資料PDF

R
OPA
OPA
227
277
OPA277
OPA2277
OPA4277
OPA
7
4277
OPA
OPA
2277
277
OPA
4277
高精度オペアンプ
特 長
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
圧スイングが広くなり、2倍の速度と1/2の無信号時電流を
実現しています。オフセット電圧およびドリフトがきわめ
超低オフセット電圧:10µV
超低ドリフト:±0.1µV/℃
高開ループ・ゲイン:134dB
高同相モード除去:140dB
高電源除去:130dB
低バイアス電流:1nA
(最大)
広電源電圧範囲:±2V∼±18V
低無信号時電流:800µA/アンプ
シングル、デュアル、クワッド・タイプ
OP-07、OP-77、OP-177の代替
て低いことに加え、低バイアス電流、高同相モード除去、
高電源除去などの特長があります。同一仕様でシングル、
デュアルおよびクワッドの3タイプがあり、設計上の様々
なニーズに対応できます。
OPA277ファミリーのオペアンプは、±2Vから±18Vの電
源で優れた性能を発揮します。特定の電源電圧についての
み仕様が規定されている多くのオペアンプと異なり、
OPA277ファミリーでは実際のアプリケーションに対応で
きるように±5Vから±15Vの電源電圧範囲にわたり単一の制
限値が適用されます。アンプは仕様の制限値までスイング
し、高性能を維持します。オフセット電圧は、初期値がき
アプリケーション
●
●
●
●
●
●
●
わめて低いため
(最大±20µV)
、通常ユーザが調整する必要
はありません。ただし、シングル・タイプのOPA277には特
トランスデューサ・アンプ
ブリッジ・アンプ
温度測定
ストレイン・ゲージ・アンプ
高精度積分器
バッテリ動作システム
試験装置
殊アプリケーションのためにオフセット電圧を調整できる
外部トリム・ピンがあります。
OPA277ファミリーのオペアンプは使いやすく、他の一
部のオペアンプに見られる位相反転や過負荷の問題があり
ません。OPA277ファミリーは、ユニティ・ゲインで安定
で、各種負荷条件で優れたダイナミック特性を示します。
デュアルおよびクワッド・タイプは、完全に独立した回路
によりクロストークを最小限に抑え、オーバドライブまた
は過負荷の場合にも相互作用がありません。
概 要
シングル・ タイプ(O P A 2 7 7 )およびデュアル・ タイプ
OPA277ファミリーの高精度オペアンプは、工業標準の
(OPA2277)は、8ピンDIPおよび8ピンSOPで供給されま
OP-177に置き替わる製品です。ノイズが改善され、出力電
す。クワッド・タイプ
(OPA4277)
は、14ピンDIPおよび14ピ
ンSOPで供給されます。すべて–40℃∼+85℃の温度範囲で
仕様が規定され、–55℃∼+125℃の温度範囲で動作します。
OPA277
Offset Trim
1
8
Offset Trim
–In
2
7
V+
+In
3
6
Output
V–
4
5
NC
OPA4277
OPA2277
1
–In A
2
+In A
3
V–
4
A
B
1
–In A
2
A
8-Pin DIP, SO-8
Out A
Out A
13
–In D
D
3
12
+In D
V+
4
11
V–
+In B
5
10
+In C
6
9
–In C
7
8
Out C
V+
7
Out B
6
–In B
–In B
5
+In B
Out B
PDSJ-1413D
Out D
+In A
8
8-Pin DIP, SO-8
14
B
C
14-Pin DIP, SO-14
November,1997
仕様:VS=±5V∼VS=±15V
特に記述のない限り、TA=+25℃、RL=2kΩです。
太字で書かれた制限値は、仕様温度範囲の–40℃∼+85℃について適用されます。
OPA277PA、UA
OPA2277PA、UA
OPA4277PA、UA
OPA277P、U
OPA2277P、U
パラメータ
条件
最小
オフセット電圧
入力オフセット電圧
VOS
OPA277P、U(ハイグレード、シングル)
OPA2277P、U(ハイグレード、デュアル)
すべてのPA、UAモデル
全温度範囲での入力オフセット電圧
OPA277P、U(ハイグレード、シングル)
OPA2277P、U(ハイグレード、デュアル)
すべてのPA、UAモデル
入力オフセット電圧ドリフト
dVOS/dT
OPA277P、U(ハイグレード、シングル)
OPA2277P、U(ハイグレード、デュアル)
すべてのPA、UAモデル
入力オフセット電圧(すべてのモデル)
対時間
対電源
PSRR
TA = –40℃∼+85℃
チャンネルセパレーション
(デュアル、クワッド)
入力バイアス電流
入力バイアス電流
TA = –40℃∼+85℃
入力オフセット電流
TA = –40℃∼+85℃
入力電圧範囲
同相モード電圧範囲
同相モード除去比
TA = –40℃∼+85℃
±0.1
±0.1
TA = –40℃∼+85℃
TA = –40℃∼+85℃
TA = –40℃∼+85℃
0.2
±0.3
VS = ±2V∼±18V
VS = ±2V∼±18V
dc
in
電源
仕様電圧範囲
動作電圧範囲
無信号時電流
(アンプ1個あたり)
TA = –40℃∼+85℃
VCM = (V–) +2V∼(V+) –2V
VCM = (V–) +2V∼(V+) –2V
(V–) +2
130
128
VO = (V–) +0.5V∼(V+) –1.2V、RL = 10kΩ
VO = (V–) +0.5V∼(V+) –1.5V、RL = 2kΩ
VO = (V–) +0.5V∼(V+) –1.5V、RL = 2kΩ
126
126
GBW
SR
∗
∗
±0.5
±0.5
±1
±2
±1
±2
(V+) –2
140
134
∗
∗
±5
±2
VS
IO = 0
IO = 0
2
∗
115
115
∗
∗
(V+) –1.2
(V+) –1.2
(V+) –1.5
(V+) –1.5
±35
代表的性能曲線を参照
ISC
CLOAD
±790
単位
±50
µV
µV
µV
±100
µV
µV
µV
±1
µV/℃
µV/℃
µV/℃
±1
±1
µV/mo
µV/V
µV/V
µV/V
±2.8
±4
±2.8
±4
∗
∗
∗
∗
∗
∗
∗
140
(V–) +0.5
(V–) +0.5
(V–) +1.5
(V–) +1.5
最大
∗
1
0.8
14
16
3
0.002
VS = ±15V、G = 1、10Vステップ
VS = ±15V、G = 1、10Vステップ
VIN • G = VS
1kHz、G = 1、VO = 3.5Vrms
RL = 10kΩ
RL = 10kΩ
RL = 2kΩ
RL = 2kΩ
IQ
±0.15
100 3
250 3
VCM = (V–) +2V∼(V+) –2V
THD + N
±0.15
±0.25
0.22
0.035
12
8
8
8
0.2
en
AOL
標準(1)
±20
0.1
±0.5
VCM
CMRR
最小
±30
±50
IOS
出力
電圧出力
TA = –40℃∼+85℃
TA = –40℃∼+85℃
短絡電流
容量性負荷ドライブ
±20
±25
±0.5
TA = –40℃∼+85℃
周波数応答
ゲイン・バンド幅積
スルーレート
セトリングタイム 0.1%
0.01%
過負荷復帰時間
全高調波歪 + ノイズ
±10
±10
IB
入力インピーダンス
差動
同相モード
開ループ・ゲイン
開ループ電圧ゲイン
最大
TA = –40℃∼+85℃
TA = –40℃∼+85℃
TA = –40℃∼+85℃
ノイズ
入力電圧ノイズ、f = 0.1∼10Hz
入力電圧ノイズ密度 f = 10Hz
f = 100Hz
f = 1kHz
f = 10kHz
電流ノイズ密度 f = 1kHz
標準(1)
±15
±18
±825
±900
∗
∗
∗
∗
∗
∗
∗
nA
nA
nA
nA
µVp-p
µVrms
nV/√ Hz
nV/√ Hz
nV/√ Hz
nV/√ Hz
pA/√ Hz
∗
V
dB
dB
∗
∗
MΩ pF
GΩ pF
∗
∗
dB
dB
dB
∗
∗
∗
∗
∗
∗
MHz
V/µs
µs
µs
µs
%
∗
∗
∗
∗
∗
∗
∗
V
V
V
V
mA
∗
∗
∗
∗
V
V
µA
µA
仕様:VS=±5V∼VS=±15V
特に記述のない限り、TA=+25℃、RL=2kΩです。
太字で書かれた制限値は、仕様温度範囲の–40℃∼+85℃について適用されます。
OPA277PA、UA
OPA2277PA、UA
OPA4277PA、UA
OPA277P、U
OPA2277P、U
パラメータ
条件
温度範囲
仕様範囲
動作範囲
保存範囲
熱抵抗
8ピンSOP
8ピンDIP
14ピンDIP
14ピンSOP
最小
標準(1)
–40
–55
–55
最大
最小
85
125
125
∗
∗
∗
θ JA
標準(1)
∗
∗
∗
∗
150
100
80
100
最大
単位
∗
∗
∗
℃
℃
℃
℃/W
℃/W
℃/W
℃/W
∗は、OPA277P、Uのグレードと同じ値であることを示します。
注:
(1)
VS= ±15V。
絶対最大定格(1)
静電気放電対策
電源電圧 ................................................................................................ 36V
入力電圧 .............................................................(V–)–0.7V∼
(V+)+0.7V
出力短絡(2) ........................................................................................... 連続
動作温度 ............................................................................. –55℃∼+125℃
保存温度 ............................................................................. –55℃∼+125℃
接合部温度 ........................................................................................ 150℃
リード温度
(10秒間の半田付け)....................................................... 300℃
静電気放電はわずかな性能の低下から完全なデバイスの故障に
至るまで、様々な損傷を与えます。すべての集積回路は、適切な
ESD保護方法を用いて、取扱いと保存を行うようにして下さい。
高精度の集積回路は、損傷に対して敏感であり、極めてわずかな
注:(1)定格を超えるオーバ・ストレスは、デバイスに永久的な損傷を与えま
す。長期間にわたってデバイスを絶対最大定格の条件下に置くと、信頼性に悪
影響を及ぼします。
(2)
各パッケージのアンプ1個を対グランドに短絡。
パラメータの変化により、デバイスに規定された仕様に適合しな
くなる場合があります。
パッケージ情報/御発注の手引き
オフセット電圧
µV、最大
オフセット電圧
ドリフト
µV/℃、最大
パッケージ
パッケージ
図番号(1)
温度範囲
発注番号(2)
温度範囲
シングル
OPA277PA
OPA277P
OPA277UA
OPA277UA
OPA277U
OPA277U
±50
±20
±50
±50
±20
±20
±1
±0.15
±1
±1
±0.15
±0.15
8ピンDIP
8ピンDIP
8ピンSOP
8ピンSOP
8ピンSOP
8ピンSOP
006
006
182
182
182
182
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
OPA277PA
OPA277P
OPA277UA
OPA277UA/2K5
OPA277U
OPA277U/2K5
マガジン
マガジン
マガジン
テープリール
マガジン
テープリール
デュアル
OPA2277PA
OPA2277P
OPA2277UA
OPA2277UA
OPA2277U
OPA2277U
±50
±25
±50
±50
±25
±25
±1
±0.25
±1
±1
±0.25
±0.25
8ピンDIP
8ピンDIP
8ピンSOP
8ピンSOP
8ピンSOP
8ピンSOP
006
006
182
182
182
182
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
OPA2277PA
OPA2277P
OPA2277UA
OPA2277UA/2K5
OPA2277U
OPA2277U/2K5
マガジン
マガジン
マガジン
テープリール
マガジン
テープリール
クワッド
OPA4277PA
OPA4277UA
OPA4277UA
±50
±50
±50
±1
±1
±1
14ピンDIP
14ピンSOP
14ピンSOP
010
235
235
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
–40℃∼+85℃
OPA4277PA
OPA4277UA
OPA4277UA/2K5
マガジン
マガジン
テープリール
モデル
注:
(1)
詳細図および寸法表は、データシートの巻末を参照して下さい。(2)
スラッシュ
(/)
の付いたモデルは、その後に示される数量を単位として、テープリール
でのみ供給されます
(例えば、/2K5は2,500個で1リールであることを示します)
。
「OPA277UA/2K5」
をご発注の場合、OPA277UAが2,500個入りのテープリールが1
本納入されます。
このデータシートに記載されている情報は、信頼しうるものと考えておりますが、不正確な情報や記載漏れ等に関して弊社は責任を負うものではありません。情
報の使用について弊社は責任を負えませんので、各ユーザの責任において御使用下さい。価格や仕様は予告なしに変更される場合がありますのでご了承下さい。
ここに記載されているいかなる回路についても工業所有権その他の権利またはその実施権を付与したり承諾したりするものではありません。弊社は弊社製品を生
命維持に関する機器またはシステムに使用することを承認しまたは保証するものではありません。
3
代表的性能曲線
特に記述のない限り、TA = +25℃、VS = ±15V、RL = 2kΩです。
OPEN-LOOP GAIN/PHASE
vs FREQUENCY
開ループ・ゲイン/位相対周波数
POWER SUPPLY AND COMMON-MODE
REJECTION vs FREQUENCY
電源および同相モード除去対周波数
140
140
0
100
–30
80
–60
φ
60
–90
40
–120
20
–150
0
–180
120
+PSR
–PSR
PSR, CMR (dB)
AOL (dB)
CL = 0
CL = 1500pF
Phase (°)
G
120
100
80
CMR
60
40
20
–20
0
0.1
1
10
100
1k
10k
100k
1M
10M
0.1
1
10
100
1k
10k
Frequency (Hz)
Frequency (Hz)
INPUT NOISE AND CURRENT NOISE
入力ノイズおよび電流ノイズのスペクトル密度対周波数
SPECTRAL DENSITY vs FREQUENCY
入力ノイズ電圧対時間
100k
1M
ノイズ信号の帯域幅は0.1Hz∼10Hzに
制限されています。
Current Noise
100
50nV/div
Voltage Noise (nV/√Hz)
Current Noise (fA/√Hz)
1000
Voltage Noise
10
1
0.1
10
100
1k
1sec/div
10k
Frequency (Hz)
TOTAL HARMONIC DISTORTION + NOISE
vs FREQUENCY
全高調波歪
+ ノイズ対周波数
CHANNEL
SEPARATION vs FREQUENCY
チャンネル・セパレーション対周波数
1
140
120
THD+Noise (%)
Channel Separation (dB)
VOUT = 3.5Vrms
100
Dual
and quad devices. G = 1,
デュアルおよびクワッド・デバ
all
channels.
Quad measured
イス。G
= 1、全チャンネル。ク
channel
A to D or B to C—other
ワッドではチャンネルA−Dま
combinations
yield
similar or
たはB−Cで測定
(他の組み合わ
improved
rejection.
せでの除去はこれと同等または
80
60
0.1
G = 10, RL = 2kΩ, 10kΩ
0.01
G = 1, RL = 2kΩ, 10kΩ
これより良好になります)。
0.001
40
10
100
1k
10k
100k
10
1M
100
1k
Frequency (Hz)
Frequency (Hz)
4
10k
100k
代表的性能曲線
特に記述のない限り、TA = +25℃、VS = ±15V、RL = 2kΩです。
OFFSET VOLTAGE DRIFT
PRODUCTION DISTRIBUTION
オフセット電圧ドリフトの製品分布
OFFSET VOLTAGE
PRODUCTION DISTRIBUTION
オフセット電圧の製品分布
16
12
10
Typical distribution
パッケージされた
of packaged units.
ユニットの代表的
Single, dual, and
分布。シングル、
quad included.
デュアルおよびク
30
Percent of Amplifiers (%)
14
8
6
4
25
ワッドを含みます。
20
15
10
5
2
0
0
–50–45–40–35–30–25–20–15–10 –5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50
Offset Voltage (µV)
0
0.1
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
AOL、CMR、PSR対温度
PSR vs TEMPERATURE
AOL, CMR,
3
160
2
150
AOL, CMR, PSR (dB)
Offset Voltage Change (µV)
0.3
Offset Voltage (µV/°C)
WARM-UP OFFSET VOLTAGE DRIFT
ウォームアップ・オフセット電圧ドリフト
1
0
–1
–2
CMR
140
AOL
130
PSR
120
110
–3
0
15
30
45
60
75
90
105
100
–75
120
–50
–25
0
25
50
75
100
Time from Power Supply Turn-On (s)
Temperature (°C)
INPUT BIAS
CURRENT vs TEMPERATURE
入力バイアス電流対温度
QUIESCENT CURRENT AND
SHORT-CIRCUIT
CURRENT vs TEMPERATURE
無信号時電流および短絡電流対温度
125
5
1000
100
4
950
90
3
900
80
Quiescent Current (µA)
Input Bias Current (nA)
0.2
2
1
0
–1
–2
Curves represent typical
代表的な製品ユニットの
production units.
特性を示します。
850
70
±IQ
800
60
50
750
–ISC
700
40
+ISC
650
30
600
20
–4
550
10
–5
500
–75
–3
–75
–50
–25
0
25
50
75
100
125
Temperature (°C)
0
–50
–25
0
25
50
Temperature (°C)
5
75
100
125
Short-Circuit Current (mA)
Percent of Amplifiers (%)
35
パッケージされた
Typical
distribution
ユニットの代表的
of
packaged units.
分布。シングル、
Single,
dual, and
デュアルおよびク
quad
included.
ワッドを含みます。
代表的性能曲線
特に記述のない限り、TA = +25℃、VS = ±15V、RL = 2kΩです。
CHANGE IN INPUT BIAS CURRENT
vs COMMON-MODE VOLTAGE
入力バイアス電流の変化対同相モード電圧
CHANGE IN INPUT BIAS CURRENT
vs POWER SUPPLY VOLTAGE
入力バイアス電流の変化対電源電圧
2.0
2.0
shows
normalized
change in
VCurve
= ±10V
(+20V)
を基準として正規化
S
bias current with respect to VS = ±10V
したバイアス電流の変化を示します。
(+20V). Typical
may range from
代表的なI
はV S = IB±10Vで–0.5nA∼
B
–0.5nA to +0.5nA at VS = ±10V.
+0.5nAの範囲で変動します。
1.5
1.0
0.5
0.0
∆IB (nA)
∆IB (nA)
1.0
Curve
shows normalized change in bias current
V
= 0Vを基準として正規化したバイアス電流の
CM
with respect to VCM = 0V. Typical
may range
変化を示します。代表的なI
はVCM I=B 0Vで–0.5nA
B
from –05.nA to +0.5nA at VCM = 0V.
∼+0.5nAの範囲で変動します。
1.5
VCM = 0V
VS = ±5V
0.5
0.0
–0.5
–0.5
–1.0
–1.0
–1.5
–1.5
VS = ±15V
–2.0
–2.0
0
5
10
15
20
25
30
35
–15
40
–10
無信号時電流対電源電圧
QUIESCENT
CURRENT vs SUPPLY VOLTAGE
5
10
15
セトリングタイム対閉ループ・ゲイン
SETTLING
TIME vs CLOSED-LOOP GAIN
10V step
CL = 1500pF
per amplifier
アンプ1個あたり
Settling Time (µs)
900
800
700
50
0.01%
0.1%
20
600
10
500
0
±5
±10
±15
±20
±1
±10
Supply Voltage (V)
±100
Gain (V/V)
MAXIMUM OUTPUT VOLTAGE
vs FREQUENCY
最大出力電圧対周波数
出力電圧スイング対出力電流
OUTPUT VOLTAGE
SWING vs OUTPUT CURRENT
(V+)
30
(V+) – 1
Output Voltage Swing (V)
VS = ±15V
25
Output Voltage (Vp-p)
0
100
1000
Quiescent Current (µA)
–5
Common-Mode Voltage (V)
Supply Voltage (V)
20
15
10
VS = ±5V
5
–55°C
(V+) – 2
(V+) – 3
125°C
(V+) – 4
25°C
(V+) – 5
(V–) + 5
25°C
125°C
(V–) + 4
(V–) + 3
(V–) + 2
–55°C
(V–) + 1
(V–)
0
1k
10k
100k
1M
0
Frequency (Hz)
±5
±10
±15
±20
Output Current (mA)
6
±25
±30
代表的性能曲線
特に記述のない限り、TA = +25℃、VS = ±15V、RL = 2kΩです。
SMALL-SIGNAL OVERSHOOT
vs LOAD CAPACITANCE
小信号オーバシュート対負荷キャパシタンス
大信号ステップ応答
G = +1、CL = 1500pF、VS = ±15V
60
Gain = –1
40
2V/div
Gain = +1
30
20
Gain = ±10
10
0
10
100
1k
10k
10µs/div
100k
Load Capacitance (pF)
小信号ステップ応答
G = +1、CL = 1500pF、VS = ±15V
20mV/div
小信号ステップ応答
G = +1、CL = 0、VS = ±15V
20mV/div
Overshoot (%)
50
1µs/div
1µs/div
7
使用上の注意
V+
トリム範囲:オフセット
Trim Range: Exceeds
電圧の仕様を超える
Offset Voltage Specification
OPA277ファミリーは、ユニティ・ゲインで安定しており、予期
せぬ出力の位相反転がないため、広範なアプリケーションに適し
0.1µF
ています。ノイズが多い、あるいはインピーダンスの高い電源を
20kΩ
7
使用するアプリケーションでは、デバイス・ピンの近くにデカッ
1
2
プリング・コンデンサが必要です。ほとんどの場合、0.1µFのコン
8
デンサで十分です。
3
OPA277ファミリーは、オフセット電圧およびドリフトがきわ
0.1µF
めて低く、最良の性能を発揮させるためには回路のレイアウトお
OPA277
OPA277
(シングル・タイプ)
のみ。
OPA277
single op amp only.
オフセット調整ピンは、オペアンプ
Use offset adjust pins only to null
のオフセット電圧の調整にのみ使用
offset voltage of op amp—see text.
して下さい
(本文参照)
。
4
よび機械的条件を最適化することが必要です。オフセット電圧お
よびドリフトの性能は、オペアンプ入力のわずかな熱電的電位差
6
V–
によって低下します。熱電的電位差は、異種金属の接点で発生
図1. OPA277のオフセット電圧トリム回路
し、OPA277ファミリーの最終的な性能を低下させます。このよ
うな熱電的電位差は、両方の入力端子でその大きさを一致させる
ことによりキャンセルできます。
とができます。この調整は、オペアンプのオフセット調整にのみ
● 両方の入力端子の接点に加わる熱の量が同じになるように保ち
使用し、システムの他の部分で発生するオフセット調整には使用
ます。
● 入力回路をできるだけ熱源から離れた位置に配置します。
しないで下さい。オペアンプ以外のオフセット調整に使用する
● オペアンプおよび入力回路を冷却ファンなどの空気の流れから
と、温度ドリフトが増大することがあります。
遮断します。
入力保護
動作電圧
OPA277ファミリーの入力は、1kΩの直列抵抗とダイオード・ク
OPA277ファミリーは、±2Vから±18Vの電源で優れた性能を発
ランプで保護されています。入力は、±30Vまでの差動入力電圧
揮します。特定の電源電圧についてのみ仕様が規定されている多
に耐えます。もちろん、入力がオーバードライブされると、保護
くのオペアンプと異なり、OPA277ファミリーでは実際のアプリ
ダイオードにも電流が流れます。これは、ユニティ・ゲインの電
ケーションに対応できるように±5Vから±15Vの電源電圧範囲にわ
圧フォロワのアプリケーションでスルーレートに影響することが
たり単一の制限値が適用されます。したがって、VS = ±10Vで動
ありますが、オペアンプを損傷させることはありません。
作させる時も±15Vで動作させる時と同じ性能が確実に得られま
入力バイアス電流のキャンセル
す。また、主要なパラメータは–40℃から+85℃の仕様温度範囲で
保証されています。ほとんどの動作は全動作電圧範囲(±2V∼
OPA277ファミリーの入力段のベース電流は、大きさが等しく
±18V)
にわたり一定です。動作電圧または温度によって大きく変
逆方向のキャンセル回路で内部補償されています。結果の入力バ
化するパラメータは、代表的性能曲線に示します。
イアス電流は、入力段のベース電流とキャンセル電流の差で、正
または負になります。
オフセット電圧の調整
この方法でバイアス電流をキャンセルすると、入力バイアス電
OPA277ファミリーは、レーザ・トリムによりきわめて低いオフ
流と入力オフセット電流の大きさがほぼ等しくなります。その結
セット電圧およびドリフトを実現しているため、ほとんどの回路
果、他のオペアンプでしばしば使用されるバイアス電流のキャン
で外部調整を行う必要がありません。ただし、OPA277ではピン
セル抵抗が不要になります(図2)。入力バイアス電流の誤差を
1および8がオフセット電圧トリム端子になっており、図1に示す
キャンセルするために追加した抵抗は、実際にはオフセット電圧
ようにポテンショメータを接続してオフセット電圧を調整するこ
とノイズを増大させることがあります。
R2
R2
R1
R1
Op Amp
OPA277
RB = R2 || R1
Noイbias
current
バ
アス
電流の
cancellation resistor
キャンセル抵抗が
(see
text)
ない
(本文参照)
。
(a)
(a)
従来のオペアンプ。バイアス電流を
キャンセルする外部抵抗を使用。
Conventional op amp with external bias
current cancellation resistor.
(b)
(b)
OPA277。バイアス電流をキャンセルする
外部抵抗を使用しない。
OPA277 with no external bias current
cancellation resistor.
図2. 入力バイアス電流のキャンセル
8
V+
1/2
OPA2277
VOUT = (V1 – V2)(1 +
R2
R1
)
R2
V–
R–∆R
Load
Cell
V1
R+∆R
V+
R+∆R
V2
R1
1/2
OPA2277
R–∆R
V–
R2
R1
For integrated solution see: INA126, INA2126 (dual)
INA125 (on-board reference)
INA122 (single-supply)
図3. ロードセル・アンプ
IREG ∼ 1mA
5V
12
V+
Type J
VLIN
1/2
OPA2277
13
RF
10kΩ
4
R
412Ω
+
VIN
1
IR1
3
11
VREG
10
V+
RG
RG
1250Ω
RF
10kΩ
14
IR2
XTR105
B
E
RG
9
8
IO
1/2
OPA2277
1kΩ
2
25Ω
7
IRET
V–
50Ω
–
VIN
6
RCM = 1250Ω
(G = 1 +
2RF
= 50)
R
0.01µF
図4. ダイオードで冷接点補償した熱電対による低オフセット、低ドリフトのループ測定
9
+
–
IO = 4mA + (VIN – VIN) 40
RG
外観
パッケージ番号006−8ピン・プラスチック・シングル幅DIP
パッケージ番号010−14ピン・プラスチック・シングル幅DIP
10
パッケージ番号182−8ピンSOP
パッケージ番号235−14ピンSOP
11
BBJ000102K