私がマレーシア不動産を 購入しなかった理由

私がマレーシア不動産を
購入しなかった理由
子どもの教育費を研究する
川畑明美著
私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
もくじ
はじめに ................................................................
................................ ................................................................
................................ ................................ - 4 -
第1章:マレーシア不動産購入の動機 ............................................
................................ ............ - 7 (1):海外の不動産に注目した理由 ............................................... - 7 (2):マレーシア不動産の勉強会に参加しました ......................... - 8 -
第2章:マレーシアに物件を見に行きました .................................
................................ . - 12 (1):美味しい話がやってきた! .................................................... - 12 (2):ドタバタのマレーシア物件ツアー .......................................... - 13 (3):購入後すぐに売れないことも考えられる ............................. - 15 -
第3章:私がマレーシアの物件を諦めたワケ ............................... - 17 (1):えっ、それは本当ですか? ..................................................... (2):現地に住んでいないとメリットは少ない ............................... (3):利益を出すためには調査と勉強が必要............................. (4):国外財産調書制度とマレーシア税制変更予定など........ -
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-
おわりに ................................................................
................................ ..............................................................
................................ .............................. - 25 -
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
はじめに
経済成長が著しい新興国。
実際に訪れると日本の高度成長期
実際に訪れると 日本の高度成長期も
日本の高度成長期 も
こんな感じだったのかな?
そう思えるほど活気もあります。
そう思えるほど 活気もあります。
しかも
いまだ不動産バブルが発生していなければ
バブル前に購入し、莫大な利益が得られる!
でも、本当に誰でも利益が享受できるのでしょうか?
元・雑誌編集者だった私は、少しでも
元・雑誌編集者だった私は 、少しでも魅力があれば
、少しでも 魅力があれば
調べたり、体験するのが大好き。
最近人気のマレーシア不動産の物件を
現地視察し、実際 に手付金まで支払ってきました!
ところが最終的には、
ところが最終的には、 不動産購入を断念。
それは、なぜでしょう?
マレーシア不動産に興味がある方へ
少しでも参考になれば幸いです。
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
自己紹介
私は二児の母親で、フルタイムで働いています。
育児も仕事もあって忙しく、教育ママでないつもりですが、
なぜか
子 ども に 「私 は私 立 中 学 に行 きたい!」と宣 言 されました。
それからというもの
お金 について、日 夜 考 えてきました。
・お金の無駄遣いを見つける方法
・確実に貯蓄を続けられる仕組み
・確実に 貯蓄を続けられる仕組み
・利率の良い金融商品
・サラリーマンでもできる節税 etc…
etc …
情報を調べたり、実践してきたものを
情報を調べ たり、実践してきたものを
ブログやメールマガジンで発信を続けてきました。
ブログやメールマガジンで 発信を続けてきました。
最近では、ブログやメールマガジン経由で
お金についてのご相談もいただくようになり
お金の専門家として
ファイナンシャル・プランナー(FP)
ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格も取得しました。
(FP) の資格も取得しました。
普段は、日々の研究を「教育貧困にならないために」という、
メルマガやブログで公開しています。
良かったら、ブログも見てください。顔写真も公開しています。
http://ameblo.jp/costofeud/
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
このレポートの目的
相続税の改正などますます厳しい税制のため
資産を日本から海外へ持ち出すことについて
マスコミはもちろん、ネットで検索すると
たくさんの情報があふれています。
そんな中、私も海外資産に資産を持つことに
興味があり
マレーシア不動産を買うつもりで
現地視察をしてきました。
実際にショウルームを回ると
東京のファミリータイプのマンション価格で
約二倍の広さの物件が購入できます。
約二倍の広 さの物件が購入できます。
治安も比較的安定していて、購入意欲が高まります。
私も実際
私も 実際に、手付金を支払い購入する気持ち
実際 に、手付金を支払い購入する気持ちマンマン
に、手付金を支払い購入する気持ち マンマンでした。
マンマン でした。
ところが、色々な事情が重なり
マレーシア物 件 をあきらめたのです。
その理 由 をこのレポートでは公 開 いたします。
美味しい話だけではない
海外不動産について一緒に考えてみましょう!
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
第1章:マレーシア不動産購入の動機
(1):海外の不動産に注目した理由
どうして、マレーシア不動産をあきらめたのか?
早く知りたいと思いますが
まずは、マレーシアの不動産を購入したいと思った
私の理由から聞いて欲しいのです。
なぜなら
私はファイナンシャル・プランナーとして
投資には常に目的が必要だと思っているからです。
投資をするには、勉強も必要ですし
しっかりとした、目的が無いと
資産の利益確定するタイミングを逃し、
損をしてしまう可能性もあります。
と、いうことで
少しお付き合いくださいね。
私のマレーシア不動産への投資目的は
子どもの海外留学費用に備えてのためでした。
どんな職種でも今後は
英語力や海外コミュニケーションの能力は必要と感じています。
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
もちろん、海外留学しなくても
国内でも海外コミュニケーション能力は磨けますが、
準備だけはしておいた方が良いと常々考えていました。
「円高が続いているし
子どもが成人した頃は、企業は英語で
会議なんてこともあり得るし
子どもの語学留学のためにも、海外不動産に挑戦しょう!」
主人を説得するには、
まず、海外不動産について調べないとね。
と、思ったのです。
(2):マレーシア不動産の勉強会に参加しました
まずは、書籍より情報を集めました
奥村尚樹さんの
「チャイナマネーを追え」を読みました
↓↓
http://amzn.to/sUSCfE
世界中にちらばって、
不動産を購入している中国人が次に狙う地域を
見定めて、不動産投資で利益を上げる過程が書かれた本です。
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
そして、チャイナマネーが現在目指しているのが
マレーシアだということが解りました。
そこで、マレーシア不動産の勉強会へ足を運びました。
勉強会で知ったのは
日本の不動産投資と新興国の不動産投資は
利益の取り方が違うという点です。
新興国のマレーシア不動産は、
日本の不動産投資とまったく考え方が違うことを知りました。
国内の不動産投資は、不動産を所有することで、
家賃収入を得る(インカムゲイン)の投資です。
ところが、新興国でこれから地価の値上がりが期待される
マレーシアの不動産は、
売却することで利益がでる(キャピタルゲイン)投資だということ。
勉強会では、マレーシアという国の可能性と
不動産売買の方法が日本と違うため売却益を
得やすいと勉強会では話していました。
日本で考えると、
あのバブル景気前に不動産を購入し
バブル景気中に不動産売却して大儲けするイメージですね。
私は学生時代に、バブル景気を経験していますので
とっても儲かりそうな気がしました。
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また、勉強会では
マレーシアと日本の不動産の売買方法の違いも伺いました。
マレーシアの不動産は
建築前から物件を購入することができるのです。
完成前から購入する場合は、割引販売されること
外国人でもローンを借りることができるのです。
しかも、銀行によっては
外国人向けのローンでも物件価格の 85%まで借りられる!
ですから
もし、2,000 万円の物件を購入する場合、
ローンで借りられない 15%の 300 万円を準備すればよいのです。
その他、諸経費は必要ですけども。
外国人投資家の投資例を見ると、
完成前に購入し、完成後売りぬくパターンが多いそうです。
工事期間は3年前後が多く、完成後の新築物件が
値上がりしたところで、売却するのです。
さらに。
銀行から融資を受けて建築前の物件を購入し、
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「完成するまでの金利は開発業者が負担してくれる場合が多くある」
らしい。
これって、すごく美味しくないですか?
完成するまでの支払いは、優遇されているのです。
マレーシアの税制を教えてもらうと
日本と違って、売却益の課税が少ない!
不動産を保有して5年未満の場合は
売却益に5%の課税、
5年以上保有の場合は売却益に課税がありません。
一方、日本の場合売却益の課税率は、
5年以内で 39%課税、5年超で 20%の課税です。
しかも、その間に円安に進めば……。
まさに今がチャンスの投資というワケ!
勉強会に参加して、とってもワクワクしてきました。
主人には
「少ない資金で購入し、3年で利益確定してから
日本で買う不動産の頭金にもできるんじゃないの?」
なーんて、話していました。
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第2章:マレーシアに物件を見に行きました
(1):美味しい話がやってきた!
マレーシアの不動産勉強会の後、
個人相談に申込み、物件情報をお願いしました。
数か月後
「良さそうな物件がでましたよ」
と、連絡がありました。
紹介された物件は、竣工前から購入でき
割引価格は、販売価格の 14%引き。
頭金さえ支払えば
物件引渡しまでの支払いは、ディベロッパー持ちとのこと。
ざっくりと計算すると
約 6,000 万円の物件を約 5,160 万円で購入し、
完成後、販売価格の約 6,000 万円で
売却すれば 840 万円売却益がでるのです。
※税 金や手 数 料 は計 算 に入 れていません。
購入もローンが使え
資料によると頭金は、約 390 万円です。
(なぜか 15%よりも少ない金額でした)
ただし、良くみると提携銀行は HSBC のプレミア口座のみ。
この銀行のプレミア口座は、
口座残高が現地通貨で 20 万リンギットが必要です。
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日本円に換算すると
約 550 万円入金ができないとローンが組めません。
ただし、投資の目的が子どもの留学費用でしたから
世界中に支店がある HSBC に口座を作れるのは
逆に都合が良いのです。
とりいそぎ、現地まで物件を見に行くことを決意!
※ここまでは 2012 年 2 月 の為 替 です。
(2):ドタバタのマレーシア物件ツアー
物件を見に行ったのは
次女の保育園登園最後の日でした。
子ども達は、一緒に行きたくないと言うので
私の群馬実家へ行くことに。
東京駅で新幹線に乗せて、
父に高崎の新幹線のホームまで迎えにきてもらいました。
無事、群馬の実家に到着したのを確認して
2012 年3月30日のナイト・フライトで出発しました。
機内2泊現地1泊の弾丸ツアー。
滞在は金・土・日で月曜の朝に、成田に到着。
その足で、会社に出社しました(笑)
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
コンサルティング会社で事前に打ち合わせしたところ
現地の銀行は、土日でも営業しているとのこと。
物件を見るのと、銀行の口座も同時に開設したいので
100 万円の現金を持って行きました。
首都のクアラルンプールに到着したのは
およそ昼頃。
経済状況を確認するため
ショッピングモールや街並みを視察。
10 年以上前にも来たことはあったのですが
その頃よりも、車の交通量が増えていたように感じました。
翌日は現地の社員(日本人女性)の案内で
物件を見て回りました。
現地社員の方は、ご両親のマレーシア駐在について移住し、
もう 20 年近くマレーシアと日本を行き来しているそうです。
実際に長く住んでいる方の情報は
とても参考になりました。
ここで、少しハプニングが。
日本で事前に打ち合わせた時には
土日でも銀行口座を開けるとのことでしたが
現地で伺うと、
「銀行はお休みなので口座は開けません」
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そんな気がして事前に伺ったのですが
どうして、こんな基本的な間違いがあるのか不思議でした。
(3):購入後すぐに売れないことも考えられる
また、現地で現状を伺うと
完成前に割引して購入できても
すぐに売れないこともわかってきました。
物件によっては
内装が無い状態で、引き渡しになるものもあるようです。
しばらく賃貸に出す場合は
内装費用が別途必要になります。
また、賃貸に出した場合は
現地管理料に加え、日本での仲介料も入るので
利益どころか、赤字になる可能性もあります。
賃貸の場合は、利益が見込めないことは
日本国内での説明にもあったのですが
そんなに、美味しい話ではないのかな?
と、感じ始めていました。
現地では、3件ほど物件を見て回りました。
子どもの留学費用としての投資目的を話したところ
事前に案内があった物件よりも、
手ごろな価格帯の物件もご案内いただきました。
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
約 2,000 万円の物件で、
ローンの頭金は約 200 万円と諸経費で約 100 万円。
HSBC プレミア口座開設のため約 550 万円を入れても
1,000 万円弱です。
すぐに物件が売却できないとしても
HSBC の場合、ローン口座に現金を入れると
その現金分ローン金利が付かないのです。
日本の銀行だと、東京スター銀行が同じような
「預金連動型」の住宅ローンを展開しています。
↓
http://bit.ly/SNROOK
予算を 1,000 万円と考えていましたので
賃貸に出す場合は、残りを預金に入れようと考えていました。
また、ちょうどその頃
円が米ドルに対して 80 円を突破しました。
円安に向かうのか?
いまが安く買う最後のチャンスかも。
そんな心理も働いて
約 2,000 万円の物件の手付金約 27 万円を
カードで支払い帰国しました。
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第3章:私がマレーシアの物件を諦めたワケ
(1):えっ、それは本当ですか?
現地視察に行って、思っていたほど
美味しい話ではないことが解ってきたのですが
円高のうちに購入したいという思いと
隣の国、シンガポールと比べて
経済の発展の割には、地価がまだ割安なので
まだまだ、購入意欲はありました。
帰国後は、ゴールデン・ウィークを挟んでしまったので
多少遅れましたが、必要書類を揃え提出終了。
ところがローン成立の連絡が
一向に連絡がありません。
1か月ほど待ちました。
それでも連絡がないので
しびれを切らして、こちらから連絡すると
「この物件における、HSBC マレーシアのキャパシティが
いっぱいになってしまったため融資が受けられません」
とのこと。
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
えっ?
本当ですか?
清水の舞台から飛び降りるつもりで
手付金まで支払ったのに……。
でも冷静になって考えると
100%儲かる話ではありません。
「もし、円安になったら」
「完成後すぐに売れれば」
「日本で課税されなければ」
“たら・れば”の話がおおすぎるのです。
お金の専門家として
それでは、失格です。
※念のため言 い訳 すると、現 地に行 った頃 はまだ資 格 取 得 していません。
投資というのは、確実性が高いもの。
確実性が低い投資は、投機になってしまいます。
頭を冷やして、きちんと調べました。
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(2):現地に住んでいないとメリットは少ない
海外不動産のデメリットを再考しました。
●手数料が高い
日本に住みながら海外不動産を購入する場合
現地でフォローしてくれる会社は必要です。
この手数料がバカになりません。
実際に買う予定だった物件を例に解説しましょう。
物件価格 18,765,000 円
竣工前の 10%割引プラス 10,000 リンギットが差し引かれ
割引後の価格は、17,158,500 円でした。
州政府合意申請関連費用 35,100 円。
契約書類公証料金・翻訳料金等 54,000 円。
コンサルティングフィー 562,950 円
ファイナンスアレンジメントフィー 270,000 円
※為替は 2012 年 3 月時点
州政府合意申請関連費用や
契約書類交渉料金・翻訳料金などは、
必要経費として必要なものですが
コンサルティングフィーとファイナンスアレンジメントフィーで
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
832,950 円です。
物件価格の約5%ですね。
現地に住み生活できる人ならば、
約 80 万円は必要ない金額です。
●完成 後、売れない可能性がある
後、 売れない可能性がある
外国人が購入できる不動産は
現地の方向けの物件ではありません。
大使館員や先進国からの進出企業の
駐在員向けの物件なのです。
そう、高級マンションなんです。
(現地では、コンドミニアムといいます)
世界的に経済が停滞している中
海外工場の閉鎖も考えられます。
しかも、いずれは自国へ戻る駐在員向けの物件が、
たくさん売れるとは考えにくいですね。
●賃貸に出した場合、利益がほとんど無い
新築の物件でも、利益が出ないわけではないのですが
現地不動産の管理会社の他に、
日本の仲介会社も入るので手数料で利益が消えてしまいます。
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購入する予定だった物件は
賃貸にだすと赤字になる計算でした。
●日本での税金の申請
日本の居住者が海外の不動産を購入、売却すれば
日本の税務署に申告する義務があります。
そうなると、マレーシアで税金がかからなくても
日本で課税されることになってしまいます。
渡航前から、この点が非常に気になったので
コンサルティング会社に聞くと
「お金を日本に持ち込まなければ大丈夫」
と言います。
どういうことかと言うと、
ずっと、海外にお金をプールしておくのです。
つまり、日本では使えないお金にしてしまうということ。
ただし、この手法は
「税務署に見つからなかったら」
成立する方法に過ぎません。
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日本の永住者は、国内および国外で得た
全ての所得に対して課税になります。
非永住者の場合は、
国外で支払われた所得は国内に持ち込まなければ、
国内での課税はありませんが
永住者である私の場合は、
日本にお金を持ち込まなくでも課税対象なのです。
非永住者の定義は、居住者のうち、
日本国籍を有しておらず、かつ過去 10 年間のうち5年以下の期間
国内に住所または居所を有している人。
マレーシアに移住して非居住者とならない限り
課税されます。
もっとも、税務のプロである税理士に頼めば
節税はできますが
知り合いの税理士に聞いたところ
「料金は、高いよ!」とのこと。
上記のデメリットを考えても
新興国の不動産上昇率、現地通貨の値上がり率は
期待できるものの
再度チャレンジするのには
旅費や仲介料を考えると採算が合いません。
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結局は、銀行のキャパシティがいっぱいになってしまったことは
ラッキーだったのかもしれません。
銀行の都合なので、手付金も戻ってきますので。
(3):利益を出すためには調査と勉強が必要
今回私は、マレーシア不動産を諦めましたが
これは一例です。
もっと調べると、新築ではない中古物件を
扱っている仲介業者もあります。
賃貸で利益を考えるのでしたら
中古物件のほうが利益率も良くなります。
また、税金面では
マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)プログラムなど
長期滞在ビザを取得して日本の非居住者になれば
国内に海外資産を持ち込まなければ、課税になりません。
マレーシアという国が好きで
旅行も兼ねて、視察を重ねることができれば
魅力のある国だと思います。
投資とは、ギャンブルではありません。
根気よく調べて、確実に儲かる根拠を見つけることです。
私自身も、よく思い知らされる体験となりました。
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
(4):国外財産調書制度とマレーシア税制変更予定など
国税庁の取り締まりが厳しくなるようです。
日本人が海外で保有する財産の実態を把握するため
国外財産調書制度が決まりました。
対象は預金、株式などの有価証券、保険、不動産などすべての国外
財産に及んでいます。
国税庁からのお知らせ⇒ http://bit.ly/TV4j9j
また、マレーシアの税制や
ローンの繰上返済の手数料も変更される予定があるようです。
【キャピタルゲイン課税】
・2012 年 12 月末まで
売買契約締結日から 2 年以内:10%
2 年超 5 年以内:5%
5 年超:免税
・2013 年 1 月から
売買契約締結日から 2 年以内:15%
2 年超 5 年以内:10%
5 年超:免税
【繰り上げ返済にかかる違約手数料】
・2012 年 6 月末まで
ローン実行日から 3 年~5 年の全額返済:借入総額 3%~5%
・2012 年 7 月から
不徴収(ただし、手続き費用として MYR500 程度はかかる模様)
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
おわりに
自己紹介で、ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を
の資格を
自己紹介で、ファイナンシャル・プランナー
取得したと書きましたが
実は、いままで有料も無料も含めて
相談して良かったと思える FP に出会ったことがありませんでした。
教育費について、投資商品で貯蓄を考えていると話すと
危険だからやめるように言われる人
または、全てお任せくださいと言うだけで
投資の方法を教えてくれない人。
そんな方ばかりでした。
実際に、資格を取得してみると規制もあり
できないこともあるのですが
投資の方法について教えてくれる人がいなかったのです。
ゼロ金利が続く中、貯金では資産を増やすことはできません。
親の世代とは、時代が違うのです。
保険の見直しや節約方法も大事ですが
捻出したお金を少しでも増やす知識も必要だと感じます。
捻出したお金を少しでも増やす知識も必要だと 感じます。
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
私は、投資のやり方を教えられる FP を目指しています。
ですから実際に、さまざまな投資を
ですから 実際に、さまざまな投資を体験したいと考え
実際に、さまざまな投資を 体験したいと考え
マレーシアにも渡りました。
マレーシアにも渡りまし た。
投資は、ギャンブルと違って危険なものではありません。
お金の運用は
『 学んで、慣れて、実行すること』
学んで、慣れて、実行すること 』
学ばすに行う投資がギャンブルになり
慣れていないから失敗をする。
ですが、実行しなければ永遠に儲けることはできません。
投資で失敗しない方法を
無料の動画付きメールセミナーで教えています。
良かったら読んでくださいね。
最後まで読んでいただいた方に
プレゼントをご用意しています。
『お金を殖やす基本5ヶ条』登録は下記のアドレスへ
↓↓↓
http://mail.zero1-mail.com/m/v593
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私がマレーシア不動産を購入しなかった理由
この度は
私の無料レポートをお読みいただきありがとうございました。
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教育費研究家
川畑明美
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