Gスキャン HS

G スキャン HS
G Scan HS
ご使用に際しては、説明書の
注意事項をよく読んでください。
デジタルX線 イメージングプレートスキャナー
使用説明書
このたびはGスキャンHSをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
ご使用の前にこの説明書をよくお読みの上、正しくご使用いただき末永くご愛用ください。
この説明書はお手元に保管し、必要に応じてご覧ください。
なお、この使用説明書の
マークの後に来る文字の意味は次の通りです。
注意:軽度な人身障害又は物的損害を負う可能性が想定されますので、必ず注意内容に従ってください。
警告:重度な人身障害又は物的損害を負う可能性が想定されますので、必ず警告内容に従ってください。
目次
各部の名称 …………………………………………………………………………………………………………………………………………… 3
本体 …………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 4
設置 …………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 4
カバーの開閉 ………………………………………………………………………………………………………………………………………… 5
IP及びIP用ホルダーの取り扱い …………………………………………………………………………………………………………………… 6
操作手順(スキャニング) …………………………………………………………………………………………………………………………… 10
[Setup]ダイアログの表示方法 …………………………………………………………………………………………………………………… 12
画像濃度の設定 ……………………………………………………………………………………………………………………………………… 13
マニュアルによるIPデータの消去 ………………………………………………………………………………………………………………… 14
ホルダリストの追加と削除 ………………………………………………………………………………………………………………………… 15
故障とお考えになる前に …………………………………………………………………………………………………………………………… 17
保守/点検 …………………………………………………………………………………………………………………………………………… 17
お手入れ ……………………………………………………………………………………………………………………………………………… 18
仕様 …………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 18
保証/修理 …………………………………………………………………………………………………………………………………………… 18
医用電気機器の使用上(安全および危険防止)の注意事項 ……………………………………………………………………………………… 19
2
各部の名称
漓
潯
潛
濳
潺
滷
澆
澀
潸
澁
漓スキャナー:1台
滷デンタルイメージングプレート
(以下IP)標準(40×30mm)
:5枚
澆デンタルIP 小児(30×20mm)
:2枚
潺パノラマIP(150×300mm)
:1枚
潸IP用ホルダー
(標準6+小児6)
:1枚
標準IPを6枚、小児IPを6枚セットできます。
澁IP用ホルダー
(標準20+バイトウィング2)
:1枚
標準IPを20枚、バイトウィングIPを2枚セットできます。
澀保護ポーチ 標準/小児:10枚/2枚
撮影時にデンタルIPに傷が付かないようにIPを入れます。撮影後は光の遮蔽カバーとして、IPデータを保護します。
潯ディスポーザブルカバー:1箱(1000枚入り)
デンタル撮影時に保護ポーチを挿入してカバーします。
潛電源コード:1本
濳USBケーブル:1本
本体とPCを接続します。
※デンタルバージョンには、④ パノラマIP(150×300mm)
と⑥IP用ホルダー
(標準20+バイトウィング2)
は含まれていません。
別売品
潭
潘
澂
潼
潭セファロIP(8"×10")
澂バイトウィングIP(54×27mm)
潼オクルーザルIP(50×70mm)
潘IP用ホルダー
(標準6+バイトウィング2+オクルーザル2)
標準IPを6枚、バイトウィングIPを2枚、オクルーザルIPを2枚セットできます。
3
本体
正面
背面
澑
澎
澳
濂
澹
澣
澡
澤
潦
澎カバー
澑ノブ
濂ドラム
潦固定クリップ
IP又はIP用ホルダーをドラムに固定します。
澳固定フック
IP又はIP用ホルダーをドラムに固定します。
澣インジケータ
緑、赤、オレンジに点灯し、装置の状態を表します。
澡メインスイッチ
澤電源コードソケット
澹USBケーブルソケット
設置
IPに蓄積された画像データは光により消去されます。IPをスキャナーにセットする際に、できるだけ周囲の光が当たらない様、暗室又は照明
を避けられる場所に設置することをお勧めいたします。
1. 本体は水平で安定した場所に設置してください。
2. 電源コードを本体背面の電源コードソケット及びAC100Vのコンセントに接続します。
注意
■ 電源コードを接続する際、必ずアースを接続してください。
3. USBケーブルを本体背面及びPCのUSBケーブルソケットに接続します。ケーブルの長さは2.5mです。
4
カバーの開閉
1. カバーの開き方
漓スキャナー背面にあるメインスイッチをONにします。メインスイッ
チをONにすると、スキャナー内部のイレースランプが赤く点灯(ウ
ォーミングアップ)
し、2分後に自動的に消灯します。
※カバーはスキャナーの電源がOFFの状態では開きません。
※ウォーミングアップ中に[スキャナーインターフェイス]
ウィンド
ウを表示すると、点灯中のイレースランプは消灯します。
滷インジケータが緑色に点灯していることを確認したら、ノブだけを
押し上げます。
「カチッ」という音がしてカバーのロックが解除さ
れます。
澆カバーを持ち上げてカバーを開きます。
ノブ
2. カバーの閉じ方
漓静かにカバーを下ろします。
滷「カチッ」と音がするまでカバーを上から押さえます。
5
IP及びIP用ホルダーの取り扱い
注意
■ IPは保証対象外です。
IPの表面に傷が付くと、傷や水分の侵入により画質に悪影響を及ぼしますので、IPの取り扱いには充分に注意してください。
デンタル撮影の場合
1. 保護ポーチ、ディスポーザブルカバーへのIPのセット方法
※IPは注意して取り扱ってください。照射面に傷が付くとクリアな画像が得られなくなる場合があります。
漓IPの白い面(照射面)が、保護ポーチの黒い面に向くようにして挿
入します。
滷保護ポーチの文字が書いてある面が、ディスポーザブルカバーの
透明の面に向くようにして挿入します。
澆ディスポーザブルカバーの挿入口にある両面テープのシールを
剥がします。
潺ディスポーザブルカバーのタグを透明の面に向けてたたみ、両面
テープ部を折り、シールします。
この状態で撮影を行います。
次ページに続く。
6
潸撮影終了後、IPを取り出します。ディスポーサブルカバーのタグ
を切り、透明のフイルムを剥がして取り出します。
※使用済みのディスポーザブルカバーは再使用しないでくださ
い。
2. IP用ホルダーのスキャナーへのセット方法
漓スキャナーのカバーを開け、黒色の固定クリップが完全に見える
ようになるまでドラムを手で回転させます。
滷IP用ホルダーは数字の書いてある面を表にします。
固定クリップを押し上げながら、IP用ホルダーの赤い目印のない
側のタブを固定クリップのピンにはめます。
澆ドラム上の赤い目印が見えるまで、ドラムを奥に回転させてIP用
ホルダーをドラムに巻きつけます。
7
潺固定フックを押し上げて、IP用ホルダーのもう一方のタブ(赤い
目印があります)
をピンにはめます。
潸固定フックを下に引き戻してIP用ホルダーをドラムにしっかりと保
持します。
IP用ホルダーを取り外すときは、IPがIP用ホルダーにセットされ
ていない状態で、固定フックの方から先に取り外してください。
3. IPのIP用ホルダーへのマウント方法
漓スキャナーのカバーを開けます。
滷イレースランプが消灯していることを確認してから、IPの照射面
(白い面)が表を向くようにして、IP用ホルダーの挿入部からスラ
イドさせてセットします。画像として表示される際は、右側が上に
表示されます。
※イレースランプが点灯している場合はしばらく待つか、
[スキャナー
インターフェイス]ウィンドウを表示してイレースランプを消灯して
ください。表示方法はP.10「操作手順」を参照してください。
※デンタルIP標準を1∼6枚スキャニングする場合は、IP用ホルダー
(標準6+小児6)のNo.1∼6にマウントしてください。
※デンタルIP小児を1∼6枚スキャニングする場合は、IP用ホルダー
(標準6+小児6)のNo.7∼12にマウントしてください。
※IPをスキャナー内部に落とさないように気を付けてください。
パノラマ・セファロ撮影の場合
1.カセッテへのIPの装頡方法
増感紙のないカセッテを使用します。
IPの両端にあるタブを照射面の裏面(タブが貼り付けてある面)
にた
たみ込み、IPの照射面をX線管球側にしてカセッテにセットします。
※IPは注意して取り扱ってください。照射面に傷が付くとクリアな画
像が得られなくなる場合があります。
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2. IPのスキャナーへのセット方法
漓スキャナーのカバーを開けます。
滷イレースランプが消灯していることを確認してから、黒色の固定ク
リップが完全に見えるようになるまでドラムを手で回転させます。
※イレースランプが点灯している場合はしばらく待つか、
[スキャ
ナーインターフェイス]ウィンドウを表示してイレースランプを
消灯してください。表示方法はP.10「操作手順」を参照してくだ
さい。
澆固定クリップを押し上げながら、IPの一方のタブを固定クリップの
ピンにはめます。
※IPは照射面を表にし、画像の上側が右になるようにします。
潺ドラム上の赤い目印が見えるまで、ドラムを奥に回転させてIPを
ドラムに巻きつけます。
潸固定フックを押し上げて、IPのもう一方のタブをピンにはめます。
澁固定フックを下に引き戻してIPをドラムにしっかりと保持します。
⑦IPを取り出すときは、カバーを完全に開け、固定フックの方から先
に取り外し、傷付けないように注意して取り出してください。
※IPの表面に傷が付くと、傷や水分の侵入により画質に悪影響を
及ぼします。
9
操作手順(スキャニング)
※ダイマクシスの詳しい操作については、ダイマクシスの使用説明書を参照してください。
1. PCの電源をONにし、ダイマクシスを起動します。
2. 患者を新規に登録するか、登録済みの患者を選択します。
ダイマクシス[新規登録]ダイアログ
3. スキャナー背面にあるのメインスイッチをONにします。PCとの
インターフェイスが確認されるとインジケータが緑色に点灯しま
す。
4. 撮影方法に応じてIPの準備をします。P.6「IP及びIP用ホルダー
の取り扱い」を参照してください。デンタル撮影の場合は、使用
するIPに応じたIP用ホルダーをスキャナーにセットします(P.7
「2.IP用ホルダーのスキャナーへのセット方法」参照)
。撮影が終
了しIPをセットするまでは、ほこりなどが本体内部に入らないよ
うにカバーを閉じておきます。
5. 患者を位置付け、X線撮影を行います。
6. 撮影が終了したら、周囲の照明を消すなどできるだけ照明を避
け、ディスポーザブルカバー又はカセッテからIPを取り出します。
※使用済みのディスポーザブルカバーは再使用しないでくださ
い。
7. スキャナーのカバーを開け、イレースランプが消灯していること
を確認してから、IPの照射面が表になるようにしてスキャナーに
セットします。P.8「3.IPのIP用ホルダーへのマウント方法」及び
P.9「2.IPのスキャナーへのセット方法」を参照してください。
※イレースランプが点灯している場合はしばらく待つか、
[スキャ
ナーインターフェイス]
ウィンドウを表示してイレースランプを
消灯してください。
※IPは光によって徐々に画像データが劣化しますので、IPを保護
ポーチ又はカセッテから取り出してからはすぐに作業を行って
ください。
8. スキャナーのカバーを閉じます。
10
9. PCモニタ上のダイマクシスのウィンドウにある「スキャナーから
の取込」ボタンをクリックします。
10.[スキャナーインターフェイス]
ウィンドウが表示されます。ステー
タス表示が「準備完了」となっていることを確認します。
ステータス表示
11. ホルダリストからスキャニングするホルダファイルを選択します。
※IP用ホルダーと、それに対応するホルダファイルについては
P.15「ホルダリストの追加と削除」を参照してください。
「濃度設定」ボタン
12.「濃度設定」ボタンで濃度設定を選択します。
※通常は「ボタン1」のみ設定されています。
ホルダリスト
13.「スキャニング」ボタンをクリックします。
「スキャニング」ボタン
14.メッセージが表示されます。IP又はIP用ホルダーがドラムに
セットされている場合は、
「チェック」ボタンをクリックします。
セットされていない場合は「キャンセル」ボタンをクリックします。
「チェック」ボタン
「キャンセル」ボタン
注意
■ IPをドラムにセットしない状態でスキャニングしないこと。
IPをセットせずにスキャニングを行うと、大きな振動により装置の故障の原因となります。
15. ドラムが回転しスキャニングが始まります。スキャニング中はイ
ンジケータが緑色とオレンジ色に交互に点灯し、カバーはロック
されて開きません。
※カバーが開いているとスキャニングは始まりません。カバーを
閉じてからもう一度「スキャニング」ボタンをクリックします。
※スキャニングを中止したい場合は、
「中止」ボタンをクリックし
ます。
「中止」ボタン
11
スキャニングが終了すると「スキャナーインターフェイス」ウィン
ドウが自動的に閉じます。ダイマクシスのウィンドウには画像が
表示され、画像は同時にデータベースにも保存されます。必要に
応じてダイマクシスで画像処理などを行います。
スキャニング後は、IP上の画像データの消去を40秒間自動的に
行います(オートイレース)
。インジケータが緑に変わるとカバー
を開けることができ、次のスキャニングが行えます。
※オートイレースをOFFにしたり、画像データの消去時間を変更
したりすることができます。P.14「マニュアルによるIPデータ
の消去」を参照してください。
16. 画像データの消去が終了したIPは傷が付かないように大切に保
管してください。
17. 一日の作業が終了したらスキャナー、PCのメインスイッチをOFF
にしてください。
[Setup]ダイアログの表示方法
1.[スキャナーインターフェイス]
ウィンドウの「セットアップ」ボタン
をクリックします。
「Setup」ボタン
2.[スキャナ設定ログオン]ダイアログが表示されます。
「ユーザモー
ド」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
※「メンテナンスモード」はご利用になれません。
「OK」ボタン
12
3.[Setup]ダイアログが表示されます。
このダイアログで各種の設定を行います。各設定については、
P.13∼16を参照してください。
画像濃度の設定
画像濃度の設定は、装置の設置時に弊社担当者が行いますが、ご使用中、平均的に画像濃度が薄い又は濃いと感じる場合は、以下の手順に
従い調整してください。
※画像濃度の設定はデンタル、パノラマ、セファロそれぞれの画像タイプで行います。
※設定は画像タイプごとに4つまで保存することができます。
1.[Setup]ダイアログを表示します(P.12の「
[Setup]ダイアログの
表示方法」参照)
。
「基本設定」タブ
2.「基本設定」タブを選択します。
3.「スキャナ設定」で濃度設定する画像タイプを選択します。
PMゲイン
4.「濃度設定一覧」から変更したい濃度設定を選択します。
※通常は「1.」のみ設定されています。
5. 濃度(PMゲイン)の設定を変更します。
「Setup」ボタン
濃度設定一覧
濃度が薄い場合は数値を1∼10程度増やします。
濃度が濃い場合は数値を1∼10程度減らします。
※濃度設定欄に文字を入力することで、濃度設定に名前をつける
こともできます。
6.「保存」ボタンをクリックします。
※「保存」ボタンをクリックしないと、設定は保存されません。
7.「OK」ボタンをクリックして
[Setup]ダイアログを閉じます。
8. 撮影しスキャニングを行い、濃度を確認します(P.10「操作手順」
参照)
。調整が不充分な場合は、上記の作業を繰り返し行います。
13
マニュアルによるIPデータの消去
スキャニングが終了すると自動的にIP上の画像データが消去されます(オートイレース)が、IPが受けたX線量が多いと画像データが充分に消
去されない場合があります。消去が不充分だと、次に撮影した画像に残像が現れるなど、画像の診断価値を損なう可能性があります。この場
合は、マニュアルで再度消去を行ってください。
また、オートイレースの設定をOFFにしたり、消去時間を変更したりすることもできます。
1.[スキャナーインターフェイス]
ウィンドウの[イレース]ボタンをク
リックします。
スキャニングをせずに画像データの消去のみ行われます。
「イレース」ボタン
オートイレースの設定/消去時間の変更
1.[Setup]ダイアログを表示します(P.12「
[Setup]ダイアログの表
示方法」参照)
。
「詳細設定」タブ
2.「詳細設定」タブを選択します。
3. オートイレースの設定を切り替える場合は、
「オートイレース」のチ
ェックをON/OFFします。ONにするとオートイレースが有効にな
り、OFFにするとオートイレースが無効となります。
消去時間を変更する場合は、
「イレース時間」を秒単位で入力しま
す。
オートイレースの切り替え
イレース時間設定
14
ホルダリストの追加と削除
パノラマ、セファロIP及びデンタルIPホルダーには、それぞれIPを
適切にスキャニングするために必要なホルダファイルがあります。ス
キャニングの際に正しいホルダファイルを組み合わせないと、画像
を正常にスキャニングできません。
スキャニングに使用できるホルダファイルは、
[スキャナーインター
フェイス]ウィンドウのホルダリストに表示されるホルダファイルの
ホルダリスト
みとなります。ホルダリストにホルダファイルを追加したり、ホルダ
リストからホルダファイルを削除したりする場合は以下の操作を行
います。
ホルダファイルの追加
1.[Setup]ダイアログを表示します(P.12「
[Setup]ダイアログの表
示方法」参照)
。
「基本設定」タブ
2.「基本設定」タブを選択します。
「ホルダリスト」にはスキャニング
に使用できるホルダファイルの一覧が表示されます。
3.「ホルダ」の「▼」ボタンをクリックすると、ホルダファイルの一覧
が表示されます。一覧から追加するホルダファイルを選択します。
ホルダリスト
※IP用ホルダーとホルダファイルの組み合わせについては、下表
を参照してください。
4.「登録」ボタンをクリックします。選択したホルダが「ホルダリスト」
に追加されます。
※ホルダリストに登録できるホルダファイルは5つまでです。
5.[Setup]ダイアログの「保存」ボタンをクリックします。
「登録」ボタン
IP及びIP用ホルダー
IP用ホルダー
(標準6+小児6)
IP用ホルダー
(標準20+バイトウィング2)
IP用ホルダー
(標準6+バイトウィング2+オクルーザル2)
パノラマIP
セファロIP
スキャニングできるIPの種類および枚数
ホルダファイル
6枚までの標準IPを一度にスキャニング
HSUsb_IO6ST.hld
6枚までの小児IPを一度にスキャニング
HSUsb_IO6pedi.hld
IP用ホルダー上のすべてのIP(標準6枚、小児6枚)
を一度
にスキャニング
HSUsbIO6&6ST.hld
IP用ホルダーの左側3列にセットされた18枚までの標準IPを
HSUsb_IO18ST.hld
一度にスキャニング
IP用ホルダー上のすべてのIP(標準20枚、バイトウィング2枚)
HSUsb_IO22ST.hld
を一度にスキャニング
IP用ホルダー上のすべてのIP(標準6枚、バイトウィング2枚、
HSUsb_IO10Mixed.hld
オクルーザル2枚)
を一度にスキャニング
パノラマIPをスキャンニング
HSUsb_Pan150X300.hld
パノラマIPを高解像度でスキャンニング
HSUsb_Pan150X300HR.hld
セファロIPをスキャンニング
HSUsbCeph8X10in.hld
15
ホルダファイルの削除
1.[Setup]ダイアログを表示します(P.12「
[Setup]ダイアログの表
示方法」参照)
。
「基本設定」タブ
2.「基本設定」タブを選択します。
「ホルダリスト」にはスキャニング
に使用できるホルダファイルの一覧が表示されます。
ホルダリスト
3.「ホルダリスト」から削除するホルダファイルをクリックして選択し
ます。
4.「削除」ボタンをクリックします。選択したホルダファイルが「ホル
ダリスト」から削除されます。
※ホルダリストには少なくともひとつのホルダファイルが必要で
す。
「削除」ボタン
5.[Setup]ダイアログの「保存」ボタンをクリックします。
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故障とお考えになる前に
故障かな?と思ったら、修理を依頼する前にもう一度次のようなチェックを行ってください。いずれの場合にも当てはまらない場合は、お買い
求めのディーラー又は弊社支店・営業所までご連絡ください。
症
状
メインスイッチをONにしてもインジケー
タが点灯しない。
インジケータが赤く点滅している。
スキャニングボタンが機能しない、又は
スキャニングが始まらない。
スキャニングが終了しても画像が表示
されない。
画像が部分的にしか表示されない。
原
因
処置
電源コードが本体又はコンセントから外れていませ
んか?
ヒューズが切れている可能性があります。
電源コードを確実に接続してください。
インジケータが切れている可能性があります。
お買い求めのディーラー又は弊社支店・営業所ま
でご連絡ください。
本体のカバーは完全に閉まっていますか?
本体のカバーを完全に閉めてください。
通信エラーが発生した可能性があります。
PCを再起動し、
スキャナーの電源を一旦OFFに
してから再度ONにしてください。
※再撮影が必要な場合があります。
本体のメインスイッチはONになっていますか?
メインスイッチをONにしてください。
本体とPCを接続するUSBケーブルが外れていま
せんか?
一旦メインスイッチをOFFにし、USBケーブルを
確実に接続してください。
本体のカバーは完全に閉まっていますか?
本体のカバーを完全に閉めてから行ってくださ
い。
照射面を裏にして本体にセットしていませんか?
照射面を表にして再度スキャニングしてください。
スキャニングするIPやIP用ホルダーに対応するホ
ルダファイルを選択していますか?使っていますか?
再度撮影し、
スキャニングするIPやIP用ホルダー
に対応するホルダファイルを選択してください。
スキャニングする前に、IPを長時間光が当たる場
所に放置しませんでしたか?
又は強い光にあてませんでしたか?
IPのデータは光により消去されます。撮影後、IP
をカセッテなどから取り出す際は、
できるだけ明か
りを避け、速やかにスキャニングを行ってください。
X線撮影装置からX線は照射されていますか?
検波紙などで確認してください。
スキャニングするIPやIP用ホルダーに対応するホ
ルダファイルを選択していますか?使っていますか?
再度撮影し、
スキャニングするIPやIP用ホルダー
に対応するホルダファイルを選択してください。
適切な撮影条件で、再度撮影を行ってください。
撮影条件は適切でしたか?
ダイマクシス上で、
レベル補正や輝度調整を行
ってください。
画像が濃すぎる、又は薄すぎる。
画像濃度の設定は適切でしたか?
適切な濃度設定ボタンを選択してください。日常、
平均的に濃度が濃すぎる、又は薄すぎる場合は、
画像濃度を適切に設定してください(P.13「画像
濃度の設定」参照)。
撮影時、患者が動きませんでしたか?
再度撮影を行ってください。
画像がぼやけている。
IPのデータ消去が不充分で、前回撮影時のデー
タが残像として現れた可能性があります。
マニュアルで消去を行い(P.14「マニュアルでの
IPデータの消去」参照)、再度撮影を行ってくだ
さい。
画像にシミがある。
IPに汚れや傷はありませんか?
汚れがある場合は、専用クリーナーで清掃してく
ださい。
傷がある場合は、新しいIPと交換してください。
保守/点検
装置を使用するにあたっては、日頃より以下のような点検を行ってください。
1. 外観に異常な変形や傷はありませんか?
2. 装置に異常な振動などがなく安定して設置されていますか?
3. ケーブル類に、摩耗、傷、よれや引っ張られている部分はありませんか?
4. 可動部は、異音や振動がなく、スムーズに動作しますか?
5. IPが折れ曲がっていたり、表面に傷などはありませんか?
17
お手入れ
本体
本体外装は水かぬるま湯又は中性洗剤を柔らかい布につけて、よく絞った状態で拭いてください。
※アルコール系の洗剤や消毒剤で強く清拭すると、塗装が落ちる場合があります。
イメージングプレート
※イメージングプレート表面には、劣化の原因となる水分、油分、汚れ、こすれなどに強いコーティングが施されていますが、屈曲による微細
なヒビ割れに水分や手指の油分が染み込んだり、長時間の可視光線下の放置などにより徐々に劣化していきます。
定期的(1週間に1度)
に専用の「ADCクリーナ」で表面を清拭してください。
強い可視光線下に長時間放置せず、カセッテや保護ポーチに入れるなど、暗所に保管してください。
仕様
解像度
画素サイズ
イメージングプレートサイズ
ダイナミックレンジ
画像容量(非圧縮)
寸法
重量
電源
消費電力
使用環境条件
保管環境条件
デンタル
10.5lp/袢(534dpi)
パノラマ 標準/高解像度
5.2/10.5lp/袢(267/534dpi)
セファロ
5.2lp/袢(267dpi)
デンタル
47.5×47.5袙
パノラマ/セファロ
95×95袙
デンタル 標準
40×30袢
小児用
30×20袢
バイトウィング
54×27袢
オクルーザル
70×50袢
パノラマ
300×150袢
セファロ
8"×10"
12bit(4,096グレーレベル)
デンタル
1.1MB
パノラマ 標準/高解像度
9.6/38.2MB
セファロ
11.1MB
W485×D360×H220袢
16.3kg
AC100V 50/60Hz
150VA
温度 18 ℃∼30 ℃
湿度 80 %RH以下(結露なきこと)
温度 -10 ℃∼55 ℃
湿度 90 %RH以下
※製品の仕様は、改良のためお断りなく変更する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
保証/修理
本品の製造と品質保証には万全の注意を払っておりますが、お客様の正常なご使用で万一故障した場合は、保証書の記載内容の範囲で無償
修理いたします。お買い求めのディーラー又は弊社支店・営業所へお申し付けください。
本品の保証期間はご購入日より1年間です。なお、この使用説明書に従って正しく使用されている状態で、その機能に支障をきたした場合に
限ります。
イメージングプレート及び消耗品(保護ポーチ、ディスポーザブルカバー、IP用ホルダー)
は保証の対象外です。あらかじめご了承ください。
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医用電気機器の使用上(安全および危険防止)
の注意事項
1. 熟練した者以外は機器を使用しないこと。
2. 機器を設置するときには、次の事項に注意すること。
(1)水のかからない場所に設置すること。
日光、
ほこり、塩分、
イオウ分、
などを含んだ空気などにより悪影響の生ずるおそれのない場所に設置すること。
(2)気圧、温度、湿度、風通し、
(3)傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)
など安定状態に注意すること。
(4)化学薬品の保管場所やガスの発生する場所には設置しないこと。
(5)電源の周波数と電圧及び許容電流値(又は消費電力)に注意すること。
(6)電池電源の状態(放電状態、極性など)
を確認すること。
(7)アースを正しく接続すること。
3. 機器を使用する前には次の事項に注意すること。
(1)スイッチの接触状況、極性、ダイヤル設定、メーター類などの点検を行い、機器が正確に作動することを確認すること。
(2)アースが完全に接続されていることを確認すること。
(3)すべてのコードの接続が正確でかつ安全であることを確認すること。
(4)機器の併用は正確な診断を誤らせたり、危険をおこすおそれがあるので、十分注意すること。
(5)患者に直接接続する外部回路を再点検すること。
(6)電池電源を確認すること。
4. 機器の使用中は次の事項に注意すること。
(1)診断、治療に必要な時間・量をこえないように注意すること。
(2)機器全般及び患者に異常のないことを絶えず監視すること。
(3)機器及び患者に異常が発見された場合には、患者に安全な状態で機器の作動を止めるなど適切な措置を講ずること。
(4)機器に患者がふれることのないよう注意すること。
5. 機器の使用後は次の事項に注意すること。
(1)定められた手順により操作スイッチ、ダイヤルなどを使用前の状態に戻した後、電源を切ること。
(2)コード類のとりはずしに際してはコードを持って引き抜くなど無理な力をかけないこと。
(3)保管場所については次の事項に注意すること。
i 水のかからない場所に保管すること。
ii 気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分などを含んだ空気などにより悪影響の生ずる恐れのない場所に保管すること。
iii 傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)など安定状態に注意すること。
iv 化学薬品の保管場所やガスの発生する場所に保管しないこと。
(4)付属品、コード、導子などは清浄にした後、整理してまとめておくこと。
(5)機器は次回の使用に支障のないよう必ず清浄しておくこと。
6. 故障したときは勝手にいじらず適切な表示を行い、修理は専門家に任せること。 7. 機器は改造しないこと。
8. 保守点検
(1)機器及び部品は必ず定期点検を行うこと。
(2)しばらく使用しなかった機器を再使用するときには、使用前に必ず機器が正常かつ安全に作動することを確認すること。
上記の注意事項は法令昭和47年6月1日薬発第495号により医用電気機器の添付文書に記載するよう定められている
ものです。
お取扱いの際、該当する項目については、
充分ご注意くださるようご使用各位のご協力をお願いいたします。
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G スキャン HS
コンピューテッドラジオグラフ
管理医療機器
特定保守管理医療機器
21600BZY00444000
G スキャン HS用イメージングプレート
G スキャン用イメージングプレート
光輝尽性蛍光板
一般医療機器
13B1X00155
P0959(3)
200364SK