のメッセー ジに従って必要事項を入力していけばセットアップ は完了します。 − 「未インストール」にて購入された場合 <未インストールからのセットアップ・再セットアップの場合>に示す手順に従って ください。 <未インストールからのセットアップ・再セットアップの場合(Windows)> 本装 置で未イン ストール からのセ ットアッ プ・再セットア ップをサ ポートし ているOS (Windows)は次の通りです。 − Windows Server 2008 R2, Standard 日本語版 − Windows Server 2008 R2, Enterprise 日本語版 − Windows Server 2008 Standard 日本語版 − Windows Server 2008 Enterprise 日本語版 − Windows Server 2008 Standard 32-bit 日本語版 − Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit 日本語版 ヒント Windows Server 2008の名称についての詳細は、 「Windows Server 2008 R2 お よび Windows Server 2008 の名称について](xxviiiページ)」を 参照してくだ さい。 − Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition 日本語版 − Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版 (以降、「Windows Server 2003 R2, x64 Editions」と呼ぶ) − Windows Server 2003 R2, Standard Edition 日本語版 − Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版 − Windows Server 2003 Standard Edition 日本語版 − Windows Server 2003 Enterprise Edition 日本語版 (以降、「Windows Server 2003」と呼ぶ) 本 書 で は、Windows Server 2003 R2/Windows Server 2003 を 統 一 して ヒント 「Windows Server 2003」と呼びます。 特 にWindows Server 2003 R2を 区別す る場 合は「Windows Server 2003 R2」 と呼びます。 12 導入にあたって 未インストールからのセットアップ・再セットアップは、インストールするOSによって 異なります。 <Windows Server 2008 R2 をインストールする場合> 本 書 の 23 ペ ー ジ を 参 照 し「シー ム レ ス セ ッ ト ア ッ プ」を行 う か、添 付 の 「EXPRESSBUILDER」DVD に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレー ションサプリメントガイド」を参照し、 「マニュアルセットアップ」を行ってくださ い。 <Windows Server 2008 をインストールする場合> 本 書 の 49 ペ ージ を 参 照 し、「シー ム レ ス セ ッ ト ア ッ プ」を行 う か、添 付 の 「EXPRESSBUILDER」DVD に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterprise インストレーショ ンサプリメントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」を行ってください。 <Windows Server 2003 R2, x64 Editions をインストールする場合> 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに 格納されている オンラインドキ ュメント 「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionインストレーションサプリメントガイド」を参照し、 「マニュアルセットアップ」を行ってください。 <Windows Server 2003 をインストールする場合> 本書の79 ページを参照し「シームレスセ ットアップ」を行うか、添付の 「EXPRESSBUILDER」DVD に格納 されて いるオ ンライ ンドキ ュメン ト 「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイド」を 参照し、「マニュアルセットアップ」を行ってください。 ⓦ <その4> 障害処理のためのセットアップ 障害が 起きた ときに すぐに 原因の 見極め や解決 ができ るよう 障害処 理のた めのセ ット アップをしてください。Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、Windows Server 2003 R2, x64 Editions、および Windows Server 2003 R2に関しては、本書で 説明しています。 ⓦ <その5> 管理用ソフトウェアのインストールとセットアップ インストールが完了したソフトウェア(BTOで出荷 時に組み込まれたものを含む)の各 種パラメータを、使用するハードウェア/ネットワーク環境へ合うように設定します。 また、本装置と同じネットワーク上へ管理PC(一般的なPCが使用可)を定義し、管理・ 監視用のソフトウェアをインストールします。 詳しくは「ソフトウェア編」をご覧ください。 ⓦ <その6> システム情報のバックアップ 「オフライン保守ユーティリティ」を使ってマザーボード上の装置固有情報をバックアッ プします。マザーボー ドが故障した場合、ボー ド交換後、この情報をリス トアすること によって交換以前 と同じ状態にすること ができます。詳しくは 124ページ をご覧くださ い。 導入編 13 各運用管理機能を利用するにあたって 本 装置で障 害監視な どの運用 管理を 行うには、標 準添付の ESMPRO/ServerAgent、および ESMPRO/ServerManager、または別売の同ソフトウェアが必要となります。この後で説明す るセットアップ手順、またはソフトウェアの説明書(別売の場合)に従って各ソフトウェアの インストール、および必要な設定を行ってください。 各運用管理機能を利用する際には、以下の点にご注意ください。 ⓦ サーバ管理機能を利用するにあたって − ⓦ 本対応のコンポーネント(CPU/メモリ/ディスク/ファン/電源)の使用状況の監視 やオペレーティングシステムのストール監視など、監視項目によってはESMPRO/ ServerManager、およびESMPRO/ServerAgentでしきい値などの設定が必要にな ります。詳細は、各ソフトウェアに関する説明やオンラインヘルプなどを参照して ください。 ストレージ管理機能を利用するにあたって − RAIDシステムを使用する場合 オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)または、オプション のRAIDコントローラ(MN8103-129/130)を使用する場合、Universal RAID Utility をインストールします。 − バックアップファイルシステムを使用する場合 テープバックアップ装置を使 用する場合は、クリーニングテープを使って定期的に ヘッドを清掃するよう心がけ てください。ヘッドの汚れはデータの読み書きエラー の原因となり、データを正しくバックアップ/リストアできなくなります。 ⓦ 電源管理機能を利用するにあたって − 無停電電源装置(UPS)を利用するには、制御用ソフトウェアが必要です。制御用 ソフトウェアには、ESMPRO/UPSManagerやESMPRO/ AutomaticRunningControllerのご使用を推奨します。 − 無停電電源装置(UPS)を利用する場合、自動運転や停電回復時のサーバの自動起 動などを行うにはBIOSの設定が必要となる場合があります。 「システムBIOSの セットアップ(234ページ) 」を参照して、「Server」メニューにある「AC-LINK」 の設定をご使用になる環境に合った設定に変更してください。 14 セットアップを始める前に セットアップを始める前に セットアップの順序と参照するページを説明します。セットアップはハードウェアから始めま す。 重要 BTO(工場組み 込み出荷)にて Windowsのイ ンストールを指定 した場合は、 本体にWindowsの プロダクトキーが記載されたIDラベルが貼りつけられてい ます。 Product Key: AAAAA-BBBBB-CCCCC-DDDDD-EEEEE 00000-000-000-000 プロダ クトキーは OSのセット アップや再イ ンストール 時に必要な 情報です。 剥がしたり汚したりしないよう取り扱いにご注意下さい。もし剥がれて紛失し たり汚れて見えなくなった場合でも、ラベルの再発行はできませんので、あら かじめプロダクトキーをメモし、他の添付品と一緒にメモを保管されることを お勧めします。 EXPRESSBUILDERがサポートしているサービスパック 本体に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDでは、以下のOSインストールメディア及びサービ スパックの組み合わせをサポートしています。 ⓦ Windows Server 2008 R2 − ⓦ ⓦ ⓦ OSインストールメディア(Service Pack 無し) Windows Server 2008 − OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版) − OSインストールメディア (Service Pack 無し) +Service Pack 2 − OSインストールメディア(Service Pack 無し) Windows Server 2003 R2, x64 Editions − OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版) − OSインストールメディア (Service Pack 無し) +Service Pack 2 − OSインストールメディア(Service Pack 無し) Windows Server 2003 R2 − OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版) − OSインストールメディア (Service Pack 無し) +Service Pack 2 − OSインストールメディア(Service Pack 無し) 導入編 15 ⓦ Windows Server 2003 − OSインストールメディア(Service Pack 1 内包版) − OSインストールメディア(Service Pack 1 内包版)+Service Pack 2 EXPRESSBUILDERがサポートしている大容量記憶コントローラ ここでは Windowsオペレーティングシステム のセットアップをする場合の確認事項について 説明します。 Windowsオペ レーティングシステムのインストール をする際は、ハードディスクドライブや その他大容量記憶装置に接続されたコントローラ(ボード)に対応したデバイスドライバが必 要になります。 以下に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDがサポートしている本製品用のボードを示します。 もし、下 記以外のオプシ ョンボードを 接続していると きは、ボードに添 付の説明書と「応用 セットアップ」(125ページ)を参照してセットアップしてください。 <Windows Server 2008 R2> ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているRAIDコントローラ − MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB RAID 0/1) − MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB RAID 0/1/5/6) − オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM ) その他のオプション − MN8103-75 SCSIコントローラ − MN8103-104A SASコントローラ − MN8103-107 SCSIコントローラ 16 セットアップを始める前に <Windows Server 2008/Windows Server 2003 R2, x64 Editions/Windows Server 2003> ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているRAIDコントローラ − MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB RAID 0/1) − MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB RAID 0/1/5/6) − オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM) その他のオプション − MN8103-75 SCSIコントローラ − MN8103-95 SCSIコントローラ − MN8103-104A SASコントローラ − MN8103-107 SCSIコントローラ ヒント ⓦ 上記オプションカードに関しては、EXPRESSBUILDER 内にドライバが 収録されています。 ⓦ 上記RAIDコントローラ以外を使用した場合は、シームレスインストール に失敗します。各種ボードに添付の説明書をご参照願います。 導入編 17 ハードウェアのセットアップ 次の順序でハードウェアをセットアップします。 1. 別途購入したオプションを取り付ける(→165ページ)。 ヒント Windows Server 2003をお使いの環境でDIMMを増設した場合は、OSの起動後 に「ページングファイルサイズ」を設定し直してください。詳しくは82ページ (Windows Server 2003の場合)を参照してください。 2. 本体に最も適した場所に設置する(→148ページ)。 3. ディスプレイ装置やマウス、キーボード、外付けUSBフロッピーディスクドライ ブなどの周辺装置を本体に接続する(→150ページ)。 4. 添付の電源コードを本体と電源コンセントに接続する(→155ページ)。 5. ハードウェアの構成やシステムの用途に応じてBIOSの設定を変更する。 234ページを参照してください。 重要 BIOS のパラメータで時刻や日付 の設定が正しく設定されているか必ず確認し てください。 引き続き、オペレーティングシステムのセットアップへ進んでください。 18 セットアップを始める前に オペレーティングシステムのセットアップ ハードウェアのセットアップを完了したら、お使いになるオペレーティングシステムに合わせ て後述の説明を参照してください。再インストールの際にも参照してください。 スタート インストールするOSは? Windowsです 購入後、初めてのセットアップですか? はい いいえ 再インストールです 購入したときのハードディスクドライブの 10 ページ 参照 注文内容は? 未インストール インストールするOSは? カスタムインストール (Windows Server 2008 R2/ Windows Server 2008/ Windows Server 2003 R2) Windows Server 2008 R2/ Windows Server 2008/ Windows Server 2003 Windows Server 2003 R2, x64 Editions カスタムインストールモデルのセットアップ Windows Server 2008 R2 19 ページ Windows Server 2008 45 ページ Windows Server 2003 77 ページ シームレスセットアップを使う? マニュアルセットアップ いいえ はい Windows Server 2003 R2, x64 Editions マニュアルセットアップ Windows Server 2008 R2 126 ページ Windows Server 2008 126 ページ Windows Server 2003 127 ページ シームレスセットアップ Windows Server 2008 R2 23 ページ Windows Server 2008 49 ページ Windows Server 2003 79 ページ 障害処理のためのセットアップ Windows Server 2008 R2 105 ページ Windows Server 2008 105 ページ Windows Server 2003 R2, x64 Editions 105 ページ Windows Server 2003 105 ページ システム情報のバック アップ 124 ページ セットアップ完了 127 ページ 導入編 19 Windows Server 2008 R2の セットアップ ハードウ ェアのセットアップを完了してか ら、Windows Server 2008 R2やシステムのセッ トアップをします。 カスタムインストールモデルのセットアップ 「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。 カスタムインストールモデルは、Scalable Networking Pack (SNP)機能が 重要 「無効」に設定されています。 SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必ず下記 サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm チェック ここ で説明する手順は、「カスタ ムインストール」を指定 して購入された製品 で 初めて 電源を ONに すると きのセ ットア ップの 方法に ついて 説明し ていま す。再セットアップをする場合やその他の出荷状態のセットアップをする場合 は、「シ ームレ スセ ットア ップ」を使 用す るか添 付の「EXPRESSBUILDER」 DVD に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリ メントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」 を行ってください。 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について) セットアップを始める前に次の点について確認してください。 本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード ディ スクドライブにイ ンストールされ ているソフトウ ェアの構成は、購入前 のお客様による オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。 下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。 空きエリア Windows Server 2008 R2 (100MBのブートパーティションを含む*) 100MBのブートパーティション ハードディスクドライブ * お客様がオーダーしたハードディスクドライブのパーティションサイズに含まれています。 20 Windows Server 2008 R2 のセットアップ セットアップの手順 次の手順で本体を起動して、セットアップをします。 1. 周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。 しばらくすると、 [Windows セットアップウィザード]画面が表示されます。 以降、画面の指示に従って必 要な設定や表示内容をよ く確認し、[次へ]をクリック してセットアップを進めてください。 − [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約の内容を確認して ください。 システムが起動します。 (1) [Windows のセットアップ]画面が表示されたら、 [次へ]をクリックする。 (2) Windows Server 2008 R2セットアップ完了後、ログオンする前に以下の画 面が表示されパスワードの変更が要求されたら、[OK]をクリックする。 導入編 21 (3) パスワードを変更し[ ヒント ]をクリックする。 Windows Server 2008 R2ではパスワードが下記の条件を満たさない場合、 設定 することができません。 ⓦ 6文字以上(半角) ⓦ 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む (4) 以下のメッセージが表示されたら、 [OK]をクリックする。 (5) ログイン後「初期構成タスク」画面が表示され、ユーザー情報を設定する。 22 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 2. 「デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ(40ページ) 」を参照して、 ネットワークドライバの詳細設定をする。 3. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド ライバをインストールする。 4. 障害処理のためのセットアップ(105ページ)」を参照して障害処理のためのセッ トアップをする。 5. 出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。 インストール済みのソフトウェアはお客様が購入 時に指定したものがインストール されています。例として次のようなソフトウェアがあります。 − − − 6. ESMPRO/ServerAgent Universal RAID Utility Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) 124ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。 導入編 23 シームレスセットアップ EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。 本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの で、あらか じめ、 「ハード ウェアのセットア ップ」(17ページ)の設定を完 了させておいてく ださい。 重要 ⓦ シームレスセットアップを使用してインストールされたシステムは、 Scalable Networking Pack (SNP)機能が「無効」に設定されていま す。 SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必 ず下記サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定し てください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm ⓦ シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を 削除します。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定 時には注意が必要です。 − − Step 4 「RAIDの設定」 Step 5 「メディアとパーティションの設定」 必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。 チェック ヒント シ ームレスセ ットアッ プを使用 しないイン ストール 方法など、特 殊なセット アップについては、125ページ の「応用セットアップ」で説明しています。 ⓦ シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを 使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ トアップはサポートしていません。 ⓦ パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を 使って事前に作成しておくことができます。 ⓦ ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、306 ページを参照してください。 24 Windows Server 2008 R2 のセットアップ セットアップ前の確認事項について シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ さい。 Windowsファミリについて Windows Server 2008ファ ミリの うち、シーム レスセ ットア ップでイ ンスト ール可能 なエ ディションは次のとおりです。サービスパックについては「EXPRESSBUILDERがサポートし ているサービスパック(14ページ)」を参照してください。 ⓦ Windows Server ® 2008 R2, Standard 日本語版 ⓦ Windows Server ® 2008 R2, Enterprise 日本語版 以降「Windows Server 2008 R2」と呼びます。 その他のOS をインストールするときは、お買い求めの販売店または保守サービス会社にお問 い合わせください。 BIOSの設定について Windows Server 2008 R2をインストールする前にハードウェアのBIOS設定などを確認して ください。234ページを参照して設定してください。 注意すべきハードウェア構成について Windows Server 2008 R2をシームレスセットアップでインストー ルするとき、次のような ハードウェア構成においては特殊な手順が必要となります。 ⓦ オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)を使用する場合、2TB 以上のハードディスクドライブでのRAID10はサポートしていません。2TB以上のハー ドディスクドライブを使用し、シームレスセットアップでオンボードのRAIDコント ローラのRAID10を構築しようとした場合、以下の画面が表示され、シームレスセット アップは終了します。 導入編 25 ⓦ ミラー化されているボリュームへの再インストールについて ダイナミッ クディスクに変換したハ ードディスクドライブ に再インストールする際、シ ンプルダイナミックボリュームにのみインストールできます。 [ディスクの 管理]を使用 してミラ ー化されて いるボリ ュームにイ ンストー ルする場合 は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン ストール完了後に再度ミラー化してください。 ミラーボ リュームの作成や解 除、および削除は[コンピュ ータの管理]の[ディスクの 管理]から行えます。 ⓦ MO装置の接続について Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して ください。 ⓦ DATやLTO等のメディアについて セットアップでは、DAT やLTO等のインストールに不要なメディアはセットしないでく ださい。 ⓦ その他の周辺機器について セットアッ プを開始する前に、お使いの ハードウェア構成によ っては周辺機器を外した り休止状態に設定を変更する必要がある場合があります。 それぞれの 周辺機器のマニュアルを 参照し、周辺機器を適切な 状態にした後セットアッ プしてください。 ⓦ ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー ルについて ダイナミッ クディスクへアップグレ ードした場合、既存のパー ティションを残したまま での再インストールはできません。 この場合、「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されている「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリメントガ イド」を参照してマニュアルセットアップを行ってください。 ⓦ 複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について Windowsシ ステム をインス トールし ようと するハー ドディス クドラ イブのほ かに別の ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、 論理ドラ イブが複数存在す る場合の再セットア ップ手順(128ペ ージ)を参照してくだ さい。 26 Windows Server 2008 R2 のセットアップ システムパーティションのサイズについて システムをインストールするパーティションのサイズは、次の計算式から求めることができま す。 インスト ールに必 要なサイズ + ページング ファイル サイズ + ダン プファイル サイズ + アプリケーションサイズ インストールに必要なサイズ = 8,000MB(フルインストールを選択した場合) = 3,500MB (Server Coreインストールを 選択した場合) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ × 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ + 300MB アプリケーションサイズ = 任意 重要 ヒント ⓦ 上記の計算方法から算出したパーティションサイズは、システムのイン ストールに必要な最小限のパーティションサイズです。 システムの運用を行うため、パーティションサイズの空き容量には、余 裕を持たせてインストールしてください。 以下のパーティションサイズを確保することを推奨します。 フルインストールを選択した場合:32,768MB (32GB) 以上 Server Core インストールを選択した場合:10,240MB (10GB) 以上 ※ 1GB = 1,024MB ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。Windows パーティションには、ダンプファ イルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイ ルが必要です。 また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正確なデ バッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分なペー ジングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 搭載メモリサイズやデバッグ情報の書き込み(メモリダンプ種別)に関 係なく、ダンプファイルサイズの最大は「搭載メモリサイズ+ 300MB」です。 ⓦ その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 新規にパーティションを作成する場合、指定されたパーティションサイズのう ち、Windows OS が ハード ディス クドラ イブ の先頭 に 100MB の ブート パー ティションを確保します。 例えば、パ ーティショ ンサイズを 40,960MB(40GB)で確保した 場合、使用 可能な領域は 40,960MB - 100MB = 40,860MB となります。 空き領域 Windowsパーティション(40,860)MB ブートパーティション(100 MB) オペレーティングシステムからは、ブートパーティションは 認識されません 導入編 27 例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ ションサイズは、前述の計算方法から 8,000MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ = 10,860MB + アプリケーションサイズ となります。 システムを インストールするパーティションサイズが「インス トールに必要なサイズ+ ペー ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを 増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク に割り当てることで解決できます。 1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。 2. 「障害処理のセットアップ(105ページ) 」を参照して、デバッグ情報(ダンプ ファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。 ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ い。 28 Windows Server 2008 R2 のセットアップ セットアップの流れ シームレスセットアップの流れを図に示します。 パラメータのロード(Step2) スキップする 次へ OSの選択(Step3) 次へ RAIDの設定(Step4) 次へ Windowsの詳細設定(Step5∼10) 次へ パラメータのセーブ(Step11) 次へ 自動インストールの開始(Step12) 実行する RAIDシステムのコンフィグレーション Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す Windowsドライバのコピー ↓ 選択したアプリケーションのコピー Windows OS DVD-ROMをセットする 自動インストール ライセンス条項に同意 ↓ ログオン : 入力や選択が必要な作業 インストール終了 : 自動的に作業が進む内容 導入編 29 セットアップの手順 シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保 存することも可能です。 重要 事前に「注意すべきハードウェア構成について(51ページ) 」を確認してくだ さい。 チェック パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として 1.44MB フォー マット済 みの空き フロッピ ーディスク が1 枚必要と なります。 あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。 再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。 Flash FDDに 保存した パラメー タを使っ てのセッ トアップ はサポー トしてい ません。 1. 周辺装置、本装置の順に電源をONにする。 2. 本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット する。 3. DVDをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押す) か、電源をOFF/ONして本装置を再起動する。 DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。 以下のメッセージが表示されたら、 「Os installation *** default ***」を 選択してく ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。 30 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 4. Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす る。 5. [シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。 6. パラメータをロードする。 [パラメータのロード]画面が表示されます。 導入編 31 [パラメータファイルを使用しない場合] 「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを使用する場合] 「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力 する。この後、各ウィザードにてフ ァイルからロードされたパラメータを確認する 場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク リックする。 チェック パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ い。 [次へ]をクリック→手順7へ [スキップする]をクリック→手順 16へ 7. インストールするOSを選択する。 [Windows(64bitエディション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリック してください。 32 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 8. RAIDの設定をする。 [RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから [次へ]をクリックしてください。 論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。 ヒント 9. メディアとパーティションの設定をする。 [メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。 「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディション、およびイ ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容 を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 導入編 33 重要 ⓦ パーティションサイズについて − OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ ズを指定してください。(52ページ参照) − 接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ い。 − RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ ん。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使 用する」を選択すると、ブートパーティション(存在する場合)、 Windowsパーティションの情報はフォーマットされ、 すべてなくなり ます。それ以外のパーティションの情報は保持されます。 下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。 ブートパーティション ⓦ 削除 Windowsパーティション ユーザデータパーティション 削除 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん(25ページ参照) 。「Windows システムドライブの設定」で「既存 のパーティションを使用する」を選択しないでください。 10. 基本情報の設定をする。 [基本情報の設定]画面が表示されるので、ユーザ情報を入力して[次へ]をクリックし てください。 重要 ヒント Windows Server 2008 R2の場合、コンピュータ名および、次の条件を満 たすAdministratorパスワードの入力は必須です。 − 6文字以上(半角) − 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む ⓦ ⓦ パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以 降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも 「●●●●●」が表示されます。 使用者名は「Administrator」固定です。 34 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 11. ネットワークプロトコルの設定をする。 [ネットワークプロトコルの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要な ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。 ヒント チェック オプションのネットワークボードを接続した場合、カスタム設定の一覧には標 準装備のネットワークボードのみが表示されます。オプションのネットワーク ボードは表示されません。 このとき、カスタム設定で指定した内容がオプションのネットワークボードに 設定される場合があります。シームレスセットアップ完了後、再度ネットワー ク設定を行ってください。 12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。 [参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。 設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 導入編 35 13. コンポーネントの設定をする。 [コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要なら修正を 行ってから[次へ]をクリックしてください。 [フルインストールの場合] [Server Coreインストールの場合] 14. アプリケーションの設定をする。 [アプリケーションの設 定]画面が表示されます。設定 内容を確認し、必要なアプリ ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。 36 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 「追加アプリケーションのインストール」について ヒント 「追加アプリケ ーションのインスト ール」とは、シームレスセッ トアップの最 後にあ らかじめ指 定された 任意のアプ リケーショ ンを自動 でインスト ールす る機能です。 15. パラメータをセーブする。 [パラメータのセーブ]画面が表示されます。 [パラメータファイルを保存しない場合] 「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを保存する場合] 「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。 チェック ヒント パラメ ータファイ ルのパス およびファ イル名に日 本語は使 用しないで くださ い。 ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic ®」からも作成する ことができます。 導入編 37 16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。 17. 追加するアプリケーションをインストールする。 シームレスセットアップに対応 しているアプリケーションを追加でインストールす る場合は、メッセージが表示さ れますので、追加するアプリケーションのリムーバ ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。 18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取 り出す。 フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し ておいてください。 38 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 19. メッセージに従ってWindows Server 2008 R2 DVD-ROMを光ディスクドライ ブにセットする。 ヒント Windows Server 2008 R2と指定した アプリケーショ ンは自動的に インストー ルされ、数回再起動されます。 20. [マイクロソフトソフトウェアライセンス条項]が表示されたら、 「ライセンス条項 に同意します」にチェックをつけ、[次へ]をクリックする。 (フルインストールの み) 21. 以下のメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押す。 導入編 39 22. 画面の指示に従ってログオンする。 [フルインストールの場合] 以下の画面が表示されたら、 「パスワード」に設定したパスワードを入力し「 クリックする。 」を [Server Coreインストールの場合] 以下の画面が表示されたら、 「パスワード」に設定したパスワードを入力し「 クリックする。 」を 23. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。 24. 40ページを参照し、デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップを行う。 25. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、オ プションに添付の説明書を参照してドライバをインストールする。 26. 105ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップを行う。 27. 124ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 40 Windows Server 2008 R2 のセットアップ デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ オプションのデバイスドライバのインストールやセットアップについては、オプションに添付 の説明書を参照してください。 LANドライバとPROSetのインストール 標準装備のネットワークアダプタのLANドライバとPROSetのインストールについては 以下の通りです。 <カスタムインストールモデルのセットアップ> 購入時にインストール済みです。 <シームレスセットアップ> シームレスセットアップ中にインストールされます。 ⓦ ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ ンソールから管理者権限(Administrator等)でログオンして実施してく ださい。 OSのリモートデスクトップ機能またはその他の遠隔操作ツールを使用 しての作業はサポートしておりません。 ⓦ IPアドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIPアドレス の設定をしてください。 チェック LANドライバのセットアップ ⓦ リンク速度の設定 ネットワークアダプタの転送速度とデュプレックスモードを接続先スイッチングハブの 設定値と同じ設定にする必要があります。以下の手順を参照し、転送速度とデュプレッ クスモードを設定してください。 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルクリッ クする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 3. [リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をスイッチングハブの設 定値と同じ値に設定する。 4. ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリックする。 5. システムを再起動する。 以上で完了です。 導入編 41 ⓦ WOLの設定 以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。 [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection] [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2] 3. [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の設定に変 更する。 設定項目 WOL を使用する場合 WOL を使用しない場合 ON OFF ON OFF − "Wake on Link" OFF OFF − "Wake on Pattern Match " OFF OFF − "Wake On Magic Packet" − " 電源オフ状態からの Wake On Magic Packet" ヒント ⓦ ⓦ [節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。 上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。 4. ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。 5. すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。 チームのセットアップ チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。 重要 チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組 み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連] −[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 <チームのセットアップ手順> 1. チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで 接続する。 2. [デバイスマネージャ ]を起動する。 3. [ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。 4. [チーム化]のタグを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入れ、 [新規チーム]をクリックする。 5. チームの名前を入力後、[次へ]をクリックする。 6. チームに含めるアダプタをチェックし、[次へ]をクリックする。 42 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 7. チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。 重要 8. 対応しているチームタイプは以下のとおりです。 − アダプタ フォルト トレランス − アダプティブ ロード バランシング − 静的リンク アグリゲーション − スイッチ フォルト トレランス [完了]をクリックする。 チームのプロパティが表示されます。 重要 標準装備のネットワークアダプタとLANボードでチームを作成する場合、下記 のメッセージ が表示されますが、[OK]を クリックして引き続き チームのセッ トアップを行ってください。 " チーム内の1 つ以上のアダプターが真 のNDIS6.20受信側 スケーリングをサ ポート しません。チ ームの受 信側スケ ーリング が無効に なります。受 信側ス ケーリングを無効にすると、チームのパフォーマンスに悪影響を与えます。" 9. チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。 10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を 行う。 − プライマリ設定 プライマリに設定するアダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックする。 − セカンダリ設定 セカンダリに設定するアダプタを選択し、「セカンダリの設定」をクリックする。 プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、[OK]をクリックして画面を閉じてください。 プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。 ヒント 1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。 2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ リを確認する。 11. [設定]タブ中の[スイッチのテスト]をクリックする。 [スイッチのテスト]画面が表示されます。 12. [テストの実行]をクリックして実行する。 実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 チェック [テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また は"スタンバイ"であることを確認してからテストを実行してください。 実行した結果、および問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ の設定を変更してください。 13. システムを再起動する。 以上で完了です。 導入編 43 <チームの削除手順> 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。 3. [設定]タブを選択して[チームの削除]をクリックする。 4. [チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。 5. デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを 確認する。 6. システムを再起動する。 以上で完了です。 重要 ⓦ アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン グハブ(L2)にのみ接続できます。 ⓦ マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合 は、必ず<チームの削除手順>にしたがってチームを削除し、交換後に チームを再作成してください。 LANボード(MN8104-121/125A/126)を使用する場合 LANボード(MN8104-121/125A/126)を使用する場合、OS のプラグアンドプレイ機能が動 作し、ドライバが自動でインストールされます。 グラフィックスアクセラレータドライバ 標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの アップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 ヒント ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVDに 格納 されている「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照してください。 SCSIコントローラ(MN8103-75/107)を使用する場合 SCSIコントローラ(MN8103-75/107)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作 し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作し、 ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 44 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップをし てください。 詳細な手順については105ページをご覧ください。 Hyper-V 2.0のサポートについて Hyper-V 2.0のサポートに関する詳細情報は下記を参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 BitLockerをご利用になる場合 BitLocker の暗号化について、Microsoft 社から修正プログラムが公開されています。ご利用 になる場合は、必 ず Microsoft 社の情報をご確認 ください。なお、確認事項が 記載されてい るので、そちらも必ずお読みください。 詳細は http://support.microsoft.com/kb/975496/ja をご参照ください。 管理ユーティリティのインストール 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、本装置監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および シ ス テ ム 管 理 用 の「ESMPRO/ServerManager」な ど が 収 録 さ れ て い ま す。ESMPRO/ ServerAgentは、シームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 [スタート]メニ ューの[プログラム]やコントロールパネルにインストールしたユーティリ ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー ルしなかった場合は、3章「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてください。 システムのアップデート システムのアップデートを実施する場合は、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオ ンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」の「マニュアルセットアップ」を参照し てください。 導入編 45 Windows Server 2008のセット アップ ハ ードウェ アのセ ットア ップを完 了して から、Windows Server 2008やシ ステム のセット アップをします。 カスタムインストールモデルのセットアップ 「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。 重要 ⓦ ⓦ チェック カスタムインストールモデルは、Scalable Networking Pack (SNP)機能が「無効」に設定されています。 SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必 ず下記サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定し てください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm KB967224が適用されていない場合、上記URL からSNP 機能の公開 情報を参照し、[■ EXPRESSBUILDERの「システムのアップデート」 を適用する前に]をご確認ください。 KB967224に対する注意事項の記載があります。 ここ で説明する手順は、「カスタ ムインストール」を指定 して購入された製品 で 初めて 電源を ONに すると きのセ ットア ップの 方法に ついて 説明し ていま す。再セットアップをする場合や、その他の出荷状態のセットアップをする場 合は、「シームレスセットアップ」を使用するか添付の「EXPRESSBUILDER」 DVD に 格 納 され て い る オン ラ イ ン ドキ ュ メ ン ト「Windows Server2008 Standard / Windows Server 2008 Enterprise インストレー ションサプリメ ントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」 を行ってください。 46 Windows Server 2008 のセットアップ セットアップをはじめる前に(購入時の状態について) セットアップを始める前に次の点について確認してください。 本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード ディスクド ライブにインス トールされている ソフトウェアの 構成は、購入前のお 客様による オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。 下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。 空きエリア Windows Server 2008 ハードディスクドライブ セットアップの手順 次の手順で本体を起動して、セットアップをします。 1. 周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。 しばらくすると、 [Windows セットアップウィザード]画面が表示されます。 以降、画面の指示に従って必 要な設定や表示内容をよ く確認し、[次へ]をクリック してセットアップを進めてください。 − [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約の内容を確認して ください。 システムが起動します。 (1) [Windows のセットアップ]画面が表示されたら、 [次へ]をクリックする。 導入編 47 (2) Windows Server 2008セットアップ完了後、ログオンする前に以下の画面が 表示されパスワードの変更が要求されたら、 [OK]をクリックする。 (3) パスワードを変更し[ ヒント ]をクリックする。 Windows Server 2008ではパスワードが下記の条件を満たさない場合、設定す ることができません。 − 6文字以上(半角) − 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む (4) 以下のメッセージが表示されたら、 [OK]をクリックする。 (5) ログイン後「初期構成タスク」画面が表示され、ユーザー情報を設定する。 48 Windows Server 2008 のセットアップ 2. 「デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ(68ページ) 」を参照して、 ネットワークドライバの詳細設定をする。 3. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド ライバをインストールする。 4. 「障害処理のためのセットアップ(105ページ)」を参照して障害処理のための セットアップをする。 5. 出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。 インストール済みのソフトウェアはお客様が購入 時に指定したものがインストール されています。例として次のようなソフトウェアがあります。 − − − 6. ESMPRO/ServerAgent Universal RAID Utility Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) (CPUアーキ テクチャに関わらず、(x86)を使用します) 124ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。 導入編 49 シームレスセットアップ EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。 本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの で、あらか じめ、 「ハード ウェアのセットア ップ」(17ページ)の設定を完 了させておいてく ださい。 重要 ⓦ シームレスセットアップを使用してインストールされたシステムは、 Scalable Networking Pack (SNP)機能が「無効」に設定されていま す。 SNP 機能については、 システム性能に影響を与える場合があるため、 必ず下記サイトのSNP の詳細についての注意事項等を確かめた上で設 定してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm ⓦ KB967224が適用されていない場合、上記URL からSNP 機能の公開 情報を参照し、[■ EXPRESSBUILDERの「システムのアップデート」 を適用する前に]をご確認ください。 KB967224に対する注意事項の記載があります。 ⓦ シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を 削除します。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定 時には注意が必要です。 − Step 4 「RAIDの設定」 − Step 5 「メディアとパーティションの設定」 必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。 チェック シ ームレスセ ットアッ プを使用 しないイン ストール 方法など、特 殊なセット アップについては、125ページ の「応用セットアップ」で説明しています。 50 Windows Server 2008 のセットアップ ヒント ⓦ シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを 使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ トアップはサポートしていません。 ⓦ パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic® 」を 使って事前に作成しておくことができます。 ⓦ ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、306 ページを参照してください。 セットアップ前の確認事項について シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ さい。 Windowsファミリについて Windows Server 2008ファ ミリの うち、シーム レスセ ットア ップでイ ンスト ール可能 なエ ディションは次のとおりです。サービスパックについては「EXPRESSBUILDERがサポートし ているサービスパック(14ページ)」を参照してください。 ⓦ Windows Server 2008 Standard 日本語版 ⓦ Windows Server 2008 Enterprise 日本語版 ⓦ Windows Server 2008 Standard 32-Bit 日本語版 ⓦ Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit 日本語版 以降「Windows Server 2008」と呼びます。 その他のOS をインストールするときは、お買い求めの販売店または保守サービス会社にお問 い合わせください。 BIOSの設定について Windows Server 2008をインスト ールする前にハ ードウェアの BIOS設定などを 確認してく ださい。234ページを参照して設定してください。 導入編 51 注意すべきハードウェア構成について Windows Server 2008をシームレスセットアップでインストールするとき、次のようなハー ドウェア構成においては特殊な手順が必要となります。 ⓦ オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)を使用する場合、2TB 以上のハードディスクドライブでのRAID10はサポートしていません。2TB以上のハー ドディスクドライブを使用し、シームレスセットアップでオンボードのRAIDコント ローラのRAID10を構築しようとした場合、以下の画面が表示され、シームレスセット アップは終了します。 ⓦ ミラー化されているボリュームへの再インストールについて ダイナミッ クディスクに変換したハ ードディスクドライブ に再インストールする際、シ ンプルダイナミックボリュームにのみインストールできます。 [ディスクの 管理]を使用 してミラ ー化されて いるボリ ュームにイ ンストー ルする場合 は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン ストール完了後に再度ミラー化してください。 ミラーボ リュームの作成や解 除、および削除は[コンピュ ータの管理]の[ディスクの 管理]から行えます。 ⓦ MO装置の接続について Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して ください。 ⓦ DATやLTO等のメディアについて シームレスセットアップでは、DAT やLTO等のインストールに不要なメディアはセット しないでください。 ⓦ その他の周辺機器について セットアッ プを開始する前に、お使いの ハードウェア構成によ っては周辺機器を外した り休止状態に設定を変更する必要がある場合があります。 それぞれの 周辺機器のマニュアルを 参照し、周辺機器を適切な 状態にした後セットアッ プしてください。 ⓦ ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー ルについて ダイナミッ クディスクへアップグレ ードした場合、既存のパー ティションを残したまま での再インストールはできません。 こ の 場 合、 「EXPRESSBUILDER」DVD に 格 納 さ れ て い る「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterprise イン スト レー ショ ン サプ リメ ント ガイ ド」を参照してマニュアルセットアップを行ってください。 52 Windows Server 2008 のセットアップ ⓦ 複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について Windowsシス テムをイ ンスト ールしよ うとする ハード ディスク ドライブ のほか に別の ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、 論理ドライブが 複数存在する場合 の再セットアップ手 順(128ページ)を参 照してくだ さい。 システムパーティションのサイズについて システムをインストールするパーティションのサイズは、次の計算式から求めることができま す。 <Windows Server 2008 (64ビット版)の場合> インスト ールに必 要なサイズ + ページング ファイル サイズ + ダン プファイル サイズ + アプリケーションサイズ 【フルインストールの場合】 インストールに必要なサイズ =11,600MB(Windows Server 2008) =12,300MB(Windows Server 2008 with Service Pack 2) =16,720MB(Windows Server 2008 + Service Pack 2 DVD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 300MB アプリケーションサイズ = 任意 【Server Coreインストールの場合】 インストールに必要なサイズ = 4,100MB(Windows Server 2008) =12,300MB(Windows Server 2008 with Service Pack 2) = 9,300MB(Windows Server 2008 + Service Pack 2 DVD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 300MB アプリケーションサイズ = 任意 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 搭載メモリサイズやデバッグ情報の書き込み(メモリダンプ種別)に関 係なく、ダンプファイルサイズの最大は「搭載メモリサイズ+ 300MB」です。 ⓦ その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 導入編 53 例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ ションサイズは、前述の計算方法から 11,600MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ = 14,460MB + アプリケーションサイズ となります。 システムを インストールするパーティションサイズが「インス トールに必要なサイズ+ ペー ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを 増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク に割り当てることで解決できます。 1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。 2. 「障害処理のためのセットアップ(105ページ)」を参照して、デバッグ情報(ダ ンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。 ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してください。 <Windows Server 2008 (32ビット版)の場合> イン ストールに 必要なサ イズ + ページ ングファイ ルサイズ + ダ ンプファ イルサイズ + アプリケーションサイズ 【フルインストールの場合】 インストールに必要なサイズ = 6,300MB(Windows Server 2008) = 9,300MB(Windows Server 2008 with Service Pack 2) = 9,400MB(Windows Server 2008 + Service Pack 2 DVD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 300MB アプリケーションサイズ = 任意 【Server Coreインストールの場合】 インストールに必要なサイズ = 2,200MB(Windows Server 2008) = 9,300MB(Windows Server 2008 with Service Pack 2) = 5,300MB(Windows Server 2008 + Service Pack 2 DVD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 300MB アプリケーションサイズ = 任意 54 Windows Server 2008 のセットアップ 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ システム構成によっては1つのパーティションに4096MB以上のペー ジングファイルサイズを設定できないことがあります。 4096MBより小さい値を入力する旨のメッセージが出力されましたら、 4095MBに設定して下さい。 ⓦ ⓦ 搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズの最大は 「2048MB+300MB」です。 その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ ションサイズは、前述の計算方法から 6,300MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ = 9,160MB + アプリケーションサイズ となります。 システムをインストールす るパーティションサイズが「インストールに必要な サイズ+ ペー ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを 増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク に割り当てることで解決できます。 1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。 2. 「障害処理のためのセットアップ(105ページ)」を参照して、デバッグ情報(ダ ンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。 ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ い。 サービスパックの適用について 本装置に添付されているサービスパック以降のサービスパックを使用する場合は、下記サイト より詳細情報を確かめた上で使用してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 導入編 55 セットアップの流れ シームレスセットアップの流れを図に示します。 パラメータのロード(Step2) スキップする 次へ OSの選択(Step3) 次へ RAIDの設定(Step4) 次へ Windowsの詳細設定(Step5∼10) 次へ パラメータのセーブ(Step11) 次へ 自動インストールの開始(Step12) 実行する RAIDシステムのコンフィグレーション Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す Windowsドライバのコピー ↓ 選択したアプリケーションのコピー Windows OS DVD-ROMをセットする 自動インストール ライセンス条項に同意 ↓ ログオン : 入力や選択が必要な作業 インストール終了 : 自動的に作業が進む内容 56 Windows Server 2008 のセットアップ セットアップの手順 シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保 存することも可能です。 重要 事前に「注意すべきハードウェア構成について(51ページ) 」を確認してくだ さい。 チェック パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として 1.44MB フォーマ ット済み の空きフロ ッピーデ ィスクが 1枚 必要とな ります。 あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。 再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。 Flash FDDに保 存したパ ラメータ を使って のセット アップは サポート してい ません。 1. 周辺装置、本装置の順に電源をONにする。 2. 本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット する。 3. DVDをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押す) か、電源をOFF/ONして本装置を再起動する。 DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。 以下のメッセージが表示されたら、 「Os installation *** default ***」を選択してく ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。 導入編 57 4. Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす る。 5. [シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。 6. パラメータをロードする。 [パラメータのロード]画面が表示されます。 58 Windows Server 2008 のセットアップ [パラメータファイルを使用しない場合] 「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを使用する場合] 「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力 する。この後、各ウィザードにてファイルからロード されたパラメータを確認する 場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク リックする。 チェック パラメ ータファイ ルのパス およびファ イル名に日 本語は使 用しないで くださ い。 [次へ]をクリック→手順 7へ [スキップする]をクリック→手順 16へ 7. インストールするOSを選択する。 [Windows(32bitエディション)をインストールする]または[Windows(64bitエディ ション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリックしてください。 導入編 59 8. RAIDの設定をする。 [RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから [次へ]をクリックしてください。 論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。 ヒント 9. メディアとパーティションの設定をする。 [メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。 「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディション、およびイ ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容 を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 60 Windows Server 2008 のセットアップ 重要 ⓦ パーティションサイズについて − OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ ズを指定してください。(52ページ参照) − 接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ い。 − RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ ん。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使 用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマットさ れ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持され ます。下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。 第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション 削除 ⓦ 保持 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん(51ページ参照) 。「Windows システムドライブの設定」で「既存 のパーティションを使用する」を選択しないでください。 10. 基本情報の設定をする。 [基本情報の設定]画面が表示されるので、ユーザ情報を入力して[次へ]をクリックし てください。 重要 ヒント Windows Server 2008の場合、コンピュータ名および、次の条件を満たす Administratorパスワードの入力は必須です。 − 6文字以上(半角) − 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む ⓦ ⓦ パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以 降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも 「●●●●●」が表示されます。 使用者名は「Administrator」固定です。 導入編 61 11. ネットワークプロトコルの設定をする。 [ネットワークプロトコ ルの設定]画面が表示され ます。設定内容を確認し、必要な ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。 ヒント 12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。 [参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。 設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 62 Windows Server 2008 のセットアップ 13. コンポーネントの設定をする。 [コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内容を確認 し、必要なら修正を 行ってから[次へ]をクリックしてください。 [フルインストールの場合] [Server Coreインストールの場合] 導入編 63 14. アプリケーションの設定をする。 [アプリケーションの設 定]画面が表示されます。設定 内容を確認し、必要なアプリ ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。 「追加アプリケーションのインストール」について ヒント 「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最 後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす る機能です。 15. パラメータをセーブする。 [パラメータのセーブ]画面が表示されます。 [パラメータファイルを保存しない場合] 「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 64 Windows Server 2008 のセットアップ [パラメータファイルを保存する場合] 「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。 チェック ヒント パラメ ータファイ ルのパス およびファ イル名に日 本語は使 用しないで くださ い。 ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic®」からも作成する ことができます。 16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。 17. 追加するアプリケーションをインストールする。 シームレスセットアップに対応しているアプリケ ーションを追加でインストールす る場合は、メッセージが表示されますので、追加する アプリケーションのリムーバ ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。 18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取 り出す。 フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し ておいてください。 導入編 65 19. メッセージに従ってWindows Server 2008 DVD-ROMを光ディスクドライブに セットする。 ヒント Windows Server 2008と指定したアプリケーションは自動的にインストールさ れ、数回再起動されます。 20. [マイクロソフトソフトウェアライセンス条項]が表示されたら、 「ライセンス条項 に同意します」にチェックをつけ、[次へ]をクリックする。 21. [ありがとうございます]が表示されたら、 「開始」をクリックする。 66 Windows Server 2008 のセットアップ 22. 以下のメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押す。 23. 画面の指示に従ってログオンする。 [フルインストールの場合] 以下の画面が表示されたら、 「パスワード」に設定したパスワードを入力し「 クリックする。 」を [Server Coreインストールの場合] 以下の画面が表示されたら、 「他のユーザー」をクリックする。 続いて以下 の画面が表示 されるので、「ユーザー 名」に"administrator"、「パスワー ド」に設定したパスワードを入力し「 」をクリックする。 導入編 67 24. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。 25. 67ページの「修正モジュールの適用」を参照し、修正モジュールの適用を行う。 26. 68ページを参照し、デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップを行う。 27. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、オ プションに添付の説明書を参照してドライバをインストールする。 28. 105ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップを行う。 29. 124ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 修正モジュールの適用 Windows Server 2008 のイ ンス トー ル後、必 ず修 正モジ ュー ルの 適用を 行っ てく ださ い。 Windows Server 2008を日本語で使用した場合、Active Directoryの一部機能で予期しない動作を する場合があります。 http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/updateinfo.mspx 68 Windows Server 2008 のセットアップ デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ オプションのデバイスドライバのインストールやセットアップについては、オプションに添付 の説明書を参照してください。 LANドライバとPROSetのインストール 標準装備 のネットワーク アダプタの LANドライバと PROSetのイン ストールについ ては以下 の通りです。 <カスタムインストールモデルのセットアップ> 購入時にインストール済みです。 <シームレスセットアップ> シームレスセットアップ中にインストールされます。 ⓦ ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ ンソールから管理者権限(Administrator 等)でログインして実施して ください。 OSのリモートデスクトップ機能又はその他の遠隔操作ツールを使用し ての作業はサポートしておりません。 ⓦ IPアドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIPアドレス の設定をしてください。 チェック ⓦ MN8104-125A を使用する場合の対応 MN8104-125Aを使用 する場合は、以下の手順にて LANドライバとPROSet をアンイン ストール後、MN8104-125Aを 接続した状態でシステムのアップデートを実 施し、LAN ドライバとPROSetを適用してください。 <LANドライバとPROSetのアンインストール手順> □ フルインストールの場合 1. 現在のネットワークアダプタやLANボードの設定情報を控える。 ヒント 標準装備のネットワークアダプタやLANボードでチーム(ネットワークアダプ タの冗長化)を構成している場合はチームを削除してください。削除の前には IPアドレスなどの設定情報を控えておき、再インストール後に改めて設定して ください。チームの削除手順は「チームのセットアップ」に記述しています。 2. コントロールパネルより[プログラムのアンインストール]をクリックする。 3. [Intel(R) Network Connections 14.8.43.0]をダブルクリックする。 [インテル(R) ネットワークコネクション(オプションの削除)]が表示されます。 4. [オプションの削除]で削除項目が選択されているのでそのまま[削除]をクリックする。 [インテル(R) ネットワークコネクション - ソフトウェアの削除]が表示されます。 5. [はい]を選択する。 自動でアンインストールが開始されます。 導入編 69 6. [InstallShield ウィザードを完了しました。] と表示されるので [完了] をクリック する。 7. システムを再起動する。 以上で完了です。 □ Server Coreインストールの場合 1. 現在のネットワークアダプタやLANボードの設定情報を控える。 ヒント LANドライバの削除の前にはIPアドレスなどの設定情報を控えておき、再イン ストール後に改めて設定してください。 2. 「EXPRESSBUILDER」DVD内にある以下のdxsetup.exeをコマンドプロンプト から実行する。 − Windows Server 2008(64ビット版)Edition <光ディスクのドライブレター >: ¥017¥win¥winnt¥ws2008x64¥r148¥apps¥prosetdx¥vistax64¥dxsetup.exe − Windows Server 2008(32ビット版)Edition <光ディスクのドライブレター >: ¥017¥win¥winnt¥ws2008¥r148¥apps¥prosetdx¥vista32¥dxsetup.exe 3. InstallShildウイザードが表示されるので、[次へ]をクリックする。 4. [削除(R)]を選択し、[次へ]をクリックする。 5. [削除]をクリックする。 自動でアンインストールが開始されます。 6. [InstallShield ウィザードを完了しました。] と表示されるので [完了] をクリック する。 7. システムを再起動する。 以上で完了です。 70 Windows Server 2008 のセットアップ LANドライバのセットアップ ⓦ リンク速度の設定 ネットワークアダプ タの転送速度とデュプレ ックスモードを接続先スイ ッチングハブの 設定値と同じ設定にする必要があります。 以下の手順を参照し、転送速度とデュプレックスモードを設定してください。 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルクリッ クする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 3. [リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をスイッチングハブの設 定値と同じ値に設定する。 4. ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリックする。 5. システムを再起動する。 以上で完了です。 ⓦ WOLの設定 以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。 1. デバイスマネージャを起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。 [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection] [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2] ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 3. [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の設定に変 更する。 設定項目 − "Wake On Directed Packet" WOL を使用する場合 WOL を使用しない場合 ON または OFF OFF ON OFF − " 電源オフ状態からの Wake On Magic Packet" ON OFF − "Wake on Link" OFF OFF − "Wake On Magic Packet" 重要 "Wake On Directed Packet"を "ON"に設定しても、シャットダウン状態で は、DirectedPacket (※1)でのWOLによる OS起動はできません (スリープ、 および、休止状態では起動できます)。 ※1 イーサ ネットヘッ ダにアダ プタのイー サネットア ドレスを 含むパケッ トまた はIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。 ヒント ⓦ ⓦ [節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。 上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。 導入編 71 4. ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。 5. すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。 重要 [Wake On LAN]内の設定を行えないアダプタはWOLをサポートしておりま せん。 以上で完了です。 チームのセットアップ チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。 重要 チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組 み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連] −[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 <チームのセットアップ手順> 1. チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで 接続する。 2. [デバイスマネージャ ]を起動する。 3. [ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。 4. [チーム化]のタグを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入れ、 [新規チーム]をクリックする。 5. チームの名前を入力後、[次へ]をクリックする。 6. チームに含めるアダプタをチェックし、[次へ]をクリックする。 7. チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。 対応しているチームタイプは以下のとおりです。 重要 8. ⓦ アダプタ フォルト トレランス ⓦ アダプティブ ロード バランシング ⓦ 静的リンク アグリゲーション ⓦ スイッチフォルトトレランス [完了]をクリックする。 チームのプロパティが表示されます。 9. チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。 72 Windows Server 2008 のセットアップ 10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を 行う。 − プライマリ設定 プライマリに設定するアダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックす る。 − セカンダリ設定 セカンダリに設定するアダプタを選択し、「セカンダリの設定」をクリックす る。 プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、[OK]をクリックして画面を閉じてくださ い。 プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。 ヒント 1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。 2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ リを確認する。 11. [設定]タブ中の[スイッチのテスト]をクリックする。 [スイッチのテスト]画面が表示されます。 12. [テストの実行]をクリックして実行する。 実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 チェック [テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また は"スタンバイ"であることを確認してからテストを実行してください。 実行した結果、および問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ の設定を変更してください。 13. システムを再起動する。 以上で完了です。 <チームの削除手順> 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。 3. [設定]タグを選択して[チームの削除]をクリックする。 4. [チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。 5. デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを 確認する。 6. システムを再起動する。 以上で完了です。 重要 ⓦ アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチ ングハブ(L2)にのみ接続できます。 ⓦ マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合 は、必ずチームを削除し、交換後にチームを再作成してください。 導入編 73 LANボード(MN8104-119/121/125A/126)を使用する場合 LANボード(MN8104-119/121/125A/126)を使用する場合、OS のプラグアンドプレイ機能 が動作し、ドライバが自動でインストールされます。 重要 LAN ドライバとPROSetのインストール後に、MN8104-125Aを使用する 場合は「LAN ドライバと PROSetのイン ストール」項の「MN8104-125A を使用する場合の対応」の手順を参照して設定を行ってください。 グラフィックスアクセラレータドライバ 標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの アップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 ヒント ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVDに 格 納 さ れ てい る「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照してください。 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合 SCSI コントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が 動作し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合 SAS コントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作し、ド ライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 74 Windows Server 2008 のセットアップ PAEオプションを設定する方法 32bitシステムで4GBを超えるメモリを搭載できる装置では、PAEオプションの設定を行うこ とで、4GBを超えるメモリを使用できるようになります。 重要 Windows Server 2008 Standard 32-Bitに おけ るPAE オ プシ ョン はサ ポート対象外です。 Windows Server 2008 Enterprise 32-Bitでは、Bcdedit.exeを使用することにより、PAEオ プションを設定することができます。 以下に設定手順を示します。 1. 「スタート」から「ファイル名を指定して実行」をクリックする。 2. 「名前」欄に cmd.exe と入力し、コマンドプロンプトを起動する。 3. 以下のコマンドを実行する。 bcdedit /set pae forceenable 4. 再起動を行う。 上記設定は再起動後に反映されます。 5. コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行する。 bcdedit [Windows ブートローダー]の項に“pae ForceEnable”が存在することを確認し てください。 以上でPAEオプションの設定は完了です。 Bcdedit.exeについては、以下を参照してください。 「ブート構成データ エディタについてよく寄せられる質問」 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc721886(WS.10).aspx 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップをし てください。 詳細な手順については105ページをご覧ください。 Hyper-Vのサポートについて Hyper-Vのサポートに関する詳細情報は下記を参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 導入編 75 管理ユーティリティのインストール 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、本装置監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および シ ス テ ム 管 理 用 の「ESMPRO/ServerManager」な ど が 収 録 さ れ て い ま す。ESMPRO/ ServerAgentは、シームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 [スタート]メニューの[プログラム]やコントロールパネルにインストールしたユーティリ ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー ルしなかった場合は、第3編の「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてくださ い。 システムのアップデート 「システムのアップデート」は、シームレスセットアップで自動的に実施されます。 システムのアップデートは次のような場合に、EXPRESSBUILDERに収録されている各OSの インストレーションサプリメントガイドを参照して実施してください。 ⓦ システム構成を変更(内蔵オプションの追加など)した場合 ⓦ Windowsシステムを修復(修復セットアップなど)した場合 ⓦ バックアップツールからシステムをリストアした場合 76 Windows Server 2003 R2, x64 Editions のセットアップ Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのセットアップ ハードウェアのセットアップを完了してから、Windows Server 2003 R2, x64 Editionsやシ ステムのセットアップをします。 オペレーテ ィングシステム のインストール、お よび再セット アップをする際 は「マニュアル セットアップ」を使用してください。 「マニュアルセットアップ」は、EXPRESSBUILDERに 格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionイン ストレーショ ンサプリメ ントガイ ド」を参照してください。 重要 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsでは、シームレスセットアップ を使用 できません。再セ ットアップ する場合は、 「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionインストレーシ ョンサプリメントガイド」を 参照し、 「マニュア ルセットアップ」を使用してください。 以下の環境で Windows Server 2003 R2, x64 Editionsを 使用する場合、「休止状態」からの 復帰時にシステムが停止することがあります。 − マルチプロセッサ構成の装置 − Service Pack 2 未適用 「休止状態」を設定する場合は、Service Pack 2 もしくはKB902839 (*)の修正プログラムを 適用してください。 (*) KB902839は以下から入手することができます。 http://support.microsoft.com/kb/902839/ja 導入編 77 Windows Server 2003のセット アップ ハー ドウェアの セットアッ プを完了し てから、Windows Server 2003 やシステ ムのセット アップをします。再インストールの際にも参照してください。 カスタムインストールモデルのセットアップ 「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。 ⓦ ここで説明する手順は、「カスタムインストール」を指定して購入され た製品で初めて電源をONにするときのセットアップの方法について説 明しています。再セットアップをする場合や、その他の出荷状態のセッ トアップをする場合は、「シームレスセットアップ」を参照してくださ い。 ⓦ カスタムインストールモデルは、「Windows Server 2003 R2」がイン ストールされています。 チェック セットアップをはじめる前に (購入時の状態について) セットアップを始める前に次の点について確認してください。 本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード ディ スクドライブにイ ンストールされ ているソフトウ ェアの構成は、購入前 のお客様による オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。 下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。 空きエリア Windows Server 2003 R2 ハードディスクドライブ 78 Windows Server 2003 のセットアップ セットアップの手順 次の手順で本体を起動して、セットアップをします。 1. 周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。 しばらくすると、 [Windows Server 2003セットアップ]画面が表示されます。以 降、画面の指示に従って必要な設定や表示内容をよく確認し、[次へ]をクリックして セットアップを進めてください。 − [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約 の内容を確認して ください。 − [ソフトウェアの個人用設定]画面では、名前や会社名または組織名を入力します。 − [ライセンスモード]画面では、使用するライセンスモードを選択します。 − [コンピュータ名と Administrator のパスワード]画面では、コンピュータ名と Administratorのパスワードを入力してください。 − [日付と時刻の設定]画面では、日付と時刻を正しく設定してください。 − [ネットワークの設定]画面では、ネットワークの設定を選択します。 − [ワークグループまたはドメイン名]画面では、ドメインに参加させるか選択します。 システムが再起動します。 2. 94ページの手順23.以降を参照して、ネットワークドライバの詳細設定をする。 3. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド ライバをインストールする。 4. 105ページを参照して障害処理のためのセットアップをする。 5. 出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。 インストール済みのソフトウェアはお客様が購入 時に指定したものがインストール されています。例として次のようなソフトウェアがあります。 − − − − ESMPRO/ServerAgent Universal RAID Utility Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86) Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) 重要 カスタ ムセット アップで出 荷された 場合、インス トールされ ているサ ービス パックのバージョンと、装置に添付されているサービスパックのバージョンが 異なる場合があります。本体にインストールされているサービスパック以降の バージョンが添付されている場合は、下記サイトより詳細情報を確認してくだ さい。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 6. 124ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。 再セットアップをする際は「シームレスセットアップ」を使用してください。 導入編 79 シームレスセットアップ EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。 本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの で、あらか じめ、 「ハード ウェアのセットア ップ」(17ページ)の設定を完 了させておいてく ださい。 重要 シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を削除し ます。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定時には注意が 必要です。 ⓦ Step 4 「RAIDの設定」 ⓦ Step 5 「メディアとパーティションの設定」 必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。 チェック ヒント シ ームレスセ ットアッ プを使用 しないイン ストール 方法など、特 殊なセット アップについては、125ページ の「応用セットアップ」で説明しています。 ⓦ シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを 使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ トアップはサポートしていません。 ⓦ パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を 使って事前に作成しておくことができます。 ⓦ ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、306 ページを参照してください。 80 Windows Server 2003 のセットアップ セットアップ前の確認事項について シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ さい。 Windowsファミリについて Windows Server 2003ファ ミリの うち、シーム レスセ ットア ップでイ ンスト ール可能 なエ ディションは次のとおりです。 ⓦ Windows Server ® 2003 R2, Standard Edition 日本語版 ⓦ Windows Server ® 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版 以降「Windows Server 2003」と呼びます。 上記以外のエディションをインストールしたいときは、お買い求めの販売店または保守サービ ス会社にお問い合わせください。 本 書 では、Windows Server 2003 R2/Windows Server 2003 を 統一 し て ヒント 「Windows Server 2003」と呼びます。 特に Windows Server 2003 R2を区 別する 場合 は「Windows Server 2003 R2」 と呼びます。 BIOSの設定について Windows Server 2003をインスト ールする前にハ ードウェアの BIOS設定などを 確認してく ださい。234ページを参照して設定してください。 導入編 81 注意すべきハードウェア構成について Windows Server 2003をシームレスセットアップでインストールするとき、次のようなハー ドウェア構成においては特殊な手順が必要となります。 ⓦ オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)を使用する場合、2TB 以上のハードディスクドライブでのRAID10はサポートしていません。2TB以上のハー ドディスクドライブを使用し、シームレスセットアップでオンボードのRAIDコント ローラのRAID10を構築しようとした場合、以下の画面が表示され、シームレスセット アップは終了します。 ⓦ ミラー化されているボリュームへの再インストールについて [ディスクの管 理]を使用してミラ ー化されているボ リュームに再イン ストールする場合 は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン ストール完了後に再度ミラー化してください。 ミラーボリュームの作成あるいはミラーボリュームの解除および削除は[コンピュータの 管理]内の[ディスクの管理]から行えます。 ⓦ MO装置の接続について Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して ください。 ⓦ DATやLTO等のメディアについて シームレスセットアップでは、DATやLTO等のインストールに不要なメディアはセット しないでください。 ⓦ 複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について Windowsシ ステム をインス トールし ようと するハー ドディス クドラ イブのほ かに別の ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、 「論理ドライブが複 数存在する場合の 再セットアップ手 順」 (128 ページ)を参照してく ださい。 ⓦ ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー ルについて ダイナミッ クディスクへアップグレ ードした場合、既存のパー ティションを残したまま での再インストールはできません。この場合、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されて い る「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionイ ンス トレー ショ ンサ プリメ ント ガイ ド」を参照 して セット アップしてください。 82 Windows Server 2003 のセットアップ システムパーティションのサイズについて Windowsシステムをインス トールするために必要なパーティショ ンのサイズは、次の計算式 から求めることができます。 インスト ールに必 要なサイズ + ページング ファイル サイズ + ダン プファイル サイズ + アプリケーションサイズ インストールに必要なサイズ = 3500MB(Windows Server 2003 R2) = 3500MB(Windows Server 2003 R2 with Service Pack 2) = 5300MB(Windows Server 2003 R2 +ServicePack 2 CD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 12MB アプリケーションサイズ = 任意 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 1つのパーティションに設定できるページングファイルサイズは最大で 4095MBです。搭載メモリサイズ×1.5倍のサイズが4095MBを超え る場合は、4095MBで設定してください。 ⓦ ⓦ 搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズの最大は 「2048MB+12MB」です。 その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB) の場合、パーティションサイズは、前述の計算 方法から 3,500MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 12MB + アプリケーションサイズ = 6,072MB + アプリケーションサイズ となります。 システムをインストールす るパーティションサイズが「インストールに必要な サイズ+ ペー ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを 増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク に割り当てることで解決できます。 1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。 2. 「障害処理のためのセットアップ」を参照して、デバッグ情報(ダンプファイルサ イズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。 ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ い。 ヒント シームレスセットアップでインストールする場合、必要最小限のパーティショ ン サイ ズを「上 記 の必 要最 小限 の パー ティ シ ョン サイ ズ+ 850MB」また は 「4095MB」のうち、どちらか大きい値に設定してください。 導入編 83 サービスパックの適用について ⓦ Service Pack 2が内包された OS インストールメディアを使用しインストールされた場 合は、再度Service Pack2を適用する必要はありません。 ⓦ Windows Server 2003 R2をインストールする場合は、Service Pack 1を適用する必要 はありません。 ⓦ Windows Server 2003 R2をインストールする場合、サービスパックはシームレスセッ トアップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2のインストールを実施した上で 「システムのアップデート」にて適用してください。 ⓦ 本装置に添付されているサービスパック以降のサービスパックを使用する場合は、下記 サイトより詳細情報を確かめた上で使用してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 84 Windows Server 2003 のセットアップ セットアップの流れ シームレスセットアップの流れを図に示します。 パラメータのロード(Step2) スキップする 次へ OSの選択(Step3) 次へ RAIDの設定(Step4) 次へ Windowsの詳細設定(Step5∼10) 次へ パラメータのセーブ(Step11) 次へ 自動インストールの開始(Step12) 実行する RAIDシステムのコンフィグレーション Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す Windowsドライバのコピー ↓ 選択したアプリケーションのコピー Windows OS CD-ROMをセットする ソフトウェア使用許諾契約に同意する 自動インストール ↓ 自動ログオン インストール終了 : 入力や選択が必要な作業 : 自動的に作業が進む内容 導入編 85 セットアップの手順 シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保 存することも可能です。 重要 事前に「注意すべきハードウェア構成について(81ページ) 」を確認してくだ さい。 チェック パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として 1.44MB フォー マット済 みの空き フロッピ ーディスク が1 枚必要と なります。 あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。 再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。 Flash FDDに 保存した パラメー タを使っ てのセッ トアップ はサポー トしてい ません。 1. 周辺装置、本装置の順に電源をONにする。 2. 本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット する。 3. DVDをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押す) か、電源をOFF/ONして本装置を再起動する。 DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。 以下のメッセージが表示されたら、 「Os installation *** default ***」を 選択してく ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。 86 Windows Server 2003 のセットアップ 4. Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす る。 5. [シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。 6. パラメータをロードする。 [パラメータのロード]画面が表示されます。 導入編 87 [パラメータファイルを使用しない場合] 「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを使用する場合] 「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力 する。この後、各ウィザードにてフ ァイルからロードされたパラメータを確認する 場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク リックする。 チェック パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ い。 [次へ]をクリック→手順 7へ [スキップする]をクリック→手順 16へ 7. インストールするOSを選択する。 [Windows(32bitエディション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリック してください。 88 Windows Server 2003 のセットアップ 8. RAIDの設定をする。 [RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから [次へ]をクリックしてください。 ヒント 9. ⓦ 論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。 ⓦ 正常に終了しない場合は、EXPRESSBUILDER 内にドライバが収録され ていない可能性が有ります。「セットアップを始める前に(14ページ)」 をご参照願います。 メディアとパーティションの設定をする。 [メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。 「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディション、およびイ ンストールの種類(フルインストール/Server Coreインストール)を選択後、設定内 容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 導入編 89 重要 ⓦ Windows Server 2003 R2でサービスパックを適用する場合は、 シームレスセットアップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2を適用してから「システムのアップデート」にてサービスパックを適 用してください。 ⓦ パーティションサイズについて − OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ ズを指定してください。(82ページ参照) − 接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ い。 − RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ ん。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使 用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマットさ れ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持され ます。下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。 第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション 削除 ⓦ 保持 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん(81ページ参照) 。「Windows システムドライブの設定」で「既存 のパーティションを使用する」を選択しないでください。 10. 基本情報の設定をする。 [基本情報の設定]画面が表示されます。 ユーザー情報を入力して[次へ]をクリックしてください。 ヒント ⓦ ⓦ パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以 降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも 「●●●●●」が表示されます。 日本語入力する場合は、<Alt>+<半角/全角>キーを押してください。 90 Windows Server 2003 のセットアップ 11. ネットワークプロトコルの設定をする。 [ネットワークプロトコルの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要な ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。 ヒント 12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。 [参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。 設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 導入編 91 13. コンポーネントの設定をする。 [コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要なら修正を 行ってから[次へ]をクリックしてください。 14. アプリケーションの設定をする。 [アプリケーションの設 定]画面が表示されます。設定 内容を確認し、必要なアプリ ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。 「追加アプリケーションのインストール」について ヒント 「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最 後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす る機能です。 92 Windows Server 2003 のセットアップ 15. パラメータをセーブする。 [パラメータのセーブ]画面が表示されます。 [パラメータファイルを保存しない場合] 「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを保存する場合] 「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。 チェック ヒント パラメ ータファイ ルのパス およびファ イル名に日 本語は使 用しないで くださ い。 ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic」からも作成するこ とができます。 16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。 導入編 93 17. 追加するアプリケーションをインストールする。 シームレスセットアップに対応 しているアプリケーションを追加でインストールす る場合は、メッセージが表示さ れますので、追加するアプリケーションのリムーバ ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。 18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取 り出す。 フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し ておいてください。 19. Windows Server 2003 CD-ROMを光ディスクドライブにセットする。 [ソフトウェア使用許諾契約]確認画面が表示されます。 20.「ソフトウェア使用許諾契約書」の内容をご確認のうえ、同意する場合は、 [はい] をクリックする。 同意しない場合は、 [いいえ]をクリックしてください。 ヒント バックアップCD-ROM以外のOS CD-ROMを使用している場合は、以下のメッ セージが表示される場合があります。[OK]をクリックし、プロダクトキーを 入力してください セットアップスクリプトファイルには有効なプロダクト IDが含まれていません。 システム管理者に有効な プロダクトIDを問い合わせてください。 94 Windows Server 2003 のセットアップ Windows Server 2003と指定したア プリケーションは自動的にインストールされ、 システムにログオンします。 重要 インストール 中に以下のダイアログボ ックスが表示される場 合がありますが、 [セットアップ完了]画面が表示されるまでは操作する必要はありません。 21. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。 22. インストール完了後、 [Windows セットアップ]画面が表示されます。 Windows Server 2003 R2 DISC 2 を光デ ィスクド ライブ にセット し、[OK]をク リックする。 以降はメッセージに従って作業を進めてください。 インストール終了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2を光ディスクドライブか ら取り出し、再起動してください。 ヒント サ ー ビス パ ッ ク をイ ン ス ト ール す る 場 合 は必 ず Windows Server 2003 R2 DISC 2を適用した後で「システムのアップデート」にて適用してください。 23. LANドライバおよびPROSetをインストールする。 ⓦ LANドライバ 標 準装備の ネットワ ークアダプ タのLAN ドライバ のインスト ールにつ いては 以下の通りです。 <カスタムインストールモデルのセットアップ> 購入時にインストール済みです。 導入編 95 <シームレスセットアップ> シームレスセットアップ中にインストールされます。 ⓦ PROSet PROSet は、以下の機能を実現するLANドライバユーティリティです。 −アダプタ詳細情報の確認 −ループバックテスト、パケット送信テストなどの診断 −チームの設定 複数のネットワークアダプタをチームとして構成することで、耐障害性に優れ た環境を提供し、装置とスイッチ間のスループットを向上させることができま す。 PROSet をインストールする場合は、以下の手順で行ってください。 (1) 「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブにセットする。 オートランで起動するメニューが表示されたら、メニュー画面を閉じて ください。 (2) エクスプローラを起動する。 (3) 「¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥apps¥prosetdx¥win32」ディレク トリ内の「dxsetup.exe」アイコンをダブルクリックする。 [Intel(R) PROSet - Installshield ウィザード]が起動します。 (4) [次へ]をクリックする。 (5) 使用許諾契約を読み、同意するならば[使用許諾契約の条項に同意しま す]を選択して[次へ]をクリックする。 (6) セットアップオプションの画面が表示されるので、下記の3点が選択さ れていることを確認し [次へ]をクリックする。 − ドライバ − インテル(R) PROSet for Windows *デバイスマネージャ − Advanced Network Services (7) [インストール]をクリックする。 (8) [InstallShieldウィザードを完了しました]というメッセージが表示され たら、[完了]をクリックする。 (9) 「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取り出し、シス テムを再起動する。 以上で完了です。 ⓦ ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ ンソールから管理者権限(Administrator 等)でログインして実施して ください。 OSのリモートデスクトップ機能又はその他の遠隔操作ツールを使用し ての作業はサポートしておりません。 ⓦ IPアドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIPアドレス の設定をしてください。 チェック 96 Windows Server 2003 のセットアップ 24. LANドライバのセットアップをする。 ⓦ リンク速度の設定 ネットワークアダプタの転送速度とデュプレックスモードを接続先スイッチ ングハブの設定値と同じ設定にする必要があります。 以下の手順を参照し、転送速度とデュプレックスモードを設定してください。 <PROSetがインストールされている場合> (1) [デバイスマネージャ]を起動する。 (2) [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダ ブルクリックする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 (3) [リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をスイッチン グハブと同じ値に設定する。 (4) ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をク リックする。 (5) システムを再起動する。 以上で完了です。 <PROSetがインストールされていない場合> (1) [デバイスマネージャ]を起動する。 (2) [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダ ブルクリックする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 (3) [詳細設定]タブをクリックし、[リンク速度とデュプレックス]をスイッ チングハブと同じ値に設定する。 (4) ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をク リックする。 (5) システムを再起動する。 以上で完了です。 ⓦ WOLの設定 WOL(Wake On LAN)の機能を使用する場合は以下の手順を参照し、ネット ワークアダプタの設定を行ってください。 <PROSetがインストールされている場合> (1) [デバイスマネージャ]を起動する。 (2) [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックす る。 [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection] [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2] ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスが表示されま す。 導入編 97 (3) [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の 設定に変更する。 設定項目 WOL を使用する場合 WOL を使用しない場合 ON または OFF OFF − "Wake On Magic Packet" ON OFF − " 電源オフ状態からの Wake On Magic Packet" ON OFF − "Wake on Link" OFF OFF − "Wake On Directed Packet" 重要 "Wake On Directed Packet"を"ON"に設定しても、シャットダウン状態で は、DirectedPacket (※1)での WOLによるOS起動はで きません(スリープ、 および、休止状態では起動できます)。 ※1 イ ーサネット ヘッダにア ダプタの イーサネッ トアドレス を含むパ ケットまた はIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。 ヒント ⓦ ⓦ [節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。 上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。 (4) ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。 (5) すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。 <PROSetがインストールされていない場合> (1) デバイスマネージャを起動する。 (2) [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックす る。 [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection] [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2] ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 (3) [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の WOL設定に設定変更する。 設定項目 WOLを使用 する場合 WOLを使用 しない場合 − "電力の節約のため、コンピュータでこのデバイス の電源をオフにできるようにする" ON ON − "このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態 を解除できるようにする" ONまたは OFF OFF 98 Windows Server 2003 のセットアップ 重要 ⓦ "このデバイスで、コンピュータの...."を"ON"に設定するとスタンバイ状 態/休止状態でMagicPacketおよびDirectedPacket(※1)でのWOL によるOS起動が可能になります。 ⓦ シャットダウン状態ではDirectedPacketでのWOLによるOS起動はで きません。 ※1 イーサネッ ト ヘッダにアダプ タのイーサネット アドレスを含むパ ケットまた はIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。 上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。 ヒント (4) [詳細設定]タブを選択する。 (5) [PMEをオンにする]の[値]を下記のように設定する。 − WOLを使用する場合: オン − WOLを使用しない場合: オフ (6) ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。 (7) すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。 ヒント ⓦ 標準装備のネットワークアダプタの他に「マネージメント専用LANコネ クタ」があります。このポートに関するセットアップについては、 「EXPRESSBUILDER」DVD内にあるオンラインドキュメント「リモー トマネージメントエンジン2ユーザーズガイド」を参照してください。 ⓦ サービスの追加にて、[ネットワークモニタ] を追加することをお勧めし ます。[ネットワークモニタ] は、[ネットワークモニタ] をインストール したコンピュータが送受信するフレーム(またはパケット)を監視する ことができます。ネットワーク障害の解析などに有効なツールです。イ ンストールの手順は、この後の「障害処理のためのセットアップ」を参 照してください。 25. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、そ れぞれを確実にインストールする。 26. 105ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップをする。 27. 124ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でシームレスセットアップを使ったセットアップは完了です。 導入編 99 チームのセットアップ チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。 重要 チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組 み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連] −[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 <チームのセットアップ手順> 1. チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで 接続する。 2. [デバイスマネージャ ]を起動する。 3. [ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。 4. [チーム化]のタグを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入れ、 [新規チーム]をクリックする。 5. チームの名前を入力後、[次へ]をクリックする。 6. チームに含めるアダプタをチェックし、[次へ]をクリックする。 7. チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。 対応しているチームタイプは以下のとおりです。 重要 8. ⓦ アダプタ フォルト トレランス ⓦ アダプティブ ロード バランシング ⓦ 静的リンク アグリゲーション ⓦ スイッチフォルトトレランス [完了]をクリックする。 チームのプロパティが表示されます。 9. チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。 100 Windows Server 2003 のセットアップ 10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を 行う。 − プライマリ設定 プライマリに設定するアダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックする。 − セカンダリ設定 セカンダリに設定するアダプタを選択し、「セカンダリの設定」をクリックする。 プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、[OK]をクリックして画面を閉じてください。 プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。 ヒント 1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。 2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ リを確認する。 11. [設定]のタグのまま[スイッチのテスト]をクリック後、スイッチのテスト画面が表 示されたら、[テストの実行] をクリックして実行する。 実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 チェック [テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また は"スタンバイ "であることを確認してからテストを実行してください。実行し た結果、および、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ の設定を変更してください。 12. システムを再起動する。 以上で完了です。 <チームの削除手順> 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. ネットワークアダプタを展開しチームのアダプタをダブルクリックする。 3. [設定]タグを選択して[チームの削除]をクリックする。 4. [チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。 5. デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを 確認する。 6. システムを再起動する。 以上で完了です。 重要 ⓦ アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチ ングハブ(L2)にのみ接続できます。 ⓦ マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合 は、必ずチームを削除し、交換後にチームを再作成してください。 導入編 101 LANボード(MN8104-111/119/121/125A/126)を使用する場合 LAN ボード(MN8104-111/119/121/125A/126)を使用する場合、「EXPRESSBUILDER」 DVDに格納されているドライバをインストールしてください。 <LANボード用ネットワークドライバのインストール> 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]配下の[Intel(R)∼]をダブルクリックする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 ヒント 3. [?その他のデバイス]→[?イーサネットコントローラ ]がある 場合は[?イーサ ネットコントローラ]をダブルクリックしてください。 [ドライバ]タブを選択し、[ドライバの更新]をクリックする。 [ハードウェアの更新ウィザード]が表示されます。 4. [いいえ、今回は接続しません]を選択して、[次へ]をクリックする。 5. [一覧または特定の場所からインストールする(詳細)]を選択し、[次へ]をクリッ クする。 6. [次の場所で最適のドライバを検索する]を選択し、[リムーバブルメディア...]の チェックを外し、[次の場所を含める]にチェックを入れ、 「MN8104-119/121/125A/126」の場合 [¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥pro1000¥win32¥ndis5x] 「MN8104-111」の場合 [¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥pro100¥win32¥ndis5x] と入力し、[次へ]をクリックする。 ドライバの検索が開始され、検 索後にインストールが始まります。しばらくすると [ハードウェアの更新ウィザードの完了]画面が表示されます。 7. [完了]をクリックする。 8. システムを再起動する。 以上で完了です。 LANボード(MN8104-123A)を使用する場合 「MN8104-123A」のLANボードを使用する場合は、LANボードに添付されているCD-ROMに 格納されているドライバを使用してください。なお、インストール手順が不明な場合は、添付 されているネットワークドライバのインストール手順を参照してください。 102 Windows Server 2003 のセットアップ グラフィックスアクセラレータドライバ 標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの アップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 ヒント ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVD に 格納されている「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイ ド」を参照してください。 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合、ドライバはEXPRESSBUILDERか ら「システムのアップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 追加接続した場合は、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行してドライ バをインストールしてください。 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、ドライバはEXPRESSBUILDERから「シ ステムのアップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 追加接続した場合は、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行してドライ バをインストールしてください。 導入編 103 PAEオプションを設定する方法 32bitシステムで4GBを超えるメモリを搭載できる装置では、PAEオプションの設定を行うこ とで、4GBを超えるメモリを使用できるようになります。 重要 PAEオプションは、サポートされている製品が限定されています。以下のマイ クロソフトサポート技術情報を参照して確認してください。 サポート技術情報-KB291988 4GB RAMチューニング機能と物理アドレス拡張のスイッチの説明 Windows Server 2003では、Boot.iniを編集することにより、PAEオプションを設定すること ができます。 以下に編集例を示します。 1. 「スタート」メニューから「設定」をポイントして、[コントロールパネル]をク リックする。 2. 「コントロールパネル」から[システム]アイコンをダブルクリックする。 [システムのプロパティ]画面が表示されます。 3. [詳細設定]タブから「起動と回復」にある[設定]をクリックする。 4. 「起動と回復」画面にある「起動システム」の[編集]をクリックし、「Boot.ini」 を開く。 5. 「Boot.ini」ファイルの[operating systems]に“/PAE”を追加し、上書き保 存する。 <Boot.iniファイルの例> [boot loader] timeout=30 default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS [operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Windows Server 2003" /fastdetect multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Windows Server 2003, PAE" /fastdetect /PAE C:\CMDCONS\BOOTSECT.DAT="Microsoft Windows 回復コンソール" /cmdcons 以上でBoot.iniへの編集は終了です。 ヒント 「起動 /回復」画面にある「既定の オペレーティングシ ステム」で選択したエ ントリから自動的に起動するように設定することができます。 104 Windows Server 2003 のセットアップ 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップをし てください。 詳細な手順については105ページをご覧ください。 管理ユーティリティのインストール 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および管理用 の「ESMPRO/ServerManager」などが収録されています。ESMPRO/ServerAgentは、シー ムレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 [スタート]メニューの[プログラム]やコントロ ールパネルにインストールしたユーティリ ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー ルしなかった場合は、第3編の「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてください。 ヒント ユーティリテ ィには、ネットワーク上 の管理PC にインストール するものもあ ります。詳しくは第3編の「ソフトウェア編」を参照してください。 システムのアップデート 「システムのアップデート」は、シームレスセットアップで自動的に実施されます。 システムのアップデートは次のような場合に、 「EXPRESSBUILDER」DVDに収録されている 各OS のインストレーションサプリメントガイドを参照して実施してください。 ⓦ システム構成を変更(内蔵オプションの追加など)した場合 ⓦ Windowsシステムを修復(修復セットアップなど)した場合 ⓦ バックアップツールを使用してシステムをリストアした場合 導入編 105 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたとき、より早く、確実に障害から復旧できるように、あらかじめ次のようなセッ トアップをしておいてください。 メモリダンプ(デバッグ情報)の設定 本体内のメモリダンプ(デバッグ情報)を採取するための設定です。 メモリダンプの注意 重要 ⓦ メモリダンプの採取は保守サービス会社の保守員が行います。お客様は メモリダンプの設定のみを行ってください。 ⓦ ここで示す設定後、障害が発生し、メモリダンプを保存するために再起 動すると、起動時に仮想メモリが不足していることを示すメッセージが 表示される場合がありますが、そのまま起動してください。起動し直す と、メモリダンプを正しく保存できない場合があります。 Windows Server 2008 R2の場合 次の手順に従って設定します。 1. スタートメニューから[コントロールパネル]をクリックする。 [コントロールパネル]ウィンドウが表示されます。 2. [コントロールパネル]ウィンドウから[システムとセキュリティ]をクリックす る。 ヒント [表示方法]が[カテゴリ]以外の場合は、 [コントロールパネル]から直接[シ ステム]をクリックしてください。 3. [システム]をクリックする。 4. [システムの詳細設定]をクリックする。 [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 106 障害処理のためのセットアップ 5. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 6. ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。 <Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合> D:¥MEMORY.DMP 重要 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上の空き容量のあるド ライブを指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 導入編 107 7. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。 [パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。 8. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。 108 障害処理のためのセットアップ 9. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。 10.[すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェッ クボックスのチェックをはずし、 [カスタムサイズ]にチェックをする。 導入編 109 11.[各ドライブのページングファイルのサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[すべ てのドライブの総ページングファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値以 上に、[最大サイズ]を[初期サイズ]以上に変更し、[設定]をクリックする。 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。Windows パーティションには、ダンプファ イルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイ ルが必要です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足 により正確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全 体で十分なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注 意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し てください。 ⓦ メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを 再設定してください。 12.[OK]をクリックする。 設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。 メッセージに従って再起動してください。 以上で完了です。 110 障害処理のためのセットアップ Windows Server 2008の場合 次の手順に従って設定します。 1. スタートメニューから[コントロールパネル]を選び、 [システム]をクリックす る。 [システム]ダイアログボックスが表示されます。 2. [システムの詳細設定]をクリックする。 [システムのプロパティ ]ダイアログボックスが表示されます。 3. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 導入編 111 4. ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。 <Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合> D:¥MEMORY.DMP Windows Server 2008 (64ビット版)の場合 重要 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上の空き容量のあるド ライブを指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 Windows Server 2008(32ビット版)の場合 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上(メモリサイズが 2GBを超える場合は、2048MB+300MB以上)の空き容量のあるド ライブを指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 112 障害処理のためのセットアップ 5. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。 [パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。 6. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。 導入編 113 7. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。 8. [すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェッ クボックスのチェックをはずし、 [カスタムサイズ]にチェックをする。 114 障害処理のためのセットアップ 9. [各ドライブのページングファイルのサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[すべ てのドライブの総ページングファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値以 上に、[最大サイズ]を[初期サイズ]以上に変更し、 [設定]をクリックする。 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注 意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し てください。 ⓦ メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを 再設定してください。 10.[OK]をクリックする。 設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。 メッセージに従って再起動してください。 導入編 115 Windows Server 2003の場合 次の手順に従って設定します。 ヒント 1. こ こ で はWindows Server 2003 の場 合 を 例 にし て 手 順 を 示し て い ま すが、 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsでも同様の 手順でセット アップしてく ださい。 スタートメニューから[コントロールパネル]を選択し、[システム]をクリックする。 [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 2. [詳細設定]タブをクリックする。 3. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 116 障害処理のためのセットアップ 4. ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。 <Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合> D:¥MEMORY.DMP Windows Server 2003 R2, x64 Editionsの場合 重要 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+1MB以上の空き容量のあるドライ ブを指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 Windows Server 2003の場合 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+12MB以上(メモリサイズが2GB を超える場合は、2048MB+12MB以上)の空き容量のあるドライブ を指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 導入編 117 5. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。 [パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。 6. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。 118 障害処理のためのセットアップ 7. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。 8. [選択したドライブのページングファイルサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[す べてのドライブの総ページング ファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値 以上に変更し、 [設定]をクリックする。 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注 意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し てください。 ⓦ メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを 再設定してください。 導入編 119 9. [OK]をクリックする。 設定の変 更内容によっ てはシステ ムを再起動す るようメッセ ージが表示さ れます。 メッセージに従って再起動してください。 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法 Windows Server 2008 R2の場合 ユーザーモードプロセスダンプは、アプリケーションエラー発生時の情報を記録したファイル です。 アプリケーションエラーが発生した際は、エラーが発生した旨を伝えるポップアップを終了 させずに、以下の方法にてユーザーモードプロセスダンプを取得してください。 1. タスクバー上の空いている場所を右クリックして [タスク マネージャ ] をクリック するか、<Ctrl> + <Shift> + <Esc> キーを押下して [タスクマネージャ ] を起動 する。 2. [プロセス]タブをクリックする。 3. ダンプを取得するプロセス名を右クリックし、 [ダンプファイルの作成]をクリッ クする。 4. 次のフォルダにダンプファイルが作成されます。 C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Temp ヒント 上記のフォルダは隠し属性となっている場合があります。フォルダが表示され ない場合は、エクスプローラの[整理]から[フォルダーと検索のオプション] を選 択し、[表示]タブから[隠し ファイル、隠しフォル ダー、および隠しド ライブを表示する]にチェックをしてください。 ユーザーモードプロセス ダンプが作成されたら、上記 4.のフォルダより取得してく ださい。 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法の詳細は、以下のMicrosoft社のサポート 技術情報を参照してください。 「Windows Server 2008でユーザーモードプロセスダンプを取得する方法」 http://support.microsoft.com/kb/949180/ja ヒント Windows Server 2008 R2では、ワトソン博士は[問題のレポートと解決策]に 変更されており、従来のワトソン博士によるクラッシュダンプファイルを取得 することができません。クラッシュダンプファイルと同等レベルの情報は、上 記の方法で取得できます。 120 障害処理のためのセットアップ Windows Server 2008の場合 ユーザーモードプロセスダンプは、アプリケーションエラー発生時の情報を記録したファイル です。 アプリケーションエラーが発生した際は、エラーが発生した旨を伝えるポップアップを終了さ せずに、以下の方法にてユーザーモードプロセスダンプを取得してください。 1. タスクバー上の空いている場所を右クリックして [タスク マネージャ ] をクリック するか、<Ctrl> + <Shift> + <Esc> キーを押下して [タスクマネージャ ] を起動 する。 2. [プロセス]タブをクリックする。 3. ダンプを取得するプロセス名を右クリックし、 [ダンプファイルの作成]をクリッ クする。 4. 次のフォルダにダンプファイルが作成されます。 C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Temp ヒント 上記のフォルダは隠し属性となっている場合があります。フォルダが表示され ない場合は、エクスプローラの[ツール] から[フォルダオプション] を選択し、 [表示] タブから[すべてのファイルとフォルダ を表示する]にチェックをして下 さい。 ユーザーモードプロセスダンプが作成 されたら、上記4.のフォルダより取得してく ださい。 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法の詳細は、以下のMicrosoft社のサポート 技術情報を参照してください。 「Windows Server 2008でユーザーモードプロセスダンプを取得する方法」 http://support.microsoft.com/kb/949180/ja ヒント Windows Server 2008では、ワトソン博士は[問題のレポートと解決策]に変 更されており、従来のワトソン博士によるクラッシュダンプファイルを取得す ることができません。クラッシュダンプファイルと同等レベルの情報は、上記 の方法で取得できます。 導入編 121 Windows Server 2003の場合(ワトソン博士の設定) Windowsワトソン博士はアプリケーションエラー用のデバッガです。アプリケーションエ ラーを検出するとシステムを診断し、診断情報(ログ)を記録します。診断情報を採取でき るよう次の手順に従って設定してください。 1. スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックする。 2. [名前]ボックスに「drwtsn32.exe」と入力し、[OK]をクリックする。 [Windowsワトソン博士]ダイアログボックスが表示されます。 3. [ログファイルパス]ボックスに診断情報の保存先を指定する。 「DRWTSN32.LOG」というファイル名で保存されます。 チェック ネットワークパスは指定できません。ローカルコンピュータ上のパスを指定し てください。 4. [クラッシュダンプ]ボックスにクラッシュダンプファイルの保存先を指定する。 ヒント 「クラッシュダンプファイル」はWindows Debuggerで読むことができるバイナ リファイルです。 122 障害処理のためのセットアップ 5. [クラッシュダンプの種類]のラジオボタンで[完全]を選択する。 6. [オプション]ボックスにある次のチェックボックスをオンにする。 − ダンプシンボルテーブル − すべてのスレッドコンテキストをダンプ − 既存のログファイルに追加 − クラッシュダンプファイルの作成 それぞれの機能の説明についてはオンラインヘルプを参照してください。 7. [OK]をクリックする。 ネットワークモニタのインストール ネットワークモニタを使用することにより、ネットワーク障害の調査や対処に役立てることが できます。 Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合 ネットワークモニタのセットアップ手順 ヒント 1. Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008には、ネッ トワークモ ニタが 含まれ ておりませ ん。Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008 におい てネットワークトレースを採取するためには、Microsoft社より提供されており ますMicrosoft Network Monitorをセットアップする必要があります。 Microsoft社のWebサイトよりネットワークモニタをダウンロードする。 http://support.microsoft.com/kb/933741/en-us 2. ダウンロードしたファイルを実行して、インストーラを起動する。 画面の指示に従ってインストールを実施してください。 ヒント [セキュリティの警告]ポップアップが表示された場合は、[実行]ボタンをクリッ クしてください。 セットアップ形式を選択する画面では、[Complete]を選択してください。 以上でネットワークモニタのセットアップは完了です。 ネットワークモニタを削除する場合は、[プログラムと機能]から行います。 ヒント 導入編 123 ネットワークトレースの採取手順 1. スタートメニューからMicrosoft Network Monitorを起動する。 2. [Start Page]から、[Create a new capture tab... ] もしくは[File]メニューの [New]を展開し、[Capture... ]をクリックする。 新たにネットワークトレース採取用のタブが作成されます。 3. [Select Networks]ウィンドウで採取対象のネットワークを選択する。 4. [Capture]メニュー上の[Start] をクリックしてネットワークトレースの採取を開 始する。 5. [Capture]メニュー上の[Stop]をクリックしてネットワークトレースの採取を終了 する。 6. [File]メニューの[Save As...]を選択する。 [名 前を 付 けて 保 存]ウ ィ ンド ウ が表 示さ れ ます の で、[Frame selection]内 の[All captured frames]を選択後、適切なフォルダ、ファイル名を指定します。 既定では、以下のフォルダが指定されています。 ヒント 7. C:¥Users¥<User name>¥Documents¥Network Monitor 3¥Captures [保存]をクリックする。 手順6.で指定したフォルダにファイルが作成されます。 Windows Server 2003の場合 ネットワークモニタを使用するためには、インストール後、システムの再起動を行う必要があ りますので、障害が発生する前にインストールしておくことをお勧めします。 1. スタートメニューから[設定]をポイントし、 [コントロールパネル]をクリック する。 [コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。 2. [プログラムの追加と削除]アイコンをダブルクリックする。 [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスが表示されます。 3. [Windows コンポーネントの追加と削除]をクリックする。 [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。 4. コンポーネントの[管理とモニタ ツール]を選択し、[詳細]をクリックする。 [管理とモニタ ツール]ダイアログボックスが表示されます。 5. 管理とモニタ ツールのサブコンポーネントの[ネットワーク モニタ ツール] チェックボックスをオンにして[OK]をクリックする。 6. [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスに戻りますので、 [次へ]をクリックする。 124 障害処理のためのセットアップ 7. ディスクの挿入を求めるメッセージが表示された場合は、要求されたCD-ROMを 光ディスクドライブにセットして[OK]をクリックする。 ヒント ディスクの挿入を求めるメッセージは“Service Pack 1 CD-ROM ラベルを付い たCD”と 表 示さ れ ま す が、Windows Server 2003 R2を ご 使 用 の場 合 は、 “Windows Server 2003 R2 DISC 1”を光ディスクドライブにセットしてくださ い。 8. [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスの[完了]をクリッ クする。 9. [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスの[閉じる]をクリックする。 10.[コントロールパネル]ダイアログボックスを閉じる。 ネットワークモニタは、ス タートメニューから[プロ グラム]→[管理ツール]を ポイントし、 [ネットワークモニタ]をクリックすることにより、起動することがで きます。操作の説明については、オンラインヘルプを参照してください。 システム情報のバックアップ システムのセットアップが終了した後、オフライン保守ユーティリティを使って、システム情 報をバックアップすることをお勧めします。 システム情報のバックアップがないと、修理後にお客様の装置固有の情報や設定を復旧(リス トア)できなくなります。次の手順に従ってバックアップをとってください。 1. オプションのFlash FDDまたは、USB FDDをお持ちの方はUSB FDDをUSBコ ネクタに接続する。 2. 「EXPRESSBUILDER」DVDを本体装置の光ディスクドライブにセットして、再 起動する。 EXPRESSBUILDERから起動して「Boot selection」メニューが表示されます。 3. [Tool menu(Normal mode)]-[Maintenance Utility]を選択する。 4. [システム情報の管理]から[退避]を選択する。 以降は画面に表示されるメッセージに従って処理を進めてください。 重要 オフ ライ ン保 守ユ ーテ ィリ ティ では フロッ ピー ディ スク を使 用し た説 明が メッセ ージに表示 されます が本製品は フロッピー ディスク ドライブを 内蔵し ていません。オプションのFlash FDDを使用するか、USB FDDをお持ちの方 はUSB FDDを使用してください。 導入編 125 応用セットアップ システムの環境やインストールしようとするオペレーティングシステムによっては、特殊な手 順でセットアップしなければならない場合があります。 シームレスセットアップ未対応の大容量記憶装置コントローラ を利用する場合 最新のRAIDコントローラなど、本装置に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに対応していな い大容量記憶装置コントロー ラが接続されたシステムにおいて、OSの再インストールなどを する場合は、次の手順でセットアップしてください。 ヒント 1. BTO(工場組み込み出荷)により、OS組み込み出荷された状態から セットアップを開始する場合には、本操作を行う必要はありません。 ⓦ シームレスセットアップに対応しているボードの一覧については 「EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード」(15ペー ジ)を参照してください。 セットアップしようとする大容量記憶装置コントローラの説明書を準備する。 チェック 2. ⓦ 本書の 内容と大容量記憶装置 コントローラの説明書と の内容が異なる場合は、 大容量記憶装置コントローラの説明書を優先してください。 RAIDコントローラの場合は、コントローラの説明書に従ってRAIDシステムの設 定を行う。 RAID設定の不要な大容量記憶装置コントローラの場合は、手順3へ進んでください。 3. 「EXPRESSBUILDER」DVDからシステムを起動させる。 4. [EXPRESSBUILDERにドライバをロードする]を選択し、[次へ]をクリックする。 「ドライバのロード」画面で大容 量記憶装置用OEM-Diskをセットして [実行する]を クリックする。 ヒント 5. このオプションを選択することで、CD-ROMまたはフロッピーディスクで提供 されているドライバを読み込ませて、シームレスセットアップを進めることが できます。 以下の設定でシームレスセットアップを実行する。 − RAIDの設定画面が表示された場合は、[論理ディスクの作成をスキップする] をチェックする − アプリケーションの設定で[大容量記憶装置用OEM-Diskの適用]が[選択された アプリケーション]に表示されていることを確認する 126 応用セットアップ マニュアルセットアップ マニュアルセットアップについて説明します。 Windows Server 2008 R2の場合 オペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用することをお勧 めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが必要になる ことがあります。マニュアルセットアップでWindows Server 2008 R2 をインストールする 方法については、EXPRESSBUILDER に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサ プリメントガイド」を参照してください。 Windows Server 2008の場合 オペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用することをお勧 めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが必要になる ことがあります。マニュアルセットアップでWindows Server 2008をインストールする方法 に つ いて は、EXPRESSBUILDER に 格 納 され て い る オ ン ライ ン ド キ ュ メ ント「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseインストレーションサプリメン トガイド」を参照してください。また、EXPRESSBUILDERから「OEM-Disk」を必要に応じ て作成してください。 OEM-Diskとは? ヒント 「マニュアルセットアップ」では「OEM-Disk」が必要な場合があります。 作成方法については、「EXPRESSBUILDER」DVDに格 納されているオンライ ン ド キュ メ ン ト「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照してください。 <OEM-Disk 名称> ⓦ Windows Server 2008(64ビット版)の場合: 「Windows Server 2008 x64 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」 ⓦ Windows Server 2008(32ビット版)の場合: 「Windows Server 2008 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」 導入編 127 Windows Server 2003 R2, x64 Editions をインストールする場合 オペレーティングシステムのインストールは、マニュアルセットアップを使用します。 マニュアルセットアップでWindows Server 2003 R2, x64 Editionsをインストールする方法 については、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition インス トレ ーショ ンサ プリメ ント ガイド」を 参照し てく ださい。ま た、あら かじめ EXPRESSBUILDERから、「OEM-Disk」を作成しておいてください。 OEM-Diskとは? ヒント 「マ ニ ュ ア ルセ ッ ト ア ップ」で は、 「Windows Server 2003 R2, x64 Editions OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」と呼ばれるOEM-Diskが必要です。 作成方法 については、「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオンライ ン ド キ ュメ ン ト「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionインストレ ーションサプ リメントガイ ド」を参照してください。 Windows Server 2003の場合 本装置へのオペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用する ことをお勧めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが 必要になることがあります。 シームレスセットアップを使わずにWindows Server 2003をインストールする方法について は、EXPRESSBUILDERに格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionイン ストレー ションサ プリメントガイド」を参照してください。また、あらかじめEXPRESSBUILDERから「OEMDisk」を作成しておいてください。 チェック ヒント オプションボードを接続する場合は、オプションボードに添付の説明書も併せ て参照してください。 OEM-Diskとは? シームレスセットアップを使わずに再セットアップするときの手順「マニュアル セットアップ」では、 「Windows Server 2003 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」 と呼ばれるOEM-Diskが必要です。 「Windows Server 2003 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」 には、 Windows Server 2003のインストールで必要となるRAIDコントローラやSCSIコントローラのドラ イバなどが含まれています。 作成方法については、 「EXPRESSBUILDER」DVD に格納されているオンライン ド キュ メン ト「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイド」を参照 してください。 128 応用セットアップ 論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 再セットアップをはじめる前に、万一の場合に備えて必ずデータのバックアップを行ってくだ さい。 再セットアップ手順 1. 本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル セットアップを開始する。 2. 次のメッセージが表示されたら、OSをセットアップしたいパーティションを選択 する。 <Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合> Windows のインストール場所を選択してください。 <Windows Server 2003の場合> 次の一覧には、このコンピュータ上の既存のパーティションと未使用の 領域が表示されています。 上下の方向キーを使って、一覧からパーティションを選択してください。 重要 3. システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字はセットアップ 完了後は修正できません。この画面で正しいドライブ文字が割り当てられてい ることを確認してからセットアップを続行してください。 本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル セットアップを続行する。 以上で完了です。 ヒント セットアップ完了後、再セットアップ前とドライブ文字が異なる場合がありま す。ドライブ文字の修正が必要な場合は次項の「ドライブ文字の修正手順」に 従ってドライブ文字を変更してください。 導入編 129 ドライブ文字の修正手順 以下の手順では、システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字は変更できま せん。ご注意ください。 <Windows Server 2008 R2の場合> 1. スタートメニューから[コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[サーバー マネージャー ]を起動する。 2. 左側のウィンドウの中から、[記憶域] − [ディスクの管理]を選択する。 3. ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字と パスの変更]を選択する。 4. [変更]をクリックする。 5. [次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択 する。 6. [OK]をクリックする。 7. 以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。 ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる場合が あります。続行しますか? 8. [サーバーマネージャー ]を終了する。 以上で完了です。 <Windows Server 2008の場合> 1. スタートメニューから[コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[サーバマ ネージャ ]を起動する。 2. 左側のウィンドウの中から、[記憶域] − [ディスクの管理]を選択する。 3. ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字と パスの変更]を選択する。 4. [変更]をクリックする。 5. [次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択 する。 6. [OK]をクリックする。 7. 以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。 ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる 場合があります。続行しますか? 8. [サーバマネージャ ]を終了する。 以上で完了です。 130 応用セットアップ <Windows Server 2003の場合> 1. スタートメニューから[マイコンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[コン ピュータの管理]を起動する。 2. 左側のウィンドウの中から、[ディスクの管理]を選択する。 3. ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字と パスの変更]を選択する。 4. [変更]をクリックする。 5. [次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択 する。 6. [OK]をクリックする。 7. 以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。 ボリュームのドライブ文字を変更すると、プログラムが動作しないことが あります。このドライブ文字を変更しますか? 8. [コンピュータの管理]を終了する。 以上で完了です。 131 2 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 200Ef ハードウェア編 弊社本装置のハードウェアについて説明します。 各部の名称と機能(132ページ) 本体の各部の名称と機能についてパーツ単位に説明しています。 設置と接続(148ページ) 本体の設置にふさわしい場所や背面のコネクタへの接続について説明していま す。 基本的な操作(156ページ) 電源のONやOFFの方法、およびCD-ROMのセット方法などについて説明して います。 内蔵オプションの取り付け(165ページ) 別売の内蔵型オプションを取り付けるときにご覧ください。 ケーブル接続(230ページ) 本体内部のケーブル接続例を示します。背面にあるコネクタへのケーブル接続 については「設置と接続」を参照してください。 システムBIOS(SETUP)のセットアップ(234ページ) 専用のユーティリティを使ったBIOSの設定方法について説明しています。 リセットとクリア(270ページ) リセットする方法と内部メモリ(CMOS)のクリア方法について説明していま す。 割り込みライン(273ページ) 割り込み設定について説明しています RAIDシステムのコンフィグレーション(274ページ) 本装置内蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムとして運用するための 方法について説明しています。 ONL-511-017-01-200Ef-000-02-1007 132 各部の名称と機能 各部の名称と機能 本体の各部の名称を次に示します。 本体前面 <3.5型ディスクケージ搭載時> 増設スロット1 増設スロット2 (1) (2) (3) (4) (9) (5) (6) (7) (8) <2.5型ディスクケージ搭載時> 増設スロット1 増設スロット2 (1) (2) (3) (4) (9) (5) (6) (7) (8) ハードウェア編 133 (1) フロントマスク 装置前面を保護するカバー(→172ページ)。 (2) 5.25型デバイスベイ 幅が5.25型あるオプションのバックアップテープ ドライブやMOドライブなどを取り付ける場所 (→215ページ) 。 (3) 光ディスクドライブ モデルや購入時のオーダによって、以下のドライ ブが搭載される。 ー DVD-ROMドライブ セットしたディスクのデータの読み出し(または 書き込み)を行う(→160ページ)。 ドライブには、トレーをイジェクトするためのト レーイジェクトボタン、ディスクへのアクセス状 態を表示するアクセスランプ(アクセス中は点 灯)、トレーを強制的にイジェクトさせるための 強制イジェクトホールが装備されている。 (4) POWER/SLEEPスイッチ 本体の電源をON/OFFするスイッチ。一度押すと 緑色に点灯し、ONの状態になる。もう一度押す とOFFの状態になる(→156ページ) 。 OSの設定により省電力(スリープ)の切り替え をする機能を持たせることもできる。設定後、一 度押すと、緑色に点滅し、省電力モードになる。 もう一度押すと、通常の状態になる(搭載されて いるオプションボードによっては、機能しないも のもある) 。 (5) RESETスイッチ (6) DUMP(NMI)スイッチ (7) USBコネクタ USBインタフェースを持つ装置と接続する。 (8) スタビライザ 装置を安定させるための足。装置を寝かせる場合 は閉じることができる(→169ページ) 。 (9) ハードディスクドライブベイ ハードディスクドライブを取り付ける場所(→ 174ページ) 。 134 各部の名称と機能 本体背面 <冗長電源搭載時> (5) (1) (4) (1) (2) (6) (7) (9) (13) (12) (10) (3) (8) (11)-1 (10) (10) (11)-2 (8) (2) ハードウェア編 135 <非冗長電源搭載時> (5) (4) (1) (2) (6) (7) (9) (13) (12) (10) (3) (8) (11)-1 (10) (10) (11)-2 (8) (2) (1) 電源コネクタ 添付の電源コードを接続する(→150ページ)。 (2) 固定ネジ(2個) 左側のサイドカバーを取り外すときに外すネジ (→169ページ ) 。 (3) 筐体ロック 盗難防止用器具を取り付けることで装置内部の部 品の盗難を防止することができる。 (7) モニタコネクタ ディスプレイ装置と接続する(→150ページ ) 。 (8) 1000/100/10ランプ LANポートの転送速度を示すランプ(→145ペー ジ)。 (9) 100/10ランプ マネージメント専用LANポートの転送速度を示す ランプ(→145ページ ) 。 (10)LINK/ACTランプ LANポートのアクセス状態を示すランプ(→145 ページ)。 (11)LANコネクタ(末尾の数字はポート番号を 示す) LAN上のネットワークシステムと接続する 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応の コネクタ(→150ページ ) 。 (12)USBコネクタ (4) マウスコネクタ 添付のマウスを接続する(→150ページ)。 (5) キーボードコネクタ 添付のキーボードを接続する(→150ページ)。 (6) シリアルポートコネクタ シリアルインタフェースを持つ装置と接続する (→150ページ ) 。 本シリアルポートはリモートマネージメントエン ジン2を利用したリモートマネージメント機能 (SOL)を使用する場合、UPS管理などに利用で きません。 USBインタフェースを持つ装置と接続する(→ 150ページ ) 。 対応するソフトウェア(ドライバ)が必要です。 (13)管理用LANポート 100BASE-TX/10BASE-Tと接続するコネクタ (→150ページ)。 運用LANとして使用できません。 136 各部の名称と機能 本体内部 <3.5型ディスクケージ搭載時> ダクトカバー <ダクトカバーが付いた状態> (1) (6)-1 (5) (6)-2 (5) (7) (8) (3)-3 (4) (9) (2) (11) <ダクトカバーを取り外した状態> (3)-2 (3)-1 (10) ハードウェア編 137 <2.5型ディスクケージ搭載時> ダクトカバー <ダクトカバーが付いた状態> (1) (6)-1 (5) (6)-2 (5) (7) (8) (3)-3 (4) (9) (2) (11) <ダクトカバーを取り外した状態> (3)-2 (3)-1 (10) 138 各部の名称と機能 (1) 電源ユニット (2) マザーボード (3) 冷却ファン(標準装備) (3) - 1 (3) - 2 PCI (FAN5) フロント (FAN7) (3) - 3 リア (FAN1) (4) 冗長ファン リア (FAN2) (5) メモリ(DIMM) (6) CPUヒートシンク (6) - 1 基本CPU(1) (6) - 2 増設CPU(2) (7) 光ディスクドライブ ー DVD-ROMドライブ (8) 5.25型デバイスベイ(下のスロットに光 ディスクドライブを標準装備) (9) ハードディスクドライブベイ (10)PCIガイドレール (11)増設バッテリブラケット ハードウェア編 139 マザーボード (2) (1) (3) (4) (5) (27) (6) (3) (26) (25) (24) (7) (8) (23) (9) (22) (21) (20) (19) (18) (17) (16) (15) (14) (13) (1) 電源コネクタ (2) プロセッサ−1ソケット (3) DIMMソケット (4) プロセッサ−2ソケット (5) 電源コネクタ (6) フロント冷却ファンコネクタ(標準) (7) 電源コネクタ (8) フロントスイッチ/LEDコネクタ (9) 冗長電源用コネクタ (10)PCI冷却ファンコネクタ(標準) (11)オプションファン用切り替えジャンパス イッチ(220ページ参照) (12)ハードディスクドライブ用SATAコネクタ (13)光ディスクドライブ用SATAコネクタ (14)SGPIO2コネクタ (12) (11) (10) (15)CMOSクリア用ジャンパスイッチ(272 ページ参照) (16)パスワードクリア用ジャンパスイッチ (273ページ参照) (17)内蔵USBデバイス接続用USBコネクタ (18)フロントUSBコネクタ (19)COM Aコネクタ (20)リア冷却ファンコネクタ(標準) (21)ブザー (22)SGPIOBコネクタ (23)SGPIOAコネクタ (24)PCIボードスロット(6スロット、上から PCI#1→PCI#2→PCI#3→PCI#4→ PCI#5→PCI#6) (25)リチウムバッテリ (26)リア冷却ファンコネクタ(オプション) (27)外部接続コネクタ(150ページ参照) * ここでは本装置のアップグレードや保守(部 品交換など)の際に使用するコネクタのみあ げています。その他のコネクタや部品につい ては出荷時のままお使いください。 140 各部の名称と機能 ランプ表示 本体のランプの表示とその意味は次のとおりです。 <3.5型ディスクケージ搭載時> LANアクセスランプ(2)(緑) STATUSランプ(緑/アンバー) LANアクセスランプ(1)(緑) DISKアクセスランプ(緑/アンバー) POWER/SLEEPランプ(緑) Diskランプ 本体前面 ハードウェア編 141 <2.5型ディスクケージ搭載時> LANアクセスランプ(2)(緑) STATUS ランプ(緑/アンバー) LANアクセスランプ(1)(緑) DISKアクセスランプ(緑/アンバー) POWER/SLEEPランプ(緑) Diskランプ 本体前面 142 各部の名称と機能 <冗長電源搭載時> LINK/ACTランプ Speedランプ LINK/ACTランプ 管理用LAN Speedランプ 運用LAN (2) 運用LAN (1) 本体背面 <非冗長電源搭載時> LINK/ACTランプ Speedランプ LINK/ACTランプ 管理用LAN Speedランプ 運用LAN (2) 運用LAN (1) 本体背面 ハードウェア編 143 POWER/SLEEPランプ( ) 本体の電源が ONの間、緑色に点灯します。またシステムが省電力モードに切り替わるとラン プが緑色に点滅します。省電力モードは本体のPOWER/SLEEPスイッチを押すと起動します。 また、OS によっては一定時間以上、操作しないと自動的に省電力モードに切り替わるよう設 定したり、OSのコマンドによって省電力モードに切り替えたりすることもできます(オプショ ンボードによっては機能しないものもあります)。POWER/SLEEPスイッチを押すと元に戻り ます。 STATUSランプ( ) ハードウェアが正常に動作してい る間はSTATUSランプは緑色に点灯します(STATUSラン プは背面にもあります)。STATUSランプが消灯しているときや、アンバー色に点灯/点滅し ているときはハードウェアになんらかの異常が起きたことを示します。 次にSTATUSランプの表示の状態とその意味、対処方法を示します。 重要 STATUSランプの 状態 ⓦ ESMPROをインストールしておくとエラーログを参照することで故障 の原因を確認することができます。 ⓦ いったん電源をOFFにして再起動するときに、OSからシャットダウン 処理ができる場合はシャットダウン処理をして再起動してください。 シャットダウン処理ができない場合はリセット、強制電源OFFをするか (270ページ) 、一度電源コードを抜き差しして再起動させてください。 意 味 緑色に点灯 正常に動作しています。 緑色に点滅 メモリが縮退した状態で動作してい ます。 メモリ修復可能エラーが多発してい ます。 消灯 電源がOFFになっている。 対処方法 ー BIOSセットアップユーティリティ 「SETUP」を使って縮退しているデ バイスを確認後、早急に交換するこ とをお勧めします。 ー POST中である。 しばらくお待ちください。POSTを 完了後、しばらくすると緑色に点灯 します。 CPU内部エラーが発生した。(IE RR) いったん電源をOFFにして、電源を ONにし直してください。POSTの画 面で何らかのエラーメッセージが表 示された場合は、メッセージを記録 して保守サービス会社に連絡してく ださい。 ウォッチドッグタイマタイムアウト が発生した。 メモリダンプリクエスト中。 (DUMPスイッチ押下時など) *ソフトウェア要因のダンプ中は緑 点灯のままです。 ダンプを採取し終わるまでお待ちく ださい。 144 各部の名称と機能 STATUSランプの 状態 アンバー色に点灯 アンバー色に点滅 意 味 対処方法 温度異常を検出した。 内部のファンにホコリやチリが付着 していないかどうか確認してくださ い。また、ファンユニットが確実に 接続されていることを確認してくだ さい。 それでも表示が変わらない場合は、 保守サービス会社に連絡してくださ い。 電圧異常を検出した。 すべての電源ユニットが故障した。 保守サービス会社に連絡してくださ い。 冗長構成の電源でどちらか一方の電 源ユニットにAC電源が供給されてい ないか、どちらか一方の電源ユニッ トの故障を検出した。 電源コードを接続して、電源を供給 してください。電源ユニットが故障 している場合は、保守サービス会社 に連絡してください。 ファンアラームを検出した。 ファンユニットが確実に接続されて いるか確認してください。それでも 表示がかわらない場合は、保守サー ビス会社に連絡してください。 温度警告を検出した。 内部ファンにホコリやチリが付着し ていないかどうか確認してくださ い。また、ファンユニットが確実に 接続されていることを確認してくだ さい。 それでも表示が変わらない場合は、 保守サービス会社に連絡してくださ い。 電圧警告を検出した。 保守サービス会社に連絡してくださ い。 いずれかのハードディスクドライブ の故障を検出した。 サイドカバーが開いている。 サイドカバーを閉じてください。 そ れでも表示が変わらない場合は、 保 守サービス会社に連絡してくださ い。 DISKアクセスランプ( ) DISKアクセ スランプは本体内部のハードディスクドライブに アクセスしているときに緑色に 点灯します。 DISKアクセ スランプがアンバー色に点灯している場合は、ハー ドディスクドライブに障害が 起きたことを示します。故障したハードディスクドライブの状態はそれぞれのハードディスク ドライブにあるランプで確認できます。 緑色とアンバー色が交互に点滅する時はリビルド状態を示します。 ヒント ハードディス クドライブのホットプ ラグに対応している 3.5型デ ィスクケージ もしくは2.5 型ディスクケージを搭載している時、DISKアクセスランプのアン バー色点灯/点滅が行われます。 ハードウェア編 145 LANアクセスランプ(1) ( 1 )/(2) ( 2 ) 送受信中に緑色に点滅します。 LINK/ACTランプ 本体 標準装備のネット ワークポートの 状態を表示しま す。本体とハブに電力 が供給されてい て、かつ正常に接続されている間、点灯します(LINK)。ネットワークポートが送受信を行っ ているときに点滅します(ACT)。 LINK状態なのにラン プが点灯しない場合は、ネットワーク ケーブルの状態やケーブルの接続 状態を確認してください。それでもランプが点灯しない場合は、ネットワーク(LAN)コント ローラが故障している場合があります。お買い求めの販売店、または保守サービス会社に連絡 してください。 Speedランプ 標準装備のLANポートは、1000BASE-T(1Gbps)と100BASE-TX(100Mbps)、10BASET(10Mbps)をサポートしています。 このランプは、ネットワークポートの通信モードがどのネットワークインタフェースで動作し ているか を示します。橙色に点灯していると きは、1000BASE-Tで動作していることを、緑 色に点灯しているときは100BASE-TXで動作していることを示します。消灯しているときは、 10BASE-Tで動作していることを示します。 管理用 LANポートは、100BASE-TX(100Mbps)、10BASE-T(10Mbps)をサポートして います。 このランプは、ネットワークポートの通信モードがどのネットワークインタフェースで動作さ れているかを示 します。緑色に点灯しているときは100BASE-TXで動作していることを示し ます。消灯しているときは、10BASE-Tで動作していることを示します。 146 各部の名称と機能 Diskランプ 搭載するハードディスクドライブにはランプが1つ付いています。その表示と機能は次のとお りです。 <3.5型ディスク> Diskランプ <2.5型ディスク> Diskランプ ⓦ 緑色に点灯 ハードディスクドライブへのアクセスが行われていることを示します。 ⓦ アンバー色に点灯 ハードディスクドライブが故障していることを示します。 ヒント RAID システムで論理ドライブ(RAID1、RAID10、RAID5、RAID50、RAID6) を構成している場合は、1台(RAID6は2台)のハードディスクドライブが故障し ても運用を続けることができます。しかし、早急にハードディスクドライブを 交換して、再構築(リビルド)を行うことをお勧めします(ハードディスクド ライブの交換はホットスワップで行えます)。 ハードウェア編 147 ⓦ 緑色とアンバー色に交互に点滅 ハードデ ィスクドライブの再構 築(リビルド)中であることを 示します(故障ではあり ません)。RAIDシステム構成で、故障したハードディスクドライブを交換すると自動的 にデータのリビルドを行います(オートリビルド機能) 。リビルド中はランプが緑色とア ンバー色に交互に点灯します。 リビルドを 終了するとランプは消灯 します。リビルドに失敗す るとランプがアンバー色 に点灯します。 オートリビルド機能を使用するときは次の注意事項を守ってください。 重要 ⓦ リビルド中は本体装置の電源Off、または再起動をしないでください。 ⓦ ハードディスクドライブの取り外し/取り付けの間隔は90秒以上あけて ください。 ⓦ 他のリビルド中のハードディスクドライブが存在する場合は、ハード ディスクドライブの交換は行わないでください。 AC POWERステータスランプ(冗長電源のみ) 背面にある電源ユニットにはAC POWERステータスランプがあります。本体装置が正常に動 作している場合に緑色に点灯します。本ステータスランプが点灯しない、またはアンバー色に 点灯または点滅する場合は、電源ユニットの故障が考えられます。保守サービス会社に連絡し て電源ユニットの交換を実施してください。 AC POWERランプ(冗長電源のみ) 背面にある電源ユニットにはAC POWERランプがあります。ACインレットに電源コードを接 続し、本体装置の電源をON(DC電源を本体に供給)すると、ランプが緑色に点灯します。 148 設置と接続 設置と接続 本体の設置と接続について説明します。 設 置 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ 一人で持ち上げない 指定以外の場所に設置・保管しない 本体の設置にふさわしい場所は次のとおりです。 本体をしっかりと持ち、ゆっくりと静かに設置場所に置いてください。 装置の前後に150mm以上 のスペースがとれる場所 マウスやディスプレイ装置 のケーブルが届く場所 以下の環境条件を 満たした場所 <動作時> 室内温度:10℃∼35℃* 湿度:20%∼80% 10℃/時 気圧:749∼1040hp a <休止時> 室内温度:5℃∼40℃* 湿度:10%∼80% 15℃/時 気圧:749∼1040hp a 水平でじょうぶな床の上 * 室内温度15℃∼25℃の 範囲が保てる場所での 使用をお勧めします。 スタビライザで 固定できる場所 AC100V、平行二極 アース付きのコンセント ほこりの少ない、きれい で整頓された部屋 ハードウェア編 149 次に示す条件に当てはまるような場所には、設置しないでください。これらの場所に本体を設 置すると、誤動作の原因となります。 温度変化の激しい場所(暖房器、 エアコン、冷蔵庫などの近く) 。 強い振動の発生する場所。 帯電防止加工が施されていない じゅうたんを敷いた場所。 物の落下が考えられる場所。 本装置の電源コードを他の接地 線(特に大電力を消費する装置 など)と共用しているコンセン トに接続しなければならない場 所。 強い磁界を発生させるもの(テ レビ、ラジオ、放送/通信用アン テナ、送電線、電磁クレーンな ど)の近く。 腐食性ガスの発生する場所(大気 中に硫黄の蒸気が発生する環境下 など)、薬品類の近くや薬品類がか かるおそれのある場所。 電源コードまたはインタフェー スケーブルを足で踏んだり、 引っ掛けたりするおそれのある 場所。 電源ノイズ(商用電源をリレー などでON/OFFする場合の接点 スパークなど)を発生する装置 の近くには設置しないでくださ い。 (電源ノイズを発生する装置 の近くに設置するときは電源配 線の分離やノイズフィルタの取 り付けなどを保守サービス会社 に連絡して行ってください。 ) 150 設置と接続 接 続 本体と周辺装置を接続します。本体の背面には、さまざまな周辺装置と接続できるコネクタが 用意されています。次の図は標準の状態で接続できる周辺機器とそのコネクタの位置を示しま す。周辺装置を接続してから添付の電源コードを本体に接続し、電源プラグをコンセントにつ なげます。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ぬれた手で電源プラグを持たない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 指定以外のコンセントに差し込まない たこ足配線にしない 中途半端に差し込まない 指定以外の電源コードを使わない 電源コードを接続したままインタフェースケーブルの取り付けや取り外しをし ない 指定以外のインタフェースケーブルを使用しない ハードウェア編 151 インタフェースケーブル インタフェースケーブルを接続してから電源コードを接続します。 重要 ⓦ 本体、および接続する周辺機器の電源をOFFにしてから接続してくださ い。ONの状態のまま接続すると誤動作や故障の原因となります。 ⓦ サードパーティの周辺機器およびインタフェースケーブルを接続する場 合は、お買い求めの販売店でそれらの装置を使用できることをあらかじ め確認してください。サードパーティの装置の中には使用できないもの もあります。 ⓦ 必要に応じてケーブルストッパを取り付けてケーブルを固定してくださ い。キーボード/マウスやPCIスロットに増設したボードに接続した ケーブル(LANケーブルなど)の着脱を防止するため効果があります (ケーブルストッパは本体内部で固定されています)。 ⓦ 回線に接続する場合は、認定機関に申請済みのボードを使用してくださ い。 ⓦ 本体標準のシリアルポートは専用線接続は不可です。 ⓦ ここで説明していないコネクタは未使用コネクタです。何も接続しない でください。 152 設置と接続 <本体前面> <3.5型ディスクケージ搭載時> USBインタフェースを 持つ装置(ターミナル アダプタなど) <2.5型ディスクケージ搭載時> USBインタフェースを 持つ装置(ターミナル アダプタなど) ハードウェア編 153 <本体背面> 冗長電源搭載時 最後に添付の電源コード をコンセントに接続する マウス キーボード シリアルインタ フェースを持つ装置 (モデムなど)* ディスプレイ装置 ハブ/スイッチ ングハブなど 管理用LANポー ト 100BASE-TX/ 10BASE-T 運用LANとして 使用できません USBインタフェースを 持つ装置(ターミナル アダプタなど) 運用LANポート 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T ハブ/スイッチング ハブなど * リモートマネージメントエンジン2を利用したリモートマネージメント機能(SOL)を使用 する場合、UPS管理などに利用できません。 154 設置と接続 <本体背面> 非冗長電源搭載時 マウス 最後に添付の電源コード をコンセントに接続する キーボード シリアルインタ フェースを持つ装置 (モデムなど)* ハブ/スイッチ ングハブなど ディスプレイ装置 管理用LANポー ト 100 BASE-TX/ 10BASE-T 運用LANとして 使用できません。 USBインタフェースを 持つ装置(ターミナル アダプタなど) 運用LANポート 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T ハブ/スイッチング ハブなど * リモートマネージメントエンジン2を利用したリモートマネージメント機能(SOL)を使用 する場合、UPS管理などに利用できません。 ハードウェア編 155 電源コード 添付の電源コードを接続します。(図は、冗長電源搭載時の場合です。 ) ⓦ 本体の電源コードを無停電電源装置(UPS)に接続する場合は、UPSの 背面にある出力コンセントに接続します。 詳しくはUPSに添付の説明書をご覧ください。 ⓦ 本体の電源コードを接続したUPSによって、UPSからの電源供給と本体 のON/OFFを連動(リンク)させるためにBIOSの設定変更が必要となる場 合があります。 BIOSセットアップユーティリティの「Server」−「AC-LINK」を選択 し、適切なパラメータ値に変更してください。 ヒント 156 基本的な操作 基本的な操作 基本的な操作の方法について説明します。 電源のON 本体の電源は前面にあるPOWER/SLEEPスイッチを押すとONの状態になります。 次の順序で電源をONにします。 重要 1. ディスプレイ装置および本体に接続している周辺機器の電源をONにする。 チェック 2. 電源をOFFにした後、再度電源をONにする時には、10秒ほど経ってから電源 をONにしてください。 無停電電源装置(UPS)などの電源制御装置に電源コードを接続している場合 は、電源制御装置の電源がONになっていることを確認してください。 本体前面にあるPOWER/SLEEP スイッチを押す。 本体 前 面 お よ び 背面 の POWER/ SLEEPランプが緑色に点灯し、し ばらくするとディスプレ イ装置の 画面 には 自 己診 断プ ロ グラ ム (POST)を実行してハードウェア の診断をします。詳しく はこの後 の「POSTのチェ ック」をご 覧く ださい。POSTを完了するとOSが 起動します。ログオン画 面でユー ザー名とパスワードを入 力すれば 使用できる状態になります。 チェック POST中に異常が見つかるとPOSTを中断し、エラーメッセージを表示します。 336ページを参照してください。 ハードウェア編 157 POSTのチェック POST(Power On Self-Test)は、マザーボード内に記録されている自己診断機能です。 POSTは 本体の 電源を ONにす ると自 動的に 実行さ れ、マザー ボード、メ モリ、プロ セッサ (CPU) 、キーボード、マウスなどをチェックします。また、POSTの実行中に各種のBIOSセッ トアップユーティリティの起動メッセージなども表示します。 POSTの実 行内容は 常に確認す る必要は ありません。次 の場合に POST中に表示 されるメッ セージを確認してください。 ⓦ ⓦ 導入時 「故障かな?」と思ったとき ⓦ 電源ONからOSの起動の間に何度もビープ音がしたとき ⓦ ディスプレイ装置になんらかのエラーメッセージが表示されたとき POSTの流れ 次にPOSTで実行される内容を順を追って説明します。 重要 ⓦ POSTの実行中に電源をOFFにしないでください。 ⓦ POSTの実行中は、不用意なキー入力やマウスの操作をしないようにし てください。 ⓦ システムの構成によっては、ディスプレイの画面に「Press Any Key」 とキー入力を要求するメッセージを表示する場合もあります。これは取 り付けたオプションのボードのBIOSが要求しているためのものです。 オプションのマニュアルにある説明を確認してから何かキーを押してく ださい。 ⓦ オプションのPCIボードの取り付け/取り外しをしてから電源をONにす ると、POSTの実行中に取り付けたボードの構成に誤りがあることを示 すメッセージを表示してPOSTをいったん停止することがあります。 この場合は<F1>キーを押してPOSTを継続させてください。ボードの構 成についての変更/設定は、この後に説明するユーティリティを使って設 定できます。 1. 電源ON後、POSTが起動し、メモリチェックを始めます。 ディスプレイ装置の画面左上に 基本メモリと拡張メモリのサイズをカウントしてい るメッセージが表示されま す。本体に搭載されているメモリの量によっては、メモ リチェックが完了するまでに数分かかる場合もあります。同様に再起動(リブート) した場合など、画面に表示をするのに約1分程の時間がかかる場合があります。 2. メモリチェックを終了すると、いくつかのメッセージが表示されます。 これらは搭載しているCPUや接続しているキーボード、マウスなどを検出したこと を知らせるメッセージです。 3. しばらくすると、マザーボード上のネットワークコントローラに関する設定をする ユーティリティの起動メニューが2回(搭載しているLANコントローラ分)表示さ れます。 特に起動して設定を変更する必要はありません。 158 基本的な操作 4. オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)をジャンパにて 有効にしている場合は、次のメッセージが表示されます。ジャンパの設定は281 ページを参照してください。 Press <Ctrl> <M> to Run LSI Software RAID Configuration Utility. ここで<Ctrl>キー と<M>キーを押す とハードディ スクドライブ でRAIDシ ステムを 構築するためのユーティリティが起動します。 5. オプションのRAIDコントローラを搭載している場合RAIDコントローラを検出し、 Web BIOSセットアップユーティリティの起動を促すメッセージが表示されます (そのまま何も入力せずにいると数秒後にPOSTを自動的に続けます)。 Press <Ctrl> <H>for Web BIOS ここで<Ctrl>キーと<H>キーを押すとユーティリティが起動します。設定方法やパラ メータの機能については、234ページを参照してください。 ユー テ ィ リテ ィ を 終 了す る と、再 起動 を 促 す メッ セ ー ジ画 面 に なり ま す の で、 <Ctrl>+<Alt>+<Del>を押してください。もう一度はじめからPOSTを実行します。 6. 続いて本体にオプションボードなどの専用のBIOSを持ったコントローラを搭載し ている場合は、BIOSセットアップユーティリティの起動を促すメッセージが表示 されます(そのまま何も入力せずにいるとしばらくしてPOSTを自動的に続けま す) 。 <例: SCSI BIOSセットアップユーティリティの場合> Press <Ctrl> <A> for SASSelect(TM) Utility! ここで<Ctrl>キーと<A>キーを押すとユーティリティが起動します。各機器の設定値 やユーティリティの詳細についてはボードに添付の説明書を参照してください。 7. しばらくすると、マザーボードにあるBIOSセットアップユーティリティ 「SETUP」の起動を促すメッセージが画面左下に表示されます。 Press <F2> to enter SETUP 使用する環境にあった設定に変更するときに起 動してください。エラーメッセージ を伴った上記のメッセージが表示された場合を 除き、通常では特に起動して設定を 変更する必要はありません(その まま何も入力せずにいると数秒 後にPOSTを自動 的に続けます) 。 SETUPを起動するときは、メッセージが表示されている間に<F2>キーを押します。 設定方法やパラメータの機能については、234ページを参照してください。 SETUPを終了すると、自動的にもう一度はじめからPOSTを実行します。 ヒント 本体のPCIバスに複数のRAIDコントローラなどを搭載している場合は、それぞ れのオプションROMを展開するために時間を要します。また、RAIDコントロー ラやSCSIコントローラ、SAS コントローラなどのオプションROMを内蔵する PCIカー ドを 多く搭 載して いる場 合、オプ ション ROMの 展開領 域が不 足し、 POSTでエラーが発生する場合があります。そのような場合、OSをインストー ルして いるハード ディスク ドライブを 接続してい るコント ローラ以外 のカー ドのオプションROM展開を無効に設定してください。 無効 に設定す ること により POSTの 所要時間 の短縮 になり ます。オプシ ョン ROM展開を無効にするには、248ページを参照して設定してください。 ハードウェア編 159 8. BIOSセットアップユーティリティ「SETUP」でパスワードの設定をすると、 POSTが正常に終了した後に、パスワードを入力する画面が表示されます。 パスワードの入力は、3回まで行えます。3回とも入力を誤るとシステムを起動でき なくなります。この場合は、本体の電源をOFFにしてから、約10秒ほど時間をあけ てONにしてください。 OSをインストールするまではパスワードを設定しないでください。 重要 9. POSTを終了するとOSを起動します。 POSTのエラーメッセージ POST中にエラーを検出するとディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示します。ま た、エラーの内容によってはビープ音でエラーが起きたことを通知します。エラーメッセージ とエラーを通知するビープ音 のパターンの一覧や原因、その対処方法については、 「運用・保 守編」を参照してください。 重要 保 守サービス 会社に連絡 するとき はディスプ レイの表示 をメモし ておいてく ださい。アラーム表示は保守を行うときに有用な情報となります。 160 基本的な操作 電源のOFF 次の順序で電源をOFFにします。本体の電源コードをUPSに接続している場合は、UPSに添付 の説明書を参照するか、UPSを制御しているアプリケーションの説明書を参照してください。 1. OSのシャットダウンをする。 2. POWER/SLEEPランプが消灯したことを確認する。 3. 周辺機器の電源をOFFにする。 重要 Windows Serverのスタンバイ機能は使用できません。Windowsのシャット ダウンにてスタンバイを選択しないでください。 光ディスクドライブ 本体前面に光ディスクドライブがあります。本装置に装備されている光ディスクドライブは以 下のタイプです。 ⓦ DVD-ROMドライブ 多様な光ディスクの読み取りを行うための装置です。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ 光ディスクドライブのトレーを引き出したまま放置しない 使用上の注意 本装置を使用するときに注意していただきたいことを次に示します。これらの注意を無視して 装置を使用した場合、本装置または資産(データやその他の装置)が破壊されるおそれがあり ますので必ず守ってください。 ハードウェア編 161 ディスクのセット/取り出し 1. 本体の電源がON(POWER/SLEEPランプ点灯)になっていることを確認する。 2. 光ディスクドライブ前面のトレーイジェクトボタンを押す。 トレーが出てきます。 3. ディスクの文字が印刷されている面を上に向けてトレーの上に静かに確実に置く。 4. トレーイジェクトボタンを押すか、トレーの前面を軽く押す。 トレーは自動的にドライブ内にセットされます。 重要 ディスクのセット後、ドライブの駆動音が大きく聞こえるときは、再度ディス クをセットし直してください。 ディスクの取り出しは、ディスクをセットするときと同じようにトレーイジェクトボタンを押 して トレーをイジェ クトし、トレーから 取り出します(アク セスランプが点 灯しているとき は、ディスクにアクセスしていることを示します。この間、トレーイジェクトボタンは機能し ません)。 OSによってはOSからトレーをイジェクトすることもできます。 ディスクを取り出したらトレーを元に戻してください。 ディスクが取り出せない場合の手順 トレーイジェクトボタンを押してもディスクを取り出せない場合は、次の手順に従って取り出 します。 1. POWER/SLEEPスイッチを押して本体の電源をOFF(POWER/SLEEPランプ消 灯)にする。 2. 直径約1.2mm、長さ約100mm の金属製のピン(太めのゼムク リップを引き伸ばして代用でき る)を光ディスクドライブのフロ ントパネルにある強制イジェクト ホールに差し込んで、トレーが出 てくるまでゆっくりと押す。 強制イジェクトホール 強制イジェクト ホールの位置はド ライブのタイプ によって異なる場 合があります。 重要 ⓦ つま楊枝やプラスチックなど折れやすいものを使用しないでください。 ⓦ 上記の手順を行ってもディスクが取り出せない場合は、保守サービス会 社に連絡してください。 162 基本的な操作 3. トレーを持って引き出す。 4. ディスクを取り出す。 5. トレーを押して元に戻す。 ディスクの取り扱い セットするディスクは次の点に注意して取り扱ってください。 ⓦ 本装置は、DVD/CD規格に準拠しない「コピーガード付きDVD/CD」などのディスクに つきましては、DVD/CD再生機器における再生の保証はいたしかねます。 ⓦ ディスクを落とさないでください。 ⓦ ディスクの上にものを置いたり、曲げたりしないでください。 ⓦ ディスクにラベルなどを貼らないでください。 ⓦ 信号面(文字などが印刷されていない面)に手を触れないでください。 ⓦ 文字の書かれている面を上にして、トレーにていねいに置いてください。 ⓦ キズをつけたり、鉛筆やボールペンで文字などを直接ディスクに書き込まないでくださ い。 ⓦ たばこの煙の当たるところには置かないでください。 ⓦ 直射日光の当たる場所や暖房器具の近くなど温度の高くなる場所には置かないでくださ い。 ⓦ 指紋やほこりがついたときは、乾いた柔らかい布で、内側から外側に向けてゆっくり、 ていねいにふいてください。 ⓦ 清掃の際は、専用のクリーナをお使いください。レコード用のスプレー、クリーナ、ベ ンジン、シンナーなどは使わないでください。 ⓦ 使用後は、専用の収納ケースに保管してください。 ハードウェア編 163 Flash FDD Flash FDDはフロッピーディスクドライブと容量互換の装置です。 Flash FDDは、本装置のUSBコネクタへ1台のみ接続可能です。本装置にフロッピーディス クドライブが接続されている場合は、必ず取り外してください。 Flash FDD の紛失・盗難等には十分ご注意ください Flash FDD の紛失・盗難・横領・詐 取等により、第三者に個 人情報が漏洩するおそ れがあります。個人情報が第三者に漏洩したために損害が生じた場合、弊社はその責 任を負いかねますので予めご了承ください。 重要 ⓦ Flash FDDのライトプロテクトスイッチは、本装置へ接続する前の状態 が反映されます。そのため、本装置接続後にライトプロテクトスイッチ を操作しても無効です。使用中にライトプロテクトスイッチの状態を変 更する必要がある場合は、Flash FDDを一旦、本装置から取り外し、ラ イトプロテクトスイッチ状態を変更してください。 ⓦ 本装置への取り付け、取り外しの際にFlash FDDのライトプロテクトス イッチを誤ってスライドさせない様に注意してください。 注意事項 Flash FDDはOSインストール時のデバイスドライバの読み込み用等の一時的な使用にとど め、データのバックアップ用として使用しないでください。 記録データの補償について Flash FDDに記録されたデータの補償につきましては、弊社はいかなる責任も負いかねます ので、ご了承ください。 164 基本的な操作 Flash FDDの取り扱いについて ⓦ Flash FDDのアクセスLEDが点滅しているときに本装置の電源をOFFにしないでくださ い。 → 故障、およびデータの破損の原因となります。 ⓦ Flash FDDは消耗品です。 エラーが発生したFlash FDDは使い続けず、新しいFlash FDDを使用してください。 ⓦ Flash FDDはUSBハブを経由しての接続は不可となります。 本装置のUSBコネクタへ直接接続してください。 ⓦ Flash FDDに触れる前に、身近な金属(ドアノブやアルミサッシなど)に手を触れて、 身体の静電気を取り除くようにしてください。 ⓦ 分解しないでください。 ⓦ 強い衝撃を与えないでください。 ⓦ 直射日光や暖房器具の近くには置かないでください。 ⓦ 飲食や喫煙をしながらの取り扱いは避けてください。また、シンナーやアルコールなど を付着させないように注意してください。 ⓦ 本装置への取り付けは、ていねいに行ってください。 ⓦ Flash FDDを本装置のUSBコネクタに挿入したまま移動しないでください。 Flash FDDの故障の原因となります。 ⓦ Flash FDDの使用後は、本装置から取り外してください。 ハードウェア編 165 内蔵オプションの取り付け 本体に取り付けられるオプションの取り付け方法および注意事項について記載しています。 重要 ⓦ オプションの取り付け/取り外しはユーザー個人でも行えますが、この 場合の本体および部品の破損または運用した結果の影響についてはその 責任を負いかねますのでご了承ください。本装置について詳しく、専門 的な知識を持った保守サービス会社の保守員に取り付け/取り外しを行 わせるようお勧めします。 ⓦ オプションおよびケーブルは弊社が指定する部品を使用してください。 指定以外の部品を取り付けた結果起きた装置の誤動作または故障・破損 についての修理は有料となります ⓦ ハードウェア構成を変更した場合も、必ず「EXPRESSBUILDER」 DVDを使ってシステムをアップデートしてください(104ページを参 照)。 安全上の注意 安全に正しくオプションの取り付け /取り外しをするために次の注意事項を必ず守ってくださ い。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・ 修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で持ち上げない 中途半端に取り付けない 指を挟まない 高温注意 166 内蔵オプションの取り付け 静電気対策について 本体内部の部品は静電気に弱い電子部品で構成されています。取り付け・取り外しの際は静電 気による製品の故障に十分注意してください。 ⓦ リストストラップ(アームバンドや静電気防止手袋など)の着用 リスト接地ストラッ プを手首に巻き付けて ください。手に入らない場合 は部品を触る前 に筐体の塗装されていない金属表面に触れて身体に蓄積された静電気を放電します。 また、作業中は定期的に金属表面に触れて静電気を放電するようにしてください。 ⓦ ⓦ 作業場所の確認 − 静電気防止処理が施された床、またはコンクリートの上で作業を行います。 − カーペットなど静電気の発生しやすい場所で作業を行う場合は、静電気防止処理を 行った上で作業を行ってください。 作業台の使用 静電気防止マットの上に本体を置き、その上で作業を行ってください。 ⓦ ⓦ 着衣 − ウールや化学繊維でできた服を身につけて作業を行わないでください。 − 静電気防止靴を履いて作業を行ってください。 − 取り付け前に貴金属(指輪や腕輪、時計など)を外してください。 部品の取り扱い − 取り付ける部品は本体に組み込むまで静電気防止用の袋に入れておいてください。 − 各部品の縁の部分を持ち、端子や実装部品に触れないでください。 − 部品を保管・運搬する場合は、静電気防止用の袋などに入れてください。 ハードウェア編 167 取り付け/取り外し後の確認 オプションの増設や部品の取り外しをした後は、次の点について確認してください。 ⓦ 取り外した部品を元どおりに取り付ける 増設や取り 外しの際に取り外した部 品やケーブルは元どお りに取り付けてください。取 り付けを忘 れたり、ケーブルを引き抜い たままにして組み立て ると誤動作の原因となり ます。 ⓦ 装置内部に部品やネジを置き忘れていないか確認する 特にネジな どの導電性の部品を置き 忘れていないことを確 認してください。導電性の部 品がマ ザーボード 上やケーブ ル端子部分 に置かれた まま電源を ONにすると 誤動作の原 因となります。 ⓦ 装置内部の冷却効果について確認する 内部に配線 したケーブルが冷却用の 穴をふさいでいないこ とを確認してください。冷却 効果を失うと装置内部の温度の上昇により誤動作を引き起こします。 ⓦ ツールを使って動作の確認をする 増設したデバイスによっては、診断ユーティリティやBIOSセットアップユーティリティ などのツー ルを使って正しく取り付 けられていることを確認し なければいけないものが あります。それぞれのデバイスの増設手順で詳しく説明しています。参照してください。 168 内蔵オプションの取り付け 取り付け/取り外しの準備 次の手順に従って部品の取り付け/取り外しの準備をします。 1. OSからシャットダウン処理をす るかPOWER/SLEEPスイッチを 押して本体の電源をOFF (POWER/SLEEPランプ消灯) にする。 2. 本体の電源コードをコンセントお よび本体の電源コネクタから抜 く。 3. 本体背面に接続しているケーブルをすべて取り外す。 ハードウェア編 169 取り付け/取り外しの手順 次の手順に従って部品の取り付け/取り外しをします。 レフトサイドカバー 本体にオプションを取り付ける(または取り外す)ときはレフトサイドカバーを取り外します。 取り外し 次の手順に従ってレフトサイドカバーを取り外します。 1. 「取り付け/取り外しの準備」を参照して取り外しの準備をする。 2. 筐体ロックに錠をしている場合 は、錠を取り外す。 3. 本体の底面についているスタビラ イザ(4個)を内側に折りたた む。 4. 右側のカバーが底面を向くように して本体を横置きにする。 ゆ っ くり と 静 かに 倒 し て くだ さ い。 170 内蔵オプションの取り付け 5. 右図を参照してネジ(2本)を取 り外す。 ネジ 6. レフトサイドカバーをしっかり 持って装置後方にずらして取り外 す。 ハードウェア編 171 取り付け サイドカバーは「取り外し」と逆の手順で取り付けることができます。 サイ ドカバーの上下に あるフックが本体 のフレームにある 穴に確実に差し 込まれていること を確認してください。また、本体前面にスライドしてカバーを取り付けるときにも、サイドカ バー 前面側にあるフッ クが本体のフレ ームに引っ掛か っていることを確 認してください。フ レームに引っ掛かっていないとカバーを確実に取り付けることができません。 本体上面側の フック フックの差し込み穴 筐体ロックのプレート を差し込む穴 本体底面側のフック 筐体ロックの プレート フックの差し込み穴 レフトサイドカバーの裏側 本体のフレーム 最後に取り外しの際に外したネジ(2本)でレフトサイドカバーを取り付けます。 ネジ 重要 サ イドカバー を取り付け る際は内 部のケーブ ルを挟み込 まないよ うに注意し てください。 172 内蔵オプションの取り付け フロントマスク ハードディスク ドライブや5.25型デバイス を取り付ける(または取り外 す)ときはフロント マスクを取り外します。 取り外し 次の手順に従ってフロントマスクを取り外します。 1. フロントマスクを開く。 2. フロントマスクを開いた状態で、 上方向にスライドして取り外す。 ハードウェア編 173 取り付け フロントマスクは「取り外し」の逆の手順で取り付けることができます。 1. フロントマスクのタブ(2か所) を、本体の前面右側のフレームに ある穴に差し込む。 2. フロントマスクを閉じる。 174 内蔵オプションの取り付け 3.5型ハードディスクドライブ 本体の内部には、ハードディスクドライブを最大4台取り付けることができます。 重要 弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでください。サー ドパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、ハードディスクド ライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。次に示すモデルをお買い 求めください(2010年7月現在) 。 − − − − − MN8150-208A(160GB、7200rpm、SATA2/300) MN8150-209A(250GB、7200rpm、SATA2/300) MN8150-274(500GB、7200rpm、SATA2/300) MN8150-263(1TB、7200rpm、SATA2/300) MN8150-278(2TB、7200rpm、SATA2/300) PORT3 (4台目) PORT2 (3台目) PORT1 (2台目) PORT0 (1台目) ディスクケージ ハードウェア編 175 取り付け 次の手順に従って3.5型ハードディスクドライブを取り付けます。 1. フロントマスクを開く。 2. ダミートレーを外す。 3. ハードディスクドライブをディス クケージに取り付ける。 ハードディスク ドライブのトレー にあるハンドル を完全に開いた状 態にして、ディス クケージの奥に 突き当てるまで差し込みます。 差し込み終え たらレバーを閉じて 固定します( 「カチッ」と音がして ロックされます) 。 2 1 重要 弊社が推奨するハードディスクドライブを使用してください。 詳 しくはお買 い求めの販 売店また は保守サー ビス会社ま でお問い 合わせくだ さい。 チェック 図を参照してハードディスクドライブ(トレー)の向きを確認してから差し込 んでください。またレバーを閉じた際にレバーのフックがディスクケージのフ レームに引っかかっていることを確認してください。 ヒント ディスクケージのスロットにはダミートレーが取り付けられています。ハード ディスクドライブを取り付ける場合は、ダミートレーを取り外してから取り付 けてください。 なお、本体内部の冷却効果を保持するためにハードディスクドライブを取り付 けていない空きスロットにはダミートレーを取り付けてください。 176 内蔵オプションの取り付け ハードディスクドライブキャリアは、ハンドル部に ある水色のタブを押してハンド ルを手前に止まるまで開くとディスクケージから解除されます。 トレーとハンドルをしっかりと持ちながらまっす ぐディスクケージに取り付けてく ださい。 重要 4. 本体の電源がONの間に複数台のハードディスクドライブを取り外すと論理ディ スクを壊してしまいます。取り外しおよび交換は1台単位で行ってください。 フロントマスクを閉じる。 ハードウェア編 177 取り外し ハードディスクドライブは次の手順で取り外すことができます。 ハードディスクドライブ内のデータについて 重要 取り外し たハードディスクド ライブに保存され ている大切なデータ(例 えば顧客 情報や企業の経理情 報など)が第三者へ漏 洩することのないよ うにお客様の責任において確実に処分してください。 Windows の「ゴミ 箱を空にす る」操作やオ ペレーテ ィングシ ステムの 「フォーマット」コマンドでは見た目は消去されたように見えますが、実 際のデー タはハードディスク ドライブに書き込まれ たままの状態にあり ます。完全 に消去されていない データは、特殊なソフ トウェアにより復 元され、予期せぬ用途に転用されるおそれがあります。 このようなトラブルを回避するために市販の消去用ソフトウェア(有償) または サービス(有償)を利用し、確 実にデータを処 分することを強く お勧め します。データの消去に ついての詳細は、お買 い求めの販売店ま たは保守サービス会社にお問い合わせください。 1. 168ページを参照して取り外しの準備をする。 2. フロントマスクを開く。 3. 「取り付け」の手順3を参照して ハードディスクドライブを取り出 す。 4. ハードディスクドライブを取り外 したまま本装置を使用する場合 は、空いているスロットにダミー トレーを取り付ける。 重要 5. 1 2 ⓦ ダミートレーは大切に保管しておいてください。 ⓦ ダミートレーは装置内部の冷却効果を高めるためのものです。ハード ディスクドライブを搭載しない場合には、ダミートレーを取り付けてく ださい。 ⓦ 取り外したハードディスクドライブがRAIDを構築している内の1台で ある場合、RAIDシステムによる冗長性がない状態となります(RAID1 やRAID5などの場合)。早急にハードディスクドライブを取り付けてく ださい。 フロントマスクを閉じる。 178 内蔵オプションの取り付け 2.5型ハードディスクドライブ 本体の内部には、ハードディスクドライブを最大8台取り付けることができます。 重要 ⓦ 弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでくださ い。サードパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、 ハードディスクドライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。 次に示すモデルをお買い求めください(2010年7月現在) 。 − − − − − − − − ⓦ MN8150-300(146.5GB、10,000rpm、SAS) MN8150-301(300GB、10,000rpm、SAS) MN8150-322(450GB、10,000rpm、SAS) MN8150-304(600GB、10,000rpm、SAS) MN8150-302(73.2GB、15,000rpm、SAS) MN8150-303(146.5GB、15,000rpm、SAS) MN8150-276(160GB、7,200rpm、SATA2/300) MN8150-277(500GB、7,200rpm、SATA2/300) 同一ケージ内に異なる規格のハードディスクドライブを搭載することは できません。 ディスクケージ PORT7 PORT6 PORT5 PORT0 PORT4 PORT3 重要 PORT1 PORT2 ハードディスクドライブは PORT0(右側)から順に間をあけないように取り 付けてください。 ハードウェア編 179 取り付け 次の手順に従って2.5型ハードディスクドライブを取り付けます。 1. フロントマスクを開く。 2. ハードディスクドライブをディスクケージに取り付ける。 ハードディスクドライブのト レーにあるハンドルを完全に開いた状態にして、ディ スクケージの奥に突き当てるまで差し込みます。 差し込み終えたらレバーを閉じて固定します( 「カチッ」と音がしてロックされます)。 重要 弊社が推奨するハードディスクドライブを使用してください。 詳 しくはお買 い求めの販 売店また は保守サー ビス会社ま でお問い 合わせくだ さい。 チェック 図を参照してハードディスクドライブ(トレー)の向きを確認してから差し込 んでください。またレバーを閉じた際にレバーのフックがディスクケージのフ レームに引っかかっていることを確認してください。 ヒント ディスクケージのスロットにはダミートレーが取り付けられています。ハード ディスクドライブを取り付ける場合は、ダミートレーを取り外してから取り付 けてください。 なお、本体内部の冷却効果を保持するためにハードディスクドライブを取り付 けていない空きスロットにはダミートレーを取り付けてください。 ドライブキャリアは、ハンドル部にある緑色(SAS)/水色(SATA)のタブを押し てハンドルを手前に止まるまで開くとディスクケージから解除されます。 トレーとハンドルをしっかりと 持ちながらまっすぐディスクケージに取り付けてく ださい。 重要 3. 本体の電源がONの間に複数台のハードディスクドライブを取り外すと論理ディ スクを壊してしまいます。取り外しおよび交換は1台単位で行ってください。 フロントマスクを閉じる。 180 内蔵オプションの取り付け 取り外し ハードディスクドライブは次の手順で取り外すことができます。 ハードディスクドライブ内のデータについて 重要 取り外したハー ドディスクドライブ に保存されている大 切なデータ(例 えば顧客情報や 企業の経理情報など) が第三者へ漏洩する ことのないよ うにお客様の責任において確実に処分してください。 Windows の「ゴミ箱を 空にする」操 作やオペ レーティ ングシス テムの 「フォーマット」コマンドでは見た目は消去されたように見えますが、実 際のデータはハ ードディスクドライブ に書き込まれたまま の状態にあり ます。完全に消去 されていないデータ は、特殊なソフトウェ アにより復 元され、予期せぬ用途に転用されるおそれがあります。 このようなトラブルを回避するために市販の消去用ソフトウェア(有償) またはサービ ス(有償)を利用し、確実に データを処分する ことを強く お勧めします。デ ータの消去について の詳細は、お買い求め の販売店ま たは保守サービス会社にお問い合わせください。 4. フロントマスクを開く。 5. 「取り付け」の手順2を参照してハードディスクドライブを取り出す。 6. フロントマスクを閉じる。 ハードウェア編 181 RAIDシステムの設定方法 本体前面にあるハードディスクド ライブベイに搭載したハードディスクドライブをRAIDシス テムで利用したい場合の方法について説明します。 重要 ヒント ⓦ RAIDシステム構成に変更する場合や、RAIDレベルを変更する場合は、 ハードディスクドライブを初期化します。RAIDシステムとして使用す るハードディスクドライブに大切なデータがある場合は、バックアップ を別のハードディスクドライブにとってからボードの取り付けやRAID システムの構築を行ってください。 ⓦ 論理ドライブは、1台の物理デバイスでも作成できます。 ⓦ RAIDシステムでは、ディスクアレイごとに同じ容量、性能(ディスク回 転数など)のハードディスクドライブを使用してください。 ⓦ 使用できるRAIDレベルやハードディスクドライブなど、それぞれの RAIDコントローラの特徴を理解し、目的にあったRAIDコントローラを 使用してください。 ⓦ RAID0以外の論理ドライブは、ディスクの信頼性が向上するかわりに論 理ドライブを構成するハードディスクドライブの総容量に比べ、実際に 使用できる容量が小さくなります。 RAIDシステムの構築には、オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM) の機能を利用する方法の他にオプションの RAIDコントローラ(MN8103-129/130)を利用す る方法があります。 182 内蔵オプションの取り付け オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)を利用する 場合 マザーボード上にある RAIDコンフィグレーションジャンパの設定を変更すると、内蔵ハード ディスクドライブをRAID システムのハードディスクドライブとして認識させることができま す。ジャンパの位置と設定は下図のとおりです。 マザーボード RAID構成無効 RAID構成有効 設定を変更したら、LSI Software RAID Configuration Utilityで RAIDシステムを構築します。 詳しくは、 「RAIDシステムのコンフィグレーション」(274ページ)を参照してください。 ヒント 重要 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDが提供する「シームレスセットアップ」を 使うと自動 でRAID システムを構築し ます。また、インストールす るオペレー ティン グシステム がWindowsオペ レーティン グシステ ムの場合は、オ ペレー ティングシステムのインストールまで切れ目なく自動で行うことができます。 オンボードのRAID コントローラ使用時には、休止状態、スタンバイへの移行 は行わないでください。 ハードウェア編 183 ディスクケージの設定 ディスクコントローラがOnboard SATAコントローラの場合は、J5の設定を変更してくださ い。 J5 3.5型ディスクケージ J5 2.5型ディスクケージ 184 内蔵オプションの取り付け オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)を利用する場合 オプションの RAIDコントロ ーラ(MN8103-129/130)を取り付けた本装 置で、内蔵のハー ドディスクドライブを RAIDシステム構成にする場合は、マザーボード上のハードディスクド ライブインタフェースケーブルの接続先を変更します。 出荷時の内蔵ハードディスクドライブのインタフェースは、マザーボード上のSATAコネクタ に接続されています。 詳細な説明は、オ プションのRAID コントローラ(MN8103-129/130)に添付 の説明書を参 照してください。 重要 チェック オプションのRAID コントローラは大変静電気に弱い電子部品です。サーバの 金属フレーム部分などに触れて身体の静電気を逃がしてか らRAIDコントロー ラボードを取り扱ってください。また 、RAIDコントローラボードの端子部分 や部品を素手で触ったり、RAIDコント ローラボードを直接机の上に置いたり しないで ください。静電気に 関する説明は 166ペ ージで詳しく説 明していま す。 オプションの RAIDコントローラを取り付ける場合は、BIOS SETUP ユーティ リティの「Advanced」 メニューの「PCI Configuration」 ー「PCI Slot xx ROM(xx はPCI スロット番号)」のパラメータが「Enabled」になっていることを確認し てください。 ハードウェア編 185 RAIDシステム構築時の注意事項 RAIDシステムを構築するときは、次の点について注意してください。 ⓦ 同じ容量、同じ回転速度のSAS/SATAハードディスクドライブどちらかを、構築した いRAIDレベルの最小必要台数以上を搭載していること(RAIDの構成によってディスク の最小必要台数は異なります)。 ⓦ 論理ドライブは、RAID 0、RAID 1、RAID 10、RAID 5、RAID 50、RAID 6のいずれか のRAIDレベルを選択、設定します。 ⓦ オンボードのRAIDコントローラでのRAID10では、論理ドライブのサイズを指定するこ とができないため、2TB以上のハードディスクドライブを使用する場合、論理ドライブ のサイズが約4TB以上となります。しかし、OSをインストールする論理ドライブは、 OSの制限により2TBまでしか使用できないため、オンボードのRAIDコントローラを使 用する場合、2TB以上のハードディスクドライブでのRAID10はサポートしていません。 内 蔵のハー ドディス クドライ ブにシス テムをイ ンスト ールする 場合は、「シームレ スセット アップ」を使用して、RAIDの構成からOSのインストール、セットアップまでをすることをお 勧めします。 システムをインストールしない場合も、シームレスセットアップの「オペレーティングシステ ムの選択」で[その他]を選択 すると、RAIDシステムの構成から保守ユーティリティのイン ストールまでを自動でインストーラがセットアップします。 マニュアルでセットアップする場 合は、ボード上のチップに搭載されているRAIDコンフィグ レーションユーティリティを使用します。ユーティリティは本装置の電源を ONにした直後に 起動する POSTの途中で起動することができま す。データ転送速度やRAID、論理ドライブの 構成についての詳細な説明は、 「RAIDシステムのコンフィグレーション」 (274ページ)や、オ プションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)に添付の説明書を参照してください。 重要 MN8103-129/130実装時には、休止状態、スタンバイへの移行は行わない でください。 186 内蔵オプションの取り付け RAIDシステム構成でのハードディスクドライブの交換について RAIDシステム構成の場合、故障したハード ディスクドライブの交換後、交換した新しいハー ドディスクドライブに交換前までの情報を記録することにより、故障を起こす以前の状態に戻 すことのできるリビルド機能を使用することができます。 リビルド機能 はRAID 1、RAID 10、RAID 5、RAID 50、RAID 6に設定されて いる論理ドラ イブで有効です。 オートリビルドは、故障したハードディスクドライブをホットスワップ(電源ONの状態での ディスク の交換)するだけで 自動的に行われ ます。オートリビ ルドを行ってい る間、ハード ディスクドライブにある DISKランプが緑色とアンバ ー色に交互に点灯してオートリビルドを 行っていることを示します。 オートリビルドを行うときは、次の注意を守ってください。 ⓦ ⓦ ハードディスクドライブが故障してから、オートリビルドを終了するまで装置の電源を OFFにしないでください。 ハードディスクドライブの取り外し/取り付けは、90秒以上の間隔をあけて行ってくだ さい。 他にリビルド中のハードディスクドライブがある場合は、ハードディスクドライブの交換を行 わな いでくだ さい(リビ ルド中は ハード ディスク ドライ ブにあ るDISK ランプ が緑色と アン バー色に交互に点灯しています) 。 ハードウェア編 187 冗長電源 冗長電源の取り付け、取り外し方法は次のとおりです。 取り付け 冗長電源は、次の手順で取り付けることができます。 1. 168ページを参照して取り付けの準備をする。 2. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外す。 3. ブラケットを取り外す。 内側のレバー を引くと、ブラケッ トが外れます。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 取り外したブラケットは、大切に保管してください。 重要 4. 冗長電源を本体に挿入する。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 188 内蔵オプションの取り付け 5. 緑色のレバーをつまんだ状態で冗 長電源を押し込む。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 6. 緑色のレバーを放す。 レバーを放すと冗長電源 がロック されます。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 取り外し 冗長電源の取り外しは、 「取り付け」と逆の手順で行ってください。 ハードウェア編 189 PCIボード 本体には、PCIボードを取り付けることのできるスロットを6つ用意しています。 重要 ⓦ PCIボードは静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからボードを取り扱ってください。ま た、ボードの端子部分を素手で触ったり、ボードを直接机の上に置いた りしないでください。静電気に対する注意については、166ページ で説 明しています。 ⓦ ロングボードはPCI #2∼#5に搭載できます。また、実装する際には、 マザーボード上の部品に接触しないよう、注意して実装してください。 マザーボード PCIボードスロット#1 PCIボードスロット#2 PCIボードスロット#3 PCIボードスロット#4 PCIボードスロット#5 PCIボードスロット#6 190 内蔵オプションの取り付け オプションデバイスと取り付けスロット一覧 PCIe2.0 PCIe2.0 PCIe2.0 PCIe2.0 PCIe 1.1 PCI#6 #1 #2 #3 #4 #5 型 名 製品名 PCI スロット性能 x8 レーン 転送帯域 (1 レーンあたり ) 5Gb/s スロットサイズ 2.5Gb/s 備 考 フルハイト PCI ボードタイプ 搭載可能なボードサイズ x4 32-bit/ レーン 33MHz x8 ソケット 150mm 以下 5V 312mm 以下 (ロング / ショート) 300mm 以下 RAID コントローラ MN8103-129 (256MB,RAID 0/1) ( カード性能:PCI EXPRESS2.0 (x8)) − ○ ー ー − − RAID コントローラ MN8103-130 (256MB,RAID 0/1/5/6) ( カード性能:PCI EXPRESS2.0 (x8)) ー ○ ー ー ー ー 内蔵ディスク接続 専用 増設バッテリ [MN8103-123] 搭載可 MN8103-95 SCSI コントローラ (カード性能:64bit/66MHz PCI ) − − − − − ○ 内蔵 / 外付けデバイ ス装置との接続専用 MN8103-75 SCSI コントローラ (カード性能:64bit/133MHz PCI-X) − − − − − ○ MN8103-107 と 混在不可 内蔵 / 外付けデバイ ス装置との接続専用 MN8103-107 SCSI コントローラ (カード性能:PCI EXPRESS(x1)) − ○ ○ ○ ○ − 最大 3 枚まで搭載 可能。MN810375 と混在不可 内蔵 / 外付けデバイ ス装置との接続専用 SAS コントローラ MN8103-104A (カード性能:PCI EXPRESS(x8)) − ○ ○ ○ − − 内蔵 / 外付けデバイ ス装置との接続専用 内蔵 HDD との接続不可 MN8104-111 100BASE-TX 接続ボード (カード性能:32bit/33MHz PCI ) − − − − − ○ LAN 増設用 MN8104-119 1000BASE-T 接続ボード (カード性能:64bit/133MHz PCI-X) − − − − − ○ LAN 増設用 − 最大 3 枚まで MN8104-126 との Teaming(AFT/ SFT/ALB)、 Bonding をサポート 10BASE-T は未サポート − 最大 2 枚まで 標準ネットワーク及 び、MN8104-121 と の Teaming(AFT/ SFT/ALB)、Bonding をサポート 10BASE-T は未サポート MN8104-126 MN8104-121 1000BASE-T 接続ボード (カード性能:PCI EXPRESS(x1)) 1000BASE-T 接続ボード(2 ch) (カード性能:PCI EXPRESS(x4)) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1000BASE-T 接続ボード (4ch) MN8104-125A (カード性能:PCI EXPRESS(x4)) − ○ ○ ○ − − 標準ネットワーク及 び、MN8104-125A との Teaming(AFT/ SFT/ALB)、 Bonding をサポート 10BASE-T は未サポート ブーツ付き LAN ケーブル使用不可 10GBASE-SR 接続ボード MN8104-123A (カード性能:PCI EXPRESS(x8)) − ○ ○ ○ − − LAN 増設用 最大 1 枚まで増設可能 MN8117-01A 増設 RS-232C コネクタ ○ ー ○ ○ ○ ○ 最大 1 枚まで ● 標準搭載 ○ 搭載可能 − 搭載不可 * レーン:転送性能(転送帯域)を示す。<例>1レーン=2.5 Gbps、4レーン=10Gbps ソケット:コネクタサイズを示す。ソケット数以下のカードが接続可能。 <例>x4ソケット→x1カード、x4カードは搭載可能。x8カードは搭載不可。 * 搭載可能なボードの奥行きサイズはショートサイズの場合300mmまで、ロングサイズの場合312mmまで。 * 各カードの機能詳細についてはテクニカルガイドを参照してください。 * 製品名のカッコ内に記載されたカード性能とはカード自身が持つ最高動作性能です。 * 本体PCIスロットよりもPCIカードの動作性能のほうが高い場合は、本体PCIスロット性能で動作します。 ハードウェア編 191 取り付け 次の手順に従ってPCIボードスロットに接続するボードの取り付けを行います。詳細について は、ボードに添付の説明書を参照してください。 1. 取り付け前に、取り付けるボードでスイッチやジャンパの設定が行える場合は、 ボードに添付の説明書を参照して正しく設定しておく。 2. 168ページを参照して取り外しの準備をする。 3. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外す。 4. 固定ねじ(1本)を外し、ダクト カバーを取り外す。 5. ネジをゆるめてPCIカード固定ブ ラケットを取り外す。 6. 取り付けるスロットと同じ位置 (高さ)にある増設スロットカ バーを取り外す。 取り外したスロットカバーは大切に保管してください。 重要 192 内蔵オプションの取り付け 7. ボードの部品面を本体底面側に向け、ボードのリアパネルをフレームのバネにしっ かりと当ててからボードの接続部分がスロットに確実に接続するようしっかりと ボードを押し込む。 ロングボードの場合は、本体前面側にあるガイドレ ールの溝にボードを合わせてか らスロットに接続します。 PCIガイドレール フレームのバネのある部分 ガイドレールの溝 <ロングボードの場合> 8. 手順5で取り外したPCIカード固定ブラケットを取り付ける。 重要 9. うまくボードを取り付けられないときは、ボードをいったん取り外してから取 り付け直してください。ボードに過度の力を加えるとボードを破損するおそれ がありますので注意してください。 取り外したダクトカバーを取り付け、ネジ(1本)で固定する。 10. 取り外したレフトサイドカバーを取り付ける。 11. 本体の電源をONにしてPOSTでエラーメッセージが表示されていないことを確認 する。 エラーメッセージが表示された場合は、メッセー ジをメモした後、保守サービス会 社に保守を依頼してください。 取り付け後の設定 取り付 けたボード のタイプに よっては、取り 付け後にユ ーティリテ ィ(本体の BIOS セット アップユーティリティやボードに搭載・添付されているセットアップユーティリティ)を使っ て本体の設定を変更しなければならない場合があります。 ボードに添付の説明書に記載されている内容に従って正しく設定してください。 なお、本装置では電源 ON後にPCI バス番号の小さい順にスキャンを します。ボードに搭載さ れたオプションROM内にBIOSユーティリティが格納されている場合は、PCIバス番号の小さ い順にその起動メッセージ(バナー)を表示します。 ハードウェア編 193 取り外し 次の手順に従ってPCIボードスロットに接続されているボードの取り外しを行います。 1. 168ページを参照して取り外しの準備をする。 2. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外す。 3. 固定ねじ(1本)を外し、ダクトカバーを取り外す。 4. ボードを取り外す。 5. 取り外したダクトカバーとレフトサイドカバーを取り付ける。 6. 本体の電源をONにしてPOSTでエラーメッセージが表示されていないことを確認 する。 エラーメッセージが表示さ れた場合は、メッセージをメモした後、保守サービス会 社に保守を依頼してください。 増設バッテリの取り付け RAIDコントローラ(MN8103-129/130)に増設バッテリを増設する場合、以下の手順に従っ て取り付けてください。 取り付け 1. 168ページを参照して取り外しの準備をする。 2. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外し、フロントマスクを開く。 3. RAIDコントローラを取り外し、 増設バッテリに添付されている バッテリ接続ボードをRAIDコン トローラに取り付ける。 RAID コン トロ ーラ の取 り外 しは 217ページを参照してください。 4. バッテリ接続ボードにケーブルを 接続する。 コネクタとケー ブルのマーキング を合わせて接続してください。 194 内蔵オプションの取り付け 5. RAIDコントローラを取り付ける。 RAIDコ ント ロー ラの 取り 付け は 191ページを参照してください。 6. PCIファンの下の穴からケーブルを装置前面側に通す。 7. 増設バッテリにケーブルを取り付 ける。 コネクタとケーブルのマ ーキング を合わせて接続してください。 8. 増設バッテリボックスからネジ1 本を外してブラケットを取り外 す。 ハードウェア編 195 9. 増設バッテリを手順8.で外したブ ラケットに、増設バッテリに添付 のネジ3本で取り付ける。 10. ブラケットをネジ1本で増設バッ テリボックスに取り付ける。 11. 取り外したレフトサイドカバーを取り付ける。 12. フロントマスクを閉じる。 取り外し 増設バッテリの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。 196 内蔵オプションの取り付け DIMM DIMM(Dual In-line Memory Module)は、マザーボード上のDIMMコネクタに取り付けます。マ ザーボード上にはDIMMを取り付けるコネクタが12個あります。 CPU1_DIIMM #3 CPU1_DIIMM #6 CPU1_DIIMM #2 CPU1_DIIMM #5 CPU1_DIIMM #1 CPU2_DIIMM #4 CPU1_DIIMM #4 CPU2_DIIMM #1 CPU2_DIIMM #5 CPU2_DIIMM #2 CPU2_DIIMM #6 CPU2_DIIMM #3 背面側 マザーボード 前面側 メモリ最大192GB(16GB x 12枚)まで増設できます。 ヒント 重要 ⓦ DIMMは大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからボードを取り扱ってください。ま た、ボードの端子部分や部品を素手で触ったり、ボードを直接机の上に 置いたりしないでください。静電気に関する説明は166ページで詳しく 説明しています。 ⓦ 指定以外のDIMMを使用しないでください。サードパーティのDIMMな どを取り付けると、DIMMだけでなくマザーボードが故障するおそれが あります。また、これらの製品が原因となった故障や破損についての修 理は保証期間中でも有料となります。次に示すモデルをお買い求めくだ さい(2010年7月現在) 。 − − − − − − − − − − MN8102-379 1GB増設メモリボード MN8102-380 2GB増設メモリボード MN8102-381 4GB増設メモリボード MN8102-382 8GB増設メモリボード MN8102-383 16GB増設メモリボード MN8102-392 2GB増設メモリボード(1GB 2枚組) MN8102-393 4GB増設メモリボード(2GB 2枚組) MN8102-394 8GB増設メモリボード(4GB 2枚組) MN8102-395 16GB増設メモリボード(8GB 2枚組) MN8102-396 32GB増設メモリボード(16GB 2枚組) ハードウェア編 197 DIMMの増設順序 1CPU構成時と2CPU構成時でメモリの増設順序が違います。 1CPU構成時はDIMMスロット番号の小さい順に増設してください。 2CPU構成時は各CPUのDIMMスロット番号の小さい順に交互に増設してください。 容量の大きいメモリからスロット番号の小さい順に増設してください。 2CPU実装時は、 ESMPROでの表示位置と実際の実装位置が異なります。 重要 ⓦ 1CPU時 実装位置 ⓦ ESMPRO表示 − 1枚目: CPU1_DIMM1スロット メモリ1 − 2枚目: CPU1_DIMM2スロット メモリ2 − 3枚目: CPU1_DIMM3スロット メモリ3 − 4枚目: CPU1_DIMM4スロット メモリ4 − 5枚目: CPU1_DIMM5スロット メモリ5 − 6枚目: CPU1_DIMM6スロット メモリ6 2CPU時 実装位置 ESMPRO表示 − 1枚目: CPU1_DIMM1スロット メモリ1 − 2枚目: CPU2_DIMM1スロット メモリ7 − 3枚目: CPU1_DIMM2スロット メモリ2 − 4枚目: CPU2_DIMM2スロット メモリ8 − 5枚目: CPU1_DIMM3スロット メモリ3 − 6枚目: CPU2_DIMM3スロット メモリ9 − 7枚目: CPU1_DIMM4スロット メモリ4 − 8枚目: CPU2_DIMM4スロット メモリ10 − 9枚目: CPU1_DIMM5スロット メモリ5 − 10枚目: CPU2_DIMM5スロット メモリ11 − 11枚目: CPU1_DIMM6スロット メモリ6 − 12枚目: CPU2_DIMM6スロット メモリ12 198 内蔵オプションの取り付け 1CPU時 背面側 3枚目 6枚目 2枚目 5枚目 1枚目 4枚目 前面側 2CPU時 5枚目 11枚目 3枚目 9枚目 1枚目 7枚目 8枚目 2枚目 10枚目 4枚目 12枚目 6枚目 重要 ⓦ CPU2を実装していない場合、CPU2_DIMM1∼6は使用できません。 ⓦ メモリボードを増設時は必ず容量の大きいメモリから、DIMM番号の小 さい順に増設してください。 ⓦ メモリミラーリングおよびメモリロックステップ(x8 SDDC)機能を利用 する場合の構成については205ページを参照してください。 ⓦ 1GB増設メモリボードはx4 SDDCに対応しておりません。メモリRAS機 能を利用する場合は、2GB/4GB/8GB/16GB増設メモリボードを搭載す る必要があります。 ヒント ハードウェア編 199 メモリクロック CPUと16GB増設メモリボードの搭載有無により、メモリクロックが異なります。 Y CPU はXeon E5503/E5506 が搭載されている N Y 16GB 増設メモリボードが搭 載されている N Y 1CPU あたり4 枚以上のメモ Y リが搭載されている CPU はXeon E5620/E5640 が搭載されている N N 1CPU あたり3 枚以下のメモ Y リが搭載されている N Y BIOS 設定 Advanced→Memory Voltage がNormal に設定した N 800MHz のメモリ 1066MHz のメモリクロックで動作 1333MHz のメモリ クロックで動作 クロックで動作 【例】 800MHz動作 CPU1_DIMM1 8GB CPU1_DIMM2 4GB CPU1_DIMM3 4GB 1066MHz動作 CPU2_DIMM4 CPU1_DIMM4 4GB 2GB CPU2_DIMM5 CPU1_DIMM5 2GB CPU1_DIMM6 1GB CPU1 CPU2 2GB CPU2_DIMM6 1GB CPU2_DIMM1 4GB CPU2_DIMM2 4GB CPU2_DIMM3 4GB メモリRAS機能 本装置ではメモリ RAS機能として「標準機能(x4 SDDC ECCメモリ) 」、 「メモリミラーリン グ機能」、 「メモリロックステップ(x8 SDDC ECCメモリ)機能」と「メモリスペアリング機 能」を持っています。ただしメモリミラーリングとメモリロックステップ機能を利用する場合 には、「メモリ機能の利用」 (202ページ)を参照してください。 200 内蔵オプションの取り付け 取り付け 次の手順に従ってDIMMを取り付けます。 1. 168ページを参照して取り付けの準備をする。 2. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外す。 3. 固定ねじ(1本)を外し、ダクト カバーを取り外す。 4. DIMMを取り付けるコネクタにあ る左右のレバーを開く。 5. DIMMを垂直に立てて、コネクタ にしっかりと押し込む。 キースロット キー チェック DIMMの向きに注意してください。DIMMの端子側には誤 挿入を防止するため のキーとキースロットがあります。 重要 無理な 力を加える とDIMM やコネ クタを破損 するおそ れがありま す。まっす ぐ、ていねいに差し込んでください。 DIMMがDIMMコネクタに差し込まれるとレバーが自動的に閉じます。 6. レバーを確実に閉じる。 7. 取り外したダクトカバーを取り付け、ネジ(1本)で固定する。 8. 取り外したレフトサイドカバーを取り付ける。 9. 本体の電源をONにしてPOSTの画面でエラーメッセージが表示されていないこと を確認する。 POSTのエラーメッセージの詳細については336ページを参照してください。 10. SETUPを起動して「Advanced」メニューの「Memory Configuration」− 「Memory Information」で増設したDIMMがBIOSから認識されていること(画 面に表示されていること)を確認する(248ページ参照)。 ハードウェア編 201 11.「Advanced」メニューの「Memory Configuration」−「Memory Retest」を 「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは243ページをご覧ください。 12. ページングファイルサイズの設定を変更する。 Windows Server 2003の場合は82ページを参照してください。 取り外し 次の手順に従ってDIMMを取り外します。 チェック 故障したDIMMを取り外す場合は、POSTやESMPROで表示されるエラーメッ セージを確認して、取り付けているDIMMソケットを確認してください。 1. 「取り付け」の手順1∼3を参照して取り外しの準備をする。 2. 取り外すDIMMのコネクタの両側 にあるレバーを左右にひろげる。 DIMMのロックが解除されます。 3. DIMMを取り外す。 4. ダクトカバーを取り付け、ネジ(1本)で固定する。 5. 取り外したダクトカバーを取り付け、ネジ(1本)で固定する。 6. 取り外したレフトサイドカバーを取り付ける。 7. 本体の電源をONにしてPOSTの画面でエラーメッセージが表示されていないこと を確認する。 POSTのエラーメッセージの詳細については336ページを参照してください。 8. 故障したDIMMを交換した場合は、 「Advanced」メニューの「Memory Configuration」で、「Memory Retest」を「Yes」にする。 エラー情報をクリアするためです。詳しくは248ページをご覧ください。 9. ページングファイルサイズの設定を変更する。 Windows Server 2003の場合は82ページを参照してください。 202 内蔵オプションの取り付け メモリ機能の利用 本製品には、メモリRAS機能として「標準機能(x4 SDDC ECCメモリ)」、 「メモリミラーリン グ機能」 、 「メモリスペアリング機能」と「メモリロックステップ(x8 SDDC ECCメモリ)機能」 を持っています。 重要 ⓦ メモリミラーリング機能およびメモリロックステップ(x8SDDC ECC メモリ)機能を利用するにはMN8102-380/381/382/393増設メ モリボードを搭載する必要があります。 ⓦ x4 SDDC ECCメモリ機能を利用する場合は、MN8102-392/393/ 394/395/396増設メモリボードを搭載する必要があります。 本製品のマザーボード内にはメモリを制御するための「メモリチャネル」が下図のように2系 統に分かれています。 CPU1 CPU2 メモリコントローラ メモリコントローラ CH1 CH2 CPU1_DIMM4 CPU1_DIMM5 CPU1_DIMM6 CPU1_DIMM1 CPU1_DIMM2 CPU1_DIMM3 CH0 CH0 CH1 CH2 CPU2_DIMM4 CPU2_DIMM5 CPU2_DIMM6 CPU2_DIMM1 CPU2_DIMM2 CPU2_DIMM3 「メ モリミラーリ ング機能」と「メモリ ロックステッ プ機能」と「メモリス ペアリング機 能」 はメモリチ ャネル間でのメモ リの死活監視と切 り替えを行うこ とによって冗長性 を保つ機能 です。 ハードウェア編 203 メモリミラーリング機能 メモリミラーリング機能とは、2つのメモリチャネル間(チャネル0とチャネル1)で対応する2 つのGroupのDIMM(ミラーセット)に同じデータを書き込むことにより冗長性を持たせる機 能です。 重要 ⓦ メモリミラーリング機能はチャネル0とチャネル1を使用します。 メモ リミラー構成時、各CPUのメモリチャネル2(CPU1-DIMM3/6、 CPU2-DIMM3/6)は使用できません。 ⓦ メモリミラーリング機能を利用する場合は、MN8102-392/393/ 394/395/396増設メモリボード(同一仕様のDIMM2枚セット)を搭 載する必要があります。同一仕様のDIMM2枚は下の図のセット(#1/ #2/#3/#4)の単位で搭載します。 ⓦ 万が一、他の同一のMN型番のメモリボードを混在してしまった場合、 各DIMMのラベルに印字されているメーカ型番を確認し、 同一の型番の DIMM 2枚をセットで使用してください。 例:2CPU構成時 CPU1 メモリコントローラ CH0 ミラーセット #3 ミラーセット #1 CH0 CH1 データ1 データ2 データ3 データ4 データ1 データ2 データ3 データ4 ・・・・ ・・・・ ミラーセット #2 ヒント CH2 CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 5 CPU1-DIMM 6 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 3 CPU2 メモリコントローラ CH0 ミラーセット #4 CH1 CH1 CH2 CPU2-DIMM 4 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 1 CPU2-DIMM 2 CPU2-DIMM 3 オペレーティングシステムからは、物理容量の半分の容量のメモリとして認識 されます。 204 内蔵オプションの取り付け この機能を利用するための条件は次のとおりです。 ⓦ ミラーセットを構成するメモリソケット(2つ)にメモリを搭載してください。 ⓦ 搭載するメモリは同じ容量のものを使用してください。 ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(234ページ)を参照して、SETUPを起動 したら、次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUPを終了してくだ さい。 「Advanced」→「Memory Configuration」→「Memory RAS Mode」→「Mirroring」 ⓦ メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ い。 構成を変更した場合は204ページの下段に注意事項を記載しています。 1CPU構成 搭載順序 (未搭載) (未搭載) 2CPU構成 搭載順序 CPU1_DIIMM3 背面側 前面側 CPU1_DIIMM6 1セット目 CPU1_DIIMM2 2セット目 CPU1_DIIMM5 1セット目 CPU1_DIIMM1 (未搭載) (未搭載) CPU1_DIIMM6 CPU1_DIIMM2 1セット目 CPU1_DIIMM5 3セット目 CPU1_DIIMM1 1セット目 2セット目 CPU1_DIIMM4 CPU1_DIIMM4 3セット目 CPU1_DIIMM3 CPU2_DIIMM4 CPU2_DIIMM1 CPU2_DIIMM5 CPU2_DIIMM2 4セット目 2セット目 4セット目 CPU2_DIIMM6 2セット目 (未搭載) CPU2_DIIMM3 (未搭載) 2CPU構成をとっている場合も増設CPU側のメモリ 搭載順序は同じように搭載してください。 次のようなミラーリングは構築できません。 ⓦ 同一メモリチャネル内でのメモリミラーリング メモリミラー設定に関する注意事項 メモリミラーを構築した状態で、メモリミラー構成とならないようなメモリ増設や、メモリミ ラー が崩れる ような メモリ の取り外 しを行 なった 場合、メモ リはIndependent構 成とな り、 BIOS Setupメニューの「Memory RAS Mode」メニューは“Independent”と表示されます。 ハードウェア編 205 メモリロックステップ機能(x8 SDDC) メモリロックステップ機能(x8 SDDC)では、2つのメモリチャネル間(チャネル0とチャネル1) の対応する 2つのGroupのDIMMを多重化して並列して動作させることでx8 SDDC(x8 Single Device Data Correction)を実現します。x8 SDDCによって、 1つのデバイスで1∼8データビッ トのエラー検出・訂正機能をサポートします。 重要 ⓦ メモリロックステップ機能はチャネル0とチャネル1を使用します。 メモリロックステップ構成時、各CPUのメモリチャネル2(CPU1DIMM3/6、CPU2-DIMM3/6)は使用できません。 ⓦ メモリロックステップ機能を利用する場合は、MN8102-392/393/ 394/395/396増設メモリボード(同一仕様のDIMM2枚セット)を搭 載する必要があります。同一仕様のDIMM2枚は下の図のセット(#1/ #2/#3/#4)の単位で搭載します。 ⓦ 万が一、他の同一のMN型番のメモリボードを混在してしまった場合、 各DIMMのラベルに印字されているメーカ型番を確認し、 同一の型番の DIMM 2枚をセットで使用してください。 CPU1 メモリコントローラ CH0 CH1 CH2 CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 5 CPU1-DIMM 6 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 3 セット#3 セット#1 CPU2 メモリコントローラ CH1 CH2 CPU2-DIMM 4 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 1 CPU2-DIMM 2 CPU2-DIMM 3 CH0 セット#4 セット#2 206 内蔵オプションの取り付け この機能を利用するための条件は次の通りです。 ⓦ 並列動作をさせる2つのメモリをメモリソケットに搭載してください。 ⓦ 搭載するメモリは同じ容量のものを使用してください。 ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(234ページ)を参照して、SETUPを起動した ら、次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUPを終了してください。 「Advanced」→「Memory Configuration」→「Memory RAS Mode」→「Lock Step」 ⓦ メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ い。 構成を変更した場合は206ページの下段に注意事項を記載しています。 1CPU構成 搭載順序 (未搭載) (未搭載) 2CPU構成 搭載順序 CPU1_DIIMM3 背面側 前面側 CPU1_DIIMM6 1セット目 CPU1_DIIMM2 2セット目 CPU1_DIIMM5 1セット目 CPU1_DIIMM1 (未搭載) (未搭載) CPU1_DIIMM6 CPU1_DIIMM2 1セット目 CPU1_DIIMM5 3セット目 CPU1_DIIMM1 1セット目 2セット目 CPU1_DIIMM4 CPU1_DIIMM4 3セット目 CPU1_DIIMM3 CPU2_DIIMM4 CPU2_DIIMM1 CPU2_DIIMM5 CPU2_DIIMM2 4セット目 2セット目 4セット目 CPU2_DIIMM6 2セット目 (未搭載) CPU2_DIIMM3 (未搭載) 次のようなロックステップは構築できません。 ⓦ 異なるメモリコントローラ(CPU)のメモリチャネルでのメモリロックステップ ⓦ 同一メモリチャネル内でのメモリロックステップ メモリロックステップ設定に関する注意事項 メモリロックステップを構築した状態で、メモリロックステップ構成とならないようなメモリ 増設や、メモリロックステップが崩れるようなメモリの取り外しを行なった場合は、メモリは Independent 構成 と な り、BIOS Setup メ ニュ ー の「Memory RAS Mode」メニ ュ ー は “Independent”と表示されます。 ハードウェア編 207 メモリスペア機能 メモリスペア機能はメモリチャネル2 を予備(スペア)として待機させることにより、運用して いるメモリコントローラ配下のDIMM(メモリ)で訂正可能なエラーが発生した場合、待機させ ているDIMM(メモリ)に自動的に運用に切り替え、処理を継続させる機能です。 重要 ⓦ メモリスペア機能はMN8100-1668/1669 は未サポートです。 ⓦ メモリスペア機能を利用する場合は、MN8102-379/380/381/ 382/383 増設メモリボードを搭載する必要があります。 ⓦ メモリスペアリング機能を利用するには、各スペアセット内で必ず同一 型番(同一容量)のDIMM(メモリ)を搭載してください。 例:2CPU 構成時 CPU1 メモリコントローラ CH 0 スペアセット#3 スペアセット#1 CH1 CH2 CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 5 CPU1-DIMM 6 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 3 運用系 待機系 (スペア) CPU2 メモリコントローラ CH 0 スペアセット#4 スペアセット#2 CH1 CPU2-DIMM 4 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 1 CPU2-DIMM 2 CPU2-DIMM 3 運用系 ヒント CH2 待機系 (スペア) オペレーティングシステムからは、物理容量より少ない容量のDIMM(メモリ)と して認識されます。(搭載数と1 枚あたりの容量によって変化します。) 208 内蔵オプションの取り付け この機能を利用するための条件は次のとおりです。 ⓦ 搭載するDIMM(メモリ)は同一容量のDIMM(メモリ)を搭載してください ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(234ページ)を参照して、SETUP を起 動し次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUP を終了してください。 「Advanced」→「Memory Configuration サブメニュー」→「Memory RAS Mode」→ 「Sparing」 ⓦ SETUP 終了後、再度SETUP を起動し増設したDIMM のステータスが「Sparing」と なっていることを確認してください。 ⓦ メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ い。 構成を変更した場合は208ページの下段に注意事項を記載しています。 1CPU構成 搭載順序 2CPU構成 搭載順序 1セット目 CPU1_DIIMM3 2セット目 CPU1_DIIMM6 1セット目 CPU1_DIIMM2 2セット目 CPU1_DIIMM5 1セット目 CPU1_DIIMM1 CPU1_DIIMM3 1セット目 CPU1_DIIMM6 3セット目 CPU1_DIIMM2 1セット目 2セット目 CPU1_DIIMM4 CPU1_DIIMM4 3セット目 CPU1_DIIMM5 3セット目 CPU1_DIIMM1 1セット目 CPU2_DIIMM4 CPU2_DIIMM1 CPU2_DIIMM5 CPU2_DIIMM2 背面側 マザーボード 4セット目 2セット目 4セット目 CPU2_DIIMM6 2セット目 4セット目 CPU2_DIIMM3 2セット目 前面側 次のようなメモリスペアは構築または設定することができません。 ⓦ 異なる容量のDIMM(メモリ)を搭載。(全てのDIMM容量統一が必須) メモリスペア設定に関する注意事項 メモリスペアを構築した状態で、メモリスペア構成とならないようなメモリ増設やメモリスペ アが崩れるようなメモリの取り 外しを行った場合、メモリはIndependent構成となり、BIOS SETUPメニューの「Memory RAS Mode」メニューが「Independent」と表示されます。 ハードウェア編 209 プロセッサ(CPU) 標準装備の CPU(インテル® Xeon® プロセッサー)に加えて、もう1つ CPUを増設し、マル チプロセッサシステムで運用することができます。 重要 ⓦ CPUは大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからCPUを取り扱ってください。 ま た、CPUの端子部分や部品を素手で触ったり、CPUを直接机の上に置 いたりしないでください。静電気に関する説明は166ページ で詳しく説 明しています。 ⓦ 取り付け後の確認ができるまではシステムへの運用は控えてください。 ⓦ 弊社で指定していないCPUを使用しないでください。サードパーティ のCPUなどを取り付けると、CPUだけでなくマザーボードが故障する おそれがあります。また、これらの製品が原因となった故障や破損につ いての修理は保証期間中でも有料となります。 ⓦ CPUの増設を行った場合、搭載しているメモリの取り付け位置を変更 しなければなりません。196ページのDIMMの説明を参照し、 メモリの 取り付け位置の変更を行ってください。 CPU#1 (標準装備のCPU) CPU#2 (オプションのCPU) マザーボード 210 内蔵オプションの取り付け 取り付け 次の手順に従ってCPUを取り付けます。 1. 168ページを参照して取り付けの準備をする。 2. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外す。 3. 左側面が上になるように本体をしっかりと両手で持ち、ゆっくりと静かに倒す。 4. 固定ねじ(1本)を外し、ダクト カバーを取り外す。 5. ソケットのレバーを一度押し下げ てフックから解除してレバーを止 まるまでゆっくりと開く。 6. プレートを持ち上げる。 ハードウェア編 211 7. ソケットから保護カバーを取り外 す。 重要 8. 保護カバーは大切に保管しておいてください。CPUを取り外したとき は必ずCPUの代わりに保護カバーを取り付けてください。 ⓦ ソケットの接点が見えます。接点には触れないでください。 新しいCPUを取り出し、保護カバーから取り外す。 重要 9. ⓦ CPU を持つときは、必ず端を持ってください。CPUの底面(端子部)には触 れないでください。 CPUをソケットの上にていねい にゆっくりと置く。 切り欠き 親指と人差し指でCPUの端を持っ て ソ ケッ ト に 差し 込 ん で くだ さ い。親指と人差し 指がソケットの 切り欠き部に合 うようにして持つ と取り付けやすくなります。 ピンマーク キー ピンマーク チェック ⓦ CPUの切り欠きとソケットのキー部を合わせて差し込んでください。 ⓦ CPUを傾けたり、滑らせたりせずにソケットにまっすぐ下ろしてくださ い。 212 内蔵オプションの取り付け 10. CPUを軽くソケットに押しつけ てからプレートを閉じる。 11. レバーを倒して固定する。 12. ヒートシンクの保護カバーを外 す。 ハードウェア編 213 13. ヒートシンクをCPUの上に置く。 重要 ヒートシンクの向きに注意して取り付けてください。誤った向きで取り付ける とCPUダクトが入りません。 14. ヒートシンクをネジで固定する。 1 4 3 2 ネジは、たすきがけの順序で4つを 仮止めした後に 本締めしてくださ い。 15. ヒートシンクがマザーボードと水 平に取り付けられていることを確 認する。 重要 ⓦ 斜めに傾いているときは、いったんヒートシンクを取り外してから、も う一度取り付け直してください。 CPUが正しく取り付けられていないとヒートシンクを水平に取り付け られません。 ⓦ 固定されたヒートシンクを持って動かさないでください。 ⓦ CPUの増設を行った場合、搭載しているメモリの取り付け位置を変更 しなければなりません。196ページのDIMMの説明を参照し、 メモリの 取り付け位置の変更を行ってください。 214 内蔵オプションの取り付け 16. ダクトカバーを取り付け、ネジ(1本)で固定する。 17. 取り外したレフトサイドカバーを取り付ける。 取り外し CPUを取り外すときは、 「取り付け」の手順1∼3を参照して取り外しの準備をした後、手順12 ∼4の順に従って行ってください。ヒートシンクはネジを外した後、ヒートシンクを水平に少 しずらすようにして動かしてから取り外してください(この後の「重要」の2項目を参照して ください) 。 重要 ⓦ CPUの故障以外で取り外さないでください。 ⓦ 運用後は熱によってヒートシンクの底にあるクールシートがCPUに粘 着している場合があります。ヒートシンクを取り外す際は、左右に軽く 回して、ヒートシンクがCPUから離れたことを確認してから行ってく ださい。CPUに粘着したままヒートシンクを取り外すとCPUやソケッ トを破損するおそれがあります。 CPUの取り外し(または交換)後に次の手順を行ってください。 1. CPUを増設した場合は、SETUPを起動して「Advanced」−「Processor Configuration」−「Processor Information」の順でメニューを選択し、増設 したCPUのID、L2 CacheSizeおよびL3 Cache Sizeが正常になっていることを 確認してください(243ページ参照)。 ハードウェア編 215 ファイルデバイス 本体には、光ディスクドライブ、磁気テープドライブなどのバックアップデバイスを取り付け るスロットがあります。増設スロットは標準の状態で2スロットあります。 SCSIデバイスを搭 載する場合は、オプションのSCSIコントローラボードと内 蔵SCSIケーブルが必要になります。詳しくは「ケーブル接続」を参照してくだ さい。 ヒント 増設スロット2 5.25型 デバイスベイ 増設スロット1 ファイルベイ 光ディスク ドライブ 取り付け 次の手順に従ってファイルデバイスを取り付けます。ここでは標準装備のファイルベイを中心 に説明しています。ハードディスクドライブデバイス実装キットについては、説明が異なる場 合のみ併記しています。 1. デバイスの設定をする。 デバイスベイに取り付けるデバイスの設定は以下のとおりです。 デバイス SCSI デバイス * 終端抵抗 OFF* オプションの内蔵SCSIケーブルに終端が取り付けられていない場合は 終端抵抗ONに設定してください。 重要 2. 設 定 SCSI デバイスを搭載する場合は、SCSI IDが同じケーブルに接続されている 他の機器と重ならないように設定してください。 168ページを参照して取り付けの準備をする。 216 内蔵オプションの取り付け 3. 169ページと172ページを参照してレフトサイドカバーとフロントマスクを取り 外す。 4. 増設スロット1のダミーカバーを 固定しているネジ2本を外して取 り外す。 取り外したダミーカバーは大切に保管してください。 重要 5. 取り付けるデバイスを本装置に添 付されているネジ4本で本装置添 付のレールに固定する。 必ず本装置に添付されているネジを使用してください。 チェック 6. 左右のリリースタブを押しながら 増設スロット1にデバイスをゆっ くりと差し込む。 「カチッ」と音がしてロックされる まで押し込んでください。 7. 装置側面から取り付けた5.25型 デバイスにインタフェースケーブルと電源ケーブルを接続する。 詳しくは、この後の「ケーブル接続」を参照してください。 8. 本体を組み立てる。 9. SCSIコントローラのBIOSユーティリティを使って転送速度などの設定をする。 詳しくはSCSIコントローラに添付の説明書を参照してください。 10. 搭載したデバイスのデバイスドライバをインストールする。 詳しくはデバイスに添付の説明書を参照してください。 ハードウェア編 217 取り外し ファイルデバイスは「取り付け」の逆の手順で取り外すことができます。デバイスを取り外し たままにする場合は、ダミーカバーを取り付けてください。 218 内蔵オプションの取り付け 冗長ファン 冗長ファンの取り付け、取り外し方法は次のとおりです。 取り付け 冗長ファンは、次の手順で取り付けることができます。 1. 168ページを参照して取り付けの準備をする。 2. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外す。 3. 固定ねじ(1本)を外し、ダクト カバーを取り外す。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 4. 固定ネジ(2本)を取り外す。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 ハードウェア編 219 5. ファンを持ち上げ、コネクタを取 り外す。 6. 冗長ファンを取り付ける。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 7. ファンブラケットを手順4で外し たネジ(2本)で固定する。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 220 内蔵オプションの取り付け 8. マザーボード上のジャンパーピンを上側にずらし、オプションのファンユニットの ケーブル(2本)をマザーボード上のコネクタに接続する。 ESMPROで正確な管理をするため、接続を間違えないでください。 マザーボード オプションファン (リア)用 (FAN2コネクタ) リア標準ファン用 (FAN1コネクタ) オプションファンの場 合は、リア側のファン を接続してください。 ジャンパーピンを上にずらす 冗長ファン:有効 9. 取り外したダクトカバーを取り付け、ネジ(1本)で固定する。 10. 取り外したレフトサイドカバーを取り付ける。 取り外し 冗長ファンは、 「取り付け」の逆の手順で取り外すことができます。 ハードウェア編 221 3.5型ディスクケージ MN8154-25 3.5型ディスクケージは、4台のSATAハードディスクドライブでRAIDシステム を構築することができる専用のケージで、本装置の運用中(電源 ON中)にハードディスクド ライブの取り付け/取り外し/交換ができる「ホットスワップ」機能を提供します。 取り付け 次の手順に従ってディスクケージを取り付けます。 1. 168ページを参照して取り外しの準備をする。 2. 169ページと172ページを参照 してレフトサイドカバーを取り外 し、フロントマスクを開く。 3. ディスクケージを図に示す向きに 持って本体へゆっくりと差し込 む。 222 内蔵オプションの取り付け 4. ディスクケージに添付のネジ(4 本)で本体に固定する。 取り外したダミートレーや余ったネジは大切に保管してください。 重要 5. フロントマスクを閉じる。 6. ファン(ディスクケージ側)のコ ネクタを抜く。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 7. ネジ(1本)を外し、コネクタ (ディスクケージ側)を取り外す。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 ハードウェア編 223 8. 以下の図を参照して、SASケーブル(別売のMK型番のケーブル)、SGPIOケーブル (ディスクケージに添付)、電源ケーブルを接続する。 電源ケーブル (4ピンコネクタ) SASケーブル SGPIOケーブル (4ピンコネクタ) 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 9. ケーブルを接続する。 [RAIDコントローラ接続の場合] (1) 別売のSASケーブル(MK410-174(00))をRAIDコントローラに接続する。 (2) SGPIOケーブルをマザーボード上のSGPIO Aコネクタに接続する 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 224 内蔵オプションの取り付け [マザーボード接続の場合] 別売のSAS/SATAケーブル(MK410-232(00))をマザーボード上のSATAコネク タとSGPIO2コネクタ(8ピン)に接続する。 SATAケーブルに は接続先 のチャネル 番号を示 すラベルが 貼り付けら れていま す。 ラベルの番号と同じポート(コネクタ)に接続します。 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 10. 取り外したファン(ディスクケージ側)を取り付け、ネジ(1本)で固定し、ファ ンのコネクタをマザーボードのコネクタに接続する。 11. 取り外したダクトカバーを取り付け、ネジ(1本)で固定する。 12. 取り外したレフトサイドカバーを取り付ける。 取り外し ディスクケージは「取り付け」と逆の手順で取り外すことができます。 ハードウェア編 225 2.5型ディスクケージ MN8154-24 2.5型ディスクケージは、 8台のSAS/SATAハードディスクドライブでRAIDシス テムを構築することができる専用のケージで、本装置の運用中(電源 ON中)にハードディス クドライブの取り付け/取り外し/交換ができる「ホットスワップ」機能を提供します。 取り付け 次の手順に従ってディスクケージを取り付けます。 1. 168ページを参照して取り外しの準備をする。 2. 169ページと172ページを参照してレフトサイドカバーを取り外し、フロントマ スクを開く。 3. ディスクケージを図に示す向きに持って本体へゆっくりと差し込む。 4. ディスクケージに添付のネジ(4 本)で本体に固定する。 5. シールドブラケットを図に示す向 きに持って本体へ差し込み、ディ スクケージに添付のネジ(2本) で本体に固定する。 上部のツメを先に引っ掛けてから本体に差し込んでください。 ヒント 取り外したドライブキャリアや余ったネジは大切に保管してください。 重要 226 内蔵オプションの取り付け 6. COVER BASE FRAME をディスクケージに添付のナイロンリベット(4個)で 本体に固定する。 COVER BASE FRAME は筐体内 側から合わせ、ナイロンリベッ トは筐体外側より 固定する。 ナイロンリベット COVER BASE FRAME 7. フロントマスクを閉じる。 ハードウェア編 227 8. 以下の図を参照して、SASケーブル(別売のMK型番のケーブル)、SGPIOケーブル (ディスクケージに添付)、電源ケーブルを接続する。 SASケーブル SGPIOケーブル (4ピンコネクタ) 電源ケーブル (4ピンコネクタ) 上図はシャーシを横に倒した場合の図です。 9. ケーブルを接続する。 [RAID コントローラ接続の場合] (1) 別売のSAS ケーブルMK410-174(00)を2 本RAID コントローラに接続する。 (2) SGPIO ケーブルをマザーボードに接続する。 SAS/SATA ケーブルの接続 2.5 型ディスク ケージ背面奥 側のSAS/SATA コネ クタとマザーボ ードに実装され ているRAID コントローラの右側のコネクタと接続してください。 2.5 型ディスク ケージ背面手 前側のSAS/SATA コ ネクタとマザー ボードに実装さ れているRAID コントローラ左側のコネクタと接続してください。 SGPIO ケーブルの接続 SGPIO ケーブルとマザーボード下側のSGPIO A コネクタと接続してください。 228 内蔵オプションの取り付け [マザーボード接続の場合] MK410-232(00)(オプション)が1 本必要となります。 ※この場合ハードディスクドライブは最大4 台までしか搭載できません。 ディスクケージ側 J5 J5ジャンパを変更 SASケーブルを接続 マザーボード側 SATAケーブル/SGPIOケーブルを接続 SGPIO2 ※ケーブルの番号とコネクタの番号を合 わせて接続してください。 ※SGPI02コネクタはキーピンの位置を確 認してください。 SATA0 SATA1 SATA2 SATA3 10. 取り外した本体装置のレフトサイドカバーを取り付ける。 ハードウェア編 229 取り外し ディスクケージは「取り付け」と逆の手順で取り外すことができます。 230 ケーブル接続 ケーブル接続 本体内部のデバイスのケーブル接続例を示します。 インタフェースケーブル インタフェースケーブルの接続について説明します。 ここで示す図は接続を中心として説明しています。マザーボード上のコネクタ の詳細については「マザーボード」を参照してください。 ヒント ハードディスクドライブの増設 ハードディスクドライブを増設した際の接続について説明します。 ⓦ 3.5型ディスクケージ搭載の場合 ハードディスクドライブを増設した場合は、新たなケーブル接続は不要です。ハードディ スクドライブは下から順に取り付けてください。 電源 ユニット 5.25型 デバイスベイ マザーボード SATA0 SATA1 SATA2 SATA3 光ディスクドライブ 4台目のハードディスク ドライブ 3台目のハードディスク ドライブ 2台目のハードディスク ドライブ 1台目のハードディスク ドライブ SATA5 光ディスクドライブ用 SATAコネクタ 光ディスクドライブ用SATAケーブル ハードディスクドライブ用SATAケーブル ディスクケージ ハードウェア編 231 ⓦ 3.5型ディスクケージ搭載時にRAIDコントローラを増設している場合 ハードディスクドライブを増設した場合は、新たなケーブル接続は不要です。ハードディ スクドライブは下から順に取り付けてください。 電源 ユニット 5.25型デバイスベイ 光ディスクドライブ マザーボード 4台目のハードディスク ドライブ 3台目のハードディスク ドライブ 2台目のハードディスク ドライブ 1台目のハードディスク ドライブ RAIDコントローラ ディスクケージ 光ディスクドライブ用 SATAコネクタ 光ディスクドライブ用SATAケーブル SASケーブル ⓦ 2.5型ディスクケージ搭載時にRAIDコントローラを増設している場合 ハードディスクドライブは右から順に取り付けてください。 電源 ユニット 5.25型 デバイスベイ 光ディスクドライブ マザーボード ディスクケージ RAIDコントローラ 光ディスクドライブ用 SATAコネクタ 光ディスクドライブ用SATAケーブル SASケーブル 8台目のハードディスクドライブ 7台目のハードディスクドライブ 6台目のハードディスクドライブ 5台目のハードディスクドライブ 4台目のハードディスクドライブ 3台目のハードディスクドライブ 2台目のハードディスクドライブ 1台目のハードディスクドライブ 232 ケーブル接続 5.25型デバイスの接続 5.25型デバイスベイにはSCSIデバイスやSATAデバイス等を搭載することができます。 SCSIデバイスを搭載する場合 接 続 に 使 用す る SCSI コン ト ロ ー ラ と SCSI ケ ー ブ ル は 別 売で す。別 売 の SCSI ケ ー ブ ル (MK410-68A(00))にSCSI接 続の終 端をす るため のコネ クタが 取り付 けら れてい る場合 は、 5.25型デバイスの終端の設定を無効にしてください。 ⓦ 3.5型ディスクケージをマザーボード接続する場合 電源 ユニット 終端 5.25型 デバイスベイ SCSIデバイス 光ディスクドライブ マザーボード SATA0 SATA1 SATA2 4台目のハードディスク ドライブ 3台目のハードディスク ドライブ 2台目のハードディスク ドライブ 1台目のハードディスク ドライブ SCSIコントローラ SATA3 ディスクケージ SATA5 光ディスクドライブ用 SATAコネクタ 光ディスクドライブ用SATAケーブル SCSIケーブル ハードディスクドライブ用SATAケーブル ⓦ 2.5型ディスクケージをRAIDコントローラに接続する場合 電源 ユニット 終端 SCSIデバイス 5.25型 デバイスベイ 光ディスクドライブ マザーボード ディスクケージ RAID コントローラ SCSIコントローラ 光ディスクドライブ用 SATAコネクタ 光ディスクドライブ用SATAケーブル ハードディスクドライブ用SATAケーブル SCSIケーブル 8台目のハードディスクドライブ 7台目のハードディスクドライブ 6台目のハードディスクドライブ 5台目のハードディスクドライブ 4台目のハードディスクドライブ 3台目のハードディスクドライブ 2台目のハードディスクドライブ 1台目のハードディスクドライブ ハードウェア編 233 電源ケーブル 電源ケーブルの接続例を示します。ここに示す電源ケーブル以外は本装置では使用しません。 ⓦ 非冗長電源搭載の場合 P2 電源 ユニット P5またはP4(SATAデバイスの時) P7またはP6(SATAデバイスの時) P3 オプションデバイス P8 P11とP12 HDDケージ マザーボード 電源ケーブル ⓦ P1 冗長電源搭載の場合 P2 電源 ユニット P3 オプションデバイス P13(SATAデバイスの時) オプションデバイス P14またはP16(SATAデバイスの時) 光ディスクドライブ P17 P11とP12 マザーボード 電源ケーブル P4 P1 234 システム BIOS(SETUP)のセットアップ システムBIOS(SETUP)のセットアップ Basic Input Output System(BIOS)の設定方法について説明します。 本装置を導入したときやオプションの増設/取り外しをするときはここで説明する内容をよく 理解して、正しく設定してください。 SETUPはハードウェアの基本設定をするための ユーティリティツールです。このユーティリ ティは本体 内のフラッシュ メモリに標準でイ ンストールされ ているため、専用の ユーティリ ティなどがなくても実行できます。 SETUPで設定されている内容は、出荷時に最も標準 で最適な状態に設定していますのでほと んどの場合において SETUPを使用する必要はありませんが、この後に説明するような場合な ど必要に応じて使用してください。 重要 ⓦ SETUPの操作は、システム管理者(アドミニストレータ)が行ってく ださい。 ⓦ SETUPでは、パスワードを設定することができます。パスワードには、 「Administrator」と「User」の2つのレベルがあります。 「Administrator」レベルのパスワードでSETUPを起動した場合、す べての項目の変更ができます。「Administrator」のパスワードが設定 されている場合、「User」レベルのパスワードでは、設定内容を変更で きる項目が限られます。 ⓦ OS(オペレーティングシステム)をインストールする前にパスワード を設定しないでください。 ⓦ SETUPは、最新のバージョンがインストールされています。このため 設定画面が本書で説明している内容と異なる場合があります。設定項目 については、オンラインヘルプを参照するか、保守サービス会社に問い 合わせてください。 ⓦ SETUPはSave & Exitメニューまたは<Esc>、<F4>キーで必ず終了 してください。SETUPを起動した状態でパワーオフ、リセットを行っ た場合にはSETUPの設定が正しく更新されないことがあります。 ハードウェア編 235 起 動 本体の電源をONにするとディスプレイ装置の画面にPOST(Power On Self-Test)の実行内 容が表示されます。 しばらくすると、次のメッセージが画面左下に表示されます。 Press <F2> to enter SETUP or Press <F12> to boot from Network ここで<F2>キーを押すと、SETUPが起動してMainメニュー画面を表示します。 以前に SETUPを起動してパスワードを設定している場合は、パスワードを入力する画面が表 示されます。パスワードを入力してください。 Enter Password パスワード の入力は、3回まで行えます。3回とも 誤ったパスワードを入力すると、本装置は 動作を停止します(これより先の操作を行えません)。電源をOFFにしてください。 パスワードには、 「Administrator」と「User」の2種類のパスワードがあります。 ヒント 「Administrator」で は、SETUPでのすべての設定の状態を確認したり、それら を変更 したりすることができま す。 「User」では、確認できる設定や、変更で きる設定に制限があります。 236 システム BIOS(SETUP)のセットアップ キーと画面の説明 キーボード上の次のキーを使って SETUPを操作します(キーの機能については、画面下にも 表示されています) 。 現在表示しているメニューを示す サブメニューが あることを示す Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Save & Exit Additional setup menus to view server management features. System Management BMC LAN Configuration Event Log Configuration 設定項目 Boot ヘルプ ウィンドウ [Enabled] [Enabled] [Retry 3 Times] [Disabled] [Retry 3 times] [Enabled] [Enabled] [IRQ 11] [Enabled] [Boot] [Disabled] [Last State] 20 [Enabled] [Disabled] Assert NMI on PERR Assert NMI on SERR FRB-2 Policy Boot Monitoring Boot Monitoring Policy Thermal Sensor Check previous System Config BMC IRQ POST Error Pause Memory/Processor Error Power Switch Inhibit AC-LINK Power ON Delay Time Platform Event Filtering CLI SETUP F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. パラメータ(選択すると文字が反転する*) * 自動的にコンフィグレーションされたものや検出されたもの、情 報の表示のみやパスワードの設定により変更が許可されていない 項目はグレーアウトされた表示になります。 □ カーソルキー(↑、↓) 画面に表示されている項目を選択します。文字の表示が反転している項目が現在選 択されています。 □ カーソルキー(←、→) MainやAdvanced、Security、Server、Boot、Save & Exitなどのメニューを選択 します。 ▼ □ <−>キー/<+>キー 選択している項目の値(パラメータ)を変更します。サブメニュー(項目の前に 「 」がついているもの)を選択している場合、このキーは無効です。 □ <Enter>キー 選択したパラメータの決定を行うときに押します。 □ <Esc>キー ひとつ前の画面に戻ります。 ハードウェア編 237 設定例 次にソフトウェアと連携した機能や、システムとして運用するときに必要となる機能の設定例 を示します。 日付・時刻関連 「Main」→「System Date」 、「System Time」 UPS関連 UPSと電源連動(リンク)させる − UPSから電源が供給されたら常に電源をONさせる 「Server」→「AC-LINK」→「Power On」 − POWERスイッチを使ってOFFにしたときは、UPSから電源が供給されても電源を OFFのままにする 「Server」→「AC-LINK」→「Last State」 − UPSから電源が供給されても電源をOFFのままにする 「Server」→「AC-LINK」→「Stay Off」 起動関連 本体に接続している起動デバイスの順番を変える 「Boot」→「Boot Option Priorities」起動順序を設定する POSTの実行内容を表示する 「Boot」→「Quiet Boot」→「Disabled」 リモートウェイクアップ機能を利用する モデムから: 「Advanced」→「Advanced Chipset Configuration」 →「Wake on Ring」→「Enabled」 RTCのアラームから: 「Advanced」→「Advanced Chipset Configuration」 →「Wake on RTC Alarm」→「Enabled」 HWコンソール端末から制御する 「Advanced」→「Serial Port Configuration」→ それぞれの設定をする 238 システム BIOS(SETUP)のセットアップ メモリ関連 搭載しているメモリ(DIMM)の状態を確認する 「Advanced」→「Memory Configuration」→「CPU1/2_DIMMn Status」→ 表示を確 認する(n: 1∼6) 画面に表示さ れているDIMM グループと マザーボード上の ソケットの位置は 下図のよう に対応しています。 CPU1_DIIMM3 CPU1_DIIMM6 CPU1_DIIMM2 CPU1_DIIMM5 CPU1_DIIMM1 CPU2_DIIMM4 CPU1_DIIMM4 CPU2_DIIMM1 CPU2_DIIMM5 CPU2_DIIMM2 CPU2_DIIMM6 CPU2_DIIMM3 背面側 前面側 メモリ(DIMM)のエラー情報をクリアする 「Advanced」→「Memory Configuration」→「Memory Retest」→ 「Yes」→再 起動 するとクリアされる CPU関連 搭載しているCPUの状態を確認する 「Advanced」→「Processor Configuration」→「Processor Imformation」 表示を確認する 画面に表示されている CPU番号とマザーボード上のソケットの位置は上図のように対応 しています。 キーボード関連 Numlockを設定する 「Boot」→「Bootup Numlock State」→「On」(有効) /「Off」(無効:初期値) イベントログ関連 イベントログをクリアする 「Server」→「Event Log Configuration」→「Clear All Event Logs」→「Enter」→「Yes」 ハードウェア編 239 セキュリティ関連 BIOSレベルでのパスワードを設定する 「Security」→「Administrator Password」→ パスワードを入力する 管理者パスワード(Administrator) 、ユーザーパスワード(User)の順に設定します 外付けデバイス関連 I/Oポートに対する設定をする 「Advanced」→「Serial Port Configuration」→ それぞれのI/Oポートに対して設定をする 内蔵デバイス関連 本装置内蔵のPCIデバイスに対する設定をする 「Advanced」→「PCI Configuration」→ それぞれのデバイスに対して設定をする RAIDコントローラボードを取り付ける 「Advanced」→「PCI Configuration」→「PCI Slot n Option ROM」→「Enabled」 n: PCIスロットの番号 設定内容のセーブ関連 BIOSの設定内容を保存してSETUPを終了する 「Exit」→「Save Changes and Exit」 変更したBIOSの設定を破棄してSETUPを終了する 「Exit」→「Discard Changes and Exit」 現在の設定内容を保存する 「Exit」→「Save Changes」 変更したBIOSの設定を破棄する 「Exit」→「Discard Changes」 BIOSの設定をデフォルトの設定に戻す(出荷時の設定とは異なる場合があります) 「Exit」→「Load Setup Defaults」 240 システム BIOS(SETUP)のセットアップ パラメータと説明 SETUPには大きく6種類のメニューがあります。 ⓦ Mainメニュー(→240ページ) ⓦ Advancedメニュー(→243ページ) ⓦ Securityメニュー(→255ページ) ⓦ Serverメニュー(→258ページ) ⓦ Bootメニュー(→267ページ) ⓦ Save & Exitメニュー(→268ページ) このメニューの中からサブメニューを選択することによって、さらに詳細な機能の設定ができ ます。次に画面に表示されるメニュー別に設定できる機能やパラメータ、出荷時の設定を説明 します。 Main SETUPを起動すると、はじめにMainメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server BIOS Information BIOS Version Build Date Access Level 4. 6. XXXX 01/27/2010 Administrator Memory Information Total Memory 2048 MB System Language System Date System Time [English] [Thu 01/15/2009] [20:33:57] Boot Save & Exit Select the display language for system setup. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Mainメニューの画面上で設定できる項目とその機能を示します。 ハードウェア編 241 項 目 BIOS Information BIOS Version Build Date Access Level Memory Information Total Memory System Language System Date System Time パラメータ ― 説 明 ― BIOSのバージョンを表示しま ― す。(表示のみ) MM/DD/YYYY BIOSのビルドの日付を表示しま す。(表示のみ) [Administrator] 現在SETUPメニューに User Administrator/Userのどちらで アクセスしているかを表示しま す。(表示のみ) Passwordが設定されていない 場合は[Administrator]と表示さ れます。 ― ― ― 基本メモリの容量を表示します。 (表示のみ) [English] SETUPで表示する言語を選択し Français ます。 Deutsch 「BIOS Redirection Port」が有 Español 効にされている状態でSETUPを Italiano 起動した場合、System Languageの設定は強制的に英 語表示になります。またその状 態ではSystem Languageの設定 を変更することはできません。 再び「BIOS Redirection Port」 を無効に設定すれば次回の SETUP起動時に既存の設定した 値で表示され、設定を変更する ことができます。 WWW MM/DD/YYYY 日付を設定します。 HH:MM:SS 時刻を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 242 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 重要 BIOS のパラメータで時刻や日付の設定が正しく 設定されているか必ず確認し てください。次の条件に当てはまる場 合は、運用の前にシステム時計の確認・ 調整をしてください。 ⓦ 装置の輸送後 ⓦ 装置の保管後 ⓦ 装置の動作を保証する環境条件(温度:10℃∼35℃・湿度:20%∼ 80%)から外れた条件下で休止状態にした後 システム時計は毎月1 回程度の割合で確認してください。また、高い時刻の精 度を要求するようなシステムに組み込む場合は、タイムサー バ(NTPサーバ) などを利用して運用することをお勧めします。 システ ム時計を調 整しても 時間の経過 と共に著し い遅れや 進みが生じ る場合 は、お買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。 ハードウェア編 243 Advanced ▼ カーソルを「Advanced」の位置に移動させると、Advancedメニューが表示されます。 項目の前に「 」がついているメニュー(ここでは全てのメニュー)は、選択後<Enter>キー を押してサブメニューを表示させてから設定します。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit Memory Configuration Parameters Processor Configuration Memory Configuration PCI Configuration Advanced Chipset Configuration SATA Configuration USB Configuration Serial Port Configuration F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Processor Configurationサブメニュー ▼ Advancedメニューで「Processor Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画 面が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押す とサブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit Processor Information Processor C3 Report EIST Turbo Boost Performance/Watt [ACPI C3] [Enabled] [Enabled] [Power Optimized] Server Class [HPC] Execute Disable Bit VT-x Active Processor Cores Hyper-Threading [Enabled] [Enabled] [All] [Enabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 244 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 項目については次の表を参照してください。 項 目 Processor Information Processor C3 Report EIST パラメータ ― Disabled ACPI C2 [ACPI C3] Disabled [Enabled] Turbo Boost Disabled [Enabled] Performance/Watt Traditional [Power Optimized] Enterprise [HPC] Custom Server Class Hardware Prefetcher Disabled [Enabled] Adjacent Cache Line Prefech Disabled [Enabled] L1 Data Prefetcher Disabled [Enabled] Data Reuse Optimization Disabled [Enabled] Execute Disabled Bit Disabled [Enabled] VT-x Disabled [Enabled] [All] 1 2 3 4 5 Disabled [Enabled] Active Processor Cores Hyper-Threading 説 明 ― プロセッサのC3ステートを設定します。 インテルプロセッサが提供するSpeedStep 機能の有効/無効を設定します。 本機能をサポートしたプロセッサが搭載さ れた場合にのみ表示され、設定できます。 インテルプロセッサが提供するTurbo Boost Technology機能の有効/無効を設定 します。 Turbo Boost機能の最適化を設定します。 プロセッサの性能に関する設定をします。 Enterprise―省電力で使用する時に設定しま す。 HPC―高性能で使用するときに設定します。 Custom―個別設定を行う時に設定します。 ハードウェアのプリフェッチャの有効/無 効を設定します。 「Server Class」メニューを“Custom”に 設定すると表示され設定可能になります。 メモリからキャッシュへのアクセスの最適 化の有効/無効を設定します。 「Server Class」メニューを“Custom”に 設定すると表示され設定可能になります L1データのプリフェッチャの有効/無効を 設定します。 「Server Class」メニューを“Custom”に 設定すると表示され設定可能になります データ再利用の最適化の有効/無効を設定 します。 「Server Class」メニューを“Custom”に 設定すると表示され設定可能になります Execute Disable Bit機能をサポートしている CPUのみ表示されます。この機能を使用す るかどうかを設定します。 インテルプロセッサが提供する「仮想化技 術」の機能の有効/無効を設定します。 プロセッサ内部の有効なCore数を設定しま す。搭載するプロセッサによって選択でき るCore数は変わります。 1つの物理CPUを2つの論理CPUとして見せ て動作する機能です。本機能をサポートし たプロセッサが搭載された場合にのみ表示 され、設定できます。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 245 Processor Informationサブメニュー Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Processor 1 CPUID Processor Type Processor Speed Processor Cores L2 Cache RAM L3 Cache RAM Microcode Revision EMT64 Hyper-Threading 106a4 Intel (R) Xeon(R) CPU 2261 MHz Quad 1024 KB 9192 KB xxxxxxxx Supported Supported Processor 2 CPUID Processor Type Processor Speed Processor Cores L2 Cache RAM L3 Cache RAM Microcode Revision EMT64 Hyper-Threading 106a4 Intel (R) Xeon(R) CPU 2261 MHz Quad 1024 KB 9192 KB xxxxxxxx Supported Supported Boot Save & Exit F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください(表示のみ)。 項 目 Processor 1 CPUID Processor Type Processor Speed Processor Cores L2 Cache RAM L3 Cache RAM Microcode Revision パラメータ 数値 Not Installed ― ― ― ― ― ― EMT64 Supported Hyper-Threading Supported Processor 2 CPUID 数値 Not Installed Processor Type Processor Speed Processor Cores L2 Cache RAM L3 Cache RAM Microcode Revision ― ― ― ― ― ― EMT64 Supported Hyper-Threading Supported 説 明 数値の場合はプロセッサ1のIDを示します。 「Not Installed」は取り付けられていないこ とを示します。 プロセッサ1のタイプを表示します。 プロセッサ1のクロック速度を表示します。 プロセッサ1の内部Core数を表示します。 プロセッサ1の二次キャッシュサイズを表示 します。 プロセッサ1の三次キャッシュサイズを表示 します。 プロセッサ1に適用されているマイクロコー ドのレビジョンを表示します。 プロセッサ1がインテル64アーキテクチャー をサポートしているかどうかを表示します。 プロセッサ1がHyper-Threading機能をサ ポートしているかどうかを表示します。 数値の場合はプロセッサ2のIDを示します。 「Not Installed」は取り付けられていないこ とを示します。 プロセッサ2のタイプを表示します。 プロセッサ2のクロック速度を表示します。 プロセッサ2の内部Core数を表示します。 プロセッサ2の二次キャッシュサイズを表示 します。 プロセッサ2の三次キャッシュサイズを表示 します。 プロセッサ2に適用されているマイクロコー ドのレビジョンを表示します。 プロセッサ2がインテル64アーキテクチャー をサポートしているかどうかを表示します。 プロセッサ2がHyper-Threading機能をサ ポートしているかどうかを表示します。 [ ]: 出荷時の設定 246 システム BIOS(SETUP)のセットアップ Memory Configurationサブメニュー ▼ Advancedメニューで「Memory Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面 が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すと サブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit Memory Information Hardware Memory Test Memory Retest Memory RAS Mode Memory Frequency Memory Voltage NUMA [Disabled] [No] [Independent] [1333 MHz] [Low] [Enabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 Memory Information Hardware Memory Test パラメータ − [Disabled] Enabled Memory Retest [No] Yes Memory RAS Mode [Independent] Mirroring Lock Step Sparing Auto 800 MHz 1067 MHz [1333 MHz] Normal [Low] Memory Frequency Memory Voltage NUMA Disabled [Enabled] 説 明 − メモリ試験を行うかどうかを設定します。 EnableにするとPOST起動に時間がかかりま す。 メモリのエラー情報をクリアし、次回起動 時にすべてのDIMMに対してテストを行いま す。このオプションは次回起動後に自動的 に「No」に切り替わります。 メモリのRASモードを設定します。機能の 詳細については、「メモリ機能の利用」(202 ページ)を参照してください。 メモリ動作クロックを設定します。 メモリが動作する電圧を設定します。 Normalを選択すると消費電力が増えますが メモリの動作クロックが上がります。 Non-Uniform Memory Access機能の有効/ 無効を設定します。(2CPU構成の場合のみ 表示されます。) [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 247 Memory Informationサブメニュー Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Advanced Main Security Server Total Memory Available under 4GB 49152 MB 3072 MB CPU1_DIMM1 CPU1_DIMM2 CPU1_DIMM3 CPU1_DIMM4 CPU1_DIMM5 CPU1_DIMM6 CPU2_DIMM1 CPU2_DIMM2 CPU2_DIMM3 CPU2_DIMM4 CPU2_DIMM5 CPU2_DIMM6 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 Status Status Status Status Status Status Status Status Status Status Status Status Boot Save & Exit MB MB MB MB MB MB MB MB MB MB MB MB F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください(表示のみ)。 項 目 Total Memory Available under 4GB CPU1_DIMM1-6 Status CPU2_DIMM1-6 Status パラメータ − − 数値 Disabled Not Installed Error 説 明 基本メモリの容量を表示します。 4GB以下の領域で使用可能なメモリ容量を 表示します。 メモリの現在の状態を表示します。 数値の場合はメモリが正常であり、 そのメ モリの容量を示します。「Disabled」は故障 していることを、「Not Installed」はメモリ が取り付けられていないことを、「 Error」は メモリの強制起動を示します。 表示とDIMMソケットは同じ名称になってい ます [ ]: 出荷時の設定 248 システム BIOS(SETUP)のセットアップ PCI Configurationサブメニュー Advancedメニューで「PCI Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が表 示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security LAN Controller LAN1 Option ROM Scan LAN2 Option ROM Scan [Enabled] [PXE Boot] [PXE Boot] PCI PCI PCI PCI PCI PCI [Enabled] [Enabled] [Enabled] [Enabled] [Enabled] [Enabled] Slot Slot Slot Slot Slot Slot 1 2 3 4 5 6 Option Option Option Option Option Option ROM ROM ROM ROM ROM ROM Server Boot Save & Exit Disables / Enables the onboard LAN controller. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 LAN Controller LAN1 Option ROM Scan LAN2 Option ROM Scan PCI Slot 1∼6 Option ROM 重要 パラメータ Disabled [Enabled] Disabled [PXE Boot] iSCSI Boot Disabled [PXE Boot] iSCSI Boot Disabled [Enabled] 説 明 オンボード上のLANコントローラの有効/無 効を設定します。 オンボード上のLAN1のブート方法を設定し ます。 オンボード上のLAN2のブート方法を設定し ます。 PCIボード上のオプションROMの展開を有効 にするか無効にするかを設定します。 [ ]: 出荷時の設定 RAIDコントローラやLANボード(ネットワークブート)、Fibre Channelコン トローラで、OSがイン ストールされたハードディスクド ライブを接続しない 場合は、そのPCIスロットのオプションROM展開を「Disabled」に設定して ください。 ハードウェア編 249 Advanced Chipset Configurationサブメニュー Advancedメニューで「Advanced Chipset Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと 以下の画面が表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security HPET [Enabled] VT-d I/OAT QPI Frequency [Enabled] [Enabled] [Auto] Wake On LAN/PME Wake On Ring Wake On RTC Alarm [Enabled] [Disabled] [Disabled] Server Boot Save & Exit Disables / Enables High Precision Event Timer. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 HPET VT-d I/OAT QPI Frequency Wake On LAN/PME Wake On Ring Wake On RTC Alarm 重要 パラメータ Disabled [Enabled] Disabled [Enabled] Disabled [Enabled] [Auto] 4,800 GT/s 5,866 GT/s 6,400 GT/s Disabled [Enabled] [Disabled] Enabled [Disabled] Enabled 説 明 マルチメディアに対応するためのタイマー の有効/無効を設定します。 インテルチップセットが提供する「 Intel(R) Virtualization Technology for Directed I/O」 の有効/無効を設定します。この機能に対応 しているプロセッサの場合に表示されます。 Intel I/Oアクセラレーションテクノロジ機能 の有効/無効の設定をします。 QPIバススピードを設定します。 ネットワークを介したリモートパワーオン 機能の有効/無効を設定します。 シリアルポート(モデム)を介したリモー トパワーオン機能の有効/無効を設定しま す。 リアルタイムクロックのアラーム機能を 使ったリモートパワーオン機能の有効/無効 を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 Wake On Ring機能のご利用環境において、本体へのAC電源の供給を停止し た場合、AC電源の供給後の最初のシステム起動にはWake On Ring機能を利 用することはできません。Powerスイッチを押下してシステムを起動してくだ さい。AC 電源の供 給を停止した場 合、時下のDC 電源の供給 までは電源管理 チップ上のWake On Ring機能が有効となりません。 250 システム BIOS(SETUP)のセットアップ SATA Configurationサブメニュー ▼ Advancedメニューで「SATA Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が 表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサ ブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit SATA Information SATA Mode Hard Disk Pre-Delay [IDE Mode] [Disabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 SATA Information SATA Mode Hard Disk Pre-Delay パラメータ − [IDE Mode] RAID Mode [Disabled] 3 Seconds 6 Seconds 9 Seconds 12 Seconds 15 Seconds 21 Seconds 30 Seconds 説 明 SATA Modeが「RAID Mode」の時は表示 されません。 SATA Modeの状態を表示します。(表示の み) POST中に初めてHDDデバイスへアクセスす る時に設定された時間だけ待ち合わせを行 います。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 251 SATA Informationサブメニュー Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main SATA SATA SATA SATA SATA SATA Port0 Port1 Port2 Port3 Port4 Port5 Advanced Security Not Not Not Not Not Not Server Boot Save & Exit Present Present Present Present Present Present F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください(表示のみ)。 SATA SATA SATA SATA SATA SATA 項 目 Port0 Port1 Port2 Port3 Port4 Port5 パラメータ 説 明 それぞれのチャネルに接続されているデバ イスを表示します。 − [ ]: 出荷時の設定 252 システム BIOS(SETUP)のセットアップ USB Configurationサブメニュー Advancedメ ニューで「USB Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が 表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced USB 2.0 Support Device Reset Timeout Security [Enabled] [20 sec] Server Boot Save & Exit Disables / Enables USB 2.0 feature. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 USB 2.0 Support Device Reset Timeout パラメータ Disabled [Enabled] 10 sec [20 sec] 30 sec 40 sec 説 明 USB2.0の有効/無効を設定します。 USB Mass storage deviceへStart Unitコマ ンドを発行した時のタイムアウトまでの時 間を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 253 Serial Port Configurationサブメニュー Advancedメニューで「Serial Port Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画 面が表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Serial Serial Serial Serial Port A Settings Port A A Base I/O A Interrupt [Enabled] [3F8h] [IRQ 4] Serial Serial Serial Serial Port B Settings Port B B Base I/O B Interrupt [Enabled] [2F8h] [IRQ 3] Console Redirection Settings BIOS Redirection Port [Disabled] Server Boot Save & Exit Configures serial port A using options. [Disabled] No configuration [Enabled] User configuration. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 Serial Port A Settings Serial Port A Serial A Base I/O Serial A Interrupt Serial Port B Settings Serial Port B Serial B Base I/O Serial B Interrupt Console Redirection Settings BIOS Redirection Port Terminal Type パラメータ − Disabled [Enabled] [3F8h] 2F8h 3E8h 2E8h [IRQ 4] IRQ 3 − Disabled [Enabled] 3F8h [2F8h] 3E8h 2E8h IRQ 4 [IRQ 3] − [Disabled] Serial Port A Serial Port B [VT100+] VT-UTF8 ANSI 説 明 − シリアルポートAの有効/無効を設定します。 シリアルポートAのためのベースI/Oアドレ スを設定します。 シリアルポートAのための割り込みを設定し ます。 − シリアルポートBの有効/無効を設定します。 シリアルポートBのためのベースI/Oアドレ スを設定します。 シリアルポートBのための割り込みを設定し ます。 − このメニューで設定したシリアルポートか らESMPRO/ServerManagerやハイパー ターミナルを使った管理端末からのダイレ クト接続を有効にするか無効にするかを設 定します。このメニューを有効にすると次 項からの接続の設定メニューが表示されま す。 ターミナル端末の種別を選択します。 254 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 項 目 Baud Rate Data Bits Parity Stop Bits Flow Control Continue C.R. after POST パラメータ 9600 19200 57600 [115200] 7 [8] [None] Even Odd [1] 2 None [Hardware RTS/CTS] Harrdware RTS/CTS+CD 説 明 接続するハードウェアコンソールとのイン タフェースに使用するボーレートを設定し ます。 Disabled [Enabled] コンソールリダイレクションをPOST終了後 に継続して実行する機能の有効/無効を設定 します。 [ ]: 出荷時の設定 データのbit幅を設定します。 パリティ bitの設定をします。 Stop bitの設定をします。 フロー制御の方法を設定します。 ハードウェア編 255 Security ▼ カーソルを「Security」の位置に移動させると、Securityメニューが表示されます。項目の前 に「 」がついているメニューは、選択後<Enter>キーを押してサブメニューを表示させてか ら設定します。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Password Configuration Administrator Password User Password Security Configuration Password On Boot Disable USB Ports Server Boot Exit Set the Administrator Password for system setup. [Disabled] [Disabled] Trusted Computing F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Administrator PasswordもしくはUser Passwordのどちらかで<Enter>キーを押すとパス ワードの登録/変更画面が表示されます。 ここでパスワードの設定を行います。 重要 ⓦ 「User Password」は、 「Administrator Password」を設定してい ないと設定できません。 ⓦ OSのインストール前にパスワードを設定しないでください。 ⓦ パスワードを忘れてしまった場合は、お買い求めの販売店または保守 サービス会社にお問い合わせください。 Security メニュー で設定で きる項目 とその機能 を示しま す。 「Security Chip Configuration」 は選択後、<Enter>キーを押してサブメニューを表示させてから設定します。 項 目 Password Configuration Administrator Password パラメータ − 20文字までの英数字 User Password 20文字までの英数字 説 明 − <Enter>キーを押すとアドミニストレーター のパスワード入力画面になります。 このパスワードですべてのSETUPメニュー にアクセスできます。この設定はSETUPを 起動したときのパスワード入力で 「Administrator」でログインしたときのみ設 定できます。 <Enter>キーを押すとユーザーのパスワード 入力画面になります。このパスワードでは SETUPメニューのアクセスに制限がありま す。この設定はSETUPを起動したときのパ スワードの入力で「Administrator」でログ インしたときのみ設定できます。 256 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 項 目 Security Configuration Password On Boot パラメータ − [Disabled] Enabled Disable USB Ports [Disabled] Front Rear Internal Front + Rear Front + Internal Rear + Internal Front + Rear + Internal 説 明 − 起動時にパスワードの入力を行う/行わない の設定をします。先にスーパバイザのパス ワードを設定する必要があります。もし、 スーパーバイザのパスワードが設定されて いて、このオプションが無効の場合はBIOS はユーザーが起動していると判断します。 USBポートの有効/無効を設定します。 Trusted Computing [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 257 Trusted Computingサブメニュー Securityメニューで「Trusted Computing」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が表 示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced TPM Configuration TPM Support Security [Disabled] Server Boot Exit Disables/Enables Trusted Platform Module support. Current TPM Status Information No TPM Hardwere F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 TPM Configuration TPM Support TPM State Pending TPM operation Current TPM Status Information TPM Enabled Status TPM Active Status TPM Owner Status パラメータ − [Disabled] Enabled 説 明 − TPM機能サポートの有効/無効を設定しま す。 「Administrator Password」を設定すると選 択可能になります。本メニューを有効にす ると次項からのTPM設定メニューが表示さ れます。 [Disabled] TPM機能の有効/無効を設定します。TPM Enabled Supportが有効な場合、設定可能になりま す。 [None] TPMオペレーションを設定します。 Enable Take Ownership TPM Stateが有効な場合、設定可能になり Disable Take Ownership ます。 TPM Clear − Enabled Disabled Activated Deactivated Owned UnOwned − TPM機能の状態を表示します。(表示のみ) [ ]: 出荷時の設定 258 システム BIOS(SETUP)のセットアップ Server ▼ カーソルを「Server」の位置に移 動させると、Serverメニュ ーが表示されま す。項目の前に 「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Save & Exit Additional setup menus to view server management features. System Management BMC LAN Configuration Event Log Configuration Assert NMI on PERR Assert NMI on SERR FRB-2 Policy Boot Monitoring Boot Monitoring Policy Thermal Sensor Check previous System Config BMC IRQ POST Error Pause Memory/Processor Error Power Switch Inhibit AC-LINK Power ON Delay Time Platform Event Filtering CLI SETUP Boot [Enabled] [Enabled] [Retry 3 Times] [Disabled] [Retry 3 times] [Enabled] [Enabled] [IRQ 11] [Enabled] [Boot] [Disabled] [Last State] 20 [Enabled] [Disabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Server メニューで設定できる項目とその機能を示します。 「System Management」と「BMC LAN Configuration」、「Event Log Configuration」は選択後、<Enter>キーを押してサブメ ニューを表示させてから設定します。 項目については次の表を参照してください。 項 目 System Management BMC LAN Configuration Event Log Configuration Assert NMI on PERR Assert NMI on SERR FRB-2 Policy Boot Monitoring Boot Monitoring Policy パラメータ − − − Disabled [Enabled] Disabled [Enabled] [Retry 3 Times] Disable FRB2 Timer Always Reset [Disabled] 5-60 minutes [Retry 3 times] Always Reset 説 明 − − − PCI PERRのサポートを設定します。 PCI SERRのサポートを設定します。 FRBレベル2のエラーが発生したときのシス テムの動作を設定します。 起動監視機能の有効/無効とタイムアウトま での時間を設定します。この機能を使用す る場合は、ESMPRO/ServerAgentをインス トールしていないOSから起動する場合には、 この機能を無効にしてください。 起動監視時にタイムアウトが発生した場合 の処理を設定します。「Boot Monitoring」 を設定した場合に、設定可能になります。 [Retry 3times]に設定すると、タイムアウト の発生後にシステムをリセットし、OS起動 を3回まで試みます。 [Always Reset]に設定すると、タイムアウ ト発生後にOS起動を常に試みます。 ハードウェア編 259 項 目 Thermal Sensor パラメータ Disabled [Enabled] Check previous System Config Disabled [Enabled] BMC IRQ [IRQ 11] Disabled Post Error Pause Disabled [Enabled] Memory Error Halt [Boot] Power Switch Inhibit [Disabled] Enabled AC-LINK Stay Off [Last State] Power On [20] - 255 Power ON Delay Time Platform Event Filtering Disabled [Enabled] CLI SETUP [Disabled] Enabled 説 明 温度センサ監視機能の有効/無効を設定しま す。有効にすると、温度の異常を検出した 場合にPOSTの終わりでいったん停止しま す。 システムの構成が前回の立ち上げ時と異な る場合、本設定をEnabledに設定すると、シ ステムはBootの前にユーザの入力を待ちま す。 BMC(マザーボードマネージメントコント ローラ)に割り込みラインを割り当てるか どうかを選択します。 POSTの実行中にエラーが発生した際に、 POSTの終わりでPOSTをいったん停止する かどうかを設定します。 POSTを実行中、メモリリソースにおいて縮 退エラーが発生している際に、POSTの終わ りで一旦停止するかどうかを設定します。 本設定は、「Server」メニューの「POST Error Pause」が「Enabled」に設定されて いるときに有効となります。 本項目が「Boot」に設定されていても、全 てのリソースで縮退が発生している場合は POSTの終わりで停止します。 パワースイッチの抑止機能を有効にするか 無効にするかを設定します。 なお、強制電源OFF(4秒押し)は無効にで きません。 ACリンク機能を設定します。AC電源が再度 供給されたときのシステムの電源の状態を 設定します(下表参照)。 DC電源をONにするディレイ時間を20秒か ら255秒の間で設定します。 AC-LINKで 「Last State」または「Power On」に設定 している場合に有効となります。 BMC(マザーボードマネージメントコント ローラ)の通報機能の有効/無効を設定しま す。 このGUI画面でのSETUPメニューに代わり、 CLI SETUP(Command Line Interface SETUP MENU)を起動する時にEnabledに 設定します。再度GUI画面のSETUPメ ニューに切り替えるには、CLI SETUPから 本項目をDisabledに設定変更してください。 [ ]: 出荷時の設定 260 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 「AC-LINK」の設定と本装置のAC電源がOFFになってから再度電源が供給されたときの動作を 次の表に示します。 設 定 Stay Off Last State 動作中 Off On 停止中(DC電源もOffのとき) Off Off 強制電源OFF* Off Off * POWERスイッチを4秒以上押し続ける操作です。強制的に電源をOFFにします。 AC電源OFFの前の状態 重要 Power On On On On 無停電電源装置 (UPS)を利用して自動運転を行う場合は「AC-LINK」の設定 を「Power On」にしてください。 ハードウェア編 261 System Managementサブメニュー Serverメニューで「System Management」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画面が 表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security BIOS Version 4.6.XXXX Board Part Number Board Serial Number System Part Number System Serial Number Chassis Part Number Chassis Serial Number Onboard LAN1 MAC Onboard LAN2 MAC Management LAN MAC BMC Device ID BMC Device Revision BMC Firmware Revision SDR Revision PIA Revision xxxx xxxx xxxx xxxx xxx xxx xxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxxx Server Boot Save & Exit F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください(表示のみ)。 項 目 BIOS Version Board Part Number パラメータ ー ー Board Serial Number ー System Part Number System Serial Number ー ー Chassis Part Number Chassis Serial Number Onboard LAN1 MAC Address Onboard LAN2 MAC Address Management LAN MAC Address BMC Device ID BMC Device Revision BMC Firmware Revision ー ー ー SDR Revision ー PIA Revision ー ー ー ー ー ー 説 明 BIOSのバージョンを表示します。 本装置のマザーボードの部品番号を 表示し ます。 本装置のマザーボードのシリアル番号を 表 示します。 本装置のシステムの部品番号を表示します。 本装置のシステムのシリアル番号を 表示し ます。 本装置の筐体の部品番号を表示します。 本装置の筐体のシリアル番号を表示します。 標準装備のLANコネクタ1のMACアドレス を表示します。 標準装備のLANコネクタ2のMACアドレス を表示します。 マネージメント専用LANコネクタのMACア ドレスを表示します。 BMCのデバイスIDを表示します。 BMCのレビジョンを表示します。 BMCのファームウェアレビジョンを表示し ます。 センサデータレコードのレビジョンを表示 します。 プラットフォームインフォメーションエリ アのレビジョンを表示します。 262 システム BIOS(SETUP)のセットアップ BMC LAN Configurationサブメニュー Serverメニューで「BMC LAN Configuration」を選択し、<Enter>キーを押 すと、以下の画 面が表示されます。 マネージメント専用LANコネクタはその他のLANとしては使用できません。 重要 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security BMC Network Configuration Shared BMC LAN LAN Connection Type IP Address Subnet Mask Default Gateway DHCP Server [Disabled] [Auto Negotiation] 192.168.1.1 255.255.255.0 0.0.0.0 [Disabled] Web Interface HTTP HTTP Port Number HTTPS HTTPS Port Number Boot Save & Exit Select [Enable] to share a s ystem LAN port with BMC LAN. If you use a management LAN port for the BMC, select [Disable]. [Disabled] [Disabled] Command Line Interface Telnet Telnet Port Number SSH SSH Port Number [Disabled] [Disabled] Clear BMC Configuration F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 BMC Network Configuration Shared BMC LAN LAN Connection Type IP Address Subnet Mask Default Gateway DHCP Web Interface パラメータ 説 明 − − Disabled Enabled マネージメント専用LANを使用する場合に は「Disabled」に設定します。 「Enabled」に設定すると、LAN1を通常の LANと共有してマネージメント専用LANと しても使用することができます。「Enabled」 に設定した場合、マネージメント専用LAN は使用できません。 [Auto Negotiation] マネージメント専用LANのコネクションタ 100Mbps Full Duplex イプを設定します。 100Mbps Half Duplex 10Mbps Full Deplex 10Mbps Half Deplex [192.168.1.1] マネージメント専用LANのIPアドレスを設定 します。 [255.255.255.0] マネージメント専用LANのサブネットマス クを設定します。 [0.0.0.0] マネージメント専用LANのゲートウェイを 設定します。 Disabled [Enabled]に設定すると、DHCPサーバか Enabled らIPアドレスを自動的に取得します。IPアド レスを設定する場合には、[Disabled]に設 定します。 − − ハードウェア編 263 HTTP 項 目 パラメータ Disabled Enabled HTTP Port Number [80] HTTPS Disabled Enabled HTTPS Port Number [443] Command Line Interface Telnet − Disabled Enabled Telnet Port Number [23] SSH Disabled Enabled SSH Port Number [22] Clear BMC Configuration [No] Yes 説 明 WebインターフェースのHTTPによる通信を 使用する場合には[Enabled]に設定してく ださい。 マネージメント専用LANがHTTPによる通信 の際に使用するTCPポートナンバーを設定 します。 WebインターフェースのHTTPSによる通信 を使用する場合には[Enabled]に設定して ください。 マネージメント専用LANがHTTPSによる通 信の際に使用するTCPポートナンバーを設 定します。 − コマンドラインインターフェースとして Telnet接続による通信を使用する場合には [Enabled]に設定してください。 Telnet接続による通信の際に使用するTCP ポートナンバーを設定します。 コマンドラインインターフェースとして SSH接続による通信を使用する場合には [Enabled]に設定してください。 SSH接続による通信の際に使用するTCP ポートナンバーを設定します。 [Enter]を押し、 [Yes]を選択すると、 BMC Configurationを初期化します。 [ ]: 出荷時の設定 264 システム BIOS(SETUP)のセットアップ Event Log Configurationサブメニュー ▼ Serverメニューで「Event Log Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画 面が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押す とサブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit System Event Log Auto Clear Event Logs Clear All Event Logs [Disabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 System Event Log Auto Clear Event Logs Clear All Event Logs パラメータ Enabled [Disabled] [No] Yes 説 明 「Enabled」に設定するとエラーログエリア がFullになったときに自動でクリアします。 <Enter>キーを押すと確認画面が表示され、 「Yes」を選ぶと保存されているエラーログ を初期化します。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 265 System Event Logサブメニュー Serverメニ ューの「Event Log Configuration」で「System Event Log」を選択すると、以 下の画面が表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit View System Event Log Setup Notice If you select "System Event Log" menu below, it may take a few minutes to display. View System Event Log F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. さらに「View System Event Log」を選択すると以下の画面が表示されます。 以下はシステムイベントログの例です。 記録されているシステムイベントログは<↓>キー /<↑>キー、<+>キー /<->キー、 <Home>キー /<End>キーを押すことで表示できます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server ***************************************************** Setup Notice : If you select "View System Event Log" menu below, It may take a few minutes to display. ***************************************************** Getting System Event Logs............... Number of SEL Entries = 919 DATE TIME SENSOR TYPE 05/28/10 18:10:19 System ACPI Power State 05/28/10 18:10:19 System Event 05/28/10 18:10:18 Button/Switch 05/28/10 17:37:35 System ACPI Power State 05/28/10 17:37:32 Reserved Type 05/28/10 17:37:32 OS Critical Stop 05/28/10 17:36:09 Reserved Type 05/28/10 17:36:09 OS Boot 05/28/10 17:35:53 System Boot Initiated 05/28/10 17:34:28 System Event 05/28/10 17:34:27 System Event 05/28/10 16:33:49 System Event 05/28/10 16:33:13 System Event 05/28/10 16:32:33 System ACPI Power State Boot Save & Exit View System Event Log F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 266 システム BIOS(SETUP)のセットアップ Clear BMC Configurationの注意事項 重要 ⓦ BMCのマネージメントLAN関連の本設定についてはBIOSセットアッ プユーティリティのLoad Setup Defaultを実行してもデフォルトに戻 りません(デフォルトに戻すにはClear BMC Configurationを実行し てください)。 ⓦ Clear BMC Configuration実行後の初期化が完了するまでには数十秒 程度かかります。 ⓦ 本体装置にバンドルされている管理ソフト「ESMPRO/ServerAgent Extension」をご使用の場合は、ESMPRO/ServerAgent Extensionで 設定された項目もClear BMC Configurationの操作にてクリアされます。 ESMPRO/ServerAgent Extensionをご使用の場合には、本操作を行う 前にESMPRO/ServerAgent Extensionの設定情報のバックアップを 行ってください。 ハードウェア編 267 Boot カーソルを「Boot」の位置に移動させると、起動順位を設定するBootメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Configuration Quiet Boot Bootup Numlock State Setup Prompt Timeout [Disabled] [Off] 5 Boot Boot Boot Boot Boot [CD/DVD Drive] [Y-E DATAUSB-FDU 7.03] [Hard Drive] [IBA GE Slot 0100 v...] Option Option Option Option Option Priorities #1 #2 #3 #4 Boot Save & Exit Disables/Enables the Quiet Boot option CD/DVD ROM Drive BBS Priorities Floppy Drive BBS Priorities Hard Drive BBS Priorities Network Drive BBS Priorities F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 Boot Configuration Quiet Boot パラメータ − [Disabled] Enabled Bootup Numlock State On [Off] 数値 Setup Prompt Timeout Boot Option Priorities Boot Option #1 Boot Option #2 Boot Option #3 Boot Option #4 CD/DVD ROM Drive BBS Priorities Floppy Drive BBS Priorities Hard Drive BBS Priorities Network Drive BBS Priorities − − − − − − 説 明 − 起動時の自己診断(POST)の実行画面を表 示させるか、表示させないかを設定します。 「Enabled」に設定すると、POSTの間、白 い画面を表示し、POSTの内容を隠します。 「BIOS Redirection Port」が有効に設定され ている場合には、「Unavailable」と表示さ れ、設定を変更することはできません。 必 ずDisabled状態として動作します。 再び「BIOS Redirection Port」を無効に設 定すれば、既存の設定値が表示され、 設定 を変更することができます。 システム起動時にNumlockの有効/無効を設 定します POST中にSetupを起動するためのF2キーの 入力待ち時間を設定します。 − 起動デバイスの優先順位を表示します。 全てのBoot OptionをDisabledに設定すると POST終了時にSETUPが起動します。 各BBSでの起動優先順位を設定します。 − − − [ ]: 出荷時の設定 268 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 1. BIOSは起動可能なデバイスを検出すると、該当する表示項目にそのデバイスの情 報を表示します。 2. <↑>キー/<↓>キーと<+>キー/<−>キーで登録した起動デバイスの優先順位 (1位から4位)を変更できます。 各デバイスの位置へ<↑>キー/<↓>キーで移動させ、<+>キー/<−>キーで優先 順位を変更できます。 Save & Exit カーソルを「Save & Exit」の位置に移動させると、Save & Exitメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Save Options Save Changes and Exit Discard Changes and Exit Save Changes Discard Changes Load Setup Defaults Security Server Boot Save & Exit Exit system setup after saving the changes. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. このメニューの各オプションについて以下に説明します。 重要 モデルによっては、出荷時の設定とデフォルト値が異なる場合があります。こ の項で 説明してい る設定一 覧を参照し て使用する 環境に合 わせた設定 に直す 必要があります。 Save Changes and Exit 新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存してSETUPを終わらせる時 に、この項目を選択します。選択すると、確認画面が表示されます。 ここで、 「Yes」を選ぶと新たに選択した内容を CMOSメモリ内に保存してSETUPを 終了し、 自動的にシステムを再起動します。 Discard Changes and Exit 新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存しないでSETUPを終わらせたい時に、この項目 を選択します。選択すると、確認画面が表示されます。 ここで、 「Yes」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存しないでSETUPを終了 し、自動的にシステムを再起動します。 ハードウェア編 269 Save Changes 新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存する時に、この項目を選択します。選択すると、 確認画面が表示されます。 ここで、「Yes」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存します。 Discard Changes CMOSメモリに値を保存する前に今回の変更を以前の値に戻したい場合は、 この項目を選択し ます。選択すると確認画面が表示されます。 ここで、「Yes」を選ぶと新たに選択した内容が破棄されて、以前の内容に戻ります。 Load Setup Defaults SETUPの すべての値を デフォルト値 に戻したい時 に、この項目を 選択します。選択 すると、 確認画面が表示されます。 ここで、「Yes」を選択すると、SETUPのす べての値をデフォルト値に戻し てSave & Exitメ ニューに戻ります。 270 リセットとクリア リセットとクリア 本装置が動作しなくなったときや BIOSで設定した内容を出荷時の設定に戻すときに参照して ください。 リセット OSが起動する前に動作しなくなったときは、<Ctrl>キーと<Alt>キーを押しながら、<Delete> キーを押してください。リセットを実行します。 重要 リセットは、本体のDIMM内のメモリや処理中のデータをすべてクリアしてし まいます。ハングアップしたとき以外でリセットを行うときは、本装置がなに も処理していないことを確認してください。 強制電源OFF OSから シャットダウンできなくなったときや、POWER スイッチを押しても電源を OFFにで きなくなったとき、リセットが機能しないときなどに使用します。 本体のPOWERスイッチを4秒ほど押し続けてください。電源が強制的にOFFになります。 (電 源を再びONにするときは、電源OFFから約10秒ほど待ってから電源をONにしてください。 ) 重要 リモートパワーオン機能を使用している場合は、一度、電源をONにし直して、 OSを起動させ、正常な方法で電源をOFFにしてください。 ハードウェア編 271 CMOSメモリ・パスワードのクリア 本装置が持 つセットアップユーティリティ「SETUP」では、本装置内部のデータを第三者か ら保護するために独自のパスワードを設定することができます。 万一、パスワードを忘れてしまったときなどは、ここで説明する方法でパスワードをクリアす ることができます。 また、本装 置のCMOSメモ リに保存されている内 容をクリアする場合 も同様の手順で行いま す。 重要 CMOS メモリの内 容をクリア するとSETUP の設定内 容がすべて デフォルト の設定に戻ります。 パスワード/CMOSメモリのクリアはマザーボード上のコンフィグレーションジャンパスイッ チを操作して行います。ジャンパスイッチは下図の位置にあります。 重要 その他のジャンパの設定は変更しないでください。本装置の故障や誤動作の原 因となります。 マザーボード クリア 保持 パスワードの保持/クリア用ピン クリア 保持 CMOSメモリ内容の 保持/クリア用ピン 272 リセットとクリア それぞれの内容をクリアする方法を次に示します。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で持ち上げない 中途半端に取り付けない カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない <CMOSメモリのクリア> 1. 168ページを参照して準備をする。 2. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外す。 3. クリアしたい機能のジャンパスイッチの位置を確認する。 4. ジャンパスイッチの設定を変更する。 前ページの図を参照してください。 5. 5秒ほど待って元の位置に戻す。 6. 取り外した部品を元に組み立てる。 7. 電源コードを接続して本体の電源をONにする。 8. <F2>キーを押してBIOS SETUPユーティリティを起動し、Save & Exitメ ニューから「Load Setup Defaults」を実行する。 ハードウェア編 273 <パスワードのクリア> 1. <CMOSメモリのクリア>の1∼5の手順同様にパスワードクリアのジャンパス イッチの設定を変更する。 2. 取り外した部品を元に組み立て、POWERスイッチを押す。 3. <F2>キーを押してBIOS SETUPユーティリティを起動し、パスワードを設定し 直して「Save Changes and Exit」を実行する。 4. 電源を落とし、ジャンパスイッチを元に戻す。 5. 再度、本体を元通りに組み立てる。 割り込みライン 割り込みラインは、出荷時に次のように割り当てられています。オプションを増設するときな どに参考にしてください。 IRQ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 周辺機器(コントローラ) システムタイマ ー ー COM 2シリアルポート COM 1シリアルポート SM Bus PCI PCI リアルタイムクロック ACPI Compliant System PCI マザーボードリソース IRQ 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 周辺機器(コントローラ) PCI 数値演算プロセッサ ー PCI LAN1, VGA LAN2, PCI PCI PCI USB USB USB USB 274 RAID システムのコンフィグレーション RAIDシステムのコンフィグレーション ここでは、本体装置のオンボードの RAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)を使用し て、内蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムとして使用する方法について説明します。 オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)によるRAIDシステムの使用方法につ いては、オプションに添付の説明書などを参照してください。 RAIDについて RAIDの概要 RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは 直訳すると低価格ディスクの冗長配列となり、ハードディスクドライブを複数まとめて扱う技 術のことを意味します。 つまり RAIDとは複数のハ ードディスクドラ イブを1つ のディスクアレイ (ディスクグループ ) として構成 し、これらを効率よ く運用すること をいいます。これ により単体の大 容量ハード ディスクドライブより高いパフォーマンスを得ることができます。 RAIDコントローラ(オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)または、 オプ ションの RAIDコントローラ(MN8103-129/130))では、1つの ディスクグループを複数の論 理ドライブ(バーチャルディスク)に分けて設定することができます。これらのバーチャルディ スクは、OSからそれぞれ1つのハードディスクドライブとして認識されます。OSからのアク セスは、ディスクグループを構成している複数のハードディスクドライブに対して並行して行 われます。 また、使用するRAID レベルによっては、あるハードディスクドライブに障害が発生した場合 でも残っているデータやパリティからリビルド機能によりデータを復旧させることができ、高 い信頼性を提供することができます。 重要 オンボードのRAIDコントローラおよびMN8103-129/130実装時には、休 止状態、スタンバイへの移行は行わないでください。 ハードウェア編 275 RAIDレベルについて RAID機能を実現する記録方式には、複数の種類(レベル)が存在します。その中でオンボードの RAID コ ント ロ ーラ (LSI Embedded MegaRAID) が サ ポー ト する RAIDレ ベ ルは、「RAID 0」 「RAID 1」 「RAID 10」 、オプションのRAIDコントローラがサポートするRAIDレベルは、「RAID 0」「RAID 1」 「RAID 5」 「RAID 6」 「RAID 10」「RAID 50」です。ディスクグループを作成す る上で必要となるハ ードディスクドライブの数量はRAIDレベルごとに異な りますので、下の 表で確認してください。 RAIDレベル RAID0 RAID1 RAID5 RAID6 RAID10 RAID50 * 必要なハードディスクドライブ数 最小 最大 1 8 2 2 3 8 4* 8 4 8 6 8 ハードディスクドライブ3台でRAID6を構成する(データx1 + パリティ x2) 機能もありますが、一般的でないため本書では4台以上とします。 重要 RAID コント ロー ラの種 類に よりサ ポート して いるRAID レベ ルが異 なりま す。構築す るRAIDレベルに合 わせてRAIDコントロ ーラを取り付けてくださ い。 各RAIDのレベル詳細は、「RAIDレベル」 (277ページ)を参照してください。 ヒント ディスクグループ(Disk Group) ディスクグループは複数のハードディスクドライブをグループ化したものを表します。設定可 能なディスクグループの数は、ハードディスクドライブの数と同じ数です。 次の図はオンボードの RAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)または、オプションの RAIDコ ントローラにハードディス クドライブ を 3台接続し、3台で 1つのディスクグループ (DG)を作成した構成例です。 RAIDコントローラ DG0 容量 108GB ハードディスク ドライブ1 (36GB) ハードディスク ドライブ2 (36GB) ハードディスク ドライブ3 (36GB) 276 RAID システムのコンフィグレーション バーチャルディスク(Virtual Disk) バーチャルディスクは作成したディスクグループ内に、論理ドライブとして設定したものを表 し、OSからは物理ドライブとして認識されます。設定可能なバーチャルディスクの数は、ディ スクグループ当たり最大16個、コントローラ当たり最大64個になります。 次の図はオンボードのRAID コントローラ(LSI Embedded MegaRAID)または、オプションの RAIDコントローラにハードディスクドライブを3台接続し、3台で1つのディスクグループを 作成し、ディスクグループにRAID0のバーチャルディスク(VD)を2つ設定した構成例です。 RAIDコントローラ DG0 容量 108GB VD0-1 20GB VD0-2 20GB VD0-3 20GB VD0 (RAID0) 容量 60GB VD1-1 16GB VD1-2 16GB VD1-3 16GB VD1 (RAID0) 容量 48GB ハードディスク ドライブ1 (36GB) ハードディスク ドライブ2 (36GB) ハードディスク ドライブ3 (36GB) パリティ (Parity) 冗長データのことです。複数台のハードディスクドライブのデータから1セットの冗長データ を生成します。 生成された冗長データは、ハードディスクドライブが故障したときにデータの復旧のために使 用されます。 ホットスワップ システムの稼働中に ハードディスクドライブ の脱着(交換)を手動で行う ことができる機能を ホットスワップといいます。 ホットスペア(Hot Spare) ホットスペアとは、冗長性のある RAIDレベルで構成された論理ドライブ配下のハードディス クドライブに障害が発生した場合に、代わりに使用できるように用意された予備のハードディ スクド ライブ です。ハードデ ィスクドラ イブ の 障害を検出 すると、障害 を検出した ハード ディスクドライブ を切り離し(オフライン)、ホットスペアを使用してリビルドを実行します。 ハードウェア編 277 RAIDレベル オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)または、オプションのRAIDコン トローラがサポートしているRAIDレベルについて詳細な説明をします。 オンボー ドのRAIDコントローラ (LSI Embedded MegaRAID) がサポートする RAIDレベルは、 「RAID 0」「RAID 1」 「RAID 10」、オプションのRAIDコントローラがサポートする RAIDレベ ルは、「RAID 0」「RAID 1」「RAID 5」 「RAID 6」「RAID 10」「RAID 50」です。 RAIDレベルの特徴 各RAIDレベルの特徴は下表の通りです。 *1 レベル RAID0 機 能 ストライピング 冗長性 なし RAID1 ミラーリング あり RAID5 データおよび冗長データ のストライピング あり RAID6 データおよび二重化冗長 データのストライピング あり RAID10 RAID1のストライピング あり RAID50 RAID5のストライピング あり 特 長 データ読み書きが最も高速 容量が最大 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 x ハードディスクドライブ台数 ハードディスクドライブが2台必要 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 ハードディスクドライブが3台以上必要 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 x (ハードディスクドライブ台数-1) ハードディスクドライブが4台以上必要* 1 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 x (ハードディスクドライブ台数-2) ハードディスクドライブが4台以上必要 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 x (ハードディスクドライブ台数÷2) ハードディスクドライブが6台以上必要 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 x (ハードディスクドライブ台数-2) ハードディスクドライブ 3 台で RAID6 を構成する(データ x1 + パリティ x2)機能もありますが、一般的でな いため本書では 4 台以上とします。 278 RAID システムのコンフィグレーション 「RAID0」について データを各ハードディスクドライブへ分散して記録します。この方式を「ストライピング」と 呼びます。 図ではストライプ1(ハードディスクドライブ1)、ストライプ2(ハードディスクドライブ2)、ス トライプ 3(ハード ディスクドライブ 3)・・・というように データが記録され ます。すべての ハードディスクドライブに対して一括してアクセスできるため、最も優れたディスクアクセス 性能を提供することができます。 重要 RAID0はデータ の冗長性がありませ ん。ハードディスクドライ ブが故障する とデータの復旧ができません。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ハード ディスク ドライブ3 ストライプ1 ストライプ2 ストライプ3 ストライプ4 ストライプ5 ストライプ6 「RAID1」について 1つのハー ドディスクドライブ に対してもう 1つのハードディ スクドライブ へ 同じデータを 記録する方式です。この方式を「ミラーリング」と呼びます。 1台のハ ードディスクドライ ブ にデータを 記録するとき同時 に別のハードディス クドライブ に同じデータが記録されま す。一方のハードディスクドライブ が 故障したときに同じ内容が 記録されているもう一方のハ ードディスクドライブ を代わりと して使用することができるた め、システムをダウンすることなく運用できます。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ストライプ1 ストライプ1 ストライプ2 ストライプ2 ハードウェア編 279 「RAID5」について RAID0 と同様に、データを各ハードディスクドライブ へ「ストライピング」方式で分散して 記録しますが、そのときパ リティ (冗長データ)も各ハードディスクドライブ へ分散して記録 します。この方式を「分散パリティ付きストライピング」と呼びます。 データをストライプ (x)、ストライプ(x+1)、そしてストライプ(x) とストライプ(x+1)から生成 されたパリティ (x, x+1)というように記録します。そのためパリティとして割り当てられる容 量の合計は、ちょうどハードディスクドライブ1台分の容量になります。ロジカルドライブを 構成するハードディスクドライブ のうち、いずれかの1台が故障しても問題なくデータが使用 できます。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ3 ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ストライプ1 ストライプ2 パリティ(1,2) ストライプ4 パリティ(3,4) ストライプ3 パリティ(5,6) ストライプ5 ストライプ6 「RAID6」について RAID5と同様に「ストライピング」方式で記録しますが、通常のパリティ (P)と、何らかの係 数による重み付け など異なる計算手法を用いた別のパリティ (Q)の、2種類のパリティを使用 しま す。この方式を「二重 化分散パリテ ィ付きストライ ピング」と呼びま す。そのためパリ ティとして割り当てられる容量の合計は、ちょうどハードディスクドライブ2台分の容量にな ります。ロジカルドライブを構成するハードディスクドライブのうち、いずれかの2台が故障 しても問題なくデータが使用できます。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ハード ディスク ドライブ3 ストライプ1 ストライプ2 パリティP(1,2) パリティQ(1,2) ストライプ4 パリティP(3,4) パリティQ(3,4) ストライプ3 パリティP(5,6) パリティQ(5,6) ストライプ5 ストライプ6 パリティQ(7,8) ストライプ7 ストライプ8 パリティP(7,8) ハード ディスク ドライブ4 280 RAID システムのコンフィグレーション 「RAID10」について データを2つのハードディスクドライブ へ「ミラーリング」方式で分散し、さらにそれらのミ ラーを「スト ライピング」方 式で記録し ますので、RAID0 の高い ディスクア クセス性能 と、 RAID1 の高信頼性を同時に実現することができます。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ3 ハード ディスク ドライブ4 ストライプ1 ストライプ2 ストライプ2 ストライプ3 ストライプ3 ストライプ4 ストライプ4 ストライプ5 ストライプ5 ストライプ6 ストライプ6 ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ストライプ1 RAID1 RAID1 RAID0 「RAID50」について データを各ハードディス クドライブ へ「分散パリティ付き ストライピング」で分散し、さら にそれらを「ストライピング」方式で 記録しますので、RAID0 の高いディスクアクセス性能 と、RAID5 の高信頼性を同時に実現することができます。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ハード ディスク ドライブ3 ハード ディスク ドライブ4 ストライプ1 ストライプ2 パリティ(1, 2) ストライプ3 ストライプ4 パリティ(3, 4) ストライプ6 パリティ(5, 6) ストライプ5 ストライプ8 パリティ(7, 8) ストライプ7 パリティ(9, 10) ストライプ9 ストライプ10 パリティ(11, 12) ストライプ11 ストライプ12 RAID5 ハード ディスク ドライブ5 RAID5 RAID0 ハード ディスク ドライブ6 ハードウェア編 281 オンボードのRAIDコントローラのコンフィグレーション 本体装置のオンボードの RAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)を使用して、内蔵の ハードディスクドライブをRAIDシステムとして使用する方法について説明します。 ハードディスクドライブの取り付け 本体に構築したい RAIDレベルの最小必要台数以上のハードディスクドライブを取り付けてく ださい。取り付け手順については、 「3.5型ハードディスクドライブ」 (174ページ) 「2.5型ハー ドディスクドライブ」(178ページ)を参照してください。 重要 取 り付けるハ ードディス クドライ ブは同じ回 転速度のも のを使用 してくださ い。また、RAID1 を構築する場合 は、同じ容量のハードデ ィスクドライブを 使用することをお勧めします。 RAIDシステムの有効化 取り付けたハード ディスクドライブは、単一のハードディスクドライブか、RAIDシステムの ハードディスクドライブのいずれかで使用することができます。 RAIDシステムとして使用するためには、マザーボードの設定を変更してください。 ヒント BTOでRAID構成で出荷される場合は、RAIDシステムが有効に設定されていま す。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、 または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・ 修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 282 RAID システムのコンフィグレーション 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で持ち上げない 中途半端に取り付けない カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 1. 168ページを参照して取り外しの準備をする。 2. 169ページを参照してレフトサイドカバーを取り外す。 3. 固定ねじ(1本)を外し、ダクト カバーを取り外す。 4. ジャンパスイッチの位置を確認す る。 ハードウェア編 283 5. ジャンパスイッチの設定を変更する。 RAIDコンフィグレーション ジャンパ RAID構成 無効 マザーボード 6. 取り外したダクトカバーを取り付け、ネジ(1本)で固定する。 7. 取り外したレフトサイドカバーを取り付ける。 RAID構成 有効 284 RAID システムのコンフィグレーション RAIDシステム管理ユーティリティの起動と終了 オンボ ードのRAID コントロ ーラ(LSI Embedded MegaRAID)の管 理ユーティ リティは、LSI Software RAID Configuration Utilityです。 ヒント こ のコ ン フ ィグ レ ー ショ ン ユ ーテ ィ リ ティ は 本 装置 で サ ポー ト し てい る ESMPRO/ServerManagerのリモートコンソール機能では動作しません。 ユーティリティの起動 1. 本体装置の電源を投入して、POST画面で、以下の表示を確認したら、 <Ctrl>+<M>キーを押す。 Press Ctrl-M or Enter to run LSI Software RAID Setup Utility ユーティリティが起動し、以下に示すTOPメニューを表示します。 重要 <Ctrl>+<M>キーを押し忘れてしまったり、以下の画面が表示されずに進んで しまった場合は、再起動して<Ctrl>+<M>キーを押してください。 LSI Software RAID Configuration Utility Ver xxx XXXXXXXXX Management Menu Configure Initialize Objects Rebuild Check Consistency Configure VD(s) Use Cursor Keys To Navigate Between Items And Press Enter To Select An Option 以降の操作については、 「メニューツリー」 (285ページ)と「操作手順」 (287ペー ジ)を参考に操作および各種設定をしてください。 ハードウェア編 285 ユーティリティの終了 ユーティリティのTOPメニューで<Esc>キーを押します。 確認のメッセージが表示されたら「Yes」を選択してください。 Please Press <Ctrl> <Alt> <Del> to REBOOT the system. 上に示すメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押します。再起動します。 メニューツリー ◇:選択・実行パラメータ ●:設定パラメータ ・:情報表示 ◆:バーチャルドライブ生成後設定(変更)可能 メニュー 説明 ◇Configure Configuration設定を行う ◇Easy Configuration Configurationの設定(固定値使用) ◇New Configuration Configurationの新規設定 ◇View/Add Configuration Configurationの追加設定、表示 ◇Clear Configuration Configurationのクリア ◇Select Boot Drive 起動するバーチャルドライブを選択する ◇Initialize バーチャルドライブ初期化 ◇Objects 各種設定 ◇Adapter RAIDコントローラ設定 ◇Sel. Adapter アダプタの選択 ●Rebuild Rate 30 ●Chk Const Rate 30 ●FGI Rate 30 ●BGI Rate 30 ●Disk WC Off ●Read Ahead On ●Bios State Enable ●Cont on Error Yes ●Fast Init Enable ●Auto Rebuild On ●Auto Resume Enable ●Disk Coercion 1GB ●Factory Default デフォルト値に設定 ◇Virtual Drive バーチャルドライブ操作 ◇Virtual Drives バーチャルドライブの選択(複数バーチャルドライブが存在) ◇Initialize バーチャルドライブの初期化 ◇Check Consistency バーチャルドライブの冗長性チェック ◇View/Update Parameters バーチャルドライブ情報表示 ・ RAID RAIDレベルの表示 ・ SIZE バーチャルドライブの容量表示 ・ Stripe SIZE ストライプサイズの表示 286 RAID システムのコンフィグレーション メニュー 説明 ・ #Stripes バーチャルドライブを構成しているハードディスクドライブ 数を表示 ・ State バーチャルドライブの状態表示 ・ Spans スパンの設定状態表示 ・ Disk WC ライトキャッシュの設定表示 Off:Write Through On:Write Back ・ Read Ahead リードアヘッドの設定表示 ◇Physical Drive 物理ドライブの操作 ◇Physical Drive Selection Menu 物理ドライブの選択 ◇Make HotSpare オートリビルド用ホットスペアディスクに設定 ◇Force Online ディスクを強制的にオンラインにする ◇Change Drv State ディスクをオフラインまたはホットスペアをReadyにする ◇Drive Properties ハードディスクドライブ情報の表示 ・Device Type デバイス種類 ・Capacity 容量 ・Product ID 型番 ・Revision No. レビジョン ◇Rebuild リビルド実行 ◇Check Consistency バーチャルドライブの冗長性チェック ハードウェア編 287 操作手順 Configurationの新規作成/追加作成 ユーティリティの起動 コンフィグレーション情報の新規設定 (パックの設定/バーチャルドライブの設定) バーチャルドライブの設定内容確認 バーチャルドライブのイニシャライズ 整合性チェックの実施 ユーティリティの終了 1. ユーティリティを起動する。 2. TOPメニュー (Management Menu)より、 「Configure」→「New Configuration」を選択する。追加作成の場合は、「View/Add Configuration」 を選択する。 重要 ⓦ 「New Configuration」でConfigurationを作成の場合、既存のコン フィグレーション情報がクリアされます。既存のコンフィグレーション 情報に追加作成の場合は、「View/Add Configuration」を選択してく ださい。 ⓦ 「Easy Configuration」ではRAID1のスパンの作成、バーチャルドライ ブ容量の設定ができません。「New Configuration」か「View/Add Configuration」で作成してください。 288 RAID システムのコンフィグレーション 3. 確認のメッセージ (Proceed?) が表示されるので、「Yes」を選択する。 SCAN DEVICEが開始され(画面下にスキャンの情報が表示されます)、終了すると、 「New Configuration - ARRAY SELECTION MENU」画面が表示されます。 New Configuration - ARRAY SELECTION MENU PORT# 0 ■ READY 1 ■ READY 2 3 4 5 6 4. カーソルキーでパックしたいハードディスクドライブにカーソルを合わせ、スペー スキーを押す。 ハード ディス クドライ ブが選 択され ます(選択 ハード ディス クドライ ブの表 示が 「READY」から「ONLIN」になります) 。 New Configuration - ARRAY SELECTION MENU PORT# 0 ■ ONLIN A00-00 1 ■ ONLIN A00-01 2 3 4 5 6 5. <F10>キーを押して、Select Configurable Array(s)を設定する。 6. スペースキーを押す。 SPAN-1が設定されます。 Select Configurable Array(s) A-0 SPAN-1 ハードウェア編 289 7. <F10>キーを押してロジカルドライブの作成を行う。 「Virtual Drives Configure」画面が表示されま す。 (下図は、ハー ドディスクドライ ブ2台、RAID1を例にしています) Virtual Drives Configured LD 0 RAID 1 Size xxxMB #Stripes 2 StrpSz 64KB Status ONLINE Virtual Drive0 RAID = 1 Size = xxxxMB DWC = On RA = On Accept Span = NO 8. カーソルキーで「RAID」、 「Size」 、「DWC」 、「RA」 、 「Span」を選択し、 <Enter>キーで確定させ、各種を設定する。 (1) 「RAID」 :RAIDレベルの設定を行います。 パラメータ 備考 0 RAID0 1 RAID1 10 RAID1のスパン パックを組んだHDDの数によって選択可能なRAIDレベルが変わります。 (2) 「Size」:バーチャルドライブのサイズを指定します。本装置のマザーボード上 のRAIDコントローラは最大8個のバーチャルドライブが作成できます。 (3) 「DWC」 :Disk Write Cacheの設定を行います。 パラメータ 備考 Off ライトスルー On*1 ライトバック *1 推奨設定 本装置では性能を考慮し推奨設定を「On」としており ます。突然の電源断でキャッシュデータを消失する場合 がありますので、無停電電源装置(UPS)等で本体供給 電源の突然の電源断を防止するようにしてください。 なお「Off」へ変更した場合は性能がおよそ 50% 以下に 低下します。 (4) 「RA」:Read Aheadの設定を行います。 パラメータ 備考 Off 先読みを行わない On*1 先読みを行う *1 推奨設定 290 RAID システムのコンフィグレーション (5) 「Span」:Span設定を行います。 パラメータ 備考 SPAN=NO*1 Span設定を行わない SPAN=YES Span設定を行う *1 推奨設定 SPAN実行時は、パックを組む時に図の様に2組以上の同一パックを作成しま す。 RAID1のSPANの場合 ID RAID5のSPANの場合 ID 0 ■ ONLIN A01-01 0 ■ ONLIN A01-01 1 ■ ONLIN A01-02 1 ■ ONLIN A01-02 2 ■ ONLIN A02-01 2 ■ ONLIN A01-03 3 ■ ONLIN A02-02 3 ■ ONLIN A02-01 4 4 ■ ONLIN A02-02 5 5 ■ ONLIN A02-03 6 6 RAID1 RAID5 SPAN RAID1 9. SPAN RAID5 すべての設定が完了したら、 「Accept」を選択して、<Enter>キーを押す。 バーチャルド ライブが生成 され、 「Virtual Drive Configured」画面にバー チャルド ライブが表示されます。 10. バーチャルドライブを生成したら、<Esc>キーを押して画面を抜け、 「Save Configuration?」画面まで戻り、 「Yes」を選択する。 Configurationがセーブされます。 11. Configurationのセーブ完了メッセージが表示されたら、<Esc>キーでTOPメ ニュー画面まで戻る。 12. TOPメニュー画面より「Objects」→「Virtual Drive」→「View/Update Parameters」を選択してバーチャルドライブの情報を確認する。 13. TOPメニュー画面より「Initialize」を選択する。 14.「Virtual Drives」の画面が表示されたら、イニシャライズを行うバーチャルドラ イブにカーソルを合わせ、スペースキーを押す。 バーチャルドライブが選択されます。 15. バーチャルドライブを選択したら、<F10>キーを押してInitializeを行う。 実行確認画面が表示されるので、 「Yes」を選択するとInitializeが実行されます。 「Initialize Virtual Drive Progress」画面のメータ表示が100%になったら、Initialize は完了です。 16. Initializeを実施済みのバーチャルドライブに対して、整合性チェックを行う。 詳細な実行方法は「整合性チェック」 (293ページ)を参照してください。 17. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。 重要 ⓦ コンフィグレーションの作成を行った時は、必ず、整合性チェックを実 行してください。 ⓦ コンフィグレーション作成後、1回目の整合性チェックでは不整合を検 出・修正する場合がありますが問題ありません。 ハードウェア編 291 マニュアルリビルド ハードディスクドライブの交換 ユーティリティの起動 リビルド実行 ユーティリティの終了 1. ハードディスクドライブを交換し、装置を起動する。 2. ユーティリティを起動する。 3. TOPメニューより、「Rebuild」を選択する。 「Rebuild -PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU」画面が表示されます。 Rebuild - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU PORT# 0 ■ ONLIN A01-00 1 ■ FAIL A00-01 2 3 4 5 6 4. 「FAIL」になっているHDDにカーソルを合わせ、スペースキーで選択する。 (複数 のハードディスクドライブを選択可能(同時リビルド)) ハードディスクドライブが選択されると、 “FAIL”の表示が点滅します。 5. ハードディスクドライブの選択が完了したら、<F10>キーを押してリビルドを実 行する。 292 RAID システムのコンフィグレーション 6. 確認の画面が表示されるので、 「Yes」を選択する。 リビルドがスタートします。 「Rebuild Physical Drives in Progress」画面のメータ表示が100%になったらリビ ルド完了です。 7. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。 ホットスペアの設定 ハードディスクドライブの実装 ユーティリティの起動 ホットスペアの設定 ユーティリティの終了 1. ホットスペア用のハードディスクドライブを実装し、本体装置を起動する。 2. ユーティリティを起動する。 3. TOPメニューより、 「Objects」→「Physical Drive」を選択する。 「Objects - PHYSICAL DRIVE SELECTION MENU」画面が表示されます。 Objects - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU PORT# 0 ■ ONLIN A00-00 1 ■ ONLIN A00-01 2 ■ READY 3 4 5 6 4. ホットスペアに設定するハードディスクドライブにカーソルを合わせて、<Enter> キーを押す。 5. 「Port #X」の画面が表示されるので、 「Make HotSpare」を選択する。 6. 確認の画面が表示されるので、 「Yes」を選択する。 ハードディスクドライブの表示が、 「HOTSP」に変更されます。 ハードウェア編 293 7. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。 Objects - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU PORT# 0 ■ ONLIN A00-00 1 ■ ONLIN A00-01 2 ■ HOTSP 3 4 5 6 ⓦ ホットスペアの設定を取り消すには、「Objects」→「Physical Drive」 →「Port #X」→「Change Drv State」を選択します。 ⓦ ホットスペア用ハードディスクドライブが複数(同一容量)ある場合は、 CH番号/ID番号が小さいハードディスクドライブから順にリビルドが実 施されます。 チェック 整合性チェック ユーティリティの起動 整合性チェックの実行 ユーティリティの終了 1. 2. ユーティリティを起動する。 TOPメニューより、「Check Consistency」を選択する。 「Virtual Drives」の画面が表示されます。 3. 整合性チェックを行うバーチャルドライブにカーソルを合わせ、スペースキーを押 す。 バーチャルドライブが選択されます。 4. バーチャルドライブを選択したら、<F10>キーを押して、整合性チェックを行う。 5. 確認画面が表示されるので、 「Yes」を選択する。 整合性チェックが実行されます。 「Check Consistency Progress」画面の メー タ表 示が 100% にな ったら、整 合性 チェックは完了です。 294 RAID システムのコンフィグレーション 6. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。 重要 コンフィグレーションの作成を行った時は、必ず、整合性チェックを実行して ください。 その他 (1) Clear Configuration コン フィグ レーシ ョン 情報の クリア を行い ます。TOPメ ニュー より、「Configure」→ 「Clear Configuration」を選択します。「Clear Configuration」を実行すると、RAIDコン トロ ーラ、ハ ード ディ スク ドラ イブ のコ ンフ ィグ レー ショ ン情 報が クリ アさ れま す。 「Clear Configuration」を実行すると、RAIDコントローラのすべてのチャネルのコンフィ グレーション情報がクリアされます。 ⓦ RAIDコントローラとハードディスクドライブのコンフィグレーション 情報が異なる場合、RAIDコントローラのコンフィグレーション情報を 選んでのコンフィグレーションが正常に行えません。その場合には、 「Clear Configuration」を実施して、 再度コンフィグレーションを作成し てください。 ⓦ バーチャルドライブ単位の削除は、このユーティリティではできませ ん。Universal RAID Utilityを使用してください。 チェック (2) Force Online Fail状態のハードディスクドライブをオンラインにすることができます。TOPメニューよ り、 「Objects」→「Physical Drive」→ハードディスクドライブ選択→「Force Online」 (3) Rebuild Rate Rebuild Rateを設定します。 TOPメニューより、 「Objects」→「Adapter」→「Sel. Adapter」→「Rebuild Rate」を選択。 0%∼100%の範囲で設定可能。デフォルト値(設定推奨値)30%。 (4) ハードディスクドライブ情報 ハードディスクドライブの情報を確認できます。 TOPメニューよ り、 「Objects」→「Physical Drive」→ハードディス クドライブ 選択→ 「Drive Properties」を選択。 ハードウェア編 295 LSI Software RAID Configuration UtilityとUniversal RAID Utility オペレーティングシステム起動後、LSI Embedded MegaRAIDのコンフィグレーション、および、管 理、監視を行うユーティリティとしてUniversal RAID Utilityがあります。 LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utility を併用する上で留意すべき点につ いて説明します。 用語 LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utility は、使用する用語に差分がありま す。LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utility を併用するときは、以下の表 を元に用語を読み替えてください。 LSI Software RAID Configuration Utility の使用用語 Universal RAID Utilityの使用用語 RAIDビューア raidcmd Adapter RAIDコントローラ RAID Controller Virtual Drive 論理ドライブ Logical Drive Array ディスクアレイ Disk Array Physical Drive 物理デバイス Physical Device 番号とID RAID シス テム の 各コ ン ポー ネン ト を管 理す る ため の 番号 は、LSI Software RAID Configuration UtilityとUniversal RAID Utilityでは表示方法が異なります。 以下の説明を元に識別してください。 AdapterとRAIDコントローラ LSI Software RAID Configuration Utilityは、Adapterを0から始まる番号で管理します。Adapterの 番号を参照するには、[Objects]メニューの[Sel. Adapter] で参照できます。 Universal RAID Utilityは、 RAIDコントローラを1から始まる番号で管理します。Universal RAID Utility でRAIDコントローラの番号を参照するには、RAIDビューアでは、RAIDコントローラのプロパティの [番号] を、raidcmdでは、RAIDコントローラのプロパティの[RAID Controller #X] を参照します。ま た、Universal RAID Utility で は、LSI Software RAID Configuration Utility の メニ ュ ー で 管 理 する Adapter番号もRAIDコントローラのプロパティの[ID] で参照できます。 Virtual Driveと論理ドライブ LSI Software RAID Configuration Utilityは、Virtual Driveを0から始まる番号で管理します。Logical Driveの番号を参照するには、[Objects]メニューの[Virtual Drives]で参照できます。 Universal RAID Utilityは、論理ドライブを1から始まる番号で管理します。Universal RAID Utilityで 論理ド ライブの番 号を参照 するには、RAIDビ ューアで は、論理ドライ ブのプロ パティの [番号]を、 raidcmdでは、論理ドライブのプロパティの[RAID Controller #X Virtual Drive #Y] を参照します。ま た、Universal RAID Utilityでは、LSI Software RAID Configuration Utilityの 管理する論理ドライブ 番号も論理ドライブのプロパティの[ID] で参照できます。 296 RAID システムのコンフィグレーション ディスクアレイ LSI Software RAID Configuration Utilityは、ディスクアレイを0から始まる番号で管理します。ディ スク ア レ イ の 番 号 は、[Objects] メ ニュ ー の [Physical Drive] の[Objects - PHYSICAL DRIVE SELECTION MENU]の[Axx]で参照できます。 Universal RAID Utility は、ディスクアレイを1から始まる番号で管理しま す。Universal RAID Utility でディスクアレイの番号を参照するには、RAIDビューアでは、論理ドライブのプロパティの[ディス クアレイ] を、raidcmdでは、ディスクアレイのプロパティの[RAID Controller #X Disk Array #Y] を 参照します。 Physical Driveと物理デバイス LSI Software RAID Configuration Utilityは、Physical DriveをPort番号で管理します。Physical Drive のPort 番 号 は [Objects]メ ニ ュ ー の [Physical Drive] で[Objects - PHYSICAL DRIVE SELECTION MENU]の[Port #]で参照できます。 Universal RAID Utilityは、物理デバイスを 1から始まる番号とIDで管理します。番号は接続している 物理デバイスを[ID] の値を元に昇順に並べ、値の小さいものから順番に1から始まる値を割り当てた ものです。IDは、LSI Software RAID Configuration Utilityで表示するPort番号と同じ値です。 Universal RAID Utility で物理デバイスの番号と IDを参照するには、RAID ビューアでは、物理デバイ スのプロパティの[番号] と[ID] を、raidcmdでは、物理デバイスのプロパティの[RAID Controller #X Physical Device #Y] と[ID] を参照します。 ハードウェア編 297 優先度の設定 LSI Software RAID Configuration Utilityでは、RAIDコントローラのリビルド優先度、整合性 チェック優先度の設定項目を数値で表示/設定しますが、Universal RAID Utilityは、高/中/低 の 3つのレベルにまるめて表 示/設定します。それぞれの 項目ごとの数値とレベルの対応につ いては、以下の表を参照してください。 たとえば、LSI Software RAID Configuration Utilityで、RAIDコントローラの[Rebuild Rate] を“10”に設定したとき、Universal RAID utilityは、その RAIDコントローラの[リビルド優 先度]を“中”という値で表示します(RAIDコントローラの[リビルド優先度]は“10”で 動作します)。 Universal RAID Utilityで、RAIDコントローラの[リビルド優先度]を“High”に設定したと き、[リビルド優先度]は、“20”で動作します。LSI Software RAID Configuration Utilityで そのRAIDコントローラの[Rebuild Rate]を参照すると、 “20”と表示します。 LSI Software RAID Configuration Utilityでの設定値とUniversal RAID Utilityの表示レベル LSI Software RAID Configuration Utility の設定値 項目 15∼100 リビルド優先度 LSI Software RAID Configuration Utility 8∼14 のRebuild Rate 0∼7 15∼100 整合性チェック優先度 LSI Software RAID Configuration Utility 8∼14 のChk Const Rate 0∼7 Universal RAID Utility 表示レベル 高(High) 中(Middle) 低(Low) 高(High) 中(Middle) 低(Low) Universal RAID Utilityでレベル変更時に設定する値 Universal RAID Utility 選択レベル 項目 高(High) リビルド優先度 LSI Software RAID Configuration Utility 中(Middle) のRebuild Rate 低(Low) 高(High) 整合性チェック優先度 LSI Software RAID Configuration Utility 中(Middle) のChk Const Rate 低(Low) 設定値 20 10 5 20 10 5 ⓦ LSI Software RAID Configuration Utilityでは、FGI(フォアグラウンドイニ シャライズ)、BGI Rate(バックグラウンドイニシャライズの優先度)も設 定できますが、Universal RAID Utilityではバックグラウンドイニシャラ イズの優先度は設定できません。 ⓦ Universal RAID Utilityは、初期化優先度も設定できますが、 「LSI Embedded MegaRAID」に対して、初期化優先度を設定できません。そ のため、RAIDビューアのプロパティの[オプション] タブに[初期化優先 度] の項目は表示しません。また、raidcmdコマンドで初期化優先度を設 定すると失敗します。 ヒント 298 メモ メ モ 299 3 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 200Ef ソフトウェア編 FT8600シリーズ用に用意されているソフトウェアについて説明します。 添付のDVDについて(300ページ) 本体に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに収められているソフトウェアにつ いて紹介します。 EXPRESSBUILDER(302ページ) セットアップツール「EXPRESSBUILDER」について説明します。 ExpressPicnic(306ページ) シームレスセットアップ用パラメータファイルを作成するツール「ExpressPicnic」 について説明します。 本体用バンドルソフトウェア(317ページ) 本装置にインストールするバンドルソフトウェアについて説明します。 管理PC用バンドルソフトウェア(324ページ) 本体を監視・管理するための管理PCにインストールするバンドルソフトウェ アについて説明します。 ONL-511-017-01-200Ef-000-03-1007 300 添付の DVD について 添付のDVDについて 添付の「EXPRESSBUILDER®」DVDには、本装置を容易にセットアップするためのユーティ リティや各種バンドルソフトウェアが収録されています。これらのソフトウェアを活用するこ とにより、本装置の機能をより多く引き出すことができます。 「EXPRESSBUILDER」DVDは、本装 置の設定が 完了した後 でも、OSの再 インストールや BIOSのアップデートな どで使用する機会があります。紛失し ないように大切に保存しておいてください。 E XP R 重要 R E SSB UIL D E セットアップユーティリティ EXPRESSBUILDER(302ページ) RAIDシステム管理ユーティリティ 本装置 Universal RAID Utility(320ページ ) 管理PC LAN セットアップユーティリティ システム管理ユーティリティ ⓦ EXPRESSBUILDER*(302ページ) ⓦ ExpressPicnic(306ページ) ⓦ ESMPRO/ServerAgent(317ページ) ⓦ ESMPRO/ServerAgent Extension( 319ページ) ⓦ システム診断ユーティリティ(330ページ) ⓦ 保守ツール(372ページ) その他 各種オンラインドキュメント (HTML/PDF) システム管理ユーティリティ ⓦ ESMPRO/ServerManager(324ページ) * コンソールレスで操作する場合。COMポートも使用可能。 ヒント オプションの RAIDコント ローラ(MN8103-129/130)を利用してRAID システ ムの 設定を する RAIDユ ーテ ィリテ ィはボ ード 上のチ ップに 搭載 されて いま す。これらのユ ーティリティの操作 方法については、オプ ションのRAID コン トローラに添付の説明書を参照してください。 ソフトウェア編 301 CD-ROM装置のみの管理PCを使用したいとき EXPRESSBUILDERはDVDにて提供しているため、DVDが読み込める装置のあるコンピュー タでな いと各種ソフトウェアのイ ンストールをすることが できません。CD-ROM装置のみの クライアントマシンへソフトウェアをインストールしたい場合は、次のような手順にて、いっ たんCD-R等へコピーしてから使用してください。 重要 本手順 は、クライアントへソフトウェアを インストールする目的に限り、CD 1枚分のみコピーすることができます。 1. 本装置など、DVDが読み込める装置へ「EXPRESSBUILDER」DVDをセットす る。 2. オートランメニューが起動した場合は終了させる。 3. エクスプローラから、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納された以下のファイ ル・フォルダをハードディスクドライブへコピーする。 ¥(ルートフォルダ) : version.xmlをコピー | +--- ¥017 | +---- ¥ar_menu 以下すべて | +---- ¥doc以下すべて | +---- ¥win以下すべて 4. 手順3にてコピーしたファイル・フォルダをそのままのフォルダ構造にてCD-Rへ コピーする。 コピーするときは、ルートフォルダを一致させてください。 5. CD-Rへのコピーが完了したら、手順3にてコピーしたハードディスクドライブ上 のファイル・フォルダはすべて削除する。 6. 手順4で作成したCD-RをクライアントマシンのCD-ROM装置へセットする。 7. エクスプローラから、CD内の以下のファイルを実行する。 ¥017¥ar_menu¥autorun_menu.exe (32ビット版OSの場合) autorun_menu_x64.exe (64ビット版OSの場合) 302 EXPRESSBUILDER EXPRESSBUILDER 「EXPRESSBUILDER」は、OSのインストール、装置のメンテナンスなどをするためのソフ トウェアです。EXPRESSBUILDERからOSをインストールする際には、インストール対象の ハードディスクドライブ(またはRAIDシステムの論理ドライブ1台のみ)だけを接続して セットアップしてください。 各メニューの起動について 「EXPRESSBUILDER」DVDを本装置の光ディスクドライブにセットして起動すると、以下 のようなメニューが起動します。 Boot selection Os installation***default***......① Tool menu(Normal mode)............② Tool menu(Redirection mode).......③ ① Os installation 本項目を選択すると、Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されます。 ソフトウェア編 303 [はい]をクリックすると、EXPRESSBUILDERトップメニューが表示されます。 重要 本 ツールは Configuration Tool であり、Windows PE 3.0を使用 していま す。72時間継続して使用すると自動的に再起動されますのでご注意ください。 このメニューから、OSインストールのための「シームレスセットアップ」 (導入編 参照)や、以下のような機能をキックすることができます。 a) Windows用OEM-Diskを作成する Windowsのマニュアルセットアップで必要となるOEM-Diskを作成します(導 入編−マニュアルセットアップ参照) 。 b) RAIDのコンフィグレーション情報をセーブ/ロードする RAIDコントローラ上のRAIDコンフィグレーション情報を保存したり、復元し たりすることができます。 c) EXPRESSBUILDERにドライバをロードする 通常は使用しません。オプション製品を追加した場合に使用するときがありま す(導入編−応用セットアップ参照) 。 304 EXPRESSBUILDER ② Tool menu(Normal mode) 本項目を選択すると、ツールメニューが起動します。 このメニューから、以下のような保守/設定用の機能をキックすること ができます。 各機能の詳細については、運用・保 守編の保守ツール(372 ページ)を参照してく ださい。 ③ a) Maintenance Utility オフライン保守ユーティリティを起動します。 b) BIOS/FW Updating システムBIOSをアップデートします。 c) ROM-DOS Startup FD ROM-DOS起動FDを作成します。 d) Test and diagnostics システム診断を起動します。 e) System Management システムマネージメント機能を起動します。 Tool menu(Redirection mode) 本項目は、BIOSコンソールリダイレクション機能を使用して、コンソールレスにて 操作する場合にのみ選択してください。 チェック リモートKVM機能を使用しているときは、本項目ではなく②の項目を選択して ください。 このメニューからキックできる機能は、②のメニュ ーからキックできるものと同等 です。 ソフトウェア編 305 オートランで起動するメニュー Windowsが動作しているコンピュータへ添付のEXPRESSBUILDERをセットすると、オートラン 機能によりメニューが起動します。 ヒント セットしたタイミングによっては、自動的に起動しない場合があります。その ような場合は、いったんドライブから「EXPRESSBUILDER」DVDをイジェク トし、再度セットしてください。また、メニューを再表示させたいときは、エ クスプローラから「マイコンピュータ」を選択し、 「EXPRESSBUILDER」DVD をセットした光ディスクドライブのアイコンをダブルクリックしてください。 メニューか らは、Windows上で動作する各種バンドルソ フトウェアのインストールやオンラ インドキュメントを参照することができます。 ヒント オンラインドキュメントの中には、PDF形式の文書で提供されているものもあ り ます。このフ ァイル を参照す るには、あら かじめ Adobeシ ステム ズ社製の Adobe Readerがインストールされている必要があります。Adobe Reader がイ ンストールされていないときは、あらかじめAdobeシステム社のインターネッ トサイトよりAdobe Readerをインストールしておいてください。 メニューの操作は、ウィンドウに表示されているそれぞれの項目をクリックするか、右クリッ クして現れるショートカットメニューを使用してください。また、一部のメニュー項目は、メ ニューが動作しているシステム・権限で実行できないとき、グレイアウト表示され選択できま せん。適切なシステム・権限で実行してください。 チェック 「EXPRESSBUILDER」 DVDを光ディスクドライブから取り出す前に、メニュー およびメニューから起動したオンラインドキュメント、各種ツールは終了させ ておいてください。 306 ExpressPicnic ExpressPicnic 「ExpressPicnic ®」は、EXPRESSBUILDERのシームレスセットアップで使用する「パラメー タファイル」を作成するツールです。 EXPRESSBUILDER とExpressPicnic で作成した パラメータファイルを使っ てセットアップ をすると、い くつかの確 認のためのキ ー入力を除き OS の インストール から各種ユ ーティリ ティのインストールまでのセットアップを自動で行えます。また、再インストールのときに前 回 と同 じ 設定 で イ ンス ト ール す るこ と が でき ま す。 「パ ラ メー タ ファ イ ル」を作 成 し て、 EXPRESSBUILDER からセットアップすることをお勧めします。 フロッピーディスクをご使用の場合は、別途USB フロッピーディスクドライブをご用意くだ さい。 重要 Windows Server 2008 R2,Windows Server 2008, Windows Server 2003用の「パラメータファイル」が作成できます。 「パラメータファイル」がなくてもシームレスセットアップは可能です。また、 ヒント 「パラメータファイルの入ったFD 」は、EXPRESSBUILDER を使ったセットアッ プの途中で作成または修正することもできます。 チェック Flash FDDに保 存したパ ラメータ を使って のセット アップは サポート してい ません。 パラメータファイルの作成 OSをインストールするために必要なセットアップ情報を設定し、 「パラメータファイル」を作 成します。以下の手順に従ってください。 重要 パラメータファイルの作成中は、絶対に[EXPRESSBUILDER]DVDをドライ ブから取り出さないでください。 ExpressPicnicは次のOS上で動作します。 ヒント − Windows Server 2008 R2(フルインストール) (ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください) − Windows Server 2008(フルインストール) (ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください) − Windows Server 2003 R2, x64 Editions, Windows Server 2003 − Windows 7 (ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください) − Windows Vista (ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください) − Windows XP x64, Windows XP ソフトウェア編 307 1. OSを起動する。 2. 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブにセットする。 3. 画面上で右クリックするか、[Windowsをセットアップする]を左クリックする。 4. [ExpressPicnic]をクリックする。 ExpressPicnic が起動します。 308 ExpressPicnic 5. パラメータのロード画面が表示されたら、[パラメータをロードしない] のチェック ボックスがオンになっていることを確認し[次へ]をクリックする。 6. インストールするOSを選択する。 [Windows(32bitエディション )をインストール する]または [Windows(64bitエディ ション)をインストールする]を選択し、[次へ]をクリックしてください。 7. RAID の設定をする。 [RAID の設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってか ら[次へ]をクリックしてください。 ソフトウェア編 309 重要 ExpressPicnicでは、 [接続され ている全物理デバイスの台数]はRAIDコン トロー ラがサポートしている 上限値になっています 。 「論理ドライブを作成す る物 理デバイスの台数」と「ホッ トスペアに指定される 物理デバイスの台数」 の合 計が、「対象装置に接続され ている全物理デバイ スの台数」を超えないよ うに注意してください。 論理ドライブの作成には、同型番の論理デバイスしか使用できません。 ヒント 8. メディアとパーティションの設定をする。 [メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。 「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディションおよび、イ ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容 を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 [Windows Server 2008 R2 の場合] [Windows Server 2008 の場合] 310 ExpressPicnic [Windows Server 2003 の場合] 重要 ⓦ Windows Server 2003 R2でサービスパックを適用する場合は、 シームレスセットアップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC2を適用してから「システムのアップデート」にてサービスパッ クを適用してください。 ⓦ パーティションサイズについて − OS をインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ ズを指定してください(52ページ、82ページ参照) 。 − 接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ い。 − RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ ん。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。 ⓦ Windows Server 2008 R2をご使用の場合、 「Windows システムド ライブの設定」で「既存のパーティションを使用する」を選択すると、 ブートパーティション(存在する場合)、Windowsパーティションの情 報はフォーマットされ、すべてなくなります。それ以外のパーティショ ンの情報は保持されます。下図は、情報が削除されるパーティションを 示しています。 ブートパーティション Windowsパーティション ユーザデータパーティション 削除 ⓦ 削除 保持 Windows Server 2008 または Windows Server 2003をご使用の 場合、「Windowsシステムドライブの設定」で「既存のパーティション を使用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマッ トされ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持 されます。 第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション 削除 ⓦ 保持 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん。「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティション を使用する」を選択しないでください。 ソフトウェア編 311 9. 基本情報の設定をする。 [基本情報の設定]画面が表示されます。ユーザ情報を入力して[次へ]をクリック してください。 [Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合] [Windows Server 2003 の場合] 重要 ヒント ⓦ Windows Server 2003の場合、コンピュータ名および使用者名の入 力は必須です。 ⓦ Windows Server 2008 R2 /Windows Server 2008の場合、コン ピュータ名および、次の条件を満たす Administratorパスワードの入 力は必須です。 − 6文字以上(半角) − 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む ⓦ パラメータファイルをロードした場合や、Step6以降の画面からStep5に 画面を戻した場合、「Administratorパスワード」および「Administratorパ スワードの確認」に値を設定していない場合でも「●●●●●●」が表 示されます。 ⓦ Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合、使用者名は 「Administrator」固定です。 312 ExpressPicnic 10. ネットワークプロトコルの設定をする。 [ネットワークプロトコルの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要な ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 カスタム設定での登録順は、LAN ポートの番号と一致しない場合があります。 ヒント 11. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。 [参加ドメイン・ワーク グループの指定]画面が表示されます。設定内容を確 認し、 必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 ソフトウェア編 313 12. コンポーネントの設定をする。 [コンポーネントの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を 行ってから[次へ]をクリックしてください。 [Windows Server 2008 R2(フルインストール)/ Windows Server 2008(フルインストール)の場合] [Windows Server 2008 R2(ServerCoreインストール)/ Windows Server 2008(ServerCoreインストール)の場合] 314 ExpressPicnic [Windows Server 2003の場合] 13. アプリケーションの設定をする。 [アプリケーションの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なアプリ ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。 [Windows Server 2008 R2 / Windows Server 2008の場合] [Windows Server 2003の場合] ソフトウェア編 315 「追加アプリケーションのインストール」について ヒント 「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最 後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす る機能です。 14. パラメータをセーブする。 [パラメータのセーブ]画面が表示されます。 「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ トした後、パラメー タファイルのパスをボッ クスへ入力し、[次へ]をクリックし ます。 チェック パラメータファイルのパス、およびファイル名に日本語は使用しないでくださ い。 316 ExpressPicnic 15. フロッピーディスクに保存する。 「パラメータファイルの入ったFD 」が作成できました。 [はい]をクリックし、パラメータファイルの作成を終了してください。 ヒント ⓦ 既存の情報ファイル(パラメータファイル)を修正する場合は、[パラ メータのロード]画面で、パラメータをロードするをクリックしてくださ い。ヘルプを参照して情報ファイルを修正してください。 ⓦ 途中で終了する場合は、画面右上の[ ]をクリックしてください。 ソフトウェア編 317 本体用バンドルソフトウェア 本体にバンドルされているソフトウェアの紹介およびインストールの方法について簡単に説 明します。詳細はオンラインドキュメントをご覧ください。 ESMPRO/ServerAgent(Windows版) ESMPRO/ServerAgent(Windows版)は本装置にインストールする本体監視用アプリケー ションです。 EXPRESSBUILDERのシームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 ここでは個別にインストールする場合に知っておいていただきたい注意事項とインストール の手順を説明します。 ヒント 運用上の注意事項については、添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラ インドキュメント「ESMPRO/ServerAgent(Windows版)インストレーション ガイド」に記載しています。ご覧ください。 インストール前の準備 ESMPRO/ServerAgent(Windows版)を動作させるためには対象OSのTCP/IPとTCP/IP関 連コンポーネントのSNMPの設定が必要です。 ⓦ ネットワークサービスの設定 プロトコルはTCP/IPを使用してください。TCP/IPの設定についてはスタートメニュー から起動する「ヘルプ」を参照してください。 ⓦ SNMPサービスの設定 コミュニティ名に「public」 、トラップ送信先に送信先IPアドレスを使います。 ESMPRO/ServerManager側の設定で受信するトラップのコミュニティをデフォルトの 「*」から変更した場合は、ESMPRO/ServerManager側で新しく設定したコミュニティ 名と同じ名前を入力します。 318 本体用バンドルソフトウェア インストール ESMPRO/ServerAgent(Windows版)のインストールは添付の「EXPRESSBUILDER」 DVD を使用します。本装置のOSが起動した後、Autorunで表示されるメニューから[ソフ トウェアをセットアップする]−[ESMPRO]−[ESMPRO/ServerAgent]の順にクリッ クしてください。以降はダイアログボックス中のメッセージに従ってインストールしてくだ さい。 Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。 重要 ネットワーク上の光ディスクドライブから実行する場合は、ネットワークドライブの割り当 てを行った後、そのドライブから起動してください。エクスプローラのネットワークコン ピュータからは起動しないでください。 ヒント アップデートインストールについて ESMPRO/ServerAgentがすでにインストールされている場合は、次のメッセー ジが表示されます。 「ESMPRO/ServerAgentが既にインストールされています。 」 メッセージに従って処理してください。 ソフトウェア編 319 インストール後の確認 ESMPRO/ServerAgent(Windows版)をインストールした後に次の手順で正しくインス トールされていることを確認してください。 1. 本装置を再起動する。 2. イベントログを開く。 3. イベントログにESMPRO/ServerAgent(Windows版)の監視サービスに関す るエラーが登録されていないことを確認する。 エラーが登録されている場合は、正しくインストールされていません。もう一度は じめからインストールし直してください。 ESMPRO/ServerAgent Extension ESMPRO/ServerAgent Extensionは本装置にインストールするリモート管理用ソフトウェ アです。ESMPRO/ServerAgent Extensionの機能やインストール方法についての詳細は EXPRESSBUILDER内の「インストレーションマニュアル」を参照してください。 320 本体用バンドルソフトウェア Universal RAID Utility Universal RAID Utilityは、以下のRAID コントローラの管理、監視を行うアプリケーションで す。 ⓦ ⓦ ⓦ オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM ) MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1) MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6) Universal RAID Utilityのインストールおよび操作方法、機能については、添付の EXPRESSBUILDERに収録している「Universal RAID Utility Ver2.3 ユーザーズガイド」を 参照してください。 カスタムインストールモデルでのセットアップ 本体装置のモデルにより、あらかじめ Universal RAID Utility がインストールされている場合 があります。 シームレスセットアップを使用したセットアップ Universal RAID Utilityは、EXPRESSBUILDERに収録している「シームレスセットアップ」を 使用してセットアップできます。シームレスセットアップのセットアップするアプリケーショ ンの選択で、[Universal RAID Utility] を選択してください。 Universal RAID Utilityのセットアッププログラムを使用した セットアップ ⓦ Windowsの場合 [オートランメニュー]でUniversal RAID Utilityのセットアッププログラムを起動できま す。 [オートランメニュー]で[ソフトウェアをセットアップする]、 [Universal RAID Utility] をクリックします。 なお、Windowsの場合、下記のランタイムコンポーネントが必要です。 − Microsoft .NET Framework 2.0 以上 − Microsoft .NET Framework 2.0 日本語Language Pack 以上 − Microsoft Visual C++ 2005 SP1 ライブラリ この3つのソフトウェアは、[オートランメニュー ]でインストールできます。 ソフトウェア編 321 [Microsoft .NET Framework 2.0]と [Microsoft .NET Framework2.0 日本 語 Language Pack] をインストールするには、[オートランメニュー ] で [Windowsをセットアップす る]、[.NET Framework Ver2.0再配布可能パッケージ(x86)のインストール](x64の場合、 [.NET Framework Ver2.0 再配布可能パッケージ(x64)のインストール ])をクリックしま す。 [Microsoft Visual C++ 2005 SP1 ライブラ リのラ ンタイム コンポ ーネント ] をインス トールするには、[オートランメニュー ] で [Windowsをセットアップする]、[Microsoft Visual C++ 2005SP1 再配 布可 能パ ッケ ージ(x86) のイン スト ール ] (CPU アーキ テク チャに関わらず、(x86)を使用します)をクリックします。 重要 ⓦ Microsoft .NET Framwork RAID ビ ュ ーア、ロ グ ビ ュ ーア を 使 用 す るに は、Microsoft .NET Framework Version 2.0以上が必要です。 Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Vista、Windows 7 はオペレーテ ィングシステ ムに.NET Framework 2.0以上を含んでいます。これらのオペレーティングシステムを使用する 場合、.NET Frameworkをインストールする必要はありません。 ⓦ Microsoft Visual C++ 2005 SP1ライブラリのランタイムコンポー ネント RAIDビューアを使用するには、Microsoft Visual C++ 2005 SP1 ライブラリのランタイムコンポーネントが必要です。 Windows Server 2008 R2、Windows 7は、オペレーティングシス テムにMicrosoft Visual C++ 2005 SP1ライブラリのランタイムコ ンポーネントを含んでいます。これらのオペレーティングシステムを使 用する場合、Microsoft Visual C++ 2005 SP1ライブラリのランタ イムコンポーネントをインストールする必要はありません。 イージーコンフィグレーション機能 Universal RAID Utilityの「イージーコンフィグレーション」機能は、LSI Embedded MegaRAIDでは使用できません。 RAIDレベル6の論理ドライブの作成 ハードディスクドライブ3台でRAID6を構成する(データx1 + パリティ x2)形態もあります が、一般的ではなく、またUniversal RAID Utility で作成することは出来ません。本書では、 Universal RAID Utilityを使用して作成できる4台(データx2 + パリティ x2)以上の構成を推 奨します。 322 本体用バンドルソフトウェア 装置情報収集ユーティリティ 装置情報収集ユーティリティは本装置にインストールするソフトウェアです。保守時や障害時 などにサーバの各種情報を採取することができます。 「EXPRESSBUILDER」DVDからインス トールすることができます。 チェック 本ユーティリティのサポート対象OSは次の通りです。 − Windows Server 2003 − Windows Server 2003 R2, x64 Edition − Windows Server 2008 インストール ここでは、個別にインストールする場合の手順を説明します。 1. OSが起動した後、 「EXPRESSBUILDER」DVD を光ディスクドライブに挿入し てください。 2. Autorunで表示されるメニューから[ソフトウェアをセットアップする]−[装置 情報収集ユーティリティ]の順にクリックしてください。 本ユー ティリ ティのイ ンスト ールを 開始し ます。以降 はダイ アログボ ックス 中の メッセージに従ってインストールしてください。 (デフォルトでは、システムドライブ:¥ezclctフォルダにインストールされます。) 重要 ⓦ アドミニストレータの権限を持ったアカウントでシステムにログインし てください。 ⓦ インストール先ドライブの空き容量が「2.5GB」以上必要です。 ソフトウェア編 323 使用方法 本ユーティリティのインストールフォルダ配下の¥stdclct¥collect.exeを実行してください。 stdclctフォルダ配下にlogフォルダが作成され、本装置の各種情報が圧縮ファイル(zip形式)で 格納されます。 アンインストール ⓦ [Server Core以外の場合] コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」−「Product Info Collection Utility (Vx.x.x)」を選んでください。以降はダイアログボックス中のメッセージに従ってアンイ ンストールしてください。 ⓦ [Server Coreの場合] コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行してください。 Wmic product where name="Product Info Collection Utility" call uninstall 324 管理 PC 用バンドルソフトウェア 管理PC用バンドルソフトウェア 装置をネットワーク上から管理するための「管理 PC」を構築するために必要なバンドルソフ トウェアについて説明します。 ESMPRO/ServerManager 管理 用PC 上で ESMPRO/ServerManager を 使用 すると、リ モー トで 本装 置を 管理・監 視、 RAIDシステムの管理・監視を行えます。この 機能を使用するためには、各種本体用バンドル ソフトウェアを本装置にインストールする必要があります。 管 理PC へ の イン ス ト ール 方 法 や設 定 の 詳 細に つ い ては オ ン ライ ン ド キュ メ ン ト また は ESMPROのオンラインヘルプをご覧ください。 ヒント ESMPRO/ServerManager の使用にあたっての 注意事項や補足説 明がオンライ ンドキュ メントで説 明されていま す。添付の「EXPRESSBUILDER」DVD 内 のオンライ ンドキュメント「ESMPRO/ServerManager インストレ ーションガ イド」を参照してください。 325 4 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 200Ef 運用・保守編 装置の運用および保守について説明します。 「日常の保守」 (326ページ) 日常使う上で確認しなければならない点やファイルの管理、クリーニングの方 法について説明します。 「システム診断」 (330ページ) 診断ユーティリティの使い方について説明します。 「障害時の対処」 (335ページ) 故障かな?と思ったときに参照してください。トラブルの原因の確認方法やそ の対処方法について説明しています。 「保守ツール」 (372ページ) 保守ユーティリティの使い方について説明します。 「移動と保管」 (378ページ) 本体を移動・保管する際の手順や注意事項について説明します。 「ユーザーサポート」 (380ページ) 本製品に関するさまざまなサービスについて説明します。サービスは弊社、お よび弊社が認定した保守サービス会社から提供されるものです。ぜひご利用く ださい。 ONL-511-017-01-200Ef-000-04-1007 326 日常の保守 日常の保守 装置を常にベストな状態でお使いになるために、ここで説明する確認や保守を定期的に行って ください。万一、異常が見られた場合は、無理な操作をせずに保守サービス会社に保守を依頼 してください。 アップデートの確認・適用 FT8600シリーズでは、本体および周辺機器のBIOS、FW(ファームウェア)、ドライバなど のアップデート 情報を弊社Webサイトの以下 のページに掲載しています。シ ステムの安定稼 働のため、常に最新のアップデートを適用いただくことをお勧めいたします。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 重要 ⓦ 最新アップデートのダウンロードおよび適用作業は、お客様自身で実施 ください。 ⓦ 最新アップデートの適用にあたっては、万一の場合に備えて、適用前に データをバックアップされておくことをお勧めいたします。 運用・保守編 327 アラートの確認 ESMPRO/ServerManagerで監視対象サーバの状態色に異常がないこと、 アラートが通報され ていないことを常に注意するよう心がけてください。 ESMPROでチェックする画面 ESMPRO/ServerManager アラートビューア バックアップ 定期 的に本体のハード ディスクドライブ 内の大切なデータ をバックアップ することをお勧め します。最適なバックアップ用ストレージデバイスやバックアップツールについてはお買い求 めの販売店にお問い合わせください。 ハードウェアの構 成を変更したり、BIOSの設定を変更したりした後は、オフライン保守ユー ティリティの「システム情報の管理」機能を使ってシステム情報のバックアップをとってくだ さい(124ページを参照)。 RAID システムを構築しているシステムでは、EXPRESSBUILDER を使用してRAID システムの コンフィグレーション情報をバックアップしてください。また、ハードディスクドライブの故障 によるリビルドを行った後もコンフィグレーション情報をバックアップすることをお勧めしま す。コン フ ィグ レー シ ョン 情報 の バッ クア ッ プに つい て は、第 3 章「ソフ ト ウェ ア編」 EXPRESSBUILDER を参照してください。 328 日常の保守 クリーニング 装置を良い状態に保つために定期的にクリーニングしてください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない プラグを差し込んだまま取り扱わない 本体のクリーニング 本体の外観の汚れは、柔らかい乾いた布で汚れを拭き取ってください。汚れが落ちにくいとき は、次のような方法できれいになります。 重要 ⓦ シンナー、ベンジンなどの揮発性の溶剤は使わないでください。材質の いたみや変色の原因になります。 ⓦ コンセント、ケーブル、本体背面のコネクタ、本体内部は絶対に水など でぬらさないでください。 1. 本体の電源がOFF(POWERランプ消灯)になっていることを確認する。 2. 本体の電源コードをコンセントから抜く。 3. 電源コードの電源プラグ部分についているほこりを乾いた布でふき取る。 4. 中性洗剤をぬるま湯または水で薄めて柔らかい布を浸し、よく絞る。 5. 汚れた部分を手順4の布で少し強めにこすって汚れを取る。 6. 真水でぬらしてよく絞った布でもう一度ふく。 7. 乾いた布でふく。 キーボード/マウスのクリーニング キーボードは本体および周辺機器を含むシステム全体の電源がOFF(POWERランプ消灯)に なっていることを確認した後、キーボードの表面を乾いた布で拭いてください。 マウス裏の光センサ部が汚れている場合は乾いた布や綿棒で拭き取ってください。 運用・保守編 329 CD-ROM/DVD-ROMのクリーニング CD-ROM /DVD-ROMに ほこり がつ いて いたり、ト レー にほこ りが たま ってい たり すると デー タを正しく読み取れ ません。次の手順に従 って定期的にトレ ー、CD-ROM/DVD-ROM のクリーニングを行います。 1. 本体の電源がON(POWERランプ点灯)になっていることを確認する。 2. 光ディスクドライブ前面のトレーイジェクトボタンを押す。 トレーが光ディスクドライブから出てきます。 3. CD-ROM/DVD-ROMを軽く持ちながらトレーから取り出す。 CD-ROM/DVD-ROMの信号面に手が触れないよう注意してください。 重要 4. トレー上のほこりを乾いた柔らかい布でふき取る。 重要 光ディスクドライブのレンズをクリーニングしないでください。レンズが傷つ いて誤動作の原因となります。 5. トレーを軽く押してトレーを光ディスクドライブに戻す。 6. CD-ROM/DVD-ROMの信号面を乾いた柔らかい布でふく。 重要 CD-ROM/DVD-ROMは、中心から 外 側 に 向 け て ふ い て く だ さ い。ク リ ーナを お使い になる ときは、CDROM / DVD-ROM 専用 のク リー ナ で あること をお確か めくださ い。レ コ ード用 のスプレ ー、クリー ナ、ベ ンジン、シンナーを使用すると、ディ ス クの内容 が読めな くなった り、装 置 に そ の ディ ス ク を セッ ト し た 結 果、故 障したり するおそ れがあり ま す。 テープドライブのクリーニング テー プドライブのヘッ ドの汚れはファイ ルのバックアップ の失敗やテープ カートリッジの損 傷の 原因となります。定期 的に専用のクリ ーニングテープ を使ってクリーニ ングしてくださ い。クリーニングの時期やクリーニングの方法、および使用するテープカートリッジの使用期 間や寿命についてはテープドライブに添付の説明書を参照してください。 330 システム診断 システム診断 システム診断は装置に対して各種テストを行います。 「EXPRESSBUILDER」の「Tool menu」から「Test and diagnostics」を選択して診断して ください。 システム診断の内容 システム診断には、次の項目があります。 ⓦ 本体に取り付けられているメモリのチェック ⓦ CPUキャッシュメモリのチェック ⓦ システムとして使用されているハードディスクドライブのチェック 重要 ヒント システム診断を行う時は、必ず本体に接続しているLANケーブルを外してくだ さい。接続したままシステム診断を行うと、ネットワークに影響をおよぼすお それがあります。 ハード ディスク ドライブの チェック では、ディス クへの書き 込みは行 いませ ん。 システム診断の起動と終了 システム診断には、本体に直接接続されたコンソール(キーボード)を使用する方法と、シ リアルポート経由で接続されている管理PCのコンソールを使用する方法(コンソールレス) があります。 それぞれの起動方法は次のとおりです。 重要 「保守ツール」では、コンソールレスでの通信方法にLANとCOMポートの2つ の方法を記載していま すが、コンソールレスでのシステム診断で はCOMポー トのみを使用することができます。 1. シャットダウン処理を行った後、本体の電源をOFFにし、電源コードをコンセント から抜く。 2. 本体に接続しているLANケーブルをすべて取り外す。 3. 電源コードをコンセントに接続し、本体の電源をONにする。 4. 「EXPRESSBUILDER」DVDを使ってシステムを起動する。 運用・保守編 331 5. 本体のコンソールを使用して起動する場合は「Tool menu(Normal mode) 」を、 コンソールレスで起動する場合は「Tool menu(Redirection mode) 」を選択す る。 6. TOOL MENUの「Test and diagnostics」を選択する。 Test and diagnosticsの「End-User Mode」を選択してシステム診断を開始します。 約3分で診断は終了します。 診断を終了するとディスプレイ装置の画面が次のような表示に変わります。 試験タイトル 試験ウィンドウ タイトル 試験結果 試験簡易 ウィンドウ ガイドライン 試験タイトル 診断ツールの名称およびバージョン情報を表示します。 試験ウィンドウタイトル 診断状態を表示します。試験終了時にはTest Endと表示します。 試験結果 診断開始・終了・経過時間および終了時の状態を表示します。 ガイドライン ウィンドウを操作するキーの説明を表示します。 試験簡易ウィンドウ 診断を実行 した各試験の結果を 表示します。カーソル行 で<Enter>キーを押すと試 験の詳細を表示します。 システム診断でエラーを検出し た場合は試験簡易ウィンドウの該当する試験結果が 赤く反転表示し、右側の結果に「Abnormal End」を表示します。 エラーを検 出した試験にカーソ ルを移動し<Enter>キーを 押し、試験詳細表示に出 力されたエラーメッセージを 記録してお買い求めの販売店、または保守サービス会 社に連絡してください。 332 システム診断 7. 画面最下段の「ガイドライン」に従い<Esc>キーを押す。 以下のエンドユーザーメニューを表示します。 <Test Result> 前述の診断終了時の画面を表示します。 <Device List> 接続されているデバイス一覧情報を表示します。 <Log Info> 試験ログを表示します。試験ログを保存すること ができます。試験ログを保存する 場合は、FATフォーマット済みのリムーバブルメディア をセットし、<Save(F)>を 選択してください。 <Option> オプション機能が利用できます。 <Reboot> システムを再起動します。 8. 上記エンドユーザーメニューで<Reboot>を選択する。 再起動し、システムがEXPRESSBUILDERから起動します。 9. EXPRESSBUILDERを終了し、光ディスクドライブからDVDを取り出す。 10. 本体の電源をOFFにし、電源コードをコンセントから抜く。 11. 手順2で取り外したLANケーブルを接続し直す。 12. 電源コードをコンセントに接続する。 以上でシステム診断は終了です。 運用・保守編 333 電力制御機能に関する注意事項 リ モ ー ト マ ネ ー ジメ ン ト エ ン ジ ン 2 の コ マン ド ラ イ ン イ ン タ ー フェ ー ス や ESMPRO/ ServerManager から、本体装置の消費電 力を制御することができ ます。本機能を使用するこ とで、サーバ消費電力の上限を低く抑えることができ、電力許容量が限られている設備環境に 対してより多くのサーバを実装することが可能となります。 設 定 方 法 に つ い ては リ モ ー ト マ ネ ー ジ メン ト エ ン ジ ン 2 の ユー ザ ー ズ ガ イ ド も し くは ESMPRO/ServerManagerのオンラインヘルプを参照してください。 対応OSについて 電力制御機能はACPI(Advanced Configuration and Power Interface)で定義されているプロ セッサのパフォー マンスステート(P-State)を利用しているため、P-Stateに対応した OSが必 要となります。装置のサポートOSのうち、次のOSにて電力制御機能を利用することができま す。 電力制御機能対応OS ⓦ Windows Server 2003 Standard Edition(SP1以降) ⓦ Windows Server 2003 Enterprise Edition(SP1以降) ⓦ Windows Server 2003 R2, Standard Edition ⓦ Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition ⓦ Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition ⓦ Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition ⓦ Windows Server 2008 Standard 32-Bit ⓦ Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit ⓦ Windows Server 2008 Standard ⓦ Windows Server 2008 Enterprise 334 電力制御機能に関する注意事項 Windows Server 2008使用時の留意点 Windows Server 2008で電力制御機能を利用するとイベントビューアに次のようなイベント ログが登録されますが、装置側でP-Stateを制御しているために登録されるイベントログであ り、動作に問題はありません。 運用・保守編 335 障害時の対処 「故障かな?」と思ったときは、ここで説明する内容について確認してください。該当するこ とがらがある場合は、説明に従って正しく対処してください。 障害箇所の切り分け 万一、障害が発生した場合は、ESMPRO/ServerManagerを使って障害の発生箇所を確認し、 障害がハードウェアによるものかソフトウェアによるものかを判断します。 障害発生個所や内容の確認ができたら、故障した部品の交換やシステム復旧などの処置を行い ます。 障 害 が ハー ド ウェ ア 要 因に よ る もの か ソ フト ウ ェ ア要 因 に よる も の かを 判 断 する に は、 ESMPRO/ServerManagerが便利です。 ESMPRO/ ServerManager サーバの障害発生箇所、 および障害内容を確認 336 障害時の対処 エラーメッセージ 本体になんらかの異常が起きるとさまざまな形でエラーを通知します。ここでは、エラーメッ セージの種類について説明します。 POST中のエラーメッセージ 本体の電源を ONにすると自動的に実行される自己診断機能「POST」中に何らかの異常を検 出すると、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示します。また、エラーの内容に よってはビープ音でエラーが起きたことを通知します。 : System Monitoring Check ... Passed ERROR AE81: CPU1_DIMM1 with error is enabled. AE01: CPU1_DIMM1 has been disabled. AE04: CPU1_DIMM4 has been disabled. メモリの故障を示すメッセージ(例では CPU1_DIMM1とCPU1_DIMM4が故障して縮 退し、CPU1_DIMM1を強制立ち上げした場合 の表示) Press <F1> to resume, <F2> to setup 次にエラーメッセージの一覧と原因、その対処方法を示します。 重要 ヒント 保守サ ービス会社 に連絡す るときはデ ィスプレイ の表示や ビープ音の パター ンをメモしておいてください。アラーム表示は保守を行うときに有用な情報と なります。 POSTのエラーメッセージ一覧 は本体のみのものです。マザーボードに接続さ れているオプションのSCSIコントローラボード、 RAIDコントローラに搭載さ れている BIOSのエ ラーメッセージとその 対処方法についてはオ プションに添 付の説明書を参照してください。 運用・保守編 337 画面に表示されるエラーメッセージ ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 8001 Real time clock error リアルタイムクロックエラー。 8002 Check date and time settings リアルタイムクロックの時刻設定に 誤りがある。 8003 System battery is dead - Replace and run SETUP システムのバッテリがない。 保守サービス会社に連絡してバッテリを 交換してください。(交換後、SETUP を 起動して設定し直してください。) 8005 Previous boot incomplete - Default configuration used 前回のシステム起動時 POST が完 了しませんでした。 SETUP で設定し直してください。 8006 System configuration data cleared by Jumper. ジャンパによって SETUP の設定が クリアされた。 SETUP の設定を再度行ってください。 8007 SETUP Menu Password cleared by Jumper. ジャンパによって SETUP メニュー パスワードがクリアされました。 SETUP でパスワードを再設定してくだ さい。 8010 Graphics controller was not detected. Graphics コントローラが検出され なかった。 保守サービス会社に連絡してください。 8800 DXE_NB_ERROR Chip Set の初期化でエラーが検出 された。 8801 DXE_NO_CON_IN 8802 DXE_NO_CON_OUT Console の初期化でエラーが検出 された。 8803 PEI_DXE_CORE_NOT_FOUN D 8804 PEI_DXEIPL_NOT_FOUND 8805 DXE_ARCH_PROTOCOL_NOT _AVAILABLE 8806 PEI_RESET_NOT_AVAILAB LE 8807 DXE_RESET_NOT_AVAILAB LE 8808 DXE_FLASH_UPDATE_FAIL ED Flash ROM への書き込みが正常に 行われなかった。 8830 PEI_RECOVERY_NO_CAPSU LE Flash ROM のリカバリが正常に行 われなかった。 8831 PEI_RECOVERY_PPI_NOT_ FOUND 8832 PEI_RECOVERY_FAILED 9000 PEI_CPU_NO_MICROCODE 9001 Unsupported CPU detected on CPU #1 9002 Unsupported CPU detected on CPU #2 9021 Unsupported CPU Speed detected on CPU #1 9022 Unsupported CPU Speed detected on CPU #2 9040 PEI_CPU_SELF_TEST_FAI LED CPU の初期化でエラーが検出され た。 9060 PEI_CPU_MISMATCH CPU#1 と #2 とで異なった CPU が 搭載されている。 A001 Memory Error detected in CPU1_DIMM1 CPU1_DIMM1 でエラーを検出し た。 A002 Memory Error detected in CPU1_DIMM2 CPU1_DIMM2 でエラーを検出し た。 A003 Memory Error detected in CPU1_DIMM3 CPU1_DIMM3 でエラーを検出し た。 Flash ROM の故障が検出された。 システムの Reset が正常に行われ なかった。 未サポートの CPU 搭載を検出し た。 未サポートのクロックスピードの CPU 搭載を検出した。 SETUP を起動して、時刻や日付を設定 し直してください。設定し直しても同じ エラーが続けて起きるときは保守サービ ス会社に連絡してください。 338 障害時の対処 ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 A004 Memory Error detected in CPU1_DIMM4 CPU1_DIMM4 でエラーを検出し た。 A005 Memory Error detected in CPU1_DIMM5 CPU1_DIMM5 でエラーを検出し た。 A006 Memory Error detected in CPU1_DIMM6 CPU1_DIMM6 でエラーを検出し た。 A007 Memory Error detected in CPU2_DIMM1 CPU2_DIMM1 でエラーを検出し た。 A008 Memory Error detected in CPU2_DIMM2 CPU2_DIMM2 でエラーを検出し た。 A009 Memory Error detected in CPU2_DIMM3 CPU2_DIMM3 でエラーを検出し た。 A00A Memory Error detected in CPU2_DIMM4 CPU2_DIMM4 でエラーを検出し た。 A00B Memory Error detected in CPU2_DIMM5 CPU2_DIMM5 でエラーを検出し た。 A00C Memory Error detected in CPU2_DIMM6 CPU2_DIMM6 でエラーを検出し た。 AE01 CPU1_DIMM1 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM1 が縮退している。 AE02 CPU1_DIMM2 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM2 が縮退している。 AE03 CPU1_DIMM3 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM3 が縮退している。 AE04 CPU1_DIMM4 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM4 が縮退している。 AE05 CPU1_DIMM5 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM5 が縮退している。 AE06 CPU1_DIMM6 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM6 が縮退している。 AE07 CPU2_DIMM1 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM1 が縮退している。 AE08 CPU2_DIMM2 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM2 が縮退している。 AE09 CPU2_DIMM3 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM3 が縮退している。 AE0A CPU2_DIMM4 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM4 が縮退している。 AE0B CPU2_DIMM5 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM5 が縮退している。 AE0C CPU2_DIMM6 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM6 が縮退している。 AE81 CPU1_DIMM1 with error is enabled. CPU1_DIMM1 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE82 CPU1_DIMM2 with error is enabled. CPU1_DIMM2 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE83 CPU1_DIMM3 with error is enabled. CPU1_DIMM3 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE84 CPU1_DIMM4 with error is enabled. CPU1_DIMM4 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE85 CPU1_DIMM5 with error is enabled. CPU1_DIMM5 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE86 CPU1_DIMM6 with error is enabled. CPU1_DIMM6 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE87 CPU2_DIMM1 with error is enabled. CPU2_DIMM1 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE88 CPU2_DIMM2 with error is enabled. CPU2_DIMM2 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 対処方法 保守サービス会社に連絡してください。 運用・保守編 339 ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 保守サービス会社に連絡してください。 AE89 CPU2_DIMM3 with error is enabled. CPU2_DIMM3 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE8A CPU2_DIMM4 with error is enabled. CPU2_DIMM4 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE8B CPU2_DIMM5 with error is enabled. CPU2_DIMM5 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE8C CPU2_DIMM6 with error is enabled. CPU2_DIMM6 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 B000 DXE_LEGACY_OPROM_NO_ SPACE オプション ROM の展開エリアがあ りません。 Boot させないボードのオプション ROM 展開を無効にしてください。 B001 Expansion ROM not initialized - PCI Slot 1 PCI スロット 1 のオプション ROM の展開ができませんでした。 そのボードより Boot させない場合はそ のボードのオプション ROM の展開を無 効にしてください。 B002 Expansion ROM not initialized - PCI Slot 2 PCI スロット 2 のオプション ROM の展開ができませんでした。 B003 Expansion ROM not initialized - PCI Slot 3 PCI スロット 3 のオプション ROM の展開ができませんでした。 B004 Expansion ROM not initialized - PCI Slot 4 PCI スロット 4 のオプション ROM の展開ができませんでした。 B005 Expansion ROM not initialized - PCI Slot 5 PCI スロット 5 のオプション ROM の展開ができませんでした。 B006 Expansion ROM not initialized - PCI Slot 6 PCI スロット 6 のオプション ROM の展開ができませんでした。 B030 PCI System Error on Bus/Device/Function PCI SERR を検出した。 B040 PCI Parity Error on Bus/Device/Function PCI PERR を検出した。 C010 The error occurred during temperature sensor reading 温度センサの読み出し中にエラーを 検出した。 C011 System Temperature out of the range. 温度異常を検出した。 ファンの故障、またはファンの目詰まり が考えられます。保守サービス会社に連 絡して保守を依頼してください。 C020 The error occurred during voltage sensor reading. 電圧センサの読み出し中にエラーを 検出した。 保守サービス会社に連絡してください。 C021 System Voltage out of the range. システムの電圧に異常を検出した。 C040 SROM data read error SROM のデータリードエラー。 C041 SROM data checksm bad SROM のデータチェックサムエ ラー。 C060 SMBus device Error detected. SM Bus でエラーが検出された。 C061 1st SMBus device Error detected. 1st SM Bus でエラーが検出され た。 C062 2nd SMBus device Error detected. 2nd SM Bus でエラーが検出され た。 C063 3rd SMBus device Error detected. 3rd SM Bus でエラーが検出され た。 C064 4th SMBus device Error detected. 4th SM Bus でエラーが検出され た。 C065 5th SMBus device Error detected. 5th SM Bus でエラーが検出され た。 C066 6th SMBus device Error detected. 6th SM Bus でエラーが検出され た。 保守サービス会社に連絡してください。 340 障害時の対処 ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 BMC デバイス ( チップ ) のエラー。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C101 BMC Memory Test Failed. C102 BMC Firmware Code Area CRC check failed. C103 BMC core hardware failure. C104 BMC IBF or OBF check failed. BMC のアドレスへのアクセスに失 敗した。 C105 BMC SEL area full. システムイベントログを書き込める 容量がない。 SETUP を起動して、「 Server 」メニュー の「 Event Log Configuration 」で、 「Clear All Error Logs」を選び、<Enter> キーを 押してログを消去してください。 C106 BMC set in progress monitoring timeout. BMC チェックを一時中断した。 C107 BMC command access failed. BMC コマンドアクセスに失敗し た。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C108 Could not redirect the console - BMC Busy - C109 Could not redirect コンソールリダイレクトができない the console - BMC Er- (BMC エラー)。 ror - C10A Could not redirect コンソールリダイレクトができない the console - BMC Pa- (BMC パラメータエラー)。 rameter Error - C10B BMC Platform Information Area corrupted. C10C BMC update firmware corrupted. C10D Internal Use Area of BMC FRU corrupted. Chassis 情報を格納した SROM の 故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は保守サービ ス会社に連絡してください。 C10E BMC SDR Repository empty. BMC デバイス ( チップ ) エラー。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C10F IPMB signal lines do not respond. SMC (Sattelite Management Controller) の故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は保守サービ ス会社に連絡してください。 C110 BMC FRU device failure. Chassis 情報を格納した SROM の 故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は保守サービ ス会社に連絡してください。 C111 BMC SDR Repository failure. センサデータレコード情報を格納し た SROM の故障。 C112 BMC SEL device failure. BMC デバイス ( チップ ) の故障。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C113 BMC RAM test error. BMC RAM のエラー。 C114 BMC Fatal hardware error. BMC のエラー。 C115 Management controller not responding BMC のエラー。 RMC のファームウェアをアップロード してください。それでも直らない場合は 保守サービス会社に連絡してください。 C116 Private I2C bus not responding. プライベート I2C バスより無応答。 C117 BMC internal exception BMC のエラー。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C118 BMC A/D timeout error. BMC のエラー。 C119 SDR repository corrupt. BMC のエラーまたは SDR のデー タの破損。 C11A SEL corrupt. BMC のエラーまたはシステムイベ ントログのデータの破損。 C200 The error occurred during memory configuration check. Memory の情報が正常に取得できな かった。 コンソールリダイレクトができない (BMC ビジー)。 BMC デバイス ( チップ ) エラー。 運用・保守編 341 ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 C201 Memory Configuration change is detected. 前回の起動から Memory の構成に 変化があった。 前回の起動から構成が変更された場合に 表示されます。構成が変更されていない 場合に表示された場合には保守サービス 会社に連絡してください。 C202 The error occurred during CPU configuration check. CPU の情報が正常に取得できな かった。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C203 CPU Configuration change is detected. 前回の起動から CPU の構成に変化 があった。 前回の起動から構成が変更された場合に 表示されます。構成が変更されていない 場合に表示された場合には保守サービス 会社に連絡してください。 ビープ音によるエラー通知 POST中にエラーを検出しても、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示できない 場合があります。この場合は、一連のビープ音でエラーが発生したことを通知します。エラー はビープ音のいくつかの音の組み合わせでその内容を通知します。 たとえば、ビープ音が1回、連続して3回、3回、1回の組み合わせで鳴った(ビープコード: 13-3-1)ときはメモリの容量チェック中のエラーが起きたことを示します。 次にビープコードとその意味、対処方法を示します。 ビープコード 意 味 対処方法 1-3-3-1 メモリを検出できない メモリの容量チェック中のエラー DIMM の取り付け状態を確認してください。 それでも直らない場合は保守サービス会社に 連絡して DIMM、またはマザーボードを交換 してください。 1-1 グラフィックコントローラを検出できない。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 1 POST でエラー検出された。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 3 BIOS の実行部分の読み込みができません。 もしくは、BIOS の実行部分がありません。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 4 BIOS の実行部分の初期化が行えません。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 7 システムのリセットが行えません。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 342 障害時の対処 仮想LCD上のエラーメッセージ リモートマネージメントエ ンジン2 Webブラウザ画面上で、仮想 LCDのエラーメッセージを 確認できます。上段と下段それぞれのエラーメッセージの一覧と障害内容、その対処方法を示 します。 LCD上段表示 BIOSメッセージ LCD下段表示 BMCメッセージ ⓦ LCD上段表示メッセージ LCD 上段表示 BIOS メッセージ 障害内容 対処方法 XX BIOS Rev XXXX POST 実行中の表示です POST が完了するまでお待ちください。 Prepare To Boot POST が完了すると表示されます。正常 に動作しています。 Boot が完了するまでお待ちください。 Mem Reconfigured メモリが縮退した状態で動作しています。 保守サービス会社に連絡してください。 Mem Err Disable メモリ訂正可能エラーが多発しています。 CPU Reconfigured CPU が縮退した状態で動作しています。 Memory C-Err XX メモリの回復可能エラーが発生していま す。 Memory U-Err XX メモリの回復不能エラーが発生しました。 PCI Bus SERR XX PCI バスの SERR が発生しました。 PCI Bus PERR XX PCI バスの PERR が発生しました。 Chipset Err XXXX Chipset のエラーが発生しました。 運用・保守編 343 ⓦ LCD下段表示メッセージ LCD 下段表示 BMC メッセージ Proc 1 VccpAlm Proc 2 VccpAlm BB P_Vtt Alm XX BB +1.5v Alm XX BB +1.8v Alm XX BB +1.9vs Alm XX 障害内容 電圧異常を検出。 対処方法 保守サービス会社に連絡してください。 XX が 09 の場合上限異常を示す。 XX が 02 の場合下限異常を示す。 XX が 07 の場合上限警告を示す。 XX が 00 の場合下限警告を示す。 BB +3.3v Alm XX BB +3.3vs Alm XX BB +5.0v Alm XX BB +5vs Alm XX BB +12v Alm XX VBAT Alm XX BB Temp 2 Alm 00 装置内の温度警告 ( 低温 ) を検出した。 BB Temp 2 Alm 02 装置内の温度異常 ( 低温 ) を検出した。 BB Temp 2 Alm 07 装置内の温度警告 ( 高温 ) を検出した。 BB Temp 2 Alm 09 装置内の温度異常 ( 高温 ) を検出した。 Proc1 therm %07 CPU1 の内部温度警告 ( 高温 ) を検出した。 Proc1 therm %09 CPU1 の内部温度異常 ( 高温 ) を検出した。 Proc2 therm %07 CPU2 の内部温度警告 ( 高温 ) を検出した。 ファンの故障またはファンの目詰まりが考え られます。保守サービス会社に連絡して保守 を依頼してください。 Proc2 therm %09 CPU2 の内部温度異常 ( 高温 ) を検出した。 OS shutdown Alm OS の STOP エラーが発生した。 画面に表示されたメッセージを記録し、メモ リダンプが採取し終わるまでお待ちになった 後、保守サービス会社に連絡し保守を依頼し てください。 Power On Cnt Alm 電源異常が発生した。 保守サービス会社に連絡し保守を依頼してく ださい。 Power Unit 1 Alm 電源ユニット 1 の異常が発生した。 Power Unit 2 Alm 電源ユニット 2 の異常が発生した。 電源コードが接続されているか確認し、それ でも直らない場合は保守サービス会社に連絡 してください。 Proc Missing CPU が実装されていない。 保守サービス会社に連絡し、CPU またはマ ザーボードを交換してください。 Proc 1 T-Trip CPU1 の温度異常により強制電源 OFF を 行った。 保守サービス会社に連絡してください。 Proc 2 T-Trip CPU2 の温度異常により強制電源 OFF を 行った。 Processor 1 IERR CPU1 の内部エラー (IERR) が発生した。 240VA Power Down Processor 2 IERR CPU2 の内部エラー (IERR) が発生した。 SMI timeout システム管理割り込み処理中にタイムア ウトが発生した。 WDT timeout ウォッチドックタイマタイムアウトが発 生した。 System Fan 1 ファンアラームを検出した。 ファンの故障またはファンの目詰まりが考え られます。保守サービス会社に連絡して保守 を依頼してください。 ハードディスクドライブの異常を検出し た。 1 System Fan 2 System Fan 3 System Fan 4 HDD 0 Fault HDD 1 Fault HDD 2 Fault 2 HDD 3 Fault HDD 4 Fault HDD 5 Fault HDD 6 Fault HDD 7 Fault 3 異常が発生しているハードディスクドラ イブの取り付け状態を確認してください。 RAID システムを構成している場合、 RAID レベルによっては 1 台のハードディ スクドライブが故障しても運用を続ける ことができますが、早急にディスクを交 換して、再構築(リビルド)を行ってく ださい。 問題が解決しない場合には、保守サービ ス会社へ連絡してください。 344 障害時の対処 Windowsのエラーメッセージ Windows Server 2003の起動後に致命的なエラー(STOPエラーやシステムエラー)が起き るとディスプレイ装置の画面がブルーに変わり、エラーに関する詳細なメッセージが表示され ます。 *** STOP: 0x0000000A (0x00000074, 0x00000002, 0x00000001, 0x80108E7A) IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL*** Address 80108E7A has base at 8010000 _ ntoskrnl.exe 画面に表示されたメッセージを記録して保守サービス会社に連絡してください。 また、このエラーが起きると自動的にメモリダンプを実行し任意のディレクトリにメモリダン プのデータを保存します( 「メモリダンプ(デバッグ情報)の設定」(Windows Server 2003 は105ページを参照) )。のちほど保守サービス会社の保守員からこのデータを提供していただ くよう依頼される場合があります。MOやDATなどのメディアにファイルをコピーしての保守 員に渡せるよう準備しておいてください。 重要 STOPエラーやシステムエラーが発生しシステムを再起動したとき、仮想メモ リが不足していることを示すメッセージが表示されることがありますが、その まま起動してください。 チェック このファイルをメディアにコピーする前に、イベントビューアを起動して、シ ステムイベ ントログでSave Dumpのイベ ントログが記録され 、メモリダンプ が保存されたことを確認してください。 このほかにもディスクやネットワーク、プリンタなど内蔵デバイスや周辺機器にエラーが起き た場合にも警告メッセージが表示されます。メッセージを記録して保守サービス会社に連絡し てください。 サーバ管理アプリケーションからのエラーメッセージ ESMPRO/ServerAgentや ESMPRO/ServerManager、RAIDシステム管理ユー ティリティな どの管理ツールを本装置や管理 PCへインストールしておくと、何らかの障害が起きたときに 管理PCや本体に接続しているディスプレイ装置から障害の内容を知ることができます。 各種アプリケーションのインストールや運用方法についてはソフトウェア編、またはオンライ ンドキュメントを参照してください。 ESMPROを使ったシステム構築や各種設定の詳細につい てはオンラインヘルプで詳しく説明 されています。 運用・保守編 345 トラブルシューティング 正常に動作しない場合は、修理に出す前に次のチェックリストの内容に従って本装置をチェッ クし てください。リスト にある症状に 当てはまる項目 があるときは、そ の後の確認、処理に 従ってください。 それでも正常に動作しない場合は、ディスプレイ装置の画面に表示されたメッセージを記録し てから、保守サービス会社に連絡してください。 本体について [?]電源がONにならない □ 電源が本体に正しく供給されていますか? → 電源コードが本体の電源規格に合ったコンセント(またはUPS)に接続され ていることを確認してください。 → 本体に添付の電源コードを使用してください。また、電源コードの被覆が破 れていたり、プラグ部分が折れていたりしていないことを確認してください。 → 接続したコンセントのブレーカがONになっていることを確認してください。 → UPSに接続している場合は、UPSの電源がONになっていること、およびUPS から電力が出力されていることを確認してください。詳しくはUPSに添付の 説明書を参照してください。 また、BIOSセットアップユーティリティでUPSとの電源連動機能の設定がで きます。 □ POWERスイッチを押しましたか? → 本体前面にあるPOWERスイッチを押して電源をON(POWERランプ点灯)に してください。 [?]電源がOFFにならない □ POWERスイッチ抑止機能を有効にしていませんか? → いったんシステムを再起動して、BIOSセットアップユーティリティを起動し てください。 <確認するメニュー :「Security」→「Power Switch Inhibit」→「Enabled」> [?]POSTが終わらない □ メモリが正しく搭載されていますか? → メモリ実装位置をご確認ください(197ページ参照) 。 □ 大容量のメモリを搭載していますか? → 搭載しているメモリサイズによってはメモリチェックで時間がかかる場合が あります。しばらくお待ちください。 346 障害時の対処 □ システムの起動直後にキーボードやマウスを操作していませんか? → 起動直後にキーボードやマウスを操作すると、POSTは誤ってキーボードコン トローラの異常を検出し、処理を停止してしまうことがあります。そのとき はもう一度、起動し直してください。また、再起動直後は、BIOSの起動メッ セージなどが表示されるまでキーボードやマウスを使って操作しないよう注 意してください。 □ 本装置で使用できるメモリ・PCIデバイスを搭載していますか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 [?]システムの起動に時間がかかる・システムが起動しない □ オプションボードのROM展開やネットワークブート(PXEブート)を有効にして いませんか? → SASコントローラで、OSがインストールされているハードディスクドライブ を接続しない場合はそのボードのROM展開を無効にしてください。また、オ プションのネットワークインタフェースカード(NIC)を介したネットワーク ブート(PXEブート)をしない場合もNICに搭載しているROMの展開を無効 にすることにより、メモリの消費を防ぎ、起動時間を短縮させることができ ます。 <確認するメニュー :「Advanced」→「PCI Configuration」→各種コント ローラのサブメニュー > OSがインストールされているハードディスクドライブを接続しない場合はそ のボードのROM展開を「Disabled」にしてください。展開領域が不足する可 能性があります。 [?]内蔵デバイスや外付けデバイスにアクセスできない(または正しく動作しない) □ ケーブルは正しく接続されていますか? → インタフェースケーブルや電源ケーブル(コード)が確実に接続されている ことを確認してください。また接続順序が正しいかどうか確認してください。 □ 電源ONの順番を間違っていませんか? → 外付けデバイスを接続している場合は、外付けデバイス、本体の順に電源を ONにします。 □ ドライバをインストールしていますか? → 接続したオプションのデバイスによっては専用のデバイスドライバが必要な ものがあります。デバイスに添付の説明書を参照してドライバをインストー ルしてください。 □ オプションボードの設定を間違えていませんか? → PCIデバイスについては通常、特に設定を変更する必要はありませんが、ボー ドによっては特別な設定が必要なものもあります。詳しくはボードに添付の 説明書を参照して正しく設定してください。 → シリアルポートやパラレルポート、USBポートに接続しているデバイスにつ いては、I/Oポートアドレスや動作モードの設定が必要なものもあります。デ バイスに添付の説明書を参照して正しく設定してください。 運用・保守編 347 [?]キーボードやマウスが正しく機能しない □ ケーブルは正しく接続されていますか? → 本体背面や前面にあるコネクタに正しく接続されていることを確認してくだ さい。 → 本体の電源がONになっている間に接続すると正しく機能しません(USBデバ イスを除く)。いったん本体の電源をOFFにしてから正しく接続してください。 □ BIOSの設定を間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティでキーボードの機能を変更することができ ます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認してください。 □ ドライバをインストールしていますか? → 使用しているOSに添付のマニュアルを参照してキーボードやマウスのドライ バがインストールされていることを確認してください(これらはOSのインス トールの際に標準でインストールされます) 。また、OSによってはキーボード やマウスの設定を変更できる場合があります。使用しているOSに添付の説明 書を参照して正しく設定されているかどうか確認してください。 [?]DVD/CD-ROMにアクセスできない・正しく再生できない □ 光ディスクドライブのトレーに確実にセットしていますか? → トレーにはDVD/CD-ROMを保持するホルダーがあります。ホルダーで確実に 保持されていることを確認してください。 □ 本装置で使用できるDVD/CD-ROMですか? → DVD/CD規格に準拠しない「コピーガード付きDVD/CD」などのディスクに つきましては、DVD/CD再生機器における再生の保証はいたしかねます。 → Macintosh専用のDVD/CD-ROMは使用できません。 [?]正しいDVD/CD-ROMを挿入したのに以下のメッセージが表示される DVD/CD-ROMが挿入されていないか、誤った DVD/CD-ROMが挿入されています。 正しいDVDCD-ROMを挿入してください。 OK □ DVD/CD-ROMのデータ面が汚れていたり、傷ついていたりしていませんか? → 光ディスクドライブからDVD/CD-ROMを取り出し、よごれや傷などがないこ とを確認してから、再度DVD/CD-ROMをセットし、 [OK]をクリックしてく ださい。 [?]ハードディスクドライブにアクセスできない □ 本体で使用できるハードディスクドライブですか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 □ ハードディスクドライブは正しく取り付けられていますか? → ハードディスクドライブの取り付け状態やケーブルの接続状態を確認してく ださい。また、ハードディスクドライブを固定するネジはハードディスクド ライブに添付されているネジを使用してください。 348 障害時の対処 [?]DISKアクセスランプが緑色に点灯する → ハードディスクドライブにアクセスしているときに緑色に点灯します。この ランプの橙色表示は故障を意味するものではありません。 [?]SCSI機器(内蔵・外付け)にアクセスできない □ 本体で使用できるSCSI機器ですか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 □ SCSIコントローラの設定を間違えていませんか? → オプションのSCSIコントローラボードを搭載し、SCSI機器を接続している場 合は、SCSIコントローラボードが持つBIOSセットアップユーティリティで正 しく設定してください。詳しくはSCSIコントローラボードに添付の説明書を 参照してください。 □ SCSI機器の設定を間違えていませんか? → 外付けSCSI機器を接続している場合は、SCSI IDや終端抵抗などの設定が必要 です。詳しくはSCSI機器に添付の説明書を参照してください。 [?]OSを起動できない □ 「EXPRESSBUILDER」DVDをセットしていませんか? → 「EXPRESSBUILDER」DVDを取り出して再起動してください。 □ OSが破損していませんか? → Windowsの修復プロセスを使って修復を試してください(371ページ)。 [?]ネットワーク上で認識されない □ ケーブルを接続していますか? → 本体背面にあるネットワークポートに確実に接続してください。また、使用 するケーブルがネットワークインタフェースの規格に準拠したものであるこ とを確認してください。 □ BIOSの設定を間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティで内蔵のネットワークコントローラを無効 にすることができます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認して ください。 □ プロトコルやサービスのセットアップを済ませていますか? → 本体ネットワークコントローラ用のネットワークドライバをインストールし てください。また、TCP/IPなどのプロトコルのセットアップや各種サービス が確実に設定されていることを確認してください。 [?]電源ケーブルを接続すると、POWER/SLEEPランプが点灯する。 → AC電源が供給された直後は、POWER/SLEEPランプが点灯しますが故障では ありません。 運用・保守編 349 Windowsについて [?]Windows Server 2008 R2 のインストールを行うと、以下のようなシステムイベン トログが登録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 134 Microsoft-Windows-Time-Service 警告 '' でのDNS 解決エラーのため、NtpClient でタイムソースとして使う手 動ピアを設定できませんでした。3473457 分後に再試行し、それ以降 は2倍の間隔で再試行します。 システム運用上問題ありません。 [?]Windows Server 2008 R2 のインストールを行うと、以下のようなアプリケーショ ンイベントログが登録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → 1534 Microsoft-Windows-User Profiles Service 警告 コンポーネント {56EA1054-1959-467f-BE3B-A2A787C4B6EA} の イベントCreate のプロファイル通知は失敗しました。 システム運用上問題ありません。 イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : : : : : 1015 Microsoft-Windows-Security-SPP 警告 HRESULT の詳細情報。 返された hr = 0xC004F022、元の hr = 0x80049E00 ライセンス認証後に登録されていなければ、システム運用上問題ありません。 [?]Windows Server 2008 R2の運用中、iSCSIを認識している状態でOSを再起動した 場合、次のような警告がシステムイベントログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 1 iScsiPrt エラー イニシエーターはターゲットへの接続に失敗しました。ダンプ データ にターゲットIPアドレスとTCPポート番号が示されています。 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/976072/ja 350 障害時の対処 [?]Windows Server 2008 R2の運用中、書き込み禁止ボリュームを有するサーバへ シャドーコピーインポートを行った場合、次のような警告がアプリケーションイベント ログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 8193 VSS エラー ボリューム シャドウ コピー サービス エラー : ルーチン IOCTL_DISK_GET_DRIVE_LAYOUT_EX(¥¥?¥mpio#disk&ven_nec &prod_istorage_1000&rev_1000#1&7f6ac24&0&303030303030 303031303030303032383030304636#{ GUID })- BuildLunInfo ForDrive の呼び出し中に予期しないエラーが発生しました。 hr = 0x80070013, このメディアは書き込み禁止になっています。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 12289 VSS エラー 予期しないエラー DeviceIoControl(¥¥?¥storage#volume#_??_mpio#disk&ven_nec& prod_istorage_1000&rev_1000#1&7f6ac24&0&3030303030303 03031303030303032383030304636#{ GUID}#0000000000007 e00#{ GUID }-00000000000002B8, x00560000, 0000000000000000,0,00000000004866D0,4096,[0]) です。 hr = 0x80070013, このメディアは書き込み禁止になっています。 → 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/2003016/ja [?]Windows Server 2008 R2の運用中、フロッピードライブを有するサーバへシャ ドーコピーインポートを行った場合、次のような警告がアプリケーションイベントログ に記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 12289 VSS エラー ボリューム シャドウ コピー サービス エラー:予期しないエラー DeviceIoControl(¥¥?¥fdc#generic_floppy_drive#6&6a032c4&0&0 #{ GUID }-00000000000002B0,0x00560000, 0000000000000000,0,00000000001EC0E0,4096,[0]) です。 hr = 0x80070001, ファンクションが間違っています。 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/2003968/ja 運用・保守編 351 [?]Windows Server 2008 R2のシステム使用時に、次のような内容の警告がシステム イベントログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 1004 IPMIDRV 警告 IPMI デバイスドライバーは、通常の動作状態でIPMI BMC デバイスと 通信しよ うとしました が、タイムアウト したために通信 に失敗しまし た。 IPMI デバイスドライバーに関連付けられたタイムアウト時間は長くす ることができます。 上記イベントログが記録されることがありますが、通常は、IPMIコマンドの リトライ処理が行われるため、運用上の支障はありません。 [?]Windows Server 2008 R2 環境で「システムのアップデート」を実行すると、 シャットダウン時に以下のメッセージが一瞬表示されることがある [表示メッセージ] 1個のプログラムが閉じられていません: (待機中) Task Host Window → システムの運用上問題はありません。 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/975777/ja-jp [?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008のシステム起動時、次のよう な内容の警告がシステムイベントログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 27 e1qexpress 警告 Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connec... Network link has been disconnected. システム起動時またはシステムのアップデート適用時に記録される場合、シ ステム動作上問題ありません。 [?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008のインストール時、システム のアップデート時に以下のような警告がアプリケーションイベントログに記録される場 合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 63 WMI 警告 'プロバイダNcs2 は LocalSystem アカウントを使うために Windows Management Instrumentation 名前空 間Root¥IntelNCS2 に登 録さ れ ました。このアカウントには特権があり、プロバイダがユーザー要求を 正しく偽装しない場合はセキュリティ違反が起こる可能性があります。 システム運用上問題ありません。 352 障害時の対処 [?]Windows Server 2008のインストールを行うと、以下のようなシステムイベントロ グが登録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 5 storflt 警告 The Virtual Storage Filter Driver is disabled through the registry. It is inactive for all disk drives. イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 134 Microsoft-Windows-Time-Service 警告 'time.windows.com,0x9' での DNS 解決エラーのため、NtpClient でタ イム ソースとして使う手動ピアを設定できませんでした。 15 分後に再試行し、それ以降は再試行間隔を 2 倍にします。 エラー : Hote inconnu. (0x80072AF9) イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 263 PlugPlayManager 警告 サービス 'ShellHWDetection' は停止する前に、デバイス イベント通知 の登録解除を行っていない可能性があります。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 7000 Service Control Manager エラー Parallel port driver サービスを、次のエラーが原因で開始できませんで した: '指定されたサービスは無効であるか、または有効なデバイスが関 連付けられていないため、開始できません。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 15016 Microsoft-Windows-HttpEvent エラー サーバー側認証用のセキュリティ パッケージ Kerberos を初期化でき ません。データ フィールドにはエラー番号が格納されています。 → システム運用上、問題ありません。 運用・保守編 353 [?]Windows Server 2008のインストールを行うと、以下のようなアプリケーションイ ベントログが登録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 63 Microsoft-Windows-WMI 警告 プロバイダ Ncs2 は LocalSystem アカウントを使うために Windows Management Instrumentation 名前空間 Root¥IntelNCS2 に登録され ました。この アカウント には特権があ り、プロバイダが ユーザー要求 を正しく 偽装しない場合 はセキュリティ 違反が起こる 可能性がありま す。 プロバイダ IntelEthernetDiag は LocalSystem アカウントを使うため にWindows Management Instrumentation 名前空間 Root¥CIMv2 に 登録され ました。このア カウントには 特権があり、プロ バイダがユー ザー要求 を正しく偽装し ない場合はセキ ュリティ違反 が起こる可能性 があります。 プロバイダ WmiPerfClass は LocalSystem アカウントを使うために Windows Management Instrumentation 名 前 空 間 root¥cimv2 に登 録されました。このアカウントには特権があり、プロバイダがユーザー 要求を正 しく偽装しない 場合はセキュリ ティ違反が起 こる可能性があ ります。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 1020 EvntAgnt エラー レジストリパラメータの処理中にエラーが発生しました。 拡張エージェントは終了中です。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 1054 Security-Licensing-SLC 警告 コンポーネントエラーです。hr=0x80049E00, [4, 3] イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 2019 EvntAgnt エラー SNMP Event Log Extension Agentが正しく初期化されませんでし た。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 3001 EvntAgnt 警告 ログファイルは末尾に配置されませんでした。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 3003 EvntAgnt 警告 ログファイルの終わりの配置エラー 一 番 古 いロ グ レ コ ー ド を取 得 で き ま せ ん。指 定さ れ た ハ ン ド ルは 17891340です。 GetOldestEventLogRecordからのリターンコードは223です。 354 障害時の対処 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 6000 Microsoft-Windows-Winlogon 警告 通知イベントを処理する winlogon 通知サブスクライバ <GPClient> を使用できませんでした。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 6001 Microsoft-Windows-Winlogon 警告 winlogon 通知サブスクライバ <GPClient> で通知イベントに失敗しま した。 → システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2008のインストールを行うと、次のイベントがシステムイベント ログに記録される場合がある イベント ID ソース 説明 → : 10 : VDS 動的なプロバイダ : ドライバからの通知を格納するが、プロバイダに失敗しました。 仮想ディスク サービスを再起動する必要があります。hr = 80042505 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照ください。 http://support.microsoft.com/kb/948275/ja [?]Windows Server 2008のインストールを行うと、次のイベントがシステムイベント ログに記録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → Microsoft-Windows-Security-Licensing-SLC 警告 1021 SLUINotify サービスを開始できませんでした。hr=0x80070424 ライセンス認証画面より、ライセンス認証を行ってください。 ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : : : : : Microsoft-Windows-User Profiles Service 警告 1534 コンポーネント {56EA1054-1959-467f-BE3B-A2A787C4B6EA} の イベント Create のプロファイル通知は失敗しました。 エラー コードは -2147023591 です。 ログオン時一度登録される場合がありますが、システム運用上問題ありません。 運用・保守編 355 [?]Windows Server 2008 のシステム使用時に、次のような内容の警告がシステムイベ ントログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 1004 IPMIDRV 警告 IPMI デバイスドライバーは、通常の動作状態でIPMI BMC デバイスと 通信しよ うとしました が、タイムアウト したために通信 に失敗しまし た。 IPMI デバイスドライバーに関連付けられたタイムアウト時間は長くす ることができます。 上記イベントログが記録されることがありますが、通常は、IPMIコマンドの リトライ処理が行われるため、運用上の支障はありません。 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : LoadPerf エラー 3009 サービス C:¥WINDOWS¥syswow64¥ipsecprf.ini (C:¥WINDOWS¥syswow64¥ipsecprf.ini) の パ フォ ー マン ス カ ウン タの文字列をイ ンストールできませんでし た。エラ ー コードはデータ セクションの最初の DWORD です。 システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : DCOM エラー 10016 コンピュータ既定 権限の設定では、CLSID {555F3418-D99E-4E51800A-6E89CFD8B1D7} をもつ COM サーバーアプリケーションに対 す る ロ ー カ ル ア ク テ ィ ブ 化 ア ク セ ス 許 可 を ユ ー ザ ー NT AUTHORITY¥LOCAL SERVICE SID (S-1-5-19) に与えることはでき ません。このセキュリティのア クセス許可は、コンポーネント サービ ス管理ツールを使って変更できます。 システム運用上、問題ありません。 356 障害時の対処 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : WinMgmt 警告 5603 プロバイダRsop Planning Mode ProviderはWMI名前空間 root¥RSOPに登録されましたが、HostingModel プロパティが指定さ れませんでした。このプロバイダは LocalSystem アカウントで実行さ れます。このアカ ウントには 特権があり、プロ バイダがユー ザー要求 を正しく偽装 しない場合はセ キュリティ違反 が起こる可能性 がありま す。プロ バイ ダの セキ ュリ テ ィの 動作 を確 認し、プ ロバ イダ 登 録の HostingModel プロパティを、必要な機能が実行可能な最小限の権限を 持つアカウントに更新してください。 システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 : : : : WinMgmt 警告 63 プロバイダ HiPerfCooker_v1 は LocalSystem アカウントを使うため にWMI 名前 空間 Root¥WMI に登録さ れました。このアカウントには 特権があり、プロ バイダがユー ザー要求を正し く偽装しない 場合はセ キュリティ違反が起こる可能性があります。 : プロバイダ WMIProv は LocalSystem アカウントを使うためにWMI 名前空間 Root¥WMI に登録されました。このアカウントには特権があ り、プロ バイ ダが ユー ザー 要求 を正 しく 偽装 しな い場 合は セキ ュリ ティ違反が起こる可能性があります。 → システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : Service Control Manager エラー 7011 Dfs サービスからのトランザクション応答の待機中にタイムアウト (30000 ミリ秒) になりました。 再起動後にこのイベントが登録されていない場合、問題ありません。 [?]Windowsの動作が不安定 □ システムのアップデートを行いましたか? → OSをインストールした後にネットワークドライバをインストールすると動作 が不安定になることがあります。 システムのアップデート手順は、「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されてい る各OSのインストレーションサプリメントガイドを参照してください。 運用・保守編 357 [?]Windows Server 2003 サービスパックを適用後、Windows Server 2003 R2 DISC 2をインストールした → サービスパックを再適用してください。なお、Windows Server 2003 R2 DISC 2をインストール後に一度でもサービスパックを適用している場合は、 サービスパックを再適用する必要はありません。 * インストール時の適用順序が不明な場合は、サービスパック再適用を推奨 します。 [?]Windows Server 2003 R2の運用中、以下のようなイベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : IPMIDRV エラー 1001 IPMIデバイス ドライバは、IPMI BMCデバイスがシステムでサポート されているかどうか判断しようとしました。このドライバは、SMBIOS のType38 レコードを検索で きることで IPMI BMCを検出しようとし ましたが、レコードが見つから ないか、レコードにデバイス ドライバ のバージョンとの互換性がありませんでした。SMBIOSの Type 38 レ コードが見つかってい る場合は、イベントのDump Dateフィールドに このレコードがバイナリ表示されます。 Windows Server 2003 R2において提供されている「ハードウェアの管理」 を利用している場合、上記のイベントログが登録されます。 詳細な内容については、下記の「Windows Server 2003 R2で提供される 「ハードウェアの管理」利用の手引き」を参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 [?]以下のメッセージが表示されログインできなくなった Windows 製品のライセンス認証 続行する前にWindowsのライセンス認証の手続きを実行してください。 手続きが完了するまでログオンすることはできません。 今すぐ手続きを実行しますか? コンピュータをシャットダウンするには[キャンセル]をクリックしてく ださい。 はい (Y) いいえ (N) キャンセル □ Windows製品のライセンス認証手続きを完了していますか? → Windows Server 2003では、Windows製品のライセンス認証手続きを完 了 しないまま使用していると、上記のメッセージが表示されます。[はい]を選ん でWindowsのライセンス認証の手続きを実行してください。 358 障害時の対処 [?]Windows Server 2003の運用中、イベントビューアに下記内容のEvntAgntの警告 が登録される場合がある イベントID: 1003 説明: TraceFileNameパラメータがレジストリにありません。 使用した既定のトレース ファイルは です。 イベント ID: 1015 説明: TraceLevel パラメータがレジストリにありません。 使用した既定のトレース レベルは32です。 → システム運用上、問題ありません。 [?]Windowsのインストールを正しくできない □ インストール時の注意事項を確認していますか? → Windows Server 2003は81ページ(またはオンラインドキュメント)を参照 してください。 [?]Windowsのインストール中、イベントビューアのシステムログに次のような内容の警 告が記録される ページング操作中にデバイス ¥Device¥CdRom0上でエラーが検出されました。 → システムの運用上、問題ありません。 [?]Windowsのインストール中、テキストベースのセットアップ画面で、文字化けした メッセージが表示され、インストールが続行できない □ 複数のハードディスクドライブを接続したり、RAIDコントローラ配下に複数の論 理ドライブを作成してインストールを行っていませんか? → OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライ ブをいったん取り外した状態でインストールを行ってください。 → RAIDコントローラ配下のディスクにインストールする場合は、論理ドライブ を複数作成せず、1つだけ作成してインストールを行ってください。 複数の論理ドライブを作成する場合は、インストール完了後、RAIDシステム のコンフィグレーションユーティリティを使用して追加作成してください。 [?]Windowsのインストール中、イベントビューアのシステムログに以下のログが出力さ れる サーバはトランスポート¥Device¥NetBT_Tcpip_{.....}にバインドできませんでした。 トランスポートが初期アドレスのオープンを拒否したため、初期化に失敗しました。 ネットワークの別のコンピュータが同じ名前を使用しているため、サーバーはトランスポート ¥Device¥NetbiosSmbにバインドできませんでした。サーバーを起動できませんでした。 → ネットワークドライバの更新時に発生します。システムの運用上、問題あり ません。 運用・保守編 359 [?]Windowsのインストール後にデバイス マネージャで日本語106/109 キーボードが英 語101/102 キーボードと認識される → デバイス マネージャでは英語101/102キーボードと認識されていますが、 キーボードの入力は日本語106/109キーボードの配列で行うことができます。 日本語106/109キーボードに変更したいときは、以下の手順で変更してくだ さい。 (1) [スタートメニュー ]から[設定]を選択し、[コントロールパネル]を起動する。 (2) [管理ツール]内の[コンピュータの管理]を起動し、[デバイスマネージャ ]をク リックする。 (3) [キーボード]をクリックし、以下のプロパティを開く。 101/102英語キーボードまたは、Microsoft Natural PS/2キーボード (4) [ドライバ]タブの[ドライバの更新]をクリックし、[このデバイスの既知のドラ イバを表示してその一覧から選択する]を選択する。 (5) 「このデバイス クラスのハードウェアをすべて表示」を選択し、日本語 PS/2 キーボード(106/109キー)を選択して[次へ]をクリックする。 (6) ウィザードに従ってドライバを更新してコンピュータを再起動する。 (7) 以下のメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックして操作を続行する。 [?]Windowsの動作が不安定 □ システムのアップデートを行いましたか? → OSをインストールした後にネットワークドライバをインストールすると動作 が不安定になることがあります。104ページを参照してシステムをアップデー トしてください。 [?]STOPエラーが発生した時、「自動的に再起動する」の設定で、設定どおりに動作しない → 障害発生時に「自動的に再起動する」の設定にかかわらず、自動的に再起動 する場合や再起動しない場合があります。再起動しない場合は、手動で再起 動してください。また、この現象発生時に画面に青い縦線が入るなど、画面 が乱れる場合があります。 [?]ブルー画面(STOPエラー画面)で電源OFFができない → ブルー画面で電源をOFFにする時は、強制電源OFF(POWERスイッチを4秒間 押し続ける)を行ってください。一度押しでは電源はOFFになりません。 [?]バックアップツールからシステムをリストア後、動作がおかしい → EXPRESSBUILDERを使ってシステムをアップデートしてください(104ペー ジ参照) 。 360 障害時の対処 [?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008/Windows Server 2003の システム起動時に、システムイベントログに次のような内容の警告が記録される場合が ある イベントID ソース 種類 分類 説明 : : : : : 11 iANSMiniport 警告 なし 次のアダプタリンクは接続されていません。 Intel(R) ∼ イベントID ソース 種類 分類 説明 : : : : : 13 iANSMiniport 警告 なし Intel(R) ∼ がチームで無効化されました。 イベントID ソース 種類 分類 説明 : : : : : 16 iANSMiniport 警告 なし [チーム名]、最後のアダプタはリンクを失いました。ネットワークの接 続が失われました。 イベントID ソース 種類 分類 説明 : : : : : 22 iANSMiniport 警告 なし プライマリアダプタはプローブを検出しませんでした。Intel(R) ∼ 原因でチームが分割されている可能性があります。 → ネットワークアダプタでチームを設定した場合、システム起動時に上記のイ ベントログが記録されますが、LAN ドライバの動作上問題ありません。 [?]Telnetサービスがインストールされていない → コンピュータ名を14文字以下にして、<Telnetサービスのインストール手順> に従ってTelnetサービスをインストールしてください。 <Telnetサービスのインストール手順> (1)スタートメニューから[ファイル名を指定して実行]をクリックする。 (2)[名前]ボックスに「tlntsvr /service」と入力し、[OK]をクリックする。 (3)スタートメニューから [コントロールパネル ]-[管理ツール ]-[サービス ]を開き、 サービスの一覧にTelnetサービスが登録されていることを確認する。 * Telnetサービス のインストール後は、コンピ ュータ名を15文字 以上に設定して も問題ありません。 運用・保守編 361 [?]リモートPower ON/OFF(Wake On LAN)が機能しない → AC ON直後は、リモートPower ON/OFF機能(Wake On LAN)は使用できませ ん。一旦、Windows 2003を起動し、以下の設定を行ないシャットダウンし てください。その後は、AC OFFしない限り、リモートPower ON/OFF機能を 利用できます。 [スタート] → [管理ツール] → [コンピュータの管理]からデバイスマネージャ を選択し、ネットワークアダプタ配下のIntel(R) PRO/1000EB Network Connection with I/O Aceleration #nをダブルクリックし、[詳細設定]のタブ から以下を選択してください。 PMEをオンにする:[オン] Wake On 設定 :[Magic Packet] [?]/3GBスイッチ使用時、OSが起動しない → /3GBスイッチ使用時、OSが起動しなくなる場合があります。 その場合は以下のURLを参照し、/uservaスイッチを使用してユーザーモード の領域を適切な値に調整してください。 http://support.microsoft.com/kb/316739/ja [?]システム時刻がずれる → NTP(Network Time Protocol)サーバなど時刻を調整するサーバを利用しない 場合、実時刻に対してシステム時刻がずれることがあります。この場合は、 NTPサーバを利用するか、Windows Timeサービスを無効に設定してくださ い。 362 障害時の対処 EXPRESSBUILDERについて EXPRESSBUILDERから起動できない場合は、次の点について確認してください。 □ POSTの実行中にEXPRESSBUILDERをセットし、再起動しましたか? → POSTを実行中にEXPRESSBUILDERをセットし、再起動しないとエラーメッ セージが表示されたり、OSが起動したりします。 □ BIOSのセットアップを間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティでブートデバイスの起動順序を設定するこ とができます。BIOSセットアップユーティリティで光ディスクドライブが最 初に起動するよう順序を変更してください。 <確認するメニュー :「Boot」> □ 未フォーマット状態のFlash FDD、又はFDを接続していませんか? → 接続されているFlash FDD、又はFDがWindowsからフォーマット済みと認識 されることを確認してください。未フォーマット状態の場合はフォーマット してください。 □ Boot selection画面で『Os installation***default***』を選択した場合に以下のよ うなメッセージが表示されます。 メッセージを記録して保守サービス会社に連絡してください。 メッセージ 原因 EXPRESSBUILDER は、このコンピュータを動作対象としていません。 正しいバージョンをセットして「OK」ボタンを押してください。 EXPRESSBUILDER の対象マシンで はありません。 対象マシンで実行してください。 (「OK」ボタンを押すと再起動します) マザーボード上のハードウェアに関する情報を取得できませんでした。 対象外の機種、またはマザーボードが故障している可能性があります。 (「OK」ボタンを押すと再起動します) マザーボード交換時など、 EXPRESSBUILDER が装置固有情報 を見つけられない場合に表示されま す。 マザーボード上のハードウェアに関する情報が不正です。 対象外の機種、またはマザーボードが故障している可能性があります。 (マザーボード交換直後にこのエラーが出たときは、「Maintenance Utillity」を使ってハードウェアの情報を正しく設定してください) □ Windows用 OEM-Disk が作成できない場合、以下のようなメッセージが表示され ます。 メッセージの内容を確認して、原因にある対処を行ってください。 メッセージ 原因 フォーマットに失敗しました。書き込み禁止になっているか、フロッ ピーディスクが破損している可能性があります。 フロッピーディスクを確認し、再度 OEM-Disk の作成を実行してくださ い。 Flash FDD もしくはフロッピーディ スクが書き込み禁止になっています。 書き込み禁止を解除してください。 フロッピーディスクをご使用の場合 で、書き込み禁止になっていない場 合、フロッピーディスクドライブを 接続しなおしてください。 ファイルの削除に失敗しました。 書き込み禁止になっていないかなど、メディアの状態を確認してくださ い。 運用・保守編 363 シームレスセットアップについて [?]ドメインに参加するように設定したのに、ワークグループでインストールされている → LANケーブルが接続されていなかった場合、ドメイン参加設定ではなく、 ワークグループ設定でインストールされます。OS起動後に、ドメイン参加を 行ってください。 [?]シームレスセットアップ中、外付けハードディスクドライブの中身が消去された □ OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライブを 接続していませんか? → OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライ ブを取り外し、シームレスセットアップを行ってください。 [?]ネットワークの接続名が『Local Area Connection』になっている → シームレスセットアップの仕様です。 ネットワーク接続名を変更する場合は、シームレスセットアップ完了後に実 施してください。 [?]HDDの先頭に未使用領域がある □ インストールしたOSはWindows Server 2003ですか? → Windows Server 2003 でシームレスセットアップを実行した場合、HDDの先 頭8MBが未使用領域となる場合がありますが、システム運用上、問題ありま せん。 [?]プロダクトキーを入力するタイミングがない □ Windows Server 2008 の場合 → バックアップDVD-ROMを使用してインストールする場合、プロダクトキーの 入力は必要ありません。バックアップDVD-ROM以外のOS DVD-ROMを使用 している場合は、プロダクトキーの入力画面が、 “OSセットアップ中”および “OSインストール後に表示される[マイクロソフトソフトウェアライセンス条 項]前”に2回表示されますのでメッセージに従ってプロダクトキーを入力し てください。 □ Windows Server 2003 の場合 → バックアップCD-ROMを使用してインストールする場合、プロダクトキーの 入力は必要ありません。バックアップCD-ROM以外のOS CD-ROMを使用し ている場合は、プロダクトキーの入力画面がOSセットアップ中に表示されま すのでメッセージに従ってプロダクトキーを入力してください。 364 障害時の対処 [?]Windows Server 2008をシームレスセットアップでIISをインストールした場合、以 下の機能がインストールされている □ Windows プロセスアクティブ化サービス − プロセスモデル − 構成API □ リモートサーバ管理ツール − 役割管理ツール − Webサーバ(IIS)ツール → IISの基本機能をインストールする場合は、上記の機能をインストールする必 要があるため、有効になります。 オートランで起動するメニューについて [?]オンラインドキュメントが読めない □ Adobe Readerが正しくインストールされていますか? → オンラインドキュメントの一部は、PDFファイル形式で提供されています。 あらかじめAdobe Readerをインストールしておいてください。 □ 使用しているOSは、Windows XP SP2ですか? → SP2にてオンラインドキュメントを表示しようとすると、ブラウザ上に以下 のような情報バーが表示されることがあります。 セキュリティ保護のため、コンピュータにアクセスできるアクティブ コンテンツは表示されないよう、Internet Explorerで制限されています。 オプションを表示するには、ここをクリックしてください... この場合以下の手順にてドキュメントを表示させてください。 (1) 情報バーをクリックする。 ショートカットメニューが現れます。 (2) ショートカットメニューから、「ブロックされているコンテンツを許可」を選 択する。 「セキュリティの警告」ダイアログボックスが表示されます。 (3) ダイアログボックスにて「はい」を選択する。 [?]メニューが表示されない □ ご使用のOSは、Windows XP以降、またはWindows Server 2003以降ですか? → 本プログラムは、Windows XP以降またはWindows Server 2003以降のオペ レーティングシステムにて動作させてください。 → Windows 2000の場合は、あらかじめIE6.0をインストールしてください。 → Windows 2008 Server Core環境には対応していません。 □ <Shift>キーを押していませんか? → <Shift>キーを押しながらディスクをセットすると、オートラン機能がキャン セルされます。 運用・保守編 365 □ OSの状態は問題ありませんか? → レジストリ設定やディスクをセットするタイミングによっては、メニューが 起動しない場合があります。そのような場合は、エクスプローラから「マイ コンピュータ」を選択し、セットした光ディスクドライブのアイコンをダブ ルクリックしてください。 [?]メニュー項目がグレイアウトされている □ ご使用の環境は正しいですか? → 実行するソフトウェアによっては、管理者権限が必要だったり、本装置上で 動作することが必要だったりします。適切な環境にて実行するようにしてく ださい。 [?]メニューが英語で表示される □ ご使用の環境は正しいですか? → オペレーティングシステムが英語バージョンの場合、メニューは英語で表示 されます。日本語メニューを起動させたい場合は、日本語バージョンのオペ レーティングシステムにて動作させてください。 ExpressPicnicについて. [?]ExpressPicnicが起動できない → ExpressPicnicは、 「Microsoft® HTML Application host」の関連付けを行っ てください。 (1) Windowsのスタートメニューから[ファイル名を指定して実行]を選択する。 (2) 「%windir¥system32¥mshta.exe /register」と入力する。 ESMPROについて ESMPRO/ServerAgent(Windows版)について → 添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラインドキュメント 「ESMPRO/ServerAgent(Windows版)インストレーションガイド」でトラ ブルの回避方法やその他の補足説明が記載されています。参照してください。 ESMPRO/ServerManagerについて → 添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラインドキュメント 「ESMPRO/ServerManagerインストレーションガイド」でトラブルの回避方 法やその他の補足説明が記載されています。参照してください。 366 障害時の対処 RAIDシステム、RAIDコントローラについて [?]OSをインストールできない □ コンフィグレーションを作成しましたか? → コンフィグレーションユーティリティを使ってコンフィグレーションを作成 してください。 [?]OSを起動できない □ 本製品がまっすぐ奥までPCI スロットに実装されていますか? → 正しく実装してください。 □ 本製品を実装制限があるPCI スロットに実装していませんか? → 本体装置の実装制限を確認後、正しいスロットに実装してください。正しい スロットに実装しても認識されない場合は、RAIDコントローラの故障が考え られます。契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連 絡してください。 □ ハードディスクドライブが奥まで、しっかり実装されていますか? → 正しく実装してください。 □ SAS ケーブルが正しく接続されていますか? (本製品との接続, ハードディスクド ライブとの接続, 増設用HDD ケージとの接続) → 正しく接続してください。 上記の処置を実施し ても認識されない場合 は、ハードディスクドライブ の故障が考えら れます。契約されてい る保守サービス会社、また は購入された販売店へ連 絡してくださ い。 [?]ハードディスクドライブが故障した → 契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してくだ さい。 [?]リビルドが実行できない □ リビルドするハードディスクドライブの容量が少なくありませんか? → 故障したハードディスクドライブと同じか、もしくは大きい容量のハード ディスクドライブを使用してください。 □ バーチャルディスクのRAID レベルが、RAID0 ではありませんか? → RAID0 には冗長性がないためリビルドができません。故障したハードディス クドライブを交換して、再度バーチャルディスクを作成してください。 [?]整合性チェックが実行できない □ バーチャルディスクが「Degraded」になっていませんか? → 故障しているハードディスクドライブを交換し、リビルドを実施してください。 □ バーチャルディスクのRAID レベルが、RAID0 ではありませんか? → RAID0 は冗長性がないため整合性チェックができません。 運用・保守編 367 [?]Universal RAID Utilityの物理デバイスの情報の一部が正しく表示されない → LSI Embedded MegaRAID TMをご使用の場合、Universal RAID Utilityの物理デ バイスの情報が一部正しく表示されない場合があります。 [?]キャッシュモードをライトバックに設定できない Web BIOSのVirtual Disks−Properties画面のPolicies欄の『Write』は、RAIDコントロー ラのキャッシュモード(現在値)を表示します。そのため、増設バッテリが接続されていな い 構成 や、増設 バッ テリ が異 常な 場合、充 電が 十分 では ない 場合 は、 『WBack (Write Back) 』に設定 しても、すぐに『WThru (Write Through) 』に表示が切り替 わります。 キャ ッシュモ ードについ ての説明 は、2 ハード ウェア編 のRAIDシ ステムのコ ンフィグ レーションの章を参照してください。 [?]イベントID129について 以下のメッセージがWindowsのイベントログに登録される。 イベントソース: イベントID : 種類 : 分類 : 説明 msas2k3 129 警告 なし :イベント ID(129)(ソース :msas2k3内)に関する説明が見つかりませんでした。 (以降省略) → 本メッセージがログに登録されても、OSでリトライに成功しているため問題は ありません。そのままご使用ください。 [?]イベントID317について Universal RAID Utilityの RAIDログ、およびOS ログ(Windows のイベントログ )に以下の メッセージが登録される場合があります。 イベントソース: イベントID : 種類 : 分類 : 説明 Raidsrv 317 (8000013D) 警告 なし :<RU0317>[CTRL: %1 PD:%2(%3) %4 %5] 物理デバイスで警告エラーが発生 しました。 エラーコード : %6 → 運用中に上記メッセージが登録される場合がありますが、単発 ※1で発生してい る場合はリトライが成功しているため問題ありません。本メッセージが繰り返 し登録される場合には物理デバイスの故障などが考えられます。契約されてい る保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してください。 ※1 「単発」とはここでは単位時間を示します。本メッセージは単位時間あたり20個ほど登録され る場合があります。複数登録されている場合はメッセージが登録された時間を確認してくださ い。 [?]アクセスLEDが点滅する □ 使用していないのに、頻繁にアクセスLEDが点滅する。 → パトロールリードが動作した場合、特に使用していない状態でもアクセスLED が点滅します。なお、SATAのハードディスクドライブを使用している場合、 LEDが点灯状態となる場合があります。 368 障害時の対処 その他について [?]以下のメッセージが表示される Spurious 8259A interrupt:IRQ7(IRQ15) → メッセージについては割り込みコントローラ(8259)がIRQを正しく受け取れな かったことをCPUへ通知した際に表示されるメッセージであり、本メッセー ジについては無視するようお願い致します。 運用・保守編 369 障害情報の採取 万一障害が起きた場合、次の方法でさまざまな障害発生時の情報を採取することができます。 重要 ⓦ 以降で説明する障害情報の採取については、保守サービス会社の保守員 から情報採取の依頼があったときのみ採取してください。 ⓦ 障害発生後に再起動されたとき、仮想メモリが不足していることを示す メッセージが表示されることがありますが、そのままシステムを起動し てください。途中でリセットし、もう一度起動すると、障害情報が正し く採取できません。 イベントログの採取 装置に起きたさまざまな事象(イベント)のログを採取します。 重要 STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動 してから作業を始めます。 1. コントロールパネルから[管理ツール]−[イベントビューア]をクリックする。 2. 採取するログの種類を選択する。 [ア プリケーション ログ]に は起動していたアプリケー ションに関連するイベント が記録されてい ます。 [セキュリテ ィ ログ]にはセキュリ ティに関連するイベント が記録されています。 [システム ログ]にはWindowsのシステム構成要素で発生し たイベントが記録されています。 3. [操作]メニューの[ログファイルの名前を付けて保存]コマンドをクリックする。 4. [ファイル名]ボックスに保存するアーカイブログファイルの名前を入力する。 5. [ファイルの種類]リストボックスで保存するログファイルの形式を選択し、[OK] をクリックする。 詳細についてはWindowsのオンラインヘルプを参照してください。 370 障害時の対処 構成情報の採取 ハードウェア構成や内部設定情報などを採取します。 情報の採取には「診断プログラム」を使用します。 重要 STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動 してから作業を始めます。 Windows Server 2003の場合 1. スタートメニューから[ヘルプとサポート]をクリックする。 2. ツールバーから[サポート]をクリックする。 3. [関連項目]から[システムの詳細情報]をクリックする。 4. [システムの詳細情報を表示する]をクリックする。 5. [ファイル]メニューの[エクスポート]コマンドをクリックする。 6. [ファイル名]ボックスに保存するファイルの名前を入力する。 7. [保存]をクリックする。 ユーザーモードプロセスダンプ(ワトソン博士の診断情報)の 採取 アプリケーションエラーに関連する診断情報を採取します。 詳しくは「導入編」の「ユーザーモードプロ セスダンプの取得方法」 (119 ページ)を参照し てください。 メモリダンプの採取 障害が起きたときのメモリの内容をダンプし、採取します。ダンプをDATに保存した場合は、 ラベルに「NTBackup」で保存したことを記載しておいてください。診断情報の保存先は任意 で設定できます。詳しくは「メモリダンプ(デバッグ情報)の設定」 (Windows Server 2003 は115ページ)を参照してください。 重要 ⓦ 保守サービス会社の保守員と相談した上で採取してください。正常に動 作しているときに操作するとシステムの運用に支障をきたすおそれがあ ります。 ⓦ 障害の発生後に再起動したときに仮想メモリが不足していることを示す メッセージが表示される場合がありますが、そのまま起動してくださ い。途中でリセットして起動し直すと、データを正しくダンプできない 場合があります。 運用・保守編 371 システムの修復 −Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008の場合− 何らかの原因でシステムを起動できなくなった場合は、システム回復オプションを使用してシ ステムの修復を行うことができます。ただし、この方法は詳しい知識のあるユーザーや管理者 のもと実施してください。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。 −Windows Server 2003 R2, x64 Editions, Windows Server 2003の場合− 何らかの原因でシステムを起動できなくなった場合は、回復コンソールを使用してシステムの 修復を行います。ただし、この方法は詳しい知識のあるユーザーや管理者以外にはお勧めでき ません。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。 重要 ⓦ システムの修復後、必ずシステムをアップデートしてください。また、 Windowsの場合は、システムのアップデートに加え、 各種ドライバを アップデートしてください。詳しくは「EXPRESSBUILDER」DVDに 格納されている各OSのインストレーションサプリメントガイドの「シ ステムのアップデート」、「ドライバのインストールと詳細設定」を参照 してください。 ⓦ ハードディスクドライブが認識できない場合は、システムの修復はでき ません。 372 保守ツール 保守ツール 保守ツールは、本製品の予防保守、障害解析を行うためのツールです。 本書内の説明、および各種ツールのメッセージにおいてフロッピーディ スクに関する記述がありますが、本製品はフロッピーディスクドライブ を内蔵していません。 オプションの Flash FDD を使用するか、USB FDD をお持ちの方は USB FDD を使用してください。 保守ツールの起動方法 次の手順に従って保守ツールを起動します。 1. 周辺機器、FT8600サーバの順に電源をONにする。 2. FT8600サーバの光ディスクドライブへ「EXPRESSBUILDER」DVDをセット する。 3. DVDをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押す) か、電源をOFF/ONしてFT8600サーバを再起動する。 DVDから以下のようなメニューが起動します。 Tool menu(Normal mode): ローカルコンソールでツールを使用 する場合に選択します。 Tool menu(Redirection mode): コンソールレスでツールを使用する場合 に選択します。 重要 メニューの初期選択は「Os installation」となっています。 Boot Selection メニ ュ ー表 示 後、10 秒間 操 作が 行 われ な い場 合は 、 「Os installation」が自動で起動します。 運用・保守編 373 4. ローカルコンソールを使用する場合は「Tool menu(Normal mode)」を、コン ソールレスで使用する場合は「Tool menu(Redirection mode)」を選択する。 (コンソールレスについてはこの後の「コンソールレス」を参照してください。) 次のツールメニューを表示します。 ローカルコンソールを使用した場合 5. 各ツールを選択し、起動する。 コンソールレスの場合 374 保守ツール 保守ツールの機能 保守ツールでは以下の機能を実行できます。 ⓦ Maintenance Utility Maintenance Utilityではオフラ イン保守ユーティリ ティを起動します。オ フライン保守 ユー ティ リテ ィは、本 製品 の 予防 保守、障 害解 析を 行う ため のユ ーテ ィリ テ ィで す。 ESMPROが起動できないような障害が本製品に起きた場合は、オフライン保守ユーティ リティを使って障害原因の確認ができます。 重要 オフライン保守ユーティリティは通常、保守員が使用するプログラムです。オ フライン保守ユーティリティを起動するとメニュー中にヘルプ(機能や操作方 法を示す説明)がありますが、無理な操作をせずにオフライン保守ユーティリ ティの操作を熟知している保守サービス会社に連絡して、保守員の指示に従っ て操作してください。 オフライン保守ユーティリティを起動すると、以下の機能を実行できます。 − IPMI情報の表示 IPMI(Intelligent Platform Management Interface)にお ける シス テム イベ ント ログ (SEL)、センサ装置情報(SDR)、保守交換部品情報(FRU)の表示やIPMI情報のバック アップをします。 本機能により、本製品で起こった障害や各種イベ ントを調査し、交換部品を特定す ることができます。 − BIOSセットアップ情報の表示 BIOSの現在の設定値をテキストファイルへ出力します。 − システム情報の表示 プロセッサ(CPU)やBIOSなどに関する情報を表示したり、テキストファイルへ出力 したりします。 − システム情報の管理 お客様の装置固有情報や設定のバックアッ プ(退避)をします。バックアップを行 うことで、ボードの修理や交換の際に装置固有情報や設定を復旧できます。 ヒント − システム 情報のバッ クアップ方法 については、124ペー ジで説明し ています。 なお、リストア(復旧)は操作を熟知した保守員以外は行わないでください。 システムマネージメント機能 BMC(Baseboard Management Controller) による通報機能や管理 PCからのリモー ト制御機能を使用するための設定を行います。 運用・保守編 375 ⓦ BIOS/FW Updating 各種 BIOS/FWのアップデートを行う手順は、配布 される「各種BIOS/FWのアップデー トモ ジュー ル」に含まれ る「README.TXT」に記載され ています。記 載内容 に従って アップデートを行ってください。「README.TXT」はWindowsのメモ帳などで読むこと ができます。 重要 ⓦ BIOS/FWのア ップデ ートプロ グラムの 動作中は 本体の電 源をOFF にしない でください。アップデート作業が途中で中断されるとシステムが起動できなく なります。 ROM-DOS Startup FD ROM-DOSシステムの起動用サポートディスクを作成します。 ⓦ Test and diagnostics Test and diagnostics(システム診断)では本 体上で各種テスト を実行し、本体の機能 および本体 と拡張ボードなどとの 接続を検査します。システ ム診断を実行すると、本体 に応じて システムチェック用 プログラムが起動し ます。330ページ を参照してシステム チェック用プログラムを操作してください。 ⓦ System Management BMC(Baseboard Management Controller)による通報機能や管理PCからのリモート 制 御 機 能 を 使 用 す る た め の 設 定 を 行 い ま す。こ の メ ニ ュ ー か ら 起 動 す る 機 能 は Maintenance Utilityのシステムマネージメント機能から起動するものと同じです。 376 保守ツール コンソールレス 保守ツールは、本体にキーボードなどのコンソールが接続されていなくても各種セットアッ プを管理用コンピュータ(管理PC)から遠隔操作することができる「コンソールレス」機能 を持っています。 重要 ⓦ 本装置以外のコンピュータおよび他のFT8600シリーズに使用しないで ください。故障の原因となります。 ⓦ コンソールレスでは、「Boot Selection」メニュー中の「Tool menu(Redirection mode)」を選択してください。その他を選択して も管理PCには表示しません。 起動方法 次の2通りの方法があります。 ⓦ ⓦ LAN接続された管理PCから実行する ダイレクト接続(COM B)された管理PCから実行する 起動方法の手順については、 「ESMPRO/ServerManager」インストレーションガイドを参照 してください。 重要 ⓦ BIOSセットアップユーティリティのBootメニューで起動順序を変えな いでください。光ディスクドライブが最初に起動するようになっていな いと使用できません。 ⓦ LAN接続は管理用LANからのみ使用可能です。通常は管理用LANは管 理用LANポートを使用します。SETUPを起動して「Server」− 「BMC LAN Configuration」−「Shared BMC LAN」を[Enabled] に設定すると、LANポート1を管理用LANと共用することができます。 ⓦ ダイレクト接続はシリアルポートBのみ使用可能です。 ⓦ コンソールレスで本装置を遠隔操作するためには、操作する管理PCとの通 信方法や詳細な設定を保存した「設定情報ファイル」を格納したフロッピー ディスクを必ずフロッピーディスクドライブに挿入しておく必要がありま す。 「設定情報ファイル」はツールメニューのシステムマネージメント機能 や、ESMPRO/BMC ConfigurationまたはESMPRO/ServerAgent Extensionで作成することができます。 「設定情報ファイル」はフロッピー ディスクのルートディレクトリに必ず以下のファイル名で作成してくださ い。 <設定情報ファイル名>: CSL_LESS.CFG ⓦ BIOSセットアップユーティリティを通常の終了方法以外の手段(電源 OFFやリセット)で終了するとリダイレクションが正常にできない場合 があります。設定ファイルで再度設定を行ってください。 ⓦ Windows Server 2008でCOMのダイレクト接続を行う場合は、デ バイスマネージャでCOMポートを「無効」に設定して、リブートを実 施してください。 運用・保守編 377 ヒント BIOS設定情報は以下の値にセットされます。 ⓦ Serial Port A:[Enabled] ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ Serial Port A I/O Address:[3F8] Serial Port A Interrupt:[IRQ 4] Serial Port B:[Enabled] Serial Port B I/O Address:[2F8] Serial Port B Interrupt:[IRQ 3] BIOS Redirection Port:[Serial Port B] Baud Rate:[19.2K] Flow Control:[CTS/RTS] Console Type:[PC ANSI] 378 移動と保管 移動と保管 本体を移動・保管するときは次の手順に従ってください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 重要 2人以下で持ち上げたり、移動させたりしない 中途半端に取り付けない 指を挟まない 高温注意 ⓦ フロアのレイアウト変更など大掛かりな作業の場合はお買い上げの販売 店または保守サービス会社に連絡してください。 ⓦ ハードディスクドライブに保存されている大切なデータはバックアップ をとっておいてください。 ⓦ ハードディスクドライブを内蔵している場合はハードディスクドライブ に衝撃を与えないように注意して本体を移動させてください。 ⓦ 再度、運用する際、内蔵機器や本体を正しく動作させるためにも室温を 保てる場所に保管することをお勧めします。 装置を保管する場合は、保管環境条件(温度:-10℃∼55℃、湿度: 20%∼80%)を守って保管してください(ただし、結露しないこと) 。 1. CD-ROM/DVD-ROMをセットしている場合は取り出す。 2. 本体の電源をOFF(POWERランプ消灯)にする。 3. 本体に接続している電源コードをコンセントから抜く。 4. 本体に接続しているケーブルをすべて取り外す。 運用・保守編 379 5. 本体に傷がついたり、衝撃や振動を受けたりしないようしっかりと梱包する。 重要 輸 送後や保 管後、装置を 再び運用す る場合は、運 用の前に システム 時計の確 認・調整をしてください。 シ ステム時計 を調整して も時間の 経過と共に 著しい遅れ や進みが 生じる場合 は、お買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。 本装置および、内蔵型のオプション機器は、寒い場所から暖かい場所に急に持 ち込む と結露が発生し、そのま ま使用すると誤作動や 故障の原因となります。 装置の移動後や保管後、再び運用する場合は、使用環境に十分なじませてから お使いください。 380 ユーザーサポート ユーザーサポート アフターサ ービスをお受け になる前に、保証およ びサービスの内 容について確認 してくださ い。 保証について 本装置には『保証書』が添付されています。 『保証書』は販売店で所定事項を記入してお渡し しますので、記載内容を確認のうえ、大切に保管してください。保証期間中に故障が発生し た場合は、 『保証書』の記載内容にもとづき無償修理いたします。詳しくは『保証書』および この後の「保守サービスについて」をご覧ください。 保証期間後の修理についてはお買い求めの販売店または保守サービス会社に連絡してくださ い。 重要 ⓦ 弊社製以外(サードパーティ)の製品、または弊社が認定していない装 置やインタフェースケーブルを使用したために起きた装置の故障につい ては、その責任を負いかねますのでご了承ください。 ⓦ 本体の上面に、製品の形式、SERIAL No.(号機番号) 、定格、製造業 者名、製造国が明記された銘板が貼ってあります。販売店にお問い合わ せする際にこの内容をお伝えください。また銘板の号機番号と保証書の 保証番号が一致していませんと、保証期間内に故障した場合でも、保証 を受けられないことがありますのでご確認ください。万一違う場合は、 販売店にご連絡ください。 銘板 運用・保守編 381 修理に出される前に 「故障かな?」と思ったら、以下の手順を行ってください。 1. 電源コードおよび他の装置と接続しているケーブルが正しく接続されていることを 確認します。 2. 「障害時の対処(335ページ) 」を参照してください。該当する症状があれば記載 されている処理を行ってください。 3. 本装置を操作するために必要となるソフトウェアが正しくインストールされている ことを確認します。 4. 市販のウィルス検出プログラムなどでサーバをチェックしてみてください。 以上の処理を行ってもなお異常があるときは、無理な操作をせず、お買い求めの販売店また は保守サービス会社にご連絡ください。その際にサーバのランプの表示やディスプレイ装置 のアラーム表示もご確認ください。故障時のランプやディスプレイによるアラーム表示は修 理の際の有用な情報となることがあります。 なお、保証期間中の修理は必ず保証書を添えてお申し込みください。 重要 この装置は日本国内仕様のため、海外で使用することはできません。ご了承く ださい。 修理に出される時は 修理に出される時は次のものを用意してください。 □ 保証書 □ ディスプレイ装置に表示されたメッセージのメモ □ 障害情報(369 ページに 記載している情報 などが含まれます。障 害情報は保守サー ビス会社から指示があったときのみ用意してください。) □ 本体・周辺機器の記録 補修用部品について 本装置の補修用部品の最低保有期間は、製造打ち切り後5年です。 382 ユーザーサポート 保守サービスについて 保守サービスは三菱電機インフォメーションテクノロジー、および三菱電機インフォメー ションテクノロジーが認定した専任保守員によってのみ実施されますので、純正部品の使用 はもちろんのこと、技術力においてもご安心の上、ご都合に合わせてご利用いただけます。 なお、お客様が保守サービスをお受けになる際のご相談は、弊社営業担当または代理店で 承っておりますのでご利用ください。 保守サービスは、お客様に合わせて「契約保守」と「スポット保守」の2つを用意しております。 保守サービスメニュー 契約保守サービス お客様の障害コールにより優先的に技術者を派遣し、修理にあたります。この保守方式は、 装置に応じた一定料金で保守サービスを実施させていただくもので、お客様との間に維持 保守契約を結ばせていただきます。さまざまな保守サービスを用意しています。詳しくは この後の説明をご覧ください。 スポット保守サービス お客様の障害コールにより、技術者を派遣し、修理にあたります。保守または修理料金は その都度精算する方式で、作業の内容によって異なります。 契約保守 「契約保守」には、「基本サービス」と、 「オプションサービス」があります。 「基本サービス」 ハードウェアに万一障害が発生した場合、弊社の技術者がお客様をご訪問しハードウェアの復 旧作業を実施するものです(オンサイト保守)。ただし、ソフトウェアの復旧作業は含まれて おりません(別途費用が発生します) 。 なお、基本サービスはサー ビス提供時間/目標駆付 時間等により以下の4 つのサービスグレー ドがあります。 サービスグレード ベーシック シルバー サービス提供時間 月曜∼金曜 8:00 ∼ 17:30 月曜∼日曜 8:00 ∼ 19:00 月曜∼日曜 24 時間 月曜∼日曜 24 時間 目標駆付時間 当日 4 時間以内 4 時間以内 2 時間以内 対応形態 標準サービス ゴールド プラチナ 電話対応 / オンサイト *1 選択できる オプションサービス ー S1/S2/S3/S4/ S5/S6/S7/S8/ S9/S10 ー S1/S2/S3/S4/ S5/S6/S7/S8/ S9/S10 S3 S1/S2/S3 S1/S2/S4/S5/ S6/S7/S8/S9/ S10 S4/S5/S6/S7/ S8/S9/S10 *1 標準サービスに記載のS1、S2、S3はグレードに必要な必須オプションサービスとなります。 運用・保守編 383 「オプションサービス」 S1 専用パーツサービス 保守対象機器について緊急度が高く、致 命的な部品や機器を予め用意するこ とで復旧時間を短縮します。 S2 交換パーツ検証サービス 故障した部品や機器の診断を行い、故障部位の特定と報告を行います。 S3 プロアクティブサービス(定期巡回・障害レポート・定期連絡会) 保守契約に基づき、対象機器の設置場所に訪問しログの解析や、稼働状況 を確認します。 S4 ソフトウェアリカバリーサービス お客様に代わって弊社エンジニアが、システムの稼働に必要なソフトウェ アの設定や復旧を実施します。 S5 マルチベンダー保守サービス 弊社製品を基幹とするシステムに付帯する他ベンダー周辺機器を一括で保 守します。 S6 マルチベンダーコール受付サービス 弊社製品を基幹とするシステムに付帯する他ベンダー周辺機器をコールセ ンターで受付します。 S7 ネットワークリカバリーサービス お客様に代わって弊社エンジニアが、ネットワークトラブル時に構成情 報・手順書をもとに復旧を行います。 S8 メンテナンスサービス 対象機器の設置場所に訪問し、定期的に点検作業を行い、結果の報告を行 うことで安定稼働対策・予防対策ができます。 S9 リモートメンテナンスサービス(自動通報) ハードウェアの自動通報機能を用い、障害の兆候を察知することで、障害 を未然に防ぐことができます。 S10 データセキュリティサービス (お引渡し・ハードディスクデータ消去・ハードディスク破壊) ハードディスクなど情報を保持した部品に対し、引き渡し・データ消去・ 物理破壊などを行います。 上記の「オプションサービス」の詳細につきましては、弊社営業担当にご確認いただくか弊 社のインターネットホームページをご覧ください。 また、上記の「オプションサービス」にない項目については、別途見積りをいたしますので弊 社営業担当にご相談ください。 スポット保守サービス スポット保守サービスの受付およびオンサイト作業は弊社営業日の月曜∼金曜 9:00∼17:00 国民の祝日、土曜日、日曜日、年末年始(12月30日∼1月3日)は休みです。 スポット保守サービスは翌々営業日以降の対応となります。 384 ユーザーサポート 障害コール受付窓口 三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社 カスタマリレーション部コールセンター フリーダイヤル:0120-550-344 TEL:0467-40-2734 インターネットホームページのご案内 三菱電機インフォメーションテクノロジーではインターネット上で各種サービスのご案内を 行っております。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 他社製品を含む情報機器リサイクルのお問い合 わせについて 情報機器リサイクルセンター TEL: 03-3455-6106 E-Mail: [email protected] 受付時間: 月曜∼金曜 9:00∼17:00 ※ 国民の祝日、土曜日、日曜日、年末年始、情報機器リサイクルセンター指定の休日を除く。 https://www.diarcs.com 付録 385 付録A 仕 様 MN8100-1668/1669/1670/1671/1672 FT8600 シリーズ モデル 200Ef 型 名 ディスクレスモデル MN8100-1668 MN8100-1669 MN8100-1670 MN8100-1671 MN8100-1672 CPU タイプ インテル ® Xeon® プロセッサー E5503 インテル ® Xeon® プロセッサー E5506 インテル ® Xeon® プロセッサー E5620 インテル ® Xeon® プロセッサー E5640 インテル ® Xeon ® プロセッサー L5640 クロック 2GHz 2.13GHz 2.4GHz 2.66GHz 2.26GHz キャッシュ 4M 4M 12M 12M 12M 標準(最大) 1 個(2 個) インテル ® 5520 チップセット メモリ ー 標準 最大 補助 内蔵 入力装置 HDD メモリスペアリング機能 ー 192GB(16GB x 12) 標準 ー 最大* 1 オプションディスクケージ搭載時: 3.5 型 SATA: 8TB(2TBx4) 2.5 型 SAS: 4.8TB(600GBx8)、SATA: 4TB(500GBx8) ホットプラグ 対応 インタフェース規格 と RAID 構成 SATA 3Gb/s : RAID 0/1/10( 標準 ), RAID 5/6/50 ( オプション ) SAS 6Gb/s : RAID 0/1/5/6/10/50 ( オプション ) 光ディスクドライブ DVD-ROM ドライブ (DVD:6 倍速以上、最大 16 倍速、CD:17 倍速以上、 最大 40 倍速)x1 FDD オプション: 外付 FDD(2 モード対応)* 2 拡張 ディスクベイ [ 空き ] スロット 3.5 型ディスク:4[4](オプション) 2.5 型ディスク:8[8](オプション) 5.25 型デバイスベイ [ 空き ] 3[2](DVD-ROM ドライブで 1 スロット占有済) PCI EXPRESS2.0 スロット (x8) [ 空き ] 4[4] PCI EXPRESS スロット(x4)[ 空き] 1[1](x8 ソケット) 32bit/33MHz 5V PCI [ 空き ] 表示機能 グラフィックスアクセラレータ 1[1] チップセット内蔵 ビデオ RAM 32MB グラフィック表示 640x480(最大 1,677 万色) 、800x600(最大 1,677 万色)、 1,024x768(最大 1,677 万色) 、1,280x1,024(最大 1,677 万色) 標準インタフェース キーボード ( ミニ DIN6 ピン )x1、マウス(ミニ DIN6 ピン)x1、 アナログ RGB(ミニ D-Sub15 ピン)x1、 USB2.0x8(前面 :2、背面 :2、内部 :4) 、 RS-232C 規格準拠シリアルポート(D-Sub9 ピン)x1、 1000BASE-T (100BASE-TX/10BASE-T) 対応 LAN コネクタ (RJ-45) x2、 管理用 LAN(100BASE-TX/!0BASE-T) コネクタ (RJ-45)x1 冗長電源 対応(オプション、ホットプラグ対応)* 3 冗長ファン 対応(オプション、ホットプラグ不可) ONL-511-017-01-200Ef-000-05-1007 386 付録 FT8600 シリーズ モデル 200Ef 型 名 ディスクレスモデル MN8100-1668 MN8100-1669 MN8100-1670 MN8100-1671 MN8100-1672 外形寸法 205.0mm(幅)× 599.0mm(奥行き)× 450.0mm(高さ)(スタビライザ収納時 / 突起物含 まず ) 316.0mm(幅)× 620.0mm(奥行き)× 450.0mm(高さ)(スタビライザオープン時 / 突起 物含む、非冗長電源ユニット搭載時 ) 316.0mm(幅)× 629.0mm(奥行き)× 450.0mm(高さ)(スタビライザオープン時 / 突起 物含む、冗長電源構成時 ) 質量(最大) 26kg 電源 二極並行アース付きコンセント× 1(AC100V ± 10%、50/60Hz ± 3Hz) 消費電力(待機時) 371VA/367W 388 VA/384W 432VA/427W 456 VA/451W 421VA/417W (227VA/225W) (229VA/227W) (227VA/225W) (227VA/225W) (225VA/223W) 0.0024 (c 区分 ) 温度 / 湿 動作時 度 保管時 条件 *5 温度 :10 ∼ 35 ℃、湿度 :20 ∼ 80%(ただし、結露しないこと) インストール OS なし 標準添付品 サポート OS − *4 消費効率 温度 :-10 ∼ 55 ℃、湿度 :20 ∼ 80%(ただし、結露しないこと)* 5 キーボード、マウス、スタートアップガイド、使用上のご注意、保証書、 「EXPRESSBUILDER」DVD、ユーザーズガイド(電子マニュアルを含む)*6 ) Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Server® Server® Server® Server® Server® Server® Server® Server® Server® Server® Server® Server® 2008 R2, Standard 日本語版、 2008 R2, Enterprise 日本語版、 2008 Standard 日本語版、 2008 Enterprise 日本語版、 2008 Standard 32-Bit 日本語版、 2008 Enterprise 32-Bit 日本語版、 2003 R2, Standard x64 Edition 日本語版、 2003 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版、 2003 R2, Standard Edition 日本語版、 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版 2003 Standard Edition 日本語版 (SP1 以降)、 2003 Enterprise Edition 日本語版 (SP1 以降) *1 総論理容量が 2TB 以上の場合、工場出荷時は論理容量 2TB を上限とした論理ドライブを作成します。残りの容量につい ては、別途 RAID コントローラのユーティリティで論理ドライブを作成してください。 *2 *3 保守時および OS 再インストール時に備えて、システムで最低 1 式は必ず手配してください。 冗長構成にするには、電源を冗長電源アップグレードキット[MN8181-71A]にし、冗長電源[MN8181-72A]を追加 する必要があります。 *4 省エネ法 (2007 年度基準 ) の規制対象外です。 *5 低温または高温で保管した場合、システム時計の時刻が現在時刻から大きくずれる場合があります。 なお、システム時計に高い精度が求められる場合には、タイムサーバ(NTP サーバ)の運用を推奨します。 *6 ユーザーズガイド(ペーパー版)は付属していません。 付録 387 付録B 電力、温度、プロセッサ利用率のデータ へのアクセス方法 ENERGY STAR®プログラムに適合するための要件に基づき、FT8600サーバにおいて、通 常動作時におけるワット単位による入力消費電力、吸気温度および、すべての論理プロセッ サの使用率に関するデータへアクセスする方法を以下に記載します。 Windows 以下に示す例は、Windows Server 2008で実行できることを確認しています。 消費電力 BMC(Baseboard Management Controller)に対してIPMI(Intelligen Platform Management Interface)経由で以下のコマンドを実行して消費電力を取得します。 Network Function Code:3Eh (Controller-specific OEM) Command Code:0Bh (Get Current Sensor Data) 以下にVisual Basic Script (e.g. Power.vbs) を使用した実行例を示します。 ' Start Script Option Explicit ' Prepare for IPMI Driver Dim osvc, oclass Dim oinstance, oipmi set osvc = getobject("winmgmts:root¥wmi") set oclass = osvc.get("microsoft_ipmi") for each oinstance in osvc.instancesof("microsoft_ipmi") set oipmi = oinstance next 'Format the IPMI command request Dim oinparams set oinparams = oclass.methods_("requestresponse").inparameters oinparams.networkfunction = &h3e 'OEM NetworkFunction oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h0b 'Get Current Sensor Data Command oinparams.requestdatasize = 0 'call the driver Dim outparams set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) WScript.Echo " Completion Code = 0x" & hex(outparams.Completioncode) If outparams.Completioncode <> 0 Then Wscript.Echo " Not supported" Else 'WScript.Echo " Data LS Byte = 0x" & hex(outparams.ResponseData(1)) 'WScript.Echo " Data MS Byte = 0x" & hex(outparams.ResponseData(2)) WScript.Echo " Power Consumption = " & outparams.ResponseData(2)*256 + _ outparams.ResponseData(1) & " watts" End If ' End Script ⓦ 実行例 C:¥VBS> cscript //nologo Power.vbs 388 付録 ⓦ 実行結果例 Completion Code = 0x0 Power Consumption = 76 watts この場合の消費電力は76ワットになります。 ヒント 装置の電源構成によっては消費電力を取得できないことがあります。 その場合は、Completion Codeは0xC1または0xCBとなります。 吸気温度 BMCに対してIPMIに準拠した以下の標準コマンドを実行することにより、SDR(Sensor Data Record)情報から温度センサを検索し、吸気温度を取得します。 ・Get SDR Repository Info ・Reserve SDR Repository ・Get SDR ・Get Sensor Reading 以下にVisual Basic Script (e.g. Sensor.vbs)を使用した実行例を示します。 'Start Script Option Explicit ' Prepare for MS IPMI Driver Dim osvc, oclass Dim oinstance, oipmi set osvc = getobject("winmgmts:root ¥wmi") set oclass = osvc.get("microsoft_ipmi") for each oinstance in osvc.instancesof("microsoft_ipmi") set oipmi = oinstance next ' (Get SDR Repository Info) Dim oinparams set oinparams = oclass.methods_("requestresponse").inparameters ' (Get SDR Repository Info) oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h20 oinparams.requestdatasize = 0 ' Fire IPMI Command Dim outparams Dim i, RecordCount set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) RecordCount = outparams.ResponseData(3)*256 + outparams.ResponseData(2) ' (Reserve SDR Repository) oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h22 oinparams.requestdatasize = 0 Dim Reserve_LS, Reserve_MS set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) Reserve_LS = outparams.ResponseData(1) Reserve_MS = outparams.ResponseData(2) ' (Get SDR) for each record Dim Record_LS,Record_MS, Offset, Length Dim cnt, sensorNum, sensorType ' First Record Record_LS = 0 Record_MS = 0 For cnt = 0 to RecordCount-1 Offset = 0 Length = 9 oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 付録 389 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS, Offset, Length) oinparams.requestdatasize = 6 set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) If outparams.Completioncode = 0 Then If outparams.ResponseData(6) = 1 Then ' Full Sensor Record call GetSensorType(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS, sensorType) If sensorType = 1 Then ' Temperature WScript.Echo "===========================================" call GetIDString(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS) WScript.Echo " Sensor Type = Temperature" sensorNum = outparams.ResponseData(10) call GetSensor(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS,sensorNum) End If End If Record_LS = outparams.ResponseData(1) Record_MS = outparams.ResponseData(2) If Record_LS = &hff And Record_MS = &hff Then exit For End If End If Next Sub GetSensorType(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, sensorType) Dim outtmp oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 12, 2) oinparams.requestdatasize = 6 set outtmp = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) sensorType = outtmp.ResponseData(3) End Sub Sub GetSensor(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, sensorNum) Dim outtmp, units1, units2, sensortype oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 20, 14) oinparams.requestdatasize = 6 set outtmp = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) units1 = outtmp.ResponseData(3) Select Case outtmp.ResponseData(4) case 0: units2 = "unspecified" case 1: units2 = "degrees C" case 6: units2 = "Watts" case else: units2 = "Refer to IPMI Specification: Type=0x" _ & hex(outtmp.ResponseData(4)) End Select ' (Get Sendor Reading) Dim sensorData, rawData, currentValue oinparams.networkfunction = &h4 oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h2d oinparams.requestdata = array(sensorNum) oinparams.requestdatasize = 1 set sensorData = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) If sensorData.Completioncode <> 0 Then 'WScript.Echo " Sensor Not Available" exit Sub End If rawData = sensorData.ResponseData(1) If units1 and &h40 Then If rawData And &h80 Then rawData = rawData Xor &hff End If Elseif units1 and &h80 Then call get2complement(rawData, rawData, 8) End If If (sensorData.ResponseData(2) And &h80) = 0 Or _ (sensorData.ResponseData(2) And &h40) = 0 Or _ (sensorData.ResponseData(2) And &h20) Then WScript.Echo " Event Status: Unavailable" Else 390 付録 'WScript.Echo " Event Status: ok" Dim M,B,k1,k2 Dim ret M = (outtmp.ResponseData(8) And &hc0) * 4 + outtmp.ResponseData(7) B = (outtmp.ResponseData(10) And &hc0) * 4 + outtmp.ResponseData(9) call get2complement(M, M, 10) call get2complement(B, B, 10) call get2complement(outtmp.ResponseData(12) And &h0f, k1, 4) call get2complement((outtmp.ResponseData(12) And &hf0)/16, k2, 4) currentValue = CDbl (((M * rawData) + (B * (10 ^ k1))) * (10 ^ k2)) WScript.Echo " Current Value = " & currentValue & " " & units2 End If End Sub Sub get2complement(raw, rv, bit) Select Case bit case 4: If raw And &h8 Then rv = 0 - ((&h10 - raw) and &h0f) Else rv = raw End If case 8: If raw And &h80 Then rv = 0 - ((&h100 - raw) and &h0ff) Else rv = raw End If case 10: If raw And &h200 Then rv = 0 - ((&h400 - raw) and &h3ff) Else rv = raw End If End Select End Sub Sub GetIDString(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms) Dim tmpMessage Dim outsdridstringtype oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 47, 1) oinparams.requestdatasize = 6 set outsdridstringtype = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) Dim outsdridstring Dim idlength, j idlength = outsdridstringtype.ResponseData(3) and 31 oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 48, idlength) oinparams.requestdatasize = 6 set outsdridstring = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) tmpMessage = " ID String = " For j = 3 to idlength + 2 tmpMessage = tmpMessage & Chr(outsdridstring.ResponseData(j)) Next WScript.Echo tmpMessage End Sub 'End Script ⓦ 実行例 C:¥VBS> cscript //nologo Sensor.vbs 付録 391 ⓦ 実行結果例 =========================================== ID String = FntPnl Amb Temp Sensor Type = Temperature Current Value = 27 degrees C =========================================== ID String = DIMM1 Temp Sensor Type = Temperature Current Value = 35 degrees C =========================================== ID String = DIMM2 Temp Sensor Type = Temperature Event Status: Unavailable =========================================== 吸気温度は、ID Stringに“Amb” 、“Ambient”または“Front Panel”の文字列を含むセンサ から取得します。 上記例では、“FntPnl Amb Temp”のセンサが該当します。 上記実行例の場合、吸気温度は27度(摂氏)となります。 プロセッサ使用率 すべての論理プロセッサの使用率は、Windows OSが標準提供する Win32_PerfFormattedData_PerfOS_Processorクラスを使用して取得します。以下にVisual Basic Script (e.g. Proc.vbs)を使用した実行例を示します。本スクリプトでは、30秒毎に プロセッサ使用率を出力します。 ' Start Script strComputer = "." Set objWMIService = GetObject("winmgmts:" _ & "{impersonationLevel=impersonate}! ¥¥" & strComputer & "¥ root¥cimv2") set objRefresher = CreateObject("WbemScripting.Swbemrefresher") Set objProcessor = objRefresher.AddEnum _ (objWMIService, "Win32_PerfFormattedData_PerfOS_Processor").objectSet objRefresher.Refresh Dim first first = true Do For each intProcessorUse in objProcessor If first Then If intProcessorUse.Name = "_Total" Then first = false End If else Wscript.Echo "Proc" & intProcessorUse.Name & " : " & _ "PercentProcessorTime=" & _ intProcessorUse.PercentProcessorTime End If Next Wscript.Sleep 30*1000 'sleep 30 * 1000ms objRefresher.Refresh Loop ' End Script ⓦ 実行例 C:¥VBS> cscript //nologo Proc.vbs ⓦ 実行結果例 Proc0 : PercentProcessorTime=0 Proc1 : PercentProcessorTime=0 Proc2 : PercentProcessorTime=0 Proc3 : PercentProcessorTime=0 Proc4 : PercentProcessorTime=76 Proc5 : PercentProcessorTime=0 Proc6 : PercentProcessorTime=0 Proc7 : PercentProcessorTime=0 Proc_Total : PercentProcessorTime=9 Proc0−7は各プロセッサの使用率、Proc_Totalはプロセッサ全体の使用率を示します。 392 メモ メ モ 索 引 393 索 引 記号 1000/100/10ランプ 135, 145 100/10ランプ 135 2.5型ディスクケージ 225 2.5型ハードディスクドライブ 178 3.5型ディスクケージ 221 3.5型ハードディスクドライブ 174 5.25型デバイスの接続 232 5.25型デバイスベイ 133 , 138 A EXPRESSBUILDER 302 起動 302 サポートしているサービ スパック 14 サポートしている大容量 記憶コントローラ 15 トラブルシューティング 362 EXPRESSBUILDERにドライ バをロードする 303 ExpressPicnic 306 トラブルシューティング 365 パラメータファイルの作 成 306 ACリンク 259 F B Flash FDD 163 Flashメモリ 271 BitLocker 44 H C CMOSメモリ 271 COM Aコネクタ 139 CPU 209, 385 取り付け 210 CPUヒートシンク 138 Hyper-Vのサポートについて Windows Server 2008 74 Windows Server 2008 R2 44 I D DIMM 138, 196 増設順序 197 ソケット 139 メモリクロック 199 DISKアクセスランプ 144 Diskランプ 146 DUMP(NMI)スイッチ 133 DVD-ROMドライブ 160 E ESMPRO トラブルシューティング 365 ESMPRO/ServerAgent (Windows版) 317 ESMPRO/ServerAgent Extension 319 ESMPRO/ServerManager 324 IDラベル 14 L LANコネクタ 135 LANドライバ Windows Server 2003 96 Windows Server 2008 68 Windows Server 2008 R2 40 LANドライバのセットアップ Windows Server 2003 96 Windows Server 2008 70 Windows Server 2008 R2 40 LANボード Windows Server 2003 101 Windows Server 2008 73 Windows Server 2008 R2 43 LINK/ACTランプ 135, 145 P PAEオプションの設定 Windows Server 2003 103 Windows Server 2008 74 PCIガイドレール 138 PCIボード 187, 218 スロット 139 POST エラーメッセージ 159, 336 チェック 157 流れ 157 POWER/SLEEPスイッチ 133, 156 POWER/SLEEPランプ 143, 156 Processor 2 CPUIDSETUP 245 PROSet Windows Server 2003 94, 95 Windows Server 2008 68 Windows Server 2008 R2 40 R RAIDコントローラ トラブルシューティング 366 RAIDコントローラの取り付け について 191 RAIDシステム オプションのRAIDコント ローラ 184 オンボードのRAIDコント ローラ 182 設定方法 181 注意事項 185 ハードディスクドライブ の交換について 186 181 394 索 引 トラブルシューティング 366 RAIDシステムの有効化 281 RAIDのコンフィグレーション 情報をセーブ/ロードする 303 RAIDの有効化 284 RESETスイッチ 133 S SASコントローラ Windows Server 2003 102 Windows Server 2008 73 Windows Server 2008 R2 43 SCSIコントローラ Windows Server 2003 102 Windows Server 2008 73 Windows Server 2008 R2 43 SCSIデバイス 232 SETUP 234 Access Level 241 AC-LINK 259 Active Processor Cores 244 Adjacent Cache Line Prefech 244 Administrator Password 255 Advanced 243 Advanced Chipset Configuration 249 Assert NMI on PERR 258 Assert NMI on SERR 258 Auto Clear Event Logs 264 Available under 4GB 247 Baud Rate 254 BIOS Information 241 BIOS Redirection Port 253 BIOS Revision 261 BIOS Version 241 BMC Device ID 261 BMC Device Revision 261 BMC Firmware Revision 261 BMC IRQ 259 BMC LAN Configuration 258 , 262 BMC Network Configuration 262 Board Part Number 261 Board Serial Number 261 Boot 267 Boot Configuration 267 Boot Monitoring 258 Boot Monitoring Policy 258 Boot Option #1 267 Boot Option #2 267 Boot Option #3 267 Boot Option #4 267 Boot Option Priorities 267 Bootup Numlock State 267 Build Date 241 CD/DVD ROM Drive BBS Priorities 267 Chassis Part Number 261 Chassis Serial Number 261 Check previous System Config 259 Clear All Event Logs 264 Clear BMC Configuration 263 CLI SETUP 259 Command Line Interface 263 Console Redirection Settings 253 Continue C.R. after POST 254 CPU1_DIMM1-6 Status 247 CPU2_DIMM1-6 Status 247 Current TPM Status Information 257 Data Bits 254 Data Reuse Optimization 244 Default Gateway 262 Device Reset Timeout 252 DHCP 262 Disable USB Ports 256 Discard Changes 269, 270 Discard Changes and Exit 268 EIST 244 EMT64 245 Event Log Configuration 258, 264 Execute Disabled Bit 244 Floppy Drive BBS Priorities 267 Flow Control 254 FRB-2 Policy 258 Hard Disk Pre-Delay 250 Hard Drive BBS Priorities 267 Hardware Memory Test 246 Hardware Prefetcher 244 HPET 249 HTTP 263 HTTP Port Number 263 HTTPS 263 HTTPS Port Number 263 Hyper-Threading 244, 245, 246 Intel(R) I/O AT 249 Intel(R) VT-d 249 IP Address 262 L1 Data Prefetcher 244 L2 Cache RAM 245 L3 Cache RAM 245 LAN1 Option ROM Scan 248 LAN2 Option ROM Scan 248 LAN Connection Type 262 LAN Controller 248 Load Setup Defaults 269 Main 240 Management LAN MAC Address 261 Memory Configuration 246 索 引 395 Memory Frequency 246 Memory Information 241, 247 Memory/Processor Error 259 Memory RAS Mode 246 Memory Voltage 246 Microcode Revision 245 Network Drive BBS Priorities 267 NUMA 246 Onboard LAN1 MAC Address 261 Onboard LAN2 MAC Address 261 Parity 254 Password Configuration 255 Password On Boot 256 PCI Configuration 248 PCI Slot 1∼6 Option ROM 248 Pending TPM operation 257 Performance/wait 244 PIA Revision 261 Platform Event Filtering 259 Post Error Pause 259 Power ON Delay Time 259 Power Switch Inhibit 259 Processor 1 CPUID 245 Processor C3 Report 244 Processor Configuration 243 Processor Cores 245 Processor Information 244, 245, 246 Processor Speed 245 Processor Type 245 QPI Frequency 249 Quiet Boot 267 SATA Configuration 250 SATA Information 250, 251 SATA Mode 250 SATA Port0 251 SATA Port1 251 SATA Port2 251 SATA Port3 251 SATA Port4 251 SATA Port5 251 Save & Exit 268 Save Changes 269 Saving Changes and Exit 268 SDR Revision 261 Security 255 Security Configuration 256 Serial A Base I/O 253 Serial A Interrupt 253 Serial B Base I/O 253 Serial B Interrupt 253 Serial Port A 253 Serial Port A Settings 253 Serial Port B 253 Serial Port B Settings 253 Serial Port Configuration 253 Server 258 Server Class 244 Setup Prompt Timeout 267 Shared BMC LAN 262 SSH 263 SSH Port Number 263 Stop Bits 254 Subnet Mask 262 System Date 241 System Event Log 264, 265 System Language 241 System Management 258, 261 System Part Number 261 System Serial Number 261 System Time 241 Telnet 263 Telnet Port Number 263 Terminal Type 253 Thermal Sensor 259 Total Memory 241, 247 TPM Active Status 257 TPM Configuration 257 TPM Enabled Status 257 TPM Owner Status 257 TPM State 257 TPM SUPPORT 257 Trusted Computing 256, 257 Tubo Boost 244 USB 2.0 Support 252 USB Configuration 252 User Password 255 VT-x 244 Wake On LAN/PME 249 Wake On Ring 249 Wake On RTC Alarm 249 Web Interface 262 画面 236 キー 236 起動 235 設定例 237 説明 240 デフォルト値に戻す 269 内容を保存しない 268 破棄 269 パラメータ 240 保存 268 Setup Utility 274 SGPIOAコネクタ 139 SGPIOBコネクタ 139 STATUSランプ 143 U Universal RAID Utility 320 UPS 260 USBコネクタ 133 , 135 W Windows Server 2008SCSIコントローラ 73 Windows Server 2003 PAEオプションの設定 103 PROSet 95 SASコントローラ 102 SCSIコントローラ 102 カスタムインストールモデル 77 管理ユーティリティのインス トール 104 グラフィックスアクセラレー タドライバ 102 サービスパック 14 シームレスセットアップ 79 システムのアップデート 104 障害処理のためのセットアッ プ 115 セットアップ 77 セットアップの手順 85, 78 セットアップの流れ 84 セットアップ前の確認事項 80 ネットワークドライバ 96 ネットワークモニタ 123 ページングファイルサイズ 201 396 索 引 マニュアルセットアップ 127 ユーザーモードプロセスダン プの取得方法 121 ワトソン博士 121 Windows Server 2003 R2, x64 Editions 障害処理のためのセットアッ プ 115 セットアップ 76 トラブルシューティング 349 マニュアルセットアップ 127 Windows Server 2008 Hyper-Vのサポートについて 74 LANドライバ 68 LANボード 43, 73 PAEオプションの設定 74 PROSet 68 SASコントローラ 73 SCSIコントローラ 73 オプションネットワークボー ド 70 カスタムインストールモデル 45 管理ユーティリティのインス トール 75 グラフィックスアクセラレー タドライバ 73 シームレスセットアップ 49 システムのアップデート 75 修正モジュールの適用 67 障害処理のためのセットアッ プ 110 セットアップ 45 セットアップの手順 56, 46 セットアップの流れ 55 セットアップ前の確認事項 50 ネットワークモニタ 122 マニュアルセットアップ 126 ユーザーモードプロセスダン プの取得方法 120 Windows Server 2008 R2 Hyper-V 2.0のサポートにつ いて 44 LANドライバ 40 PROSet 40 SASコントローラ 43 SCSIコントローラ 43 カスタムインストールモデル 19 管理ユーティリティのインス トール 44 グラフィックスアクセラレー タドライバ 43 シームレスセットアップ 23 システムのアップデート 44 障害処理のためのセットアッ プ 105 セットアップの手順 29, 20 セットアップの流れ 28 セットアップ前の確認事項 24 チームのセットアップ 41 ユーザーモードプロセスダン プの取得方法 119 Windows用OEM-Diskを作成す る 303 WOLの設定 Windows Server 2003 96 Windows Server 2008 70 Windows Server 2008 R2 41 ア アップデートの確認・適用 326 アラートの確認 326 , 327 安全上のご注意 v 安全にかかわる表示 iii 移動 378 イベントログの採取 369 インターネットホームページの ご案内 384 インタフェース 385 インタフェースケーブル 151 , 230 運用・保守編 325 エラーメッセージ 336 仮想LCD 342 画面 337 応用セットアップ 125 オートランで起動するメニュー 305 トラブルシューティング 364 オプションサービス 383 オプションデバイスと取り付け スロット一覧 190 オフライン保守ユーティリティ 372 オペレーティングシステムの セットアップ 18 温度 386 温度/湿度条件 386 オンラインドキュメント xxviii カ 拡張スロット 385 各部の名称 132 カスタムインストールモデル Windows Server 2003 77 Windows Server 2008 45 Windows Server 2008 R2 19 仮想メモリ 118 管理ユーティリティのインス トール Windows Server 2003 104 Windows Server 2008 75 Windows Server 2008 R2 44 キーボードコネクタ 135 記号 iv, xv 起動順位 267 機能 132 基本サービス 382 基本的な操作 156 キャッシュ 385 吸気温度 388 強制イジェクトホール 161 強制電源OFF 270 筐体ロック 135 グラフィックス 385 グラフィックスアクセラレータ ドライバ Windows Server 2003 102 Windows Server 2008 73 Windows Server 2008 R2 43 クリーニング 328 クロック 385 警告ラベル xi ケーブル接続 230 2.5型ディスクモデル 231 3.5型ディスクモデル 230 言語 241 構成情報の採取 370 固定ネジ 135 コネクタ 電源 135 索 引 397 LAN 135 USB 135 キーボード 135 シリアルポート 135 プリンタポート 135 マウス 135 サ サーバ管理 4 シームレスセットアップ Windows Server 2003 79 Windows Server 2008 49 Windows Server 2008 R2 23 トラブルシューティング 363 時刻の設定 241 システムBIOSのセットアップ 234 システム構築のポイント 9 システム情報のバックアップ 124 システム診断 330 システムのアップデート Windows Server 2003 104 Windows Server 2008 75 Windows Server 2008 R2 44 システムの修復 371 システムパーティションのサイ ズについて Windows Server 2003 82 Windows Server 2008 52 Windows Server 2008 R2 26 湿度 386 質量 386 ジャンパスイッチ CMOSメモリクリア 272 パスワードクリア 273 CMOSクリア 139 オプションファン用切り替え 139 パスワードクリア 139 修正モジュールの適用 Windows Server 2008 67 修理 381 仕様 385 障害コール受付窓口 384 障害時の対処 335 障害情報の採取 369 障害処理のためのセットアップ 105 Windows Server 2003 115 Windows Server 2003 R2, x64 Editions 115 Windows Server 2008 110 Windows Server 2008 R2 105 使用上のご注意 iii 冗長電源用コネクタ 139 冗長ファン 138 譲渡 xix 消費電力 386, 387 情報機器リサイクルセンター 384 シリアルポートコネクタ 135 スイッチ POWER/SLEEP 133 スタビライザ 133 ストレージ管理 5, 13 スポット保守サービス 383 寸法 386 静電気対策 166 接続 150 設置 148 セットアップ Windows Server 2003 77 Windows Server 2003 R2, x64 Editions 76 Windows Server 2008 45 Windows Server 2008 R2 19 論理ドライブが複数存在する 場合 128 セットアップの手順 Windows Server 2003 85 Windows Server 2008 56 Windows Server 2008 R2 29 Windows Server 2003 78 Windows Server 2008 46 Windows Server 2008 R2 20 セットアップの流れ Windows Server 2003 84 Windows Server 2008 55 Windows Server 2008 R2 28 セットアップ前の確認事項 Windows Server 2003 80 Windows Server 2008 50 Windows Server 2008 R2 24 セットアップを始める前に 14 増設バッテリ 193 増設バッテリブラケット 138 装置情報収集ユーティリティ 322 ソフトウェア編 299 タ チームのセットアップ Windows Server 2003 99 Windows Server 2008 71 Windows Server 2008 R2 41 チップセット 385 ディスクアレイコントローラ (SATA) 232 ディスク管理 5 データへのアクセス方法 387 デバッグ情報 105 電源 386 電源管理 7, 13 電源ケーブル 233 電源コード 155 電源コネクタ 135 , 139 電源のOFF 160 電源のON 156 電源ユニット 138 電力制御機能 333 導入にあたって 9 導入編 1 特長 2 ドライブ文字の修正 129 トラブルシューティング 345 ESMPRO 365 EXPRESSBUILDER 362 ExpressPicnic 365 Windows 349 オートランで起動するメ ニュー 364 シームレスセットアップ 363 ディスクアレイ 366 取り扱い上のご注意 xii 取り付け 2.5型ディスクケージ 225 3.5型ディスクケージ 221 CPU 210 DIMM 200 PCIボード 191 ハードディスクドライブ (SASモデル) 175, 179 ファイルデバイス 215 フロントマスク 173 レフトサイドカバー 171 398 索 引 取り付け/取り外し後の確認 167 取り付け/取り外しの準備 168 取り付け/取り外しの手順 169 取り付け/取り外し後の確認 167 取り外し 2.5型ディスクケージ 229 DIMM 201 PCIボード 193 増設HDDケージ 224 ハードディスクドライブ (SASモデル) 177, 180 ファイルデバイス 217 プロセッサ 214 フロントマスク 172 レフトサイドカバー 169 ナ 内蔵USBデバイス接続用USB コネクタ 139 内蔵オプションの取り付け 165 日常の保守 326 ネットワーク管理 7 ネットワークモニタ 122 Windows Server 2003 123 Windows Server 2008 122 Windows Server 2008 R2 122 ハ ハードウェアのセットアップ 17 ハードウェア編 131 ハードディスクドライブ 230 SATAコネクタ 139 ハードディスクドライブ(SAS モデル) 174 ハードディスクドライブベイ 133, 138 廃棄 xx はじめに xv パスワード 271 バックアップ 327 バックアップ管理 6 パラメータファイルの作成 306 バンドルソフトウェア 317, 324 ビープ音 341 光ディスクドライブ SATAコネクタ 139 xvii, 133, 138, 160 本書の記載 xvii 日付の設定 241 ファイルデバイス 215 ブザー 139 付属品 xviii プロセッサ 209 ソケット 139 プロセッサ使用率 391 プロダクトキー 14 フロントUSBコネクタ 139 フロントマスク 133, 172 ページングファイルサイズ 118 Windows Server 2003 201 保管 378 補修用部品 381 保守サービス 382 保守ツール 起動 372 機能 374 コンソールレス 376 保証 380 本書について xv 本書の構成 xvi マ マウスコネクタ 135 マザーボード 138, 139 マニュアルセットアップ Windows Server 2003 127 Windows Server 2003 R2, x64 Editions 127 Windows Server 2008 126 無停電電源装置 260 名称 132 メモリ 138, 196, 385 メモリダンプ 105, 370 メモリミラーリング機能 203 モニタコネクタ 135 ヤ ユーザーサポート 380 ユーザーモードプロセスダン プ 370 ユーザーモードプロセスダン プの取得方法 119 Windows Server 2003 121 Windows Server 2008 120 Windows Server 2008 R2 119 ラ ランプ 1000/100/10 135 Disk 146 DISKアクセス 144 LINK/ACT 135, 145 POWER/SLEEP 143, 156 Speed 145 STATUS 143 リサイクル 384 リセット 270 リチウムバッテリ 139 リモート管理 8 リンク速度の設定 Windows Server 2003 96 Windows Server 2008 70 Windows Server 2008 R2 40 冷却ファン 138, 139 コネクタ 139 レフトサイドカバー 169 論理ドライブが複数存在する 場合 128 ワ ワトソン博士 370 Windows Server 2003 121 割り込みライン 273 三菱サーバコンピュータ FT8600 モデル 200Ef ユーザーズガイド 2010年 7月 初版 三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社 〒247-8520 神奈川県鎌倉市上町屋325 http://www.mdit.co.jp 乱丁・落丁はお取り替えします。 弊社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。 <本装置の利用目的について> 本製品は、高速処理が可能であるため、高性能コンピュータの平和的利用に関する日本政府の指 導対象になっております。 ご使用に際しましては、下記の点につきご注意いただけますよう、よろしくお願いいたします。 1. 本製品は不法侵入、盗難等の危険がない場所に設置してください。 2. パスワード等により適切なアクセス管理をお願いいたします。 3. 大量破壊兵器およびミサイルの開発、ならびに製造等に関わる不正なアクセスが行わ れるおそれがある場合には、事前に弊社相談窓口までご連絡ください。 4. 不正使用が発覚した場合には、速やかに弊社相談窓口までご連絡ください。 注 意 この装置は、クラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こ すことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。 VCCI−A 高調波適合品 この装置は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2 適合品です。 :JIS C 61000-3-2 適合品とは、日本工業規格「電磁両立性−第3-2部:限度値−高調波電流発生限度値(1相当た りの入力電流が20A以下の機器) 」に基づき、商用電力系統の高調波環境目標レベルに適合して設計・製造した製 品です。 回線への接続について 本体を公衆回線や専用線に接続する場合は、本体に直接接続せず、技術基準に適合し認定されたボードまたはモデム等 の通信端末機器を介して使用してください。 電源の瞬時電圧低下対策について この装置は、落雷等による電源の瞬時電圧低下に対し不都合が生じることがあります。電源の瞬時電圧低下対策として は、交流無停電電源装置(UPS)等を使用されることをお勧めします。 レーザ安全基準について この装置に標準で搭載されている光学ドライブは、レーザに関する安全基準(JIS C 6802、IEC 60825-1)クラス1に 適合しています。 海外でのご使用について この装置は、日本国内での使用を前提としているため、海外各国での安全規格等の適用を受けておりません。したがっ て、この装置を輸出した場合に当該国での輸入通関および使用に対し罰金、事故による補償等の問題が発生することが あっても、弊社は直接・間接を問わず一切の責任を免除させていただきます。
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