私がマレーシア不動産を 購入しなかった理由 子どもの教育費を研究する 川畑明美著 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 【推 奨 環 境 】 こ の レ ポ ー ト 上 に 書 か れ て い る URL は ク リ ッ ク で き ま す 。 で き な い 場 合 は 最 新 の AdobeReader をダウンロードしてください。(無 料 ) http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html 【著 著 作 権 について】 このレポートは著 作 権 法 で保 護 されている著 作 物 です。 下 記 の点にご注 意 戴 きご利 用 下 さい。 このレポートの著 作 権 は作 成 者 に属 します。 著 作 権 者 の許 可 なく、このレポートの全 部 又 は一 部 をいかなる手 段 においても複 製 、転 載 、流 用 、転 売 等 することを禁 じます。 このレポートの開 封 をもって下 記 の事 項 に同 意 したものとみなします。 このレポートは秘 匿 性 が高 いものであるため、著 作 権 者 の許 可 なく、この商 材 の 全 部 又 は一 部 をいかなる手 段 においても複 製 、転 載 、流 用 、転 売 等 することを禁 じます。 著 作 権 等 違 反 の行 為 を行 った時 、その他 不 法 行 為 に該 当 する行 為 を行 った時 は、 関 係 法 規 に基 づき損 害 賠 償 請 求 を行 う等 、民 事 ・刑 事 を問 わず法 的 手 段 による 解 決 を行 う場 合 があります。 このレポートに書 かれた情 報 は、作 成 時 点 での著 者 の見 解 等 です。著 者 は事 前 許 可 を 得 ずに 誤 り の 訂 正 、 情 報 の 最 新 化 、 見 解 の 変 更 等 を 行 う 権 利 を 有 しま す。 このレポートの作 成 には万 全 を期 しておりますが、万 一 誤 り、不 正 確 な情 報 等 が ありましても、著 者 ・パートナー等 の業 務 提 携 者 は、一 切 の責 任 を負 わないことを ご了 承 願 います。 このレポートを利 用 することにより生 じたいかなる結 果 につきましても、著 者 ・パー トナー等 の業 務 提 携 者 は、一 切 の責 任 を負 わないことをご了 承 願 います。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. -2- 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 もくじ はじめに ................................................................ ................................ ................................................................ ................................ ................................ - 4 - 第1章:マレーシア不動産購入の動機 ............................................ ................................ ............ - 7 (1):海外の不動産に注目した理由 ............................................... - 7 (2):マレーシア不動産の勉強会に参加しました ......................... - 8 - 第2章:マレーシアに物件を見に行きました ................................. ................................ . - 12 (1):美味しい話がやってきた! .................................................... - 12 (2):ドタバタのマレーシア物件ツアー .......................................... - 13 (3):購入後すぐに売れないことも考えられる ............................. - 15 - 第3章:私がマレーシアの物件を諦めたワケ ............................... - 17 (1):えっ、それは本当ですか? ..................................................... (2):現地に住んでいないとメリットは少ない ............................... (3):利益を出すためには調査と勉強が必要............................. (4):国外財産調書制度とマレーシア税制変更予定など........ - 17 19 23 24 - おわりに ................................................................ ................................ .............................................................. ................................ .............................. - 25 - Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. -3- 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 はじめに 経済成長が著しい新興国。 実際に訪れると日本の高度成長期 実際に訪れると 日本の高度成長期も 日本の高度成長期 も こんな感じだったのかな? そう思えるほど活気もあります。 そう思えるほど 活気もあります。 しかも いまだ不動産バブルが発生していなければ バブル前に購入し、莫大な利益が得られる! でも、本当に誰でも利益が享受できるのでしょうか? 元・雑誌編集者だった私は、少しでも 元・雑誌編集者だった私は 、少しでも魅力があれば 、少しでも 魅力があれば 調べたり、体験するのが大好き。 最近人気のマレーシア不動産の物件を 現地視察し、実際 に手付金まで支払ってきました! ところが最終的には、 ところが最終的には、 不動産購入を断念。 それは、なぜでしょう? マレーシア不動産に興味がある方へ 少しでも参考になれば幸いです。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. -4- 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 自己紹介 私は二児の母親で、フルタイムで働いています。 育児も仕事もあって忙しく、教育ママでないつもりですが、 なぜか 子 ども に 「私 は私 立 中 学 に行 きたい!」と宣 言 されました。 それからというもの お金 について、日 夜 考 えてきました。 ・お金の無駄遣いを見つける方法 ・確実に貯蓄を続けられる仕組み ・確実に 貯蓄を続けられる仕組み ・利率の良い金融商品 ・サラリーマンでもできる節税 etc… etc … 情報を調べたり、実践してきたものを 情報を調べ たり、実践してきたものを ブログやメールマガジンで発信を続けてきました。 ブログやメールマガジンで 発信を続けてきました。 最近では、ブログやメールマガジン経由で お金についてのご相談もいただくようになり お金の専門家として ファイナンシャル・プランナー(FP) ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格も取得しました。 (FP) の資格も取得しました。 普段は、日々の研究を「教育貧困にならないために」という、 メルマガやブログで公開しています。 良かったら、ブログも見てください。顔写真も公開しています。 http://ameblo.jp/costofeud/ Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. -5- 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 このレポートの目的 相続税の改正などますます厳しい税制のため 資産を日本から海外へ持ち出すことについて マスコミはもちろん、ネットで検索すると たくさんの情報があふれています。 そんな中、私も海外資産に資産を持つことに 興味があり マレーシア不動産を買うつもりで 現地視察をしてきました。 実際にショウルームを回ると 東京のファミリータイプのマンション価格で 約二倍の広さの物件が購入できます。 約二倍の広 さの物件が購入できます。 治安も比較的安定していて、購入意欲が高まります。 私も実際 私も 実際に、手付金を支払い購入する気持ち 実際 に、手付金を支払い購入する気持ちマンマン に、手付金を支払い購入する気持ち マンマンでした。 マンマン でした。 ところが、色々な事情が重なり マレーシア物 件 をあきらめたのです。 その理 由 をこのレポートでは公 開 いたします。 美味しい話だけではない 海外不動産について一緒に考えてみましょう! Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. -6- 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 第1章:マレーシア不動産購入の動機 (1):海外の不動産に注目した理由 どうして、マレーシア不動産をあきらめたのか? 早く知りたいと思いますが まずは、マレーシアの不動産を購入したいと思った 私の理由から聞いて欲しいのです。 なぜなら 私はファイナンシャル・プランナーとして 投資には常に目的が必要だと思っているからです。 投資をするには、勉強も必要ですし しっかりとした、目的が無いと 資産の利益確定するタイミングを逃し、 損をしてしまう可能性もあります。 と、いうことで 少しお付き合いくださいね。 私のマレーシア不動産への投資目的は 子どもの海外留学費用に備えてのためでした。 どんな職種でも今後は 英語力や海外コミュニケーションの能力は必要と感じています。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. -7- 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 もちろん、海外留学しなくても 国内でも海外コミュニケーション能力は磨けますが、 準備だけはしておいた方が良いと常々考えていました。 「円高が続いているし 子どもが成人した頃は、企業は英語で 会議なんてこともあり得るし 子どもの語学留学のためにも、海外不動産に挑戦しょう!」 主人を説得するには、 まず、海外不動産について調べないとね。 と、思ったのです。 (2):マレーシア不動産の勉強会に参加しました まずは、書籍より情報を集めました 奥村尚樹さんの 「チャイナマネーを追え」を読みました ↓↓ http://amzn.to/sUSCfE 世界中にちらばって、 不動産を購入している中国人が次に狙う地域を 見定めて、不動産投資で利益を上げる過程が書かれた本です。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. -8- 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 そして、チャイナマネーが現在目指しているのが マレーシアだということが解りました。 そこで、マレーシア不動産の勉強会へ足を運びました。 勉強会で知ったのは 日本の不動産投資と新興国の不動産投資は 利益の取り方が違うという点です。 新興国のマレーシア不動産は、 日本の不動産投資とまったく考え方が違うことを知りました。 国内の不動産投資は、不動産を所有することで、 家賃収入を得る(インカムゲイン)の投資です。 ところが、新興国でこれから地価の値上がりが期待される マレーシアの不動産は、 売却することで利益がでる(キャピタルゲイン)投資だということ。 勉強会では、マレーシアという国の可能性と 不動産売買の方法が日本と違うため売却益を 得やすいと勉強会では話していました。 日本で考えると、 あのバブル景気前に不動産を購入し バブル景気中に不動産売却して大儲けするイメージですね。 私は学生時代に、バブル景気を経験していますので とっても儲かりそうな気がしました。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. -9- 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 また、勉強会では マレーシアと日本の不動産の売買方法の違いも伺いました。 マレーシアの不動産は 建築前から物件を購入することができるのです。 完成前から購入する場合は、割引販売されること 外国人でもローンを借りることができるのです。 しかも、銀行によっては 外国人向けのローンでも物件価格の 85%まで借りられる! ですから もし、2,000 万円の物件を購入する場合、 ローンで借りられない 15%の 300 万円を準備すればよいのです。 その他、諸経費は必要ですけども。 外国人投資家の投資例を見ると、 完成前に購入し、完成後売りぬくパターンが多いそうです。 工事期間は3年前後が多く、完成後の新築物件が 値上がりしたところで、売却するのです。 さらに。 銀行から融資を受けて建築前の物件を購入し、 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 10 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 「完成するまでの金利は開発業者が負担してくれる場合が多くある」 らしい。 これって、すごく美味しくないですか? 完成するまでの支払いは、優遇されているのです。 マレーシアの税制を教えてもらうと 日本と違って、売却益の課税が少ない! 不動産を保有して5年未満の場合は 売却益に5%の課税、 5年以上保有の場合は売却益に課税がありません。 一方、日本の場合売却益の課税率は、 5年以内で 39%課税、5年超で 20%の課税です。 しかも、その間に円安に進めば……。 まさに今がチャンスの投資というワケ! 勉強会に参加して、とってもワクワクしてきました。 主人には 「少ない資金で購入し、3年で利益確定してから 日本で買う不動産の頭金にもできるんじゃないの?」 なーんて、話していました。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 11 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 第2章:マレーシアに物件を見に行きました (1):美味しい話がやってきた! マレーシアの不動産勉強会の後、 個人相談に申込み、物件情報をお願いしました。 数か月後 「良さそうな物件がでましたよ」 と、連絡がありました。 紹介された物件は、竣工前から購入でき 割引価格は、販売価格の 14%引き。 頭金さえ支払えば 物件引渡しまでの支払いは、ディベロッパー持ちとのこと。 ざっくりと計算すると 約 6,000 万円の物件を約 5,160 万円で購入し、 完成後、販売価格の約 6,000 万円で 売却すれば 840 万円売却益がでるのです。 ※税 金や手 数 料 は計 算 に入 れていません。 購入もローンが使え 資料によると頭金は、約 390 万円です。 (なぜか 15%よりも少ない金額でした) ただし、良くみると提携銀行は HSBC のプレミア口座のみ。 この銀行のプレミア口座は、 口座残高が現地通貨で 20 万リンギットが必要です。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 12 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 日本円に換算すると 約 550 万円入金ができないとローンが組めません。 ただし、投資の目的が子どもの留学費用でしたから 世界中に支店がある HSBC に口座を作れるのは 逆に都合が良いのです。 とりいそぎ、現地まで物件を見に行くことを決意! ※ここまでは 2012 年 2 月 の為 替 です。 (2):ドタバタのマレーシア物件ツアー 物件を見に行ったのは 次女の保育園登園最後の日でした。 子ども達は、一緒に行きたくないと言うので 私の群馬実家へ行くことに。 東京駅で新幹線に乗せて、 父に高崎の新幹線のホームまで迎えにきてもらいました。 無事、群馬の実家に到着したのを確認して 2012 年3月30日のナイト・フライトで出発しました。 機内2泊現地1泊の弾丸ツアー。 滞在は金・土・日で月曜の朝に、成田に到着。 その足で、会社に出社しました(笑) Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 13 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 コンサルティング会社で事前に打ち合わせしたところ 現地の銀行は、土日でも営業しているとのこと。 物件を見るのと、銀行の口座も同時に開設したいので 100 万円の現金を持って行きました。 首都のクアラルンプールに到着したのは およそ昼頃。 経済状況を確認するため ショッピングモールや街並みを視察。 10 年以上前にも来たことはあったのですが その頃よりも、車の交通量が増えていたように感じました。 翌日は現地の社員(日本人女性)の案内で 物件を見て回りました。 現地社員の方は、ご両親のマレーシア駐在について移住し、 もう 20 年近くマレーシアと日本を行き来しているそうです。 実際に長く住んでいる方の情報は とても参考になりました。 ここで、少しハプニングが。 日本で事前に打ち合わせた時には 土日でも銀行口座を開けるとのことでしたが 現地で伺うと、 「銀行はお休みなので口座は開けません」 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 14 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 そんな気がして事前に伺ったのですが どうして、こんな基本的な間違いがあるのか不思議でした。 (3):購入後すぐに売れないことも考えられる また、現地で現状を伺うと 完成前に割引して購入できても すぐに売れないこともわかってきました。 物件によっては 内装が無い状態で、引き渡しになるものもあるようです。 しばらく賃貸に出す場合は 内装費用が別途必要になります。 また、賃貸に出した場合は 現地管理料に加え、日本での仲介料も入るので 利益どころか、赤字になる可能性もあります。 賃貸の場合は、利益が見込めないことは 日本国内での説明にもあったのですが そんなに、美味しい話ではないのかな? と、感じ始めていました。 現地では、3件ほど物件を見て回りました。 子どもの留学費用としての投資目的を話したところ 事前に案内があった物件よりも、 手ごろな価格帯の物件もご案内いただきました。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 15 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 約 2,000 万円の物件で、 ローンの頭金は約 200 万円と諸経費で約 100 万円。 HSBC プレミア口座開設のため約 550 万円を入れても 1,000 万円弱です。 すぐに物件が売却できないとしても HSBC の場合、ローン口座に現金を入れると その現金分ローン金利が付かないのです。 日本の銀行だと、東京スター銀行が同じような 「預金連動型」の住宅ローンを展開しています。 ↓ http://bit.ly/SNROOK 予算を 1,000 万円と考えていましたので 賃貸に出す場合は、残りを預金に入れようと考えていました。 また、ちょうどその頃 円が米ドルに対して 80 円を突破しました。 円安に向かうのか? いまが安く買う最後のチャンスかも。 そんな心理も働いて 約 2,000 万円の物件の手付金約 27 万円を カードで支払い帰国しました。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 16 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 第3章:私がマレーシアの物件を諦めたワケ (1):えっ、それは本当ですか? 現地視察に行って、思っていたほど 美味しい話ではないことが解ってきたのですが 円高のうちに購入したいという思いと 隣の国、シンガポールと比べて 経済の発展の割には、地価がまだ割安なので まだまだ、購入意欲はありました。 帰国後は、ゴールデン・ウィークを挟んでしまったので 多少遅れましたが、必要書類を揃え提出終了。 ところがローン成立の連絡が 一向に連絡がありません。 1か月ほど待ちました。 それでも連絡がないので しびれを切らして、こちらから連絡すると 「この物件における、HSBC マレーシアのキャパシティが いっぱいになってしまったため融資が受けられません」 とのこと。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 17 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 えっ? 本当ですか? 清水の舞台から飛び降りるつもりで 手付金まで支払ったのに……。 でも冷静になって考えると 100%儲かる話ではありません。 「もし、円安になったら」 「完成後すぐに売れれば」 「日本で課税されなければ」 “たら・れば”の話がおおすぎるのです。 お金の専門家として それでは、失格です。 ※念のため言 い訳 すると、現 地に行 った頃 はまだ資 格 取 得 していません。 投資というのは、確実性が高いもの。 確実性が低い投資は、投機になってしまいます。 頭を冷やして、きちんと調べました。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 18 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 (2):現地に住んでいないとメリットは少ない 海外不動産のデメリットを再考しました。 ●手数料が高い 日本に住みながら海外不動産を購入する場合 現地でフォローしてくれる会社は必要です。 この手数料がバカになりません。 実際に買う予定だった物件を例に解説しましょう。 物件価格 18,765,000 円 竣工前の 10%割引プラス 10,000 リンギットが差し引かれ 割引後の価格は、17,158,500 円でした。 州政府合意申請関連費用 35,100 円。 契約書類公証料金・翻訳料金等 54,000 円。 コンサルティングフィー 562,950 円 ファイナンスアレンジメントフィー 270,000 円 ※為替は 2012 年 3 月時点 州政府合意申請関連費用や 契約書類交渉料金・翻訳料金などは、 必要経費として必要なものですが コンサルティングフィーとファイナンスアレンジメントフィーで Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 19 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 832,950 円です。 物件価格の約5%ですね。 現地に住み生活できる人ならば、 約 80 万円は必要ない金額です。 ●完成 後、売れない可能性がある 後、 売れない可能性がある 外国人が購入できる不動産は 現地の方向けの物件ではありません。 大使館員や先進国からの進出企業の 駐在員向けの物件なのです。 そう、高級マンションなんです。 (現地では、コンドミニアムといいます) 世界的に経済が停滞している中 海外工場の閉鎖も考えられます。 しかも、いずれは自国へ戻る駐在員向けの物件が、 たくさん売れるとは考えにくいですね。 ●賃貸に出した場合、利益がほとんど無い 新築の物件でも、利益が出ないわけではないのですが 現地不動産の管理会社の他に、 日本の仲介会社も入るので手数料で利益が消えてしまいます。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 20 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 購入する予定だった物件は 賃貸にだすと赤字になる計算でした。 ●日本での税金の申請 日本の居住者が海外の不動産を購入、売却すれば 日本の税務署に申告する義務があります。 そうなると、マレーシアで税金がかからなくても 日本で課税されることになってしまいます。 渡航前から、この点が非常に気になったので コンサルティング会社に聞くと 「お金を日本に持ち込まなければ大丈夫」 と言います。 どういうことかと言うと、 ずっと、海外にお金をプールしておくのです。 つまり、日本では使えないお金にしてしまうということ。 ただし、この手法は 「税務署に見つからなかったら」 成立する方法に過ぎません。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 21 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 日本の永住者は、国内および国外で得た 全ての所得に対して課税になります。 非永住者の場合は、 国外で支払われた所得は国内に持ち込まなければ、 国内での課税はありませんが 永住者である私の場合は、 日本にお金を持ち込まなくでも課税対象なのです。 非永住者の定義は、居住者のうち、 日本国籍を有しておらず、かつ過去 10 年間のうち5年以下の期間 国内に住所または居所を有している人。 マレーシアに移住して非居住者とならない限り 課税されます。 もっとも、税務のプロである税理士に頼めば 節税はできますが 知り合いの税理士に聞いたところ 「料金は、高いよ!」とのこと。 上記のデメリットを考えても 新興国の不動産上昇率、現地通貨の値上がり率は 期待できるものの 再度チャレンジするのには 旅費や仲介料を考えると採算が合いません。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 22 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 結局は、銀行のキャパシティがいっぱいになってしまったことは ラッキーだったのかもしれません。 銀行の都合なので、手付金も戻ってきますので。 (3):利益を出すためには調査と勉強が必要 今回私は、マレーシア不動産を諦めましたが これは一例です。 もっと調べると、新築ではない中古物件を 扱っている仲介業者もあります。 賃貸で利益を考えるのでしたら 中古物件のほうが利益率も良くなります。 また、税金面では マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)プログラムなど 長期滞在ビザを取得して日本の非居住者になれば 国内に海外資産を持ち込まなければ、課税になりません。 マレーシアという国が好きで 旅行も兼ねて、視察を重ねることができれば 魅力のある国だと思います。 投資とは、ギャンブルではありません。 根気よく調べて、確実に儲かる根拠を見つけることです。 私自身も、よく思い知らされる体験となりました。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 23 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 (4):国外財産調書制度とマレーシア税制変更予定など 国税庁の取り締まりが厳しくなるようです。 日本人が海外で保有する財産の実態を把握するため 国外財産調書制度が決まりました。 対象は預金、株式などの有価証券、保険、不動産などすべての国外 財産に及んでいます。 国税庁からのお知らせ⇒ http://bit.ly/TV4j9j また、マレーシアの税制や ローンの繰上返済の手数料も変更される予定があるようです。 【キャピタルゲイン課税】 ・2012 年 12 月末まで 売買契約締結日から 2 年以内:10% 2 年超 5 年以内:5% 5 年超:免税 ・2013 年 1 月から 売買契約締結日から 2 年以内:15% 2 年超 5 年以内:10% 5 年超:免税 【繰り上げ返済にかかる違約手数料】 ・2012 年 6 月末まで ローン実行日から 3 年~5 年の全額返済:借入総額 3%~5% ・2012 年 7 月から 不徴収(ただし、手続き費用として MYR500 程度はかかる模様) Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 24 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 おわりに 自己紹介で、ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を の資格を 自己紹介で、ファイナンシャル・プランナー 取得したと書きましたが 実は、いままで有料も無料も含めて 相談して良かったと思える FP に出会ったことがありませんでした。 教育費について、投資商品で貯蓄を考えていると話すと 危険だからやめるように言われる人 または、全てお任せくださいと言うだけで 投資の方法を教えてくれない人。 そんな方ばかりでした。 実際に、資格を取得してみると規制もあり できないこともあるのですが 投資の方法について教えてくれる人がいなかったのです。 ゼロ金利が続く中、貯金では資産を増やすことはできません。 親の世代とは、時代が違うのです。 保険の見直しや節約方法も大事ですが 捻出したお金を少しでも増やす知識も必要だと感じます。 捻出したお金を少しでも増やす知識も必要だと 感じます。 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 25 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 私は、投資のやり方を教えられる FP を目指しています。 ですから実際に、さまざまな投資を ですから 実際に、さまざまな投資を体験したいと考え 実際に、さまざまな投資を 体験したいと考え マレーシアにも渡りました。 マレーシアにも渡りまし た。 投資は、ギャンブルと違って危険なものではありません。 お金の運用は 『 学んで、慣れて、実行すること』 学んで、慣れて、実行すること 』 学ばすに行う投資がギャンブルになり 慣れていないから失敗をする。 ですが、実行しなければ永遠に儲けることはできません。 投資で失敗しない方法を 無料の動画付きメールセミナーで教えています。 良かったら読んでくださいね。 最後まで読んでいただいた方に プレゼントをご用意しています。 『お金を殖やす基本5ヶ条』登録は下記のアドレスへ ↓↓↓ http://mail.zero1-mail.com/m/v593 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 26 - 私がマレーシア不動産を購入しなかった理由 この度は 私の無料レポートをお読みいただきありがとうございました。 3級ファイナンシャル・プランニング技能士 教育費研究家 川畑明美 ★ 『教育貧困にならないために』メルマガ http://www.mag2.com/m/0001122283.html ★ 日記ブログはこちら⇒ http://ameblo.jp/costofeud/ ★ 川畑のtwitter 川畑の twitterはこちら twitter はこちら⇒ はこちら ⇒ http://twitter.com/tahiti84a ★トクする教育費貯蓄法を考える会(mixi ★トクする教育費貯蓄法を考える会 (mixiコミュ (mixi コミュ) コミュ ) http://mixi.jp/view_community.pl?id=5263877 Copyright (C) 2012 Akemi Kawabata. All Rights Reserved. - 27 -
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