第32号 (H.20. 8.19)

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第３２号
和歌山県立図書館開館１００周年記念特集
和歌山県立図書館は、明治４１年６月１日、和歌山城内に開館以来、本年で１００周年を
迎えました。これまでの県民の皆様方の温かいご支援に深く感謝申し上げます。
和歌山県立図書館開館１００周年記念式典や記念行事として、講演会、映画会、高校生読
み語り等を開催いたしました。
講演会と映画会には、定員をはるかに超えるご応募をいただき、職員一同大変感謝してお
ります。
県立図書館は、これからも皆様方に愛される図書館となるよう、なお一層の努力をしてま
いりますので、よろしくお願いいたします。
《式典》
７月１１日（金）午前１０時からメ
ディア・アート・ホールにおいて挙行
し、仁坂知事をはじめ、多くの方々に
ご臨席いただき、盛大のうちに式典を
終了しました。
《講演会》
７月１１日（金）午後１時から、郷土作家
津本陽氏による「紀州人」と題した講演会を
行いました。
徳川吉宗や松下幸之助らの人物像を中心に
紀州人の気質等にも触れ、和歌山県人には大
変関心のある内容でした。出席された３００
名の方々に、津本先生のご講演を満喫してい
ただきました。
《映画会》
７月１９日（土）午後１時から、和歌山県出身の作家有吉佐和子氏原作の映画「紀ノ川」
を上映いたしました。和歌山の美しい風景や言葉づかい、風習などを盛り込まれた映画で、
ご参加いただいた約３００人の方々に、鑑賞していただきました。
１階エントランス及び２階のメディア・アート・ホール前にて、８月３１日ま
で「１００周年記念特別展示」を行っておりますので、是非、ご覧ください。
※特別展示の詳細については、２頁をご参照ください。
１００周年記念特別展示
和歌山県立図書館１００周年記念事業として、 1 階ロービーにおいて当館所蔵貴重資料
及び郷土作家津本陽先生の自筆原稿を展示しております。（８月３１日まで）
当館の特別資料は地下貴重書庫で保存しております。普段目にする事ができない郷土の
貴重な財産をお楽しみください。
陳列ケース１：歴史資料を展示
かわいらしい川合小梅の絵（習作）や吉宗の花押、
江戸初期の金属活字印刷本等にご注目ください。
『小梅日記』川合小梅
嘉永２～明治１６１４冊
『徳川吉宗書状』１枚（相良近江守あて）
『陸奥宗光及び同一族自筆書簡』陸奥宗光等
１巻（題簽は「お正どの父其他）
『群書治要』魏徴等撰５０巻山本元恒等校正
銅活字版弘化４刊( 1847 ) 南紀学習館版
陳列ケース２：文学資料（郷土作家の原稿・書翰）を展示
鉄製のオブジェは吉増剛造氏の『頭脳の塔』であり、吉増氏の世界が具象化されてます。
また、開館当時の当館所蔵図書の一部が戦災等を無事くぐり抜け幸いにも残っており、
『日
本宗教史』は当館最初の所蔵資料です。
じゅなんげ
『佐藤春夫書簡』（室生犀星宛）『わんぱく時代』佐藤春夫著『受難華』ハイネ著
大雅洞限定本サインあり『八雲起出雲阿國』佐藤春夫自筆草稿
『〔南方熊楠草稿〕』南方熊楠自筆『日本人の喜劇に対する無理解』飯沢匡自筆原稿
『淡き幻像』沖野岩三郎自筆原稿『黎明にむかって』沖野岩三郎自筆原稿
『主婦車』城夏子自筆原稿『ドガ作若い娘の顔』硲伊之助自筆原稿
『美っつい庵主さん』有吉佐和子自筆原稿
『紀ノ川』有吉佐和子脚本（和歌山ロケーション記念）
『頭脳の塔』吉増剛造詩集吉増剛造著鉄製箱入り
『日本宗教史』土屋詮教著早稲田大学出版部１９０７年刊当館最初の所蔵図書
陳列ケース３：津本陽先生の自筆原稿を展示
記念講演会（７月１１日）でご講演いただきました津本陽先生の数多くの自筆原稿
（津本先生から借り受け）を展示しています。今回展示の自筆原稿は近年発表された作品
であり、先生の執筆過程の一端を垣間見ることができます。
「日本橋兜町」
『小説渋沢栄一』上曖々たり
日本放送協会２００４年刊
「蛇」「造酒の最期」
『月とよしきり』集英社２００５年刊
「ナイマン撃滅」
『草原の覇王・ハーン』
ＰＨＰ研究所２００６年刊
「彼岸からの声」
『弧塁の名人』合気を極めた男・佐川幸義
文藝春秋２００８年刊
「数寄屋橋移転に寄せて」
『文壇バー』君の名は「数寄屋橋」歴史を彩った作家たちが集い、憩い、そして語り
合った銀座園田静香編財界研究所２００５年刊
「龍馬の油断」『オール読物』２００８年６月号
「兵士の運命」
「高校生読み語り」
児童室おはなしコーナーで、高校生による絵
本の読み聞かせや紙芝居の実演などの「高校生
読み語り」を開催しました。実演していただい
たのは、次の高等学校の皆さんです。
７月１３日（日）１４：００～１４：３０
県立貴志川高等学校
県立向陽高等学校
７月２０日（日）１４：００～１４：３０
県立和歌山東高等学校
県立向陽高等学校
８月３日（日）１４：００～１４：３０
県立熊野高等学校
県立海南高等学校
親子でたくさん参加していただき、絵本を通
して子どもたちに笑顔と、本を読むことの楽し
さ、すばらしさを伝えていただきました。
〈平成２０年度和歌山県子どもの読書活動推進事業〉
第１５回手作り紙芝居コンクール作品募集
日本独自の文化であり、世界最小の演劇である紙芝居の魅力に触れ、子ど
もが自主的に読書活動を行う機運を高めるため、自作自演による手づくり紙
芝居を実施します。皆さんのご応募をお待ちしています。
※作品の申し込みについて、詳しくは応募要項をご覧ください。
応募締め切り
平成２０年９月７日（日）
※郵送の場合は、９月７日の消印有効
最終審査会：平成２０年１１月３日（月・祝日）
（和歌山県立図書館２階メディア・アート・ホールにて行います。）
主催：和歌山県教育委員会
主管：和歌山県立図書館
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（平成２０年８月～平成２０年１１月）
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映画会
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休館日
＊9/15（月）
、は祝日開館のため、9/16（火）は振替の休館日となります｡
１０月
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＊10/13(月)、11/3(月)、11/23（日）は祝日開館、11/24(月)は休日開館のため、10/14(火)、11/4(火)、11/25(火)は
振替の休館日となります｡
※予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。最新の開館情報は、図書館ホームページをご覧ください。
開館時間：火～金
閲覧室10:00～19:00
児童室10:00～17:00
土・日・祝日
閲覧室10:00～18:00
児童室10:00～17:00
※ 紀南図書館の児童コーナーは閲覧室と同じ
図書館だより
第３２号（平成２０年８月１９日）
発行和歌山県立図書館
〒641-0051 和歌山市西高松一丁目７番３８号
http://www.wakayama-lib.go.jp/library/
Tel
Fax
073-436-9500
073-436-9501

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