CSR報告書2012 (PDF 3568kB)

社 会 ととも に 発 展 を 遂 げ る 企 業 で あ る た め に
会社概要
会社概要
トップメッセージ
社 名 日本石油輸送株式会社
Japan Oil Transportation Co.,Ltd.
所 在 地 東京都品川区大崎一丁目11番1号
設 立 昭和21年3月27日
資 本 金 16億61百万円
特集
「産業と暮らしを
支えています」
社 員 数 168名(連結:1,262名)
(平成24年3月31日現在)
事 業 内 容 ガソリン・灯油等の石油製品の鉄道タンク車輸送、自動車輸送
LNG
(液化天然ガス)等の高圧ガスの鉄道コンテナ輸送、自動車輸送
鉄道用冷蔵・冷凍コンテナ等のレンタル・リース
石油化学製品等の鉄道コンテナ輸送、自動車輸送および各種コンテナのリース
日本石油運送のCSR
グループ会社 株式会社エネックス、近畿石油輸送株式会社、株式会社ニチユ、株式会社ニュージェイズ、
株式会社 J Kトランス
財 務 ハイライト
目標と実績
最 近5 連 結 会 計 年 度 の 主 要 な 経 営 指 標 の 推 移
売 上 高 推 移( 連 結 )
自動車事業
化成品・コンテナ輸送
単位:百万円
鉄道事業
石油輸送
高圧ガス輸送
コンプライアンス
40,000
35,000
33,396
30,000
25,000
31,739
31,113
31,912
33,466
6,940
6,833
7,871
7,913
17,165
16,634
15,860
16,230
15,105
15,253
17,100
18,720
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
20,000
15,000
安 全
10,000
5,000
0
環境保全
CONTENTS
会社概要‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
品質管理
トップメッセージ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2
特集:日本の産業と人々の暮らしをどのよう
に支えているかご紹介します‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
日本石油輸送のCSR‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
目標と実績‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6
人間尊重
コンプライアンス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7
安全‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9
環境保全‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11
品質管理‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12
社会貢献
1
▪編集方針
「CSR 報告書2012」は、日本石油輸送グループを支えてくださっているステークホル
ダーの皆様に、日本石油輸送グループが取り組んでいる様々なCSR 活動を広く発信
することを目的に発行しています。
日本石油輸送グループではコンプライアンスや安全活動など、“社会とともに発展を
遂げる企業であるために ”事業を通じて社会的責任を果たしていますが、その取組み
について幅広くご紹介しています。
また、ライフラインを支える日本石油輸送グループが、どのように社会に貢献してい
るか、日常業務にフォーカスをあてて「特集」として報告しています。
▪対象期間
原則として、平成23年4月1日から平成24年3月31日までを対象期間としていますが、
一部、平成24年4月以降の内容も含んでいます。
▪対象範囲
人間尊重‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13
日本石油輸送株式会社およびグループ5社
社会貢献‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14
▪発行時期
Corporate Social Responsibility
平成24年7月
会社概要
トップメッセージ
がCSR 活動の本質ではないかということを改めて認識い
たしました。
だ数多くの取り組むべき問題が山積しています。また、
日本石油輸送グループは、石油だけではなく、LNG、
爪あとが残り、不自由を強いられている方々もおられ、
産業と人々の暮らしを支えてきましたが、これからもよ
様々な施策や電力供給の問題など、私たちには、まだま
被災地では徐々に復旧も進んでいますが、未だに大きな
LPG、化学製品そして食料品などの輸送を通じて日本の
一日も早い復旧を祈念いたします。
り良い社会の実現に向けて貢献できるよう、CSR 活動を
ここにお届けする「CSR 報告書2012」は、日本石油輸
果たし、企業価値の向上に努めて、ステークホルダーの皆
業務とさらに一体化させることで、企業としての使命を
様の期待に応えてまいります。
今回で7回目の発行となりました。
そして、最後に、ステークホルダーの皆様からのご意
さて、日本石油輸送は、昭和21年の創立以来、業務を
動の原動力にもなるものです。
の中心に位置付け、輸送事業に携わってまいりました。ま
一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げ
見は、日本石油輸送グループの進化につながり、CSR 活
皆様の忌憚のないご意見をお寄せいただくとともに、
た、企業として果たすべきコンプライアンスや、鉄道貨物
ます。
など、個別に取り組んできた様々な活動も、平成17 年度
平成24年7月
コンプライアンス
通して社会に貢献することを経営の基本に「安全」を仕事
輸送という日本石油輸送の特性を活かした環境保全活動
目標と実績
送グループが平成23 年度に取り組んだCSR 活動の内容
をステークホルダーの皆様に詳しくご紹介するもので、
日本石油運送のCSR
経過しましたが、福島第一原子力発電所の廃炉に向けた
特集
「産業と暮らしを
支えています」
まず初めに、東日本大震災が発生してから一年余りが
トップメッセージ
ライフラインを支える物流企業グループとして
よりよい社会の実現に向けて、本業を通じて
社会に貢献してまいります。
よりCSR 活動として一体的に取り組んでいます。
安 全
そして、昨年には、創業の精神である社是「奉仕こそ
我が務め 」をベースに、日本石油輸送グループの全社員
が目指すべき行動の“道しるべ ”として、「 JOT グルー
プ・ミッション 」を制定し、CSR 活動の方向性を明確化
環境保全
しました。私たち日本石油輸送グループの全員が社是と
「JOT グループ・ミッション」の理念を胸に、社会の発展
に向かって業務に取り組んでまいります。
また、昨年の東日本大震災の発生直後の大きな混乱の
品質管理
中で、私たち日本石油輸送グループは、日本海側を経由
した石油貨物列車の迂回輸送やタンクローリーの応援輸
送に携わり、今もなお、被災地である東北地方に向けて、
神奈川県横浜市より東北本線を経由したタンク車による
人間尊重
臨時の石油貨物列車の運行を続けています。東北地方の
一日も早い復興に向けて、日本石油輸送グループはこれ
からも物流企業グループとしてライフラインを支え続け
てまいります。
社会貢献
私たちは、これらの取組みを通じて、創業以来事業と
している「石油を運ぶ 」という、まさに本業が被災地の
方々のライフラインを確保していることを認識し、日本
石油輸送グループの“社会での存在意義”や“本業を通じ
た社会への貢献の重要性 ”を再確認するとともに、これ
日本石油輸送株式会社
代表取締役社長
森田 公生
Corporate Social Responsibility
2
然ガス )、化学製品そして食料品など、様々なものを
ています。
うに皆さんのもとまで輸送されているか
石油の輸送
特集
「産業と暮らしを
支えています」
特集
「産業と暮らしを
支えています」
私たち日本石油輸送グループは、石油、LNG(液化天
輸送することで、日本の産業と皆さんの暮らしを支え
今回は、私たちが輸送している石油やLNG が、 ど の よ
ご紹介します。
ガソリンや灯油など、皆さんの暮らしに不可欠な石油製品は、沿岸にある製油所から内陸に
ある油槽所まで、鉄道で運ばれています。
日本石油運送のCSR
日本石油運送のCSR
そして油槽所からはタンクローリーで各地域のガソリンスタンドや工場等まで運ばれます。
油槽所(油の倉庫)
製 油 所
◦荷卸
石油製品が満載されたタンク車か
ら油槽所のタンクに荷卸されます。
油槽所は製油所から鉄道や船で石
油製品を持ち込んで、一時的に保管
する基地で、そこから近隣のガソリ
ンスタンド等に配送されます。
目標と実績
目標と実績
コンプライアンス
ガソリンスタンド
従業員の声
LNG は環境にやさしい天然ガスを冷却して液化したもので大量輸送に優れ、一般家庭の都市ガスや大
自動車による陸送と、鉄道輸送と自動車輸送を組み合わせた「複合一貫輸送 」の2つのパターンで輸送
口需要家の発電用の燃料として活用されています。
よび国産ガス田から都市ガス会社や工場の大口需要家までの輸送を
しています。
LNG輸入基地
LNG 専用のタンクローリーで輸送します。
都市ガス会社
工場
貨物駅
輸送距離が中長距離となる場合は、安全性と経済性の高い鉄道輸送の出番です。
3
Corporate Social Responsibility
貨物駅
社会貢献
社会貢献
●株式会社エネックス関東LNG支店
LNGインストラクター 篠崎和輝
『安全は日々の意識付けから』
「安全」はただ唱えるだけでは実現しません。
一人ひとりが危険を感じる心を養うことを目標に日々教
育・訓練に取り組んでいます。
LNG 輸入基地と都市ガス会社・工場が近距離の場合は、
人間尊重
人間尊重
従業員の声
豊かな
生活・豊富な
製品を生み出す
エネルギーを
輸送
品質管理
品質管理
◦集荷
輸入基地に貯蔵され
ているLNGを高い専門
知識を持った乗務員が
タンクローリーやタン
クコンテナに充填し、
輸送します。
工場
環境保全
環境保全
LNG は、輸送距離や使用量等に応じて輸送方式が選択され、日本石油輸送グループはLNG 輸入基地お
油槽所近隣のガソリンスタンドや工場への石油製品の輸送
はタンクローリーで行われます。細心の注意を払ってガソ
リンスタンドや工場のタンクに荷卸します。
タンクローリーは大きいもので28kl積み
込むことができます。
安 全
機関車に牽引されて、油槽所を目指します。
最新のタキ1000形式貨車は45tの積載が可能で最高速度時速95
キロで走ることができます。
1列車あたり1,000kl程度のまとまった量を一度に送ることがで
きます。
消費者
安 全
●日本石油輸送株式会社 関東支店五井営業所 寺本卓磨
日本石油輸送では安全に石油を運ぶため、毎年全て
のタンク車の自主点検を実施しています。私は新入社
員で先輩から教わりながらSAFETY 1stを自ら実践し、
この貨車で皆さんの生活を支えているという誇りを
持って点検を行っています。
コンプライアンス
◦積込
製油所で製造され
た石油製品は種類ご
とにタンク車に積み込
みます。
日本石油輸送では石
油製品出荷の配車運用
業務を石油元売会社か
ら受託しています。
LNGの輸送
トップメッセージ
トップメッセージ
に支えているかご紹介します
会社概要
会社概要
特集:日本の産業と人々の暮らしをどのよう
距離の長い部分は鉄道で輸送する「複合一貫輸送方式」で運びます。
Corporate Social Responsibility
4
会社概要
日本石油輸送のCSR
トップメッセージ
特集
「産業と暮らしを
支えています」
日本石油輸送グループは、社会から必要とされ、社会と
ともに発展を遂げる企業であるために「社是 」、「 JOT
グループ・ミッション」
を“道しるべ”
として、ステークホル
ダーの皆様に対して社会的責任を果たしてまいります。
日本石油運送のCSR
社 是:奉仕こそ我が務め(Service is my business)
社是の意味するところは、「企業は単に利潤を追求するだけではなく、業務を通して社会に奉仕するという高い理
想を掲げるべきであり、そうした経営理念に支えられた企業のみが社会での存立の基盤を与えられ、発展を許され
る」というもので、昭和27年に制定されました。
目標と実績
JOTグループ・ミッション
コンプライアンス
私たちJOTグループは、会社と仕事に誇りを持ち、
5つのミッションを成し遂げて社会の発展に寄与いたします。
品質管理
1
安 全 セーフティ1st・安全を仕事の中心に徹します。
2
フ ェ ア 遵法精神と社会的良識をもったフェアな企業活動を行います。
3
信 頼 最高の商品と輸送サービスを提供し、お客様からの信頼を得ます。
4
チャレンジ チャレンジ精神で新分野や新商品を開拓し、社会と社業の発展を目指します。
5
ハーモニー 自然環境保護に努め、社会貢献活動を通じて社会との調和を図ります。
安 全
6つのテーマを一体的に展開し、
CSR 全体のレベルアップを目指しています。
日本石油輸送は、ステークホルダーからの信頼をさらに強固なものとするため、CSR 委員会を中心に、6つのCSR 推進
テーマを設定し、一体的に展開しています。
また、グループ会社もCSR 活動を実践しており、グループ一体となってCSR 活動を推進するためグループCSR 委員会
CSR委員会
人間尊重
グループCSR委員会
環境保全
を設置しています。
社会貢献
グループ各社
CSR 活動
5
Corporate Social Responsibility
1. コンプライアンス
日本石油輸送グループは、社会とともに健全に発展するために、コンプラ
イアンスを最優先した経営を進めます。
2. 安 全
輸送事業において安全の確保は絶対です。日本石油輸送は今後もさらに
愚直なまでに安全にこだわってまいります。
3. 環 境 保 全
地球温暖化の防止のために、
「モーダルシフト 」を推進し、環境にやさしい
物流企業グループを目指します。
4. 品 質 管 理
高品質な輸送サービスを提供するため、輸送品質向上に向けた取組みを
進めています。
5. 人 間 尊 重
従業員一人ひとりが「いきいきと誇りと働きがいを感じる 」ことができ、
能力を最大限に発揮できるよう活動を行います。
6. 社 会 貢 献
良き企業市民として社会との共生を図り、豊かな社会を実現するために、
積極的に社会貢献活動を推進します。
会社概要
目標と実績
を報告しています。
この計画に基づいて、CSR 活動を推進し、半年ごとのCSR 委員会でそれぞれのテーマの進捗状況を確認しています。平
成23年度の活動実績と平成24年度の計画は4月25日のCSR 委員会にて報告されました。
全
個人情報の保護対策の取組み
個人情報保護台帳の更新整備とコンプライアンスチェック
による再認識の実施
チェックの継続実施や台帳を更新整備
情報管理の見直しを検討
コンプライアンス意識の向上
コンプライアンスチェックによる意識の確認とフォロー
チェックや広報によりコンプライアンスの再認識を行い、
意識の向上を進める
インサイダー取引規制の
周知徹底などテーマ別取組み
インサイダー取引規制、下請法、反社会的勢力への対応
などについてイントラネットや社内報で啓発
継続的な情報発信による認知度の向上を目指す
安全な職場環境づくり
全国安全パトロールの実施
グループ自動車部門における安全性優良事業所の
認定取得
安全な職場環境づくりを継続的に推進する為に、全国安
全パトロールの実施や、安全監査を実施し、グループ一
丸となって取り組む
安全活動の全国展開と安全意識の
共有化
全国安全委員会の開催
グループ統一安全活動の実施
全国安全委員会やグループ安全会議を通じて安全活動の
全国展開と安全意識の共有化を図る
安全教育の実施
協力会社訪問ヒアリング事前教育の実施
交通KYT(危険予知トレーニング)教室の開催
継続的に安全教育を実施し、グループ一丸となった安全
意識の向上を図る
運輸安全マネジメントの取組み
グループ自動車部門において、PDCA サイクルに則った
継続的改善の実施
運輸安全マネジメント体制の充実を図る
ISO14001による
環境マネジメントの維持、推進
ISO14001認証継続
マネジメントレビューの開催
ISO14001による環境マネジメントの維持・推進に努める
モーダルシフト推進による環境負
荷の低減
鉄道貨物輸送の推進
モーダルシフトを推進し、環境負荷の低減を目指す
環境保全活動の推進
チャレンジ25キャンペーンへの参加
エコドライブキャンペーン活動
グリーン経営認証の取得
チャレンジ25キャンペーンに継続参加し、さらなる環境
負荷の低減を図る
エコドライブキャンペーンをはじめとする環境保全活動
をグループ全体で推進する
【品質管理委員会】
【品質管理委員会】
【品質管理委員会】
現在取り扱っている輸送品目にお 物流に関連する企業の視察・ヒアリング
現在取り扱っている輸送品目における「当社と異なる輸
ける「当社と異なる輸送手段や輸 展示会等を通じた他輸送容器の情報収集
送手段や輸送容器」の調査・研究に取り組む
委員会を通じた勉強会
送容器」の調査・研究
【ISO9001】
【ISO9001】
【ISO9001】
元請輸送におけるトラブルの撲滅 適用事業所における手順書の再確認と元請委託業者への教育徹底 元請輸送におけるトラブルの撲滅と輸送容器のメンテナ
と輸送容器のメンテナンス強化
ンス強化
輸送容器の定期検査およびリペア計画個数の達成
人権啓発の推進
人権に関する意識実態調査などによるパワハラ・セクハ
ラの防止と障がい者雇用の取組み
健康管理の充実と
ワークライフバランス実現
健康増進への取組み・メンタルヘルスカウンセリングと、 健康増進に向けた取組み、ワークライフバランスの観点
有給休暇取得促進・定時退社推進日の実施などによる時 から時間外労働の削減等、効率的な業務の推進を継続す
間外労働の削減等
る
従業員のキャリア形成と能力支援
次世代育成のためのプログラムの実施とグループベース
での人事交流と研修の実施
企業としての支援の実施
障がい者支援として盲導犬育成の支援と次世代育成支援
として黄色い帽子の寄贈
ボランティア活動
収集ボランティアとしてベルマークやプルトップの収集と
区民まつりや事務所近隣の清掃活動実施など地域との交流
地球温暖化防止に向けた支援として、神奈川県主催の
「森林再生パートナー制度」に参加
継続して実施し、さらに業務知識の向上を図る
社会貢献
環境保全支援
パワハラ防止を重点課題とし、人権意識高揚のための取
組みを継続する
人間尊重
社
会
貢
献
グループレベルでのリスクの検討
リスクの可視化と実効性の向上への取組み
環境保全
人
間
尊
重
個別リスクと共通リスクの検討
関連法規の再確認
安 全
品
質
管
理
リスクの低減
品質管理
環
境
保
全
平成24年度の目標・計画
コンプライアンス
安
実施項目
目標と実績
コ
ン
プ
ラ
イ
ア
ン
ス
平成23年度の目標
日本石油運送のCSR
テーマ
特集
「産業と暮らしを
支えています」
日本石油輸送のCSR 活動は、社長を委員長としたCSR 委員会で、年度ごとの活動実績とそれに基づいた次年度の計画
トップメッセージ
日本石油輸送ではCSR活動をPDCAサイクルの流れで
定期的に評価しながら、取り組んでいます。
継続して援助を必要とする人々や団体へ継続的な支援を
行うだけではなく、役職員が主体的にボランティア活動
に参加できるような企画を検討する
また地域に根ざした社会貢献活動も継続して取り組む
Corporate Social Responsibility
6
会社概要
会社概要
コンプライアンス
トップメッセージ
トップメッセージ
企 業価値 の 向 上 を 実現 する ため 、
従業員一人ひとりが高い倫理観をもって活動します。
した受動的な活動だけではなく、従業員一人ひとりが高
また、最近では、大震災などが発生しても継続して事
コンプライアンス経営を推進するためには、従業員一
日本石油輸送グループは、企業活動に伴うリスクの早
ています。
日本石油輸送グループでは各種研修時に各層の実態に
業員に向けて、社内報やイントラネットなどで告知して
日本石油輸送グループでは企業不祥事の防止を目的と
い倫理観をもって、誠実な企業活動により社会的責任を
果たしていきたいと考えています。
私たちは、
「社是」、
「JOT グループ・ミッション」そして
「日本石油輸送(JOT)グループ倫理行動基準」をよく理解
して、その遵守に努めています。
を中心にリスクマネジメントを進めています。
業をできる体制の構築と必要な対応が取れるよう努め
個人情報の保護
「JOT グループ・ミッション 」は業務を進めるうえでの
日本石油輸送では、個人情報の重要性を認識し、「日本
います。
に基づいて個人情報保護に取り組んでいます。
“道しるべ ”として、グループすべての従業員が携帯して
コンプライアンス教育
人ひとりが倫理観を向上させなければなりません。
即して、コンプライアンスの重要性を柱とした講義を継
続して実施しています。また経営幹部に向けて専門家に
よる講演会を実施するなど、意識喚起を図っています。
内部通報制度の取組み
期発見と未然防止の観点から「内部通報制度 」を定め、従
日本石油運送のCSR
日本石油運送のCSR
部門横断的なリスクを毎年評価し、影響の大きいリスク
特集
「産業と暮らしを
支えています」
特集
「産業と暮らしを
支えています」
CSR 経営の基本はコンプライアンスです。
います。
通報された内容については、事実関係を調査の上、適切
に対応し、通報者に対して報復など不利益を被らないよ
う徹底しています。
石油輸送(JOT)グループ個人情報保護に関する基本方針」
目標と実績
目標と実績
通報から是正措置までの流れ
日本石油輸送が保有する個人情報は、「個人情報保護台
法令違反等の不正行為の
発見(通報者)
帳 」で管理し、個人情報保護規程および個人情報取扱要領
に基づき、ワーキングチームメンバーを中心に定期的に
通報・相談の受付
(ヘルプライン)
調査の実施
(コンプライアンス委員長)
日本石油輸送
(JOT)
グループ
個人情報保護に関する基本方針
1
3
4
5
6
7
際のリスクの顕在化の予防と、万一の緊急事態が発生し
た際も被害を最小限に抑え、迅速に事業を継続させるこ
とを目的にリスクマネジメントに取り組んでいます。
ワーキングチームのメンバーを中心に各部門あるいは
7
Corporate Social Responsibility
通報者へ調査結果・
是正結果を通知
コンプライアンス委員長によるコンプライアンス講話
法令遵守に向けた取組み
日本石油輸送では、業務遂行に関連する法令、規則等を
各部門で定期的に確認を行い、法令遵守の網羅性を高め
ています。
また、従業員一人ひとりのコンプライアンス知識向上
に向けて、インサイダー取引規制や下請法の遵守などに
ついて社内イントラネットを利用した情報提供と確認を
行っています。
コンプライアンスチェックの実施
日本石油輸送では、全従業員を対象とした「コンプライ
アンスチェック」を定期的に実施しています。
日本石油輸送のコンプライアンスレベルの確認だけ
専門家によるコンプライアンス講演会
ではなく、従業員のコンプライアンス意識向上の促進と
社会貢献
社会貢献
日本石油輸送では、事業運営に重大な危機が発生した
是正措置・再発防止策の実施
人間尊重
人間尊重
リスクマネジメント
指示
社長へ調査結果・是正措置を報告
(コンプライアンス委員長から)
品質管理
品質管理
2
倫理行動基準制定の趣旨
基本姿勢
顧客・お取引先等に関する行動基準
株主・投資家の方々に関する行動基準
社会に関する行動基準
会社財産・情報の管理に関する行動基準
実効性確保のための行動基準
報告
不正行為が判明
環境保全
環境保全
日本石油輸送(JOT)グループ倫理行動基準
必要に応じて、調査チームを設置、
顧問弁護士へ相談
安 全
全
安
ミッションカード
当社およびJOT グループは、事業活動を通じて得た
個人情報の重要性を認識するとともに、個人情報の保
護を社会的責務であると考え、次の取組みを実施いた
します。
1 個人情報に関する個人の尊重
個人情報は、利用目的を明確にし、本人の同意を得た
上で収集し、目的の達成に必要な範囲内で利用します。
なお、個人情報の開示、修正等をご希望される場合に
は、合理的な範囲内で対応いたします。
2 個人情報保護体制
当方針を実施するにあたり、個人情報統括管理者
の下、役割と責任を明確にした社内体制を整備いた
します。
3 個人情報の安全管理
全ての個人情報は不正アクセス、盗難、持ち出し等に
よる、紛失、破壊、改ざんおよび漏えい等が起こらない
ように適正に管理し、必要な措置を講じます。
また、個人情報を外部に委託する場合は、適正な管
理・監督をいたします。
4 個人情報に関する法令およびその他の規範の遵守
「個人情報の保護に関する法律 」およびその他の個人
情報保護に関する法令ならびに社内規程を遵守いたし
ます。
5 コンプライアンス・プログラムの継続的改善
『個人情報保護に関するコンプライアンス・プログ
ラム 』を策定し、従業員に対する教育を実施するととも
に、事業内容および法令、社会環境、IT 環境の変化等に
対応して継続的に見直し、改善いたします。
コンプライアンス
コンプライアンス
更新する仕組みで運用しています。
チェックの結果をコンプライアンス推進計画に反映させ
るなどPDCA サイクルの基軸としています。
Corporate Social Responsibility
8
会社概要
会社概要
安 全
トップメッセージ
トップメッセージ
安全を仕事の中心に「SAFETY 1st」
安全を最優先に考え、
企業活動に邁進します。
特集
「産業と暮らしを
支えています」
特集
「産業と暮らしを
支えています」
3. 協力会社訪問ヒアリング
安全活動基本方針
日本石油輸送の安全に対する考え方に理解・協力をい
ただくため、「協力会社訪問ヒアリング 」を実施していま
す。平成23年度では18社実施し、今後も協力会社の方々
日本石油運送のCSR
日本石油運送のCSR
に日本石油輸送の安全活動について、さらにご理解いた
だけるよう推進していきます。
なお、このヒアリングを実施する上で、グループ会社で
あるエネックスにおいてチェックリストに基いたヒアリ
ングの実施方法を確認しています。
協力会社訪問ヒアリング事前勉強会(エネックス川崎営業所)
グループの安全活動
1
安全外部監査の実施
グループ安全対策本部ならびに各社安全事務局が各車庫に赴き、意見交換を通じて安全管理体制の確認を実施しています。
また、
「トップランナーの取組み」と題し、各車庫が工夫改善しているノウハウを「グループ知恵袋」としてグループ各社へ速
やかに水平展開しています。
く、安全活動の強化を図っています。
夏期である7 月は「全国安全パトロール 」を実施し、各所
における労災や事務ミスの防止に努めています。
員をはじめ各支店・事業所の安全推進者が集まり、事故
エネックス北海道支店
事例の傾向や原因分析を行い、安全確保に向けた再発防
る安全向上へ向けた取組みの強化を図っています。
2
ニュージェイズ
無事故キャンペーン
『アクション100』
日本石油輸送グループでは、新たな安全活動の取組みとして、グループ全車庫を対象とした『アク
ション100』という無事故キャンペーンを実施しています。
を目的とした安全教育の一環である「交通KYT 教室(ドライ
7月1日~ 10月8日までの100日間、心身ともに安全意識を強く持ち、定められたルールを遵守した
実施し、従業員の交通安全意識の向上に努めました。
るグループ安全意識の強化を図っています。
行動を取ることで、グループ全員が一丸となって無事故を達成しようという安全活動を展開し、さらな
ブレコーダー画像の活用による危険予知トレーニング )」を
グループ安全標語
平成23年度グループ安全標語
『今日のヒヤリは明日への教訓 未来へつなごう ゼロ災害』
日本石油輸送グループ安全対策本部では、さらなる安全意識の強
化を図るべく、グループ全社から「グループ統一安全標語 」を募集し
ています。グループ安全対策本部で応募作品を厳正に審査し、決定し
平成23年度全国安全パトロール実施場所
1
9
関西支店 Corporate Social Responsibility
2
九州支店
(計2ヶ所:7月実施)
た受賞作品は新年度の「安全標語短冊 」として作成し、安全意識の高
全国安全委員会
揚を図るべく、各所において年間掲示をしています。
●エネックス青森営業所 柴田 勲
私はタンクローリー乗務員として
20年近くになりますが、安全作業
には常に心掛けています。いくつか
の 「ヒヤリ・ハット」 体験をするたび
に 「ヒヤリ・ハット」 が 「事故やトラ
ブル」 にならないよう、防止策を考
え、それらを習慣づける事が大切で
あると思い実行しています。
社会貢献
社会貢献
交通KYT教室
「平成23年度グループ安全標語」
考案者よりひとこと
人間尊重
人間尊重
3
全国安全パトロール
品質管理
品質管理
冬期である12 月はグループ会社で活用している危険予知
2
日本石油輸送は安全活動の共有化を図るべく、安全委
止対策を検討すべく「全国安全委員会 」を実施し、さらな
エネックス 北海道支店
ニュージェイズ
3 共栄企業(現JK トランス)
根岸営業所(計3ヶ所:10 ~11月実施)
1
環境保全
環境保全
に設定し、お客様へ安全・安心な輸送サービスを提供すべ
安 全
安 全
平成23年度
安全外部監査実施場所
2. 全国安全委員会の開催
日本石油輸送は、「安全 」に対する強化月間を7月と12月
コンプライアンス
コンプライアンス
日本石油輸送グループはグループ安全対策本部のもと、安全レベルのさらなる向上を目指しています。
具体的活動内容
1. 安全強化月間
目標と実績
目標と実績
■日本石油輸送
◦スローガン
「勝ち取ろう SAFETY 1stで 顧客の信頼」
◦基本方針
1 輸送品質を高めお客様のブランド向上・信頼に応える
2 法令と基本作業を守る
◦目 標
1 連絡車事故ゼロ
2 労働災害ゼロ
3 協力会社の指導強化
■日本石油輸送グループ
◦スローガン
「安全を仕事の中心に SAFETY 1st」
◦基本方針
1 輸送品質を高めお客様のブランド向上・信頼に応える
2「運輸安全マネジメント」体制の充実を図る
3 法令と基本作業を守る
4 隠蔽行為を防止する
Corporate Social Responsibility
10
会社概要
環境保全
トップメッセージ
地球環境に配慮した経営を
「モーダルシフト」
で推進しています。
特集
「産業と暮らしを
支えています」
1.ISO14001による環境マネジメント
3. 環境に配慮した輸送容器の提供
日本石油運送のCSR
日本石油輸送は環境基本理念および環境方針のもと
日本石油輸送は輸送容器の環
営を推進しています。
います。平成23 年度は高性能断
「ISO14001マネジメントシステム 」を活用した事業や経
境配慮にも積極的に取り組んで
熱冷蔵コンテナ(スーパー UR)の
導入をさらに拡大しました。容
環境基本理念
目標と実績
人類が自然環境と共存していくために地球環境の保
全は世界共通のテーマであり、環境に配慮しない企業
は存続しえないとの認識に立ち、あらゆる活動を通じ
て、自然との調和に努め、環境負荷の低減を図り、継
続的に環境保全活動を推進する。
器の素材についても平成22年度
から冷蔵コンテナ全てにノンフ
ロン断熱材の使用を開始し、環
境に配慮した輸送容器を提供し
ています。
日本石油輸送は環境仕様の輸送
容器で日本の輸送を支えます。
コンプライアンス
4. チャレンジ25キャンペーンへの参加
ISO14001取得事業所
◦本 社 ◦関東支店
◦メンテナンスセンター
日本石油輸送は「チャレンジ25キャンペーン」へ参加し、地
球温暖化防止のために活動しています。夏場のクールビズを
はじめとして、日常生活から環境保全活動を実施しています。
安 全
2. 環境に優しい鉄道輸送
日本石油輸送は会社創立
グループの環境保全活動
輸送手段とし、生活や産業を
自動車輸送には化石燃料が不可欠なため、環境負荷は
以来、
「環境に優しい鉄道」を
決して低くありません。鉄道輸送との連携だけに留まら
支えるエネルギーや製品を
環境保全
ない積極的な環境保全活動を行っています。
輸送しています。平成23 年
度に当社タンク車が輸送し
たガソリン、灯油等の石油類
日本石油輸送は鉄道貨物輸送を通
じて皆様のくらしと地球環境保全
に貢献します。
は約678 万KL です。これは、一般的なタンクローリー
1.「 グリーン経営認証」
を取得
品質管理
(20KL) の34万台分の輸送量に匹敵し、タンクローリー使
日本石油輸送グループの自動車部門全体で29 事業所が
減できました。
※「グリーン経営認証」は、交通エコロジー・モビリティ財団が、一定レベル
以上の環境保全活動を行っているトラック事業者の認証・登録を行い、グ
用時と比較しておよそ13 万t-CO2/ トンキロのCO2 を削
グリーン経営認証を取得しています(平成23年度末時点)
。
リーン経営の普及を推進する制度です。
人間尊重
CO2排出量比較:
平成23年度数量ベース(単位:t)
タンクローリー
使用時より
132,801tの
CO2削減
19,349
タンク車
タンク
ローリー
152,150
社会貢献
0
50,000
100,000
150,000
200,000
約26,000戸の家庭が1年間に排出するCO2量に匹敵します。
※1世帯当たり5.04t/年にて算出(出典:国立環境研究所ホームページ)
11
Corporate Social Responsibility
2.「 エコドライブキャンペーン」
の実施
グループ統一の活動の一つとして、毎年「エコドライブ
キャンペーン 」を実施し、アイドリングストップや急発
進・急停止の抑制など、環境に
配慮した運転を通じ、燃費の向
上に努めました。グループ各社
では外部講師を招聘して講習
会を開催するなどエコドライ
ブ技術の習得に努めました。
共栄企業(現JKトランス)エコドラ
イブ講習会の模様
会社概要
品質管理
1 ISO9001認証取得
平成23 年度は活動テーマを「当社と異なる輸送手段や
輸送容器 」の調査・研究として、物流に関連する企業の視
員会を通じた勉強会を実施し、輸送品質についての理解
を深めました。
平成15年9月26日
登録範囲
化成品コンテナのリース、化成品コンテナを用いた鉄道、陸上および海
上輸送におけるサービスの提供
登録事業所
化成品部、技術部、人事部、中部支店、関西支店、水島営業所、九州支店、
徳山営業所
日本石油運送のCSR
察・ヒアリング、他輸送手段に関する情報収集および委
認証登録日
特集
「産業と暮らしを
支えています」
1. 品質管理委員会
トップメッセージ
お客様のニーズに応えた輸送サービスの提供と
さらなる品質の向上を目指します。
2 ISO9001品質方針
◦元請輸送におけるトラブルの撲滅
◦輸送容器のメンテナンス強化
3 ISO9001組織と体制
目標と実績
品質経営者が品質マネジメントシステムの最高責任者として組織運営にあたり、責
任と権限を明確に定め、組織全体に周知徹底しています。
具体的な活動は品質経営者、品質管理責任者、登録部店の部長、支店長による「経営
者による見直し会議」で顧客へのサービス内容および品質マネジメントシステムの有効
性を審議し、継続的改善を行っています。
また、日常活動による具体的な推進は、ISO9001推進チーム事務局が中心となり、運
営・管理を実施しています。
コンプライアンス
3. 品質向上への取組み
日本石油輸送の石油部門では年1 回の「タンク車自主点
内航海運の視察
検 」により、タンク車のバルブ・内部状態・外装・パッキ
ン等消耗品のメンテナンスを実施しています。化成品部
トラックショーの視察
年ごとの「ISO タンクコンテナ定期点検 」を行い、LNG 部
門では高圧ガス保安法に基づく容器再検査をグループ企
過去の当社輸送事例の研究では、諸先輩方の安全に
対する取組み、真摯に輸送品質を守る姿勢から多く
を学びとることができました。
業内でも行っています。また、コンテナ部門では、お客様
トラックショーの視察では、当社輸送容器への活用
が期待できる技術や商品の発見があり、掘り下げて
研究してみる価値があると感じました。
各部門ともメンテナンスを中心としたさらなる品質の
により安全で綺麗なコンテナを使用していただくため、
安 全
参加した委員の声
門では、国際海上危険物規程(IMDG コード)に基づく2.5
洗浄・再塗装等の「コンテナ美化 」に積極的に取り組んで
います。
環境保全
向上を図っています。
タンク車自主点検
ISO タンクコンテナ定期点検
LNG タンクの容器再検査
コンテナ再塗装
人間尊重
2. 品質マネジメントシステム/ISO9001
に基づく高品質なサービスの提供
品質管理
内航海運の見学では、震災時の重要な輸送手段となっ
たことや、輸送品質の面でも荷物の外装傷みの原因
となる微振動が少ない点で注目されていることがわ
かりました。
日本石油輸送は、化成品コンテナのリースおよびそれ
に関わる様々な輸送サービスを提供する化成品部門にお
社会貢献
いて、品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001 の
認証を取得しています。
Corporate Social Responsibility
12
会社概要
人間尊重
トップメッセージ
働く人すべてが、いきいきとして、働きがいをもっている。
そんな 職 場 環 境 を目指しています。
特集
「産業と暮らしを
支えています」
1.「個の尊重」
を主題とした人権啓発の推進
人権啓発の推進にあたって、平成23 年度は人権全般へ
の意識向上、ハラスメントのない職場環境づくりをテー
日本石油運送のCSR
マとして取り組みました。継続的に「人権に関する意識・
実態調査 」を実施し、ガイドブックの配布により社内にお
ける意識の向上を図り、働きやすい職場環境の実現を目
指しました。
目標と実績
2. こころと身体の充実と健康管理
従業員の健康管理に向けた取組みとして、健康診断の
完全実施により生活習慣病を予防し、「健康チャレンジキ
ャンペーン 」を継続実施、意識付けを行うと共に、メンタ
コンプライアンス
ルヘルスカウンセリングも設置しています。
●内部監査室 坂本 かおり
昨年1月に長女を出産し、1年2 ヶ月の間、育児休
職制度を利用しました。初めての育児は想像以上に
大変でしたが、仕事とは違った様々な経験は私の貴
重な財産となりました。また、震災時には会社から
水を送って頂き、休職中の社員の赤ちゃんにまで気
を配ってくれる会社の温かさに感動しました。
復帰後は短時間勤務制度を利用することで、子供
とゆっくり向き合う時間を持つことができていま
す。これからも職場の方々と家族への感謝の心を忘
れずに、仕事と育児を両立していきたいと思います。
●総務部 高浦 円
約2年間の産前産後休暇・育児休職を経てこの4月
に職場復帰いたしました。
復帰に際しては、育児と仕事の両立に不安を感じ
ておりましたが、子供の病気などの予想外の事態に
対しても、部長をはじめ周囲の理解があることで無
理なく充実した日々を過ごせております。出産・育
児を通して、周囲にいろいろと助けられながら今の
自分があるということを再認識しております。これ
からもこの気持ちを忘れず、日々の業務に取り組ん
でいきたいと思います。
3. 総労働時間の短縮と有給休暇取得促進
年間総労働時間1,800 時間を目標として、時間外労働
の削減、有給休暇取得促進を進めました。時間外労働の
安 全
削減に向けて定時退社推進日を継続し、また有給休暇取
年間時間外数
年間総労働時間数
時間
時間
得促進に向けても、平均有給休暇取得率65%を目標に掲
1,825
1,820
100.0
1,830
95.0
1,820
1,807
げ、計画取得・取得できる環境づくりに取り組んでいます。
81.1
90.0
1,810
85.0
80.0
75.0
70.0
65.0
1人当たりの年間総労働時間数と年間時間外数
68.8
1,783
72.8
60.9
年間時間外数
60.0
時間
55.0
環境保全
100.0
50.0
95.0
90.0
85.0
80.0
1,825
20年度
21年度
70.0
1,783
72.8
68.8
1,830
1,750
1,820
1,800
1,790
1,780
1,770
1,760
55.0
50.0
1,780
1,810
60.9
60.0
1,790
1,760
時間
1,820
23年度
1,807
75.0
1,800
1,770
年間総労働時間数
22年度
81.1
65.0
20年度
21年度
22年度
23年度
1,750
品質管理
有給休暇取得率と5日未満取得人数
従業員数
名
200
180
172
160
178
60.3%
140
5日未満取得者
取得率
174
178
59.4%
59.5%
120
100
80
60
人間尊重
名40
200
20
180
0
160
50.0%
32
172
20年度
140
従業員数
5日未満取得者
38
174
21年度
22年度
取得率
23
178
60.3%
59.4%
22
178
23年度
59.5%
120
100
4.ワークライフバランスに向けて
80
60
40
20
0
50.0%
32
23
38
22
次代を担う若手・中堅社
員の早期育成、かつ、従業員
全体の専門能力を高めるた
めに、OJT、OFF-JT、自己
啓発支援を有機的に組み合
わせた教育プログラムを実
施しています。
従業員全体の専門能力向上の一環として、仕事のプロ
育成を目標に、日本石油輸送グループの業務に関連する
資格を対象とした業務研修にも取り組んでいます。
▪集合型研修
平成21年度
平成22年度
3名
3名
3名
管理者研修
11名
-
11名
55.0
中堅社員スキルアップ研修
10名
10名
-
50.0
営業力向上研修
8名
-
11名
45.0%
70.0
新入社員研修
8名
6名
4名
平成21年度
平成22年度
平成23年度
101名
89名
81名
65.0
マネジメント研修
60.0
40.0
65.0
60.0
55.0
50.0
45.0
40.0
社会貢献
短時間勤務制度を導入し、育児休職から復帰後に、1日最
大2時間短縮する制度を実施しています。毎年、復帰した
従業員が本制度を利用しており、ワークライフバランス
Corporate Social Responsibility
5. 人材育成プログラムの充実
%
70.0
20年度
21年度
22年度
23年度
仕事と生活の両立支援として、平成20
年4 月より育児
に向けた取組みを着実に進めています。
13
育児休職・短時間勤務制度利用者の声
平成23年度
▪自己啓発(通信教育受講者数)
通信教育受講者数
▪ 主な資格取得
平成23年度取得者数
累計取得者数
高圧ガス製造保安責任者
3名
57名
危険物取扱者(乙種4類)
3名
158名
運行管理者(一般貨物自動車運送事業)
8名
65名
防火管理者
4名
53名
酸素欠乏危険作業主任者
4名
69名
会社概要
社会貢献
る「社会貢献委員会 」での議論・検討のもと、全員が主体
性をもって、
“日本石油輸送らしさ”を生かすことができる
社会貢献活動に取り組んでいます。
収集ボランティア
地域の小学校やNPO 法人等の取組みへの協力として、
収集ボランティアを継続して行っています。
障がいを持つ方への支援活動
日本石油輸送グループは、輸送事業に携わる企業グ
ループとして、目の不自由な方が一人でも多く健常者と
同様に安全に道路を利用していただきたいという願いを
◦プルトップ:2.7kg ◦古切手:2.5kg
◦ベルマーク:366.9点
地域に根ざした社会貢献活動
本社(東京都品川区 )を中心に地域に根ざした社会貢献
メイト協会と公益財団法人日本盲導
の道路清掃活動などを継続して行っています。
目標と実績
こめて、盲導犬の育成・訓練・歩行
活動を行っています。グループ各社でも事務所近隣地域
指導を行っている公益財団法人アイ
犬協会への支援を継続して行ってい
コンプライアンス
■品川区立大崎中学校で開催された「品川区民まつり 」に
ます。
14 名の社員が参加し、地域の方々と共に食品の販売を
今後は従業員の盲導犬への理解を
深めるための活動を検討しています。
日本石油運送のCSR
◦ペットボトルキャップ:18,720個
(ポリオワクチン23本分)
特集
「産業と暮らしを
支えています」
日本石油輸送では、部門横断的なメンバーで構成され
トップメッセージ
社 会 とともに 生きる 企 業 グル ープ として、
日 本 石 油 輸 送 ら し さ を 生 か した
社会貢献活動を進めます。
日本盲導犬協会への贈呈式
次代を担う子どもたちへの育成支援
輸送では学童を交通事故から守る黄色い帽子を寄贈する
活動を25年以上継続して取り組んでいます。
平成23 年度も黄色い帽子や傘を本社、各支店近隣の小
学校計4校、のべ270名の子どもたちへ寄贈しました。
参加者の声
●総務部 鈴木ソリス(写真右)
安 全
わが国の将来を担う次世代の育成のために、日本石油
するなど、交流を深めました。
地域の皆さんと一日にわたって親交
を深めることができました。「品川区
民まつり」を楽しめたのはもちろんで
すが、日ごろからお世話になっている
地域の方と触れ合える良い機会と感じ
ました。また参加したいと思います。
環境保全
■毎月第1、第3水曜日の昼休みに本社近隣の目黒川沿い
環境保全活動
環境に優しい日本石油輸送らしい社会貢献活動として、
神奈川県が取り組んでいる「かながわ水源の森林づくり 」
神奈川県清川村宮ヶ瀬には「日本石油輸送の森」があり、
森林整備が進められています。
また、森林の豊かな恵みを次世代に引き継ぐ重要性に
よるボランティア活動にも取り組みます。
参加者の声
●人事部 奥村 有
個人的に始めようとすると腰が重く
なるボランティアですが、会社のすぐ
近くということもあり継続的に清掃活
動に参加しています。
季節の変化などを感じながら清掃に
励んでいます。ゴミを残して去る人が
いなくなるように願いつつ、今後も清
掃活動に参加したいと思っています。
人間尊重
ついて理解を深めるため、グループ従業員やその家族に
回、のべ256名の従業員が参加し、美化に努めました。
品質管理
の「森林再生パートナー制度」に参加しています。
歩道の清掃活動を行っています。平成23 年度は計18
社会貢献
森林の二酸化炭素
吸収量算定書
「日本石油輸送の森」(神奈川県)
Corporate Social Responsibility
14
お問い合わせ先
日本石油輸送株式会社 CSR 推進室
〒141-0032 東京都品川区大崎一丁目11番1号
(ゲートシティ大崎ウエストタワー16階)
TEL.03-5496-7671 FAX.03-5496-7856
http://www.jot.co.jp/
この冊子は環境保全のためFSC 認証紙Ⓡと植物油インキを使用しています。