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森永ドルゴ通気弁ファミリー
森永ドルゴ通気弁ファミリー
AIR ADMITTANCE VALVE
■ Eソケット付ドルゴ通気弁
■ 屋外設置用ドルゴ通気弁
■ミニドルゴ
■ドルゴ低位通気弁
■ドルゴプラス
排水管の詰りが発生した時は、止水ボールやミニドルゴ本体を点検して下さい。
汚れている場合は洗浄または交換して下さい。
〈 ご案内 〉
「承認図」「カタログ」を、弊社 HP から
ダウンロードいただけます。
【 森永エンジニアリング(株)HP 】
http://www.morieng.co.jp/
※「TOP ページ」→「住宅機器販売部」
→ 各商品ページよりご利用ください。
日本における通気弁の歴史
ドルゴ 通 気 弁は 、1973 年スウェーデンのドルゴ 社で 開 発されました 。同 社のある
ストックホルムは、日本の札幌に近い気象条件の都市で、厳寒期には屋外の排水通気管
が 凍 結・閉塞するという問題を抱えていました。その問題を解消するため、排水通気を
屋内で処理するという新しい発想のもとに、ドルゴ通気弁を開発、世界で初めて排水通気
を屋内処理することを可能にしました。以来35年を経過した現在まで、経年変化による
交換事例はなく、日本国内においても、1983年の試験 販売スタートから早27年の歳月
が流れ、弊社通気弁の累計販売個数は300万個に達しました。
その間、ドルゴ 通気弁での二度にわたる建設 大臣認定の取得(1987、1990)、器具
あふれ縁下設置を可能にしたミニドルゴの発売(1996)、その翌年にはミニドルゴで三度目
となる建設大臣認定取得(1997)、ピット内での排水通気処理を可能にした低位通気弁
の発売(2003)さらに戸建住宅・低層アパート向けにドルゴプラスの発売
(2009)と、
公的機関による性能評価の確認、新商品の拡充に努めてまいりました。
しかし、2000年に建築基準法の改正が行われ、通気弁における海外製品の評価・認
定制度であった38条認定制度が廃止となりました。国が主体でドルゴ通気弁のような海
外 製 品の 性 能 品 質を 保 証してきましたが、これを機 にメーカー独自で 性 能 確 認を行
い、自己責任で販売を行なうこととなりました。
弊社は単に通気弁のみを販売するだけでなく、通気弁を使用した排水通気システムの
ノウハウ、技術提供に注力し、エンジニアリング会社として、お客 様のニーズに対応した
製品を供給し続けていきたいと考えます。
通気弁販売数量の推移
︻ドルゴ通気弁 累計販売個数︵万個︶
︼
2
Durgo
300万個突破
300
20万個突破
150
低位通気弁
発売
100万個突破
100
0
30万個突破
200万個突破
200
50
30
250万個突破
250
ドルゴ通気弁
試験販売開始
建設大臣認定
取得
(第1回)
35
25
20
15
10
建設大臣認定
取得
(第2回)
ミニドルゴ発売
建設大臣認定
取得
(第3回)
83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09
5
0
︻ミニドルゴ・低位・プラス 累計販売個数︵万個︶︼
ドルゴプラス発売
350
作動原理
排水時、水の落下運動により排水管内の圧力は大気圧より低い状態(負圧)になります。この時、排水管の
外側は大気圧(一定)であるため、相対的に排水管内よりも圧力が高い状態になります。この生じた圧力差に
よって、通気弁弁部が押し上げられ、排水管内に空気が流入します。必要な空気量を排水管内に取り込むこ
とで、円滑な排水状態を確保し、衛生器具のトラップ封水を保護します。圧力差が小さくなると、弁部は徐々
に閉じていき、全く排水をしていない無負荷時の状態に戻ります。
無負荷時
排水時
ゴムシール
排水開始
+
-
正圧発生時
+
+
+
排水終了
無負荷時、通気弁弁部の自重で閉じて
おり、排水管内の臭気を漏らしません。
通気管内に弁 部(ゴムシール+可動盤)の
重量以上の負圧が生じたとき、弁部が持ち
上がり、排水に必要な空気を吸込みます。
通気管内に正圧が生じた場合、弁部が弁
座に押し付けられ、外部に臭気を漏らし
ません。
※正圧強度は約5kPa(静圧時)
構造
Eソケット付ドルゴ通気弁は下図のように、通気弁本体が4つ(バルブドーム、ゴムシール、可動盤、バルブ
シリンダー)、Eソケットが2つ(バルブソケット、ゴムリング)の計6つの部品から構成されております。また、
Eソケットは、ゴムリングによって通気弁本体を圧着させており、点検時には容易に着脱することができます。
シンプルな構造と変わらぬデザイン
通気弁本体の構成部品はわずか4点!
シンプルな構造だから、故障も少なく長く安心して
お使いいただけます。
ゴムシール
可動盤
1 バルブドーム
2 ゴムシール
バルブドーム
通気弁本体
バルブシリンダー
3 可動盤
4 バルブシリンダー
マーキング位置
(白色ライン)
5 バルブソケット
6 ゴムリング
Eソケット
結露対策も万全のドレンポート !
バルブシリンダー部に設けられた2ケ所の
ドレンポートにより、バルブドーム内で発生した
結露水を排水管内に戻します。
塩ビ管
(排水通気管)
ドレンポート部
※ 通気弁本体は分解しないで下さい。
※ 上記写真は透明サンプル品です。
Durgo
3
屋内通気処理方式 6つのメリット
1 防水処理が不要に
4 臭気や汚れもなし
屋内処理方式のドルゴ通気弁を使用すれば、
面倒な防水対策がいらなくなり、建物を傷める
こともなくなります。
屋内処理方式のドルゴ通気弁なら外壁が汚れる
心配がなく、排水管の臭気も出しません。
2 工事の短縮
通気管末端の通気ガラリやベントキャップが
不要となり、配管部材が削減できるとともに
工事も短縮できます。
5 メンテナンス性がアップ
通気弁本体とEソケット部が着脱可能となり、
メンテナンスがしやすくなりました。また現場で用意
していただいたDVソケットが不要となりました。
3 建築デザインが自由に
6 寒冷地での不具合解消
屋内通気処理は建物の美観を良くするだけでなく、
配管スペースを最小限に抑えることができます。
排水通気を屋内で処理するドルゴ通気弁は、積雪に
よる通気管の凍結、閉塞事故、氷柱の落下事故など
の心配がありません。
通気処理方式の違い
鳩小屋
通気ガラリ又は
ベントキャップ
ベントキャップ又は
ベンチレータ
屋根
防水継手
ソケット
吸気口付き
点検口
伸頂通気管
パイプシャフト内
外壁
伸頂通気管
外壁
【外気開放方式】
天井裏
ドルゴ通気弁
屋根
点検口
吸気口
【屋内通気処理方式(ドルゴ通気弁使用)】
38 条認定廃止について
販売を行っているのが実情であり、新しい性能評価制度の
復活が望まれます。
4
Durgo
五 通気管
現在、全ての通気弁メーカーは自己責任で性能品質を確保して、
昭和五十年建設省告示第1597号
状態です。
イ 、排 水 ト ラップの封 水 部に加 わる排 水 管 内の圧 力
と大 気 圧との差によって排 水 ト ラップが 破 封 しな
いよ うに有 効に設 けること。
ロ 、汚 水の流 入により通 気 が 妨 げられないように すること 。
ハ 、直 接 外 気に衛 生 上 有 効に開 放 すること。
なくなると同時に、第三者機関による新たな認定制度もない
防 止 す る 装 置 が 設 け ら れ て い る 場 合 に あって は 、
これに伴い、通気弁に関しては従来からの38条認定制度が
た だ し 、配 管 内 の 空 気 が 屋 内 に 漏 れ る こ と を
告示に右傍線部が追記されました。
この限 りでない。
2000年の建築基準法改正により、通気管に関する建設省
正圧緩和対策
排水立て管底部に近い下層階や排水立て管のオフセット部および排水横管の水平曲り部等で、過大な正圧が
発生して器具トラップの封水が跳ね出すことがあります。そのような場合に備えて、以下のような正圧緩和対策
をお奨め致します。
排水横引管の管径を排水立て管に対して、ワン
サイズアップする。立て管のオフセット部も同様
に行う。
(図-1)
2
排水立て管底部の曲りは脚部継手等を使用して
大曲りにする。
(図-2)
3
最下階、又は最下二層分の排水管は単独に排水マスへ
接続し、上層階と別系統にする。やむを得ず、上層階
の系統に接続する場合は、立て管底部の曲りから3m
以上離して排水横主管に接続する。
(図-3)
4
逃し通気管を設け、直接外気に開放するか、通気立て
管に接続させる。
排水立て管
100φ
100φ
5
排水立て管
100φ
6
脚部継手
脚部継手 排水横引管
125φ
排水立て管
100φ
通気立て管を設け、頂部で伸頂通気管に接続させる。
3∼6
0
1
以上
3m
7 ∼12 13 ∼18
2
3
伸頂通気管
外気開放
外気開放
排水立て管
排水立て管
排水立て管
結合通気管
通気立て管
ドルゴ通気弁→
排水立て管
排水横主管
【図 - 4】
排水横主管
←
排水立て管
底部
←
排水横引管→
排水立て管
底部
←
排水横引管→
排水横主管
排水立て管
底部
結合通気管
外気開放
ドルゴ通気弁→
ドルゴ通気弁→
ドルゴ通気弁→
以上
3m
以上
3m
※上記の1・2項は十分な正圧緩和効果が発揮されますので、
必ず実施するようにして下さい。
外気開放
以上
3m
【図 - 3】
1∼ 2
外気開放にする
排水立て管の本数
排水横引管→
結合通気管
排水横引管
通気立て管
単独で桝に
通気立て管
脚部継手
結合通気管
通気立て管
伸頂通気管
排水横引管
伸頂通気管
伸頂通気管
排水立て管
脚部継手
単独で桝に
以上
3m
単独で桝に
排水横主管は個々に排水マスに配管する。
やむを得ず、
排水横引管
1本の排水横主管に多くの排水立て管が接続される場合、
以上
単独で桝に
排水横引管
3m
排水立て管6本に対して、
1本の割合で外気に
開放すること。
(図-5)
1 本の排水横主管に
接続される立て管の本数
【図 - 2】
125φ
脚部継手
脚部継手
排水横引管
【図 -1】
単独で桝に
単独で桝に
高層階の場合は途中に結合通気管を設ける。
(図-4)
125φ
125φ
排水立て管
1
【図 - 5】
外気開放
ドルゴ通気弁→
←
排水横引管→
排水立て管
外気開放
1
ドルゴ通気弁→
通気弁に内蔵しているゴムシール(EPDM)は、
ガソリンのような揮発 性 油や 溶 剤に非常に弱い
材質です。製品寿命が極端に短くなることがある
ので、特殊排水系統では使用しないで下さい。
×
伸頂通気方式
○
【図 - 6】
排水立て管
3
×
下水道へ
排水横主管
排水立て管
底部
←
汚水槽などの槽類の通気管は逃し通気管が原則と
なっております。逃し通気の機能がないドルゴ通気弁
を使用しても効果がありません。
(図-7)
通気ヘッダー方式
逃し通気管
2
排水立て管
底部
排水立て管
排水横主管
引管→
ドルゴ通気弁は伸頂通気管ごとに設置して下さい。
複数の伸頂通気管を頂部で接続する通気ヘッダー
方式でのご使用はお止め下さい。
(図-6)
←
排水横引管→
排水横主管
排水立て管
底部
使用できないシステム
揚水ポンプ
汚水槽
【図 - 7】
Durgo
5
屋内通気処理方式のパイオニア
Eソケット付ドルゴ通気弁
Durgo Air Admittance Valve
1983年、日本国内で初めて排水通気の
屋 内 処 理 を可能 にしたドルゴ 通 気 弁。
JDE-100
発売から27年を経 過した現在もなお、
JD -125
製 品 の 経 年 変 化によるクレーム事 例 は
なく、その耐久性は実証済みです。今まで
の外気開放方式では難しかった工期短縮
や建物デザインの自由度といった問題を
解決しました。さらに、点検・メンテナンス
がしやすいよう、Eソケットが付属されて
おり、通気弁本体が着脱可能になってい
JDE-75
JDE-65
ます。
(JD-125は除く)40A 125Aまで
JDE-40
の6機種をご用意しております。
JDE-50
設置条件
適用される排水システムと設置位置
許容流量とサイズ決定
● ドルゴ通気弁が設置可能な排水システム及び設置位置は以下の通りとなります。
● ドルゴ通気弁の排水性能は、従来の外気開放 通気と同等と
・
伸頂通気方式の伸頂通気管の頂部
見なすことができます。
排水システムの許容流 量は、実 験により外気開放 通気シス
テムと同等の性能があることが 確認されているため、通気
弁のサイズは空 気 調 和 衛生 工学 会 規格・給 排 水設 備 基 準
(SHASE-S206)に規定されている定常流量法を用いて排
水管の管径を設計し、以下の方法で決定して下さい。なお、
許容流量値は同基準の技術要項表3.4が適用されます。
・排水立て管に設置する場合
→排水立て管の管径と同径
・排水横枝管に設置する場合
→排水横枝管の管径の1/2以上
・
ループ通気方式の伸頂通気管の頂部
伸頂通気方式の排水横枝管のループ通気管および各個通気管の頂部
・
・
ループ通気方式の排水横枝管のループ通気管および各個通気管の頂部
ただし、排水横枝管に設置する場合は、接続される衛生器具数を5台程度とする。
● 排水立て管の頂部に設置する場合、床面より1m以上、かつ最上階におけ
る最高位器具のあふれ縁より150mm以上の高所に設置します。
● 排水横枝管に設置する場合、通気管の取出し位置は最上流の器具排水
管を排水横枝管に接続した直後の下流側とし、その階における最高位器
具のあふれ縁より150mm以上の高所に設置します。
※排水立て管に接続する最下の排水横枝管には設置しないこと(正圧区域
での使用禁止)。
排水システム図
【伸頂通気方式】
屋根
【ループ通気方式】
屋根
ドルゴ通気弁
1m以上
伸頂通気管
伸頂通気管
最高位器具
ドルゴ通気弁
150mm以上
1m以上
150mm以上
最高位器具
通気立て管
排水立て管
排水立て管
排水横枝管
排水横主管
排水横枝管
排水横主管
※正圧区域でのご使用はお止め下さい。
6
Durgo
はドルゴ通気弁
ルーフバルコニーの通気管処理に!!
(アルミニウム製トップカバー付)
屋外設置用ドルゴ通気弁
Durgo Air Admittance Valve
ルーフバルコニーの通気管処理に最適な
JDEC-100
屋外設置用ドルゴ通気弁。既設の建物で
JDC-125
臭いに困っている場合、外気開放 通気の
代用としても、ご使用いただけます。アル
ミニウム製のカバーを装着しているので、
直射日光による劣化を防ぎ、製品寿命を
延 ばしま す。ま た 、E ソケット付ドルゴ
通 気弁同 様、Eソケット部と通 気弁本体
が着脱でき、メンテナンス性に優れています。
JDEC-75
(JDC-125は除く)4 0A 125Aまでの6
JDEC-65
機種をご用意しております。
JDEC-50
JDEC-40
製品の特長
❶ アルミニウム製カバーを標準装備。直射日光を防ぎ、
通気弁の耐久性を向上させます。
❷ 強風に強いL字アングル固定を実施。
カバーの脱落事故を防止します。
❸ 万が一製品に不具合が生じても、容易に
Eソケットから通気弁を取り外し、点検・交換が
スムーズにできます。 (JDC-125は除く)
直射防止キャップ
※ 通気弁を逆さのまま長時間放置しないで下さい。
断熱材
ドルゴ通気弁
塩ビ管(VP管)
【設置位置】
・ 通気管がルーフバルコニーに立ち上がる場合に。
・ バルコニーにスロップシンクがある場合の排水通気に。
・ 既設の単独外気開放通気の代わりに。
その他開放通気の臭いでお困りの場所に。
Eソケット
※ 凍結による作動不良が予想される地域(寒冷地)での
屋外設置はしないで下さい。
防水継手
防水層
指定色承ります。
通気管
【屋外設置施工例】
必要個数と色をご指定下さい。
見積させて頂きます。
Durgo
7
「ミニドルゴ」が、ニオイ・ゴボゴボ音をスッキリ解決。
ミニドルゴ
Mini Durgo
国内で初めて、衛生器具のあふれ縁下設置を可能にしたミニドルゴ。器具トラップの封水切れを防止すること
で、不快な臭い、音などの不具合を解消します。万が一排水管が詰まっても、二重の逆流防止機構が排水の逆流
を防止します。台所流し用と洗面・手洗器用の2種類があり、計4機種のバリエーションがあります。
【台所流し用】
型式:MDK-40N
【洗面・手洗器用】
型式:MDW-32N
【台所流し・横管用】
型式:MDH-40
【洗面・P トラップ用】
型式:MDP-32
システム図
ドルゴ通気弁
3F
2F
ミニドルゴ
1F
8
Durgo
【設置位置】
・ 2階以上に水周りがある戸建住宅に。特に、
大便器と手洗器を直近で合流配管する場合
に効果的。
・ 戸建住宅、マンション、その他商業 施設の最
下階単独系統の補助通気として。
・ その他、台所流しや洗面器で封水切れが発生
する場合。
製品の特長
Q
A
1
ドルゴ通気弁の原理
uestion
ドルゴ通気弁と同じ原理を利用したものが身近にあることをご存じですか?
nswer
空気
この原理を最もよく表しているのが「醤油さし」
です。「醤油さし」には注ぎ口と通気穴があいて
おり、この 通 気 穴は外 側 から空 気を取 入れる
役目を果たしています。通気穴を塞いだまま醤油さし
を傾けても空 気が入らないため、醤 油は出てき
ません。これは排 水 管の中も同じで、空 気 が入
らないと水はスムーズに流れません。
通気穴
開
通気穴
閉
2 「ミニドルゴ」が排水環境を改善
nswer
水
誘導サイフォンの防止
ミニドルゴ
封水保護
空気
ニオイ・ゴボゴボ音の解消
原因のひとつに、通気不足が上げられます。この場合、ミニドルゴ
を設置することで、スムースに空気が排水管内に取り込まれる
ようになり、排水 環 境が 改善され、ゴボゴボ音やニオイといっ
た不具合が解消されることがあります。
※ただし、ダブルトラップ・逆勾配・排 水管の閉 塞などによる
水
空気
Q
A
uestion
「台所や洗面所から、時々嫌なニオイ
がする。」
「水が流れていないのに、
台所流しや、洗面器でゴボゴボと音が
する。」といった経験はありませんか?
正圧発生が原因のトラブルには、効果がありません。
3
Q
二重の逆流防止機能
uestion
万が一、排水管が詰まった場合、
ミニドルゴから水が逆流することは
ないのですか?
A
逆止弁(ゴムシール)
排水管の下流部で
配管が満水状態に
なっても、逆止弁機能
により通 気 弁に 水 が
浸入してきません。
nswer
下図のように、ミニドルゴは排水器具の下に設置します。
排水管が 詰まっても、二重の逆 流防止機 能によって排水管
内からの水の逆流を防ぎます。
あふれ縁
ゴムシール
拡大
止水
ボール
止水ボール
万が 一 、逆 止 弁 が 機 能を 発 揮 できない
状 態になっても、内 蔵された止 水ボール
が 水 の 浮 力で 持 ち上 がり、水 の 逆 流を
シャットアウトします。
Durgo
9
排水横主管の通気がピット内で処理可能
ドルゴ低位通気弁
特許申請中
Durgo Air Admittance Valve
【低位通気弁断面】
LPD-50
可動盤
ゴムシール
止水ボール
バルブシリンダー
接続管部
袋ナット
VP 管
LPD-75
ゴムリング
製品の特長
❶ 排水横主管でのピット内通気処理を可能に!
【設置位置】
・二重の逆流防止機能を装備し、衛生器具あふれ縁より
下部設置を可能に。
・1階単独排水横主管のピット内通気として。
・排水横枝管に複数の衛生器具が接続されて
いる箇所の通気に。
・戸建住宅で、伸頂通気管が立ち上げにくい
場所(2階大便器の排水)に。
・マンション等の高層建物で、排水立て管途中
で異常負圧が発生するような場所に。
・オフセット配管対策用に。
❷ 複数の衛生器具が接続される排水横枝管の
通気に最適!
❸ 接続口径(50A及び75A)2種を用意。最大
125Aまでの排水横管に対応可能!
・LPD -50:75Aまでの排水横管通気に対応。
(通気弁40A)
・LPD -75:125Aまでの排水横管通気に対応。
(通気弁65A)
システム図
【マンションの排水横主管で】
ドルゴ通気弁
【マンションの排水横枝管で】
【戸建て住宅で】
洗面器
ドルゴ通気弁
洗濯機
浴槽
大便器
洗面器
低位通気弁
低位通気弁
洗面器
大便器
低位通気弁
洗面器
浴槽
低位
通気弁
洗濯機
台所
浴槽
大便器
低位通気弁
低位通気弁
低位通気弁
10
Durgo
戸建住宅・低層住宅用排水通気弁
ドルゴプラス
意匠登録出願中
Durgo Plus
DP-40E
(E ソケット付)
【吸気口拡大】
DP-50L
(低位ソケット付)
配管接続口をオフセットさせ、コーナー部への設置を容易にしました。
【内部構造】
Durgo
11
メンテナンス方法
定期点検時、又は通気弁に何らかの不具合が発生した時、以下の方法で、通気弁本体及び接続部材を
取外し、簡単な点検作業を行うことができます。
1 伸頂通気管頂部設置タイプ
【該当機種】Eソケット付ドルゴ、屋外設置用ドルゴ、ドルゴプラス(DP-40E)
1. 取外し前
点検前に次の2点について確認を行なって下さい。
・Eソケット部と配管が確実に接着されていること。
・通気弁本体がEソケットにマーキング位置(白色ライン)まで差込まれていること。
※DP-40Eのみ黒色ライン
1. 取外し前
2. 取外し
通気弁の開口部側を斜め上方に押し上げるようにゆっくりと力を加えて下さい。通気弁
が少し持ち上がったら、反対方向を押し上げます。これを数回繰り返しながら、
3. 点検・目視確認
通気弁本体を取外します。
3. 点検・目視確認
通気弁本体を逆さにし、ゴムシール部に異物等が噛んでいないか明るい場所で目視
確認し、あった場合は除去します。また、水洗いする際は洗剤等を使用しないで下さい。
正常
差込み不足
2. 取外し
(点検時、通気弁を逆さにして長時間放置しないようご注意下さい。)
4. 復旧方法
Eソケット側のゴムリングがきちんと装着されていることを確認した上で、通気弁本体
のマーキング部が取外し前のマーキング位置になるよう、ゆっくりとEソケットに
差込みます。
(差込みにくい時は、ゴムリングおよびバルブシリンダー部を水で
湿らせてから作業を行なって下さい。)
2 あふれ縁下部設置タイプ
【該当機種】ミニドルゴ、低位通気弁、ドルゴプラス(DP-50L)
1.取外し前
点検前に次の2点について、ご確認下さい。
・通気弁本体の周りに水モレの形跡が無いこと。
・全ての袋ナット部及びネジ込み部(ミニドルゴ接続部)に緩みが無いこと。
2.取外し
袋ナット部及びネジ込み部を緩め、通気弁本体及び接続部材を配管から取外します。
3.点検・目視確認
通気弁本体を逆さにし、ゴムシール部に異物等が噛んでいないか明るい場所で目視確認
し、あった場合は除去します。また、水洗いする際は洗剤等を使用しないで下さい。
(点検時、通気弁を逆さにして長時間放置しないようご注意下さい。)
接続部材及び止水ボール等も汚れていれば、合わせて洗浄して下さい。
4.復旧方法
全ての袋ナット部及びネジ込み部は、必ず手締めで元通りに復旧して下さい。
復旧完了後、器具排水が可能なものは水を流して、モレが無いかを確認することを
お奨め致します。
※上記作業を行っても、不具合が解消されない時は弊社までお問い合わせ下さい。
12
Durgo
4. 復旧方法
※ 通気弁本体は
分解しないで下さい。
よくあるご質問
Q1.ドルゴ通気弁の耐久性はどのくらいですか?
ドルゴ通気弁の材質はバルブ本体:ABS樹脂、ゴムシール:EPDMであり、経年変化による耐候性は、排
水通気設備に使用される硬質塩化ビニル管やOリング、ガスケットに比べて見劣りするものではあり
ません。特に臭気漏れに影響のあるゴムシールは自重で弁座を押えているだけであり、シート面が
摩耗したり外的な力によって変形することはありません。スウェーデンでは25万回の開閉テストを
行い、シート部の摩耗や損傷をチェックしておりますが特に異常は見られませんでした。
またスウェーデンでは1974年から使用されていますが寿命による交換はないようです。日本では
1983年から北海道でテスト販売を開姶して以来、現在まで安心して継続使用されております。(屋
内使用の場合)
Q2.温排水の湯気等による排水管内の湿気はドルゴ通気弁に悪影響を与えませんか?
ドルゴ通気弁は通気を屋内処理するため、外気開放通気のように湯気等の凝縮水で外壁が汚れる
ことや寒冷地において積雪や凍結による通気の閉塞事故はありません。
排水管内の湿気対策として、ドルゴ通気弁には2ヵ所のドレンポートが設けてあり、バルブドームで
凝縮された水滴を排水管内へ戻すように工夫しております。排水管内の湿気はゴムシール表面を湿
らせるため、シール部に水の表面張力による水環を形成し、ドルゴ通気弁の気密性を高める効果が
あります。ドルゴ通気弁内部の結露防止のために、出荷時に弁本体にセットされている白色の発泡ポ
リスチレンの断熱材は取付けたまま使用して下さい。
Q3.点検口はなぜ必要なのですか?
ドルゴ通気弁は点検・保守・交換が容易にできる場所に設置して下さい。パイプシャフトや天井裏
等の隠蔽部に設置する場合は近くに点検口(450 450mm以上)を設けて下さい。
「点検口が必要
なのは、故障しやすく、耐久性のない商品であるため?」との問合せがありますが、ドルゴ通気弁は
前述の構造、機能で説明したとおり、極めてシンプルで、耐久性が高い製品です。しかし可動部分を
持つ商品ですので将来的なメンテナンスの必要性を考え、点検口の設置をお願いしています。
Q4.パイプシャフトや天井裏等の隠蔽部に設置した場合、吸気口が必要ですか?
ドルゴ通気弁は排水時、周囲の空気を吸 込むため、空気の吸 込みがスムーズな場所に設置して
下さい。完全密閉された場所では当然空気を吸込むことができませんので吸気口が必要となります。
通常、ドルゴ通気弁が設置される場所では、完全密閉はありえませんが、密閉されたパイプスペース
や天井裏については、外気又は室内から吸気できるような吸気口の処置が必要です。
Q5.ドルゴ通気弁を屋内設置した場合、騒音について配慮する必要がありますか?
今までの設置例や実験結果から判断しますと、通常予想される排水量程度であれば、ドルゴ通気
弁の作動時の音は、排水終了時、弁が閉じる時に極小さな音がしますが、パイプシャフトや天井裏
等に隠蔽されるとほとんど気にならない程度です。しかし極まれなケースで、正圧緩和措置が不十
分などの理由から、ドルゴ通気弁の作動圧力と同等の管内の圧力変動が持続された場合に、ゴム
シールが弁座を上下し、小さな連続音を発生することがあります。通常、通気弁から聞こえる音は、
排水時の流水音です。これは排水負荷時に吸気するドルゴ通気弁の特性上、必ず聞こえます。なる
べく音の気にならない場所に設置することをお奨めします。また、ドルゴ通気弁の設置高さや防音対
策について配慮して下さい。
Durgo
13
製品情報
Eソケット付きドルゴ
JDE- 40, JDE- 65, JDE-75
JDE-50, JDE-100
(φD)
(φD)
φD
φD
JD -125 ※2
(φD )
H
(H )
H
(H )
D
C
A
A
E
C
A
E
C
D
H
(H )
B
B
B
φD
φd
φd
※1
φd
※1
JDE- 40
φd
φD
(φD )
A
B
C
D
E
H
48.3
84
(120)
82
39
58
24
32
121
(145)
0.14
8,000
JDE- 50
60.3
84
(120)
85
39
61
24
32
124
(148)
0.17
8,500
JDE- 65
76.4
118
(155)
100
45
71
29
32
145
(171)
0.25
9,400
JDE-75
89.4
140
(180)
114
50
76
38
32
164
(186)
0.33
9,700
114.5
170
(210)
110
58
86
24
32
168
(199)
0.48
13,400
140.0
212
(250)
78
72
45
150
(167)
0.60
20,800
型 番
JDE - 100
JD-125
※3
屋外設置用ドルゴ
JDEC-40, JDEC-65,JDEC-75
JDEC-φ40
, JDEC-65,JDEC-75
D
φD
(kg)
質量
(H )
JDEC-50, JDEC -100
JDEC-50
φD, JDEC -100
JDC -125※2
JDC -125※2
φD
φD
φD
φD
φD
φD
φD
定価
φD
H
H
H
H
H
φD
φd φ
φ
D φφ
φD
φd
φdφd
D
DD
JDEC3 .3 8484
JDEC40 40 48.48
60
.3
JDEC50
60
.
3
8484
JDEC- 50
JDEC- 65
76.4
76.4
JDEC- 65
89.4
JDEC- 75
89.4
JDEC- 75
JDEC-100 114.5
JDEC-100 114※3.5
JDC- 125 ※3 140.0
JDC- 125 140.0
123
123
123
123
118
158
B
B
C
C
DD
HH
HH
82
82
39
39
58
58
24
24
85
39
39
61
61
24
24
121
121
152
152
100
45
71
50
124
155
29
145
180
76
38
164
192
58
86
24
168
205
72
45
150
175
118
158
100
45
140
183
114
140
183
114
50
170
213
110
58
212
250
78
72
170
213
212
【材質】
■ 通気弁本体/ ABS 樹脂
■ゴムシール/ EPDM
■ E ソケット/ ABS 樹脂
250
110
78
A
φd φd
AA
85
C
C
CC
C
φdd
φ
φd φd
型 番
型 番
A
A
C A
A
A
H
H
DD
H
D
H
HH
D
H
B
B
B
B
B
B
φD
71
29
76
38
86
24
45
124
145
164
168
150
■ ゴムリング/ CR
■ 防寒カバー/発泡ポリスチレン
■トップカバー(屋外設置用)
/アルミニウム
155
180
192
205
175
質量
(kg
質量
定価
()
kg) 定価
0.25
0.25
12,500
12,500
0.28
0.28
13,000
13,000
0.45
0.45
0.58
0.58
0.83
0.83
0.95
0.95
14,400
14,400
15,700
15,700
20,400
20,400
28,800
28,800
※1 ( )内寸法は付属品の防寒カバー取付時の寸法です。
※2 JD-125, JDC -125にはEソケットおよびゴムリングは
付属されていません。
市販のバルブソケットに直接、接着固定して下さい。
JIS K6739(排水用硬質塩化ビニル継手)に適合。
※3 JD-125, JDC-125のφdは外径寸法です。
【通気弁の通気性能】
型番
JDE-40
JDE-50
JDE-65
JDE-75
JDE-100
JD-125
14
Durgo
通気量
[ℓ/s]
17.3
17.7
38.0
48.1
68.4
103.6
型番
MDK-40N
MDW-32N
MDH-40
MDP-32
LPD-50
LPD-75
DP-40E
DP-50L
通気量
[ℓ/s]
7.1
6.8
7.3
7.3
17.2
32.8
19.2
18.1
※上記通気量は差圧250Paの値です。
※JDEC(JDC-125含む)はJDE(JD-125含む)に同じ
ミニドルゴ
55
【台所流し用】
55
【洗面・手洗器用】
型式:MDK-40N
型式:MDW-32N
225
定価:7,900円
100
45°
89
55
【台所流し・横管用】
120
226
125
45°
定価:7,900円
137
外径32mm及び外径
25mmの配管接続用。
洗面及び手洗用2種類の
ゴムパッキンが同梱
されています。
137
呼び径40(外径48mm)の
配管接続用。
適合するトラップのネジ山
はG2です。下部配管接続
部は、既存の袋ナットを
転用して下さい。
55
【洗面・Pトラップ用】
型式:MDP-32
定価:6,900円
25
外径32mm及び外径
25mmの配管接続用。
洗面及び手洗用2種類の
ゴムパッキンが同梱
されています。
110
呼び径40(外径48mm)の
配管接続用。その他材料
(配管、チーズ)は別途
ご購入下さい。
110
型式:MDH-40
81
定価:8,300円
【材質】
■ 通気弁本体/ABS樹脂 ■ゴムシール/EPDM ■接続部材/ABS樹脂・PP・CR ■止水ボール/発泡PE・SUS304
ドルゴ低位通気弁
φ
( D')
型番
φd φD (φD ) A
B
C
D
H (H ) 定価
LPD- 50
60.3
84
120
125
39
89
36
164
188
9,900
LPD- 75
89.4
118
155
156
45
106
50
201
227
11,500
C
φd
(H')
H
A
D
B
φD
【材質】
■通気弁本体/ABS樹脂 ■ゴムシール/EPDM
■接続管部本体/ABS樹脂 ■ゴムリング/EPDM ■止水ボール/PE
■止水ボール重り/SUS304 ■Yリング/NBR ■Oリング/EPDM
ドルゴプラス
定価:7,800円
定価:9,900円
Durgo
15
森永ドルゴ通気弁ファミリー
森永ドルゴ通気弁ファミリー
AIR ADMITTANCE VALVE
■ Eソケット付ドルゴ通気弁
■ 屋外設置用ドルゴ通気弁
■ミニドルゴ
■ドルゴ低位通気弁
■ドルゴプラス
排水管の詰りが発生した時は、止水ボールやミニドルゴ本体を点検して下さい。
汚れている場合は洗浄または交換して下さい。
〈 ご案内 〉
「承認図」「カタログ」を、弊社 HP から
ダウンロードいただけます。
【 森永エンジニアリング(株)HP 】
http://www.morieng.co.jp/
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